JP2010154429A - 平板スピーカ - Google Patents

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【課題】本発明は、建物の壁や天井に設置される平板スピーカにおいて、耳障りになる帯域の音を軽減する防音装置を設けたスピーカを簡単に設置することができるようにすることを目的とする。
【解決手段】本発明の平板スピーカ17は、開口部を設けた皿状のフレーム19と、このフレーム19の開口部に設けた振動板20と、フレーム19内に設けられるとともに、振動板20に結合され、振動板を振動させる駆動部とを備えた平板スピーカ17であって、フレーム19内に一つ以上の第一の音響管18を設置した。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅やオフィスビル等の居住空間の壁や天井に設置・使用される平板スピーカに関するものである。
従来のこの種の天井設置型スピーカは、図7に示すように、フレーム背面側の音を軽減するために、フレームの背面を覆う防音カバーを設置していた。
すなわち、図7に示すごとく、従来の天井設置型スピーカ1は、天井パネル2を上下に貫通して嵌め込まれて設置されており、天井パネル2の表面にグリル3が取付けられている。駆動部を含めたスピーカの大部分は、天井パネル2の裏面側に設置され、防音カバー4がフレーム8を覆うように設計されていた。
駆動部は、磁気回路5と、ボイスコイル6を巻回したボイスコイルボビン7とから構成されている。
天井設置型スピーカ1は、駆動部とフレーム8以外に、振動板9、ダンパー10、エッジ11とダストキャップ12を備えている。天井パネル2に設けた開口部13の端部とフレーム8の外周部とが接合されることで、天井設置型スピーカ1は、天井パネル2と連結されている。
磁気回路5は、下部プレート14とマグネット15及び上部プレート16から構成されている。
このような従来の天井設置型スピーカは、硬質樹脂等の材料で形成された円錐形の防音カバー4を、フレーム8を覆うように設け、これにより、音が天井設置型スピーカ1背面に漏れるのを防止していた。
なお、この出願に関する先行技術文献としては、下記特許文献1が知られている。
特開2007−96546号公報
従来の天井設置型スピーカ1は、フレーム8の外方を覆うごとく防音カバー4を設けているので、この防音カバー4の分だけ平板スピーカ1の厚みが増す。このため、天井と上階の床との空間が狭い一般住宅では設置が困難であるという課題を有していた。
そこで本発明は、天井と上階の床との空間が狭い一般住宅でも、防音装置を設けたスピーカを簡単に設置することができるようにすることを目的とする。
この目的を達成するために本発明は、開口部を設けた皿状のフレームと、このフレームの開口部に設けた振動板と、前記フレーム内に設けられるとともに、前記振動板に結合され、前記振動板を振動させる駆動部とを備えた平板スピーカであって、前記フレーム内に一つ以上の第一の音響管を設置し、これにより初期の目的を達成するものである。
本発明の平板スピーカは、耳障りになる帯域の音を軽減する第一の音響管が、フレーム内に設置されているので、全体の厚みを増すことなく背面への漏出音を抑制できるので、天井と上階の床との空間が狭い一般住宅でも、簡単に設置することができる。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1の平板スピーカについて、図面を用いて説明する。
図1は、実施の形態1における平板スピーカ17の平面図である図2の、線A−Aに沿う断面図である。図2は、平板スピーカ17の平面図である。図3は、同実施の形態におけるフレームの斜視図である。図4は、同実施の形態における第一の音響管18の斜視図である。
図1、図2に示す様に、本実施の形態の平板スピーカ17は、開口部を設けた鉄製で皿状のフレーム19と、このフレーム19の開口部に設けた平板状の振動板20と、前記皿状のフレーム19内に設置されると共に、このフレーム19と前記振動板20のそれぞれと結合され、振動板20を振動させる駆動部とを備えている。更に、皿状のフレーム19内で、その底面部分には、一つ以上の第一の音響管18が設置されている。
天井板を兼ねた薄い木でできた振動板20は、略平板状で、その形状は当実施形態の場合、例えば、一辺が60cmの四角形である。したがって、フレーム19の開口部も四角形状となっており、四角形の振動板20は、フレーム19の四角形状の開口部に設置され密閉状態になっている。尚、振動板20は他の天井板、例えば、軽量硬質素材の樹脂板、発泡樹脂板、金属板等でも形成できる。その場合、振動板の材料毎に違った音質を楽しむことができる。また、本実施の形態1では、振動板20の形状は四角形状であるが、円形や多角形等の他の形状であっても良い。その場合、スピーカのデザインの自由度が増すという効果を奏する。
駆動部は、フレーム19内底面と振動板20間の中央部に載置された磁気回路21と、ボイスコイル22が巻回されたボイスコイルボビン23とから構成されている。
磁気回路21は、フレーム19の底部中央にヨーク24が固定され、その上にマグネット25と上部プレート26を設けて構成され、このヨーク24と上部プレート26の間には磁気ギャップを有している。
ボイスコイル22は、磁気回路21の磁気ギャップ内に配挿されており、ボイスコイル22を巻回するボイスコイルボビン23は、振動板20に振動を伝達するカプラー27を介して振動板20と連結されている。
ダンパー28は、その内周側はボイスコイルボビン23と連結され、ダンパー28の外周側はフレーム19内の環状凹部19aの裏面と連結されて、ボイスコイルボビン23を支持している。
第一の音響管18は、図3に示すように、フレーム19内の環状凹部19aとフレーム19の外枠部との間にあって、フレーム19の底面に設置されている。
図4に示すように、軽量の鉄でできた第一の音響管18は一端の開口部18aと、この開口部18aとは反対側の終端部18bを有し、この終端部18bは閉じられた構造になっている。第一の音響管の材質は樹脂、木、または鉄以外の金属でも形成することができる。その際、樹脂、木を用いた場合は軽量に出来るという効果を奏する。また、アルミ等の軽金属を用いた場合はある程度の剛性を保ったまま軽量に出来るという効果を奏する。
更に、第一の音響管18はフレーム19と一体化され、フレーム19の上に接着をはじめとした接合手段によって設置される以外にも、フレーム19と一体に成型されても良い。その場合、部品点数と工数の削減が可能となる。
平板スピーカ17から音を再生した際、振動板20の背面側に放射された音波はフレーム19の内部に設置された図4の第一の音響管18の開口部18aに入り、終端部18bにて反射されて再び開口部18aより放出される。その際、1/4波長に相当する周波数の音波は、往復した経路が半波長となり、開口部18aにおける反射波の位相は入ってきた音に対して逆相となるため、その周波数の音は消える、あるいは大きく軽減する。また、1/4波長に近い音響管の管長さに近い音波は開口部18aにおいて、消えることが無いが音圧が0に近い値となるため、開口部18aでは反射した音がソフトになる。従って、一つの第一の音響管18によって1/4波長の音の周波数を中心とし、ある程度の周波数範囲の音を有効的に軽減することができる。
上述の原理に基づいて、耳障りとなる漏出音の周波数帯域に合わせた第一の音響管18をフレーム19の内部に設置することにより、平板スピーカ17の背面側(上階の床側)へ漏れ出す耳障りとなる帯域の音を軽減することができ、空間が狭い天井に設置し、上階の人にも迷惑をかけることなく音楽を楽しむことが可能となる。
なお、天井設置型の平板スピーカ17において、振動板20の背面側に放射される音波の測定によって、150Hz以上250Hz以下の漏れ音が特に耳障りと感じることが多く、これらの音の波長に合わせた34cmから56cmの長さを有する第一の音響管18を用いることで大きな効果が得られる。そのほか、上記の周波数に限らず、場合によって、漏れ音の波長に合わせた長さを持つ第一の音響管18を設置することができる。
また、本発明の実施の形態では、第一の音響管18の形状はL字型となっているが、直線、S字、湾曲、そのほかの形状であっても同様の効果を得ることができる。第一の音響管18の形状が直線の場合、成形性が良好になるので、品質の安定とコストの削減が可能となる。また、第一の音響管18の形状をS字、湾曲といった形状とすることで、省スペースな空間の中でも所望の長さの音響管を配置することが可能となる。
更に、第一の音響管18の管の断面形状が矩形となっているが、円形、楕円形といった形状であっても同様の効果を得ることができる。断面形状が円形の場合、成形性が良好になるので、品質の安定とコストの削減が可能となる。また、断面形状が楕円形の場合、矩形や円形の断面と比較してより薄型の音響管を実現できるため、設置性に優れるという効果を奏する。但し、第一の音響管18の管の幅方向で定在波が発生するのを防ぐために、管の断面の等価的な直径D(管の幅)と音の波長λとがD<0.59λの関係を満たしていることが必要である。
また、本実施の形態では、駆動部はフレーム19と振動板20の中央部とそれぞれ結合されるが、中心をずらして結合されても良い。その場合、振動板20上で発生する分割共振を分散することができ、ピーク・ディップが抑制された周波数特性を得ることが可能となる。
また、前記駆動部は動電型加振器、磁歪型加振器、電歪型加振器のいずれかを用いて構成されても良い。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2における平板スピーカ29について図5、図6を用いて説明する。なお、説明の繁雑化を防ぐために、実施の形態1と同一部分は同一番号を付し、説明を簡略化する。
図5は、本発明の実施の形態2における平板スピーカ29の斜視図である。図5において、第二の音響管30はフレーム19の外側、すなわち、フレーム19の外底面側に設置される。つまり、フレーム19の底面にフレーム19内に突出する凹部19aを設け、この凹部19a内に第二の音響管30を設置した。しかし、この状態でも、図6から明らかなように、第二の音響管30はフレーム19の厚さの内に設けているので、このときも第二の音響管30はフレーム19内に実質的に配置された状態となっている。この構成により、平板振動板20から前面に放射され、天井裏へ回り込んだ音を第二の音響管30により軽減することが可能となり、上階への漏れ出す音を更に軽減することができる。
更に、この実施の形態2ではフレーム19の外側に第二の音響管30を設置しているが、その代わりにダクトと中空部を備えた共鳴吸音器、又は多孔性吸音板であっても同様の効果を得ることができる。
本発明にかかる平板スピーカは、耳障りになる帯域の音を軽減する音響管が、平板スピーカの内部であるフレーム内に設置されることによって、平板スピーカの厚さが増すことが無い。このため、平板スピーカを壁や天井に設置する際、平板スピーカの厚みを増すことなく、背面から周囲空間への音漏れを軽減し、隣室・上階に放射される音を抑える効果を有し、住宅、マンション、オフィスなどの建築材料で構成された音響機器として有用である。
本発明の実施の形態1における平板スピーカの平面図(図2)のA−Aにおける断面図 本発明の実施の形態1における平板スピーカの平面図 本発明の実施の形態1における平板スピーカのフレームの斜視図 同実施の形態における平板スピーカの音響管の斜視図 本発明の実施の形態2における平板スピーカの斜視図 本発明の実施の形態2における平板スピーカの構造断面図 従来の防音スピーカの構造断面図
符号の説明
17 平板スピーカ
18 第一の音響管
18a 開口部
18b 終端部
19 フレーム
19a 凹部
20 振動板
21 磁気回路
22 ボイスコイル
23 ボイスコイルボビン
24 ヨーク
25 マグネット
26 上部プレート
27 カプラー
28 ダンパー
29 平板スピーカ
30 第二の音響管
D 管の幅

Claims (5)

  1. 開口部を設けた皿状のフレームと、
    このフレームの開口部に設けた振動板と、
    前記フレーム内に設けられるとともに、前記振動板に結合され、前記振動板を振動させる駆動部とを備えた平板スピーカであって、
    前記フレーム内に、振動板の背面側に放射される再生音の一部を軽減させるための音響管が一つ以上設置されることを特徴とする平板スピーカ。
  2. 前記フレームの外面に、このフレーム内に向かって突入した凹部を設け、この凹部内に第二の音響管が設置された請求項1に記載の平板スピーカ。
  3. 前記第二の音響管は、共鳴吸音器または多孔性吸音板とした、請求項2に記載の平板スピーカ。
  4. 前記第一、第二の音響管は一端が閉じられた構造である請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の平板スピーカ。
  5. 前記第一、第二の音響管は樹脂、木、若しくは金属のうち、一種類以上の材料からなる請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の平板スピーカ。
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