JP2006063493A - 織機の送出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 送出装置に綾取り棒を備える織機において、綾取り効果を維持して開口不良を抑えると共に、開口運動に伴う経糸の損傷と経糸張力変動を抑える。
【解決手段】 綜絖枠群よりも上流に配設されて織り幅方向に延在する綾取り棒によって、経糸シートを上下2枚の経糸シートに分割する織機の送出装置において、経糸シートは分割後再び1枚の経糸シートに合わされ1以上の案内部材のみに接触してヘルドのメールに達すると共に、前記1以上の案内部材のうち最も下流側の前記案内部材と最も織前側の綜絖枠との間の距離が、該綜絖枠と織前との間の距離の3倍以上かつ6倍以下となるべく、前記案内部材は配設される。
【選択図】図1

Description

本発明は、織機の送出装置に関する。
織機の送出装置には綾取り棒を備えるものがあり、織り幅方向に延在する綾取り棒が、綜絖枠群よりも上流に配設されおり、綾取り棒が経糸間に介在して経糸シートは上下2枚の経糸シートに分割される。(例えば、特許文献1参照。)そのような送出装置では、経糸シートは開口される前に、綾取り棒によって2枚の経糸シートに分割されるので、開口不良を生じるのが抑えられる。即ち、経糸シートは毛羽等によって隣接する経糸同士が互いに絡まった状態であっても、綾取り棒が強制的に分離させて経糸同士の絡まった状態を解消するので、後段の綜絖による開口運動の際、2枚の経糸シートは経糸同士絡まることなく容易に上下に分離され、開口不良が生じるのを抑えられる。
特許文献1の公報では、綜絖枠群よりも上流に、案内部材が2対、経糸方向に離間して設けられると共に、2対の案内部材間に綾取り棒が配設されており、経糸シートは開口される前に上下2枚の経糸シートに分割される。
特許2902669号(第8頁、第3d図)
しかし特許文献1の公報では、前記案内部材の配設位置に関しての記載はなく、そのことに関して何ら考慮されていない。
そのため、下流側の案内部材と綜絖枠との間の距離が大きいと、2枚の経糸シートの経糸同士が再び絡まった状態となって、綾取り棒による経糸シート分割の効果が損なわれる。即ち、下流側の案内部材と綜絖枠との間で経糸シートは、案内部材と無接触状態となって案内部材によって規制されることがなく、織成運動に伴って大きく振動する。綾取り棒によって一旦分割された2枚の経糸シートは、下流側の案内部材と綜絖枠との間の距離が大きく、そのため閉口の前後は長い糸長さに亘って接近した状態に置かれ、経糸シート同士は、織成運動に伴う振動によって織り幅方向に大きく変位するので、毛羽等によって再び絡まった状態となり、綾取り棒による経糸シート分割の効果が損なわれる。
また下流側の案内部材と綜絖枠との間の距離が小さいと、最大開口時、経糸シートは大きく屈曲するので、開口運動に伴って経糸が損傷すると共に、開口運動に伴う経糸径路長さの変化が大きいので、開口運動に伴って経糸張力が大きく変動する。
以上の従来技術の問題点を鑑み、本発明の目的は、送出装置に綾取り棒を備える織機において、綾取り効果を維持して開口不良を抑えると共に、開口運動に伴う経糸の損傷と経糸張力変動を抑えることにある。
本発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、綜絖枠群よりも上流に配設されて織り幅方向に延在する綾取り棒によって、経糸シートを上下2枚の経糸シートに分割する織機の送出装置において、経糸シートは分割後再び1枚の経糸シートに合わされ1以上の案内部材のみに接触してヘルドのメールに達すると共に、前記1以上の案内部材のうち最も下流側の前記案内部材と最も織前側の綜絖枠との間の距離が、該綜絖枠と織前との間の距離の3倍以上かつ6倍以下となるべく、前記案内部材は配設される(請求項1)。
更に、ドロッパ装置は綾取り棒よりも上流側に配設される(請求項2)。
また、経糸シートは分割後1つの案内部材のみに接触してヘルドのメールに達すると共に、2枚の経糸シートがいずれもヘルドのメールの開口運動位置に係わらず前記案内部材によって屈曲状態を維持されるべく、前記案内部材は配設される(請求項3)。
請求項1によれば、経糸シートは綾取り棒による分割後、再び1枚の経糸シートに合わされるので、上経糸と下経糸の開口運動に伴う交錯を極力抑えることができ、上経糸と下経糸が擦れ合うことによる経糸同士の損傷を抑えることができる。
即ち、上経糸と下経糸は最も下流側の案内部材の近傍を交差点として交差し、該交差点は案内部材の近傍に留まり開口運動に伴って大きく前後に移動しないので、交差点、即ち経糸同士の接触箇所が移動することによる経糸同士の擦り合いを抑えることができる。
更に、経糸シートは分割後案内部材のみに積極的に接触されてヘルドのメールに達するので、経糸の損傷を抑えることができる。
即ち、織成運動に伴う振動等の必要としない原因によって、経糸シートは他の経糸シートのヘルドや他の経糸シートと接触することはあっても、ドロッパ装置のドロッパピン等のように積極的に接触されずに、案内部材から無接触でヘルドのメールに達するので、織成運動に伴って激しく振動する経糸とドロッパピン等の接触、即ち擦れ合いがなく、経糸のドロッパピン等の接触による損傷を避けることができる。
更に、最も下流側の案内部材と最も織前側の綜絖枠との間の距離が、該綜絖枠と織前との間の距離の3倍以上かつ6倍以下となるべく、案内部材は配設されているので、綾取り棒による経糸シート分割の効果が損なわれることがなく、また、開口運動に伴って経糸が損傷したり経糸張力が大きく変動するのが抑えられる。
即ち、できるだけ小さな開口運動量で、できるだけ大きな経糸開口、即ちできるだけ大きな緯入れ空間を得るため、後者の最も織前側の綜絖枠と織前との間の距離は、可能な限り小さくなっており、必要最小寸法となってほぼ一定であるので、前者は、前者の後者に対する倍率に比例して大きくなる。従って、前者の後者に対する倍率が3倍以上となるように、前記案内部材が前記綜絖枠から十分離間して配設されておれば、最大開口時の経糸シートの屈曲が抑えられ、開口運動に伴って経糸が損傷するのを抑えることができると共に、開口運動に伴う経糸径路長さの変化が小さいので、開口運動に伴う経糸張力変動を抑えることができる。
また、前者の後者に対する倍率が6倍以下となるように、前記案内部材が前記綜絖枠に接近して配設されておれば、綾取り棒によって一旦分割された2枚の経糸シートは、前記案内部材と前記綜絖枠との間の距離が小さいため、織成運動に伴う振動が抑えられると共に、閉口の前後は短い糸長さで接近した状態に置かれる。そのため、閉口の前後に接近した経糸シート同士が、振動して毛羽等によって再び絡まった状態となるのが抑えられ、綾取り棒による経糸シート分割状態を維持することができる。
請求項2によれば、経糸切れを検出するドロッパ装置は綾取り棒よりも上流側に配設されるので、筬打ち運動や開口運動による経糸シートの振動が、ドロッパ装置のドロッパピンと接触する経糸シート部分に波及するのが抑えられる。従って、経糸が振動してドロッパピンと擦れ合うのが抑えられ、経糸の損傷が抑えられるほか、ドロッパピンの経糸による摩耗も抑えられる。
請求項3によれば、経糸シートは分割後1つの案内部材のみに接触してヘルドのメールに達すると共に、2枚の経糸シートがいずれもヘルドのメールの開口運動位置に係わらず前記案内部材によって屈曲状態を維持されるべく、前記案内部材は配設されるので、前記案内部材に対向する案内部材を配設する必要がない。
即ち、ヘルドのメールの開口運動位置に係わらず、2枚の経糸シートはいずれも案内部材との当接状態が維持されているので、経糸シートを分割後再び1枚の経糸シートに合わせ、その状態をヘルドのメールの開口運動位置に係わらず維持するために、前記案内部材に対向する案内部材を配設する必要がない。そのため、装置の構成が簡単になるほか、経糸シートを互いに対向する案内部材間に挿通する必要がないので、経糸シートの引き揃え作業が容易となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1から図4に示すのは、空気噴射式織機の送出装置50における本発明の第1の実施例である。図1は送出装置50、開口装置70および筬打ち装置80を示す全体図であり、筬が送出側に最も後退した最大開口状態を示す。図2は図1の要部拡大図を示す。図3、図4は共に筬打ち状態を示す要部拡大図である。
送出装置50は、送出ビーム3と、織機のフレーム1に支持されるバックロール4と、経糸シート2に自重で接する複数のドロッパピン5を備えるドロッパ装置51と、テンションロール6と、一端にテンションロール6を回転可能に保持するテンションレバー7と、フレーム1に固定されテンションレバー7を軸支するブラケット8と、ロードセル14と、フレーム1に固定されロードセル14を軸支するブラケット15と、ロードセル14に螺合されテンションレバー7の他端に設けられる貫通孔に挿通される支持ボルト10と、支持ボルト10に挿通される圧縮コイルスプリング9と、圧縮コイルスプリング9の一端を保持し該スプリング9によってテンションレバー7に押圧されるスプリングホルダ11と、支持ボルト10に螺合され圧縮コイルスプリング9の他端を保持する支持ナット12と、支持ボルト10に螺合され支持ナット12をロックするロックナット13と、綾取り棒を構成する綾取りシャフト20と、綾取りシャフト20が固定されるシャフトホルダ21と、フレーム1に軸支されシャフトホルダ21が図示しないボルトによって割締め取付される揺動シャフト22と、揺動シャフト22に固定されるタイミングプーリ23と、フレーム1に固定されるモータ26と、モータ26の出力軸に固定されるタイミングプーリ24と、タイミングプーリ23、24間に掛けわたされるタイミングベルト25と、案内部材を構成しフレーム1に軸支されるガイドロール27とを含む。
送出ビーム3から供給された経糸シート2は、バックロール4、ドロッパ装置51を経てテンションロール6の下側面に接した後、案内部材を構成するテンションロール6の下側面よりも上方に位置するガイドロール27の上側面に導かれる。経糸シート2は、テンションロール6とガイドロール27の間で、綾取り棒を構成する綾取りシャフト20によって分割され、第1経糸シート2aと第2経糸シート2bとなって、それぞれ綾取りシャフト20の下側面および上側面に接する。これにより、経糸シート2は、両経糸シート2a、2bの隣り合う経糸同士が毛羽の絡みや糊の固着によって一部がくっついた状態であっても、上下に引き裂かれて接合状態が解消される。両経糸シート2a、2bは、ガイドロール27の上側面で再び1枚の経糸シートに合わされた後、再び上下に分かれて第1経糸シート2aと第2経糸シート2bのそれぞれの経糸2aa、2bbは、開口装置70の各綜絖枠72の各ヘルド71のメール71aに達し、織前40との間に経糸開口が形成されると共に、ガイドロール27の上側面と織前40を繋いでワープラインが、ほぼ水平に形成される。経糸開口内に緯入れされた緯糸は、図3、図4に示す経糸開口が閉口し逆開口移行後の幾らか開口状態の時に、筬81によって織前40に筬打ちされ、経糸2aa、2bbと交錯して織布41が織成される。
テンションロール6によって経糸シート2の経糸張力が検出されており、テンションレバー7を介して圧縮コイルスプリング9によって付勢されたテンションロール6が、経糸シート2の上側を押圧しており、その押圧力、即ち経糸張力が、フレーム1に軸支されているロードセル14を圧縮コイルスプリング9、支持ボルト10を介して引っ張る。ロードセル14によってその引っ張り力が測定されて、経糸張力が検出され、検出値に基づいて送出ビーム3の回転が制御され、経糸張力が制御される。
綾取りシャフト20は、モータ26によって駆動され、揺動シャフト22を中心に織成運動と連動して揺動している。図2には、筬が送出側に最も後退した最大開口時における綾取りシャフト20の位置が示され、図3には、閉口後、逆開口に移行して、第1経糸シート2aの経糸2aaが下経糸となった筬打ち時における綾取りシャフト20の位置が示され、図4には、閉口後、逆開口に移行して、第2経糸シート2bの経糸2bbが下経糸となった筬打ち時における綾取りシャフト20の位置が示されている。
図3において、綾取りシャフト20は下方に位置する。そのため第1経糸シート2aは大きく屈曲すると共に、第2経糸シート2bは少ししか屈曲しない。大きく屈曲することにより経糸径路長さが長くなり、経糸張力は大きくなる。逆に屈曲が小さくなれば経糸径路長さが短くなり、経糸張力は小さくなる。従って、第1経糸シート2aに繋がり下経糸である経糸2aaと、第2経糸シート2bに繋がり上経糸である経糸2bbに張力差が生じ、下経糸である経糸2aaの方が上経糸である経糸2bbよりも経糸張力が高くなる。
図4において、綾取りシャフト20は上方に位置する。そのため第2経糸シート2bは大きく屈曲すると共に、第1経糸シート2aは少ししか屈曲しない。従って、第2経糸シート2bに繋がり下経糸である経糸2bbと、第1経糸シート2aに繋がり上経糸である経糸2aaに張力差が生じ、下経糸である経糸2bbの方が上経糸である経糸2aaよりも経糸張力が高くなる。
図3、図4のように、上経糸と下経糸のうち一方の経糸張力を、他方よりも高くした状態で筬打ちを行うことにより、緯糸は、経糸張力の弱い他方側に変位して、前に緯入れされた緯糸に一部分が重なったり、またはより接近した状態となって、より密な状態となり、緯糸が密な状態で織前40が形成されるので、織布41には堅固な織前40が形成され、高品質の織布41を織成することができる。
経糸シート2は第1経糸シート2aと第2経糸シート2bに分割された後、案内部材であるガイドロール27のみに接触してヘルド71のメール71bに達しており、開口運動や筬打ち運動等の織成運動に伴って生ずる振動のために、隣接するヘルド71や経糸2aa、2bbと接触しても、ガイドロール27とメール71b間を、ドロッパピン5などの他の装置の部材と無接触状態に置かれるので、それらの部材による損傷を避けることができる。
図2、図3および図4に示されるように、メール71aと綾取りシャフト20上側面、およびメール71aと綾取りシャフト20下側面を繋ぐ経糸径路は、ヘルド71のメール71aの開口運動位置に係わらず、案内部材であるガイドロール27によって屈曲している。即ち、ガイドロール27は、メール71aの開口運動位置と綾取りシャフト20の揺動運動位置に基づいて配設され、前記の経糸径路は、屈曲状態が全織成周期に亘って維持される。これにより、両経糸シート2a、2bがガイドロール27から離間するのを防止する部材を、ガイドロール27に対向して設ける必要がない。
L1は、ガイドロール27と最も織前側のメール71aとの間の距離であり、最も下流側の案内部材と最も織前側の綜絖枠との間の距離を示す。L2は、最も織前側のメール71aと織前40との間の距離であり、最も織前側の綜絖枠と織前との間の距離を示す。本実施例では、L1は485mmであり、L2は90mmであり、L1はL2の5.4倍である。このように、最も下流側の案内部材と最も織前側の綜絖枠との間の距離L1が、最も織前側の綜絖枠と織前との間の距離L2の、3倍以上かつ6倍以下となるように、ガイドロール27は配設されている。これにより、開口運動に伴う経糸の損傷や経糸張力変動を抑えることができ、また、綾取り棒による経糸シート分割状態を維持することができる。
ドロッパ装置5は、綾取り棒である綾取りシャフト20よりも上流側に配設ており、バックロール4とテンションロール6との間に配設されている。これにより、筬打ち運動や開口運動に伴う経糸シート2の振動は、ドロッパ装置5のドロッパピン5の係合箇所の経糸シート2まで波及するのが抑えられ、経糸およびドロッパピンの振動による損傷および摩耗を避けることができる。なお、ドロッパ装置5は、経糸ガイド52を上下に一対対向して設けることにより、テンションロール6よりも下流側、即ちテンションロール6と綾取りシャフト20との間に配設してもよい。
図5に示す変形例のように、綾取りシャフト20は、最大揺動位置では2枚の経糸シート2a、2bの一方から離間してもよく、筬打ち時の下経糸と上経糸の張力差をより大きくすることができる。
綾取りシャフト20は、織成運動に連動して揺動するが、適切な位置に固定されてもよい。また、綾取りシャフト20は、図5に示す変形例の最大揺動位置に固定してもよく、2枚の経糸シート2a、2bの一方から常時離間し、一方を全織成周期に亘って他方より低張力に維持するので、特に弱い経糸を一方に用いる場合は好ましい。また、綾取りシャフト20はシャフトホルダ21に固定されているが、回転可能に支持されてもよい。
案内部材であるガイドロール27は、フレーム1に軸支されているが、フレーム1に固定されて回転不能であってもよい。また、ガイドロール27の下流に、更に案内部材を設けてもよい。その場合、ガイドロール27の下流の案内部材は、最も下流側の案内部材となって最も織前側の綜絖枠72との間の距離L1が決定される。
本実施例では、ガイドロール27の上側面によって2枚の経糸シート2a、2bが屈曲し、メール71aの開口運動位置に係わらず2枚の経糸シート2a、2bの屈曲が維持されるように、バックロール4からテンションロール6に至る経糸径路の下流端、即ちテンションロール6の下側面が、ガイドロール27の上側面よりも低い位置に配設されている。しかし、ガイドロール27の下側面によって2枚の経糸シート2a、2bが屈曲するように、ガイドロール27とテンションロール6を配設してもよい。
図6に示すのは、本発明の第2の実施例であり、ガイドロール27はテンションロール6よりも低い位置に配設されて、テンションロール6の上側面はガイドロール27の下側面よりも高い位置に位置し、ガイドロール27の下側面によって2枚の経糸シート2a、2bが屈曲する。バックロール4からテンションロール6に至る経糸径路を、第1の実施例よりも上方に形成するので、より大きな送出ビームを搭載することができる。
本発明は上記のいずれの実施例にも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々に変更することが可能である。
本発明の第1の実施例の織機の送出装置、開口装置および筬打ち装置を示す 全体図である。 図1の要部拡大図である。 筬打ち状態を示す要部拡大図である。 筬打ち状態を示す要部拡大図である。 第1の実施例の変形例である。 本発明の第2の実施例である。
符号の説明
1 フレーム
2 経糸シート
2a 第1経糸シート
2aa 経糸
2b 第2経糸シート
2bb 経糸
3 送出ビーム
4 バックロール
5 ドロッパピン
6 テンションロール
7 テンションレバー
8 ブラケット
9 圧縮コイルスプリング
10 支持ボルト
11 スプリングホルダ
12 支持ナット
13 ロックナット
14 ロードセル
15 ブラケット
20 綾取りシャフト
21 シャフトホルダ
22 揺動シャフト
23 タイミングプーリ
24 タイミングプーリ
25 タイミングベルト
26 モータ
27 ガイドロール
40 織前
41 織布
50 送出装置
51 ドロッパ装置
52 経糸ガイド
70 開口装置
71 ヘルド
71a メール
72 綜絖枠
80 筬打ち装置
81 筬

Claims (3)

  1. 綜絖枠群よりも上流に配設されて織り幅方向に延在する綾取り棒によって、経糸シートを上下2枚の経糸シートに分割する織機の送出装置において、経糸シートは分割後再び1枚の経糸シートに合わされ1以上の案内部材のみに接触してヘルドのメールに達すると共に、前記1以上の案内部材のうち最も下流側の前記案内部材と最も織前側の綜絖枠との間の距離が、該綜絖枠と織前との間の距離の3倍以上かつ6倍以下となるべく、前記案内部材は配設されることを特徴とする織機の送出装置。
  2. ドロッパ装置は綾取り棒よりも上流側に配設されることを特徴とする請求項1記載の織機の送出装置。
  3. 経糸シートは分割後1つの案内部材のみに接触してヘルドのメールに達すると共に、2枚の経糸シートがいずれもヘルドのメールの開口運動位置に係わらず前記案内部材によって屈曲状態を維持されるべく、前記案内部材は配設されることを特徴とする請求項1および請求項2記載の織機の送出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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