JP2006054705A - 無線送信装置及び無線送信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の送信アンテナから送信される信号を受信する無線受信装置において、高精度のAGCを行い、A/D変換を適切に行うことを可能とする無線通信用プリアンブル信号を用いた無線受信装置を提供する。
【解決手段】一つのアンテナTx1から順に送信されるショートプリアンブル列101、第1ロングプリアンブル列102及びシグナルフィールド103,104を含むPLCP信号と、PLCP信号より後に複数のアンテナTx1,Tx2,Tx3,Tx4からそれぞれ送信される複数のAGC用プリアンブル105A〜105Dと、AGC用プリアンブル105A〜105Dの後にアンテナTx1,Tx2,Tx3,Tx4からそれぞれ送信される第2ロングプリアンブル列106A〜109A,106B〜109B,106C〜109C及び106D〜109Dを有する無線通信用プリアンブル信号を送信データ110A〜110Dの前に配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信用プリアンブル信号を用いてOFDM信号の送信を行う無線送信装置及び無線送信方法に関する。
米国の電気電子技術者協会であるIEEEにおいて、100Mbps以上のスループットを目指すIEEE 802.11nと呼ばれる無線LAN規格の策定が進められている。IEEE 802.11nでは、送信機及び受信装置に複数のアンテナを用いるMIMO(Multi Input Multi Output)と呼ばれる技術が採用される可能性が高い。IEEE 802.11nは、既に規格化されているIEEE 802.11a規格と無線機上で共存できることが要求されている。MIMO技術では、複数の送信アンテナから各受信アンテナまでの伝送路応答を測定するために、既知系列であるプリアンブルを複数の送信アンテナから送信する必要がある。
非特許文献1で提案された無線通信用プリアンブル信号案によると、図15に示されるように、まず一つの送信アンテナTx1から時間同期、周波数同期及びAGCに用いるショートプリアンブル列x01、伝送路応答推定用のロングプリアンブル列x02、無線パケットの変調方式や長さを示すフィールドを含む第1シグナルフィールドx03を送信し、引き続きIEEE 802.11nで用いる第2シグナルフィールドx04を送信する。次に、送信アンテナTx2,Tx3,Tx4から伝送路応答推定用のロングプリアンブル列x05,x06,x07を順に送信する。このようにしてプリアンブル信号の送信が終了した後に、複数の送信アンテナTx1,Tx2,Tx3,Tx4から送信データx08,x09,x10,x11を同時に送信する。
図15に示した無線通信用プリアンブル信号は、ショートプリアンブルx01から第1シグナルフィールドx03までは単一アンテナTx1からの送信を基本とした図16に示すIEEE 802.11a規格の無線通信用プリアンブル信号と同一である。これにより、図15に示すプリアンブル信号を受信したIEEE 802.11a規格に基づく無線受信装置は、受信パケットをIEEE 802.11a規格に基づく無線パケットと認識することができる。従って、図15に示すプリアンブル信号は、一つの無線機上でIEEE 802.11nをIEEE 802.11a規格と共存させることを可能とする。
Jan Boer他2名"Backwards compatibility"、[online]、平成15年9月、IEEE LMSC(発行元)、[平成15年9月15日検索]、インターネット<URL:ftp://ieee:wireless@ftp.802wirelessworld.com/11/03/11-03-0714-00-000n-backwards-compatibility.ppt>
無線受信装置における受信信号の復調処理は、一般にディジタル信号処理により行われるため、アナログ信号として得られた受信信号をディジタル信号に変換するA/D変換器が用意される。A/D変換器は、変換対象のアナログ信号の許容レベル範囲(以下、入力ダイナミックレンジという)を持っている。従って、受信信号のレベルをA/D変換器の入力ダイナミックレンジ内となるように調整するためのAGC(自動利得調整)を行うことが必要である。
前述したロングプリアンブルによる伝送路応答の推定はディジタル信号処理で行われるため、ロングプリアンブル以前の信号を用いてAGCを行う必要がある。図15に示した無線通信用プリアンブル信号では、最初に送信アンテナTx1から送信されるロングプリアンブルx02より以前のショートプリアンブルx01を用いてAGCを行う。すなわち、ショートプリアンブルx01の受信レベルを測定し、信号レベルがA/D変換器の入力ダイナミックレンジ内に収まるようにAGCを行う。ショートプリアンブルx01を用いてAGCを行うことにより、送信アンテナTx1から送信されるロングプリアンブルx02やデータを正しく受信することができる。
ところが、送信アンテナTx2,Tx3,Tx4からはロングプリアンブルx05,x06,x07より前には何も送信されないため、送信アンテナTx1から送信されるショートプリアンブルx01を用いてAGCを行わざるを得ない。送信アンテナTx1,Tx2,Tx3,Tx4が空間的に離れて設置されていれば、Tx1,Tx2,Tx3,Tx4の各々から送信された信号の受信レベルは当然異なることが知られている。
従って、送信アンテナTx2,Tx3,Tx4から送信されるロングプリアンブルx05,x06,x07を無線受信装置が受信する際や複数のアンテナから同時に送信されるデータ信号x08〜x11を受信する際には、受信レベルはアンテナTx1から送信されたショートプリアンブルx01を用いたAGCにより調整されたレベルを大きく上回ったり下回るという現象が生じる。受信レベルがA/D変換器の入力ダイナミックレンジの上限を上回った場合、A/D変換器は飽和現象を生じる。受信レベルが入力ダイナミックレンジの下限を下回った場合には、A/D変換器で大きな量子化誤差が発生する。いずれの場合でも、A/D変換器は適切な変換をできず、A/D変換後の処理に悪影響を及ぼす。
また、図15で示したように、データは全ての送信アンテナTx1,Tx2,Tx3,Tx4から送信されるため、データ部では受信レベルの変化範囲はさらに大きくなる。従って、上述したA/D変換器の飽和や量子化誤差の問題は顕著となり、受信性能は大きく劣化してしまう。
このように従来の技術では、受信側において単一のアンテナTx1から送信されるショートプリアンブルのみを用いてAGCを行うため、他のアンテナTx2,Tx3,Tx4からの送信信号を受信する際に生じる受信レベルの変動に対応できない。また、アンテナTx1,Tx2,Tx3,Tx4から同時に信号が送信された場合の受信レベルの変動にも対応できない。
本発明の目的は、複数の送信アンテナからの信号を受信する際に、精度の高いAGCを行い、A/D変換を適切に行うことを可能とする無線通信用プリアンブル信号を用いる無線送信装置及び無線送信方法を提供することにある。
本発明の第1の観点によると、複数のアンテナと;前記複数のアンテナを用いてAGC用プリアンブルを送信する手段と;前記複数のアンテナを用いてデータを送信する手段とを具備し、iTx番目(iTxは1,2,3,..の値を取る)の前記アンテナから送信される時刻tの時間軸上のAGC用プリアンブルの信号は、次式に基づいて前記アンテナ毎に互いに異なる周波数成分となっていることを特徴とする無線送信装置を提供する。
Figure 2006054705
(ただし、iTxは前記アンテナの番号、tは時刻、NTxは前記アンテナの数、mは−24と2を取る値、k’はiTx番目の送信アンテナにおいてAGC用プリアンブルとして用いられるサブキャリアの番号に相当する値、HTS(NTx)は前記AGC用プリアンブルの系列、TGIは前記AGCプリアンブルのガードインターバル長、ΔFはサブキャリア間隔を示す)
本発明の第2の観点によれば、複数のアンテナを用いてAGC用プリアンブルを送信する処理と;前記複数のアンテナを用いてデータを送信する処理とを備え、iTx番目(iTxは1,2,3,..の値を取る)の前記アンテナから送信される時刻tの時間軸上のAGC用プリアンブルの信号は、次式に基づいて前記アンテナ毎に互いに異なる周波数成分となっていることを特徴とする無線送信方法を提供する。
Figure 2006054705
(ただし、iTxは前記アンテナの番号、tは時刻、NTxは前記アンテナの数、mは−24と2を取る値、k’はiTx番目の送信アンテナにおいてAGC用プリアンブルとして用いられるサブキャリアの番号に相当する値、HTS(NTx)は前記AGC用プリアンブルの系列、TGIは前記AGCプリアンブルのガードインターバル長、ΔFはサブキャリア間隔を示す)
本発明に従う通信用プリアンブル信号は、複数のアンテナから同時に送信されるAGC用プリアンブルを含むことにより、各アンテナから同時にデータが送信される場合でもA/D変換器の入力レベルを適切に調整することができ、無線受信装置の受信性能の向上及びA/D変換器の量子化ビット数の削減が可能になる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明の一実施形態による無線通信用プリアンブル信号は、図1に示されるように、まず単一のアンテナTx1から送信されるPLCP(Physical Layer Convergence Protocol)信号として、ショートプリアンブル列101、第1ロングプリアンブル列102、第1シグナルフィールド(SIGNAL)103及び第2シグナルフィールド(SIGNAL 2)104を有する。ショートプリアンブル列101を構成する単位プリアンブルSP及び第1ロングプリアンブル列102を構成する単位プリアンブルLPは、それぞれ一定長の信号系列であり、SPの長さに対してLPの長さは相対的に大きい。
ショートプリアンブル列101、第1ロングプリアンブル列102及び第1シグナルフィールド103はIEEE 802.11a規格に準拠しており、第2シグナルフィールド104は新たな無線LAN規格であるIEEE 802.11nに必要なものである。ショートプリアンブル列101と第1ロングプリアンブル列102との間には、ガードインターバル(Guard Interval)GIが配置される。
PLCP信号の後に、複数のアンテナTx1〜Tx4からそれぞれ同時に送信されるAGC用プリアンブル105A〜105Dが配置される。このAGC用プリアンブル105A〜105Dは、複数アンテナを使って送信された信号を、受信装置において適切な品質で復調できるようにするために用いられるものである。すなわち、AGC用プリアンブル105A〜105Dは、MIMO(Multi Input Multi Output)で通信するにあたって、受信装置が最適なAGCを行うことができるようにするためのプリアンブルであり、MIMOを用いたAGCを行う場合に特有のプリアンブルである。
AGC用プリアンブル105A〜105Dの後に、第2ロングプリアンブル列106A〜109A,106B〜109B,106C〜109C及び106D〜109Dがそれぞれ配置される。本実施形態では、AGC用プリアンブル105A〜105Dとして全て同じ信号系列を用いる場合について説明するが、AGC用プリアンブル105A〜105Dは互いに異なる信号系列であっても構わない。第2ロングプリアンブル列106A〜109A,106B〜109B,106C〜109C及び106D〜109Dを形成する単位プリアンブルLPの相互間には、ガードインターバルGIがそれぞれ配置される。後述するように、第2ロングプリアンブル列106A〜109A,106B〜109B,106C〜109C及び106D〜109Dは、それぞれ直交化されている。
上述した無線通信用プリアンブル信号の後、すなわち第2ロングプリアンブル列106A〜109A,106B〜109B,106C〜109C及び106D〜109Dのそれぞれの後に、アンテナTx1〜Tx4からそれぞれ送信される送信データ(DATA)110A〜110Dが配置される。
次に、図2を参照して本実施形態に従う無線送信装置について説明する。まず、送信データ201とメモリ202から出力される無線通信用プリアンブル信号がOFDM変調部203によって変調されることにより、OFDM信号の無線パケットが組み立てられる。組み立てられた無線パケットは、送信部204A〜204Dによって送信に必要な処理、例えばD/A(ディジタル−アナログ)変換、RF(無線周波数)帯への周波数変換(アップコンバート)及び電力増幅が施された後、図1で説明したアンテナTx1〜Tx4に相当する複数の送信アンテナ205A〜205Dに供給され、送信アンテナ205A〜205DからOFDM信号が図3に示す無線受信装置に向けて送信される。以下では、図1中のTx1〜Tx4を送信アンテナ205A〜205Dとして説明する。
本実施形態においては、図1中に示したショートプリアンブル列101から第1ロングプリアンブル列102、第1シグナルフィールド103及び第2シグナルフィールド104までのPLCP信号は、図2中の送信部204Aから送信アンテナ205Aのみによって送信される。PLCP信号以後の図1中に示したAGC用プリアンブル105A〜105D、第2ロングプリアンブル列106A〜109A,106B〜109B,106C〜109C及び106D〜109D及びデータ110A〜110Dは、図2中の送信部204A〜204Dから送信アンテナ205A〜205Dによって送信される。
一方、図3に示す無線受信装置においては、複数の受信アンテナ301A〜301Dによって、図2に示した無線送信装置から送信されたOFDM信号が受信される。無線受信装置は、単一の受信アンテナを備えていても構わない。受信アンテナ301A〜301DからのOFDM受信信号は、受信部302A〜302Dにそれぞれ入力される。受信部302A〜302Dでは受信処理、例えばRF帯からBB(ベースバンド)帯への周波数変換(ダウンコンバート)、AGC(自動利得制御)及びA/D(アナログ−ディジタル)変換が行われ、ベースバンド信号が生成される。
受信部302A〜302Dからのベースバンド信号は、伝送路推定部303A〜303D及びディジタル復調部304に入力される。伝送路推定部303A〜303Dでは、図2の無線送信装置から図3の無線受信装置までの伝送路応答が推定される。伝送路推定部303A〜303Dについては、後に詳しく説明する。ディジタル復調部304では、伝送路推定部303A〜303Dによって推定された伝送路応答に従ってベースバンド信号の復調が行われ、図2中に示した送信データ201に対応する受信データ305が生成される。
より詳しくは、ディジタル復調部304は入力部に伝送路等化器を有する。伝送路等化器は、受信信号が伝送路で受けた歪を除去するための等化処理を推定された伝送路応答に従って行う。ディジタル復調部304は、さらに上述の時間同期処理に基づく適切な復調タイミングで等化後の信号に対して復調処理を行い、データを再生する。
次に、図3中に示した受信部302A〜302Dについて説明する。図4に、受信部302Aの詳細な構成を示す。他の受信部302B〜302Dも同様であるため、ここでは受信部302Aのみについて説明する。受信アンテナ301Aから入力されるRF受信信号は、ダウンコンバータ401によってダウンコンバートされ、ベースバンド信号が生成される。この場合、RF受信信号を直接BB帯に変換してもよいし、一旦IF(中間周波数)帯への変換を行った後、BB帯に変換してもよい。
ダウンコンバータ401によって生成されたベースバンド信号は可変利得増幅器402に入力され、AGCすなわち信号レベルの調整が行われる。可変利得増幅器402からの出力信号は、A/D変換器403によりディジタル信号に変換される。A/D変換器403から出力されるディジタル信号は、受信部302の外に出力されると共に、利得制御部404に入力される。利得制御部404によってA/D変換器403からのディジタル信号から利得計算が行われ、それに基づいて可変利得増幅器402の利得が制御される。このAGCの具体的な内容については、後述する。
次に、図1に示した無線通信用プリアンブル信号を含む送信信号を受信する場合に着目して、図3及び図4で説明した無線受信装置の動作について説明する。無線受信装置は、まず図2中の送信アンテナ205Aから送信されるショートプリアンブル列101を受信し、ショートプリアンブル列101に対応するベースバンド信号を用いてフレーム先頭検出、時間同期、AFC(自動周波数制御)及びAGC制御を行う。AFCは、周波数同期とも呼ばれる。フレーム先頭検出、時間同期及びAFCについては公知の技術を用いることができるので説明を省略し、ここではAGCについて特に説明する。
ショートプリアンブル列101に対応するベースバンド信号は、可変利得増幅器402によって、予め与えられた初期利得値に従って増幅される。可変利得増幅器402からの出力信号は、A/D変換器403を経て利得制御部404に入力される。利得制御部404は、ショートプリアンブル列101に対応する受信信号のA/D変換後のレベルから利得を計算し、それに従って可変利得増幅器402の利得を制御する。
今、ショートプリアンブル列101に対応するベースバンド信号のA/D変換後のレベルをXとする。レベルXが高い場合、ベースバンド信号はA/D変換器403の入力ダイナミックレンジの上限を超え、A/D変換によって得られるディジタル信号は飽和を起こす。このため、特に高レベルの信号は歪んでしまう。一方、レベルXが低い場合、特に低レベルの信号はA/D変換に伴って大きな量子化誤差を含むようになる。このようにA/D変換後のレベルXが高い場合及び低い場合のいずれにおいても、A/D変換器403では適切な変換が行われないため、受信品質に大きな支障をきたす。
この問題を解決するため、利得制御部404はショートプリアンブル列101に対応するベースバンド信号のA/D変換後のレベルXが予め決められた目標値Zになるように、可変利得増幅器402の利得を制御する。A/D変換器403に入力される信号が全て飽和してしまう程度にベースバンド信号のレベルが大幅に高い場合、あるいは逆に大幅に低い場合、一回の制御で可変利得増幅器402の利得を適切に制御できないことがある。このような場合、利得制御を繰り返して行う。この結果、A/D変換器403に入力されるベースバンド信号のレベルをA/D変換器403の入力ダイナミックレンジ内に収まるような適切なレベルに調整することが可能となる。このようにショートプリアンブル列101に対応するベースバンド信号を用いて可変利得増幅器402の利得を制御することにより、適切なA/D変換を行い、受信品質の低下を避けることができる。
また、上記の説明では可変利得増幅器402のための利得計算に必要な受信レベルの測定をA/D変換器403から出力されるディジタル信号を用いて行ったが、A/D変換前のアナログ信号を用いてレベル測定を行うことも可能である。さらに、BB帯でなくIF帯あるいはRF帯で受信レベルの測定を行っても構わない。
次に、無線受信装置は送信アンテナ205Aから送信される第1ロングプリアンブル列102を受信し、ロングプリアンブル列102に対応するベースバンド信号を用いて伝送路推定、すなわち無線送信装置から無線受信装置までの伝送路応答(周波数伝達特性)の推定を行う。送信アンテナ205Aから送信される信号については上述のようにAGCが終了しているため、伝送路推定を行うときにはA/D変換器403への入力のレベルは適切に調整されている。従って、送信アンテナ205Aから送信される信号については、A/D変換器403から精度の高いディジタル信号が得られるため、このディジタル信号を用いて伝送路推定を的確に行うことができる。
次に、無線受信装置は送信アンテナ205Aから送信される第1シグナルフィールド103を受信し、第1シグナルフィールド103に対応するベースバンド信号に対して、上述した伝送路推定の結果を用いてディジタル復調部404により復調処理を行う。第1シグナルフィールド103には、プリアンブルデータに後続するデータの変調方式や無線パケット長を示す情報が記述されている。無線受信装置は、第1シグナルフィールド103中の無線パケット長情報から認識される無線パケット区間においてディジタル復調部404による復調処理を続ける。
図1に示した無線通信用プリアンブル信号のうち、PLCP信号の区間、特にショートプリアンブル列101から第1シグナルフィールド103までの無線パケット区間は、IEEE 802.11a規格に準拠している。従って、無線受信装置がIEEE 802.11a規格に準拠していれば、無線パケット区間では正常な受信動作を行うことができる。すなわち、シグナルフィールド103に後続する信号区間に、IEEE 802.11a規格に準拠した他の無線送信装置が送信を開始することによって当該無線パケットを破壊するようなことは生じない。
次に、無線受信装置は送信アンテナ205Aから送信される第2シグナルフィールド104を受信する。第2シグナルフィールド104には、無線パケットがIEEE 802.11a規格以外の規格、例えばIEEE 802.11nに対応していることを示す識別情報が記述されている。言い替えれば、第2シグナルフィールド104は、AGC用プリアンブル105A〜105Dと第2ロングプリアンブル列106A〜109A,106B〜109B,106C〜109C及び106D〜109Dが例えばIEEE 802.11nに対応した信号であることを示す。
次に、無線受信装置は送信アンテナ205A〜205Dから送信されるAGC用プリアンブル105A〜105Dを受信する。AGC用プリアンブル105A〜105Dは、第2シグナルフィールド104まで送信を続けてきた送信アンテナ205Aと今まで送信を行ってない送信アンテナ205B〜205Dから送信される。従って、送信アンテナ205Aのみから送信される信号(第1ショートプリアンブル列101、第2ロングプリアンブル列102、第1シグナル103及び及び第2シグナル104)を受信する場合と比較して、AGC用プリアンブル105A〜105Dを受信する場合の受信レベルは変化する。
無線受信装置は、第2シグナルフィールド104を受信し、ディジタル復調部でこれを復号することで無線パケットがIEEE 802.11nに対応する無線パケットであることを認識する。次に、ディジタル復調部304は受信部302A〜302DへAGCを開始する指令を出し、AGC用プリアンブル105A〜105Dを用いて再度AGCを行う。これにより送信アンテナ205A〜205Dから同時に送信され、受信される信号、すなわち、MIMO(Multi Input Multi Output)のチャネルで送られる信号を、受信レベルを適切に調整してA/D変換器403に入力する。
すなわち、図4で示したようにAGC用プリアンブル105A〜105Dに対応するベースバンド信号のA/D変換後のレベルを用いて、可変利得増幅器402に対する利得制御を再度行う。ディジタル復調部304がAGC用プリアンブル105A〜105Dを用いたAGC開始の指令を出すタイミングは、第2シグナルフィールド104の復号結果を用いる以外にも可能である。例えば、ディジタル復調部304においてマッチドフィルタ等を用いてAGC用プリアンブル105A〜105Dの受信を確認し、受信部302A〜302Dへ指令を出してAGC用プリアンブル105A〜105Dを用いたAGCを開始することも可能である。
従来の技術では、アンテナTx1から送信されるプリアンブル信号中のショートプリアンブル列のみを用いてAGCを行っている。すなわち、アンテナTx1以外のアンテナTx2〜TX4から送信される信号を受信する場合でも、アンテナTx1から送信される信号に対する受信レベルのみに従ってAGCを行う。
図5は、従来方式を用いた際のショートプリアンブルとデータ部の受信電力分布図である。伝搬路は、遅延時間が50nsecのマルチパス環境(データ1シンボル時間は4μsec)である。この図からわかるように、ショートプリアンブルx01の受信レベルと、データ部の受信レベル比は一致していないことがわかる。
例えば、図5におけるAの領域はデータ部x08〜x11の受信電力が低いのにもかかわらず、ショートプリアンブルx01の受信電力が強く受信されてしまう。このためショートプリアンブルx01の受信電力を基にAGCを調整した場合、データ部の受信電力はより低くなり、A/D変換器403において量子化誤差を生じさせてしまう。一方、図5におけるBの領域は、データ部x08〜x11の受信電力が大きいのにもかかわらず、ショートプリアンブルx01の電力は小さく受信されてしまう。よって、ショートプリアンブルx01の電力を基にAGCを施した場合、データ部x08〜x11ではA/D変換器304において飽和を生じさせてしまう。このように従来の方式ではデータ部x08〜x11の受信電力とショートプリアンブルの電力比が一定でないために、量子化誤差や飽和の影響により受信特性が悪化することがわかる。
これに対して、本実施形態によるとデータ信号を送信する全てのアンテナからAGC用プリアンブル105A〜105Dが送信される。図6は、本実施形態に従うショートプリアンブルとデータ部の受信電力分布図を示している。伝搬路は、図5の場合と同じ環境である。
図6から分かるように、本実施形態におけるAGC用プリアンブルの受信電力とデータ部110A〜110Dの受信電力はほぼ比例の関係にある。よって、本実施形態では全てのアンテナTx1〜Tx4(送信アンテナ205A〜205D)から同時に送信される、図1中に示すデータ110A〜110Dを受信する場合でも、A/D変換器への入力レベルが適切に調整されているため、従来の方式で発生していた飽和や量子化誤差の影響を大幅に削減できるため、従来方式よりも受信精度が大幅に向上する。
図7に、受信部302Aの変形例を示す。無線機における可変利得増幅器403は未知の信号を検出するために、信号を待ち受ける場合には比較的大きな利得を初期値としていることが多い。このため、AGC用プリアンブル105A〜105Dを受信する際に可変利得増幅器404の利得値を初期化してしまうと、利得が安定するまでに制御を繰り返す必要がある。図7のようにメモリ部405を備えた場合、ショートプリアンブル列101を用いた際の最終的な利得値をメモリ部405に蓄えることが可能になる。そして、AGC用プリアンブル105A〜105Dを受信する際には、利得を待ち受け状態の初期値に戻さず、メモリ部405から利得値を読み出して初期値として用いることで、AGC用プリアンブル105A〜105D受信時のAGCを正確にかつ短時間で終了させることが可能になる。
次に、利得制御部404の詳細な動作を図8のフローチャートを参照して説明する。
ショートプリアンブル列101の先頭の受信に応答して、受信装置はAGCを開始する(ステップS1)。
次に、制御の開始であるカウンタ(i)にゼロを代入する(ステップS2)。
次に、カウンタの値を参照して、制御の最初であるか途中であるかを判定する(ステップS3)。ここでは、カウンタの値はゼロであるため、YESと判定されステップS4に進む。
次に、プリアンブル105を受信中か否かの判定を行う(ステップS4)。この場合は無線パケットの先頭であるショートプリアンブル列101を受信しているためNOと判定され、ステップS5に進む。ステップS5では予め決められた初期値を設定する。
次に、与えられた初期値がステップS6において反映され、可変利得増幅器の増幅率が変更される。次に、現在のショートプリアンブル列の受信レベルの測定を行う(ステップS7)。ここで受信レベルがA/D変換器によって適切なレベル(ターゲットレベル)に設定されていなければNOと判定され、ステップS9に進む。
ステップS9では、カウンタの値を増加してステップS3へ進む。ステップS3では、カウンタの値が1であるため、ステップS10に進む。ステップS10では、ステップS7で測定されたレベルを用いて利得の計算を行う。
このようにしてステップS10→S6→S7→S8→S9のループを繰り返して受信レベルがターゲットに合うように繰り返し制御を行い、AGCを行っていく。そして、受信レベルがターゲットレベルになった後は、ステップS11においてゲインがメモリ部405に書き込まれて、アンテナTx1から送信される信号についてのAGCが終了する。
受信部302Aは、ショートプリアンブル列101を用いたAGCが終了すると、次にロングプリアンブル102、シグナルフィールド103及び104を受信する。シグナルフィールド104を受信した受信部302Aは、AGCプリアンブル105の区間でMIMO用のAGCを開始する。AGCは図9のステップS1から始まりステップS2→S3→S4と移行する。ここで、受信部302AはAGC用プリアンブル105を受信しているため、処理はステップS12に移行し、先ほどメモリ部405に書き込まれた値を呼び出してステップS6へ進む。その後の処理の流れは既に説明したと同様であるため、説明を省略する。
このように、AGC用プリアンブル105A〜105Dを受信する際には、利得を待ち受け状態の初期値に戻さず、メモリ部405でメモリされた利得値を初期値として用いることで、AGC用プリアンブル105A〜105Dの受信時のAGCを正確にかつ短時間で終了させることが可能となる。
なお、これまでの説明では複数の受信部302A〜302Dにおいて独立にAGCを行うように説明したが、受信部302A〜302D内でのAGCを共通に行うことも可能である。例えば、図9はAGCを共通に行う場合の無線受信装置の構成であり、図3の変形例である。図9においては、受信部302が各アンテナ301A〜301Dに対して共通になっている点が図3と異なる。
図10には、図9中の受信部302の詳細を示す。図10においては、利得制御部404及びショートプリアンブル列101を用いたAGC結果を保持するメモリ部405が各アンテナ301A〜301Dに対して共通である点が図7と異なる。
アンテナ301A〜301Dからの出力信号は、ダウンコンバータ401A〜401D、可変利得増幅器402A〜402Dを経てA/D変換器403A〜403Dに入力され、A/D変換器403A〜403Dの出力信号は共通の利得制御部404に入力される。利得制御部404によって決定された同一の利得が可変利得増幅器402A〜402Dに与えられる。例えば、可変利得増幅器402A〜402Dに対して、A/D変換器403A〜403DによるA/D変換後のレベルの中で、最も高いレベルを目標値Zに合わせるような利得を共通に与えるようにしても良い。
図9および図10に示した受信装置においても、ディジタル復調部304によりショートプリアンブル列101の受信を確認して受信部302へAGCを開始する指令を出す。その後、ディジタル復調部304は第2シグナルフィールド104あるいはAGC用プリアンブル105の受信を確認した後、受信部302MIMOのためのAGCを開始する指令を出す。
次に、無線受信装置は送信アンテナ205A〜205DからAGC用プリアンブル105A〜105Dに続いて送信されてくる第2ロングプリアンブル列106A〜109A,106B〜109B,106C〜109C及び106D〜109Dを受信する。第2ロングプリアンブル列106A〜109A,106B〜109B,106C〜109C及び106D〜109Dを構成する単位プリアンブルLPは、基本的に第1ロングプリアンブル列102を構成する単位プリアンブルLPと同じ信号系列である。
さらに、第2ロングプリアンブル列106A〜109A,106B〜109B,106C〜109C及び106D〜109Dは、それぞれウォルシュ系列を用いて直交化が行われている。すなわち、図1中の符号“-LP”が付された単位プリアンブルは、符号“LP”が付された単位プリアンブルに対して極性が反転している。無線受信装置において、第2プリアンブル列106A〜109A,106B〜109B,106C〜109C及び106D〜109Dは互いに合成されて受信されるが、後述するように受信される第2プリアンブル列に対してもウォルシュ系列を乗じることにより、送信アンテナ205A〜205Dから送信される信号を再生することが可能である。
次に、伝送路推定部303A〜303Dについて詳細に説明する。図11に、伝送路推定部303Aの詳細な構成を示す。他の伝送路推定部303B〜303Dも同様であるため、ここでは伝送路推定部303Aについてのみ説明する。伝送路推定部303Aは、無線送信装置のアンテナTx1〜Tx4(送信アンテナ205A〜205D)の各々から無線受信装置の受信アンテナ301Aまでの伝送路応答をそれぞれ推定する推定ユニット501A〜501Dを含む。
推定ユニット501Aは、受信された第2ロングプリアンブル列をそれぞれ1シンボル分蓄えるデータメモリ502A〜502D、受信された第2ロングプリアンブル列に乗じる係数を蓄える係数メモリ503A〜503D、乗算器504A〜504D及び加算器505を有する。他の推定ユニット501B〜501Dは、受信された第2ロングプリアンブル列に乗じる係数が異なる以外、推定ユニット501Aと同様である。データメモリ502A〜502Dは縦続に接続されており、シフトレジスタを形成している。
推定ユニット501Aにおいて、受信された第2ロングプリアンブル列106A〜109A,106B〜109B,106C〜109C及び106D〜109Dは、データメモリ502A〜502Dに蓄えられる。すなわち、メモリ502Aには第2ロングプリアンブル列中の最初のロングプリアンブル106A〜106Dを合成した信号の値が蓄えられる。以下同様に、メモリ502Bには次のロングプリアンブル107A〜107Dを合成した信号の値、メモリ502Cにはさらに次のロングプリアンブル108A〜108Dを合成した信号の値、メモリ502Dには最後のロングプリアンブル109A〜109Dを合成した信号の値がそれぞれ蓄えられる。
今、送信アンテナ205A〜205Dから受信アンテナ301Aまでの伝送路応答の値がそれぞれh1,h2,h3,h4であるとすると、データメモリ502A,502B,502C,502Dにそれぞれ蓄えられる信号値S502A,S502B,S502C,S502Dは以下のように表される。
Figure 2006054705
次に、乗算器504A,504B,504C,504Dにおいて、データメモリ502A,502B,502C,502Dに蓄えられた信号値に、係数メモリ503A,503B,503C,503Dに蓄えられている係数が乗じられる。推定ユニット501Aでは、送信アンテナ205Aから受信アンテナ301Aまでの伝送路応答を推定するため、係数メモリ503A,503B,503C,503Dに蓄えられている係数の値は全て1とされる。すなわち、係数メモリ503A,503B,503C,503Dに蓄えられる係数値は、(1,1,1,1)という系列で表される。
次に、加算器505において乗算器504A〜504Dの乗算結果が加算される。この場合、式(1)〜式(4)の信号値S502A,S502B,S502C,S502Dを加算した結果が得られる。従って、式(1)〜式(4)からわかるように、加算結果にはロングプリアンブルLPとアンテナTx1(送信アンテナ205A)からの伝送路応答の値h1のみが残る。ロングプリアンブル列を構成する単位プリアンブルLPを無線送信装置と無線受信装置間で予め決めておいたパターンにしておけば、全ての送信アンテナ205A〜205Dから送信された信号が合成された受信信号に基づいて、送信アンテナ205Aから受信アンテナ301Aまでの伝送路応答の推定を行うことが可能になる。
一方、推定ユニット501B,501C,501Dにおいては、係数メモリ503B,503C,503Dに係数値としてそれぞれ(1,1,−1,−1),(1,−1,−1,1),(1,−1,1,−1)というウォルシュ系列が蓄えられている。これにより推定ユニット501B,501C,501Dでは、それぞれアンテナTx2,Tx3,Tx4(送信アンテナ205B,205C,205D)から受信アンテナ301Aまでの伝送路応答の推定を行うことが可能になる。
このように伝送路推定部303Aでは、送信アンテナ205A〜205Dから受信アンテナ301Aまでの伝送路応答の推定が行われる。同様にして、伝送路推定部303B,303C,303Dでは、送信アンテナ205A〜205Dから受信アンテナ301B,301C,301Dまでの伝送路応答の推定が行われる。
本実施形態によると、複数のアンテナTx1,Tx2,Tx3,Tx4(送信アンテナ205A〜205D)から同時にAGC用プリアンブル105A〜105Dが送信される。従って、送信アンテナ205A〜205Dから同時に送信されるデータ110A〜110Dを受信する場合でも、A/D変換器403の入力レベルが適切に調整される。これにより無線受信装置の受信性能が向上し、またA/D変換器403の量子化ビット数を削減することが可能となる。さらに、AGC用プリアンブル105A〜105Dを用いたAGCにおいて、単一の送信アンテナ205Aからの信号を用いて調整した可変利得増幅器402の利得の最終値を初期値として利得制御を行うことにより、制御精度の向上あるいは制御スピードの向上を達成することができる。
図15に示した従来の無線通信用プリアンブル信号では、アンテナTx1から送信されるショートプリアンブル列x01がアンテナTx1から後に送信される信号に対するAGC用プリアンブルとして機能するが、アンテナTx1以外のアンテナTx2,Tx3,Tx4から送信される信号に対するAGC用プリアンブルは存在しない。従って、アンテナTx2,Tx3,Tx4からそれぞれロングプリアンブルx05,x06,x07が単独に送信される場合、ロングプリアンブルx05,x06,x07を受信する際の受信レベルを調整することができないため、適切なA/D変換を行うことができない。ロングプリアンブルx05,x06,x07を適切に受信するためには、アンテナTx1からのみならず、アンテナTx2,Tx3,Tx4からもAGC用プリアンブルを送信する必要があるため、効率が悪化するという問題がある。
これに対して、本実施形態では図1に示したようにアンテナTx1,Tx2,Tx3,Tx4(送信アンテナ205A〜205D)からロングプリアンブル列106A〜109A,106B〜109B,106C〜109C及び106D〜109Dが送信されている。このため、送信アンテナ205A〜205Dから送信されるAGC用プリアンブル105A,105Dを用いて、データ110A〜110Dのみならず、ロングプリアンブル列106A〜109A,106B〜109B,106C〜109C及び106D〜109Dを受信する際にも適切なAGCを行うことができる。従って、適切なA/D変換により高い受信精度を維持でき、また余計なプリアンブルを挿入することによる効率の低下も避けられる。
さらに、図15に示したプリアンブル信号では、送信アンテナによってはロングプリアンブルが送信されない区間があり、無線パケットの効率が低下する。これに対して、本実施形態によると複数の送信アンテナ205A〜205Dから同時にウォルシュ系列を用いたロングプリアンブルを送信するため、無線パケットの効率が向上する。無線パケットの効率を固定した場合には、ロングプリアンブル106A〜109A,106B〜109B,106C〜109C及び106D〜109Dを用いた伝送路推定の推定精度を向上させることができ、受信性能の向上が可能になる。
次に、AGC用プリアンブル105A〜105Dの具体例について説明する。図12(a)〜(d)に示されるAGC用プリアンブル105A〜105Dには、時間軸上の複数サンプル(この例では10サンプル)からなる信号系列が用いられている。例えば、アンテナTx1から送信されるプリアンブル105Aは、(a0,a1,a2,a3,a4,a5,a6,a7,a8,a9)という系列が用いられている。
さらに、図12(a)〜(d)に示されるAGC用プリアンブル105A〜105Dは、各々の信号系列が互いに時間的に巡回シフトしている。すなわち、ある基準となるアンテナから送信されるAGC用プリアンブルの信号系列を時間的に巡回シフトした系列は、他のアンテナから送信されるAGC用プリアンブルの信号系列となっている。例えば、アンテナTx2から送信されるAGC用プリアンブル105Bは、(a1,a2,a3,a4,a5,a6,a7,a8,a9,a0)であり、これは基準となるアンテナTx1から送信されるAGC用プリアンブル105Aを時間的に1サンプル巡回シフトした系列である。
同様に、アンテナTx3から送信されるAGC用プリアンブル105Cは、アンテナTx1から送信されるAGC用プリアンブル105Aを時間的に2サンプル巡回シフトした系列であり、アンテナTx4から送信されるAGC用プリアンブル105Dは、アンテナTx1から送信されるAGC用プリアンブル105Aを時間的に3サンプル巡回シフトした系列である。
AGC用プリアンブル105A〜105Dは、同一の信号系列である場合、送信時に互いに干渉を起こすことがある。このような相互干渉があると、マルチパスの状態や受信地点によっては指向性アンテナ送信に似たような電界が生じる結果、ヌル点が形成される。すなわち、AGC用プリアンブルが全く受信されなくなる受信地点が存在し、受信レベルが正確に測定されない可能性がある。
AGC用プリアンブル105A〜105Dを上述のような互いに巡回シフトした信号系列としてマルチパスを意図的に生成することにより、信号系列のある一つのサンプルで相互干渉が生じて受信レベルが低下していても、他のサンプルでは受信レベルの低下が生じる確率が少なくなる。このため正確な受信レベルの測定が可能になり、無線受信装置の受信性能が向上する。例えば、IEEE 802.11で規定されているプロトコルであるCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)を阻害しない通信システムを構築することが可能である。
図13(a)〜(d)には、AGC用プリアンブル105A〜105Dの他の具体例を示す。図12(a)〜(d)に示したAGC用プリアンブル105A〜105Dは、互いに時間的に巡回シフトしている時間軸上の信号系列であるのに対し、図13(a)〜(d)に示すAGC用プリアンブル105A〜105Dは周波数軸上の信号系列であり、かつ互いに異なる周波数成分を有する点が異なっている。図13において、f0〜f15はサブキャリアの周波数を示し、ハッチングが施されたサブキャリアは、そのキャリアから送信があることを示し、ハッチングが施されていないサブキャリアは、送信を行っていないことを示す。
例えば、アンテナTx1から送信されるAGC用プリアンブル105Aはf0、f4、f8およびf12のサブキャリアから構成され、アンテナTx2から送信されるAGC用プリアンブル105Bはf1、f5、f9およびf13のサブキャリアから構成され、アンテナTx3から送信されるAGC用プリアンブル105Cはf2、f6、f10およびf14のサブキャリア、アンテナTx4から送信されるAGC用プリアンブル105Dはf3、f7、f11及びf15のサブキャリアから構成される。アンテナTx1から送信されるサブキャリアは、他のアンテナTx2〜Tx3から送信されることはない。同様にアンテナTx2から送信されるサブキャリアは、他のアンテナTx1,Tx3,Tx4から送信されることはない。
AGC用プリアンブル105A〜105Dは、実際には逆高速フーリエ変換(IFFT)または逆離散フーリエ変換(DFT)が施され、時間軸上の信号系列に変換された後に送信される。すなわち、無線送信装置では図14に示されるように、メモリ202にAGC用プリアンブルとして図13(a)〜(d)に示すような周波数軸上の信号系列のデータが蓄えられている。メモリ202から読み出された周波数軸上の信号系列のデータは、IFFT回路206によって時間軸上の信号系列に変換され、ディジタル変調部203に入力される。なお、IFFT回路206の機能をディジタル変調部203に組み込むことも可能である。メモリ202に、図13(a)〜(d)に示す周波数軸上の信号系列を時間軸上の信号系列に変換したデータを予め蓄積しておいてもよく、その場合はIFFT回路206は不要となる。
このように通信用プリアンブル信号に図13(a)〜(d)に示すAGC用プリアンブル105A〜105Dを用いた場合、アンテナTx1,Tx2,Tx3,Tx4から同一の周波数成分が送信されることはないため、アンテナTx1,Tx2,Tx3,Tx4からの送信信号は互いに干渉することなく無線受信装置に到達する。従って、無線受信装置は正確な受信レベル測定が可能になり、受信性能が向上する。
次式に、AGC用ショートプリアンブルのさらに別の具体的系列を示す。
Figure 2006054705
式(I)のHTS(2) -26,26は総送信アンテナ数が2本の場合の系列を示し、式(II)式(III)で示すHTS(3) -26,26およびHTS(4) -26,26はそれぞれ送信アンテナ数が3本および4本の場合を示す。各HTSは時間軸波形のピーク電力対平均電力比が最小になるように設計されている。HTSは周波数軸上の系列を示し、−26番目のサブキャリアから+26番目のサブキャリアまで合計53本のサブキャリアについて記述してある。なお、jは虚数を表す。
各送信アンテナでは、HTSの互いに異なる周波数成分を用いる。例えば総送信アンテナが2の場合、送信アンテナ205aではHTS(2) -26,26のうち−24,−20,−16,−12,−8,−4,2,6,10,14,18,22番目のサブキャリアの値が用いられ、送信アンテナ205Bでは−22,−18,−14,−10,−6,−2,4,8,12,16,20,24番目のサブキャリアが用いられることになる。
HTSは上述の例のように送信アンテナ毎に分配され、IFFTが施されて時間軸上の信号が送信される。
Tx番目(iTxは1,2,3,..の値を取る)の送信アンテナから送信される時刻tの時間軸上の信号は、次のように記述できる。
Figure 2006054705
ただし、iTxは前記アンテナの番号、tは時刻、NTxは前記アンテナの数、mは−24と2を取る値、k’はiTx番目の送信アンテナにおいてAGC用プリアンブルとして用いられるサブキャリアの番号に相当する値、HTS(NTx)は前記AGC用プリアンブルの系列、TGIは前記AGCプリアンブルのガードインターバル長、ΔFはサブキャリア間隔を示す。
数式(IV)で示すような式を基づいて各送信アンテナで異なる位置のHTS、すなわち周波数成分を送信することにより、サブキャリア間での干渉がなくなり、受信機は送信アンテナからの受信電力を正確に測定することが可能になる。なお、本実施形態では総送信アンテナ数により異なるHTSを用いたが、総送信アンテナによらず同一の系列を用いる事も可能である。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に従う無線通信用プリアンブル信号を示す図 本発明の一実施形態に従う無線送信装置の構成を示すブロック図 本発明の一実施形態に従う無線受信装置の構成を示すブロック図 図3中に示す受信部の構成例を示すブロック図 従来方式を用いた際のショートプリアンブルとデータ部の受信電力分布図 本発明の一実施形態におけるショートプリアンブルとデータ部の受信電力分布図 受信部の他の構成例を示すブロック図 利得制御部の動作を示すフローチャート 本発明の一実施形態に従う無線受信装置の変形例の構成を示すブロック図 図9の無線受信装置における受信部の構成例を示すブロック図 図3中に示す伝送路推定部の構成例を示すブロック図 図1中に示すAGC用プリアンブルの一構成例を示す図 図1中に示すAGC用プリアンブルの他の構成例を示す図 本発明の他の実施形態に従う無線送信装置の構成を示すブロック図 非特許文献1により提案された無線通信用プリアンブル信号を示す図 IEEE 802.11aに準拠した無線通信用プリアンブル信号を示す図
符号の説明
101…ショートプリアンブル列
102…第1ロングプリアンブル列
103…第1シグナルフィールド
104…第2シグナルフィールド
105A〜105D…AGC用プリアンブル
106A〜109A,106B〜109B,106C〜109C,106D〜109D…第2ロングプリアンブル列
110A〜110D…データ
202…メモリ
203…ディジタル変調部
204A〜204D…送信部
205A〜205D…送信アンテナ
301A…301D…受信アンテナ
302,302A〜302D…受信部
303A〜303D…伝送路推定部
304…ディジタル復調部
401…ダウンコンバータ
402,402A〜402D…可変利得増幅器
403…A/D変換器
404…利得制御部
501A〜501D…推定ユニット
502A〜502D…データメモリ
503A〜503D…係数メモリ
504A〜504D…乗算器
505…加算器

Claims (2)

  1. 複数のアンテナと;
    前記複数のアンテナを用いてAGC用プリアンブルを送信する手段と;
    前記複数のアンテナを用いてデータを送信する手段とを具備し、
    Tx番目(iTxは1,2,3,..の値を取る)の前記アンテナから送信される時刻tの時間軸上のAGC用プリアンブルの信号は、次式に基づいて前記アンテナ毎に互いに異なる周波数成分となっていることを特徴とする無線送信装置。
    Figure 2006054705
    (ただし、iTxは前記アンテナの番号、tは時刻、NTxは前記アンテナの数、mは−24と2を取る値、k’はiTx番目の送信アンテナにおいてAGC用プリアンブルとして用いられるサブキャリアの番号に相当する値、HTS(NTx)は前記AGC用プリアンブルの系列、TGIは前記AGCプリアンブルのガードインターバル長、ΔFはサブキャリア間隔を示す)
  2. 複数のアンテナを用いてAGC用プリアンブルを送信する処理と;
    前記複数のアンテナを用いてデータを送信する処理とを備え、
    Tx番目(iTxは1,2,3,..の値を取る)の前記アンテナから送信される時刻tの時間軸上のAGC用プリアンブルの信号は、次式に基づいて前記アンテナ毎に互いに異なる周波数成分となっていることを特徴とする無線送信方法。
    Figure 2006054705
    (ただし、iTxは前記アンテナの番号、tは時刻、NTxは前記アンテナの数、mは−24と2を取る値、k’はiTx番目の送信アンテナにおいてAGC用プリアンブルとして用いられるサブキャリアの番号に相当する値、HTS(NTx)は前記AGC用プリアンブルの系列、TGIは前記AGCプリアンブルのガードインターバル長、ΔFはサブキャリア間隔を示す)
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