JP2006065384A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 フラッシュメモリに代表されるEEPROMは、データ書き換え等によってメモリセルが劣化し書き込みレベルが変化する事により、システムが誤動作する恐れがあった。
【解決手段】 複数のブロックに分割してあるフラッシュメモリ21からデータを読み出す際、検知回路23がフラッシュメモリ21に書き込まれたデータの書き込みレベルの変化からメモリセルの劣化を検知し、劣化したメモリセルを含むブロックのデータを、RAM26へ一時保存した後、あらかじめ準備している退避領域27へ格納し、この後、劣化したメモリセルを含むブロックのデータを読み出す際には退避領域27へ格納されたデータを読み出すようにすることで、メモリセルの劣化によるシステムの誤動作を防止すると共に、フラッシュメモリの信頼性を向上することが可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数のブロックに分割してあるフラッシュメモリ21からデータを読み出す際、検知回路23がフラッシュメモリ21に書き込まれたデータの書き込みレベルの変化からメモリセルの劣化を検知し、劣化したメモリセルを含むブロックのデータを、RAM26へ一時保存した後、あらかじめ準備している退避領域27へ格納し、この後、劣化したメモリセルを含むブロックのデータを読み出す際には退避領域27へ格納されたデータを読み出すようにすることで、メモリセルの劣化によるシステムの誤動作を防止すると共に、フラッシュメモリの信頼性を向上することが可能となる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、フラッシュメモリに代表されるEEPROMを搭載した半導体装置に関する。
図6はEEPROMを搭載した従来の半導体装置のブロック図を示す。この半導体装置は、任意の容量のフラッシュメモリ11とセンスアンプ12(以下SA12と記す)とCPU13で構成されている。フラッシュメモリ11は、複数のメモリセルから構成されており、SA12はフラッシュメモリ11内の指定されたメモリセルのセル電流値をもって読み出したデータが“1”データか“0”データかを判定し出力する。
以上のように構成された半導体装置についてその動作を説明する。
フラッシュメモリ11には任意のデータが書き込まれており、フラッシュメモリ11はアドレスが与えられると、指定されたメモリセルのデータを電流値として出力する。SA12は前記メモリセルの電流値をビット毎に判定し、“1”もしくは“0”データとして出力する。CPU13はSA12の出力データを格納し、所定の処理を行う。
特開平2−141998号公報(ページプログラムモードを備えたEEPROMに対する冗長救済を行う例)
フラッシュメモリ等のEEPROMを搭載した半導体装置は、セットの開発サイクルの加速に伴い、実装後のプログラム書換えが可能なために、幅広い電子機器に必要不可欠な部品となっている。このような背景のもと、実装後のフラッシュメモリの信頼性確保が必要となっている。しかしながら、フラッシュメモリを構成するメモリセルの構造的な問題から、保存温度や動作電圧の変化、データ書き換えによるストレスにより、メモリセルが劣化して書き込みレベル(Vt)が変化し、それが大きくなるとメモリセルの劣化によるシステム(半導体装置)の誤動作が発生するという課題があった。
本発明の目的は、EEPROMのメモリセルの劣化による誤動作を防止し、EEPROMの信頼性を向上できる半導体装置を提供することである。
本発明の半導体装置は、メモリ領域が複数のメモリセルブロックに分割されたEEPROMと、EEPROMからデータを読み出すデータ読み出し手段と、データ読み出し手段によりEEPROMからデータを読み出す際にEEPROMの劣化したメモリセルブロックを検知する検知手段と、データ保持手段と、1つ以上のメモリセルブロックを有したデータ退避領域と、検知手段から劣化したメモリセルブロックの検知を受けるデータ書き換え手段とを備え、データ書き換え手段は、劣化したメモリセルブロックの検知を受けた後、劣化したメモリセルブロックのデータを読み出してデータ保持手段に一時保持させ、劣化したメモリセルブロックのアドレスをデータ退避領域内のメモリセルブロックのアドレスに対応させてデータ保持手段に一時保持させたデータをデータ退避領域に書き込むようにし、データ読み出し手段は、劣化したメモリセルブロックのデータがデータ書き換え手段によりデータ退避領域に書き込まれた後に、EEPROMの劣化したメモリセルブロックのデータを読み出す際はデータ退避領域に書き込まれたデータを読み出すようにしている。
また、本発明の半導体装置は、メモリ領域がメモリセルブロックに分割され1つ以上のメモリセルブロックをデータ退避領域としデータ退避領域以外の複数のメモリセルブロックを通常データ領域としたEEPROMと、EEPROMからデータを読み出すデータ読み出し手段と、データ読み出し手段によりEEPROMの通常データ領域からデータを読み出す際にEEPROMの劣化したメモリセルブロックを検知する検知手段と、データ保持手段と、検知手段から劣化したメモリセルブロックの検知を受けるデータ書き換え手段とを備え、データ書き換え手段は、劣化したメモリセルブロックの検知を受けた後、劣化したメモリセルブロックのデータを読み出してデータ保持手段に一時保持させ、劣化したメモリセルブロックのアドレスをデータ退避領域内のメモリセルブロックのアドレスに対応させてデータ保持手段に一時保持させたデータをデータ退避領域に書き込むようにし、データ読み出し手段は、劣化したメモリセルブロックのデータがデータ書き換え手段によりデータ退避領域に書き込まれた後に、EEPROMの劣化したメモリセルブロックのデータを読み出す際はデータ退避領域に書き込まれたデータを読み出すようにしている。
また、本発明の半導体装置は、メモリ領域が複数のメモリセルブロックに分割され1つ以上のメモリセルブロックにデータが書き込まれていないEEPROMと、EEPROMからデータを読み出すデータ読み出し手段と、データ読み出し手段によりEEPROMからデータを読み出す際にEEPROMの劣化したメモリセルブロックを検知する検知手段と、データ保持手段と、検知手段から劣化したメモリセルブロックの検知を受けるデータ書き換え手段とを備え、データ書き換え手段は、劣化したメモリセルブロックの検知を受けた後、EEPROMに書き込まれている全てのデータを読み出してデータ保持手段に一時保持させ、データ保持手段に一時保持させたデータを劣化したメモリセルブロックを除いたEEPROMのメモリセルブロックに書き込むようにしている。
この場合、データ書き換え手段によりEEPROMに書き込まれるデータ量がEEPROMの劣化したメモリセルブロックを除いたメモリ領域に書き込み可能なデータ量を超える場合に外部へ異常信号を出力するメモリ領域監視手段を設けることが好ましい。
また、本発明の半導体装置は、メモリ領域が複数のメモリセルブロックに分割されたEEPROMと、EEPROMからデータを読み出すデータ読み出し手段と、データ読み出し手段によりEEPROMからデータを読み出す際にEEPROMの劣化したメモリセルブロックを検知する検知手段と、データ保持手段と、検知手段で検知された劣化したメモリセルブロックのアドレスを格納するアドレス保持手段と、検知手段から劣化したメモリセルブロックの検知を受けた後、劣化したメモリセルブロックのデータを読み出してデータ保持手段に書き込むデータ書き換え手段と、装置電源が遮断されたときにデータ保持手段のデータが失われないようにデータ保持手段の電源となるバックアップコンデンサとを備え、データ読み出し手段は、EEPROMからデータを読み出す際に、読み出しアドレスをアドレス保持手段に格納されているアドレスと比較し、両者が一致しないときはEEPROMからデータを読み出し、両者が一致したときにはデータ保持手段に書き込まれたデータを読み出すようにしている。
以上のように本発明によれば、EEPROMの劣化したメモリセルブロックを検知し、劣化したメモリセルブロックのデータをEEPROM以外のデータ退避領域やEEPROM内のデータ退避領域またはバックアップコンデンサを備えたデータ保持手段に格納したり、あるいは、EEPROMに書き込まれている全てのデータを劣化したメモリセルブロックを除いたEEPROMの領域に再書き込みすることで、システムがメモリ不良により誤動作する事を未然に防ぐと共に、システムの信頼性を飛躍的に向上させることが可能となり、EEPROMの信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1である半導体装置の概略構成図である。
図1は、実施の形態1である半導体装置の概略構成図である。
この半導体装置は、フラッシュメモリ21、アドレス制御回路22、検知回路23、CPU24、書き換え(E/W)制御回路25、RAM26、フラッシュメモリやRAM等の電源の不要な不揮発性メモリからなる退避領域27を備えている。CPU24がデータ読み出し手段となり、CPU24とアドレス制御回路22と書き換え制御回路25がデータ書き換え手段となる。
フラッシュメモリ21は、メモリ領域が複数のブロックに分割されている。また、退避領域となる退避領域27は、フラッシュメモリ21内の各ブロックと同じ大きさ(同じ容量)の、いくつかの複数のブロックに分割されている。検知回路23は、判定レベルの異なる2種類のセンスアンプと比較回路を備え、それぞれフラッシュメモリ21のデータが“0”であるか“1”であるかを判定し比較する。比較結果が1ビットでも異なれば“1”データを出力し、保持する。CPU24は、検知回路23の出力データを命令およびテーブルデータとして格納し、データ書き換え可能なタイミングで、書き換え制御回路25およびアドレス制御回路22へ制御信号を出力し、メモリセルの不具合が検出された領域のデータを読み出しRAM26へ格納し、さらにRAM26に格納されたデータを退避領域27へ書き込む。
検知回路23の詳細動作について図2を用いて説明する。検知回路23は、判定基準の異なる2種類のセンスアンプ(以下SAと記す)231とSA232、比較回路233、レジスタからなる保持回路234で構成されている。CPU24がフラッシュメモリ21からデータを読み出す際に、検知回路23において、SA231とSA232はそれぞれフラッシュメモリ21のデータが“0”か“1”かを判定し出力する。比較回路233は、SA231とSA232のデータをビット毎に比較し、1ビットでも異なれば“1”データを出力、それ以外は“0”データを出力する。
つまり、SA231とSA232は判定基準を多少ずらしておくことで、メモリセルが劣化してきたときに、SA231とSA232の判定結果が不一致となる状態が生じる。このときに、メモリセルが劣化し不良となったと判定する。
保持回路234は、比較回路233の出力を複数に分割されたメモリ領域(ブロック)毎に比較回路233の出力結果を、テーブルデータとして格納し保持する。保持回路234のデータは、CPU24により初期化されるまではデータを保持するものとする。保持回路234のデータが全て“0”であればメモリデータの書き換えは行わない。それ以外のときは、CPU24へ保持回路234の出力データを命令およびテーブルデータとして出力する。
CPU24の詳細動作について説明する。CPU24は、検知回路23の出力結果が全て“0”であった場合は、データの書き換えは実行しない。それ以外の場合は、検知回路23の出力結果からメモリセルが劣化しているメモリ領域(ブロック)を判別し、データ書き換えが可能なタイミングで書き換え信号を、アドレス制御回路22およびE/W制御回路25へ出力する。E/W制御回路25は、フラッシュメモリ21のメモリセルの劣化が認められたブロックのデータを読み出し、RAM26へ格納する。アドレス制御回路22は、CPU24から出力された命令により、あらかじめいくつかのブロックに分割している退避領域27へデータの書き込みアドレスの変換を実施し、RAM26に格納しているデータの書き込みを実行する。
なお、退避領域27に書き込まれたデータを読み出すためには、判定結果を修正アドレス保持回路へ格納しておくことが必要であり、データ読み出しの際に修正アドレス保持回路のデータへのアクセスが必要である。修正アドレス保持回路については、実施の形態4で詳しく説明している。
以上のように本実施の形態1によれば、複数のブロックに分割してあるフラッシュメモリ21に書き込まれたデータの書き込みレベルの変化からメモリセルの劣化を検知し、劣化したメモリセルを含むブロックのデータを、あらかじめ準備している退避領域27へ格納し、この後、劣化したメモリセルを含むブロックのデータを読み出す際には退避領域27へ格納されたデータを読み出すようにすることで、メモリセルの劣化によるシステム(半導体装置)の誤動作を防止すると共に、フラッシュメモリの信頼性を向上することが可能となる。
(実施の形態2)
図3は、実施の形態2である半導体装置の概略図である。
図3は、実施の形態2である半導体装置の概略図である。
この半導体装置は、フラッシュメモリ41、アドレス制御回路42、検知回路43、CPU44、書き換え(E/W)制御回路45、RAM46を備えている。フラッシュメモリ41は、メモリ領域が複数のブロックに分割され、データを退避させる場所としてあらかじめ数ブロックを空き領域として確保し、空き領域にはそれぞれのブロックの先頭アドレスがデータとして記述されているとする。
CPU44の詳細動作を説明する。検知回路43は、CPU44がデータを読み出す際にメモリセルのデータの書き込みレベルを判定し、メモリセルが劣化していると判定されると、検知回路43から該当ブロック(劣化ブロック)の先頭アドレスをデータとしてCPU44へ出力する。CPU44は、検知回路43の出力データを受けて、アドレス制御回路42とE/W制御回路45へ該当ブロックのデータの書き換え信号を出力し、該当ブロックのデータを適切なタイミングでRAM46へ退避する。CPU44は、該当ブロックのデータが読み出された後、あらかじめフラッシュメモリに書きこんである空き領域のアドレスへ、RAM46に読み出したデータの書き込みを実施する。つまり、CPU44がそれぞれの空きブロックの先頭アドレスの情報を持っていて、検知回路43の出力データからデータを退避する場合は、そのアドレスへデータを上書きする。
なお、この実施の形態においても、フラッシュメモリ41の空き領域に書き込まれたデータを読み出すために、判定結果を修正アドレス保持回路へ格納しておくことが必要であり、データ読み出しの際に修正アドレス保持回路のデータへのアクセスが必要である。修正アドレス保持回路については、実施の形態4で詳しく説明している。
以上のように本実施の形態2によれば、フラッシュメモリ41に書き込まれたデータの書き込みレベルの変化からメモリセルの劣化を検知し、劣化したメモリセルを含むブロックのデータを、同一フラッシュメモリ41の空き領域に格納し、この後、劣化したメモリセルを含むブロックのデータを読み出す際には空き領域に格納されたデータを読み出すようにすることで、メモリセルの劣化によるシステム(半導体装置)の誤動作を防止すると共に、フラッシュメモリの信頼性を向上することが可能となる。また、本実施の形態2では、実施の形態1のように別途メモリ(退避領域27)を搭載することなく、省電力化が可能となる。
(実施の形態3)
図4は、実施の形態3である半導体装置の概略図である。
図4は、実施の形態3である半導体装置の概略図である。
この半導体装置は、フラッシュメモリ51、アドレス制御回路52、検知回路53、CPU54、E/W制御回路55、RAM56、モニター回路57を備えている。フラッシュメモリ21は、メモリ領域が複数(n個)のブロックに分割されている。
検知回路53は、実施の形態1の検知回路21の構成(図2)と同じであり、フラッシュメモリ51のデータを読み出す時に、データの書き込みレベルを比較し、書き込みレベルが浅くなっている(メモリセルが劣化している)と“1”データを出力する。また、検知回路53の出力するデータは、nブロックに分割したフラッシュメモリのどのブロックのデータに不具合が発生したか分かるようnビットのテーブルデータとして出力される。CPU54は、検知回路53の出力したデータを命令およびテーブルデータとして格納し、書き換え可能なタイミングでフラッシュメモリ51に書き込まれた全てのデータを一度RAM56へ順次退避させ、データの再書き込みを実施する。ただし、アドレス制御回路52により、劣化したメモリセルを含むブロックを除外し、メモリセルに異常が検出されていないブロックへデータの書き込みを実施する。また、フラッシュメモリ51には、データがあふれたことを検知するモニター回路57が接続されており、データがフラッシュメモリ51の容量を超えた際には、CPU54へ信号を出力し、メモリセルに異常があることを外部に出力し、半導体装置に不具合がある事が分かるものとする。
なお、フラッシュメモリ51に再書き込みされたデータを読み出すために、判定結果を修正アドレス保持回路へ格納しておくことが必要であり、データ読み出しの際に修正アドレス保持回路のデータへのアクセスが必要である。修正アドレス保持回路については、実施の形態4で詳しく説明している。
以上のように本実施の形態3によれば、フラッシュメモリ51のメモリセルが劣化した場合、メモリセルの空き領域をデータとして持たせることなく、劣化したブロック以外の領域へデータを退避させることが可能となり、メモリセルの劣化によるシステム(半導体装置)の誤動作を防止すると共に、フラッシュメモリの信頼性を向上することが可能となる。
(実施の形態4)
図5は、実施の形態4である半導体装置の概略図である。
図5は、実施の形態4である半導体装置の概略図である。
この半導体装置は、フラッシュメモリ61、アドレス制御回路62、検知回路63、CPU64、修正アドレス保持回路65、E/W制御回路66、RAM67を備えている。フラッシュメモリ61は、メモリ領域が複数(n個)のブロックに分割されている。
検知回路63は、フラッシュメモリ61のデータを読み出す際に、複数に分割されているフラッシュメモリのデータの書き込みレベルをモニターし、書き込みレベルが変動し誤動作する可能性のあるメモリセル(劣化したメモリセル)を検知するものとする。検知回路63により、メモリセルの劣化が検知されると、nブロックに分割したフラッシュメモリのどのブロックのデータに不具合が発生したか分かるようにnビットのテーブルデータとしてCPU64へ出力する。また、該当ブロックのアドレスを修正アドレス保持回路65へ格納する。
上記の検知回路63は、不良のあるブロックの情報を修正アドレス保持回路65に保存しておいて、データを読み出す際にCPU64からアドレス制御回路62へその情報を出力し退避ブロックの情報を読み出すようにしている。この構成は、先の実施の形態1〜3と同じである。
CPU64は、検知回路63の出力データを格納し、アドレス制御回路62とE/W制御回路66へデータの読出し信号を出力する。該当ブロックのデータは、E/W制御回路66によりRAM67へ読み出し保持する。以降、データを読み出す際は、CPU64で修正アドレス保持回路65に格納しているアドレスと比較をし、一致した場合には、RAM67へ退避したデータを読み出すものとする。ただし、RAM67はバックアップコンデンサを電源として備えており、半導体装置の電源が遮断された際にもデータを保持できるものとする。
上記のアドレス制御回路62は、CPU64からの情報を基にどのブロックの情報を読み出すか、どのブロックにデータを書き込むかを指定している。全ての実施の形態で、修正アドレス保持回路を持ちそのアドレスのデータを読み出す際には退避領域のデータへアクセスするようになっている。
以上のように本実施の形態4によれば、フラッシュメモリ61のメモリセルが劣化した場合、RAM67へデータを退避し保持することで、フラッシュメモリ61に空き領域がない場合においてもデータを退避させることが可能となり、メモリセルの劣化によるシステム(半導体装置)の誤動作を防止すると共に、フラッシュメモリの信頼性を向上することが可能となる。
本発明は、EEPROMのメモリセルが劣化し書き込みレベルが変化する事によりシステムが誤動作することを防止できる効果を有し、EEPROMを搭載した半導体装置等に有用である。
21、41、51、61 フラッシュメモリ
22、42、52、62 アドレス制御回路
23、43、53、63 検知回路
24、44、54、64 CPU
25、45、55、65 書き換え(E/W)制御回路
26、27、46、56、67 RAM
65 修正アドレス保持回路
22、42、52、62 アドレス制御回路
23、43、53、63 検知回路
24、44、54、64 CPU
25、45、55、65 書き換え(E/W)制御回路
26、27、46、56、67 RAM
65 修正アドレス保持回路
Claims (5)
- メモリ領域が複数のメモリセルブロックに分割されたEEPROMと、前記EEPROMからデータを読み出すデータ読み出し手段と、前記データ読み出し手段により前記EEPROMからデータを読み出す際に前記EEPROMの劣化したメモリセルブロックを検知する検知手段と、データ保持手段と、1つ以上のメモリセルブロックを有したデータ退避領域と、前記検知手段から劣化したメモリセルブロックの検知を受けるデータ書き換え手段とを備え、
前記データ書き換え手段は、前記劣化したメモリセルブロックの検知を受けた後、前記劣化したメモリセルブロックのデータを読み出して前記データ保持手段に一時保持させ、前記劣化したメモリセルブロックのアドレスを前記データ退避領域内のメモリセルブロックのアドレスに対応させて前記データ保持手段に一時保持させたデータを前記データ退避領域に書き込むようにし、
前記データ読み出し手段は、前記劣化したメモリセルブロックのデータが前記データ書き換え手段により前記データ退避領域に書き込まれた後に、前記EEPROMの前記劣化したメモリセルブロックのデータを読み出す際は前記データ退避領域に書き込まれたデータを読み出すようにした半導体装置。 - メモリ領域がメモリセルブロックに分割され1つ以上の前記メモリセルブロックをデータ退避領域とし前記データ退避領域以外の複数の前記メモリセルブロックを通常データ領域としたEEPROMと、前記EEPROMからデータを読み出すデータ読み出し手段と、前記データ読み出し手段により前記EEPROMの前記通常データ領域からデータを読み出す際に前記EEPROMの劣化したメモリセルブロックを検知する検知手段と、データ保持手段と、前記検知手段から劣化したメモリセルブロックの検知を受けるデータ書き換え手段とを備え、
前記データ書き換え手段は、前記劣化したメモリセルブロックの検知を受けた後、前記劣化したメモリセルブロックのデータを読み出して前記データ保持手段に一時保持させ、前記劣化したメモリセルブロックのアドレスを前記データ退避領域内のメモリセルブロックのアドレスに対応させて前記データ保持手段に一時保持させたデータを前記データ退避領域に書き込むようにし、
前記データ読み出し手段は、前記劣化したメモリセルブロックのデータが前記データ書き換え手段により前記データ退避領域に書き込まれた後に、前記EEPROMの前記劣化したメモリセルブロックのデータを読み出す際は前記データ退避領域に書き込まれたデータを読み出すようにした半導体装置。 - メモリ領域が複数のメモリセルブロックに分割され1つ以上の前記メモリセルブロックにデータが書き込まれていないEEPROMと、前記EEPROMからデータを読み出すデータ読み出し手段と、前記データ読み出し手段により前記EEPROMからデータを読み出す際に前記EEPROMの劣化したメモリセルブロックを検知する検知手段と、データ保持手段と、前記検知手段から劣化したメモリセルブロックの検知を受けるデータ書き換え手段とを備え、
前記データ書き換え手段は、前記劣化したメモリセルブロックの検知を受けた後、前記EEPROMに書き込まれている全てのデータを読み出して前記データ保持手段に一時保持させ、前記データ保持手段に一時保持させたデータを前記劣化したメモリセルブロックを除いた前記EEPROMのメモリセルブロックに書き込むようにした半導体装置。 - 前記データ書き換え手段により前記EEPROMに書き込まれるデータ量が前記EEPROMの前記劣化したメモリセルブロックを除いたメモリ領域に書き込み可能なデータ量を超える場合に外部へ異常信号を出力するメモリ領域監視手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
- メモリ領域が複数のメモリセルブロックに分割されたEEPROMと、前記EEPROMからデータを読み出すデータ読み出し手段と、前記データ読み出し手段により前記EEPROMからデータを読み出す際に前記EEPROMの劣化したメモリセルブロックを検知する検知手段と、データ保持手段と、前記検知手段で検知された劣化したメモリセルブロックのアドレスを格納するアドレス保持手段と、前記検知手段から劣化したメモリセルブロックの検知を受けた後、前記劣化したメモリセルブロックのデータを読み出して前記データ保持手段に書き込むデータ書き換え手段と、装置電源が遮断されたときに前記データ保持手段のデータが失われないように前記データ保持手段の電源となるバックアップコンデンサとを備え、
前記データ読み出し手段は、前記EEPROMからデータを読み出す際に、読み出しアドレスを前記アドレス保持手段に格納されているアドレスと比較し、両者が一致しないときは前記EEPROMからデータを読み出し、前記両者が一致したときには前記データ保持手段に書き込まれたデータを読み出すようにした半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004243700A JP2006065384A (ja) | 2004-08-24 | 2004-08-24 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004243700A JP2006065384A (ja) | 2004-08-24 | 2004-08-24 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006065384A true JP2006065384A (ja) | 2006-03-09 |
Family
ID=36111866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004243700A Pending JP2006065384A (ja) | 2004-08-24 | 2004-08-24 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006065384A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008217472A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | Megachips Lsi Solutions Inc | メモリシステム |
JP2010505193A (ja) * | 2006-09-28 | 2010-02-18 | サンディスク コーポレイション | メモリカードの寿命末期の回復およびサイズ変更 |
-
2004
- 2004-08-24 JP JP2004243700A patent/JP2006065384A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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