JP2006066225A - 燃料電池セパレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃料電池の発電領域で生成した水の排水、および/または、逆流を防止した燃料電池セパレータの提供。
【解決手段】 (1)セル面内に、ガス流路27、28、ガスマニホールド30、31、ガス流路とガスマニホールドを連通する連通路34を有する燃料電池セパレータ18であって、ガスマニホールド30、31のうち少なくとも出側ガスマニホールド30B、31Bの下端部(マニホールド周縁部のうちセル面を生成水の重力方向と平行にした姿勢でマニホールド下部に対応する部分)を、該出側ガスマニホールドに接続する連通路の下面34aより下方に延ばして延長部35を形成した燃料電池セパレータ18。
(2)連通路34の周縁部のうちセル面を生成水の重力方向と平行にした姿勢で連通路の下面34aに対応する面を、ガス流路27、28から出側ガスマニホールド30B、31Bに向かって低くなるように形成した燃料電池セパレータ18。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池セパレータに関し、とくにそのガスマニホールドとそれに接続する連通路の構造に関する。
燃料電池、たとえば固体高分子電解質型燃料電池は、膜−電極アッセンブリ(Membrane-Electrode Assembly 、MEA)をセパレータで挟んだものから構成される。少なくとも1つの単位燃料電池からモジュールを構成し、モジュールを複数積層して(積層方向は任意)燃料電池スタックが構成される。
モジュールの一側のセパレータの中央部には燃料ガス流路が形成され、他側のセパレータの中央部には酸化ガス流路が形成される。セパレータの外周部には、入口側および出口側の燃料および酸化ガスマニホールドが形成される。入口側の燃料ガスマニホールドから供給された燃料ガス(水素)は燃料ガス流路に流入して一部が発電に消費され、残りは燃料ガス流路から出口側の燃料ガスマニホールドに流出する。同様に、入口側の酸化ガスマニホールドから供給された酸化ガス(酸素、通常、空気)は酸化ガス流路に流入して一部が発電に消費され、残りは酸化ガス流路から出口側の酸化ガスマニホールドに流出する。セルの中央部は発電領域であり、発電の際に、カソード側に水が生成し、水分の一部は電解質膜を湿潤させ、アノード側に移動する。カソード側で生成した水は、ガス流に乗って酸化ガスマニホールドに排出されるが、排出が不十分であると、セル内でフラッディングを生じ、酸化ガスのカソードへの供給が阻害されて発電出力、電位が低下する。
特開2001−118596号公報は、ガスマニホールドに吸水体を設けて、セルからの排水性を高めた燃料電池を開示している。
特開2001−118596号公報
しかし、ガスマニホールドに吸水体を設けるものでは、部品点数が増加し、また、流れ損失が増加してしまうという問題がある。
本発明の目的は、(ガスマニホールドに吸水体を設けることなく、)燃料電池の発電領域で生成した水の排水、および/または、逆流を防止した燃料電池セパレータを提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) セル面内に、発電領域に形成されたガス流路と、非発電領域に形成された入口側ガスマニホールドおよび出口側ガスマニホールドを含むガスマニホールドと、前記ガス流路と前記ガスマニホールドを連通する連通路を有する燃料電池セパレータであって、セル面が生成水の重力方向に平行かほぼ平行となる姿勢にある場合に、前記入口側ガスマニホールドおよび出口側ガスマニホールドのうち少なくとも出口側ガスマニホールドの周縁部のうちマニホールド下端部に対応する部位に、該出口側ガスマニホールドに接続する連通路の周縁部のうち連通路下面に対応する面より下方に延びる延長部が設けられている燃料電池セパレータ。
(2) 前記延長部を設けた前記ガスマニホールドが、酸化ガスマニホールドと燃料ガスマニホールドの少なくとも何れか一方のガスマニホールドである(1)記載の燃料電池セパレータ。
(3) セル面内に、発電領域に形成されたガス流路と、非発電領域に形成された入口側ガスマニホールドおよび出口側ガスマニホールドを含むガスマニホールドと、前記ガス流路と前記ガスマニホールドを連通する連通路を有する燃料電池セパレータであって、セル面が生成水の重力方向に平行かほぼ平行となる姿勢にある場合に、前記入口側ガスマニホールドおよび出口側ガスマニホールドのうち少なくとも出口側ガスマニホールドと前記発電領域のガス流路とを接続する連通路の周縁部のうち連通路下面に対応する面が、前記発電領域のガス流路から前記出口側ガスマニホールドの下端部に対応する部位に向かって低くなるように形成されている燃料電池セパレータ。
(4) 前記連通路の下面が、前記発電領域のガス流路から前記出口側ガスマニホールドに向かって低くなる傾斜面からなる(3)記載の燃料電池セパレータ。
(5) 前記連通路の下面が、前記発電領域のガス流路から前記出口側ガスマニホールドに向かって低くなる段差を有する(3)記載の燃料電池セパレータ。
上記(1)の燃料電池セパレータによれば、ガスマニホールドのうち少なくとも出口側ガスマニホールドの下端部(セル面が生成水の重力方向に平行かほぼ平行となる姿勢にある場合のガスマニホールドの下端部)に、該出口側ガスマニホールドに接続する連通路の下面より下方に延ばして形成した延長部を設けたので、延長部が水を溜める部位となって働き、燃料電池の発電領域で生成した水の排水性を向上できる。また、ガスマニホールドに吸水体を設けていないので、部品点数が増加したり、また、流れ損失が増加してしまうという問題は生じない。
上記(2)の燃料電池セパレータでは、下端部を連通路の下面より下方に延ばしたガスマニホールドは、酸化ガスマニホールドか、燃料ガスマニホールドか、酸化ガスマニホールドと燃料ガスマニホールドの両方の、何れかである。
上記(3)の燃料電池セパレータによれば、ガスマニホールドのうち少なくとも出口側ガスマニホールドと発電領域のガス流路とを接続する連通路の下面(セル面が生成水の重力方向に平行かほぼ平行となる姿勢にある場合の連通路の下面)を、発電領域のガス流路から出口側ガスマニホールドに向かって低くなるように形成したので、出口側ガスマニホールドから発電領域のガス流路への水の逆流を抑制することができる。また、ガスマニホールドに吸水体を設けていないので、部品点数が増加したり、あるいは、流れ損失が増加してしまうという問題は生じない。
上記(4)、(5)の燃料電池セパレータでは、連通路下面の水の逆流抑制構造は、傾斜面か、または段差である。
以下に、本発明の燃料電池セパレータを、図1〜図4を参照して説明する。
本発明の燃料電池セパレータが組み付けられる燃料電池10は、低温型燃料電池であり、たとえば、固体高分子電解質型燃料電池10である。該燃料電池10は、たとえば燃料電池自動車に搭載される。ただし、自動車以外に用いられてもよい。
固体高分子電解質型燃料電池10は、膜−電極アッセンブリ(MEA:Membrane-Electrode Assembly )とセパレータ18との積層体からなる。
膜−電極アッセンブリは、イオン交換膜からなる電解質膜11とこの電解質膜の一面に配置された触媒層からなる電極(アノード、燃料極)14および電解質膜の他面に配置された触媒層からなる電極(カソード、空気極)17とからなる。膜−電極アッセンブリとセパレータ18との間には、アノード側、カソード側にそれぞれ拡散層13、16が設けられる。
セパレータ18には、中央部に、アノード14、カソード17に燃料ガス(水素)および酸化ガス(酸素、通常は空気)を供給するための反応ガス流路27、28(燃料ガス流路27、酸化ガス流路28)と、その裏面に冷媒(通常、冷却水)を流すための冷媒流路26が形成されている。
また、セパレータ18には、外周部に、燃料ガス流路27に燃料ガスを供給、排出するための燃料ガスマニホールド30、酸化ガス流路28に酸化ガスを供給、排出するための酸化ガスマニホールド31、冷媒流路26に冷媒を供給、排出するための冷媒マニホールド29が形成されている。各マニホールド29、30、31は、入口側マニホールド29A、30A、31Aと出口側マニホールド29B、30B、31Bを含む。ターミナル20、インシュレータ21、エンドプレート22にもマニホールド29、30、31は形成される。
また、セパレータ18には、中央部(発電領域)の、冷媒流路26および反応ガス流路27、28と、外周部(非発電領域)のマニホールド29、30、31とを、それぞれ、接続する連通路34が形成されている。
膜−電極アッセンブリとセパレータ18を重ねて単位燃料電池(「単セル」ともいう)19を構成し、少なくとも1つのセルからモジュール(図3、図4では1モジュールが1セルから構成される場合を示しており、セル19とモジュールが等しいので、モジュールにも符号19を付す)を構成し、モジュール19を1つ以上積層してセル積層体とし、セル積層体のセル積層方向両端に、ターミナル20、インシュレータ21、エンドプレート22を配置し、セル積層体をセル積層方向に締め付け、セル積層体の外側でセル積層方向に延びる締結部材(たとえば、テンションプレート24)、ボルト・ナット25により固定して、燃料電池スタック23を構成する。
本発明では、燃料電池スタック23は、生成水が重力で下方に流下するように、そのセル面を上下方向に向けた姿勢で、設置される。
各セル19の、アノード側14では、水素を水素イオン(プロトン)と電子に電離する電離反応が行われ、水素イオンは電解質膜11中をカソード側に移動し、カソード17側では酸素と水素イオンおよび電子(隣りのMEAのアノードで生成した電子がセパレータを通してくる、またはセル積層方向一端のセルのアノードで生成した電子が外部回路を通して他端のセルのカソードにくる)から水を生成する反応が行われ、かくして発電が行われる。
アノード側:H2 →2H+ +2e-
カソード側:2H+ +2e- +(1/2)O2 →H2
流体流路26、27、28、29、30、31、34をシールするために、ガス側のシール材33および冷媒側のシール32が設けられる。図示例では、ガス側シール材33が接着剤からなり、冷媒側シール材32がゴムガスケットからなる場合を示している。ただし、ガス側シール材33も冷媒側シール材32も、接着剤とゴムガスケットの何れから構成されてもよい。
入口側燃料ガスマニホールド29Aからの燃料ガスは燃料ガス流路27に供給され、燃料ガス流路27を通過中に燃料ガスは発電反応により一部が消費され、残りは出口側燃料ガスマニホールド29Bに流出し、一部は、外部流路を通って、入口側燃料ガスマニホールド29Aへと再循環され、残りは、時々大気排出される。
また、入口側酸化ガスマニホールド30Aからの酸化ガスは酸化ガス流路28に供給され、酸化ガス流路28を通過中に酸化ガスは発電反応により一部が消費され、残りは出口側酸化ガスマニホールド30Bに流出し、気液分離器で水分が分離された後、大気に排出される。
上記発電反応が円滑に行われるには、電解質膜11が適切に湿潤状態にあることが必要である。そのために、酸化ガスは、通常、加湿器に通されて、加湿された後、入口側の酸化ガスマニホールドに供給される。
燃料ガス、酸化ガスがセルの発電領域にある燃料ガス流路27、酸化ガス流路28を流れている時、上記反応式にしたがって発電反応が行われ、反応でカソード側に生成した水は、下流にいくにしたがって多くなり、酸化ガスの流れにのって出口側酸化ガスマニホールド30Bに排出される。反応生成水の排出が円滑に行われないと、とくに酸化ガス流路28の下流側で湿潤過多(フラッディング)が生じ、酸化ガスのカソードへの接触を妨げて、発電を阻害し、燃料電池の出力、電位の低下を生じることになる。したがって、反応生成水は円滑に排水される必要があり、いったん出口側酸化ガスマニホールド30Bに排出された水は出口側酸化ガスマニホールド30Bから酸化ガス流路28に逆流しないことが望まれる。
生成水の一部は、電解質膜11を湿潤すると共に、電解質膜11から燃料ガス流路27側に移動するので、燃料ガス流路27側にも、円滑な排水が望まれることがある。
本発明の燃料電池セパレータ18は、セル面(セル積層方向と直交するセル面)内に、発電領域に形成されたガス流路27、28と、非発電領域に形成されたガスマニホールド30、31(入口側ガスマニホールド30A、31Aと出口側ガスマニホールド30B、31B)と、ガス流路27、28とガスマニホールド30、31を連通する連通路34を有する燃料電池セパレータであって、円滑な排水を確保するために、セル19面を鉛直方向と平行かほぼ平行にした場合に、ガスマニホールド30、31(燃料ガスマニホールド30、または酸化ガスマニホールド31、または燃料ガスマニホールド30と酸化ガスマニホールド31)の、入口側ガスマニホールド30A、31Aと出口側ガスマニホールド30B、31Bのうち少なくとも出口側ガスマニホールド30B、31Bの下端部(マニホールド周縁部のうち生成水の重力方向に下部に対応する部分)を、該出口側ガスマニホールド30B、31Bに接続する連通路34の下面(連通路周縁部のうち生成水の重力方向に下部に対応する面)より下方に延ばした延長部35を有している。
ガスマニホールド30、31のうち入口側ガスマニホールド30A、31Aも、該入口側ガスマニホールド30A、31Aに接続する連通路34の下面34a(下面34aが傾斜したり段差がつけられている場合は、下面34aのガスマニホールド30、31側の端部)より下方に延ばした延長部35を有していてもよい。
延長部35は、セパレータ18だけでなく、ターミナル20、インシュレータ21、エンドプレート22のガスマニホールド30、31にも、形成される。
延長部35は、出口側ガスマニホールド30B、31B内にいったん排出された水を溜める部位(連通路34の下面34aを乗り越えて発電領域のガス流路27、28側に流れないようにする水溜め部)として、あるいは、入口側ガスマニホールド30A、31A内を流れる加湿ガス中の余剰水分を溜める部位として、働く。したがって、「延長部」35は、「水溜め部」35と呼んでもよい。
下端部を連通路34の下面より下方に延ばしたガスマニホールド30、31が、酸化ガスマニホールド31と燃料ガスマニホールド30の少なくとも何れか一方のガスマニホールドである。酸化ガスマニホールド31と燃料ガスマニホールド30の両方に、延長部35を形成してもよい。
スタック23内のガスマニホールド30、31では、積層した複数のセル19から水が流出してくるため、セル積層方向に、ガスマニホールド30、31の下流ほど水の量が多くなるので、セル積層方向に、ターミナル20、インシュレータ21、エンドプレート22のガスマニホールド30、31も含めて、ガスマニホールド30、31の下流ほど、延長部35の深さ(延長部35の、連通路34の下面より下方の長さ)を大にしてもよい。これによって、ガスマニホールド30、31の延長部35に溜まった水は自重で下流に流れる。ただし、延長部35の深さは、セル積層方向に、一定でもよい。
本発明の燃料電池セパレータ18は、セル面(セル積層方向と直交するセル面)内に、発電領域に形成されたガス流路27、28、非発電領域に形成されたガスマニホールド30、31(入口側ガスマニホールド30A、31Aと出口側ガスマニホールド30B、31B)、ガス流路27、28とガスマニホールド30、31を連通する連通路34を有する燃料電池セパレータであって、連通路34における排水の逆流を防止するために、セル19面を鉛直方向と平行かほぼ平行にした場合に、ガスマニホールド30、31(燃料ガスマニホールド30、または酸化ガスマニホールド31、または燃料ガスマニホールド30と酸化ガスマニホールド31)の、入口側ガスマニホールド30A、31Aと出口側ガスマニホールド30B、31Bのうち少なくとも出口側ガスマニホールド30B、31Bと発電領域のガス流路27、28とを接続する連通路34の下面34a(連通路34の周縁部のうち生成水の重力方向に下部に対応する面)を、発電領域のガス流路27、28から出口側ガスマニホールド30B、31Bに向かって低くなるように形成した燃料電池セパレータからなる。
発電領域のガス流路27、28から出口側ガスマニホールド30B、31Bに向かって低くなるように形成するために、図1に示すように、連通路34の下面34aを、発電領域のガス流路27、28から出口側ガスマニホールド30B、31Bに向かって低くなる傾斜面としてもよいし、あるいは、図2に示すように、連通路34の下面34aに、発電領域のガス流路27、28から出口側ガスマニホールド30B、31Bに向かって低くなるように段差34bを設けてもよい。
この連通路34の下面34aを傾斜面とするかまたは段差を付ける構造と、ガスマニホールド30、31に延長部35を設ける構造とは、両方が採用されてもよいし、あるいは何れか一方のみが採用されてもよい。
本発明の燃料電池セパレータ18の作用・効果については、セル19面を鉛直方向と平行かほぼ平行にした場合に、ガスマニホールド30、31のうち少なくとも出口側ガスマニホールド30B、31Bの下端部に対応する部位を、該出口側ガスマニホールド30B、31Bに接続する連通路34の下面34aより下方に延ばして延長部35を形成したので、延長部35が水を溜める部位となって働き、燃料電池の発電領域で生成した水の排水性を向上できる。
延長部35を形成するガスマニホールド30、31は、酸化ガスマニホールド31か、燃料ガスマニホールド30か、酸化ガスマニホールド31と燃料ガスマニホールド30の両方の、何れかである。とくに、酸化ガスマニホールド31の出口側酸化ガスマニホールド31Bは、他のマニホールドより多量に生成水が流れ込むので、延長部35が形成されることが望ましい。
また、ガスマニホールド30、31のうち少なくとも出口側ガスマニホールド30B、31Bと発電領域のガス流路27、28とを接続する連通路34の周縁部のうち、セル19面を鉛直方向と平行かほぼ平行にした場合に、下面34aとなる面を、発電領域のガス流路27、28から出口側ガスマニホールド30B、31Bに向かって低くなるように形成したので、連通路34における、出口側ガスマニホールド30B、31Bから発電領域のガス流路27、28への水の逆流を抑制することができる。
連通路下面34aの水の逆流抑制構造は、傾斜面か、または1以上の段差をもつ面であってもよい。
本発明の燃料電池セパレータの、連通路下面が傾斜面の場合の、正面図である。 本発明の燃料電池セパレータの、連通路下面に段差がある場合の、正面図である。 本発明の燃料電池セパレータが組み付けられた燃料電池の側面図である。 図3の燃料電池の一部の拡大断面図である。
符号の説明
10 (固体高分子電解質型)燃料電池
11 電解質膜
13 拡散層
14 電極(アノード、燃料極)
16 拡散層
17 電極(カソード、空気極)
18 燃料電池セパレータ
19 セルまたはモジュール
20 ターミナル
21 インシュレータ
22 エンドプレート
23 スタック
24 外側部材または締結部材(テンションプレート)
25 ボルト
26 冷媒流路
27 燃料ガス流路
28 酸化ガス流路
29 冷媒マニホールド
30 燃料ガスマニホールド
30A 入口側ガスマニホールド
30B 出口側ガスマニホールド
31 酸化ガスマニホールド
31A 入口側ガスマニホールド
31B 出口側ガスマニホールド
32 冷媒側シール材(たとえば、ゴムガスケット)
33 ガス側シール材(たとえば、接着剤)
34 連通路
34a 連通路下面
34b 段差
35 延長部(水溜め部)

Claims (5)

  1. セル面内に、発電領域に形成されたガス流路と、非発電領域に形成された入口側ガスマニホールドおよび出口側ガスマニホールドを含むガスマニホールドと、前記ガス流路と前記ガスマニホールドを連通する連通路を有する燃料電池セパレータであって、セル面が生成水の重力方向に平行かほぼ平行となる姿勢にある場合に、前記入口側ガスマニホールドおよび出口側ガスマニホールドのうち少なくとも出口側ガスマニホールドの周縁部のうちマニホールド下端部に対応する部位に、該出口側ガスマニホールドに接続する連通路の周縁部のうち連通路下面に対応する面より下方に延びる延長部が設けられている燃料電池セパレータ。
  2. 前記延長部を設けた前記ガスマニホールドが、酸化ガスマニホールドと燃料ガスマニホールドの少なくとも何れか一方のガスマニホールドである請求項1記載の燃料電池セパレータ。
  3. セル面内に、発電領域に形成されたガス流路と、非発電領域に形成された入口側ガスマニホールドおよび出口側ガスマニホールドを含むガスマニホールドと、前記ガス流路と前記ガスマニホールドを連通する連通路を有する燃料電池セパレータであって、セル面が生成水の重力方向に平行かほぼ平行となる姿勢にある場合に、前記入口側ガスマニホールドおよび出口側ガスマニホールドのうち少なくとも出口側ガスマニホールドと前記発電領域のガス流路とを接続する連通路の周縁部のうち連通路下面に対応する面が、前記発電領域のガス流路から前記出口側ガスマニホールドの下端部に対応する部位に向かって低くなるように形成されている燃料電池セパレータ。
  4. 前記連通路の下面が、前記発電領域のガス流路から前記出口側ガスマニホールドに向かって低くなる傾斜面からなる請求項3記載の燃料電池セパレータ。
  5. 前記連通路の下面が、前記発電領域のガス流路から前記出口側ガスマニホールドに向かって低くなる段差を有する請求項3記載の燃料電池セパレータ。
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