JP2006069628A - 包装容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】被包装物への衝撃の伝達を防止でき、かつ、意匠性の高い包装容器を提供すること。
【解決手段】包装容器1は、側面部13〜16で形成される空間を跨ぐように配置された内面部17を有する。内面部17の中心部には、複数の切り込み部が形成されている。この切り込み部は、同心円状の環状線に沿って形成される。前記環状線上の対向する2箇所には、切り込み部が形成されておらず、非切り込み部173となっている。支持部18は、切り込み部により構成されるものであり、同心円状の複数のリング181と、このリング181の中心に配置された支持面182とを備える。リング181は被包装物Sの周囲を囲むとともに、支持面182は、被包装物Sの上面を押さえ、被包装物Sを底面部11とともに、被包装物Sを支持固定する。
【選択図】 図1
Description
このような包装容器において、被包装物の転倒等を防止する為、包装容器中の被包装物のがたつきを防止することが求められている。
被包装物のがたつきを防止するために、包装容器の側面部により、被包装物を挟持し、被包装物を固定する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
これに加え、近年、消費者の目を引くような意匠性の高い包装容器が求められている。
従来の包装容器においても、美観を向上させる工夫は種々なされているが、近年、さらに個性的、特徴的な装飾を施すことが望まれている。
また、支持部の支持面は、被包装物の上端面に当接し、包装容器の底面部とともに、被包装物を挟持して支持するものであってもよく、また、被包装物の下端面に当接し、被包装物の荷重を受けて支持するものであってもよい。
さらに、前記環状線は、外形寸法が大きなものが外形寸法が小さなものを取り巻くように外形寸法の順に配置されていればよい。複数の環状線は、同心状に配置されていてもよく、複数の環状線の中心が異なるように配置されていても良い。
例えば、被包装物が非軸対称形状である場合には、複数の環状線の中心をそろえない方が好ましいことがある。また、被包装物が軸対称形状である場合には、環状線の中心を揃え、同心状に配置することが好ましいことが多い。
また、支持部は、被包装物の周囲を取り囲む複数のリングを有しているため、このリングにより、被包装物が包装容器内部で移動してしまうことを規制することができる。
さらに、内面部に被包装物を支持する支持部が形成されており、支持部のリングにより被包装物の周囲が取り囲まれるとともに、支持部の支持面で被包装物が支持されている。
そのため、被包装物は内面部を貫通するように配置されることとなる。このように内面部を貫通して、被包装物が配置されるため、包装容器に強い衝撃が加わっても、被包装物が完全に倒れてしまうことがなく、被包装物を安定的に収容することができる。
これにより、消費者は、前記隙間から、被包装物を容易に確認することができる。
さらに、前述したように、本発明では、切り込み部は、複数の環状線に沿って形成されており、かつ、環状線上には非切り込み部が残されている。従って、本発明の支持部は、非切り込み部で互いに接続された複数のリングを有している。このような互いに隣接するリング同士を離すことで、非切り込み部及びリングにより、網目状の隙間が形成され、支持部を立体的に広げることができる。また、広げたリングを互いに近づけることで、複数のリングを同一平面状に配置して支持部をたたむことができる。
また、非切り込み部及びリングによる網目状の隙間を大きく確保することができるので、より大きな被包装物の周囲を取り囲むことが可能となり、より大きな被包装物を包装することができる。
このような本発明によれば、支持部の支持面は上面部に沿って配置されており、支持面により、被包装物を支持した際に、支持面と、底面部との間に隙間が形成されるため、被包装物は、包装容器の底面部から浮いた状態となる。これにより、より一層、消費者の目を引くこととなり、意匠性により一層優れた包装容器となる。
また、本発明は、前記内面部が、前記側面部で囲まれた空間を跨ぐか、底面部と略平行に配置されているものであってもよい。
本発明の包装容器は、一枚のシートから構成されているため、複数の部材から包装容器を構成する場合に比べ、部材点数の削減を図ることができるとともに、包装容器の組み立てにかかる手間を省くことができる。また、包装容器を展開し、一枚のシートとすることができるので、搬送を容易に行なうことができる。また、包装容器を保管する際にも、展開した状態で保管すれば、大きな場所を必要としない。
なお、前述したように、支持部は、立体的に広げたり、平面状にたたんだりすることができるので、例えば、被包装物を取り出した後段や、被包装物を包装容器に収納する前段において、包装容器を展開し、包装容器を一枚のシートとすることが可能なのである。
このような本発明では、複数の環状線が同心状に配置されているので、支持部のリングは、同心状に配置されることとなる。同心状の複数のリングにより、軸対称形状の被包装物をバランスよく覆うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の包装容器1を示す斜視図であり、図2は、前記包装容器1の一部を展開させた状態を示す斜視図である。また、図3は、包装容器1の展開図であり、図4は、包装容器1の展開図の要部である。さらに、図5は、包装容器1の底面図であり、図6は、包装容器1の背面図である。また、図7は、右側面図であり、図8は、前記包装容器1の正面図である。また、図9は、前記包装容器1の平面図であり、図10は、包装容器1の左側面図である。
シート3は、シート3の原反をプレス等で裁断することにより得られるものである。
ここで、シート3の材質としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、紙等が例示できる。
包装容器1は、底面部11と、この底面部11に対向配置される上面部12と、底面部11及び上面部12の周縁に沿って立設された4枚の側面部13〜16と、内面部17とを有する。包装容器1の内部に収容された被包装物Sを消費者が容易に確認できるように、底面部11、上面部12、側面部13〜16が、透明又は半透明であることが好ましい。
また、側面部15の一端に上面部12が接続されている。
図1〜5を参照して、底面部11及び内面部17について説明する。
底面部11は、例えば、67.5mm×67mmの略正方形状となっている。この底面部11の内面部17が接続された端部と対向する端部には、片19が接続されている(図3参照)。片19は、平面矩形形状の矩形面部191と、この矩形面部191から底面部11と反対側に突出している楕円面部192とを有する。
矩形面部191は、例えば、20mm×67mmとなっている。
楕円面部192は、包装容器1を組み立てた際に、側面部13の孔131(後述)内に挿入される。
この内面部17は、上面部12及び底面部11との間に配置され、側面部13〜16で形成される空間を跨ぐように配置されている。また、内面部17は、底面部11の内側に、底面部11に隣接し、底面部11に沿って配置される。
本実施形態では、内面部17は、底面部11よりも面積が大きなものとなっているので、包装容器1を組み立てた際には、内面部17が包装容器1内部で撓むこととなる。
内面部17の中心部には、図4にも示すように、複数本(例えば、12本)の切り込み部171が形成されている。この切り込み部171は、複数(例えば、6本)の同心円状の環状線170に沿って形成される。複数の環状線170は、径の大きな環状線が径の小さな環状線170を取り囲むように、径の順に配置されている。
この環状線170上の対向する2箇所には、切り込み部171が形成されておらず、非切り込み部173となっている。すなわち、各環状線170上には、2つの非切り込み部173が形成されており、各環状線170上に形成される2本の切り込み部171は、前記非切り込み部173を介して対向配置されている。
また、隣接する環状線170上の非切り込み部173は互いに略90°ずれた位置に配置されている。
このような切り込み部171により、支持部18が構成される。すなわち、内面部17には、支持部18が形成されている。
支持部18は、同心円状の複数のリング181と、このリング181の中心に配置された支持面182とを備える。
支持部18は、本実施形態では、5本のリング181(181A〜181E)を備える。この複数のリング181は、被包装物Sを取り囲むものである。また、この複数のリング181は、隣接するリング181と2箇所の非切り込み部173で互いに接続されている。
支持面182の大きさ形状は、被包装物Sの上端面の大きさ形状と略等しいことが好ましい。また、支持部18の切り込み部171を広げ、隣接するリング181を最大限に引き離した場合には、支持面182の底面部11からの高さ寸法は、被包装物Sの高さ寸法よりも高い。
また、支持部18の切り込み部171を広げ、隣接するリング181を離した場合には、図1及び図2に示すように、リング181及び非切り込み部173により、網目状の隙間が形成される。
側面部13は、包装容器1の背面を構成するものであり、平面略矩形形状となっている。
側面部13の大きさは、例えば、98mm×67mmである。この側面部13の中央よりも内面部17側によった部分に、孔131が形成されている。この孔131には、片19の楕円面部192が挿入される。
側面部14も平面略矩形形状であり、側面部13と同じ大きさ形状である。
側面部14の長手方向の両端部(側面部13と隣接する端部と略直交する端部)には、一対の片20A,20Bが形成されている(図3参照)。
この一対の片20A,20Bの大きさは、例えば、15mm×67mmである。
側面部15も、平面矩形形状であり、前記側面部13,14と同じ大きさ形状である。この側面部15は、包装容器1の前面を構成するものである。
この側面部15の長手方向に沿った端部には、上面部12が接続されている。
上面部12は包装容器1の蓋としての役割を果たすものである。この上面部12は平面略正方形形状であり、例えば、67mm×67mmである。この上面部12の前記側面部15側の端部と反対側の端部には、片21が形成されている。この片21は平面矩形形状であり、例えば、15mm×67mmである。
片22A,22Bは、側面部16の長手方向の一対の端部(側面部15側の端部と直交する一対の端部)に設けられている。
片23は、側面部16の側面部15側の端部と対向する端部に設けられている。この片23は、片23は、のり代となる部分であり、側面部13に接着される。
このような包装容器1の罫線10A〜10K、及び内面部17に形成された切り込み部171は、切り込み刃等をシート3に押圧することにより、形成することができる。
まず、シート3の罫線10A,10Bを谷折りにし、罫線10C,10D,10G,10J,10Lを山折りにする。
次に、片22Bの表面に接着剤を塗布し、側面部13の内面と、片22Bとを重ね合わせ、接着する。
その後、罫線10K,10Eを山折りにし、さらに、罫線10H,10Iを山折りにして、片20B及び片22Bの上方に上面部12を被せ、片21を、側面部13と片20B,22Bとの間の隙間に挿入する。
その後、罫線10F,10Mを山折りにして、片20A,22Aを内面部17の外側に配置する。さらに、片19の楕円面部192を側面部13の孔131内に挿入する。
以上により、包装容器1の組み立てが完成するとともに、被包装物Sの収納が終了する。
(1-1)本実施形態の包装容器1では、底面部11に沿って配置される内面部17に支持部18が形成されている。そして、支持部18のリング181により、被包装物Sの周囲が取り囲まれ、支持面182により被包装物Sが支持されている。
従って、従来のように、包装容器の側面部で被包装物Sを収納する構造ではないため、側面部に加わった衝撃が、被包装物Sに伝達されてしまうことがない。これにより、被包装物Sの損傷を防止することができる。
(1-2)また、本実施形態では、支持部18の複数のリング181により、被包装物Sの周囲を取り囲んでいるため、包装容器1内部での被包装物Sの移動を規制することができる。
さらに、被包装物Sを包装容器1内に収容する際には、支持面182を被包装物Sにより押し、支持部18のリング181を広げている。そして、被包装物Sは内面部17を貫通するように配置されることとなる。このように内面部17を貫通するように被包装物Sが配置されるため、包装容器1に強い衝撃が加わっても、被包装物Sが完全に倒れてしまうことがなく、被包装物Sを安定的に収容することができる。
支持部18の隣接するリング181は、非切り込み部173で接続されることとなるので、リング181を広げた際には、リング181及び非切り込み部173により、網目状の隙間が形成される。
従って、支持部18のリング181が被包装物Sの周囲を取り囲んでも、網目状の隙間から被包装物Sが露出するため、包装容器1の外側から、被包装物Sの外観が見えにくくなってしまうことがない。そのため、消費者は、包装容器1中の被包装物Sを容易に確認することができる。
特に、本実施形態では、各切り込み部171を、同心の各環状線170上に沿って形成するとともに、各環状線170上には、2箇所の非切り込み部173を残している。そして、隣接する環状線170上における非切り込み部173同士は、互いに略90°ずれた位置に配置されている。そのため、リング181同士を離して、広げた際に形成される非切り込み部173及びリング181による網目状の隙間の幅をより一層大きく確保することができる。従って、前記隙間から被包装物Sをより一層容易に確認することができる。
また、非切り込み部173及びリング181による網目状の隙間を大きく確保することができるので、より大きな被包装物Sの周囲を取り囲むことが可能となり、より大きな被包装物Sを包装することができる。
(1-6)さらに、包装容器1は、支持部18を含めて一枚のシート3から構成されるため、包装容器を複数の部材で構成する場合に比べ、部材点数の削減を図ることができるとともに、包装容器1の組み立てにかかる手間を省くことができる。
また、側面部13は、包装容器1の背面を構成するものであるため、孔131を形成しても、孔131が目立たない。従って、包装容器1の外観を良好なものとすることができる。
(1-8)さらに、本実施形態では、底面部11と略平行に配置される内面部17を、底面部11よりも、大きな面積とし、包装容器1を組み立てた際に、内面部17を包装容器1内側で上面部12に向かって撓ませている。内面部17には、支持部18が形成されるため、内面部17を包装容器1内側で上面部12に向かって撓ませることで、底面部11から支持部18の支持面182までの高さを高く確保することができる。これにより、支持部18内部により大きな被包装物Sを収容することが可能となる。
図11を参照して、本発明の第二実施形態について説明する。以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分については、同一符号を付して、その説明を省略する。
前記実施形態では、内面部17は、底面部11に沿って配置されており、内面部17に形成された支持部18は、被包装物Sをその上端面から押さえる構造であった。これに対し、本実施形態の包装容器4は、内面部17が上面部42に隣接し、上面部42に沿って設けられている。
すなわち、本実施形態の包装容器4は、前記実施形態の包装容器1の上下をさかさまにしたものであり、前記実施形態の包装容器1の底面部11が、本実施形態の包装容器4の上面部42に該当し、前記実施形態の包装容器1の上面部12が、本実施形態の包装容器4の底面部41に該当する。
また、本実施形態の支持部18の支持面182は、被包装物Sの下端面の大きさ形状に合わせたものとなっている。
なお、他の構成は、前記実施形態と同様である。
包装容器4内に収容された被包装物Sは、支持面182に支持されるとともに、複数のリング181により、内面部17から吊り下げられたような形となる。
ここで、被包装物Sの上端面は、包装容器4の上面部42と接触していてもよく、また、上面部42から離れていてもよい。
また、支持面182上に被包装物Sを設置した際、支持面182と包装容器4の底面部41との間には隙間が形成される。
(2-1)支持部18の支持面182により、被包装物Sを支持した際に、支持面182と、底面部41との間に隙間が形成されるため、被包装物Sは、包装容器4の底面部41から浮いた状態となる。包装容器4の透明性が高い場合には、被包装物Sが宙に浮いているように見えるため、より一層、消費者の目を引くこととなり、意匠性に優れた包装容器4となる。
例えば、第一実施形態では、包装容器1の底面部11に沿って内面部17を設け、第二実施形態では、上面部42に沿って内面部17を設けたが、上面部及び底面部との間の中間部分に、上面部及び底面部に平行な一対の内面部を有するものとしてもよい。例えば、図12及び図13に示す包装容器5のように、一対の内面部57A,57Bを有するものとし、この内面部57A,57Bにそれぞれ支持部18を形成する。なお、図12は、包装容器5の斜視図であり、図13は、包装容器5の断面図である。
底面部11と側面部53との間には、底面部11に対し略垂直に配置された立上面部52、底面部11に対し略水平に設置された内面部57A、底面部11に対し略垂直に配置された立上面部51が設けられている。そして立上面部51には、片19が接続されている。
また、側面部53の上端側に連続して、立上面部54、内面部57B、立上面部55、上面部12、片56が設けられている。
片56は、片19と同様の形状であり、平面矩形形状の矩形面部561と、平面楕円形状の楕円面部562とを備える。
このような包装容器5では、被包装物Sを収納した際に、一対の支持部18の支持面182は、上面部12及び底面部11に接触しないようになっている。従って、被包装物Sは、包装容器5中で、浮いた状態となり、意匠性に優れたものとなる。
また、支持部18の支持面182で被包装物Sの上端面及び下端面を挟持することとなるので、被包装物Sを安定的に保持することができる。
また、前記実施形態では、支持部18の各リング181は、2箇所で接続されており、例えば、リング181B及びリング181Bの外側に配置されるリング181Aの非切り込み部173と、リング181B及びリング181Bの内側に配置されるリング181Cの非切り込み部173とは略90°ずれた位置に配置されているとしたが、非切り込み部173同士がずれる角度は、90°には限られない。
このように、環状線上に4箇所の非切り込み部173を形成し、リング781同士を4箇所で接続した場合には、2箇所で接続する場合に比べ、各リング781同士の接続が強固になり、支持部78の強度を高めることが可能となる。
さらに、前記各実施形態では、複数の環状線170は同心となっていたが、これに限らず、複数の環状線の中心の位置が一致せず、異なる場所にあってもよい。例えば、被包装物が非軸対称形状である場合には、環状線の中心を異なる位置に配置したほうが、バランスよく、被包装物を支持することができる場合がある。
また、図16の包装容器8のように、内面部17の両端部に立上部81,82を設け、内面部17を底面部11から浮かせてもよい。内面部17は、側面部で形成された空間を跨ぎ、底面部11と略平行となっている。
このようにすることで、支持部18のリング181を広げ、被包装物Sを取り囲んだ際に、支持部18のリング181及び非切り込み部173により形成される隙間の幅寸法を小さくすることが可能となる。
なお、この包装容器8は、図17に示すような、一枚のシート3’から構成される。このシート3’では、内面部17を挟むように立上部81,82が設けられている。すなわち、立上部82が側面部13と内面部17との間に配置され、立上部82が内面部17と、底面部11との間に配置されている。
さらに、包装容器8の内面部17を、側面部で形成された空間を跨ぎ、底面部11に対して湾曲するように配置してもよい。
また、この図16の包装容器8の内面部17の下面に、底面部11と略平行な仕切り部材を設置し、この仕切り部材に被包装物Sの径と略等しい孔を形成し、この孔に被包装物Sを挿入しても良い。このようにすることで、被包装物Sをより安定的に固定することができる。
例えば、図18の包装容器9に示すように、底面部11上に配置される片22A’を屈曲し、直方体形状の被包装物S’を挟持する構成としてもよい。
図19のシート3’’のように、片22A’に被包装物S’の幅寸法に合わせて4本の罫線を有する罫線群10S(罫線10N,10P,10Q,10R),10Z(罫線10T,10U,10V,10W)を対向配置させ、上面部12側に突出するように、各罫線を折り曲げる。すると、図18のように、直方体の一対の挟持部材22A1,22A2が形成され、被包装物S’を挟持することとなる。
このように、一対の挟持部材22A1,22A1を形成することで、被包装物S’をより安定的に固定することができる。
なお、図18では、片22A’に罫線を形成することで、挟持部材22A1,22A2を形成したが、これに限らず、例えば、第一実施形態の底面部11上に、包装容器1とは別工程で製造した挟持部材22A1,22A2が形成された台座を設置してもよい。
さらに、第一実施形態の底面部11に、前述した罫線群10S,10Zを形成し、底面部11に挟持部材22A1,22A2を形成してもよい。この場合には、片22Aの側面部16からの突出寸法及び片20Aの側面部14からの突出寸法を短くし、底面部に形成された挟持部材22A1,22A2と重ならないようにすることが好ましい。
また、前記各実施形態では、包装容器は直方体形状であったが、これに限らず、包装容器の形状は任意である。例えば、三角柱形状、六角柱形状等であってもよい。
さらに、前記各実施形態では、包装容器1,4は、一枚のシート3から構成されているとしたが、これに限らず、一枚のシートから構成されていなくてもよい。
3 シート
3’ シート
3’’ シート
6 シート
4 包装容器
5 包装容器
8 包装容器
9 包装容器
11 底面部
12 上面部
13 側面部
14 側面部
15 側面部
16 側面部
17 内面部
18 支持部
41 底面部
42 上面部
53 側面部
57A 内面部
57B 内面部
67 内面部
78 支持部
171 切り込み部
173 非切り込み部
181 リング
182 支持面
671 切り込み部
781 リング
782 支持面
S 被包装物
S’ 被包装物
Claims (6)
- 被包装物の下方に配置される底面部と、この底面部と対向配置される上面部と、前記底面部及び上面部の外周縁を囲むように配置される側面部とを有する包装容器であって、
前記底面部と上面部との間に設けられ、前記被包装物を支持する支持部が形成された内面部を有し、
前記支持部は、外形寸法が異なり外形寸法が大きなものが外形寸法が小さなものを取り巻くように外形寸法の順に配置される複数の環状線に沿って前記内面部に切り込み部を形成することにより構成され、
前記被包装物の周囲を取り囲む複数のリングと、前記複数のリングのうち最も内側のリングに接続され、前記被包装物を支持する支持面とを有し、
前記各環状線上には、複数の非切り込み部があり、
隣接する前記環状線上における非切り込み部同士は、互いに所定角度ずれた位置に配置されていることを特徴とする包装容器。 - 請求項1に記載の包装容器において、
前記各環状線上には、2つの非切り込み部があり、
隣接する前記環状線上における非切り込み部同士は、互いに略90°ずれた位置に配置されていることを特徴とする包装容器。 - 請求項1又は2に記載の包装容器において、
前記内面部は、前記上面部に隣接するとともに、上面部に沿って配置されたものであり、
前記支持面により、被包装物を支持した際に、前記支持面と、前記底面部との間に隙間が形成されることを特徴とする包装容器。 - 請求項1又は2に記載の包装容器において、
前記内面部は、前記側面部で囲まれた空間を跨ぐか、底面部と略平行に配置されていることを特徴とする包装容器。 - 請求項1から4の何れかに記載の包装容器において、
一枚のシートを組み立ててなるものであることを特徴とする包装容器。 - 請求項1から5の何れかに記載の包装容器において、
前記複数の環状線は、同心状に配置されていることを特徴とする包装容器。
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