JP2006072058A - レーザ走査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レーザ光源とBDセンサを一体化した一つの装置として構成することで低コスト化及び小型化を実現したレーザ走査装置を提供する。
【解決手段】 レーザ光源24と、レーザ光を受光してレーザ光源の出力を制御するための第1の受光信号を出力するとともに、走査されたレーザ光を受光してレーザ光源の発光タイミングを制御するための第2の受光信号を出力する受光素子251とを備えるレーザ走査装置であって、受光素子251をレーザ光源24とをレーザ駆動制御装置2として一体的に構成する。単一の駆動制御装置をレーザ走査装置に配設するだけでレーザ走査装置が構成でき、部品点数を削減し、かつ組立工数を低減して低コストで小型のレーザ走査装置を実現する。
【選択図】 図2

Description

本発明はレーザ光を走査して画像形成を行うレーザ走査装置に関し、特にレーザ光源及びレーザ光検知手段の構成の簡略化を図ったレーザ走査装置に関するものである。
レーザ走査装置は図10に特許文献1に示される構成例を示すように、レーザ光源2Aから出射されたレーザ光をコリメータレンズ3により所要形状の平行光束とし、高速回転されるポリゴンミラー5と走査速度を偏光するfθレンズ6の主走査光学系によって一方向に主走査しながら反射ミラー7で反射し、スリット8を通して図には表れない感光ドラム等の感光面への露光を行っている。同時に、当該感光ドラムを主走査方向と直交する方向に回転して感光面に対する副走査を行ない、感光面に所要のパターンを露光している。また、レーザ光を主走査する際の走査タイミングをとるために、走査されるレーザ光の一部をミラー10で反射して受光するBD(ビーム・ディテクタ)センサ9Aが配設されており、このBDセンサ9Aの受光信号に基づいてレーザ光源での発光タイミングを制御する構成がとられている。なお、レーザ光源2AとBDセンサ9Aはフラットケーブル11により相互にあるいは外部機器に電気接続される。この種のレーザ走査装置は、装置の筐体内に前記レーザ光源2A、コリメータレンズ3、ポリゴンミラー5、fθレンズ6等を一体的に配設したレーザ走査ユニットとして構成されており、このレーザ走査ユニットに対して感光ドラムを付設することでレーザプリンタが構成されることになる。
このようなレーザ走査装置を用いてカラープリンタを構成する場合には、特許文献2に記載のように三原色の各色に対応する複数のレーザ走査装置をタンデム構成としているが、小型のカラープリンタを得るためには個々のレーザ走査装置を薄型にかつ小型に構成することが要求される。また、低価格のカラープリンタを得るためには個々のレーザ走査装置を構成している部品点数を削減することが要求される。
実用新案登録第2601248号公報 特開2000−122355号公報
特許文献1に記載のレーザ走査装置では、レーザ光を出射するレーザ光源2Aと、当該レーザ光源から出射されて走査されるレーザ光を検出するためのBDセンサ12とを独立した部品として構成している。そのため、個々のレーザ走査装置にはそれぞれレーザ光源2AとBDセンサ12を配設しなければならず、レーザ走査装置を構成する部品点数が多くなるとともにその組み立てコストも無視できず、レーザ走査装置の低コスト化を図る上での障害になる。また、各部品を組み込むスペースを確保する必要があり小型化を図る上での障害になる。特に、レーザ走査装置の高さ寸法を低減して薄型化を図ろうとした場合にレーザ光源2AとBDセンサ12の各基板を水平に配設しようとした場合には、これら基板が占有する面積が大きなものとなり、小型化を図ることは極めて難しいものとなる。
本発明の目的は、レーザ光源びBDセンサを一体化した一つの装置として構成することで低コスト化及び小型化を実現したレーザ走査装置を提供するものである。
本発明は、レーザ光源と、レーザ光源から出射したレーザ光を感光面に対して走査する走査手段と、レーザ光を受光してレーザ光源の出力を制御するための第1の受光信号を出力する第1の受光素子と、走査されたレーザ光を受光してレーザ光源の発光タイミングを制御するための第2の受光信号を出力する第2の受光素子とを備えるレーザ走査装置であって、第1の受光素子と第2の受光素子をレーザ光源と一体的に構成したことを特徴とする。さらに、本発明は、レーザ光源の発光を駆動制御するための駆動制御回路をレーザ光源と一体的に構成する。ここで、第1の受光素子と第2の受光素子を1つの受光素子で兼用した構成とし、第1の受光信号と第2の受光信号を当該1つの受光素子から出力するように構成することが好ましい。
本発明によれば、レーザ光源に受光素子、さらにはレーザ光源の駆動制御回路を一体化して駆動制御装置を構成しているので、この駆動制御装置をレーザ走査装置に配設するだけでレーザ走査装置が構成でき、レーザ走査装置の部品点数を削減し、かつ組立工数を低減して低コストで小型のレーザ走査装置を実現することができる。また、駆動制御装置を水平に配設することが可能になり、レーザ走査装置の薄型化を実現することも可能になる。
本発明において、駆動制御回路は、第1の受光素子と第2の受光素子とを一つの受光素子で兼用した構成とする場合には、当該一つの受光素子から出力される受光信号を異なるレベルの第1基準値と第2基準値とで比較して第1の受光信号と第2の受光信号とを識別するように構成する。
また、本発明においてレーザ光源と受光素子とを一体的な構成とする場合には、レーザ光源はレーザダイオードチップで構成され、第1の受光素子及び第2の受光素子はレーザダイオードチップとは別のチップとして構成され、これらのチップが一体的にパッケージされている構成とする。あるいは、レーザ光源はレーザダイオードチップで構成され、第1の受光素子及び第2の受光素子はレーザダイオードチップとは別のチップとして構成され、第1の受光素子を構成しているチップはレーザダイオードチップと一体的にパッケージされ、第2の受光素子を構成しているチップはレーザダイオードチップのパッケージとは別のパッケージとして構成され、各パッケージを同一の回路基板に搭載している構成とする。
また、少なくとも第1の受光素子を駆動制御回路を構成している駆動回路チップの一部に形成することが好ましい。また、第1の受光素子はレーザ光源から出射されるレーザ光の一部を直接受光する構成とする。また、走査されるレーザ光の一部を前記第2の受光素子まで導光する導光手段を備える構成とする。この場合、導光手段は、レーザ光の一部を反射するミラーと、反射されたレーザ光を第2の受光素子まで導く光ファイバとで構成される。あるいは、導光手段は、レーザ光の一部をレーザ光源方向に向けて反射するミラーと、レーザ光源と一体に設けられ反射されたレーザ光を第2の受光素子まで導くプリズムとで構成される。
次に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。図1は本発明の実施例1のレーザ走査装置の概略斜視図である。周壁1aを有する筐体1内にレーザ駆動制御装置2、コリメータレンズ3、シリンダーレンズ4、ポリゴンミラー5、fθレンズ6が配設されている。前記ポリゴンミラー5はポリゴン基板51上に搭載したポリゴンモータ52によって当該ポリゴン基板51の表面に対して平行に回転駆動される平面形状が六角型あるいは八角型をし、周面が反射面として形成された薄型ミラーとして構成されている。前記ポリゴン基板51は前記筐体1の底壁1b上に固定されており、そのため前記ポリゴンミラー5は筐体1の底壁1bと平行な水平な方向に高速回転されることになる。前記レーザ駆動制御装置2、コリメータレンズ3、およびシリンダーレンズ4は前記ポリゴンミラー5の水平一方向に向けられた光軸上に配置されている。前記レーザ駆動制御装置2は詳細については後述するが、レーザ光源としての半導体レーザ(LD:レーザダイオード)を搭載してレーザ光を出射するとともに、その一方で出射されたレーザ光を検出してLDの発光を制御するように構成されている。前記コリメータレンズ3はレーザ駆動制御装置2から放射状に出射されるレーザ光を平行光束にし、前記シリンダーレンズ4は前記平行光束とされたレーザ光を副走査方向に収束したレーザビームに整形する。これにより、前記レーザ駆動制御装置2のLDから出射されたレーザ光は副走査方向に収束したレーザビームとして前記ポリゴンミラー5に投射されることになる。
また、前記ポリゴンミラー5によって反射されたレーザ光が水平方向に主走査される領域には高さ寸法の小さい薄型の前記fθレンズ6が配設されており、ポリゴンミラー5で反射されたレーザ光を主走査方向に等速度で走査するように速度変換する。前記fθレンズ6のレーザ光出射側の前記筐体1内には主走査方向に延長した反射ミラー7が配設されるとともに、この反射ミラー7の直下位置の前記底壁1bには主走査方向に沿ってスリット8が開口されており、前記fθレンズ6を透過したレーザ光は反射ミラー7で垂直下方に向けて反射され、スリット8を通して底壁1bの下方に出射される。なお、前記底壁1bの下側には前記スリット8に臨んで図には表れない感光ドラムが配設され、前記レーザ光は当該感光ドラムの感光面に主走査される。また、この感光ドラムの軸回り方向の回転によって副走査が行われることは言うまでもない。
さらに、前記筐体1内には、前記感光ドラムに対して主走査されるレーザ光の有効領域外の一部に前記fθレンズ6を透過したレーザ光を水平方向に反射するBD(ビーム・ディテクタ)ミラー10が配置される。また、このBDミラー10で反射したレーザ光を導光するために光ファイバ9の一端91がBDミラー10で反射されるレーザ光の光路上に配置されており、この光ファイバ9は前記筐体1の底壁1b上に沿って延設された上でその他端92が前記レーザ駆動制御装置2に光学的に結合されている。また、前記レーザ駆動制御装置2はフラットケーブル11により後述するコントローラ13に電気接続している。
図2は前記レーザ駆動制御装置2の一部を透過して示す斜視図である。回路基板21上にはLD・PD・制御回路一体IC22と、コネクタ23とが搭載されている。前記LD・PD・制御回路一体IC(以下、単にICと称する)22は、図3(a),(b)に平面透視図とA−A線断面図を示すように、チップ状のLD、すなわちレーザダイオード24を、当該LDチップ24の駆動を制御するためのモノリシック構成をしたチップ状の制御回路25と共にリードフレーム26上に搭載して一体的に樹脂等によりパッケージ27を構成している。前記LD24のチップはマウント241により前記リードフレーム26上に搭載される。また、前記LD24と制御回路25の各チップとをパッケージ27内において相互に電気接続し、制御回路チップ25によってLD24を発光させ、パッケージ27の一側面に設けた透明窓271を透して外部に向けてレーザ光を出射可能に構成している。前記リードフレーム26の一部は前記LD24と熱的に結合されたヒートシンク261として形成される。また、パッケージ27の両側から複数本のリード262を突出させたSOP(シングルアウトライン)型のパッケージとして構成され、回路基板21の表面上に水平状態に搭載される。また、前記回路基板21に形成された図には表れない配線によって前記コネクタ23に電気接続される。
また、前記制御回路25のチップ表面の一部には受光素子としてPD(フォトダイオード)251がモノリシックに形成されている。このPD251は前記LD24のレーザ光の出射面と反対の後面から出射されるレーザ光をモニタ光として受光することが可能である。さらに、前記PD251の受光面に対向する前記パッケージ27の上面一部には受光窓272が開口されており、この受光窓271に前記光ファイバ9の他端92が挿入されかつ樹脂等により一体的に連結されている。これにより、前記光ファイバ9を導光されたレーザ光が前記PD251において受光することが可能にされている。
前記レーザ駆動制御装置2は、前記筐体1の底壁1b上に図には表れない固定手段により固定支持される。このとき、前記IC22から出射されるレーザ光の光軸を前記コリメータレンズ3とシリンダーレンズ4の光軸に合わせるようにレーザ駆動制御装置2の高さと回路基板21の平面方向が設定される。そして、前記レーザ駆動制御装置2のコネクタ23をフラットケーブル11によりコントローラ13に電気接続する。
図4は前記レーザ駆動制御装置2とコントローラ13の回路構成を示すブロック回路図である。前記レーザ駆動制御装置2のIC22を構成している前記制御回路チップ25には、前記PD251と共に、前記LD24の発光を制御するLD駆動回路100と、光強度検出回路200と、BD検出回路300とを含んでいる。前記光強度検出回路200は、PD251がレーザ光を受光したときに抵抗Rに生じる受光電圧を比較回路201において第1基準電圧Vref1と比較し、受光電圧が第1基準電圧Vref1よりも高いか低いかの光強度信号を出力する。この光強度信号は前記LD駆動回路100に出力する。前記BD検出回路300は前記PD251がレーザ光を受光したときの前記受光電圧を比較回路301において第2基準電圧Vref2と比較し、その比較結果からレーザ光の受光タイミングをBD信号として出力する。このBD信号は前記コントローラ13に出力する。
前記コントローラ13は、前記BD信号に基づいて同期信号を生成する同期信号生成回路131と、IC22の電流スイッチ回路102及びSW3を制御するためのイネーブル信号(/ENABLE)を生成すると共に、生成された同期信号を参照して前記IC22のスイッチ制御回路104及び電流スイッチング回路102を制御するためのサンプル信号(/SAMPLE)を生成する制御信号生成回路132と、外部から入力される描画データに基づいて前記描画データ信号(/DATA)を生成して出力する描画データ生成回路133とを備えている。
前記LD駆動回路100は、LD24を発光させるためにLDに駆動電流を供給する駆動電流源101と、前記駆動電流をオン/オフして描画を行うための電流スイッチング回路102と、前記駆動電流源101からの駆動電流を一定レベルの電流に制御するためのAPC回路(自動出力制御回路)103とを備えている。前記APC回路103は前記光強度信号に基づいてコンデンサCを充電するための充電スイッチSW1と当該コンデンサCを放電するための放電スイッチSW2とを選択的に切り替えるスイッチ制御回路104と、当該コンデンサCをリセットするためのリセットスイッチSW3と、当該コンデンサCの充電電圧に応じて前記駆動電流源101の駆動電流を制御する増幅器105とを備えている。そして、前記コントーラ13から入力される/SAMPLE信号と/ENABLE信号により前記スイッチ制御回路104を制御し、前記/SAMPLE信号により前記リセットスイッチSW3を制御してAPC制御を行なう。また、前記/SAMPLE信号と/ENABLE信号と/DATA信号に基づいて電流スイッチング回路102を制御してLD24の発光タイミング制御を行なうようになっている。
以上の構成のレーザ走査装置では、図1を再度参照すると、レーザ駆動制御装置2のLD24から出射されるレーザ光は、コリメータレンズ3によって平行光束とされ、シリンダーレンズ4によって副走査方向に収束したレーザビームに整形され、ポリゴンミラー5に投射される。そして、ポリゴンミラー5の高速回転に伴って主走査され、fθレンズ6により主走査方向に等速走査され、反射ミラー7で反射されスリット8を通して図には表れない感光ドラムの感光面に主走査される。このとき、前記LDの発光によりLDの後面から出射されるレーザ光の一部はレーザ駆動制御装置2のIC22に内蔵されている駆動回路25のPD251において受光される。また、前記ポリゴンミラー6で反射されて主走査されるレーザ光の一部はBDミラー10により反射されて光ファイバ9の一端91から同光ファイバ内に導光される。この導光されたレーザ光は光ファイバ9の他端92から前記PD251に投射され、このPD251で受光される。
このようなレーザ走査装置による描画動作において、前記PD251での受光により得られる受光信号により、光強度検出回路200からは第1基準電圧Vref1を越えたときに検出信号を出力する。また、PD251においてLD24の後面からのレーザ光を受光すると共にBDミラー10で反射され光ファイバ9を導光されたレーザ光を受光したときには、受光信号のレベルは導光されたレーザ光に相当する分が重畳されることになる。そのため、第1基準電圧Vref1よりも高レベルの第2基準電圧Vref2によって導光されたレーザ光のみを検出することができ、これをBD信号として出力する。コントローラ13はこのBD信号に基づいて同期信号生成回路131において同期信号を生成し、この同期信号を参照して制御信号生成回路132において/SAMPLE信号を生成し、LD駆動制御回路100に出力する。また、これと同時に外部から入力される描画データに描画データ生成回路133において基づいて描画データ信号を生成し、LD駆動制御回路100に出力する。
図5は前記LD駆動制御回路100におけるAPC動作と描画動作を説明するためのタイミング図である。コントローラ13から/ENABLE信号が入力されると、それまでオンしていたリセットスイッチSW3をオフしてLD24への駆動電流を供給可能な状態とする。その上でコントローラ13から/DATA信号が入力されLD24が発光可能となり、さらに/SAMPLE信号が入力されると、スイッチ制御回路104が動作される。このとき、光強度検出回路200からの出力がLのとき、すなわちPD251の受光信号のレベルが第1基準電圧Vref1よりも高いときには、スイッチ制御回路104は放電スイッチSW2をオンし、コンデンサCの充電量を低減する。また、光強度検出回路200からの出力がHのとき、すなわち受光信号のレベルが第1基準電圧Vref1よりも低いときには、スイッチ制御回路104は充電スイッチSW1をオンし、コンデンサCの充電量を増加する。これにより、受光信号のレベルが第1基準電圧Vref1と一致するようにコンデンサCの充電が行われ、LD24から出射されるレーザ光の光強度が一定に保たれることになる。その上で、コントローラ13から描画データに基づいて/DATA信号が入力されると電流スイッチング回路102をオン・オフ制御し、LD24に駆動電流を供給する。これにより、LD24は描画データに追従して発光がオン・オフされ、オンのときにレーザ光を出射して前述のように感光ドラムに対して描画を行うことになる。
一方、LD24から出射されたレーザ光がポリゴンミラー5によって走査され、走査されたレーザ光の一部がBDミラー10で反射されて光ファイバ9の一端91に入射され、光ファイバ9を導光して他端92からPD251に投射され、PD251ではこのレーザ光が投射された分だけ受光量が増加し、受光信号のレベルが増大する。そのため、第1基準電圧Vref1よりも高レベルに設定されている第2基準電圧Vref2によってBDミラー10で反射されたレーザ光を検出することができ、BD信号を出力することが可能になる。すなわち、一つのPD251でLD24のAPCを制御するための光強度の情報と、LD24の発光タイミングを制御するためのタイミング情報の両方を得ることが可能なる。
このように、実施例1ではレーザ駆動制御装置2に設けられた一つのPD251を利用してLD24から出射されるレーザ光を受光してモニタを行うとともに、同PD251を利用してレーザ走査のタイミング信号となるBD信号を得ているので、図10に示した従来のレーザ走査装置のようにBD信号を得るためのBDセンサをレーザ光源とは別に構成してレーザ走査装置に配設する必要がない。これにより、レーザ走査装置を構成するための部品点数を低減し、組み立て工数を削減して低コスト化を実現するとともに、BDセンサを配設するスペースを削減してレーザ走査装置の小型化を実現することも可能である。
図6は実施例2のレーザ走査装置の概略斜視図である。実施例1と等価な部分には同一符号を付して説明は省略する。この実施例2ではレーザ駆動制御装置2においてBD信号を得るために実施例1に設けられていた光ファイバ9を省略してさらなる構成の簡易化を実現したものである。図7は実施例2のレーザ駆動制御装置の一部を透過して示す斜視図、図8(a),(b)は当該レーザ駆動制御装置2のLD・PD・制御回路一体IC22の平面透視図とB−B線断面図であり、実施例1のレーザ駆動制御装置2と等価な部分には同一符号を付してある。ここでは、PD251の受光面の直上に設けられたIC22のパッケージ27の上面に設けられた受光窓272に臨んで透明樹脂やガラスで製造され、斜面に相当する面が凸状のシリンドリカル面281を備えるプリズム28を接着等により一体的に固定したものである。このプリズム28は入射されたレーザ光をシリンドリカル面281で内面反射させて前記PD251の受光面に集光させることが可能である。また、これに対応して図6に示したBDミラー10の反射面の平面方向及び立面方向の向きを調節し、BDミラー10で反射されたレーザ光が前記プリズム28の正面に投射するように構成している。
以上の構成のレーザ走査装置では、レーザ走査の動作は実施例1と同じであるが、レーザ駆動制御装置2においてBD信号を出力する際の導光動作が若干相違する。すなわち、実施例2では、BDミラー10で反射されたレーザ光はレーザ駆動制御装置2のプリズム28の正面に入射される。図9に模式図を示すように、プリズム28に入射されたレーザ光はシリンドリカル面281で内面反射され、ほぼ直下方向に向けられてPD251により受光される。このPD251では実施例1と同様にLD24の後面から直接出射されるレーザ光をモニタ受光して受光信号を出力しているので、BDミラー10からのレーザ光を受光したときにはこれに重畳した受光信号のレベルとなる。これにより、図4及び図5を参照して説明したようにPD251の出力によりAPC制御を実現するとともに、明確なBD信号を生成することが可能である。また、プリズム28に設けたシリンドリカル面281によってBDミラー10で反射されたレーザ光の走査光路にずれが生じた場合でも、シリンドリカル面281によってPD251の受光面のほぼ同じ箇所にレーザ光を投射させることができ、安定した受光信号を得る上で有効である。
このように、実施例2のレーザ走査装置においては、単一のLD駆動制御装置を備えるのみでよく、BDセンサが不要になるとともに実施例1の光ファイバを省略することも可能になり、レーザ走査装置の構成をさらに簡易化して低コスト化を図り、かつレーザ走査装置の小型化が実現できる。
ここで、実施例1,2では本発明にかかる第1の受光素子と第2の受光素子とを1つのPDとして構成しているが、各受光素子をそれぞれ独立した第1のPDと第2のPDとして構成してもよいことは言うまでもない。この場合、第1のPDと第2のPDを同一のチップに形成してもよく、あるいは独立したチップとして形成してもよい。さらには、一方のPD、例えば第1のPDを駆動回路チップと一体に形成し、第2のPDを独立したチップとして構成してもよい。また、これらのチップを実施例1,2のようにレーザダイオードと共に一体的にパッケージしてもよく、あるいは第2のPDをレーザダイオード及び第1のPDとは別のパッケージとして構成し、その上でこれらのパッケージを同一の回路基板に搭載して一体化した構成としてもよい。
また、実施例1,2のLD駆動制御装置では、図4に示したLD駆動回路100、光強度検出回路200、BD検出回路300を駆動回路25として1つのチップで構成した例を示しているが、PD251を含めてこれらの回路や素子を適宜の数のチップに分割した構成としてもよいことは言うまでもない。
また、実施例2の前記レーザ駆動制御装置2のプリズム28は、ミラーや回折格子等の光を反射しあるいは屈折する光学手段によって構成してもよい。
なお、レーザ走査装置の高さ寸法を小さくすることが要求されない場合にはレーザ駆動制御装置2の回路基板21を筐体1の底壁1bに対して垂直状態にして配設することも可能であり、この場合にはBDミラー10で反射したレーザ光をIC22の上面に投射させることが可能となるので、前記プリズム28はレーザ光が投射される上面が単純なシリンドリカル面のシリンドリカルレンズに置き換えてPD251で受光するように構成してもよい。シリンドリカルレンズを用いることで実施例2の場合と同様にBDミラー10で反射されるレーザ光の走査光路にずれが生じた場合でもPDの受光面に対してほぼ一定の箇所にレーザ光を投射させることができ、安定した受光信号を得ることが可能になる。
本発明の実施例1のレーザ走査装置の概略斜視図である。 実施例1のレーザ駆動制御装置の概略斜視図である。 実施例1のICの平面透過図とA−A線断面図である。 レーザ走査装置の回路構成を示すブロック図である。 レーザ走査の動作タイミング図である。 本発明の実施例2のレーザ走査装置の概略斜視図である。 実施例2のレーザ駆動制御装置の概略斜視図である。 実施例2のICの平面透過図とB−B線断面図である。 プリズムにおけるレーザ光の内面反射状態を示す図である。 特許文献1に記載のレーザ走査装置の概略構成図である。
符号の説明
1 筐体
2 レーザ駆動制御装置
3 コリメータレンズ
4 整形レンズ
5 ポリゴンミラー
6 fθレンズ
7 反射ミラー
8 スリット
10 BDミラー
11 フラットケーブル
12 BDセンサ
13 コントローラ
22 LD・PD・制御回路一体IC
23 コネクタ
24 LD
25 駆動回路
26 リードフレーム
27 パッケージ
28 プリズム
251 PD

Claims (12)

  1. レーザ光源と、前記レーザ光源から出射したレーザ光を感光面に対して走査する走査手段と、前記レーザ光を受光して前記レーザ光源の出力を制御するための第1の受光信号を出力する第1の受光素子と、前記走査されたレーザ光を受光して前記レーザ光源の発光タイミングを制御するための第2の受光信号を出力する第2の受光素子とを備えるレーザ走査装置であって、前記第1の受光素子と第2の受光素子を前記レーザ光源と一体的に構成したことを特徴とするレーザ走査装置。
  2. 前記レーザ光源の発光を駆動制御するための駆動制御回路を前記レーザ光源と一体的に構成したことを特徴とする請求項1に記載のレーザ走査装置。
  3. 前記第1の受光素子と第2の受光素子を1つの受光素子で兼用した構成とし、前記第1の受光信号と第2の受光信号を前記1つの受光素子から出力するように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザ走査装置。
  4. 前記駆動制御回路は、前記一つの受光素子から出力される受光信号を異なるレベルの第1基準値と第2基準値とで比較して前記第1の受光信号と第2の受光信号とを識別することを特徴とする請求項3に記載のレーザ走査装置。
  5. 前記レーザ光源はレーザダイオードで構成され、前記第1の受光素子及び第2の受光素子は前記レーザダイオードとは別のチップとして構成され、これらのチップが一体的にパッケージされていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のレーザ走査装置。
  6. 前記レーザ光源はレーザダイオードで構成され、前記第1の受光素子及び第2の受光素子は前記レーザダイオードとは別のチップとして構成され、前記第1の受光素子を構成しているチップは前記レーザダイオードと一体的にパッケージされ、前記第2の受光素子を構成しているチップは前記レーザダイオードのパッケージとは別のパッケージとして構成され、各パッケージを同一の回路基板に搭載していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のレーザ走査装置。
  7. 少なくとも前記第1の受光素子を前記駆動制御回路を構成しているチップの一部に形成したことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のレーザ走査装置。
  8. 前記第1の受光素子及び前記第2の受光素子はフォトダイオードであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のレーザ走査装置。
  9. 前記第1の受光素子は前記レーザ光源から出射されるレーザ光の一部を直接受光する構成であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のレーザ走査装置。
  10. 前記走査されるレーザ光の一部を前記第2の受光素子まで導光する導光手段を備えることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のレーザ走査装置。
  11. 前記導光手段は、前記レーザ光の一部を反射するミラーと、反射されたレーザ光を前記第2の受光素子まで導く光ファイバとで構成されることを特徴とする請求項10に記載のレーザ走査装置。
  12. 前記導光手段は、前記レーザ光の一部を前記レーザ光源方向に向けて反射するミラーと、前記レーザ光源と一体に設けられ反射されたレーザ光を前記第2の受光素子まで導くプリズムとで構成されることを特徴とする請求項10に記載のレーザ走査装置。

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