JP2006073067A - ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 安定して保持することができるとともに一層の小型化が可能なディスク装置を提供する。
【解決手段】 矩形箱状の筐体10は、第1シェル10a、およびこの第1シェルと対向して設けられた第2シェル10bを有している。筐体内には、ディスク状の記録媒体が配設されている。第1および第2シェルは、互いに対向した側壁をそれぞれ有している。筐体は、第1および第2シェルの側壁に帯状のシール材16が巻装されている。シール材は、第1および第2シェルの側壁を互いに接続しているとともに、側壁間の隙間を閉塞している。
【選択図】 図1
【解決手段】 矩形箱状の筐体10は、第1シェル10a、およびこの第1シェルと対向して設けられた第2シェル10bを有している。筐体内には、ディスク状の記録媒体が配設されている。第1および第2シェルは、互いに対向した側壁をそれぞれ有している。筐体は、第1および第2シェルの側壁に帯状のシール材16が巻装されている。シール材は、第1および第2シェルの側壁を互いに接続しているとともに、側壁間の隙間を閉塞している。
【選択図】 図1
Description
この発明は、ディスク状の記録媒体を有したディスク装置に関する。
コンピュータの外部記録装置や画像記録装置として磁気ディスク装置、光ディスク装置などのディスク装置が広く用いられている。
ディスク装置として、例えば、磁気ディスク装置は、一般に、矩形箱状の筐体を有している。筐体内には、磁気記録媒体としての磁気ディスク、この磁気ディスクを支持および回転させる駆動手段としてのスピンドルモータ、磁気ディスクに対して情報の書き込み、読み出しを行なう複数の磁気ヘッド、これらの磁気ヘッドを磁気ディスクに対して移動自在に支持したヘッドアクチュエータ、ヘッドアクチュエータを回動および位置決めするボイスコイルモータ、ヘッドIC等を有する基板ユニット等が収納されている。筐体の外面には、基板ユニットを介してスピンドルモータ、ボイスコイルモータ、および磁気ヘッドの動作を制御するプリント回路基板がねじ止めされている。
ディスク装置として、例えば、磁気ディスク装置は、一般に、矩形箱状の筐体を有している。筐体内には、磁気記録媒体としての磁気ディスク、この磁気ディスクを支持および回転させる駆動手段としてのスピンドルモータ、磁気ディスクに対して情報の書き込み、読み出しを行なう複数の磁気ヘッド、これらの磁気ヘッドを磁気ディスクに対して移動自在に支持したヘッドアクチュエータ、ヘッドアクチュエータを回動および位置決めするボイスコイルモータ、ヘッドIC等を有する基板ユニット等が収納されている。筐体の外面には、基板ユニットを介してスピンドルモータ、ボイスコイルモータ、および磁気ヘッドの動作を制御するプリント回路基板がねじ止めされている。
近年、磁気ディスク装置として、カード状に薄く形成され、例えばパーソナルコンピュータのカードスロットに装填可能としたものが提供されている(例えば、特許文献1)。磁気ディスク装置は、より多種の電子機器、特に、より小型の電子機器の記録装置として用いることができるように、一層の小型化が進められている。
特開2001−210058号公報
上記のような薄型の磁気ディスク装置において、筐体は薄い直方体形状に形成されている。このような筐体は、内部に実装される磁気ディスクの平坦面に平行で、面積の大きな上下面に対する厚さ方向の圧力に弱いため、取り扱い時には、筐体の側面部を把持することが望ましい。
しかしながら、磁気ディスク装置の小型化に伴い筐体の側面も狭くなり、筐体を把持する際、側面部に掛けられる指の本数が少なくなる。同時に、筐体の厚さが薄くなると、筐体側面部と指との接触面積も減少する。そのため、筐体の側面部を安定して保持することが困難となり、携帯用記憶装置として持ち歩く際、あるいは、内蔵用記憶装置として、他の電子機器に組み込む製造工程において、手を滑らせて磁気ディスク装置を落とし損傷させてしまう場合がある。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、安定して保持することができるとともに一層の小型化が可能なディスク装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、この発明に係るディスク装置は、第1シェル、およびこの第1シェルと対向して設けられた第2シェルを有した矩形状の筐体と、前記筐体内に配設されたディスク状の記録媒体と、を備えている。前記第1および第2シェルは、互いに対向しているとともに前記筐体の周縁部を構成した側壁をそれぞれ有し、前記筐体は、前記第1および第2シェルの側壁に巻装され側壁を互いに接続しているとともに、前記側壁間の隙間を閉塞した帯状のシール材を備えている。
この発明によれば、安定して保持することができるとともに一層の小型化が可能なディスク装置を提供することができる。
以下図面を参照しながら、この発明の実施形態に係るハードディスクドライブ(以下HDDと称する)について詳細に説明する。
図1および図2に示すように、HDDは後述する種々の部材が収納されたほぼ矩形箱状の筐体10と、筐体10の外面に重ねて設けられた矩形状の制御回路基板12と、を備えている。筐体10は、長さLが4cm以下、例えば、32mm、幅Wが24mmに形成され、厚さTが約3.3mmに形成されている。厚さTは、収納するディスクの枚数に応じて設定されている。制御回路基板12は、筐体10と同一の長さおよび幅に形成されている。
図1および図2に示すように、HDDは後述する種々の部材が収納されたほぼ矩形箱状の筐体10と、筐体10の外面に重ねて設けられた矩形状の制御回路基板12と、を備えている。筐体10は、長さLが4cm以下、例えば、32mm、幅Wが24mmに形成され、厚さTが約3.3mmに形成されている。厚さTは、収納するディスクの枚数に応じて設定されている。制御回路基板12は、筐体10と同一の長さおよび幅に形成されている。
図1、図2、図4に示すように、筐体10は、互いにほぼ等しい寸法に形成された第1シェル10aおよび第2シェル10bを有している。第1および第2シェル10a、10bはそれぞれ金属により形成され、平坦な矩形状の主面と、主面の周縁部に立設された側壁とを一体に有している。第1および第2シェル10a、10bは、その側壁同士が対向した状態で、互いに向い合わせて配置されている。筐体10の周縁部を構成している第1および第2シェル10a、10bの側壁外面には帯状のシール材16が全周に渡って巻き付けられ、このシール材によりシェルの側壁が互いに接続されているとともに、側壁間の隙間がシールされている。これにより、矩形箱状の筐体10が構成されている。第1および第2シェルの側壁により筐体10の周縁部が構成されている。
第1シェル10aの主面は矩形状の実装面11を形成している。実装面11の角を含む筐体10の4つの角は円弧状に丸めて形成されている。これにより、筐体10の周縁部に巻装されたシール材16が、筐体の角で損傷することを防止しているとともに、シール材の浮きによる気密性の悪化を防止している。
シール材16は、ポリエチレンテレフタレートの薄い板材や、アルミニウム箔等を材料とする基材と、この基材の裏面に形成された粘着層とで構成されている。シール材16の厚さは30〜200μm程度、幅tは、筐体10の厚さT、つまり、筐体周縁部の幅、よりも狭く約2mmに形成されている。シール材の滑り止めとしての効果を高めるため、外部に露出している基材の表面に微細な凹凸(テクスチャ)が形成され、表面を粗くしている。また、シール材16を巻装することにより、筐体10の周縁部とシール材16の各側縁とによって段差が形成されている。
図2および図3に示すように、筐体10内において、筐体の周縁部には複数の支持ポスト18が設けられている。各支持ポスト18は、第1シェル10aの内面に固定された基端を有し、第1シェルの内面に対してほぼ垂直に立設されている。各支持ポスト18の位置で、実装面11にねじ孔が形成され、支持ポスト内まで延びている。
筐体10内には、情報記録媒体として機能する直径1インチ以下、例えば、直径0.85インチの磁気ディスク20、この磁気ディスクを支持および回転させる駆動モータとしてのスピンドルモータ22、磁気ディスクに対して情報の書き込み、読み出しを行なう磁気ヘッド24、磁気ディスク20に対して磁気ヘッドを移動自在に支持したキャリッジ26、キャリッジを回動および位置決めするボイスコイルモータ(以下VCMと称する)28、磁気ヘッドが磁気ディスクの周縁部に移動した際、磁気ヘッドを磁気ディスクから離間した位置にアンロードして保持するランプロード機構30、キャリッジを退避位置に保持するラッチ機構、およびヘッドIC等を有する基板ユニット34等が収納されている。
スピンドルモータ22は、第1シェル10aに取り付けられている。スピンドルモータ22は枢軸36を有し、この枢軸は第1シェル10aの内面に固定され、この内面に対してほぼ垂直に立設されている。枢軸36の延出端は、第2シェル10bの外側からねじ込まれた固定ねじ37により第2シェルにねじ止めされている。これにより、枢軸36は第1および第2シェル10a、10bに両持ち支持されている。
枢軸36には、図示しない軸受を介してロータが回転自在に支持されている。ロータの第2シェル10b側の端部は円柱形状のハブ43を構成し、このハブには、磁気ディスク20が同軸的に嵌合されている。ハブ43の端部には、環状のクランプリング44が嵌合されて、磁気ディスク20の円周縁部を保持している。これにより、磁気ディスク20はロータに固定され、ロータと一体的に回転可能に支持されている。
ロータの第1シェル10a側の端部には図示しない環状の永久磁石が固定され、ロータと同軸的に位置している。スピンドルモータ22は、第1シェル10aに取り付けられたステータコア、およびこのステータコアに巻回された複数のコイルを有し、これらステータコアおよびコイルは、永久磁石の外側に隙間を置いて配置されている。
ヘッドアクチュエータを構成するキャリッジ26は、第1シェル10aの内面上に固定された軸受組立体52を備えている。軸受組立体52は、第1シェル10aの内面に対して垂直に立設された枢軸53と、一対の軸受を介して枢軸53に回転自在に支持された円筒形状のハブ54と、を有している。枢軸53の延出端は、第2シェル10bの外側からねじ込まれた固定ねじ56により第2シェルにねじ止めされている。これにより、枢軸53は第1および第2シェル10a、10bに両持ち支持されている。軸受部として機能する軸受組立体52は、スピンドルモータ22に対し、筐体10の長手方向に並んで配設されている。
キャリッジ26は、ハブ54から延出したアーム58、アームの先端から延出した細長い板状のサスペンション60、ハブ54からアームと反対方向に延出した支持フレーム62を備えている。サスペンション60の延出端には、図示しないジンバル部を介して磁気ヘッド24が支持されている。磁気ヘッド24はサスペンション60のばね力により磁気ディスク20表面に向かって所定のヘッド荷重が印加されている。支持フレーム62には、VCM28を構成するボイスコイル64が一体的に固定されている。
キャリッジ26を軸受組立体52の回りで回動させるVCM28は、第1シェル10a上に固定され互いに隙間を置いて対向した一対のヨーク63と、一方のヨークの内面に固定されボイスコイルに対向した図示しない磁石と、を備えている。ボイスコイル64に通電することにより、キャリッジ26は、図3に示す退避位置と磁気ディスク20の表面上に位置する動作位置との間を回動し、磁気ヘッド24は磁気ディスク20の所望のトラック上に位置決めされる。第1シェル10aに固定されたラッチ機構32は、退避位置に移動したキャリッジ26をラッチし、HDDが衝撃等の外力を受けた際、キャリッジ26が退避位置から作動位置へ移動することを防止する。
ランプロード機構30は、第1シェル10aの内面に固定され磁気ディスク20の周縁部に対向したランプ部材70と、サスペンション60の先端から延出し係合部材として機能するタブ72と、を備えている。ランプ部材70は合成樹脂等により形成され、タブ72が係合可能なランプ面73を有している。キャリッジ26が磁気ディスク20の内周部から磁気ディスク外周の退避位置まで回動すると、タブ72は、ランプ部材70のランプ面73に係合し、その後、ランプ面の傾斜によって引き上げられ、磁気ヘッド24のアンロード動作を行う。キャリッジ26が退避位置まで回動すると、タブ72はランプ部材70のランプ面73上に支持され、磁気ヘッド24は磁気ディスク20の表面から離間した状態に保持される。
基板ユニット34は、フレキシブルプリント回路基板により形成された本体34aを有し、この本体34aは第1シェル10aの内面に固定されている。本体34a上にはヘッドIC、ヘッドアンプ等の電子部品が実装されている。基板ユニット34は本体34aから延出したメインフレキシブルプリント回路基板(以下、メインFPCと称する)34bを有している。メインFPC34bの延出端は、キャリッジ26の軸受組立体52近傍に接続され、更に、アーム58およびサスペンション60上に設けられた図示しないケーブルを介して磁気ヘッド24に電気的に接続されている。基板ユニット34の本体底面には制御回路基板12と接続するためのコネクタ34cが実装されている。このコネクタ34cは、第1シェル10aに形成された開孔を介して第1シェルの実装面11に露出している。
図2に示すように、プリント回路基板からなる制御回路基板12は筐体10の実装面11とほぼ等しいの長さおよび幅を有した矩形状を有している。筐体10の実装面11には、スピンドルモータ22に対応した円形の凸部70a、および軸受組立体52に対応した円形の凸部70bがそれぞれ形成されている。制御回路基板12には、これらの凸部70a、70bにそれぞれ対応した円形の開口72a、72bが形成されている。制御回路基板12の4つの角部は、それぞれ斜めに、例えば、各辺に対して45度の角度で斜めに切欠かれ、それぞれ切欠き部77を形成している。制御回路基板12の内面上、つまり、筐体10と対向する面上には、複数の電子部品74、およびコネクタ71が実装されている。
制御回路基板12は、筐体10の実装面11に重ねて配置され、複数のねじにより第1シェル10aにねじ止めされている。この際、制御回路基板12は、4つの辺が実装面11の4辺とそれぞれ整列した状態、つまり、実装面11の4辺と一致した状態で配置されている。実装面11に形成された凸部70a、70bは、それぞれ制御回路基板12の開口72a、72b内に配置されている。制御回路基板12上に実装されたコネクタ71は、基板ユニット34のコネクタに接続される。
制御回路基板12の4つの角部に形成された切欠き部77は、それぞれ実装面11の4つの角部に位置している。これにより、実装面11の4つの角部は制御回路基板12によって覆われることなく外部に露出している。実装面11の露出した4つの角部を含む筐体10の角部は、制御回路基板12に接触することなく筐体を保持するための保持部78をそれぞれ構成している。
カード状に形成され携帯可能な上述のHDDは、例えば、携帯電話機、デジタルカメラ、ビデオカメラ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)等、種々の電子機器の記録装置として用いることができる。また、小型という利点から、小型電子機器の内蔵用記憶装置として用いることもできる。
以上のように構成されたHDDによれば、筐体10を構成した第1および第2シェル10aおよび10bの側壁部は、シール材16によって互いに接続されているとともに、側壁間の隙間がシール材によって閉塞されている。通常、第1および第2シェル10a、10bは金属で成形されているため、表面が滑り易いが、筐体10の周縁部に巻き付けられたシール材16は金属に比較して滑り難く、滑り止めを兼ねている。特に、シール材の表面に凹凸を形成した場合、滑り止めとしての機能を高めることができる。シール材16を巻装することにより、筐体10の周縁部とシール材16の各側縁とにより僅かな段差が形成され、一層滑り難くすることが可能となる。従って、シール材16の上から筐体10の周縁部を把持することにより、HDDを安定して保持し、落下を防止することができる。更に、密閉用のシール材を滑り止めとして用いることにより、部品点数の増加、およびディスク装置の寸法増加を伴うことなく、HDDの安定した保持が可能となる。
上述した構成は、小型のディスク装置において特に有効である。物体を安定して支持するには、3点以上で支えることが望ましい。小型ディスク装置の対向する2側縁部を3本の指で把持する場合、一側縁部を親指で、他側縁部を人差し指および中指の組で挟んで保持することが自然である。その際、ディスク装置が小さすぎると、人差し指および中指を同時に一側縁部に掛けることが困難となる。成人の手を無理なく開いたときの人差し指、中指、およびその間の隙間を含めた全体の幅は約4cm程度となる。そのため、ディスク装置の最長辺が4cmよりも短いと、3本の指を利用して自然な動作でディスク装置を保持する可能性は少ない。
親指と人差し指の2点でディスク装置を支えた場合、親指の接触箇所と人差し指の接触箇所とを結ぶ直線を軸として、ディスク装置が回転し易くなり、保持姿勢が不安定となる。従って、滑り止めとしも機能するシール材を備えた本実施例のHDDは、最長辺が4cm以下の小型のディスク装置で大きな効果を発揮する。
上記HDDによれば、筐体10を構成した第1および第2シェル10a、10bは、一方のシェルに立設された支持ポスト18により互いに所定の隙間を置いて対向支持されている。そのため、筐体10に外力が作用した場合でも、筐体10および内部に収納された構成要素の損傷を防止することができる。また、支持ポスト18を用いることにより、第1および第2シェル10a、10b間のねじ止め箇所を少なくし、組立性、メインテナンス性を向上することが可能となる。
次に、この発明の第2の実施形態に係るHDDについて説明する。図5に示すように、本実施形態によれば、シール材16は帯状に形成され、その両側縁は凹凸、例えば、波状に形成されている。シール材16は、第1および第2シェル10a、10bの周縁部外面に全周に渡って巻き付けられ、第1および第2シェルの側壁を互いに接続されているとともに、周縁部間の隙間を気密にシールしている。
上記のシール材16を用いることにより、筐体10の周縁部とシール材16の側縁とによって形成される段差の領域が増大し、滑り止め効果を一層高くすることができる。
上記のシール材16を用いることにより、筐体10の周縁部とシール材16の側縁とによって形成される段差の領域が増大し、滑り止め効果を一層高くすることができる。
図6に示す第3の実施形態に係るHDDによれば、シール材16は、筐体10の周縁部に2重に巻装されている。すなわち、シール材16は一定の幅tを有した帯状に形成され、筐体10の周縁部全周に渡って巻装された第1巻部16aと、この第1巻部に連続しているとともに第1巻部に重ねて筐体の周縁部に巻装された第2巻部16bとを有している。第2巻部16bは第1巻部16aに対し、シール材16の幅方向にずらして巻装されている。これにより、筐体10の周縁部とシール材16との間、更に、シール材の第1巻部16aと第2巻部16bとの間に段差が形成され、滑り止め効果が向上する。
図7に示す第4の実施形態に係るHDDによれば、シール材16は、筐体10の周縁部に2重に巻装されている。すなわち、シール材16は一定の幅tを有した帯状に形成され、筐体10の周縁部全周に渡って巻装された第1巻部16aと、この第1巻部に連続しているとともに第1巻部に重ねて筐体の周縁部に巻装された第2巻部16bとを有している。第2巻部16bには複数の透孔17が形成され、第2巻部の長さ方向に間隔を置いて並んでいる。このようなシール材16によれば、第1巻部16aにより筐体10の接続およびシールを確実に行うことができるとともに、第2巻部16bに形成された透孔17によって、シール材16表面の凹凸が増大し、滑り止め効果が一層向上する。
図8に示す第5の実施形態に係るHDDによれば、シール材16は、筐体10の周縁部に2重に巻装されている。シール材16は帯状に形成され、筐体10の周縁部全周に渡って巻装された第1巻部16aと、この第1巻部に連続しているとともに第1巻部に重ねて筐体の周縁部に巻装された第2巻部16bとを有している。第2巻部16bは第1巻部16aの幅ようりも狭い幅に形成されている。
このようなシール材16によれば、第1巻部16aにより筐体10の接続およびシールを確実に行うことができるとともに、筐体10の周縁部とシール材16との間、更に、シール材の第1巻部16aと第2巻部16bとの間に段差が形成され、滑り止め効果が向上する。
上述した第2ないし第5の実施形態において、磁気ディスク装置の他の構成は前述した第1の実施形態と同一であり、同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。また、第2ないし第5の実施形態においても、前述した第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
図9に示すように、上述した各実施形態において、シール材16の巻き始めの端部および巻き終わりの端部は、それぞれ筐体10の厚さTよりも大きな幅に形成され、それぞれシール材の長手方向と直交する方向に突出した突出部19を構成してもよい。これらの突出部19は、折り返されて筐体10の上面および下面の少なくとも一方に貼り付けられている。このような突出部19を設けることにより、シール材16を剥がれ難くし、信頼性向上を図ることができる。
突出部19は、シール材16の両側縁に限らず、一方の側縁にのみ設けても良い。また、突出部19は、シール材16とは別体の他のシール材により形成してもよい。
突出部19は、シール材16の両側縁に限らず、一方の側縁にのみ設けても良い。また、突出部19は、シール材16とは別体の他のシール材により形成してもよい。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、磁気ディスクの枚数は1枚に限らず、必要に応じて増加可能である。また、ヘッドの数も必要に応じて増加可能である。磁気ディスクは、0.85インチに限らず、1.8インチあるいは2.5インチとしてもよい。
例えば、磁気ディスクの枚数は1枚に限らず、必要に応じて増加可能である。また、ヘッドの数も必要に応じて増加可能である。磁気ディスクは、0.85インチに限らず、1.8インチあるいは2.5インチとしてもよい。
10…筐体、 10a…第1シェル、 10b…第2シェル、 12…制御回路基板、
16…シール材、 16a…第1巻部、 16b…第2巻部、 17…透孔、
18…支持ポスト、 20…磁気ディスク、 22…スピンドルモータ、
24…磁気ヘッド、 26…キャリッジ、 28…VCM、
30…ランプロード機構
16…シール材、 16a…第1巻部、 16b…第2巻部、 17…透孔、
18…支持ポスト、 20…磁気ディスク、 22…スピンドルモータ、
24…磁気ヘッド、 26…キャリッジ、 28…VCM、
30…ランプロード機構
Claims (10)
- 第1シェル、およびこの第1シェルと対向して設けられた第2シェルを有した矩形状の筐体と、
前記筐体内に配設されたディスク状の記録媒体と、を備え、
前記第1および第2シェルは、互いに対向しているとともに前記筐体の周縁部を構成した側壁をそれぞれ有し、
前記筐体は、前記第1および第2シェルの側壁に巻装され側壁を互いに接続しているとともに、前記側壁間の隙間を閉塞した帯状のシール材を備えているディスク装置。 - 前記シール材は、前記筐体の周縁部の幅よりも狭い幅を有している請求項1に記載のディスク装置。
- 前記シール材は、それぞれ凹凸に形成された一対の側縁を有している請求項1又は2に記載のディスク装置。
- 前記シール材は、前記筐体の周縁部全周に渡って巻装された第1巻部と、この第1巻部に連続しているとともに前記第1巻部に重ねて前記筐体に巻装された第2巻部とを有し、前記第2巻部は前記第1巻部に対し、シール材の幅方向にずらして巻装されている請求項1又は2に記載のディスク装置。
- 前記シール材は、前記筐体の全周に渡って巻装された第1巻部と、この第1巻部に連続しているとともに前記第1巻部に重ねて前記筐体に巻装された第2巻部とを有し、前記第2巻部は複数の透孔を有している請求項1又は2に記載のディスク装置。
- 前記複数の透孔は、前記第2巻部の長手方向に間隔を置いて形成されている請求項5に記載のディスク装置。
- 前記シール材は、前記筐体の全周に渡って巻装された第1巻部と、この第1巻部に連続しているとともに前記第1巻部に重ねて前記筐体に巻装された第2巻部とを有し、前記第2巻部は前記第1巻部の幅よりも狭い幅を有している請求項1又は2に記載のディスク装置。
- 前記筐体は、長手方向の寸法が4cm以下に形成されている請求項1ないし7のいずれか1項に記載のディスク装置。
- 前記記録媒体は、直径1インチ以下に形成されている請求項1ないし8のいずれか1項に記載のディスク装置。
- 前記筐体内に配設され、前記記録媒体を支持しているとともに回転させる駆動モータと、前記記録媒体に対して情報処理を行うヘッドと、前記筐体内に設けられ、前記ヘッドを移動自在に支持しているとともに前記ヘッドを前記記録媒体に対して移動させるヘッドアクチュエータと、前記筐体内に設けられ前記ヘッドアクチュエータに接続された基板ユニットと、前記筐体の外面に対向して設けられ、前記基板ユニットに接続された制御回路基板と、を備えた請求項1ないし9のいずれか1項に記載のディスク装置。
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Cited By (2)
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WO2024070952A1 (ja) * | 2022-09-30 | 2024-04-04 | 日本発條株式会社 | カバー及びこのカバーを用いた記録装置 |
WO2024070953A1 (ja) * | 2022-09-30 | 2024-04-04 | 日本発條株式会社 | 記録装置及びカバー |
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- 2004-08-31 JP JP2004253229A patent/JP2006073067A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024070952A1 (ja) * | 2022-09-30 | 2024-04-04 | 日本発條株式会社 | カバー及びこのカバーを用いた記録装置 |
WO2024070953A1 (ja) * | 2022-09-30 | 2024-04-04 | 日本発條株式会社 | 記録装置及びカバー |
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