JP2006067810A - ダニ捕獲器及びダニ捕獲器の用途 - Google Patents

ダニ捕獲器及びダニ捕獲器の用途 Download PDF

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Abstract

【課題】
畜舎内のダニの生息密度を正確に把握できる装置及びその方法を提供すること。
【解決手段】
木製板が組み合わされてなるダニ捕獲器であって、2枚の木製板が0.5〜3mmの空間を隔てて平行に配置されてなるダニ捕獲器に捕獲されるダニの数を測定することで畜舎内のダニの生息密度を正確に把握できる。したがって、本発明は木製板が組み合わされてなるダニ捕獲器であって、2枚の木製板が0.5〜3mmの空間を隔てて平行に配置されてなるダニ捕獲器、及び該捕獲器を畜舎内に設置することを特徴とするダニ捕獲方法を提供するものである。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ダニ捕獲器及び該ダニ捕獲器の用途に関する。
家畜に被害を与えるダニの中には、ワクモのように昼間は畜舎の隅などに隠れて生息し、夜間に家畜に寄生して被害を与えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
実開平5−68260号公報
このようなダニは、個体が小さく肉眼で観察し難いこともあいまって、畜舎内でダニがどの程度の密度で生息しているかを把握することが必ずしも容易ではなかった。このため、家畜に被害を与えるダニを防除するために畜舎内に薬剤を処理しようとしても、薬剤を処理する時期の判断が困難で、ダニがほとんど生息していない畜舎に薬剤を処理して薬剤が無駄になったり、ダニを防除する薬剤の処理時期が遅くなりすぎて家畜に対するダニの被害が広がってしまうといったことがあった。
したがって、鶏舎等の家畜を飼育する畜舎でダニを適切に防除するためには、畜舎内のダニの生息密度を把握することが必要である。
本発明者等は2枚の木製板を0.5〜3mmの空間を隔てて平行に配置した装置を畜舎内に設置することで家畜に寄生するダニを捕獲することができ、当該装置に捕獲されたダニの数から畜舎内のダニの生息密度を把握できることから、本発明に至ったものである。
即ち、本発明は以下のものである。
1.2枚の木製板が空間を隔てて平行に配置されてなり、該2枚の木製板の間の空間の間隔が0.5〜3mmであることを特徴とするダニ捕獲器。
2.2枚の木製板が空間を隔てて平行に配置されてなり、該2枚の木製板の間の空間の間隔が0.5〜3mmとなるように、該2枚の木製板が固定部材によって固定されてなるダニ捕獲器。
3.固定部材が、2枚の木製板の間の空間の間隔が小さくならないように保つスペーサ部材と、2枚の木製板の間の空間の間隔が大きくならないように保つ離反防止部材とで構成された固定部材である2.記載のダニ捕獲器。
4.2枚の木製板が、略同じ面積の長方形の2枚の木製板である1.〜3.いずれか1項記載のダニ捕獲器。
5.2枚の木製板が、面積50〜5000cmの2枚の木製板である1.〜4.いずれか1項記載のダニ捕獲器。
6.1.〜5.いずれか1項記載のダニ捕獲器を畜舎内に設置することを特徴とするダニ捕獲方法。
7.畜舎が、鶏舎である6.記載のダニ捕獲方法。
8.ダニが、ワクモである6.又は7.記載のダニ捕獲方法。
本発明のダニ捕獲器は畜舎内のダニを効率的に捕獲できる。
本発明のダニ捕獲器は、2枚の木製板が空間を隔てて平行に配置されたなり、該2枚の木製板の間の空間の間隔が0.5〜3mmであることを特徴とするものである。
本発明のダニ捕獲器に用いられる木製板は、単板でも合板でもよく、その形状は通常長方形である。なお、この場合に長方形には正方形も含まれ、通常は略同じ面積の2枚の木製板が用いられる。
また、該木製板の面積は、本発明のダニ捕獲器の設置場所の大きさやダニの捕獲効率から、通常50〜5000cm程度であり、厚さは通常1〜10mm程度である。
本発明のダニ捕獲器は、2枚の木製板によって形成される空間にダニが自由に出入りできるよう、該空間部は開空間となっている。本発明のダニ捕獲器が略同じ面積の2枚の長方形の木製板で構成されている場合には、少なくとも前記木製板の短辺長の2倍の長さの部分が開放された状態となっている。
本発明のダニ捕獲器は、通常2枚の木製板の間の空間の間隔が0.5〜3mmとなるように、該2枚の木製板が固定部材によって固定されてなるものである。
上記の2枚の木製板が固定部材によって固定された態様としては、例えば以下の態様が挙げられる。
(1)2枚の木製板の間に高さ0.5〜3mm、底面積0.2〜1cm程度の柱状の固定部材(材質としては例えば木製のもの。)を複数個(4〜10個程度)挟み、前記2枚の木製板と前記固定部材とが接着剤等により固定された態様。
柱状の固定部材としては、具体的には例えば、適切な大きさの木片を用いることができる。この場合に柱状の固定部材は、2枚の板の間に0.5〜3mmの空間が保たれ、2枚の板が平行になるように適切な間隔をあけて配置される。即ち、柱状の固定部材の配置形態としては、例えば固定部材が長方形の板の四隅に配置された形態;固定部材が長方形の対向する2辺に各辺あたり両端及び真中付近の3個、全体として6個配置された形態;前記の両形態のいずれかに、さらに固定部材が長方形の対角線の交点付近に1個配置された形態が挙げられる。(例えば、図2参照)
(2)一方の板に2枚の木製板の間の空間が小さくならないように保つスペーサ部材を複数個(4〜10個程度)固定し、該スペーサ部材をはさんで、2枚の板を積層し、さらに2枚の板が離反防止部材によって固定された態様。
この場合にスペーサ部材は、2枚の板を積層し該2枚の板を離反防止部材によって固定された際に、2枚の板の間に0.5〜3mmの空間が保たれ、2枚の板が平行になるように適切な間隔をあけて配置される。即ち、スペーサ部材の配置形態としては、例えばスペーサ部材が長方形の板の四隅に配置された形態;スペーサ部材が長方形の対向する2辺に各辺あたり両端及び真中付近の3個、全体として6個配置された形態;前記の両形態のいずれかに、さらにスペーサ部材が長方形の対角線の交点付近に1個配置された形態が挙げられる。
一方の板にスペーサ部材を固定したものとしては、例えば一方の板に高さ0.5〜3mm、底面積0.2〜1cm程度の柱状のスペーサ部材を複数個(4〜10個程度)接着剤により固定したもの、及び一方の板にホチキスの針を複数個(4〜10個程度)打ち込んだものが挙げられる。後者の一方の板にホチキスの針を複数個打ち込んだものにおいては、ホチキスはフラットクリンチ型と呼ばれる針が根元で180°折れ曲がるタイプではなく、クリンチ部が曲線をもってメガネ型に折れ曲がるタイプのものが用いられる。
クリンチ部が曲線をもってメガネ型に折れ曲がるタイプのホチキスを用いることにより、ホチキスの針が打ち込まれた板の板面から打ち込まれたホチキスの針のクリンチ部が飛び出した状態となる。このため、2枚の板を該クリンチ部を挟むように積層し、離反防止部材で固定した際に、該クリンチ部が2枚の板の間の空間が小さくならないように保つスペーサ部材としての役割を果たす。
したがって、クリンチ部の突起は高さ0.5〜3mmの高さとなるように調整される。
2枚の木製板の間隔が大きくならないように保つ離反防止部材としては、例えば、ダブルクリップ、目玉クリップ、洗濯バサミ等の様に2枚の木製板を挟み、バネの付勢力により2枚の木製板が離反しないようにする部材、及びガムテープの様に粘着力により2枚の木製板が離反しないようにする部材が挙げられる。
離反防止部材としてバネの付勢力により2枚の木製板が離反しないようにする部材を用いる場合は、例えば2枚の板の四隅に1個ずつ当該部材を取り付けることにより、本発明のダニ捕獲器とすることができる。また、離反防止部材として粘着力により2枚の木製板が離反しないようにする部材を用いる場合は、例えば木製板の対向する2辺に当該部材を取り付けることにより、本発明のダニ捕獲器とすることができる。(例えば、図3、図4参照)
(3)木製板を挟むことができる凹部と2枚の木製板の間隔を0.5〜3mmの間隔に保つことができる凸部とを有する断面E字型の固定部材を複数個(2〜6個程度)用いて固定された態様。
この場合の断面E字型の固定部材の材質は、例えば木製、樹脂(ポリプロピレン、ポリスチレン等)製のものが挙げられる。
この場合に断面E字型の固定部材は、2枚の板の間に0.5〜3mmの空間が保たれ、2枚の板が平行になるように適切な間隔をあけて配置される。即ち、断面E字型の固定部材の配置形態としては、例えば固定部材が長方形の板の四隅に配置された形態;固定部材が長方形の対向する2辺に各辺あたり両端及び真中付近の3個、全体として6個配置された形態;及び長方形の板の一辺とほぼ同じ長さの縦長を有する断面E字型の固定部材2個を長方形の対向する2辺にそれぞれ1個ずつ配置された形態が挙げられる。(例えば、図5参照)
(4)2枚の木製板の同じ移置に孔を開け、前記2枚の木製板の孔に中間に膨らみを有する棒状のスペーサ部材の両端を挿入し、木製板から突出したスペーサ部材の先端部に木製板に開けられた孔より大きい固定部材を取り付けた態様。
この場合に、中間に膨らみを有する棒状のスペーサ部材は、2枚の板の間に0.5〜3mmの空間が保たれるような膨らみを有するものが用いられる。また、2枚の木製板に開けられる孔の移置は、2枚の板が平行になるように適切な間隔となるように決定される。即ち、孔の配置形態としては、例えば長方形の木製板の四隅に配置された形態;固定部材が長方形の対向する2辺に各辺あたり両端及び真中付近の3個、全体として6個配置された形態;前記の両形態のいずれかに、さらに固定部材が長方形の対角線の交点付近に1個配置された形態が挙げられる。
この態様においてスペーサ部材及び固定部材としては、例えばボルトと3個のナットから構成されているものが挙げられる。即ち、中間移置にナットが止められたボルトがスペーサ部材として働く。そして、孔を開けた2枚の木製板の孔に、前記中間移置にナットが止められたボルトの両端をそれぞれ挿入し、木製板から突出したボルトの先端部にそれぞれ別のナットを固定するものである。(例えば、図6参照)
本発明のダニ捕獲器において、2枚の木製板の間は、通常2枚の木製板を0.5〜3mmの間隔を隔てて平行に固定するための固定部材以外は何も存在しない空間となっている。
また、本発明のダニ捕獲器には、3枚以上の木製板が各々0.5〜3mmの間隔で平行に配置されてなるものも含まれる。
本発明のダニ捕獲器は、例えば畜舎(鶏舎、豚舎、牛舎等)内に設置することにより、ダニを捕獲することができる。
本発明のダニ捕獲器によって捕獲できるダニとしては、例えばワクモ(Dermanyssus gallinae)が挙げられる。
本発明のダニ捕獲器は、畜舎内に例えば0.5〜50mあたりに1個の割合で設置される。本発明のダニ捕獲器の設置場所としては、例えば畜舎の床上(畜舎の隅の床上等)が挙げられる。また、本発明のダニ捕獲器を鶏舎において使用する場合には、本発明のダニ捕獲器の設置方法としては、具体的には例えば、鶏飼育ケージ積載用ラックの支柱に固定する方法;鶏舎の天井に取り付ける方法;鶏飼育ケージ積載用ラックと前記ラックの上に設置された鶏飼育ケージとの間に挿入する方法;鶏飼育ケージ積載用ラックの最上部に設置する方法;及び鶏飼育ケージ積載用ラックの下部に設置する方法が挙げられる。
本発明のダニ捕獲器の設置期間は、通常5〜40日間である。
畜舎内に一定期間設置された本発明のダニ捕獲器は、回収して2枚の木製板を分離することにより捕獲されたダニの数を確認することができる。
このようにして、本発明のダニ捕獲器によって捕獲されたダニの数は畜舎内に生息するダニの数と相関するものであり、畜舎内のダニの生息密度を把握することできる。
さらに、本発明のダニ捕獲器によって把握された畜舎内のダニの生息密度を参考にして、畜舎内のダニを防除を行うための薬剤を畜舎に処理すれば、ダニがほとんど生息していない畜舎に薬剤を処理して薬剤が無駄になったり、ダニを防除する薬剤の処理時期が遅くなりすぎて家畜に対するダニの被害が広がってしまうといったことを防止することができる。
ダニを防除するための薬剤を処理する時期は、飼育されている家畜の種類、気温、湿度、その他の諸条件により変化しうるが、目安としては、例えば畜舎内に20mあたり1個の本発明の捕獲器を7日間設置した際に、100頭以上のダニが捕獲された場合に通常ダニを防除するための薬剤を処理する必要があると判断される。
また、本発明のダニ捕獲器には殺ダニ化合物を保持させることができる。本発明のダニ捕獲器に殺ダニ化合物を保持させる形態としては、例えば本発明のダニ捕獲器を構成する2枚の木製板の一方又は両方に殺ダニ化合物を含浸させた形態が挙げられる。この場合の殺ダニ化合物の保持量は、本発明のダニ捕獲器を構成する木製板1mあたり通常0.1〜10000mgである。
本発明のダニ捕獲器に殺ダニ化合物を保持させることにより、本発明のダニ捕獲器にダニが捕獲されると共に、ダニの防除までなされることを期待できる。
以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
実施例1
厚さ3mm、15cm四方の正方形の合板(ラワン、シナ等の広葉樹の材質でできた薄い板が積層された合板)の対向する2辺の両端にホチキスの針(マックス株式会社ホチキス針No3−3M、足の長さ:6mm)を打ち込んだ。このホチキスの針を打ち込んだ合板と、他の厚さ3mm、15cm四方の正方形の合板とをホチキスの針のクリンチ部が挟まれるように積層し、対向する2辺をガムテープで係止して、本発明のダニ捕獲器を得た。得られたダニ捕獲器は、2枚の合板が2mmの空間を隔てて平行に配置されているものであった。(図2参照)
実施例2
厚さ3mm、15cm四方の正方形の合板(ラワン、シナ等の広葉樹の材質でできた薄い板が積層された合板)の対向する2辺の両端にホチキスの針(マックス株式会社ホチキス針No3−3M、足の長さ:6mm)を打ち込んだものを2枚用意した。この2枚のホチキスの針を打ち込んだ合板の他に、厚さ3mm、15cm四方の正方形の合板を用意した。ホチキスの針が打ちこまれていない合板を、ホチキスの針が打ち込まれた2枚の合板で挟んで3枚の合板を積層した。この際にホチキスの針が打ち込まれた合板のホチキスの針のクリンチ部は、ホチキスの針が打ち込まれていない合板の方向となっている。3枚の合板を積層した後、対向する2辺をガムテープで係止して、本発明のダニ捕獲器を得た。得られたダニ捕獲器は、3枚の合板がそれぞれ2mmの空間を隔てて平行に配置されているものであった。
参考例
厚さ3mm、15cm四方の正方形の合板(ラワン、シナ等の広葉樹の材質でできた薄い板が積層された合板)2枚を、二枚の合板の間の空間が10mmとなるように四隅に油粘土を挟んで積層した。これの対向する2辺をガムテープで係止してダニ捕獲器を得た。得られたダニ捕獲器は、2枚の合板が10mmの空間を隔てて平行に配置されているものであった。
次に、本発明のダニ捕獲器のダニ捕獲能力について、試験例に示す。
試験例
約36mの鶏舎内に2段式鶏飼育ケージ積載用ラックを設置し、該鶏飼育ケージ積載用ラックの上段と下段とにそれぞれ鶏6羽を入れた鶏飼育ケージを5個ずつ設置した(上段30羽、下段30羽、計60羽)。この60羽の鶏を、鶏飼育用ケージ内で、鶏の通常の飼育条件で飼育した。該鶏舎内にワクモを約1000匹を放ち、21日間鶏の飼育を継続した。次いで、試験用のダニ捕獲器を、鶏飼育ケージ積載用ラックの上段とその上に設置された鶏飼育用ケージとの間、及び鶏飼育ケージ積載用ラックの下段とその上に設置された鶏飼育用ケージとの間に各1個ずづ水平に挿入し、さらに7日間鶏の飼育を継続した。その後、試験用のダニ捕獲器を開いて捕獲されているワクモの数を数えた(ワクモを放ってから28日後の捕獲数)。
ワクモの数を数えた後、開いたダニ捕獲器を再びガムテープで閉じ、ダニ捕獲器を元の場所に戻して、さらに28日間鶏を飼育した。その後、試験用のダニ捕獲器を開いて捕獲されているワクモの数を数えた(ワクモを放ってから56日後の捕獲数)。
試験を行ったダニ捕獲器に捕獲されたワクモの数(ワクモを放ってから28日後及びワクモを放ってから56日後)について、結果を表1に示す。
Figure 2006067810
表中、ダニ捕獲器に捕獲されたダニの数は以下の記号で示す。
A:捕獲されたダニの数が100匹以上
B:捕獲されたダニの数が51〜100匹
C:捕獲されたダニの数が11〜50匹
D:捕獲されたダニの数が1〜10匹
E:捕獲されたダニの数が0匹
本発明のダニ捕獲器は畜舎内のダニを効率的に捕獲できる。そして、本発明のダニ捕獲器に捕獲されたダニの数からダニの生息密度を把握することできるので、このダニの生息密度からダニ防除薬剤の適切な処理時期を決めることができる。
本発明のダニ捕獲器の1形態の斜視図 本発明のダニ捕獲器の一形態の断面模式図 本発明のダニ捕獲器の一形態の断面模式図 本発明のダニ捕獲器の一形態の断面模式図 本発明のダニ捕獲器の一形態の断面模式図 本発明のダニ捕獲器の一形態の断面模式図
符号の説明
1…合板
2…木片
3…空間
4…ホチキス針
5…ガムテープ
6…樹脂製固定部材
7…ナット
8…ボルト

Claims (8)

  1. 2枚の木製板が空間を隔てて平行に配置されてなり、該2枚の木製板の間の空間の間隔が0.5〜3mmであることを特徴とするダニ捕獲器。
  2. 2枚の木製板が空間を隔てて平行に配置されてなり、該2枚の木製板の間の空間の間隔が0.5〜3mmとなるように、該2枚の木製板が固定部材によって固定されてなるダニ捕獲器。
  3. 固定部材が、2枚の木製板の間の空間の間隔が小さくならないように保つスペーサ部材と、2枚の木製板の間の空間の間隔が大きくならないように保つ離反防止部材とで構成された固定部材である請求項2記載のダニ捕獲器。
  4. 2枚の木製板が、略同じ面積の長方形の2枚の木製板である請求項1〜3いずれか1項記載のダニ捕獲器。
  5. 2枚の木製板が、面積50〜5000cmの2枚の木製板である請求項1〜4いずれか1項記載のダニ捕獲器。
  6. 請求項1〜5いずれか1項記載のダニ捕獲器を畜舎内に設置することを特徴とするダニ捕獲方法。
  7. 畜舎が、鶏舎である請求項6記載のダニ捕獲方法。
  8. ダニが、ワクモである請求項6又は請求項7記載のダニ捕獲方法。
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