JP2006070616A - コンクリートスラブの施工方法ならびにコンクリートスラブ用の埋込体および鉄筋支持具 - Google Patents

コンクリートスラブの施工方法ならびにコンクリートスラブ用の埋込体および鉄筋支持具 Download PDF

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Abstract

【課題】 軽量材でなる埋込体を埋め込んだコンクリートスラブを得るに際して、埋込体の取り扱いを容易化し、また、周囲の作業者が鉄筋支持具に干渉することを抑制する。
【解決手段】 鉄筋コンクリートスラブ内に軽量材でなる埋込体10を埋め込むことで軽量化されたスラブを形成するに際し、型枠板11に固定した基台21の上面に開口した取付孔に支柱を差し込み該取付孔に係止させることで支柱体22を基台に固定できる鉄筋支持具20を用いて、下端主筋12及び上端主筋14を縦横に配筋し、これら主筋で区画された空間内に、平坦な上面を有する直方体状の埋込体を配置し、該埋込体の下面の溝部に下補助筋13を嵌合させた状態で、上端主筋と平行に上補助筋16を配筋し該上補助筋で埋込体の上面を下方に押圧し、その後に、型枠板の内側にコンクリートCmを打設することを特徴とする。
【選択図】図23

Description

この発明は、コンクリートスラブの施工方法、特に、鉄筋コンクリートスラブ内に軽量材でなる埋込体を埋め込むことで軽量化されたスラブを形成するようにしたコンクリートスラブの施工方法、並びにコンクリートスラブ用の埋込体および鉄筋支持具に関する。
従来、鉄筋コンクリート製スラブ(以下、適宜、単にスラブと略称する)の施工方法として、合成樹脂製の発泡体など、コンクリートに比し軽量な材料でなる埋込体をスラブ内に埋め込むことで、スラブの軽量化を図るようにした方法が知られている。
例えば、特許文献1には、このようなコンクリートスラブの施工方法において、埋込体を所定位置にセットした後にコンクリートを打設する際に、埋込体を確実に定位置に保持することを企図した構成が開示されている。
この従来技術では、図34に示すように、スラブの型枠2の上側において上部および下部にそれぞれ縦横に配筋された上端主筋5a,5b及び下端主筋4a,4bで区画された空間内に、発泡スチロール等の軽量材からなる立方体上の埋込体6が配置される。図35に示すように、この埋込体6の下面部には、隣り合う下端主筋4bの間に平行に配筋される下補助筋7を嵌合させる凹状の溝部6bが形成される一方、上面部には、隣り合う上端主筋5aの間に平行に配筋される上補助筋8を掛止する掛止凹部9aを有する掛止具9が取り付けられている。この掛止具9は、埋込体6の上面部に設けられた取付孔6a内に嵌め込むことで、埋込体6の上面部に固定されている。
そして、この従来技術によれば、型枠2の上側に配置された埋込体6は、その上面側に上補助筋8を掛止具9で掛止すると共に、下面側には下補助筋7を凹状溝部6bに嵌合させることにより、互いに直交した上補助筋8及び下補助筋7で上下から定位置に固定され、コンクリート打設時に、コンクリートの流れの力が作用してもズレなく定位置に保持される旨が記載されている。
また、上記上端主筋5a,5b及び下端主筋4a,4bをそれぞれ所定の高さに支持する主筋支持体3については、図36に示すように、型枠2に締結固定される支持基台3aの上側に2本の支柱3cを組み付けて構成されている。これら2本の支柱3cは、その比較的上部が、上端主筋5bを支持する水平な支持部3fで連結されると共に、下部は水平桟3gで連結されている。そして、略L字形の掛止具3eの一端側で上記水平桟3gを掛止しつつ、他端側を支持基台3aの孔部に差し込むことにより、支柱3cが支持基台3aに固定される。上記2本の支柱3cは、一方のものが他方に比してかなり長く設定されている(図36における破線表示参照)。
下端主筋4a,4bは、縦横の何れか一方の下端主筋4aを支持基台3aの凹状の支持部3bに支持させ、その上側に、直交する下端主筋4bを支持させることによって配筋される。一方、上端主筋5a,5bについては、縦横の何れか他方の上端主筋5bを主筋支持体3の支持部3f上に支持させ、その上側に、直交する上端主筋5aを支持させた後、長い方の支柱3cの上方に突き出た部分3kを折り返すように曲げることにより(図36における破線矢印参照)、上端主筋5a,5bが主筋支持体3に対して所定高さに固定されるようになっている。
特許第3311340号公報
ところが、上記従来技術では、埋込体6について、その上面部に上述の掛止具9が取り付けられていることにより、埋込体6の運搬中や設置作業中あるいは設置した後においても、埋込体6の掛止具9が、周囲の作業者の身体や衣服等、或いは周囲の設備や物品等に引っ掛かるなどの干渉を引き起こす恐れがある。また、一般に、埋込体6は発泡樹脂等の強度が低い材料で構成されているので、このような干渉が生じた場合には、掛止具9がその固定部分ごと埋込体6の上面部から剥離し、埋込体6に損傷を及ぼす等の不具合が生じるという問題がある。
また、上記従来技術では、主筋支持体3について、支柱3cの支持基台3aに対する固定のために、水平桟3gを両支柱3c間に固着する必要があり、また、略L字形の掛止具3eを必要とするので、部品点数が増えるという難点があり、更に、掛止具3eを用いて支柱3cを支持基台3aに対して固定した状態では、上記略L字形の掛止具3eの上端部分が略水平方向に突き出ており(図36参照)、その周辺で作業を行う作業者にとっては、身体や衣服等に引っ掛かるなどの干渉を生じ易く、作業性に悪影響を及ぼすことになる。また更に、コンクリート打設時には、作用する浮力によって、略水平方向に突き出た掛止具3eの上端部分が折損する場合もある。
更に、主筋支持体3の2本の支柱3cについて、上述のように、一方のものが他方に比してかなり長く設定されており、上端主筋5a,5bの固定作業を終えるまでは、長い方の支柱3cの上方に突き出た部分3kが、その周辺で作業を行う作業者にとっては、身体や衣服等に引っ掛かるなどの干渉を生じ易く、作業性に悪影響を及ぼすという問題もあった。
尚、上述のような埋込体の色は、代表的には例えば発泡スチロール製のものなどに見られるように、通常、白色のみである。このように、従来では、施工現場に配設されるものの中で表面積がかなり大きい埋込体の色は、可視光線の全てを反射する白色であり、特に、夏場など強い直射日光で照らし出された場合、施工現場の作業者にとってはその反射光が眩しくて、作業性に悪影響を及ぼすという問題がある。
また、従来では、埋込体の色は、例えばサイズ等が異なることによる種類の違いに拘わらず白一色であり、施工仕様と異なる種類の埋込体が施工現場に供給されても、一見しただけでは見分けが付き難く、誤った埋込体がセットされてしまう恐れもある。
尚、このように施工仕様と異なる種類のものが施工現場に供給されても、一見しただけでは見分けが付き難いのは、前述の鉄筋支持具の場合も同様であった。
本発明は、主として、上記従来技術に係る以上のような技術課題に鑑みてなされたもので、鉄筋コンクリートスラブ内に軽量材でなる埋込体を埋め込むことで軽量化されたコンクリートスラブを施工するに際して、埋込体の取り扱いを容易化し、また、周囲の作業者が鉄筋支持具に干渉することを抑制できるようにすること、更には、埋込体の反射光による作業性への悪影響を抑制できるようにすること、また更に、埋込体および鉄筋支持具について、異なる種類のものを容易に見分けることができるようにすることを、基本的な目的とする。
このため、本願の第1の発明に係るコンクリートスラブの施工方法は、以下の各ステップを備えたことを特徴としたものである。
a)コンクリートに比し軽量な材料で形成されコンクリートスラブ内に埋設される埋込体であって、全体形状が実質的に直方体状に形成され、実質的に平坦な上面を有すると共に、上記コンクリートスラブ内の下部に配筋される下補助筋を嵌合させる嵌合溝部を下面部に備えた埋込体を用意する埋込体用意ステップと、
b)上記コンクリートスラブ内の上部および下部にそれぞれ配筋される上端主筋および下端主筋を支持する鉄筋支持具であって、型枠板に形成された貫通孔を挿通するネジ部材によって上記型枠板に固定される基台と、該基台に設けられ上記下端主筋を所定高さに支持する下端主筋支持部と、上記基台の上面に開口した取付孔に差し込んで基台に固定され該基台の上面に対し略垂直上方へ延びる所定間隔を隔てた一対の支柱を有する支柱体と、上記一対の支柱の上部を結合して形成され上記上端主筋を所定高さに支持する上端主筋支持部と、上記支柱体の比較的下部に設けられ該支柱体を上記基台に固定した状態で上記下端主筋の上方への移動を規制する規制片と、を備えた鉄筋支持具を用意する鉄筋支持具用意ステップと、
c)上記型枠板の内側で上記貫通孔に対応する部位に上記鉄筋支持具の基台を位置決めし、ネジ部材により上記基台を上記型枠板の内側に固定する基台固定ステップと、
上記基台の下端主筋支持部に支持されるように、複数の下端主筋を縦横に配筋する下端主筋配筋ステップと、
d)上記縦横の何れか一方向において、互いに平行な下端主筋どうしの間に、当該下端主筋と平行に下補助筋を配筋する下補助筋配筋ステップと、
e)上記鉄筋支持具の上記支柱体を上記基台の上面に開口した取付孔に差し込み該取付孔に係止させることで、上記支柱体を上記基台に固定する支柱体固定ステップと、
f)上記支柱体の上記上端主筋支持部に支持されるように、複数の上端主筋を所定高さ位置において縦横に配筋する上端主筋配筋ステップと、
g)上記支柱体の上記上端主筋支持部に支持された上記上端主筋を、上記支柱体の上記規制片で上方への移動が規制された上記下端主筋に対し、上下方向について拘束する上端主筋拘束ステップと、
h)上記複数の上端主筋と下端主筋とで区画された各空間内に上記埋込体を位置させ、該埋込体の下面部に形成した上記嵌合溝部に上記下補助筋を嵌合させる埋込体セットステップと、
i)上記縦横の何れか一方向において、互いに平行な上端主筋どうしの間に、当該上端主筋と平行に上補助筋を配筋し、該上補助筋で上記埋込体の上面を下方に押圧する上補助筋配筋ステップと、
j)該上補助筋配筋ステップの後に、上記型枠板の内側にコンクリートを打設するコンクリート打設ステップ。
上記第1の発明において、上記上補助筋配筋ステップは上補助筋を上端主筋に対して固定する工程を含むことが好ましい。
また、上記鉄筋支持具の支柱の上端主筋支持部からの高さは、上端主筋の直径の略2倍に設定されていることが好ましい。
更に、より好ましくは、上記一対の支柱の下端側には外方へ突出する突出部がそれぞれ設けられる一方、基台の取付孔の奥部には外方へ延びる横穴部が形成されており、支柱を上記取付孔に上方から差し込むことにより、上記突出部が上記横穴部に係止されて上記支柱が基台に固定される。
本願の第2の発明に係る埋込体は、コンクリートに比し軽量な材料で形成され、鉄筋コンクリートスラブ内に埋め込まれることで軽量化されたスラブを形成するようにしたコンクリートスラブの施工に用いられる埋込体であって、少なくともその表面が、可視光線の少なくとも一部を吸収し得る所定の色に着色されていることを特徴としたものである。この場合、上記所定の色としては、全ての可視光線を吸収する黒色、又はこの黒色以外では、灰色等の無彩色などを好適に用いることができ、全ての可視光線を反射する白色またはそれに近い色は除外される。
本願の第3の発明に係る埋込体は、コンクリートに比し軽量な材料で形成され、鉄筋コンクリートスラブ内に埋め込まれることで軽量化されたスラブを形成するようにしたコンクリートスラブの施工に用いられる埋込体であって、少なくともその表面が種類に応じて異なる色で着色されていることを特徴としたものである。この場合、埋込体の種類としては、形状,サイズ,材料などが異なるものが挙げられる。
本願の第4の発明に係る埋込体は、コンクリートに比し軽量な材料で形成され、鉄筋コンクリートスラブ内に埋め込まれることで軽量化されたスラブを形成するようにしたコンクリートスラブの施工に用いられる埋込体であって、上記コンクリートスラブ内の下部に配筋される鉄筋を嵌合させる嵌合溝部を下面部に備え、該下面部および上記嵌合溝部の底面部の少なくとも何れか一方が、側面に近づくに連れて上方に向かうように傾斜していることを特徴としたものである。
本願の第5の発明に係る鉄筋支持具は、コンクリートスラブ内の上部および下部にそれぞれ配筋される上側鉄筋および下側鉄筋を支持する鉄筋支持具であって、型枠板に形成された貫通孔を挿通するネジ部材によって上記型枠板に固定される基台と、該基台に設けられ上記下側鉄筋を所定高さに支持する下側鉄筋支持部と、上記基台の上面に開口した取付孔に差し込んで基台に固定され、該基台の上面に対し略垂直上方へ延びる所定間隔を隔てた一対の支柱を有する支柱体と、上記一対の支柱の上部を結合して形成され、上記上側鉄筋を所定高さに支持する上側鉄筋支持部と、上記支柱体の比較的下部に設けられ該支柱体を上記基台に固定した状態で上記下側鉄筋の上方への移動を規制する規制片と、を備えたことを特徴としたものである。
上記第5の発明において、上記鉄筋支持具の支柱の上側鉄筋支持部からの高さは、上側鉄筋の直径の略2倍に設定されていることが好ましい。
また、より好ましくは、上記一対の支柱の下端側には外方へ突出する突出部がそれぞれ設けられる一方、上記基台の取付孔の奥部には外方へ延びる横穴部が形成されており、上記支柱を上記取付孔に上方から差し込むことにより、上記突出部が上記横穴部に係止されて上記支柱が上記基台に固定される。
本願の第6の発明に係る鉄筋支持具は、コンクリートスラブ内の上部および下部にそれぞれ配筋される上側鉄筋および下側鉄筋を支持する鉄筋支持具であって、型枠板に形成された貫通孔を挿通するネジ部材によって上記型枠板に固定される基台と、該基台に設けられ上記下側鉄筋を所定高さに支持する下側鉄筋支持部と、上記基台に固定され該基台の上面に対し略垂直上方へ延びる所定間隔を隔てた一対の支柱を有する支柱体と、該支柱体の上部に設けられ上記上側鉄筋を所定高さに支持する上側鉄筋支持部と、を備え、上記基台は上記ネジ部材の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を有しており、上記基台が上記型枠板の内側に打設されたコンクリートに固定された後、上記ネジ部材を基台の上記雌ネジ部から螺脱させて上記型枠板を取り外した状態で、所定長さのボルト部材を上記雌ネジ部に螺合させ締め付けることにより、上記基台が上記ボルト部材に対する固定用のインサートとして用いられる、ことを特徴としたものである。
本願の第7の発明に係る鉄筋支持具は、コンクリートスラブ内の上部および下部にそれぞれ配筋される上側鉄筋および下側鉄筋を支持する鉄筋支持具であって、型枠板に形成された貫通孔を挿通するネジ部材によって上記型枠板に固定される基台と、該基台に設けられ上記下側鉄筋を所定高さに支持する下側鉄筋支持部と、上記基台に固定され該基台の上面に対し略垂直上方へ延びる所定間隔を隔てた一対の支柱を有する支柱体と、該支柱体の上部に設けられ上記上側鉄筋を所定高さに支持する上側鉄筋支持部と、を備え、上記支柱体は、種類に応じて異なる色で着色されていることを特徴としたものである。この場合、支柱体の種類としては、形状,サイズ,材料などが異なるものが挙げられる。
本願の第1の発明に係るコンクリートスラブの施工方法によれば、型枠板の内側にコンクリートを打設する(コンクリート打設ステップ)に先立って、埋込体の下面部に形成した嵌合溝部に下補助筋を嵌合させ(埋込体セットステップ)、且つ、上端主筋と平行に上補助筋を配筋し該上補助筋で埋込体の上面を下方に押圧する(上補助筋配筋ステップ)ので、従来のように、埋込体の上面部に掛止具を設ける必要なく、埋込体の固定を行うことができる。従って、従来のように、埋込体の運搬中や設置作業中あるいは設置した後においても、埋込体の掛止具が、周囲の作業者の身体や衣服等、或いは周囲の設備や物品等に引っ掛かるなどの干渉を引き起こすことを心配する必要はなく、更に、このような干渉により、掛止具がその固定部分ごと埋込体の上面部から剥離して埋込体に損傷を及ぼす等の不具合が生じることもない。
また、コンクリートスラブ内の上部および下部にそれぞれ配筋される上端主筋および下端主筋を支持する鉄筋支持具について、基台の上面に対し略垂直上方へ延びる所定間隔を隔てた一対の支柱を有する支柱体は、上記基台の上面に開口した取付孔に差し込み該取付孔に係止させることで基台に固定されるので、従来のように、両支柱間に固着された水平桟および略L字形の掛止具は不要であり、部品点数を削減することができる。このように、略L字形の掛止具が不要であるので、支柱体を基台に対して固定した状態で、従来のように、略L字形の上記掛止具の上端部分が略水平方向に突き出て、その周辺で作業を行う作業者の作業性に悪影響を及ぼす恐れもなく、コンクリート打設時に、浮力によって掛止具の突き出た上端部分が折損する恐れもない。
更に、鉄筋支持具には、支柱体の比較的下部に設けられ、該支柱体を基台に固定した状態で、基台の下端主筋支持部に支持された下端主筋の上方への移動を規制する規制片が設けられており、基台に固定された支柱体の上端主筋支持部に支持された上端主筋は、上記支柱体の規制片で上方への移動が規制された下端主筋に対し、上下方向について拘束される(上端主筋拘束ステップ)。従って、従来のように、上端主筋を支柱体の支持部に固定するために、2本の支柱の一方を他方に比してかなり長く設定しておく必要はなく、上端主筋の固定作業を終えるまで、長い方の支柱の上方に突き出た部分が、その周辺で作業を行う作業者の作業性に悪影響を及ぼすことを心配する必要もない。
上記第1の発明において、上記上補助筋配筋ステップが上補助筋を上端主筋に対して固定する工程を含むことにより、上補助筋を配筋するに際して、該上補助筋でより確実に埋込体の上面を下方に押圧することが可能になる。
また、上記鉄筋支持具の支柱の上端主筋支持部からの高さを、上端主筋の直径の略2倍に設定することにより、縦横に配筋される上端主筋の下側のものを上記上端主筋支持部で支持し、且つ、上側のものについては、その側部を支柱でガイドすることができ、しかも、支柱の長さが不必要に長くなることを防止できる。
更に、上記支柱体の一対の支柱の下端側には外方へ突出する突出部がそれぞれ設けられる一方、基台の取付孔の奥部には外方へ延びる横穴部が形成されており、上記支柱を上記取付孔に上方から差し込むことにより、上記突出部が上記横穴部に係止されて上記支柱が上記基台に固定されるようにすることにより、支柱体を基台に固定するに際して、基台の上面に開口した取付孔に支柱を差し込むことで、より確実かつ容易に、支柱を取付孔に係止させ基台に固定することができる。また、施工仕様の異なる支柱体を誤って基台に組み付けてしまった場合でも、当該支柱体を容易に基台から取り外して、正規の支柱体に取り替えて組み付けることができる。
本願の第2の発明に係る埋込体によれば、少なくともその表面が、可視光線の少なくとも一部を吸収し得る所定の色に着色されているので、従来、埋込体の色が全ての可視光線を反射する白色であった場合に比し、その反射光が眩しくて作業性が阻害されることを、有効に抑制できる。
本願の第3の発明に係る埋込体によれば、少なくともその表面が、種類に応じて異なる色で着色されているので、種類の違いを一見して見分けることができ、種類に拘わらず白一色であった従来のように、施工仕様と異なる種類の埋込体が施工現場に供給され、誤った埋込体がセットされてしまう等の不具合が生じることを、より確実に防止できる。
本願の第4の発明に係る埋込体によれば、コンクリートスラブ内の下部に配筋される鉄筋を嵌合させる嵌合溝部を下面部に備え、該下面部および上記嵌合溝部の底面部の少なくとも何れか一方が、側面に近づくに連れて上方に向かうように傾斜しているので、埋込体の下面部分およびその近傍について、コンクリートを打設する際のエアー(空気)の排出性を高めて、埋込体の下面領域にエアーが残存することを有効に回避することができる。すなわち、残存エアーが溜まることにより、部分的なコンクリートの充填不良が生じ、コンクリートスラブにエアーボイド等の不具合が発生することを有効に抑制することができる。
本願の第5の発明に係る鉄筋支持具によれば、基台の上面に対し略垂直上方へ延びる所定間隔を隔てた一対の支柱を有する支柱体は、上記基台の上面に開口した取付孔に差し込み該取付孔に係止させることで基台に固定されるので、従来のように、両支柱間に固着された水平桟および略L字形の掛止具は不要であり、部品点数を削減することができる。このように、略L字形の掛止具が不要であるので、支柱体を基台に対して固定した状態で、従来のように、略L字形の上記掛止具の上端部分が略水平方向に突き出て、その周辺で作業を行う作業者の作業性に悪影響を及ぼす恐れもなく、コンクリート打設時に、浮力によって掛止具の突き出た上端部分が折損する恐れもない。
更に、鉄筋支持具には、支柱体の比較的下部に設けられ、該支柱体を基台に固定した状態で、基台の下側鉄筋支持部に支持された下側鉄筋の上方への移動を規制する規制片が設けられており、基台に固定された支柱体の上側鉄筋支持部に支持された上側鉄筋を、上記支柱体の規制片で上方への移動が規制された下側鉄筋に対し、上下方向について拘束することが可能になる。従って、従来のように、上端主筋を支柱体の支持部に固定するために、2本の支柱の一方を他方に比してかなり長く設定しておく必要はなく、上側鉄筋の固定作業を終えるまで、長い方の支柱の上方に突き出た部分が、その周辺で作業を行う作業者の作業性に悪影響を及ぼすことを心配する必要もない。
上記第5の発明において、上記鉄筋支持具の支柱の上側鉄筋支持部からの高さを、上側鉄筋の直径の略2倍に設定することにより、縦横に配筋される上側鉄筋の下側のものを上記上側鉄筋支持部で支持し、且つ、上側のものについては、その側部を支柱でガイドすることができ、しかも、支柱の長さが不必要に長くなることを防止できる。
また、上記支柱体の一対の支柱の下端側には外方へ突出する突出部がそれぞれ設けられる一方、基台の取付孔の奥部には外方へ延びる横穴部が形成されており、上記支柱を上記取付孔に上方から差し込むことにより、上記突出部が上記横穴部に係止されて上記支柱が上記基台に固定されるようにすることにより、支柱体を基台に固定するに際して、基台の上面に開口した取付孔に支柱を差し込むことで、より確実かつ容易に、支柱を取付孔に係止させ基台に固定することができる。また、施工仕様の異なる支柱体を誤って基台に組み付けてしまった場合でも、当該支柱体を容易に基台から取り外して、正規の支柱体に取り替えて組み付けることができる。
本願の第6の発明に係る鉄筋支持具によれば、鉄筋支持具の基台は、型枠板の内側に打設されたコンクリートに固定された後、型枠板への固定用のネジ部材を基台の上記雌ネジ部から螺脱させて上記型枠板を取り外した状態で、所定長さのボルト部材を上記雌ネジ部に螺合させ締め付けることにより、上記ボルト部材に対する固定用のインサートとして用いられるので、ボルト部材固定用のインサートを別途に設ける必要がなくなり、部品点数を削減でき、また、施工も簡略化できる。
本願の第7の発明に係る鉄筋支持具によれば、基台に固定され該基台の上面に対し略垂直上方へ延びる所定間隔を隔てた一対の支柱を有する支柱体は、種類に応じて異なる色で着色されているので、色分けされていなかった従来のように、施工仕様と異なる種類の支柱体が施工現場に供給され、誤った支柱体が基台に組み付けられてしまう等の不具合が生じることを、より確実に防止できる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態に係るコンクリートスラブの施工方法の説明に先立って、該施工に用いられる埋込体について説明する。図1〜図3は、本実施形態に係るコンクリートスラブの施工に用いる埋込体の説明図であり、図1は埋込体の全体斜視図、図2は埋込体の側面説明図、また、図3は埋込体の底面説明図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る埋込体10は、上面10aと底面10bとこれら両面間を掛け渡すように位置する4つの側面10cとで、全体形状が実質的に直方体状に形成されている。
尚、本明細書において「直方体」なる用語は「立方体」を含むものであり、上記埋込体10は、例えば、一辺の長さが約190mmの立方体状に形成されている。
上記埋込体10の底面10cには、底面10cに開口する凹状の(つまり、断面の周縁形状が略コ字状の)溝部10gが形成されている。この溝部10g(嵌合溝部)は、後述するように、スラブ内の下部に配筋される下補助筋を嵌合させるもので、互いに直交する縦横2方向について各々2本ずつ設けられている。
尚、この場合、下補助筋の上記嵌合溝部10gに対する嵌合の態様としては、両者の間に隙間を持たせた、所謂、隙間嵌め、或いは両者間に隙間の無い、所謂、締まり嵌めの何れであっても良い。
また、本実施形態では、埋込体10は立方体であり、その底面10cは正方形であるので、縦横2方向に設けられた上記嵌合溝部10gのうちの何れを用いて下補助筋と嵌合させるかについて、底面が長方形の埋込体の場合のように、方向性を気にする必要は特になく、埋込体10をセットする際の作業性がそれだけ良好である。
一方、埋込体10の上面10aは略平坦に形成されており、前述の従来技術における埋込体のように掛止具は設けられていない。従って、従来のように、埋込体の運搬中や設置作業中あるいは設置した後においても、埋込体の掛止具が、周囲の作業者の身体や衣服等、或いは周囲の設備や物品等に引っ掛かるなどの干渉を引き起こす恐れはなく、また、掛止具がその固定部分ごと埋込体の上面部から剥離して埋込体に損傷を及ぼす等の不具合を招くこともない。
尚、上記埋込体10は、コンクリートに比し軽量な材料として、例えば、ポリスチレン樹脂を発泡させた発泡材で構成されている。この代わりに、例えば、ポリエチレン樹脂,ポリプロピレン樹脂,ポリ塩化ビニール樹脂など他の樹脂材料を用いることができる。また、埋込体10は、発泡材に限定されるものではなく、例えば上記のような樹脂材料を用いた中空体であっても良い。
本実施形態では、上記埋込体10は、その形状やサイズ又は材料等の違いによる種類に応じて、異なる色を用いて色分けされている。このような色分け表示は、例えば、埋込体10の成形時に、それぞれ所定の色の着色ペレットを樹脂材料中に混入させて混練した着色樹脂を材料に用いて成形することで、容易に得られるものである。
尚、樹脂材料自体を着色しなくても、埋込体10の表面のみを、例えば塗装などによって着色するようにしても良い。
このように埋込体10を種類に応じて色分けすることにより、埋込体10を一見してその種類を見分けることができ、種類に拘わらず白一色であった従来のように、施工仕様と異なる種類の埋込体10が施工現場に供給され、誤った埋込体10がセットされてしまう等の不具合が生じることを、より確実に防止できるようになる。
本実施形態では、特に、埋込体10は、可視光線の少なくとも一部を吸収する色で着色されている。換言すれば、埋込体10の色としては、全ての可視光線を反射する白色は除外されている。また、この白色に近い色も除外されることが、より好ましい。
すなわち、従来のように白色またはそれに近い色の場合、施工現場に運び込まれると、特に、夏場など強い直射日光で照らし出された場合、施工現場の作業者にとってはその反射光が眩しくて、作業性に悪影響を及ぼすからである。上述のように、白色またはそれに近い色を除く他の色で着色された埋込体10を用いることにより、かかる作業性への悪影響を有効に抑制することができる。
尚、埋込体10は、施工現場に配設される物品又は施工資材としてはかなり大きな表面積を有しているので、反射光による眩しさを抑制することは、実用面から重要である。従って、埋込体10について、種類に応じた色分けを特に行わない場合であっても、少なくともその表面を、従来の白色に代えて、可視光線の少なくとも一部を吸収する特定の色で着色することは、施工現場での作業性向上のために非常に有効である。この場合には、上記特定の色としては、全ての可視光線を吸収する黒色、又はこの黒色以外では、灰色等の無彩色などを、好適に用いることができる。
次に、本実施形態に係るコンクリートスラブの施工に用いられる鉄筋支持具について説明する。
鉄筋支持具は、後で詳しく説明するように、スラブ内の上部および下部にそれぞれ配筋される上端主筋および下端主筋を支持する支持体であり、型枠板に固定される基台と、該基台の上面に対し略垂直上方へ延びる所定間隔を隔てた一対の支柱を有する支柱体とを備え、上記基台を型枠板に固定する際には所定の固定具が組み合わせて用いられる。
図4〜図7は本実施形態に係るコンクリートスラブの施工に用いる鉄筋支持具の基台の説明図であり、図4は基台の正面説明図、図5は図4におけるY5−Y5矢印方向からの矢視図で上記基台の側面説明図、図6は図4におけるY6−Y6矢印方向からの矢視図で上記基台の平面説明図、また、図7は図4におけるY7−Y7矢印方向からの矢視図で上記基台の底面説明図である。
上記図4〜図7に示されるように、基台21は、型枠板11上に載置され該型枠板11に固定される固定部21bと、該固定部21bから立設された本体部21aとを備え、これら本体部21aと上記固定部21bとは一体的に形成されている。上記本体部21aの主要部は平面視で一方向に長い矩形状に形成され(図6及び図7参照)、固定部21bは、平面視で本体部21aの主要部に直交する一対の板状部の下部に位置している。
本実施形態では、より好ましくは、基台21は、合成樹脂製で本体部21aと上記固定部21bとは一体成形されている。
上記本体部21aの主要部と一体の板上部の上面には、後述するように、スラブ内の下部に配筋される下端主筋12を、型枠板11の上面から所定高さに支持する下端主筋支持部21cが設けられている。この下端主筋支持部21cは、より好ましくは、下端主筋12の外周部をより安定して受け合うことができるように、所定曲率の曲面状に形成されている。
本体部21aの中心部には、底面に開口する上下方向の挿通孔21dが設けられており、この挿通孔21dの上端部に対応する箇所には、例えば六角状のナット(不図示)を外部から挿入して回動不能に保持するナット挿入部21eが形成されている。
基台21を型枠板11の上面側に固定する際には、上記ナット挿入部21eから上記挿通孔21dの上端部分に挿入したナット(不図示)と、このナットと螺合する固定ボルト(不図示)と、後述する固定具23とを組み合わせて、型枠板11の上方からの作業で、型枠板11の貫通孔11d内へ挿入し固定することができるようになっている。
また、図6から良く分かるように、本体部21aには、その上面に開口する上下方向の一対の孔部21f(取付孔)が形成されている。この取付孔21fは、その入口に近い側に、外方へ広がるように傾斜するテーパ部21gを有している。一方、取付孔21fの下端の突き当たり部には、外方へ略直角に曲折した横穴部21hを備えている。この横穴部21hは、本体部21aの側面に開口している。
基台21の本体部21aの上面に開口した上記取付孔21fには、以下に述べる支柱体22が差し込んで係止され、これにより、支柱体22が基台21に固定されるようになっている。
尚、本体部21aのナット挿入部21eの上方部分は開口しており、コンクリートを打設した際には、この開口部21j(図4及び図5参照)を通して流動状態のコンクリートが支障なく流通し、基台21の周辺にコンクリートの充填不足が生じることが抑制されている。また、この開口部21j及びその近傍にもコンクリートが充填されることにより、基台21のコンクリートに対する密着性もより強固なものとなる。
図10〜図11は上記鉄筋支持具の基台と組み合わせて用いられる固定具の説明図であり、図10は固定具の正面説明図、図11は図10におけるY11−Y11矢印方向からの矢視図で上記固定具の平面説明図、図12は図10におけるY12−Y12矢印方向からの矢視図で上記固定具の底面説明図である。
かかる固定具23は公知のもので、上述のように、鉄筋支持具の基台21を型枠板11に固定する際に、該型枠板11の下面側(裏面側)に位置するように用いられる。
上記固定具23は、上述の固定ボルト(不図示)のネジと螺合する雌ネジ23cが螺設された本体部23aと、その上側において上斜め外方へ開くように形成された複数の分割片部23bとで構成されている。固定具23は、より好ましくは、比較的軟質の合成樹脂で製作されており、上斜め外方に開いた各分割片部23bは内側に向かって弾性変位可能である。
そして、上記基台21を型枠板11の上面側に固定する際には、後述する図15に示されるように、まず、ナット挿入部21eから上記挿通孔21dの上端部分に挿入したナット(不図示)に、分割片部23bが斜め上方に開いた状態の固定具23の雌ネジ部23cに螺合した固定ボルト24の先端側を螺合させて、基台21と固定具23と固定ボルト24とで1つのユニットを構成し、このユニットを型枠板11の上方から貫通孔11dに嵌挿させる。このとき、固定具23の各分割片部23bは、内側に向かって弾性変形することで貫通孔11dを通過し、通過し終えると弾性により元の形状に復帰して、その上端が型枠板11の下面側に位置する。
この状態で、型枠板11の上面に位置する基台21を回転させることにより、固定具23が上方へ移動し、各分割片部23bの上端が型枠板11の下面に当接すると上向きの力を受けることになり、上記基台21と協働して、両者21,23間に型枠板11を挟み込んで締め付ける。これにより、基台21が型枠板11の上面に固定されるようになっている。すなわち、型枠板11の上方からの作業のみによって、基台21を型枠板11の上面に固定することができ、基台21の固定作業が大幅に簡略化されている。尚、このような基台21の固定方法は、従来公知のものと同様のものである。
図8及び図9は上述の鉄筋支持具の支柱体の説明図であり、図8は支柱体の正面説明図、また、図9は図8におけるY9−Y9矢印方向からの矢視図で上記支柱体の平面説明図である。
これらの図に示すように、支柱体22は、所定間隔を隔てた一対の支柱22aを備え、その上部どうしを正面視でU字状の連結部材22cで連結して構成されている。これら支柱22a及び連結部材22cは何れも、例えば鋼等の金属製で、連結部材22cは、U字形の両側を例えば溶接により両支柱22aに接合されることで、支柱22aの上部どうしを結合している。これら支柱22aの下端部には、外方へ所定量だけ突出する突出部22bが一体的に形成されている。
また、一方の支柱22aの上下方向における途中部の所定箇所には、後述する下端主筋12の上方への移動を規制する規制片22dが、例えば溶接によって固定されている。
上記連結部材22cの上縁には、後述する上端主筋14が配筋される。つまり、この連結部材22cが、一対の支柱22aの上部を結合して形成され上端主筋14を所定高さに支持する「上端主筋支持部」に相当している。尚、一本の線材または棒材をプレス加工することにより、上記2本の支柱22aと連結部材22cとを一体成形することも可能である。
上記支柱体22の各支柱22aの上端主筋支持部22c(連結部材)からの高さは、上端主筋の直径の略2倍に設定されている。このように設定することにより、縦横に配筋される上端主筋の下側のものを上記上端主筋支持部22cで支持し、且つ、上側のものについては、その側部を支柱22aでガイドすることができ、しかも、支柱22aの長さが不必要に長くなることを防止できるのである。
上記各支柱22aは、例えば、直径が約6mm,全長が約90〜190mm(スラブ厚さに対応した支柱サイズによって異なる),突出部22bの支柱表面からの突出量が約5mm程度に設定されており、図8において矢印wで示すように、両支柱22aの下部を掴んで付勢力を加え互いに内側へ撓ませることにより、その下端部を各突出部22bの突出量以上に弾性変位させることができるようになっている。
型枠板11の上面に固定された基台21に対して上記支柱体22を差し込んで固定する際には、後述する図17に示されるように、両支柱22aの下部を互いに内側へ撓ませて互いの間隔を調整しながら、基台21の各取付孔21fに各支柱22aを上方から差し込む。このとき、取付孔21fの入口に近い側には、入口に近いほど外方へ広がるように傾斜するテーパ部21gが設けられているので、支柱22aを容易に取付孔21f内へ差し込むことができる。
そして、取付孔21fの最奥まで差し込んだ後、両支柱22aの下部に加えていた付勢力を解除する(つまり、両支柱22aを離す)ことにより、弾性的に内側に撓んでいた両支柱22aの下部側が互いに外方へ(図8の矢印w方向と反対方向へ)変位して元の形状に復帰する。これにより、各支柱22aの下端側の突出部22bが、基台21の横穴部21h内に嵌合して係止され、支柱体22が基台21に対して固定される。つまり、支柱体22が基台21に対してワンタッチで固定される。
この状態では、再び両支柱22aの下部を互いに内側へ撓ませて突出部22bを横穴部21hから抜脱させ、両支柱22aを取付孔21fから引き抜かない限り、支柱体22が基台21から外れることはない。
このように、本実施形態によれば、上記支柱体22の一対の支柱22aの下端側には外方へ突出する突出部22bがそれぞれ設けられる一方、基台21の取付孔21fの奥部には外方へ延びる横穴部21hが形成されており、支柱22aを上記取付孔21fに上方から差し込むことにより、支柱22aの上記突出部22bが取付孔21fの上記横穴部22hに係止されて、上記支柱22aが基台21に固定されるので、支柱体22を基台21に固定するに際して、基台21の上面に開口した取付孔21fに支柱21aを差し込むだけの比較的簡単な作業で、より確実かつ容易に、支柱22aを取付孔21fに係止させ基台21に固定することができるのである。
尚、施工仕様の異なる支柱体を誤って基台21に組み付けてしまった場合でも、当該支柱体を容易に基台21から取り外して、正規の支柱体22に取り替えて組み付けることができる。
また、上述のように、支柱22aの全長は支柱サイズに応じて異なっている。本実施形態では、例えば約90〜190mmの範囲内で5種類のサイズが設定されているが、支柱体22はサイズ毎に異なる色で色分けして塗装されている。
このように支柱体22を支柱サイズに応じて色分けすることにより、色分けされていなかった従来のように、施工仕様と異なるサイズの支柱体22が施工現場に供給され、誤った支柱体22が基台21に組み付けられてしまう等の不具合が生じることを、より確実に防止できるようになる。
尚、支柱体の種類としては、支柱サイズの他、支柱の形状や材料の違いなどによる種類分けも考えられる。また、支柱体22の色としては、埋込体10についての場合と同様の理由により、白色またはそれに近い色を除外することが好ましい。
以上のような鉄筋支持具の支柱体としては、種々の変形例が考えられる。
図13及び図14は、一変形例に係る支柱体の説明図であり、図13は支柱体の正面説明図である。また、図14は図13におけるY14−Y14矢印方向からの矢視図で変形例に係る支柱体の平面説明図である。
この変形例では、一方の支柱52aの上部を所定箇所で内側へ略直角に折り曲げ、この折り曲げ部52cの先端側を更に略直角に折り曲げて支柱52aと平行に形成し、この先端側を他方の支柱52aの先端側に接合することによって支柱52aの上部どうしが結合され、所定間隔を隔てた一対の支柱52aを備えた支柱体52が形成されている。
両支柱52aの下端部には、前述の図8及び図9に示した支柱22aにおける場合と同様に、外方へ所定量だけ突出する突出部52bが一体的に形成されている。また、一方の支柱52aの上下方向における途中部の所定箇所には、前述の図8及び図9に示した支柱22aにおける場合と同様に、後述する下端主筋12の上方への移動を規制する規制片22dが、例えば溶接によって固定されている。
後述する上端主筋14は、上記折り曲げ部52cの上縁に配筋される。つまり、この折り曲げ部52cが、一対の支柱52aの上部を結合して形成され上端主筋14を所定高さに支持する「上端主筋支持部」に相当している。
尚、折り曲げずに真直した方の支柱52aについては、前述の図8及び図9に示した支柱体22における場合と同様の理由により、当該支柱52aの上端主筋支持部52c(折り曲げ部)からの高さが、上端主筋の直径の略2倍に設定されている。
この支柱体52の基台21への組付方法は、前述の図8及び図9に示した支柱体22における場合と同様であり、従って、同様の作用効果を奏することができる。
しかも、この場合には、一方の支柱52aの上部を折り曲げて、その先端側を他方の支柱52aの先端側に接合して支柱52aの上部どうしを結合するので、図8及び図9に示した支柱体22における場合のように、連結部材22cを別部品として用意する必要がなく、部品点数を削減できる。また、支柱体52の上端片側(支柱52aを折り曲げた側)がフリーなスペースとなるので、図8及び図9に示した支柱体22に比して、上端主筋14の配筋を行う際の作業性を向上させることができる。
次に、以上のような基台21及び支柱体22を備えた鉄筋支持具、並びに前述の埋込体10を用いて行われるコンクリートスラブの施工方法について、図15〜図29を参照しながら説明する。図15〜図25は上記コンクリートスラブの施工方法を模式的に示す一連の工程説明図である。また、図26〜図29は主要な工程をより詳しく示す説明図である。
現場での施工に先立って、所要数量の上記埋込体10(図1〜図3参照)、並びに基台21(図4〜図7参照),支柱体22(図8及び図9参照),固定具23(図10〜12)及び固定ボルト24等、鉄筋支持具20を構成する所要数量の部品やそのユニットが、施工現場の周辺に用意される。これらの工程が、本願請求項に記載した「埋込体用意ステップ」及び「鉄筋支持具用意ステップ」に相当している。
また、コンクリートスラブの型枠板11の上面に鉄筋支持具20の基台21を配設するに先立って、まず、型枠板11の上面に対して、いわゆる墨出しを行い、基台21を設置する位置を定める。こうして、定められた各位置に、例えばハンドドリル等を用いて所定直径の貫通孔11dを形成しておく。
そして、図15に示すように、基台21と固定具23と固定ボルト24とで構成された前述のユニットを、型枠板11の上方から貫通孔11dに嵌挿させ、固定具23の各分割片部23bの上端が型枠板11の下面に当接した状態で、型枠板11の上面側の基台21を回転させることにより、基台21のナット挿入部21e内のナット(不図示)と固定ボルト24とで、基台21を型枠板11の上面に締結固定する。この工程が、本願請求項に記載した「基台固定ステップ」に相当している。
所要数量の基台21を型枠板11上に固定した後、図16に示すように、各基台21の下端主筋支持部21cに支持されるように、複数の下端主筋12を縦横に配筋する。この工程が、本願請求項に記載した「下端主筋配筋ステップ」に相当している。
次に、図17に示すように、下端主筋12の縦横の何れか一方向(図17では横方向)において、互いに平行な下端主筋12どうしの間に、当該下端主筋12と平行に下補助筋13を配筋する。これら下補助筋13は、下端主筋12の上側に載置するようにして配設される。この工程が、本願請求項に記載した「下補助筋配筋ステップ」に相当している。
図28は、下端主筋12と下補助筋13とを配筋した状態を示す平面説明図である。この図からも良く分かるように、各基台21の下端主筋支持部21cに支持された縦方向の下端主筋12の上側に、横方向の下端主筋12が配筋され、更に、その上側に、横方向の下補助筋13が配筋されている。本実施形態では、互いに平行な下端主筋12どうしの間に、それぞれ2本の下補助筋13が平行に配置されている。
また、図17に示されるように、鉄筋支持具20の支柱体22を基台21の上面に開口した取付孔21f(図4〜図6参照)に差し込み該取付孔21fに係止させることで、上記支柱体22を基台21に固定する。この工程が、本願請求項に記載した「支柱体固定ステップ」に相当している。
この工程では、前述のように、支柱体22の両支柱22aの下部を掴んで付勢力を加え互いに内側へ撓ませて互いの間隔を調整しながら、基台21の各取付孔21fに各支柱22aを上方から差し込み、取付孔21fの最奥まで差し込んだ後、両支柱22aの下部に加えていた付勢力を解除する(つまり、両支柱22aを離す)ことにより、各支柱22aの下端側の突出部22bが、基台21の横穴部21h内に嵌合して係止される。つまり、支柱体22が基台21に対してワンタッチで固定される。
また、上記支柱体22を基台21に固定することにより、支柱体22の規制片22dが上側の下端主筋12の上側に位置することになる。これにより、下側主筋12は、基台21の下端主筋支持部21c上に支持された状態で、上方へ移動することが規制されるようになっている。
以上のようにして基台21に支柱体22を固定することで鉄筋支持具20を組み立てた後、図18及び図19に示すように、支柱体22の上端主筋支持部22c(支柱22a間の連結部材)に支持されるように、複数の上端主筋14を縦横に配筋する。これにより、各上端主筋14が、型枠板11から所定高さ位置に配設される。この工程が、本願請求項に記載した「上端主筋配筋ステップ」に相当している。
この後、下端主筋12と上端主筋14の間に巾止筋15を掛け渡すようにして配設し、巾止筋15の上下の部分を折り曲げることにより、下端主筋12と上端主筋14とを上下方向について相互に拘束する。下端主筋12は、鉄筋支持具20の支柱体22に設けた規制片22dによって上方への移動が規制されているので、上端主筋14も、上記連結部材22cで支持された状態で、下端主筋12及び巾止筋15を介して、上方への移動が規制される。つまり、上端主筋14が所定高さに固定されることになる。この工程が、本願請求項に記載した「上端主筋拘束ステップ」に相当している。
次に、図20に示すように、複数の上端主筋14および下端主筋12で区画された空間内に上記埋込体10をそれぞれ位置させ、該埋込体10の下面部10bに形成した各嵌合溝部10gに下補助筋13をそれぞれ嵌合させることにより、各埋込体10をそれぞれ所定位置にセットする。この工程が、本願請求項に記載した「埋込体セットステップ」に相当している。
尚、本実施形態では、埋込体10は立方体状であるので、下補助筋13の配列方向に対して埋込体10の配置方向を特に選ぶ必要はなく、それだけ埋込体10のセット作業は簡単である。埋込体が縦横で長さの異なる直方体状の場合には、下補助筋13の配列方向が埋込体の底面の長手方向と一致するようにセットすることが好ましい。
このようにして埋込体10をセットした後、図21に示すように、上端主筋14が配筋された縦横の何れか一方向において、互いに平行な上端主筋14どうしの間に、当該上端主筋14と平行に上補助筋16を配筋する。これにより、各埋込体10の上面10a上に上補助筋16が位置することになる。本実施形態では、各埋込体10毎に1本の上補助筋16が配設されている。この上補助筋16の配設本数は、勿論複数でも良い。
また、本実施形態では、埋込体10は立方体状であるので、上補助筋16の配列方向は下補助筋13の方向に対して縦横何れでも良い。埋込体が縦横で長さの異なる直方体状である場合には、下補助筋13の配列方向は、上述のように埋込体の底面の長手方向と一致するようにセットすることが好ましく、また、上補助筋16も、下補助筋13と平行で、埋込体の長手方向と一致するように配列させることが好ましい。上補助筋16をこのように配筋することにより、コンクリート打設時に、埋込体に作用する浮力に基づいて、埋込体にモーメントが作用する際には、そのモーメントの腕の長さをより短くできるので、埋込体に作用するモーメントの大きさを低減することができる。
この上補助筋16の配筋を終えると、図22に示すように、ハンド工具31を用いて、上補助筋16が上端主筋14に対してワイヤ17で固定される。これにより、上補助筋16の高さ位置が定まり、該上補助筋16によって埋込体10の上面10aを下方に押圧するように、各部の寸法および位置関係等が設定されている。
以上の工程が、本願請求項に記載した「上補助筋配筋ステップ」に相当している。
このように、上補助筋配筋ステップが、上補助筋16を上端主筋14に対して固定する工程を含むことにより、上補助筋16を配筋するに際して、該上補助筋16でより確実に埋込体10の上面10aを下方に押圧することが可能となり、埋込体10をより強固に定位置に保持し、また、コンクリート打設時における浮力の作用に対して、埋込体10が浮き上がることをより効果的に抑制できる。
図26及び図27は上補助筋16が配筋された状態を詳しく示す説明図で、図27は図26の側面説明図である。また、図29は上補助筋16を配筋した状態を示す平面説明図である。
これらの図から良く分かるように、上補助筋16は、埋込体10の上面10aを下方に押圧することにより、埋込体10の上面10aに食い込み、埋込体10の上方への移動を確実に規制するようになっている。
次に、図23に示すように、現場打ちの所謂生コン供給ホースの先端吐出部32から、型枠内にコンクリートCmが打設される。そして、型枠の上端までコンクリートCmを打設すると、コンクリートCmの供給が停止される。この工程が、本願請求項に記載した「コンクリート打設ステップ」に相当している。
そして、コンクリートCmの乾燥・凝固が完了すると、図24に示すように、固定ボルト24を基台21のナット(不図示)から螺脱することにより、型枠板11の下面側から固定具23及び固定ボルト24が取り外され、更に、図25に示すように、型枠板11自体を取り外すことにより、所定厚さのコンクリートスラブ30が得られる。
本実施形態では、より好ましくは、固定ボルト24として比較的大径(例えば、ネジサイズが9mm程度以上の)のボルト材が使用されており、この固定ボルト24を螺脱した後、図25に示されるような長尺のネジ部材19を代わりにねじ込み、このネジ部材19を2重天井の吊りボルトとして使用できるようになっている。
このように、本実施形態に係る鉄筋支持具20の基台21は、型枠板11の内側に打設されたコンクリートCmに固定された後、型枠板11への固定用のネジ部材24を基台21の図示しないナット(雌ネジ部)から螺脱させて型枠板11を取り外した状態で、所定長さのネジ部材19(ボルト部材)を上記雌ネジ部に螺合させ締め付けることにより、上記ボルト部材に対する固定用のインサートとして用いることができる。従って、ボルト部材固定用のインサートを別途に設ける必要がなくなり、部品点数を削減でき、また、施工も簡略化できる。
以上、説明したように、本実施形態に係る施工方法によれば、コンクリートスラブ30内の上部および下部にそれぞれ配筋される上端主筋14および下端主筋12を支持する鉄筋支持具20について、基台21の上面に対し略垂直上方へ延びる所定間隔を隔てた一対の支柱22aを有する支柱体22は、上記基台21の上面に開口した取付孔21fに差し込み該取付孔21fに係止させることで基台21に固定されるので、従来のように、両支柱間に固着された水平桟および略L字形の掛止具は不要であり、部品点数を削減することができる。また、このように、略L字形の掛止具が不要であるので、支柱体を基台に対して固定した状態で、従来のように、略L字形の上記掛止具の上端部分が略水平方向に突き出て、その周辺で作業を行う作業者の作業性に悪影響を及ぼす恐れもなく、コンクリート打設時に、浮力によって掛止具の突き出た上端部分が折損する恐れもない。
しかも、鉄筋支持具20には、支柱体22の比較的下部に設けられ、該支柱体22を基台21に固定した状態で、基台21の下端主筋支持部22cに支持された下端主筋12の上方への移動を規制する規制片22dが設けられており、基台21に固定された支柱体22の上端主筋支持部22cに支持された上端主筋14は、上記支柱体22の規制片22dで上方への移動が規制された下端主筋12に対し、上下方向について拘束される(上端主筋拘束ステップ)。従って、従来のように、上端主筋を支柱体の支持部に固定するために、2本の支柱の一方を他方に比してかなり長く設定しておく必要はなく、上端主筋の固定作業を終えるまで、長い方の支柱の上方に突き出た部分が、その周辺で作業を行う作業者の作業性に悪影響を及ぼすことを心配する必要もない。
尚、以上の実施形態では、埋込体10の下面10bは実質的に平坦に形成され、また、この下面10bに形成された溝部10gの底面も下面10bに沿って実質的に平坦に形成されている。
これに対して、埋込体の下面および溝部の底面の少なくとも何れか一方について、埋込体の側面に近づくに連れて上方に向かうように傾斜させることにより、埋込体の下面部分およびその近傍について、コンクリートCmを打設する際のエアー(空気)の排出性を高めて、埋込体の下面領域にエアーが残存することを有効に回避することができる。すなわち、残存エアーが溜まることにより、部分的なコンクリートCmの充填不良が生じ、コンクリートスラブにエアーボイド等の不具合が発生することを、有効に抑制することができる。
以下に、埋込体の変形例について説明する。
図30及び図31は、第1変形例に係る埋込体の側面説明図および底面説明図である。これらの図から分かるように、この第1変形例では、埋込体50の下面50bは、上面50aと同じく実質的に平坦に形成されているが、下面50bに形成した溝部50gの底面50fは、いずれも、埋込体50の側面50cに近づくに連れて上方に向かうように傾斜している。従って、溝部50g内のエアーは、その底面50fの傾斜に沿って上方へ抜け易くなっており、溝部50g内に残存して溜まることが有効に抑制される。
また、図32は、第2変形例に係る埋込体の側面説明図である。この図から分かるように、この第2変形例では、埋込体60の下面60bに形成した溝部60gの底面60fは、埋込体60の上面60aと同様に実質的に平坦であるが、下面60b自体が、埋込体60の側面60cに近づくに連れて上方に向かうように傾斜している。従って、埋込体60の下面60b近傍領域のエアーは、下面60bの傾斜に沿って上方へ抜け易くなっており、下面60bの近傍に残存して溜まることが有効に抑制される。
更に、図33は、第3変形例に係る埋込体の側面説明図である。この図から分かるように、この第3変形例では、埋込体70の上面70aが実質的に平坦であるのに対して、埋込体70の下面70b自体および該下面70bに形成した溝部70gの底面70fは共に、埋込体70の側面70cに近づくに連れて上方に向かうように傾斜している。従って、埋込体70の下面70b近傍領域および溝部70g内のエアーは、下面70b及び溝部70gの底面70fの傾斜に沿って上方へ抜け易くなっており、下面70bの近傍および溝部70g内に残存して溜まることが、より有効に抑制される。
尚、本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更や修正ならびに設計上の改良などを行えるものであることは、言うまでもない。
本発明の実施形態に係るコンクリートスラブの施工に用いる埋込体の全体斜視図である。 上記埋込体の側面説明図である。 上記埋込体の底面説明図である。 上記実施形態に係るコンクリートスラブの施工に用いる鉄筋支持具の基台の正面説明図である。 図4のY5−Y5矢印方向からの矢視図で上記基台の側面説明図である。 図4のY6−Y6矢印方向からの矢視図で上記基台の平面説明図である。 図4のY7−Y7矢印方向からの矢視図で上記基台の底面説明図である。 上記鉄筋支持具の支柱体の正面説明図である。 図8のY9−Y9矢印方向からの矢視図で上記支柱体の平面説明図である。 上記鉄筋支持具の基台と組み合わせて用いられる固定具の正面説明図である。 図10のY11−Y11矢印方向からの矢視図で上記固定具の平面説明図である。 図10のY12−Y12矢印方向からの矢視図で上記固定具の底面説明図である。 上記鉄筋支持具の支柱体の変形例を示す正面説明図である。 図13のY14−Y14矢印方向からの矢視図で上記変形例に係る支柱体の平面説明図である。 上記実施形態に係るコンクリートスラブの施工方法における基台固定ステップを示す説明図である。 上記施工方法における下端主筋配筋ステップを示す説明図である。 上記施工方法における下補助筋配筋ステップ及び支柱体固定ステップを示す説明図である。 上記施工方法における上端主筋配筋ステップ及び巾止筋による上端主筋の拘束工程を示す説明図である。 上記施工方法における上端主筋配筋ステップ及び巾止筋による上端主筋の拘束工程を異なる方向から示す説明図である。 上記施工方法における埋込体セットステップを示す説明図である。 上記施工方法における上補助筋配筋ステップを示す説明図である。 上記施工方法における上補助筋の固定工程を示す説明図である。 上記施工方法におけるコンクリート打設ステップを示す説明図である。 上記施工方法における基台の固定ボルト及び固定具の取り外し工程を示す説明図である。 上記施工方法において型枠板を取り外したコンクリートスラブを示す説明図である。 上記施工方法における埋込体セット状態をより詳しく示す説明図である。 上記施工方法における埋込体セット状態をより詳しく示す説明図で、図26の側面説明図である。 上記施工方法における下補助筋配筋状態を示す平面説明図である。 上記施工方法における上補助筋配筋状態を示す平面説明図である。 上記実施形態の第1変形例に係る埋込体の側面説明図である。 上記第1変形例に係る埋込体の底面説明図である。 上記実施形態の第2変形例に係る埋込体の側面説明図である。 上記実施形態の第3変形例に係る埋込体の側面説明図である。 従来例に係るコンクリートスラブの施工方法を示す斜視図である。 上記従来例に係る施工方法に用いる埋込体を示す斜視図である。 上記従来例に係る施工方法に用いる鉄筋支持具を示す斜視図である。
符号の説明
10,50,60,70 埋込体
10a,50a,60a,70a 埋込体の上面
10b,50b,60b,70b 埋込体の下面
10c,50c,60c,70c 埋込体の側面
10g,50g,60g,70g 埋込体の嵌合溝部
50f,60f,70f 嵌合溝部の底面
11 型枠板
11d 型枠板の貫通孔
12 下端主筋
13 下補助筋
14 上端主筋
16 上補助筋
17 ワイヤ
20 鉄筋支持具
21 基台
21a 基台の本体部
21c 基台の下端主筋支持部
21f 基台の取付孔
21h 基台の横穴部
22,52 支柱体
22a,52a 支柱
22b,52b 支柱の突出部
22c 支柱体の連結部材
22d,52d 支柱体の規制片
52c 支柱体の折り曲げ部
23 固定具
24 固定ボルト
30 コンクリートスラブ
Cm コンクリート

Claims (12)

  1. コンクリートに比し軽量な材料で形成されコンクリートスラブ内に埋設される埋込体であって、全体形状が実質的に直方体状に形成され、実質的に平坦な上面を有すると共に、上記コンクリートスラブ内の下部に配筋される下補助筋を嵌合させる嵌合溝部を下面部に備えた埋込体を用意する埋込体用意ステップと、
    上記コンクリートスラブ内の上部および下部にそれぞれ配筋される上端主筋および下端主筋を支持する鉄筋支持具であって、型枠板に形成された貫通孔を挿通するネジ部材によって上記型枠板に固定される基台と、該基台に設けられ上記下端主筋を所定高さに支持する下端主筋支持部と、上記基台の上面に開口した取付孔に差し込んで基台に固定され該基台の上面に対し略垂直上方へ延びる所定間隔を隔てた一対の支柱を有する支柱体と、上記一対の支柱の上部を結合して形成され上記上端主筋を所定高さに支持する上端主筋支持部と、上記支柱体の比較的下部に設けられ該支柱体を上記基台に固定した状態で上記下端主筋の上方への移動を規制する規制片と、を備えた鉄筋支持具を用意する鉄筋支持具用意ステップと、
    上記型枠板の内側で上記貫通孔に対応する部位に上記鉄筋支持具の基台を位置決めし、ネジ部材により上記基台を上記型枠板の内側に固定する基台固定ステップと、
    上記基台の下端主筋支持部に支持されるように、複数の下端主筋を縦横に配筋する下端主筋配筋ステップと、
    上記縦横の何れか一方向において、互いに平行な下端主筋どうしの間に、当該下端主筋と平行に下補助筋を配筋する下補助筋配筋ステップと、
    上記鉄筋支持具の上記支柱体を上記基台の上面に開口した取付孔に差し込み該取付孔に係止させることで、上記支柱体を上記基台に固定する支柱体固定ステップと、
    上記支柱体の上記上端主筋支持部に支持されるように、複数の上端主筋を所定高さ位置において縦横に配筋する上端主筋配筋ステップと、
    上記支柱体の上記上端主筋支持部に支持された上記上端主筋を、上記支柱体の上記規制片で上方への移動が規制された上記下端主筋に対し、上下方向について拘束する上端主筋拘束ステップと、
    上記複数の上端主筋と下端主筋とで区画された各空間内に上記埋込体を位置させ、該埋込体の下面部に形成した上記嵌合溝部に上記下補助筋を嵌合させる埋込体セットステップと、
    上記縦横の何れか一方向において、互いに平行な上端主筋どうしの間に、当該上端主筋と平行に上補助筋を配筋し、該上補助筋で上記埋込体の上面を下方に押圧する上補助筋配筋ステップと、
    該上補助筋配筋ステップの後に、上記型枠板の内側にコンクリートを打設するコンクリート打設ステップと、
    を備えたことを特徴とするコンクリートスラブの施工方法。
  2. 上記上補助筋配筋ステップは、上記上補助筋を上記上端主筋に対して固定する工程を含むことを特徴とする請求項1記載のコンクリートスラブの施工方法。
  3. 上記鉄筋支持具の支柱の上端主筋支持部からの高さは、上端主筋の直径の略2倍に設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンクリートスラブの施工方法。
  4. 上記一対の支柱の下端側には外方へ突出する突出部がそれぞれ設けられる一方、上記基台の取付孔の奥部には外方へ延びる横穴部が形成されており、上記支柱を上記取付孔に上方から差し込むことにより、上記突出部が上記横穴部に係止されて上記支柱が上記基台に固定されることを特徴とする請求項1〜3の何れか一に記載のコンクリートスラブの施工方法。
  5. コンクリートに比し軽量な材料で形成され、鉄筋コンクリートスラブ内に埋め込まれることで軽量化されたスラブを形成するようにしたコンクリートスラブの施工に用いられる埋込体であって、
    少なくともその表面が、可視光線の少なくとも一部を吸収し得る所定の色に着色されていることを特徴とする埋込体。
  6. コンクリートに比し軽量な材料で形成され、鉄筋コンクリートスラブ内に埋め込まれることで軽量化されたスラブを形成するようにしたコンクリートスラブの施工に用いられる埋込体であって、
    少なくともその表面が、種類に応じて異なる色に着色されていることを特徴とする埋込体。
  7. コンクリートに比し軽量な材料で形成され、鉄筋コンクリートスラブ内に埋め込まれることで軽量化されたスラブを形成するようにしたコンクリートスラブの施工に用いられる埋込体であって、
    上記コンクリートスラブ内の下部に配筋される鉄筋を嵌合させる嵌合溝部を下面部に備え、該下面部および上記嵌合溝部の底面部の少なくとも何れか一方が、側面に近づくに連れて上方に向かうように傾斜していることを特徴とする埋込体。
  8. コンクリートスラブ内の上部および下部にそれぞれ配筋される上側鉄筋および下側鉄筋を支持する鉄筋支持具であって、
    型枠板に形成された貫通孔を挿通するネジ部材によって上記型枠板に固定される基台と、
    該基台に設けられ、上記下側鉄筋を所定高さに支持する下側鉄筋支持部と、
    上記基台の上面に開口した取付孔に差し込んで基台に固定され、該基台の上面に対し略垂直上方へ延びる所定間隔を隔てた一対の支柱を有する支柱体と、
    上記一対の支柱の上部を結合して形成され、上記上側鉄筋を所定高さに支持する上側鉄筋支持部と、
    上記支柱体の比較的下部に設けられ、該支柱体を上記基台に固定した状態で上記下側鉄筋の上方への移動を規制する規制片と、
    を備えたことを特徴とする鉄筋支持具。
  9. 上記鉄筋支持具の支柱の上側鉄筋支持部からの高さは、上側鉄筋の直径の略2倍に設定されていることを特徴とする請求項8記載の鉄筋支持具。
  10. 上記一対の支柱の下端側には外方へ突出する突出部がそれぞれ設けられる一方、上記基台の取付孔の奥部には外方へ延びる横穴部が形成されており、上記支柱を上記取付孔に上方から差し込むことにより、上記突出部が上記横穴部に係止されて上記支柱が上記基台に固定されることを特徴とする請求項8又は9に記載の鉄筋支持具。
  11. コンクリートスラブ内の上部および下部にそれぞれ配筋される上側鉄筋および下側鉄筋を支持する鉄筋支持具であって、
    型枠板に形成された貫通孔を挿通するネジ部材によって上記型枠板に固定される基台と、該基台に設けられ上記下側鉄筋を所定高さに支持する下側鉄筋支持部と、上記基台に固定され該基台の上面に対し略垂直上方へ延びる所定間隔を隔てた一対の支柱を有する支柱体と、該支柱体の上部に設けられ上記上側鉄筋を所定高さに支持する上側鉄筋支持部と、を備え、
    上記基台は、上記ネジ部材の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を有しており、
    上記基台が上記型枠板の内側に打設されたコンクリートに固定された後、上記ネジ部材を基台の上記雌ネジ部から螺脱させて上記型枠板を取り外した状態で、所定長さのボルト部材を上記雌ネジ部に螺合させ締め付けることにより、上記基台が上記ボルト部材に対する固定用のインサートとして用いられる、
    ことを特徴とする鉄筋支持具。
  12. コンクリートスラブ内の上部および下部にそれぞれ配筋される上側鉄筋および下側鉄筋を支持する鉄筋支持具であって、
    型枠板に形成された貫通孔を挿通するネジ部材によって上記型枠板に固定される基台と、該基台に設けられ上記下側鉄筋を所定高さに支持する下側鉄筋支持部と、上記基台に固定され該基台の上面に対し略垂直上方へ延びる所定間隔を隔てた一対の支柱を有する支柱体と、該支柱体の上部に設けられ上記上側鉄筋を所定高さに支持する上側鉄筋支持部と、を備え、
    上記支柱体は、種類に応じて異なる色で着色されていることを特徴とする鉄筋支持具。
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