JP2006067046A - ゲートウェイ情報処理装置、情報送受信方法、情報送受信プログラム及びプログラム記録媒体 - Google Patents

ゲートウェイ情報処理装置、情報送受信方法、情報送受信プログラム及びプログラム記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】遠隔の装置から受信したデータに何らかの処理を要する場合、宛先ユーザの最寄りにあって該データに必要な処理を代行実行可能な装置に転送するゲートウェイ装置を提供する。
【解決手段】ゲートウェイ装置の一つであるファクシミリ装置100は受信データの宛先に指定される可能性がある全ての宛先名と該宛先のユーザが使う装置のLAN上のホスト名を登録する宛先解決テーブル30cと、該ホスト名に対応するLAN上のIPアドレスとサブネットアドレスとをLAN上のネームサーバより自動的に取得して登録可能な名前解決テーブル30dとを用いて、電話回線11等を介して受信したデータの宛先ユーザの装置に受信データを送信する代わりに、名前解決テーブル30dのサブネットアドレスが宛先ユーザの装置と同一の装置の中から、該受信データを処理可能な代行用装置を宛先ユーザの最寄りの装置として選択して、該代行用装置に受信データを転送する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ゲートウェイ情報処理装置、情報送受信方法、情報送受信プログラム及びプログラム記録媒体に関する。特に、ローカルエリアに設置されたローカルエリアネットワークに接続される情報送受信システムにおいて、遠隔の情報処理装置とネットワークを介してデータを送受信する窓口用のゲートウェイ情報処理装置に関し、該ゲートウェイ情報処理装置が受信したデータの宛先となるユーザが使用するPCなどの情報処理装置(宛先用の第1情報処理装置)と、例えば印刷処理や拡大映写処理やCAD作図処理などの何らかの処理を必要とする受信データの場合、第1情報処理装置に代わって、必要とする処理を実行することができる情報処理装置(代行用の第2情報処理装置)と、から構成される情報送受信用のシステムに好適に適用可能である。
例えば、オフィスに設置されている従来のファクシミリ装置においては、ファクシミリ装置がファクシミリデータを受信すると、直ちに記録紙に印刷し、印刷結果を受信側のユーザがファクシミリ装置まで受け取りに行くことが一般的である。しかし、オフィス環境などによっては、1台のファクシミリ装置を多数の人が共用して利用するため、ファクシミリ装置から遠い場所にいるユーザは、離れた場所まで印刷結果を受け取りに行くことが要求され、手間がかかってしまう。
このような問題を解決しようとして、例えば、特許文献1の特開平6−152830号公報「受信ファクシミリデータの自動配信システム」においては、ファクシミリアダプタを備えた窓口用のゲートウェイ情報処理装置となるワークステーションに、受信したファクシミリデータの転送先となる宛先データを予め格納した名簿ファイルを備え、該名簿ファイルに格納されている宛先データに基づいて、受信したファクシミリデータの中から文字認識された宛先が示す転送先のワークステーションに対してファクシミリデータを転送して表示したり印刷したりすることが提案されている。
特開平6−152830号公報
しかしながら、前記特許文献1に提案されている技術では、宛先となる転送先のワークステーションには、ファクシミリデータを受信して表示したり印刷したりすることができる手段を備えていることが必須であり、かかる手段を備えていない場合には、受信したファクシミリデータを喪失してしまうという問題を有している。また、各宛先に対する転送先となるワークステーションを予め名簿ファイルとして編集して格納することにしているため、各宛先となる転送先ワークステーションなどに変更等があった場合には、その都度、名簿ファイルを編集し直して窓口用のワークステーションに設定し直すことが必要となり、ネットワークに接続されているワークステーションの数が増加するにつれて、名簿ファイルの編集作業が増大し複雑化していくという問題も有している。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、かつ、取り扱うデータとして、ファクシミリデータに限らず、例えば映像データや音楽データあるいは一般のデータに関しても対象とし、印刷処理や表示処理や拡大映写処理やあるいはジャーナル蓄積処理などの何らかの処理を要するデータの送受信に対して好適に適用可能とするゲートウェイ情報処理装置、情報送受信方法、情報送受信プログラム及びプログラム記録媒体を提供することを目的としている。
即ち、本発明は、印刷処理や表示処理や拡大映写処理やあるいはジャーナル蓄積処理などの何らかの処理を要するデータの送受信に当たって、宛先のユーザが使用する宛先用の情報処理装置(PCやサーバやワークステーションなど)に、受信データに対する処理を施すべき手段が備えられていない場合、あるいは、たとえ、該宛先用の情報処理装置に受信データに対する処理手段を備えていたとしても、更に受信データに対する処理品質や処理性能を向上させた処理を施したい場合には、受信データ中の宛先が示すユーザが使用する宛先用情報処理装置が接続されているローカルエリアネットワーク上のネットワークアドレスに基づいて、該宛先用情報処理装置が存在するエリア(建屋やフロア)を示すサブネットワークを判別して、該サブネットワーク内に属していて、受信データに対する処理を施すべき処理手段を備えている情報処理装置(例えば、受信データの印刷処理を要する場合は、印刷用のプリンタ装置(画像形成装置)、受信データの拡大映写処理を要する場合は、投映用のプロジェクタ装置、受信データのジャーナル蓄積処理を要する場合は、大容量記憶装置を備えたジャーナル記録装置などを有する情報処理装置)、即ち、宛先用情報処理装置に代わって処理を代行する代行用情報処理装置に対して、受信データを転送することによって、宛先用情報処理装置に代わって、宛先のユーザに近接した場所に存在している代行用情報処理装置を用いて、当該宛先向けの受信データに必要な受信処理を実施可能とすることを目的としている。
更に、例えば宛先のユーザが使用する宛先用情報処理装置(PCやサーバやワークステーションなど)や代行用情報処理装置などについて移設等に伴いネットワーク上のアドレスに変更が発生したりした場合であっても、自動的に、変更後のネットワークアドレスを再登録することにより、移設等がなされた後の宛先用情報処理装置に近接して配置されている代行用情報処理装置を転送先としての新たな情報処理装置として自動的に選択することを可能とすることを目的としている。
第1の技術手段は、ローカルエリアに設置されていて、ネットワークを介して遠隔の情報処理装置との間でデータを送受信する送受信手段と、該ローカルエリア内に設置されている任意の情報処理装置との間でローカルエリアネットワークを介してデータを転送する送受信手段とを備えたゲートウェイ情報処理装置であって、当該ゲートウェイ情報処理装置が遠隔の情報処理装置から受信した受信データが示す宛先のユーザが使用し、前記ローカルエリアネットワークに接続されている宛先用の第1情報処理装置と、当該ゲートウェイ情報処理装置が遠隔の情報処理装置から受信した受信データに対して施すべき処理が必要であった場合、宛先用の前記第1情報処理装置に代わって、必要とされる処理を施す手段を備え、前記ローカルエリアネットワークに接続されている代行用の第2情報処理装置とから構成されている場合において、当該ゲートウェイ情報処理装置は、宛先のユーザが使用する前記第1情報処理装置に対して前記受信データを送信する代わりに、該受信データに必要とされる処理を施すことができる前記第2情報処理装置に転送することを特徴とする。
第2の技術手段は、前記第1の技術手段に記載のゲートウェイ情報処理装置において、当該ゲートウェイ情報処理装置が、宛先のユーザが使用する前記第1情報処理装置に対して前記受信データを送信する代わりに、該受信データに必要とされる処理を施すことができる前記第2情報処理装置に転送する場合、当該ゲートウェイ情報処理装置は、前記受信データの宛先となる前記第1情報処理装置に対して、前記第2情報処理装置に転送して前記受信データを処理する旨を示す転送通知メッセージを送信することを特徴とする。
第3の技術手段は、前記第1又は第2の技術手段に記載のゲートウェイ情報処理装置において、当該ゲートウェイ情報処理装置が、遠隔の情報処理装置から受信した受信データの宛先欄に記録される可能性がある全ての宛先名と、該宛先のユーザそれぞれが使用する前記第1情報処理装置の前記ローカルエリアネットワーク上の識別名となるホスト名とを対応して登録する宛先解決テーブルと、前記第1情報処理装置のホスト名と前記第2情報処理装置の前記ローカルエリアネットワーク上の識別名となるホスト名とにそれぞれ対応して、少なくとも、前記第1情報処理装置と前記第2情報処理装置とのそれぞれの前記ローカルエリアネットワーク上のネットワークアドレスと、前記第1情報処理装置と前記第2情報処理装置とのそれぞれの前記ローカルエリアネットワーク上の接続場所を特定することができるサブネットワークアドレスと、前記第1情報処理装置と前記第2情報処理装置とのそれぞれが前記受信データに必要とされる処理を施すことができる処理手段を備えているか否かを示すデバイス情報とを登録する名前解決テーブルとを備え、当該ゲートウェイ情報処理装置が、前記受信データの宛先のユーザが使用する前記第1情報処理装置に対して前記受信データを送信する代わりに、前記第2情報処理装置に対して転送する際に、前記宛先解決テーブルを参照して、前記受信データの宛先名に対応する前記第1情報処理装置のホスト名を抽出して、抽出された該ホスト名を用いて前記名前解決テーブルを索引することにより、前記第1情報処理装置のサブネットワークアドレスを取り出して、該サブネットワークアドレスが示すサブネットワークと同一のサブネットワークに属する前記第2情報処理装置を、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置として、前記名前解決テーブルから選択することを特徴とする。
第4の技術手段は、前記第3の技術手段に記載のゲートウェイ情報処理装置において、当該ゲートウェイ情報処理装置が、前記名前解決テーブルの前記デバイス情報を参照して、前記受信データの宛先となるユーザが使用する前記第1情報処理装置が、前記受信データに必要とされる処理を施すことができる処理手段を備えていないことを検出した場合に、該第1情報処理装置と同一のサブネットワークに属する前記第2情報処理装置を、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置として、前記名前解決テーブルから選択し、一方、前記受信データの宛先となるユーザが使用する前記第1情報処理装置が、前記受信データに必要とされる処理を施すことができる処理手段を備えていることを検出した場合、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置を選択することなく、前記第1情報処理装置に対して前記受信データを送信することを特徴とする。
第5の技術手段は、前記第3又は第4の技術手段に記載のゲートウェイ情報処理装置において、宛先の前記第1情報処理装置と同一のサブネットワークに属する前記第2情報処理装置が前記名前解決テーブルに複数存在している場合、当該ゲートウェイ情報処理装置が、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置を選択する際に、複数の前記第2情報処理装置のネットワークアドレスのうち、最も大きい値又は最も小さい値を有する前記第2情報処理装置を選択するか、あるいは、複数の前記第2情報処理装置に同時に問い合わせ信号を送信して最も早く応答信号を返送してきた前記第2情報処理装置を選択するか、あるいは、前記第1情報処理装置及び前記第2情報処理装置それぞれの所在位置に関する情報を前記名前解決テーブルに更に登録しておき、該名前解決テーブルを参照して宛先となる前記第1情報処理装置に最も近接して配置されている前記第2情報処理装置を選択するか、あるいは、前記第2情報処理装置のいずれかをランダムに任意に選択するか、のいずれかにより、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置を選択することを特徴とする。
第6の技術手段は、前記第3乃至第5の技術手段のいずれかに記載のゲートウェイ情報処理装置において、前記ローカルエリアネットワークに、該ローカルエリアネットワークに接続されている全てのネットワーク機器に関するホスト名に関するネットワークアドレスとサブネットワークアドレスとを、ホスト名と対応付けて登録管理しているネームサーバを更に備え、当該ゲートウェイ情報処理装置が、前記名前解決テーブルのホスト名それぞれに対応するネットワークアドレス及びサブネットワークアドレスを登録する際に、前記ネームサーバに問い合わせて、ホスト名に対応するネットワークアドレスとサブネットワークアドレスとを取得して、前記名前解決テーブルに登録することを特徴とする。
第7の技術手段は、前記第6の技術手段に記載のゲートウェイ情報処理装置において、当該ゲートウェイ情報処理装置が、遠隔の情報処理装置からデータを受信した際に、前記宛先解決テーブルを参照して抽出された宛先となる前記第1情報処理装置のホスト名が、前記名前解決テーブルに存在していないことを検出した場合、あるいは、前記第1情報処理装置のホスト名に対応して前記名前解決テーブルに存在しているネットワークアドレスに対する通信を確立することができないことを検出した場合、当該ゲートウェイ情報処理装置が、前記ネームサーバに問い合わせて、ホスト名に対応するネットワークアドレスとサブネットワークアドレスとを取得することを特徴とする。
第8の技術手段は、前記第3乃至第7の技術手段のいずれかに記載のゲートウェイ情報処理装置において、前記名前解決テーブルに、更に、前記ホスト名毎に、該ホスト名に関する登録情報を有効とする期間を示す有効期限を登録することができ、当該ゲートウェイ情報処理装置は、前記第1情報処理装置又は前記第2情報処理装置のホスト名に関する情報を前記名前解決テーブルへ登録する際に、前記有効期限を予め定めた初期値に設定し、以降、該有効期限の経過を監視し、該ホストに設定した前記有効期限が経過したことを検出した場合、前記名前解決テーブルから、該当するホスト名に関する登録情報を削除することを特徴とする。
第9の技術手段は、前記第8の技術手段に記載のゲートウェイ情報処理装置において、当該ゲートウェイ情報処理装置は、前記第1情報処理装置又は前記第2情報処理装置のいずれかの情報処理装置との間で前記ローカルエリアネットワークを介した通信が成功したことを検出した場合、通信が成功した前記情報処理装置の前記ホスト名に関する前記有効期限の経過を前記初期値からの経過を監視する状態に再設定することを特徴とする。
第10の技術手段は、前記第3乃至第9の技術手段のいずれかに記載のゲートウェイ情報処理装置において、当該ゲートウェイ情報処理装置は、前記受信データの宛先名に対応する前記第1情報処理装置のホスト名を前記宛先解決テーブルから抽出することができなかった場合、あるいは、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置が前記名前解決テーブルに存在していなかった場合、エラー表示と共に前記受信データを当該ゲートウェイ情報処理装置に出力することを特徴とする。
第11の技術手段は、ローカルエリアに設置されていて、ネットワークを介して遠隔の情報処理装置との間でデータを送受信する送受信手段と、該ローカルエリア内に設置されている任意の情報処理装置との間でローカルエリアネットワークを介してデータを転送する送受信手段とを備えたゲートウェイ情報処理装置における情報送受信方法であって、当該ゲートウェイ情報処理装置が遠隔の情報処理装置から受信した受信データが示す宛先のユーザが使用し、前記ローカルエリアネットワークに接続されている宛先用の第1情報処理装置と、当該ゲートウェイ情報処理装置が遠隔の情報処理装置から受信した受信データに対して施すべき処理が必要であった場合、宛先用の前記第1情報処理装置に代わって、必要とされる処理を施す手段を備え、前記ローカルエリアネットワークに接続されている代行用の第2情報処理装置とから構成されている場合において、当該ゲートウェイ情報処理装置は、宛先のユーザが使用する前記第1情報処理装置に対して前記受信データを送信する代わりに、該受信データに必要とされる処理を施すことができる前記第2情報処理装置に転送することを特徴とする。
第12の技術手段は、前記第11の技術手段に記載の情報送受信方法において、当該ゲートウェイ情報処理装置が、宛先のユーザが使用する前記第1情報処理装置に対して前記受信データを送信する代わりに、該受信データに必要とされる処理を施すことができる前記第2情報処理装置に転送する場合、当該ゲートウェイ情報処理装置は、前記受信データの宛先となる前記第1情報処理装置に対して、前記第2情報処理装置に転送して前記受信データを処理する旨を示す転送通知メッセージを送信することを特徴とする。
第13の技術手段は、前記第11又は第12の技術手段に記載の情報送受信方法において、当該ゲートウェイ情報処理装置が、遠隔の情報処理装置から受信した受信データの宛先欄に記録される可能性がある全ての宛先名と、該宛先のユーザそれぞれが使用する前記第1情報処理装置の前記ローカルエリアネットワーク上の識別名となるホスト名とを対応して登録する宛先解決テーブルと、前記第1情報処理装置のホスト名と前記第2情報処理装置の前記ローカルエリアネットワーク上の識別名となるホスト名とにそれぞれ対応して、少なくとも、前記第1情報処理装置と前記第2情報処理装置とのそれぞれの前記ローカルエリアネットワーク上のネットワークアドレスと、前記第1情報処理装置と前記第2情報処理装置とのそれぞれの前記ローカルエリアネットワーク上の接続場所を特定することができるサブネットワークアドレスと、前記第1情報処理装置と前記第2情報処理装置とのそれぞれが前記受信データに必要とされる処理を施すことができる処理手段を備えているか否かを示すデバイス情報とを登録する名前解決テーブルとを備え、当該ゲートウェイ情報処理装置が、前記受信データの宛先のユーザが使用する前記第1情報処理装置に対して前記受信データを送信する代わりに、前記第2情報処理装置に対して転送する際に、前記宛先解決テーブルを参照して、前記受信データの宛先名に対応する前記第1情報処理装置のホスト名を抽出して、抽出された該ホスト名を用いて前記名前解決テーブルを索引することにより、前記第1情報処理装置のサブネットワークアドレスを取り出して、該サブネットワークアドレスが示すサブネットワークと同一のサブネットワークに属する前記第2情報処理装置を、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置として、前記名前解決テーブルから選択することを特徴とする。
第14の技術手段は、前記第13の技術手段に記載の情報送受信方法において、当該ゲートウェイ情報処理装置が、前記名前解決テーブルの前記デバイス情報を参照して、前記受信データの宛先となるユーザが使用する前記第1情報処理装置が、前記受信データに必要とされる処理を施すことができる処理手段を備えていないことを検出した場合に、該第1情報処理装置と同一のサブネットワークに属する前記第2情報処理装置を、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置として、前記名前解決テーブルから選択し、一方、前記受信データの宛先となるユーザが使用する前記第1情報処理装置が、前記受信データに必要とされる処理を施すことができる処理手段を備えていることを検出した場合、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置を選択することなく、前記第1情報処理装置に対して前記受信データを送信することを特徴とする。
第15の技術手段は、前記第13又は第14の技術手段に記載の情報送受信方法において、宛先の前記第1情報処理装置と同一のサブネットワークに属する前記第2情報処理装置が前記名前解決テーブルに複数存在している場合、当該ゲートウェイ情報処理装置が、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置を選択する際に、複数の前記第2情報処理装置のネットワークアドレスのうち、最も大きい値又は最も小さい値を有する前記第2情報処理装置を選択するか、あるいは、複数の前記第2情報処理装置に同時に問い合わせ信号を送信して最も早く応答信号を返送してきた前記第2情報処理装置を選択するか、あるいは、前記第1情報処理装置及び前記第2情報処理装置それぞれの所在位置に関する情報を前記名前解決テーブルに更に登録しておき、該名前解決テーブルを参照して宛先となる前記第1情報処理装置に最も近接して配置されている前記第2情報処理装置を選択するか、あるいは、前記第2情報処理装置のいずれかをランダムに任意に選択するか、のいずれかにより、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置を選択することを特徴とする。
第16の技術手段は、前記第13乃至第15の技術手段のいずれかに記載の情報送受信方法において、前記ローカルエリアネットワークに、該ローカルエリアネットワークに接続されている全てのネットワーク機器に関するホスト名に関するネットワークアドレスとサブネットワークアドレスとを、ホスト名と対応付けて登録管理しているネームサーバを更に備え、当該ゲートウェイ情報処理装置が、前記名前解決テーブルのホスト名それぞれに対応するネットワークアドレス及びサブネットワークアドレスを登録する際に、前記ネームサーバに問い合わせて、ホスト名に対応するネットワークアドレスとサブネットワークアドレスとを取得して、前記名前解決テーブルに登録することを特徴とする。
第17の技術手段は、前記第16の技術手段に記載の情報送受信方法において、当該ゲートウェイ情報処理装置が、遠隔の情報処理装置からデータを受信した際に、前記宛先解決テーブルを参照して抽出された宛先となる前記第1情報処理装置のホスト名が、前記名前解決テーブルに存在していないことを検出した場合、あるいは、前記第1情報処理装置のホスト名に対応して前記名前解決テーブルに存在しているネットワークアドレスに対する通信を確立することができないことを検出した場合、当該ゲートウェイ情報処理装置が、前記ネームサーバに問い合わせて、ホスト名に対応するネットワークアドレスとサブネットワークアドレスとを取得することを特徴とする。
第18の技術手段は、前記第13乃至第17の技術手段のいずれかに記載の情報送受信方法において、前記名前解決テーブルに、更に、前記ホスト名毎に、該ホスト名に関する登録情報を有効とする期間を示す有効期限を登録することができ、当該ゲートウェイ情報処理装置は、前記第1情報処理装置又は前記第2情報処理装置のホスト名に関する情報を前記名前解決テーブルへ登録する際に、前記有効期限を予め定めた初期値に設定し、以降、該有効期限の経過を監視し、該ホストに設定した前記有効期限が経過したことを検出した場合、前記名前解決テーブルから、該当するホスト名に関する登録情報を削除することを特徴とする。
第19の技術手段は、前記第18の技術手段に記載の情報送受信方法において、当該ゲートウェイ情報処理装置は、前記第1情報処理装置又は前記第2情報処理装置のいずれかの情報処理装置との間で前記ローカルエリアネットワークを介した通信が成功したことを検出した場合、通信が成功した前記情報処理装置の前記ホスト名に関する前記有効期限の経過を前記初期値からの経過を監視する状態に再設定することを特徴とする。
第20の技術手段は、前記第13乃至第19の技術手段のいずれかに記載の情報送受信方法において、当該ゲートウェイ情報処理装置は、前記受信データの宛先名に対応する前記第1情報処理装置のホスト名を前記宛先解決テーブルから抽出することができなかった場合、あるいは、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置が前記名前解決テーブルに存在していなかった場合、エラー表示と共に前記受信データを当該ゲートウェイ情報処理装置に出力することを特徴とする。
第21の技術手段は、前記第11乃至第20の技術手段のいずれかに記載の情報送受信方法を、コンピュータにより実行することが可能なプログラムとして実現する情報送受信プログラムとすることを特徴とする。
第22の技術手段は、前記第21の技術手段に記載の情報送受信プログラムを、コンピュータにより読み取ることが可能な記録媒体に記録しているプログラム記録媒体とすることを特徴とする。
以上のごとき各技術手段のいずれかから構成される本発明によれば、遠隔にある情報処理装置からネットワークを介して送信されてきたデータをゲートウェイ情報処理装置が受信した際に、窓口となるゲートウェイ情報処理装置が設置されているローカルエリア内の該受信データの宛先ユーザが使用する宛先用情報処理装置(第1情報処理装置)に対して該受信データを転送しようとした場合に、転送先となる宛先用の第1情報処理装置が、受信データに関して必要とする処理を施すための手段を備えていないような場合、あるいは、備えていたとしても、更に性能や品質を向上させた処理を施したい場合には、該第1情報処理装置に送信する代わりに、該第1情報処理装置の最寄りに配置されていて、受信データに関する処理が可能な手段を備えている代行用情報処理装置(第2情報処理装置)に対して転送して、受信データに関する処理を確実に行なうことが可能であり、送信元や宛先のユーザに対する利便性を大幅に向上させることができる。
更に、例えば宛先のユーザの移動などに伴って、以前と異なる場所に宛先のユーザが使用する第1情報処理装置を移設しているような場合が発生しても、移設先の第1情報処理装置のネットワーク上のアドレスに自動的に更新することが可能であり、受信データの転送先となる代行用情報処理装置(第2情報処理装置)を、移設先の第1情報処理装置に近接する場所に存在している第2情報処理装置に自動的に変更して、変更された第2情報処理装置に対して受信データを転送して、該受信データに関する処理を行なうことが可能であり、宛先のユーザの移動に対しても、サービス性を損なうことなく対応することができる。
以下に、本発明に係るゲートウェイ情報処理装置、情報送受信方法、情報送受信プログラム及びプログラム記録媒体の実施形態として、送受信するデータの種類について、背景技術で説明したようなファクシミリデータの場合を例に取って図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態に示すゲートウェイ情報処理装置となるファクシミリ装置は、ファクシミリ装置単体で構成されている場合のみに限るものではなく、電話機と一体型のファクシミリ装置であっても構わないし、パソコンやワークステーションにファクシミリアダプタとして付加されている形態のファクシミリ装置であっても良いし、ネットワークを介してファクシミリデータの送受信が可能な装置であれば、如何なる形態の装置であっても構わない。
また、本発明に係るゲートウェイ情報処理装置やあるいは代行用情報処理装置(ゲートウェイ情報処理装置が受信したデータの宛先のユーザが使用する情報処理装置に代わって受信データに対する処理を実行する情報処理装置)としては、以下の実施形態において説明するファクシミリ装置のみに限るものではなく、遠隔の情報処理装置からの受信データについて何らかの処理を施す必要がある場合、例えば、受信データに関する印刷処理を必要としている場合は、印刷用のプリンタ装置(画像形成装置)、受信データに関してスクリーンなどの大画面に拡大映写処理を必要とする場合は、投映用のプロジェクタ装置、受信データに関してジャーナルとして蓄積していく処理を必要とする場合は、大容量記憶装置を備えたジャーナル記録装置、受信データがCADデータでありCAD図の作図処理を必要とする場合は、CAD処理を施して、作図したCAD図の出力が可能なCAD処理装置、受信データが音楽データや画像データであり該受信データを記録したリムーバブル記録媒体(CDやDVDやMOなど)を作成することを必要とする場合は、該リムーバブル記録媒体に記録する手段を備えた情報処理装置、あるいは、受信データに対して圧縮・解凍や暗号化・復号などのデータ処理を施す場合は、該当する処理機能を備えた処理装置、など、それぞれの処理手段を有する情報処理装置を、適用することが可能であり、ネットワークに接続されて、該ネットワークを介してデータの送受信及び必要とする処理の実行が可能な装置であれば、任意の情報処理装置を適用することができる。
図1に、本発明に係るゲートウェイ情報処理装置の一つであるファクシミリ装置をネットワークに接続したシステム構成の一例を示す。図1に示すネットワーク構成図において、ファクシミリ装置(FAX)100は、2つのネットワーク接続端子を備えている。一方の接続端子は、電話網と電話回線を介して接続され、遠隔にあるファクシミリ装置との間でファクシミリデータを送受信するものであり、他方の接続端子は、当該ファクシミリ装置100が属するローカルエリア内に配設されているローカルエリアネットワークの一例であるLAN(Local Area Network)を構成するためのネットワーク機器の一つのスイッチングハブ(Switch)201AとLANケーブルを介して接続され、当該ローカルエリア内に配置されていて、該LANにホストとして接続されている情報処理装置のパソコン203Aa,…,203Ab,203Ba,…,203Bb、あるいは、画像形成装置のプリンタ204Aa,…,204Ab,204Ba,…,204Bb、との間でファクシミリデータを送受信するものである。
なお、以下の実施形態では、ゲートウェイ情報処理装置の一つであるファクシミリ装置100におけるファクシミリデータの送受信方法について詳述するが、これにより、本発明に係る情報送受信方法や、該情報送受信方法をプログラムとして実現する情報送受信プログラムや、該情報送受信プログラムをコンピュータ読み取りが可能な記録媒体に記録したプログラム記録媒体についても容易に理解できるので、これらに関する実施形態の説明は省略する。
ここで、当該LANは、ルータ(Router)200を介して、他のネットワーク(LAN,WAN)と接続されていると共に、ルータ(Router)200の各ポートには、複数のスイッチングハブ201,201A,201B,…がカスケード接続され、ルータ200のポート毎に異なるサブネットワークが形成されており、ファクシミリ装置100は、スイッチングハブ201Aが接続されたポート(Port)1のサブネットワークに属している。言い換えると、ルータ(Router)200のポート(Port)0,1,2,…は、それぞれ、サブネットワーク0,1,2,…を形成していて、各サブネットワークそれぞれに属するホスト(PCやサーバやプリンタ装置)は、それぞれのサブネットワーク内において互いに近接した場所(同一建屋内や同一フロア内や同一室内)に配置されている。
更に、ファクシミリ装置100が接続されたスイッチングハブ201Aには、複数のハブ又はスイッチングハブ(Hub or Switch)202A,…がカスケード接続され、スイッチングハブ201Bには、複数のハブ又はスイッチングハブ202B,…がカスケード接続され、更に、ハブ又はスイッチングハブ202Aの配下には、ネットワークに接続された情報処理装置を示すホストとして複数のパソコン203Aa,…,203Ab、複数のプリンタ204Aa,…,204Abがカスケード接続され、ハブ又はスイッチングハブ202Bの配下には、ホストとして複数のパソコン203Ba,…,203Bb、複数のプリンタ204Ba,…,204Bbがカスケード接続されている一例を示している。
また、ルータ(Router)200のポート0に接続されたスイッチングハブ(Switch)201の配下には、当該ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されている全てのネットワーク機器に関するホスト名と、該ホスト名に対応するネットワークアドレスを示すIPアドレス及びサブネットワークアドレスとの対応表を備えて、各ホスト名に対する名前解決手段を提供するネームサーバ(Name Server)300が接続されている。
該ネームサーバ300は、場合によっては、ルータ200に外部接続された形式ではなく、該ルータ200内に内蔵するように構成しても構わない。
ルータ200は、転送されてくるデータ(パケット)のヘッダ部に記載されている宛先のホスト名又はIPアドレスを参照して、ホスト名が宛先とされている場合は、ネームサーバ300の名前解決手段により、当該ローカルエリアネットワーク(LAN)内のIPアドレスを取得して、宛先として指定されているホストに対してデータ(パケット)を転送する。ここで、ネームサーバ300の名前解決手段は、例えば、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)機能を備えていて、当該LANに接続されているホスト(パソコンPCやサーバやプリンタ装置など)の構成や配置場所に変更があれば、直ちに、変更状況が把握されて自動的にネームサーバ300の対応表の情報を更新できるように構成されている。
なお、以下の説明においては、説明を判り易くするために、図1に示すようなLAN構成のネットワークを例に取って、ゲートウェイ情報処理装置の一つであるファクシミリ装置100で受信したファクシミリデータを、当該ローカルエリア内にホストとして配置されて、当該LANに接続されているパソコンPCやプリンタ装置との間でファクシミリデータを転送する場合について説明することにする。
しかし、図1のネットワークトポロジは一例を示すものであり、本発明に係る情報送受信方法例えばファクシミリ送受信方法を実現するファクシミリデータ送受信ネットワークのシステム構成としては、かかるネットワークトポロジのみに限るものではなく、複数のルータを備えたLAN構成であっても構わないし、あるいは、構内電話網のネットワーク構成であっても良いし、ローカルエリア内にファクシミリデータの転送が可能なものであれば、如何なるネットワーク構成であっても構わない。また、LANに接続されているパソコン203Aa,…,203Ab,203Ba,…,203Bb、プリンタ204Aa,…,204Ab,204Ba,…,204Bbは、原則として、ファクシミリデータに関してカプセル化されたデータを送受信することが可能なアダプタ機能を搭載している。
また、本発明に係る情報送受信方法の一つであるファクシミリ送受信方法においては、たとえ、宛先が示すユーザのパソコンPCにファクシミリデータの受信印刷処理手段を備えていないような場合であっても、あるいは、宛先のパソコンPCにファクシミリデータの受信印刷処理手段を備えていたとしても、更に優れた性能や品質で印刷処理を施したい場合などにおいては、ファクシミリ装置(FAX)100にて受信したファクシミリデータを、宛先のパソコンPCに転送することなく、あるいは、当該ファクシミリ装置(FAX)において直ちに印刷処理をすることもなく、受信ファクシミリデータに記録されている宛先が示すユーザのパソコンPCに近い最寄りのプリンタ装置(ファクシミリデータの受信印刷処理手段を有するプリンタ装置)まで転送して、該プリンタ装置にて印刷処理することにより、宛先ユーザは受信ファクシミリデータの印刷結果を近くのプリンタ装置で得ることを可能にしている。
更に、パソコンPCの移設や新設などに伴い、ユーザの使用するパソコンPCのネットワーク上のアドレスに変更が生じたような場合であっても、変更後のネットワークアドレスを自動的に再登録することにより、移設後や新設後のパソコンPCに近接して配置されているプリンタ装置を用いて印刷処理をすることも容易に可能としている。なお、宛先となるホストにファクシミリデータの受信印刷処理手段が備えられている場合(宛先ホストがパソコンPCの場合には、ファクシミリデータの受信機能とその印刷用のプリンタ装置を内部接続している場合、あるいは、宛先ホストがプリンタ装置の場合、ファクシミリデータの受信印刷が可能な機能を備えている場合)であって、該受信印刷処理手段を用いて印刷処理を実施するような場合には、当然のことながら、宛先のホストに対して、ファクシミリ装置100から宛先のホストに対して受信ファクシミリデータを直接送信することが可能である。
次に、ファクシミリ装置(FAX)100の構成は、例えば、図2に示すような回路ブロックから構成されている。ここに、図2は、本発明に係る情報処理装置の一つであるファクシミリ装置の回路ブロックの一例を示すブロック構成図である。図2に示すように、ファクシミリ装置100は、網制御部10、LAN I/F部20、記憶部30、制御部40、プリンタエンジン50、画像処理部60、操作部70、電源部80及びバス90を備えた構成となっている。
網制御部10には、電話回線11が接続され、電話網を介して遠隔のファクシミリ装置との間の呼を確立するための網制御装置(NCU)及びファクシミリデータの変復調を行なうモデムが含まれている。
LAN I/F部20には、図1のLAN構成に示すように、ハブ(Hub)、スイッチングハブ(Swiutch)、ルータ(Router)等の各種ネットワーク機器を、10BASE−T,100BASE−TXなどのUTP(アンシールド・ツイステッドペア)等のLANケーブル21を用いて自由に接続することができるLANボードが備えられている。
また、記憶部30には、網制御部10を介して電話網との間で送受信するデータを蓄積するデータバッファ30a、LAN I/F部20を介してネットワーク機器との間で送受信するデータを蓄積するデータバッファ30b、ファクシミリデータに含まれている宛先から、目的のユーザが使用するホスト名(PC名など)を取得するための宛先解決テーブル30c、宛先のホスト名(PC名など)から該ホスト名のネットワークアドレス(IPアドレス)やサブネットワークアドレスを取得するための名前解決テーブル30dとが備えられている。また、記憶部30には、データバッファ30a,30b、宛先解決テーブル30c、名前解決テーブル30dの他に、当該ファクシミリ装置100におけるファクシミリデータの送受信動作を制御するためのファクシミリデータ送受信プログラムや、必要であれば、当該ファクシミリ装置100の動作を制御するための設定パラメータを含め任意のデータも格納することができる。
更に補足して説明すると、データバッファ30a,30bは、電話回線11やLANケーブル21を介して当該ファクシミリ装置100以外のファクシミリ装置、各種情報処理機器、PCやプリンタ装置との間で送受信するデータを一時的に格納するために使用されるものであり、該ローカルエリア以外の遠隔の装置との間のデータ転送用としては、データバッファ30aが、また、当該ファクシミリ装置100が属するローカルエリア内のネットワークに接続された装置との間のデータ転送用としては、データバッファ30bが使用される。
また、宛先解決テーブル30cは、該宛先解決テーブル30cを参照して受信ファクシミリデータに記録された宛先に関する情報を読み取って、該宛先のユーザが使用する情報処理装置(PCやプリンタ装置など)に対応するネットワーク上のホスト名(PC名やプリンタ名など)を取得することができる。また、名前解決テーブル30dは、該名前解決テーブル30dを参照して宛先解決テーブル30cで取得した宛先のホスト名(PC名やプリンタ名など)から該ホスト名(PC名やプリンタ名)に対応するIPアドレス及び該ホストが属するサブネットワークのアドレスを取得することができる。更には、宛先ホストに対する受信ファクシミリデータを当該宛先ホストに代わって印刷処理するプリンタ装置のIPアドレスを取得する場合、名前解決テーブル30dを参照して、宛先ホストが属するサブネットワークアドレスと同一のサブネットワークアドレスを有するホスト(プリンタ装置)を、当該宛先ホストに近接して配置されている印刷処理用のホスト(プリンタ装置)として探索して、探索したホスト(プリンタ装置)のIPアドレスを取得することもできる。なお、宛先解決テーブル30c、名前解決テーブル30dの詳細については、図5、6を用いて後述する。
制御部40は、記憶部30などに内蔵されたファクシミリデータ送受信プログラムに従って、当該ファクシミリ装置100の全体の動作を制御するものである。制御部40には、少なくとも、FAX通信制御部40a、LAN通信制御部40b、宛先抽出部40c、照合部40d及び転送先選択部40eが含まれている。
FAX通信制御部40aは、記憶部30のデータバッファ30aに、送信するファクシミリデータを一時格納して、ITU−T規格のG3,G4などの伝送制御手段に従って網制御部10、電話回線11を介して、データバッファ30aに一時格納されたファクシミリデータの送信を行なったり、あるいは、逆に、ITU−T規格のG3,G4などの伝送制御手段に従って電話回線11、網制御部10を介して受信したファクシミリデータを記憶部30のデータバッファ30aに一時格納したりするものであり、電話回線11を介したファクシミリデータの通信を実現する。
LAN通信制御部40bは、記憶部30のデータバッファ30bに、LAN I/F部20、LANケーブル21を介して送信するデータを一時格納して、送信データに対してパケット化即ちカプセル化等の処理を施し、LANケーブル21、ハブやスイッチングハブやルータ等の各種ネットワーク機器を介して、指定されている宛先のホスト(PCやプリンタ装置など)に対してカプセル化したデータを送信したり、あるいは、逆に、LANケーブル21、LAN I/F部20を介して受信したカプセル化されたデータを記憶部30のデータバッファ30bに順次蓄積して、非カプセル化等の処理を施して、記憶部30のデータバッファ30bに蓄積し直したりするものであり、LANケーブル21を介したデータ通信を実現する。
また、宛先抽出部40cは、FAX通信制御部40aの制御により網制御部10を介して受信して記憶部30のデータバッファ30aに一時格納している受信ファクシミリデータの中から、該受信ファクシミリデータの送信先を示す宛先に関する情報を抽出する処理を行なうものである。
また、照合部40dは、記憶部30の宛先解決テーブル30c及び名前解決テーブル30dを参照して、宛先抽出部40cが受信ファクシミリデータの中から抽出した宛先に関する情報と照合することにより、該宛先のホスト名(PC名やプリンタ名など)やそのIPアドレス、サブネットワークアドレスを判別して出力する処理を行なうものである。
また、転送先選択部40eは、照合部40dが判別して出力した宛先となるホスト(PCやプリンタ)のIPアドレスとサブネットワークアドレスと名前解決テーブル30dとを参照して、宛先となるホストに代わって印刷処理が可能な最寄りのネットワークプリンタを選択するために、宛先ホストと同じサブネットワークアドレスを有するネットワークプリンタを、該受信ファクシミリデータを転送すべきホスト(プリンタ装置)として選択し、該ホスト(プリンタ装置)のIPアドレスを取得してLAN通信制御部40bに対して送信指示を行なうものである。
即ち、宛先ホストが、受信ファクシミリデータの印刷手段を備えていなかったり、あるいは、備えていたとしても、より高性能・高品質の印刷処理を施したい場合には、宛先ホストと同一のサブネットワークに属するホスト(プリンタ装置)のうち、該受信ファクシミリデータの受信印刷手段を有するホスト(プリンタ装置)を選択する。ここで、受信ファクシミリデータの受信印刷機能を有するホスト(プリンタ装置)が宛先ホストと同一サブネットワークに複数存在していた場合、そのうちのいずれか任意のホスト(プリンタ装置)、あるいは、宛先ホストに最も近接して配置されているホスト(プリンタ装置)を選択する。
なお、以下の説明においては、説明を簡明にするために、宛先ホストがパソコンPCであり、該宛先ホストはファクシミリデータの印刷手段を備えていなく、また、該宛先ホストが属するサブネットワークには、ファクシミリデータの受信印刷手段を備えたプリンタ装置がホスト(ネットワークプリンタ)として少なくとも1個存在している場合を例に取って説明する。ここで、該宛先ホストがファクシミリデータの印刷手段を備えていた場合には、通常、該宛先ホストを選択して、該宛先ホストに対して受信ファクシミリデータを直接送信することとし、また、宛先ホストが属するサブネットワークに、ファクシミリデータの受信印刷手段を備えたプリンタ装置が存在していない場合には、ファクシミリデータを受信したファクシミリ装置100自身を選択して印刷処理を行なうこととしても良い。
画像処理部60は、受信したファクシミリデータを印刷に適した形式の画像データに変換したり、あるいは、図示していないスキャナにより読み取られた画像データをファクシミリデータの形式に変換したりする処理を行なうものである。
プリンタエンジン50は、例えば紙などの印刷媒体に画像処理部60で変換された画像データを出力して印刷を行なうものである。
操作部70は、操作者が画像形成条件等を入力したり、ファクシミリデータの送受信指示用の操作を行なったり、該ファクシミリ装置100の動作を規定するための種々のパラメータの設定を行なったりするものである。
電源部80は、当該ファクシミリ装置100が備える各構成要素即ち回路ブロッックに対して電力を供給するものである。
バス90は、制御部40、プリンタエンジン50、画像処理部60、操作部70、電源部80との間でデータを転送するための共通的な転送路を構成しているものである。
次に、ファクシミリデータに記録されている宛先に関する情報から、該ファクシミリデータの転送先を決定して、決定した転送先に対して該ファクシミリデータを転送する具体的な実現方法について、図3、図4を用いて、二つの実施例を説明する。
まず、図3では、ファクシミリデータを受信したファクシミリ装置100が、前述のように、記憶部30の宛先解決テーブル30cと名前解決テーブル30dとを使用して転送先のホスト(プリンタ装置)を決定することができる例を示している。
ここに、図3は、本発明に係るゲートウェイ情報処理装置の一つであるファクシミリ装置に内蔵する宛先解決テーブルと名前解決テーブルとを使用して、転送先のホスト(プリンタ装置)を決定して、決定したホスト(プリンタ装置)に対して受信ファクシミリデータを転送する場合の一実施形態を示すシステム概要図である。
図1と同じ機能を有する装置ブロックには、図1と同一の符号を付している。但し、図3には、動作説明を簡素化するために、スイッチングハブ201Aに接続すべきファクシミリ装置100のLANケーブル、及び、PC203Aa及びプリンタ204Aaが接続されているハブ又はスイッチングハブ202A(スイッチングハブ201Aの配下に接続している装置)の記載は省略し、ファクシミリ装置100をスイッチングハブ201A経由とせずに、ルータ200に直結した形で示し、また、PC203Aaおよびプリンタ204Aaをスイッチングハブ201Aに直結した形で示している。
図3のシステム概要図においては、ルータ200のポート0,1,2にそれぞれ対応したサブネットワーク0,1,2のうち、ファクシミリ装置100が属するサブネットワーク1と同じサブネットワークに属するPCa203Aaのユーザ「yamada1」(ネットワーク上のホスト名)に対するファクシミリデータを受信した場合の動作を例示している。該「yamada1」のPCa203Aaには、ファクシミリデータの印刷手段が備えられていないため、該「yamada1」のPCa203Aaと同一のサブネットワークに属していて、該PCa203Aaの所在場所に最も近接して配置されているプリンタ1「pegasus」(ネットワーク上のホスト名)204Aaに対して、受信ファクシミリデータを転送して印刷する場合を例示している。
即ち、図3の場合は、ファクシミリデータを受信したファクシミリ装置100に内蔵の宛先解決テーブル30cと名前解決テーブル30dとを使用して、転送先となるホスト(プリンタ装置)を直ちに決定することができる場合である。通常、受信ファクシミリデータの宛先とされるホスト(PCやサーバなど)が当該ファクシミリ装置100と同一のサブネットワークに属している場合(即ち、図3に示すネットワーク構成においては、宛先のホストPCa「yamada1」203Aaのように、宛先のホストが、ファクシミリ装置100が接続されているルータ200のポート1と同一のポートに接続されている場合)に、ファクシミリ装置100の名前解決テーブル30dには宛先ホストのホスト名、IPアドレス、サブネットワークアドレスが登録されているのが一般的である。
但し、本発明は、かかる場合に限るものではなく、宛先とされるPCがファクシミリ装置100と異なるサブネットワークに属している場合であっても、該ファクシミリ装置100には、宛先解決テーブル30cに宛先のユーザが使用するPCのホスト名が登録されているのみならず、名前解決テーブル30dにも、宛先となるPC及び該PCの最寄りのプリンタ装置(該PCのサブネットワークと同一のサブネットワークに属するプリンタ装置)に関するIPアドレス、サブネットワークアドレスを登録するようにしても勿論構わない。
なお、受信ファクシミリデータの転送先となるホスト(プリンタ装置)については、ローカルエリアネットワークに接続されている全てのネットワークプリンタについて、たとえ、遠隔の外部の装置からファクシミリデータを受信するゲートウェイ用のファクシミリ装置100と異なるサブネットワークに属するプリンタ装置であっても、ファクシミリ装置100の名前解決テーブル30dに登録するようにしている。
また、ファクシミリ装置100が受信するファクシミリデータの宛先となるホスト(PC)のユーザの所在位置に最も近接して配置されているプリンタ装置のIPアドレス、サブネットワークアドレスは、必ず、受信ファクシミリデータの宛先のホスト(PC)と同一のサブネットワークに属しているものとしている。また、前述のごとく、プリンタ装置がファクシミリ装置100と同一のサブネットワークに属しているか否かによらず、当該ファクシミリ装置100が受信する全ての宛先のホスト(PC)がそれぞれ属しているサブネットワークについて、それぞれのサブネットワークに属し、ファクシミリデータの受信印刷手段を備えているネットワークプリンタを、それぞれのホスト(PC)のユーザに対するファクシミリデータの印刷用のプリンタ装置として、当該ファクシミリ装置100の名前解決テーブル30dに必ず登録しているものとする。
次に、図3に示すシステム概要図に付したカッコ付き番号を参照しながら、ファクシミリデータを転送する動作について、順を追って説明する。ここに、カッコ付き番号は、受信したファクシミリデータを転送先まで転送する動作の順番を示すものである。
(1)まず、ファクシミリ装置100は、電話回線11、網制御部10を介して、ファクシミリデータを受信し、記憶部30のデータバッファ30aに一時格納する。
(2)次に、ファクシミリ装置100は、記憶部30のデータバッファ30aに一時格納した受信ファクシミリデータの中から宛先を示す文字列を認識する。ここで、受信ファクシミリデータの中からの宛先文字列の抽出方法としては、例えば前記特許文献1で開示されている技術と同様に、頼信紙のような所定フォーマットからなる受信ファクシミリデータ中の宛先部分に記録されている文字列を認識する方法等を用いても良い。
(3)次に、ファクシミリ装置100は、(2)で認識した宛先を基に、宛先解決テーブル30cからネットワーク上の識別名に該当するホスト名(PC名)、例えばホスト(PCa)203Aaの場合、「yamada1」を取得する。
(4)更に、ファクシミリ装置100は、(3)で取得したホスト名例えばホスト「yamada1」に対するIPアドレス及びサブネットワークアドレスを名前解決テーブル30dから取得する。
(5)次に、ファクシミリ装置100は、(4)で取得したホスト(PCa)「yamada1」203Aaのサブネットワークアドレスと同一サブネットワーク(即ち、図3の例では、「10.36.110.0/24」のサブネットワーク1)に属するプリンタを名前解決テーブル30dから取得することにより、宛先のホスト(PCa)「yamada1」203Aaの所在位置に最も近い位置に配置されているプリンタ1「pegasus」204Aaを選択する。
なお、名前解決テーブル30dには、後述の図6に示すように、ホスト毎のデバイス種別を示すデバイス情報が格納されており、該デバイス情報として、ファクシミリデータの宛先として指定される可能性があるホスト(PCやサーバ)や転送先となるプリンタ装置が、ファクシミリデータの受信印刷手段を備えているか否かについて識別可能な情報も含まれている。
本実施形態においては、宛先のホスト(PCa)「yamada1」203AaのPCにはファクシミリデータの印刷手段が備えられていないことが、名前解決テーブル30dのデバイス情報から識別されて、該ホスト(PCa)「yamada1」203Aaに近接して配置されていて、ファクシミリデータの受信印刷手段を備えていることが名前解決テーブル30dのデバイス情報から識別されているプリンタ1「pegasus」204Aaが選択されるようにしている。
(6)次いで、ファクシミリ装置100は、データバッファ30aに一時格納したファクシミリデータを、LANケーブル21を介してローカルエリアネットワークに送信できるように、データバッファ30bに転送すると共に、予め定められたパケット形式にカプセル化して、(5)で選択したプリンタ1「pegasus」204Aaに対してカプセル化した該受信ファクシミリデータを転送する。
(7)同時に、ファクシミリ装置100は、宛先のホスト(PCa)「yamada1」203Aaに対して、受信ファクシミリデータの出力先として決定したプリンタ1「pegasus」204Aaに受信ファクシミリデータを転送して出力する旨の転送通知メッセージを通知する。プリンタ1「pegasus」204Aaへの転送通知メッセージを通知する方法の一例として、例えば(4)で取得した宛先のホスト名(PCa)「yamada1」203Aaに対応するIPアドレスを使用して、該IPアドレスに対して、プリンタ1「pegasus」204Aaに受信ファクシミリデータを転送して出力する旨の転送通知メッセージを電子メール形式で送信する方法を用いても良い。
なお、宛先のホスト名(PCa)「yamada1」203AaのIPアドレスに該転送通知メッセージを送信した際に、送信に失敗した場合、ホスト名(PCa)「yamada1」203AaのPCが移設等が生じて、該IPアドレスのホストが存在していなくなっている可能性があるため、次に説明する図4の実施形態に移行して、ネームサーバ300を用いて、宛先のホスト名(PCa)「yamada1」203AaのIPアドレスを取得し直すような名前解決動作を再度起動するようにしても良い。
(8)最後に、カプセル化された受信ファクシミリデータが転送されてきたプリンタ1「pegasus」204Aaでは、受信したファクシミリデータを印刷形式の画像データに変換した後、記録用紙に出力する。
これにより、受信ファクシミリデータがプリンタ1「pegasus」204Aaに印刷されている旨の通知を受け取ったPCaのユーザ「yamada1」は、最寄りのプリンタ1「pegasus」204Aaまで、印刷された用紙を取りに行けば良く、遠くのファクシミリ装置100まで出向く必要はなくなる。
ここで、本実施形態における各装置は、本発明に係る情報処理装置と以下のような対応関係にある。即ち、本実施形態において、遠隔にある外部の装置との間でファクシミリデータを送受信するファクシミリ装置100は、当該ローカルエリアの外部に配置されている遠隔の情報処理装置(ファクシミリ装置のみならず各種のデータのいずれか1乃至複数に関する送受信手段をそれぞれ備えた情報処理装置)との間でネットワークを介してデータを送受信する窓口となるゲートウェイ情報処理装置に相当している。
また、ファクシミリ装置100が受信したファクシミリデータの宛先が示すユーザのホストPCa「yamada1」203Aaは、当該ゲートウェイ情報処理装置が設置されているローカルエリア内に配設されたネットワークに接続されていて、窓口用のゲートウェイ情報処理装置が受信したデータの宛先が示すユーザが使用する宛先用情報処理装置(第1情報処理装置)に相当している。
また、当該ファクシミリ装置100の受信ファクシミリデータを、ローカルエリアネットワークを介して転送して印刷するプリンタ1「pegasus」204Aaは、窓口用のゲートウェイ情報処理装置とネットワークを介して接続されていて、該ゲートウェイ情報処理装置の受信データの宛先となる宛先用情報処理装置(第1情報処理装置)に代わって、受信データの受信処理を代行する代行用情報処理装置(第2情報処理装置)に相当している。
本発明に係る情報処理装置が送受信するデータの種類に応じて、前述したように、受信データに対して施すべき必要な受信処理の内容が異なる。例えば、受信するデータの受信処理として、印刷処理を施す必要がある場合は、前述の実施形態に説明するようなファクシミリデータの印刷処理と全く同様の対応関係にあるが、受信するデータがプレゼンテーション用データであり、スクリーンなどの大画面に拡大映写処理を施したい場合であれば、宛先用情報処理装置(第1情報処理装置)の代わりに、代行用情報処理装置(第2情報処理装置)としてネットワークに接続されていて、かつ、スクリーンへの投映手段を備えたプロジェクタ装置を有する情報処理装置を選択することが可能である。
また、例えば、受信するデータをジャーナルとして保存処理したい場合であれば、宛先用情報処理装置(第1情報処理装置)の代わりに、代行用情報処理装置(第2情報処理装置)としてネットワークに接続されていて、かつ、大容量記憶装置を備えたジャーナル記録装置を有する情報処理装置を選択することが可能である。
また、例えば、受信するデータをCDやDVDなどのリムーバブル記録媒体に記録したい場合であれば、宛先用情報処理装置(第1情報処理装置)の代わりに、代行用情報処理装置(第2情報処理装置)としてネットワークに接続されていて、かつ、所望のリムーバブル記録媒体に対する記録手段(ドライブ機能)を備えたメディア記録装置を有する情報処理装置を選択することが可能である。
また、例えば、受信するデータがCAD(Computer Aided Design)データであり、CAD図面としての作図処理を施したい場合であれば、宛先用情報処理装置(第1情報処理装置)の代わりに、代行用情報処理装置(第2情報処理装置)としてネットワークに接続されていて、かつ、デジタイザなどの作図手段を備えたCAD処理装置を有する情報処理装置を選択することが可能である。
更には、例えば、受信するデータが特定の暗号化処理や圧縮処理が施されているデータであり、復号処理や解凍処理を施したい場合であれば、宛先用情報処理装置(第1情報処理装置)の代わりに、代行用情報処理装置(第2情報処理装置)としてネットワークに接続されていて、かつ、暗号データを復号する復号手段や圧縮データを解凍する解凍手段を備えた処理装置を有する情報処理装置を選択することが可能である。
次に、図4のシステム概要図を用いて、ファクシミリデータの転送動作について図3とは異なる例を説明する。ここに、図4は、本発明に係るゲートウェイ情報処理装置の一つであるファクシミリ装置に内蔵する宛先解決テーブルとネットワークに接続したネームサーバの名前解決手段とを使用して、転送先のホスト(プリンタ装置)を決定して、決定したホスト(プリンタ装置)に対して受信ファクシミリデータを転送する場合の一実施形態を示すシステム概要図であり、図3の場合のファクシミリ装置100に内蔵の宛先解決テーブル30cと名前解決テーブル30dとにより名前解決がなされる場合と異なり、ネームサーバ300の名前解決手段を利用している場合を示している。
図1と同じ機能を有する装置ブロックには、図1と同一の符号を付している。但し、図4には、図3の場合と同様、動作説明を簡素化するために、スイッチングハブ201Aに接続すべきファクシミリ装置100のLANケーブル、PC(ホスト)203Aa及びプリンタ204Aaが接続されているハブ又はスイッチングハブ202A、及び、PC(ホスト)203Ba及びプリンタ204Baが接続されているハブ又はスイッチングハブ202B(スイッチングハブ201Bの配下に接続している装置)の記載は省略し、ファクシミリ装置100をスイッチングハブ201A経由とせずに、ルータ200に直結した形で示し、また、PC203Aaおよびプリンタ204Aaをスイッチングハブ201Aに、また、PC203Baおよびプリンタ204Baをスイッチングハブ201Bに直結した形で示している。
図4のシステム概要図においては、ルータ200のポート0,1,2にそれぞれ対応したサブネットワーク0,1,2のうち、ファクシミリ装置100が属するサブネットワーク1とは異なるサブネットワーク2に属するPCb203Baのユーザ「tanak」(ネットワーク上のホスト名)に対するファクシミリデータを受信した場合の動作を例示している。該「tanak」のPCb203Baには、ファクシミリデータの印刷手段が備えられていないため、該「tanak」のPCb203Baと同一のサブネットワークに属していて、該PCb203Baの所在場所に最も近接して配置されているプリンタ2「prints」(ネットワーク上のホスト名)204Baに対して、受信ファクシミリデータを転送して印刷する場合を例示している。
ここで、図4のシステム概要図は、ファクシミリデータを受信するファクシミリ装置100に内蔵する宛先解決テーブル30cと名前解決テーブル30dとを使用しても、転送先のホスト(プリンタ装置)を決定することができない場合である。受信ファクシミリデータの宛先となるホスト(PCb)203Baが当該ファクシミリ装置100と異なるサブネットワークに属している場合(即ち、図4に示すネットワーク構成においては、宛先「tanak」のように、宛先のホストが、ファクシミリ装置100が接続されているルータ200のポート1と異なるポート2に接続されている場合)には、ファクシミリ装置100の名前解決テーブル30dには、宛先のPC名に対応するIPアドレス、サブネットワークアドレスが登録されていない場合が発生する。一般に、ローカルエリアネットワークに接続されるホスト数が増加するほど、ネットワークに接続されるホストの変更が頻発して、かかる状況が発生し易くなる傾向にある。
図4のように、ファクシミリ装置100の名前解決テーブル30dに、宛先のPC名「tanak」のIPアドレス、サブネットワークアドレスが登録されていなかった場合、ファクシミリ装置100は、当該ネットワークのスイッチングハブ201に接続されているネームサーバ300にアクセスして、宛先のホスト名「tanak」に対するIPアドレス、サブネットワークアドレスを、ネームサーバ300から取得する動作を起動し、この結果取得された宛先ホストのIPアドレス、サブネットワークアドレスを参照して、ファクシミリ装置100の名前解決テーブル30dを索引することにより、宛先の「tanak」の所在場所に最も近接して配置されているプリンタ装置として、宛先のホスト名「tanak」と同一のサブネットワーク2に属するプリンタ2「prints」204Baを選択し、選択したプリンタ2「prints」204Baに対して受信ファクシミリデータを転送して印刷させるように動作する。
但し、本発明は、かかる場合のみに限るものではなく、宛先とされるPCがファクシミリ装置100と同一サブネットワークに属している場合であっても、該ファクシミリ装置100の名前解決テーブル30dに宛先となるPCに関するIPアドレス、サブネットワークアドレスが登録されていない場合には、ネームサーバ300に対してアクセスするようにしても良いし、更には、宛先となるPCがファクシミリ装置100と同一サブネットワークに属するか否かによらず、また、ファクシミリ装置100の名前解決テーブル30dに宛先のPCのホスト名が登録されているか否かによらず、ネームサーバ300に直ちにアクセスして、宛先のPCのホスト名に対応するIPアドレス、サブネットワークアドレスを取得するようにしても勿論構わない。
なお、受信ファクシミリデータの転送先となるホスト(プリンタ装置)については、ローカルエリアネットワークに接続されている全てのネットワークプリンタについて、たとえ、外部の遠隔の装置からファクシミリデータを受信するゲートウェイ用のファクシミリ装置100と異なるサブネットワークに属するプリンタ装置であっても、ファクシミリ装置100の名前解決テーブル30dに登録するようにしている。
また、ファクシミリ装置100が受信するファクシミリデータの宛先となるホスト(PC)のユーザの所在位置に最も近接して配置されているプリンタ装置のIPアドレス、サブネットワークアドレスは、必ず、受信ファクシミリデータの宛先のホスト(PC)と同一のサブネットワークに属しているものとしている。また、前述のごとく、プリンタ装置がファクシミリ装置100と同一のサブネットワークに属しているか否かによらず、当該ファクシミリ装置100が受信する全ての宛先のホスト(PC)がそれぞれ属しているサブネットワークについて、それぞれのサブネットワークに属し、ファクシミリデータの受信印刷手段を備えているネットワークプリンタを、それぞれのホスト(PC)のユーザに対するファクシミリデータの印刷用のプリンタ装置として、当該ファクシミリ装置100の名前解決テーブル30dに必ず登録しているものとする。
次に、図4に示すシステム概要図に付したカッコ付き番号を参照しながら、ファクシミリデータを転送する動作について、順を追って説明する。ここに、カッコ付き番号は、受信したファクシミリデータを転送先まで転送する動作の順番を示すものである。
(1)まず、ファクシミリ装置100は、電話回線11、網制御部10を介して、ファクシミリデータを受信し、記憶部30のデータバッファ30aに一時格納する。
(2)次に、ファクシミリ装置100は、記憶部30のデータバッファ30aに一時格納した受信ファクシミリデータの中から宛先を示す文字列を認識する。ここで、受信ファクシミリデータの中からの宛先文字列の抽出方法としては、図3の場合と同様であり、例えば前記特許文献1で開示されている技術と同様に、所定フォーマットからなる受信ファクシミリデータ中の宛先部分に記録されている文字列を認識する方法等を用いても良い。
(3)次に、ファクシミリ装置100は、(2)で認識した宛先を基に、宛先解決テーブル30cからネットワーク上の識別名に該当するホスト名(PC名)、例えばホスト(PCb)203Baの場合、「tanak」を取得する。
(4)更に、ファクシミリ装置100は、(3)で取得したホスト名例えばホスト「tanak」に対応するIPアドレス及びサブネットワークアドレスを名前解決テーブル30dから取得できるか否かを調べて、名前解決テーブル30dにホスト(PCb)「tanak」203Baに対応するIPアドレス、サブネットワークアドレスなどのエントリが存在していない場合には、ネームサーバ300に対して該ホスト名(PCb)「tanak」203Baに対応するIPアドレス、サブネットワークアドレスを問い合わせる。
ここに、ネームサーバ300は、少なくとも、当該ローカルエリアネットワークを構成する全てのネットワーク機器(ルータ、スイッチングハブ、ハブ、更には、ホスト(PC)、サーバ、プリンタ装置など)のIPアドレス、サブネットワークアドレスに関する情報を保持又は獲得する名前解決手段を備えているものであり、ネットワーク上の識別名であるホスト名を用いてネームサーバ300に問い合わせることにより、如何なるネットワーク機器であっても、該当するIPアドレス、サブネットワークアドレスを取得することができる。なお、ネームサーバ300は、図4においては、サブネットワークアドレス「10.36.100.0/24」のサブネットワーク0に属している例(即ち、ルータ200のポート0にネームサーバ300として外付けして接続されている例)を示しているが、場合によっては、ルータ200自身にネームサーバ機能を内蔵して構成しても構わない。
(5)ファクシミリ装置100からホスト名(PCb)「tanak」203Baに対するIPアドレス、サブネットワークアドレスの問い合わせを受け付けたネームサーバ300は、該ホスト名(PCb)「tanak」203Baに対するIPアドレス、サブネットワークアドレスを探索して、問い合わせがあったファクシミリ装置100に対して、ホスト名(PCb)「tanak」203Baに対するIPアドレス「10.36.120.38/32」、サブネットワークアドレス「10.36.120.0/24」を通知する。通知を受け取ったファクシミリ装置100では、このとき、該ホスト名(PCb)「tanak」203Baと該ホスト名に対応するIPアドレス、サブネットワークアドレスの情報とを名前解決テーブル30dに新たに登録するようにしても良い。
(6)次に、ファクシミリ装置100は、(5)でネームサーバ300から通知されたホスト(PCb)「tanak」203Baのサブネットワークアドレスと同一サブネットワーク(即ち、図4の例では、「10.36.120.0/24」のサブネットワーク2)に属するプリンタ装置を、名前解決テーブル30dから取得することにより、宛先のホスト(PCb)「tanak」203Baの所在位置に最も近接して配置されているプリンタ2「prints」204Baを選択する。
なお、名前解決テーブル30dには、後述の図6に示すように、ホスト毎のデバイス種別を示すデバイス情報が格納されており、該デバイス情報として、ファクシミリデータの宛先として指定される可能性があるホスト(PCやサーバ)や転送先のプリンタ装置が、ファクシミリデータの受信印刷手段を備えているか否かを識別可能な情報も含まれている。
本実施形態においては、宛先のホスト(PCb)「tanak」203BaのPCにはファクシミリデータの印刷手段が備えられていないことが、名前解決テーブル30dのデバイス情報から識別されて、該ホスト(PCb)「tanak」203Baに近接して配置されていて、ファクシミリデータの受信印刷手段を備えていることが名前解決テーブル30dのデバイス情報から識別されているプリンタ2「prints」204Baが選択されるようにしている。
(7)次いで、ファクシミリ装置100は、データバッファ30aに一時格納したファクシミリデータを、LANケーブル21を介してローカルエリアネットワークに送信できるように、データバッファ30bに転送すると共に、予め定められたパケット形式にカプセル化して、(6)で選択したプリンタ2「prints」204Baに対してカプセル化した該受信ファクシミリデータを転送する。
(8)同時に、ファクシミリ装置100は、宛先のホスト(PCb)「tanak」203Baに対して、受信ファクシミリデータの出力先として決定したプリンタ2「prints」204Baに受信ファクシミリデータを転送して出力する旨の転送通知メッセージを通知する。プリンタ2「prints」204Baへの転送通知メッセージを通知する方法の一例として、例えば(5)でネームサーバ300から通知された宛先のホスト名(PCb)「tanak」203Baに対応するIPアドレスを使用して、該IPアドレスに対して、プリンタ2「prints」204Baに受信ファクシミリデータを転送して出力する旨の転送通知メッセージを電子メール形式で送信する方法を用いても良い。
なお、宛先のホスト名(PCb)「tanak」203BaのIPアドレスに該転送通知メッセージを送信した際に、送信に失敗した場合、ホスト名(PCb)「tanak」203BaのPCが移設等が生じて、該IPアドレスのホストが存在しなくなった直後である可能性があるため、ネームサーバ300を再度用いて、宛先の(PCb)「tanak」203BaのIPアドレスを取得し直すような名前解決動作を再起動するようにしても良い。
(9)最後に、カプセル化された受信ファクシミリデータが転送されてきたプリンタ2「prints」204Baでは、受信したファクシミリデータを印刷形式の画像データに変換した後、記録用紙に出力する。
これにより、受信ファクシミリデータがプリンタ2「prints」204Baに印刷されている旨の通知を受け取ったPCbのユーザ「tanak」は、最寄りのプリンタ2「prints」204Baまで、印刷された用紙を取りに行けば良く、遠くのファクシミリ装置まで出向く必要はなくなる。
ここで、本実施形態における各装置は、本発明に係る情報処理装置と以下のような対応関係にある。即ち、本実施形態において、遠隔にある外部の装置との間でファクシミリデータを送受信するファクシミリ装置100、受信ファクシミリデータの宛先が示すユーザのホストPCb「tanak」203Ba、及び、受信ファクシミリデータを転送して印刷するプリンタ2「prints」204Baは、それぞれ、遠隔の情報処理装置との間でネットワークを介してデータを送受信する窓口となるゲートウェイ情報処理装置、当該ゲートウェイ情報処理装置の受信データの宛先が示すユーザが使用する宛先用情報処理装置(第1情報処理装置)、及び、宛先用情報処理装置(第1情報処理装置)に代わって、受信データの受信処理を代行する代行用情報処理装置(第2情報処理装置)に相当しており、図3の場合と全く同様の関係にある。
以上のごとく、図3又は図4のシステム概要図で説明した一連の手順により、宛先のユーザの所在場所に近い位置に配置されているプリンタ装置に対して受信ファクシミリデータを転送し、該プリンタ装置にて出力することにより、最寄りのプリンタ装置まで印刷された用紙を取りに行けば良くなり、ユーザの利便性を向上させることができる。
更に、本発明に係るゲートウェイ情報処理装置においては、前述したように、受信データに対して印刷処理や表示処理や拡大映写処理や蓄積処理などの何らかの処理を要するデータの送受信に当たって、宛先となるホストの情報処理装置(PCやサーバやワークステーションなど)に、受信データに対する処理を施すべき手段が備えられていない場合、あるいは、たとえ、宛先の情報処理装置に受信データに対する処理手段を備えていたとしても、更に受信データの処理品質や処理性能を向上させた処理を施したい場合には、受信データ中の宛先が示す情報処理装置(ホスト)が接続されているネットワーク上のネットワークアドレスに基づいて、該ホストが存在するエリア(建屋やフロア)を示すサブネットワークを判別して、該サブネットワーク内に属していて、受信データに対する処理を施すべき手段を備えているホストとなる代行用情報処理装置(例えば、受信データの印刷処理の場合は、印刷用のプリンタ装置(画像形成装置)、受信データの拡大映写処理の場合は、投映用のプロジェクタ装置、受信データの蓄積処理の場合は、大容量記憶装置を備えたジャーナル記録装置などを有する情報処理装置)に対して受信データを転送することによって、宛先の情報処理装置に代わって、宛先のユーザに近接した場所に存在している代行用情報処理装置を用いて、当該宛先向けの受信データに関する受信処理を実施させることが可能である。
次に、図5、図6を用いて、前述した宛先解決テーブル30c、名前解決テーブル30dのテーブル構成の一例をそれぞれ説明する。
図5は、本発明に係るゲートウェイ情報処理装置の一つであるファクシミリ装置100に内蔵の宛先解決テーブル30cのテーブル構成の一例を示すテーブル構成図である。
図5に示す宛先解決テーブル30cは、前述のごとく、受信ファクシミリデータから読み取った宛先に関する情報に基づいて、該宛先が示すネットワーク上の識別名となるホスト名を取得するために用いられるものであり、少なくとも、受信ファクシミリデータの宛先31として用いられる単語と該宛先31の単語に対応するホスト名(PC名など)32とを登録している。
例えば、宛先解決テーブル30cに登録される、受信ファクシミリデータの宛先31として用いられる単語としては、受信ファクシミリデータの受取人の氏名(図5の例では、「山田 一郎」、「田中 二郎」、…)などが該当する。一方、ホスト名32は、ネットワーク上の識別名として登録すべきホスト名を登録するものであり、受取人が使用しているPCなどのホスト名(図5の例では、「山田 一郎」が使用するPCのホスト名が「yamada1」、「田中 二郎」が使用するPCのホスト名が「tanak」、…)が該当する。
また、図5に示す宛先「梅景 篤」、「梅景」にそれぞれ対応するホスト名「r266119」のように、宛先解決テーブル30cに登録する1つのホスト名「r266119」に対して、宛先31として用いられる単語が複数関連付けられている構成であっても良く、ファクシミリデータに宛先として記録される可能性がある全ての単語を、宛先解決テーブル30cの宛先31として登録することが必要である。
言い換えると、当該ファクシミリ装置100において受信する可能性のあるファクシミリデータについてその宛先として記録される可能性がある全ての宛先の単語と対応するホスト名とを、宛先31とホスト名32として宛先解決テーブル30cに登録しておくことが必要である。更に言えば、宛先解決テーブル30cに登録するエントリ(単語31、ホスト名32)としては、ファクシミリ装置100において受信する可能性がある全ての宛先について、宛先のユーザが使用するホストが、当該ファクシミリ装置100が属するサブネットワークと同一か否かによらず、また、当該ファクシミリ装置100が接続されているローカルエリアネットワークと同一のネットワークに接続されているか否かによらず、全ての宛先を登録しておくことが必要である。
また、図6は、本発明に係るゲートウェイ情報処理装置の一つであるファクシミリ装置100に内蔵の名前解決テーブル30dのテーブル構成の一例を示すテーブル構成図である。
図6に示す名前解決テーブル30dは、前述のごとく、受信ファクシミリデータに記載された宛先に関するホスト名として宛先解決テーブル30cから取得されたホスト名に基づいて、該ホスト名のIPアドレス及び該ホスト名が属するサブネットワークアドレスを取得するために用いられるものである。名前解決テーブル30dには、少なくとも、ローカルエリアネットワークに接続されているホストを識別するためのネットワーク上の識別名となるホスト名33と該ホスト名33に対応するIPアドレス34、サブネットワークアドレス35とを記録しており、更に、ホスト名33のデバイス種別(例えばPCやプリンタ装置など)を示すデバイス情報36、該ホスト名33が示すエントリ情報が有効な情報として存続する期限を示す有効期限37の情報も合わせて記録するようにしても良い。
ここに、デバイス種別を示すデバイス情報36としては、ファクシミリデータの印刷手段を備えているか否かを識別可能とする情報を併せ持つものであり、例えば、受信ファクシミリデータの示す宛先のホストPCに直接送信するか、あるいは、宛先のホストPCに代わって、該宛先のホストPCに近接して配置されているプリンタ装置に印刷させるために、該プリンタ装置に対して受信ファクシミリデータを転送するかを判定するために用いられる。
なお、名前解決テーブル30dに登録される、受信ファクシミリデータの宛先が示すホストPCのネットワーク上のホスト名33としては、宛先解決テーブル32に登録されているホスト名(図6の例では、「yamada1」、「tanak」、…)が該当する。一方、IPアドレス34、サブネットワークアドレス35としては、ホスト名33にそれぞれ対応するIPアドレス、サブネットワークアドレス(図6の例では、「yamada1」、「tanak」、…それぞれのIPアドレスが「10.36.110.23/32」、「10.36.120.38/32」、…であり、サブネットワークアドレスが「10.36.110.0/24」、「10.36.120.0/24」、…である場合)が該当する。
但し、図6に示す名前解決テーブル30dにおいては、図3、図4の場合と異なり、当該ファクシミリ装置100が属するサブネットワーク1と異なるサブネットワーク2に属しているホスト(PCb)「tanak」203Baも登録されている例を示している。
ここで、IPアドレス34については、前述した宛先解決テーブル30cにおける宛先31の単語の場合とは異なり、ネットワーク上のアドレスとして他のホストと識別可能とするための唯一のアドレスとされる。また、1つのIPアドレスに対しては1つのホスト名のみが対応する。図6の例では、前述のごとく、ユニークなIPアドレスが「10.36.110.23/32」、「10.36.120.38/32」、…という互いに異なる唯一のIPアドレスにそれぞれ対応して、それぞれに異なるホスト名であるホスト名「yamada1」、「tanak」、…が割り当てられている。また、ホスト名「yamada1」、「tanak」、…のそれぞれのサブネットワークアドレスは、IPアドレスを基にしており、それぞれ「10.36.110.0/24」、「10.36.120.0/24」、…である。更に言えば、図5に示したように、ファクシミリデータに記録される宛先「山田 一郎」に対応するホスト名「yamada1」のPCa203Aaが、「10.36.110.0/24」のサブネットワーク1に属しており、宛先「田中 二郎」に対応するホスト名「tanak」のPCb203Baが、「10.36.120.0/24」のサブネットワーク2に属していることを示している。
また、デバイス情報36は、例えば、ホスト名33で示す各ホストのデバイスの種別を示す情報(例えばルータ、スイッチングハブ、ハブ、サーバ、更には、ホスト(PC)、プリンタ装置など)であり、更に、前述のように、ファクシミリデータの転送先として印刷可能な適切なデバイスか否かを識別するために利用することができるようにしている。
また、有効期限37は、名前解決テーブル30dの各ホスト名33に関するエントリが有効か否かを示す情報であり、ホスト(PCなど)の設置場所の移動などに伴い、ネットワーク上のアクセス位置を示すIPアドレスに変更が生じた場合などに対応可能なように、有効期限が経過したエントリについては、一旦削除するようにしているものである。この結果として、名前解決テーブル30dの更新処理を自動化することにより、名前解決テーブル30dの編集処理を容易にするための一つの手段を提供しているものである。
即ち、有効期限が経過して削除されたホスト名のエントリについて、削除されたホスト名を用いて、次に、名前解決テーブル30dにアクセスがあった際には、ファクシミリ装置100から、ネームサーバ300に対して問い合わせることにより、削除されたエントリのホスト名に関するIPアドレスやサブネットワークアドレスを取得し直すように構成している。このようにすることによって、ホスト(PCなど)の設置場所の移動などによりIPアドレス等が変更された場合であっても、名前解決テーブル30dを自動的に更新して、ホスト名とIPアドレスとの対応関係を常に新しい状態に維持して利用することができる。
名前解決テーブル30dに有効期限37を設定する場合、各ユーザがホストとして個別に使用するPCのような場合については、該ホストの移動などによりIPアドレス等が変更された場合であっても、該PCのホスト名とIPアドレスとの対応関係を常に新しい状態で利用することができるので、ユーザに対する利便性が向上し、有効である。しかし、ホストとしてネットワークプリンタやネームサーバなどのようにネットワーク全体に共通するネットワーク機器の場合については、有効期限が経過しても削除されないように、有効期限の設定自体を無効とする状態に設定するか、あるいは、有効期限が経過しないような十分に長い期間に設定するかのいずれかとする必要がある。図6に示す例においては、ホストがPCの場合の有効期限は、「28,800秒」即ち8時間と、移動などに対応可能なような期間に設定され、プリンタ装置の場合の有効期限は、「604,800秒」即ち7日間と、十分長い期間に設定されている例を示している。
また、該有効期限37を名前解決テーブル30dに設定する方法としては、ネームサーバによって全てのホスト名のエントリについて一括して設定するか、あるいは、各ホスト名のエントリ毎に個別に設定するかいずれであっても構わない。
なお、名前解決テーブル30dの編集処理を自動化するための手段として、有効期限37を用いる代わりに、DHCP機能を備えたネームサーバ300を利用することも可能である。この場合、ネームサーバ300は、ネットワークに接続されている全てのホストについて、ホスト名に対応するIPアドレスやサブネットワークアドレスを自動的に割り付ける機能を備えて、ネームサーバ300としての名前解決手段を実現している。従って、ファクシミリ装置100は、定期的にネームサーバ300にアクセスして、ネットワークの接続状態に変更があるか否かを確認することにより、あるいは、ネームサーバ300自らが、ネットワークの接続状態に変更が生じたことを検出した場合に、ファクシミリ装置100に対して、変更されたネットワーク接続状態を自動的に通知することにより、ファクシミリ装置100の名前解決テーブル30dを常に最新の状態に維持させることが可能である。
次に、本発明に係るゲートウェイ情報処理装置の一つであるファクシミリデータの送受信方法の処理手順について、図7のフローチャートを参照しながら更に詳細に説明する。
図7は、本発明に係るゲートウェイ情報処理装置の一つであるファクシミリ装置100がファクシミリデータを受信した場合、宛先に近い場所に配置されているプリンタ装置に対して受信ファクシミリデータを転送する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、ファクシミリ装置100がファクシミリデータを受信すると、図7の処理フローチャートに示す処理が起動される。図7のファクシミリデータ受信処理が起動されると、まず、受信したファクシミリデータ中に記録されている宛先の文字列を抽出する(ステップS1)。宛先の文字列の抽出方法としては、前述のように、所定フォーマットからなる受信ファクシミリデータ中の宛先部分に記録されている文字列を文字認識する方法等を用いる。次に、抽出した宛先の文字列が、ファクシミリ装置100の宛先解決テーブル30cに登録されているか否かを判別する(ステップS2)。宛先解決テーブル30cに該宛先の文字列に該当するエントリが存在していないと判別された場合(ステップS2のNO)、宛先が存在していない旨のエラー表示をして受信ファクシミリデータを当該ファクシミリ装置100の印刷部で出力し(ステップS10)、当該ファクシミリ装置100のファクシミリデータ受信処理を終了する。受信ファクシミリデータに記録された宛先が宛先解決テーブル30cに存在していない場合とは、受信ファクシミリデータからの宛先文字列の抽出処理が完全ではないか、あるいは、抽出された宛先の文字列そのものに間違いである場合等が該当する。
一方、宛先解決テーブル30dに該宛先の文字列に該当するエントリが存在していると判別された場合(ステップS2のYES)、次に、宛先解決テーブル30cから該宛先に対応するホスト名を取り出して、取り出された該ホスト名が、ファクシミリ装置100の名前解決テーブル30dに登録されているか否かを判別する(ステップS3)。名前解決テーブル30dに該ホスト名に該当するエントリが存在していると判別された場合は(ステップS3のYES)、該ホスト名に対応するIPアドレスとサブネットワークアドレスを取得して、後述するステップS5の処理に移行する。
名前解決テーブル30dに該ホスト名に該当するエントリが存在していないと判別された場合(ステップS3のNO)、次に、当該ファクシミリ装置100はネームサーバ300に対して該ホスト名のIPアドレス、サブネットワークアドレスを問い合わせる(ステップS4)。ネームサーバ300から、該ホスト名のIPアドレスとサブネットワークアドレスの取得が失敗した旨の応答があった場合(ステップS4のNG)、ステップS10の処理に移行して、宛先のIPアドレスが不明である旨のエラー表示をして受信ファクシミリデータを当該ファクシミリ装置100の印刷部で出力し、当該ファクシミリ装置100のファクシミリデータ受信処理を終了する。
一方、ネームサーバ300から、該ホスト名のIPアドレスとサブネットワークアドレスとの取得が成功した旨の応答があった場合(ステップS4のOK)、場合によっては、ネームサーバ300により取得された該ホスト名のIPアドレスとサブネットワークアドレスとを当該ファクシミリ装置100の名前解決テーブル30dに追加登録する(ステップS4a)。しかる後、取得された該ホスト名のサブネットワークアドレスを参照して、該ホスト名のサブネットワークアドレスを獲得し、獲得された該ホスト名のサブネットワークと同じサブネットワークに属するネットワークプリンタが存在しているか否かを判別する(ステップS5)。この判別処理としては、例えば名前解決テーブル30dを参照して、獲得されたサブネットワークアドレスと同一のサブネットワークアドレスを有するプリンタ装置が存在しているか否かを調べる方法が用いられる。
該ホスト名のサブネットワーク内にネットワークプリンタが存在しないことが判別された場合は(ステップS5のNO)、ステップS10の処理に移行して、転送すべきネットワークプリンタが存在していない旨のエラー表示をして受信ファクシミリデータを当該ファクシミリ装置100の印刷部で出力し、当該ファクシミリ装置100のファクシミリデータ受信処理を終了する。
一方、該ホスト名のサブネットワーク内にネットワークプリンタが存在することが判別された場合は(ステップS5のYES)、次に、該サブネットワーク内に、ファクシミリデータの印刷手段を有する該当するネットワークプリンタが複数存在しているか否かを判定する(ステップS6)。該サブネットワーク内に、該当するネットワークプリンタが複数存在すると判定された場合は(ステップS6のYES)、受信ファクシミリデータを印刷するための転送先のプリンタ装置として、いずれか任意のプリンタ装置、あるいは、宛先となるホストに最も近接して配置されているプリンタ装置の選択処理を行なう(ステップS7)。しかる後、ステップS8の処理に移行する。このプリンタ装置の選択処理については後述する。
一方、該サブネットワーク内に該当するネットワークプリンタが1台のみ存在していると判定された場合は(ステップS6のNO)、存在しているネットワークプリンタを受信ファクシミリデータを印刷するための転送先のプリンタ装置として選択する。次いで、受信ファクシミリデータの転送先のプリンタ装置として選択されたプリンタ装置に対して該受信ファクシミリデータを転送し(ステップS8)、同時に、該ファクシミリデータの宛先とされているホストに対して、ステップS3又はS4で取得された該ホスト名のIPアドレスを使用して、該受信ファクシミリデータを転送先のプリンタ装置に転送して印刷する旨の通知を行ない(ステップS9)、当該ファクシミリ装置100のファクシミリデータ受信処理を終了する。
次に、図7のフローチャートのステップS7におけるプリンタ装置の選択処理について、補足して説明する。
ここで、プリンタ装置の選択処理とは、ファクシミリ装置100が受信した受信ファクシミリデータの宛先となるホストが属するサブネットワーク内に、ファクシミリデータの印刷が可能なプリンタ装置として複数(2台以上)のネットワークプリンタが存在している場合に、複数のネットワークプリンタの中から、受信ファクシミリデータを印刷するためにファクシミリ装置100から転送すべきプリンタ装置として選択する処理のことである。転送先のプリンタ装置の選択方法としては、以下のごとき方法が挙げられるが、本発明は、ファクシミリ装置100よりもファクシミリデータの宛先の近くに配置されているいずれか任意の一つのプリンタ装置を選択することができれば良く、かかる方法のみに限定するものではない。
(1)MACアドレス、IPアドレスといった、ネットワーク上の機器を識別可能な固有の識別情報を用いて、該識別情報として、例えば最も大きい値又は最も小さい値を持つサブネットワーク内のプリンタ装置を選択する方法。
(2)サブネットワーク内に属する全てのプリンタ装置に対して同時に問い合わせ信号を送信して、一番早く応答があったプリンタ装置を選択する方法。
(3)各ホストの所在位置即ちPCやプリンタ装置の所在位置を予め宛先解決テーブル30cや名前解決テーブル30dに登録しておき、宛先に指定されたホストに最も近接する位置に所在しているプリンタ装置を選択する方法。
(4)乱数表を用いていずれか任意のプリンタ装置をランダムに選択する方法。
図8は、本発明に係るゲートウェイ情報処理装置の一つであるファクシミリ装置100の名前解決テーブル30dに各エントリを追加・更新・削除する編集処理の一例について説明するためのフローチャートである。
即ち、図8のフローチャートは、図7に示すファクシミリ受信処理のフローチャートに破線で示したステップS4aの名前解決テーブル30dへのエントリの追加登録処理、及び、図6に示した名前解決テーブル30dの有効期限37の経過に伴うエントリの削除処理について更に詳細に説明しているものである。
まず、図7のファクシミリデータ受信処理において、宛先解決テーブル30cを参照して取得したホスト名に対するエントリが名前解決テーブル30dに存在していないと判別された場合に(ステップS3のNO)、ファクシミリ装置100からネームサーバ300に対して該ホスト名のIPアドレス及びサブネットワークアドレスを問い合わせることにより、ネームサーバ300が、該ホスト名のIPアドレス及びサブネットワークアドレスの取得に成功した場合(ステップS4のYES)において、図8の名前解決テーブル30dの編集処理が起動される。而して、図7において前述したステップ4aに示すごとく、該ホスト名のIPアドレス及びサブネットワークアドレスを名前解決テーブル30dに追加登録するように、名前解決テーブル30dに該ホスト名に関する新たなエントリを生成する(ステップS21)。
即ち、生成したエントリとしては、該ホスト名に対応付けて、IPアドレス、サブネットワークアドレスを追加登録すると共に、デバイス情報も追加登録する。更に、該エントリに有効期限Tをagingtime(該エントリが有効である期限を示す秒数)として設定する(ステップS22)。なお、ステップS21,S22の処理は、ネームサーバ300への問い合わせ結果に応じて自動的に実行されるものであるが、ユーザが手動で名前解決テーブル30dに設定することも勿論可能である。
名前解決テーブル30dにエントリが追加登録され、有効期限Tが設定されると、有効期限Tを計数するために、有効期限Tのカウントダウンが開始される(ステップS23)、しかる後、有効期限Tがタイムアウトして(即ち、T≦0となり)、当該ホスト名のエントリに対する有効期限Tが経過したか否かを判定する(ステップS24)。タイムアウトしたと判定した場合(ステップS24のYES)、該当するホスト名に関するエントリの有効期限Tが経過したものとして、名前解決テーブル30dから、該当するホスト名のエントリを削除し(ステップS26)、名前解決テーブル30dの編集処理を終了する。
一方、ステップS24において、まだタイムアウトしていないと判定した場合(ステップS24のNO)、該ホスト名に関するエントリが使用されているか否かを判定する(ステップS25)。該エントリが使用されていないと判定された場合(ステップS25のNO)、ステップS23の処理に戻り、有効期限Tのカウントダウン処理が繰り返される。また、ステップS25で該エントリが使用されていると判定された場合(ステップS25のYES)、該ホスト名に関するエントリ情報を継続して有効としていくために、ステップS22の処理に戻り、該エントリの有効期限Tを初期設定する(つまりT=agingtimeと再設定して、有効期限を初期値に戻す)。
なお、ステップS25における該エントリが使用されているか否かとは、名前解決テーブル30dに基づいてホスト名から取得したIPアドレスに対して、ファクシミリ装置100からネットワークを介した通信の確立を試みて、確立に成功した場合をいう。ここで、該エントリが使用されている状態即ち通信の確立成功を確認できる場合として、例えば、宛先となるホストPCの場合であれば、図7のファクシミリデータ受信処理のフローチャートにおけるステップS9で、受信ファクシミリデータの宛先であるホストに対して、電子メール形式で、該受信ファクシミリデータを転送先プリンタ装置に転送して印刷する旨の転送通知メッセージを通知する通信が確立した場合などが該当する。
また、図8で、名前解決テーブルに有効期限Tを設定する対象となるホストとは、プリンタ装置、PC等を含めたネットワーク上に存在するネットワーク機器の総称のことであり、前述したように、各ユーザが個別に使用するPCなどのネットワーク機器の場合は、ネットワーク内の移設等にも対応することが可能なような短い期間(図6の例では8時間)に設定し、一方、サーバやネットワークプリンタのような全ユーザが共通に使用するネットワーク機器の場合は、必ず使用されている状態が検知されて、削除されてしまうことが生じないような十分に長い期間(図6の例では7日間)に設定される。
かくのごとく、本発明に係る情報送受信方法の一つであるファクシミリデータ送受信処理方法によれば、受信したファクシミリデータに記録された宛先を判別し、宛先のユーザが使用するホストが属するサブネットワークを判別し、該サブネットワーク内のプリンタ装置(画像形成装置)に対して、印刷処理を必要とする受信ファクシミリデータを転送することによって、宛先に近接した場所に配置されたプリンタ装置によってファクシミリデータを印刷出力することを可能とし、ユーザが印刷結果を容易に取得することができるように構成している。更に、宛先(ユーザ)のホストの移設等により、ネットワークに接続する場所に変更が生じた場合であっても、変更後の場所に対応したサブネットワークに属しているプリンタ装置を該ホストに近接して配置されているプリンタ装置として自動的に選択することも可能なように構成している。
本発明に係るゲートウェイ情報処理装置の一つであるファクシミリ装置をネットワークに接続したシステム構成の一例を示すネットワーク構成図である。 本発明に係るゲートウェイ情報処理装置の一つであるファクシミリ装置の回路ブロックの一例を示すブロック構成図である。 本発明の係るゲートウェイ情報処理装置の一つであるファクシミリ装置に内蔵する宛先解決テーブルと名前解決テーブルとを使用して、転送先のホストを決定して、決定したホストに対して受信ファクシミリデータを転送する場合の一実施形態を示すシステム概要図である。 本発明に係るゲートウェイ情報処理装置の一つであるファクシミリ装置に内蔵する宛先解決テーブルとネットワークに接続したネームサーバの名前解決手段とを使用して、転送先のホストを決定して、決定したホストに対して受信ファクシミリデータを転送する場合の一実施形態を示すシステム概要図である。 本発明に係るゲートウェイ情報処理装置の一つであるファクシミリ装置に内蔵の宛先解決テーブルのテーブル構成の一例を示すテーブル構成図である。 本発明に係るゲートウェイ情報処理装置の一つであるファクシミリ装置に内蔵の名前解決テーブルのテーブル構成の一例を示すテーブル構成図である。 本発明に係るゲートウェイ情報処理装置の一つであるファクシミリ装置がファクシミリデータを受信した場合、宛先に近い場所に配置されているプリンタ装置に対して受信ファクシミリデータを転送する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明に係るゲートウェイ情報処理装置の一つであるファクシミリ装置の名前解決テーブルに各エントリを追加・更新・削除する編集処理の一例について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10…網制御部、11…電話回線、20…LAN I/F部、21…LANケーブル、30…記憶部、30a,30b…データバッファ、30c…宛先解決テーブル、30d…名前解決テーブル、31…宛先、32…ホスト名、33…ホスト名、34…IPアドレス、35…サブネットワークアドレス、36…デバイス情報、37…有効期限、40…制御部、40a…FAX通信制御部、40b…LAN通信制御部、40c…宛先抽出部、40d…照合部、40e…転送先選択部、50…プリンタエンジン、60…画像処理部、70…操作部、80…電源部、90…バス、100…ファクシミリ装置(FAX)、200…ルータ(Router)、201,201A,201B…スイッチングハブ、202A,202B…ハブ又はスイッチングハブ、203Aa,203Ab,203Ba,203Bb…パソコン、204Aa,204Ab,204Ba,204Bb…プリンタ、300…ネームサーバ。

Claims (22)

  1. ローカルエリアに設置されていて、ネットワークを介して遠隔の情報処理装置との間でデータを送受信する送受信手段と、該ローカルエリア内に設置されている任意の情報処理装置との間でローカルエリアネットワークを介してデータを転送する送受信手段とを備えたゲートウェイ情報処理装置であって、当該ゲートウェイ情報処理装置が遠隔の情報処理装置から受信した受信データが示す宛先のユーザが使用し、前記ローカルエリアネットワークに接続されている宛先用の第1情報処理装置と、当該ゲートウェイ情報処理装置が遠隔の情報処理装置から受信した受信データに対して施すべき処理が必要であった場合、宛先用の前記第1情報処理装置に代わって、必要とされる処理を施す手段を備え、前記ローカルエリアネットワークに接続されている代行用の第2情報処理装置とから構成されている場合において、当該ゲートウェイ情報処理装置は、宛先のユーザが使用する前記第1情報処理装置に対して前記受信データを送信する代わりに、該受信データに必要とされる処理を施すことができる前記第2情報処理装置に転送することを特徴とするゲートウェイ情報処理装置。
  2. 請求項1に記載のゲートウェイ情報処理装置において、当該ゲートウェイ情報処理装置が、宛先のユーザが使用する前記第1情報処理装置に対して前記受信データを送信する代わりに、該受信データに必要とされる処理を施すことができる前記第2情報処理装置に転送する場合、当該ゲートウェイ情報処理装置は、前記受信データの宛先となる前記第1情報処理装置に対して、前記第2情報処理装置に転送して前記受信データを処理する旨を示す転送通知メッセージを送信することを特徴とするゲートウェイ情報処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載のゲートウェイ情報処理装置において、当該ゲートウェイ情報処理装置が、遠隔の情報処理装置から受信した受信データの宛先欄に記録される可能性がある全ての宛先名と、該宛先のユーザそれぞれが使用する前記第1情報処理装置の前記ローカルエリアネットワーク上の識別名となるホスト名とを対応して登録する宛先解決テーブルと、前記第1情報処理装置のホスト名と前記第2情報処理装置の前記ローカルエリアネットワーク上の識別名となるホスト名とにそれぞれ対応して、少なくとも、前記第1情報処理装置と前記第2情報処理装置とのそれぞれの前記ローカルエリアネットワーク上のネットワークアドレスと、前記第1情報処理装置と前記第2情報処理装置とのそれぞれの前記ローカルエリアネットワーク上の接続場所を特定することができるサブネットワークアドレスと、前記第1情報処理装置と前記第2情報処理装置とのそれぞれが前記受信データに必要とされる処理を施すことができる処理手段を備えているか否かを示すデバイス情報とを登録する名前解決テーブルとを備え、当該ゲートウェイ情報処理装置が、前記受信データの宛先のユーザが使用する前記第1情報処理装置に対して前記受信データを送信する代わりに、前記第2情報処理装置に対して転送する際に、前記宛先解決テーブルを参照して、前記受信データの宛先名に対応する前記第1情報処理装置のホスト名を抽出して、抽出された該ホスト名を用いて前記名前解決テーブルを索引することにより、前記第1情報処理装置のサブネットワークアドレスを取り出して、該サブネットワークアドレスが示すサブネットワークと同一のサブネットワークに属する前記第2情報処理装置を、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置として、前記名前解決テーブルから選択することを特徴とするゲートウェイ情報処理装置。
  4. 請求項3に記載のゲートウェイ情報処理装置において、当該ゲートウェイ情報処理装置が、前記名前解決テーブルの前記デバイス情報を参照して、前記受信データの宛先となるユーザが使用する前記第1情報処理装置が、前記受信データに必要とされる処理を施すことができる処理手段を備えていないことを検出した場合に、該第1情報処理装置と同一のサブネットワークに属する前記第2情報処理装置を、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置として、前記名前解決テーブルから選択し、一方、前記受信データの宛先となるユーザが使用する前記第1情報処理装置が、前記受信データに必要とされる処理を施すことができる処理手段を備えていることを検出した場合、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置を選択することなく、前記第1情報処理装置に対して前記受信データを送信することを特徴とするゲートウェイ情報処理装置。
  5. 請求項3又は4に記載のゲートウェイ情報処理装置において、宛先の前記第1情報処理装置と同一のサブネットワークに属する前記第2情報処理装置が前記名前解決テーブルに複数存在している場合、当該ゲートウェイ情報処理装置が、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置を選択する際に、複数の前記第2情報処理装置のネットワークアドレスのうち、最も大きい値又は最も小さい値を有する前記第2情報処理装置を選択するか、あるいは、複数の前記第2情報処理装置に同時に問い合わせ信号を送信して最も早く応答信号を返送してきた前記第2情報処理装置を選択するか、あるいは、前記第1情報処理装置及び前記第2情報処理装置それぞれの所在位置に関する情報を前記名前解決テーブルに更に登録しておき、該名前解決テーブルを参照して宛先となる前記第1情報処理装置に最も近接して配置されている前記第2情報処理装置を選択するか、あるいは、前記第2情報処理装置のいずれかをランダムに任意に選択するか、のいずれかにより、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置を選択することを特徴とするゲートウェイ情報処理装置。
  6. 請求項3乃至5のいずれかに記載のゲートウェイ情報処理装置において、前記ローカルエリアネットワークに、該ローカルエリアネットワークに接続されている全てのネットワーク機器に関するホスト名に関するネットワークアドレスとサブネットワークアドレスとを、ホスト名と対応付けて登録管理しているネームサーバを更に備え、当該ゲートウェイ情報処理装置が、前記名前解決テーブルのホスト名それぞれに対応するネットワークアドレス及びサブネットワークアドレスを登録する際に、前記ネームサーバに問い合わせて、ホスト名に対応するネットワークアドレスとサブネットワークアドレスとを取得して、前記名前解決テーブルに登録することを特徴とするゲートウェイ情報処理装置。
  7. 請求項6に記載のゲートウェイ情報処理装置において、当該ゲートウェイ情報処理装置が、遠隔の情報処理装置からデータを受信した際に、前記宛先解決テーブルを参照して抽出された宛先となる前記第1情報処理装置のホスト名が、前記名前解決テーブルに存在していないことを検出した場合、あるいは、前記第1情報処理装置のホスト名に対応して前記名前解決テーブルに存在しているネットワークアドレスに対する通信を確立することができないことを検出した場合、当該ゲートウェイ情報処理装置が、前記ネームサーバに問い合わせて、ホスト名に対応するネットワークアドレスとサブネットワークアドレスとを取得することを特徴とするゲートウェイ情報処理装置。
  8. 請求項3乃至7のいずれかに記載のゲートウェイ情報処理装置において、前記名前解決テーブルに、更に、前記ホスト名毎に、該ホスト名に関する登録情報を有効とする期間を示す有効期限を登録することができ、当該ゲートウェイ情報処理装置は、前記第1情報処理装置又は前記第2情報処理装置のホスト名に関する情報を前記名前解決テーブルへ登録する際に、前記有効期限を予め定めた初期値に設定し、以降、該有効期限の経過を監視し、該ホストに設定した前記有効期限が経過したことを検出した場合、前記名前解決テーブルから、該当するホスト名に関する登録情報を削除することを特徴とするゲートウェイ情報処理装置。
  9. 請求項8に記載のゲートウェイ情報処理装置において、当該ゲートウェイ情報処理装置は、前記第1情報処理装置又は前記第2情報処理装置のいずれかの情報処理装置との間で前記ローカルエリアネットワークを介した通信が成功したことを検出した場合、通信が成功した前記情報処理装置の前記ホスト名に関する前記有効期限の経過を前記初期値からの経過を監視する状態に再設定することを特徴とするゲートウェイ情報処理装置。
  10. 請求項3乃至9のいずれかに記載のゲートウェイ情報処理装置において、当該ゲートウェイ情報処理装置は、前記受信データの宛先名に対応する前記第1情報処理装置のホスト名を前記宛先解決テーブルから抽出することができなかった場合、あるいは、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置が前記名前解決テーブルに存在していなかった場合、エラー表示と共に前記受信データを当該ゲートウェイ情報処理装置に出力することを特徴とするゲートウェイ情報処理装置。
  11. ローカルエリアに設置されていて、ネットワークを介して遠隔の情報処理装置との間でデータを送受信する送受信手段と、該ローカルエリア内に設置されている任意の情報処理装置との間でローカルエリアネットワークを介してデータを転送する送受信手段とを備えたゲートウェイ情報処理装置における情報送受信方法であって、当該ゲートウェイ情報処理装置が遠隔の情報処理装置から受信した受信データが示す宛先のユーザが使用し、前記ローカルエリアネットワークに接続されている宛先用の第1情報処理装置と、当該ゲートウェイ情報処理装置が遠隔の情報処理装置から受信した受信データに対して施すべき処理が必要であった場合、宛先用の前記第1情報処理装置に代わって、必要とされる処理を施す手段を備え、前記ローカルエリアネットワークに接続されている代行用の第2情報処理装置とから構成されている場合において、当該ゲートウェイ情報処理装置は、宛先のユーザが使用する前記第1情報処理装置に対して前記受信データを送信する代わりに、該受信データに必要とされる処理を施すことができる前記第2情報処理装置に転送することを特徴とする情報送受信方法。
  12. 請求項11に記載の情報送受信方法において、当該ゲートウェイ情報処理装置が、宛先のユーザが使用する前記第1情報処理装置に対して前記受信データを送信する代わりに、該受信データに必要とされる処理を施すことができる前記第2情報処理装置に転送する場合、当該ゲートウェイ情報処理装置は、前記受信データの宛先となる前記第1情報処理装置に対して、前記第2情報処理装置に転送して前記受信データを処理する旨を示す転送通知メッセージを送信することを特徴とする情報送受信方法。
  13. 請求項11又は12に記載の情報送受信方法において、当該ゲートウェイ情報処理装置が、遠隔の情報処理装置から受信した受信データの宛先欄に記録される可能性がある全ての宛先名と、該宛先のユーザそれぞれが使用する前記第1情報処理装置の前記ローカルエリアネットワーク上の識別名となるホスト名とを対応して登録する宛先解決テーブルと、前記第1情報処理装置のホスト名と前記第2情報処理装置の前記ローカルエリアネットワーク上の識別名となるホスト名とにそれぞれ対応して、少なくとも、前記第1情報処理装置と前記第2情報処理装置とのそれぞれの前記ローカルエリアネットワーク上のネットワークアドレスと、前記第1情報処理装置と前記第2情報処理装置とのそれぞれの前記ローカルエリアネットワーク上の接続場所を特定することができるサブネットワークアドレスと、前記第1情報処理装置と前記第2情報処理装置とのそれぞれが前記受信データに必要とされる処理を施すことができる処理手段を備えているか否かを示すデバイス情報とを登録する名前解決テーブルとを備え、当該ゲートウェイ情報処理装置が、前記受信データの宛先のユーザが使用する前記第1情報処理装置に対して前記受信データを送信する代わりに、前記第2情報処理装置に対して転送する際に、前記宛先解決テーブルを参照して、前記受信データの宛先名に対応する前記第1情報処理装置のホスト名を抽出して、抽出された該ホスト名を用いて前記名前解決テーブルを索引することにより、前記第1情報処理装置のサブネットワークアドレスを取り出して、該サブネットワークアドレスが示すサブネットワークと同一のサブネットワークに属する前記第2情報処理装置を、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置として、前記名前解決テーブルから選択することを特徴とする情報送受信方法。
  14. 請求項13に記載の情報送受信方法において、当該ゲートウェイ情報処理装置が、前記名前解決テーブルの前記デバイス情報を参照して、前記受信データの宛先となるユーザが使用する前記第1情報処理装置が、前記受信データに必要とされる処理を施すことができる処理手段を備えていないことを検出した場合に、該第1情報処理装置と同一のサブネットワークに属する前記第2情報処理装置を、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置として、前記名前解決テーブルから選択し、一方、前記受信データの宛先となるユーザが使用する前記第1情報処理装置が、前記受信データに必要とされる処理を施すことができる処理手段を備えていることを検出した場合、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置を選択することなく、前記第1情報処理装置に対して前記受信データを送信することを特徴とする情報送受信方法。
  15. 請求項13又は14に記載の情報送受信方法において、宛先の前記第1情報処理装置と同一のサブネットワークに属する前記第2情報処理装置が前記名前解決テーブルに複数存在している場合、当該ゲートウェイ情報処理装置が、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置を選択する際に、複数の前記第2情報処理装置のネットワークアドレスのうち、最も大きい値又は最も小さい値を有する前記第2情報処理装置を選択するか、あるいは、複数の前記第2情報処理装置に同時に問い合わせ信号を送信して最も早く応答信号を返送してきた前記第2情報処理装置を選択するか、あるいは、前記第1情報処理装置及び前記第2情報処理装置それぞれの所在位置に関する情報を前記名前解決テーブルに更に登録しておき、該名前解決テーブルを参照して宛先となる前記第1情報処理装置に最も近接して配置されている前記第2情報処理装置を選択するか、あるいは、前記第2情報処理装置のいずれかをランダムに任意に選択するか、のいずれかにより、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置を選択することを特徴とする情報送受信方法。
  16. 請求項13乃至15のいずれかに記載の情報送受信方法において、前記ローカルエリアネットワークに、該ローカルエリアネットワークに接続されている全てのネットワーク機器に関するホスト名に関するネットワークアドレスとサブネットワークアドレスとを、ホスト名と対応付けて登録管理しているネームサーバを更に備え、当該ゲートウェイ情報処理装置が、前記名前解決テーブルのホスト名それぞれに対応するネットワークアドレス及びサブネットワークアドレスを登録する際に、前記ネームサーバに問い合わせて、ホスト名に対応するネットワークアドレスとサブネットワークアドレスとを取得して、前記名前解決テーブルに登録することを特徴とする情報送受信方法。
  17. 請求項16に記載の情報送受信方法において、当該ゲートウェイ情報処理装置が、遠隔の情報処理装置からデータを受信した際に、前記宛先解決テーブルを参照して抽出された宛先となる前記第1情報処理装置のホスト名が、前記名前解決テーブルに存在していないことを検出した場合、あるいは、前記第1情報処理装置のホスト名に対応して前記名前解決テーブルに存在しているネットワークアドレスに対する通信を確立することができないことを検出した場合、当該ゲートウェイ情報処理装置が、前記ネームサーバに問い合わせて、ホスト名に対応するネットワークアドレスとサブネットワークアドレスとを取得することを特徴とする情報送受信方法。
  18. 請求項13乃至17のいずれかに記載の情報送受信方法において、前記名前解決テーブルに、更に、前記ホスト名毎に、該ホスト名に関する登録情報を有効とする期間を示す有効期限を登録することができ、当該ゲートウェイ情報処理装置は、前記第1情報処理装置又は前記第2情報処理装置のホスト名に関する情報を前記名前解決テーブルへ登録する際に、前記有効期限を予め定めた初期値に設定し、以降、該有効期限の経過を監視し、該ホストに設定した前記有効期限が経過したことを検出した場合、前記名前解決テーブルから、該当するホスト名に関する登録情報を削除することを特徴とする情報送受信方法。
  19. 請求項18に記載の情報送受信方法において、当該ゲートウェイ情報処理装置は、前記第1情報処理装置又は前記第2情報処理装置のいずれかの情報処理装置との間で前記ローカルエリアネットワークを介した通信が成功したことを検出した場合、通信が成功した前記情報処理装置の前記ホスト名に関する前記有効期限の経過を前記初期値からの経過を監視する状態に再設定することを特徴とする情報送受信方法。
  20. 請求項13乃至19のいずれかに記載の情報送受信方法において、当該ゲートウェイ情報処理装置は、前記受信データの宛先名に対応する前記第1情報処理装置のホスト名を前記宛先解決テーブルから抽出することができなかった場合、あるいは、前記受信データを転送すべき前記第2情報処理装置が前記名前解決テーブルに存在していなかった場合、エラー表示と共に前記受信データを当該ゲートウェイ情報処理装置に出力することを特徴とする情報送受信方法。
  21. 請求項11乃至20のいずれかに記載の情報送受信方法を、コンピュータにより実行することが可能なプログラムとして実現することを特徴とする情報送受信プログラム。
  22. 請求項21に記載の情報送受信プログラムを、コンピュータにより読み取ることが可能な記録媒体に記録していることを特徴とするプログラム記録媒体。
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