JP2006061723A - 使い捨てブラシ - Google Patents
使い捨てブラシ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006061723A JP2006061723A JP2005332738A JP2005332738A JP2006061723A JP 2006061723 A JP2006061723 A JP 2006061723A JP 2005332738 A JP2005332738 A JP 2005332738A JP 2005332738 A JP2005332738 A JP 2005332738A JP 2006061723 A JP2006061723 A JP 2006061723A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- protrusions
- disposable brush
- protrusion
- vicinity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Brushes (AREA)
Abstract
【解決手段】基板2及び該基板2の一面2Sに該基板2の一部を突出させて形成した多数の突起3、3・・・を有する使い捨てブラシにおいて、前記基板2の中央部21に位置する複数の突起3A、3A・・・それぞれの基面3Sの面積S1が、該基板2の周縁部22近傍に位置する複数の突起3C、3C・・・それぞれの基面3Sの面積S3より大きく、前記突起3、3・・・は、前記基板2の中央部21における配置密度T1が、該基板2の周縁部22近傍における配置密度T2よりも疎になるように配設されている。
【選択図】図1
Description
このように、従来の使い捨てブラシは、突起の高さが低いため、ブラッシング性能が十分ではなく、特に、ブラッシング対象物が長い毛を有している場合には、ブラッシング性能の不足が顕著であった。
また、本発明は、基板及び該基板の一面に該基板の一部を突出させて形成した多数の突起を有する使い捨てブラシにおいて、前記突起は、前記基板の中央部における配置密度が、該基板の周縁部近傍における配置密度よりも疎になるように配設されている使い捨てブラシ(以下、「第2発明」という)を提供することにより、前記の目的を達成したものである。
本実施形態の使い捨てブラシ1は、図1及び図2に示すように、基板2及び該基板2の一面2Sに該基板2の一部を突出させて形成した多数の突起3、3・・・を有する使い捨てブラシにおいて、前記基板2の中央部21に位置する複数の前記突起3(3A)それぞれの基面3Sの面積S1が、該基板2の周縁部22近傍に位置する複数の前記突起3(3C)それぞれの基面3Sの面積S3より大きくなっている。
36個の突起3は、その高さはそれぞれ等しいが、該突起3の基面の面積が、基板2における周縁部22近傍から中央部21に向かうにつれて、大きくなされている。即ち、図2に示すように、基板2における周縁部22近傍の12個の突起3Cの基面の面積S3、該突起3Cの中央部21寄りに位置する14個の突起3Bの基面の面積S2、基板2の中央部21に位置する10個の突起3Aの基面の面積S1の順で、基面の面積が大きくなされている(S3<S2<S1)。
また、本発明の使い捨てブラシにおいては、基板の中央部における突起は、本実施形態のようにその基面の面積が等しく形成されていてもよく、基面の面積が異なるものが混在していてもよい。同様に、基板の周縁部近傍における突起は、本実施形態のようにその基面の面積が異なるもの(突起3B、3C)が混在していてもよく、基面の面積が等しく形成されていてもよい。
本実施形態のように、突起が、基板の中央部と周縁部近傍との間の領域に形成されていてもよく、そのような突起が設けられていなくてもよい。
ここで、円錐台31及び円錐状体32の形状は、幾何学的な意味での円錐台及び円錐状体(円錐)の形状に限定されず、デザイン上、製造上等の観点から適宜形状を変更した場合も含まれ、例えば、本実施形態のように、円錐台31の周面31Bの下部が丸みを帯びた形状である場合、円錐状体32の頂点が丸みを帯びている場合等が含まれる。
突起の形状は、本実施形態のような円錐台の上に円錐状体が結合した形状以外にも、円錐形、三角錐形、四角錘形等とすることができ、突起の周面が若干の丸みを帯びていてもよい。
基板は、使用者の手に挿着するタイプの使い捨てブラシであれば、長手方向中央部の長さが50〜180mmで、短手方向中央部の長さが40〜120mmの前記トラック形状のものが好ましく、その他、用途に応じて大きさを適宜変更し得る。
本発明における「突起の配置密度」は、基板単位面積あたりの突起の個数であり、突起の頂点間の間隔の大小で、突起の配置密度の大小を評価することができる。
また、不織布を形成する繊維の直径は、突起3に適度な座屈強度を与える上で、1〜100デニールが好ましい。
まず、繊維をカットした後、カード機でウェブを形成し、更にヒートロールを通して不織布を製造する。
次に、得られた不織布を適当な幅にスリットした後、雌雄金型を用いてこの不織布をプレスすることにより一個の使い捨てブラシ分の突起3,3・・に相当する部分を該不織布上に複数形成する。また金型の温度は120〜250゜C、プレス圧は0.5〜20kgf/cm2、プレス時間は3〜15秒が、それぞれ好ましい。
次に、プレス処理された不織布を、使い捨てブラシ1個分の突起3,3・・が本実施形態の如く内部に位置して形成されるように、基板2をカットして、本実施形態の使い捨てブラシ1を得る。
突起の頂点の間隔は、図6に示す間隔aを15mm、間隔bを18mmとしてある。
前記試験品1−1〜1−3は、突起の基面(円形)の直径が、それぞれ、10mm、12mm及び14mmとなっている点が異なる。
ここで、突起の座屈強度の測定は、次の方法によった。
〔座屈強度の測定方法〕
(株)オリエンテック製テンシロンRTM25において、最大荷重50Nのロードセルを用いヘッドスピード100mm/min.の圧縮条件下で得られた荷重と変位の関係図の中で、測定開始後最初のピークをその突起の座屈強度とした(n=10の平均値。それぞれ突起1個について測定。)。
ここで、基板の中央部においては、一の突起が他の突起により包囲されているため、該他の突起による応力の影響により基板に加わる応力が大きくなるのに対し、基板の周縁部近傍においては、一の突起の周囲に他の突起のない部分があるため、基板に加わる応力が弱くなっている。そのため、基板の中央部に形成された突起は、基板の周縁部近傍に形成された突起より、座屈強度、坪量及び吸収量の何れもが劣ることになる。
突起の頂点の間隔は、図6に示す間隔a及びbを、試験品2−1においては、それぞれ12mm、14mmとしてあり、試験品2−2においては、それぞれ15mm、18mmとしてある。尚、試験品2−2は、前記試験品1−1と同じものである。
各試験品について、基板の中央部及び周縁部近傍における突起に対し、前記突起の諸性能を測定した結果を下記〔表2〕に示す。
2 基板
21 中央部
22 周縁部
23,24 切り込み
2S 一面
3,3A,3B,3C 突起
31 円錐台
32 円錐状体
3S 基面
J 使用者の手
Claims (6)
- 基板及び該基板の一面に該基板の一部を突出させて形成した多数の突起を有する使い捨てブラシにおいて、
前記基板の中央部に位置する複数の前記突起それぞれの基面の面積が、該基板の周縁部近傍に位置する複数の前記突起それぞれの基面の面積より大きい使い捨てブラシ。 - 前記突起の基面の面積が、前記基板における周縁部近傍から中央部に向かうにつれて、大きくなされている請求項1に記載の使い捨てブラシ。
- 前記突起は、前記基板の中央部における配置密度が、該基板の周縁部近傍における配置密度よりも疎になるように配設されている請求項1又は2に記載の使い捨てブラシ。
- 基板及び該基板の一面に該基板の一部を突出させて形成した多数の突起を有する使い捨てブラシにおいて、
前記突起は、前記基板の中央部における配置密度が、該基板の周縁部近傍における配置密度よりも疎になるように配設されている使い捨てブラシ。 - 前記突起の配置密度が、前記基板における周縁部近傍から中央部に向かうにつれて、疎になされている請求項4に記載の使い捨てブラシ。
- 前記突起は、円錐台の上面に、該上面と等しい形状の底面を有し、該底面に対する周面の角度が該円錐台における該角度より大きい円錐状体を、該上面と該底面とを一致させて結合した形状である請求項1〜5の何れかに記載の使い捨てブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005332738A JP4578388B2 (ja) | 2005-11-17 | 2005-11-17 | 使い捨てブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005332738A JP4578388B2 (ja) | 2005-11-17 | 2005-11-17 | 使い捨てブラシ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001011687A Division JP4121713B2 (ja) | 2001-01-19 | 2001-01-19 | ペット用使い捨てブラシ |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006061723A true JP2006061723A (ja) | 2006-03-09 |
JP2006061723A5 JP2006061723A5 (ja) | 2008-01-31 |
JP4578388B2 JP4578388B2 (ja) | 2010-11-10 |
Family
ID=36108649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005332738A Expired - Fee Related JP4578388B2 (ja) | 2005-11-17 | 2005-11-17 | 使い捨てブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4578388B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007115512A1 (fr) * | 2006-04-12 | 2007-10-18 | Tuming You | Brosse pour shampooing capillaire |
JP2019076030A (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-23 | 三菱電機株式会社 | 被毛回収装置 |
JP6964387B1 (ja) * | 2021-09-07 | 2021-11-10 | 株式会社貝印刃物開発センター | 洗髪用ブラシ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03102928U (ja) * | 1990-02-06 | 1991-10-25 | ||
JPH11332650A (ja) * | 1998-05-29 | 1999-12-07 | Kao Corp | 使い捨てブラシ |
JP2001000245A (ja) * | 1999-06-17 | 2001-01-09 | Ikemoto Brush Kogyo Kk | ヘアーブラシ |
-
2005
- 2005-11-17 JP JP2005332738A patent/JP4578388B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03102928U (ja) * | 1990-02-06 | 1991-10-25 | ||
JPH11332650A (ja) * | 1998-05-29 | 1999-12-07 | Kao Corp | 使い捨てブラシ |
JP2001000245A (ja) * | 1999-06-17 | 2001-01-09 | Ikemoto Brush Kogyo Kk | ヘアーブラシ |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007115512A1 (fr) * | 2006-04-12 | 2007-10-18 | Tuming You | Brosse pour shampooing capillaire |
JP2019076030A (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-23 | 三菱電機株式会社 | 被毛回収装置 |
JP7065586B2 (ja) | 2017-10-25 | 2022-05-12 | 三菱電機株式会社 | 被毛回収装置 |
JP6964387B1 (ja) * | 2021-09-07 | 2021-11-10 | 株式会社貝印刃物開発センター | 洗髪用ブラシ |
WO2023037563A1 (ja) * | 2021-09-07 | 2023-03-16 | 株式会社貝印刃物開発センター | 洗髪用ブラシ |
JP2023038445A (ja) * | 2021-09-07 | 2023-03-17 | 株式会社貝印刃物開発センター | 洗髪用ブラシ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4578388B2 (ja) | 2010-11-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8752232B2 (en) | Cleaning sheet | |
CN107105869B (zh) | 擦拭片 | |
WO2013179747A1 (ja) | 清掃用シート及びその製造方法 | |
KR20090023342A (ko) | 부직포 | |
JP2006511381A (ja) | 逆面使用感付きウェブ | |
KR20090023339A (ko) | 부직포 | |
JP5154133B2 (ja) | 吸収体及び該吸収体の製造方法 | |
JP4578388B2 (ja) | 使い捨てブラシ | |
CN113165311A (zh) | 包括成形的非织造基底的粘结层合体 | |
JP2010148732A (ja) | 頭皮ケア用具 | |
JP4454289B2 (ja) | 柄模様現出ウェットティッシュ | |
JP4121713B2 (ja) | ペット用使い捨てブラシ | |
JP5744358B1 (ja) | 使い捨ての化粧パッド | |
JPH11206661A (ja) | 液吸放出性シート及びその製造方法 | |
EP3639720B1 (en) | Cleaning sheet | |
US11382482B2 (en) | Cleaning sheet | |
JP2004261449A (ja) | ウェットワイパー用シート | |
JP2013057151A (ja) | 不織布 | |
JP3992701B2 (ja) | 清掃具 | |
CN112261897B (zh) | 擦拭片材 | |
JP3995246B2 (ja) | 乾式拭き取り用シート | |
CN111328356B (zh) | 纤维无纺布片 | |
JP7065606B2 (ja) | 繊維不織布シート | |
JP7138434B2 (ja) | 繊維不織布シート | |
JP2005034367A (ja) | 清浄用不織布及び清浄用不織布積層体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071210 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20100218 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100608 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100803 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20100824 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100824 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 3 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |