JP2005217778A - パネルスピーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単であると共に建物等に対する取付が簡単でかつ大音量の音を優れた音質で放射することを可能にすることにある。
【解決手段】ハニカムコア(心材)11とこの心材11を挟む一対のスキン(表層材)12とによって一体的に形成され心材11のみの場合に比して曲げ剛性の向上が図られたサンドイッチパネル13の一方の面13aに、スキン12の厚さより深く凹状に形成されかつ一方の面13aに沿って環状に延在すべく形成された少なくとも1つの環状溝141を設けてなり、この環状溝141によって囲まれた振動板部142を加振器15で加振すべく構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、パネルを加振器で加振することにより、音響を放射するパネルスピーカに関する。
従来のコーン紙を加振する方式のスピーカに代えて、平板状のパネルを振動板として用い、この振動板を励振器(エキサイター)と称する加振器で加振することにより、上記振動板の表面等から音響を発する構造のパネルスピーカが注目されている。
このパネルスピーカにおいては、要求される音圧レベルの音を放射させるため、振動板に振動の自由度を与えた上で、当該振動板を必要な振幅で加振することになる。
このため、従来においては、大きく分けて2通りの方式のものが採用されている。
第1の方式のパネルスピーカは、図9に示すように、振動板1と、フレーム2と、弾性部材3と、加振器4とを備えたことを特徴としている。
振動板1は、例えば四角形の平板状に形成されており、フレーム2は、振動板1の周縁部を囲むように構成されている。また、フレーム2には、加振支持フレーム2aが設けられている。
弾性部材3は、振動板1とフレーム2との間に介在されており、振動板1をフレーム2に対して振動自在に支持するようになっている。即ち、弾性部材3は、フレーム2を建物等に固定した場合でも、振動板1に振動の自由度を与えるようになっている。
加振器4は、互いに相対変位する一方の変動部を加振支持フレーム2aに連結し、他方の変動部を振動板1の裏面に連結することによって、フレーム2に対して振動板1を加振するように構成されている。
このように構成されたパネルスピーカにおいては、振動板1を所要の振幅で振動させることができることから、要求される音圧レベルの音を得ることできるものの、フレーム2や弾性部材3が必要になることから、構造が複雑になるという問題がある。
また、第2の方式のパネルスピーカは、図10に示すように、振動板1の曲げ剛性を意図的に低く設定することによって、当該振動板1に振動の自由度を与えるように構成されている。図10は、振動板1の所定の共振周波数における振動モードについても示している。
このように構成されたパネルスピーカにおいては、振動板1を例えば建物の壁面パネルや天井パネル等として設置し、当該振動板1を裏面側から加振器(図示せず)で加振することにより、音響を発することができる。
ただし、壁面パネル等に用いるような面積の大きな振動板1を加振すると、いくつかの周波数で共振現象が生じるため、いわゆる「板鳴り」と称する現象が現れて音質の劣化を招く問題がある。
この「板鳴り」を防止するためには、振動板1の大きさを例えば30cm四方以下にすることが好ましいが、この場合には、振動板1の曲げ剛性が高くなることから、所要の振幅が得られず、音圧レベルが低下するという欠点がある。
そして、この欠点を解消するため、振動板1として更に曲げ剛性の低いものを用いた場合には、振動系の過渡特性が悪くなって、クリアな音質が得られなくなり、また振動板1を弾性部材を介して建物に固定する場合には、建物への装着が煩雑となるという新たな問題が生じることになる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、構造が簡単でありかつ建物等にも簡単に取り付けることができ、しかも音圧レベルの大きな音を音質の優れた状態で放射することのできるパネルスピーカを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、請求項1に記載のパネルスピーカは、心材とこの心材を挟む一対の表層材とによって一体的に形成され上記心材のみの場合に比して曲げ剛性の向上が図られたサンドイッチパネルの一方の面に、上記表層材の厚さより深く凹状に形成されかつ当該一方の面に沿って環状に延在すべく形成された少なくとも1つの環状溝を設けてなり、この環状溝によって囲まれた振動板部を加振器で加振すべく構成していることを特徴としている。
請求項2に記載のパネルスピーカは、請求項1に記載の発明において、上記振動板部に上記加振器を取り付けることによって、当該振動板部を加振すべく構成していることを特徴としている。
請求項3に記載のパネルスピーカは、請求項1又は2に記載の発明において、上記サンドイッチパネルにおける上記環状溝の外側に位置する支持板部に加振器を取り付けることによって、当該支持板部をも加振すべく構成していることを特徴としている。
請求項4に記載のパネルスピーカは、請求項1に記載の発明において、上記サンドイッチパネルにおける上記環状溝の外側に位置する支持板部に加振支持フレームを設け、上記加振器における互いに相対変位する一方の変動部を上記加振支持フレームに連結し、他方の変動部を上記振動板部に連結することによって、当該振動板部を加振すべく構成していることを特徴としている。
請求項5に記載のパネルスピーカは、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、上記環状溝は、円形状、楕円形状又は多角形状の外縁に沿って環状に延在すべく形成されていることを特徴としている。
請求項6に記載のパネルスピーカは、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、上記環状溝は、上記サンドイッチパネルを上記加振器で加振した際に当該サンドイッチパネルの表面に生じる振動の節の位置に沿って環状に延在すべく形成されていることを特徴としている。
請求項7に記載のパネルスピーカは、請求項1〜6の何れかに記載の発明において、上記振動板部の図心から外れた位置を上記加振器で加振すべく構成していることを特徴としている。
上記のように構成された請求項1〜7に記載の発明によれば、サンドイッチパネルの一方の面に、表層材の厚さより深く凹状に形成された環状溝が設けられているので、この環状溝において曲げ剛性が極端に低下し、当該環状溝の内側の振動板部が当該環状溝の外側の部分に対して自由に振動することが可能になる。
このため、サンドイッチパネルの周縁部を建物等に固定した場合でも、振動板部を充分大きな振幅で加振することができるので、音圧レベルの大きな音を放射することができる。例えば、地下街などの地下居住空間には、消防法によって非常用のスピーカの設置が義務付けられるが、この消防法で要求される1メートル離れた位置での90デシベルの音圧レベルを容易に達成することが可能である。即ち、非常用スピーカとして有効に利用することができる。
しかも、サンドイッチパネルによって振動板部の曲げ剛性が向上するので、振動系における過渡特性の悪化を防止することができ、音質の向上を図ることができる。また、環状溝によって振動板部の面積を所定の大きさに抑えることができるので、いくつかの周波数で共振現象が生じるのを防止することができる。即ち、いわゆる「板鳴り」と称する現象が現れて音質が劣化すのを防止することができる。
また、環状溝を形成するだけで振動板部の自由度を得ることができるので、構造の簡素化を図ることができる。
更に、サンドイッチパネルの周縁部を建物等に単に固定するだけで、当該建物等に極めて簡単に設置することができる。
また、サンドイッチパネルの曲げ剛性が高いことから、当該サンドイッチパネを例えば建物の壁面パネル等として利用した場合でも、当該サンドイッチパネルを叩いた際に他の壁面部とは異なる異様な音が発生するといった不具合を最小限に抑えることができる。なお、サンドイッチパネルを壁面パネルとして利用する場合には、環状溝のない他方の面を室内に向けることが好ましい。
そして更に、環状溝を2以上設けた場合には、個々にほぼ独立して振動する複数の振動板部を構成することができるので、2チャンネル以上の優れたステレオ音響を放出することができる。
請求項2に記載の発明によれば、振動板部に加振器を取り付けているので、この加振器における例えば電磁石の振動変位に伴う慣性力の変化によって、振動板部を加振することができる。この場合、環状溝が曲げ剛性の不連続部となることから、サンドイッチパネルにおける振動板部以外の部分への慣性力の影響を抑えながら、主として振動板部のみを加振することができる。
また、2以上の振動板部を有する場合も、個々の振動板部をほぼ独立した状態で加振することができるので、2チャンネル以上の優れたステレオ音響を放出することができる。
請求項3に記載の発明によれば、サンドイッチパネルにおける振動板部以外の支持板部にも加振器を取り付けて当該支持板部をも加振すべく構成しているので、より多チャンネルのステレオ音響を放出することができる。
請求項4に記載の発明によれば、サンドイッチパネルにおける振動板部以外の支持板部に加振支持フレームを設け、加振器における互いに相対変位する一方の変動部を加振支持フレームに連結し、他方の変動部を振動板部に連結するように構成しているので、加振器の振動変位を振動板部に確実に伝達することができる。従って、音圧レベル及び音質の向上を図ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、例えば環状溝を円形状の外縁に沿って環状に形成することによって、円板状の振動板部が構成されることから、この振動板部の振動モードに即した音響特性を得ることができる。同様に、環状溝を楕円形状や多角形状の外縁に沿って環状に形成した場合には、楕円形板状や多角形板状の振動板部が構成されることになり、これらの形状からなる振動板部の振動モードに即した音響特性を得ることができる。
請求項6に記載の発明によれば、例えば所定の周波数で共振することによっていわゆるこもり音による音質の低下がみられた場合に、その周波数における振幅がほぼ零となる振動の節の位置に沿って環状溝を形成することにより、明瞭な音に改質することができる。従って、サンドイッチパネルの表面に生じる振動の節の位置に沿って環状溝を形成することにより、広い周波数の範囲において音質の低下のない優れた音響を提供することができる。
請求項7に記載の発明によれば、振動板部の図心から外れた位置を加振器で加振すべく構成しているので、振動板部における例えば一方の面を側面から見た場合に、所定の一点部を支点にして、角変位をするような振動を生じさせることができる。
ここで、例えば振動板部の図心を加振した場合には、上記一方の面は理論的には平行移動すべく振動変位することになるが、実際には振動板部の図心を一定の方向に加振することは不可能であるので、一方の面が平行に振動変位することはあり得ない。即ち、一方の面は、その面の方向を微妙に変化させながら不安定に振動することになる。
これに対して、振動板部の図心から外れた位置を加振器で加振した場合には、支点となる一点部の回りを往復回転するような振動変位が安定的に生ずることになるので、音質の向上を図ることができる。
(第1の実施の形態)
本発明を実施するための最良の形態としての第1の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
この第1の実施の形態で示すパネルスピーカ10は、図1に示すように、ハニカムコア(心材)11とこのハニカムコア11を挟む一対のスキン(表層材)12とによって一体的に形成され、ハニカムコア11のみの場合に比して曲げ剛性の向上が図られたサンドイッチパネル13の一方の面13aに、一方のスキン12の厚さより深く凹状に切り欠かれかつ一方の面13aに沿って環状に延在すべく形成された環状溝141を設けてなり、この環状溝141によって囲まれた振動板部142を加振器15で加振すべく構成している。
ハニカムコア11は、図1(c)に示すように、正六角状の筒を隣接させて平板状の広がりを有するように形成したものであり、それ自体の重量によっても容易に曲げ変形が生ずるほどの極め曲げ剛性の小さなもので構成されている。このハニカムコア11は、アラミド樹脂、水酸化アルミニウム紙、アルミニウム、ガラスエポキシ、フェノールエポキシ等の材料によって一体的に形成されている。
スキン12は、平面状の薄板によって形成されたものであって、ハニカムコア11の表裏の各面に固着されることにより、当該ハニカムコア11と一体化されるようになっている。このスキン12は、アラミド樹脂、水酸化アルミニウム紙、アルミニウム、ガラスエポキシ、フェノールエポキシ等の材料によって形成されている。上記ハニカムコア11とスキン12は、同一の材質のものを組み合わせてもよいし、また異なる材質のものを組み合わせてもよい。
そして、サンドイッチパネル13は、ハニカムコア11の表裏にスキン12を固着することによって、個々の部品の曲げ剛性に比して格段に高い曲げ剛性を有するものとなるようになっている。
また、サンドイッチパネル13は、正方形状に形成されたハニカムコア11及びスキン12、12によって、一方の面13a及び他方の面13bが正方形状の平面状に形成されたものとなっている。
環状溝141は、サンドイッチパネル13の一方の面13aの図心を中心とする円周状(円形状の外縁に沿って環状)に形成されている。この環状溝141は、例えばフライス盤を用いてエンドミルで切削加工(機械加工)することにより、一方の面13aから一定の深さに形成されている。また、環状溝141の断面は、四角形状に形成されている。
加振器15は、円板状に形成された振動板部142における一方の面13aの図心部に取り付けられている。この加振器15は、図示しない永久磁石及び電磁石を備えており、これらの永久磁石と電磁石との相対変位に基づく慣性力の変動により、振動板部142を加振するようになっている。
また、サンドイッチパネル13における環状溝141の外側の部分は、支持板部143になっており、この支持板部143の四隅部には、貫通孔13cが形成されている。
上記のように構成されたパネルスピーカ10においては、振動板部142に加振器15を取り付けているので、この加振器15における電磁石等の振動変位に伴う慣性力の変化によって、振動板部142を加振することができる。
また、各貫通孔13cに挿入した例えばボルトによって、サンドイッチパネル13の支持板部143を図示しない共鳴箱や建物等に固定することができる。
そして、サンドイッチパネル13の一方の面13aに、スキン12の厚さより深く切り欠いた環状溝141を設けているので、この環状溝141において曲げ剛性が極端に低下し、振動板部142が当該環状溝141の外側の支持板部143に対して自由に振動変位することが可能になる。
このため、サンドイッチパネル13の支持板部143を建物等に固定した状態においても、振動板部142を充分大きな振幅で加振することができ、当該振動板部142から音圧レベルの大きな音を放射することができる。例えば、地下街などの地下居住空間には、消防法によって非常用のスピーカの設置が義務付けられるが、この消防法で要求される1メートル離れた位置での90デシベルの音圧レベルを容易に達成することが可能である。即ち、非常用スピーカとしても有効に利用することができる。
しかも、振動板部142はサンドイッチパネル13によって曲げ剛性の極めて高いものとなっているので、振動系における過渡特性の悪化を防止することができ、音質の向上を図ることができる。また、環状溝141によって振動板部142の面積を所定の大きさに抑えることができるので、いくつかの周波数で共振現象が生じるのを防止することができる。即ち、いわゆる「板鳴り」と称する現象が現れて音質が劣化すのを防止することができる。
また、環状溝141を形成するだけで振動板部142の自由度を充分に得ることができるので、構造の簡素化を図ることができる。しかも、環状溝141の深さを大きくとることによって、振動板部142をより柔軟に支持することができる。ただし、環状溝141の深さを大きくとることによって、当該振動板部142を支持する強度が低下することにもなる。
このため、居住空間の壁面パネルとしてサンドイッチパネル13を利用する場合には、多少乱暴な取り扱いをしても充分な強度が確保できるように環状溝141を浅く形成し、音響特性を向上させたい場合には環状溝141を深く形成するなどの適切な対応をとることが好ましい。因みに、非常用スピーカにおいては、上述した90デシベルの音圧レベルの音が得られることを条件として、環状溝141を浅く形成し、強度の向上を図ることが好ましい。
更に、サンドイッチパネル13の周縁部を共鳴箱や建物等に単に固定するだけで、当該建物等に簡単に設置することができる。
また、サンドイッチパネル13の曲げ剛性が高いことから、当該サンドイッチパネを建物の壁面パネルとして利用した場合でも、当該壁面パネルを叩いた際に他の壁面とは異なる異様な音が生じるなどの不具合が生じるのを最小限に抑えることができる。なお、サンドイッチパネル13を壁面パネルとして利用する場合には、環状溝141のない他方の面13bを室内に向けることが好ましい。
{発明を実施するための異なる形態}
次に、本発明を実施するための異なる形態を図面を参照しながら説明する。
(第2の実施の形態)
まず、第2の実施の形態を図2を参照しながら説明する。但し、上記第1の実施の形態で示した構成要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
この第2の実施の形態で示すパネルスピーカ20が第1の実施の形態で示したパネルスピーカ10と異なる点は、支持板部143に加振支持フレーム21を設け、加振器15における互いに相対変位する一方の変動部(例えば上記永久磁石側の部分)を加振支持フレーム21に連結し、他方の変動部(例えば上記電磁石側の部分)を振動板部142に連結することによって、当該振動板部142を加振すべく構成している点である。
加振支持フレーム21は、帯状の板によって一体的に形成されたものであり、その両端部に位置する各脚部21aが支持板部143における振動板部142を挟んだ各位置に固定され、脚部21a、21a間の帯状板部21bが振動板部142における一方の面13aと所定の間隔をおいて平行に延在すべく構成されている。また、加振支持フレーム21は、その帯状板部21bの中心部が振動板部142の図心部に対応した状態となるように支持板部143に設置されている。
加振器15は、一方の変動部が加振支持フレーム21における帯状板部21bの中心部に連結され、他方の変動部が振動板部142の図心部に連結されている。
上記のように構成されたパネルスピーカ20においては、支持板部143に加振支持フレーム21を設け、加振器15の一方の変動部を加振支持フレーム21に連結し、他方の変動部を振動板部142に連結しているので、加振器15の振動変位を振動板部142に確実に伝達することができる。従って、音圧レベル及び音質の向上を図ることができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態を図3を参照しながら説明する。但し、上記第1の実施の形態で示した構成要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
この第3の実施の形態で示すパネルスピーカ30が第1の実施の形態で示したパネルスピーカ10と異なる点は、環状溝311が正方形状の外縁に沿って環状に延在すべく形成されている点である。
即ち、環状溝311は、サンドイッチパネル13における一方の面13aの図心と一致し、当該サンドイッチパネル13の周縁に沿って延在する正方形状に形成されている。但し、環状溝311の各角部は、円弧状に丸められている。また、サンドイッチパネル13における環状溝311の内側が正方板形状の振動板部312になっており、当該環状溝311の外側が支持板部313になっている。
上記のように構成されたパネルスピーカ30においては、サンドイッチパネル13及び環状溝311が正方形状に形成されているので、振動板部312における一方の面13aの面積をサンドイッチパネル13における一方の面13aの面積とほぼ同等の大きさまで拡大することができる。従って、音の拡散減衰を抑える上で効果があるので、例えば非常放送を部屋の隅々まで確実に到達させる上で有効である。
なお、サンドイッチパネル13が正方形状で環状溝141が円形状の場合(即ち、第1の実施の形態の場合)には、振動板部142の一方の面13aの面積はサンドイッチパネル13の一方の面13aの面積の約π/4(環状溝141の幅を考慮すれば、更に小さくなる)を超えることができない。これに対して、この実施の形態では、振動板部312の面積をサンドイッチパネル13の面積とほぼ同等の大きさまで拡大することができる。
また、振動板部312が正方板形状に形成されているので、この正方板形状の振動板部312の振動モードに即した音響特性を得ることができる。なお、円板形状の振動板部142の場合(即ち、第1の実施の形態の場合)には、この円板形状の振動板部142の振動モードに即した音響特性を得ることができる。また、環状溝は、楕円形状や正方形状以外の多角形状の外縁に沿うように環状に形成してもよい。この場合には、楕円板形状や他の多角板形状の振動板部の振動モードに即した音響特性を得ることができる。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態を図4及び図5を参照しながら説明する。但し、上記第1の実施の形態で示した構成要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
この第4の実施の形態で示すパネルスピーカ40が第1の実施の形態で示したパネルスピーカ10と異なる点は、環状溝411がサンドイッチパネル13の図心を加振器15で加振した際に当該サンドイッチパネル13の一方の面13aに生じる振動の節の位置に沿って環状に延在すべく形成されている点である。
即ち、サンドイッチパネル13は、一方の面13aの図心部を加振することによって、図5に示すように、周波数によって異なる振動モードで共振することになる。この共振は、水平に設置したサンドイッチパネル13の上に微細な粒子(例えば砂糖粒)を散布することによって、振動の節(ノードライン)を観察することができる。
この実施の形態では、サンドイッチパネル13の周縁に沿って正方形状に近い形状の振動の節42a(図5参照)が生ずる振動モードを発見し、当該節42aに沿って環状溝411(図4参照)を形成している。また、図4において、サンドイッチパネル13における環状溝411の内側が振動板部412になっており、当該環状溝411の外側が支持板部413になっている。加振器15は、振動板部412における一方の面13aの図心部に取り付けられている。
上記のように構成されたパネルスピーカ40においては、振動板部412をサンドイッチパネル13の周縁に沿った正方形状に近似させることができるので、音響を放射する振動面の面積を大きくとることができる。即ち、振動板部412の一方の面13aの面積を、サンドイッチパネル13の一方の面13aの面積の約π/4を超えた面積に設定することが可能である。従って、第3の実施の形態と同様に、音の拡散減衰を抑えることができる。
また、第3の実施の形態で示したように振動板部312を正方形状に形成した場合には、特定の共振周波数において、いわゆる「こもり音」が生じて音質の低下を招く場合があるが、この第4の実施の形態においては、「こもり音」を解消してクリアな音を得ることができる。
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態を図6及び図7を参照しながら説明する。但し、上記第1の実施の形態で示した構成要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
この第5の実施の形態で示すパネルスピーカ50が第1の実施の形態で示したパネルスピーカ10と異なる点は、サンドイッチパネル13が長方形状に形成され、正方形状の外縁に沿う環状溝511が隣接して2つ設けられている点である。
各環状溝511は、サンドイッチパネル13を長手方向に2等分する中心線C1に沿って形成された溝部を共有にし、当該中心線C1に対して線対称に形成されている。また、各環状溝511は、サンドイッチパネル13を幅方向に2等分する中心線C2に対しても線対称に形成されている。
そして、サンドイッチパネル13における各環状溝511の内側が各振動板部512となっており、2つの環状溝511の外側が支持板部513となっている。
加振器15は、各振動板部512における一方の面13aの図心からサンドイッチパネル13における長手方向の外方にずれた位置に設けられている。しかも、各加振器15は、中心線C1に対して線対称の位置でかつ中心線C2上の位置に配置されている。
上記のように構成されたパネルスピーカ50においては、2つの環状溝511を設けることによって、個々にほぼ独立して振動する2つの振動板部512を構成することができる。従って、1枚のサンドイッチパネル13を設置するだけで、2チャンネルの優れたステレオ音響を提供することができる。
また、振動板部512の図心から外れた位置を加振器15で加振しているので、一方の面13a又は他方の面13bを側面から見ると、図7に示すように、所定の一点部13dを支点にして、往復角変位をするような振動が生じる。
ここで、例えば振動板部512の図心を加振する場合を考察してみると、例えば一方の面13aは理論的には平行移動すべく振動変位することになるが、実際には振動板部512の図心を一方の面13aに対して一定の方向に加振することは不可能であるから、一方の面13aは、その方向を不安定に変化させながら振動することになる。
これに対して、振動板部512の図心から外れた位置を加振器15で加振した場合には、一点部13dの回りに往復角変位する安定した振動になる。従って、音質の向上を図ることができる。
(第6の実施の形態)
次に、第6の実施の形態を図8を参照しながら説明する。但し、上記第1の実施の形態で示した構成要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
この第6の実施の形態で示すパネルスピーカ60が第1の実施の形態で示したパネルスピーカ10と異なる点は、サンドイッチパネル13における他方の面13bを映像スクリーンとして用い、当該サンドイッチパネル13の一方の面13a側に環状溝611を設け、環状溝611で囲まれた振動板部612の面積を環状溝611の外側に位置する支持板部613の面積より小さく形成し、振動板部612及び支持板部613に加振器15を取り付けることによって、振動板部612及び支持板部613を加振すべく構成している点である。
映像スクリーンとして用いるサンドイッチパネル13は、長方形状に形成されたものであり、その長手方向を水平に向けた状態で、その上辺部等が建物などの梁や天井等からワイヤ、鎖、ロープ等の屈曲自在な可撓性部材によって吊り下げられるようになっている。また、サンドイッチパネル13は、可撓性部材によって吊り下げられることにより、充分な振動の自由度が得られるようになっている。
環状溝611は、振動板部612の直径が30cm以下の円板状になるように、円周状に形成されたものが2つ設けられている。これらの環状溝611は、サンドイッチパネル13の長手方向の各端部に配置されていると共に、サンドイッチパネル13を長手方向に2等分する中心線C1に対して線対称となる位置に配置され、かつ当該サンドイッチパネル13を幅方向に2等分する中心線C2上の位置に配置されている。
加振器15は、各振動板部612における一方の面13aの図心部に取り付けられていると共に、支持板部613における一方の面13aにも4つ取り付けられている。
支持板部613に取り付けられた加振器15は、中心線C1の左右の各位置に上下に設置されている。しかも、各加振器15は、中心線C1に対して線対称の位置に配置されていると共に、中心線C2に対しても線対称の位置に配置されている。
上記のように構成されたパネルスピーカ60においては、サンドイッチパネル13自体に充分な振動の自由度が得られることから、面積の大きな支持板部613を各加振器15で加振することができる。従って、重低音の迫力ある音響を放出することができる。
また、直径が30cm以下の振動板部612からは高周波特性に優れた音響を放出することができる。
しかも、環状溝611によって、サンドイッチパネル13の剛性の連続性が断たれ、各振動板部612と支持板部613とがほぼ独立して振動することが可能であるので、極めてクリアな音を放出することができる。
また、この場合、2つの振動板部612と1つの支持板部613を加振することにより、3チャンネルのステレオ音響を放出したり、6コの加振器15の数に応じた6チャンネルのステレオ音響を放出したりすることもできる。
なお、上記各実施の形態においては、サンドイッチパネルとして四角形状のサンドイッチパネル13を示したが、このサンドイッチパネルは、円形状、楕円形状、多角形状等のもので構成してもよい。この場合、環状溝は、各サンドイッチパネルの周縁に沿うようにそれぞれ円形状、楕円形状、多角形状等に形成することが振動面の面積を増加し、音の拡散減衰を抑える上で好ましい。
また、第5の実施の形態以外で示した振動板部142、312、412、612においても、図心からずれた位置を加振器15で加振するように構成してもよい。
この発明の第1の実施の形態として示したパネルスピーカの図であって、(a)は一方の面側から見た斜視図であり、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図であり、(c)はハニカムコアの平面図である。 この発明の第2の実施の形態として示したパネルスピーカの一方の面側から見た斜視図である。 この発明の第3の実施の形態として示したパネルスピーカの一方の面側から見た斜視図である。 この発明の第4の実施の形態として示したパネルスピーカの一方の面側から見た斜視図である。 同パネルスピーカの振動モードを示す説明図である。 この発明の第5の実施の形態として示したパネルスピーカの一方の面側から見た斜視図である。 同パネルスピーカにおける振動板部の一方の面又は他方の面の振動形態を示す説明図である。 この発明の第6の実施の形態として示したパネルスピーカの一方の面側から見た斜視図である。 従来例として示したパネルスピーカであって、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は断面図である。 他の従来例として示したパネルスピーカの斜視図である。
符号の説明
10、20、30、40、50、60 パネルスピーカ
11 ハニカムコア(心材)
12 スキン(表層材)
13 サンドイッチパネル
13a 一方の面
13b 他方の面
15 加振器
21 加振支持フレーム
141、311、411、511、611 環状溝
142、312、412、512、612 振動板部
143、313、413、513、613 支持板部

Claims (7)

  1. 心材とこの心材を挟む一対の表層材とによって一体的に形成され上記心材のみの場合に比して曲げ剛性の向上が図られたサンドイッチパネルの一方の面に、上記表層材の厚さより深く凹状に形成されかつ当該一方の面に沿って環状に延在すべく形成された少なくとも1つの環状溝を設けてなり、この環状溝によって囲まれた振動板部を加振器で加振すべく構成していることを特徴とするパネルスピーカ。
  2. 上記振動板部に上記加振器を取り付けることによって、当該振動板部を加振すべく構成していることを特徴とする請求項1に記載のパネルスピーカ。
  3. 上記サンドイッチパネルにおける上記環状溝の外側に位置する支持板部に加振器を取り付けることによって、当該支持板部をも加振すべく構成していることを特徴とする請求項1又は2に記載のパネルスピーカ。
  4. 上記サンドイッチパネルにおける上記環状溝の外側に位置する支持板部に加振支持フレームを設け、上記加振器における互いに相対変位する一方の変動部を上記加振支持フレームに連結し、他方の変動部を上記振動板部に連結することによって、当該振動板部を加振すべく構成していることを特徴とする請求項1に記載のパネルスピーカ。
  5. 上記環状溝は、円形状、楕円形状又は多角形状の外縁に沿って環状に延在すべく形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のパネルスピーカ。
  6. 上記環状溝は、上記サンドイッチパネルを上記加振器で加振した際に当該サンドイッチパネルの表面に生じる振動の節の位置に沿って環状に延在すべく形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のパネルスピーカ。
  7. 上記振動板部の図心から外れた位置を上記加振器で加振すべく構成していることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のパネルスピーカ。
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