JP2009300780A - アダプタ、対物レンズユニットおよび顕微鏡 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型で、観察対象物から発生する微弱な光への外光の混入を防止して鮮明な画像を得る。
【解決手段】被観察対象物Aに隙間をあけて対向させられる対物レンズ8の先端開口8aの半径方向外方を全周にわたって取り囲む位置に配置され、被観察対象物Aに接触して弾性変形させられるリング状の弾性部材10と、該弾性部材10が弾性変形させられたときに検出信号を出力するセンサ11とを備えるアダプタ9を提供する。
【選択図】図2
【解決手段】被観察対象物Aに隙間をあけて対向させられる対物レンズ8の先端開口8aの半径方向外方を全周にわたって取り囲む位置に配置され、被観察対象物Aに接触して弾性変形させられるリング状の弾性部材10と、該弾性部材10が弾性変形させられたときに検出信号を出力するセンサ11とを備えるアダプタ9を提供する。
【選択図】図2
Description
本発明は、アダプタ、対物レンズユニットおよび顕微鏡に関するものである。
従来、レーザ光のような励起光を試料に照射して、試料から発生する液光を観察する蛍光観察装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この蛍光観察装置は、試料から発生する微弱な蛍光に外光が混入して鮮明な蛍光画像を得ることが困難になるという不都合を防止するために、その全体が蛍光観察用暗箱装置によって覆われている。
この蛍光観察装置は、試料から発生する微弱な蛍光に外光が混入して鮮明な蛍光画像を得ることが困難になるという不都合を防止するために、その全体が蛍光観察用暗箱装置によって覆われている。
しかしながら、特許文献1に開示された蛍光観察用暗箱装置は、蛍光観察装置全体を覆うものであるため、装置が大型化してしまう不都合がある。特に、顕微鏡本体を小型化して、角度変更可能に構成され、試料に対して任意の方向から対物レンズを近接させることができる顕微鏡装置においては、折角顕微鏡本体を小型化していても、顕微鏡本体の可動範囲全体を覆うような大きさの蛍光観察用暗箱装置が必要となり、装置全体の小型化を図ることができないという不都合がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、小型で、観察対象物から発生する微弱な光への外光の混入を防止して鮮明な画像を得ることを可能にするアダプタ、対物レンズユニットおよび顕微鏡を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、被観察対象物に隙間をあけて対向させられる対物レンズの先端開口の半径方向外方を全周にわたって取り囲む位置に配置され、前記被観察対象物に接触して弾性変形させられるリング状の弾性部材と、該弾性部材が弾性変形させられたときに検出信号を出力するセンサとを備えるアダプタを提供する。
本発明は、被観察対象物に隙間をあけて対向させられる対物レンズの先端開口の半径方向外方を全周にわたって取り囲む位置に配置され、前記被観察対象物に接触して弾性変形させられるリング状の弾性部材と、該弾性部材が弾性変形させられたときに検出信号を出力するセンサとを備えるアダプタを提供する。
本発明によれば、アダプタを取り付けた対物レンズの先端開口を被観察対象物に近接させていくと、弾性部材が被観察対象物に接触して弾性変形させられる。弾性部材は先端開口の半径方向外方を全周にわたって取り囲む位置に配置されているので、弾性変形されることで対物レンズの先端開口の外側で被観察対象物との隙間を全周にわたって密閉する。そして、この状態で、センサから検出信号が出力されるので、この検出信号に基づいて観察を開始することとすれば、外光が対物レンズの先端開口内に入射されないようにして被観察対象物の観察を行うことができ、鮮明な画像を取得することが可能となる。
上記発明においては、前記センサが周方向に間隔をあけて複数配置されていることが好ましい。
このようにすることで、周方向全周にわたって配置されている弾性部材の全周にわたる均等な弾性変形を検出することができ、先端開口の外側における被観察対象物との間の隙間をより確実に密閉することができる。
このようにすることで、周方向全周にわたって配置されている弾性部材の全周にわたる均等な弾性変形を検出することができ、先端開口の外側における被観察対象物との間の隙間をより確実に密閉することができる。
また、上記発明においては、前記先端開口を開閉可能に設けられ、前記センサが検出信号を出力したときに開かれるシャッタを備えていてもよい。
このようにすることで、センサが検出信号を出力し、先端開口の外側の被観察対象物との間の隙間が全周にわたって密閉された状態でシャッタが開かれるので、落射照明にレーザ光を使用する場合には、非観察時においてもレーザ光が外部に漏れないようにすることができる。
このようにすることで、センサが検出信号を出力し、先端開口の外側の被観察対象物との間の隙間が全周にわたって密閉された状態でシャッタが開かれるので、落射照明にレーザ光を使用する場合には、非観察時においてもレーザ光が外部に漏れないようにすることができる。
また、本発明は、対物レンズと、該対物レンズに固定された上記いずれかのアダプタとを備える対物レンズユニットを提供する。
また、本発明は、被観察対象物に隙間をあけて対向させられる先端開口と、該先端開口の半径方向外方を全周にわたって取り囲む位置に配置され、被観察対象物に接触して弾性変形させられるリング状の弾性部材と、該弾性部材が弾性変形させられたときに検出信号を出力するセンサとを備える対物レンズユニットを提供する。
また、本発明は、被観察対象物に隙間をあけて対向させられる先端開口と、該先端開口の半径方向外方を全周にわたって取り囲む位置に配置され、被観察対象物に接触して弾性変形させられるリング状の弾性部材と、該弾性部材が弾性変形させられたときに検出信号を出力するセンサとを備える対物レンズユニットを提供する。
上記発明においては、前記センサが周方向に間隔をあけて複数配置されていることが好ましい。
また、上記発明においては、前記先端開口を開閉可能に設けられ、前記センサが検出信号を出力したときに開かれるシャッタを備えていてもよい。
また、本発明は、上記いずれかの対物レンズユニットを備える顕微鏡を提供する。
また、上記発明においては、前記先端開口を開閉可能に設けられ、前記センサが検出信号を出力したときに開かれるシャッタを備えていてもよい。
また、本発明は、上記いずれかの対物レンズユニットを備える顕微鏡を提供する。
本発明によれば、装置を大型化させることなく、観察対象物から発生する微弱な光への外光の混入を防止して鮮明な画像を得ることができるという効果を奏する。
以下、本発明の一実施形態に係るアダプタ、対物レンズユニットおよび顕微鏡について図1〜図3を参照して説明する。
本実施形態に係る顕微鏡1は、図1に示されるように、落射照明型のレーザ走査型蛍光顕微鏡であって、被観察対象物Aを載置するステージ2と、レーザ光源3と、レーザ光源3からのレーザ光を2次元的に走査する顕微鏡本体4と、観察対象物Aの表面に対向して配置され、レーザ光を被観察対象物Aに照射する一方、被観察対象物Aにおいて発生した蛍光を集光する対物レンズユニット5と、該対物レンズユニット5により集光された蛍光を観察する接眼レンズ6とを備えている。
本実施形態に係る顕微鏡1は、図1に示されるように、落射照明型のレーザ走査型蛍光顕微鏡であって、被観察対象物Aを載置するステージ2と、レーザ光源3と、レーザ光源3からのレーザ光を2次元的に走査する顕微鏡本体4と、観察対象物Aの表面に対向して配置され、レーザ光を被観察対象物Aに照射する一方、被観察対象物Aにおいて発生した蛍光を集光する対物レンズユニット5と、該対物レンズユニット5により集光された蛍光を観察する接眼レンズ6とを備えている。
本実施形態においては、被観察対象物Aは、例えば、スライドガラスA1に載置された生体試料A2である。
対物レンズユニット5は、図2に示されるように、鏡筒8a内に複数のレンズ8bを収容してなる対物レンズ8と、該対物レンズ8の鏡筒8a外面に取り付けられるアダプタ9とを備えている。
対物レンズユニット5は、図2に示されるように、鏡筒8a内に複数のレンズ8bを収容してなる対物レンズ8と、該対物レンズ8の鏡筒8a外面に取り付けられるアダプタ9とを備えている。
対物レンズ8は、顕微鏡本体4側からレーザ光L1を入射させ、下向きの先端開口8cから被観察対象物Aに向けて射出し、所定の焦点位置において集光するようになっている。
アダプタ9は、対物レンズ8の鏡筒8a外面に取り付けられ、対物レンズ8全体を覆うように配置される筒状のケース9aと、該ケース9aの先端に対物レンズ8の先端開口8cに対応する位置に開口する開口部9bと、該開口部9bの半径方向外方に配置された弾性部材10と、該弾性部材10の半径方向外方に配置されたセンサ11とを備えている。
アダプタ9は、対物レンズ8の鏡筒8a外面に取り付けられ、対物レンズ8全体を覆うように配置される筒状のケース9aと、該ケース9aの先端に対物レンズ8の先端開口8cに対応する位置に開口する開口部9bと、該開口部9bの半径方向外方に配置された弾性部材10と、該弾性部材10の半径方向外方に配置されたセンサ11とを備えている。
弾性部材10は、例えば、ゴム等の材質によって構成され、円環状に形成され、開口部9bの周囲を全周にわたって取り囲むようにケース9aの先端面に固定されている。これにより、対物レンズ8を被観察対象物Aに近接させていくと、弾性部材10が被観察対象物Aの表面とケース9aとの間に挟まれて弾性変形させられるようになっている。弾性部材10は円環状に形成されているので、被観察対象物Aの表面とケース9aとの隙間を開口部9bの外側において全周にわたって密閉するようになっている。
センサ11は、例えば、接触式のセンサ11であって、被観察対象物Aの表面に接触することにより被観察対象物Aを検出し、検出信号を出力するようになっている。センサ11は、弾性部材10の半径方向外方に、周方向に間隔をあけて複数配列されている。
また、センサ11は、対物レンズ8によるレーザ光L1の焦点位置が被観察対象物Aに一致する位置まで対物レンズユニット5が被観察対象物Aに近接し、弾性部材10が弾性変形させられた時点で、被観察対象物Aの表面に接触して検出信号を出力する位置に配置されている。
なお、センサ11の出力は、レーザ光源3からのレーザ光L1をオンオフするための図示しないシャッタ等の部材を駆動するトリガ信号として使用されるようになっている。
図中、符号12は、センサ11からの検出信号を外部に伝送するための配線である。
なお、センサ11の出力は、レーザ光源3からのレーザ光L1をオンオフするための図示しないシャッタ等の部材を駆動するトリガ信号として使用されるようになっている。
図中、符号12は、センサ11からの検出信号を外部に伝送するための配線である。
このように構成された本実施形態に係るアダプタ9、対物レンズユニット5および顕微鏡1の作用について、以下に説明する。
本実施形態に係る顕微鏡1を用いて、被観察対象物Aを観察するには、図1に示されるように、ステージ2上に被観察対象物Aを載置して対物レンズユニット5を被観察対象物Aに近接させていく。
本実施形態に係る顕微鏡1を用いて、被観察対象物Aを観察するには、図1に示されるように、ステージ2上に被観察対象物Aを載置して対物レンズユニット5を被観察対象物Aに近接させていく。
この時点で、図示しないシャッタによりレーザ光源3からのレーザ光L1は遮断されており、対物レンズ8の先端開口8cからは射出されていない。
この状態で、対物レンズユニット5を被観察対象物Aにさらに近接させていくと、図2に示されるように、対物レンズユニット5に先端に設けられている弾性部材10が被観察対象物Aに接触して弾性変形させられる。
この状態で、対物レンズユニット5を被観察対象物Aにさらに近接させていくと、図2に示されるように、対物レンズユニット5に先端に設けられている弾性部材10が被観察対象物Aに接触して弾性変形させられる。
弾性部材10は、対物レンズ8の先端開口8cの外側に全周にわたって配置されているので、アダプタ9のケース9aと被観察対象物Aとの間で弾性変形して潰れることで、ケース9aと被観察対象物Aとの隙間を全周にわたって密閉するようになる。
そして、弾性部材10が所定の寸法だけ潰れたところで、センサ11が被観察対象物Aの表面に接触して検出信号を出力する。
そして、弾性部材10が所定の寸法だけ潰れたところで、センサ11が被観察対象物Aの表面に接触して検出信号を出力する。
検出信号に応じてシャッタを開くことにより、図3に示されるように、レーザ光源3からのレーザ光L1が顕微鏡本体4内のガルバノミラー(図示略)において2次元的に走査されて対物レンズ8を介して、対物レンズ8の先端開口8cおよびケース9aの開口部9bから被観察対象物Aに照射される。レーザ光L1が照射された被観察対象物Aにおいては、被観察対象物A内に含有されている蛍光物質が励起されて蛍光L2が発生する。発生した蛍光L2は、対物レンズ8の先端開口8cから鏡筒8a内に入射して集光され、もう一度ガルバノミラーによって走査され、今度は顕微鏡本体4内の図示しない検出器の中の光電子増倍管で増幅されて2次元的な像として生成されモニタ(図示略)上に表示される。
この場合において、本実施形態に係るアダプタ9、対物レンズユニット5および顕微鏡1によれば、対物レンズ8の鏡筒8aの先端開口8cの外側において、ケース9aと被観察対象物Aとの間の隙間が弾性部材10を弾性変形させることにより密閉されている。したがって、対物レンズ8の鏡筒8a内には、蛍光L2以外の光、例えば、蛍光L2と同じ波長帯域を含む外光を入射させずに済む。その結果、バックグラウンドノイズの少ない鮮明な蛍光像による被観察対象物Aの観察を行うことができるという利点がある。
また、本実施形態に係る顕微鏡1によれば、センサ11からの検出信号によってシャッタを開くので、対物レンズ8の先端が被観察対象物Aに十分に近接している状態でしかレーザ光L1が先端開口8cから射出されない。特に、センサ11は、レーザ光L1の焦点位置が被観察対象物Aに一致したときに、被観察対象物Aに接触する位置に設けられているので、現実に観察が行われるときにしかレーザ光L1が射出されない。
そして、センサ11が周方向に間隔をあけて複数設けられていることで、全てのセンサ11が検出信号を出力して、弾性部材10が全周にわたって弾性変形している場合にのみレーザ光L1が射出されるので、対物レンズ8と被観察対象物Aとの隙間から外部にレーザ光L1が漏れることも防止することができる。
また、本実施形態に係るアダプタ9によれば、対物レンズ8に取り付けるだけで外光の入射とレーザ光L1の漏洩を防止するので、比較的小型に構成することができ、対物レンズ8を被観察対象物Aに近接させる際の視界を大きく遮ることがない。したがって、観察者は、被観察対象物Aに対する対物レンズ8の位置や距離を肉眼で確認しながら操作することができ、使い勝手がよいという利点がある。
なお、本実施形態に係るアダプタ9においては、アダプタ9を構成するケース9aにセンサ11が埋め込まれているものを例示したが、これに代えて、図4に示されるように、ケース9aの外部にセンサ11が取り付けられたアダプタ9を採用してもよい。また、対物レンズ8の鏡筒8aを全体にわたって被覆するように配置されるケース9aに代えて、図5に示されるように、対物レンズ8の先端部のみに嵌合するケース9aを有するアダプタ9を採用してもよい。
また、本実施形態においては、スライドガラスA1に生体試料A2を載せた被観察対象物Aをステージ2上に載置して、対物レンズ8を鉛直方向に移動させて被観察対象物Aに近接させる場合について例示した。この場合には、対物レンズユニット5の先端面とスライドガラスA1との関係は常に平行に維持されているので、アダプタ9に設けるセンサ11は単一であってもよい。
また、本実施形態においては、被観察対象物Aとして、ステージ2上に載置されるスライドガラスA1に乗せたものを例示したが、これに代えて、図6および図7に示されるように、実験小動物等の被観察対象物Aの体内を生きたままの状態で観察するIN VIVO観察用の顕微鏡1の場合に適用してもよい。
この場合には、被観察対象物AがスライドガラスA1のように平坦ではなく、また、対物レンズ8の挿入角度も鉛直方向のみに限定されていないので、被観察対象物Aに対して斜めに接触することがある。
図8および図9に示されるように、対物レンズ8の先端開口8cの周囲に、円環状の弾性部材10と周方向に間隔をあけて複数のセンサ11とを配置することにより、全てのセンサ11から検出信号が出力されることで、弾性部材10が全周にわたって弾性変形していることを検出することができる。これにより、対物レンズ8の先端開口8cの外側が全周にわたって密閉された状態でしかレーザ光L1の射出および蛍光観察を行うことができないようにして、レーザ光L1の漏れを防止し、鮮明な蛍光像を観察することができる。
図8および図9に示されるように、対物レンズ8の先端開口8cの周囲に、円環状の弾性部材10と周方向に間隔をあけて複数のセンサ11とを配置することにより、全てのセンサ11から検出信号が出力されることで、弾性部材10が全周にわたって弾性変形していることを検出することができる。これにより、対物レンズ8の先端開口8cの外側が全周にわたって密閉された状態でしかレーザ光L1の射出および蛍光観察を行うことができないようにして、レーザ光L1の漏れを防止し、鮮明な蛍光像を観察することができる。
また、図8および図9に示されるように、円環状の弾性部材10の中にセンサ11を埋め込むことにより、センサ11および弾性部材10の半径方向の寸法を小さくすることができ、特に、図6〜図9に示されるような細径先端部8dを有する対物レンズ8に好適である。
また、本実施形態においては、顕微鏡本体4にシャッタを設けることとして説明したが、これに変えて、図10および図11に示されるように、対物レンズユニット5の先端にシャッタを設けることにしてもよい。
図10および図11に示される例では、対物レンズユニット5のアダプタ9のケース9aに、光軸に直交する方向に揺動可能に取り付けられたシャッタ部材13と、シャッタ部材13を駆動するアクチュエータ14と、アクチュエータ14の駆動力をシャッタ部材13に伝達するギヤ15,16とを備えている。
図10および図11に示される例では、対物レンズユニット5のアダプタ9のケース9aに、光軸に直交する方向に揺動可能に取り付けられたシャッタ部材13と、シャッタ部材13を駆動するアクチュエータ14と、アクチュエータ14の駆動力をシャッタ部材13に伝達するギヤ15,16とを備えている。
センサ11からの検出信号が出力されていない状態ではシャッタ部材13によって先端開口8cを閉じておき、検出信号の出力に基づいてシャッタ部材13を開くことで、上記と同様にして、レーザ光L1が外部に射出されることを防止することができる。これにより、レーザ光L1の漏れや、過剰なレーザ光L1が被観察対象物Aに照射されることによる被観察対象物Aにダメージが与えられることを、より確実に防止することができる。
また、図12および図13に示されるように、対物レンズユニット5が被観察対象物Aに近接すると被観察対象物Aに接触して開かれる開閉カバー17を設けることにしてもよい。対物レンズユニット5が十分に被観察対象物Aに近接したときにのみ開かれるので、上記と同様の効果を得ることができる。
また、図示しないが、ステージ2に透過照明用の貫通穴が設けられている顕微鏡1においては、当該貫通穴を開閉するシャッタを設けておき、落射照明観察を行う場合にはシャッタにより貫通穴を閉鎖しておくことにしてもよい。このようにすることで、貫通穴を介したステージ2下方へのレーザ光L1の漏れを防止することができる。
また、対物レンズ8の鏡筒8aに取り付けるアダプタ9を有する対物レンズユニット5を例示したが、これに代えて、対物レンズ8aの筐体自体に弾性部材10とセンサ11とを取り付けた対物レンズユニット5を採用することにしてもよい。
また、弾性部材10としては円環状のものを例示したが、対物レンズ8の先端開口8cを取り囲む形態であれば、円環状に限定されるものではなく、リング状に形成されていればよい。
また、弾性部材10としては円環状のものを例示したが、対物レンズ8の先端開口8cを取り囲む形態であれば、円環状に限定されるものではなく、リング状に形成されていればよい。
A 被観察対象物
1 顕微鏡
5 対物レンズユニット
8 対物レンズ
8a 先端開口
9 アダプタ
10 弾性部材
11 センサ
13 シャッタ部材(シャッタ)
1 顕微鏡
5 対物レンズユニット
8 対物レンズ
8a 先端開口
9 アダプタ
10 弾性部材
11 センサ
13 シャッタ部材(シャッタ)
Claims (8)
- 被観察対象物に隙間をあけて対向させられる対物レンズの先端開口の半径方向外方を全周にわたって取り囲む位置に配置され、前記被観察対象物に接触して弾性変形させられるリング状の弾性部材と、
該弾性部材が弾性変形させられたときに検出信号を出力するセンサとを備えるアダプタ。 - 前記センサが周方向に間隔をあけて複数配置されている請求項1に記載のアダプタ。
- 前記先端開口を開閉可能に設けられ、前記センサが検出信号を出力したときに開かれるシャッタを備える請求項1または請求項2に記載のアダプタ。
- 対物レンズと、該対物レンズに固定された請求項1から請求項3のいずれかに記載のアダプタとを備える対物レンズユニット。
- 被観察対象物に隙間をあけて対向させられる先端開口と、
該先端開口の半径方向外方を全周にわたって取り囲む位置に配置され、被観察対象物に接触して弾性変形させられるリング状の弾性部材と、
該弾性部材が弾性変形させられたときに検出信号を出力するセンサとを備える対物レンズユニット。 - 前記センサが周方向に間隔をあけて複数配置されている請求項5に記載の対物レンズユニット。
- 前記先端開口を開閉可能に設けられ、前記センサが検出信号を出力したときに開かれるシャッタを備える請求項5または請求項6に記載の対物レンズユニット。
- 請求項4から請求項7のいずれかに記載の対物レンズユニットを備える顕微鏡。
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JP2008155824A JP2009300780A (ja) | 2008-06-13 | 2008-06-13 | アダプタ、対物レンズユニットおよび顕微鏡 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013516647A (ja) * | 2009-12-31 | 2013-05-13 | アボット ポイント オブ ケア インコーポレイテッド | 分析チャンバーの平面動作を確保する方法及び装置 |
JP2014211627A (ja) * | 2013-04-19 | 2014-11-13 | カール ツァイス マイクロスコピー ゲーエムベーハーCarl Zeiss Microscopy Gmbh | 対物レンズマウント |
JP2019159272A (ja) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | 学校法人自治医科大学 | 光学装置 |
-
2008
- 2008-06-13 JP JP2008155824A patent/JP2009300780A/ja not_active Withdrawn
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