JP2006071544A - 蛍光観察用暗箱装置、蛍光観察システムおよび蛍光観察方法 - Google Patents

蛍光観察用暗箱装置、蛍光観察システムおよび蛍光観察方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 蛍光観察において得られる蛍光画像におけるノイズを除去して鮮明な蛍光画像を得ることができるとともに、蛍光観察中においても蛍光観察装置と試料との相対位置関係を確認する。
【解決手段】 試料Aと、該試料Aに対して第1の波長帯域の励起光L1を照射し、試料Aから発生する第2の波長帯域の蛍光L2を検出する蛍光観察装置5とを覆う暗箱本体2と、該暗箱本体2内に配置され、第1の波長帯域および第2の波長帯域とは異なる第3の波長帯域の可視光L3を出射する照明光源3と、暗箱本体2に設けられ、第3の波長帯域の少なくとも一部を含み、第1の波長帯域および第2の波長帯域を含まない第4の波長帯域の光を透過可能な観察窓4とを備える蛍光観察用暗箱装置1を提供する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、蛍光観察用暗箱装置、蛍光観察システムおよび蛍光観察方法に関するものである。
レーザ光のような励起光を試料に照射して、試料から発生する蛍光を観察する蛍光観察方法は、共焦点顕微鏡や多光子励起型の顕微鏡のように、試料の内部を非侵襲で観察する方法として実用されている。
しかし、試料から発生する蛍光は非常に微弱であり、外光の存在下では、外部からのノイズによって鮮明な蛍光画像を得ることが困難となる。このため、蛍光観察に際しては、暗室内において、外光の存在下で、顕微鏡装置に試料を予め位置決め状態に配置した後に、全ての外光を遮断した状態で試料に励起光を照射し、試料から発せられる蛍光を検出することが行われている。
一方、全く異なる技術分野ではあるが、植物に影響を与えない暗所で、特定の光の影響を観察する暗所観察装置が知られている(例えば、特許文献1等)。
この特許文献1の暗所観察装置は、外光が植物自体に遺伝子発現のような生物学的な影響を与えてしまうのを防止することを目的として、外光の侵入を完全に遮断した暗箱内に植物を配置し、植物に影響を与えない波長の赤外光を出射する赤外光源と赤外用CCDカメラとを暗箱内に配置して、赤外用CCDカメラからの画像を暗箱外のモニタによって観察することができる。
特開2002−369624号公報
しかしながら、上述したように、暗室内において、外光の存在下で、顕微鏡装置に試料を予め位置決め状態に配置した後に、全ての外光を遮断した状態で試料に励起光を照射し、試料から発せられる蛍光を検出する場合、位置決め作業が確実に行われればよいが、所望の観察位置からずれていた場合には、再度、顕微鏡装置と試料との位置関係を調整し直す必要がある。この場合、外光を遮断した暗室内において手探りの作業によって顕微鏡と試料との位置関係を調整する場合には、顕微鏡装置の対物レンズと試料とが干渉して、対物レンズまたは試料のいずれかが破損したり損傷したりする不都合が考えられる。一方、再度外光を照射して位置決めを行い、外光を遮断して観察を行う作業を繰り返すことは、非常に手間がかかり、煩わしいという問題がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、蛍光観察において得られる蛍光画像におけるノイズを除去して鮮明な蛍光画像を得ることができるとともに、蛍光観察中においても蛍光観察装置と試料との相対位置関係を確認することができる蛍光観察用暗箱装置、蛍光観察システムおよび蛍光観察方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、試料と、該試料に対して第1の波長帯域の励起光を照射し、試料から発生する第2の波長帯域の蛍光を検出する蛍光観察装置とを覆う暗箱本体と、該暗箱本体内に配置され、前記第1の波長帯域および前記第2の波長帯域とは異なる第3の波長帯域の可視光を出射する照明光源と、前記暗箱本体に設けられ、前記第3の波長帯域の少なくとも一部を含み、前記第1の波長帯域および第2の波長帯域を含まない第4の波長帯域の光を透過可能な観察窓とを備える蛍光観察用暗箱装置を提供する。
本発明によれば、暗箱本体内に試料と蛍光観察装置とを配置し、第1の波長帯域の励起光を照射して試料から発せられる第2の波長帯域の蛍光を検出する蛍光観察を行う際に、暗箱本体内において照明光源を作動させ、第3の波長帯域の可視光を照射する。暗箱本体に設けた観察窓は、第3の波長帯域の少なくとも一部を含む第4の波長帯域の光を透過可能なので、試料や蛍光観察装置において反射した第3の波長帯域の光の一部が観察窓を透過して、外部の観察者により観察されることになる。
すなわち、観察者は、観察窓を透過してくる第3の波長帯域内の光を観察することで、暗箱本体内部の試料の状態や試料と蛍光観察装置との位置関係等を容易に把握することができる。一方、第3の波長帯域は第1の波長帯域とは異なるので、暗箱本体内部において照射しても、照射された第3の波長帯域の可視光によって試料の蛍光物質が励起されることはない。また、第3の波長帯域は第2の波長帯域とも異なるので、暗箱本体内部において照射しても、蛍光観察装置により検出されることはなく、得られる蛍光画像におけるノイズが増大する不都合もない。
また、観察窓は、第4の波長帯域の光を透過するので、暗箱本体の外部から第4の波長帯域の光が暗箱本体内に入射することもある。しかしながら、第4の波長帯域は、第1の波長帯域および第2の波長帯域を含まないので、上記と同様、暗箱本体内に入射した光によって蛍光物質が励起されたり、蛍光画像におけるノイズが増大したりする不都合はない。一方、観察窓は、暗箱本体の外部からの第3の波長帯域の少なくとも一部の光を透過するが、透過した光は照明光源からの光とともに照明光として利用することができる。
上記発明においては、前記照明光源が、前記観察窓を通して外部から直接見ることのできない位置に配置されていることが好ましい。
このようにすることで、観察窓を通して暗箱本体の外部から観察する観察者が照明光源を直接見ることがなく、照明光源から光が観察の邪魔になることがない。具体的には、照明光源を観察窓の視野外に配置する場合の他、邪魔板等によって観察窓に向けて照明光源から直接光が漏れることを防止することにしてもよい。
また、本発明は、試料と、該試料に対して第1の波長帯域の励起光を照射し、試料から発生する第2の波長帯域の蛍光を検出する蛍光観察装置とを覆い外光の侵入を遮断する暗箱本体と、該暗箱本体内に配置され、前記第1の波長帯域および前記第2の波長帯域とは異なる第3の波長帯域の光を出射する照明光源と、前記暗箱本体内に配置され、前記照明光源により照明された試料および蛍光観察装置を撮影する撮影装置と、前記暗箱本体の外部に配置され、前記撮影装置により取得された画像を表示する画像表示装置とを備える蛍光観察用暗箱装置を提供する。
本発明によれば、暗箱本体内に試料と蛍光観察装置とを配置し、第1の波長帯域の励起光を照射して試料から発せられる第2の波長帯域の蛍光を検出する蛍光観察を行う際に、暗箱本体内において照明光源を作動させ、第3の波長帯域の光を照射する。第3の波長帯域の光は、試料および蛍光観察装置に照射され、暗箱本体内に設けた撮影装置によって撮影される。そして、取得された画像は暗箱本体外部の画像表示装置により表示される。観察者は、画像表示装置に表示された第3の波長帯域の光により照明された試料および蛍光観察装置を見ることで、試料の状態や両者の位置関係を把握することができる。
一方、第3の波長帯域は第1の波長帯域とは異なるので、暗箱本体内部において照射しても、照射された第3の波長帯域の光によって試料の蛍光物質が励起されることはない。また、第3の波長帯域は第2の波長帯域とも異なるので、暗箱本体内部において照射しても、蛍光観察装置により検出されることはなく、得られる蛍光画像におけるノイズが増大する不都合もない。
上記発明においては、前記照明光源は、出射した光が前記撮影装置に直接入射しない位置に配置されていることが好ましい。
このようにすることで、撮影装置により取得された画像に照明光源からの光によるフレア等のノイズが生じすることが防止される。したがって照明光源からの光が観察の邪魔になることがない。具体的には、照明光源を撮影装置の視野外に配置する場合の他、邪魔板等によって、照明光源から光が直接撮影装置に入射することを防止することにしてもよい。
また、上記発明においては、撮影装置と画像表示装置とを備えるカメラが、撮影装置を内部に、画像表示装置を外部に向け、暗箱本体の壁面を貫通して取り付けられていることとしてもよい。
このようにすることで、あたかも観察窓から暗箱内部を見ているような画像を画像表示装置に表させることができる。
また、上記発明においては、前記暗箱本体の壁面とカメラとの間に、壁面に対してカメラを移動可能に支持する蛇腹部材を備えることとしてもよい。
このようにすることで、蛇腹部材を変形させて、壁面に対してカメラを移動させることにより、画像表示装置に表示される画像の範囲を容易に調整することができる。
また、上記発明においては、前記照明光源に、出射する光の波長帯域を切り替える波長切替機構が備えられていることとしてもよい。
蛍光観察装置において励起光の波長を切り替えて観察する際に、波長切替機構を作動させて照明光源が出射する光の波長帯域を切り替えることにより、励起光の波長選択の自由度を高めることができる。
また、本発明は、試料に対して第1の波長帯域の励起光を照射し、試料から発生する第2の波長帯域の蛍光を検出する蛍光観察装置と、上記いずれかの蛍光観察用暗箱装置とを備え、前記暗箱本体に、該暗箱本体を開閉する開閉扉が設けられるとともに、該開閉扉の開閉状態を検出する開閉センサと、該開閉センサが、開閉扉が開かれたことを検出したときに、前記蛍光観察装置における励起光の出射を停止する励起光制御部とを備える蛍光観察システムを提供する。
この発明によれば、暗箱本体内に試料と蛍光観察装置とを収容して、開閉扉を閉じ、蛍光観察装置において第1の波長帯域の励起光を試料に照射し、試料から発せられる第2の波長帯域の蛍光を検出することにより蛍光観察が行われる。蛍光観察中に、開閉扉が何らかの原因によって開かれると、開閉センサが、開閉扉の開状態を検出して励起光制御部の作動により蛍光観察装置における励起光の出射が停止される。これにより、励起光が暗箱の外部に漏れることが防止されることになる。
また、開閉センサが開閉扉の閉状態を検出して、励起光制御部の作動により励起光が出射されることにより、暗箱の外部からノイズとなる光が入らない状態での蛍光観察が行われ、ノイズの少ない鮮明な蛍光画像を得ることができる。
また、本発明は、試料に対して第1の波長帯域の励起光を照射し、試料から発生する第2の波長帯域の蛍光を検出する蛍光観察装置と、上記いずれかの蛍光観察用暗箱装置とを備え、前記暗箱本体に、該暗箱本体を開閉する開閉扉が設けられるとともに、該開閉扉の開閉状態を検出する開閉センサが備えられ、該開閉センサが、開閉扉が閉じられていることを検出したときに、前記蛍光観察装置の動作速度を低下させる動作制御部を備える蛍光観察システムを提供する。
本発明によれば、暗箱本体の開閉扉を開いて、試料を蛍光観察装置に対して位置決めし、蛍光観察装置の概略的な焦点位置合わせ等の準備作業を行った後に、開閉扉を閉じて、試料と蛍光観察装置とを暗箱本体内に収容する。そして、第3の波長帯域の照明光源からの光の下で、試料と蛍光観察装置との位置関係を微調整しながら、蛍光観察装置において第1の波長帯域の励起光を試料に照射し、試料から発せられる第2の波長帯域の蛍光を検出することにより蛍光観察が行われる。この場合において、本発明によれば、動作制御部の作動により、開閉センサが開閉扉の閉状態を検出しているときの方が、開状態を検出しているときよりも低い動作速度で蛍光観察装置が作動させられる。その結果、暗箱本体内において、観察窓または画像表示装置を介しての限られた情報しか得られない暗箱本体内において、誤って蛍光観察装置と試料とが干渉してしまう不都合の発生を低減できる。したがって、蛍光観察装置や試料が破損したり損傷を受けたりすることを回避することができる。
また、本発明は、蛍光観察装置により試料に対して第1の波長帯域の励起光を照射して試料から発せられる第2の波長帯域の蛍光を観察する蛍光観察方法であって、試料および蛍光観察装置を暗箱により覆い、暗箱内において、前記第1の波長帯域および前記第2の波長帯域とは異なる第3の波長帯域の光を照射し、暗箱外において、暗箱に設けた、前記第3の波長帯域の少なくとも一部を含み、前記第1の波長帯域および第2の波長帯域を含まない第4の波長帯域の光を透過可能な観察窓を介して、または、暗箱内に設けた撮影装置を介して、第3の波長帯域の光を観察しながら、試料または蛍光観察装置を暗箱外から操作する蛍光観察方法を提供する。
本発明によれば、第3の波長帯域の光により蛍光観察装置と試料とを照明し、観察窓または撮影装置を介して観察するので、蛍光観察装置による蛍光観察を邪魔することなく、暗箱内部において蛍光観察装置と試料との位置関係を容易に把握して、確実に操作することができる。したがって、手探りによる操作を排除し、また、暗室の照明の点灯と消灯とを繰り返して操作する煩わしさをなくすことができる。
本発明によれば、第1および第2の波長帯域のいずれとも異なる第3の波長帯域の光により蛍光観察装置と試料とを照明し、観察窓または撮影装置を介して観察するので、蛍光観察装置による蛍光観察を邪魔することなく、暗箱内部において蛍光観察装置と試料との位置関係を容易に把握して、確実に操作することができる。したがって、手探りによる操作を排除し、また、暗室の照明の点灯と消灯とを繰り返して操作する煩わしさをなくすことができるという効果を奏する。
以下、本発明の第1の実施形態に係る蛍光観察用暗箱装置1について、図1および図2を参照して説明する。
本実施形態に係る蛍光観察用暗箱装置1は、図1に示されるように、暗箱本体2と、該暗箱本体2内に配置される照明光源3と、暗箱本体2の壁面2aに設けられた観察窓4とを備えている。
前記暗箱本体2は、あらゆる波長の光を遮光する材質からなる箱状部材であって、後述する蛍光観察装置5の観察ヘッド6、該観察ヘッド6を昇降させる昇降機構7、試料A、および該試料Aを載置して水平2次元方向に移動させたり、傾斜させたりするステージ8を完全に覆うことができる寸法を備えている。
蛍光観察装置5は、図1に示されるように、光学ユニット9と観察ヘッド6とこれらを接続する光ファイバ10とを備えている。
光学ユニット9は、レーザ光のような第1の波長帯域B1(例えば、波長545nm)の励起光L1を出射する励起光源11と、出射された励起光L1を平行光に変換するコリメートレンズ12と、平行光にされた励起光L1を光ファイバ10の端面10aに集光するカップリングレンズ13と、光ファイバ10を介して戻ってきた戻り光から第2の波長帯域B2(例えば、波長550nm)の蛍光L2を分離するダイクロイックミラー14と、分離された蛍光L2を集光する集光レンズ15と、集光された蛍光L2を検出する光検出器16とを備えている。光検出器16は、例えば、光電子増倍管(Photomultiplier
Tube:PMT)である。
観察ヘッド6には、筐体17内に、励起光源11からの励起光L1を平行光に変換するコリメートレンズ18と、コリメートレンズ18から出射された平行光を2次元的に走査する光走査部19と、走査された励起光L1を集光して中間像を結像する瞳投影レンズ20と、中間像を結像した励起光L1を集光して平行光に変換する結像レンズ21とが備えられている。また、筐体17には、結像レンズ21からの励起光L1を集光して所定の焦点位置に再結像させる対物レンズ22が取り付けられている。
光走査部19は、例えば、互いに直交する軸線回りに揺動可能な2枚のガルバノミラー19a,19bを対向配置してなる、いわゆる近接ガルバノミラーである。
また、観察ヘッド6を昇降可能に支持する昇降機構7は、ベース23から立ち上がる支柱24に、図示しない駆動装置によって昇降させられる昇降スライダ25を備えている。駆動装置は、暗箱本体2の外部からの遠隔操作により作動させられるようになっている。
前記照明光源3は、例えば、458nm近傍の第3の波長帯域B3を有する可視光L3を出射する、例えば、アルゴンレーザ光源等により構成されている。
前記観察窓4は、図1に示されるように、暗箱本体2を構成する壁面2aの内、暗箱本体2の前面に配される傾斜面に設けられ、暗箱本体2の外部から暗箱本体2の内部に配されている蛍光観察装置5の観察ヘッド6および試料Aを視野範囲内に配するように設定されている。
観察窓4は、図2に示されるように、蛍光観察装置5の励起光源11から発せられる第1の波長帯域B1の励起光L1および試料Aから発せられる第2の波長帯域B2の蛍光L2をいずれも遮断する一方、照明光源3から発せられる第3の波長帯域B3の可視光L3は透過させるように構成されている。すなわち、観察窓4は、波長480nm以下の光を透過し、それより大きな波長の光を遮断する透過率特性を有している。
また、本実施形態においては、暗箱本体2内に、観察窓4と照明光源3との間に配置される邪魔板26が備えられている。邪魔板26は観察窓4に対して照明光源3を覆い隠すように配置され、観察窓4の外部から、直接的に照明光源3を見ることができないように形成されている。
このように構成された本実施形態に係る蛍光観察用暗箱装置1を用いた蛍光観察方法について以下に説明する。
本実施形態に係る蛍光観察用暗箱装置1を用いて、試料Aの蛍光観察を行うには、まず、蛍光観察装置5の励起光源11を停止状態として、暗箱本体2外において、ステージ8上に試料Aを固定し、昇降機構7を作動させて観察ヘッド6の対物レンズ22を試料Aに対して大まかに位置決めした位置に配置する。この状態で、試料A、観察ヘッド6、ステージ8および昇降機構7を暗箱本体2内に収容する。暗箱本体2は、試料Aや観察ヘッド6等を覆うように被せる構造でもよく、後述する実施形態のように開閉扉を設けておき、これを閉じることで観察ヘッド6等を覆うように構成してもよい。
次に、照明光源3を作動させて、第3の波長帯域B3の可視光L3を暗箱本体2内において照射する。第3の波長帯域B3の可視光L3は、特に、暗箱本体2内の観察ヘッド6の対物レンズ22およびこれに対向して配置されている試料Aを照明する。そして、これら対物レンズ22および試料Aにおいて反射された第3の波長帯域B3の可視光L3は、その一部が、観察窓4を透過して暗箱本体2の外部に出射される。
したがって、暗箱本体2の外部において、観察者は、観察窓4を透過して出てくる第3の波長帯域B3の可視光L3を観察することにより、暗箱本体2内部に配されている対物レンズ22と試料Aとの位置関係および暗箱本体2内部の試料Aの状態を明確に把握することができる。
そして、観察者は、観察窓4から観察される対物レンズ22と試料Aとの位置関係に基づいて、暗箱本体2の外部から遠隔操作によって昇降機構7およびステージ8を作動させ、これらの位置関係を調節することができる。
次に、蛍光観察装置5を作動させて、励起光源11から第1の波長帯域B1の励起光L1を出射させる。励起光L1は、光ファイバ10を介して暗箱本体2内の観察ヘッド6内に導かれる。観察ヘッド6内に入射された励起光L1は、コリメートレンズ18によって平行光にされた後、光走査部19によって2次元的に走査され、瞳投影レンズ20、結像レンズ21および対物レンズ22を介して試料Aにおいて再結像される。
試料Aに励起光L1が入射されると、試料A内の蛍光物質あるいは予め試料Aに投与しておいた蛍光薬剤が励起されて第2の波長帯域B2の蛍光L2が発せられる。発せられた蛍光L2は、対物レンズ22、結像レンズ21、瞳投影レンズ20、光走査部19およびコリメートレンズ18を介して光ファイバ10の端面10bに入射される。
光ファイバ10の端面10bは、対物レンズ22の焦点位置と共役な位置関係に配置されているので、試料Aから戻る蛍光L2の内、対物レンズ22の焦点位置近傍から発生した蛍光L2のみが、光ファイバ10の端面10bに入射されて、光学ユニット9に戻される。光学ユニット9に戻った蛍光L2は、カップリングレンズ13によって平行光にされて、ダイクロイックミラー14により光路から分離され、集光レンズ15によって集光されて光検出器16により検出される。
光走査部19を作動させることにより、励起光L1が対物レンズ22の焦点位置において2次元的に走査され、各位置からの蛍光L2を光検出器16によって検出することにより、鮮明な2次元的な蛍光画像を得ることができる。
この場合において、本実施形態に係る蛍光観察用暗箱装置1によれば、照明光源3からの可視光L3の第3の波長帯域B3は、励起光L1の第1の波長帯域B1および蛍光L2の第2の波長帯域B2のいずれとも異なっている。したがって、蛍光観察中に照明光源3からの可視光L3が試料Aに照射されても、それによって、試料Aの蛍光物質が励起されることはない。また、試料Aにおいて反射等した第3の波長帯域B3の可視光L3が対物レンズ22から蛍光L2の検出光路内に入射したとしても、ダイクロイックミラー14によって光検出器16側に偏向されることはなく、光検出器16にノイズとして検出される不都合はない。
すなわち、照明光源3からの第3の波長帯域B3の可視光L3は、蛍光観察を邪魔しない光であり、蛍光観察前の準備段階のみならず、蛍光観察中も照射し続けることができる。また、観察窓4は第3の波長帯域B3の可視光L3を透過可能であるので、暗箱本体2の外部からも第3の波長帯域B3の可視光L3が観察窓4を透過して暗箱本体2内部に入射することが考えられる。しかしながら、上述したように第3の波長帯域B3の可視光L3は、蛍光観察を邪魔しない光であり、観察窓4を透過して暗箱本体2内部に入ったとしても、蛍光観察に支障を生ずることはない。
観察者は、光検出器16により取得される蛍光画像を図示しないモニタによって確認しながら、試料Aと蛍光観察装置5との位置関係を調整する際に、観察窓4を介して見ることができる照明光源3からの第3の波長帯域B3の可視光L3により明るく照明された試料Aと観察ヘッド6とを確認しながら調整作業を行うことができる。
その結果、従来のように暗室の中で手探りで調整作業を行う必要がなく、また、暗室の照明の点灯、消灯を繰り返す煩わしさも解消できる。
本実施形態に係る蛍光観察用暗箱装置1においては、暗箱本体2の内部に設けた邪魔板26によって、照明光源3からの可視光L3が直接観察窓4を通過しないようになっている。したがって、観察者が照明光源3を直視することがなく、直視した場合における眩しさによって暗箱本体2内部の様子が見にくくなるという不都合の発生を防止することができる。
また、本実施形態においては、励起光源11を含む光学ユニット9が暗箱本体2の外部に配置されている。これにより、暗箱本体2の内部の温度が、励起光源11の発熱によって上昇してしまうことが防止され、試料Aの乾燥や、観察条件の変動を防止して、安定した観察を行うことができるという効果がある。
なお、本実施形態においては、図2に示されるように、第3の波長帯域B3として、励起光L1の第1の波長帯域B1および蛍光L2の第2の波長帯域のいずれよりも短い波長帯域B3を使用する例を挙げて説明したが、これに代えて、第1の波長帯域B1および第2の波長帯域B2のいずれよりも長い波長帯域B3′を採用することにしてもよい。この場合には、観察窓4の透過率特性を波長帯域B3′を含む波長帯域にすればよい。
また、照明光源3に、出射する可視光L3の波長帯域B3を切り替えるフィルタ切替装置27が備えられていることとしてもよい。
蛍光観察装置5において励起光L1の波長を切り替えて観察する際に、フィルタ切替装置27を作動させて照明光源3が出射する可視光L3の波長帯域B3を切り替えることにより、励起光L1の波長選択の自由度を高めることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る蛍光観察用暗箱装置30について、図3を参照して、以下に説明する。
本実施形態の説明において、図1に示した第1の実施形態に係る蛍光観察用暗箱装置1と構成を共通とする箇所に同一符号を付して説明を簡略化する。
本実施形態に係る蛍光観察用暗箱装置30は、図3に示されるように、第1の実施形態に係る蛍光観察用暗箱装置1の観察窓4を有する暗箱本体31に代えて、観察窓4を有しない暗箱本体31の内部に配置されるカメラ(撮影装置)32と、暗箱本体31の外部に配置されるモニタ33とを配置し、暗箱本体31によって外光を完全に遮断している。
カメラ32は、暗箱本体31の内部において、蛍光観察装置5の対物レンズ22と試料Aとを同時に撮影可能な視野を有している。また、カメラ32は、照明光源3に対して邪魔板26を隔てて配置され、照明光源3を直接撮影することのないように設定されている。カメラ32としては、CCDカメラの他、CMOSカメラを採用してもよい。CMOSカメラは消費電力が小さいため、省エネルギの観点で好ましい。
このように構成された本実施形態に係る蛍光観察用暗箱装置30によれば、第1の実施形態と同様に、蛍光観察を邪魔しない第3の波長帯域B3の光L3(この場合の光L3は可視光に限られない。)を照射する照明光源3の採用により、蛍光観察中においてもカメラ32およびモニタ33を介して暗箱本体31の内部の様子を観察でき、蛍光観察装置5と試料Aとの位置関係を微調整しながら蛍光観察を行うことができる。
なお、本実施形態に係る蛍光観察用暗箱装置30においては、暗箱本体31内に複数台のカメラ32を設置して、同一のモニタ33により画面を切り替えながら複数のカメラ32からの画像を観察することにしてもよい。このようにすることで、試料Aを異なる複数の角度から観察できる。したがって、より正確かつ容易に蛍光観察装置5と試料Aとの位置関係を調整することができる。
また、試料Aが生体である場合に、試料Aや暗箱本体31内に取り付けた各種センサ(図示略)からの情報、例えば、バイタル情報や暗箱本体31内部の温度情報等をモニタ33に同時に表示することにしてもよい。
また、図4に示されるように、暗箱本体31′の壁面31a′を貫通してカメラ32とモニタ33とを一体化したもの、あるいは、モニタ付きのカメラを取り付けた蛍光観察用暗箱装置30′を採用してもよい。この場合、カメラ32を暗箱本体31′の内側に向けて設置し、モニタ33はカメラ32とは正反対の暗箱本体31′の外側方向を向くように設置する。このようにすることで、モニタ33を見る観察者は、あたかも第1の実施形態の暗箱本体2に設けた観察窓4から暗箱本体2の内部を覗いているかのように観察を行うことができる。したがって、モニタ33を見ながらの観察ヘッド6やステージ8の遠隔操作において、その動作方向や移動量を直感的に把握しやすい状態で調節作業を行うことができる。
また、図4に示されるように、カメラ32とモニタ33とを一体化したものあるいはモニタ付きのカメラを、蛇腹34を介して暗箱本体31′の壁面31a′に固定することにしてもよい。蛇腹34を変形させることで、カメラ32の位置を調節することができ、蛇腹34の変形範囲において観察したい領域を調節することができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る蛍光観察システム40について、図5を参照して説明する。
本実施形態の説明において、上述した各実施形態に係る蛍光観察用暗箱装置1,30と構成を共通とする箇所に同一符号を付して説明を簡略化する。
本実施形態に係る蛍光観察システム40は、図5に示されるように、上述した蛍光観察装置5と、蛍光観察用暗箱装置41とを備えている。蛍光観察用暗箱装置41は、図5に示されるように、暗箱本体42に、開閉扉43がヒンジ44によって開閉可能に設けられている。暗箱本体42には、開閉扉43が閉じられたときに、開閉扉43に設けられた被検出体45を検出可能な開閉センサ46が設けられている。
また、開閉センサ46には、励起光制御装置47が接続されている。励起光制御装置47、開閉センサ46により開閉扉43の開状態が検出されたとき、すなわち、開閉扉43が開かれることで、被検出体45が開閉センサ46の検出範囲内から外れたときに、励起光源11を停止して、励起光L1が出射されるのを停止するように制御するようになっている。
このように構成された本実施形態に係る蛍光観察システム40によれば、開閉扉43を閉じることで開閉センサ46によって被検出体45が検出され、閉状態である旨の信号が励起光制御装置47に送られるので、励起光制御装置47は、励起光源11からの励起光L1の出射を許容する。これにより、上記第1の実施形態に係る蛍光観察用暗箱装置41と同様にして、試料Aの蛍光観察を行いながら照明光源3と観察窓4とによる蛍光観察装置5と試料Aとの位置関係に調節等が行われる。
この状態で、本実施形態に係る蛍光観察システム40によれば、何らかの原因によって開閉扉43が暗箱本体42に対して開かれると、開閉センサ46が作動して開閉扉43が開状態であることが検出されるので、励起光制御装置47により励起光源11からの励起光L1の出射が停止される。これにより、暗箱本体42から励起光L1が外部に漏れることが防止されるとともに、開閉扉43が開かれて外部から種々の波長帯域の外光が暗箱本体42内部に入射している状態での蛍光観察が行われてしまうことが回避される。したがって、ノイズの多い蛍光画像が撮影されてしまうことを防止できる。
なお、本実施形態においては、開閉扉43の開閉状態に応じて励起光源11からの励起光L1の出射を停止することとしたが、これに代えて、励起光源11の前方にシャッタ(図示略)を設け、シャッタの開閉により、励起光L1の照射、停止を選択することにしてもよい。また、開閉扉43が開かれたときには、励起光L1の遮断とともに照明光源3を消灯することにしてもよい。観察窓4を介した暗箱本体42内部の観察中に照明光源3が消灯することで、観察者に開閉扉43の開状態を早期に知らせることができる。
また、開閉センサ46の作動に連動するタイマーを設けておき、開閉扉43が開かれていた時間等の情報を記録し、あるいは、モニタに表示することにしてもよい。
また、本実施形態においては、開閉扉43が開状態のときに励起光源11を停止することとしたが、これに代えて、あるいはこれとともに、図6に示されるように、開閉センサ46に接続される動作制御装置48を備えることにしてもよい。動作制御装置48は、例えば、観察ヘッド6の昇降機構7あるいはステージ8の駆動装置に接続され、開閉センサ46が開閉扉43の閉状態を検出したときに、暗箱本体42内部の昇降機構7等の動作速度を、開状態の場合よりも低くするように制御することが好ましい。
暗箱本体42の内部は、観察窓4によって観察できるものの、観察窓4から得られる情報量は制限されているため、開閉扉43が閉じた状態では昇降機構7等の動作速度を低く設定することで、試料Aと対物レンズ22との干渉による試料Aの損傷や対物レンズ22等の破損の危険性を低減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る蛍光観察用暗箱装置を示す縦断面図である。 図1の蛍光観察用暗箱装置の照明光源からの蛍光の波長帯域と、観察窓の透過率特性を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る蛍光観察用暗箱装置を示す縦断面図である。 図3の蛍光観察用暗箱装置の変形例を示す縦断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る蛍光観察システムを示す縦断面図である。 図5の蛍光観察システムの変形例を示す縦断面図である。
符号の説明
A 試料
B1 第1の波長帯域
B2 第2の波長帯域
B3 第3の波長帯域
L1 励起光
L2 蛍光
L3 可視光、光
1,30,41 蛍光観察用暗箱装置
2,31,42 暗箱本体
3 照明光源
4 観察窓
5 蛍光観察装置
27 フィルタ切替装置(波長切替機構)
32 カメラ(撮影装置)
33 モニタ(画像表示装置)
34 蛇腹(蛇腹部材)
40 蛍光観察システム
43 開閉扉
46 開閉センサ
47 励起光制御装置(励起光制御部)
48 動作制御装置(動作制御部)

Claims (10)

  1. 試料と、該試料に対して第1の波長帯域の励起光を照射し、試料から発生する第2の波長帯域の蛍光を検出する蛍光観察装置とを覆う暗箱本体と、
    該暗箱本体内に配置され、前記第1の波長帯域および前記第2の波長帯域とは異なる第3の波長帯域の可視光を出射する照明光源と、
    前記暗箱本体に設けられ、前記第3の波長帯域の少なくとも一部を含み、前記第1の波長帯域および第2の波長帯域を含まない第4の波長帯域の光を透過可能な観察窓とを備える蛍光観察用暗箱装置。
  2. 前記照明光源が、前記観察窓を通して外部から直接見ることのできない位置に配置されている請求項1に記載の蛍光観察用暗箱装置。
  3. 試料と、該試料に対して第1の波長帯域の励起光を照射し、試料から発生する第2の波長帯域の蛍光を検出する蛍光観察装置とを覆い外光の侵入を遮断する暗箱本体と、
    該暗箱本体内に配置され、前記第1の波長帯域および前記第2の波長帯域とは異なる第3の波長帯域の光を出射する照明光源と、
    前記暗箱本体内に配置され、前記照明光源により照明された試料および蛍光観察装置を撮影する撮影装置と、
    前記暗箱本体の外部に配置され、前記撮影装置により取得された画像を表示する画像表示装置とを備える蛍光観察用暗箱装置。
  4. 前記照明光源は、出射した光が前記撮影装置に直接入射しない位置に配置されている請求項3に記載の蛍光観察用暗箱装置。
  5. 撮影装置と画像表示装置とを備えるカメラが、撮影装置を内部に、画像表示装置を外部に向け、暗箱本体の壁面を貫通して取り付けられている請求項3または請求項4に記載の蛍光観察用暗箱装置。
  6. 前記暗箱本体の壁面とカメラとの間に、壁面に対してカメラを移動可能に支持する蛇腹部材を備える請求項5に記載の蛍光観察用暗箱装置。
  7. 前記照明光源に、出射する光の波長帯域を切り替える波長切替機構が備えられている請求項1から請求項6のいずれかに記載の蛍光観察用暗箱装置。
  8. 試料に対して第1の波長帯域の励起光を照射し、試料から発生する第2の波長帯域の蛍光を検出する蛍光観察装置と、
    請求項1から請求項7のいずれかに記載の蛍光観察用暗箱装置とを備え、
    前記暗箱本体に、該暗箱本体を開閉する開閉扉が設けられるとともに、
    該開閉扉の開閉状態を検出する開閉センサと、
    該開閉センサが、開閉扉が開かれたことを検出したときに、前記蛍光観察装置における励起光の出射を停止する励起光制御部とを備える蛍光観察システム。
  9. 試料に対して第1の波長帯域の励起光を照射し、試料から発生する第2の波長帯域の蛍光を検出する蛍光観察装置と、
    請求項1から請求項7のいずれかに記載の蛍光観察用暗箱装置とを備え、
    前記暗箱本体に、該暗箱本体を開閉する開閉扉が設けられるとともに、
    該開閉扉の開閉状態を検出する開閉センサが備えられ、
    該開閉センサが、開閉扉が閉じられていることを検出したときに、前記蛍光観察装置の動作速度を低下させる動作制御部を備える蛍光観察システム。
  10. 蛍光観察装置により試料に対して第1の波長帯域の励起光を照射して試料から発せられる第2の波長帯域の蛍光を観察する蛍光観察方法であって、
    試料および蛍光観察装置を暗箱により覆い、
    暗箱内において、前記第1の波長帯域および前記第2の波長帯域とは異なる第3の波長帯域の光を照射し、
    暗箱外において、暗箱に設けた、前記第3の波長帯域の少なくとも一部を含み、前記第1の波長帯域および第2の波長帯域を含まない第4の波長帯域の光を透過可能な観察窓を介して、または、暗箱内に設けた撮影装置を介して、第3の波長帯域の光を観察しながら、試料または蛍光観察装置を暗箱外から操作する蛍光観察方法。
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