JP2006066892A - 発光素子およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 金属薄膜層と透明導電体を有する発光素子において、透明導電体の抵抗を増大させることなく金属薄膜層をオーミックコンタクトさせた発光素子を提供する。
【解決手段】 本発明の発光素子は、発光部6を介して第一導電型層5と第二導電型層7を配してなる積層体と、該積層体をなす第二導電型層7上に設けた金属薄膜層9と、該金属薄膜層9上に設けた透明導電体12とを少なくとも備えてなる発光素子1であって、前記透明導電体12は、2層以上の透明導電膜10、11からなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、化合物半導体層から光を取り出す化合物半導体の発光素子に関し、特に、透明導電膜を窓極として利用した化合物半導体の発光素子およびその製造方法に関する。
GaN、AlGaN、InGaN及びInGaAlN等の窒化ガリウム系化合物半導体は、緑色や青色等の可視光発光デバイスとして注目されている。
これら窒化ガリウム系化合物半導体を用いた光デバイスの製造においては、窒化ガリウム系化合物半導体と格子整合する基板が少ないことから、通常、サファイアが結晶成長用の基板として用いられる。そして、サファイアのような絶縁性の基板を用いる場合は、他のGaAsやInP等の導電性を有する半導体基板を用いた発光素子とは異なり、基板側から電極を取り出すことができないので、半導体層に設けるp側電極およびn側電極は、半導体層を積層させる基板の一面側に形成することになる。
そこで、発光する光の透過性の低下を抑制するために、透光性の電極を設けた窒化ガリウム系化合物半導体発光素子が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図3は、透光性電極を設けた従来の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の一例を示す断面図である。この窒化ガリウム系化合物半導体発光素子31は、サファイア基板32の一方の面(図3の上面)にGaNバッファ層33を介してn型GaN層35が設けられ、このn型GaN層35の一方の面(図3の上面)に、p型ドーパントであるMgを含むp型GaN層37とTi/Au等からなるn側電極39が設けられている。そして、n側電極39は、その周囲をSiO膜41aで囲まれてp型GaN層37と電気的に絶縁されている。
一方、p型GaN層37上にはSiO膜41bとMg入りの金属薄膜層43が設けられ、この金属薄膜層43上には電流拡散用のスズ添加酸化インジウム(ITO)膜からなる透明導電膜45が設けられ、SiO膜41b上と透明導電膜45の一部を覆うようにTi/Au等からなるp側電極47が設けられている。
つまり、この構成においては、n型GaN層35とp型GaN層37との接合界面から発光される光を、透明導電膜45を通して取り出すことができる。なお、図3において、点線は、p側電極47から透明導電膜45を通って接合界面へ流れる電流の流れを示す。一方、一点鎖線は、接合界面から発光される光が主に透明導電膜45を通って、外部へ放射される状況を示す。
スズ添加酸化インジウム(ITO)膜からなる透明導電膜45は、n型不純物であるSnを含むため、一般にp型GaN層37の上には形成できないため、p型GaN層37と比較的オーミックコンタクトの取り易いMgを含む金属薄膜層43を、発光した光に対して70%の透過率を有するような厚さである2nmの厚さで形成し、さらに金属薄膜層43のシート抵抗を低減させるために厚さ100nmの透明導電膜45が形成されている。
金属薄膜層43は、Mg/Ni=1nm/2nmの蒸着膜上に透明導電膜45を成膜後、500℃、10分のアニール処理を行うことによって、p型GaN層37との間の密着性とオーミックコンタクトが達成される。金属薄膜層43はMgを含むため、このままでアニール処理すると金属薄膜層43が蒸発して消失あるいは薄膜化してしまうが、金属薄膜層43上に設けられた透明導電膜45が保護膜として作用するため、金属薄膜層43の蒸発や消失を防ぎ、これにより電極プロセス上の金属膜厚の制御性の低下と、それに伴う発光素子のI−V特性の悪化を避けている。
特許第3207773号公報
しかしながら、このような窒化ガリウム系化合物半導体発光素子31にあっては、透明導電膜45がITO膜であるため、金属薄膜層43とp型GaN層37のオーミックコンタクトを達成するために、500℃、10分のアニール処理を行うと、透明導電膜45が酸化して比抵抗が増大してしまうことが分かった。また、これと同時に、透明導電膜45として設けたITO膜の透過率が変動する傾向も確認された。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、透明導電膜の耐熱性を向上させることによって、金属薄膜層のオーミックコンタクトを達成するためのアニール処理を施しても、透明導電膜の酸化を防止して比抵抗の増大を抑えることができ、窓極として機能する透明導電膜がもつ透過率の安定性に優れた化合物半導体の発光素子を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る発光素子は、発光部を介して第一導電型層と第二導電型層を配してなる積層体と、該積層体をなす第二導電型層上に設けた金属薄膜層と、該金属薄膜層上に設けた透明導電体とを少なくとも備えてなる発光素子であって、前記透明導電体は、2層以上の透明導電膜からなり、上層の少なくとも1層は、最下層をなす層よりも耐熱性が高いことを特徴としている。
かかる構成において、発光部とは、第一導電型層と第二導電型層との間に位置する層、又は第一導電型層と第二導電型層の界面を意味する。
本発明に係る発光素子の製造方法は、発光部を介して第一導電型層と第二導電型層を配してなる積層体と、該積層体をなす第二導電型層上に設けた金属薄膜層と、該金属薄膜層上に設けた透明導電体とを少なくとも備えてなる発光素子の製造方法であって、前記透明導電体のうち、最下層をなす透明導電膜としてスズ添加酸化インジウム(ITO)、酸化インジウム(IO)、酸化亜鉛(ZO)、アンチモン添加酸化亜鉛(AZO)、Ga添加酸化亜鉛(GZO)、アルミニウム添加酸化亜鉛(AlZO)又はホウ素添加酸化亜鉛(BZO)からなる膜をスプレー熱分解法を用いて成膜する工程と、前記上層の少なくとも1層をなす透明導電膜として酸化スズ(TO)又はフッ素添加酸化スズ(FTO)からなる膜をスプレー熱分解法を用いて成膜する工程とを少なくとも備えてなることを特徴としている。
本発明に係る発光素子は、これを構成する透明導電体が、2層以上の透明導電膜からなるので、個々の層毎に機能分担させることができる。
特に、最下層をなす透明導電膜が高導電性と高透光性を有し、上層の少なくとも1層をなす透明導電膜が前記最下層をなす透明導電膜よりも高い耐熱性を備えることにより、最下層をなす透明導電膜はその酸化が防止されるとともに、その比抵抗の増大と光透過率の低下をも抑えられる。
また、本発明に係る発光素子の製造方法は、透明導電体をなすいずれの透明導電膜もスプレー熱分解法を用いるので、大気中において薄膜の形成が可能であり、減圧システムが不要なことから製造コストを低減することができる。
以下、本発明の実施例にかかる発光素子について添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解するために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
図1は、本発明に係る発光素子の第一の実施形態を示す断面図である。
本発明の発光素子1は、サファイア基板2の一方の面(図1の上面)にGaNバッファ層3を介してSiをドーパントとするn型GaN層4が設けられ、このn型GaN層4を介してSiをドーパントとするn型AlGaN層(主たる第一導電型層)5が設けられる。そして、このn型AlGaN層5を介してInGaNとGaNの多重量子井戸(MQW)構造となる発光部6、発光部6を介してp型ドーパントであるMgを含むp型AlGaN層(主たる第二導電型層)7、p型AlGaN層7を介して、同じくMgをドーパントとするp型GaN層8、p型GaN層8を介してNiからなる金属薄膜層9、金属薄膜層9を介してITO膜10、FTO膜11の順に積層されてなる2層の透明導電体12が設けられている。この透明導電体12の表面の周縁の一部にはp側電極13が設けられ、一方、n型GaN層4の周縁部の一部の上に積層された各層が除去されて、露出したn型GaN層4上にn側電極14が設けられている。
発光素子は、有機金属気相成長法(Metal-Organic Chemical Vapor Deposition:以下、MOCVD法という)、ハライド気相成長法(HDCVD)等の気相成長法により各層を成長させることによって形成される。
MOCVD法では、原料ガスに、例えばガリウム源としてトリメチルガリウム(TMG)、窒素源としてアンモニア(NH)、 ヒドラジン等の水素原子を含む化合物、Si源としてモノシラン(SiH)、 Al源としてトリメチルアルミニウム(TMA)、In源としてトリメチルインジウム(TMI)、Mg源としてビスシクロペンタジエニルマグネシウム(CpMg)を用い、キャリアガスとして水素ガス、窒素ガス等が用いられる。
発光素子の構造は、基板の一方の面に少なくとも第一導電型層、第二導電型層、金属薄膜層、電流拡散層としての透明導電体が順に積層された構造であればよく、ホモ、シングルへテロ、ダブルへテロ等の構造とすることができる。例えばサファイア基板の表面に、バッファ層を介してn型コンタクト層とn型クラッド層、発光部、p型クラッド層、p型コンタクト層、金属薄膜層、電流拡散層としての透明導電体を順に積層したダブルへテロ構造のものが高発光素子として知られている。
以下においては、発光部が層をなす場合について述べるが、界面発光の場合には、n型クラッド層とp型クラッド層の界面が発光部として機能する。
n型コンタクト層は、ノンドープまたはSi、Ge、S、C等のn型ドーパントをドープしたGaNで形成できる。n型クラッド層は、例えばノンドープまたはn型ドーパントをドープしたAlGaN、InAlGaN等で形成することができる。
発光部は、ノンドープ、またはn型ドーパントおよび/またはZn、Mg、Cd、Ba等のp型ドーパントをドープしたInGaN、InAlGaN等で形成でき、インジウムを含む発光部を形成することにより紫外〜赤色まで発光波長を変化させることが可能である。発光部にn型ドーパントをドープすると、ピーク波長における発光強度がさらに大きくなり、p型ドーパントをドープすると波長を約0.5eV長波長側に持って行くことができ、n型ドーパントとp型ドーパントをドープすると発光強度を大きくしたままで、発光波長を長波長側に移動させることができる。
p型クラッド層は、p型ドーパントをドープしたAlGaN、InAlGaN等で形成することができる。またp型コンタクト層は、p型ドーパントをドープしたGaNで形成することができ、n型クラッド層と同じくGaNは電極と好ましいオーミックコンタクトを得ることができる。また、n型クラッド層および/またはp型クラッド層は省略することもできる。省略した場合はコンタクト層がクラッド層として作用する。
金属薄膜層は、p型コンタクト層またはp型クラッド層とのオーミックコンタクトを良くするために、p型層にドープされているドーパントと同じ金属原子、例えば、Mg原子を含む合金または多層膜が好ましく、蒸着法やスパッタリング法等により形成され、所定温度でアニーリング処理されてオーミックコンタクトが達成される。もちろん、光透過率を低減させないためには、金属薄膜層の厚さには上限が設けられる。
透明導電体は、高導電性と高透光性からスズ添加酸化インジウム膜(Indium-Tin-Oxide:以下、ITO膜という)が主体をなし、その耐熱性保護膜としてフッ素添加酸化スズ膜(Fluorine-doped-Tin-Oxide:以下、FTO膜という)が積層される。
従来、ITO膜は減圧スパッタ法により成膜され、FTO膜は大気CVD法により成膜されることが多かったが、ITO膜とFTO膜の成膜で、それぞれ異なる製法を用いると工程数が多くなり、コストアップの要因となるので、ITO膜とFTO膜の両方の膜が成膜可能であって、しかも、大気中での成膜が可能なスプレー熱分解法(Spray Pyrolysis Deposition:以下、SPD法という)が好適に用いられる。
SPD法は、加熱した基板に原料液をスプレー塗布することで、基板表面上で熱分解および化学反応を生じさせて成膜する方法であるが、大気中での成膜が可能であり、製造コスト低減の上で好適に用いられる成膜法である。
本発明におけるITO膜の成膜は、塩化インジウム(水和物)と塩化スズ(水和物)のエタノール液を350℃に加熱した基板に噴霧することにより行い、スズの添加量をインジウムに対して元素比で5at%となるように配合して行うのが好ましく、導電性、透光性に優れた厚さ100nmから1000nm程度の薄膜である。
FTO膜の成膜は、塩化スズ(水和物)のエタノール液とフッ化アンモニウムの飽和水溶液の混合液を、400℃以上700℃以下に加熱した基板上に噴霧して行うが、フッ素の添加量は、スズに対して数ppm〜数千ppm程度ドープするのが好ましく、耐熱性、耐薬品性に優れた厚さ50nmから300nm程度の薄膜である。
FTO膜の成膜は、400℃を越えた温度から成膜を開始する。オーミックコンタクトを得るための昇温は、FTO膜の成膜途中、あるいは成膜後に昇温させることにより行い、上限は700℃となる。FTO膜が10nm以上形成されれば、透明導電膜の耐熱性が向上するため、成膜途中に500℃を越える温度に保持されても、電気伝導性は劣化せず、初期状態が維持されるが、FTO膜の成膜温度が400℃を下回ると金属薄膜層9の加熱が不十分になり、金属薄膜層9のオーミックコンタクトが達成できないので400℃が下限である。
ITO膜とFTO膜とも同じSPD法で成膜できるので、ITO膜を成膜後、引き続いて(SPD成膜装置から試料を取り出すことなく)連続して、基板の温度を昇温し、所定温度に加熱保持して、FTO膜を成膜する。
このようにしてFTO膜を成膜するときの加熱により、ITO膜直下の金属薄膜層も加熱されてオーミックコンタクトが達成されるので、別工程でオーミックコンタクト達成のためのアニーリング処理を行う必要が無く、製造工程の削減、製造コストの低減が期待される。
透明導電体を形成後、p側電極とn側電極を形成する。p側電極は透明導電体表面の所定の部位に形成されるが、n側電極は、基板にサファイア等の絶縁基板を用いた場合は、基板の他方の面に電極を設けることができないので、化合物層や金属薄膜層、透明導電体を積層した一方の面側にp側電極とn側電極の両電極を設けなければならない。この為には、透明導電体、金属薄膜層、p型コンタクト層、p型クラッド層、発光部、n型クラッド層をエッチングして、n型コンタクト層を露出させ、その露出部にn側電極を形成する。
各層をエッチングするにはウェットエッチング、ドライエッチングいずれの方法を用いてもよい。ウェットエッチングでは例えば、リン酸と硫酸との混酸を用いることができる。ドライエッチングでは例えば反応性イオンエッチング、集束イオンビームエッチング、イオンミリング、ECR(Electron Cyclotron Resonance)エッチング等を用いることができ、エッチングガスとして反応性イオンエッチング、ECRエッチングでは、CF4、CCl4、SiCl4、CClF3、CClF2、SF6、PCl3等のガスを用いることができ、集束イオンビームエッチングではB、Al、Si、Ga、Ge、In等を金属イオン源として用いることができ、イオンミリングではAr、Ne、N2等の不活性ガスを用いることができる。
エッチングは、各層毎に最適なエッチング法を選択して、各層毎にマスキングしてエッチングしても良いが、フォトリソグラフィーの回数増加に伴い、発光面積が減少するので、塩素ガスを含むガス、または臭素ガスを含むガスを用いて、透明導電体、金属薄膜層、p型コンタクト層、p型クラッド層、発光部、n型クラッド層を一度にエッチングして、n型コンタクト層を露出する方法が好ましい。
本発明では、最下層をなす透明導電膜として、スズ添加酸化インジウム(ITO)の他に、酸化インジウム(IO)、酸化亜鉛(ZO)、アンチモン添加酸化亜鉛(AZO)、Ga添加酸化亜鉛(GZO)、アルミニウム添加酸化亜鉛(AlZO)又はホウ素添加酸化亜鉛(BZO)などからなる透明導電膜を用いることができる。また、上層の少なくとも1層をなす透明導電膜として、フッ素添加酸化スズ(FTO)の他に、酸化スズ(TO)からなる膜を用いることができる。
最下層をなす透明導電膜は、スズ添加酸化インジウム(ITO)、酸化インジウム(IO)、酸化亜鉛(ZO)、アンチモン添加酸化亜鉛(AZO)、Ga添加酸化亜鉛(GZO)、アルミニウム添加酸化亜鉛(AlZO)又はホウ素添加酸化亜鉛(BZO)からなる膜とすることにより、高導電性と高透光性が発揮される。一方、上層の少なくとも1層をなす透明導電膜は、酸化スズ(TO)又はフッ素添加酸化スズ(FTO)からなる膜とすることにより、高耐熱性が発揮される。その結果、最下層の透明導電膜の酸化が防止され、透明導電膜の高導電性と高透光性を維持することができる。
特に、最下層の透明導電膜をスズ添加酸化インジウム(ITO)膜とすることにより、高導電性と高透光性が発揮され、上層の少なくとも1層の透明導電膜をフッ素添加酸化スズ(FTO)膜とすることにより、より高耐熱性が発揮されるため、最下層のスズ添加酸化インジウム(ITO)膜の酸化が防止され、透明導電膜の高導電性と高透光性を長期にわたって安定的に維持することができる。
また、上層の少なくとも1層を形成する際の加熱により、金属薄膜層は、第二導電型層との接触抵抗が10−4Ω・cm台以下となるため、別工程でアニール処理を行わなくてもオーミックコンタクトを達成することができる。
上述した最下層をなす透明導電膜や上層の少なくとも1層をなす透明導電膜は、いずれもスプレー熱分解法により成膜されるため、大気中での製造が可能であることから、多大な導入コストや稼動コストを要する減圧(雰囲気における成膜)システムが不要となるので、製造コストを低く抑えることができる。
さらに、スプレー熱分解法により形成される膜は通常のスパッタ膜に比べて粒径が大きいので、発光素子上に形成した場合には、出てきた光が全反射しにくくなるので、方位による光の強度のバラツキの少ない発光素子を提供することができる。
特に、スズ添加酸化インジウム(ITO)膜とフッ素添加酸化スズ(FTO)膜はスプレー熱分解法を用いて大気中で安定して形成できる。しかも、スズ添加酸化インジウム(ITO)膜とフッ素添加酸化スズ(FTO)膜を連続して安定して形成できるため、製造コストの低減だけでなく、品質の安定性を増すことができる。
スズ添加酸化インジウム(ITO)膜を形成する際の被成膜面(金属薄膜層の表面)の温度は低いので、金属薄膜層を形成する元素が蒸発して、金属薄膜層が薄層化したり、消失したりすることはない。また、フッ素添加酸化スズ(FTO)膜を形成する際の被成膜面の温度が400℃以上700℃以下であるので、フッ素添加酸化スズ(FTO膜)を形成する際に下層の金属薄膜層が十分に加熱され、金属薄膜層と第二導電型層とのオーミックコンタクトが達成できる。
[実施例1]
本発明の第一の実施形態にかかる発光素子1を以下のようにして形成した。
MOCVD法によりサファイア基板2の一方の面に各GaN系化合物層を形成した。原料ガスは、Gaはトリメチルガリウム(TMG)ガスを、Nはアンモニア(NH)ガスを、Siはモノシラン(SiH)ガスを、Alはトリメチルアルミニウム(TMA)ガスを、Inはトリメチルインジウム(TMI)ガスを、Mgはビスシクロペンタジエニルマグネシウム(CpMg)ガスを用い、キャリアガスとして水素ガスを用いた。
先ず、MOCVD装置内に、直径2インチで、(0001)面を化合物堆積面とするサファイア基板2を設置し、水素を供給しながら1050℃に加熱してサーマルクリーニングを施した。次に、サファイア基板2を510℃まで低下させてGaNバッファ層3を、厚さ25nm堆積させた後、GaNバッファ層3を設けたサファイア基板2を1035℃まで加熱して、NHガス、TMGガス、SiHガスを流してSiをドーパントとするn型GaN層4を成長させた後、NHガス、TMGガス、TMAガス、SiHガスを流してSiをドーパントとするn型AlGaN層5を成膜した。
次に、試料の温度を750℃とし、TMAガスを断続的に流しつつ、GaNとAlGaNの多重量子井戸(MQW)構造とする発光部6を、n型AlGaN層5の上に約40nm成長させた。
つづいて、NHガス、TMGガス、TMAガス、CpMgガスを流して、発光部6上に、Mgをドーパントとするp型AlGaN層7を成膜し、その後、NHガス、TMGガス、CpMg ガスを流して、Mgをドーパントとするp型GaN層8を成膜した。このp型GaN層8を成膜した後、蒸着法によりNiを5μm蒸着させて、金属薄膜層9を設けた。
次に、試料をSPD法成膜装置に移して、金属薄膜層9を350℃に加熱保持して、SPD法により、金属薄膜層9上にITO膜用原料化合物溶液を噴霧して厚さ700nmのITO透明導電膜10を成膜した。ITO成膜後、引き続いて550℃まで昇温を開始し、ITO膜10の表面が400℃を越えたところから、FTO膜成膜用原料化合物溶液の噴霧を開始し、厚さ100nmのFTO膜11を成膜して透明導電体12を形成した。成膜時と成膜後を含め、ITO透明導電膜10の表面を550℃に保持した状態を10分以上継続した。
ITO膜用原料化合物溶液は、塩化インジウム(lll)四水和物5.58gと塩化スズ(ll)二水和物0.23gとをエタノール100mlに溶解して得た。
FTO膜11用原料化合物溶液は、塩化スズ(lV)五水和物0.701gをエタノール10mlに溶解し、これにフッ化アンモニウム0.592gの飽和水溶液を加え、この混合物を超音波洗浄機に約20分間掛けて、完全に溶解して得た。
次に、n型GaN層4の一方の面の周縁部にn側電極14を形成するために、n側電極14形成部位上に積層されているn型AlGaN層5、発光部6、p型AlGaN層7、p型GaN層8、金属薄膜層9、透明導電体12を除去するために、透明導電体12上にマスクを形成した。マスク形成後、試料をエッチング装置に移して、エッチングガスを流して、n型GaN層4が露出するまでドライエッチングを行った。
ドライエッチングにより露出したn型GaN層4上に蒸着法により、Alを厚さ約4μm蒸着してn側電極13を形成し、マスクを剥がした透明導電体12(FTO膜11)上の周縁の一部に蒸着法により、Alを厚さ約0.8μm蒸着してp側電極12を設けた。
この窒化ガリウム系化合物層を形成したサファイア基板2を300μm角にダイシングしてベアチップとした。そして、このベアチップをステム上にダイボンディングにより実装し、ワイヤボンディングにより配線して発光素子1を作製した。
[実施例2]
透明導電体12のうち、FTO膜11の成膜温度のみを400℃に変更した以外は、実施例1と同様にして発光素子1を作製した。
[実施例3]
透明導電体12のうち、FTO膜11の成膜温度のみを700℃に変更した以外は、実施例1と同様にして発光素子1を作製した。
[実施例5]
透明導電体12のうち、FTO膜11の成膜温度のみを350℃に変更した以外は、実施例1と同様にして発光素子を作製した。
[比較例1]
透明導電体12のうち、FTO膜11の成膜温度のみを750℃に変更した以外は、実施例1と同様にして発光素子を作製した。
[比較例2]
透明導電体12を、ITO透明導電膜10のみ(1層)に変更した以外は、実施例1と同様にして発光素子を作製した。
図2は、本発明に係る発光素子の第二の実施形態を示す断面図である。
第一導電型基板としてのn型GaAs基板21の一方の面に、n型AlGaInPクラッド層(主たる第一導電型層)22、AlGaInP発光部23、p型AlGaInPクラッド層(主たる第二導電型層)24、p型AlGaInP電流分散層25、Au/Niからなる金属薄膜層26、ITO透明導電膜27とFTO膜28とからなる透明導電体29が順に設けられ、n型GaAs基板21の他方の面にn側電極30aが、透明導電体29の表面周縁部には円形のp側電極30bが設けられている。
[実施例4]
第二の実施形態にかかる発光素子20を以下のようにして作製した。
先ず、n型のGaAs基板21上にMOCVD法により、n型AlGaInPクラッド層22、AlGaInP発光部23、p型AlGaInPクラッド層24、p型AlGaInP電流分散層25を順に成膜し、p型AlGaInP電流分散層25の上に、蒸着法により、下地がNiで、Au/Niからなる金属薄膜層26を設けた。
この金属薄膜層26の表面に、SPD法によりITO透明導電膜27を成膜した。ITO膜27は、SPD法により、金属薄膜層26を350℃に加熱・保持して、金属薄膜層26上にITO膜用原料化合物溶液噴霧して、厚さ700nmに成膜した。
ITO膜用原料化合物溶液は、塩化インジウム(lll)四水和物5.58gと塩化スズ(ll)二水和物0.23gとをエタノール100mlに溶解して得た。
ITO透明導電膜27を成膜後、引き続いて550℃まで昇温を開始し、ITO膜27の表面が440℃を越えたところから、FTO膜用の原料化合物溶液を噴霧して、厚さ100nmのFTO膜28を成膜して透明導電体29を形成した。
FTO膜28用原料化合物溶液は、塩化スズ(lV)五水和物0.701gをエタノール10mlに溶解し、これにフッ化アンモニウム0.592gの飽和水溶液を加え、この混合物を超音波洗浄機に約20分間掛けて、完全に溶解して得た。
この透明導電体29の上に、フォトリソグラフィにより、Au/Niのp側電極30bを形成し、GaAs基板21の他方の面には、AuGe/Ni/Auのn側電極30aを形成した。
このようにして積層したウェハを300μm角にダイシングしてベアチップとした。そして、このベアチップをステム上にダイボンディングにより実装し、ワイヤボンディングにより配線して発光素子20を得た。
[比較例3]
透明導電体12を、ITO透明導電膜10のみ(1層)に変更した以外は、実施例4と同様にして発光素子を作製した。
[評価方法]
評価は、各実施例、各比較例で作製した発光素子について、500℃×1時間の熱処理前後の透明導電体の比抵抗を測定するとともに、金属薄膜層を介しての透明導電体と第二導電型層との接触抵抗を測定して行った。
[評価結果]
評価結果を表1に示す。
Figure 2006066892
実施例1〜4の透明導電体の比抵抗は、500℃×1時間の熱処理前後でほとんど変化せず、1.4×10−4〜1.5×10−4Ω・cmの範囲であり、透明導電体としての要件を満たしていた。これは、上層であるFTO膜が十分な耐熱性を有するため、500℃×1時間の熱処理を行っても、下層のITO透明導電膜の酸化がFTO膜により防止されて比抵抗が変化しなくなるためである。
一方、実施例1〜4の金属薄膜層を介しての透明導電体と第一導電型層の接触抵抗は、500℃×1時間の熱処理前後とも7.0×10−4Ω・cm〜9.0×10−4Ω・cmであり、500℃×1時間の熱処理前でもオーミックコンタクトが達成されていた。これは、透明導電体の上層のFTO膜を形成する際の加熱により、金属薄膜層と第一導電型層とのオーミックコンタクトが達成されたためである。
実施例5は、透明導電体がITO膜とFTO膜の2層構造からなり、FTO膜成膜温度を低温(350℃)とした場合である。このような条件にて形成された透明導電体の比抵抗は、500℃×1時間の熱処理前後において1.4×10−4であり、上述した実施例1乃至4の場合と同等に、透明導電体として合格であった。また、金属薄膜層を介しての透明導電体と第一導電型層の接触抵抗は、熱処理前には、オーミックコンタクトが達成されていなかったものの、500℃×1時間の熱処理後には、オーミックコンタクト(7.3×10−4)が達成され、上述した実施例1乃至4の場合と同等の結果が得られた。従って、実施例5のように、たとえFTO膜成膜温度が低くても、後加熱処理を施すことによって、良好な発光をもつ発光素子の形成が可能であることが分かった。
比較例2は、500℃×1時間の熱処理前もオーミックコンタクトが達成されていたが、500℃×1時間の熱処理前後とも、透明導電体の比抵抗が7.0×10−4Ω・cmと高かった。これは、FTO膜の形成の際の被成膜面(ITO膜)の温度が750℃と高いために、350℃でITO透明導電膜を成膜後、ITO透明導電膜を750℃に昇温させる際に、ITO透明導電膜が酸化したためと思われる。従って、発光素子の製造条件としては好ましくない。
比較例3、4とも、500℃×1時間の熱処理前は、透明導電体の比抵抗は、1.4×10−4Ω・cmと、好ましい値であったが、金属薄膜層を介しての透明導電体と第一導電型層とのオーミックコンタクトが達成されていなかった。そこで、500℃×1時間の熱処理を行うと、透明導電体と第一導電型層とのオーミックコンタクトが達成されたが、透明導電体の比抵抗が7.5×10−4Ω・cmと増大するため、好ましくない。これは、ITO膜からなる透明導電体1層だけでは、耐熱性がなく、ITO膜が酸化するためである。
以上より、本発明のように、透明導電体の最下層をITO透明導電膜とし、上層の少なくとも1層をFTO膜とすると、FTO膜の成膜時の加熱により金属薄膜層のオーミックコンタクトが達成されるので、別工程で金属薄膜層のアニール処理を行う必要がなくなり、製造コスト低減効果が見込まれる。また、上層のFTO膜は耐熱性があるため、透明導電体を形成後、700℃までの加熱を受けても、ITO透明導電膜の比抵抗は上昇せず、透明導電体としての機能を発揮することができる。
以上説明したように、本発明の発光素子の透明導電体の上層の少なくとも1層として成膜したFTO膜は、十分な耐熱性があり、発光素子の透明導電膜の保護膜としてだけでなく、色素増感太陽電池の透明導電膜の保護膜としても利用することができる。
本発明の実施例に係る発光素子の実施形態の一例を示す断面図である。 本発明の実施例に係る発光素子の他の実施形態の一例を示す断面図である。 従来の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の一例を示す断面図である。
符号の説明
1 発光素子、5 第一導電型層、6 発光部、7 第二導電型層、9 金属薄膜層、10、11 透明導電膜、12 透明導電体。

Claims (8)

  1. 発光部を介して第一導電型層と第二導電型層を配してなる積層体と、該積層体をなす第二導電型層上に設けた金属薄膜層と、該金属薄膜層上に設けた透明導電体とを少なくとも備えてなる発光素子であって、
    前記透明導電体は、2層以上の透明導電膜からなり、上層の少なくとも1層は、最下層をなす層よりも耐熱性が高いことを特徴とする発光素子。
  2. 前記透明導電体のうち、最下層をなす透明導電膜は、スズ添加酸化インジウム(ITO)、酸化インジウム(IO)、酸化亜鉛(ZO)、アンチモン添加酸化亜鉛(AZO)、Ga添加酸化亜鉛(GZO)、アルミニウム添加酸化亜鉛(AlZO)又はホウ素添加酸化亜鉛(BZO)からなる膜であり、上層の少なくとも1層をなす透明導電膜は、酸化スズ(TO)又はフッ素添加酸化スズ(FTO)からなる膜であることを特徴とする請求項1記載の発光素子。
  3. 前記最下層をなす透明導電膜はスズ添加酸化インジウム(ITO)膜であり、前記上層の少なくとも1層をなす透明導電膜はフッ素添加酸化スズ(FTO)膜であることを特徴とする請求項2記載の発光素子。
  4. 前記金属薄膜層は、前記第二導電型層との接触抵抗が10−4Ω・cm台以下であることを特徴とする請求項1記載の発光素子。
  5. 発光部を介して第一導電型層と第二導電型層を配してなる積層体と、該積層体をなす第二導電型層上に設けた金属薄膜層と、該金属薄膜層上に設けた透明導電体とを少なくとも備えてなる発光素子の製造方法であって、
    前記透明導電体のうち、最下層をなす透明導電膜としてスズ添加酸化インジウム(ITO)、酸化インジウム(IO)、酸化亜鉛(ZO)、アンチモン添加酸化亜鉛(AZO)、Ga添加酸化亜鉛(GZO)、アルミニウム添加酸化亜鉛(AlZO)又はホウ素添加酸化亜鉛(BZO)からなる膜をスプレー熱分解法を用いて成膜する工程と、前記上層の少なくとも1層をなす透明導電膜として酸化スズ(TO)又はフッ素添加酸化スズ(FTO)からなる膜をスプレー熱分解法を用いて成膜する工程とを少なくとも備えてなることを特徴とする発光素子の製造方法。
  6. 前記透明導電体のうち、最下層をなす透明導電膜としてスズ添加酸化インジウム(ITO)膜を用い、前記上層の少なくとも1層をなす透明導電膜としてフッ素添加酸化スズ(FTO)膜を用いたことを特徴とする請求項5記載の発光素子の製造方法。
  7. 前記スズ添加酸化インジウム(ITO)膜を形成する際の被成膜面の温度に比べ、前記フッ素添加酸化スズ(FTO)膜を形成する際の被成膜面の温度が高いことを特徴とする請求項6記載の発光素子の製造方法。
  8. 前記フッ素添加酸化スズ(FTO)膜を形成する際の被成膜面の温度が400℃以上700℃以下であることを特徴とする請求項7記載の発光素子の製造方法。
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