JP2006072197A - 能動消音装置付き遮音壁 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遮音壁1の先端部や先端付近に設置した、壁円周方向に沿って同振幅・同位相の線音源特性を有する制御用線音源スピーカ2や複数個の点音源スピーカ3aをその半波長以内に1個の割合で壁円周方向に沿って離間配置してなる制御用点音源スピーカ群3と、遮音壁1の上端近くの内側に設置して騒音源Aの音圧を検出する参照マイク4と、遮音壁1の上端近くの外側に設置して回折音の音圧を検出する制御用マイク5と、参照マイク4で検出した信号によりスピーカ2または3aの振幅・位相を調整するとともに制御用マイク5で検出した信号を最小とする制御装置6から構成する。
【選択図】 図1
Description
本発明の基本構成である第1の発明の実施の形態の能動消音装置付き遮音壁の構成を図1に示す。遮音壁1は、例えば円筒状のダクト形状であり、能動消音装置は、遮音壁1の先端部または先端付近(例えば内外側面)に設置した、壁円周方向に沿って同振幅・同位相の線音源特性を有する制御用線音源スピーカ2、あるいは、複数個の点音源スピーカ3aをその半波長以内に1個の割合で壁円周方向に沿って離間配置してなる制御用点音源スピーカ群3と、遮音壁1の上端近くの内側に設置して騒音源Aの音圧を検出する参照マイク4と、遮音壁1の上端近くの外側に設置して回折音の音圧を検出する制御用マイク5と、前記参照マイク4で検出した信号によりスピーカ2または3aの振幅・位相を調整するとともに前記制御用マイク5で検出した信号を最小とする制御装置6から構成されている。
第1の発明の実施の形態を具体的に実現させるための第2の発明の実施の形態の能動消音装置付き遮音壁の構成を図2示す。参照マイク4、制御用マイク5をそれぞれ1本ずつ、振幅・位相を調整する制御装置6を1つだけ設置する。1本の参照マイク4で検出した音圧を参照信号とし制御装置6に入力する。そして、壁外部の制御用マイク5で検出した回折音の信号を最小とするように制御装置6でフィードバック制御を行なうと、制御用マイク5近傍の壁上端にたまった回折エネルギーも低減し、制御用マイク5位置だけでなく、そのマイク位置周囲Bで減音効果が得られる。
第3の発明の実施の形態の能動消音装置付き遮音壁の構成を図3に示す。壁円周方向に離間配置するスピーカ3aを用いた能動消音装置に関しては、スピーカ3a、1 個につき、その近傍の壁内側に設置した参照マイク4、その近傍の壁外側に設置した制御用マイク5、制御装置6を1 組ずつ有し、スピーカ個別に振幅・位相を調整する。
第4の発明の実施の形態の能動消音装置付き遮音壁の構成を図5に示す。円筒あるいは矩形等のダクト形状の遮音壁1の内部の中心に設置された1個の制御用スピーカ12、あるいは、その周りに、複数個のスピーカ13aをリング状に離間配置した制御用スピーカ群13と、前記スピーカ12または13aの下方に設置して騒音源の音圧を検出する参照マイク14と、遮音壁の上端あるいはその外側に設置して回折音の音圧を検出する制御用マイク15と、前記参照マイク14で検出した信号によりスピーカの振幅・位相を調整するとともに前記制御用マイク15で検出した信号を最小とする制御装置16とから能動消音装置が構成される。
第5の発明の実施の形態の能動消音装置付き遮音壁の構成を図6に示す。円筒あるいは矩形等のダクト形状の遮音壁を鉛直方向に対して傾斜させ、上端面が水平の側面視で平行四辺形の遮音壁20とする。あるいは、鉛直の遮音壁の高さを壁周方向で変えることにより、円筒の場合、上端面の形状が円ではなく楕円の遮音壁21とする。
第6の発明の発明の実施の形態の能動消音装置付き遮音壁の構成を図9に示す。第1〜第5の発明の能動消音装置付き遮音壁において、図8に示すように、騒音源Aの位置が遮音壁1の中心からずれている場合についての対策案である。図9に示すように、筒状ダクト形状の遮音壁1(あるいは遮音壁20や21)の上端に、遮音部材、例えば変形した側面視で直角三角形等の円筒壁30またはドーナツ状の平板壁31を追加することで、騒音源Aの位置、あるいは遮音壁1自体の位置を修正せずに、回折音の放射特性を改変することができる。これにより、マイクや制御装置を複数個使用せずにも、壁周方向で均一な減音効果を保つことができる。このような後付け対策が可能となる遮音壁である。
2……制御用線音源スピーカ
3……制御用点音源スピーカ群
3a…点音源スピーカ
4……参照マイク
5……制御用マイク
6……制御装置
12……制御用スピーカ
13……制御用スピーカ群
13a…スピーカ
14……参照マイク
15……制御用マイク
16……制御装置
20……指向性を有する遮音壁
21……指向性を有する遮音壁
30……変形円筒壁
31……ドーナッツ状の平板壁
A……騒音源
B……マイク位置周囲
C……壁周方向全体
D……受音位置
Claims (6)
- 筒状ダクト形状の遮音壁の先端部または先端付近に設置した、壁周方向に沿って同振幅・同位相の線音源特性を有する制御用線音源スピーカ、あるいは、複数個の点音源スピーカを壁周方向に沿って離間配置してなる制御用点音源スピーカ群と、遮音壁の上端近くの内側に設置して騒音源の音圧を検出する参照マイクと、遮音壁の上端近くの外側に設置して回折音の音圧を検出する制御用マイクと、前記参照マイクで検出した信号によりスピーカの振幅・位相を調整するとともに前記制御用マイクで検出した信号を最小とする制御装置を有し、前記線音源スピーカまたは点音源スピーカ群から騒音と逆位相の音を発することで、遮音壁の回折音を低減することを特徴とする能動消音装置付き遮音壁。
- 請求項1記載の能動消音装置付き遮音壁において、参照マイクと制御用マイクと制御装置を1組だけ有し、1つ制御装置で得られた振幅・位相を線音源スピーカまたは点音源スピーカ群に入力することで、単チャンネル制御でも壁周方向で均一な減音効果を保つことを特徴とする能動消音装置付き遮音壁。
- 請求項1記載の能動消音装置付き遮音壁において、点音源スピーカ群は、点音源スピーカが壁周方向に沿って点音源スピーカの半波長以内に1個の割合で離間配置され、各点音源スピーカに参照マイクと制御用マイクと制御装置を1組ずつ有し、各制御装置でそれぞれの点音源スピーカの振幅・位相を個別に調整することで、指向性のある騒音源に対しても、壁周方向で均一な減音効果を保つことを特徴とする能動消音装置付き遮音壁。
- 筒状ダクト形状の遮音壁の内部の中心に設置した制御用スピーカ、あるいは、その周りに複数個のスピーカをリング状に離間配置した制御用スピーカ群と、前記スピーカの下方に設置して騒音源の音圧を検出する参照マイクと、遮音壁の上端あるいはその外側に設置して回折音の音圧を検出する制御用マイクと、前記参照マイクで検出した信号によりスピーカの振幅・位相を調整するとともに前記制御用マイクで検出した信号を最小とする制御装置を有し、前記制御用スピーカから騒音と逆位相の音を発することで、遮音壁の回折音を低減することを特徴とする能動消音装置付き遮音壁。
- 請求項1〜4のいずれか1つに記載の能動消音装置付き遮音壁において、筒状ダクト形状の遮音壁は、鉛直方向に対して傾斜させ、あるいは、壁周方向で高さを変えることにより、壁周方向において指向性のある壁回折減音特性を有し、低減したい方向の回折減音効果を高めることを特徴とする能動消音装置付き遮音壁。
- 請求項1〜5のいずれか1つに記載の能動消音装置付き遮音壁において、筒状ダクト形状の遮音壁の上部に、遮音部材を追加することにより、回折音の放射特性を改変し、壁周方向で均一な減音効果を保つことを特徴とする能動消音装置付き遮音壁。
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