JP2006063735A - 橋桁の送り込み方法及びその送り込み方法に使用されるスプライス乗り越え用プレート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 磁石8による吸着で、隣設する所定長さの橋桁単位体cの下板c2、c2に跨って設けられるスプライス手段Dの下方に下面を位置させてスプライス乗り越え用プレートBを装着した後、そのスプライス乗り越え用プレートBが各ピアPの水平送り装置Aの送り面6に載承されるように橋桁Cの送り込みが行われ、橋桁Cの所要量の送り込みが行なわれた後、スプライス乗り越え用プレートBを、その吸着力に抗して剥離する。
【選択図】 図1
Description
斯様な所定長さの橋桁単位体同士は、スプライス手段で連結される。
そのスプライス手段は、隣設する橋桁単位体の下板、上板、ウェブ各々間に跨ってその下板、上板、ウェブを挟むようにスプライスプレートをあてがい、ボルト・ナット(固定金具)で締結することによって構成されている。
そのため、ウェブの下方位置でボルトやナット(固定金具)が下側に突出し、これが水平送り装置の送り面に干渉し傷付けて、水平送り装置の耐久性を低下させる問題があった。
しかしながら、橋桁の送り込みが終了した後に溶接されているスプライス乗り越え用プレートを強制的に削り取る作業が非常に大変なものであった。
尚、前記する橋桁の送り込み方法及びそれに使用するスプライス乗り越え用プレートの先行技術文献は、出願人としては不知である。
そして、橋桁の送り方法に使用されるスプライス乗り越え用プレートは、スプライス手段、橋桁単位体の下板に剥離可能に吸着されていると好適である(請求項2)。
橋桁の送り方法に使用されるスプライス乗り越え用プレートは、下面をスプライス手段よりも下方に位置させる中央プレート部と、該中央プレート部の両長手端に一体または当接状もしくは近接状をもって橋桁の送り込み方向に配され中央プレート部の下面に連続して漸減する傾斜状面を下面とする前後のテーパープレート部とを備え、該中央プレート部、テーパープレート部に、剥離可能に吸着する手段として磁石を埋設していると好適なものである(請求項3)。
その上、磁石による吸着なので、剥離に際しても作業者に溶接箇所を削り取るような特殊な工具、機械を使用しての重労働を強いることがない。
しかも、スプライス乗り越え用プレートは、下面をスプライス手段よりも下方に位置させる中央プレート部と、その中央プレート部の下面に連続して漸減する傾斜状面を下面とする前後のテーパープレート部とを備えていると、例えば全長に亘って所要肉厚になっているスプライス乗り越え用プレートのように、水平送り装置の送り面に載承されて橋桁が滑動される時に、下板からスプライス乗り越え用プレートに乗り換える際の段差に起因して水平送り装置や橋桁に大きな衝撃を与えることがなく、水平送り装置の耐久性を低下させたり、橋桁に無用な負荷を掛けることがない。
この水平送り装置Aは、前記複数本の鉛直油圧ジャッキ4…の機能で機体1の傾斜量が調節可能で、その機体1に対して送り面であるクローラ6の傾斜量も調節可能にして、鉛直油圧ジャッキ3と、付勢用油圧ジャッキ4とで、クローラ6の高さ及び傾斜具合を微調整可能にしている。
この水平送り装置Aは、ピアP上面に直接設置したり、ピアPに組付けられたサンドル(図示せず)に設置されている。
尚、前記水平送り装置Aは、鉛直油圧ジャッキ3、付勢用油圧ジャッキ4を具備しない単純なタイプであっても良いものである。
本実施の形態では、隣設する橋桁単位体cの下板c2、c2間のスプライス手段Dは、図2に示すように、ウェブwを境に内外に配置した上面側の細帯状のスプライスプレートd1’、d1’と、ウェブwの延長線を跨いで配置した下面側の広幅状のスプライスプレートd1”とを固定金具(ボルト・ナット)d2で締結した構成になっている。
前記磁石8は、本実施の形態では、表面を中央プレート部b1、テーパープレート部b2の上面に対して同面状にして埋設されている。
そして、橋桁Cの所要量の送り込みが完了すると、スプライス乗り越え用プレートBを、吸着力に抗して剥離させる。
尚、テーパープレート部の傾斜具合が急な時には、鉛直油圧ジャッキ、付勢用油圧ジャッキを併用すること自由なものである。
c:橋桁単位体 c2:下板
c1:上板 w:ウェブ
A:水平送り装置 8:磁石
b1:中央プレート部 b2:テーパープレート部
d1:スプライスプレート d2:固定金具
D:スプライス手段
Claims (3)
- 隣設する橋桁単位体の下板に跨設されるスプライス手段の下方に下面が位置するようにスプライス乗り越え用プレートを磁力で剥離可能に吸着させて、橋桁の送り込み時において前記スプライス手段が水平送り装置上を通過する時に前記スプライス乗り越え用プレートが水平送り装置の送り面に載承されるように構成してなり、橋桁を所要量送り込んだ後、前記スプライス乗り越え用プレートを橋桁から吸着力に抗して剥離することを特徴とする橋桁の送り込み方法
- 隣設する橋桁単位体の下板に跨設されるスプライス手段よりも下面を下位に位置させて設けられて、橋桁の送り込みに際して水平送り装置に載承されるスプライス乗り越え用プレートであって、スプライス手段、橋桁単位体の下板に剥離可能に吸着されていることを特徴とする橋桁の送り込み方法に使用されるスプライス乗り越え用プレート。
- 前記スプライス乗り越え用プレートは、下面をスプライス手段よりも下方に位置させる中央プレート部と、該中央プレート部の両長手端に一体または当接状もしくは近接状をもって橋桁の送り込み方向に配され中央プレート部の下面に連続して漸減する傾斜状面を下面とする前後のテーパープレート部とを備え、該中央プレート部、テーパープレート部に、剥離可能に吸着する手段として磁石を埋設していることを特徴とする請求項2記載の橋桁の送り込み方法に使用されるスプライス乗り越え用プレート。
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JP2004250192A JP2006063735A (ja) | 2004-08-30 | 2004-08-30 | 橋桁の送り込み方法及びその送り込み方法に使用されるスプライス乗り越え用プレート |
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JP2006063735A true JP2006063735A (ja) | 2006-03-09 |
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JP (1) | JP2006063735A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007321389A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 橋梁架設工法 |
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2004
- 2004-08-30 JP JP2004250192A patent/JP2006063735A/ja active Pending
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JP2007321389A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 橋梁架設工法 |
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