JP2006067665A - 電気自動車の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 変速を短い時間で確実に行うことができる電気自動車の制御装置を提供すること。
【解決手段】 車両の駆動力を出力する電動機19と、電動機19に供給する電力を蓄積するバッテリ24と、前記電動機の出力トルクを目標トルクとするための必要電力を計算する必要電力計算手段31と、前記電動機19に発生するコギングトルクを予測するコギングトルク予測手段32と、前記コギングトルク予測手段により予測されるコギングトルクを打ち消すように前記必要電力を補正する電力補正手段33と、前記電力補正手段により補正された補正電力を前記電動機に供給する電力供給手段34とを具備した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電気自動車の制御装置に関する。
図1に示すように被同期側にモータを搭載したパラレル式ハイブリッド電気自動車が知られている。このような電気自動車においては、シンクロを用いた変速動作は以下のようにして行われていた。つまり、クラッチを切って変速段をN(ニュートラル)とした後、モータ回転数が目標回転数付近となるようにモータの回転制御をし、モータ回転数が目標回転数付近となると、変速を行い、エンジン回転数が目標回転数付近になるとクラッチを接続して変速を終了するようにしている。
なお、急勾配の登坂路や降坂路を走行しているときにも確実に変速を行うことができる電気自動車の変速制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。さらに、微低速走行時においてコギングトルクによって生じるドライブフィーリングの悪化を防止するようにした電気自動車の駆動制御装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−278816号公報 特開平7−336808号公報
ところで、モータには、モータの磁石の影響により、回転変動(コギング)が起こる。ここで、コギングとは、モータの固定子と回転子間に働く磁気吸収力に基づいたトルクの回転角に対する変化のことをいい、いわゆるトルクむらである。このコギングによる影響により変速制御において以下の問題が生じる。
まず、モータの同期時において、モータ回転数が目標回転数付近となると、変速段をN(ニュートラル)から目標ギア段に変更するが、この際、モータのトルクはゼロにして行われる。しかし、ヒステリシス損やうず電流損が固体摩擦および粘性摩擦のように作用して、モータトルクがゼロにもかかわらず、モータ回転数が急激に落ちて目標回転数から遠ざかり、目標ギア段への変更時においても、コギングトルクによる影響により回転変動が生じてシンクロが目標ギア段に入るのを妨げるという問題がある。
また、モータ始動時においても、このコギングが静止摩擦のように作用して、モータの始動性を悪化させることもある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は、変速を短い時間で確実に行うことができる電気自動車の制御装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、車両の駆動力を出力する電動機と、前記電動機に供給する電力を蓄積するバッテリと、前記電動機の出力トルクを目標トルクとするための必要電力を計算する必要電力計算手段と、前記電動機に発生するコギングトルクを予測するコギングトルク予測手段と、前記コギングトルク予測手段により予測されるコギングトルクを打ち消すように前記必要電力を補正する電力補正手段と、前記電力補正手段により補正された補正電力を前記電動機に供給する電力供給手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のコギングトルク予測手段は、前記電動機の回転角および回転数に基づいて行うことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1あるいは請求項2に記載の前記必要電力は、パルス電力であり、前記電力補正手段は、前記コギングトルク予測手段により前記電動機の回転と同方向に作用するコギングトルクが発生すると予測されるときは、前記パルス電力の周期が長くなるように補正し、前記コギングトルク予測手段により前記電動機の回転と逆方向に作用するコギングトルクが発生すると予測されるときは、前記パルス電力の周期が短くなるように補正することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電動機と車輪に介装された変速機を備え、前記電力補正手段は、前記変速機の変速段がニュートラルであり、かつ、前記電動機に目標回転数が設定されているときにのみ発動することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜請求項4いずれか一項に記載の前記電力補正手段は、前記電動機の回転数が所定回転数以上のときは発動しないことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれに一項に記載の変速機を介して前記車輪に動力を伝達するエンジンと、前記エンジンおよび前記変速機の間に介装されるクラッチと、前記エンジンの回転数および前記クラッチの断接を制御するエンジン制御手段とを備え、前記エンジン制御手段は、前記変速機による変速開始前に前記クラッチを断ち、前記変速機の変速後の回転数に前記エンジンの回転数を同期させるとともに、前記変速および前記同期が完了すると前記クラッチを接続することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、車両の駆動力を出力する電動機と、前記車両の車輪に介装された変速機とを備え、前記変速機の変速段がニュートラルであり、かつ、前記電動機の回転数が目標回転数付近で収束しているときは、前記電動機に生じるコギングトルクによる抵抗分のトルクを前記電動機に付与することを特徴とする。ここで、目標回転数付近とは、変速段をニュートラルから目標段に移行するのに十分な程度の回転数範囲をいう。
請求項1記載の発明によれば、コギングトルク予測手段により予測されたコギングトルクを打ち消すように必要電力を補正するようにしたので、電動機に発生するコギングトルクに起因する不具合を抑制することができる。従って、コギングトルクの影響を受けにくい大型の電動機や、磁石・コイルの数を増やした電動機を用いる必要がない。これは、電気自動車の省スペース化やコストダウンに繋がる。
請求項2記載の発明によれば、電動機の回転角および回転数に基づいてコギングトルク予測手段によりコギングトルクを予測するようにしたので、単純、迅速にコギングトルクを予測することができる。
請求項3記載の発明によれば、電力補正手段は、コギングトルクが発生すると予測される方向に応じて必要電力であるパルス電力の周期を変化させるようにしたので、単純なロジックでコギングトルクを低減することができる。
請求項4記載の発明によれば、低コストで電動機の同期時間を短縮でき、電気自動車としての運転性能を向上させることができる。
請求項5記載の発明によれば、電動機の回転数が所定回転数以上のとき、すなわち電動機に発生するコギングトルクの悪影響が比較的少ないときには、電力補正手段は発動しないので、必要最小限の補正に留め、無用な電力消費を抑えることができる。
請求項6記載の発明によれば、変速時のギア入れ時には、エンジン回転の慣性力が変速機に伝達されないため、ショックを低減することができ、クラッチ接続時にはエンジンが同期させられているため、より迅速に変速動作を完了させることができる。
請求項7記載の発明によれば、モータ回転数が目標回転数付近に達した後もヒステリシス損およびうず電流損による抵抗分のトルクを付与するため、モータ回転数が急激に低下することなく、良好に目標ギア段への変速が可能となる。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態の動作について説明する。図1は被同期側にモータを搭載した構造を有するパラレル式ハイブリッド電気自動車のシステム構成図である。図において、11はエンジンである。このエンジン11の燃料噴射量等の制御はECU(エンジン・コントロール・ユニット)12により行われる。このECU12にはエンジン11の回転数Neが入力されている。エンジン11の出力軸は、クラッチ13を介して変速機14に伝達される。このクラッチ13の断接制御はCCU(クラッチ・コントロール・ユニット)27により行われる。
この変速機14の変速制御はTCU(トランスミッション・コントロール・ユニット)15により行われる。
この変速機14は、Lギア16、Hギア17を備えている。この2つのギアの切替えはシンクロ18により行われる。エンジン11及びモータ19の出力は、中間軸20に嵌合されたギア21,22に伝達される。つまり、この中間軸20はエンジン11及びモータ19により回転駆動される。
ところで、モータ19は、インバータ23により制御される。このインバータ23には電源としてバッテリ24が接続されている。インバータ23はマイクロプロセッサを中心に構成されており、その詳細な制御ロジックについては図2を参照して後述する。
このインバータ23はMCU(モータ・コントロール・ユニット)25により制御される。
前述したECU12、CCU27、TCU15及びMCU25はHEV(ハイブリッド電気自動車)コントローラ26により制御される。
ところで、モータ19の実モータ回転数Nm、実モータトルクT及びモータ回転軸の回転角θは、MCU25に入力される。
MCU25は、実モータ回転数Nm、実モータトルクT及びモータ回転軸の回転角θをHEVコントローラ26に出力する。
HEVコントローラ26はECU12に対して目標エンジン回転数Ne(tar)、TCU15に対して目標ギア位置、MCU25に対して目標モータ回転数及び目標トルクを出力する。
MCU25はインバータ23に対して目標モータ回転数、目標トルク、実モータ回転数Nm及びモータ回転軸の回転角θを出力する。
次に、図2を参照してインバータ23の制御ロジックについて説明する。図2において、目標トルクは必要電力計算手段31に入力される。この必要電力計算手段31は、モータ19の出力トルクが目標トルクとなるためのパルス電力である必要電力を計算する。
コギングトルク予測手段32は入力される実モータ回転数Nm及び回転角θに基づいてモータ19に発生するコギングトルクを予測する。ここで、モータ19に発生するコギンクトルクの予測は、設計値または予め実験的に求めたモータ19の実モータ回転数Nmおよび回転角θとコギングトルクとの関係を模式化あるいはマップ化したものに基づいて行う。
そして、電力補正手段33は、コギングトルク予測手段32で予測されたコギングトルクを打ち消すように必要電力計算手段31で計算された必要電力を補正する。より具体的には、電力補正手段33は、コギングトルク予測手段32によりモータ19の回転方向と同方向に作用するコギングトルクが発生すると予測されるときは、パルス電力の出力間隔が長くなるように(周期が長くなるように)補正し、コギングトルク予測手段32によりモータ19の回転方向と逆方向に作用するコギングトルクが発生すると予測されるときは、パルス電力の出力間隔が短くなるように(周期が短くなるように)補正する。電力供給手段34は、電力補正手段33により補正された補正電力をモータ19に供給する。このようにコギングトルク予測手段32は入力されるモータ回転数Nm及び回転角θに基づいてモータ19に発生するコギングトルクを予測するようにしたので、単純、迅速にコギングトルクを予測することができる。
次に、図3のタイムチャートおよび図4のフローチャートを参照しながらパラレル式ハイブリッド電気自動車の変速動作について説明する。変速動作は主にHEVコントローラ26の制御により行われる。この図3のタイムチャートおよび図4のフローチャートは変速機のギアをLギア16からHギア17に切り換える処理を一例にとったものである。
図4において、まず、目標ギア段がH(ギア)であるかが判定される(ステップS1)。このステップS1の判定で「YES」と判定された場合には、ECU12を介してクラッチ13を断つ指令が出力される(ステップS2)。このとき、図3に示す時刻t0において、クラッチ13を断つ指令が出力されるため、クラッチ13の状態は、「接」状態から「断」状態に移動開始する。
次に、HEVコントローラ26はCCU27から出力される実クラッチ位置が「断」であるかを判定する(ステップS3)。
このステップS3の判定で「YES」と判定された場合(時刻t1)には、変速段をN(ニュートラル)とする変速指示をTCU15に出力する(ステップS4)。そして、変速段を「N(ニュートラル)」とする変速指示を受けたTCU15は変速機14の変速段をニュートラル方向に移動する。このとき併行してエンジン回転数の同期制御をHEVコントローラ26が開始し、エンジン回転数Neが変速後のギア21の回転数に見合う目標エンジン回転数Ne(tar)となるように燃料噴射量を求めてECU12に出力し、ECU12はエンジン状態を確認して燃料噴射を行う(ステップS5)。
次に、変速機14の変速段が「N(ニュートラル)」であるかが判定される(ステップS6)。ここで、図3に示すように、時刻t2で変速段はニュートラル(N)になると、ステップS5の判定で「YES」と判定されてモータ回転数同期制御が行われる(ステップS7)。
このモータ回転数同期制御は、HEVコントローラ26からMCU25を介して入力される目標モータ回転数及び目標トルク、モータ19からMCU25を介して入力される実モータ回転数Nm、実モータトルクT、モータ回転軸の回転角θを入力として、図2を参照して前述したインバータ23の制御ロジックに基づき、行われる。
ここで、インバータ23の制御ロジックのうち電力補正手段33について図5及び図6を用いてより詳細に説明する。モータ19に供給する三相交流電流は、図5の斜線で示す領域において、図6(A)に示すようなパルス波を出力することで、図5の点線で示すような三相交流電流を模擬することができる。従来は、図6(A)に示すように単一周期でバルス電力p1〜p4をモータ19に供給していたので、コギングトルクの影響を受け、モータ19に発生するトルクは図6(C)に示すように変動し、回転変動が発生していた。
しかし、本願発明では、予めコギングトルク予測手段32により、図6(B)に示すようなトルク変動を予測しておき、モータ19の回転方向と同方向に作用するコギングトルクが発生すると予測されるとき(図6(C)のq1)には、図6(B)に示すパルス電力p2´のようにパルス電力の発生間隔が長く(周期が長く)なるように補正し、モータ19の回転方向と逆方向に作用するコギングトルクが発生すると予測されるとき(図5(C)のq2)には、パルス電力p3´のようにパルス電力の発生間隔が短く(周期が短く)なるように補正している。この結果、モータ19に発生するトルクは図6(D)に示すように目標トルクTに対する誤差(トルク変動)が減少するようになる。従って、コギングトルクによる回転変動を低減させることができる。なお、本実施例においては、単にパルス電力p3´及びp4´の発生間隔を変化させているだけであるので、モータ19に供給する総電力は変化させていない。
このようにしてコギングトルクによる回転変動を低減させながら、インバータ23により実モータ回転数Nmが目標モータ回転数になるように制御される。一般にモータはエンジンに比べて応答性が良く、エンジン11よりも早くモータ19の回転数は目標値付近で収束する。このとき、収束後にはモータ19に生じるコギングトルクによる抵抗に相当するトルクを付与し、モータ19の回転数が低下するのを防止する。これにより、後のギア入れ時にモータ回転数が低下してギア入れに支障をきたすことを防止し、全体として変速時間を短縮することができる。
以上のようにして、ステップS7によるモータ回転数同期制御が行われると、時刻t2以降、モータ19の回転数は図3(A)に示すように推移する。
そして、実モータ回転数と目標モータ回転数との差が所定値(たとえば200rpm)以内となったかが判定される(ステップS8)。なお、実モータ回転数は、モータ16の出力軸にセンサを設けて、そのセンサの出力値により判定しても良いし、他の方法でも構わない。
時刻t3で、実モータ回転数と目標モータ回転数との差が前記所定値以内となると、ステップS8で「YES」と判定され、HEVコントローラ26は、TCU15に対して変速指令=H(ギア)を出力する(ステップS9)。この結果、図3(C)に示すように、変速機14の変速段はN(ニュートラル)からH(高速段)方向に移動が開始される。このとき、前記した電力補正手段33により、モータ19のコギングによる回転変動が低減されるので、変速段の移動が迅速かつスムーズに行われる。これにより、低コストでモータ19の同期時間を短縮でき、電気自動車としての運転性能を向上させることができる。
ところで、ステップS5によるエンジン回転数制御によりエンジン回転数Neは目標エンジン回転数となるように制御されている(図3(A))。
ステップS10では、実変速段=Hで、かつ、実エンジン回転数と目標エンジン回転数との差が第2の所定値(例えば、100rpm)以内であるという条件を満たすかが判定される。
時刻t4で、当該条件を満足すると、「YES」と判定されて、HEVコントローラ26はCCU27を介してクラッチを接続させる指令を出力する(ステップS11)。この結果、図3(B)に示すようにクラッチ13は時刻t4から接続方向に移動する。そして、時刻t5において、クラッチ13が接続される。
そして、実変速段=H(高速段)になったかが判定される(ステップS12)。このステップS12において「YES」と判定されると、変速が終了する。
なお、前述したステップS3、S6、S8、S10において「NO」と判定された場合には、システム異常とされて例えば警報される。
なお、上記した実施の形態において、モータ19として発電機一体型モータを用いても良い。
また、上記した実施の形態においては、本発明を被同期側にモータ19を搭載した構造を有するパラレル式ハイブリッド電気自動車のシステムに適用した例について説明したが、シリーズ/パラレル式ハイブリッド電気自動車のシステムにも同様に適用することができる。
さらに、モータ19が永久磁石を用いたものである場合には、コギングトルクは励磁をしなくても必ず発生するので、本発明によってコギングトルクを打ち消すようにすることは特に有効である。
さらに、本願発明の電力補正手段33は、図6(A)に示すようにパルス電力p2によりモータ19の回転方向と同方向に作用するコギングトルクが発生すると予測される場合には、パルス電力p2´のようにパルス電力の発生間隔が長く(周期が長く)なるように補正したが、パルス電力p2´の振幅を減少させる、あるいは出力しないようにしても良い。これによっても、コギングトルクを低減することができる。
さらに、上記した実施の形態において、電力補正手段33はモータ19の回転数が所定回転数以上のときは、必要電力の補正を行なわないようにしても良い。なぜなら、コギングは一般に、モータ19の回転数が高い場合より低い方が顕著に現われるからである。このようにすることにより、必要電力の補正を最小限に留めることにより、無用な電力消費を抑えることができる。
本発明の一実施の形態に係る電気自動車のシステム構成図。 同実施の形態に係るインバータの制御ロジックを説明するためのブロック図。 同実施の形態に係る変速動作を説明するためのタイミングチャート。 同実施の形態に係るモータ同期制御を説明するためのフローチャート。 同実施の形態に係るモータに供給される三相交流電流波形図。 同実施の形態に係るインバータからモータに出力される波形図。
符号の説明
11…エンジン、12…ECU、13…クラッチ、14…変速機、15…TCU、
18…シンクロ、19…モータ、23…インバータ、24…バッテリ、25…MCU、
26…HEVコントローラ。

Claims (7)

  1. 車両の駆動力を出力する電動機と、
    前記電動機に供給する電力を蓄積するバッテリと、
    前記電動機の出力トルクを目標トルクとするための必要電力を計算する必要電力計算手段と、
    前記電動機に発生するコギングトルクを予測するコギングトルク予測手段と、
    前記コギングトルク予測手段により予測されるコギングトルクを打ち消すように前記必要電力を補正する電力補正手段と、
    前記電力補正手段により補正された補正電力を前記電動機に供給する電力供給手段とを具備したことを特徴とする電気自動車の制御装置。
  2. 前記コギングトルク予測手段は、前記電動機の回転角および回転数に基づいて行うことを特徴とする請求項1に記載の電気自動車の制御装置。
  3. 前記必要電力は、パルス電力であり、
    前記電力補正手段は、前記コギングトルク予測手段により前記電動機の回転と同方向に作用するコギングトルクが発生すると予測されるときは、前記パルス電力の周期が長くなるように補正し、前記コギングトルク予測手段により前記電動機の回転と逆方向に作用するコギングトルクが発生すると予測されるときは、前記パルス電力の周期が短くなるように補正することを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の電気自動車の制御装置。
  4. 前記電動機と車輪に介装された変速機を備え、
    前記電力補正手段は、前記変速機の変速段がニュートラルであり、かつ、前記電動機に目標モータ回転数が設定されているときにのみ発動することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電気自動車の制御装置。
  5. 前記電力補正手段は、前記電動機の回転数が所定回転数以上のときは発動しないことを特徴とする請求項1〜請求項4いずれか一項に記載の電気自動車の制御装置。
  6. 前記変速機を介して前記車輪に動力を伝達するエンジンと、
    前記エンジンおよび前記変速機の間に介装されるクラッチと、
    前記エンジンの回転数および前記クラッチの断接を制御するエンジン制御手段とを備え、
    前記エンジン制御手段は、前記変速機による変速開始前に前記クラッチを断ち、前記変速機の変速後の回転数に前記エンジンの回転数を同期させるとともに、前記変速および前記同期が完了すると前記クラッチを接続することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれに一項に記載の電気自動車の制御装置。
  7. 車両の駆動力を出力する電動機と、前記車両の車輪に介装された変速機とを備え、前記変速機の変速段がニュートラルであり、かつ、前記電動機の回転数が目標回転数付近で収束しているときは、前記電動機に生じるコギングトルクによる抵抗分のトルクを前記電動機に付与することを特徴とする電気自動車の制御装置。
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