JP2006070671A - 建物構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】長方形のいわゆる板状マンションに適した構造とし、遮音性に優れた住宅を提供し、室内空間を最大限有効に使用するとともに採光面積を大きくし、さらには配筋作業や型枠作業を省力化して工期短縮やコストダウンを図る。
【解決手段】平板中に中空部を持つとともに直立方向に平板形成材による適宜幅の通し部を持つ壁柱6と、平板中に中空部を持つとともに桁行方向に平板形成材による適宜幅の通し部を持つ床梁7とを備え、壁柱6と床梁7との梁間方向と同方向の交差部は剛接合されて桁行方向にラーメン構造とした。
【選択図】図1
【解決手段】平板中に中空部を持つとともに直立方向に平板形成材による適宜幅の通し部を持つ壁柱6と、平板中に中空部を持つとともに桁行方向に平板形成材による適宜幅の通し部を持つ床梁7とを備え、壁柱6と床梁7との梁間方向と同方向の交差部は剛接合されて桁行方向にラーメン構造とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、建物構造に関するものであり、特に、長方形のいわゆる板状マンションに適した構造を得ることができるとともに遮音性等の優れた住宅を提供することができる建物構造に関するものである。
従来の板状マンションの建物構造の例を、図16を用いて説明する。この建物構造は、基礎1の上に構築された複数の柱2,2,…、該複数の柱2,2,…に接合された床スラブ3、梁間方向の2本の柱2,2間に設置された耐震壁4、及び床スラブ3の下面にあてがうように桁行方向の2本の柱2,2の上部間に架け渡された梁5等で構成されている。そして、床スラブ3は、単に積載加重のみを受け、地震等の横揺れに対しては、柱2と梁5で対処する構成となっている。
この建物構造は、柱2、耐震壁4、及び梁5等の各構成部材の形状が異なっているため、建物の内部構造は、全体として凹凸の多い構造となっている。このため、柱型や梁型が室内に出て、室内空間の使用勝手や採光面積が小さくなっている。
これに対し、室内に梁型がなく、室内空間の自由度を高めうるようにした従来技術として、例えば、次のようなフラットスラブ建物構造が知られている。この従来技術は、基礎梁の上に構築された柱は、構造壁の一部を付設した断面の柱と、付設しない断面の柱、又は構造壁の一部のみからなる壁柱の何れかであり、それぞれ上下の階で連なる変断面柱として構成されている。各階の床は、基本的に長期積載荷重及び自重に耐える梁型を持たない平板状のフラットスラブとして構成されている。この平板状のフラットスラブに対し、前記構造壁の一部のみからなる壁柱は、その壁面が梁間方向と同方向となるように立設されている。
そして、地震等の水平力に対する剛性と耐力を必要とする複数層おきの階のスラブのみ、前記柱とラーメン架構を形成するように柱の周囲に仮想梁の領域を有し、且つ仮想梁領域に必要な厚さで均等なスーパースラブに構成されている。このような構成により、壁の配置及び柱の断面形状を自由に設定して、空間利用の自由度を最大限度に高めうるようにしている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−310057号公報(第3頁、図1〜5)。
図16に示した従来技術は、柱2、耐震壁4、及び梁5等の各構成部材の形状が異なっているため、建物の内部構造は、全体として凹凸の非常に多い構造となっている。このため、柱型や梁型が室内に出て、室内空間の使用勝手や採光面積が小さくなるなど、住宅として必ずしも適した構造となっていなかった。また、施工面からも、鉄筋工事、型枠工事が複雑となり、工期短縮やコスト低減に限界があった。
さらに、特許文献1に記載の従来技術は、剛性と耐力を必要とする複数層おきの階のスラブのみがスーパースラブに構成されており、他の多くの階の床は、平板状のフラットスラブとして構成されている。そして、この平板状のフラットスラブに対し、前記構造壁の一部のみからなる壁柱は、その壁面が梁間方向と同方向となるように立設されている。このため、他の多くの階の桁行方向の剛性は高いとは言えず、また、遮音性についての考慮はされていない。
そこで、長方形のいわゆる板状マンションに適した構造とし、遮音性に優れた住宅を提供し、室内空間を最大限有効に使用するとともに採光面積を大きくし、さらには配筋作業や型枠作業を大幅に省力化して工期短縮やコストダウンを図るために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、平板からなり、該平板中に中空部を持つとともに直立方向に平板形成材による適宜幅の通し部を持ち、壁及び柱の両機能を持つ壁柱と、平板からなり、該平板中に中空部を持つとともに桁行方向に平板形成材による適宜幅の通し部を持ち、床スラブ及び梁の両機能を持つ床梁とを備え、前記壁柱と前記床梁との梁間方向と同方向の交差部は剛接合されて桁行方向にラーメン構造として構成してなる建物構造を提供する。
この構成によれば、壁柱は、平板中に中空部を持たせることで、使用するコンクリート等の平板形成材の量が同量であれば、厚みが増して直立方向の剛性及び耐力が高くなる。また、平板中に平板形成材からなる直立方向の通し部を持つことで、直立方向の剛性がさらに上がり、柱型がなくても柱としての機能が得られる。床梁は、平板中に中空部を持たせることで、上記と同様に、厚みが増して桁行方向の剛性及び耐力が高くなる。また、平板中に平板形成材からなる桁行方向の通し部を持つことで、桁行方向の剛性がさらに上がり、梁型がなくても梁としての機能が得られる。このように、壁柱は直立方向の剛性が高く、床梁は桁行方向の剛性が高く、該壁柱及び床梁を含む架構は、桁行方向にラーメン構造となっているので、平面的に桁行方向を長辺とした長方形のいわゆる板状マンション等に適した構造が得られる。
請求項2記載の発明は、上記壁柱における上記中空部は、円筒状又は角筒状の何れかからなる第1の筒状中空部の複数個をそれぞれ適宜間隔をおいて当該第1の筒状中空部の長手方向が直立方向となるように並設した構成からなり、上記壁柱における上記通し部は、複数個の前記第1の筒状中空部の各間隔部の部分により構成し、上記床梁における上記中空部は、円筒状又は角筒状の何れかからなる第2の筒状中空部の複数個をそれぞれ適宜間隔をおいて当該第2の筒状中空部の長手方向が桁行方向となるように並設した構成からなり、上記床梁における上記通し部は、複数個の前記第2の筒状中空部の各間隔部の部分により構成してなる建物構造を提供する。
この構成によれば、壁柱及び床梁は、それぞれ複数個の筒状中空部を並設し、その複数個の筒状中空部の各間隔部の部分により、それぞれ通し部を構成したことで、該通し部は、それぞれ複数個が整列した構成となる。したがって、壁柱については直立方向の剛性が、また床梁については桁行方向の剛性が、それぞれ効果的に高められる。
請求項3記載の発明は、上記複数個の第1の筒状中空部は、所定個数をそれぞれ所定間隔をおいて並設する毎に、前記所定間隔よりも所定量大なる大間隔部をおいて並設するとともに該大間隔部により仮想柱を構成し、上記複数個の第2の筒状中空部は、所定個数をそれぞれ所定間隔をおいて並設する毎に、前記所定間隔よりも所定量大なる大間隔部をおいて並設するとともに該大間隔部により仮想梁を構成し且つ、前記仮想柱と前記仮想梁とは、上記交差部において連結してなる建物構造を提供する。
この構成によれば、壁柱及び床梁には、それぞれ平板と同じ厚さで、前記通し部の幅よりも広幅の仮想柱及び仮想梁を設定したことにより、壁柱については直立方向の剛性を、また床梁については桁行方向の剛性を、それぞれ一層高めることが可能となる。
請求項4記載の発明は、上記壁柱と上記床梁との交差部の部分は、密実に形成してなる建物構造を提供する。
この構成によれば、壁柱と床梁との剛接合部の強度が高められる。
請求項5記載の発明は、上記壁柱側の上記密実の部分は、上記床梁の厚さを所要量超えた範囲に及ぶように形成し、上記床梁側の上記密実の部分は、上記壁柱の厚さを所要量超えた範囲に及ぶように形成してなる建物構造を提供する。
この構成によれば、壁柱と床梁との剛接合部の強度を一層高めることが可能となる。
請求項6記載の発明は、上記壁柱の表面部に収納部等の凹部が形成された部分に対応した上記第1の筒状中空部の断面積及び当該各第1の筒状中空部間の間隔は、前記凹部が形成された部分以外の部分に対応した上記第1の筒状中空部の断面積及び当該各第1の筒状中空部間の間隔よりも、適宜に小なる断面積及び適宜に狭めた間隔に形成し、上記床梁の表面部に水周り等の凹部が形成された部分に対応した上記第2の筒状中空部の断面積及び当該各第2の筒状中空部間の間隔は、前記凹部が形成された部分以外の部分に対応した上記第2の筒状中空部の断面積及び当該各第2の筒状中空部間の間隔よりも、適宜に小なる断面積及び適宜に狭めた間隔に形成してなる建物構造を提供する。
この構成によれば、壁柱の表面部に収納部等の凹部が形成された部分及び床梁の表面部に水周り等の凹部が形成された部分にそれぞれ対応した各筒状中空部は、他の部分の筒状中空部よりも断面積及び並設間隔を適宜に小さくして通し部の個数を増すことで、直立方向及び桁行方向の各剛性が、他の部分とほぼ同様に高く保持される。
請求項7記載の発明は、上記壁柱における上記複数個の第1の筒状中空部に交差し且つ、当該複数個の第1の筒状中空部に連通する第1の梁間方向筒状中空部を形成し、上記床梁における上記複数個の第2の筒状中空部に交差し且つ、当該複数個の第2の筒状中空部に連通する第2の梁間方向筒状中空部を形成してなる建物構造を提供する。
この構成によれば、複数個の第1の筒状中空部に連通する第1の梁間方向筒状中空部及び複数個の第2の筒状中空部に連通する第2の梁間方向筒状中空部を形成することで、壁柱における直立方向の剛性及び床梁における桁行方向の剛性には殆ど影響を与えることなく、これら梁間方向筒状中空部をベランダ等への排気や電線等の配管に活用することが可能となる。
請求項1記載の発明は、平板からなり、該平板中に中空部を持つとともに直立方向に平板形成材による適宜幅の通し部を持ち、壁及び柱の両機能を持つ壁柱と、平板からなり、該平板中に中空部を持つとともに桁行方向に平板形成材による適宜幅の通し部を持ち、床スラブ及び梁の両機能を持つ床梁とを備え、前記壁柱と前記床梁との梁間方向と同方向の交差部は剛接合されて桁行方向にラーメン構造として構成したので、壁柱及び床梁を含む架構は、桁行方向に高い剛性の構造となっていることで、平面的に桁行方向を長辺とした長方形のいわゆる板状マンション等に適した構造を得ることができる。壁として機能する壁柱及び床として機能する床梁は、厚みを厚く形成でき、また平板中には中空部が存在することで、遮音性が非常に優れた住宅を提供することができる。建物構造内には、柱型や梁型が出ないことから、室内空間を最大限有効に使用することができ、また有効な採光面積を大きくすることができる。さらに、建物構造には、柱型や梁型がないことから、配筋作業や型枠作業を大幅に省力化することができ、これにより、工期短縮やコストダウンを図ることができるという利点がある。
請求項2記載の発明は、上記壁柱における上記中空部は、円筒状又は角筒状の何れかからなる第1の筒状中空部の複数個をそれぞれ適宜間隔をおいて当該第1の筒状中空部の長手方向が直立方向となるように並設した構成からなり、上記壁柱における上記通し部は、複数個の前記第1の筒状中空部の各間隔部の部分により構成し、上記床梁における上記中空部は、円筒状又は角筒状の何れかからなる第2の筒状中空部の複数個をそれぞれ適宜間隔をおいて当該第2の筒状中空部の長手方向が桁行方向となるように並設した構成からなり、上記床梁における上記通し部は、複数個の前記第2の筒状中空部の各間隔部の部分により構成したので、壁柱及び床梁は、それぞれ複数個の通し部が整列した構成となって、壁柱については直立方向の剛性が、また床梁については桁行方向の剛性が、それぞれ効果的に高められる。したがって、壁柱及び床梁を含む架構における桁行方向の剛性を一層高めることができるという利点がある。
請求項3記載の発明は、上記複数個の第1の筒状中空部は、所定個数をそれぞれ所定間隔をおいて並設する毎に、前記所定間隔よりも所定量大なる大間隔部をおいて並設するとともに該大間隔部により仮想柱を構成し、上記複数個の第2の筒状中空部は、所定個数をそれぞれ所定間隔をおいて並設する毎に、前記所定間隔よりも所定量大なる大間隔部をおいて並設するとともに該大間隔部により仮想梁を構成し且つ、前記仮想柱と前記仮想梁とは、上記交差部において連結したので、壁柱については直立方向の剛性が、また床梁については桁行方向の剛性が一層高められて、壁柱及び床梁を含む架構における桁行方向の剛性を、さらに高めることができるという利点がある。
請求項4記載の発明は、上記壁柱と上記床梁との交差部の部分は、密実に形成したので、壁柱と床梁との剛接合部の強度を一層高めることができるという利点がある。
請求項5記載の発明は、上記壁柱側の上記密実の部分は、上記床梁の厚さを所要量超えた範囲に及ぶように形成し、上記床梁側の上記密実の部分は、上記壁柱の厚さを所要量超えた範囲に及ぶように形成したので、壁柱と床梁との剛接合部の強度をさらに高めることができるという利点がある。
請求項6記載の発明は、上記壁柱の表面部に収納部等の凹部が形成された部分に対応した上記第1の筒状中空部の断面積及び当該各第1の筒状中空部間の間隔は、前記凹部が形成された部分以外の部分に対応した上記第1の筒状中空部の断面積及び当該各第1の筒状中空部間の間隔よりも、適宜に小なる断面積及び適宜に狭めた間隔に形成し、上記床梁の表面部に水周り等の凹部が形成された部分に対応した上記第2の筒状中空部の断面積及び当該各第2の筒状中空部間の間隔は、前記凹部が形成された部分以外の部分に対応した上記第2の筒状中空部の断面積及び当該各第2の筒状中空部間の間隔よりも、適宜に小なる断面積及び適宜に狭めた間隔に形成したので、壁柱の表面部に収納部等の凹部が形成された部分及び床梁の表面部に水周り等の凹部が形成された部分における壁柱については直立方向及び床梁については桁行方向の各剛性を、他の部分とほぼ同様に高く保持することができるという利点がある。
請求項7記載の発明は、上記壁柱における上記複数個の第1の筒状中空部に交差し且つ、当該複数個の第1の筒状中空部に連通する第1の梁間方向筒状中空部を形成し、上記床梁における上記複数個の第2の筒状中空部に交差し且つ、当該複数個の第2の筒状中空部に連通する第2の梁間方向筒状中空部を形成したので、壁柱における直立方向の剛性及び床梁における桁行方向の剛性には殆ど影響を与えることなく、これら梁間方向筒状中空部をベランダ等への排気や電線等の配管に活用することができるという利点がある。
長方形のいわゆる板状マンションに適した構造とし、遮音性に優れた住宅を提供し、室内空間を最大限有効に使用するとともに採光面積を大きくし、さらには配筋作業や型枠作業を大幅に省力化して工期短縮やコストダウンを図るという目的を、平板中に円筒状又は角筒状の何れかからなる第1の筒状中空部の複数個をそれぞれ所定間隔をおいて当該第1の筒状中空部の長手方向が直立方向となるように並設するとともに、前記第1の筒状中空部は所定個数を並設する毎に、前記所定間隔よりも所定量大なる大間隔部を設けて、該大間隔部により仮想柱を構成してなる壁柱と、平板中に円筒状又は角筒状の何れかからなる第2の筒状中空部の複数個をそれぞれ所定間隔をおいて当該第2の筒状中空部の長手方向が桁行方向となるように並設するとともに、前記第2の筒状中空部は、所定個数を並設する毎に、前記所定間隔よりも所定量大なる大間隔部を設けて、該大間隔部により仮想梁を構成してなる床梁とを備え、前記壁柱と前記床梁との交差部は剛接合するとともに前記仮想柱と前記仮想梁とは該交差部において連結し、桁行方向にラーメン構造として構成することにより実現した。
以下、本発明の実施例1を図1〜図6に従って詳述する。図1は、建物構造を概念的に示す斜視図。図2は、壁柱と床梁との交差部の拡大斜視図。図3は、桁行方向の軸組を示す正面図。図4は、梁間方向の軸組を示す図3のA−A線に沿う断面図。図5は、壁柱と床梁との交差部を示す拡大断面図。図6は、中空部の断面形状例を示す図である。本実施例は、いわゆる板状マンションに適用されている。
まず、本実施例に係る建物構造の構成を説明する。本実施例の建物構造は、図1に示すように、平板中に中空部を持ち壁及び柱として機能する壁柱6と、同じく平板中に中空部を持ち床スラブ及び梁として機能する床梁7とを主体として、梁間方向には壁構造、桁行方向にはラーメン構造として基礎8の上に構築されている。
図2に示すように、壁柱6は、コンクリートからなる平板中に第1の円筒状中空部9の複数個がそれぞれ所定間隔をおいて当該第1の円筒状中空部9の長手方向が直立方向となるように並設されている。壁柱6は、並設された複数個の第1の円筒状中空部9の両側に複数個の鉄筋10が適宜間隔で配列されて鉄筋コンクリート構造となっている。複数個の前記第1の円筒状中空部9の各間隔部の部分により、平板形成材、即ち鉄筋コンクリート材による適宜幅の通し部11が形成されている。該通し部11により、壁柱6に直立方向の剛性が付与される。
図2及び図4に示すように、前記床梁7は、コンクリートからなる平板中に第2の円筒状中空部12の複数個がそれぞれ所定間隔をおいて当該第2の円筒状中空部12の長手方向が桁行方向となるように並設されている。床梁7は、並設された複数個の第2の円筒状中空部12の上下に複数個の鉄筋10が適宜間隔で配列されて鉄筋コンクリート構造となっている。複数個の前記第2の円筒状中空部12の各間隔部の部分により、平板形成材、即ち鉄筋コンクリート材による適宜幅の通し部13が形成されている。該通し部13により、床梁7に桁行方向の剛性が付与される。
前記壁柱6及び床梁7における筒状中空部9,12は、上記のように円筒状に限らず、図6の(b)に示すように、一辺が波型をした変形四角形等の断面形状を含む角筒状に形成してもよい。また、前記壁柱6及び床梁7における筒状中空部9,12は、連続した筒状体に限らず、適宜に分割された構成としてもよい。中空部を連続式又は分割式の何れの構成とした場合であっても、通し部11又は13については、連続した構成とする。
本実施例の建物構造は、図2及び図3に示す前記壁柱6と前記床梁7との梁間方向と同方向の交差部Cが剛接合されて、桁行方向にラーメン構造として構成されるものであるが、図5に示すように、該交差部Cの部分は、中空ではなく、密実に形成することで、剛接合の強度が高められる。さらに、図7に、図5の変形例として示すように、前記壁柱6側の前記密実の部分は、前記床梁7の厚さを所要量超えた範囲に及ぶように形成し、前記床梁7側の前記密実の部分は、前記壁柱6の厚さを所要量超えた範囲に及ぶように形成し、この所要量超えた範囲の部分に補強鉄筋(図示せず)を入れることで、前記壁柱6と前記床梁7との剛接合の強度を一層高めることが可能となる。
上述のように、建物構造は、鉄筋コンクリート構造の平板中に、長手方向が直立方向の複数個の第1の円筒状中空部9を持つ壁柱6と、鉄筋コンクリート構造の平板中に、長手方向が桁行方向の複数個の第2の円筒状中空部12を持つ床梁7とを主体として構成されている。該建物構造は、コンクリートの現場打設により構築される。該コンクリートの打設は、下階床梁7→下階壁柱6→上階床梁7→上階壁柱6の順で行われる。
前記下階床梁7のコンクリート打設は、まず格子状に鉄筋を配筋し、その上に第2の円筒状中空部12となる複数個のボール紙製の中空円筒を長手方向が桁行方向となるように並べる。各中空円筒は、所要長さで両端は閉塞されている。これらの中空円筒の上に再度、格子状に鉄筋を配筋して複数個の中空円筒を格子状の鉄筋でサンドイッチするように組み立てる。この格子状の鉄筋と複数個の中空円筒との組み立て体に箱型の型枠を組み付けて、コンクリートを打設する。
このとき、両端が閉塞された複数個の中空円筒は、埋め殺しにされる。前記床梁用の箱型の型枠は、四隅にそれぞれ足が付いており、前記下階床梁7のコンクリートが打上がった後、横方向に引出してクレーンで上階に吊り上げられて、上階床梁7のコンクリート打設のときに再使用される。
次いで、下階壁柱6のコンクリート打設が行われる。前記下階床梁7のコンクリートが打上がったとき、該下階床梁7の所定位置に下階壁柱6用の縦筋が出ている。この縦筋に継手等により下階壁柱6用の2列の格子状の鉄筋を上方に伸ばし、該2列の格子状の鉄筋の間に、第1の円筒状中空部9となる複数個のボール紙製の中空円筒を長手方向が直立方向となるように並べる。このようにして、前記と同様に、複数個の中空円筒を格子状の鉄筋でサンドイッチするように組み立てる。この格子状の鉄筋と複数個の中空円筒との組み立て体に縦型枠を組み付けて、コンクリートを打設し、下階壁柱6を構築する。以下、上階床梁7→上階壁柱6の順で構築を実行する。
次に、上述のように構成された建物構造の作用を説明する。壁柱6は、コンクリートの平板中に第1の円筒状中空部9の複数個を形成することで、使用するコンクリートの量が同量であれば、第1の円筒状中空部9の複数個が形成された分だけ厚みが増す。一般に、コンクリート平板の曲げ剛性は、厚みの3乗に比例して増加する。したがって、壁柱6は、厚みが増すことで、直立方向の剛性及び耐力が高くなる。また、壁柱6は、平板中に鉄筋コンクリート材からなる直立方向の通し部11を持つことで、直立方向の剛性がさらに上がり、柱型がなくても柱としての機能が得られる。
床梁7は、コンクリートの平板中に第2の円筒状中空部12の複数個を形成することで、上記と同様に、厚みが増して桁行方向の剛性及び耐力が高くなる。また、床梁7は、平板中に鉄筋コンクリート材からなる桁行方向の通し部13を持つことで、桁行方向の剛性がさらに上がり、梁型がなくても梁としての機能が得られる。
このように、壁柱6は直立方向の剛性が高く、床梁7は桁行方向の剛性が高く、該壁柱6と該床梁7との交差部Cは、密実に形成されて剛接合の強度が高められている。そして、該壁柱及び床梁を含む架構は、桁行方向にラーメン構造となっているので、平面的に桁行方向を長辺とした長方形のいわゆる板状マンション等に適した構造が得られる。
上述したように、本実施例に係る建物構造においては、壁として機能する壁柱6及び床として機能する床梁7は、厚みを厚く形成でき、また壁柱6及び床梁7におけるコンクリートの平板中には第1の円筒状中空部9又は第2の円筒状中空部12が存在することで、遮音性が非常に優れた住宅を提供することができる。建物構造内には、柱型や梁型が出ないことから、室内空間を最大限有効に使用することができ、また有効な採光面積を大きくすることができる。さらに、建物構造には、柱型や梁型がないことから、配筋作業や型枠作業を大幅に省力化することができ、これにより、工期短縮やコストダウンを図ることができる。
図8〜図10には、本発明の実施例2を示す。図8は、壁柱と床梁との交差部の斜視図。図9は、仮想梁を示す拡大断面図。図10は、壁柱と床梁との交差部を示す拡大断面図であり、(a)は筒状中空部間の交差部、(b)は仮想柱と仮想梁との交差部を示している。
本実施例では、図8に示すように、壁柱6における複数個の第1の円筒状中空部9が、所定間隔をおいて所定個数並設される毎に、前記所定間隔よりも所定量大なる大間隔部が形成され、該大間隔部により仮想柱14が構成されている。該仮想柱14に加えて、前記所定間隔の各間隔部の部分により、前記実施例1と同様の鉄筋コンクリート材による通し部11が形成されている。前記仮想柱14は、平板と同じ厚さで、通し部11の幅よりも広幅に形成され且つ、鉄筋の数も通し部11等の部分よりも密に配列されている。
また、床梁7における複数個の第2の円筒状中空部12が、所定間隔をおいて所定個数並設される毎に、前記所定間隔よりも所定量大なる大間隔部が形成され、該大間隔部により仮想梁15が構成されている。該仮想梁15に加えて、前記所定間隔の各間隔部の部分により、前記実施例1と同様の鉄筋コンクリート材による通し部13が形成されている。図9に示すように、前記仮想梁15は、平板と同じ厚さで、通し部13の幅よりも広幅に形成され且つ、鉄筋10の数も通し部13等の部分よりも密に配列されている。
図8に示すように、前記仮想柱14と前記仮想梁15とは、交差部の部分で連結されている。図10の(a)は、前記図7と同様の第1の円筒状中空部9と第2の円筒状中空部12とが存在する部分の交差部を示し、同図(b)は、仮想柱14と仮想梁15とが存在する部分の交差部を示している。
上述したように、本実施例においては、壁柱6及び床梁7には、それぞれ平板と同じ厚さで、通し部11,13の幅よりも広幅の仮想柱14及び仮想梁15を設定したことにより、壁柱6については直立方向の剛性を、また床梁7については桁行方向の剛性を、それぞれ一層高めることができる。
[変形例]
図11〜図15を用いて、上記実施例1及び実施例2の各変形例を説明する。図11は、変形例1を示し、収納部及び水周り等の凹部、並びに通路開口が形成されている場合の円筒状中空部等の形成態様を示している。
[変形例]
図11〜図15を用いて、上記実施例1及び実施例2の各変形例を説明する。図11は、変形例1を示し、収納部及び水周り等の凹部、並びに通路開口が形成されている場合の円筒状中空部等の形成態様を示している。
壁柱6の表面部(室内側)に収納凹部16が形成される場合は、この部分に対応した第1の円筒状中空部9aの断面積及び当該各第1の円筒状中空部9a間の間隔、即ち通し部11aの幅は、前記実施例1(図2)等における前記第1の円筒状中空部9の断面積及び通し部11の幅よりも、適宜に小なる断面積及び適宜に狭幅に形成する。このように構成することで、通し部11aの個数が増して収納凹部16が形成されている部分の直立方向の剛性が他の部分とほぼ同様に高く保持される。また、壁柱6に、住宅として必要な通路開口17が設けられる場合は、該通路開口17両側の通し部11等により、該通路開口17近傍の直立方向の剛性が所要の大きさに保持される。
床梁7の表面部(室内床面)に水周り凹部18が形成される場合は、この部分に対応した第2の円筒状中空部12aの断面積及び当該各第2の円筒状中空部12a間の間隔、即ち通し部13aの幅は、前記実施例1(図2)等における前記第2の円筒状中空部12の断面積及び通し部13の幅よりも、適宜に小なる断面積及び適宜に狭幅に形成する。このように構成することで、通し部13aの個数が増して水周り凹部18が形成されている部分の桁行方向の剛性が他の部分とほぼ同様に高く保持される。
図12は、変形例2を示し、床梁7の側方にバルコニー19が形成される場合である。この場合、バルコニー19に遮音性を持たせることは不要であり、また壁柱6とともにラーメン構造となる部分ではないので、該バルコニー19は床梁7よりも厚さを薄く形成して円筒状中空部は設けなくてもよい。このことは、建物内の廊下の部分についても同様であり、廊下の部分も上記バルコニー19の部分と同様に構成してもよい。
図13は、変形例3を示し、壁柱6における前記複数個の第1の円筒状中空部9に交差し且つ、当該複数個の第1の円筒状中空部9に連通する第1の梁間方向筒状中空部を形成し、また、床梁7における前記複数個の第2の円筒状中空部12に交差し且つ、当該複数個の第2の円筒状中空部12に連通する第2の梁間方向筒状中空部20を形成したものである。尚、図13では、壁柱6側の第1の梁間方向筒状中空部については、図示を省略し、床梁7側の第2の梁間方向筒状中空部20のみを示している。
第2の梁間方向筒状中空部20は、適宜個数を設けることができる。第2の梁間方向筒状中空部20は、床梁7における桁行方向の剛性には殆ど影響を与えることなく、これら第2の梁間方向筒状中空部20をベランダ等への排気や電線等の配管に活用することができる。
図14は、変形例4を示し、本実施例に係る建物構造を基礎免震21と組み合わせた場合を示している。基礎免震21との組み合わせにより建物構造の耐震性が向上する。したがって、その耐震性が向上した分だけ、壁柱6又は床梁7を構成している平板の厚さを薄くして軽量化を図ることができる。
図15は、変形例5を示し、本実施例に係る建物構造を屋上の制震装置22と組み合わせた場合を示している。制震装置22との組み合わせにより建物構造の耐震性が向上する。したがって、上記と同様に、その耐震性が向上した分だけ、壁柱6又は床梁7を構成している平板の厚さを薄くして軽量化を図ることができる。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該改変されたものにも及ぶことは当然である。
6 壁柱
7 床梁
9 第1の円筒状中空部
10 鉄筋
11 通し部
12 第2の円筒状中空部
13 通し部
14 仮想柱
15 仮想梁
16 収納凹部
18 水周り凹部
20 第2の梁間方向筒状中空部
7 床梁
9 第1の円筒状中空部
10 鉄筋
11 通し部
12 第2の円筒状中空部
13 通し部
14 仮想柱
15 仮想梁
16 収納凹部
18 水周り凹部
20 第2の梁間方向筒状中空部
Claims (7)
- 平板からなり、該平板中に中空部を持つとともに直立方向に平板形成材による適宜幅の通し部を持ち、壁及び柱の両機能を持つ壁柱と、平板からなり、該平板中に中空部を持つとともに桁行方向に平板形成材による適宜幅の通し部を持ち、床スラブ及び梁の両機能を持つ床梁とを備え、前記壁柱と前記床梁との梁間方向と同方向の交差部は剛接合されて桁行方向にラーメン構造として構成してなることを特徴とする建物構造。
- 上記壁柱における上記中空部は、円筒状又は角筒状の何れかからなる第1の筒状中空部の複数個をそれぞれ適宜間隔をおいて当該第1の筒状中空部の長手方向が直立方向となるように並設した構成からなり、上記壁柱における上記通し部は、複数個の前記第1の筒状中空部の各間隔部の部分により構成し、上記床梁における上記中空部は、円筒状又は角筒状の何れかからなる第2の筒状中空部の複数個をそれぞれ適宜間隔をおいて当該第2の筒状中空部の長手方向が桁行方向となるように並設した構成からなり、上記床梁における上記通し部は、複数個の前記第2の筒状中空部の各間隔部の部分により構成してなることを特徴とする請求項1記載の建物構造。
- 上記複数個の第1の筒状中空部は、所定個数をそれぞれ所定間隔をおいて並設する毎に、前記所定間隔よりも所定量大なる大間隔部をおいて並設するとともに該大間隔部により仮想柱を構成し、上記複数個の第2の筒状中空部は、所定個数をそれぞれ所定間隔をおいて並設する毎に、前記所定間隔よりも所定量大なる大間隔部をおいて並設するとともに該大間隔部により仮想梁を構成し且つ、前記仮想柱と前記仮想梁とは、上記交差部において連結してなることを特徴とする請求項1又は2記載の建物構造。
- 上記壁柱と上記床梁との交差部の部分は、密実に形成してなることを特徴とする請求項1,2又は3記載の建物構造。
- 上記壁柱側の上記密実の部分は、上記床梁の厚さを所要量超えた範囲に及ぶように形成し、上記床梁側の上記密実の部分は、上記壁柱の厚さを所要量超えた範囲に及ぶように形成してなることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の建物構造。
- 上記壁柱の表面部に収納部等の凹部が形成された部分に対応した上記第1の筒状中空部の断面積及び当該各第1の筒状中空部間の間隔は、前記凹部が形成された部分以外の部分に対応した上記第1の筒状中空部の断面積及び当該各第1の筒状中空部間の間隔よりも、適宜に小なる断面積及び適宜に狭めた間隔に形成し、上記床梁の表面部に水周り等の凹部が形成された部分に対応した上記第2の筒状中空部の断面積及び当該各第2の筒状中空部間の間隔は、前記凹部が形成された部分以外の部分に対応した上記第2の筒状中空部の断面積及び当該各第2の筒状中空部間の間隔よりも、適宜に小なる断面積及び適宜に狭めた間隔に形成してなることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の建物構造。
- 上記壁柱における上記複数個の第1の筒状中空部に交差し且つ、当該複数個の第1の筒状中空部に連通する第1の梁間方向筒状中空部を形成し、上記床梁における上記複数個の第2の筒状中空部に交差し且つ、当該複数個の第2の筒状中空部に連通する第2の梁間方向筒状中空部を形成してなることを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載の建物構造。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010203215A (ja) * | 2009-02-28 | 2010-09-16 | J Kenchiku Syst Kk | 耐圧版式グリッドポスト基礎における外周地中梁、内部地中梁及びポストの形成方法 |
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2004
- 2004-09-06 JP JP2004258980A patent/JP2006070671A/ja active Pending
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