JP2005198215A - 無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法及び無線受信方法、無線通信システム - Google Patents

無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法及び無線受信方法、無線通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005198215A
JP2005198215A JP2004004848A JP2004004848A JP2005198215A JP 2005198215 A JP2005198215 A JP 2005198215A JP 2004004848 A JP2004004848 A JP 2004004848A JP 2004004848 A JP2004004848 A JP 2004004848A JP 2005198215 A JP2005198215 A JP 2005198215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
subcarriers
plcp
antennas
reception
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004004848A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4043442B2 (ja
Inventor
Ichiro Seto
一郎 瀬戸
Tsuguhide Aoki
亜秀 青木
Hiroshi Yoshida
弘 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2004004848A priority Critical patent/JP4043442B2/ja
Priority to US11/016,808 priority patent/US7415074B2/en
Publication of JP2005198215A publication Critical patent/JP2005198215A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4043442B2 publication Critical patent/JP4043442B2/ja
Priority to US12/060,647 priority patent/US7519128B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0048Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/02Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by diversity reception
    • H04L1/06Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by diversity reception using space diversity
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0202Channel estimation
    • H04L25/0204Channel estimation of multiple channels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0202Channel estimation
    • H04L25/0224Channel estimation using sounding signals
    • H04L25/0226Channel estimation using sounding signals sounding signals per se
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/0008Modulated-carrier systems arrangements for allowing a transmitter or receiver to use more than one type of modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/0001Arrangements for dividing the transmission path
    • H04L5/0014Three-dimensional division
    • H04L5/0023Time-frequency-space
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0058Allocation criteria
    • H04L5/0064Rate requirement of the data, e.g. scalable bandwidth, data priority

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】複数の送信アンテナから送信される信号を受信する無線受信装置において、高精度のAGCを行い、A/D変換を適切に行うことを可能とする。
【解決手段】OFDM信号帯域内に配置された互いに直交する複数のサブキャリアを用いて送信を行う無線送信装置において、OFDM信号帯域内の複数のサブキャリアから選択される異なる複数のサブキャリア群が割り当てられたショートプリアンブル列1A〜1D、ロングプリアンブル列2A〜2D、第1シグナルフィールド3A〜3D及び第2シグナルフィールド4A〜4Dをそれぞれ含む複数のPLCP信号を複数の送信アンテナTx1〜Tx4を用いて送信し、LCP信号の送信後にアンテナTx1〜Tx4を用いてデータ信号5を送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特にデータ信号の前にプリアンブル信号を送信する無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法及び無線受信方法、無線通信システムに関する。
米国の電気電子技術者協会であるIEEEにおいて、100Mbps以上のスループットを目指すIEEE 802.11nと呼ばれる無線LAN規格の策定が進められている。IEEE 802.11nでは、送信器及び受信機に複数のアンテナを用いるMIMO(Multi-Input Multi-Output)と呼ばれる技術の採用が検討されている。IEEE 802.11nは、既に規格化されているIEEE 802.11a規格と無線機上で共存できることが要求されている。MIMO技術では、複数の送信アンテナから各受信アンテナまでの伝送路応答を測定するために、既知系列であるプリアンブルを複数の送信アンテナから送信する必要がある。
図15に、Jan Boerらにより“Backwards compatibility,” IEEE 802.11-03/714r0(非特許文献1)において2章“Diagonally loaded preamble”で提案されたプリアンブル構成案を示す。なお、非特許文献1ではアンテナ数は3であるが、図15では4としている。このプリアンブル構成案によると、受信側で時間同期やAGC(automatic gain control)動作を行うためのショートプリアンブル列SPを送信アンテナTx1のみから送信する。次に、複数の送信アンテナTx1〜Tx4から伝送路推定用のロングプリアンブル列LPを送信する。
ロングプリアンブル列LPを用いて、ショートプリアンブル列SPから引き続きAFC(automatic frequency control:自動周波数制御)動作行うと共に、アンテナTx1〜Tx4相互間の空間伝搬路の推定を行う。これによって、以後のデータ信号などの伝送においてMIMO技術を活用する。ロングプリアンブル列LPの後に、無線パケットの変調方式や長さ等のデータ信号の構成を示すシグナルフィールドSigを送信し、その後にデータ信号Dataを送信する。
非特許文献1においては、ショートプリアンブル列SPを一つのアンテナTx1から送信し、ロングプリアンブル列LPをサブキャリア分割してアンテナTx1〜Tx4から送信することに対する説明のみが記載されており、シグナルフィールドの送信方法については記載されていない。但し、非特許文献1中のSlide 14の図より、シグナルフィールドもサブキャリア分割して送信されていると考えられる。
図15によると、ショートプリアンブル列SPからシグナルフィールドSigまでのプリアンブル信号は、単一アンテナからの送信を基本とするIEEE 802.11a規格のプリアンブル信号と同一である。これにより、図15に示すプリアンブル信号を受信したIEEE 802.11a規格に基づく無線受信装置は、受信パケットをIEEE 802.11a規格に基づく無線パケットと認識することができる。従って、図15に示すプリアンブル信号は、一つの無線機上でIEEE 802.11nをIEEE 802.11a規格と共存させることを可能とする。
図15のショートプリアンブル列SPは、OFDM信号として単一のアンテナTx1から送信される。ロングプリアンブル列LPは、一つのOFDM信号から分割された異なるサブキャリアとしてアンテナTx1〜Tx4から送信され、シグナルフィールドSigも同じく一つのOFDM信号から分割されたサブキャリアとしてアンテナTx1〜Tx4から送信される。このようにロングプリアンブル列LPは、一つのOFDM信号をサブキャリア分割して用いているため、受信機側で同時に伝送路推定を行うことが可能となる。
Jan Boer, "Backwards compatibility", IEEE 802.11-03/714r0,Section 2, Slide 14〜19、[online]、[平成15年12月24日検索]、インターネット<URL: ftp://ieee:wireless@ftp.802wirelessworld.com/>
OFDM受信装置においては、一般に受信信号の復調処理がディジタル信号処理により行われるため、アナログとして得られる受信信号をディジタル信号に変換するA/D変換器が用意される。A/D変換器は、変換対象のアナログ信号の許容レベル範囲(以下、入力ダイナミックレンジという)を持っている。従って、受信信号のレベルをA/D変換器の入力ダイナミックレンジ内となるようにするためのAGC(automatic gain control:自動利得制御)を行うことが必須であり、受信特性を決定する重要な機能となる。
非特許文献1のプリアンブル構成では、ロングプリアンブル列LPを用いて伝送路推定を行っている。伝送路推定はディジタル信号処理で行うため、これ以前の信号であるショートプリアンブル列SPを用いてAGCを行う必要がある。すなわち、ショートプリアンブル列SPの受信レベルを各受信アンテナに接続された受信部で測定し、ショートプリアンブル列SPの受信レベルからA/D変換器の入力レベルをAGC機能により調整する。
ところが、送信アンテナTx2〜Tx4 から送信されるロングプリアンブル列LPより前には、送信アンテナTx2〜Tx4からは何も送信されない。従って、ロングプリアンブル列LPを受信する際には、送信アンテナTx1から送信されたショートプリアンブルSPを用いてAGCを行わざるを得ない。このため、送信アンテナTx2,Tx3,Tx4から送信されるロングプリアンブル列LPを受信する際やデータ信号Dataを受信する際には、受信レベルはアンテナTx1から送信されたショートプリアンブル列SPを用いたAGCにより調整されたレベルを大きく上回ったり下回るという現象が生じる。受信レベルがA/D変換器の入力ダイナミックレンジの上限を上回った場合、A/D変換器は飽和現象を生じる。受信レベルが入力ダイナミックレンジの下限を下回った場合には、A/D変換器で大きな量子化誤差が発生する。いずれの場合でも、A/D変換器は適切な変換をできず、A/D変換後の処理に悪影響を及ぼす。
また、図15で示したように、データは全ての送信アンテナTx1,Tx2,Tx3,Tx4から送信されるため、データ部では受信レベルの変化範囲はさらに大きくなる。従って、上述したA/D変換器の飽和や量子化誤差の問題は顕著となり、受信性能は大きく劣化してしまう。
このように従来の技術では、受信側において単一のアンテナTx1から送信されるショートプリアンブル列のみを用いてAGCを行うため、他のアンテナTx2,Tx3,Tx4からの送信信号を受信する際に生じる受信レベルの変動に対応できない。また、アンテナTx1,〜Tx4から同時に信号が送信された場合の受信レベルの変動にも対応できない。
一方、一つの無線機としての単位では、一般的に送信信号の出力レベルを一定にする必要がある。MIMO技術とOFDMを組み合わせた無線通信システム、いわゆるMIMO−OFDMシステムでは、送信アンテナの数をN、送信出力をα [Watt]と仮定すると、ショートプリアンブル列のように単一のアンテナから信号が送信される場合、単一のアンテナで送信出力をα [Watt]とすることが必要となる。これに対して、ロングプリアンブル列、シグナルフィールド及びデータ信号ついては、全てのアンテナから信号が送信されるため、各アンテナの送信出力はα/N [Watt]となる。
従って、単一のアンテナによりショートプリアンブル列を送信する送信経路では、ショートプリアンブル列の送信のためだけにN倍の送信出力が要求される。すなわち、ショートプリアンブル列のための送信経路においては、周波数アップコンバータや電力増幅器の仕様をショートプリアンブル列の送信時のみ送信出力α [Watt]に対応可能とする冗長な構成としなければならない。このように送信機においては複数の送信アンテナに対応する複数の送信部を全て等しい構成とすることができないため、送信機全体の構成が複雑になってしまう。さらに、送信機の消費電力は送信出力レベルに強く依存するため、低消費電力化にも不利である。
本発明の目的は、複数の送信アンテナからの信号を受信する際に、精度の高いAGCを行ってA/D変換を適切に行うことを可能とする無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法及び無線受信方法を提供することにある。また、無線送信装置の構成を簡易として低消費電力化を図ることを目的とする。
本発明の第1の観点によると、互いに直交する複数のサブキャリアを用いたOFDM(Orthogonal frequency division multiplexing)方式で送信を行う無線送信装置において、複数の送信アンテナと、前記複数のサブキャリアから選択される異なる複数のサブキャリア群から構成され、ショートプリアンブル列、ロングプリアンブル列及び少なくとも一つのシグナルフィールドをそれぞれ含む複数のPLCP信号を前記複数の送信アンテナを用いて送信する手段と、前記PLCP信号の送信後に前記複数のアンテナを用いてデータ信号を送信する手段とを具備する無線送信装置を提供する。
ここで、前記複数のPLCP信号の各々のサブキャリア群は、第1の態様によると前記複数のサブキャリアから配置順に一つずつ選択されたサブキャリアが順次振り分けられ、第2の態様によると前記複数のサブキャリアから前記OFDM方式が用いられる信号帯域を分割した複数の部分帯域毎に選択されたサブキャリアが振り分けられる。
前記PLCP信号を送信する手段は、好ましくは無線受信装置への空間伝搬路のフェージング状況が短遅延フェージングの場合は、前記複数のPLCP信号の各々のサブキャリア群に前記複数のサブキャリアから配置順に一つずつ選択されたサブキャリアを順次振り分け、フェージング状況が長遅延フェージングの場合は、前記複数のPLCP信号の各々のサブキャリア群に前記複数のサブキャリアから前記OFDM方式が用いられる信号帯域を分割した複数の部分帯域毎に選択されたサブキャリアを振り分ける。
本発明の第2の観点によると、複数の受信アンテナと、互いに直交する複数のサブキャリアを用いたOFDM(Orthogonal frequency division multiplexing)方式であって、前記複数のサブキャリアから選択される異なる複数のサブキャリア群からなり、ショートプリアンブル列、ロングプリアンブル列及び少なくとも一つのシグナルフィールドをそれぞれ含む複数のPLCP信号及び該PLCP信号に後続するデータ信号を前記受信アンテナを介して受信する受信部と、前記受信部からの出力信号を増幅する可変利得増幅器と、前記受信部による前記ショートプリアンブル列の受信に応答して前記可変利得増幅器の利得を制御する利得制御部とを具備する無線受信装置を提供する。前記可変利得増幅器の出力信号をディジタル信号に変換するA/D変換器をさらに具備してもよい。また、前記A/D変換器から出力されるディジタル信号に含まれる前記ロングプリアンブル列を用いて伝送路応答を推定する推定部と、推定された伝送路応答に従って前記A/D変換器から出力されるディジタル信号の復調処理を行う復調部とをさらに具備してもよい。
本発明の第3の観点によると、互いに直交する複数のサブキャリアを用いたOFDM(Orthogonal frequency division multiplexing)方式で送信を行う無線送信方法において、前記複数のサブキャリアから選択される異なる複数のサブキャリア群からなり、ショートプリアンブル列、ロングプリアンブル列及び少なくとも一つのシグナルフィールドをそれぞれ含む複数のPLCP信号を複数の送信アンテナを用いて送信するステップと、前記PLCP信号の送信後に前記複数のアンテナを用いてデータ信号を送信するステップとを具備する無線送信方法を提供する。
本発明の第4の観点によると、互いに直交する複数のサブキャリアを用いたOFDM(Orthogonal frequency division multiplexing)方式であって、前記複数のサブキャリアから選択される異なる複数のサブキャリア群からなり、ショートプリアンブル列、ロングプリアンブル列及び少なくとも一つのシグナルフィールドをそれぞれ含む複数のPLCP信号及び該PLCP信号に後続するデータ信号を複数の受信アンテナを介して受信するステップと、受信された信号を可変利得増幅器により増幅するステップと、前記ショートプリアンブル列の受信に応答して、前記可変利得増幅器の利得を制御するステップとを具備する無線受信方法を提供する。
本発明の第5の観点によると、複数の送信アンテナを有する無線送信装置と、複数の受信アンテナを有する無線受信装置との間でMIMO(Multi-Input Multi-Output)チャネルを形成し、OFDM(Orthogonal frequency division multiplexing)方式が用いられる信号帯域内に配置された互いに直交する複数のサブキャリアを用いて通信を行う無線通信システムにおいて、前記無線送信装置は、前記複数のサブキャリアから選択される異なる複数のサブキャリア群からなり、ショートプリアンブル列、ロングプリアンブル列及び少なくとも一つのシグナルフィールドをそれぞれ含む複数のPLCP信号を前記複数の送信アンテナを用いて送信する手段と、前記PLCP信号の送信後に前記複数のアンテナを用いてデータ信号を送信する手段とを具備する無線通信システムを提供する。
本発明の第6の観点によると、複数の送信アンテナを有する無線送信装置と、複数の受信アンテナを有する無線受信装置との間でMIMO(Multi-Input Multi-Output)チャネルを形成し、OFDM(Orthogonal frequency division multiplexing)方式が用いられる信号帯域内に配置された互いに直交する複数のサブキャリアを用いて通信を行う無線通信方法において、前記無線送信装置から、前記複数のサブキャリアから選択される異なる複数のサブキャリア群からなり、ショートプリアンブル列、ロングプリアンブル列及び少なくとも一つのシグナルフィールドをそれぞれ含む複数のPLCP信号を前記複数の送信アンテナを用いて送信し、前記PLCP信号の送信後に前記複数のアンテナを用いてデータ信号を送信することを特徴とする無線通信方法を提供する。さらに、前記無線受信装置により前記複数のPLCP信号及び該PLCP信号に後続するデータ信号を前記受信アンテナを介して受信し、該受信した信号を可変利得増幅器により増幅し、前記ショートプリアンブル列の受信に応答して前記可変利得増幅器の利得を制御することを特徴とする無線通信方法を提供する。
本発明によると、OFDM信号帯域内の複数のサブキャリアから異なる複数のサブキャリア群を選択して、ショートプリアンブル列、ロングプリアンブル列及び少なくとも一つのシグナルフィールドをそれぞれ含む複数のPLCP信号に割り当て、これらのPLCP信号を複数の送信アンテナを用いて送信することにより、無線受信装置において高精度のAGCが可能となり、A/D変換を適切に行うことができる。一方、ショートプリアンブル列についても複数の送信アンテナから送信することにより、無線送信装置においては送信部の冗長性を解消させて低消費電力化を図ることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明の一実施形態に従う無線通信用プリアンブル信号は、図1に示されるように送信アンテナTx1〜Tx4と同じ個数のPLCP(Physical Layer Convergence Protocol)信号であり、ショートプリアンブル列1A〜1D、ロングプリアンブル列2A〜2D、第1シグナルフィールド(Sig1)3A〜3D及び第2シグナルフィールド(Sig2)4A〜4Dが送信アンテナTx1〜Tx4から送信される。
すなわち、アンテナTx1からは1A、2A、3A及び4Aからなる第1のPLCP信号が順次送信され、以下同様にアンテナTx2からは1B、2B、3B及び4Bからなる第2のPLCP信号が順次送信され、アンテナTx3からは1C、2C、3C及び4Cからなる第3のPLCP信号が順次送信され、アンテナx4からは1D、2C、3D及び4Dからなる第4のPLCP信号が順次送信される。
ショートプリアンブル列1A〜1Dの単位プリアンブルSP及びロングプリアンブル列2A〜2Dの単位プリアンブルLPは、それぞれ一定長の信号系列であり、SPの長さに対してLPの長さは相対的に大きい。上述した無線通信用プリアンブル信号の後、すなわち第2ロングプリアンブル列4A〜4Dの後に、アンテナTx1〜Tx4からそれぞれ送信されるデータ信号(DATA)5が配置される。
ここで、ショートプリアンブル列1A〜1D、ロングプリアンブル列2A〜2D及び第1シグナルフィールド3A〜3DはいずれもIEEE 802.11a規格に準拠している。第2フィールド4A〜4Dは、IEEE 802.11a規格に準拠していないMIMOのための変復調方式及びデータ長などの情報を含んでいる。第2シグナルフィールド4A〜4Dは現在策定中のIEEE 802.11nの規格に準拠することが望ましい。
ショートプリアンブル列1A〜1Dとロングプリアンブル列2A〜2Dの間、ロングプリアンブル列2A〜2Dと第1シグナルフィールド3A〜3Dの間、第1シグナルフィールド3A〜3Dと第2シグナルフィールド4A〜4Dの間、及び第2シグナルフィールド4A〜4Dとデータ信号5の間には、ガードインターバル(Guard Interval)GIがそれぞれ配置される。IEEE 802.11a準拠のプリアンブル構成においては、ロングプリアンブル列2A〜2Dの前に2倍長のGI7が設置される。
ショートプリアンブル列1A〜1Dは、主に時間同期、AGC、及びAFC(automatic frequency control)の粗調整に利用される。ロングプリアンブル列2A〜2Dは、主に周波数同期のためのAFCの微調整及び伝搬路推定のための信号処理に利用される。第1シグナルフィールド3A〜3DはIEEE 802.11aに準拠しており、OFDMシンボルで送信され、PLCP信号に後続するデータ信号5の変調方式や無線パケットの長さなどが記述されている。従って、IEEE 802.11a準拠の無線受信装置は、無線パケット区間の間は正常な受信動作を行うことができる。PLCP信号に後続するデータ信号5の信号区間に他のIEEE 802.11a準拠の無線機が送信を開始して、当該無線パケットを破壊するようなことは生じない。
PLCP信号のうちショートプリアンブル列1A〜1Dから第1シグナルフィールド3A〜3Dまでの区間で、IEEE 802.11aに準拠することが可能であり、IEEE 802.11aと他の無線LAN規格(例えば、IEEE 802.11n)の両方に対応可能なMIMO−OFDMシステムに対応することができる。
本実施形態では、さらにMIMOのための変調方式、無線パケットの長さが示されている第2シグナルフィールド4A〜4DをPLCP信号の最後尾に挿入する。第2シグナルフィールド4A〜4Dを復調することにより、例えば複数のアンテナTx1〜Tx4から送信される信号の変調方式、無線パケット長及びMIMO動作を把握し、後続するデータ信号5がIEEE 802.11a以外の無線LAN規格(例えば、IEEE 802.11n)に準拠する無線パケットであることを認識し、MIMO−OFDMシステムとしての受信動作を行うことが可能となる。
図2及び図3に、MIMO−OFDMシステムを構成する本実施形態に従う無線送信装置200及び無線受信装置300を示す。図2の無線送信装置200は、複数の送信アンテナ205A〜205D、複数の無線送信部204A〜204D、ディジタル変調部203及びメモリ202を有する。図3に示す無線受信装置300は、複数の受信アンテナ301A〜301D、複数の無線受信部302A〜302D、無線受信部302A〜302Dからの情報により空間伝搬路を推定する伝送路推定部303A〜303D及びディジタル復調部304を有する。
図3中の送信アンテナ205A、205B、205C、205Dは、図1におけるTx1、Tx2、Tx3、Tx4にそれぞれに対応している。本実施形態においては、送信アンテナの数を4、受信アンテナの数を4本としているが、送信アンテナの数は4に限られず複数であればよい。受信アンテナに関しては、単一でも4以外の複数でも構わない。送信アンテナと受信アンテナの数は、一致していなくても構わない。
次に、図2に示す無線送信装置200の具体的な動作について説明する。
まず、送信データ201とメモリ202から出力される無線通信用プリアンブル信号がディジタル変調部203によって変調されることにより、無線パケットが組み立てられる。メモリ202から出力される無線通信用プリアンブル信号は、図1中のショートプリアンブル列1A〜1D、ロングプリアンブル列2A〜2D、第1シグナルフィールド3A〜3D及び第2シグナルフィールド4A〜4Dからなる第1〜第4のPLCP信号に相当する。
組み立てられた無線パケットは、送信部204A〜204Dによって送信に必要な処理、例えばD/A(ディジタル−アナログ)変換、RF(無線周波数)帯への周波数変換(アップコンバート)及び電力増幅が施された後、図1に示したアンテナTx1〜Tx4に相当する複数の送信アンテナ205A〜205Dに供給され、送信アンテナ205A〜205DからRF信号が図3に示す無線受信装置に向けて送信される。以下では、図1中のTx1〜Tx4を送信アンテナ205A〜205Dとして説明する。
ここで、送信されるRF信号はOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号をベースとしており、OFDM信号の複数のサブキャリアを有する。図1中のショートプリアンブル列1A〜1D、ロングプリアンブル列2A〜2D、第1シグナルフィールド3A〜3D及び第2シグナルフィールド4A〜4Dからなる第1〜第4のPLCP信号は、周波数直交条件を保ったサブキャリアを送信アンテナ205A〜205Dの数に振り分けた状態で各送信アンテナ205A〜205Dから一括して送信される。
一般的には、IEEE 802.11aに準拠したOFDM信号において、ショートプリアンブル列1A〜1Dは12波のサブキャリアを有し、それ以外のロングプリアンブル列2A〜2D、第1シグナルフィールド3A〜3D、第2シグナルフィールド4A〜4D及びデータ信号5は、それぞれ52波のサブキャリアを有する。
図4は、図1中に示されるショートプリアンブル列1A〜1Dの12波のサブキャリアの配置を示している。図5は、図1中に示されるロングプリアンブル列2A〜2Dと第1シグナルフィールド3A〜3Dの52波のサブキャリアの配置を示している。図4及び図5共に、横軸はサブキャリアが配置される位置を表しており、数字はサブキャリア番号を示している。図4及び図5において、点線はサブキャリアが配置可能なサブキャリア位置を示しており、塗りつぶされている部分は実際にサブキャリアが配置されていることを表している。
サブキャリア番号は中央を“0”とし、下側波帯はマイナスの番号、上側波帯に対してプラスの番号を用いている。OFDM信号の信号帯域の中心である“0”の位置にはサブキャリアは配置されず、サブキャリア番号±1〜±26の位置に52波分が配置される帯域が存在する。例えば、ショートプリアンブル列1A〜1Dの12波のサブキャリアは、IEEE 802.11aに準拠して、図4に示されるようにサブキャリア番号±24、±20、±16、±12、±8、±4の位置に配置されている。
図1に示したショートプリアンブル列1A〜1D、ロングプリアンブル列2A〜2D、第1シグナルフィールド3A〜3D及び第2シグナルフィールド4A〜4Dからなる第1〜第4のPLCP信号は、図4及び図5に示されるように異なるサブキャリア群として、送信アンテナ205A〜205D(図1のアンテナTx1〜Tx4に対応)によりそれぞれ送信される。
サブキャリア分割の方法、すなわちOFDM信号の複数のサブキャリアを分割して第1〜第4のPLCP信号に振り分ける方法として、本発明の一実施形態では第1〜第4のPLCP信号に対して、図4及び図5に示されるようにサブキャリアの配置順(サブキャリア番号順)にサブキャリアを順次一つずつ選択して振り分ける方法をとる。
例えば、第1〜第4のPLCP信号のうちのショートプリアンブル列1A〜1Dへのサブキャリアの振り分けは図4に示される通りである。すなわち、ショートプリアンブル列1Aに対してはサブキャリア番号−24,−8,+12のサブキャリア、ショートプリアンブル列1Bに対してはサブキャリア番号−20,−4,+16のサブキャリア、ショートプリアンブル列1Cに対してはサブキャリア番号−16,+4,+20のサブキャリア、そしてショートプリアンブル列1Dに対してはサブキャリア番号−12,+8,+24のサブキャリアをそれぞれ振り分ける。言い替えれば、ショートプリアンブル列1A〜1Dにそれぞれ振り分けられるサブキャリアは、4波分ずつ位相がシフトしている。
第1〜第4のPLCP信号のうちのロングプリアンブル列2A〜2Dへのサブキャリアの振り分けも、基本的には上記したショートプリアンブル列1A〜1Dへのサブキャリアの振り分けと同様である。但し、ロングプリアンブル列2A〜2Dに振り分けられるサブキャリアは、図5に示されるように1波ずつ位相がシフトしている。
図4及び図5に示されるように分割されたサブキャリア群からなるPLCP信号は、送信アンテナ205A〜205Dからそれぞれ送信される。第1〜第4のPLCP信号に続くデータ信号5は、MIMOチャネルで送信される。すなわち、各送信部204A〜204Dにおいて各々のデータ信号5に対応して個別のOFDM信号が生成され、送信部204A〜204Dの数に相当する4つのRF信号が送信アンテナ205A〜205Dから送信される。
このように本実施形態による無線送信装置は、4つのPLCP信号に関しては送信装置が生成する一つのOFDM信号の複数のサブキャリアを4分割したサブキャリア群が送信部204A〜204Dによって送信アンテナ205A〜205Dから送信される。一方、4つのデータ信号5に関しては、それぞれ個別のOFDM信号が送信部204A〜204Dによって生成され、送信アンテナ205A〜205Dから送信される。
ショートプリアンブル列1A〜1D、ロングプリアンブル列2A〜2D、第1シグナルフィールド3A〜3D及び第2シグナルフィールド4A〜4Dからなる第1〜第4のPLCP信号は、送信アンテナ205A〜205Dの数で均一にサブキャリアを分割できれば、送信アンテナ205A〜205Dから全て等しいレベル(送信パワー)で送信され、このような均一な分割できない場合においても、ほぼ等しいレベルで送信される。
例えば、本実施形態のように送信アンテナ205A〜205Dの数が4の場合、各送信アンテナ205A〜205Dからは、ショートプリアンブル列1A〜1Dについては、それぞれ3波のサブキャリア、ロングプリアンブル列2A〜2Dとシグナルフィールド3A〜3D及び4A〜4Dについては、それぞれ13波のサブキャリアが送信される。送信アンテナの数が3の場合は、各送信アンテナからはショートプリアンブル列1A〜1C1については、それぞれ4波のサブキャリア、ロングプリアンブル列2A〜2Cとシグナルフィールド3A〜3C及び4A〜4Cについては、それぞれ17波あるいは18波のサブキャリアが送信される。
データ信号5については、PLCP信号のようにサブキャリア分割がなされないため、PLCP信号とはサブキャリア構成が異なるが、送信アンテナ205A〜205D全体から合計で52波のサブキャリアが送信されるので、送信レベルはPLCP信号の送信レベルと同等である。このように送信アンテナ205A〜205Dからの送信レベルは、PLCP信号とデータ信号5において等しく、また送信アンテナ205A〜205D間においてもほぼ等しい。従って、送信部204A〜204Dを出力レベルが等しい同一構成とすることが可能である。さらに、送信部204A〜204Dの各々の出力レベルを合計の出力レベルのアンテナ数分の1に抑えることができるため、送信部に用いる電力増幅器の出力電力を抑えて消費電流を低減し、歪み特性も緩和することが可能となる。すなわち、送信装置を簡易化して低消費電力化を実現することができる。
次に、図3に示す無線受信装置300の動作について説明する。複数の受信アンテナ301A〜301Dによって、図2に示した無線送信装置200から送信されたRF信号が受信される。無線受信装置300は、単一の受信アンテナを備えていても構わない。受信アンテナ301A〜301DからのRF受信信号は、受信部302A〜302Dにそれぞれ入力される。受信部302A〜302Dでは受信処理、例えばRF帯からBB(ベースバンド)帯への周波数変換(ダウンコンバート)、AGC(自動利得制御)及びA/D(アナログ−ディジタル)変換が行われ、ベースバンド信号が生成される。
受信部302A〜302Dからのベースバンド信号は、伝送路推定部303A〜303D及びディジタル復調部304に入力される。伝送路推定部303A〜303Dでは、図2の無線送信装置から図3の無線受信装置までの伝送路応答が推定される。ディジタル復調部304では、伝送路推定部303A〜303Dによって推定された伝送路応答に従ってベースバンド信号の復調が行われ、図2中に示した送信データ201に対応する受信データ305が生成される。
より詳しくは、ディジタル復調部304は入力部に伝送路等化器を有する。伝送路等化器は、受信信号が伝送路で受けた歪を除去するための等化処理を推定された伝送路応答に従って行う。ディジタル復調部304は、さらに上述の時間同期処理に基づく適切な復調タイミングで等化後の信号に対して復調処理を行い、データを再生する。
次に、図3中に示した受信部302A〜302Dについて説明する。図6に、受信部302Aの詳細な構成を示す。他の受信部302B〜302Dも同様であるため、ここでは受信部302Aのみについて説明する。受信アンテナ301Aから入力されるRF受信信号は、ダウンコンバータ401によってダウンコンバートされ、ベースバンド信号が生成される。この場合、RF受信信号を直接BB帯に変換してもよいし、一旦IF(中間周波数)帯への変換を行った後、BB帯に変換してもよい。
ダウンコンバータ401によって生成されたベースバンド信号は可変利得増幅器402に入力され、AGCすなわち信号レベルの調整が行われる。可変利得増幅器402からの出力信号は、A/D変換器403によりディジタル信号に変換される。A/D変換器403から出力されるディジタル信号は、受信部302の外に出力されると共に、利得制御部404に入力される。利得制御部404によってA/D変換器403からのディジタル信号から利得計算が行われ、それに基づいて可変利得増幅器402の利得が制御される。このAGCの具体的な内容については、後述する。
次に、図1に示した無線通信用プリアンブル信号を含む送信信号を受信する場合に着目して、無線受信装置300の動作について説明する。無線受信装置300は、まず図2中の送信アンテナ205A〜205Dから送信されるショートプリアンブル列1A〜1Dを受信し、ショートプリアンブル列1A〜1Dに対応するベースバンド信号を用いてフレーム先頭検出、時間同期、AGC、及びAFC(自動周波数制御)の粗調整を行う。ディジタル復調部304は、ショートプリアンブル列1A〜1Dを受信することに応答して受信部302A〜302Dに対してAGCを行うよう指令信号を出す。
本実施形態では、利得制御部404はA/D変換後の受信信号から受信レベルを測定して利得を計算する例について説明するが、RF帯やIF帯の受信信号をアナログ検波して受信レベルを測定し、利得を計算しても構わない。ショートプリアンブル列1A〜1Dに対応するベースバンド信号は、可変利得増幅器402によって、予め与えられた初期利得値に従って増幅される。可変利得増幅器402からの出力信号は、A/D変換器403を経て利得制御部404に入力される。利得制御部404は、ショートプリアンブル列1A〜1Dに対応する受信信号のA/D変換後のレベルから利得を計算し、それに従って可変利得増幅器402の利得を制御する。
今、ショートプリアンブル列1A〜1Dに対応するベースバンド信号のA/D変換後のレベルをXとする。レベルXが高い場合、ベースバンド信号はA/D変換器403の入力ダイナミックレンジの上限を超え、A/D変換によって得られるディジタル信号は飽和を起こす。このため、特に高レベルの信号は歪んでしまう。一方、レベルXが低い場合、特に低レベルの信号はA/D変換に伴って大きな量子化誤差を含むようになる。このようにA/D変換後のレベルXが高い場合及び低い場合のいずれにおいても、A/D変換器403では適切な変換が行われないため、受信品質に大きな支障をきたす。
この問題を解決するため、利得制御部404はショートプリアンブル列1A〜1Dに対応するベースバンド信号のA/D変換後のレベルXが予め決められた目標値Zになるように、可変利得増幅器402の利得を制御する。A/D変換器403に入力される信号が全て飽和してしまう程度にベースバンド信号のレベルが大幅に高い場合、あるいは逆に大幅に低い場合には、一回の制御で可変利得増幅器402の利得を適切に制御できないことがある。このような場合、利得制御を繰り返して行う。この結果、A/D変換器403に入力されるベースバンド信号のレベルをA/D変換器403の入力ダイナミックレンジ内に収まるような適切なレベルに調整することが可能となる。このようにショートプリアンブル列1A〜1Dに対応するベースバンド信号を用いて可変利得増幅器402の利得を制御することにより、適切なA/D変換を行い、受信品質の低下を避けることができる。
AGCについては、各受信部302A〜302Dで個別に行う方法と、各無線部302A〜302Dに対して特定の受信部で測定した受信レベル、あるいは最も高い受信レベルを目標値として利得制御を各受信部302A〜302Dで一括して行う方法がある。本実施形態では、前者の方法について説明するが、後者の方法でも構わない。従って、受信部302A〜302Dにおいて、全て同様なAGC動作を個別に行い、受信アンテナ301A〜301D毎に可変利得増幅器402の利得を調整する。
ここで、ショートプリアンブル列1A〜1Dは前述のように複数の送信アンテナ205A〜205Dからサブキャリア分割されて送信され、複数の受信アンテナ301A〜301Dによって受信される。従って、受信装置300には図7に示されるように、複数の送信アンテナ205A〜205Dと複数の受信アンテナ301A〜301Dに対する全ての空間伝搬路60のフェージング状況が高い精度で伝達される。
本実施形態では、送信アンテナ205A及び受信アンテナ301A〜301D共に4つずつあるため、空間伝搬路60の組み合わせは16通りとなる。ショートプリアンブル列1A〜1Dが送信される際の空間伝搬路の状況は、ロングプリアンブル列2A〜2D、第1シグナルフィールド3A〜3D、第2シグナルフィールド4A〜4D及びデータ信号5が送信される空間伝搬路の状況と等しいことになる。従って、非特許文献1のようにショートプリアンブル列が単一のアンテナから送信されている場合と異なり、ショートプリアンブル列1A〜1Dは勿論、ロングプリアンブル列2A〜2D、第1シグナルフィールド3A〜3D、第2シグナルフィールド4A〜4D及びデータ信号5が伝送される空間伝搬路のフェージング状況を受信装置300において高精度に把握できるため、各受信部302A〜302DにおけるAGCを精度良く行うことが可能となる。
この効果を図8及び図9を用いて説明する。図8及び図9は、横軸にプリアンブル信号及びデータ信号の受信時間を、縦軸にプリアンブル信号及びデータ信号に対する各受信アンテナRx1〜Rx4での受信レベルを示している。図8は本実施形態の場合であり、図9は非特許文献1の場合である。図8において、SPはショートプリアンブル列1A〜1D、LPはロングプリアンブル列2A〜2D、Sigは第1シグナルフィールド3A〜3D及び第2シグナルフィールド4A〜4D、Dataはデータ信号5の受信レベルをそれぞれ表している。図9は、非特許文献1の図15に示したプリアンブル信号をMIMO−OFDMシステムにおいて伝送した場合に実際に想定されるSP,LP,Sig及びDataの受信レベルの例であり、ショートプリアンブル列、ロングプリアンブル列、シグナルフィールド、データ信号をSP、LP、Sig、Dataで示している。
ここで、受信アンテナ301Aと301Bに相当するRx1とRx2について詳細に説明する。Rx1とRx2において受信したLP、Sig、Dataの受信レベルを明確とするため、1点鎖線及び2点鎖線を図8、図9中に付加している。図8に示されるように、受信アンテナ301A〜301Dにおけるショートプリアンブル列1A〜1Dの受信レベルと、ロングプリアンブル列2A〜2D、第1シグナルフィールド3A〜3D、第2シグナルフィールド4A〜4D及びデータ信号5の受信レベルとは、一致する。例えば、図8のRx1とRx2において、SPの受信レベルとそれ以外のLP、Sig、Dataの受信レベルを比較すると、いずれも1点鎖線あるいは2点鎖線で示されるレベルに揃っており、受信レベルが等しいことがわかる。一方、非特許文献1によると図9に示されるように、ショートプリアンブル列SPの受信レベルはが、ロングプリアンブル列LP、シグナルフィールドSig及びデータ信号Dataの受信レベルに対して異なっている受信アンテナが存在することがわかる。例えば、Rx1では、LP、Sig、Dataの受信レベルを示す1点鎖線及び2点鎖線に対して、SPの受信レベルが小さく、Rx2では、LP、Sig、Dataの受信レベルに対して、SPの受信レベルが大きくなっていることがわかる。この理由は、次の通りである。
一般的なMIMO−OFDMシステムは、MIMO送信機、複数の送信アンテナ、複数の受信アンテナ及びMIMO受信機を有する。このようなMIMO−OFDMシステムにおいては、各送信アンテナ及び各受信アンテナが空間的に離れて設置されていれば、任意の送信アンテナから任意の受信アンテナまでの空間伝搬路はそれぞれ独立で相関が低い。このため、各送信アンテナから等しいパワーの送信信号が送信されても、受信アンテナで受信される各信号レベルは当然異なる。
従って、ショートプリアンブル列を単一の送信アンテナTx1のみから送信する非特許文献1によると、ショートプリアンブル列は各4つの送信アンテナTx1〜Tx4及び受信アンテナRx1〜Rx4を有する場合の図7に示した16通りの空間伝搬路のうち、Tx1からRx1〜Rx4に至る僅か4通りの空間伝搬路上を伝搬し、Tx2〜Tx4からRx1〜Rx4に至る他の12通りの空間伝搬路上では伝搬されない。すなわち、送信アンテナTx2〜Tx4からそれぞれ送信されるロングプリアンブル列LP、シグナルフィールドSig、データ信号Dataを受信機が受信した際の受信レベルは、空間伝搬路が異なるため、送信アンテナTx1から送信されたショートプリアンブル列SPを用いて想定している受信レベルを大きく上回るか、あるいは下回るという現象が高い確率で生じる。
一方、本発明の一実施形態によるショートプリアンブル列SP1A〜1Dを、ロングプリアンブル列LP2A〜2D、第1及び第2のシグナルフィールド3A〜3D、4A〜4D、データ信号5と同じ複数のアンテナ205A〜205Dから送信した場合は、ショートプリアンブル列1A〜1Dも、図7に示した16通りの空間伝搬路をLP2A〜2D、Sig3A〜3D、4A〜4D、Data5と同じ空間伝搬路を伝搬されることになる。従って、Rx1〜Rx4において、ショートプリアンブル列SP1A〜1Dの受信レベルと、ロングプリアンブル列LP2A〜2D、シグナルフィールドSig3A〜3D及び4A〜4D、データ信号Data5の受信レベルが一致することになる。
このように図8と図9における受信アンテナRx2でのショートプリアンブル列SPの受信レベルと、ロングプリアンブル列LP、シグナルフィールドSig及びデータ信号Dataの受信レベルを比較すると、本実施形態に基づくショートプリアンブル列1A〜1Dを用いたAGCでは、ショートプリアンブル列と受信レベルと、ロングプリアンブル列、シグナルフィールド、データ信号の受信レベルが等しいため、高精度なAGCが提供できる。つまり、ショートプリアンブル列で行われるAGCが高精度になることで、A/D変換器403で受信信号をディジタル化する際、飽和や量子誤差の増大を回避することが可能となる。この結果、データ信号の通信エラーを抑えて高い伝送レートで無線通信することができる。ショートプリアンブル列1で高精度にAGC制御が可能となると、以下の効果も得られる。
各受信部302A〜302DにおいてA/D変換器403に入力される受信信号が適切なレベルに調整されているため、ロングプリアンブル列を用いた伝送路推定を迅速に行うことができる。さらに、伝送路推定を精度の良いディジタル信号を用いて行うことができるため、空間伝搬路60の推定精度を高めることが可能となる。
以上述べたように、本実施形態によればショートプリアンブル列、ロングプリアンブル列、第1と第2シグナルフィールド及びデータ信号の全ての送信状態において、複数の送信部を同一のレベルダイヤで構成できるため、送信装置の構成を簡易化することが可能となる。また、各送信部の出力レベルは送信装置としてのトータル出力レベルに対して、アンテナ数分の1となり、最終段の電力増幅器の小型化と低消費電力化を可能とする。
ショートプリアンブル列に対して、ロングプリアンブル列、第1と第2シグナルフィールド及びデータ信号は空間伝搬路が等しいため、ショートプリアンブル列によるAGC動作は、複数の送信アンテナからの送信に対するレベル変動に追従可能な高精度を維持することができる。これにより、A/D変換器における飽和や量子化誤差の影響を抑えて、受信品質の向上を図ることができる。さらに、受信精度が向上することにより、受信信号をディジタル信号処理するために設けられるA/D変換器のビット数の削減も図ることができ、受信装置の低消費電力化も可能となる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。本発明の他の実施形態によると、無線送信装置200は図10に示されるように、ディジタル変調部203に接続されるサブキャリア分割制御部206が追加されている。メモリ202、送信部204及び送信アンテナ205については、図2と同一であるため説明を省略する。
MIMO−OFDMシステムにおける図7に示される空間伝搬路60の周波数フェージングの状況は、公知の手法により検知できる。図10のサブキャリア分割制御部206には、そのフェージングが遅延時間の比較的短い短遅延フェージングか、遅延時間の比較的長い長遅延フェージングであるかを示す伝搬路フェージング検知情報が入力される。伝搬路フェージングの検知に際しては、送信装置200側に備えている、受信装置300の受信信号の周波数応答をリファレンスとして用いてもよい。また、受信装置300において実際に送信アンテナ205A〜205Dから受信アンテナ301A〜301Dに対して送信されてきたRF信号の周波数応答情報を送信装置200に通知してもらい、その周波数応答情報をリファレンスとして用いてもよい。伝搬路フェージングの検知方法は他の方法でもよく、特に限定されない。
サブキャリア分割制御部206は、伝搬路フェージング検知情報に応じてデジタル変調部203を制御することによって、サブキャリア分割方法、すなわち送信部204A〜204Dへのショートプリアンブル列1A〜1D、ロングプリアンブル列2A〜2D、第1シグナルフィールド3A〜3D及び第2シグナルフィールド4A〜4Dのサブキャリアの振り分けを制御する。
図11に、一般的な空間伝搬路の周波数フェージングの特性を示す。図11(a)は短遅延のフェージング環境下における典型的な周波数フェージングであり、図11(b)は長遅延のフェージング環境下における典型的な周波数フェージングである。空間伝搬路の周波数フェージングは、これら二つのパターンに大別される。周波数フェージングの損失が大きい谷の周期は、典型的には屋内で数MHz程度である。IEEE 802.11aあるいは将来的に規格が策定されるIEEE 802.11nで使用されであろうOFDM信号の帯域幅は20 MHz程度であるため、図11(a)(b)に示されるフェージングの谷がOFDM信号帯域内に複数個入ってくることになる。
ここで、上記二つの周波数フェージングの特徴を簡単にまとめる。図11(a)の短遅延フェージングは、信号の特定帯域はフェージングの谷が生じて空間伝搬路の損失を被るが、他の帯域においては比較的、空間伝搬路の損失が小さいという特徴を有する。一方、図11(b)の長遅延フェージングは、フェージングの谷が狭い周波数間隔で信号帯域内全域に現れるように、周期的な帯域で大きな損失を被ることが特徴である。これらの特性は、送信アンテナと受信アンテナ間の空間伝搬路において決定されるため、図7に示される16通りの空間伝搬路60のフェージング状況は、同一ではないが傾向としては共通となる。
このような短遅延フェージング及び長遅延フェージングのそれぞれの特徴を考慮して、本実施形態においては伝搬路フェージング状況検知情報に基づいて、サブキャリア分割制御部206によりディジタル変調部203でのサブキャリア分割の方法を切り替える。
具体的には、空間伝搬路60が短遅延フェージングの場合は、先の実施形態で説明したサブキャリア分割方法に従って、送信アンテナ205A〜205Dから送信される第1〜第4のPLCP信号に対して、図4及び図5に示されるようにサブキャリアの配置順にサブキャリアを順次一つずつ選択して振り分ける方法をとる。すなわち、第1〜第4のPLCP信号のうち、ショートプリアンブル列1A〜1Dへのサブキャリアの振り分けは図4のように行い、ロングプリアンブル列2A〜2Dへのサブキャリアの振り分けは図5のように行う。
図11(a)に示されるように、短遅延フェージングの場合、離れた帯域では周波数フェージングの谷の影響は小さい。従って、上記のようなサブキャリア分割方法として、第1〜第4のPLCP信号に振り分けるサブキャリアを周波数的に分散させ、損失を被る帯域にサブキャリアが集中することを避けることにより、特定帯域における周波数フェージングの谷による大きな伝搬路損失の影響を回避することができる。
一方、空間伝搬路60が長遅延フェージングの場合は、送信アンテナ205A〜205Dから送信される第1〜第4のPLCP信号に対して、図12及び図13に示されるよに複数のサブキャリアからOFDM信号帯域を分割した複数の部分帯域毎に選択されたサブキャリアを振り分ける方法をとる。
例えば、第1〜第4のPLCP信号のうちのショートプリアンブル列1A〜1Dへのサブキャリアの振り分けに際しては、OFDM信号の全帯域を送信アンテナの数分に分割し、それらを各送信アンテナに振り分けて送信する。図12に示されるようにOFDM信号帯域を4つの部分帯域(第1〜第4部分帯域)に分割し、各部分帯域毎にサブキャリア番号で4波周期のサブキャリアを選択して振り分ける。
すなわち、ショートプリアンブル列1Aに対しては、最も低周波側の第1部分帯域内の3つのサブキャリアを振り分け、ショートプリアンブル列1Bに対しては、第1部分帯域の次に周波数の高い第2部分帯域内の3つのサブキャリアを振り分け、以下同様にショートプリアンブル列1Cに対しては、第2部分帯域より周波数の高い第3部分帯域内の3つのサブキャリアを振り分け、そしてショートプリアンブル列1Dに対しては最も高周波側の第4部分帯域内の3つのサブキャリアを振り分けられる。
第1〜第4のPLCP信号のうちのロングプリアンブル列2A〜2Dへのサブキャリアの振り分けも、基本的には上記したショートプリアンブル列1A〜1Dへのサブキャリアの振り分けと同様である。但し、ロングプリアンブル列2A〜2Dに対しては、各部分帯域内のより多くのサブキャリア、例えば図13の例では各部分帯域内のサブキャリア番号が連続した全てのサブキャリアを振り分ける。
図11(b)に示されるように、長遅延フェージングの場合は、離れた帯域においても周波数フェージングの谷が周期的に現れるが、隣接サブキャリアや次隣接サブキャリア等の数百kHz〜数MHzの狭帯域内では平均的には大きな損失を回避できる。従って、図12及び図13に示すようにサブキャリアを隣り合う部分帯域毎に分割して、各部分帯域内の近接したサブキャリア群を第1〜第4のPLCP信号に振り分けることにより、周波数フェージングの谷とサブキャリア配置が一致することにより被る大きな伝搬路損失を回避することが可能となる。
すなわち、任意の送信アンテナから送信され、任意の受信アンテナで受信がなされる場合に、周期的に発生する損失が大きい帯域にサブキャリアが重なって損失を被ることを避け、隣り合う帯域のいずれかのサブキャリアはフェージング損失の影響を避けることができる。従って、ショートプリアンブル列1A〜1DによるAGC制御の精度を劣化させず、ロングプリアンブル列2A〜2D、第1シグナルフィールド3A〜3Dによる周波数同期、伝送路推定、MIMOチャネル構成の情報伝達などをスムーズに行うことが可能となり、また受信装置において受信レベルの変動に追従するAGC機能の精度を維持して、A/D変換器における飽和や量子化誤差の影響を抑え、受信品質の向上を図ることが可能となる。
前述したように、MIMO−OFDMシステムが使用される無線伝搬環境は短遅延フェージングであったり長遅延フェージングであったり様々である。従って、本実施形態のように、このようなフェージング特性に応じてサブキャリア分割の方法を切り替える手段を備えることで、どのような無線伝搬環境下においても受信装置においてフェージングの影響を極力回避して、複数アンテナで構成される無線伝搬環境における受信レベル変動に対するAGC機能の精度を維持して、A/D変換器における飽和や量子化誤差の影響を抑えて、受信品質の向上を図ることが可能となる。
MIMO−OFDMシステムとしては、サブキャリア分割によりショートプリアンブル列1A〜1D、ロングプリアンブル列2A〜2D、第1シグナルフィールド3A〜3D及び第2シグナルフィールド4A〜4Dを送信する際に、特定の帯域が大きく損失を被る周波数フェージングの影響を極力回避することが望ましい。何故なら、データ信号5では例えば本実施形態の場合、図14に示されるような52波のサブキャリアが配置されているため、周波数フェージングの影響は平均化されて被ることになる。
しかしながら、サブキャリア分割がなされている図4及び図5あるいは図12及び図13に示されるような帯域が信号帯域内に一部に限定されたサブキャリア配置においては、周波数フェージングとの関係によって、送信信号全体が著しく劣化する場合も考えられる。そのような場合は、ショートプリアンブル1によるAGC機能の調整がデータ信号5を受信した際に最適となる利得調整の目標値からずれる可能性が出てくるからである。
しかし、本実施形態によれば、空間伝搬路のどのようなフェージング環境下においても、任意の送信アンテナと任意の受信アンテナ間の伝搬において、分割したサブキャリアが大きな損失を被ることを回避可能となる。従って、ショートプリアンブル列1A〜1DによるAGC制御の精度を劣化させず、ロングプリアンブル列2A〜2D、第1シグナルフィールド3A〜3Dによる周波数同期、伝送路推定、MIMOチャネル構成の情報伝達などをスムーズに行うことが可能となる。
以上説明したように、本発明の実施形態によるとショートプリアンブル列においてもサブキャリア分割を行うことで、各送信部の出力レベルをショートプリアンブル列、ロングプリアンブル列、シグナルフィールド及びデータ信号などの送信情報に依存せずに統一することが可能となる。従って、従来のようにショートプリアンブル列の伝送時のみ一つのアンテナからの出力パワーが高くなるという問題が解消され、送信部の構成の冗長性を抑えることができ、かつ出力パワーを低いレベルで統一できるため低消費電力化が可能となる。
また、ショートプリアンブル列を複数のアンテナから送信してAGCに用いているため、MIMOにおける複数アンテナから同時に送信されるデータに対してA/D変換器や無線受信装置の入力レベルを適切に調整することができ、無線受信装置の受信性能を向上させることが可能である。あるいはA/D変換器の入力レベルを適切な値に設定することができるため、A/D変換器のビット数を削減することが可能になる。
さらに、本発明ではショートプリアンブル列を複数のアンテナから送信するため、それらのショートプリアンブル列をAGCに用いて、データ部のみならずロングプリアンブル列を受信する際にも適切なAGCが可能となり、適切なA/D変換により受信精度の劣化を避けることができる。また、余計なプリアンブル列を挿入する等による伝送効率の劣化を招くことがなくなる。
一方、任意の送信アンテナから送信され、任意の送信アンテナで受信される空間伝搬路において、ショートプリアンブル列のサブキャリアをフェージングの影響を極力回避して伝搬させることが可能となり、受信レベル変動に追従する受信側のAGCを各送信アンテナから各受信アンテナへの伝搬路損失を把握して対応することが可能となり、受信精度の改善が得られる。さらには、受信信号をディジタル信号処理するために挿入するA/D変換器のビット数を削減することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に従うプリアンブル構成を示す図 本発明の一実施形態に従う無線送信装置の構成を示すブロック図 本発明の一実施形態に従う無線受信装置の構成を示すブロック図 本発明の一実施形態に従うショートプリアンブルのサブキャリア構成を示す図 本発明の一実施形態に従うロングプリアンブル及びシグナルフィールドのサブキャリア構成を示す図 図3中に示す受信部の構成例を示すブロック図 本発明の一実施形態に従うMIMO−OFDMシステムの空間伝搬路を示す図 本発明の一実施形態に従うPLCP信号とデータ信号の各受信アンテナでの受信レベルを示す図 IEEE 802.11aに準拠したPLCP信号とデータ信号の各受信アンテナでの受信レベルを示す図 本発明の他の実施形態に従う無線送信装置の構成を示すブロック図 本発明の他の実施形態の説明に用いる典型的な二つのフェージング特性を示す図 本発明の他の実施形態に従うショートプリアンブルのサブキャリア構成を示す図 本発明の他の実施形態に従うロングプリアンブル及びシグナルフィールドのサブキャリア構成を示す図 データ信号のサブキャリア構成を示す図 非特許文献1により提案された無線通信用プリアンブル信号を示す図
符号の説明
1A〜1D…ショートプリアンブル列
2A〜2D…ロングプリアンブル列
3A〜3D…第1シグナルフィールド
4A〜4D…第2シグナルフィールド
5A〜5D…データ信号
200…無線送信装置
201…送信データ
202…メモリ
203…ディジタル変調部
204A〜204D…送信部
205A〜205D…送信アンテナ
206…サブキャリア分割制御部
300…無線受信装置
301A…301D…受信アンテナ
302,302A〜302D…受信部
303A〜303D…伝送路推定部
304…ディジタル復調部
401…ダウンコンバータ
402…可変利得増幅器
403…A/D変換器
404…利得制御部

Claims (15)

  1. 互いに直交する複数のサブキャリアを用いたOFDM(Orthogonal frequency division multiplexing)方式で送信を行う無線送信装置において、
    複数の送信アンテナと、
    前記複数のサブキャリアから選択される異なる複数のサブキャリア群から構成され、ショートプリアンブル列、ロングプリアンブル列及び少なくとも一つのシグナルフィールドをそれぞれ含む複数のPLCP信号を前記複数の送信アンテナを用いて送信する手段と、
    前記PLCP信号の送信後に前記複数のアンテナを用いてデータ信号を送信する手段とを具備する無線送信装置。
  2. 前記複数のPLCP信号の各々のサブキャリア群は、前記複数のサブキャリアから配置順に一つずつ選択されたサブキャリアが順次振り分けられている請求項1記載の無線送信装置。
  3. 前記複数のPLCP信号の各々のサブキャリア群は、前記複数のサブキャリアから前記OFDM方式が用いられる信号帯域を分割した複数の部分帯域毎に選択されたサブキャリアが振り分けられている請求項1記載の無線送信装置。
  4. 前記PLCP信号を送信する手段は、無線受信装置への空間伝搬路のフェージング状況が短遅延フェージングの場合は、前記複数のPLCP信号の各々のサブキャリア群に前記複数のサブキャリアから配置順に一つずつ選択されたサブキャリアを順次振り分け、フェージング状況が長遅延フェージングの場合は、前記複数のPLCP信号の各々のサブキャリア群に前記複数のサブキャリアから前記OFDM方式が用いられる信号帯域を分割した複数の部分帯域毎に選択されたサブキャリアを振り分ける請求項1記載の無線送信装置。
  5. 前記シグナルフィールドは、IEEE 802.11aに準拠した第1シグナルフィールドを含む請求項1記載の無線送信装置。
  6. 前記シグナルフィールドは、IEEE 802.11aに準拠した第1シグナルフィールドと、該第1シグナルフィールドの後に配置される、IEEE 802.11a以外の規格に準拠した第2シグナルフィールドを含む請求項1記載の無線送信装置。
  7. 複数の受信アンテナと、
    互いに直交する複数のサブキャリアを用いたOFDM(Orthogonal frequency division multiplexing)方式であって、前記複数のサブキャリアから選択される異なる複数のサブキャリア群からなり、ショートプリアンブル列、ロングプリアンブル列及び少なくとも一つのシグナルフィールドをそれぞれ含む複数のPLCP信号及び該PLCP信号に後続するデータ信号を前記受信アンテナを介して受信する受信部と、
    前記受信部からの出力信号を増幅する可変利得増幅器と、
    前記受信部による前記ショートプリアンブル列の受信に応答して前記可変利得増幅器の利得を制御する利得制御部とを具備する無線受信装置。
  8. 前記可変利得増幅器の出力信号をディジタル信号に変換するA/D変換器をさらに具備する請求項7記載の無線受信装置。
  9. 前記A/D変換器から出力されるディジタル信号に含まれる前記ロングプリアンブル列を用いて伝送路応答を推定する推定部と、推定された伝送路応答に従って前記A/D変換器から出力されるディジタル信号の復調処理を行う復調部とをさらに具備する請求項7または8記載の無線受信装置。
  10. 互いに直交する複数のサブキャリアを用いたOFDM(Orthogonal frequency division multiplexing)方式で送信を行う無線送信方法において、
    前記複数のサブキャリアから選択される異なる複数のサブキャリア群からなり、ショートプリアンブル列、ロングプリアンブル列及び少なくとも一つのシグナルフィールドをそれぞれ含む複数のPLCP信号を複数の送信アンテナを用いて送信するステップと、
    前記PLCP信号の送信後に前記複数のアンテナを用いてデータ信号を送信するステップとを具備する無線送信方法。
  11. 互いに直交する複数のサブキャリアを用いたOFDM(Orthogonal frequency division multiplexing)方式であって、前記複数のサブキャリアから選択される異なる複数のサブキャリア群からなり、ショートプリアンブル列、ロングプリアンブル列及び少なくとも一つのシグナルフィールドをそれぞれ含む複数のPLCP信号及び該PLCP信号に後続するデータ信号を複数の受信アンテナを介して受信するステップと、
    受信された信号を可変利得増幅器により増幅するステップと、
    前記ショートプリアンブル列の受信に応答して、前記可変利得増幅器の利得を制御するステップとを具備する無線受信方法。
  12. 複数の送信アンテナを有する無線送信装置と、複数の受信アンテナを有する無線受信装置との間でMIMO(Multi-Input Multi-Output)チャネルを形成し、OFDM(Orthogonal frequency division multiplexing)方式が用いられる信号帯域内に配置された互いに直交する複数のサブキャリアを用いて通信を行う無線通信システムにおいて、
    前記無線送信装置は、前記複数のサブキャリアから選択される異なる複数のサブキャリア群からなり、ショートプリアンブル列、ロングプリアンブル列及び少なくとも一つのシグナルフィールドをそれぞれ含む複数のPLCP信号を前記複数の送信アンテナを用いて送信する手段と、前記PLCP信号の送信後に前記複数のアンテナを用いてデータ信号を送信する手段とを具備する無線通信システム。
  13. 前記無線受信装置は、前記複数のPLCP信号及び該PLCP信号に後続するデータ信号を前記受信アンテナを介して受信する受信部と、前記受信部からの出力信号を増幅する可変利得増幅器と、前記受信部による前記ショートプリアンブル列の受信に応答して前記可変利得増幅器の利得を制御する利得制御部とを具備する請求項12記載の無線通信システム。
  14. 複数の送信アンテナを有する無線送信装置と、複数の受信アンテナを有する無線受信装置との間でMIMO(Multi-Input Multi-Output)チャネルを形成し、OFDM(Orthogonal frequency division multiplexing)方式が用いられる信号帯域内に配置された互いに直交する複数のサブキャリアを用いて通信を行う無線通信方法において、
    前記無線送信装置から、前記複数のサブキャリアから選択される異なる複数のサブキャリア群からなり、ショートプリアンブル列、ロングプリアンブル列及び少なくとも一つのシグナルフィールドをそれぞれ含む複数のPLCP信号を前記複数の送信アンテナを用いて送信し、前記PLCP信号の送信後に前記複数のアンテナを用いてデータ信号を送信することを特徴とする無線通信方法。
  15. 前記無線受信装置により前記複数のPLCP信号及び該PLCP信号に後続するデータ信号を前記受信アンテナを介して受信し、該受信した信号を可変利得増幅器により増幅し、前記ショートプリアンブル列の受信に応答して前記可変利得増幅器の利得を制御することを特徴とする請求項14記載の無線通信方法。
JP2004004848A 2004-01-09 2004-01-09 無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法及び無線受信方法、無線通信システム Expired - Fee Related JP4043442B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004004848A JP4043442B2 (ja) 2004-01-09 2004-01-09 無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法及び無線受信方法、無線通信システム
US11/016,808 US7415074B2 (en) 2004-01-09 2004-12-21 MIMO transmission and reception methods and devices
US12/060,647 US7519128B2 (en) 2004-01-09 2008-04-01 MIMO transmission and reception methods and devices

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004004848A JP4043442B2 (ja) 2004-01-09 2004-01-09 無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法及び無線受信方法、無線通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005198215A true JP2005198215A (ja) 2005-07-21
JP4043442B2 JP4043442B2 (ja) 2008-02-06

Family

ID=34792080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004004848A Expired - Fee Related JP4043442B2 (ja) 2004-01-09 2004-01-09 無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法及び無線受信方法、無線通信システム

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7415074B2 (ja)
JP (1) JP4043442B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006022372A1 (ja) * 2004-08-26 2006-03-02 Sharp Kabushiki Kaisha 無線送信機および無線受信機
WO2007043108A1 (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 無線通信システムおよび無線通信方法
WO2007061015A1 (ja) * 2005-11-24 2007-05-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. マルチアンテナ通信システムにおけるマルチパイロット生成方法及び検出方法
EP1855425A2 (en) 2006-05-10 2007-11-14 Fujitsu Ltd. Communication method, mobile station apparatus and wireless base station apparatus
JP2011019272A (ja) * 2010-09-03 2011-01-27 Mitsubishi Electric Corp 無線通信システムおよび無線通信方法
JP2011517167A (ja) * 2008-03-10 2011-05-26 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 多重入力多重出力(mimo)通信システムのための物理層コンバージェンスプロトコル(plcp)パケット構造
JP2012231322A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Hitachi Ltd 無線通信システム、無線通信方法および基地局装置

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4212548B2 (ja) 2003-12-26 2009-01-21 株式会社東芝 無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法及び無線受信方法
JP4043442B2 (ja) 2004-01-09 2008-02-06 株式会社東芝 無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法及び無線受信方法、無線通信システム
US7590189B2 (en) 2004-02-13 2009-09-15 Broadcom Corporation Signaling format for wireless communications
US7519035B2 (en) 2004-02-23 2009-04-14 Sharp Laboratories Of America, Inc. Method to negotiate consumed power versus medium occupancy time in MIMO based WLAN systems using admission control
US7742533B2 (en) 2004-03-12 2010-06-22 Kabushiki Kaisha Toshiba OFDM signal transmission method and apparatus
US8958493B2 (en) * 2004-03-31 2015-02-17 Infineon Technologies Ag Operation for backward-compatible transmission
US7499393B2 (en) * 2004-08-11 2009-03-03 Interdigital Technology Corporation Per stream rate control (PSRC) for improving system efficiency in OFDM-MIMO communication systems
EP3364573B1 (en) * 2004-10-29 2024-03-20 Sharp Kabushiki Kaisha Communication method and radio transmitter
US7596355B2 (en) * 2004-11-29 2009-09-29 Intel Corporation System and method capable of closed loop MIMO calibration
CN107819719B (zh) * 2004-12-23 2020-12-25 韩国电子通信研究院 用于发送和接收数据以提供高速数据通信的设备及方法
CN102307379B (zh) 2005-01-18 2015-06-17 夏普株式会社 无线通信装置、便携式终端以及无线通信方法
JP4562542B2 (ja) * 2005-02-15 2010-10-13 三洋電機株式会社 キャリブレーション方法ならびにそれを利用した基地局装置、端末装置および無線装置
US20060193410A1 (en) * 2005-02-28 2006-08-31 Moorti R T Gain estimation for multiple receiver systems
JP4342477B2 (ja) * 2005-05-31 2009-10-14 株式会社東芝 無線送信装置及び無線受信装置
WO2007029579A1 (ja) * 2005-09-06 2007-03-15 Sanyo Electric Co., Ltd. 受信方法および装置ならびにそれを利用した通信システム
JP4367422B2 (ja) * 2006-02-14 2009-11-18 ソニー株式会社 無線通信装置及び無線通信方法
US8428175B2 (en) * 2007-03-09 2013-04-23 Qualcomm Incorporated Quadrature modulation rotating training sequence
US8081695B2 (en) * 2007-03-09 2011-12-20 Qualcomm, Incorporated Channel estimation using frequency smoothing
US8290083B2 (en) * 2007-03-09 2012-10-16 Qualcomm Incorporated Quadrature imbalance mitigation using unbiased training sequences
US8064550B2 (en) * 2007-03-09 2011-11-22 Qualcomm, Incorporated Quadrature imbalance estimation using unbiased training sequences
US7796706B2 (en) * 2007-03-15 2010-09-14 Nokia Corporation Digital broadcast service discovery correlation
TW200929917A (en) * 2007-09-19 2009-07-01 Agency Science Tech & Res A method of transmitting data to a receiver
KR101468226B1 (ko) * 2008-03-19 2014-12-04 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 랜덤 액세스를 위한 프리앰블 생성 방법
US7821914B2 (en) * 2008-03-31 2010-10-26 Entropic Communications, Inc. Method of generation and set of implementation efficient preambles for OFDM systems
US8107545B2 (en) * 2008-04-30 2012-01-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and system for phase tracking in wireless communication systems
US8515363B2 (en) * 2009-06-19 2013-08-20 Sharp Kabushiki Kaisha Systems and methods for providing a reduced power amplifier transmission mode
JP5559420B2 (ja) 2010-04-12 2014-07-23 クゥアルコム・インコーポレイテッド ネットワークにおける低オーバーヘッド通信のためのデリミタ検出
US9544041B2 (en) * 2013-08-22 2017-01-10 Cisco Technology, Inc. Independent and concurrent automatic gain control for wireless communication and spectral intelligence
KR102337651B1 (ko) * 2014-02-13 2021-12-10 삼성전자주식회사 송신 장치, 수신 장치 및 그 제어 방법
US10200109B2 (en) 2016-04-29 2019-02-05 The Boeing Company System and method for distributed wireless communications
CN107241289A (zh) * 2017-07-20 2017-10-10 重庆物奇科技有限公司 一种低压电力线宽带载波通信方法

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5497398A (en) * 1993-08-12 1996-03-05 Aware, Inc. Multi-carrier transceiver
CN1984112B (zh) 1997-07-01 2010-12-15 松下电器产业株式会社 发送方法、发送装置、接收方法、接收装置
EP0899923A1 (en) * 1997-08-29 1999-03-03 Sony International (Europe) GmbH Transmission of power control signals in a multicarrier modulation system
US5982327A (en) * 1998-01-12 1999-11-09 Motorola, Inc. Adaptive array method, device, base station and subscriber unit
JP2001148676A (ja) 1999-11-18 2001-05-29 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 地上デジタル放送受信装置
US20020154705A1 (en) 2000-03-22 2002-10-24 Walton Jay R. High efficiency high performance communications system employing multi-carrier modulation
US7233625B2 (en) * 2000-09-01 2007-06-19 Nortel Networks Limited Preamble design for multiple input—multiple output (MIMO), orthogonal frequency division multiplexing (OFDM) system
US6985434B2 (en) * 2000-09-01 2006-01-10 Nortel Networks Limited Adaptive time diversity and spatial diversity for OFDM
JP2002236313A (ja) 2001-02-09 2002-08-23 Canon Inc カメラ
KR100510434B1 (ko) * 2001-04-09 2005-08-26 니폰덴신뎅와 가부시키가이샤 Ofdm신호전달 시스템, ofdm신호 송신장치 및ofdm신호 수신장치
DE60206356T2 (de) * 2002-04-16 2006-05-11 Sony International (Europe) Gmbh Orthogonale Frequenzmultiplexierung (OFDM) mit Kanalprediktion
SG111072A1 (en) * 2002-07-03 2005-05-30 Oki Techno Ct Singapore Pte Receiver and method for wlan burst type signals
JP4318510B2 (ja) * 2002-08-28 2009-08-26 パナソニック株式会社 通信装置および通信方法
US6917311B2 (en) * 2003-08-11 2005-07-12 Texas Instruments Incorporated Orthogonal preamble encoder, method of encoding orthogonal preambles and multiple-input, multiple-output communication system employing the same
KR100950646B1 (ko) * 2003-10-16 2010-04-01 삼성전자주식회사 다입다출 직교주파수분할다중 통신 시스템의 동기화를위한 프리앰블 전송 방법
KR20050053907A (ko) * 2003-12-03 2005-06-10 삼성전자주식회사 직교 주파수 분할 다중 접속 방식을 사용하는 이동 통신시스템에서 서브 캐리어 할당 방법
JP4212548B2 (ja) 2003-12-26 2009-01-21 株式会社東芝 無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法及び無線受信方法
JP4043442B2 (ja) 2004-01-09 2008-02-06 株式会社東芝 無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法及び無線受信方法、無線通信システム
US7742533B2 (en) 2004-03-12 2010-06-22 Kabushiki Kaisha Toshiba OFDM signal transmission method and apparatus
JP2005295239A (ja) 2004-03-31 2005-10-20 Toshiba Corp 無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法及び無線受信方法
JP4163659B2 (ja) 2004-06-10 2008-10-08 株式会社東芝 無線送信装置及び無線送信方法
JP2006054705A (ja) 2004-08-12 2006-02-23 Toshiba Corp 無線送信装置及び無線送信方法
JP4342477B2 (ja) 2005-05-31 2009-10-14 株式会社東芝 無線送信装置及び無線受信装置
CN1983914B (zh) * 2005-12-16 2011-04-13 株式会社Ntt都科摩 一种混合自动请求重传方法及系统

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006022372A1 (ja) * 2004-08-26 2006-03-02 Sharp Kabushiki Kaisha 無線送信機および無線受信機
WO2007043108A1 (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 無線通信システムおよび無線通信方法
JPWO2007043108A1 (ja) * 2005-09-30 2009-04-16 三菱電機株式会社 無線通信システムおよび無線通信方法
JP4602409B2 (ja) * 2005-09-30 2010-12-22 三菱電機株式会社 無線通信システムおよび無線通信方法
US9065596B2 (en) 2005-09-30 2015-06-23 Mitsubishi Electric Corporation Wireless communication system and wireless communication method
CN101283535B (zh) * 2005-11-24 2012-04-04 松下电器产业株式会社 多天线通信系统中的多导频生成方法及检测方法
WO2007061015A1 (ja) * 2005-11-24 2007-05-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. マルチアンテナ通信システムにおけるマルチパイロット生成方法及び検出方法
JP4981682B2 (ja) * 2005-11-24 2012-07-25 パナソニック株式会社 マルチアンテナ通信システムにおけるマルチパイロット生成方法及び検出方法
US8073070B2 (en) 2005-11-24 2011-12-06 Panasonic Corporation Multi-pilot generation method and detection method in multi-antenna communication system
EP1855425A2 (en) 2006-05-10 2007-11-14 Fujitsu Ltd. Communication method, mobile station apparatus and wireless base station apparatus
US8423020B2 (en) 2006-05-10 2013-04-16 Fujitsu Limited Communication method, mobile station apparatus and wireless base station apparatus
JP2011517167A (ja) * 2008-03-10 2011-05-26 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 多重入力多重出力(mimo)通信システムのための物理層コンバージェンスプロトコル(plcp)パケット構造
JP2011019272A (ja) * 2010-09-03 2011-01-27 Mitsubishi Electric Corp 無線通信システムおよび無線通信方法
JP2012231322A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Hitachi Ltd 無線通信システム、無線通信方法および基地局装置
US8934938B2 (en) 2011-04-26 2015-01-13 Hitachi, Ltd. Wireless communication system, wireless communication method, and base station device

Also Published As

Publication number Publication date
US7519128B2 (en) 2009-04-14
JP4043442B2 (ja) 2008-02-06
US7415074B2 (en) 2008-08-19
US20080212704A1 (en) 2008-09-04
US20050163244A1 (en) 2005-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4043442B2 (ja) 無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法及び無線受信方法、無線通信システム
US9246567B2 (en) Transmission signal generation method, transmission signal generation apparatus, reception signal generation method, and reception signal generation apparatus
US8351518B2 (en) Wireless transmitting apparatus, wireless receiving apparatus, wireless communication system, wireless transmitting method and wireless receiving method
JP5037351B2 (ja) 多入力多出力無線通信ネットワークにおいてアンテナを選択するための方法
US8170601B2 (en) Signal transmission parameter control using channel sounding
US20060140303A1 (en) Wireless communication method and apparatus
EP1605657A2 (en) Wireless transmitting device and wireless receiving device
US9749022B2 (en) Channel sounding and estimation strategies in MIMO systems
US20120320851A1 (en) Transmitting and receiving method, and radio apparatus utilizing the same
US10462792B2 (en) Determining a location of a UE within a coverage area
US20050220208A1 (en) Wireless transmitting device and wireless receiving device
WO2006087977A1 (ja) キャリブレーション方法ならびにそれを利用した基地局装置、端末装置および無線装置
CN108292940B (zh) 收发器装置、调制解调器、通信装置和处理信号的方法
JP4544350B2 (ja) 無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP4764464B2 (ja) 無線送信装置及び方法、無線受信装置及び方法
JP2019024148A (ja) 通信装置および通信方法
JP3764662B2 (ja) Ofdm信号受信回路及びofdm信号送受信回路
JP6745018B2 (ja) Mimoシステムにおけるチャネルサウンディングおよびチャネル推定方策
JP2010081482A (ja) 無線通信システム、送信装置、受信装置、および無線通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070410

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070611

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070905

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20071016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131122

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees