JP2006064470A - 電気機器制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧力センサの筐体と電源端子間に発生する電位差を低減することで、電位差に起因する圧力センサの誤動作を防止することができる電気機器制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のヒートポンプ式給湯装置における圧縮機の制御装置は、圧力センサと、ヒートポンプ制御装置と、モータ駆動装置と、モータとから構成されている。圧力センサの筐体は冷媒配管等を介して接地されている。ヒートポンプ制御装置の電源端子GNDと圧力センサの電源端子GNDを接続する圧力センサ用配線は接地用配線を介して接地されている。これにより、圧力センサの筐体と電源端子間に発生する電位差が抑えられ、電位差に起因する誤動作を防止することができる。
【選択図】図2
【解決手段】本発明のヒートポンプ式給湯装置における圧縮機の制御装置は、圧力センサと、ヒートポンプ制御装置と、モータ駆動装置と、モータとから構成されている。圧力センサの筐体は冷媒配管等を介して接地されている。ヒートポンプ制御装置の電源端子GNDと圧力センサの電源端子GNDを接続する圧力センサ用配線は接地用配線を介して接地されている。これにより、圧力センサの筐体と電源端子間に発生する電位差が抑えられ、電位差に起因する誤動作を防止することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、圧力センサの出力に基づいて電気機器を制御する電気機器制御装置に関する。
従来、圧力センサの出力に基づいて電気機器を制御する電気機器制御装置として、例えば、特開2001−324234号公報に開示されているヒートポンプ式熱供給装置がある。ヒートポンプ式熱供給装置は、圧縮機と、四方切換弁と、第1の熱交換器と、膨張弁と、第2の熱交換器と、圧力センサと、制御装置とを備えている。
圧縮機 、四方切換弁、第1の熱交換器、膨張弁及び第2の熱交換器は、冷媒流路で順次接続されている。冷媒流路内には、冷媒が流れている。圧力センサは、圧縮機の吸入側の冷媒流路と吐出側の冷媒流路にそれぞれ配設され、冷媒流路内の冷媒の吸入側圧力と吐出側圧力に応じた信号を出力する。
そして、冷媒が、圧縮機から四方切換弁を経て、第1の熱交換器、膨張弁、第2の熱交換器の順に流れると、第2の熱交換器を通流する流体が冷却される。四方切換弁を切り換えることで、冷媒が、圧縮機から四方切換弁を経て、第2の熱交換器、膨張弁、第1の熱交換器の順に流れると、第2の熱交換器を通流する流体が加熱される。
四方切換弁を切り換えるとき、制御装置は、圧力センサの出力から圧縮機の吸入側圧力と吐出側圧力の差圧を演算する。さらに、差圧が適正圧力範囲内になるように圧縮機を制御する。差圧が適正圧力範囲内になると、制御装置は四方切換弁を切り換える。
特開2001−324234号公報
圧縮機は、モータ制御装置及びモータを介して駆動されている。圧力センサは、電源電圧を供給されることで、冷媒の圧力に応じた電圧を出力する圧力検出部と、圧力検出部を収容する金属製の筐体とから構成されている。圧力センサの筐体は、金属からなる冷媒経路等を介して結果的に接地されている。制御装置は、電源端子から圧力センサに電源電圧を供給するとともに、入力端子に入力される圧力センサの出力電圧に基づいてモータ駆動装置及びモータを介して圧縮機を制御する。
ところで、圧力センサに電源電圧を供給する電源回路の構成によっては、制御装置の電源端子と接地との間に、100Vを超える非常に大きな電位差が発生する場合がある。この電位差は、圧力センサの筐体が冷媒経路を介して接地されることで、圧力センサの圧力検出部と筐体との間にも発生する。そのため、圧力センサの圧力検出部がこの電位差によって帯電し、圧力センサが誤動作する可能性があった。電源回路等を絶縁することでこの電位差を抑える方法も考えられるが、この方法では、モータの漏れ電流によって発生する電位差を抑えることはできず、圧力センサの誤動作を完全に防止することができなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、圧力センサの筐体と制御手段の電源端子との間に発生する電位差を低減することで、電位差に起因する圧力センサの誤動作を防止することができる電気機器制御装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明者は、この課題を解決すべく鋭意研究し試行錯誤を重ねた結果、圧力センサの筐体を制御回路と電気的に接続することで、筐体と電源端子間の電位差を低減できることを思いつき、本発明を完成するに至った。
すなわち、請求項1に記載の電気機器制御装置は、電源電圧を供給されることで印加される圧力に応じた出力信号を出力する圧力検出部と前記圧力検出部を収容する筐体とからなる圧力センサと、電源端子から前記電源電圧を供給するとともに入力端子に入力される前記出力信号に基づいて電気機器を制御する制御手段とを備え、前記筐体と前記電源端子との間に電位差を有する電気機器制御装置において、さらに、前記圧力センサは、前記筐体が前記制御手段に電気的に接続されていることを特徴とする。
請求項2に記載の電気機器制御装置は、請求項1に記載の電気機器制御装置において、さらに、前記電源端子は、正極端子と負極端子とからなり、前記筐体は、前記負極端子と同電位である接続点に接続されていることを特徴とする。
請求項3に記載の電気機器制御装置は、請求項1に記載の電気機器制御装置において、さらに、前記電源端子は、正極端子と負極端子とからなり、前記筐体は、前記正極端子と同電位である接続点に接続されていることを特徴とする。
請求項4に記載の電気機器制御装置は、請求項1に記載の電気機器制御装置において、さらに、前記筐体は、前記入力端子と同電位である接続点に接続されていることを特徴とする。
請求項5に記載の電気機器制御装置は、請求項2乃至4に記載の電気機器制御装置において、さらに、前記接続点は、前記圧力センサと前記制御手段との間にあることを特徴とする。
請求項6に記載の電気機器制御装置は、請求項2乃至4に記載の電気機器制御装置において、さらに、前記接続点は、前記圧力センサにあることを特徴とする。
請求項7に記載の電気機器制御装置は、請求項2乃至4に記載の電気機器制御装置において、さらに、前記接続点は、前記制御手段にあることを特徴とする。
請求項8に記載の電気機器制御装置は、請求項1乃至7に記載の電気機器制御装置において、さらに、前記圧力センサは、冷凍サイクルを循環する冷媒の圧力を検出し、前記制御手段は、前記冷媒を圧縮する圧縮手段を制御することを特徴とする。
請求項9に記載の電気機器制御装置は、請求項8に記載の電気機器制御装置において、さらに、前記冷媒は二酸化炭素であることを特徴とする。
請求項1に記載の電気機器制御装置によれば、圧力センサの筐体を制御手段に電気的に接続することで、筐体と電源端子との間の電位差を抑えることができる。そのため、この電位差に起因する圧力センサの誤動作を防止することができる。
請求項2に記載の電気機器制御装置によれば、圧力センサの筐体を制御手段の負極端子と同電位にすることで、筐体と電源端子との間の電位差を電源電圧以下にすることができる。そのため、この電位差に起因する圧力センサの誤動作を確実に防止することができる。圧力センサの筐体が制御手段の負極端子と同電位になっても、圧力検出部には、正極端子及び負極端子から電源電圧が供給されるため、圧力センサの動作に影響を与えることはない。
請求項3に記載の電気機器制御装置によれば、圧力センサの筐体を制御手段の正極端子と同電位にすることで、筐体と電源端子との間の電位差を電源電圧以下にすることができる。そのため、この電位差に起因する圧力センサの誤動作を確実に防止することができる。圧力センサの筐体が制御手段の正極端子と同電位になっても、圧力検出部には、正極端子及び負極端子から電源電圧が供給されるため、圧力センサの動作に影響を与えることはない。
請求項4に記載の電気機器制御装置によれば、圧力センサの筐体を制御手段の入力端子と同電位にすることで、圧力センサの筐体と制御手段の電源端子との間の電位差を電源電圧以下にすることができる。そのため、この電位差に起因する圧力センサの誤動作を確実に防止することができる。圧力センサの筐体が制御手段の入力端子と同電位になっても、圧力検出部には、正極端子及び負極端子から電源電圧が供給されるため、圧力センサの動作に影響を与えることはない。
請求項5に記載の電気機器制御装置によれば、圧力センサの筐体を圧力センサと制御手段との間に確実に接続することができる。
請求項6に記載の電気機器制御装置によれば、圧力センサの筐体を圧力センサに確実に接続することができる。
請求項7に記載の電気機器制御装置によれば、圧力センサの筐体を制御手段に確実に接続することができる。
請求項8に記載の電気機器制御装置によれば、圧力センサの筐体と制御手段の電源端子との間の電位差に起因する圧力センサの誤動作を防止することで、冷媒の圧力を確実に検出することができる。そのため、検出された冷媒の圧力に基づいて制御手段で圧縮手段を制御することで、冷凍サイクルを確実に制御することができる。
請求項9に記載の電気機器制御装置によれば、冷媒を二酸化炭素にすることで、地球環境へほとんど影響を与えることがない冷凍サイクルを構成することができる。
本実施形態は、本発明に係る電気機器制御装置を、冷凍サイクルを用いたヒートポンプ式給湯装置における圧縮機の制御装置に適用した例を示す。
(第1実施形態)
第1実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置の構成図を図1に、圧力センサ、ヒートポンプ制御装置、モータ駆動装置及びモータからなる圧縮機の制御装置の回路図を図2に示す。そして、図1及び図2を参照して、構成、動作、効果の順で具体的に説明する。
第1実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置の構成図を図1に、圧力センサ、ヒートポンプ制御装置、モータ駆動装置及びモータからなる圧縮機の制御装置の回路図を図2に示す。そして、図1及び図2を参照して、構成、動作、効果の順で具体的に説明する。
まず、ヒートポンプ式給湯装置の具体的構成について説明する。図1に示すように、ヒートポンプ式給湯装置1は、貯湯タンク2と、ヒートポンプ装置3とから構成されている。
貯湯タンク2は、給湯用の高温の湯を長時間保温するための断熱材を有するタンクである。貯湯タンク2の下部には、貯湯タンク2内に水道水を導入するための導入口2aが、上部には、カランやシャワー等に貯湯タンク2内の給湯用の高温の湯を導出するための導出口2bがそれぞれ設けられている。導入口2aは導入管2cを介して水道(図略)に、導出口2bは導出管2dを介してカランやシャワー等(図略)にそれぞれ接続されている。また、貯湯タンク2の下部には、ヒートポンプ装置3が貯湯タンク2内の水道水を吸入するための吸入口2eが、上部には、ヒートポンプ装置3が貯湯タンク2内に高温の湯を吐出するための吐出口2fがそれぞれ設けられている。吸入口2e及び吐出口2fは、後述する温水配管310を介してヒートポンプ装置3にそれぞれ接続されている。さらに、貯湯タンク2は大地に接地されている。
ヒートポンプ装置3は、貯湯タンク2内の水道水を吸入し、高温の湯にして貯湯タンク2内に吐出する装置である。ヒートポンプ装置3は、圧縮機300と、圧力センサ301と、給湯用熱交換器302と、膨張弁303と、室外熱交換器304と、アキュムレータ305と、循環ポンプ306と、温度センサ307と、ヒートポンプ制御装置308(制御手段)とから構成されている。圧縮機300、給湯用熱交換器301、膨張弁303、室外熱交換器304及びアキュムレータ305は、冷媒配管309で順次接続されている。冷媒配管309の内部には、例えば、二酸化炭素からなる冷媒が充填されている。また、貯湯タンク2、循環ポンプ306及び給湯用熱交換器302は、温水配管310で順次接続されている。
圧縮機300は、後述するモータ駆動装置311及びモータ312を介して駆動されることで、吸入した冷媒を圧縮して吐出する機器である。圧縮機300の吸入口はアキュムレータ305に、吐出口は給湯用熱交換器302に、それぞれ冷媒配管309を介して接続されている。
圧力センサ301は、圧縮機300によって圧縮して吐出される冷媒の圧力を検出して、ヒートポンプ制御装置308に出力する素子である。圧力センサ301は、圧縮機300と給湯用熱交換器302を接続する冷媒配管309に、筐体を接するようにして配設されている。また、圧力センサ301は、ヒートポンプ制御装置308に接続されている。
給湯用熱交換器302は、圧縮機300で圧縮されることで高温になった冷媒と、貯湯タンク2から循環ポンプ306を介して吸入される水道水との間で熱交換することにより、水道水を高温の湯にして吐出する機器である。給湯用熱交換器302の冷媒の吸入口は圧縮機300に、冷媒の吐出口は膨張弁303に、それぞれ冷媒配管309を介して接続されている。また、給湯用熱交換器302の水道水の吸入口は循環ポンプ306に、高温の湯の吐出口は貯湯タンク2の吐出口2fに、それぞれ温水配管310を介して接続されている。
膨張弁303は、ヒートポンプ制御装置308からの信号に基づいて、給湯用熱交換器302から吐出する冷媒を減圧するための機器である。膨張弁303の吸入口は給湯用熱交換器302に、吐出口は室外熱交換器304に、それぞれ冷媒配管309を介して接続されている。また、膨張弁303は、ヒートポンプ制御装置308に接続されている。膨張弁303の弁開度は、ヒートポンプ制御装置308によって電気的に制御されている。
室外熱交換器304は、膨張弁303で減圧された冷媒と、ファン304aによって送風される外気との間で熱交換することにより、減圧された冷媒を蒸発させて吐出する機器である。室外熱交換器304の冷媒の吸入口は膨張弁303に、冷媒の吐出口はアキュムレータ305に、それぞれ冷媒配管309を介して接続されている。
アキュムレータ305は、室外熱交換器304から吐出する蒸発した冷媒を気液分離し、気相冷媒のみを圧縮機300に吐出するとともに、余剰冷媒を蓄積する機器である。アキュムレータ305の吸入口は室外熱交換器304に、吐出口は圧縮機300に、それぞれ冷媒配管309を介して接続されている。
循環ポンプ306は、ヒートポンプ制御装置308からの信号に基づいて、貯湯タンク2内の水道水を給湯用熱交換器302を介して循環させるためのポンプである。循環ポンプ306の吸入口は貯湯タンク2の吸入口2eに、吐出口は給湯用熱交換器302に、それぞれ温水配管310を介して接続されている。また、循環ポンプ306は、ヒートポンプ制御装置308に接続されている。
温度センサ307は、給湯用熱交換器302から吐出する高温の湯の温度を検出して、ヒートポンプ制御装置308に出力する素子である。温度センサ307は、給湯用熱交換器302と貯湯タンク2を接続する温水配管310に配設されている。また、温度センサ307は、ヒートポンプ制御装置308に接続されている。
ヒートポンプ制御装置308は、圧力センサ301から出力される冷媒の圧力及び温度センサ307から出力される高温の湯の温度に基づいて、圧縮機300、膨張弁303及び循環ポンプ306を制御することで、給湯用の湯温を設定された温度に制御する装置である。ヒートポンプ制御装置308は、圧力センサ301、温度センサ307、圧縮機300、膨張弁303及び循環ポンプ306にそれぞれ接続されている。
ここで、圧力センサ301の筐体は、冷媒配管309に接することで、ともに金属からなる冷媒配管309、給湯用熱交換器302、温水配管310及び貯湯タンク2を介して、結果的に大地に接地されている。
次に、圧縮機300の制御装置の具体的構成について詳細に説明する。図2に示すように、圧縮機300の制御装置は、圧力センサ301と、ヒートポンプ制御装置308と、モータ駆動装置311と、モータ312とから構成されている。ヒートポンプ制御装置308は、前述したように、圧縮機300以外に膨張弁303及び循環ポンプ306を制御しているが、ここでは、圧縮機300の制御についてのみ説明し、膨張弁303及び循環ポンプ306の制御については省略する。
まず、圧縮機300の制御装置の構成要素について説明する。圧力センサ301は、ヒートポンプ制御装置308から電源端子GND、Vccに直流電圧を供給されることで、出力端子Voutから冷媒の圧力に応じた大きさの電圧を出力する圧力検出部301aと、圧力検出部301aを収容する金属製の筐体301bとから構成されている。圧力センサ301の筐体301bは、前述したように、冷媒配管309、給湯用熱交換器302、温水配管310及び貯湯タンク2を介して接地されている。
ヒートポンプ制御装置308は、圧力センサ301に直流電圧を供給するとともに、圧力センサ301の出力する電圧に基づいて、圧縮機300の回転数を制御するための制御信号を出力する。ヒートポンプ制御装置308は、制御回路308aと、電源トランス308bと、絶縁回路308cとから構成されている。
制御回路308aは、入力端子Vinに入力される圧力センサ301の出力電圧に基づいて、モータ312の回転数を制御するための制御信号を出力端子S1〜Snから出力する。さらに、電源端子AC3に供給される交流電圧から圧力センサ301を動作させるための直流電圧を生成して、電源端子GND(負極端子)、Vcc(正極端子)から圧力センサ301に供給する。電源トランス308bは、モータ駆動装置311から供給される交流電圧を絶縁して制御回路308aに供給する。絶縁回路308cは、制御回路308aから出力されるモータ312の制御信号を絶縁してモータ駆動装置311に伝達する。
モータ駆動装置311は、入力端子S11〜S1nに入力されるモータ312の制御信号に基づいて、出力端子U、V、Wからモータ312に交流電力を供給することで、モータ312の回転数を制御する。さらに、電源端子AC2から電源トランス308bに交流電圧を供給する。
モータ312は、モータ制御装置311から交流電力を供給されることで、圧縮機300を駆動するトルクを発生する。モータ312の出力軸は圧縮機300に連結されている。
電源系統の接続関係について説明する。モータ駆動装置311の電源端子AC1は交流電源に接続されている。モータ駆動装置311の電源端子AC2は電源トランス308bの入力端子に接続され、電源トランス308bの出力端子は制御回路308aの電源端子AC3に接続されている。制御回路308aの電源端子GND、Vccは、圧力センサ用配線313a、313bを介して、圧力センサ301の電源端子GND、Vccにそれぞれ接続されている。さらに、制御回路308aの電源端子GNDと圧力センサ301の電源端子GNDを接続する圧力センサ用配線313aは、接地用配線314を介して接地されている。
信号系統の接続関係について説明する。圧力センサ301の出力端子Voutは、圧力センサ用配線313cを介して、制御回路308aの入力端子Vinに接続されている。制御回路308aの出力端子S1〜Snは絶縁回路308cの入力端子にそれぞれ接続され、絶縁回路308cの出力端子はモータ駆動装置311の入力端子S11〜S1nにそれぞれ接続されている。モータ駆動装置311の出力端子U、V、Wはモータ312にそれぞれ接続されている。
次に、図1及び図2を参照して具体的動作について説明する。まず、図1を参照してヒートポンプ式給湯装置1の具体的動作について説明する。図1に示すように、ヒートポンプ制御装置308は循環ポンプ306を駆動させる。循環ポンプ306が駆動すると、貯湯タンク2内の水道水が、吸入口2eから給湯用熱交換器302を経て吐出口2fへ至る経路で温水配管310内を循環する。また、ヒートポンプ制御装置308は圧縮機300を駆動させる。圧縮機300が駆動すると、冷媒配管309内の冷媒が圧縮され、給湯用熱交換器302から膨張弁303、室外熱交換器304、アキュムレータ305を経て、圧縮機300に至る経路で冷媒配管309内を循環する。
圧縮機300で圧縮されることで高温になった冷媒は、給湯用熱交換器302で熱交換され、温水配管310を循環する水道水が加熱される。温水配管310の水道水は、加熱されることで高温の湯となり、貯湯タンク2に吐出される。
給湯用熱交換器302で熱交換されることで低温になった冷媒は、膨張弁303で減圧され、室外熱交換器304で加熱されて蒸発する。蒸発した冷媒は、アキュムレータ305で気液分離され、気相冷媒のみが圧縮機300に吐出される。以降同様の冷凍サイクルを繰返し、温水配管310を循環する水道水が継続して加熱される。
ヒートポンプ制御装置308は、圧力センサ301から出力される冷媒の圧力と、温度センサ307から出力される高温の湯の温度に基づいて、圧縮機300、膨張弁303及び循環ポンプ306を制御することで、給湯用の湯温を設定された温度に制御する。
図2を参照して圧縮機300の制御装置の具体的動作について説明する。図2に示すように、モータ制御装置311は、電源端子AC2から、電源トランス308bを介して制御回路308aの電源端子AC3に交流電圧を絶縁して供給する。制御回路308aは、供給された交流電圧から直流電圧を生成し、電源端子GND、Vccから、圧力センサ用配線313a、313bを介して圧力センサ301の電源端子GND、Vccに供給する。圧力センサ301は、直流電圧を供給されることで、冷媒の圧力に応じた大きさの電圧を出力端子Voutから出力する。圧力センサ301の出力電圧は、圧力センサ用配線313cを介して制御回路308aの入力端子Vinに入力される。
ここで、制御回路308aの電源端子GNDと圧力センサ301の電源端子GNDを接続する圧力センサ用配線313aは、接地用配線314で接地されており、制御回路308aの電源端子GNDと圧力センサ301の電源端子GNDは、圧力センサ301の筐体301bと同電位になる。そのため、圧力センサ301の筐体301bと電源端子GND、Vccの間の電位差は、圧力センサ301に供給される直流電圧より大きくなることはない。従って、圧力センサ301は、筐体301bと電源端子GND、Vccの間の電位差によって誤動作することなく、冷媒の圧力に応じた大きさの電圧を確実に出力する。
制御回路308aは、入力された圧力センサの出力電圧に基づいて、モータ312の回転数を制御するための制御信号を出力端子S1〜Snから出力する。制御回路308aの出力した制御信号は、絶縁回路308cで絶縁され、モータ駆動装置311の入力端子S11〜S1nに入力される。モータ駆動装置311は、入力されたモータ312の制御信号に基づいて、出力端子U、V、Wからモータ312に交流電力を供給する。モータ312は、交流電力を供給されることでトルクを発生し、圧縮機300の回転数を制御する。
最後に具体的効果について説明する。第1実施形態によれば、圧縮機300の制御装置は、圧力センサ301の電源端子GNDとヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDを接続する圧力センサ用配線313aを、接地用配線314で接地することで、接地を介して圧力センサ301の筐体301bをヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDに接続することができる。圧力センサ301の筐体301bがヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDに接続されることで、筐体301bがヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDと同電位になり、筐体301bと電源端子GND、Vccとの間の電位差を電源電圧以下にすることができる。そのため、この電位差に起因する圧力センサ301の誤動作を確実に防止することができる。
圧力センサ301の筐体301bがヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDと同電位になっても、圧力検出部301aには、電源端子GND、Vccから電源電圧が供給されるため、圧力センサ301の動作に影響を与えることはない。
また、圧縮機300の制御装置は、筐体301bと電源端子GND、Vccとの間の電位差に起因する圧力センサ301の誤動作を防止することで、冷媒の圧力を確実に検出することができる。そのため、検出された冷媒の圧力に基づいてヒートポンプ制御装置308で圧縮機300を制御することで、ヒートポンプ式給湯装置1を確実に制御することができる。
さらに、圧縮機300の制御装置は、冷媒を二酸化炭素にすることで、地球環境へほとんど影響を与えることがないヒートポンプ式制御装置1を構成することができる。
なお、上述した第1実施形態では、ヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDと圧力センサ301の電源端子GNDを接続する圧力センサ用配線313aが、接地用配線314を介して接地されている例を挙げているが、これに限られるものではない。図3(a)に示すように、圧力センサ301の電源端子GNDが接地用配線314で直接接地されていてもよいし、図3(b)に示すように、ヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDが接地用配線314で直接接地されていてもよい。圧力センサ301の電源端子GND又はヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDを接地用配線314で接地することで、接地を介して圧力センサ301の筐体301bをヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDに接続することができる。
また、図4(a)に示すように、ヒートポンプ制御装置308の電源端子Vccと圧力センサ301の電源端子Vccを接続する圧力センサ用配線313bが、接地用配線314を介して接地されていてもよい。図4(b)に示すように、圧力センサ301の電源端子Vccが接地用配線314で直接接地されていてもよいし、図4(c)に示すように、ヒートポンプ制御装置308の電源端子Vccが接地用配線314で直接接地されていてもよい。
圧縮機300の制御装置は、圧力センサ301の電源端子Vccとヒートポンプ制御装置308の電源端子Vccを接続する圧力センサ用配線313b、圧力センサ301の電源端子Vcc又はヒートポンプ制御装置308の電源端子Vccを、接地用配線314で接地することで、接地を介して圧力センサ301の筐体301bをヒートポンプ制御装置308の電源端子Vccに接続することができる。圧力センサ301の筐体301bがヒートポンプ制御装置308の電源端子Vccに接続されることで、筐体301bがヒートポンプ制御装置308の電源端子Vccと同電位になり、筐体301bと電源端子GND、Vccとの間の電位差を電源電圧以下にすることができる。そのため、この電位差に起因する圧力センサ301の誤動作を確実に防止することができる。
圧力センサ301の筐体301bがヒートポンプ制御装置308の電源端子Vccと同電位になっても、圧力検出部301aには、電源端子GND、Vccから電源電圧が供給されるため、圧力センサ301の動作に影響を与えることはない。
さらに、図5(a)に示すように、ヒートポンプ制御装置308の入力端子Vinと圧力センサ301の出力端子Voutを接続する圧力センサ用配線313cが、接地用配線314を介して接地されていてもよい。図5(b)に示すように、圧力センサ301の出力端子Voutが接地用配線314で直接接地されていてもよいし、図5(c)に示すように、ヒートポンプ制御装置308の入力端子Vinが接地用配線314で直接接地されていてもよい。
圧縮機300の制御装置は、圧力センサ301の出力端子Voutとヒートポンプ制御装置308の入力端子Vinを接続する圧力センサ用配線313c、圧力センサ301の出力端子Vout又はヒートポンプ制御装置308の入力端子Vinを、接地用配線314で接地することで、接地を介して圧力センサ301の筐体301bをヒートポンプ制御装置308の入力端子Vinに接続することができる。圧力センサ301の筐体301bがヒートポンプ制御装置308の入力端子Vinに接続されることで、筐体301bがヒートポンプ制御装置308の入力端子Vinと同電位になり、筐体301bと電源端子GND、Vccとの間の電位差を電源電圧以下にすることができる。そのため、この電位差に起因する圧力センサ301の誤動作を確実に防止することができる。
圧力センサ301の筐体301bがヒートポンプ制御装置308の入力端子Vinと同電位になっても、圧力検出部301aには、電源端子GND、Vccから電源電圧が供給されるため、圧力センサ301の動作に影響を与えることはない。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態における圧縮機の制御装置の回路図を図6に示す。ここでは、第1実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置との相違部分であるヒートポンプ制御装置の制御回路について説明し、共通する部分については、必要とされる箇所以外説明を省略する。なお、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明する。
次に、第2実施形態における圧縮機の制御装置の回路図を図6に示す。ここでは、第1実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置との相違部分であるヒートポンプ制御装置の制御回路について説明し、共通する部分については、必要とされる箇所以外説明を省略する。なお、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明する。
まず、具体的構成について説明する。図6に示すように、制御回路308aは、電源端子GNDに接続された接地端子FGを備えている。制御回路308aの接地端子FGは接地用配線314を介して接地されている。
具体的動作は第1実施形態と同じであるため省略し、具体的効果について説明する。第2実施形態によれば、圧縮機300の制御装置は、ヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDに接続された接地端子FGを、接地用配線314で接地することで、接地を介して圧力センサ301の筐体301bをヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDに接続することができる。圧力センサ301の筐体301bがヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDに接続されることで、筐体301bがヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDと同電位になり、筐体301bと電源端子GND、Vccとの間の電位差を電源電圧以下にすることができる。そのため、この電位差に起因する圧力センサ301の誤動作を確実に防止することができる。
なお、上述した第2実施形態では、ヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDに接続された接地端子FGが、接地用配線314を介して接地されている例を挙げているが、これに限られるものではない。図7(a)に示すように、ヒートポンプ制御装置308の電源端子Vccに接続された接地端子FGが、接地用配線314を介して接地されていてもよいし、図7(b)に示すように、ヒートポンプ制御装置308の入力端子Vinに接続された接地端子FGが、接地用配線314を介して接地されていてもよい。
圧縮機300の制御装置は、ヒートポンプ制御装置308の電源端子Vcc又は入力端子Vinに接続された接地端子FGを、接地用配線314で接地することで、接地を介して圧力センサ301の筐体301bをヒートポンプ制御装置308の電源端子Vcc又は入力端子Vinに接続することができる。圧力センサ301の筐体301bがヒートポンプ制御装置308の電源端子Vcc又は入力端子Vinに接続されることで、筐体301bがヒートポンプ制御装置308の電源端子Vcc又は入力端子Vinと同電位になり、筐体301bと電源端子GND、Vccとの間の電位差を電源電圧以下にすることができる。そのため、この電位差に起因する圧力センサ301の誤動作を確実に防止することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態における圧縮機の制御装置の回路図を図8に示す。ここでは、第1実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置との相違部分であるヒートポンプ制御装置について説明し、共通する部分については、必要とされる箇所以外説明を省略する。なお、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明する。
次に、第3実施形態における圧縮機の制御装置の回路図を図8に示す。ここでは、第1実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置との相違部分であるヒートポンプ制御装置について説明し、共通する部分については、必要とされる箇所以外説明を省略する。なお、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明する。
まず、具体的構成について説明する。図8に示すように、ヒートポンプ制御装置308は、圧力センサインタフェース回路308dと、電源トランス308eと、絶縁回路308fと、制御回路308gとから構成されている。
圧力センサインタフェース308dは、入力端子Vinに入力される圧力センサ301の出力電圧をデジタル値に変換して出力端子S1〜Snから出力する。さらに、電源端子AC5に供給される交流電圧から圧力センサ301を動作させるための直流電圧を生成して、電源端子GND、Vccから圧力センサ301に供給する。電源トランス308eは、制御回路308gから供給される交流電圧を絶縁して圧力センサインタフェース回路308dに供給する。絶縁回路308fは、圧力センサインタフェース回路308dから出力される圧力センサ301の出力電圧のデジタル値を絶縁して制御回路308gに伝達する。制御回路308gは、入力端子S11〜S1nに入力される圧力センサ301の出力電圧のデジタル値に基づいて、モータ312の回転数を制御するための制御信号を出力端子S21〜S2nから出力する。さらに、電源端子AC3に交流電圧を供給されるとともに、電源端子AC4から電源トランス308eに交流電圧供給する。
モータ駆動装置311は、入力端子S31〜S3nに入力されるモータ312の制御信号に基づいて、出力端子U、V、Wからモータ312に交流電力を供給することで、モータ312の回転数を制御する。さらに、電源端子AC2から制御回路308gに交流電圧を供給する。
電源系統の接続関係について説明する。モータ駆動装置311の電源端子AC1は交流電源に接続されている。モータ駆動装置311の電源端子AC2は制御回路308gの電源端子AC3に接続されている。制御回路308gの電源端子AC4は電源トランス308eの入力端子に接続され、電源トランス308eの出力端子は圧力センサインタフェース回路308dの電源端子AC5に接続されている。圧力センサインタフェース回路308dの電源端子GND、Vccは、圧力センサ用配線313a、313bを介して、圧力センサ301の電源端子GND、Vccにそれぞれ接続されている。さらに、圧力センサインタフェース回路308dの電源端子GNDと圧力センサ301の電源端子GNDを接続する圧力センサ用配線313aは、接地用配線314を介して接地されている。
信号系統の接続関係について説明する。圧力センサ301の出力端子Voutは、圧力センサ用配線313cを介して、圧力センサインタフェース回路308dの入力端子Vinに接続されている。圧力センサインタフェース回路308dの出力端子S1〜Snは絶縁回路308fの入力端子にそれぞれ接続され、絶縁回路308fの出力端子は制御回路308gの入力端子S11〜S1nにそれぞれ接続されている。制御回路308gの出力端子S21〜S2nはモータ駆動装置311の入力端子S31〜S3nにそれぞれ接続されている。
図8を参照して圧縮機300の制御装置の具体的動作について説明する。図8に示すように、モータ制御装置311は、電源端子AC2から制御回路308gの電源端子AC3に交流電圧を供給する。制御回路308gは、電源端子AC4から、電源トランス308eを介して圧力センサインタフェース回路308dの電源端子AC5に交流電圧を絶縁して供給する。圧力センサインタフェース回路308dは、供給された交流電圧から直流電圧を生成し、電源端子GND、Vccから、圧力センサ用配線313a、313bを介して圧力センサ301の電源端子GND、Vccに供給する。圧力センサ301は、直流電圧を供給されることで、冷媒の圧力に応じた大きさの電圧を出力端子Voutから出力する。圧力センサ301の出力電圧は、圧力センサ用配線313cを介して圧力センサインタフェース回路308dの入力端子Vinに入力される。
ここで、圧力センサインタフェース回路308dの電源端子GNDと圧力センサ301の電源端子GNDを接続する圧力センサ用配線313aは、接地用配線314で接地されており、圧力センサインタフェース回路308dの電源端子GNDと圧力センサ301の電源端子GNDは、圧力センサ301の筐体301bと同電位になる。そのため、圧力センサ301の筐体301bと電源端子GND、Vccの間の電位差は、圧力センサ301に供給される直流電圧より大きくなることはない。従って、圧力センサ301は、筐体301bと電源端子GND、Vccの間の電位差によって誤動作することなく、冷媒の圧力に応じた大きさの電圧を確実に出力する。
圧力センサインタフェース回路308dは、入力された圧力センサの出力電圧をデジタル値に変換して出力端子S1〜Snから出力する。圧力センサインタフェース回路308dの出力した圧力センサ301の出力電圧のデジタル値は、絶縁回路308fで絶縁され、制御回路308gの入力端子S11〜S1nに入力される。制御回路308gは、入力されたデジタル値に基づいて、モータ312の回転数を制御するための制御信号を出力端子S21〜S2nから出力する。制御回路308gの出力した制御信号は、モータ駆動装置311の入力端子S31〜S3nに入力される。モータ駆動装置311は、入力されたモータ312の制御信号に基づいて、出力端子U、V、Wからモータ312に交流電力を供給する。モータ312は、交流電力を供給されることでトルクを発生し、圧縮機300の回転数を制御する。
最後に具体的効果について説明する。第3実施形態によれば、圧縮機300の制御装置は、圧力センサ301の電源端子GNDとヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDを接続する圧力センサ用配線313aを、接地用配線314で接地することで、接地を介して圧力センサ301の筐体301bをヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDに接続することができる。圧力センサ301の筐体301bがヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDに接続されることで、筐体301bがヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDと同電位になり、筐体301bと電源端子GND、Vccとの間の電位差を電源電圧以下にすることができる。そのため、この電位差に起因する圧力センサ301の誤動作を確実に防止することができる。
なお、上述した第3実施形態では、圧力センサインタフェース回路308dの電源端子GNDと圧力センサ301の電源端子GNDを接続する圧力センサ用配線313aが、接地用配線314を介して接地されている例を挙げているが、これに限られるものではない。図3(a)、(b)と同様に、圧力センサ301の電源端子GNDが接地用配線314で直接接地されていてもよいし、圧力センサインタフェース回路308dの電源端子GNDが接地用配線314で直接接地されていてもよい。
また、図4(a)と同様に、圧力センサインタフェース回路308dの電源端子Vccと圧力センサ301の電源端子Vccを接続する圧力センサ用配線313bが、接地用配線314を介して接地されていてもよい。図4(b)、(c)と同様に、圧力センサ301の電源端子Vccが接地用配線314で直接接地されていてもよいし、圧力センサインタフェース回路308dの電源端子Vccが接地用配線314で直接接地されていてもよい。
さらに、図5(a)と同様に、圧力センサインタフェース回路308dの入力端子Vinと圧力センサ301の出力端子Voutを接続する圧力センサ用配線313cが、接地用配線314を介して接地されていてもよい。図5(b)、(c)と同様に、圧力センサ301の出力端子Voutが接地用配線314で直接接地されていてもよいし、圧力センサインタフェース回路308dの入力端子Vinが接地用配線314で直接接地されていてもよい。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態における圧縮機の制御装置の回路図を図9に示す。ここでは、第3実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置との相違部分であるヒートポンプ制御装置の圧力センサインタフェース回路について説明し、共通する部分については、必要とされる箇所以外説明を省略する。なお、第3実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明する。
次に、第4実施形態における圧縮機の制御装置の回路図を図9に示す。ここでは、第3実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置との相違部分であるヒートポンプ制御装置の圧力センサインタフェース回路について説明し、共通する部分については、必要とされる箇所以外説明を省略する。なお、第3実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明する。
まず、具体的構成について説明する。圧力センサインタフェース回路308dは、電源端子GNDに接続された接地端子FGを備えている。圧力センサインタフェース回路308dの接地端子FGは接地用配線314を介して接地されている。
具体的動作は第3実施形態と同じであるため省略し、具体的効果について説明する。第4実施形態によれば、圧縮機300の制御装置は、ヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDに接続された接地端子FGを、接地用配線314で接地することで、接地を介して圧力センサ301の筐体301bをヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDに接続することができる。圧力センサ301の筐体301bがヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDに接続されることで、筐体301bがヒートポンプ制御装置308の電源端子GNDと同電位になり、筐体301bと電源端子GND、Vccとの間の電位差を電源電圧以下にすることができる。そのため、この電位差に起因する圧力センサ301の誤動作を確実に防止することができる。
なお、上述した第4実施形態では、圧力センサインタフェース回路308dの電源端子GNDに接続された接地端子FGが、接地用配線314を介して接地されている例を挙げているが、これに限られるものではない。図7(a)と同様に、圧力センサインタフェース回路308dの電源端子Vccに接続された接地端子FGが、接地用配線314を介して接地されていてもよいし、図7(b)と同様に、圧力センサインタフェース回路308dの入力端子Vinに接続された接地端子FGが、接地用配線314を介して接地されていてもよい。
前述した、第1〜第4実施形態では、制御回路308a又は圧力センサインタフェース回路308dが接地用配線314で接地されることで、接地点を介して圧力センサ301の筐体301bに接続される例を挙げているが、これに限られるものではない。図10(a)、(b)及び(c)に示すように、圧力センサ301の電源端子GND、Vcc又は出力端子Vinが、圧力センサ301の筐体301aに接続用配線315で直接接続されていてもよい。
1・・・ヒートポンプ式給湯装置、2・・・貯湯タンク、2a・・・導入口、2b・・・導出口、2c・・・導入管、2d・・・導出管、2e・・・吸入口、2f・・・吐出口、3・・・ヒートポンプ装置、300・・・圧縮機、301・・・圧力センサ、301a・・・圧力検出部、301b・・・筐体、302・・・給湯用熱交換器、303・・・膨張弁、304・・・室外熱交換器、304a・・・ファン、305・・・アキュムレータ、306・・・循環ポンプ、307・・・温度センサ、308・・・ヒートポンプ制御装置(制御手段)、308a、308g・・・制御回路、308b、308e・・・電源トランス、308c、308f・・・絶縁回路、308d・・・圧力センサインタフェース回路、309・・・冷媒配管、310・・・温水配管、311・・・モータ駆動装置、312・・・モータ、313a〜313c・・・圧力センサ用配線、314・・・接地用配線315・・・接続用配線
Claims (9)
- 電源電圧を供給されることで印加される圧力に応じた出力信号を出力する圧力検出部と前記圧力検出部を収容する筐体とからなる圧力センサと、電源端子から前記電源電圧を供給するとともに入力端子に入力される前記出力信号に基づいて電気機器を制御する制御手段とを備え、前記筐体と前記電源端子との間に電位差を有する電気機器制御装置において、
さらに、前記圧力センサは、前記筐体が前記制御手段に電気的に接続されていることを特徴とする電気機器制御装置。 - 前記電源端子は、正極端子と負極端子とからなり、
前記筐体は、前記負極端子と同電位である接続点に接続されていることを特徴とする請求項1記載の電気機器制御装置。 - 前記電源端子は、正極端子と負極端子とからなり、
前記筐体は、前記正極端子と同電位である接続点に接続されていることを特徴とする請求項1記載の電気機器制御装置。 - 前記筐体は、前記入力端子と同電位である接続点に接続されていることを特徴とする請求項1記載の電気機器制御装置。
- 前記接続点は、前記圧力センサと前記制御手段との間にあることを特徴とする請求項2乃至4記載の電気機器制御装置。
- 前記接続点は、前記圧力センサにあることを特徴とする請求項2乃至4記載の電気機器制御装置。
- 前記接続点は、前記制御手段にあることを特徴とする請求項2乃至4記載の電気機器制御装置。
- 前記圧力センサは、冷凍サイクルを循環する冷媒の圧力を検出し、
前記制御手段は、前記冷媒を圧縮する圧縮手段を制御することを特徴とする請求項1乃至7記載の電気機器制御装置。 - 前記冷媒は二酸化炭素であることを特徴とする請求項8記載の電気機器制御装置。
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