JP2006060547A - 視聴情報収集システム、テレビジョン放送受信機能付き無線通信端末 - Google Patents

視聴情報収集システム、テレビジョン放送受信機能付き無線通信端末 Download PDF

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Abstract

【課題】 例えばテレビジョン放送受信機能を搭載した携帯電話端末によるテレビジョン放送の視聴情報を、利用者に負担をかけることなく、簡単且つ正確に収集可能とする。
【解決手段】
テレビジョン放送受信機能を有する携帯電話端末1は、当該端末の使用者が視聴したテレビジョン放送番組を特定するための視聴情報を、移動帯通信網2、インターネット3を介して、視聴情報収集サーバ6へ伝送する。携帯電話端末1から送られてきた視聴情報を受け取った視聴情報収集サーバ6は、視聴率データ算出部36にてそれら視聴情報から視聴率のデータを算出し、その算出した視聴率の情報を視聴率情報要求者4へ提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、地上波アナログテレビジョン放送やディジタルテレビジョン放送を受信可能なテレビジョン放送受信機能付きの無線通信端末にて視聴されたテレビジョン放送の視聴率を調査するための視聴情報収集システム、及び、そのテレビジョン放送受信機能付きの無線通信端末に関する。
近年の携帯電話端末は多機能化が著しく進んでおり、特に、最近はテレビジョン放送受信機能を搭載した携帯電話端末も登場しつつある。
一方、従来より、いわゆる据え置き型のテレビジョン受像機によるテレビジョン放送の視聴については、テレビジョン放送における広告宣伝効果を計る指標として視聴率の調査が行われている。この従来の視聴率調査では、調査会社が選択した家庭のテレビジョン受信機に対して視聴情報調査専用の装置を接続し、テレビジョン放送の視聴時間や視聴チャネル組などの視聴情報を収集するような手法、若しくは、調査対象者に対してアンケートを行うなどの手法が用いられている。
なお、特開2002−324025の公開特許公報(特許文献1)には、インターネット放送される番組を、携帯電話機を含むクライアント端末にて視聴する場合の視聴率調査を行うための技術が開示されている。この公報記載の技術によれば、ネットワーク配信番組を視聴している視聴者のユーザIDと、ネットワーク配信番組を受信しているクライアント端末を特定する機器IDと、ネットワーク配信番組を特定する番組IDとを、所定の通信ネットワークを介して取得し、それらを用いて、ネットワーク配信番組の視聴率調査が行われる。
特開2002−324025号公報(第1図)
ところで、テレビジョン放送受信機能を搭載した携帯電話端末によるテレビジョン放送の視聴情報を収集することを考えた場合、上述した据え置き型のテレビジョン受像機用の視聴率調査専用装置を携帯電話端末に接続するようなことは、それを持ち歩かなくてはならない調査対象者への負担が大き過ぎるため不向きである。
また、上述のようなアンケート調査についても、携帯電話端末を持って移動している最中の視聴行為について、どの程度正確に調査票に記入してもらえるかは怪しく、事実上不可能である。
このようなことから、テレビジョン放送受信機能を搭載した携帯電話端末によるテレビジョン放送の視聴情報収集は、実際のところ行われていない。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、例えばテレビジョン放送受信機能を搭載した携帯電話端末によるテレビジョン放送の視聴情報を、利用者に負担をかけることなく、簡単且つ正確に収集することを可能とする視聴情報収集システム及びテレビジョン放送受信機能付きの無線通信端末を提供することを目的とする。
本発明の視聴情報収集システムは、テレビジョン放送電波を受信するためのテレビジョン放送電波受信手段、使用者が視聴したテレビジョン放送番組を特定可能な視聴情報を生成する視聴情報生成手段、その視聴情報を所定の通信網へ無線伝送する無線伝送手段を有するテレビジョン放送受信機能付きの携帯通信端末と、複数の携帯通信端末から送られてきた複数の視聴情報を受信して収集する視聴情報収集手段、それら収集した複数の視聴情報に基づいて視聴率を算出する視聴率算出手段を有する視聴情報収集サーバとを備えていることにより、上述した課題を解決する。
また、本発明のテレビジョン放送受信機能付き携帯通信端末は、テレビジョン放送電波を受信するためのテレビジョン放送電波受信手段と、使用者が視聴したテレビジョン放送番組を特定可能な視聴情報を生成する視聴情報生成手段と、その視聴情報を所定の通信網へ無線伝送する無線伝送手段を有することにより、上述した課題を解決する。
すなわち、本発明によれば、端末使用者にて視聴されたテレビジョン放送番組を特定するための視聴情報が、テレビジョン放送受信機能を備えた携帯通信端末から視聴情報収集サーバへ無線伝送されるようになされているため、当該視聴情報収集サーバは、携帯通信端末から送られてきた視聴情報から視聴率を算出することができる。
本発明においては、テレビジョン放送受信機能を搭載した携帯通信端末によるテレビジョン放送の視聴情報を、利用者に負担をかけることなく、簡単且つ正確に収集することが可能となっている。
以下、図面を参照しながら、本発明のテレビジョン放送受信機能付き無線通信端末、視聴情報収集システムの一実施形態について説明する。なお、本実施形態では、本発明が適用される無線通信端末の一例として、テレビジョン放送受信機能付き携帯電話端末を挙げている。勿論、ここで説明する内容はあくまで一例であり、本発明はこの例に限定されないことは言うまでもない。
図1には、本発明実施形態のテレビジョン放送受信機能付き携帯電話端末1と、この携帯電話端末1が接続する移動体通信網(つまり携帯電話網)2及びインターネット3と、インターネット3を介して上記携帯電話端末1にて視聴されたテレビジョン放送の視聴情報を収集して視聴率を調査する視聴情報収集サーバ6とからなる、本実施形態の視聴情報収集システムの概略構成を示す。
〔視聴情報収集システムにおけるユーザ登録動作〕
先ず、本実施形態の視聴情報収集システムにおいて、視聴情報を収集するに当たっては、視聴者本人(つまり携帯電話端末1の使用者)の許諾を必要とするので、当該視聴者本人の許諾として、最初に、視聴者本人が視聴情報収集サーバ6へテレビジョン受信機能付き携帯電話端末1の情報と本人情報とを登録する。
この登録処理の様子を、図1のシステム構成及び図2〜図5に示すタイムアローを参照しながら以下に説明する。なお、図2は登録完了又は登録情報不備エラーの場合のタイムアローを示し、図3は端末応答エラー、図4,図5はサーバ応答エラーの場合のタイムアローを示している。
〔登録完了/登録情報不備エラー時の動作〕
視聴情報収集システムに登録しようと考えたユーザは、テレビジョン受信機能付き携帯電話端末1に設けられているテンキーやジョグダイヤル等の入力操作部17を操作して、移動体通信網2、インターネット3を通じて視聴情報収集サーバ6に接続するよう、端末制御部13へ指示を入力する。入力操作部17から視聴情報収集サーバ6への接続要求を受けた端末制御部13は、携帯電話送受信部23を制御し、携帯電話アンテナ24を介して移動体通信網2と接続する。そして、端末制御部13は、この接続後に、図2中の処理T1に示すように、インターネット3上にある視聴情報収集サーバ6を宛先とした登録要求を、携帯電話送受信部23及び携帯電話アンテナ24を介して送出する。
この登録要求は、携帯電話送受信部23、携帯電話アンテナ24、移動体通信網2、インターネット3を経て視聴情報収集サーバ6に届く。これを受け取った視聴情報収集サーバ6の通信処理部31は、図2中の処理T2に示すように、予め準備されている登録時に必要となる情報リスト(必要情報リスト)を返信し、これがインターネット3、移動体通信網2を経てテレビジョン受信機能付き携帯電話端末1の携帯電話アンテナ24に届く。
テレビジョン受信機能付き携帯電話端末1側では、これを携帯電話受信部23で処理し、端末制御部13にて上記視聴情報収集サーバ6から返信があったことを認識する。またこの時の端末制御部13は、表示出力制御部18を制御し、液晶ディスプレイ等の表示部19の画面上に、上記視聴情報収集サーバ6から要求されている登録に必要な情報を表示させる。
この画面上に表示された情報を見たユーザは、上記登録に必要とされている情報を、入力操作部17を操作して入力する。ここで、当該登録に必要な情報としては、性別、年齢などのユーザ本人に関する情報と、テレビジョン受信機能付き携帯電話端末1の機器固有番号(ID)や電話番号などの受信端末を特定するための情報とが最低限必要となる。なお、これらの情報が虚偽でないことを、視聴情報を収集する側が確認することができるようにするために、本人の名前や住所や生年月日などをその情報に含ませるようにしても良い。また、受信端末を特定するための情報に関しては、テレビジョン受信機能付き携帯電話端末1自身で登録情報を生成する場合は正確な情報となるが、ユーザ本人に関する情報は自己申告なので、収集するデータに要求される品質によっては、別の手段を用いて登録情報の正確性の裏付けを取る必要がある。
上記登録に必要とされる情報のうち、テレビジョン受信機能付き携帯電話端末1自身が既に持っている情報(機器固有番号や電話番号など)については、ユーザに入力要求するのではなく、その情報についての項目とこれから送信する内容をディスプレイ画面上に表示させ、それらについてユーザの了承を得るようにする方が、利便性の面でもまた誤入力を防ぐ面でも望ましい。
なお、本実施形態では、ユーザ本人に関する情報として性別と年齢が送られ、受信端末を特定するための情報として携帯電話端末1の電話番号が送られるものとする。
このようにして得られた情報は、端末制御部13で登録情報として纏め上げられ、図2中の処理T3に示すように、携帯電話送受信部23、携帯電話アンテナ24から移動体通信網2へ渡り、さらにインターネット3を経て視聴情報収集サーバ6の通信処理部31へと伝えられる。
上記登録情報を受け取った通信処理部31は、当該携帯電話端末1から送られてきた登録情報と登録情報蓄積部34に既に登録されている情報との照合を行い、上記登録情報を送信してきた携帯電話端末1が既に登録されているテレビジョン放送受信機能付き携帯電話端末でないことを確認できたならば、この携帯電話端末1の情報を新たに登録情報蓄積部34に登録した後、図2中の処理T4に示すように、登録完了通知を当該携帯電話端末1へ返信する。
一方、上記受け取った登録情報が不完全な情報である場合や、当該受け取った登録情報を登録情報蓄積部34内の情報と照合した結果、重複していることが判明したような場合、通信処理部31は、図2中の処理T5に示すように、その携帯電話端末1に対して登録エラー通知を返信する。
上記登録完了通知又は登録エラー通知は、必要情報リストと同様にしてテレビジョン受信機能付き携帯電話端末1に届き、これにより登録処理が終了する。
〔端末エラー応答時の動作〕
また、視聴情報収集サーバ6の通信処理部31は、図3に示すように一定時間以内に登録情報が返信されない場合にも、図3中の処理T5に示すように、登録エラー通知を返信する。なお、図3中の処理T1,T2については図2の処理T1,T2と同様であるためここではそれらの説明を省略する。
〔サーバ応答エラー時の動作〕
同様に、テレビジョン受信機能付き携帯電話端末1側において、図4に示すように一定時間待っても、視聴情報収集サーバ6から登録完了通知又は登録エラー通知が送られてこない場合、端末制御部13は登録が失敗したと判断し、表示出力制御部18を制御して表示部19の画面上に登録が失敗した旨のメッセージを表示してそのことをユーザに伝える。なお、図4中の処理T1,T2,T3については図2の処理T1,T2,T3と同様であるためここではそれらの説明を省略する。
また、テレビジョン受信機能付き携帯電話端末1側において、図5に示すように一定時間待っても視聴情報収集サーバ6から必要情報リストが送られてこない場合にも、端末制御部13は登録が失敗したと判断し、表示出力制御部18を制御して表示部19の画面上に登録が失敗した旨のメッセージを表示してそのことをユーザに伝える。図5中の処理T1については図2の処理T1と同様であるためここではそれらの説明を省略する。
なお、登録通知には、テレビジョン受信機能付き携帯電話端末1がテレビジョン放送の受信を行っている(つまり登録ユーザがテレビジョン番組の視聴を行っている)時に、視聴情報収集サーバ6に送信する視聴情報内容の指定や送信間隔の指定が含まれていても良い。これらが含まれない場合は、予め決めてある値が使用される。このような視聴情報を携帯電話端末1が視聴情報収集サーバ6へ送信する際に必要となる視聴情報内容や送信間隔などのパラメータは、登録完了通知を受け取った端末制御部13がメモリ14に格納する。
以上が、本発明実施形態の視聴情報収集システムにおけるユーザ登録処理の流れである。
〔携帯電話端末によるテレビジョン放送の視聴時の動作〕
次に、上述したようにして登録を済ませたユーザが、実際に登録済みのテレビジョン受信機能付き携帯電話端末1でテレビジョン放送を視聴しようとした場合の流れを、図1のシステム構成及び図6〜9に示すタイムアローを参照しなら以下に説明する。なお、図6と図7には、テレビジョン放送の視聴情報が携帯電話端末1から正常に視聴情報収集サーバ6へ送られる場合のタイムアローを示しており、一方、図8と図9には、視聴情報が携帯電話端末1から視聴情報収集サーバ6へ正常に送られなかった場合のタイムアローを示している。
〔受信開始から終了までの間に正常に通信できた場合の動作〕
テレビジョン放送の視聴を行う場合、ユーザは、携帯電話端末1のテレビジョン放送受信部12の機能をオンにするように入力操作部17を操作する。この操作に応じた操作信号を入力操作部17から受け取った端末制御部13は、テレビジョン放送受信部12の機能をオンする。これにより、テレビジョン放送受信部12は、テレビジョンアンテナ11が受信したテレビジョン放送信号を復調又は復号し、映像信号と音声信号を出力する。テレビジョン放送受信部12からの映像信号は表示出力制御部18に入力し、音声信号は音声出力制御部20に入力する。そして、端末制御部13は、表示出力制御部18を制御して上記映像信号を表示部19に送ることで、ディスプレイ上にテレビジョン映像を表示させるようにし、また、音声出力制御部20を制御して音声信号をスピーカ21へ送ることで、当該スピーカ21からテレビジョン音声を出力させるようにする。なお、マイクロホン22の説明は省略するが、通常、通話等において使用されるものである。
以後、ユーザは、テレビジョン番組の視聴を続けることができる。
また、端末制御部13は、上述のようにしてユーザがテレビジョン番組を視聴できるようにした時、上記テレビジョン放送受信部12の機能をオンした時刻情報をRTC(Real Time Clock)15から得ると共に、そのときの位置情報を位置情報獲得部16から取得し、上記テレビジョン放送受信部12の機能をオンにしたことと、現在選択されている放送局情報とチャネル情報、上記位置情報と時刻情報を関連付け、さらに自端末の電話番号情報を付加して、視聴情報収集サーバ6へ送信するための視聴情報パケットを生成し、メモリ14に一時格納する。なお、このときユーザの誤操作や放送局選択時間をも考慮して上記各情報の取得や関連付けを行う。本実施形態の場合、上記視聴情報パケットの内容は、時刻情報、放送局情報、位置情報、チャネル情報、視聴状況情報、自端末電話番号とする。視聴状況情報とは、テレビジョン放送の受信を開始したことや、放送局を変更したこと、前回生成した視聴情報パケットのものと同じ放送局を視聴し続けていること、テレビジョン放送の受信を終了したことなどの、状況変化を示す情報とする。
そして、端末制御部13は、携帯電話送受信部23を制御して携帯電話アンテナ24を介して移動体通信網2と接続し、その接続後に、上記メモリ14に格納した視聴情報パケットを読み出し、図6中の処理T6に示すように、インターネット3上にある視聴情報収集サーバ6を宛先として当該視聴情報パケットを送出する。もちろん、既に移動体通信網2と接続されている場合は、即刻、視聴情報パケットの送出を行っても良い。これにより、上記端末制御部13にて生成された視聴情報パケットは、携帯電話送受信部23、携帯電話アンテナ24、移動体通信網2、インターネット3を経て視聴情報収集サーバ6に届くことになる。
上記視聴情報パケットを受け取った視聴情報収集サーバ6の通信処理部31は、当該視聴情報パケット内の情報を確認する。この時、もし当該視聴情報パケット内に放送局情報が入っておらず、位置情報とチャネル情報が入っている場合、通信処理部31は、放送局配置データ蓄積部33にアクセスして、この位置情報とチャネル情報から放送局を特定して放送局情報を補う。これは、テレビジョン受信機能付き携帯電話端末1が移動体端末であるために必要となる処置である。すなわち、ディジタルテレビジョン放送のように、放送信号内に放送局情報が含まれている場合は、直接放送局情報が得られるので、これが放送局情報として上記視聴情報パケットに入れられることになるが、現状のアナログテレビジョン放送のような放送では、テレビジョン放送信号だけで放送局を特定できない。ここで、一般には、チャネル情報が放送局を示すものとして扱われるが、地上波アナログテレビジョン放送では地域によってチャネルと放送局の対応が異なる。また、移動体端末であるテレビジョン受信機能付き携帯電話端末1は、どこにいるかはその時々で異なる可能性がある。このため、チャネル情報と位置情報とに基づいて放送局を特定する処理が必要となる。その後、通信処理部31は、上記特定した放送局と時刻情報とに基づいて携帯通信端末1のユーザが視聴したテレビジョン放送番組を特定する。本実施形態の視聴情報収集サーバ6は、それらの対応関係のデータベースを放送局配置データ蓄積部33に格納している。なお、放送局情報がある場合には、チャネル情報と位置情報は必須ではなくなる。
また、通信処理部31は、視聴情報パケットの電話番号情報を用いて、登録情報蓄積部34を検索する。この検索の結果得られた視聴情報収集に必要な本人情報(性別、年齢など)は、上記受け取った視聴情報パケットの情報に付加される。さらに、通信処理部31は、視聴データ蓄積部35に同じデータが格納されていないことを確認してから、その本人情報を視聴データ蓄積部35に格納する。これにより、携帯通信端末1毎の視聴情報が得られることになる。そして、通信処理部31は、図6中の処理T7に示すように、情報処理完了通知を、送信元であるテレビジョン受信機能付き携帯電話端末1に対して返信する。
この情報処理完了通知は、インターネット3、移動体通信網2を経て、テレビジョン受信機能付き携帯電話端末1の携帯電話アンテナ24に届く。テレビジョン機能付き携帯電話端末1側では、これを携帯電話送受信部23で処理し、端末制御部13が上記情報処理完了を認識し、メモリ14内にある今回送信した視聴情報を消去可能とする。受け取った情報処理完了通知に、後述する送信時間間隔の変更などの指定が含まれている場合にはその対応も行う。
なお、情報処理完了通知には、この通知に対応した視聴情報パケットがどれであるかを特定できる情報が含まれているものとする。具体的には、情報処理完了通知が、それに対応する視聴情報パケットの内容を含むという方法や、視聴情報パケットに番号を付けておき、情報処理完了通知は、それに対応する視聴情報パケットの番号を含むという方法などがある。
また、視聴情報収集サーバ6は、情報処理完了通知内に、テレビジョン受信機能付き携帯電話端末1に対する視聴情報パケットの生成間隔の指定を含ませることもできる。これにより、サーバ自身の処理能力を超えて視聴情報パケットが送られてきそうな時に、間隔を拡げる指定をすることで受信する視聴情報パケット数を減らしたり、実時間視聴率データが不要な場合に定期的な視聴情報パケットの送信を止めさせて視聴終了や放送局変更などのイベント発生時のみの送信とさせることなどが可能となる。
以後、テレビジョン受信機能付き携帯電話端末1による視聴情報パケットの送出は、図6のように、テレビジョン放送受信の開始や終了又は放送局の変更などのイベント発生時と、視聴継続中の指定時間間隔毎に行われるのが原則となる。この指定時間間隔は、視聴情報収集サーバ6が情報処理完了通知を通じて携帯電話端末1に指定する場合や、視聴情報収集サーバ6への視聴者登録時に指定される場合、特に指定がなくデフォルト値を使用する場合などがある。
そして、携帯電話端末1にてテレビジョン放送の受信が終了した場合、端末制御部13は、そのテレビジョン放送受信終了イベントによる視聴情報パケットを最後に、視聴情報パケットの生成を終了する。
以上が、本実施形態の視聴情報収集システムにおいて、テレビジョン放送受信開始から終了までの間において、常に携帯電話端末1が移動体通信網2と接続できており、携帯電話端末1と視聴情報収集サーバ6が正常に通信できた場合の説明である。
〔受信開始後接続不能になった時の動作〕
一方、携帯電話端末1がテレビジョン放送の受信を開始した時に、移動体通信網2との接続ができず、その後に移動体通信網2と接続できるようになった場合、本実施形態の視聴情報収集システムの動作は、図7のタイムアローに示すようなものとなる。なお、図7中の処理T6,T7については図6の処理T6,T7と同様であるためここではその説明を省略する。
すなわち、テレビジョン放送の受信が出来る状況で、携帯電話端末1が移動体通信網2へ必ず接続できるかというとそうではない。移動体通信網2へ接続が出来ない場合、端末制御部13は、前述のようにして生成した視聴情報パケットをメモリ14に格納し保存しておく。以後、端末制御部13は、指定された時間間隔又はイベント発生に応じて、視聴情報パケットを生成すると共に、携帯電話送受信部23を制御して携帯電話アンテナ24を介して移動体通信網2との接続を試みる。そして、それらの接続に失敗した場合、端末制御部13は、前回同様、上記生成した視聴情報パケットをメモリ14に格納して保存しておく。一方、移動体通信網2との接続に成功した場合、端末制御部13は、メモリ14に保存しておいた各視聴情報パケットの全てを合わせた複合視聴情報パケットを生成し、図7中の処理8に示すように、その複合視聴情報パケットを視聴情報収集サーバ6に対して送出する。
移動体通信網2とインターネット3を経由して上記複合視聴情報パケットが視聴情報収集サーバ6に届くと、通信処理部31は、上記複合視聴情報パケット内の情報を確認する。そして、当該複合視聴情報パケットの中に放送局情報が入っておらず、位置情報とチャネル情報が入っている場合は、前述同様に、それらから放送局を特定して放送局情報を補う。
また、通信処理部31は、複合視聴情報パケットの中の電話番号情報を用いて、前述同様に、登録情報蓄積部34を検索し、この検索の結果得られた視聴情報収集に必要な本人情報(性別、年齢など)は上記受け取った複合視聴情報パケットの情報に付加される。さらに、通信処理部31は、視聴データ蓄積部35に同じデータが格納されていないことを確認してから、その本人情報を視聴データ蓄積部35に格納する。そして、通信処理部31は、図7中の処理T7に示すように、情報処理完了通知を、送信元であるテレビジョン受信機能付き携帯電話端末1に対して返信する。
以後は、テレビジョン放送受信の開始や終了又は放送局の変更などのイベント発生時と視聴継続中の一定時間間隔で視聴情報パケットの送出が継続される。
〔視聴情報パケット又は複合視聴情報パケットのエラー時の動作〕
また、携帯電話端末1が送信した視聴情報パケット又は複合視聴情報パケットの内容が、何らかの理由で正しくないものになってしまった場合、本実施形態の視聴情報収集システムの動作は、図8タイムアローに示すようなものとなる。なお、図8中の処理T7,T8については図7の処理T7,T8と同様であるためここではその説明を省略する。
携帯電話端末1から視聴情報収集サーバ6へ送出される視聴情報パケット又は複合視聴情報パケットは、基本的には予め決められた内容のパケットを端末制御部13が生成して送出するので、それらの内容が正しくないものとなることはないが、例えば、移動体通信網2やインターネット3上でのビットエラーなどにより、それらパケットの一部が失われたり、全く異なる値になったりする可能性がある。
視聴情報収集サーバ6の通信処理部31は、受け取ったパケットが予め決められた内容のものでないことを知ると、パケットエラー通知を生成し、図8中の処理T9に示すように、そのパケットエラー通知を携帯電話端末1へ送信する。
本実施形態のテレビジョン受信機能付き携帯電話端末1は、視聴情報パケットを送った後に、視聴情報収集サーバ6からパケットエラー通知を受け取ると、メモリ14に保存されている今回送信した視聴情報パケットを、次の送信タイミング(イベント発生時か視聴継続中の指定時間間隔)に次回分と合わせた複合視聴情報パケットとして送信する。そしてその後、携帯電話端末1は、視聴情報収集サーバ6から情報処理完了通知を受け取った場合、メモリ14に保存している複合視聴情報パケットの内容を破棄する。
〔パケット消失時の動作〕
また、携帯電話端末1が送信した視聴情報パケット又は複合視聴情報パケット、若しくは、視聴情報収集サーバが送信した情報処理完了通知又はパケットエラー通知が、何らかの理由によりネットワーク上で失われてしまった場合や、視聴情報収集サーバ6が過大負荷となって視聴情報パケット又は複合視聴情報パケットの受信処理ができなかったり、情報処理完了通知又はパケットエラー通知の送信が遅れてしまったり或いはできなかった場合、本実施形態の視聴情報収集システムの動作は、図9タイムアローに示すようなものとなる。なお、図9中の処理T6,T7,T8については図6〜図7の処理T6,T7,T8と同様であるためここではその説明を省略する。
テレビジョン受信機能付き携帯電話端末1は、指定時間経過後又は次回の視聴情報パケット送信時までに、視聴情報収集サーバ6から情報処理完了通知が届かなかった場合、その直前に送った視聴情報パケットが視聴情報収集サーバ6に届かなかったと判断する。そして、端末制御部13は、メモリ14に保存されている前回送信した視聴情報パケットを次の送信タイミング(イベント発生時か視聴継続中の指定時間間隔)に、次回分と合わせた複合視聴情報パケットとして送信する。
これを受け取った視聴情報収集サーバ6は、通常通りの処理を行う。すなわち、通信処理部31は、視聴情報パケット内の情報を確認し、その中に放送局情報がはいっておらず、位置情報とチャネル情報が入っている場合には、それらから放送局を特定して放送局情報を補う。また、通信処理部31は、視聴情報パケット内の電話番号情報を用いて登録情報蓄積部34を検索し、その検索の結果得られた視聴情報に必要な本人情報(性別、年齢など)は、上記受け取った視聴情報パケットの情報に付加される。さらに、通信処理部31は、視聴データ蓄積部35に同じデータが格納されていないことを確認してから、その本人情報を視聴データ蓄積部35に格納する。そして、通信処理部31は、図9中の処理T7に示すように、情報処理完了通知を、送信元であるテレビジョン受信機能付き携帯電話端末1に対して返信する。
ここで、ネットワーク上で失われたパケットが、視聴情報収集サーバ6の送信した情報処理完了通知又はパケットエラー通知である場合、視聴情報収集サーバ6は、同じ内容を含んだ視聴情報を複合視聴情報パケットとして再び受け取ることになる。したがってこの場合、通信処理部31は、視聴データ蓄積部35に同じデータが格納されていないことを確認してから、その視聴情報を視聴データ蓄積部35に格納するような処理を行うことで、同じ内容が格納されてしまう状態を排除する。
以上が、登録済みのテレビジョン受信機能付き携帯電話端末1でユーザがテレビジョン放送を視聴する場合の、本発明実施形態の視聴情報収集システムの動作である。
〔収集された視聴情報の利用〕
上述のようにして収集された視聴情報は、視聴情報収集サーバ6の視聴データ蓄積部35に蓄積される。
ここで、本実施形態の視聴情報収集システムの目的は、視聴情報の蓄積そのものにあるのではなく、収集した視聴情報から視聴率情報を生成し、その視聴率情報を視聴率情報要求者4へ提供することにある。
このため、視聴情報収集サーバ6の視聴率データ算出部は、視聴データ蓄積部35に蓄積された視聴情報から、或る時間帯や或るテレビジョン放送番組の単純視聴率や、視聴者の性別や年齢別に基づく条件付き視聴率、或る時間の瞬間視聴率など、視聴率情報要求者4の要求に応じた視聴率データを算出する。この視聴率データは、通信処理部31を経てインターネット3上の視聴率情報要求者4に提供される。
なお、視聴率情報要求者4として例えば放送局などの特定の顧客を想定した場合、視聴率情報収集サーバ6は、インターネット3とは別の通信網5と接続するための他の通信処理部32を備え、当該他の通信網5を通じて、上記特定の顧客に視聴率情報を提供するようにしても良い。
〔テレビジョン受信機能付き携帯電話端末側の動作〕
次に、図1と図10を参照しながら、本実施形態のテレビジョン受信機能付き携帯電話端末1の動作を説明する。なお、以下の処理は、主に携帯制御部13がプログラムに基づいて行う処理である。
入力操作部17によりテレビジョン放送受信部12の機能のオン指示がユーザから入力されると、携帯制御部13は、先ず、ステップS1の処理として、テレビジョン放送を受信するためのパラメータや視聴情報パケットを生成するためのパラメータ、視聴情報収集サーバ6との間で通信を行うための各種のパラメータを設定する。次いで、携帯制御部13は、ステップS2の処理として、テレビジョン放送受信部12に対してテレビジョン放送の受信を開始させると共に、そのテレビジョン放送の受信に応じた視聴情報のパケットを生成し、メモリ14に保存させる。
次に、携帯制御部13は、ステップS3の処理として、携帯電話送受信部23を制御し、移動体通信網2と接続できたか否か判断し、接続できないときにはステップS12へ処理を進め、接続できたときにはステップS4へ処理を進める。
ステップS4の処理に進むと、携帯制御部13は、メモリ14に保存されている未送信の視聴情報パケットを読み出し、携帯電話送受信部23を制御して、その視聴情報パケットを視聴情報収集サーバ6に宛てて送信させる。
次に、携帯制御部13は、ステップS5の処理として、RTC15からの時間情報を元に上記視聴情報パケットを送信してから一定時間になったか否か判定し、さらにステップS6の処理として、上記一定時間になる前に、視聴情報収集サーバ6から応答が返信されてきたか否か判定する。そして、携帯制御部13は、ステップS5にて一定時間になったと判定した場合にはステップS12へ処理を進め、また、ステップS6にて応答を受信したと判定した場合にはステップS7へ処理を進める。
ステップS7の処理に進むと、携帯制御部13は、上記視聴情報収集サーバ6からの応答が情報処理完了通知であるか否か判定し、情報処理完了通知であると判定したときにはステップS8へ処理を進め、情報処理完了通知でないと判定したときにはステップS11へ処理を進める。
ステップS8の処理に進むと、携帯制御部13は、情報処理完了通知に対応する視聴情報パケットの確認を行った後、ステップS9の処理として、メモリ14内にある今回送信した視聴情報を消去する。
その後、携帯制御部13は、ステップS10の処理として、例えば、入力操作部17を介してユーザからテレビジョン放送の受信を終了する旨の指示がなされたり、テレビジョン放送電波を受けられなくなったことでテレビジョン放送の受信が強制的に終了したか否か判定し、テレビジョン放送の受信が終了したときにはこの処理を終え、一方、テレビジョン放送の受信が続いているときにはステップS13へ処理を進める。
また、ステップS11の処理に進んだ場合、携帯制御部13は、視聴情報収集サーバ6から情報処理完了通知が得られなかった時の処理、すなわち例えば視聴情報収集サーバ6から図8中のパケットエラー通知が送られてきたり、図9のように指定時間が経過しても全く応答が得られなかった場合の処理として、今回送った視聴情報をメモリ14から消去せずに残しておく処理を行い、ステップS12の処理としてその視聴情報に未送信フラグを立てておく。その後、ステップS13へ処理を進める。
ステップS13の処理に進むと、携帯制御部13は、例えばテレビジョン放送受信の終了や放送局の変更などのイベントが発生した否か判定し、何らかのイベントが発生したと判定した場合にはステップS16へ処理を進める。一方、イベントが発生していない場合、携帯制御部13は、ステップS14にて指定の送信時間になるのを待ち、指定の送信時間になったときには、ステップS15にて継続されている視聴による視聴情報パケットを生成し、その視聴情報パケットをメモリ14に記憶させた後、ステップS3へ処理を戻す。
ステップS16に進んだ場合、携帯制御部13は、ステップS13にて発生したイベントはテレビジョン放送の受信を終了することのイベントであるか否か判定し、テレビジョン放送の受信終了イベントであると判定した場合にはステップS17へ処理を進め、そうでないと判定した場合にはステップS18へ処理を進める。
ステップS17の処理に進んだ場合、携帯制御部13は、テレビジョン放送の受信が終了したことを示すフラグを設定し、次のステップS18へ処理を進める。
ステップS18の処理に進んだ場合、携帯制御部13は、当該イベントに対応した視聴情報パケットを生成し、その視聴情報パケットをメモリ14に記憶させた後、ステップS3へ処理を戻す。
〔実施形態のまとめ〕
以上説明したように、本実施形態の視聴情報収集システムによれば、従来は諦められていたテレビジョン受信機能付き携帯電話端末1での視聴率調査が行えるようになる。すなわち本実施形態によれば、広告宣伝により番組制作費用を賄うビジネスモデルのテレビジョン放送において、テレビジョン受信機能付き携帯電話端末によるテレビジョン放送の視聴についての広告宣伝効果を推し量る指標として重要な視聴率調査が可能となる。また、本実施形態によれば、テレビジョン受信機能付き携帯電話端末1そのものには追加ハードウェアを必要とせず、視聴情報収集サーバ6との通信手順プログラムを持てば良いだけであるため、端末側にとって非常に少ない負担で実現可能である。
なお、上述した実施形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。
例えば、上述した本発明実施形態の視聴情報収集システムの説明では、テレビジョン受信機能付き携帯電話端末1は、例えばいわゆるGPS(Global Positioning System)等の位置情報獲得部16を備えたものとしているが、テレビジョン放送受信部12にて受信可能なテレビジョン放送が、その放送信号内に放送局情報を含むタイプ(例えばディジタル放送など)に限られるような場合には、上記位置情報獲得部16は必須ではない。また、移動体通信網2を運営する通信会社から視聴情報パケットの送信元の位置情報を得られるような場合にも、上記位置情報獲得部16は必須ではなくなる。
また、上述の説明では触れていないが、視聴情報パケットなどの内容は、場合によっては個人の秘密に関わる情報と成り得るので、インターネット3を通じて交わされる通信は暗号化されていることが望ましい。
また、前述の説明では、テレビジョン受信機能付き携帯電話端末1側での視聴情報パケットの再送方法の説明として、次の送信タイミング(イベント発生時か視聴継続中の指定時間間隔)に次回分と合わせた複合視聴情報パケットの形態で再送することにしているが、その他の方法として、例えば、視聴情報パケット送信後に指定時間経過しても視聴情報収集サーバ6から情報処理完了通知が送られてこない場合や、パケットエラー通知が送られてきた場合など、再送が必要であることが判明した時点で視聴情報パケットを再送するという方法を用いても良い。
また、前述の説明では、視聴情報収集サーバ6において、通信処理部31が視聴データ蓄積部35内に同じデータが格納されていないことを確認することで、再送された視聴情報パケット又は複合視聴情報パケットの対処を行っているが、その他に、視聴データ蓄積部35の検索回数を削減する方法として、視聴情報パケットや複合視聴情報パケットの内容に再送フラグを付加するという方法も考えられる。すなわちこの場合、テレビジョン受信機能付き携帯電話端末1の端末制御部13は、視聴情報パケットや複合視聴情報パケットを送信する際に、再送情報が含まれている場合だけ再送フラグをセットする。そして、これら視聴情報パケットや複合視聴情報パケットを受信した視聴情報収集サーバ6の通信処理部31は、視聴情報パケットや複合視聴情報パケット内の再送フラグをチェックし、再送フラグがセットされている場合だけ、視聴データ蓄積部35に同じデータが格納されていないことを確認する。
また、本実施形態において、テレビジョン受信機能付き携帯電話端末1は、上述したようなユーザ登録動作やテレビジョン放送受信動作、視聴情報パケットや複合視聴情報パケットの送信動作、視聴情報収集サーバ6との間での各種通知やパケットのやり取りなどの各動作を、予めメモリ14等に保持しているプログラムに基づいて実行している。当該プログラムは、予めメモリ14等に保持されていなくても良く、例えば視聴情報収集サーバ6やテレビジョン受信機能付き携帯電話端末1の製造メーカが開設しているインターネット上のサーバからダウンロードすることも可能である。プログラムをダウンロードする例の場合、当該プログラムは、視聴情報収集サーバ6に登録後は常時動作し、テレビジョン受信機能付き携帯電話端末1のユーザの操作が関与しない形で、しかもテレビジョン受信機能動作時にはもれなくその視聴情報を視聴情報パケットとして送り出せるものであることが望ましい。
さらに、本発明実施形態において、視聴情報収集サーバ6が行う処理のうち、例えばチャネル情報と位置情報とに基づいて放送局を特定する機能は、携帯電話端末1が備えていても良い。
その他、本発明にかかるテレビジョン受信機能付き無線通信端末は、携帯電話端末に限らず、テレビジョン受信機能付きPDA装置(PDA:Personal Digital Assistants)やテレビジョン受信機能付きカーナビゲーション装置、テレビジョン受信機能付き腕時計等であっても良い。
本発明実施形態の視聴情報収集システムの概略構成を示すブロック図である。 視聴情報収集システムにユーザ登録を行う際の登録完了時又は登録情報不備エラー時のタイムアローである。 視聴情報収集システムにユーザ登録を行う際の端末応答エラー時のタイムアローである。 視聴情報収集システムにユーザ登録を行う際に、視聴情報収集サーバから登録完了通知又は登録エラー通知が一定時間経過しても送られてこない場合のサーバ応答エラー時のタイムアローである。 視聴情報収集システムにユーザ登録を行う際に、視聴情報収集サーバから必要情報リストが一定時間経過しても送られてこない場合のサーバ応答エラー時のタイムアローである。 テレビジョン放送の視聴開始後、携帯電話端末と視聴情報収集サーバとの間で正常に通信できた場合の動作の説明に用いるタイムアローである。 テレビジョン放送の視聴開始時に携帯電話端末が移動体通信網に接続できなかった時の、本実施形態の視聴情報収集システムの動作の説明に用いるタイムアローである。 携帯電話端末が送信した視聴情報パケット又は複合視聴情報パケットの内容が、何らかの理由で正しくないものになってしまった場合の、本実施形態の視聴情報収集システムの動作の説明に用いるタイムアローである。 視聴情報パケット又は複合視聴情報パケット、情報処理完了通知又はパケットエラー通知がネットワーク上で失われてしまった場合等における本実施形態の視聴情報収集システムの動作の説明に用いるタイムアローである。 本実施形態のテレビジョン受信機能付き携帯電話端末の動作説明に用いるフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話端末、2 移動体通信網、3 インターネット、4 視聴率情報要求者、5 他の通信網、11 テレビジョンアンテナ、12 テレビジョン放送受信部、13 携帯制御部、14 メモリ、15 RTC、16 位置情報獲得部、17 入力操作部、18 表示出力制御部、19 表示部、20 音声出力制御部、21 スピーカ、22 マイクロホン、23 携帯電話送受信部、24 携帯電話アンテナ

Claims (10)

  1. テレビジョン放送電波を受信するためのテレビジョン放送電波受信手段と、上記テレビジョン放送電波受信手段が受信して当該端末の使用者が視聴したテレビジョン放送番組を特定可能な視聴情報を生成する視聴情報生成手段と、上記視聴情報を所定の通信網へ無線伝送する無線伝送手段と、を有する携帯通信端末と、
    複数の携帯通信端末から送られてきた複数の視聴情報を受信して収集する視聴情報収集手段と、上記情報収集手段が収集した複数の視聴情報に基づいて視聴率を算出する視聴率算出手段と、を有する視聴情報収集サーバとを備えている
    ことを特徴とする視聴情報収集システム。
  2. 請求項1記載の視聴情報収集システムであって、
    上記携帯通信端末は、時間情報を生成する時計手段と、自端末の位置情報を獲得する位置情報獲得手段とを有し、
    上記携帯通信端末の上記視聴情報生成手段は、上記テレビジョン放送電波受信手段が受信して当該端末の使用者が視聴したテレビジョン放送番組のチャネル情報と、上記位置情報獲得手段が獲得した位置情報と、上記時計手段が生成した時間情報とを含む視聴情報を生成し、
    上記視聴情報収集サーバは、テレビジョン放送を行う複数の放送局と、それら各放送局の放送チャネルと、各放送局から各時刻に放送されるテレビジョン放送番組との対応情報を蓄積する蓄積手段を有し、
    上記視聴情報収集サーバの上記視聴情報収集手段は、受信した視聴情報に含まれている上記チャネル情報と位置情報とに基づいて上記蓄積手段から放送局を検索すると共に、当該検索した放送局と上記受信した視聴情報に含まれている時間情報とに基づいて上記蓄積手段から上記携帯通信端末の使用者が視聴したテレビジョン放送番組を検索することを特徴とする視聴情報収集システム。
  3. 請求項1記載の視聴情報収集システムであって、
    上記携帯通信端末の無線伝送手段は、上記所定の通信網としての携帯電話網を通じて無線通話を行う無線通話機能を有し、
    上記携帯通信端末の上記視聴情報生成手段は、上記携帯電話網にて扱われる電話番号情報、又は端末機器固有番号を、自端末特定情報として含む視聴情報を生成し、
    上記視聴情報収集サーバの視聴情報収集手段は、受信した視聴情報に含まれている上記自端末特定情報に基づいて、上記携帯通信端末毎に視聴情報を収集することを特徴とする視聴情報収集システム。
  4. 請求項1記載の視聴情報収集システムであって、
    上記携帯通信端末の上記視聴情報生成手段は、使用者によるテレビジョン放送の視聴開始とその後のテレビジョン放送番組の視聴状況の変更を示す視聴状況情報を含む視聴情報を生成することを特徴とする視聴情報収集システム。
  5. 請求項1記載の視聴情報収集システムであって、
    上記携帯通信端末の上記視聴情報生成手段は、複数の視聴情報を複合した複合視聴情報を生成し、
    上記携帯通信端末の上記無線伝送手段は、上記視聴情報生成手段が生成した複合視聴情報を無線伝送することを特徴とする視聴情報収集システム。
  6. テレビジョン放送電波を受信するためのテレビジョン放送電波受信手段と、
    上記テレビジョン放送電波受信手段が受信して当該端末の使用者が視聴したテレビジョン放送番組を特定可能な視聴情報を生成する視聴情報生成手段と、
    上記視聴情報を所定の通信網へ無線伝送する無線伝送手段とを有する
    ことを特徴とするテレビジョン放送受信機能付き携帯通信端末。
  7. 請求項6記載のテレビジョン放送受信機能付き携帯通信端末であって、
    時間情報を生成する時計手段と、
    自端末の位置情報を獲得する位置情報獲得手段とを有し、
    上記視聴情報生成手段は、上記テレビジョン放送電波受信手段が受信して当該端末の使用者が視聴したテレビジョン放送番組のチャネル情報と、上記位置情報獲得手段が獲得した位置情報と、上記時計手段が生成した時間情報とを含む視聴情報を生成することを特徴とするテレビジョン放送受信機能付き携帯通信端末。
  8. 請求項6記載のテレビジョン放送受信機能付き携帯通信端末であって、
    上記無線伝送手段は、上記所定の通信網としての携帯電話網を通じて無線通話を行う無線通話機能を有し、
    上記視聴情報生成手段は、上記携帯電話網にて扱われる電話番号情報又は端末機器固有番号を自端末特定情報として含む視聴情報を生成することを特徴とするテレビジョン放送受信機能付き携帯通信端末。
  9. 請求項6記載のテレビジョン放送受信機能付き携帯通信端末であって、
    上記視聴情報生成手段は、使用者によるテレビジョン放送の視聴開始とその後のテレビジョン放送番組の視聴状況の変更を示す視聴状況情報を含む視聴情報を生成することを特徴とするテレビジョン放送受信機能付き携帯通信端末。
  10. 請求項6記載のテレビジョン放送受信機能付き携帯通信端末であって、
    上記視聴情報生成手段は、複数の視聴情報を複合した複合視聴情報を生成し、
    上記無線伝送手段は、上記視聴情報生成手段が生成した複合視聴情報を無線伝送することを特徴とするテレビジョン放送受信機能付き携帯通信端末。
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