JP2006070452A - 旋回型継手管の旋回動阻止具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 略L字形を呈すると共に、一側接続部に対して他側接続部が旋回自在に設けた旋回型継手管を旋回不能状態とすることができる簡易構造で且つ取り扱い容易な旋回型継手管の旋回動阻止具を提供すること。
【解決手段】 略L字形を呈すると共に一側接続部1Aに対し他側接続部1Bを旋回自在に設けた旋回型継手管1に装着するものであって、前記一側接続部1Aに被嵌係止する略C状の第一取付部2と、前記他側接続部1Bに被嵌係止する略C状の第二取付部3とから成り、この第一取付部2と前記第二取付部3とは連設状態に設けると共に、第一取付部2の開放部2Aが前記一側接続部1Aに被嵌するための被嵌取付方向と,第二取付部3の開放部3Aが前記他側接続部1Bに被嵌するための被嵌取付方向とが互いに略直交方向となるように配置して、この第一取付部2を前記一側接続部1Aに被嵌係止すると共に第二取付部3を前記他側接続部1Bに被嵌係止すると、一側接続部1Aに対し他側接続部1Bが旋回不能状態となるように構成する。
【選択図】 図2
【解決手段】 略L字形を呈すると共に一側接続部1Aに対し他側接続部1Bを旋回自在に設けた旋回型継手管1に装着するものであって、前記一側接続部1Aに被嵌係止する略C状の第一取付部2と、前記他側接続部1Bに被嵌係止する略C状の第二取付部3とから成り、この第一取付部2と前記第二取付部3とは連設状態に設けると共に、第一取付部2の開放部2Aが前記一側接続部1Aに被嵌するための被嵌取付方向と,第二取付部3の開放部3Aが前記他側接続部1Bに被嵌するための被嵌取付方向とが互いに略直交方向となるように配置して、この第一取付部2を前記一側接続部1Aに被嵌係止すると共に第二取付部3を前記他側接続部1Bに被嵌係止すると、一側接続部1Aに対し他側接続部1Bが旋回不能状態となるように構成する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、例えば、水道配管と水道栓(蛇口)とを接続する際に用いられる旋回型の継手管(エルボ)を、施工(接続)完了後に旋回不能状態とすることができる旋回型継手管の旋回動阻止具に関するものである。
例えば、図3に示すように、家屋の壁材6の裏面に沿って略垂直に立ち上がるように配設固定される水道配管7と、この壁材6の表側に略水平に突出状態で設置される水道栓8(蛇口)とを接続する場合には、一般に略L字形を呈する継手管(エルボと称される。)が使用される。
また、最近は、このような水道配管7と水道栓8との接続に、一側接続部1Aに対して他側接続部1Bの向きを旋回変更自在に設けた旋回型継手管1が使用されることも多く、この旋回型継手管1を使用すれば、例えば水道配管7の固定位置(傾斜状態)の誤差や、水道配管7に対する壁材6への水道栓取付穴6Aの施工位置の誤差等があった場合に、一側接続部1Aに対し他側接続部1Bを旋回させて簡単に旋回型継手管1の軸心と水道配管7及び水道栓8の軸心とを合せることができるために施工作業能率が向上するという利点がある。
しかしながら、この旋回型継手管1は、一側接続部1Aに対して他側接続部1Bを旋回不能状態に固定するような構造は具備しておらないため、水道栓8が壁材6(水道栓取付穴6A)にしっかりと固定されているうちは良いが、例えば、施工(接続)終了後(水道栓8完成後)に、地震等が原因で壁材6に対する水道栓8の取付状態が緩むと、壁材6に設けられる水道栓取付穴6Aが取付作業性を考慮して水道栓8の取付基部の径よりやや径大に形成されていることもあって壁内の旋回型継手管1が簡単に旋回してしまい、水道栓8が壁材6に対してガタついたり回ってしまったりすることがあった。
本発明は、このような旋回型継手管を使用することによって生じる問題点に鑑み、これを解決することのできる簡易構造で且つ取り扱いも容易な画期的な旋回型継手管の旋回動阻止具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
略L字形を呈すると共に一側接続部1Aに対し他側接続部1Bを旋回自在に設けた旋回型継手管1に装着するものであって、前記一側接続部1Aに被嵌取付する略C状の第一取付部2と、前記他側接続部1Bに被嵌取付する略C状の第二取付部3とから成り、この第一取付部2と前記第二取付部3とは連設状態に設けると共に、第一取付部2の開放部2Aが前記一側接続部1Aに被嵌するための被嵌取付方向と,第二取付部3の開放部3Aが前記他側接続部1Bに被嵌するための被嵌取付方向とが互いに略直交方向となるように配置して、この第一取付部2を前記一側接続部1Aに被嵌取付すると共に第二取付部3を前記他側接続部1Bに被嵌取付すると、一側接続部1Aに対し他側接続部1Bが旋回不能状態となるように構成したことを特徴とする旋回型継手管の旋回動阻止具に係るものである。
また、少なくとも前記第一取付部2と前記第二取付部3とのいずれか一方は、弾性を有する略C状に形成して、この弾性を有する第一取付部2若しくは第二取付部3は、前記一側接続部1A若しくは前記他側接続部1Bに被嵌取付した状態が弾圧保持される構成としたことを特徴とする請求項1記載の旋回型継手管の旋回動阻止具に係るものである。
また、少なくとも前記第一取付部2と前記第二取付部3とのいずれか一方には、前記一側接続部1A若しくは前記他側接続部1Bに被嵌取付した状態を締付保持する締付手段4を備えたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の旋回型継手管の旋回動阻止具に係るものである。
また、基体5の一端部に、前記旋回型継手管1の一側接続部1Aの軸方向に対して略直交する方向に被嵌取付し得る略C状の前記第一取付部2を設け、基体5の他端部に、前記旋回型継手管1の他側接続部1Bの軸方向に対して略直交する方向に被嵌取付し得る略C状の前記第二取付部3を設けて成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の旋回型継手管の旋回動阻止具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、単に本発明品の第一取付部を旋回型継手管の一側接続部に被嵌取付すると共に、第二取付部を旋回型継手管の他側接続部に被嵌取付して本発明品を旋回型継手管に装着することによって、一側接続部に対し他側接続部を旋回不能状態とすることができる。
従って、例えば、家屋の壁材の裏面に沿って略垂直に立ち上がる水道配管と、この壁材の表側に略水平に突出状態で設置される水道栓とを旋回型継手管で接続する場合に本発明品を併用すれば、旋回型継手管の他側接続部を一側接続部に対し旋回調整してこの旋回型継手管を介し水道配管と水道栓とを能率良く接続した後、単に、旋回型継手管に上記のようにして本発明品を装着するだけで一側接続部に対し他側接続部を旋回不能状態にできるので、施工(接続)終了後にこの旋回型継手管が旋回して水道栓がガタついたり回ってしまったりすることを確実に防止した水道栓を形成可能となるなど、極めて実用性に秀れた画期的な旋回型継手管の旋回動阻止具となる。
しかも、本発明は、前記第一取付部と前記第二取付部とを連設状態に設けると共に、第一取付部の開放部が前記一側接続部に被嵌するための被嵌取付方向と,第二取付部の開放部が前記他側接続部に被嵌するための被嵌取付方向とが互いに略直交方向となるようにこの第一取付部と第二取付部とを配置するだけで構成可能であるので、この構成は簡易に設計実現可能な構成であり、量産性に秀れることになる。
また、請求項2記載の発明においては、少なくとも前記第一取付部と前記第二取付部とのいずれか一方が、旋回型継手管の一側接続部若しくは他側接続部に対して非常に安定的に取付られるために、前記作用・効果が一層確実に発揮されることになる極めて実用性に秀れた構成の旋回型継手管の旋回動阻止具となる。
また、請求項3記載の発明においては、少なくとも前記第一取付部と前記第二取付部とのいずれか一方が、旋回型継手管の一側接続部若しくは他側接続部に対して極めて安定的に取付られるために、前記作用・効果が一層確実に発揮されることになる極めて実用性に秀れた構成の旋回型継手管の旋回動阻止具となる。
また、請求項4記載の発明においては、前記作用・効果を確実に発揮する本発明品を簡易構成にして容易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成の旋回型継手管の旋回動阻止具となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
例えば、先ず、本発明品の略C状の第一取付部2を、その開放部2Aから略L字形を呈する旋回型継手管1の一側接続部1Aに被嵌取付し、次いで、この第一取付部2と連設状態に設けられると共に、この第一取付部2の開放部2Aが前記一側接続部1Aに被嵌するための被嵌取付方向とは、被嵌取付方向が略直交する方向となるように配置された略C状の第二取付部3を、その開放部3Aから旋回型継手管1の他側接続部1Bに被嵌取付することで、本発明品を旋回型継手管1に装着することができる。尚、先に第二取付部3を他側接続部1Bに被嵌取付して、その後第一取付部2を一側接続部1Aに被嵌取付することもできるし、第一取付部2と第二取付部3とを一側接続部1Aと他側接続部1Bとに同時に被嵌取付することもできる。
この本発明品を装着した状態の旋回型継手管1は、一側接続部1Aに対し他側接続部1Bが旋回不能状態となる。
従って、例えば図3に示すように、旋回型継手管1を採用して家屋の壁材6の裏側に略垂直に立ち上がる水道配管7とこの壁材6の表側に略水平に突出状態で設置される水道栓8とを接続する場合に本発明品を併用すれば、接続位置調整を行って水道配管7と水道栓8とを接続した後で旋回型継手管1に上記のようにして本発明品を装着することで、一側接続部1Aに対し他側接続部1Bを旋回不能状態にできる。
よって、これまでの旋回型継手管1を採用した水道配管7と水道栓8との接続構造では、施工作業能率は向上するものの、一側接続部1Aに対して他側接続部1Bを旋回不能状態に固定するような構造は具備しておらないために、施工(接続)終了後に地震などが原因で水道栓8の固定が緩むと、壁材6に設けられる水道栓取付穴6Aが取付作業性を考慮して水道栓8の取付基部の径寸法よりやや大きめに形成されていることもあって、壁材6内で一側接続部1Aに対し他側接続部1Bが旋回して水道栓8がガタついたり回ってしまったりすることがあったが、本発明品を用いて上記のような簡単な作業により旋回型継手管1に装着する作業を追加するだけで、この問題点を解消できることになる。
また、その他の用途においても、旋回型継手管1の旋回動を阻止したいケースにおいて本発明は極めて有用となる。
また、本発明は、第一取付部2と第二取付部3とを連設状態に設けると共に、第一取付部2の開放部2Aが前記一側接続部1Aに被嵌するための被嵌取付方向と,第二取付部3の開放部3Aが前記他側接続部1Bに被嵌するための被嵌取付方向とが互いに略直交方向となるようにこの第一取付部2と第二取付部3とを配置するだけで構成可能なため、この構成は簡易に設計実現可能な構成であり、量産性に秀れることになる。
また、例えば、少なくとも前記第一取付部2と前記第二取付部3とのいずれか一方は、弾性を有する略C状に形成して、この弾性を有する第一取付部2若しくは第二取付部3は、前記一側接続部1A若しくは前記他側接続部1Bに被嵌係止した状態が弾圧保持される構成とすれば、少なくとも前記第一取付部2と前記第二取付部3とのいずれか一方が、前記一側接続部1A若しくは前記他側接続部1Bに対して非常に安定的に取付られるために、前記作用・効果が一層確実に発揮されることになる。
また、例えば、少なくとも前記第一取付部2と前記第二取付部3とのいずれか一方には、前記一側接続部1A若しくは前記他側接続部1Bに被嵌係止した状態を締付保持する締付手段4を備えれば、少なくとも前記第一取付部2と前記第二取付部3とのいずれか一方が、前記一側接続部1A若しくは前記他側接続部1Bに対して極めて安定的に取付られるために、前記作用・効果が一層確実に発揮されることになる。
また、例えば、基体5の一端部に、前記旋回型継手管1の一側接続部1Aの軸方向に対して略直交する方向に被嵌取付し得る略C状の前記第一取付部2を設け、基体5の他端部に、前記旋回型継手管1の他側接続部1Bの軸方向に対して略直交する方向に被嵌取付し得る略C状の前記第二取付部3を設けて成る構成とすれば、前記作用・効果を確実に発揮する本発明品を簡易構成にして容易に設計実現可能となり、一層実用的となる。
本発明の具体的な実施例1について図1〜図3に基づいて説明する。
本実施例は、図1に示すような略L字形を呈すると共に一側接続部1Aに対し他側接続部1Bを旋回自在に設けた旋回型継手管1に装着するものであって、前記一側接続部1Aに被嵌係止する略C状若しくは略U状の第一取付部2と、前記他側接続部1Bに被嵌係止する略C状若しくは略U状の第二取付部3とから成る構成としている。
また、第一取付部2と前記第二取付部3とは連設状態に設けると共に、第一取付部2の開放部2Aが前記一側接続部1Aに被嵌するための被嵌取付方向と,第二取付部3の開放部3Aが前記他側接続部1Bに被嵌するための被嵌取付方向とが互いに略直交方向となるように配置している。
具体的には、弾性を有する一枚の板材を基体5とし、この基体5の一端部に、前記旋回型継手管1の一側接続部1Aの軸方向に対して略直交する方向に被嵌取付し得る略C状の前記第一取付部2を設け、この基体5の他端部に、前記旋回型継手管1の他側接続部1Bの軸方向に対して略直交する方向に被嵌取付し得る略U状の前記第二取付部3を設けている。
更に詳しくは、基体5の一端部を略T字状に切欠形成し、その左右両腕部2Bを図面において上方へ屈曲すると共に、この左右両腕部2Bと中間の連設部分とで側方より見て略C状をなすように左右両腕部2Bを屈曲形成しているもので、この略C状をなす基体5の一端部を前記第一取付部2とし、左右両腕部2Bの先端部間の空隙部を旋回型継手管1の一側接続部1Aに対し被嵌合するための開放部2Aとしている。
即ち、基体5の板面方向と略直交する方向が被嵌取付方向となる第一取付部2に構成し、この第一取付部2が図2に示すように旋回型継手管1の一側接続部1Aの軸方向に対して略直交する方向に被嵌取付し得るようにしている。
また、この第一取付部2は、前記左右両腕部2Bが旋回型継手管1の一側接続部1Aの外周面形状(図面では接続作業時にスパナなどの回動工具により回動操作し得る多角柱形状)に同調した形状(多角形状)となるように屈曲形成すると共に、左右両腕部2Bの先端部間(開放部2A)の間隔が、左右両腕部2Bの途中部間の間隔よりも狭くなるように構成しているもので、この第一取付部2先端の開放部2Aを押し開くように弾性変形させて前記旋回型継手管1の一側接続部1Aに被嵌すると、基体5(左右両腕部2B)の持つ弾性により開放部2Aが狭まるように自動復帰して第一取付部2が一側接続部1Aの外周面に密着当接し、これによって第一取付部2から一側接続部1Aが抜け止め状態となると共に、この際、第一取付部2の左右両腕部2Bが一側接続部1Aの外周面の形状に同調した形状であるために、一側接続部1Aに対し第一取付部2が廻り止め状態で装着することになる構成としている。
また、基体5の他端部は、この基体5の他端縁(図1,図2における手前側)に開放部3Aを有する略C字状に切欠形成して、この略C状をなす基体5の他端部を前記第二取付部3としている。
即ち、基体5の板面方向と略平行な方向が被嵌取付方向となる第二取付部3に構成し、この第二取付部3が図2に示すように旋回型継手管1の他側接続部1Bの軸方向に対して略直交する方向に被嵌取付し得るようにしている。
また、この第二取付部3は、左右両腕部3B間の間隔が、先端側から基端側まで略同間隔幅となる形状、即ち略U状に形成している。即ち、この第二取付部3は、前記旋回型継手管1の他側接続部1Bに対し抜け止め作用を伴わずに被嵌当接する構成としている。
また、この略U状の第二取付部3は、左右両腕部3B間の対向間隔を前記他側接続部1Bの径幅に略合致する間隔に設定し、これによりこの第二取付部3を他側接続部1Bに被嵌当接した際に、第二取付部3の左右両腕部3B間で(左右方向)に他側接続部1Bがガタつきにくい構成としている。
また、本実施例では、基体5の中程に段差部5Aを屈曲形成し、この段差部5Aを形成することによって本旋回動型阻止具を旋回型継手管1に装着した際に、第一取付部2の一側接続部1Aへの係止取付位置と第二取付部3の他側接続部1Bへの係止取付位置とが適当な位置となるように調整した場合を示している。
また、本実施例では、前記第一取付部2と前記第二取付部3とのいずれか一方に、前記一側接続部1A若しくは前記他側接続部1Bに被嵌係止した状態を締付保持する締付手段4を備えている。
具体的には、前記第一取付部2に締付手段4を備えた場合を示している。
また、締付手段4は、第一取付部2の開放部2A付近の左右両腕部2Bの先端部に、締付具として採用したボルト4B・ナット4Cを設けたものとしている。
更に詳しくは、第一取付部2の開放部2A付近の左右両腕部2Bの先端部に夫々貫通孔4Aを形成し、この貫通孔4A間にボルト4Bを架設状態に挿通配設して一方の貫通孔4Aより外側へ突出するボルト4B先端にナット4Cを螺着し、このナット4Cを締付回動することで第一取付部2の左右両腕部2B間の間隔を狭めることができて一側接続部1Aに対する被嵌係止度合いを高めると共に、このボルト4Bが第一取付部2(開放部2A)からの一側接続部1Aの抜け脱防止ストッパとして機能する構成としている。即ち、本実施例の締付手段4は、抜け止め手段も兼用している。
本実施例では、このような簡易構造の締付手段4を採用したため、この構成は簡易に設計実現可能な構成であり、量産性に富む。
尚、この締付手段4は、他の構成を採用しても良いし、第二取付部3にこの締付手段4を設けても良い。また、第一取付部2と第二取付部3の双方に締付手段4を設けても良いが、本実施例のようにどちらか一方だけに設けた方が、接続時に要する締付作業の手間が少なくて済むので好ましい。
次に、本実施例の使用方法を説明する。
本旋回動阻止具を旋回型継手管1の下方に配し、例えば、先ず、第二取付部3をその開放部3Aから旋回型継手管1の他側接続部1Bに側方から被嵌当接し、次いで、第一取付部2をその開放部2Aを押し開くように弾性変形させて一側接続部1Aに下方から被嵌係止し、次いで、第一取付部2の左右両腕部2Bの先端部の夫々の貫通孔4A間にボルト4Bを挿通配設し、ボルト4B先端にナット4Cを螺着して左右両腕部2Bで一側接続部1Aを締付固定する。
すると、第一取付部2(基体5)の持つ弾性並びに、前記締付手段4によって第一取付部2と第二取付部3とが一側接続部1Aと他側接続部1Bとに被嵌係止した状態で本旋回動阻止具は旋回型継手管1に安定的に装着することになり、これにより旋回型継手管1に対し本旋回動阻止具が脱落することはない。また、第一取付部2に対して第二取付部3が旋回するような構成ではなく、一枚の基体5(板材)を加工して第一取付部2と第二取付部3とを一体に設けたことで、第一取付部2の取付位置が決まれば第二取付部3の取付位置も決まるため、一側接続部1Aに対し他側接続部1Bが旋回不能状態に維持されることになる。
従って、例えば図3に示すように、旋回型継手管1を採用して家屋の壁材6の裏側に略垂直に立ち上がる水道配管7とこの壁材6の表側に略水平に突出状態で設置される水道栓8とを接続する場合に本旋回動阻止具を併用すれば、接続位置調整を行って水道配管7と水道栓8とを接続した後で旋回型継手管1に上記のようにして本旋回動阻止具を装着することで、一側接続部1Aに対し他側接続部1Bを旋回不能状態にできる。
よって、施工(接続)終了後(水道栓8完成後)に地震などが原因で水道栓8の壁材6に対する固定が緩んでも、壁材6内で一側接続部1Aに対し他側接続部1Bが旋回してしまうことがなく、水道栓8が壁材6に対しガタついたり回ったりすることがない水道栓8が実現できることになる。
尚、先に第二取付部3を他側接続部1Bに被嵌取付して、その後第一取付部2を一側接続部1Aに被嵌取付することもできるし、第一取付部2と第二取付部3とを一側接続部1Aと他側接続部1Bとに同時に被嵌取付することもできる。
本発明の具体的な実施例2について図4,図5に基づいて説明する。
本実施例は、前記実施例1において、前記締付手段4を省略した場合である。
本実施例の場合、旋回型継手管1に装着するにあたって締付手段4を締付する手間がないため、第一取付部2の被嵌係止取付強度は実施例1に劣るものの、施工作業性は向上する。
本発明の具体的な実施例3について図6,図7に基づいて説明する。
本実施例は、帯板で形成した略C状の第一取付部2と、帯板で形成した略C状の第二取付部3とを連設して成る構成とした場合である。
具体的には、第一取付部2は、弾性を有する細帯板を略C状に屈曲形成すると共に、左右両腕部2Bを一側接続部1Aの外周面形状(多角柱形状)に同調した多角形状に屈曲形成し、更に、開放部2Aの間隔が狭くなるように屈曲形成して成る構成としている。即ち、本実施例の第一取付部2は、実施例1,実施例2の第一取付部2と略同形状をなすように形成している。
第二取付部3は、弾性を有する細帯板を略U状に屈曲形成して成る構成としている。
また、この略U状の第二取付部3は、左右両腕部3Bの対向間隔を前記他側接続部1Bの径幅に略合致する間隔に設定し、これによりこの第二取付部3を他側接続部1Bに被嵌係止した際に、第二取付部3の左右両腕部3B間で(左右方向に)他側接続部1Bがガタつきにくい構成としている。
この第一取付部2と第二取付部3との接続連設構造について説明すると、第一取付部2を、その開放部2Aが図面下向きとなるように縦設配置すると共に、第二取付部3を、その開放部2Aが図面横向きとなるように横設配置する。そして、第一取付部2の左右両腕部2Bの夫々の先端部(図面下側の端部)と、第二取付部3の左右両腕部3Bの夫々の先端部(図面奥側の端部)とを互いに直交状態で重合し、この重合先端部同士を止着することで両者を連設して、第一取付部2の開放部2Aが前記一側接続部1Aに被嵌するための被嵌取付方向と,第二取付部3の開放部3Aが前記他側接続部1Bに被嵌するための被嵌取付方向とが互いに略直交方向となるように構成したものである。
次に、本実施例の使用方法を説明する。
本旋回動阻止具を旋回型継手管1の上方に配し、例えば、先ず、第二取付部3をその開放部3Aから旋回型継手管1の他側接続部1Bに側方から被嵌当接し、次いで、第一取付部2をその開放部2Aを押し開くように弾性変形させて一側接続部1Aに上方から被嵌係止する。
すると、第一取付部2の持つ弾性によって第一取付部2と第二取付部3とが一側接続部1Aと他側接続部1Bとに被嵌係止した状態で本旋回動阻止具は旋回型継手管1に安定的に装着され、これにより一側接続部1Aに対し他側接続部1Bが旋回不能状態に維持されることになる。
尚、先に第二取付部3を他側接続部1Bに被嵌取付して、その後第一取付部2を一側接続部1Aに被嵌取付することもできるし、第一取付部2と第二取付部3とを一側接続部1Aと他側接続部1Bとに同時に被嵌取付することもできる。
本実施例の場合も、旋回型継手管1に装着するにあたって締付手段4を締付する手間がないため、第一取付部2の被嵌係止取付強度は実施例1に劣るものの、施工作業性は向上する。
尚、本発明は、実施例1〜3に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 旋回型継手管
1A 一側接続部
1B 他側接続部
2 第一取付部
2A 開放部
3 第二取付部
3A 開放部
4 締付手段
5 基体
1A 一側接続部
1B 他側接続部
2 第一取付部
2A 開放部
3 第二取付部
3A 開放部
4 締付手段
5 基体
Claims (4)
- 略L字形を呈すると共に一側接続部に対し他側接続部を旋回自在に設けた旋回型継手管に装着するものであって、前記一側接続部に被嵌取付する略C状の第一取付部と、前記他側接続部に被嵌取付する略C状の第二取付部とから成り、この第一取付部と前記第二取付部とは連設状態に設けると共に、第一取付部の開放部が前記一側接続部に被嵌するための被嵌取付方向と,第二取付部の開放部が前記他側接続部に被嵌するための被嵌取付方向とが互いに略直交方向となるように配置して、この第一取付部を前記一側接続部に被嵌取付すると共に第二取付部を前記他側接続部に被嵌取付すると、一側接続部に対し他側接続部が旋回不能状態となるように構成したことを特徴とする旋回型継手管の旋回動阻止具。
- 少なくとも前記第一取付部と前記第二取付部とのいずれか一方は、弾性を有する略C状に形成して、この弾性を有する第一取付部若しくは第二取付部は、前記一側接続部若しくは前記他側接続部に被嵌取付した状態が弾圧保持される構成としたことを特徴とする請求項1記載の旋回型継手管の旋回動阻止具。
- 少なくとも前記第一取付部と前記第二取付部とのいずれか一方には、前記一側接続部若しくは前記他側接続部に被嵌取付した状態を締付保持する締付手段を備えたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の旋回型継手管の旋回動阻止具。
- 基体の一端部に、前記旋回型継手管の一側接続部の軸方向に対して略直交する方向に被嵌取付し得る略C状の前記第一取付部を設け、基体の他端部に、前記旋回型継手管の他側接続部の軸方向に対して略直交する方向に被嵌取付し得る略C状の前記第二取付部を設けて成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の旋回型継手管の旋回動阻止具。
Priority Applications (1)
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JP2004251643A JP2006070452A (ja) | 2004-08-31 | 2004-08-31 | 旋回型継手管の旋回動阻止具 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009122100A (ja) * | 2007-11-16 | 2009-06-04 | Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc | 炉心スプレーライン肘部溶接継手を補修するための装置および方法 |
CN104832735A (zh) * | 2015-05-05 | 2015-08-12 | 刘银明 | 一种天然气管道对接管 |
JP2017190805A (ja) * | 2016-04-12 | 2017-10-19 | 光陽産業株式会社 | 管継手アッセンブリ及び管継手用回転止め具 |
JP2018138823A (ja) * | 2018-04-18 | 2018-09-06 | 株式会社オンダ製作所 | 管継手用のカバー |
-
2004
- 2004-08-31 JP JP2004251643A patent/JP2006070452A/ja active Pending
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