JP2006062033A - 3次元自由曲面を有する部材の研磨工程 - Google Patents

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こずえ 内田
Tomoya Ueda
朋也 上田
Toshio Mori
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Abstract

【課題】複数の3次元自由曲面を有する部材を電解砥粒研磨とその他の研磨方法を組み合わせる事により研磨時間の短縮を図ることができる研磨工程を提供する。
【解決手段】複数の3次元自由曲面を有する部材の研磨工程において、電解砥粒研磨手段と、バレル研磨手段、バフ研磨手段、電子ビーム加工手段、およびショットブラスト手段の1種類以上とを組み合わせて研磨を行う。
【選択図】図1−(a)

Description

本発明は複数の3次元曲面を有する部材の研磨方法に関するものである。
被加工物が、例えば金型その他の複雑な凹凸表面を有する金属部材等のような任意の自由曲面を鏡面研磨するものとして、電解により被加工物表面に生じる不働態皮膜を砥粒で除去し、それによって被加工物表面を鏡面研磨するようにした電解砥粒研磨が提案されている。(特許文献1参照)。
特公平4−20727号公報(特許請求の範囲の請求項1、2頁4欄〜4頁7欄、および第3図)
しかしながら、上記の従来技術は、複数の3次元曲面を有する部材が例えばチタンの場合、機械加工(切削、研磨)が難しく、その研磨を電解砥粒研磨で行っても、表面粗さが0.1μmRa以下を実現するには研磨時間に長時間を要してしまう問題点を有する。
そこで、本発明は上述した点に鑑み、複数の3次元自由曲面を有する部材を電解砥粒研磨とその他の研磨方法を組み合わせる事により研磨時間の短縮を図ることを目的とするものである。
前記課題を達成する本発明の第1の態様は、複数の3次元自由曲面を有する部材の研磨工程において、電解砥粒研磨手段と、バレル研磨手段、バフ研磨手段、電子ビーム加工手段、およびショットブラスト手段の1種類以上とを組み合わせて研磨を行うことにより微小な取りしろでワークの形状を崩さない精密な研磨と、複雑な凹凸表面を有する任意の自由曲面に対し、高能率な研磨加工を可能にしたことを特徴とする3次元自由曲面を有する部材の研磨工程にある。
したがって、電解砥粒研磨手段にバレル研磨手段、バフ研磨手段、レーザー研磨手段、及びショットブラスト手段とを組み合わせて研磨することにより、その相乗効果によって研磨時間の大幅な短縮を図ることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、上記の研磨された3次元自由曲面を有する部材の表面粗さは、0.1μmRa以下を実現したことを特徴とする3次元自由曲面を有する部材の研磨工程にある。
したがって、大幅な研磨時間の短縮と共に表面粗さが、0.1μmRa以下の実現を図ることができる。
本発明の第3の態様は、第1、および第2の態様において、上記のバレル研磨手段は電解砥粒研磨手段の前又は/及び後の工程で行うものであり、且つ荒バレル研磨又は/及び仕上げバレル研磨であることを特徴とする3次元自由曲面を有する部材の研磨工程にある。
したがって、3次元自由曲面を有する部材の複雑な形状の内面を研磨するのに適しているバレル研磨手段を電解研磨手段の前後の工程でバレル研磨手段を併用し、且つ荒バレル研磨又は/及び仕上げバレル研磨を適用し、より表面粗さ(Ra)の最小化と研磨時間の短縮を図ることができる。
本発明の第4の態様は、第1、第2、および第3の態様において、上記の電解砥粒研磨手段は、電解砥粒自動研磨又は/および電解砥粒手動研磨で行うものであることを特徴とする3次元自由曲面を有する部材の研磨工程にある。
したがって、上記の構成によれば、電解砥粒研磨手段は、電解砥粒自動研磨又は/および電解砥粒手動研磨を行うものであるので、3次元自由曲面を有する部材の形状及び研磨する部位が複雑であり研磨しにくい場合は電解砥粒手動研磨を適用し、電解砥粒自動研磨、電解砥粒手動研磨を使い分け、研磨時間の短縮を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を説明する。
図1−(a)〜(g)は本発明の電解砥粒研磨手段(電解砥粒自動研磨手段または/および電解砥粒手動研磨手段)と、バレル研磨手段、バフ研磨手段、電子ビーム加工手段、およびショットブラスト手段の1種類以上とを組み合わせて研磨を行う工程フローチャートの例を示すものである。
図1−(a)本発明の電解砥粒研磨手段(電解砥粒自動研磨手段または/および電解砥粒手動研磨手段)と、バレル研磨手段、バフ研磨手段、電子ビーム加工手段、およびショットブラスト手段の1種類以上とを組み合わせて研磨を行う工程フローチャートの1例を、図1−(b)は2例を、図1−(c)は3例を、図1−(d)は4例を、図1−(e)はの5例を、図1−(f)は6例を、図1−(g)は7例をそれぞれ示すものである。
なお、上記の図1−(a)〜(g)は本発明の電解砥粒研磨手段(電解砥粒自動研磨手段または/および電解砥粒手動研磨手段)と、バレル研磨手段、バフ研磨手段、電子ビーム加工手段、およびショットブラスト手段の1種類以上とを組み合わせて研磨を行う工程フローチャートの1〜7例を示すものであり、これに限定されるものではない。
以下に、上記のそれぞれの研磨手段について、具体的に説明する。
図2〜4は本発明の電解砥粒研磨手段である電解砥粒自動研磨装置の自動化ラインの1例を示したものである(特願2004-220354号参照のこと)。
図2は平面図を、図3は正面図、図4は側面図を示したものである。
上記の電解砥粒自動研磨装置の自動化ラインはパレット搬入レーン3−1とパレット搬出レーン3−2からなるパレット搬送ライン3と、研磨ライン4と、該パレット搬送ライン3と該研磨ライン4間でのパレット移動手段(オートパレットチェンジャー=APC(Auto Palette Changer))10からなり、該パレット搬送手段は該搬入レーン3−1と該搬出レーン3−2の2列で平行配置され、該搬入レーン3−1は研磨前の該パーツ(複数の3次元自由曲面を有する部材)1を搭載した該パレット2が図2の矢印方向(紙面に向かって右から左方向に)に搬送され、該搬出レーン3−2は研磨後の該パーツ(複数の3次元自由曲面を有する部材)1を搭載した該パレット2を図2の矢印方向(紙面に向かって左から右方向に)に搬送させる。
該研磨ライン4は該研磨槽5、該ツールホルダー6、該スピンドル7で構成され、図2に示すごとく該研磨槽5と該ツールホルダー6は一体的になっており、テーブル9上を図3のX軸方向に移動するものである。また、該スピンドル7は図3のZ軸方向(紙面に向かって上下方向)、及び図4のY軸方向に移動するものである。
パレット移動手段10は該搬送ライン3と該研磨ライン4の一方端に跨って、図2、及び2において紙面に向かって左端に設置され、パレット移動手段10を構成するパレット該搬送アーム11は図4に示すごとくZ軸方向(紙面に向かって上下方向)、及び決められた高さでのY軸方向(該搬送ライン3、及び該研磨ライン4の長手方向に対して直角な方向)に動くことによって、研磨前のパーツ(複数の3次元自由曲面を有する部材)1が搭載された該パレット2を該搬入レーン3−1から該研磨ライン4の該研磨槽5に移し、研磨後のパーツ(複数の3次元自由曲面を有する部材)1を該研磨槽5から該搬出レーン3−2に移すものである。
図4の制御装置13は本発明の電解砥粒自動研磨装置を構成する搬送ライン3、研磨ライン4、及びパレット移動手段10を自動的に制御するためのCPUで構成された制御装置13である。
上記の本発明の電解砥粒自動研磨装置の自動化ラインは、該搬送ライン3と該研磨ライン4はそれぞれのラインの長手方向で平行に配置されているので、ラインの長さを短くでき、かつ、面積的にも無駄のない配置となっており、設置場所にフレキシビィリティを有するものである。さらに、該搬送ライン3と該研磨ライン4間の該パーツ(複数の3次元自由曲面を有する部材)1の移動はパレット搬送アーム11によるパレット移動手段10により自動化を実現している。さらに、複数の3次元自由曲面を有する該パーツ(複数の3次元自由曲面を有する部材)1を研磨するのに、複数の3次元自由曲面に応じて複数種類の該研磨工具8を必要とし、該研磨工具8を自動的に交換できる自動工具交換手段(オートツールチェンジャー=ATC(Auto Tool Changer))手段を備え、かつ、複数の3次元自由曲面を有する該パーツ(複数の3次元自由曲面を有する部材)1の電解砥粒研磨を複数の3次元自由曲面に応じた複数の該研磨工具8により自動化を実現したものである。
上記において、電解砥粒研磨は、研磨前の該パーツ(複数の3次元自由曲面を有する部材)1がセットされた該研磨槽5が図3のX軸方向に動き、該研磨工具8がチャッキングされた該スピンドル7付近で停止される。停止された該パーツ(複数の3次元自由曲面を有する部材)1の3次元自由曲面k1の近傍に該スピンドル7が降下し、回転する該スピンドル7の該研磨工具8が該パーツ(複数の3次元自由曲面を有する部材)1の3次元自由曲面に接触し、接触部分にノズル12から電解液(砥粒なし、または砥粒を含む)を流しながら、該研磨工具8をマイナス極、該パーツ(複数の3次元自由曲面を有する部材)1をプラス極として電解液を介して該研磨工具8と該パーツ(複数の3次元自由曲面を有する部材)1間に電流をながし電解砥粒研磨が行われる。
次に、電解砥粒研磨手段の電解砥粒手動研磨について、図5〜7に基づき説明する(特願2003-097904号参照のこと)。
図5において、研磨工具8は研磨工具回転シャフト15を有し、前記研磨工具回転シャフト15は回転駆動機18によりフレキシブル回転シャフト17を介して回転するものである。前記回転駆動機18は回転駆動機用電源27により駆動される。
上記研磨工具8の研磨工具回転シャフト15の回転は、図7−(a)に示すように、研磨工具回転シャフト15の軸の中心点Oを中心に回転しながら、研磨工具回転シャフト15の軸の中心点Oが円Pの半径rの円周上を移動しながら回転する揺動回転をするものである。このような回転について説明すると、図7−(a)において、Oは研磨工具8の中心点であり、Aは研磨工具1上の任意の点(実際には研磨電極の先端設けられた研磨体の外周に相当する)であり、RはOからAまでの距離(実際には研磨工具8の中心点から研磨体26外周までの半径)であり、ω1は研磨工具8の回転数を示すものであり、研磨工具8は工具中心点Oを中心にして回転数ω1で回転している。更に、工具回転をしながら研磨工具8の中心点Oは、円Pの円周上を移動しながら回転数ω2で回転する。この回転が揺動回転である。
図6に示すように、研磨工具8の研磨工具回転シャフト15の先端部には研磨砥粒を含有する粘弾性体である研磨体26が形成されている。前記研磨体26には螺旋状のスリット16が形成されており、前記スリット16の間には銅線からなる電極線14が嵌め込まれている。そして、前記電極線14は研磨工具8の電極工具回転シャフト15に電気的に接続されている。前記電極線14はスリット16の深さよりも直径小さくし、研磨体26の表面よりも出ないようにする。
図5において、電解液供給装置19は電解液23をシリンジ20から圧送するものであり、シリンジ20より電解液23が供給される。
電解液23の供給は、図6に示すように研磨体26が被加工物の金属部材1に当接する箇所の近傍に供給され、供給された電解液23は電解液回収容器25に回収される。
図5において、整流器24より直流電流供給用電線21を介して、研磨体26とスリット16に埋め込まれている電極線14をマイナス電極、被加工物の金属部材1をプラス電極として電流が印加される。
図5において、電流を流す直流電流供給用電線21は回転駆動機18とフレキシブル回転シャフト17の取付け部に接続され、電極線14から研磨工具8の研磨工具回転シャフト15とフレキシブル回転シャフト17を通って電流が流れるものである。
被加工物の金属部材1に印加された電流は電解液23を通して電極線14に流れる。流す電流は電流計22で電流を読み取り、電流密度で管理する。
上記の3次元自由曲面の電解砥粒手動研磨装置は、回転駆動機18と研磨工具8はフレキシブルなシャフトで連結されているので、研磨工具8の大きさが小さくでき、かつ重量も小さくなり、手動で小さな部材の複雑な3次元自由曲面を研磨することが可能となる。また、研磨工具8の回転はシャフトの軸中心の回転と共にシャフトの軸中心点が円Pの円周上を移動しながら回転する揺動回転をするものであるので、研磨に際し発熱が少なく、熱くなりにくい、また研磨力が向上し、早く作業ができる、また小さい力で研磨でき、研磨面がきれいである、また巻き込みがなく、跳ね返りもないので安全である、細部まで研磨ができ、エッジ部、稜線部をダラさずに偏った研磨が防止できる、研磨体の目詰まりを起こし難く、研磨体の長寿命化が可能となるものである。
次に、バレル研磨手段について説明する。
バレル研磨手段は一般的にバレル研磨と呼ばれているものであり、被加工物と研磨材(メディア)との相対摩擦によるバリ取り、表面研磨などの加工をおこなう方法である。特殊な工具などを必要とせず、面を均一に処理することができる。
荒バレル研磨と仕上げ研磨の違いは、荒バレル研磨は仕上げバレル研磨よりも研削力が強い、整面する働きを有するものをいい(仕上げバレルの前処理)、仕上げバレル研磨は研削力はあまりなく、鏡面にする作用を有するものをいい、メディアの大きさ、材質(セラミック、プラスチック、プラスチックよりも弾性のあるもの)、及び湿式か乾式などを適宜選んで決められる。
次に、バフ研磨手段について説明する。
布製またはその他の材料で作られた研磨輪(バフ)の周囲(表面)に種々の研磨剤を付けて研磨輪(バフ)回転させて素材を研磨するものである。素材表面に光沢を出したい場合などに仕上げ研磨として有効である。部材の平面、凸面の仕上げ研磨に適している。
次に、電子ビーム加工手段について説明する。
非常に短い時間内に電子ビームを広範囲に照射し、表面より2μm程度の深さにおいて急速溶解と急速冷却が行われることによって面粗さ面粗さでは、加工する前の約1/4程度に面粗度を良くすることが可能であり、また急熱急冷により加工表面はアモルファス化されるので、より光沢が増し、錆にも強い面が得られる。仕上げ研磨に有効である。
次に、ショットブラスト手段について説明する。
無数のメディア(鉄粉の様な硬い物から、ガラスパウダー、クルミの殻の粉、ナイロン樹脂の粉など)をエアーの力で高速で製品表面に投射し、スケール除去及び表面研磨を行うもの。広範囲を短時間で均一に処理できる。
次に、本発明の複数の3次元曲面を有する部材について説明する。その1例を図8−(a)〜(c)に示す。同図−(a)は1例の1つ目を示す断面図であり、同図−(b)は1例の2つ目を示す断面図であり、同図−(c)は1例の3つ目を示す斜視図である。k1〜k4は研磨面を示すものである。
また、複数の3次元曲面を有する部材の材質は、チタン(Ti)、ステンレス、モリブデン(Mo)、タンタル(Ta)、タングステン(W)など機械加工(切削、研磨)が難しい金属に適用できる。
次に、上記の図1−(a)〜(g)に示す、本発明の電解砥粒研磨手段(電解砥粒自動研磨手段または/および電解砥粒手動研磨手段)と、バレル研磨手段、バフ研磨手段、電子ビーム加工手段、およびショットブラスト手段の1種類以上とを組み合わせて研磨を行う工程フローチャートの1〜7例における研磨時間の結果を比較例と共に表1〜4に示す。
表1は図8−(a)の研磨面k1を研磨した場合、表2は図8−(b)の内面k2を研磨した場合、表3は図8−(b)の外面k3を研磨した場合、表4は図8−(c)の外面k4を研磨した場合の結果を示したものである。各表中の%は研磨率を示し、30%は表面粗さ0.4μmRa以下を、50%は表面粗さ0.35μmRa以下を、60%は表面粗さ0.3μmRa以下を、65%は表面粗さ0.28μmRa以下を70%は表面粗さ0.25μmRa以下を、80%は表面粗さ0.2μmRa以下を、85%は表面粗さ0.18μmRa以下を、90%は表面粗さ0.15μmRa以下を、95%は表面粗さ0.12μmRa以下を、100%は表面粗さ0.1μmRa以下の場合を示し、○は実施する工程、―は実施しない工程、△は電解砥粒研磨時間が他の工程の追加によって時間短縮される工程、×は他の工程の追加によって廃止できる工程を示すものである。





上記の表1〜4の結果から、本発明の3次元自由曲面を有する部材の研磨工程は、比較例に比べて、研磨時間の大幅な短縮が図られることが明らかである。
このように本発明の3次元自由曲面を有する部材の研磨工程は、電解砥粒研磨手段にバレル研磨手段、バフ研磨手段、ショットブラスト手段、電子ビーム加工手段の1種類以上を組み合わせることにより、研磨時間の大幅な短縮が図られ、複雑な凹凸表面を有する任意の自由曲面に対し、高能率な研磨加工を可能にすると共に、微小な取りしろでワークの形状を崩さない精密な研磨を実現した画期的な研磨工程の提供を可能にしたものである。
なお、上記の表1〜4は、上記の図1−(a)〜(g)の工程フローチャートの1例を示すものである。
本発明の電解砥粒研磨手段にバレル研磨手段、バフ研磨手段、ショットブラスト手段、電子ビーム加工手段の1種類以上を組み合わせることにより、研磨時間の大幅な短縮が可能となり、手動研磨よりも大幅な研磨時間の短縮が図られた電解砥粒研磨手段よりもさらに研磨時間の短縮が可能となり、複数の3次元自由曲面を有するパーツの精密研磨に寄与するところ大である。
本発明の電解砥粒研磨手段(電解砥粒自動研磨手段または/および電解砥粒手動研磨手段)と、バレル研磨手段、バフ研磨手段、電子ビーム加工手段、およびショットブラスト手段の1種類以上とを組み合わせて研磨を行う工程フローチャートの1例を示すものである。 本発明の電解砥粒研磨手段(電解砥粒自動研磨手段または/および電解砥粒手動研磨手段)と、バレル研磨手段、バフ研磨手段、電子ビーム加工手段、およびショットブラスト手段の1種類以上とを組み合わせて研磨を行う工程フローチャートの2例を示すものである。 本発明の電解砥粒研磨手段(電解砥粒自動研磨手段または/および電解砥粒手動研磨手段)と、バレル研磨手段、バフ研磨手段、電子ビーム加工手段、およびショットブラスト手段の1種類以上とを組み合わせて研磨を行う工程フローチャートの3例を示すものである。 本発明の電解砥粒研磨手段(電解砥粒自動研磨手段または/および電解砥粒手動研磨手段)と、バレル研磨手段、バフ研磨手段、電子ビーム加工手段、およびショットブラスト手段の1種類以上とを組み合わせて研磨を行う工程フローチャートの4例を示すものである。 本発明の電解砥粒研磨手段(電解砥粒自動研磨手段または/および電解砥粒手動研磨手段)と、バレル研磨手段、バフ研磨手段、電子ビーム加工手段、およびショットブラスト手段の1種類以上とを組み合わせて研磨を行う工程フローチャートの5例を示すものである。 本発明の電解砥粒研磨手段(電解砥粒自動研磨手段または/および電解砥粒手動研磨手段)と、バレル研磨手段、バフ研磨手段、電子ビーム加工手段、およびショットブラスト手段の1種類以上とを組み合わせて研磨を行う工程フローチャートの6例を示すものである。 本発明の電解砥粒研磨手段(電解砥粒自動研磨手段または/および電解砥粒手動研磨手段)と、バレル研磨手段、バフ研磨手段、電子ビーム加工手段、およびショットブラスト手段の1種類以上とを組み合わせて研磨を行う工程フローチャートの7例を示すものである。 本発明の電解砥粒研磨手段の電解砥粒自動研磨装置の自動化ラインの1例を示したものであり、その平面図を示す。 本発明の電解砥粒研磨手段の電解砥粒自動研磨装置の自動化ラインの1例を示したものであり、その正面図を示す。 本発明の電解砥粒研磨手段の電解砥粒自動研磨装置の自動化ラインの1例を示したものであり、その側面図を示す。 本発明の電解砥粒研磨手段の電解砥粒手動研磨装置の斜視図を示すものである。 図4の○部の拡大詳細図を示すものである。 図4の電解砥粒手動研磨装置での研磨工具8の工具回転と揺動回転の動作を示す説明図を示すものである。 図4の電解砥粒手動研磨装置での研磨工具8の研磨工具回転と揺動回転の軌跡を示すものである。 本発明の複数の3次元自由曲面を有する部材の1例を示すものであり、1例の1つ目を示す断面図である。 本発明の複数の3次元自由曲面を有する部材の1例を示すものであり、1例の2つ目を示す断面図であり、同図(c)は1例の3つ目を示す斜視図である。 本発明の複数の3次元自由曲面を有する部材の1例を示すものであり、1例の3つ目を示す斜視図である。
符号の説明
1 複数の3次元自由曲面を有する部材
2 パレット
3 搬送ライン
3−1 搬入レーン
3−2 搬出レーン
4 研磨ライン
5 研磨槽
6 ツールホルダー
7 スピンドル
8 研磨工具
9 テーブル
10 パレット移動手段
11 搬送アーム
12 ノズル
13 制御装置
14 電極線
15 研磨工具回転シャフト
16 弾性体のスリット
17 フレキシブル回転シャフト
18 回転駆動機
19 電解液供給装置
20 シリンジ
21 直流電流供給用電線
22 電流計
23 電解液
24 整流器
25 電解液回収容器
26 研磨体
27 回転駆動機用電源
O 研磨工具回転シャフトの軸中心点
A 研磨工具上の任意の点
R OからAまでの距離
P 揺動中心点
r 揺動半径
ω1 研磨工具回転シャフトの回転数
ω2 揺動回転数
k1 図8−(a)の複数の3次元自由曲面を有する部材の研磨面を示す。
k2 図8−(b)の複数の3次元自由曲面を有する部材内面の研磨面を示す。
k3 図8−(b)の複数の3次元自由曲面を有する部材外面の研磨面を示す。
k4 図8−(c)の複数の3次元自由曲面を有する部材の研磨面を示す。

Claims (4)

  1. 複数の3次元自由曲面を有する部材の研磨工程において、電解砥粒研磨手段と、バレル研磨手段、バフ研磨手段、電子ビーム加工手段、およびショットブラスト手段の1種類以上とを組み合わせて研磨を行うことにより微小な取りしろでワークの形状を崩さない精密な研磨と、複雑な凹凸表面を有する任意の自由曲面に対し、高能率な研磨加工を可能にしたことを特徴とする3次元自由曲面を有する部材の研磨工程。
  2. 上記の研磨された3次元自由曲面を有する部材の表面粗さは、0.1μmRa以下を実現したことを特徴とする請求項1に記載の3次元自由曲面を有する部材の研磨工程。
  3. 上記のバレル研磨手段は電解砥粒研磨手段の前又は/及び後で行うものであり、且つ荒バレル研磨又は/及び仕上げバレル研磨を含むことを特徴とする請求項1、及び2に記載の3次元自由曲面を有する部材の研磨工程。
  4. 上記の電解砥粒研磨手段は、電解砥粒自動研磨又は/および電解砥粒手動研磨を行うものであることを特徴とする請求項1、2、及び3に記載の3次元自由曲面を有する部材の研磨工程。
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