JP2006069854A - モルタル用流動化添加材およびこれを用いたモルタルの製造方法 - Google Patents

モルタル用流動化添加材およびこれを用いたモルタルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 モルタル仕上げ等の容易性、仕上げ時の平坦性を高めるように、打設モルタルの流動性、ハンドリング性の向上を図る。
【解決手段】 無機系混和材と、ポリカルボン酸系、カルボキシル基含有ポリエーテル系、ポリスチレンスルホン系減水剤のうちから選択された高分散性減水剤と、リチウムシリケート粉末あるいは該リチウムシリケート粉末を主成分とする混合粉末からなるリチウム組成物、粒径3μm以下のシリカフューム、高炉スラグ微粉末、フライアッシュ、石灰石微粉末、またはセラミック微粉末からなり、あるいはこれらの混合物である無機質添加材とを混合してなるモルタル用流動化添加材であって、該モルタル用流動化添加材100質量部に対して、前記無機質添加材が60質量部以下とすることを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明はモルタル用流動化添加材およびこれを用いたモルタル製造方法に係り、モルタル製造時の流動性の向上を図るために、所定割合で添加されるモルタル用流動化添加材およびそれを用いたモルタルの製造方法に関する。
従来、モルタルは、その流動性に限度があるため、板厚が薄く、広い面積を有するモルタル成形板を製造するには不適であり、そのため、床面等面積が広い部分では、現場でのモルタル左官仕上げをするしかなかった。この場合、左官仕上げが終るまで時間を要し、また左官仕上げにおいて、要求される厚さに均一に施工するには、かなりの熟練度を必要とする。また、左官仕上げでは、コテ面側と底面側とでは材料が均質にならない場合があり、特に人工軽量骨材などを用いる軽量モルタルの場合や気泡を投入する気泡モルタルの場合などは、左官仕上げ作業が特に難しかった。
そこで、モルタルを打設面に流し込んだ際に、広い面積に広がるような流動性を得られれば、品質、出来映えにムラのない外観を有するモルタル成形面(板)を得ることができる。このとき仕上げを必要とする面積は、薄い断面の面積程度となるので、作業時間の短縮は勿論、打設・施工(製造)終了までの時間がかなり短縮できる。また、軽量モルタルも気泡モルタルも選択し易い。過度な振動による分離のおそれがない。その他、さらに広い面積をモルタルで覆い、なお円滑な表面を施工する場合は、流動性に富むモルタルが要求される。すなわち、十分な流動性が得られないと、左官仕上げに時間がかかる上、打ち継ぎが生じやすく、さらに外観にムラが生じやすくなるという問題がある。また、これらの問題点を解決するためのセメント系不陸調整剤として特許文献1に記載された発明がある。
特公平2−4546号公報
従来、モルタルの流動性を増すには、減水剤と水量を増やす手法が用いられた。減水剤は増しても、限度を越えると骨材分離を起すのみで、流動性は増えない。水量が増えると、流動性は若干良くなるが、限度を越えるとブリーディングが増えるので、強度低下に加え、ひび割れが発生しやすい。
また、モルタル成形板において、厚さの薄い広い面積を有する場合や、薄い断面内に補強メッシュを有する場合、これらの施工では、流動性に欠いた場合、ジャンカを形成し易く、また振動を与えると、過振動により分離または上下の密度に差が生じた。結局は強度の分布にもムラが生じ易かった。用いるモルタルの水セメント比も限られ、低い水セメント比の高強度モルタルの流し込みには多くの努力と時間を要した。求められるモルタルの性質としては、施工時に十分な流動性を有し、型枠内に十分行き渡り、打設後は、速やかに次工程の作業が行なえるよう、強度の早い発現が求められる。
ところが、型枠内での流動性を確保するために、単位水量を増したり、減水剤の使用量を増したりすると、強度発現は遅くなる。特に単位水量を増すことは、終局的に強度の低下だけでなく、早期のコンクリート劣化を招く。たとえば左官仕上げ作業後、次の作業までの時間を短縮するためには、早期の強度発現とある程度の高強度化が求められる。しかし、強度発現の促進を図り、長期的に高強度化を求める場合も、施工時のコンシステンシーの確保の際、同様の問題を有している。
しかしながら、求められているモルタルの性質は、上述した特許文献1に記載された発明においても同様に、施工時には作業し易く良く流れ、作業後には早く次の作業が行なえるよう強度の早い発現が求められる。よく流れるように単位水量を増す、減水剤の使用量を増すと強度発現は遅くなり、さらに単位水量を増すことは、終局的に強度の低下だけでなく劣化し易くなる。左官仕上げ作業後、次の作業までの時間を短縮する為には、強度発現を速くし、なお高強度化が有利である。しかし、強度の発現を速くすること、高強度化に関する手法は、施工時の軟らかさを失う手法とほとんど同じ結果である。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、混練り水や減水剤を増すことなく、流動性を得ることができ、さらに少ない水セメント比でも流動性を保ち、作業可能時間を長く、しかも作業員が歩行するには充分に耐えられる強度になるまでの時間を短縮できるモルタル用流動化添加材及びこれを用いたモルタル成形物の製造方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、無機系混和材と、減水剤、リチウム組成物、所定粒径以下の微粉末添加材からなる無機質添加材とを混合してなるモルタル用流動化添加材であって、該モルタル用流動化添加材100質量部に対して、前記無機質添加材が60質量部以下であることを特徴とする。
前記減水剤は、高分散性減水剤であって、ポリカルボン酸系、カルボキシル基含有ポリエーテル系、ポリスチレンスルホン系減水剤のうちから選択されたものであることが好ましい。
前記リチウム組成物は、リチウムシリケート粉末あるいは該リチウムシリケート粉末を主成分とする混合粉末であることが好ましい。
前記微粉末添加材は、粒径3μm以下のシリカフューム、高炉スラグ微粉末、フライアッシュ、石灰石微粉末、またはセラミック微粉末ならなり、あるいはこれらの混合物であることが好ましい。
前記無機系混和材は、シリカフューム、高炉スラグ微粉末、フライアッシュ、石灰石微粉末、あるいはセラミック微粉末、またはこれらの混合物であることが好ましい。
上述の特徴を有するモルタル用流動化添加材は、さらにポリ酢酸ビニル系共重合体を主成分とする添加材を含むことが好ましい。
前記ポリ酢酸ビニル系共重合体は、酢酸ビニルエチレン共重合体、酢酸ビニルアクリル酸エステル共重合体、あるいは酢酸ビニル第三級カルボン酸ビニルエステル共重合体であることが好ましい。
上述のモルタル用流動化添加材は、さらにカセインあるいはカオリン,オキシカルボン酸,グルコン酸,クエン酸,変性リグニン,リン酸塩,ナトリウム塩を少なくとも1種類以上添加されることが好ましい。
上述のモルタル用流動化添加材を添加してモルタル製造する方法として、前記モルタルの混練時に、メチルセルロース,ヒドロキシブロビルメチルセルロース,ヒドロキシエチルメチルセルロース,ヒドロキシエチルセルロース,あるいはカルボキシメチルセルロースを主成分とする有機剤を少なくとも1種類以上を添加することを特徴とする。
上述のモルタル用流動化添加材を添加してモルタルを製造する方法において、完全ケン化型ポリビニルアルコール,部分ケン化型ポリビニルアルコールを主成分とする有機剤、または完全ケン化型ポリビニルアルコール、部分ケン化型ポリビニルアルコール等を保護コロイドとした有機剤を少なくとも1種類以上を添加することが好ましい。
上述のモルタル用流動化添加材を添加してモルタルを製造する際に、前記モルタルの混練時に、消泡剤、破泡剤、脱泡剤、膨張剤、収縮低減剤を少なくとも1種類以上を添加することが好ましい。
モルタル成形物として、前記モルタル用流動化添加材と繊維補強材とが添加され、固化成形されたことを特徴とする。
前記モルタル成形物の製造において、プレミックス製品として、前記モルタル用流動化添加材を、所定配合で混合されたセメント、細骨材に添加することが好ましい。
本発明の減水剤、リチウム組成物、所定粒径以下の微粉末添加材を混合してなる混合物を所定割合で含むモルタル用流動化添加材を用いると、従来と同等又はそれ以上の強度及び耐久性を示しながら、型枠等に流し込むだけでモルタル面の平滑さが得られ、きわめて簡単に左官作業ができるモルタルが得られるという効果を奏する。
以下、本発明のモルタル用流動化添加材およびこの添加材を用いたモルタルの製造方法を実施するための最良の形態として、以下の各実施例について添付図面を参照して説明する。
本発明のモルタル用流動化添加材は、本実施例で説明するように、減水剤、リチウム組成物、所定粒径以下の微粉末添加材を混合してなる無機質添加材(以下、添加材Aと記す。)と、他の無機質混和材とを所定質量比で含むことを特徴とする。
添加材Aに用いられる減水剤は、ポリカルボン酸系の減水剤が好適に用いられる。このポリカルボン酸系減水剤の具体例としては、主成分がポリカルボン酸エーテル系の複合物(カルシウム・ベース)などが好適である。市販されている物も好適に利用することができ、たとえば(株)エヌエムビーの商品名「レオビルドSP8HE」、花王(株)の商品名「マイティ2000TH」などが好適である。
その他の減水剤も利用することができる。このとき、ポリカルボン酸系減水剤と同等またはそれ以上の分散性を付与する物でなければならない。一例としては、カルボキシル基含有ポリエーテル系減水剤、たとえば花王(株)社製、商品名「マイティ3000V」などが挙げられ、本発明に使用することができる。また、減水剤は溶液タイプでも粉末タイプでも利用することができる。たとえば、粉末タイプのライオン(株)の商品名「ポリティMX−300」、日本シーカ(株)の商品名「F−10」などがある。
添加材A中の減水剤の配合量は採用する種類によって相違するが、たとえば1.2〜6.0リットル/m3が好ましいが、ミキサのタイプや混練り時間を考慮した場合、2.0〜4.0リットル/m3がより好ましい。
添加材A中のリチウムは、リチウムシリケート粉末あるいはリチウムを主成分とする混和剤あるいは市販のコンクリート・モルタル強化剤も利用することができる。一例として、リチウムシリケートを主成分とする駿河工業(株)の商品名「ペントラシール」が好適である。
添加材A中のリチウムの配合量は、採用する種類により相違するが、たとえば0.5〜4.0リットル/m3、好ましくは1.0〜2.0リットル/m3であり、添加材Aを粉末状で形成した場合、混合後の添加材質量の15%未満が好ましい。
添加材A中の微粉末としては、粒径3μm以下の無機質微粉末が好ましく、具体的には、フライアッシュ,シリカフューム,セラミックスの粉砕物,高炉スラグ微粉末などの無機物微粉末を使用することが好ましい。一例として、0.1〜2μm程度に粉砕したフライアッシュII種の粉砕品、エルケムジャパン(株)の商品名「940-U」のシリカフューム、12,000cm2/g以上の高炉スラグ微粉末、人工及び天然セラミックの微粉末などが上げられる。
本発明のモルタル用流動化添加材における添加材Aの質量混合比率は、モルタル用流動化添加材の60%以下であり、低コスト化の見地から55%以下とすることが好ましい。
また、モルタル用流動化添加材には、添加材Aとともに、無機質混和材として、シリカフューム,高炉スラグ微粉末,フライアッシュ,石灰石微粉末,セラミック微粉末などを混合し、モルタルの流動性向上に寄与する。たとえば、中部電力(株)のフライアッシュII種、九州電力(株)のフライアッシュII種、(株)夏目採石の石英片岩44μm粉砕品などが好適である。
無機質混和材の使用量は、各材料の種類によるが、セメント量の30%以下、低コスト化の見地からは25%以下とすることが好ましい。
本発明において、添加材Aと無機質混和材の他に、ポリ酢酸ビニル系共重合体を主成分とする添加材を用いることができる。この場合、酢酸ビニルエチレン共重合体、あるいは酢酸ビニルアクリル酸エステル共重合体、あるいは酢酸ビニル第三級カルボン酸ビニルエステル共重合体が好ましい。具体例としては、クラリアントポリマー(株)の商品名「モビリスパウダーDM1645P」、ジャパンエポキシレジン(株)の商品名「ベオバ」、電気化学工業(株)の商品名「デンカASR」,「デンカサクノール」などがある。
さらに、モルタル混練時に、主成分がメチルセルロース、ヒドロキシブロビルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースなど、モルタルの保水性を高め、作業性、接着性を改善する用途に使われる有機剤、および主成分が完全ケン化型ポリビニルアルコール、部分ケン化型ポリビニルアルコールなど、モルタルの接着性を改善する用途に使われる有機剤のうち、少なくとも1種類以上を使用する。たとえば信越化学工業(株)の商品名「hiメトローズ」および「信越ポバール」、松本油脂製薬(株)のマーポローズ、クラリアントポリマー(株)の「チローゼ」、ユニチカ(株)の「ユニチカポバール」、クラレ(株)の「クラレポバール」等が好適である。また、完全ケン化型ポリビニルアルコール、部分ケン化型ポリビニルアルコール等を保護コロイドとした有機剤も好適であり、たとえば、ポリビニルアルコールを保護コロイドとした主成分がアクリル酸エステル・メタアクリル酸エステル共重合体再乳化型粉末樹脂である、クラリアントポリマー(株)の商品名「モビリスパウダーLMD7000P」が好適である。
本発明のモルタル用流動化添加材に追加的に用いられる有機剤の使用量は調合により異なるが、通常0.05〜3.0%、好ましくはセメント質量の2%未満が望ましい。
本発明に用いるモルタル用骨材の種類としては、通常のモルタル、コンクリートに用いられる細骨材であれば、その粒径調整されたものを適宜使用することができる。また、たとえば天然骨材と人工骨材とを併用することもできる。具体的には、砕砂、川砂規定を満足する海砂の他、コンクリート再生細骨材、セラミックス製品の粉砕物、高炉スラグ粉砕物、廃棄物溶融スラグ粉砕物などを単独であるいは所定の混合比で使用可能である。
本発明の添加材を用いたモルタルの水硬性固化材としてのセメントの種類は制限されず、その用途により自由に選択でき、たとえば普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、白色セメント、中庸熱セメント、高炉セメント、フライアッシュセメント、シリカセメントなどを使用することができる。
本発明の複合物を用いるモルタルの配合は従来モルタルと同程度にすることが可能である。水セメント比は低く抑えることが可能であるが、通常29〜69%、作業性の見地から35%以上が好ましい。
本発明のモルタル用流動化添加材を用いたモルタル製造は、従来のモルタルと同様に、ミキサー中にセメントをはじめ、本発明の添加材Aの各材料を投入して空練りし、混練り水加水後、本練りする。また混練り水の他のセメント、添加材A、無機質混和材を所定配合であらかじめ混合して製品化したプレミックス品とし、ミキサー中にプレミックス品を投入、所定の混練り水を投入し、本練りを行うことで、施工性向上を図ることができる。また、レディミクストモルタル(生モルタル)を工場製造し、その生モルタルを利用することもできる。生モルタルを制裁したアジテータ車に本発明の添加材Aを投入し、再混練りを行なうことにより、所定品質の流動性を高めたモルタルを得ることができる。また、後添加手法として、ポンプ車で圧送直前の状態にある生モルタルに本発明の添加材Aを添加することも可能である。
本発明の添加材Aを添加し、流動性を高め、型枠等に打設されたモルタルは、従来のモルタルと同様の気中養生を行えばよい。蒸気養生を行なう場合には、早期に所定の蒸気養生装置を利用することができるので、各種プレキャストコンクリート2次製品の製造にも適している。
以下、本発明を実験例によって説明する。
(実験例1)
下記表1に示す配合率に従って従来のモルタル(比較例)と本発明のモルタル用流動化添加材を用いたモルタルを調製した。なお、表−1において、セメントは住友大阪セメント(株)の早強セメント、細骨材は東海サンド(株)の遠州珪砂5号、減水剤はポリカルボン酸系減水剤で、具体的にはエヌエムビー(株)製商品名「レオビルドSP8HE」である。添加材Aには、レオビルドSP8HEの他、駿河工業(株)の商品名「ペントラシール」、3μm以下の無機物としてエルケムジャパン(株)の商品名「940U」のシリカフュームを用いた。また無機系混和材として中部電力(株)製のフライアッシュII種を用いた。できたモルタル用流動化添加材中の添加材Aを50%とした。従来の技術に用いた減水剤はエヌエムビー(株)の商品名「ポゾリスNo.70LH」である。
Figure 2006069854
比較例としての従来モルタルでは、パン型ミキサーに細骨材とセメントを投入し、空練り90秒後、混練り水と減水剤を投入し本練りを90秒間行なった。本発明の実施例としてのモルタルでは、細骨材とセメントを投入し、空練り90秒後、水と本発明のモルタル用流動化添加材を投入、本練りを90秒間行なった。
表−1のモルタル2種類に対し、混練5分後、「JASS 15M−103 セルフレベリング材の品質基準」のフロー値測定方法に従い、フロー値を測定した。即ち、厚さ5mmの磨き板ガラスの上に内径50mm、高さ51mmの塩化ビニル製パイプ(内容積100ml)を置き、各々モルタルを充填した後、パイプを引き上げ、広がりが静止した後、直角2方向の直径を測定しその平均値をフロー値とした。さらに、混練15分後のモルタルに、単位水量を30kg増し、30秒間再混練し、フローを測定し、そのフロー値の変化を表−2に示した。
Figure 2006069854
(有機剤、補強材の添加による影響)
本発明の再混練モルタル20リットルに対し、クラリアントポリマー(株)の「モビリスパウダーDM1645P」とクラレ(株)の「クラレポバール」を各々10g添加し、1分間混練しフローを測定した。なお、このモルタルに、東レ(株)の商品名「アミラン・タフバインダ−」(繊維長5mm)を50g添加し、60秒間混練した直後にフロー値を測定した。
有機剤、補強繊維の添加によるフロー値(ともに21.5cm)変動はなかったが、広がり速度は遅くなっていた。
表−1に示した既往のモルタル(比較例)と有機剤、繊維添加したモルタル(実施例1A)を所定の型枠に打設し、4×4×16cmの供試体を制作し、材齢7日における圧縮強度を測定した。圧縮強度は、比較例において、17N/cm2、本発明の実施例1Aでは25N/cm2となり、補強効果として約1.5倍の強度増加が確認された。
(実験例2)
以下に示す表−3の配合に従って既往のモルタル(比較例)と本発明のモルタル用流動化添加材を用いたモルタル(実施例2)を調製した。なお、表−3において、セメントは太平洋セメント(株)の普通ポルトランドセメント、細骨材は大井川産砂(F.M.2.8)であり、減水剤はポリカルボン酸系、日本シーカ(株)の商品名「シーカメント1100NT」である。添加材Aには「シーカメント1100NT」の他、駿河工業(株)の商品名「ペントラシール」、3μm以下の無機物として中部電力(株)の「フライアッシュII種」を粉砕して用いた。モルタル用流動化添加材中の添加材Aと無機系混和材との質量比1:1とし、無機系混和材には巴工業(株)の中国産シリカフュームを用いた。比較例で用いた減水剤は日本シーカ(株)の商品名「シーカメント1200N」である。
Figure 2006069854
表−3に示したのモルタル2種類に対し、パン型ミキサーを用い、ミキサーに細骨材とセメントを投入し、空練り90秒後、混練り水と減水剤を投入し本練りを90秒間行なった。本発明の実施例としてのモルタルでは、細骨材とセメントを投入し、空練り90秒後、水と本発明のモルタル用流動化添加材を投入、本練りを90秒間行なった。
表−3のモルタル2種類に対し、混練10分後、「JASS 15M−103 セルフレベリング材の品質基準」のフロー値測定方法(前述)に従い、フロー値を測定し、測定平均値をフロー値とした。さらに、混練15分後のモルタルに、単位水量を20kg加水し、30秒間再混練して再度フローを測定し、そのフロー値の変化を表−4に示した。その結果として、比較例では、加水再混練り時にはモルタルは分離状態を呈し、フロー値は測定できなかった。
Figure 2006069854
さらに、表−4のモルタル20リットルに対し、信越化学工業(株)の商品名「SFCA2000」を3g、「SEB-04T」と「PA−18S」 を各々5g添加し30秒間混練しフローを測定した。なおこのモルタルに東レ(株)の東レ(株)の商品名「アミラン・タフバインダ−」(繊維長5mm)を60g添加し、60秒間混練しフロー値を測定した。
有機剤、補強繊維の添加によるフロー値(ともに22cm)に変動はなかったが、広がり速度は遅くなっていた。さらに上述の添加状態のモルタルに、消泡剤としてエヌエムビー(株)社製の「404」1gを20gの水に薄め添加し、1分間撹拌した。フロー値の変化はなかったが、広がり速度は速く、モルタルの表面に光沢が現れた。
(実験例3)
以下に示す表−5の配合に従って既往のモルタル(比較例)と本発明のモルタル用流動化添加材を用いたモルタル(実施例3)を調製した。なお、表−5において、セメントは宇部三菱セメント(株)の早強ポルトランドセメント、細骨材は東海サンド(株)の遠州珪砂5号と6号の混合品、減水剤はポリカルボン酸系減水剤であり、日本シーカ(株)社製「F-10(試薬:粉末型)」である。添加材Aには、F−10の他、駿河工業(株)の商品名「ペントラシール粉末型」、3μm以下の無機物としてエルケムジャパン(株)の「シリカフューム940U」を用いた。また無機系混合物として、中部電力(株)の「フライアッシュII種」を用いた。できたモルタル用流動化添加材中の無機系混合物を40%とした。比較例で用いた減水剤は、花王(株)の商品名「マイティ150」である。
Figure 2006069854
表−5のモルタル2種類に対し、傾胴型ミキサーを用いた。ミキサーに細骨材とセメントを投入し、空練り90秒後、混練り水と減水剤を投入し本練りを2分間行なった。本発明の実施例としてのモルタルでは、細骨材とセメントを投入し、空練り90秒後、水と本発明のモルタル用流動化添加材を投入、本練りを2分間行なった。
表−5のモルタル2種類に対し、混練10分後、「JASS 15M−103 セルフレベリング材の品質基準」のフロー値測定方法(前述)に従い、フロー値を測定し、測定平均値をフロー値とした。さらに、混練15分後のモルタルに、単位水量を20kg加水し、30秒間再混練して再度フローを測定し、そのフロー値の変化を表−6に示した。その結果として、本実施例のものは、広がり速度も速く、時間も長かった。
Figure 2006069854
引き続き、モルタル20リットルに対し、松本油脂製薬(株)の「マーポローズ」とクラリアントポリマー(株)の「チローゼ」を各々5g、竹本油脂(株)の商品名「AFK−2」を1gを添加、さらに、九州電力(株)の「フライアッシュII種」を1.2kgを加え、ハンドミキサーにより30秒間撹拌した。そのフロー値は24cmになったが、広がり速度は速かった。
(実験例4)
以下に示す表−7の配合に従って既往のモルタル(比較例)と本発明のモルタル用流動化添加材を用いたモルタル(実施例4)を調製した。本発明のモルタル用流動化添加材にはすべて粉末品を用いた。なお、表−7において、セメントは宇部三菱セメント(株)の早強ポルトランドセメント、細骨材はF.M.2.73の中国産川砂、減水剤として、ポリスチレンスルホン酸系減水剤(ライオン(株)社製商品名「レオパックDX−200」)を使用した。添加材Aには、DX−200の他、駿河工業(株)の商品名「ペントラシール粉末型」、3μm以下の無機物として中部電力(株)の「フライアッシュII種」を粉砕して用いた。また無機系混和材として、中部電力(株)の「フライアッシュII種」を用いた。モルタル用流動化添加材に対して無機系混合材の質量比45%とした。比較例に用いた減水剤は、(株)エヌエムビーの商品名「レオビルトSP9R」である。
Figure 2006069854
表−7のモルタル2種類に対し、パン型ミキサーを用いた。比較例のモルタルの製造はセメントと細骨材を投入し、空練り90秒後、水と混和剤を投入し2分間の本練りを行なった。実施例4のモルタルは、セメントと細骨材、さらにモルタル用流動化添加材を同時投入し、90秒間の空練り後、水を投入し2分間の本練りを行なって製造した。
表−7のモルタル2種類に対し、混練10分後、「JASS 15M−103 セルフレベリング材の品質基準」のフロー値測定方法(前述)に従い、フロー値を測定し、測定平均値をフロー値とした。さらに、混練15分後のモルタルに、単位水量を20kg加水し、30秒間再混練して再度フローを測定し、そのフロー値の変化を表−8に示した。その結果として、本実施例のものは、広がり速度も速く、時間も長かった。
Figure 2006069854
引き続き、モルタル20リットルに対し、信越化学工業(株)の増粘剤で商品名「SFCA2000」をセメント質量の0.005%、クラリアントポリマー(株)の商品名「モビリスパウダーLMD7000P」をセメント質量の0.005%添加した。「LMD7000P」は「アクリル酸エステル・メタアクリル酸エステル共重合樹脂」を主成分とし、ポリビニルアルコールを保護コロイドとするものである。さらに、九州電力(株)製の「フライアッシュII種」を1.5kgを加え、ハンドミキサーにより45秒間撹拌し、フロー値を測定し、フロー値は24cmになったが、広がり速度は速かった。
(実験例5)
以下に示す表−9の配合に従って既往のモルタル(比較例)と本発明のモルタル用流動化添加材を用いたモルタル(実施例5)を調製した。本発明のモルタル用流動化添加材にはすべて粉末品を用いた。なお、表−9において、セメントは中華人民共和国(烟台三菱水泥有限公司)の普通ポルトランドセメント、細骨材はF.M.3.08の中国産川砂混合品、減水剤として、カルボキシル基含有ポリエーテル系減水剤であり、花王(株)社製商品名「マイティ3000Rを使用した。添加材Aには、3000Rの他、駿河工業(株)の商品名「ペントラシール粉末型」、3μm以下の無機物として中部電力(株)の「フライアッシュII種」を粉砕して用いた。また無機系混和材として、九州電力(株)の「フライアッシュII種」を用いた。モルタル用流動化添加材に対して無機系混合材の質量比44%とした。比較例に用いた減水剤は、(株)エヌエムビーの商品名「レオビルトSP9R」である。
Figure 2006069854
表−9のモルタル2種類に対し、パン型ミキサーを用いた。比較例のモルタルの製造はセメントと細骨材を投入し、空練り90秒後、水と混和剤を投入し2分間の本練りを行なった。実施例5のモルタルは、セメントと細骨材、さらにモルタル用流動化添加材を同時投入し、90秒間の空練り後、水を投入し2分間の本練りを行なって製造した。
表−9のモルタル2種類に対し、混練10分後、「JASS 15M−103 セルフレベリング材の品質基準」のフロー値測定方法(前述)に従い、フロー値を測定し、測定平均値をフロー値とした。さらに、混練15分後のモルタルに、単位水量を20kg加水し、30秒間再混練して再度フローを測定し、そのフロー値の変化を表−8に示した。その結果として、本実施例のものは、広がり速度も速く、時間も長かった。
Figure 2006069854
引き続き、モルタル20リットルに対し、信越化学工業(株)の増粘剤で商品名「SFCA2000」をセメント質量の0.005%、太平洋マテリアル(株)収縮低減剤で商品名「テトラガードPW」をセメント質量の0.5%、クラリアントポリマー(株)の商品名「モビリスパウダーLMD7000P」をセメント質量の0.005%添加した。さらに、九州電力(株)製の「フライアッシュII種」を1.2kgを加え、ハンドミキサーにより45秒間撹拌し、フロー値を測定し、フロー値は22cmになったが、広がり速度は速かった。
(実験例6)
以下に示す表−11の配合に従って既往のモルタル(比較例)と本発明のモルタル用流動化添加材を用いたモルタル(実施例6)を調製した。本発明のモルタル用流動化添加材にはすべて粉末品を用いた。なお、表−11において、セメントはベトナム・ギソンセメント社の早強ポルトランドセメントPCB−40、細骨材はF.M.2.82のベトナム産川砂、減水剤として、ポリスチレンスルホン酸系減水剤(ライオン(株)社製商品名「レオパックDX−200」)を使用した。添加材Aには、DX−200の他、駿河工業(株)の商品名「ペントラシール粉末型」、3μm以下の無機物としてエルケムジャパン(株)の商品名「マイクロシリカ」を用いた。また無機系混和材として、中部電力(株)の「フライアッシュII種」を用いた。モルタル用流動化添加材に対して無機系混合材の質量比45%とした。比較例に用いた減水剤は、(株)エヌエムビーの商品名「レオビルトSP9R」である。
Figure 2006069854
表−11のモルタル2種類に対し、パン型ミキサーを用いた。比較例のモルタルの製造はセメントと細骨材を投入し、空練り90秒後、水と混和剤を投入し2分間の本練りを行なった。実施例5のモルタルは、セメントと細骨材、さらにモルタル用流動化添加材を同時投入し、90秒間の空練り後、水を投入し2分間の本練りを行なって製造した。
表−9のモルタル2種類に対し、混練10分後、「JASS 15M−103 セルフレベリング材の品質基準」のフロー値測定方法(前述)に従い、フロー値を測定し、測定平均値をフロー値とした。さらに、混練15分後のモルタルに、単位水量を20kg加水し、30秒間再混練して再度フローを測定し、そのフロー値の変化を表−8に示した。その結果として、本実施例のものは、広がり速度も速く、時間も長かった。
Figure 2006069854
引き続き、モルタル20リットルに対し、信越化学工業(株)の増粘剤で商品名「SFCA2000」をセメント質量の0.005%、電気化学工業(株)の収縮低減剤である商品名「デンカエスケーガード」をセメント質量の0.008%クラリアントポリマー(株)の商品名「モビリスパウダーLMD7000P」をセメント質量の0.005%添加した。さらに、九州電力(株)製の「フライアッシュII種」を1.5kgを加え、ハンドミキサーにより45秒間撹拌し、フロー値を測定し、フロー値は22cmになったが、広がり速度は速かった。
(実験例7)
本発明の無機質複合物を製造した。複合物中の無機物Aの比率は60%とし、ポリカルボン酸系減水剤として日本シーカ(株)の「F−10」、駿河工業(株)の「ペントラシール粉末型」、3μm以下の無機物として、中部電力(株)の「フライアッシュII種」の粉砕品を用いた。無機系混合物は、エルケムジャパン(株)の「シリカフューム980U」を用いた。
市販の生モルタルを購入した。セメント:砂=1:2で、水セメント比54%、砂は粗めの砂と細砂の混合品(F.M.3.1)であった。生コン工場から30分間の運搬時間を経たモルタルは、「JASS 15M−103 セルフレベリング材の品質基準」のフロー値は8cmであった。このモルタル1m3に対し、無機質複合物は5.5kgを投入、1分間の再混練でフロー値は18cmとなった。
上述の配合のモルタルに対し、信越化学工業(株)の「hiメトローズ」をセメントの0.01%、クラリアントポリマー(株)の「チローゼ」を0.05%、協和ハイフーズ(株)のクエン酸ソーダを0.05%、サンノプコ(株)の「SNデフォーマー11−P」を0.005%を、単位水量として水セメント比を5%増加することで、フロー値は23.5cmに増加した。
また同じモルタルに対し、エヌエムビー(株)遅延剤「No.89」をセメント質量の0.02%添加したら、33℃の環境温度下で、打設6時間後まで左官作業が可能であった。
(実験例8)
中央にメッシュを有する、厚さ1.4cmで50×50cmの板状のモルタル板を鋼製型枠の縦型で製作した。「JASS 15M-103 セルフレベリング材の品質基準」によるフロー値は19cmであったが、うまく充填できなかった。このモルタル1m3に対し、4kgの実験例4に用いたモルタル用流動化添加材を添加し再混練りすると、バイブレーターの振動なしに自重で充填された。なお、このモルタルの脱型後においても骨材分離は認められなかった。

Claims (13)

  1. 無機系混和材と、減水剤、リチウム組成物、所定粒径以下の微粉末添加材からなる無機質添加材とを混合してなるモルタル用流動化添加材であって、該モルタル用流動化添加材100質量部に対して、前記無機質添加材が60質量部以下であることを特徴とするモルタル用流動化添加材。
  2. 前記減水剤は、高分散性減水剤であって、ポリカルボン酸系、カルボキシル基含有ポリエーテル系、ポリスチレンスルホン系減水剤のうちから選択されたものであることを特徴とする請求項1記載のモルタル用流動化添加材。
  3. 前記リチウム組成物は、リチウムシリケート粉末あるいは該リチウムシリケート粉末を主成分とする混合粉末であることを特徴とする請求1項記載のモルタル用流動化添加材。
  4. 前記微粉末添加材は、粒径3μm以下のシリカフューム、高炉スラグ微粉末、フライアッシュ、石灰石微粉末、またはセラミック微粉末ならなり、あるいはこれらの混合物であることを特徴とする請求項1に記載のモルタル用流動化添加材。
  5. 前記無機系混和材は、シリカフューム、高炉スラグ微粉末、フライアッシュ、石灰石微粉末、あるいはセラミック微粉末、またはこれらの混合物であることを特徴とする請求項1記載のモルタル用流動化添加材。
  6. 請求項1に記載のモルタル用流動化添加材は、さらにポリ酢酸ビニル系共重合体を主成分とする添加材を含むことを特徴とするモルタル用流動化添加材。
  7. 前記ポリ酢酸ビニル系共重合体は、酢酸ビニルエチレン共重合体、酢酸ビニルアクリル酸エステル共重合体、あるいは酢酸ビニル第三級カルボン酸ビニルエステル共重合体であることを特徴とする請求項6に記載のモルタル用流動化添加材。
  8. 請求項1に記載のモルタル用流動化添加材は、さらにカセインあるいはカオリン,オキシカルボン酸,グルコン酸,クエン酸,変性リグニン,リン酸塩,ナトリウム塩を少なくとも1種類以上添加されたことを特徴とするモルタル用流動化添加材。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のモルタル用流動化添加材を添加してモルタルを混練時に、メチルセルロース,ヒドロキシブロビルメチルセルロース,ヒドロキシエチルメチルセルロース,ヒドロキシエチルセルロース,あるいはカルボキシメチルセルロースを主成分とする有機剤を少なくとも1種類以上を添加することを特徴とするモルタルの製造方法。
  10. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のモルタル用流動化添加材を添加してモルタルを混練時に、完全ケン化型ポリビニルアルコール,部分ケン化型ポリビニルアルコールを主成分とする有機剤、または完全ケン化型ポリビニルアルコール、部分ケン化型ポリビニルアルコール等を保護コロイドとした有機剤を少なくとも1種類以上を添加することを特徴とするモルタル成形物の製造方法。
  11. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のモルタル用流動化添加材を添加してモルタルを混練時に、消泡剤、破泡剤、脱泡剤、膨張剤、収縮低減剤を少なくとも1種類以上を添加することを特徴とするモルタル成形物の製造方法。
  12. 請求項1に記載のモルタル用流動化添加材および繊維補強材が添加され、固化成形されたことを特徴とするモルタル成形物。
  13. モルタル成形用のプレミックス製品として、所定配合で混合されたセメント、細骨材に所定割合で添加されたことを特徴とする請求項1記載のモルタル用流動化添加材。
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