JP2006069749A - スタッカトレイ装置 - Google Patents

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明 中村
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康彦 小寺
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Abstract

【課題】 昇降制御されるスタッカトレイの昇降位置(上下方向の位置)を正確に検出できるようにすること。
【解決手段】 スタッカトレイ123にシートが無い状態で前記スタッカトレイ123にシートが排出されるトレイ上限位置にスタッカトレイ123が移動したことを検出するトレイ上限位置センサSN3と、スタッカトレイ123をトレイ上限位置とその下方の下限位置との間で移動させるトレイ昇降モータM6の前記トレイ上限位置からの回転量に応じて、前記トレイ上限位置からのスタッカトレイ123の移動量を検出することにより前記スタッカトレイ123の昇降方向の位置を検出するとともに上限位置に移動したスタッカトレイ123上面にシートが無いことが検出されたときにトレイ上限位置からのスタッカトレイ123の移動量の検出値を0(ゼロ)にリセットする前記トレイ昇降位置検出手段とを有するスタッカトレイ装置TH1。
【選択図】 図12

Description

本発明は、画像形成装置から排出されるシートにステープル作業等の後処理を行う後処理装置または前記画像形成装置等に設けられるスタッカトレイ装置に関する。
前記スタッカトレイ装置は、上面に画像記録済のシートが排出され且つ積載されるスタッカトレイと、前記スタッカトレイ上面にシートが積載された場合にスタッカトレイ上面に排出されるシートを受けるシート受面(積載シート上面)が常時一定高さとなるように前記スタッカトレイ上面のシート積載量に応じてスタッカトレイを昇降させるシート昇降装置とを有している。
前記スタッカトレイ装置のスタッカトレイの昇降位置(上下方向の位置)は、スタッカトレイ上面にシートが積載されていない場合には上限位置に移動しており、スタッカトレイ上面に積載されたシート束の厚さが厚くなるに従って下方に移動して、積載シートの上面位置が常時一定の高さとなるように位置制御される。
このような従来技術は、特許文献1および特許文献2等に記載されている。
特開2003−089462号公報 特開2003−089463号公報
前記スタッカトレイの積載シート量が多くなってスタッカトレイが下限位置に移動した場合に、スタッカトレイにさらにシートが排出されると、シート上面位置が高くなって、スタッカトレイへのシート排出ができなくなる。
したがって、スタッカトレイ上面に積載されたシート上面位置を常時適切な位置に制御する必要がある。また、スタッカトレイの昇降位置を正確に検出してスタッカトレイが下限位置に移動した場合には、スタッカトレイ上面に積載されたシートを除くようにユーザに告知することが望ましい。
前記スタッカトレイの昇降位置(上下方向の位置)を検出する方法として次の方法がある。
すなわち、前記スタッカトレイの上限位置(スタッカトレイ上面にシートが無い状態でシートが排出されるスタッカトレイの位置)を基準にして、スタッカトレイ上面にシートが排出されるに従ってスタッカトレイを下降させ、スタッカトレイ上面のシートが取り出されたときにスタッカトレイを上昇させるようにトレイ昇降制御を行って、前記スタッカトレイの上昇量および下降量からスタッカトレイの昇降位置(上下方向の位置)を検出する方法。
このようなスタッカトレイの昇降位置検出方法では、スタッカトレイの上昇および下降が繰り返された場合に、検出されるスタッカトレイの昇降位置(上下方向のトレイ検出位置)に累積誤差が生じる。この場合、スタッカトレイが下限位置に到達しているか否かを正確に検出することができなくなる。
本発明は、前述の事情に鑑み、次の記載内容(O01)を技術的課題とする。
(O01)昇降制御されるスタッカトレイの昇降位置(上下方向の位置)を正確に検出できるようにすること。
(本発明)
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施の形態の具体例(実施例)の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。また、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(本発明)
前記技術的課題を解決するために、本発明のスタッカトレイ装置は、下記の構成要件(A01)〜(A06)を備えたことを特徴とする。
(A01)スタッカトレイ(123)にシートを排出するスタッカトレイ用シート排出ローラ(82)、
(A02)スタッカトレイ(123)にシートが無い状態で前記スタッカトレイ(123)にシートが排出されるトレイ上限位置にスタッカトレイ(123)が移動したことを検出するトレイ上限位置センサ(SN3)、
(A03)前記スタッカトレイ(123)をトレイ上限位置とその下方の下限位置との間で移動させるトレイ昇降モータ(M6)、
(A04)前記トレイ昇降モータ(M6)の前記トレイ上限位置からの回転量に応じて、前記トレイ上限位置からのスタッカトレイ(123)の移動量を検出することにより前記スタッカトレイ(123)の昇降方向の位置を検出するトレイ昇降位置検出手段(CA12)、
(A05)前記スタッカトレイ(123)が前記上限位置に移動した状態で前記スタッカトレイ(123)上面のシートの有無を検出するトレイ上面位置センサ(SN1)、
(A06)前記上限位置に移動したスタッカトレイ(123)上面にシートが無いことが検出されたときに、前記トレイ上限位置からのスタッカトレイ(123)の移動量の検出値を0(ゼロ)にリセットする前記トレイ昇降位置検出手段(CA12)。
(本発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A06)を備えた本発明のスタッカトレイ装置では、スタッカトレイ用シート排出ローラ(82)は、スタッカトレイ(123)にシートを排出する。
トレイ昇降モータ(M6)は、前記スタッカトレイ(123)をトレイ上限位置とその下方の下限位置との間で移動させる。
スタッカトレイ(123)はトレイ上限位置に移動した状態では、スタッカトレイ(123)上にシートが無い状態でシートが排出される。トレイ上限位置センサ(SN3)は、スタッカトレイ(123)がトレイ上限位置に移動したことを検出する。
トレイ昇降位置検出手段(CA12)は、前記トレイ昇降モータ(M6)の前記トレイ上限位置からの回転量に応じて、前記トレイ上限位置からのスタッカトレイ(123)の移動量を検出することにより前記スタッカトレイ(123)の昇降方向の位置(上下方向の位置)を検出する。
トレイ上面位置センサ(SN1)は、前記スタッカトレイ(123)が前記上限位置に移動した状態で前記スタッカトレイ(123)上面のシートの有無を検出する。
前記トレイ昇降位置検出手段(CA12)は、前記上限位置に移動したスタッカトレイ(123)上面にシートが無いことが検出されたときに、前記トレイ上限位置からのスタッカトレイ(123)の移動量の検出値を0(ゼロ)にリセットする。
(本発明の形態1)
本発明の形態1のスタッカトレイ装置は、前記本発明のスタッカトレイ装置において次の構成要件(A07),(A08)を備えたことを特徴とする。
(A07)昇降する前記スタッカトレイ(123)の下限位置に対応して設定された前記トレイ上限位置からのスタッカトレイ(123)の移動量の下限対応設定値(PSa)を記憶する下限対応設定値記憶手段(CA13)、
(A08)前記トレイ上限位置からのスタッカトレイ(123)の移動量の検出値(PS)が前記下限対応設定値(PSa)になった場合にスタッカトレイ(123)の昇降位置が下限位置に到達したことをユーザに告知するスタッカトレイ下限位置告知手段(CA14)。
(本発明の形態1の作用)
前記構成要件(A07),(A08)を備えた本発明の形態1のスタッカトレイ装置では、下限対応設定値記憶手段(CA13)は、昇降する前記スタッカトレイ(123)の下限位置に対応して設定された前記トレイ上限位置からのスタッカトレイ(123)の移動量の下限対応設定値(PSa)を記憶する。
スタッカトレイ下限位置告知手段(CA14)は、前記トレイ上限位置からのスタッカトレイ(123)の移動量の検出値(PS)が前記下限対応設定値(PSa)になった場合にスタッカトレイ(123)の昇降位置が下限位置に到達したことをユーザに告知する。
(本発明の形態2)
本発明の形態2のスタッカトレイ装置は、本発明または本発明の形態1において、次の構成要件(A09)〜(A011)を備えたことを特徴とする。
(A09)前記トレイ昇降モータ(M6)の回転に連動して回転する回転円板(136)が一定量回転する毎にエンコーダパルスを発生するエンコーダセンサ(SNe)、
(A010)前記スタッカトレイ(123)の上昇方向または下降方向のうちの一方の方向に回転するときに発生するエンコーダパルスをプラスにカウントし、他方の方向に回転するときに発生するエンコーダパルスをマイナスにカウトするエンコーダパルスカウンタ(CA12a)を有し、前記エンコーダパルスのカウント値により前記スタッカトレイ(123)の昇降方向(上下方向)の位置を検出する前記トレイ昇降位置検出手段(CA12)、
(A011)前記上限位置に移動したスタッカトレイ(123)上面にシートが無いことが検出されたときに前記エンコーダパルスのカウント値を0にリセットする前記トレイ昇降位置検出手段(CA12)。
(本発明の形態2の作用)
前記構成要件(A09)〜(A011)を備えた本発明の形態2のスタッカトレイ装置では、エンコーダセンサ(SNe)は、前記トレイ昇降モータの回転に連動して回転する回転円板(136)が一定量回転する毎にエンコーダパルスを発生する。
エンコーダパルスカウンタ(CA12a)は、前記スタッカトレイ(123)の上昇方向または下降方向のうちの一方の方向に回転するときに発生するエンコーダパルスをプラスにカウントし、他方の方向に回転するときに発生するエンコーダパルスをマイナスにカウトする。前記エンコーダパルスカウンタ(CA12a)を有する前記トレイ昇降位置検出手段(CA12)は、前記エンコーダパルスのカウント値により前記スタッカトレイ(123)の昇降方向の位置を検出する。
前記トレイ昇降位置検出手段(CA12)は、前記上限位置に移動したスタッカトレイ(123)上面にシートが無いことが検出されたときに前記エンコーダパルスのカウント値を0にリセットする。
(本発明の形態3)
本発明の形態3のスタッカトレイ装置は、前記本発明の形態2において次の構成要件(A012),(A013)を備えたことを特徴とする。
(A012)昇降する前記スタッカトレイ(123)の下限位置に対応して設定されたエンコーダパルスのカウント値である下限対応設定カウント値(PSa)を記憶する前記下限対応設定値記憶手段(CA13)、
(A013)前記エンコーダパルスのカウント値が前記下限対応設定カウント値(PSa)になった場合にスタッカトレイ(123)の昇降位置が下限位置に到達したことをユーザに告知する前記スタッカトレイ下限位置告知手段(CA14)。
(本発明の形態3の作用)
前記構成要件(A012),(A013)を備えた本発明の形態3のスタッカトレイ装置では、前記下限対応設定値記憶手段(CA13)は、昇降する前記スタッカトレイ(123)の下限位置に対応して設定されたエンコーダパルスのカウント値である下限対応設定カウント値(PSa)を記憶する。
前記スタッカトレイ下限位置告知手段(CA14)は、前記エンコーダパルスのカウント値が前記下限対応設定カウント値(PSa)になった場合にスタッカトレイ(123)の昇降位置が下限位置に到達したことをユーザに告知する。
前述の本発明は、下記の効果(E01)を奏する。
(E01)昇降制御されるスタッカトレイの昇降位置(上下方向の位置)を正確に検出することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の画像形成装置(タンデム式デジタルカラー複写機)の全体説明図である。
図1において、画像形成装置Uは、UI(ユーザインタフェース)、イメージ入力装置U1、給紙装置U2、画像形成装置本体U3、および後処理装置U4を有している。
(ユーザインターフェースUI):
UIは、表示器UI1、コピースタートキーUI2(図15参照)、コピー枚数入力キーUI3(図15参照)、テンキーUI4、ステープル処理設定キーUI5、の入力キーおよびを有している。
(イメージ入力装置U1):
イメージ入力装置U1は、自動原稿搬送装置およびイメージスキャナ等により構成されている。
図1において、イメージ入力装置U1では、照明された原稿(図示せず)からの反射光は、図示しない露光光学系、CCD(固体撮像素子)および画像処理回路(図示せず)でR(赤)、G(緑)、B(青)の画像データに変換されて、所定のタイミングで画像形成装置本体U3に入力される。
(給紙装置U2):
給紙装置U2は複数の給紙トレイTR1〜TR3、前記各給紙トレイTR1〜TR3に収容された画像記録用の記録シートSを取り出して画像形成装置本体U3に搬送する給紙路SH1等を有している。
(画像形成装置本体U3):
図1において、画像形成装置本体U3は、前記給紙装置U2から搬送された記録シートSに画像記録を行う画像記録部(詳細は後述)、トナーディスペンサー装置U3a、およびシート搬送路SH2、シート排出路SH3、シート反転路SH4、シート循環路SH5等を有している。
また、画像形成装置本体U3は、コントローラC、および前記コントローラCにより制御されるレーザ駆動回路DLy〜DLkおよび電源回路E等を有している。コントローラCにより作動を制御されるレーザ駆動回路DLy〜DLkは、前記イメージ入力装置U1から入力されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の画像データに応じたレーザ駆動信号を所定のタイミングで、各色のトナー像形成装置UY,UM,UC,UKの潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。なお、前記各色のトナー像形成装置UY,UM,UC,UKは、画像形成装置本体U3の前方に引き出された引出位置と画像形成装置本体U3内部に装着された装着位置との間で移動可能に支持されている。
図1において、K(黒)のトナー像形成装置UKの感光体ドラム(トナー像担持体)Pkの周囲には、帯電器CCk、現像器Gk、クリーナCLk等が配置されている。
そして、他のトナー像形成装置UY,UM,UCの前記感光体ドラムPy,Pm,Pcの周囲にもそれぞれ前記感光体ドラムPkの周囲と同様の帯電器CCy,CCm,CCc、現像器Gy,Gm,Gc、クリーナCLy,CLm,CLc等が配置されている。
図1において、感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkは、それぞれ帯電器CCy,CCm,CCc,CCkにより一様に帯電された後、前記潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkの出力するレーザビームLy,Lm,Lc,Lkによりその表面に静電潜像が形成される。前記感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像は、現像器Gy,Gm,Gc,GkによりY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の色のトナー像に現像される。
感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面上のトナー像は、1次転写ローラT1y,T1m,T1c,T1kにより中間転写ベルトB上に順次重ねて転写され、中間転写ベルトB上にカラー画像が形成される。中間転写ベルトB上に形成されたカラートナー像は、2次転写領域Q4に搬送される。
なお、黒画像データのみの場合はK(黒)の感光体ドラムPkおよび現像器Gkのみが使用され、黒のトナー像のみが形成される。
1次転写後、感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面の残留トナーは感光体ドラム用のクリーナCLy,CLm,CLc,CLkによりクリーニングされる。
ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBと、ベルト駆動ローラRd、テンションローラRt、ウォーキングローラRw、複数のアイドラローラ(フリーローラ)RfおよびバックアップローラT2aを含むベルト支持ローラ(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)と、前記1次転写ローラT1y,T1m,T1c,T1kとを有している。そして、前記中間転写ベルトBは前記ベルト支持ローラ(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)により矢印Ya方向に回転移動可能に支持されている。
前記バックアップローラT2aの下方には2次転写ユニットUtが配置されている。2次転写ユニットUtの2次転写ローラT2bは、前記中間転写ベルトBを挟んでバックアップローラT2aに離隔および圧接可能(離接可能)に配置されており、前記2次転写ローラT2bが中間転写ベルトBと圧接する領域(ニップ)により2次転写領域Q4が形成されている。また、前記バックアップローラT2aにはコンタクトローラT2cが当接しており、前記ローラT2a〜T2cにより2次転写器(転写装置)T2が構成されている。
前記コンタクトローラT2cにはコントローラCにより制御される電源回路から所定のタイミングでトナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
前記ベルトモジュールBM下方には搬送ロールRa、レジルールRr等が配置されたシート搬送路SH2が配置されている。前記給紙装置U2の給紙路SH1から給紙された記録シートSは、前記シート搬送路SH2のレジローラRrに搬送されて、カラートナー像が2次転写領域Q4に搬送されるのにタイミングを合わせてレジ側シートガイドSGr、転写前シートガイドSG1を通って2次転写領域Q4に搬送される。
なお、レジ側シートガイドSGrはレジローラRrとともに、画像形成装置本体U3に支持されている。
前記中間転写ベルトB上のカラートナー像は、前記2次転写領域Q4を通過する際に前記2次転写器T2により前記記録シートSに転写される。なお、フルカラー画像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録シートSに2次転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、ベルトクリーナCLBによりクリーニングされる。なお、前記2次転写ローラT2bおよびベルトクリーナCLBは、中間転写ベルトBと離接自在(離隔および接触自在)に配設されており、カラー画像が形成される場合には最終色の未定着トナー像が中間転写ベルトBに1次転写されるまで、中間転写ベルトBから離隔している。
トナー像が2次転写された前記記録シートSは、転写後シートガイドSG2、シート搬送ベルトBHを通って定着装置Fの一対の定着ローラFhと加圧ローラFpとが圧接する領域(定着領域)Q5に搬送される。前記記録シートS上のトナー像は定着領域Q5を通過する際に定着装置Fにより加熱定着される。前記定着装置Fの下流側には切替ゲートG1が設けられている。前記切替ゲートG1はシート搬送路SH2を搬送されて定着領域Q5で加熱定着された記録シートSを、シート排出路SH3またはシート反転路SH4側のいずれかに選択的に切り替える。前記シート排出路SH3に搬送されたシートSは搬送ロールRa、排出ローラRh等により後処理装置U4に排出される。
前記シート反転路SH4にはシート循環路SH5が接続されており、その接続部にはマイラーゲートG2が設けられている。前記マイラーゲートG2はシート反転路SH4に搬送されてきた記録シートSをそのまま一旦通過させ、通過してからスイッチバックした記録シートSをシート循環路SH5側に搬送する。前記シート循環路SH5に搬送された記録シートSは前記給紙路SH1を通って前記転写領域Q4に再送される。
前記符号SH1〜SH5で示された要素によりシート搬送路SHが構成されている。また、前記符号SH,Ra,Rr,Rh,SG1,SG2,SGr,BH、G1,G2で示された要素によりシート搬送装置SUが構成されている。
(後処理装置U4)
図2は本発明の実施例1の後処理装置の拡大断面図であり、排出用クランプローラの上下動を示す説明図である。
図3は本発明の実施例1の後処理装置の拡大断面図であり、サブパドルの上下動を示す説明図である。
図2、図3において、後処理装置U4は画像形成装置本体U3と接続する面(後処理装置の一側面)に、画像形成装置本体U3で複写された記録シートSを搬入するシート搬入口1が設けられている。このシート搬入口1から搬入された記録シートSは、切替ゲート2、3の切替えにより、上方に延びる上端排出路SH6、右方に延びる端綴じ用排出路SH7、下方に延びる中綴じ用排出路SH8のいずれかに搬送される。前記上端排出路SH6に搬送された記録シートSはそのまま、後処理を行われることなく、上端排出ローラ4により上端排出口P0からトップトレイTH0に排出される。
(端綴じ装置)
図4は実施例1の端綴じ装置のシート排出方向後端部の要部拡大説明図である。
図5は図4の矢印V方向からみた図である。
図2,図3において、前記端綴じ用排出路SH7を搬送された記録シートSは、コンパイルトレイ排出ローラ6によって、端綴じ用コンパイルトレイ7に排出される。なお、前記コンパイルトレイ排出ローラ6の近傍には、端綴じ用排出路SH7を搬送される記録シートを検出するコンパイルトレイ排出シートセンサSN0が配置されている。前記端綴じ用コンパイルトレイ7は、水平に対し緩傾斜して配置され、複数のシートを揃えて収容可能に構成されている。図2〜図4において、前記端綴じ用コンパイルトレイ7は、記録シートが積載されるコンパイルトレイ本体8を有する。前記コンパイルトレイ本体8上面の左端部には、タンパ移動用凹部9が形成されており、タンパ移動用凹部9には前後一対のタンパガイド溝9a,9b(図5参照)が形成されている。
図4、図5において、前記タンパ移動用凹部9の左端部には、フィルム状(薄膜状)のマイラー(シート持上げ部材)11の右端部(基端部)が固定支持されており、マイラー11の左端部(先端部)はコンパイルトレイ本体8の上面よりも上方に突出している。実施例1のマイラー11の剛性(強度)は、コンパイルトレイ本体8上に少数(普通紙で5枚程度まで)の記録シートが積載された状態では記録シート(または記録シート束)を上方に持ち上げ、多数の記録シートが積載された状態では記録シートの束の重さにより弾性変形して、マイラー11の先端部が端綴じ用コンパイルトレイ7の上面に密着する程度に設定されている。したがって、前記マイラー11により、収容枚数が少ない場合でも、収容された記録シート束の最上面と、後述するメインパドル(47)との距離を所定の距離に保持できる。
(シート側縁揃え部材の説明)
図6は図5のVI−VI線断面図である。
図6において、前記タンパ移動用凹部9の下面の前部には、タンパ駆動モータM1により正逆回転可能なタンパ駆動プーリ16が支持されている。前記タンパ移動用凹部9の後部のプーリ支持部9cには、従動プーリ17が回転可能に支持されている。前記タンパ駆動プーリ16と従動プーリ17との間には、タンパ駆動用タイミングベルト18が架けられている(装着されている)。
図7は実施例1の端綴じ装置のタンパの説明図であり、図7Aは前側のタンパの説明図、図7Bは後側のタンパの説明図である。
図4〜図7において、前記タンパ移動用凹部8には、端綴じ用コンパイルトレイ7に搬入されたシートの前後両側縁を揃えるための前後一対のタンパ21,22が配置されている。図7Aにおいて、前記前側のタンパ21は、上面がコンパイルトレイ本体8の上面とほぼ面一に形成され且つ後端部(−X端部)が下方に傾斜するシート載置部(タンパベース)21aと、前記シート載置部21aの前端から上方に立ち上がるシート側端揃え壁21bとを有する。また、前記シート側端揃え壁21bの上端には、内側に向かって突出するシート側縁係止部21cが形成されており、前記シート側縁係止部21cにより端綴じ用コンパイルトレイ7上の記録シートのシート前側縁が前側タンパ21に乗り上げたり、カールしたシート側縁が上方に滑ったりすることが防止される。
図7Bにおいて、後側のタンパ22も、前側のタンパ21と同様に、シート載置部(タンパベース)22aと、シート側端揃え壁22bと、シート側縁係止部22cとを有する。また、後側タンパ22のシート側端揃え壁22bの内面(シート側縁を押圧する押圧面)には、コンパイルトレイ本体8の上面に平行な多数の凸条22dが形成されている。したがって、前記シート側縁係止部22c及び凸条22dにより、記録シートの後側縁が後側タンパ22に乗り上げたりすることが防止される。
図8は、図7のVIII−VIII線断面図である。
次に、前側タンパ21及び後側タンパ22と、前記タンパ駆動用タイミングベルト18との連結を説明するが、前側タンパ21とタンパ駆動用タイミングベルト18との連結構造及び後側タンパ22とタンパ駆動用タイミングベルトとの連結構造は、同様の構造であるため、後側タンパ22について詳細に説明し、前側タンパ21についての詳細な説明は省略する。
図7,図8において、後側タンパ22のシート載置部22aの下面には、2本の被ガイドピン26が下方に突出している。前記被ガイドピン26は、後側のタンパガイド溝9bを貫通して下方に延びている。前記被ガイドピン26には、円筒状のカラー27が嵌合している。また、前記被ガイドピン26の先端部は、逆L字形のタンパブラケット28の上端壁28aに形成されたピン貫通孔28bを貫通しており、ガイドピン26の先端には抜け止め用のクリップ29が装着されている。図8において、前記タンパブラケット28の鉛直壁28cに対向して、連結プレート31が配置されている。前記タンパブラケット28と連結プレート31とは、タンパ駆動用タイミングベルト18を挟んだ状態で、2本の連結部材32により連結されている。
図5において、前記前側タンパ21は、前記タンパ駆動用タイミングベルト18の右側に連結されており、後側タンパ22はタンパ駆動用タイミングベルト18の左側に連結されている。したがって、タンパ駆動モータM1を正回転または逆回転させることにより、前側タンパ21及び後側タンパ22は互いに近づく方向または離れる方向に移動できる。
前記タンパ駆動モータM1、タンパ駆動プーリ16、従動プーリ17、タンパ駆動用タイミングベルト18、前記タンパ21,22、被ガイドピン26、タンパブラケット28、連結プレート31、連結部材32等により、シート側縁揃え部材33が構成されている。なお、シート側縁揃え部材の構成は、前記構成に限定されず、従来公知の種々の構成(例えば、特開平08−081111号公報、特開平8−108965号公報等参照)を採用可能である。
(シート後端位置決め部材の説明)
図4,図5において、前記コンパイルトレイ本体8のシート排出方向後端側(左端側)には、シート後端位置決め部材41が固定支持されている。前記シート後端位置決め部材41は、端綴じ用コンパイルトレイ7に搬送された記録シートのシート排出方向後端を位置決めするために上方に立ち上げて形成された後端位置決め壁(エンドウォール、シート端位置決め部)41aと、前記後端位置決め壁41aの上端からコンパイルトレイ本体8側に延びるシートガイド壁41bとを有する。なお、図5に示すように、前記後端位置決め壁41aは、後述するステープラにより記録シート束を綴じるステープル作業が行われるステープル位置以外の部分に設けられている。前記シート後端ガイド壁41bは、シート揃えのためにシート後端位置決め壁41aに向かって移動するシート後端が上方にカールしている場合に、シート後端を下方にガイドして、カール量を減少させる機能を有している。
前記コンパイルトレイ本体8及びシート後端位置決め部材41等によりコンパイルトレイ7が構成されている。
なお、実施例1のシート後端位置決め部材41は、コンパイルトレイ本体8に固定支持されているが、これに限定されず、例えば、従来公知(例えば、特開平8−192951号公報等参照)の回動可能なシート後端位置決め部材を採用することも可能である。
(シート後端揃え部材の説明)
図9はシート後端揃え部材の説明図であり、図9Aはメインパドルの説明図、図9Bは円錐パドルの説明図、図9Cは回転ブラシの説明図である。
図5,図6において、前記シート後端位置決め部材41の上方には、後端揃え部材支持軸46が後処理装置U4のフレーム(図示せず)に回転可能に支持されている。前記後端揃え部材支持軸46は、後方に配置された図示しないモータにより回転駆動される。
図5、図6において、前記後端揃え部材支持軸46には、シート後端位置決め部材41に対応する位置に前後方向(X軸方向)に間隔を置いて配置された3個のメインパドル(シート後端揃え部材、シート端揃え部材)47が固定支持されている。前記メインパドル47は、図9Aに示すように3枚の可撓性のシート接触部47aを有しており、端綴じ用コンパイルトレイ7上の記録シートの上面(または記録シート束の最上面)に当接して記録シートを後端位置決め壁41a側に搬送する。
前記シート接触部47aは、円筒面の円周方向に120°ほどずれた位置において接線方向に延びている。なお、前記シート接触部47aの数及び配置位置は、3枚・120°に限定されず、1枚のみ、2枚・180°、4枚・90°、5枚・72°、6枚・60°等任意のものを採用することが可能である。また、シート接触部47aの延びる方向は接線方向に限定されず、半径方向とすることも可能である。
なお、実施例1のメインパドル47では、端綴じ用コンパイルトレイ7に収容された記録シート束が多い場合に、前記シート接触部47aと記録シートとの接触圧が適切な圧力になるように、前記メインパドル47と端綴じ用コンパイルトレイ7との距離が設定されている。
図5,図6、図9Bにおいて、前記後端揃え部材支持軸46の前端部分には、円錐パドル48が固着されている。前記円錐パドル48は、前方に移動する記録シートの一側縁を下方にガイドするシート側縁ガイド用回転部材であり、前側に向かって外径が大きくなる円錐状回転面を有している。
すなわち、円錐パドル48は、図9Bに示すように、円筒面の円周方向に60°ほどずれた位置において半径方向に伸びる三角形のヒレ部材48aを6枚有しており、前記ヒレ部材48aの外側縁は回転時に円錐面を形成するようになっている。前記円錐パドル48は、上方にカールしたシートがX方向(前方)に寄せられて来たときに、前記シートの上方にカールした部分を下方に向ける機能を有している。
また、前記後端揃え部材支持軸46の後端部分(−X側端部)には、回転ブラシ49(図5,図6参照)が固着されている。図9Cにおいて、回転ブラシ49は、円筒面の円周方向に60°ほどずれた位置において半径方向に伸びる複数のブラシ毛(線状部材)を有している。前記回転ブラシ49は、シート後端部のカールを下方に押さえる機能を有する。
なお、本発明においては、前記円錐パドル48および回転ブラシ49は省略することが可能である。
(ステープラガイド部材の説明)
図4,図5において、前記シート後端位置決め部材41の左下方には、ステープラガイド部材61が後処理装置U4のフレーム(図示せず)に固定支持されている。前記ステープラガイド部材61には、前後方向に直線状に延び且つ前後両端部では内側に円弧状に湾曲するステープラガイド部62が上方に突出して形成されている。前記ステープラガイド部62には、ステープラガイド部62に沿ってステープラガイド溝62aが形成されている。前記ステープラガイド溝62aの一方の内面には、ギア歯62b(図4参照)が形成されている。
なお、前記ステープラガイド溝62の前端及び後端には、後述する移動ステープル部材がそれ以上前端側または後端側に移動しないようにするためのスナップフィット係合部(図示せず)が設けられている。
図5において、前記ステープラガイド溝62aの左方には、記録シートの側端を綴じるステープル作業を行うステープル位置に対応して、ステープル位置遮光部(ステープル位置検出部)63が2つ設けられている。前記ステープル位置遮光部63は、直線状のガイド溝62に沿って前後方向に長く形成されている。また、前記ステープラガイド部材61の前端部には、ガイド溝62の円弧状湾曲部に沿ってホーム位置遮光部(ホーム位置検出部)64が形成されている。
なお、実施例1のステープル位置遮光部63は、前後方向の長さが12.6mmに設定されている。また、実施例1の前記ホーム位置遮光部64はステープル位置遮光部63よりも十分長く(例えば、50mm程度)形成されており、ホーム位置の検出に使用されると共に、シート束の角(コーナー)を綴じるコーナー綴じを実行するコーナー綴じ用ステープル位置の検出にも使用される。
(移動ステープル部材の説明)
図4,図5において、前記ステープラガイド部材61上には移動ステープル部材70が配置されている。前記移動ステープラ70は、移動台車71を有しており、前記移動台車71の右端部(+Y端部)にはシャフト支持部71aが形成されている。前記移動台車71には、ローラ72が回転可能に支持されており、移動台車71はステープラガイド部材61上を移動可能に構成されている。前記移動台車71の下面には、ガイドギア73が回転可能に支持されている。前記ガイドギア73は、前記ステープラガイド溝62aに嵌合しており、ギア歯62bにかみ合っている。前記ガイドギア73の回転軸73aは、ステープラガイド溝62aを貫通しており、下端部にはステープラ駆動モータM2が連結されている。前記ステープラ駆動モータM2には、モータ支持プレートM2aが支持されている。前記モータ支持プレートM2aの右端部と、シャフト支持部71aとの間にはモータ支持用シャフトM2bが連結されている。したがって、ステープラ駆動モータM2は移動台車71と一体的に移動可能に構成されている。
したがって、ステープラ駆動モータM2を正回転・逆回転させることにより、ガイドギア73が回転駆動し、ガイドギア73が噛み合うステープラガイド溝62aのギア歯62bにより移動台車71がステープラガイド部62に沿って前後方向にガイドされながら移動する。なお、実施例1のステープラ駆動モータM2は、パルスの入力毎に所定角度回転駆動するステッピングモータにより構成されている。なお、実施例1のステープラ駆動モータM2は、前記移動台車71を31.5cm/sの移動速度で前後方向に移動させるように設定されている。したがって、実施例1の移動台車71は、ステープル位置遮光部63の前端から後端までを40msで通過し、前記ホーム位置遮光部64を通過するのに50ms以上かかるように設定されている。なお、移動台車71は、ステープル実行時には、移動開始の基準位置であるホーム位置を基準として、ステープル位置に移動する。
図4において、前記移動台車71の下面には、ステープラ位置センサSNsが固定支持されている。前記ステープラ位置センサSNsは、光を出射する発光部74aと、発光部から出射された光を受光可能な受光部74bとを有する光センサにより構成されている。前記ステープラ位置センサSNsは、移動台車71がステープル位置またはホーム位置に移動した場合に、前記ステープル位置遮光部63またはホーム位置遮光部64が発光部74aと受光部74bとの間に進入して遮光される位置に配置されている。したがって、前記ステープラ位置センサSNsと、ステープル位置遮光部63及びホーム位置遮光部64とによって、移動台車71がステープル位置(側端綴じ位置、図5の実線または2点鎖線で示す位置)やホーム位置(基準となる位置及びコーナー綴じ位置、図5の1点鎖線で示す位置)の間を移動できる。
前記移動台車71の上面には、ステープラ本体76が支持されている。前記ステープラ本体76は、端綴じ用コンパイルトレイ7に積載された記録シート束を綴じるステープル針77を打ち出す針打ち出し部76aと、針打ち出し部76aから打ち出されたステープル針の先端を折り曲げる針折り曲げ部76bとを有する。前記針打ち出し部76aは、針折り曲げ部76bに回転軸76cにより回転可能に支持されている。また、前記針打ち出し部76aには、ステープラ作動部材78の先端部78aがピン連結されている。前記ステープラ作動部材78のリング状後端部78bには、針折り曲げ部76bに回転可能に支持された偏心カム79が遊嵌されている。したがって、図示しない駆動装置により偏心カム79を回転させると、ステープラ作動部材78が上下方向に移動し、針打ち出し部72aが上下方向に移動しステープルが行われる。
前記符号71〜79を付した各部材等により移動ステープル部材70が構成されている。
(排出ローラ、シェルフ及びセットクランプパドルの説明)
図10は端綴じ用コンパイルトレイの排出ローラ部分の斜視説明図である。
図11はクランプローラ及びサブパドルの説明図であり、図11Aは平面図、図11Bは図11Aの矢印XIB方向から見た図である。
図2、図3、図10,図11において、前記端綴じ用コンパイルトレイ7のシート排出方向前方には、後処理装置U4の前後両フレームU4a、U4bの間に回転可能に支持された排出ローラ軸81が設けられている。前記排出ローラ軸81は、図示しない電磁クラッチを介して正逆回転可能なスタッカトレイ排出ローラ駆動モータM4(図16参照)から駆動力が伝達されており、電磁クラッチのオン・オフにより排出ローラ軸81は回転する。
図10,図11において、前記排出ローラ軸81には、前後方向に間隔を空けて2つの排出ローラ82が回転可能に支持されており、前記各排出ローラ82はローラギア82aを有している。
また、前記排出ローラ軸81には、間隔を空けて配置された3つのセットクランプパドル83が固定支持されている。前記セットクランプパドル83は、円筒状のコア部83aと、前記コア部83aに固定支持された弾性変形可能なシート抑え部83bと、前記コア部83aに固定支持され記録シートとの摩擦抵抗を低減するための低摩擦フィルム(低摩擦部材)83cとを有する。
さらに、前記排出ローラ軸81には、間隔を空けて配置された3つのシェルフ(シート下面支持部材)84が設けられている。前記シェルフ84は、シート排出方向に沿って延び且つ前記排出ローラ軸81が貫通する被ガイド長孔84aが形成されている。また、前記シェルフ84には、シート排出方向に沿って延びる円弧状のラック歯84b(図10参照)が形成されている。
図10において、前記排出ローラ軸81の下方には、前記スタッカトレイ排出ローラ駆動モータM4(図16参照)から駆動力が伝達される駆動軸86が配置されている。前記駆動軸86には、排出ローラ82のローラギア82aに噛み合う排出ローラ駆動ギア87が固定支持されている。また、前記駆動軸86には、トルクリミッタ88を有し、前記シェルフ84のラック歯84bに噛み合うシェルフ作動ギア89が固定支持されている。したがって、前記スタッカトレイ排出ローラ駆動モータM4の正逆回転に応じて、排出ローラ82が正逆回転すると共に、シェルフ84が排出ローラ軸81にガイドされて、図2に示すシート下面支持位置と図3に示す格納位置との間を移動する。なお、シェルフ84がシート下面支持位置または格納位置に移動した状態で、さらに前方または後方にシェルフ84を移動させる回転が駆動軸86から伝達された場合、前記トルクリミッタ88によりシェルフ作動ギア89に対して駆動軸86が空回りする。
前記セットクランプパドル83は、前記電磁クラッチCL0(図16参照)のオン・オフによる排出ローラ軸81の回転に伴って回転し、後述するスタッカトレイ(TH1)上のシート束の上面に当接してシート束を抑えるシートクランプ位置(図2参照)と、シェルフ84が格納位置に保持された状態で端綴じコンパイルトレイ7上に排出される記録シートの下面を支持するシート下面支持位置(図3参照)との間で回転する。
(クランプローラの説明)
図2、図11において、前記排出ロール82の上方には、クランプローラ91が配置されている。前記クランプローラ91は、板バネ状のクランプローラ支持部材92に回転可能に支持されている。前記クランプローラ支持部材92の左端部は、フレームU4a、U4bに回転可能に支持されたクランプローラ昇降軸93に固定支持されている。前記クランプローラ昇降軸93の後端には、クランプローラ昇降部材94が設けられている。前記クランプローラ昇降部材94は、クランプローラ昇降軸93の後端に連結された昇降バー94aと、昇降バー94aの右端部に連結されたクランプローラ昇降用ソレノイド94bと、昇降バー94aの左端部に連結された引張りバネ94cとを有する。
したがって、前記クランプローラ昇降用ソレノイド94bがオフの状態では、引張りバネ94cによりクランプローラ91は上方の待機位置(図2の実線参照)に保持される。一方、クランプローラ昇降用ソレノイド94bがオンの状態では、クランプローラ91は下方のクランプ位置(図2の点線参照)に保持され、排出ロール82とクランプローラ91とにより端綴じ用コンパイルトレイ7上の記録シート(または記録シート束)を挟持する。このとき、板バネ状のクランプローラ支持部材92により記録シートは適切な圧力で挟持され、排出ロール82の正回転または逆回転に応じて挟持された記録シート(または記録シート束)が端綴じ用コンパイルトレイ7内に引き込まれたり、端綴じ用コンパイルトレイ7から排出されたりする。
なお、前記クランプローラ昇降部材94は、ソレノイド(94b)とバネ(94c)に限定されず、例えば、モータや偏心カムを使用して昇降させる構成等を使用することも可能である。また、前記クランプローラ支持部材92は板バネ状の構成に限定されず、例えば、剛性の高いクランプローラ支持部材とクランプローラ支持部材を排出ロール82側に押圧するコイルバネを有する構成とすることも可能である。
(サブパドルの説明)
図3,図11において、前記クランプローラ昇降軸93の左下方には、サブパドル支持軸101がフレームU4a、U4bに回転可能に支持されている。前記サブパドル支持軸101には、前後方向に間隔を空けて右方に延びるサブパドル支持部材102が複数固定支持されている。前記サブパドル支持部材102の右端部には、サブパドル支持アーム102aが形成されている。前記サブパドル支持アーム102aには、前記メインパドル47と同様に構成され、端綴じ用コンパイルトレイ7上の記録シートをメインパドル47側に搬送するサブパドル(第2シート端揃え部材)103が回転可能に支持されている。前記サブパドル103の回転軸103aには、プーリ104が支持されている。前記サブパドル支持軸101には、前記プーリ104に対応する位置に駆動側プーリ105が回転可能に支持されている。前記駆動側プーリ105はプーリ部105aとギア部105bとを有し、前記プーリ104とプーリ部105aとの間には、サブパドル駆動ベルトSBが装着されている。
前記サブパドル支持軸101の後端には、前記クランプローラ昇降部材94と同様に構成されたサブパドル昇降部材106が設けられている。すなわち、サブパドル昇降部材106は、昇降バー106aと、サブパドル昇降用ソレノイド106bと、引張りバネ106cとを有する。したがって、サブパドル昇降用ソレノイド106bのオフ・オンにより、サブパドル103が上方の待機位置(図3の実線参照)と、メインパドル47側へ記録シートを引き込む下方のシート引込位置(図3の点線参照)との間を移動する。
図11において、前記サブパドル支持軸101の左方には、サブパドル駆動軸111がフレームU4a、U4bに回転可能に支持されている。前記サブパドル駆動軸111には、前記各駆動側プーリ105のギア部105bに噛み合う駆動ギア112が固定支持されている。前記サブパドル駆動軸111には、前記コンパイルトレイ排出ロール6を駆動する後処理装置シート搬送ロール駆動モータ(図示せず)から回転が伝達され、後処理装置シート搬送ロール駆動モータの駆動に応じて、駆動ギア112、ギア部105b、プーリ部105a、サブパドル駆動ベルトSB、プーリ104を介して回転が伝達され、サブパドル103が回転する。
なお、実施例1のシート後処理装置U4では、サブパドル支持軸101とクランプローラ支持軸93とを別個に設けたが、例えば、クランプローラ支持軸93にサブパドル支持部材102や駆動側プーリ105を回転可能に支持し、前後方向に延び且つ複数のサブパドル支持部材102と一体的に移動可能な昇降バーと昇降バーに連結されたサブパドル昇降用ソレノイドおよび引張りバネを有する構成として、サブパドル支持軸101を省略することも可能である。
(スタッカトレイの説明)
図12はスタッカトレイの説明図で、図12Aはスタッカトレイの全体の正面図、図12Bは前記図12Aのベルトを回転させるタイミングプーリを有するベルト駆動装置の説明図、図12Cは前記図12Bのタイミングプーリの軸と一体的に回転し且つ回転量検出用のエンコーダスリットが形成された回転円板の説明図である。
図12Aにおいて、前記後処理装置U4の右側壁には、前記端綴じ用コンパイルトレイ7から排出ローラ82により搬出された整合シート束又は端綴じされたシート束を受けるスタッカトレイ(端綴じ排出トレイ)TH1が外側に突出して設けられている。前記スタッカトレイ装置TH1は、後処理装置U4の右側面の内側に支持されたトレイガイド121を有している。前記トレイガイド121により、スライダ122が上下方向にスライド可能に支持されており、前記スライダ122にはスタッカトレイ123が一体的に連結されている。
前記スライダ122は連結部材124を介してタイミングベルト126に連結されている。前記スライダ122とタイミングベルト126とを連結する連結部材124には遮光部124aが形成されている。
タイミングベルト126はタイミングプーリ127,128により回転可能に支持されている。タイミングプーリ127と一体に回転する回転軸127aにはギヤ129が固着されている。
図127Bにおいて、前記ギヤ129はギヤ131と噛み合っており、前記ギヤ131と同軸で一体回転するギヤ132はウォームギヤ133と噛み合っている。前記ウォームギヤ133と同軸で一体回転するギヤ134には、スタッカトレイ昇降モータM6(図12B、図14参照)の出力軸に装着されたギヤ135から回転力が伝達される。スタッカトレイ昇降モータM6は正回転および逆回転が可能なモータである。
図12Cにおいて、前記回転軸127aには、回転軸127と一体的に回転する回転円板136が固着されており、回転円板136には外周に沿って回転量検出用のエンコーダスリット136aが形成されている。
前記回転円板および回転軸12aの回転量はエンコーダセンサSNe(図12、図13参照)により検出される。
前記スタッカトレイ昇降モータM6が回転すると回転軸127aおよびタイミングプーリ127が回転する。このとき、タイミングベルト126が回動してタイミングベルト126に連結されたスライダ122が上下方向に移動する。前記スライダ122の上下方向の移動に応じてスタッカトレイ123が昇降する。
トレイ上限位置センサSN3は図示しない発光素子および受光素子を有しており、スタッカトレイ123が上限位置に移動したときに、連結部材124の遮光部124aは前記発光素子と受光素子の間が移動する。このとき、前記発光素子から受光素子に入射する光が遮光されるので、トレイ上限位置センサSN3によりスタッカトレイ123が上限位置に移動したことを検出することができる。
図12Aに示すトレイ上面位置センサSN1は、図12Aの紙面に垂直な方向に離れて配置された発光素子および受光素子を有しており、前記スタッカトレイ123が上限位置に移動した状態において、スタッカトレイ123上面にシートが載置されていない場合には、前記発光素子の光を受光素子が検出する。この場合、トレイ上面位置センサSN1はオンとなる。しかし、前記スタッカトレイ123が上限位置に移動した状態において、スタッカトレイ123上面にシートが積載されている場合で、前記積載シートにより前記発光素子の光が遮光されて受光素子により検出されない場合には、トレイ上面位置センサSN1はオフとなる。
図12Aに示すトレイ・シートセンサSN2は、図12Aの紙面に垂直な方向に離れて配置された発光素子および受光素子を有しており、前記スタッカトレイ123が上限位置に移動した状態において、前記スタッカトレイ123が前記発光素子の光を遮断するので受光素子は光を検出することができない。この場合、トレイ・シートセンサSN2はオフとなる。
したがって、スタッカトレイ123上面にシートが積載されていない状態で、スタッカトレイ123が上限位置に移動した状態では、トレイ上面位置センサSN1がオンで且つトレイ・シートセンサSN2がオフとなる。
(中綴じ装置の説明)
図2,図3において、中綴じ用排出路SH8の下部には、記録シート束を整合して、シート搬送方向中央部を綴じた後、中折りした状態で中綴じ排出トレイTH2に排出する中綴じ装置NTSが配置されている。前記中綴じ装置NTSは、従来公知であり(例えば、特開2003−089462号公報、特開2003−089463号公報等参照)、種々の構成を採用可能であるため、詳細な説明を省略する。
(実施例1の制御部の説明)
図13は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
図14は前記図13の続きのブロック図である。
図13、図14において、本体コントローラCは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、前記ROMに記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有するマイクロコンピュータにより構成されており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(前記本体コントローラCに接続された信号入力要素)
前記本体コントローラCには、次の信号出力要素UI等の出力信号が入力されている。
UI:ユーザインタフェース
ユーザインターフェースUIは、表示部UI1、コピースタートキーUI2、コピー枚数入力キーUI3、テンキーUI4、実行するステープル処理(中綴じ、コーナー綴じ、側端綴じ、綴じなし等)の設定を行うステープル処理設定キーUI5等を備えている。
(本体コントローラCに接続された被制御要素)
本体コントローラCは、次の被制御要素の制御信号を出力している。
CI:イメージスキャナコントローラ
イメージスキャナコントローラCIは、自動原稿搬送装置およびイメージスキャナを有するイメージ入力装置U1の、前記イメージスキャナに内蔵されたコントローラであり、画像形成装置本体U3の本体コントローラCの出力する制御信号に応じてイメージスキャナの動作を制御する。
CG:原稿搬送装置コントローラ
原稿搬送装置コントローラCGは、自動原稿搬送装置およびイメージスキャナを有するイメージ入力装置U1の自動原稿搬送装置(図示せず)に内蔵されたコントローラであり、画像形成装置本体U3の本体コントローラCの出力する制御信号に応じて自動原稿搬送装置の動作を制御する。
DLy〜DLk:レーザ駆動回路
レーザ駆動回路DLy〜DLkは、ROS(潜像形成装置)のレーザダイオード(図示せず)を駆動して感光体Py〜Pk表面に静電潜像を形成する。
D0:メインモータ駆動回路
メインモータ駆動回路D0は、メインモータM0を駆動することにより図示しないギヤを介して像担持体Py〜Pkおよび現像器Gy〜Gkの図示しない現像ローラ、加熱ローラFh、搬送ローラRa、レジルールRr、排出ローラRh等を回転駆動する。
E:電源回路
電源回路Eは次の電源回路を有している。
E1y〜E1k:現像バイアス用電源回路
現像バイアス用電源回路E1y〜E1kは、現像器Gy〜Gkの図示しない現像ローラGaに現像バイアスを印加する。
E2y〜E2k:帯電用電源回路
帯電用電源回路E2y〜E2kは、帯電ローラCRy〜CRkに帯電バイアスを印加する。
E3y〜E3k:1次転写用電源回路
1次転写用電源回路E3y〜E3kは、1次転写ローラT1y〜T1kに1次転写バイアスを印加する。
E4:2次転写用電源回路
2次転写用電源回路E4は、2次転写用コンタクトローラT2cに2次転写バイアスを印加する。
E5:定着用電源回路
定着用電源回路E5は、加熱ローラFhに加熱用電力を供給する。
(前記本体コントローラCの機能)
前記本体コントローラCは、前記各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を実現するプログラム(機能実現手段)を有している。前記本体コントローラCの各種機能を実現するプログラム(機能実現手段)を次に説明する。
C1:メインモータ回転制御手段
メインモータ回転制御手段C1は、前記メインモータ駆動回路D1を制御して、感光体Py〜Pk、現像器Gの現像ローラGa、定着装置F等の回転を制御する。
C2:電源回路制御手段
電源回路制御手段C2は、次の手段C2a〜C2dを有しており、前記電源回路Eを制御して、前記現像バイアス、帯電バイアス、転写バイアス、加熱ローラFhのヒータのオン・オフ等を制御する。
C2ay〜C2ak:現像バイアス制御手段
現像バイアス制御手段C2ak〜C2akは前記現像バイアス用電源回路E1y〜E1kの動作を制御して現像器Gy〜Gkの現像ローラGaに印加する現像バイアスを制御する。
C2by〜 C2bk:帯電バイアス制御手段
帯電バイアス制御手段C2by〜C2bkは前記帯電バイアス用電源回路E2y〜E2kの動作を制御して各帯電ローラCRy〜CRkに印加する帯電バイアスを制御する。
C2cy〜C2ck:1次転写バイアス制御手段
1次転写バイアス制御手段C2cy〜C2ckは前記転写用電源回路E3y〜E3kの動作を制御して1次転写ローラT1y〜T1kに印加する転写バイアスを制御する。
C2d:2次転写バイアス制御手段
2次転写バイアス制御手段C2dは前記転写用電源回路E4の動作を制御して2次転写用コンタクトローラT2cに印加する転写バイアスを制御する。
C2e:定着用電源制御手段
定着用電源制御手段C2eは定着用電源回路E5の動作を制御して、前記加熱ローラFhのヒータをオン・オフ制御する。
C3:ジョブ制御手段
ジョブ制御手段C3は、コピースタートキーUI2の入力に応じて、前記ROS、像担持体Py〜Pk、転写ローラT1y〜T1k,T2c、定着装置F等の動作を制御して、画像記録動作であるジョブ(印刷動作、コピー動作)を実行する。
(後処理装置U4の制御部)
CA:後処理装置コントローラ
後処理コントローラCAは、フィニッシャ(後処理装置)U4に内蔵されたコントローラであり、画像形成装置本体U3の本体コントローラCの出力する制御信号に応じてフィニッシャU4の動作を制御する。
(後処理装置コントローラCAに接続された信号入力要素)
後処理装置コントローラCAには、次の信号入力要素の出力信号が入力されている。
SNs:ステープラ位置センサ
ステープラ位置センサSNsは、ステープル位置遮光部63またはホーム位置遮光部64により遮光(オン)されたか否かを検出する。
SNe:エンコーダセンサ
エンコーダセンサSNeは、回転円板136の外周に沿って形成された回転量検出用のエンコーダスリット136aが通過する度にエンコーダスリットの検出パルスを出力する。前記検出パルスをカウントすることにより回転円板136の回転量を検出することができる。回転円板136の回転量を検出することによりエンドレスベルトの回転量およびスライダ122の上下方向の移動量を正確に検出することができる。
SN1:トレイ上面位置センサ
トレイ上面位置センサSN1は、スタッカトレイ123の上面位置またはスタッカトレイ123上に積載されたシートの上面位置よりも高い場合はオンとなり、低い場合にはオフとなる。
SN2:トレイ・シートセンサ
トレイ・シートセンサSN2は、スタッカトレイ123の幅方向に離れて配置された発光素子および受光素子を有しており、スタッカトレイ123またはスタッカトレイ123上に積載されたシートSが前記発光素子と受光素子との間に配置された場合にはオフとなる。また、トレイ・シートセンサSN2は、シートが積載されていないスタッカトレイ123の上面位置またはスタッカトレイ123上に積載されたシートの上面位置よりも高い場合またはスタッカトレイ123の下面位置よりも低い場合にはオンとなる。
SN3:トレイ上限位置センサ
トレイ上限位置センサSN3は発光素子および受光素子を有しており、スタッカトレイ123と一体的に昇降する連結部材124の遮光部124aが前記発光素子および受光素子間に配置された場合(スタッカトレイ123が上限位置に移動した場合)にオフとなる。また、トレイ上限位置センサSN3は、スタッカトレイ123と一体的に昇降する連結部材124の遮光部124aがトレイ上限位置センサSN3より下方または上方に移動した場合にオンとなる。
(後処理装置コントローラCAに接続された被制御要素)
DA1:タンパ駆動回路
タンパ駆動回路DA1は、タンパ駆動モータM1の正逆回転駆動を制御してタンパ21,22を作動させる。
DA2:端綴じ用ステープラ移動回路
端綴じ用ステープラ移動回路DA2は、ステープラ駆動モータM2の正逆回転駆動を制御して、台車71及びステープラ本体76を移動させる。
DA3:端綴じ用ステープラ作動回路
端綴じ用ステープラ作動回路DA3は、カム作動モータM3を制御して、偏心カム79を回転させて、針打ち出し部76aからステープル針77を打ち出してシート束を綴じる。
DA4:排出ローラ駆動回路
排出ローラ駆動回路DA4は、排出ローラ駆動モータM4の正逆回転駆動を制御して、排出ローラ82を正逆回転させたり、シェルフ84を格納位置(図3参照)とシート下面支持位置(図2参照)との間で移動させたりする。
DA5:セットクランプパドル作動回路
セットクランプパドル作動回路DA5は、電磁クラッチCL0のオン・オフを制御して、セットクランプパドル83をシートクランプ位置(図2参照)と、シート下面支持位置(図3参照)との間で移動させる。
DA6:クランプローラ昇降回路
クランプローラ昇降回路DA6は、クランプローラ昇降用ソレノイド94bのオン・オフを制御して、クランプローラ91を待機位置とクランプ位置との間で移動させる。
DA7:サブパドル昇降回路
サブパドル昇降回路DA7は、サブパドル昇降用ソレノイド106bのオン・オフを制御して、サブパドル103を待機位置とシート引込位置との間で移動させる。
DA8:後処理装置シート搬送ローラ駆動回路
後処理装置シート搬送ローラ駆動回路DA8は、後処理装置シート搬送ローラ駆動モータM5を制御して、上端排出ローラ4やコンパイルトレイ排出ローラ6等のシート搬送ローラを駆動させる。
DA9:スタッカトレイ作動回路
スタッカトレイ作動回路DA9は、スタッカトレイ昇降モータM6を制御して、スタッカトレイ装置TH1を上下動させる。
DA10:切替ゲート制御回路
切替ゲート制御回路DA10は、切替ゲート作動ソレノイドSL1、SL2を制御して、切替ゲート2,3を移動させる。
DA11:中綴じ装置制御回路
中綴じ装置制御回路DA11は、中綴じ装置NTSのステープラ等の制御装置を制御して、記録シート束の中綴じを行う。
(前記後処理装置コントローラCAの機能)
CA1:タンパ制御手段
タンパ制御手段CA1は、端綴じ用コンパイルトレイ7に搬入される記録シートのサイズに応じてタンパ駆動回路DA1を制御して、タンパ21,22を作動させ、端綴じ用コンパイルトレイ7に搬入された記録シートの側縁を揃える。
CA2:端綴じ用ステープラ移動制御手段
端綴じ用ステープラ移動制御手段CA2は、ユーザインターフェースUIのステープル処理設定キーUI5でのユーザの入力に応じて、端綴じ用ステープラ移動回路DA2を制御して移動ステープル部材70をホーム位置やステープル位置に移動させる。
CA3:端綴じ用ステープラ作動制御手段
端綴じ用ステープラ作動制御手段CA3は、端綴じ用ステープラ作動回路DA3を制御して、偏心カム79を回転駆動し、針打ち出し部76aからステープル針77を打ち出してシート束を綴じる。実施例1の端綴じ用ステープラ作動制御手段CA3は、ユーザインターフェースUIのステープル処理設定キーUI5でのユーザの入力によりステープル(コーナー綴じまたは側端綴じ)の実行が指定された場合に、ステープル位置に移動後、端綴じ用コンパイルトレイ7に積載された記録シート束のステープルを行う。
CA4:排出ローラ駆動制御手段
排出ローラ駆動制御手段CA4は、排出ローラ駆動回路DA4を制御して、排出ローラ82を正逆回転させて記録シートをスタッカトレイ装置TH1に排出またはコンパイルトレイ7側に引込ませたり、シェルフ84を格納位置とシート下面支持位置との間で移動させたりする。実施例1の排出ローラ駆動制御手段CA4は、端綴じ用コンパイルトレイ7で整合またはステープルされた記録シート束をスタッカトレイ装置TH1に排出する際に排出ローラ82を正回転駆動させてシート束を排出すると共に、シェルフ84を格納位置に移動させる。記録シート束排出後、次の1枚目の記録シートをメインパドル47側に引き込む際に、排出ローラ82を逆回転駆動させて記録シートを引き込むと共に、シェルフ84をシート下面支持位置に移動させる。
CA5:セットクランプパドル作動制御手段
セットクランプパドル作動制御手段CA5は、セットクランプパドル作動回路DA5を制御して、セットクランプパドル83をシートクランプ位置(図2参照)とシート下面支持位置(図3参照)との間で移動させる。実施例1のセットクランプパドル作動制御手段CA5は、シェルフ84がシート下面支持位置に移動した状態では、セットクランプパドル83をシートクランプ位置に保持する。そして、整合またはステープルされ、スタッカトレイ装置TH1に排出される記録シート束の後端が排出ローラ82を通過するタイミングに合わせてセットクランプパドル83をシート下面支持位置に移動させる。シート束排出後、次の1枚目の記録シートが端綴じ用コンパイルトレイ7に搬入され、メインパドル47側に引き込まれるタイミングに合わせてセットクランプパドル83をシートクランプ位置に移動させる。
CA6:クランプローラ昇降制御手段
クランプローラ昇降制御手段CA6は、クランプローラ昇降回路DA6を制御して、整合またはステープルされた(綴じられた)記録シート束を排出するタイミングに応じて、クランプローラ91を待機位置とクランプ位置との間で移動させる。
CA7:サブパドル昇降制御手段(第2シート端揃え部材制御手段)
サブパドル昇降制御手段CA7は、サブパドル昇降回路DA7を制御して、端綴じ用コンパイルトレイ7に記録シートが搬入されるタイミングに応じて、サブパドル103を待機位置とシート引込位置との間で移動させ、記録シートをメインパドル47側に搬送する。
CA8:後処理装置シート搬送ローラ制御手段
後処理装置シート搬送ローラ制御手段CA8は、後処理装置U4にシートが搬入されるタイミングに合わせて後処理装置シート搬送ローラ駆動回路DA8を制御して、記録シートを搬送する。
CA9:スタッカトレイ作動制御手段
スタッカトレイ作動制御手段CA9は、前記スタッカトレイ作動回路DA9を制御して、スタッカトレイ装置TH1に積載された記録シートSの量に応じて、スタッカトレイ装置TH1を上下動させる。
CA10:切替ゲート制御手段
切替ゲート制御手段CA10は、ユーザインターフェースUIのステープル処理設定キーUI5でのユーザの入力に応じて、シート搬入口1から搬入された記録シートSを上端排出路SH6、端綴じ用排出路SH7及び中綴じ用排出路SH8のいずれかに搬送するように切替ゲート2,3を制御する。
CA11:中綴じ装置制御手段
中綴じ装置制御手段CA11は、ユーザインターフェースUIのステープル処理設定キーUI5でのユーザの入力により、中綴じが指定された場合に、中綴じ装置制御回路DA11を制御して、中綴じ装置NTSにより記録シート束の中綴じを行う。
CA12:トレイ昇降位置検出手段
トレイ昇降位置検出手段CA12は、エンコーダパルスカウンタCA12aとパルスカウント値リセット手段CA12bを有し、エンコーダパルスカウンタCA12aのカウント値によりスタッカトレイ123の上限位置からの移動量を検出する。
CA12a:エンコーダパルスカウンタ
エンコーダパルスカウンタCA12aは、スタッカトレイ123が昇降したとときにエンコーダセンサSNeが出力するパルスをカウントする。
CA12b:パルスカウント値リセット手段
パルスカウント値リセット手段CA12bは、スタッカトレイ123が上限位置に移動した状態でトレイ上面位置センサSN1がオンで且つトレイ・シートセンサSN2がオフのときに、前記エンコーダパルスカウンタCA12aのカウント値をリセットする。
CA13:設定カウント値記憶手段(下限対応設定値記憶手段)
設定カウント値記憶手段CA13は、スタッカトレイ123が下限位置に移動したときに前記エンコーダパルスカウンタCA12aが出力するカウント値を設定カウント値(下限対応設定値)として記憶する。
CA14:スタッカトレイ下限位置告知手段
スタッカトレイ下限位置告知手段CA14は、前記エンコーダパルスカウンタCA12aが出力するカウント値が前記設定カウント値になった場合に、スタッカトレイ123が下限位置に移動したことを、UI(ユーザインタフェース)の表示部UI1(図13参照)に表示する。
(実施例1のフローチャートの説明)
図15は本発明のスタッカトレイ昇降制御処理のフローチャートである。
図15のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記後処理コントローラCAのROMに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は後処理装置の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図15に示すスタッカトレイ昇降制御処理のフローチャートは電源オンにより開始される。
図15のステップST1において、ジョブが開始されたか否か判断する。ノー(N)の場合はST1を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST2に移る。
ST2において、トレイ上面位置センサSN1がオンか否か判断する。ノー(N)の場合はST3に移り、イエス(Y)の場合はST4に移る。
ST3において、スタッカトレイ123を下降させる。その後、前記ST2に戻る。
ST4において、トレイ・シートセンサSN2がオンになったか否か判断する。ノー(N)の場合はST5に移り、イエス(Y)の場合はST6に移る。
ST5において、スタッカトレイ123を上昇させる。その後、前記ST2に戻る。
次にST6において、トレイ上限位置センサSN3がオンになったか否か判断する。ノー(N)の場合はST8に移り、イエス(Y)の場合はST7に移る。
ST7において、エンコーダパルスカウント値PSを0(初期値)にリセットする。
次にST8において、ジョブが終了したか否か判断する。ノー(N)の場合は前記ST2に戻り、イエス(Y)の場合は前記ST1に戻る。
図16は本発明のスタッカトレイ高さ検出処理のフローチャートである。
図16のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記後処理コントローラCAのROMに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は後処理装置の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図16に示すスタッカトレイ昇降制御処理のフローチャートは電源オンにより開始される。
図16のステップST11において、ジョブが開始されたか否か判断する。ノー(N)の場合はST11を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST12に移る。
次にST12において、エンコーダパルスが発生されたか否か判断する。ノー(N)の場合はST15に移り、イエス(Y)の場合はST13に移る。
ST13において、スタッカトレイ123の移動方向が下向きか否か判断する。ノー(N)の場合はST19に移り、イエス(Y)の場合はST14に移る。
ST14において、エンコーダパルスカウント値PSを、PS=PS+1とする。
次にST15において、エンコーダパルスカウント値PS≧PSaか否か判断する。すなわち、前記エンコーダパルスカウント値PSがスタッカトレイの下限位置に対応する設置カウント値PSaになったか否かを判断する。ノー(N)の場合はST17に移り、イエス(Y)の場合はST16に移る。
ST16において、次の処理を実行する。
(1)スタッカトレイ123へのシート排出禁止フラグFL2=「1」とする。前記シート排出禁止フラグFL2=「1」の場合、スタッカトレイ123へのシートの排出は行われない。なお、シート排出禁止フラグFL2の初期値は「0」であり、FL2=「0」の場合はスタッカトレイ123へのシートの排出が行われる。
(2)ユーザーインターフェイスUIに「トレイ下限位置です。トレイ上のシートを取出して下さい」を表示する。
その後、ST17に移る。
ST17において、ジョブが終了したか否かを判断する。ノー(N)の場合は前記ST12に戻り、イエス(Y)の場合は前記ST11に戻る。
前記ST13においてノー(N)の場合はST18に移る。
ST18において排出禁止フラグFL2がFL2=「1」か否か判断する。ノー(N)の場合はST20に移り、イエス(Y)の場合はST19に移る。
ST19において、次の処理を実行する。
(1)スタッカトレイ123へのシート排出禁止フラグFL2=「0」とする。
前記シート排出禁止フラグFL2=「0」の場合、スタッカトレイ123へのシートの排出が行われる。
(2)ユーザーインターフェイスUIの「トレイ下限位置です。トレイ上のシートを取出して下さい」という前記表示を消去する。
次に、ST20に移る。
ST20において、エンコーダパルスカウント値PS=PS−1とする。
次にST21において、エンコーダパルスカウント値PS<0か否か判断する。ノー(N)の場合は前記ST17に移り、イエス(Y)の場合はST22に移る。
ST22において、エンコーダパルスカウント値PSをPS=0にする。すなわち、PSの値がマイナスになった場合には、PS=0とする。次に、前記ST17に移る。
(実施例1の作用)
図17は本発明の実施例1のスタッカトレイ装置の作用説明図で、図17Aはスタッカトレイ上面に積載されたシートの上面(コンパイルトレイから排出されるシートを支持する面)を一定の高さに保持しながらスタッカトレイを下降させた状態を示す図、図17Bは前記図17Aのスタッカトレイ上面のシートを取り出した状態を示す図である。
図12Aにおいて、スタッカトレイ123は上限位置に移動した状態であり、スタッカトレイ123の上面にはシートが積載されていない。この状態で、コンパイルトレイ7からスタッカトレイ123上面にシートが排出される。
スタッカトレイ123に積載されたシートの上面高さが高くなると、前記トレイ上面位置センサSN1がオフになる。その場合、スタッカトレイ123を下降させて、スタッカトレイ123上のシートの上面高さが前記トレイ上面位置センサSN1の僅かに下方に配置されるようにスタッカトレイ123は制御される。スタッカトレイ123上のシートの上面高さが前記トレイ上面位置センサSN1の僅かに下方に配置された場合には前記トレイ上面位置センサSN1はオンとなる。
このように、前記図12Aの状態でスタッカトレイ123にシートが排出された場合に常に前記トレイ上面位置センサSN1がオンとなるように、スタッカトレイ123を下降させることにより、図17Aに示すように、スタッカトレイ123上のシート束の上面位置を、コンパイルトレイ7に対して所定の高さに保持することができる。
前記スタッカトレイ123が下降するときには、前記図16のST13でイエス(Y)となり、エンコーダパルスカウンタCA12aのカウントパルス数PS(カウント値)はST14においてPS=PS+1になる。
前記カウントパルス数PSの値によりスタッカトレイ123の正確な昇降位置を検出することができる。
図17Aの状態(スタッカトレイ123に排出されたシートSの束の上面がコンパイルトレイ7に対して所定の高さになるようにスタッカトレイ123を下降させた状態)で、スタッカトレイ123上のシートSの束を取り出すと、図17Bの状態となる。
この図17Bの状態では、トレイ上面位置センサSN1がオンで且つトレイ・シートセンサSN2がオンであるので、前記図15のフローチャートのST4でノー(N)となる。この場合は、前記図15のST5においてスタッカトレイ123が上昇させられる。そして、トレイ・シートセンサSN2がオフになるまで、スタッカトレイ123は上昇する。スタッカトレイ123が上昇ときには、前記図16のST13においてノー(N)となり、エンコーダパルスカウンタCA12aのカウントパルス数PS(カウント値)はST19においてPS=PS−1になる。前記カウントパルス数PSの値によりスタッカトレイ123の正確な昇降位置を検出することができる。
図17Bの状態からスタッカトレイ123が上昇して前記図12Aの状態になると、トレイ上面位置センサSN1がオン、トレイ・シートセンサSN2がオフ、トレイ上限位置センサSN3がオフとなる。この場合、前記図15のST6においてイエス(Y)となり、ST7の処理が実行される。ST7において、エンコーダパルスカウンタCA12aのカウントパルス数PSの値は0にリセットされる。
すなわち、図12Aの状態になると、スタッカトレイ123の昇降位置を示すエンコーダパルスカウンタCA12aのカウント値PSがリセットされるので、スタッカトレイ123が昇降を繰り返す際に発生する駆動ギヤのバックラッシュやパルス検出誤差によるスタッカトレイ123の検出高さ(上下方向の位置)の累積誤差をキャンセルすることができる。このため、スタッカトレイ123の検出高さ(上下方向の位置)の検出精度が高くなる。
また、エンコーダパルスカウンタCA12aのカウント値PSが、スタッカトレイ123の下限位置に対応する設定カウント値PSaに対して、PS≧PSaになると、前記図16のST15において、イエス(Y)となる。この場合は、スタッカトレイ123は下限位置に移動しており、それ以上は下降できないので、図16のST16において、スタッカトレイ123へのシート排出禁止フラグFL=「1」とする。この場合、スタッカトレイ123への新たなシートの排出が禁止される。
また、UIの表示部UI1に「トレイ下限位置です。トレイ上のシートを取り出して下さい」と表示する。この場合、スタッカトレイ123のシートが取り除かれると、前記図17Aのスタッカトレイ123上のシートが取り出されて前記図17Bの状態になった場合と同様に、スタッカトレイ123が前記図12Aの状態まで上昇する。
前記図12Aの状態になると、スタッカトレイ123の昇降位置を示すエンコーダパルスカウンタCA12aのカウント値PSがリセットされる。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)を下記に例示する。
(H01)本発明は、複写機、プリンタ、FAX、複合機等の画像形成装置の後処理装置に適用可能である。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置(タンデム式デジタルカラー複写機)の全体説明図である。 図2は本発明の実施例1のシート後処理装置の拡大断面図であり、排出用クランプローラの上下動を示す説明図である。 図3は本発明の実施例1のシート後処理装置の拡大断面図であり、サブパドルの上下動を示す説明図である。 図4は実施例1の端綴じ装置のシート排出方向後端部の要部拡大説明図である。 図5は図4の矢印V方向からみた図である。 図6は図5のVI−VI線断面図である。 図7は実施例1の端綴じ装置のタンパの説明図であり、図7Aは前側のタンパの説明図、図7Bは後側のタンパの説明図である。 図8は、図7BのVIII−VIII線断面図である。 図9はシート後端揃え部材の説明図であり、図9Aはメインパドルの説明図、図9Bは円錐パドルの説明図、図9Cは回転ブラシの説明図である。 図10は端綴じ用コンパイルトレイの排出ローラ部分の斜視説明図である。 図11はクランプローラ及びサブパドルの説明図であり、図11Aは平面図、図11Bは図11Aの矢印XIB方向から見た図である。 図12はスタッカトレイの説明図で、図12Aはスタッカトレイの全体の正面図、図12Bは前記図12Aのベルトを回転させるタイミングプーリを有するベルト駆動装置の説明図、図12Cは前記図12Bのタイミングプーリの軸と一体的に回転し且つ回転量検出用のエンコーダスリットが形成された回転円板の説明図である。 図13は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。 図14は前記図13の続きのブロック図である。 図15は本発明のスタッカトレイ昇降制御処理のフローチャートである。 図16は本発明のスタッカトレイ高さ検出処理のフローチャートである。 図17は本発明の実施例1のスタッカトレイ装置の作用説明図で、図17Aはスタッカトレイ上面に積載されたシートの上面(コンパイルトレイから排出されるシートを支持する面)を一定の高さに保持しながらスタッカトレイを下降させた状態を示す図、図17Bは前記図17Aのスタッカトレイ上面のシートを取り出した状態を示す図である。
符号の説明
82…スタッカトレイ用シート排出ローラ、
123…スタッカトレイ、
136…回転円板、
CA12…トレイ昇降位置検出手段、
CA12a…エンコーダパルスカウンタ、
CA13…下限対応設定値記憶手段、
CA14…スタッカトレイ下限位置告知手段、
M6…トレイ昇降モータ、
PSa…下限対応設定値(下限対応設定カウント値)、
SN1…トレイ上面位置センサ、
SN3…トレイ上限位置センサ、
SNe…エンコーダセンサ、

Claims (4)

  1. 次の構成要件(A01)〜(A06)を備えたスタッカトレイ装置、
    (A01)スタッカトレイにシートを排出するスタッカトレイ用シート排出ローラ、
    (A02)スタッカトレイにシートが無い状態で前記スタッカトレイにシートが排出されるトレイ上限位置にスタッカトレイが移動したことを検出するトレイ上限位置センサ、
    (A03)前記スタッカトレイをトレイ上限位置とその下方の下限位置との間で移動させるトレイ昇降モータ、
    (A04)前記トレイ昇降モータの前記トレイ上限位置からの回転量に応じて、前記トレイ上限位置からのスタッカトレイの移動量を検出することにより前記スタッカトレイの昇降方向の位置を検出するトレイ昇降位置検出手段、
    (A05)前記スタッカトレイが前記上限位置に移動した状態で前記スタッカトレイ上面のシートの有無を検出するトレイ上面位置センサ、
    (A06)前記上限位置に移動したスタッカトレイ上面にシートが無いことが検出されたときに、前記トレイ上限位置からのスタッカトレイの移動量の検出値を0(ゼロ)にリセットする前記トレイ昇降位置検出手段。
  2. 次の構成要件(A07),(A08)を備えた請求項1記載のスタッカトレイ装置、
    (A07)昇降する前記スタッカトレイの下限位置に対応して設定された前記トレイ上限位置からのスタッカトレイの移動量の下限対応設定値を記憶する下限対応設定値記憶手段、
    (A08)前記トレイ上限位置からのスタッカトレイの移動量の検出値が前記下限対応設定値になった場合にスタッカトレイの昇降位置が下限位置に到達したことをユーザに告知するスタッカトレイ下限位置告知手段。
  3. 次の構成要件(A09)〜(A011)を備えた請求項1または2記載のスタッカトレイ装置、
    (A09)前記トレイ昇降モータの回転に連動して回転する回転円板が一定量回転する毎にエンコーダパルスを発生するエンコーダ、
    (A010)前記スタッカトレイの上昇方向または下降方向のうちの一方の方向に回転するときに発生するエンコーダパルスをプラスにカウントし、他方の方向に回転するときに発生するエンコーダパルスをマイナスにカウトするエンコーダパルスカウンタを有し、前記エンコーダパルスのカウント値により前記スタッカトレイの昇降方向の位置を検出する前記トレイ昇降位置検出手段、
    (A011)前記上限位置に移動したスタッカトレイ上面にシートが無いことが検出されたときに前記エンコーダパルスのカウント値を0にリセットする前記トレイ昇降位置検出手段。
  4. 次の構成要件(A012),(A013)を備えた請求項3記載のスタッカトレイ装置、
    (A012)昇降する前記スタッカトレイの下限位置に対応して設定されたエンコーダパルスのカウント値である下限対応設定カウント値を記憶する前記下限対応設定値記憶手段、
    (A013)前記エンコーダパルスのカウント値が前記下限対応設定カウント値になった場合にスタッカトレイの昇降位置が下限位置に到達したことをユーザに告知する前記スタッカトレイ下限位置告知手段。

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