JP2006065926A - 音楽再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 音楽データを複数記憶可能な音楽再生装置において、不要な音楽データを効率的に削除可能にすること。
【解決手段】 音楽再生部は、音楽データの再生処理中に、利用者の操作によって入力装置から、曲(再生対象)の選択指示が入力されて、再生処理する音楽データを変更する場合に、再生処理を中断する音楽データについてのスキップ回数をカウントし、これを管理ファイルに記録する。データ管理部は、所定条件が満足されると、管理ファイルに記録された各音楽データのスキップ回数に基づき、削除候補リストを生成して(S520)、ウィンドウに表示する各音楽データのシンボルの配列順序を決定し、これに従うリスト表示ウィンドウを、表示装置に表示させる(S530)。また、シンボルが選択されると、これに対応する音楽データを記憶装置から削除する(S590)。
【選択図】 図8

Description

本発明は、音楽データを複数記憶可能な音楽再生装置に関する。
従来より、車両の現在地から目的地までの経路を探索するカーナビゲーション装置が知られている。カーナビゲーション装置としては、コンパクトディスク(CD)やDVD等の光ディスクから地図データを読み出し、これに基づいて経路を探索するものが知られているが、近年、耐振動性に優れたハードディスク装置が開発され、このハードディスク装置に地図データを格納してなるカーナビゲーション装置が、上記光ディスクから地図データを読み出して経路探索を行うカーナビゲーション装置に代わって、普及しつつある。
ハードディスク装置内蔵型のカーナビゲーション装置には、従来のナビゲーション機能以外に、そのハードディスク装置を利用したミュージックサーバ機能なるものが通常搭載される。ミュージックサーバ機能とは、ハードディスク装置に音楽CD等からコピーした音楽データを蓄積して、これを、利用者からの指示に従い再生する機能のことである。この機能により、ハードディスク装置内蔵型のカーナビゲーション装置は、音楽再生装置としても機能する。
この機能を備えるカーナビゲーション装置では、数百〜数千曲分の音楽データを蓄積しておくことが可能であるため、利用者は、音楽CD等の入れ替えを行うことなく所望の音楽を簡単に聴くことができる。尚、ハードディスク装置を用いた音楽再生装置としては、上記カーナビゲーション装置の他に、携帯型の音楽再生装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)
特開平11−232840号公報
ところで、ハードディスク装置内蔵型のカーナビゲーション装置では、ハードディスク装置に記憶可能な曲数が多いこと、運転中には音楽データの削除等のファイル操作を行うことができないことから、利用者による音楽データの管理が雑になる傾向があり、利用者にとって不要な音楽データがハードディスク装置に長期保存されてしまう傾向がある。
ハードディスク装置は、記憶容量が大きいことで知られているが、カーナビゲーション装置では、音楽データ以外にも大容量の地図データをハードディスク装置に格納する必要があるため、音楽データの記憶領域に割り当てることのできるハードディスク装置内の領域は、比較的小さい。また、カーナビゲーション装置では、設置される車内の振動が激しいといった理由から耐性の高いハードディスク装置が望まれるが、耐性の高いハードディスク装置は高価であることから、この種のカーナビゲーション装置には、パーソナルコンピュータ等で用いられるハードディスク装置よりも比較的容量の小さいハードディスク装置が搭載される。従って、この種のカーナビゲーション装置では、細やかな音楽データの管理が望まれる。
一方、音楽データの管理方法としては、利用者の使用頻度に応じて削除対象の候補とする音楽データを、一時記憶領域に移動し、この一時記憶領域に記憶された音楽データを所定期間で自動的に削除する方法が知られている(特許文献1参照)が、この方法では、自動的に音楽データが所定期間で削除されてしまうため、利用者にとっては不便である。
即ち、人は、同じ曲を頻繁に聴いていると、その曲に飽きてしまう傾向にあるが、月日が経つと、再び、その曲を聴きたい衝動にかられることが多く、一時的に音楽データの使用頻度が減ったからといって、自動的に、その音楽データを削除してしまうと、利用者にとって必要な時に、音楽データがハードディスク装置に登録されていないことになり、利用者に不満が生じる。このことから、音楽データの削除は、利用者の意思確認後、実行されるのが好ましい。しかしながら、利用者に音楽データの削除を効率よく実行させるための有効な手法は、未だ開発されていない。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、音楽データを複数記憶可能な音楽再生装置において、利用者が所望の音楽データを効率的に削除可能な技術を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1記載の音楽再生装置は、音楽データを複数記憶可能な音楽データ記憶手段と、それら各音楽データのスキップ回数を記憶するためのスキップ回数記憶手段とを有する。この音楽再生装置では、再生対象選択手段が、操作手段から再生対象の選択指示が入力されていない場合、音楽データ記憶手段に記憶された音楽データを、順次、所定の規則に従って再生対象に選択し、利用者の操作により操作手段から、再生対象の選択指示が入力されると、その選択指示に従って、再生対象の音楽データを選択する。
また、再生対象選択手段にて再生対象の音楽データが選択されると、再生手段が、その音楽データを、音楽データ記憶手段から読出して再生する。この際、再生手段は、現在再生中の音楽データとは異なる音楽データが再生対象選択手段にて再生対象に選択されると、再生中の音楽データについての再生動作を中断して、再生対象選択手段にて再生対象に選択された音楽データを再生する。
その他、再生手段が音楽データの再生を開始してから所定時間以内に、その音楽データとは異なる音楽データを再生対象とした上記再生対象の選択指示が操作手段から入力されると、スキップ回数更新手段が、その選択指示により再生手段が再生動作を中断する音楽データについてのスキップ回数を更新する。即ち、スキップ回数記憶手段が記憶する上記選択指示により再生手段が再生動作を中断する音楽データについてのスキップ回数を、1加算する。
また、この音楽再生装置は、所定条件が満足されると、表示制御手段にて、スキップ回数記憶手段が記憶する各音楽データのスキップ回数に基づく音楽データのリストを生成し、このリストを表示手段に表示させる。
音楽データの再生中に、利用者の操作によって操作手段から、曲選択に関する指示(再生対象の選択指示)が入力されて、再生対象の音楽データが変更される場合には、再生が中断された音楽データに対しての利用者の興味が薄い可能性が高く、その音楽データが利用者にとって不要である可能性が高い。このため、上述のようにスキップ回数をカウントすれば、そのスキップ回数に基づいて、データ削除を推薦する音楽データのリストを、適切に生成することができる。
従って、上記方法でリストを生成し、これを表示手段(モニタ等)に表示させる本発明の音楽再生装置によれば、利用者は、音楽データ記憶手段に記憶された不要な音楽データを、上記リストに基づいて、音楽データ記憶手段から効率的に削除することができる。
特に、音楽再生装置が車載型の音楽再生装置である場合には、安全面の問題から、運転中にデータ削除の操作を行うことができず、不要な音楽データがどのデータであったのかを利用者が忘れる場合があるが、この発明によれば、上記リストが生成されるので、利用者は、表示されたリストに基づいて、不要な音楽データを簡単に思いだすことができる。
また、運転中に利用者が操作手段を通じて入力することができる指示は、安全面の問題から、上記再生対象の選択指示として、次曲を再生対象に選択する指示程度しか入力することができない場合がある。従って、利用者は、再生手段により再生されている音楽データより、数曲後に再生対象に自動で選択される音楽データを、ただちに再生対象に設定したい場合に、次曲を再生対象に選択する指示を操作手段を通じて複数回入力することがある。
このような操作がある場合には、上記再生対象の選択指示により再生が中断される度に、中断された音楽データについてのスキップ回数をカウント(1加算)すると、数曲後の音楽データの頭出しのためにスキップ(再生が中断)された音楽データについてのスキップ回数をカウントすることになり、スキップ回数に基づいて、データ削除を推薦する音楽データのリストを、良好に生成することができなくなる可能性がある。
従って、再生対象選択手段が、次曲の選択指示が入力されると、上記所定の規則に従って、前回再生対象に選択した音楽データの次に再生されるべき音楽データを、再生対象に選択する構成にされた音楽再生装置においては、請求項2記載のようにスキップ回数更新手段を構成するとよい。
請求項2記載の音楽再生装置におけるスキップ回数更新手段は、再生手段が音楽データの再生を開始してから上記所定時間以内に、操作手段から次曲の選択指示が入力されると、その入力時点での上記再生手段が音楽データの再生を開始してからの経過時間が、上記所定時間より小さい所定の基準値以上である場合にのみ、その選択指示により再生手段が再生動作を中断する音楽データについての上記スキップ回数記憶手段が記憶するスキップ回数を、更新(1加算)する。
このように構成された請求項2記載の音楽再生装置によれば、再生手段が音楽データの再生を開始してからの経過時間が、基準値以上である場合にのみ、スキップ回数がカウントされるため、利用者が数曲後の音楽データの頭出しのために操作手段を通じて入力した複数回の上記次曲の選択指示により、再生が中断された音楽データについてのスキップ回数をカウントしなくて済み、データ削除を推薦する音楽データのリストを適切に生成することができる。
尚、音楽再生装置は、上記リストの表示動作とは非連携の形態で、操作手段から入力される音楽データの削除指示に従って、音楽データ記憶手段から音楽データを削除する構成にされてもよいが、好ましくは、上記リストに列挙された音楽データのシンボル(音楽データを識別可能な曲名等を示した文字やアイコン等)が、操作手段を通じて選択されると、そのシンボルに対応する音楽データを、音楽データ記憶手段から削除するように、上記音楽再生装置を構成するとよい。
請求項3記載の音楽再生装置は、操作手段を通じて、表示手段が表示する上記音楽データのリストから、そのリストに列挙された音楽データのシンボルの一つ又は複数が削除対象の音楽データのシンボルとして選択されると、選択されたシンボルに対応する削除対象の音楽データを、音楽データ記憶手段から削除する削除手段を備える。この音楽再生装置によれば、スキップ回数に基づき生成されたリストから、操作手段を通じて、削除対象の音楽データのシンボルを選択する程度で、簡単且つ効率的に、不要な音楽データを音楽データ記憶手段から削除することができ、利用者にとっては、大変便利である。
ところで、上記表示制御手段は、例えば、上記スキップ回数記憶手段が記憶する各音楽データのスキップ回数に基づき、スキップ回数の多い順に、音楽データのシンボルを配列した音楽データのリストを、表示手段に表示させる構成とすることができる。しかしながら、この場合には、スキップ回数が同一の音楽データに関し、夫々を特徴付けて上記リストを生成することができない可能性がある。従って、リスト生成は、スキップ回数の他、音楽データの最終再生日時等の情報を用いて行われるのがよい。
請求項4記載の音楽再生装置は、再生手段が音楽データを再生する度に、その再生日時を表す情報を、再生対象の音楽データに対応するスキップ回数に関連付けて、スキップ回数記憶手段に記憶させる再生日時記録手段を備える。この音楽再生装置における表示制御手段は、スキップ回数記憶手段が記憶する各音楽データのスキップ回数及び再生日時を表す情報に基づいて、上記リストに表示する各音楽データのシンボルの配列順序を決定し、その配列順序に従って、上記音楽データのリストを生成する。
この音楽再生装置によれば、スキップ回数が同一の音楽データに対しても、そのデータ削除の推薦レベルを、再生日時の情報に基づき判定して、適切なリストを生成することができ、より一層、好適なリストを表示手段に表示させることができる。
尚具体的に、表示制御手段は、スキップ回数記憶手段が記憶する各音楽データのスキップ回数及び再生日時を表す情報に基づいて、スキップ回数の多い順に、音楽データのシンボルを配列すると共に、スキップ回数が同一の音楽データについては、再生日時の古い順(又は、新しい順)に、音楽データのシンボルを配列して、上記音楽データのリストを表示手段に、表示させる構成とすることができる。
また、上記音楽データのリストには、音楽データのシンボルを示すだけでなく、シンボルに対応付けて、その音楽データのスキップ回数及び/又は再生日時を表す情報(文字情報)を付すとよい。スキップ回数・再生日時を表す情報をも利用者に報知すれば、利用者側では、一層効率的に不要な音楽データを削除することができ、音楽データの管理が簡単になる。
また、上記音楽再生装置においては、音楽データのリストを、音楽データ記憶手段が記憶可能な音楽データの残容量に応じた所定のタイミングで、表示手段に表示させるようにするとよい。
請求項5記載の音楽再生装置は、音楽データ記憶手段の空き容量(残容量)が、規定量以下であるか否かを判断する容量判断手段を備え、この容量判断手段により音楽データ記憶手段の空き容量が規定量以下であると判断されると、作動手段にて、表示制御手段を作動させる。
この音楽再生装置によれば、音楽データ記憶手段が記憶可能な音楽データの残容量(音楽データ記憶手段の空き容量)が少なくなった際に、利用者の指示がなくとも自動的にリストが表示手段に表示されるので、音楽データ記憶手段の空き容量がなく、新しい音楽データをコピーすることができないといった問題が発生するのを抑制することができ、利用者に不満が及ぶのを防止することができる。
また、本発明の音楽再生装置を車載用に構成する場合には、車両が走行停止状態に遷移したか否かを判断する状態判断手段と、状態判断手段により車両が走行停止状態に遷移したと判断されると、表示制御手段を作動させる作動手段とを設けて、車両が走行状態から走行停止状態に遷移した場合に(例えば、シフトレンジが「パーキング」に設定された場合に)、上記リストを表示手段に表示させると便利である。
その他、車両に搭載される上記音楽再生装置には、位置検出手段(GPS受信機等)から車両の現在位置情報を取得する位置情報取得手段と、特定地点(例えば、利用者の自宅として設定された地点)の位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、位置情報記憶手段が記憶する特定地点の位置情報及び位置情報取得手段が取得する車両の現在位置情報に基づき、車両が特定地点に存在するか否かを判断する地点判断手段と、地点判断手段により車両が特定地点に存在すると判断されると、表示制御手段を作動させる特定地点作動手段とを設けて、特定地点に車両が存在する場合に、自動的に上記リストが表示手段に表示されるように音楽再生装置を構成するとよい。
このように構成された請求項6記載の音楽再生装置によれば、利用者に対して不要データの削除を、良好なタイミングで促すことができ、不要データが音楽データ記憶手段に蓄積されるのを抑えることができる。従って、この発明によれば、装置の使い勝手を落とさず、音楽データ記憶手段の記憶容量を抑えることができ、音楽データ記憶手段として安価なハードディスク装置を用いて、利便性の高い音楽再生装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例について、図面と共に説明する。図1は、本発明が適用されたカーナビゲーション装置1の構成を表すブロック図である。
車両に搭載される本実施例のナビゲーション装置1は、車両の現在位置を検出する位置検出装置10と、地図データや音楽データ等を記憶する記憶装置31と、表示装置33と、音楽CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード等のリムーバルメディアに記録された音楽データ等を読取可能なメディアドライブ装置35と、TV(テレビジョン)受信機やFM/AM受信機等を搭載したチューナ36と、利用者の操作情報を制御回路20に入力するための入力装置37と、入力装置37と同様に利用者の操作情報を制御回路20に入力するためのリモートコントロール端末(以下、「リモコン」と称す。)38aと、リモコン38aから受信した信号を制御回路20に入力するリモコンセンサ38bと、アンプやスピーカ等から構成され入力信号に基づく音声(音楽を含む)を出力する音声出力装置39と、装置内各部を統括制御する制御回路20と、を備える。
位置検出装置10は、GPS(Global Positioning System)用の人工衛星から送信されてくる電波を受信し、車両の現在位置を検出するGPS受信機11と、車両に加えられる回転運動の大きさを検出するジャイロスコープ13と、車両の単位時間当たりの走行距離を計測する距離センサ15と、地磁気から進行方位を検出する地磁気センサ17と、を備える。
この位置検出装置10は、互いに性質の異なる誤差を有するこれら各センサ等11〜17の出力信号を、補完しながら使用して、車両の現在位置及び進行方位を特定する。尚、図1に示した位置検出装置10の構成は一例であって、位置検出装置10は、上述したうちの一部のセンサで構成されたものであってもよいし、ステアリングの回転センサや各転動輪の車輪センサ、傾斜角センサ等が更に付加されたものであってもよい。
一方、記憶装置31は、読み書き自在に構成された大容量の記憶装置であり、例えば、磁気記録型のハードディスク装置で構成される。この記憶装置31は、地図データ、建造物等に関するデータ、位置検出の精度向上のためのマップマッチング用データ、利用者の自宅を含む特定地点の位置情報が記述された特定地点データ等、ナビゲーション機能に係るデータを記憶するナビデータ記憶領域31aと、メディアドライブ装置35にて読み取られた曲毎の音楽データを複数記憶可能な音楽データ記憶領域31bと、を備える。
その他、この記憶装置31には、音楽データ記憶領域31bに格納された各音楽データについての曲情報や再生順序を示すトラック番号が記述された管理ファイルが格納されている。図2は、管理ファイルの構成を表す説明図である。管理ファイルは、音楽データ記憶領域31bに登録・格納された音楽データ毎に、トラック番号と、その音楽データの識別情報(ファイル名)と、スキップ回数SNと、最終再生日時を表す情報と、曲名等を表す曲情報と、を互いに関連付けて記憶する。
また、表示装置33は、液晶ディスプレイ等からなるカラー表示装置である。この表示装置33の画面上には、地図画面として、車両の現在位置を表すマーク、現在位置周囲の地図、誘導経路等が重ねて表示される。その他、この表示装置33の画面上には、音楽再生機能に係る各種画面(後述するリスト表示ウィンドウ等)が表示される。
また、制御回路20は、各種演算処理を行うCPU21と、CPU21が実行する各種プログラムを記憶するROM22と、CPU21によるプログラムの実行時に、作業用メモリとして使用されるRAM23と、を備え、これらを用いて、装置内各部を統括制御し、経路探索・案内等のナビゲーション機能及び音楽再生機能を実現する。
具体的に説明すると、制御回路20は、ナビゲーション機能用のプログラムをCPU21に実行させることにより、ナビゲーションに係る動作を実現し、位置検出装置10から車両の現在位置及び進行方位の情報を取得して、現在位置周囲の地図画面を表示装置33に表示させる。また、利用者の操作によりリモコン38aを介してリモコンセンサ38bから、あるいは入力装置37から、目的地の指定情報が入力されると、ナビデータ記憶領域31aに記憶された地図データに基づき、ダイクストラ法等の周知の経路探索方法を用いて、車両の現在位置から指定された目的地までの最適な経路を探索し、それを誘導経路に設定する。その他、誘導経路が設定されている場合には、誘導経路に沿って、運転者が車両を走行させることができるように、適宜、音声出力装置39に、経路案内用の音声信号を入力して、音声出力装置39に経路を案内させる。
また、制御回路20は、音楽再生機能用のプログラムをCPU21に実行させることにより、音楽再生部40として機能する。図3は、音楽再生部40の構成を表す機能ブロック図である。
この音楽再生部40は、CD再生録音部41、再生対象選択部43、データ再生部45、スキップ回数記録部47、計時カウンタ49等を備え、メディアドライブ装置35に音楽CDが装着されると、メディアドライブ装置35が音楽CDから読み取った音楽データを、CD再生録音部41にて再生信号に変換し、これを音声出力装置39に入力する。
また、CD再生録音部41は、録音設定がなされている場合、メディアドライブ装置35にて読み取られる音楽データを、音楽データ記憶領域31bに書き込むことにより、録音処理する。また、録音処理時には、書込(録音)対象の音楽データのファイル名及び曲情報を、管理ファイルに登録すると共に、スキップ回数を「ゼロ」に設定し、管理ファイルに、その情報を書き込む。その他、CD再生録音部41は、書込(録音)対象の音楽データに対して、再生順序を表すトラック番号を割り当て、管理ファイルにおけるその音楽データの識別情報(ファイル名)に、トラック番号を付す。
尚、書込(録音)対象の音楽データに対しては、その登録順に、トラック番号を割り当てることができる。また、利用者の指示に従って、トラック番号を変更可能に、ナビゲーション装置1を構成してもよい。
また、音楽再生部40は、ミュージックサーバ機能の動作指令が、利用者の操作によりリモコン38aを介してリモコンセンサ38bから、あるいは入力装置37から入力されると、再生対象選択部43、データ再生部45及びスキップ回数記録部47を起動する。
再生対象選択部43は、ミュージックサーバ機能の動作指令が入力されると、選択処理(図5参照)を実行し、音楽データ記憶領域31bに格納された音楽データの中から、所定規則に従って順次(具体的には管理ファイルに記述されたトラック番号の順に)、再生対象の音楽データを選択し、選択した音楽データの再生指示を、データ再生部45に入力する。
一方、データ再生部45は、再生対象選択部43から再生指示が入力される度に、その再生指示にて指示された再生対象の音楽データを、音楽データ記憶領域31bから読出し、これを再生信号に変換して音声出力装置39に入力することにより、音楽を再生する。図4は、データ再生部45が繰返し実行する再生制御処理を表すフローチャートである。
データ再生部45は、再生制御処理を実行すると、再生対象選択部43から再生指示が入力されるまで待機し(S110)、再生指示が入力されると(S110でYes)、再生指示にて指示された再生対象の音楽データを、音楽データ記憶領域31bから読出し(S120)、この音楽データについての再生処理を開始する(S130)。即ち、読出した音楽データを、再生信号に変換して音声出力装置39に入力することにより、音楽を再生する。
この再生処理の実行中には、定期的に新たな再生指示が再生対象選択部43から入力されたか否かを判断し(S140)、再生指示が入力されていないと判断すると(S140でNo)、データ再生部45は、音楽データの再生処理が1曲分に渡って全て終了するまで、音楽データの再生処理を継続する。そして、再生指示された音楽データの再生処理が1曲分に渡って全て終了すると(S150でYes)、当該再生制御処理を終了する。
一方、再生処理の実行中に、新たな再生指示が再生対象選択部43から入力されたと判断すると(S140でYes)、データ再生部45は、再生処理中の音楽データについての再生処理を中断し(S160)、新たに入力された再生指示にて指示された音楽データを、音楽データ記憶領域31bから読出し(S120)、この音楽データを再生処理する(S130)。
これに対し、再生対象選択部43は、図5に示すように動作する。図5は、再生対象選択部43が、起動直後から実行する選択処理を表すフローチャートである。
本実施例の音楽再生部40は、1曲分の音楽データの再生処理が終了する度に、再生対象を表す再生トラック番号RQNを更新し、更新後の再生トラック番号RQNに一致するトラック番号の音楽データを再生対象に選択して、その音楽データを、音楽データ記憶領域31bから読出し再生処理する。
即ち、再生対象選択部43は、図5に示す選択処理を実行すると、前回のミュージックサーバ機能の動作時に記憶装置31に保持した再生トラック番号RQNを、記憶装置31から読出し(S210)、この再生トラック番号RQNに対応するトラック番号が割り当てられた音楽データを再生対象に選択し、この音楽データの再生指示を、データ再生部45に入力する(S220)。
この後、曲の選択指示が、利用者の操作によりリモコン38aを介してリモコンセンサ38bから、あるいは入力装置37から入力されたか否か判断し(S230)、入力されていないと判断すると(S230でNo)、データ再生部45による1曲分の音楽データの再生処理が終了したか否か判断し(S240)、終了していないと判断すると(S240でNo)、ミュージックサーバ機能の動作停止指示が入力されたか否かを判断する(S245)。そして、動作停止指示が入力されていないと判断すると(S245でNo)、S230に移行する。
このようにして、再生対象選択部43は、曲の選択指示が入力されるか、1曲分の音楽データの再生処理が終了するか、動作停止指示が入力されるまで待機し、1曲分の音楽データの再生処理が終了したと判断すると(S240でYes)、再生トラック番号RQNを1加算し(S260)、更新後の再生トラック番号RQNに対応する音楽データを再生対象に選択して、選択した音楽データの再生指示を、データ再生部45に入力する(S220)。尚、S260における加算前のRQNが、取り得る値の最大数である場合には、加算後の再生トラック番号RQNを、RQN=1に設定する。
一方、再生対象選択部43は、曲の選択指示が、リモコンセンサ38b又は入力装置37から入力されたと判断すると(S230でYes)、その選択指示が、次曲の選択指示であるか否か判断し(S250)、次曲の選択指示であると判断すると(S250でYes)、再生トラック番号RQNを1加算する(S260)。
そして、再生処理中の音楽データの次のトラック番号が割り当てられたトラック番号RQNの音楽データを再生対象に選択し、この音楽データの再生指示を、データ再生部45に入力する(S220)。
また、曲の選択指示が、次曲の選択指示ではないと判断すると(S250でNo)、再生対象選択部43は、その選択指示に従って、再生トラック番号RQNを、再生対象に選択すべき音楽データのトラック番号に設定し(S270)、この音楽データの再生指示を、データ再生部45に入力する(S220)。その他、S245にてミュージックサーバ機能の動作停止指示が入力されたと判断すると、再生対象選択部43は、現在の再生トラック番号RQNを記憶装置31に保存し(S280)、その後、選択処理を終了する。
一方、スキップ回数記録部47は、データ再生部45が音楽データの再生を開始してから規定時間T1以内に、次曲の選択指示が、リモコン38aを介してリモコンセンサ38bから、あるいは入力装置37から入力されると、その選択指示によりデータ再生部45が再生処理を中断する音楽データについてのスキップ回数を更新(1加算)する構成にされている。図6は、スキップ回数記録部47が、起動直後から実行するスキップ回数記録処理を表すフローチャートである。
スキップ回数記録部47は、スキップ回数記録処理を実行すると、管理ファイルを記憶装置31から読出し、これをRAM23に書き込む(S310)。
S310での処理を終えると、スキップ回数記録部47は、音楽データの再生時間を計測するための計時カウンタ49をリセットし(S320)、再生指示が再生対象選択部43からデータ再生部45に入力されて、データ再生部45で再生指示に対応する音楽データの再生処理が開始されるまで待機する(S330)。そして、再生処理が開始されると(S330でYes)、計時カウンタ49を作動させて音楽データの再生時間の計時を開始する(S340)。これにより、計時カウンタ49では、音楽データの再生処理が開始されてからの経過時間(再生時間)が計測される。
その後、スキップ回数記録部47は、計時カウンタ49の値に基づき、再生時間が規定時間T1(例えば、15秒間)を超えたか否かを判断する(S350)。そして、再生時間が規定時間T1を超えたと判断すると(S350でYes)、計時カウンタ49の動作を停止すると共に、RAM23の管理ファイルに記述された再生処理中の音楽データについての最終再生日時を、現在の日時に更新する(S355)。その後、スキップ回数記録部47は、S320に移行して、計時カウンタ49をリセットし、次の再生指示がデータ再生部45に入力され、データ再生部45で再生指示に対応する音楽データの再生処理が開始されるまで待機する(S330)。
一方、再生時間が規定時間T1を超えていないと判断すると(S350でNo)、スキップ回数記録部47は、リモコン38aを介してリモコンセンサ38bから、あるいは入力装置37から曲の選択指示が新たに入力されたか否か判断し(S360)、入力されていないと判断すると(S360でNo)、ミュージックサーバ機能の動作停止指示が入力されたか否か判断する(S365)。そして、動作停止指示が入力されていないと判断すると(S365でNo)、S350に移行する。
また、スキップ回数記録部47は、曲の選択指示が入力されたと判断すると(S360でYes)、S370に移行する。尚、本実施例のカーナビゲーション装置1は、再生時間が上記規定時間T1以内となる短い再生時間の音楽データを、登録することができない構成にされている。即ち、本実施例のカーナビゲーション装置1では、曲の選択指示又は動作停止指示が入力されない場合、S350でYesと判断するまでは、データ再生部45で、音楽データの再生処理が継続される。従って、S360で曲の選択指示が入力されたと判断された場合、データ再生部45では、音楽データの再生処理が中断される(S160)。
S370に移行すると、スキップ回数記録部47は、計時カウンタ49の動作を停止すると共に、S370に移行する契機となった選択指示によって再生処理が中断される音楽データが、その選択指示によって次に再生処理される音楽データと同一のものであるか否か判断し、同一のものであると判断すると(S370でYes)、S320に移行する。
一方、異なるものであると判断すると(S370でNo)、計時カウンタ49の値が、第二の規定時間T2(但し、値T2は、関係式T2<T1を満足する。)以上であるか否かを判断する(S375)。
そして、規定時間T2(例えば、3秒)以上であると判断すると(S375でYes)、S370に移行する契機となった選択指示によって再生処理が中断される音楽データのスキップ回数SNを1加算して、RAM23に記憶された管理ファイルを更新する(S380)。即ち、RAM23の管理ファイルに記録された該当音楽データのスキップ回数SNを1加算して、更新する。その後、S320に移行する。
一方、計時カウンタ49の値(即ち、再生時間)が、規定時間T2未満であると判断すると(S375でNo)、スキップ回数記録部47は、S380での処理を実行せずに、S320に移行する。
また、S320に移行すると、スキップ回数記録部47は、計時カウンタ49をリセットし、S370に移行する契機となった選択指示に対応する音楽データの再生処理が開始されるまで待機する(S330)。そして、再生処理が開始されると、再び計時を開始する(S340)。
このようにして、スキップ回数記録部47は、スキップ回数の更新を行い、ミュージックサーバ機能の動作停止指示が入力されたと判断すると(S365でYes)、RAM23に記憶された更新後の管理ファイルを、記憶装置31に上書きし(S390)、当該スキップ回数記録処理を終了する。
また、制御回路20は、音楽データ管理用のプログラムをCPU21に実行させることにより、データ管理部50(図3参照)として機能する。図7は、このデータ管理部50が繰返し実行する表示制御処理を表すフローチャートである。
データ管理部50は、表示制御処理を実行すると、音楽データ記憶領域31bの空き容量、即ち、音楽データ記憶領域31bにて記憶可能な音楽データの残容量が、規定量TH以下であるか否か判断し(S410)、規定量TH以下であると判断すると(S410でYes)、S460にてリスト生成処理(図8参照)を実行する。
一方、規定量TH以下ではないと判断すると(S410でNo)、車両が規定時間T3以上停車しているか否かを判断し(S420)、車両が規定時間T3(例えば10分間)以上停車していると判断すると(S420でYes)、S460に移行し、停車時間が規定時間T3未満であると判断すると(S420でNo)、S430に移行する。
S430に移行すると、データ管理部50は、位置検出装置10から車両の現在位置情報を取得すると共に、記憶装置31が記憶する特定地点データから利用者の自宅の位置情報を取得し、これらの情報(自宅の位置情報及び車両の現在位置情報)に基づいて、車両が自宅敷地内に、存在するか否かを判断する(S440)。そして、車両が自宅敷地内に存在すると判断すると(S440でYes)、S460に移行し、車両が自宅敷地内に存在しないと判断すると(S440でNo)、S450に移行する。
S450に移行すると、データ管理部50は、削除候補リストの表示指示が、リモコン38aを介してリモコンセンサ38bから、あるいは入力装置37から入力されたか否か判断し、入力されていないと判断すると(S450でNo)、S410に移行し、入力されたと判断すると(S450でYes)、リスト生成処理を実行する(S460)。そして、リスト生成処理が終了すると、当該表示制御処理を終了する。
尚、データ管理部50は、S410〜S440での処理を、削除候補リストの自動表示設定がなされている場合のみ実行する構成にされてもよい。即ち、データ管理部50は、削除候補リストの自動表示設定がなされていない場合、S410,S420,S440において、実体的な判断をすることなくNoと判断する構成にされてもよい。
図8は、データ管理部50が、表示制御処理のS460にて実行するリスト生成処理を表すフローチャートである。
リスト生成処理を実行すると、データ管理部50は、管理ファイルを記憶装置31から読出して、RAM23に記憶する(S510)。尚、本実施例では、説明を簡単にするため、S510の処理実行時に、ミュージックサーバ機能が動作している場合、一旦、これを停止して、S390(図6参照)で更新された管理ファイルを、記憶装置31から取得するものとする。また、録音処理が実行されている場合にも、これを停止するものとする。但し、ミュージックサーバ機能の動作、及び/又は録音処理を停止することなく、削除候補リストの表示を行うようにリスト生成処理を構成しても構わないことは勿論である。
S510での処理を終了すると、データ管理部50は、読出した管理ファイルに登録されている各音楽データのプロパティ情報(ここでは、音楽データの識別情報(ファイル名)、スキップ回数、最終再生日時の情報、及び、曲情報からなる情報をプロパティ情報と称する。)を、スキップ回数の多い順に並べ、更に、スキップ回数が同一のプロパティ情報に関しては、最終再生日時の古い順に並び替えて、削除候補リストを生成し、これをRAM23に記憶させる(S520)。尚、図9(a)は、削除候補リストの構成例を示した説明図である。
その後、データ管理部50は、削除候補リストに従って、スクロール可能に構成されたGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)形式のリスト表示ウィンドウを生成し、これを表示装置33に表示させる(S530)。図9(b)は、リスト表示ウィンドウの構成例を示した説明図である。
リスト表示ウィンドウには、各音楽データのシンボルとして、音楽データの曲名を表す文字情報が、削除候補リストに配列されたプロパティ情報と同一の順序で表示(列挙)され、更に、曲名を表す文字情報に関連付けて、その音楽データのスキップ回数及び最終再生日時を表す文字情報が表示される。
また、データ管理部50は、リスト表示ウィンドウに表示された曲名を表す文字情報が、利用者によるリモコン38aあるいは入力装置37の操作により選択され、その文字情報に対応する音楽データの削除選択指示が入力されたか否か判断し(S540)、入力されたと判断すると(S540でYes)、リスト表示ウィンドウの削除選択指示された音楽データに対応する文字情報に並列されたチェック欄にチェック記号を付して選択完了表示し、更に、削除選択指示された音楽データの識別情報(ファイル名)をRAM23に用意された削除リストに登録する(S545)。その後、S540に移行する。尚、削除リストは、削除選択指示された音楽データの識別情報(ファイル名)を複数登録可能に構成されている。
一方、削除選択指示が入力されていないと判断すると(S540でNo)、データ管理部50は、リスト表示ウィンドウに表示された曲名を表す文字情報が、リモコン38aあるいは入力装置37の操作により選択され、その文字情報に対応する音楽データに対して選択解除指示が入力されたか否か判断する(S550)。そして、選択解除指示が入力されたと判断すると(S550でYes)、リスト表示ウィンドウの該当チェック記号を非表示にすると共に、削除リストから、選択解除指示された音楽データの識別情報(ファイル名)を抹消する(S555)。その後、S540に移行する。
また、選択解除指示が入力されていないと判断すると(S550でNo)、データ管理部50は、リスト表示ウィンドウに表示された曲名を表す文字情報に並列された記号[♪]が、リモコン38aあるいは入力装置37の操作により選択され、対応する音楽データに対してテスト音再生指示が入力されたか否か判断する(S560)。
そして、テスト音再生指示が入力されたと判断すると(S560でYes)、指示された音楽データを10秒間だけテスト再生する(S565)。また、テスト再生が終了した後、S540に移行する。
その他、テスト音再生指示が入力されていないと判断すると(S560でNo)、データ管理部50は、利用者の操作によりリモコンセンサ38bあるいは入力装置37から、削除指示が入力されたか否か判断し(S570)、削除指示が入力されていないと判断すると(S570でNo)、リストの表示終了指示が入力されているか否か判断する(S575)。そして、リストの表示終了指示が入力されていないと判断すると(S575でNo)、S540に移行し、入力されていると判断すると(S575でYes)、リスト表示ウィンドウを閉じた後(S595)、当該リスト生成処理を終了する。
また、削除指示が入力されたと判断すると(S570でYes)、データ管理部50は、S510で読出した管理ファイルから、削除リストに登録された音楽データについての情報を削除し、削除後の管理ファイルを、記憶装置31に上書きすることにより、記憶装置31の管理ファイルを更新する(S580)。また、削除リストに登録された音楽データを、その識別情報(ファイル名)に基づき、音楽データ記憶領域31bから削除し(S590)、その後、リスト表示ウィンドウを閉じて(S595)、当該リスト生成処理を終了する。
以上、本実施例のナビゲーション装置1について説明したが、このナビゲーション装置1では、音楽データの再生処理中に、利用者の操作によって入力装置37あるいはリモコン38aから、曲(再生対象)の選択指示が入力されて、これにより再生処理する音楽データを変更する場合に、再生処理を中断する音楽データについてのスキップ回数をカウントし、これを管理ファイルに記録する。
また、所定条件が満足されると、管理ファイルに記録された各音楽データのスキップ回数に基づいて、削除候補リストを生成することにより、リスト表示ウィンドウに表示する各音楽データのシンボル(曲名を表す文字情報)の配列順序を決定し、これに従うリスト表示ウィンドウを、表示装置33に表示させる。
利用者の選択指示により再生処理が中断された音楽データについては、その音楽に対して利用者の興味が薄い可能性が高く、その音楽データが利用者にとって不要である可能性が高いから、上述のようにして、スキップ回数に基づくリスト表示ウィンドウを表示装置33に表示させる本実施例のナビゲーション装置1によれば、利用者は、記憶装置31に格納された不要な音楽データを、リスト表示ウィンドウに基づいて、記憶装置31から簡単に削除することができる。
特に、車載用のナビゲーション装置1の場合には、安全面の問題から、運転中にデータ削除の操作を行うことができず、不要な音楽データがどのデータであったのかを利用者が忘れる場合が多いが、本実施例では、スキップ回数の多い順にリスト表示を行うので、利用者は、不要な音楽データを簡単に思いだすことができる。また、本実施例では、スキップ回数が同一である場合、最終再生日時の古い順に、音楽データのシンボルを配列して表示し、更には、スキップ回数及び最終再生日時の情報をリスト表示ウィンドウに表示するので、利用者は、表示されたスキップ回数及び最終再生日時を手掛かりに、不要な音楽データを正確に判別することができる。
また、運転中に利用者が曲の選択指示を入力する際には、所望の曲の頭出しを行うために、次曲の選択指示を複数回連続して入力する場合がある。この場合、曲の頭出しのために利用者が複数回入力した次曲の選択指示に従って再生処理を中断した音楽データについてのスキップ回数を全てカウントしてしまうと、リスト表示ウィンドウに、音楽データのシンボルを、不要な順に適切に並べて表示することが難しくなる可能性があるが、本実施例によれば、再生時間が規定時間T2未満である場合には、スキップ回数をカウントしないので、管理ファイルに記録されたスキップ回数の情報に基づき、利用者にとって不要なデータのシンボルを、適切に配列して表示することができる。
また、本実施例では、リスト表示ウィンドウをGUI形式で表示し、リスト表示ウィンドウに表示された音楽データのシンボルが、利用者の操作により、入力装置37又はリモコン38aを通じて選択されると、そのシンボルに対応する音楽データを、記憶装置31から削除するようにした。従って、ナビゲーション装置1によれば、利用者は、簡単な操作で効率的に、不要な音楽データを記憶装置31から削除することができる。特に、本実施例では、複数の音楽データを一度に削除することができるので、大変便利である。
その他、本実施例では、音楽データ記憶領域31bの空き容量が、規定量TH以下となった場合に、自動でリスト表示ウィンドウを表示するようにしたので、音楽データ記憶領域31bの空き容量がなく、新しい音楽を録音処理することができないといった問題が発生するのを抑制することができる。
また、本実施例では、車両が自宅敷地内に存在する場合に、リスト表示ウィンドウを表示して、不要データの削除を利用者に促すようにしたので、不要データが音楽データ記憶領域31bに蓄積されるのを抑えることができる。従って、本実施例によれば、ナビゲーション装置1の使い勝手を落とさず、音楽データ記憶領域31bの容量を抑えることができ、容量の比較的小さい安価なハードディスク装置を記憶装置31として用いて、安価な製品を製造することができる。
尚、本発明の音楽データ記憶手段は、記憶装置31の音楽データ記憶領域31bに相当し、位置情報記憶手段は、記憶装置31が記憶する特定地点データに相当し、スキップ回数記憶手段は、管理ファイルに相当し、操作手段は、入力装置37及びリモコン38aに相当する。また、再生対象選択手段は、再生対象選択部43にて実現され、再生手段は、データ再生部45にて実現され、スキップ回数更新手段は、スキップ回数記録部47にて実現されている。
また、表示制御手段は、リスト生成処理(S460)にて実現され、削除手段は、S540〜S555,S570〜S590の処理にて実現されている。その他、再生日時記録手段は、S355の処理にて実現され、容量判断手段は、S410の処理にて実現され、位置情報取得手段は、S430の処理にて実現され、地点判断手段は、S440の処理にて実現されている。
その他、作動手段は、表示制御処理のS410にてYesと判断すると、リスト生成処理を実行する手順によって実現され、特定地点作動手段は、表示制御処理のS440にてYesと判断すると、リスト生成処理を実行する手順によって実現されている。
また、本発明の音楽再生装置は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例では、再生時間が第二の規定時間T2未満である場合には、スキップ回数記録処理にてスキップ回数を加算しないようにしたが、例えば、スキップ回数記録処理では、S375での処理を実行しないようにして、再生時間が第二の規定時間T2以上であるか否かに拘らず、スキップ回数を加算する構成にしてもよい。
カーナビゲーション装置1の構成を表すブロック図である。 管理ファイルの構成を表す説明図である。 音楽再生部40の構成を表す機能ブロック図である。 データ再生部45が実行する再生制御処理を表すフローチャートである。 再生対象選択部43が実行する選択処理を表すフローチャートである。 スキップ回数記録部47が実行するスキップ回数記録処理を表すフローチャートである。 データ管理部50が実行する表示制御処理を表すフローチャートである。 データ管理部50が実行するリスト生成処理を表すフローチャートである。 削除候補リストの構成例を示した説明図(a)及びリスト表示ウィンドウの構成例を示した説明図(b)である。
符号の説明
1…ナビゲーション装置、10…位置検出装置、11…GPS受信機、13…ジャイロスコープ、15…距離センサ、17…地磁気センサ、20…制御回路、21…CPU、22…ROM、23…RAM、31…記憶装置、31a…ナビデータ記憶領域、31b…音楽データ記憶領域、33…表示装置、35…メディアドライブ装置、36…チューナ、37…入力装置、38a…リモコン、38b…リモコンセンサ、39…音声出力装置、40…音楽再生部、41…CD再生録音部、43…再生対象選択部、45…データ再生部、47…スキップ回数記録部、49…計時カウンタ、50…データ管理部

Claims (6)

  1. 音楽データを複数記憶可能な音楽データ記憶手段と、
    前記音楽データ記憶手段に記憶された音楽データを、順次、所定の規則に従って再生対象に選択すると共に、利用者の操作により操作手段から、再生対象の選択指示が入力されると、その選択指示に従って、再生対象の音楽データを選択する再生対象選択手段と、
    前記再生対象選択手段にて選択された再生対象の音楽データを、再生する再生手段と、
    を備え、前記再生手段は、再生中の音楽データとは異なる音楽データが前記再生対象選択手段にて再生対象に選択されると、前記再生中の音楽データについての再生動作を中断して、前記再生対象選択手段にて再生対象に選択された前記音楽データを再生する音楽再生装置であって、
    前記各音楽データのスキップ回数を記憶するためのスキップ回数記憶手段と、
    前記再生手段が音楽データの再生を開始してから所定時間以内に、その音楽データとは異なる音楽データを再生対象とした前記再生対象の選択指示が前記操作手段から入力されると、その選択指示により前記再生手段が再生動作を中断する音楽データについての前記スキップ回数記憶手段が記憶するスキップ回数を、1加算するスキップ回数更新手段と、
    前記スキップ回数記憶手段が記憶する各音楽データのスキップ回数に基づき、音楽データのリストを生成し、生成したリストを表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする音楽再生装置。
  2. 前記再生対象選択手段は、前記再生対象の選択指示として、次曲の選択指示が入力されると、前記規則に従って、前回再生対象に選択した音楽データの次に再生されるべき音楽データを、再生対象に選択する構成にされており、
    前記スキップ回数更新手段は、前記再生手段が音楽データの再生を開始してから前記所定時間以内に、前記操作手段から前記次曲の選択指示が入力されると、その入力時点での前記再生手段が音楽データの再生を開始してからの経過時間が、基準値以上である場合にのみ、その選択指示により前記再生手段が再生動作を中断する音楽データについての前記スキップ回数記憶手段が記憶するスキップ回数を、1加算することを特徴とする請求項1記載の音楽再生装置。
  3. 前記操作手段を通じて、前記表示手段が表示する前記リストから、前記リストに列挙された音楽データのシンボルの一つ又は複数が削除対象の音楽データのシンボルとして選択されると、前記選択されたシンボルに対応する削除対象の音楽データを、前記音楽データ記憶手段から削除する削除手段、を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の音楽再生装置。
  4. 前記再生手段が音楽データを再生する度に、その再生日時を表す情報を、再生対象の音楽データに対応する前記スキップ回数に関連付けて、前記スキップ回数記憶手段に記憶させる再生日時記録手段、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記スキップ回数記憶手段が記憶する各音楽データの前記スキップ回数及び再生日時を表す情報に基づいて、前記リストに表示する各音楽データのシンボルの配列順序を決定し、その配列順序に従って、前記リストを生成することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の音楽再生装置。
  5. 前記音楽データ記憶手段の空き容量が、規定量以下であるか否かを判断する容量判断手段と、
    前記容量判断手段により前記空き容量が規定量以下であると判断されると、前記表示制御手段を作動させる作動手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の音楽再生装置。
  6. 車両に搭載される請求項1〜請求項5のいずれかに記載の音楽再生装置であって、
    車両の現在位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    特定地点の位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、
    前記特定地点の位置情報と、前記車両の現在位置情報と、に基づき、車両が前記特定地点に存在するか否かを判断する地点判断手段と、
    前記地点判断手段により車両が前記特定地点に存在すると判断されると、前記表示制御手段を作動させる特定地点作動手段と、
    を備えることを特徴とする音楽再生装置。
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