JP2010062988A - 中継機能付き無線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイバーシチ中継の利点を保持しつつ、トラフィック増大時には通話チャネル中継数の増大を図ることができるレピータ装置10を提供する。
【解決手段】主系統11及び副系統31はそれぞれ受信アンテナ14,34に対応している。中継を必要とする通話チャネルの個数がn以下である場合は、主系統11及び副系統31のレピータ部18a〜18n及び38a〜38nの対は同一の通話チャネルに係るRF信号を受信して、該通話チャネルをダイバーシチ中継する。中継を必要とする通話チャネルの個数がn+1以上である場合は、各レピータ部18a〜18n及び38a〜38nは、非ダイバーシチ中継へ切替えられて、相互に異なる通話チャネルを中継処理する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レピータ装置のような無線中継機能を装備する無線装置に関する。
特許文献1は、受信アンテナ及び送信アンテナを共用する複数のレピータ部を備えるレピータ装置を開示する(特許文献1の図1及び図2)。
図6は従来のレピータ装置110の構成図である。レピータ装置110において、本発明の後述の実施例としてのレピータ装置10(図1)の要素と対応する要素は、レピータ装置10の対応要素と同一の符号で指示して説明を省略し、主要点について述べる。
レピータ装置110は、空間ダイバーシチを実現するために、受信アンテナ14の他に、ダイバーシチ用受信アンテナ34を備えているとともに、副系統131において受信機138a〜138nを備えている。主系統11において、受信アンテナ14からのRF信号は、分配器15において分配されてから、各レピータ部18a〜18nへ供給される。副系統131において、ダイバーシチ用受信アンテナ34からのRF信号は、分配器35において分配されてから、各受信機138a〜138nへ供給される。レピータ部18a〜18nの受信部と受信機138a〜138nとの対応するもの同士(図6では、添え字のアルファベットが同一のもの同士)は、同一周波数(=同一通話チャネル)に係るRF信号を検波するようになっている。
同一の通話チャネルに係るRF信号を検波しているレピータ部18a〜18nの受信部と受信機138a〜138nとの対(符号添え字のアルファベットが同一であるもの同士が対であるとする。)において、各時点で検波信号の品質又はRSSI (Received Signal Strength Indicator :受信信号強度表示) が対比され、両者の内、検波信号の品質が高い方又はRSSIが高い方が選択受信部として選択される。そして、選択受信部の検波信号が主系統11のレピータ部18a〜18nの送信部に供給されて、レピータ部18a〜18nの送信部がそれを基に送信用RF信号を生成して、該送信用RF信号を送信アンテナ49から放射する。各通話チャネルに対し、その受信信号の周波数とその送信信号の周波数とは相互に異なるものとなっている。このように通話チャネル中継においてダイバーシチ受信を行うことによりフェージング等に因る通話品質の劣化を防いでいる。
図7はトラフィックが増大した場合の従来のレピータ装置110の対応状況の説明図である。説明を簡単化するため、主系統11のレピータ部及び副系統131の受信機はそれぞれ18a,18b及び138a,138bの2つずつとする。ここでは、レピータ装置110は、送信側の2つの携帯型無線機等からの周波数f1,f2(f1≠f2)の電波の受信中に、さらに、送信側の別の携帯型無線機等から周波数f3の電波が受信されたことを想定している。
選択受信部は、周波数f1に係る通話チャネルについては、受信機138aになっており、周波数f2に係る通話チャネルについては、レピータ部18bの受信部になっている。したがって、レピータ部18a,18bの送信部では、それぞれ受信機138a及びレピータ部18bの受信部の出力を基に送信信号が生成されて、共振器23a,23bを経て、送信アンテナ49からf1',f2'(f1≠f1'.f2≠f2',f1'≠f2')の電波で放射される。
特開2008−78928号公報
図7に示すように、レピータ装置110が、周波数f1,f2に係る通話チャネルを中継している状況下で、通話チャネルをさらに追加する必要が生じた場合、レピータ装置110では、空いているレピータ部18a,18b及び受信機138a,138bがなく、中継通話チャネルの追加は困難である。レピータ装置110がこれに対処するためには、レピータ部及び受信機の個数を増大すればよいが、これはコスト高及び大型化に繋がる。
特許文献1は、レピータ装置が複数のレピータ部を装備することの開示に留まり、それら複数のレピータ部を、具体的にどのように制御すれば、ダイバーシチ受信を実施しつつ、トラフィック増大時の中継通話チャネル数を増大させるかについては示唆していない。
本発明の目的は、ダイバーシチ中継の利点を保持しつつ、トラフィック増大時には通話チャネル中継数の増大を図ることができる中継機能付き無線装置を提供することである。
本発明によれば、第1の受信アンテナへレピータ部が接続されるとともに、第2の受信アンテナへも受信専用機ではなく、レピータ部が接続される。各レピータ部は、ダイバーシチ中継及び非ダイバーシチ中継の両方に対応しており、トラフィックの増大時では、一部又は全部のレピータ部が、ダイバーシチ中継から非ダイバーシチ中継へ切替えられて、該レピータ部単独で通話チャネルを非ダイバーシチで中継するようになっている。
本発明の中継機能付き無線装置は次のものを備えている。
ダイバーシチ受信可能に相互に離れた位置に取付けられている第1及び第2の受信アンテナ、
第1の受信アンテナから通話チャネルに係るRF信号を供給される1以上の第1のレピータ部、
第2の受信アンテナから通話チャネルに係るRF信号を供給される1以上の第2のレピータ部、及び
各レピータ部の中継対象通話チャネルを制御してダイバーシチ中継及び非ダイバーシチ中継を切替える中継制御手段。
本発明によれば、第1及び第2の受信アンテナ共にレピータ部が接続されて、トラフィックの増大時では、一部又は全部のレピータ部が、ダイバーシチ中継から非ダイバーシチ中継へ切替えられるようになっている。したがって、トラフィック増大時には、中継通話チャネルの個数増大に対処することができる。
図1はレピータ装置10の構成図である。レピータ装置10は主系統11と副系統31とを備える。主系統11は、受信アンテナ14、分配器15、レピータ部17,18a〜18n、及び共振器22,23a〜23nを備えている。副系統31は、ダイバーシチ用受信アンテナ34、分配器35、レピータ部38a〜38n、及び共振器43a〜43nを備えている。
受信アンテナ14とダイバーシチ用受信アンテナ34とは、空間ダイバーシチを実現するため、水平面方向へ適当に離れて配置されている。制御部36は、ダイバーシチのオン/オフ切替、レピータ部18a〜18n及び38a〜38nの受信信号等の品質判定、及び時刻判定等の各種処理を行う。送信アンテナ49は、主系統11及び副系統31に共通に設けられ、主系統11及び副系統31から出力されてくる送信信号に係る電波を空間へ放射する。
主系統11において、携帯型無線機等(図示せず)からの電波は、受信アンテナ14に捕捉されて、RF信号へ変換され、該RF信号は、分配器15を経て分配されてから、レピータ部17,18a〜18nへ供給される。レピータ部17,18a〜18nは前段の受信部と後段の送信部とを備えている。
レピータ部18a〜18nの後段の送信部は、レピータ部18a〜18n又は38a〜38nの受信部の検波信号により変調した送信信号を生成する。レピータ部18a〜18nの送信部が、送信信号を生成するために、レピータ部18a〜18n及び38a〜38nの受信部のどちらの検波信号を選択するかは、一般的なダイバーシチ受信の基準に従う。例えば、品質の高い方の検波信号や、受信信号のRSSIが大きい方の検波信号が選択される。検波信号の品質は、例えばデジタル無線では、デジタル信号のエラー率が小さいほど、良とされる。
レピータ部17は、無線機間の制御チャネルを中継する。該制御チャネルには、例えば通話チャネルを確立するために必要な発呼信号、着呼信号、及び着呼に対する応答信号等の制御信号が含まれている。レピータ部17において、制御チャネルの受信周波数と送信周波数とは異なっている。
レピータ部18a〜18nは、無線機間の通話チャネルを中継する。各通話チャネルの受信周波数及び送信周波数は相互に相違するとともに(後述図2のf1≠f1',f2≠f2')、通話チャネルごとに受信周波数及び送信周波数は相違している(後述図2のf1≠f2,f1'≠f2')。なお、この例では、通話チャネルは、音声だけでなく、データの伝送にも使用されてもよい。
共振器22はレピータ部17と送信アンテナ49との間に介在する。各共振器23a〜23nは、各レピータ部18a〜18nと送信アンテナ49との間に介在する。共振器22,23a〜23nは、送信信号の特定の周波数に集中して送信電力を付与して、送信アンテナ49へ供給するとともに、該特定周波数以外の周波数の信号が出力側から入力側へ流れ込むのを防止する。送信アンテナ49からの送信電波は、図示していない受信側の無線機へ送られる。
副系統31において、ダイバーシチ用受信アンテナ34及び分配器35は、個々の構成及び作用に関して主系統11の受信アンテナ14及び分配器15のものと同一であるので、それらの説明は省略する。レピータ部38a〜38n及び共振器43a〜43nは、個々の構成及び作用に関して主系統11のレピータ部18a〜18n及び共振器23a〜23nのものと同一であるので、それらの説明は省略する。
副系統31のレピータ部38a〜38nは主系統11のレピータ部18a〜18nと同一のものを採用することができるので、レピータ装置10の製造では、図6の従来のレピータ装置110の製造のように、主系統11のレピータ部18a〜18nと副系統131の受信機138a〜138nとを区別して組み付ける必要がなくなり、製造上及び部品管理上の能率を高めることができる。
図2はトラフィックが増大した場合のレピータ装置10の対応状況の説明図である。説明を簡単化するため、主系統11及び副系統31のレピータ部はそれぞれ18a,18b及び38a,38bの2つずつとする。周波数f1,f2の電波が周波数f3の電波より先に受信されることを想定する。レピータ装置10は、送信側の2つの携帯型無線機等からの周波数f1,f2(f1≠f2)の電波の受信中に、さらに、送信側の別の携帯型無線機等から周波数f3の電波が受信されたことを想定している。
中継すべき通話チャネルが2以下である期間では、レピータ装置10はダイバーシチ中継を実施している。制御部36は、ダイバーシチ中継期間では、各レピータ部38a,38bにおける中継通話チャネルが各レピータ部18a,18bにおける中継通話チャネルに一致するように、レピータ部18a,18b及び38a,38bにおける処理対象受信信号の周波数を制御する。
周波数f1の受信信号及び周波数f2の受信信号に対する処理は、その処理素子がレピータ部18a,38aになるか又はレピータ部18b,38bになるかが相違するだけで、内容は同一であるので、周波数f1の受信信号に対する処理のみについて説明する。
周波数f1の受信信号は、レピータ部18a,38aの受信部に受信されて、検波される。レピータ部18aの送信部は、レピータ部18a,38aの受信部から出力される検波信号の内、品質の良い方を出力している方を選択受信部とし、又はレピータ部18a,38aの受信部への受信信号に係るRSSIが高い方を選択受信部とし、選択受信部の検波信号を変調信号に使って、変調した搬送波信号を出力する。この出力は、共振器23aを介して送信アンテナ49へ送られて、送信アンテナ49から電波で放射される。
副系統31のレピータ部38aの受信部が選択受信部となっている場合、主系統11のレピータ部18aの送信部が、レピータ部38aの受信部の検波信号に基づき送信信号を生成して、送信アンテナ49へ出力する代わりに、副系統31のレピータ部38aの送信部がレピータ部38aの受信部の検波信号に基づき送信信号を生成して、送信アンテナ49へ出力するようにしてもよい。これにより、レピータ部18aの送信部だけに負荷がかかり続けることが回避されて、故障発生や性能劣化を抑制することができる。この場合、受信部が選択受信部となっている方のレピータ部38aがダイバーシチ対象の通話チャネルに係る送信信号を送信アンテナ49へ送ることになり、制御部36は、受信部が非選択受信部となっている方のレピータ部18aの出力を、その送信部の作動停止や対応の共振器23aの作動停止により送信アンテナ49へ供給されないようにする。
ダイバーシチ中継時に検波信号の品質又はRSSI等によって副系統31のレピータ部からも送信信号を出力するようにした場合、送信部作動停止中のレピータ部が、その出力側に送信部作動中のレピータ部から出力を受けて、損傷するのを防止する対策が必要になる。図3及び図4はこのような対策を装備したレピータ装置10の構成図である。簡略化のため、レピータ部から送信アンテナ49までの範囲の構成のみを示しているが、レピータ部から送信アンテナ49までの範囲の構成のみを示しているが、受信アンテナ14,34からレピータ部までの構成は図2のものと同一である。図3はf1',f3'の周波数が近い場合の対策を示し、図4はf1',f3'の周波数が遠い場合の対策を示している。
図3のレピータ装置10において、主系統11では、アイソレータ51,52a,52bが、それぞれレピータ部17,18a,18bと共振器22,23a,23bとの間に介在し、レピータ部17,18a,18bから共振器22,23a,23bへの一方向の送信波の流れを許容する。また、副系統31では、アイソレータ53a,53bが、それぞれレピータ部38a,38bと共振器43a,43bとの間に介在し、レピータ部38a,38bから共振器43a,43bへの一方向の送信波の流れを許容する。これにより、各レピータ部は、出力について設定中の周波数(例:レピータ部18aではf1')と共にその近傍の周波数(例:レピータ部18aではf3')の送信波を出力側に受けるのを抑制される。
図4のレピータ装置10では、図3のレピータ装置10における共振器22,23a,23b,43a,43bが廃止されて、代わりに、各レピータ部17,18a,18b,38a,38bに共通に、アイソレータ51,52a,52b,53a,53bと送信アンテナ49との間に送信電力合成器55が介在する。送信電力合成器55は、分配器15,35の入力と出力とを反対にしたようなものであり、送信電力合成器55を使えば、ある程度広帯域の周波数を送信アンテナ49の方へ通過させることができるので、f1',f3'共に減衰量が増大することはない。また、送信電力合成器55の入力間では適当な減衰が保証され、各レピータ部の出力が、送信電力合成器55を介して他のレピータ部へ回り込むのが抑制される。
図2に戻って、中継すべき通話チャネルが3以上に増えると、制御部36はダイバーシチ中継から非ダイバーシチ中継へ切替える。これにより、レピータ装置10が中継できる通話チャネルの個数は、非ダイバーシチ中継時ではダイバーシチ中継時の2倍となる。図2では、新たに中継が必要になった通話チャネルはレピータ部38aにより中継される。
すなわち、レピータ部18a,bでは、その受信部においてそれぞれ周波数f1,f2のRF信号を受信して、その検波信号を生成し、かつ送信部において、該検波信号を変調信号として送信信号を生成して、共振器23a,bへ出力する。これに対して、レピータ部38aは、非ダイバーシチ中継への切替後では、切替前のダイバーシチ中継時の周波数f1のRF信号に代えて、追加中継する通話チャネルに係る周波数f3のRF信号を受信して、その検波信号を生成し、かつ送信部において、該検波信号を変調信号として送信信号を生成して、共振器43aへ出力する。
さらに、中継する必要のある4番目の通話チャネルが生じたら、該通話チャネルは、副系統31における2番目のレピータ部38bにより非ダイバーシチ中継される。逆に、中継する必要のある通話チャネルが2以下に減少したら、制御部36は、それら通話チャネルに係る周波数のRF信号がレピータ部18a,b及びレピータ部38a,bの対応するもの同士が処理するように、レピータ部18a,b及びレピータ部38a,bの処理対象のRF信号の周波数を制御して、ダイバーシチ中継を再開する。
レピータ装置10は、中継の必要のある通話チャネルが何個あるかをレピータ部17に受信した制御チャネルの内容から検出することができる。あるいは、図1のレピータ装置10では、通話チャネル中継用のレピータ部の個数は、主系統11及び副系統31共にnとなっているが、主系統11における通話チャネル中継用のレピータ部の個数をn+1とし、主系統11におけるn+1番目のレピータ部が送信側の無線機から通話チャネルに係る電波を受信すると、全部の中継通話チャネルについて、ダイバーシチ中継から非ダイバーシチ中継へ切替えるようにすることもできる。
ここまでの説明では、レピータ装置10がダイバーシチ中継及び非ダイバーシチ中継のどちらを行うかの基準を、中継の必要のある通話チャネルの個数で決めていたが、その他の基準を採用することもできる。その他の基準として、例えば(a)現在が所定の時間外であるか否か、及び(b)検波信号又は受信信号の品質が所定レベル未満であるか否かが挙げられる。
(a)の例として、ホテル等ではチェックアウト時などに利用客がフロントに集中するため、従業員が無線端末を使用する機会が増えて、トラフィックが増加する。これに対し、チェックアウト後からチェックイン時間までの時間帯や、夜間の所定の時間帯はトラフィックが減少する。これに対処するため、チェックアウトやチェックイン近辺の時間帯では、非ダイバーシチ中継で全通話チャネルを処理し、その他の時間帯では、ダイバーシチ中継で全通話チャネルを処理することが有利である。
(b)の例では、検波信号又は受信信号の品質が十分に高い場合、フェージング等による瞬間的な受信レベル低下が起こっても、送信される音声やデータの雑音の増加や音声途切れ等が発生しない可能性が高いので、このような期間は、非ダイバーシチ中継で十分であると判断して、該非ダイバーシチ中継を実施することにして、トラフィック増大に対処をする。
レピータ装置10では、図2で説明したように、レピータ装置10全体がダイバーシチ中継に切替わるか非ダイバーシチ中継に切替わるかになっているが、制御部36は、レピータ部18a〜18n及び38a〜38nを個々にダイバーシチ中継にするか非ダイバーシチ中継にするかを切替えるように制御することもできる。例として、図2では、周波数f3の受信信号の追加により、レピータ装置10は周波数f1.f2,f3に係る通話チャネルの全部が非ダイバーシチ中継とされている。これに対して、レピータ部18a,38aは、非ダイバーシチ中継として、それぞれ周波数f1,f3に係る通話チャネルを中継し、レピータ部18b,38bは、それらの受信部が共に周波数f2のRF信号を処理して、周波数f2に係る通話チャネルをダイバーシチ中継とし、ダイバーシチ中継及び非ダイバーシチ中継の混在期間を設けることもできる。
図5は中継機能付き無線装置60のブロック図である。中継機能付き無線装置60の具体例はレピータ装置10(図1)である。中継機能付き無線装置60は、中継機能を装備していれば、レピータ装置10以外の無線装置、例えば基地局であってもよい。中継機能付き無線装置60は、第1の受信アンテナ61、1以上の第1のレピータ部63、第2の受信アンテナ71、1以上の第2のレピータ部73、及び中継制御手段79を備えている。
第1の受信アンテナ61及び第2の受信アンテナ71は、ダイバーシチ受信可能に相互に離れた位置に取付けられている。第1のレピータ部63は、第1の受信アンテナ61から通話チャネルに係るRF信号を供給される。第2のレピータ部73は、第2の受信アンテナ71から通話チャネルに係るRF信号を供給される。中継制御手段79は、各レピータ部の中継対象通話チャネルを制御してダイバーシチ中継及び非ダイバーシチ中継を切替える。
第1の受信アンテナ61及び第2の受信アンテナ71の具体例はそれぞれ受信アンテナ14及びダイバーシチ用受信アンテナ34である。第1のレピータ部63及び第2のレピータ部73の具体例はそれぞれレピータ部18a〜18n及び38a〜38nである。中継制御手段79の具体例は制御部36である。通話チャネルは、音声のみ、データのみ、及び/又はその両方を伝送するチャネルである。
中継制御手段79は、(a1)各レピータ部を個々にダイバーシチ中継及び非ダイバーシチ中継へ切替えてもよいし、(a2)複数のレピータ部を一括でダイバーシチ中継及び非ダイバーシチ中継へ切替えてもよい。前述の図2は(a2)の例であり、全部のレピータ部18a,18b及び38a,38bを一括でダイバーシチ中継及び非ダイバーシチ中継へ切替えている。図2のレピータ装置10に(a1)を適用すると、レピータ部18b,38bは共に周波数f2のRF信号を受信して、周波数f2に係る通話チャネルについてダイバーシチ中継を実施し、これに対して、レピータ部18a,38aへは、それぞれ周波数f1,f3のRF信号を受信するようにして、周波数f1,f3に係る通話チャネルについて非ダイバーシチ中継を実施するようにする。
中継制御手段79が、ダイバーシチ中継と非ダイバーシチ中継とを切替える基準としては、例えば(b1)通話チャネルの中継数、(b2)時間帯、及び/又は(b3)受信信号又はその検波信号の品質等が挙げられる。
(b1)の通話チャネルの中継数の具体例は、典型的には第1のレピータ部又は第2のレピータ部の個数(例:図1のn)であるが、該個数未満(例:n未満)にしてもよい。(b2)の時間帯の具体例は、ホテルや旅館等におけるチェックイン、チェックアウト、配膳等で作業員が忙しくなる時間帯である。(b3)の受信信号又はその検波信号の品質の具体例では、該品質が十分に高い期間では、フェージング等による瞬間的な受信レベル低下が起こったとしても、音声やデータの雑音の増加や音声途切れ等に至らないとして、非ダイバーシチ中継を行う。
典型的には、中継制御手段79は、ダイバーシチ中継では、同一の通話チャネルに係る受信電波をダイバーシチ受信している第1及び第2のレピータ部から選択した方を選択レピータ部とし、(c1)選択レピータ部の受信部の検波信号に基づく送信信号を第1のレピータ部で生成して送信するか、又は(c2)該選択レピータ部の出力を送信する。
(c1)の場合には、選択レピータ部が第1及び第2のレピータ部63,73のいずれであっても、第1のレピータ部63の送信部が送信信号を生成する。(c2)の場合、送信信号は、選択レピータ部になった第1又は第2のレピータ部63,73が自身の受信部の検波信号に基づき自身の送信部により送信信号を生成して、出力する。
本明細書は様々な範囲及びレベルの発明を開示している。それら発明は、本明細書で説明した様々な技術的範囲及び具体的レベルの各装置及び各方法だけでなく、当業者の自明の範囲内で、各装置及び各方法から独立の作用、効果を奏する1つ又は複数の要素を抽出したものや、1つ又は複数の要素を自明の範囲で変更したものや、さらに、各装置間及び各方法間で1つ又は複数の要素の組合せを入れ換えたものを含む。
レピータ装置の構成図である。 トラフィックが増大した場合のレピータ装置の対応状況の説明図である。 ダイバーシチ中継時の送信信号の出力を副系統のレピータ部からでも可とする場合のレピータ部保護対策をしたレピータ装置の主要部構成図である。 ダイバーシチ中継時の送信信号の出力を副系統のレピータ部からでも可とする場合のレピータ部保護対策を共振器の非使用で対応したレピータ装置の主要部構成図である。 中継機能付き無線装置のブロック図である。 従来のレピータ装置の構成図である。 トラフィックが増大した場合の従来のレピータ装置の対応状況の説明図である。
符号の説明
60:中継機能付き無線装置、61:第1の受信アンテナ、63:第1のレピータ部、71:第2の受信アンテナ、73:第2のレピータ部、79:中継制御手段。

Claims (7)

  1. ダイバーシチ受信可能に相互に離れた位置に取付けられている第1及び第2の受信アンテナ、
    第1の受信アンテナから通話チャネルに係るRF信号を供給される1以上の第1のレピータ部、
    第2の受信アンテナから通話チャネルに係るRF信号を供給される1以上の第2のレピータ部、及び
    各レピータ部の中継対象通話チャネルを制御してダイバーシチ中継及び非ダイバーシチ中継を切替える中継制御手段、
    を備えることを特徴とする中継機能付き無線装置。
  2. 前記中継制御手段は、各レピータ部を個々にダイバーシチ中継及び非ダイバーシチ中継へ切替えることを特徴とする請求項1記載の中継機能付き無線装置。
  3. 前記中継制御手段は、複数のレピータ部を一括でダイバーシチ中継及び非ダイバーシチ中継へ切替えることを特徴とする請求項1記載の中継機能付き無線装置。
  4. 前記中継制御手段は、通話チャネルの中継数に基づきダイバーシチ中継及び非ダイバーシチ中継を切替えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の中継機能付き無線装置。
  5. 前記中継制御手段は、時間帯に基づきダイバーシチ中継及び非ダイバーシチ中継を切替えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の中継機能付き無線装置。
  6. 前記中継制御手段は、受信信号又はその検波信号の品質に基づきダイバーシチ中継及び非ダイバーシチ中継を切替えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の中継機能付き無線装置。
  7. 前記中継制御手段は、ダイバーシチ中継では、同一の通話チャネルに係る受信電波をダイバーシチ受信している第1及び第2のレピータ部から選択した方を選択レピータ部とし、選択レピータ部の受信部の検波信号に基づく送信信号を第1のレピータ部で生成して送信するか、又は該選択レピータ部の出力を選択レピータ部で生成して送信することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の中継機能付き無線装置。
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