JP2006067138A - ダイバーシチ中継装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 3本以上のアンテナを用いたダイバーシチ合成を低コストで行うことができるダイバーシチ中継装置を提供すること。
【解決手段】 2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット104、105を複数個従属接続するようにする。これにより、3ブランチ以上のブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットを用いなくても、3ブランチ以上のダイバーシチ合成を行うことができるようになる。つまり、比較的低コストの2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット104、105のみで、3ブランチ以上のダイバーシチ合成を行った中継処理を行うことができるようになる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線信号を3本以上のアンテナを用いてダイバーシチ受信して中継信号を形成するダイバーシチ中継装置に関する。
従来、OFDM信号を複数のアンテナで受信し、ダイバーシチ合成する技術として、離散フーリエ変換後にサブキャリア毎に信号を合成することでマルチパスの影響を低減させる方法が知られている(例えば特許文献1参照)。これは、マルチパスの遅延時間がガードインターバル内に収まっていれば、シンボル間干渉が発生しないというOFDMの特徴を利用したものであり、サブキャリア毎に合成することでキャリア電力対雑音比(C/N)を効果的に向上できる。
また、ダイバーシチ合成では受信アンテナ数を増やすほど、C/Nを向上させることが知られている(例えば非特許文献1参照)。
特開2002−271291号公報 (社)映像情報メディア学会技術報告Vol1.25,No.31,PP.7-12「スペースダイバシティを用いた地上デジタル放送の放送波中継の検討」,中原ら
ところで、中継品質を向上させるために受信アンテナ数を増やした場合、アンテナ数の増加に伴って回路規模が増大するので、コスト的には不利である。また置局条件の異なる様々な中継所において一定の中継品質を満足するためには、必要とされる受信アンテナ数が異なることが想定される。しかしながら、2本のアンテナで十分な中継品質を満たすことのできる中継所も多く、僅かな数の中継所のために3本以上のアンテナ用のダイバーシチ中継装置を導入すると、回路規模も大きくなり、コスト的な負担も大きくなってしまう。
ここで、kをサブキャリア番号とし、受信信号をDn(k)、伝送路特性をHn(k)、対応するブランチの受信電力に相当する信号品質推定結果をQnとすると、アンテナ数が2の場合の最大比合成結果O(k)_2は、次式のように表される。
Figure 2006067138
これに対し、アンテナ数が3の場合の最大比合成結果O(k)_3は、次式のように表される。
Figure 2006067138
(1)式、(2)式共に複素数表現で記載しているが、実際の演算は実部及び虚部それぞれを演算する必要があり、アンテナ数が2本の場合の(1)式は、次式のようになる。
Figure 2006067138
また、アンテナ数が3本の場合の(2)式は、次式のようになる。
Figure 2006067138
アンテナ数を増やした場合、(3)式と(4)式を比較すると明らかなように、演算量が大幅に増大する。よって、僅かな数の中継所のために3本以上のアンテナに対応する専用のダイバーシチ中継装置を設けることは、効率的でない。
従来は、図7のようなアンテナの本数に対応した中継装置を導入しており、回路規模が大きくコスト的な負担も大きくなっていた。すなわち、アンテナ数を増加させることで中継品質は向上させることは考慮されているが、低コストでこれを実現するための十分な配慮がなされていなかった。因みに、図7の構成では、4つのアンテナ701〜704の受信信号を、回路規模が大きく高コストの4ブランチ対応のダイバーシチ中継装置705でダイバーシチ合成し、合成信号を送信アンテナ706を介して空中に輻射するようになっている。
つまり、従来のダイバーシチ中継装置においては、3本以上の受信アンテナを用いる場合に、すべてのアンテナからの出力を同時に合成することを前提としており、このような構成では低コストのダイバーシチ中継装置を実現することは困難であった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、3本以上のアンテナを用いたダイバーシチ合成を低コストで行うことができるダイバーシチ中継装置を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため本発明は、2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットを複数個従属接続するようにする。これにより、3ブランチ以上のブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットを用いなくても、3ブランチ以上のダイバーシチ合成を行うことができるようになる。つまり、比較的低コストの2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットのみで、3ブランチ以上のダイバーシチ合成を行った中継処理を行うことができるようになる。
本発明によれば、3ブランチ以上のダイバーシチ合成を低コストで行うことができるので、高品質の中継品質を低コストで得ることができるダイバーシチ中継装置を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1に、本発明の実施の形態1に係るダイバーシチ中継装置の構成を示す。ダイバーシチ中継装置100は、受信アンテナ101、102、103と、第1の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット104と、第2の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット105と、遅延回路106と、送信アンテナ107と、を有する。第1及び第2の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット104、105は互いに従属接続されている。
すなわち、ダイバーシチ中継装置100は、2ブランチ専用のダイバーシチ中継ユニットが2台用意され、3本の受信アンテナ101〜103のうち2本の受信アンテナ101、102が第1の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット104に接続されている。そして残り1本の受信アンテナ103が遅延回路106を介して第2の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット105の一方の入力端に接続されている。また第2の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット105の他方の入力端には、第1の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット104の出力端が接続されている。
これにより、第2の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット105においては、第1の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット104でダイバーシチ合成された受信アンテナ101、102の信号と、受信アンテナ103の信号とがダイバーシチ合成される。そして第2の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット105は、ダイバーシチ合成した信号を送信アンテナ107を介して空中に輻射する。
遅延回路106は、第1の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット104におけるレイテンシー時間だけ受信アンテナ103の信号を遅延させて第2の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット105に供給する。これにより、第2の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット105では、各受信アンテナ101〜103で受信された対応する信号同士をダイバーシチ合成できるようになる。なお、図2に示すダイバーシチ中継装置200のように、遅延回路106に、第1の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット104から遅延時間を制御する信号を入力することも好適である。
例えば、日本の地上デジタルTV放送のように様々なシンボル時間及びガード時間の信号を受信する可能性がある場合、シンボル時間やガード時間に応じて、2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット104のレイテンシーも変化するため、図2に示すように、このレイテンシーに応じて、遅延回路106の遅延時間を調整できるようにしておくと好適である。
遅延時間を調整するための構成例としては、遅延回路106に例えば最大遅延時間となる段数のバッファを予め用意しておき、遅延時間を制御するための信号に応じて、信号を通過させるバッファの段数を変えるようにするものが考えられる。
因みに、このレイテンシーは、第1の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット104で判定したシンボル時間及びガード時間に応じて、装置の仕様に基づいて定まる値なので、このレイテンシーの値を遅延回路106に入力して遅延時間を調整できるようにしておくことは、実際に運用する上で便利である。
図3に、本実施の形態の別の構成例を示す。ダイバーシチ中継装置300は、遅延回路106の代わりに、第3の2ブランチ専用中継ユニット108が設けられている。このようにすると、遅延時間制御用の信号を設けなくても、第2の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット105に同タイミングで対応する信号を入力させることができるようになる。
図4に、本実施の形態の別の構成例を示す。ダイバーシチ中継装置400は、2ブランチ専用のダイバーシチ中継ユニットが3台用意され、4本の受信アンテナ401〜404のうち2本の受信アンテナ401、402が2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット405に接続されていると共に、残り2本の受信アンテナ403、404が2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット406に接続されている。これら2つの2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット405、406の出力端は、2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット407の2つの入力端にそれぞれ接続されている。これにより、2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット407は、2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット405、406でダイバーシチ合成された信号を、ダイバーシチ合成して送信アンテナ408を介して空中に輻射する。
なお、上記説明では、受信アンテナ数が3本の場合と4本の場合について述べたが、2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットをツリー状に従属接続していくことで、3ブランチ以上の専用ダイバーシチ中継ユニットを用いなくても、受信アンテナ数をさらに増加させることができる。
かくして本実施の形態によれば、2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットを複数個従属接続するようにしたことにより、3ブランチ以上のブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットを用いなくても、3ブランチ以上のダイバーシチ合成を行うことができるようになる。この結果、比較的低コストの2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットのみで、3ブランチ以上のダイバーシチ合成を行うことができるので、低コストで中継品質を向上させることができるようになる。
なおさらなる工夫として、2ブランチ専用ダイバーシチ中継装置がRF(無線周波数)モジュールとIF(中間周波数)モジュール等に分離されている場合、2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット間の接続をIF信号とすると、周波数変換による劣化が防ぐことができると共に回路規模も一段と小さくすることができる。
(実施の形態2)
図5に、本発明の実施の形態2に係るダイバーシチ中継装置の構成を示す。ダイバーシチ中継ユニット500は、受信アンテナ501〜504と、2ブランチ専用ダイバーシチ中継装置505、509、513を有し、2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット505、509の出力端が2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット513の入力端に接続されている。
2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット505は、自動利得制御部(AGC)506、507と、合成部508とを有する。同様に、2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット509は、自動利得制御部510、511と、合成部512とを有する。2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット513は、自動利得制御部514、515と、合成部516と、送信アンテナ517とを有する。
2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット505は、合成部508に、各自動利得制御部506、507によって利得制御された信号S1、S2を入力すると共に各自動利得制御部506、507で用いられた制御電圧C1、C2を入力する。合成部508は、制御電圧C1、C2を参照して、利得制御された信号S1、S2の合成比率を変えることで受信品質に応じた最適な合成比率で利得制御された2つの信号S1、S2を合成する。この合成の仕方については、既知の技術なので説明を省略する。
同様に、2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット509は、合成部512に、各自動利得制御部510、511によって利得制御された信号S3、S4を入力すると共に各自動利得制御部510、511で用いられた制御電圧C3、C4を入力する。合成部512は、制御電圧C3、C4を参照して、利得制御された信号S3、S4の合成比率を変えることで受信品質に応じた最適な合成比率で利得制御された2つの信号S3、S4を合成する。
2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット505、509は、合成部508、512から、合成信号S5、S6に加えて、各ブランチの自動利得制御部506、507、510、511における制御電圧C1、C2、C3、C4の平均値も出力するようになっている。つまり、合成部508からは、制御電圧C1とC2を平均した制御電圧C5が出力され、合成部512からは、制御電圧C3とC4を平均した制御電圧C6が出力される。
2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット513は、2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット505、509により得られた各合成信号S5、S6をそれぞれ、自動利得制御部514、515を介して合成部516に入力する。これに加えて、2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット513は、前段の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット505、509から出力された制御電圧C5、C6を合成部516に入力する。合成部516では、制御電圧C5、C6を参照して、2つの合成信号S5、S6の合成比率を変えることで2つの合成信号S5、S6の受信品質に応じた最適な合成比率で2つの合成信号S5、S6を合成する。
つまり、2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット513においては、前段の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット505、509の場合と異なり、自中継ユニットの制御電圧でなく、前段の中継ユニットから出力される平均制御電圧に基づいて2つの信号を合成するようになっている。
このようにすることで、後段の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットにおいても、各アンテナの受信レベル(受信品質)を良好に反映したダイバーシチ合成が可能となるので、中継品質を向上させることができる。
2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット513は、合成部516によって得た合成信号S10を送信アンテナ517を介して空中に輻射する。
なお、受信アンテナ数が4本以外の場合にも同様に、前段の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットで用いた自動利得制御の制御電圧の平均電圧を利用して合成を行うようにすれば、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
かくして本実施の形態によれば、複数の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットを従属接続するにあたって、前段の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットの自動利得制御で用いた制御電圧の平均電圧を、後段の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットの合成処理に用いるようにしたことにより、実施の形態1の効果に加えて、各アンテナの受信レベル(受信品質)を良好に反映したダイバーシチ合成が可能となる。この結果、低コストで一段と中継品質を向上し得るダイバーシチ中継装置を実現できる。
(実施の形態3)
図6に、本発明の実施の形態3に係るダイバーシチ中継装置の構成を示す。ダイバーシチ中継装置600は、受信アンテナ601〜604と、2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット621、622、623を有し、2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット621、622の出力端が2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット623の入力端に接続されている。
2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット621、622は、伝送路推定部605、607、610、612と、信号品質推定手段としてのSN(Signal-to-Noise ratio)推定部606、608、611、613と、合成部609、614とを有する。
各伝送路推定部605、607、610、612は、各受信アンテナ601〜604で受信された受信信号に含まれるパイロット信号等の既知信号に基づいて伝送路の周波数特性を推定する。
各SN推定部606、608、611、613は、各アンテナ受信信号と、各伝送路推定部605、607、610、612によって得られた伝送路推定値(周波数特性)とを入力し、アンテナ受信信号を周波数特性で複素除算することで歪みを受けたアンテナ受信号を等化した後、等化信号の理想信号点からの距離の2乗を累積することで雑音成分の大きさを推定する。なお、信号品質の推定の仕方はこれに限らず、例えばOFDM信号の場合には、パイロット信号のみを抽出し、抽出したものをフーリエ変換して2乗し、ある閾値レベル以下の信号を累積して雑音成分の大きさを推定する方法など、種々の方法を適用できる。
各合成部609、614は、各伝送路推定部605、607、610、612の伝送路推定結果及び各SN推定部606、608、611、613の信号品質推定結果を基に、各アンテナ601〜604のアンテナ受信信号を合成する。なお合成の仕方は、特に限定されるものではないが、この実施の形態のダイバーシチ中継装置600においては、最大比合成を行う場合について説明する。
合成部609、614は、nをブランチ番号(n=1、2)、kをサブキャリア番号とし、受信信号をDn(k)、伝送路特性をHn(k)、信号品質推定結果をQnとすると、最大比合成結果O(k)_2を、次式のようにして求める。
Figure 2006067138
ここで、上述したように合成方式は最大比合成に限定されるものではない。例えば、選択合成や等利得合成を用いてもよい。選択合成の場合には最大比合成よりも回路規模が若干削減可能であるが、性能が劣化する。等利得合成の場合には、回路規模も増大する上に、最大比合成よりも性能が劣化するため、あまり実用的ではない。選択合成の場合、Hn(k)×Qnが最も大きいブランチの信号のみを使用し、他のブランチは0に設定する。
2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット623は、アンテナ受信信号の代わりに、各2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット621、622により得られた合成信号を入力することが異なるだけで、伝送路推定部615、616、SN推定部617、618及び合成部619で行う処理は、2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット621、622での処理と同様である。これにより、2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット623の合成部619では、前段の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット621、622でダイバーシチ合成された2つの合成信号がダイバーシチ合成され、最終的な中継信号として送信アンテナ620を介して空中に輻射される。
このように本実施の形態によれば、互いに従属接続された2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットの内部に、ブランチ毎に信号品質を推定するSN推定部606、608、611、613、617、618を設け、推定結果に応じた比率で各ブランチの信号を合成するようにしたことにより、前段の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット621、622から後段の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット623に合成信号以外の信号を受け渡す必要がなくなるので、そのための信号線を省略することができるようになる。例えば、実施の形態2のダイバーシチ中継装置500で必要であった、制御電圧C5、C6の受け渡しが不要となる。この結果、一段と簡易な構成により実施の形態2と同様の効果を得ることができるようになる。
なお、最終段に配置される2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット623のみ、合成結果を硬判定し、判定結果を中継するようにすると、判定誤りがなければ雑音成分を除去することができるので、一段と高品質な中継を実現できるようになる。これは、実施の形態1、2についても同様である。
本発明に係るダイバーシチ中継装置は、アンテナ本数の増加にも低コストで対応できるので中継品質の向上を低コストで実現できるようになり、放送システム等の無線通信システムに適用して好適なものである。
本発明の実施の形態1に係るダイバーシチ中継装置の構成を示すブロック図 実施の形態1の別の構成例を示すブロック図 実施の形態1の別の構成例を示すブロック図 実施の形態1の別の構成例を示すブロック図 実施の形態2のダイバーシチ中継装置の構成を示すブロック図 実施の形態3のダイバーシチ中継装置の構成を示すブロック図 従来のダイバーシチ中継装置の構成を示すブロック図
符号の説明
100、200、300、400、500、600 ダイバーシチ中継装置
101〜103、401〜404、501〜504、601〜604 受信アンテナ
104、105、108、405、406、407、505、509、513、621、622、623 2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニット
106 遅延回路
107、408、517、620 送信アンテナ
506、507、510、511、514、515 自動利得制御部(AGC)
508、512、516、609、614、619 合成部
605、607、610、612、615、616 伝送路推定部
606、608、611、613、617、618 SN推定部
C1〜C6 AGCの制御電圧

Claims (8)

  1. 2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットが複数個従属接続されて構成された
    ダイバーシチ中継装置。
  2. 第1の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットと、
    一方のアンテナ入力端に前記第1の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットの出力端が接続された、第2の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットと
    を具備する請求項1に記載のダイバーシチ中継装置。
  3. 前記第2の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットの他方のアンテナ入力端に接続された受信アンテナと、
    前記受信アンテナと前記第2の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットとの間に設けられた遅延回路と
    を具備する請求項2に記載のダイバーシチ中継装置。
  4. 前記遅延回路は、前記第1の2ブランチ専用ダイバーシチ中継処理ユニットの処理時間分だけ、前記受信アンテナの信号を遅延させる
    請求項3に記載のダイバーシチ中継装置。
  5. 前記第2の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットの他方のアンテナ入力端に接続された第3の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットを、さらに具備する
    請求項2に記載のダイバーシチ中継装置。
  6. 前記第1の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットと、前記第2の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットとの接続が、中間周波数信号でされている
    請求項2に記載のダイバーシチ中継装置。
  7. 後段に接続された2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットには、前段に接続された2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットのダイバーシチ合成信号に加えて、当該前段に接続された2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットの各ブランチの自動利得制御手段における制御電圧の平均値が入力され、
    後段に接続された2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットは、前記制御電圧の平均値の比率に基づいて、ダイバーシチ合成を行う
    請求項1から請求項6のいずれかに記載のダイバーシチ中継装置。
  8. 前記複数の2ブランチ専用ダイバーシチ中継ユニットはそれぞれ、ブランチの信号品質を推定する信号品質推定手段を具備する
    請求項1から請求項6のいずれかに記載のダイバーシチ中継装置。
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