JP2006060469A - 撮像装置、記録装置及び撮像プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】記憶媒体の交換などを行うことなく消去した情報の復活が可能であり、また、消去後に新たな情報を記録させたとしても確実に消去した情報を復活し得るようにする。
【解決手段】記録媒体9には、撮像部7で撮影された多数の画像情報が記録され、記録媒体9に記録された多数の画像情報のうち消去すべき画像を選択して消去すると、選択された画像情報は記録部3の消去画像記録領域3Aに記録され、その後記録媒体9から消去される。この消去画像記録領域3Aに記録された画像情報は復活モードで読み出して再度記録媒体9に記録できる
【選択図】図1
【解決手段】記録媒体9には、撮像部7で撮影された多数の画像情報が記録され、記録媒体9に記録された多数の画像情報のうち消去すべき画像を選択して消去すると、選択された画像情報は記録部3の消去画像記録領域3Aに記録され、その後記録媒体9から消去される。この消去画像記録領域3Aに記録された画像情報は復活モードで読み出して再度記録媒体9に記録できる
【選択図】図1
Description
この発明は、撮像装置、記録装置及び撮像プログラムに関する。
従来、撮影した画像を着脱可能なメモリーカードなどの記録媒体に記録する電子スチルカメラにあっては、記録媒体に記録した多数の画像のうち不要な画像を指定し、指定した画像を消去(削除)して新たな画像を書き込めるようにしている。この場合、記録媒体には画像が記録される記録領域の内容を管理する管理情報の記憶領域も設けられており、消去を指定された画像は、実際には画像データそのものを消去してしまうのではなく、管理情報を消去状態としておいて画像データは残し、その画像データに新たな撮影画像データが上書きされない限り、いつでも復活出来るようにすることが行われている(特許文献1参照)。
特開2002−135711号
しかしながら、上述した電子スチルカメラなどの撮像装置にあっては、記録した画像の消去及び復活は記録媒体毎に管理するものであるため、消去した画像を後で復活させるためには、その画像がどの記録媒体に記録されていたものであるかを覚えておく必要があり、また、消去した画像の上に新たな撮影画像を上書きしてしまうと復活は不可能になってしまう欠点があった。
例えば、長期間の旅行などに行った場合、1枚の記録媒体に記録できる画像の数には制限があるために複数の記録媒体に画像を記録することになるが、撮影したはずのある画像が複数の記憶媒体の画像を再生しても見つからない場合、この画像は、誤って或いは不要と考えて消去してしまった可能性がある。この場合、消去画像を復活再生させて検索することになるが、複数の記憶媒体のいずれに記憶させたかを覚えていないと全ての記憶媒体を順次交換して撮像装置に装着し、それぞれの記憶媒体毎に消去画像を順次復活させて行かなければならず時間と手間がかかる欠点があった。
また、このような復活作業を行っても、その消去された画像に新たな撮影画像が既に上書きされてしまっているとその画像は既に存在しない為に復活は不可能であり、時間と手間をかけて上記復活作業を行ったとしても全く無駄な検索となってしまうものであった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、記憶媒体の交換などを行うことなく消去した情報の復活が可能であり、また、消去後に新たな情報を記録させたとしても確実に消去した情報を復活し得る撮像装置及び記録装置を提供する点にある。
本発明の請求項1の撮像装置は、画像情報を出力する撮像手段と、この撮像手段から出力された前記画像情報を着脱可能な記録媒体に記録する記録制御手段とを備えた撮像装置において、前記記録媒体に記録された画像情報の消去を指示する消去画像指示手段と、前記撮像装置内部に固定的に配置され前記消去画像指示手段によって消去を指示された前記記録媒体の前記画像情報を圧縮して記録する画像記録手段と、前記消去画像指示手段によって消去を指示された前記画像情報を前記記録媒体より消去する消去手段と、前記画像記録手段に記録された前記画像情報を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
更に、請求項2の撮像装置は、請求項1に記載の撮像装置において、前記画像記録手段は複数の画像情報が記憶可能な記録領域を有し、この記録領域全てに画像情報が記憶されている際には最も早く記録された画像情報を消去して前記消去画像指示手段によって消去を指示された前記記録媒体の前記画像情報を新たに記録することを特徴とする。
更にまた、請求項3の撮像装置は、請求項1に記載の撮像装置において、更に、前記出力手段によって前記画像記録手段から出力された画像情報を前記着脱可能な記録媒体に書き込む書き込み手段を備えることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の記録装置は、内部に固定的に内部メモリが配置されると共に、記憶媒体が着脱可能な記録装置において、前記記憶媒体に情報を記録させる第1の情報記録制御手段と、前記記録媒体に記録された情報の消去を指示する消去指示手段と、この消去指示手段によって消去を指示された前記記録媒体の前記情報を圧縮して圧縮情報を得る圧縮手段と、この圧縮手段によって得られた圧縮情報を前記内部メモリに記録させる第2の情報記録制御手段と、前記消去指示手段によって消去を指示された前記情報を前記記録媒体より消去する消去手段と、前記内部メモリ手段に記録された情報を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項5の記録装置は、請求項4に記載の記録装置において、更に、内部に固定的に配置され情報が記録される記録部と、この記録部に記録された情報の消去を指示する記録部情報消去指示手段と、この記録部情報消去指示手段によって消去を指示された前記記録部の前記情報を圧縮して前記内部メモリに記録させる第3の情報記録制御手段と、前記記録部情報消去指示手段によって消去を指示された前記情報を前記記録部より消去する記録部消去手段とを備えたことを特徴とする。
更に、請求項6に記載の記録装置は、請求項4に記載の記録装置において、前記内部メモリは複数の情報が記憶可能な記録領域を有し、この記録領域全てに情報が記憶されている際には最も早く記録された情報を消去して前記消去指示手段によって消去を指示された前記記録媒体の前記情報を新たに記録することを特徴とする。
更にまた、請求項7に記載の記録装置は、請求項4に記載の記録装置において、更に、前記出力手段によって前記内部メモリから出力された情報を前記着脱可能な記録媒体に書き込む書き込み手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、消去した情報を撮像装置内部或いは記録装置内部のメモリに記憶させて集中管理するようにしたので、迅速に消去した情報を検索して出力させることが出来、また、着脱される記録媒体の情報を消去後に新たな情報が上書き記録されてしまったとしても確実に消去された情報を復活し得るものである。
図1は、この発明を適用した記録装置、例えば、電子スチルカメラの回路ブロック図である。図において、制御部1は、CPU等から構成され内部に記録装置全体の動作を制御するプログラムや後述する各部の動作を制御するプログラムを備えている。この制御部1にはバスライン2を介してそれぞれ詳細を後述する記録部3、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)4、伝送制御部5、表示部6、撮像部7、キー入力部8及び記録媒体9が装着される記録媒体駆動部10が接続されている。
前記記録部3は、装置内部に固定的に配置されていて通常状態では取り出すことが出来ない内部メモリであり、不揮発性のメモリ、例えばフラッシュメモリなどから構成されている。この記録部3は、後述する多数の消去画像情報を記録する消去画像記録領域3Aと多数の撮影した画像情報を記録する撮影画像記録領域3Bとから構成されている。
RAM4は、各フラグ記憶部M、D、F、G、Hとワークエリアとしての記憶動作を行うワーク記憶部4Aとから構成されている。各フラグ記憶部M、D、F、Gは、入力部8の後述する各キー入力によってフラグがオン(値が「1」)/オフ(値が「0」)設定されるものであり、フラグ記憶部Mは、フラグがオフの時が撮影した画像情報を記録する記録(撮影)モードで、フラグがオンの時が記録された画像情報を再生する再生モードである。また、フラグ記憶部Dは、フラグがオンの時は記録された画像情報を消去する消去モードとされ、フラグ記憶部Fは、フラグがオンの時、消去された画像を復活させる復活モードとなっている。
更に、フラグ記憶部Gは、撮影された画像の記録や記録した画像の再生などのアクセスを前記記録部3に対して行うか或いは前記記憶媒体9に対して行うかを選択する為のフラグを記憶するもので、フラグがオンの時は記録部3が選択された状態であり、フラグがオフの時には記録媒体9が選択された状態を示しているものである。
フラグ記憶部Hは、記録媒体9の装着の有無を検出して記憶しておくフラグであり、記録媒体9が記録媒体駆動部10に装着されたことが、図示しない検出手段によって検出されるとフラグがオン状態に設定され、記録媒体9が記録媒体駆動部10から取り外されるとフラグがオフに設定されるものである。
伝送制御部5は、外部の電子機器、例えばパーソナルコンピュータなどと接続され画像情報等の送受信を制御するものである。尚、外部機器との接続は、ケーブルなどによる有線でなく赤外線や無線などのワイヤレス接続で行ってもよいものである。
表示部6は、例えばカラー液晶表示装置などから構成され、撮影或いは再生時の画像情報や各種設定情報、各種動作のガイダンス情報などを表示するものである。
図2は、図1の撮像部7の詳細な構成を示したもので、撮影レンズ11を通過した被写体像は絞り機構12を介してCCD等の撮像素子13上に結像される。前記撮影レンズ11及び絞り機構12は、光学系駆動部14によって焦点合わせのためにレンズ位置が移動されまた適切な露出となるように絞り量が制御されるもので、このレンズの移動や絞り機構の絞りは、測距センサや光量センサを含むセンサ部15によって検出された検出値がバスライン2を介して制御部1に送られ、制御部1で検出値に基づいて演算されたレンズの移動量や絞り機構の絞り量を示す信号が光学系駆動部14に送られることによって駆動がなされるものである。
前記撮像素子13に被写体が結像されることにより撮像素子には入射光量に応じた電荷が蓄積され、この電荷は駆動回路16から与えられる駆動パルス信号によって順次読み出されアナログ処理回路17に送られる。アナログ処理回路17では、色分離やゲイン調整、ホワイトバランスなどの各種処理が行われ、処理された信号はA/D変換回路18を介してデジタルの画像情報としてバッファレジスタ19に記憶される。
バッファレジスタ19に記憶された画像情報は、信号処理回路20において輝度信号及び色差信号に変換されると共に、圧縮伸張回路21にて圧縮されバスライン2を介して図1に示した記録部3の撮影画像記録領域3Bもしくは記録媒体9に記録されるものである。尚、画像情報の記録はファイル形式で記録され、また、このとき撮影画像記録領域3Bもしくは記録媒体9に記録された画像情報は、表示部6にも表示され撮影した画像を確認できるようになっている。
図1に戻り、入力部8には、上述した撮像部7を駆動して画像を記録させるためのシャッターキー8A、記録モード及び再生モードを切り替えるための(即ち、フラグ記憶部Mのフラグをオフ及びオンに切り替えるための)記録再生モード切替キー8B、消去モードを設定するための(フラグ記録部Dのフラグをオン及びオフに切り替えるための)消去モード設定キー8C、復活モードを設定するための(フラグ記録部Fのフラグをオン及びオフに切り替えるための)復活モード設定キー8D、画像の記録或いは再生を撮影画像記録領域3Bに対して行うか或いは記録媒体9に対して行うか(フラグ記録部Gのフラグをオン状態にするかオフ状態にするか)を設定するためのメモリ選択キー8E及び各種処理の実行或いは処理の終了を行わせる実行/終了キー8Fを備えている。
また、入力部8には、表示部6に表示された各種情報を選択したり、表示されている画像を切り替えたりするために上下左右にそれぞれスイッチ操作部が設けられた十字キー8Gも備えられており、更に、図示していないが、撮像部での各種撮影条件を設定するための各種キーや電源オン/オフのためのキーなどが備えられている。
記録媒体駆動部10は、この記録媒体駆動部10に着脱可能な記録媒体9に対して情報を記録したり、既に記録されている情報を読み出して再生したりする為の駆動回路であり、装着される記録媒体9としては、例えばスマートメデイア、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、ICカード等の各種カードが用いられる。この場合、カードではなく磁気デイスク、光(或いは光磁気)デイスクなどの各種デイスクを用いてもよく、要するに多数の画像情報を記憶し得る記憶媒体9が用いられ、記録媒体駆動部10もこれら使用される記録媒体9に応じた駆動回路となっていればよいものである。尚、記録媒体駆動部10には、図示していないが前述した如く記録媒体9が装着されているか否かを検出する機械的な検出手段が設けられており、この検出値によってフラグ記憶部Hのフラグがオンもしくはオフとなっている。
次に、上記の如く構成された電子スチルカメラの動作につき、図3乃至図5のフローチャートを参照して説明する。
図3は、画像撮影時の動作を示すフローチャートである。画像撮影を行う場合には、予め記録再生モード切替キー8Bを操作してフラグ記憶部Mのフラグをオフに設定し撮影モードにしておく。また、撮影した画像を記録部3の撮影画像記録領域3Bに対して行うか或いは記録媒体9に対して行うかをメモリ選択キーの操作によって、フラグ記憶部Gをオンもしくはオフにすることにより選択しておく。
しかして、ステップS1は、シャッタースイッチ8Aが操作されたか否かを判断する処理であり、図示はしないがシャッタオンでなければ画像の表示だけがなされており、又、パワーオフではエンドとなる。そして、シャッタースイッチ8Aが操作されるとステップS2に進み、図2の撮像素子13に結像された被写体像の画像情報をバッファレジスタ19に取り込む。
この場合、シャッタースイッチ8Aは2段スイッチで構成され、1段目のスイッチがオンになると被写体までの距離や光量が測定されて焦点合わせや絞り制御が行われ、2段目のスイッチで撮像素子から被写体画像の読み出しが開始されるものであるが、これらは一般的な技術であるので図3のフローチャートでは省略してある。しかして、次のステップS3では、記録媒体9が装着されているか否かをフラグ記録部Hの内容によって判断し、記録媒体9が装着されていた場合(YESの場合、尚、図では単にYと記す)にはステップS4に進んで、記録先として記録媒体9が選択されているか否かをフラグ記憶部Gの内容によって判断する。
ステップS4で、記録先として記録媒体9が選択されていることが判断された場合には、次のステップS5に進み、バッファレジスタ19に記憶されている画像情報を信号処理回路20で処理し更に圧縮伸張回路21で圧縮して記録媒体9に記録する。
上記ステップS3で記録媒体9が装着されていないことが判断された場合(NOの場合、尚、図では単にNと記す)及びステップS4で記録先として内部メモリである記録部3の撮影画像記録領域3Bが選択されていたことが判断された場合には、いずれもステップS6に進み、バッファレジスタ19に記憶されている画像情報を信号処理回路20で処理し更に圧縮伸張回路21で圧縮して撮影画像記録領域3Bに記録する。
尚、上記ステップS5及びステップS6における圧縮は、JPEG圧縮であり、例えばファイン(1/4)、ノーマル(1/8)、基本(1/16)等予め圧縮率などが設定されていれば、それにあった圧縮率で圧縮がなされる様になっている。
上述した図3のフローチャートの動作を繰り返すことにより、記録媒体9或いは撮影画像記録領域3Bには多数の画像情報が記録されることになる。
次に、記録媒体9に記録された多数の画像情報のうち、不要の画像情報を消去する動作を図4のフローチャートを用いて説明する。この図4のフローチャートは、再生モードにおいて消去モード設定キー8Cが操作されることによって処理が開始されるもので、まずステップS10では、表示部6に、内部メモリに記憶された画像(記録部3の撮影画像記録領域3Bに記憶されている画像)を消去するのか或いは記憶媒体9に記憶されている画像を消去するのかをユーザに選択させる為もガイダンス表示がなされる。
図6は、このガイダンス表示の表示状態を示しており、消去メニューの文字が表示されると共に、メモリ選択を促す「消去するメモリを選んで下さい」の文章が表示され、且つ、それぞれ先頭にチェックボックスを有する「カードの画像」及び「カメラ内部の画像」の文章が表示される。チェックボックスの一つにはチェックマークCが表示されており、メモリ選択キーの操作によってフラッグ記憶部Gの内容をオンもしくはオフに設定することによってチェックマークCの位置が変更され消去するメモリが選択できる。しかして、このようにしてメモリを選択した後、実行/終了キー8Fが操作されるとステップS11に進み消去するメモリとして記録媒体9が選択されたか否かが判断される。
ステップS11で記憶媒体9が選択されたことが判断されるとステップS12に進み、記憶媒体9が記憶媒体駆動部10に装着されているか否かが判断され、装着されている場合には次のステップS13において、記憶媒体9に記憶されている画像情報の縮小画像或いはサムネイル画像が表示される。図7は、この表示状態を示しており、3行6列に18の画像情報の縮小画像が表示されている状態を示している。
そして、次のステップS14では、表示されている複数の画像情報のうち消去したい画像情報を選択する処理が行われる。即ち、表示されている縮小画像のうちの一つは、画像全体が強調表示されて表示されるか或いは枠表示が他と異なって表示されることによって選択状態となって表示されているものであり、十字キー8Gの上下左右の操作がなされると強調表示される画像も順次上下左右に移動し、これによって任意の画像が選べるようになっている。図7においては縮小画像30が選択されている状態を示している。
また、最下行の画像が選択されている状態で、十字キー8Gの下方向のスイッチ操作がなされると各行の画像情報が1行上方にシフトされると共に、記録媒体9に記録されている次の6つの画像が新たに最下行に表示され、これを繰り返すことによって記憶媒体9に記憶されている全ての画像の縮小画像が表示し得るものである。一方、最上行の画像が選択されている状態で、十字キー8Gの上方向のスイッチ操作がなされると逆のシフト動作が行われ元に戻ることが出来るものである。
このようにして、記録媒体9に記録された画像情報のうち、消去したい画像情報の選択がなされた後は、実行/終了キー8Fが操作されるとステップS15に進む。ステップS15では、記録部3の消去画像記録領域3Aに空き領域があるか否かが判断され、空き領域が存在する場合にはステップS16に進んでステップS14で選択された消去したい画像情報を記録媒体9から読み出し、読み出した画像情報を圧縮して空き領域に記録する。その後ステップS17では選択された消去したい画像、この場合は記録媒体9の選択された消去したい画像に対して消去処理を実行して処理を終了する。尚、この消去処理は、画像情報をクリアしてしまってもよいが、管理情報を消去状態に設定して見かけ上消去した状態にしておき画像情報は残すようにした消去処理であってもよい。
また、ステップS15で消去画像記録領域3Aに空き領域が無いと判断された場合には、ステップS18に進み、消去画像記録領域3Aに記録されている画像情報のうち、最も古い画像情報、即ち最も早く記録された画像情報を消去してその領域にステップS14で選択された消去したい画像情報を記録し次のステップS17に進むものである。
一方、ステップS11で消去するメモリとして内部メモリが選択された場合には、ステップS19に進んで撮影画像記録領域3Bに記憶されている画像情報の縮小画像或いはサムネイル画像を表示させ、次のステップS20で消去画像の選択を行う。このステップS19及び20の画像情報の縮小画像或いはサムネイル画像の表示と消去画像の選択は、記憶媒体9から画像情報を読み出すのでなく撮影画像記録領域3Bから画像情報を読み出す点を除けばステップS13、S14で説明した内容と全く同様に行われるものであり、その詳細な説明は省略する。
しかして、撮影画像記録領域3Bの消去すべき画像情報が選択された後はステップS15、S16(又はS18)において消去すべき画像情報が圧縮されて消去画像記録領域3Aに記憶され、更にステップS17で撮影画像記録領域3Bの選択された消去すべき画像情報が消去されて処理が終了する。
図5は、上述の如くして消去された画像情報を復活させる為の画像復活処理のフローチャートである。この画像復活の処理は再生モードにおいて復活モード設定キー8Dが操作されることによって処理が開始されるもので、まずステップS30では、表示部6に、消去画像記録領域3Aに記録されている画像情報の縮小画像或いはサムネイル画像が表示され、次のステップS31では、表示された画像のうち復活させたい画像の選択がなされるる。
このステップS30及びS31の画像表示と選択は、ステップS13及びS14で説明した消去画像の表示と選択と同様にして行われるもので、即ち、消去画像記録領域3Aに記録されている画像情報の縮小画像或いはサムネイル画像が図7の如く表示され、十字キー8Gの上下左右の操作によって強調表示される画像を選択することによって復活画像を選択するものである。また、最下行の画像が選択されている状態で、十字キーの下方向のスイッチが更に操作されると各行の画像情報が1行上方にシフトされると共に、消去画像記録領域3Aに記録されている次の画像が新たに最下行に表示され、最上行の画像が選択されている状態で、十字キーの上方向のスイッチが更に操作されると元に戻る点も同様である。
このようにして復活すべき画像情報を選択した後、実行/終了キー8Fが操作されるとステップS32に進み、復活すべき画像情報を記録媒体9に復活させるのか或いは内部メモリである撮影画像記録領域3Bに復活させるのかの選択処理が行われる。この選択は、図4のステップS10でメモリ選択を行ったのと同様に、表示部6にそれぞれ先頭にチェックボックスを有する「カードの画像」及び「カメラ内部の画像」の文章が表示され、チェックボックスのチェックマークCの位置をメモリ選択キーの操作によって変更することによって行われる。このようにしてメモリを選択した後、実行/終了キー8Fが操作されるとステップS33に進み、復活させる画像情報の記憶先のメモリとして記録媒体9が選択されたか否かが判断される。
ステップS33で記憶媒体9が選択されたことが判断されると、次のステップS34では記憶媒体9が装着されているか否かが判断され、装着されている場合にはステップS35に進む。ステップS35では、記憶媒体9に空き領域が存在するか否かが判断され、空き領域が存在する場合にはステップS36に進んで復活させる画像情報を記憶媒体9の空き領域に記録する。
ステップS33で記憶媒体9が装着されていないことが判断された場合及びステップS35で記憶媒体9に空き領域が存在しないことが検出された場合には、ステップS37に進み、「カード(記憶媒体9)が装着されていないか或いは空き領域がありません」「内部のメモリに復活させますか?」といったガイダンス表示を行わせる。
図8はこの表示状態を示したもので、上記ガイダンス表示と共に内部のメモリに復活させるか或いは復活処理を終了(この場合は中止)させるかの表示も行い、ユーザに十字キー8Gでいずれかを選択させる。
ユーザがいずれかを選択して実行/終了キー8Fを操作するとステップS38に進み、ユーザが復活先を内部メモリに変更したか否かが判断される。復活先を内部のメモリに変更した場合にはステップS39に進むが、そうでない場合は「終了する」を選択したものと判断し処理を終える。
ステップS33で、内部メモリ(記録部3の撮影画像記録領域3B)が選択された場合及びステップS38で記憶媒体9から内部メモリへの変更があった場合にはいずれもステップS39に進む。このステップS39では撮影画像記録領域3Bに空き領域が存在するか否かが判断され、空き領域が存在する場合にはステップS40に進んで復活させる画像情報を撮影画像記録領域3Bの空き領域に記録する。
ステップS39で撮影画像記録領域3Bに空き領域が存在しないことが検出された場合には、ステップS41に進み、今度は「内部メモリに空き領域がありません。カードに記憶させますか?」といったガイダンス表示を行わせ、同時に、カードに記憶させるか或いは復活処理を終了(この場合は中止)させるかの表示も行い、ユーザに十字キー8Gでいずれかを選択させる。
ユーザがいずれかを選択して実行/終了キー8Fを操作するとステップS42に進み、ユーザが復活先をカード(記憶媒体9)に変更したか否かが判断される。復活先をカードに変更した場合にはステップS34に進んで既に説明したステップ34以下の処理を行うが、そうでない場合は「終了する」を選択したものと判断し処理を終える。
このように、上記実施例では、着脱可能な記録媒体9に記録されている画像情報を消去しても、その画像情報を撮像装置である電子スチルカメラの内部メモリである消去画像記録領域3Aに記憶させておくようにしたため、複数の記憶媒体のいずれで消去したかを覚えていないときでも、直ちに消去画像を復活し得るものである。
また、消去した記憶媒体に別の画像を上書きしてしまったとしても、カメラ内部に消去画像が残されているためいつでも復活が可能である。更に、消去する画像は、更に圧縮して消去画像記録領域3Aに記憶させて復活させるようにしたため、消去画像記録領域3Aには多数の消去画像が記録し得るものである。
尚、上記実施例では、撮影した画像情報を記録媒体9及び撮影画像記録領域3Bのうち選択した一方に記録させるようにしたが、記録媒体9及び撮影画像記録領域3Bの両方に記録するようにして、撮影画像記録領域3Bに記録した画像はUSB端子等を介して他のUSB端子を有する電子機器、例えばテレビやプリンタに供給して表示やプリントアウトを行わせ、記録媒体9に記録した画像は、例えば画像印刷販売装置など記録媒体9が装着できる他の電子機器に装着して使用することも可能である。また、消去画像記録領域3Aから画像を復活させる場合にも、復活画像を記録媒体9及び撮影画像記録領域3Bの両方に記録するようにしてもよい。
また、上記実施例では、記録部3を消去画像記録領域3Aと撮影画像記録領域3Bとに分けて記録するようにしたが、それぞれを別のメモリで構成してもよいことは勿論であり、また、一つのメモリに混在して記録させる場合には管理ファイルを設けてどの記憶領域にどちらの画像が記録されているかを管理させるようにしてもよいものである。
また、表示される画像情報の縮小画像やサムネイル画像は、撮影した時に作成して撮影画像と対応づけて記憶しておきこれを読み出して表示させてもよいし、或いは表示させる時に縮小画像やサムネイル画像を作成してもよいものである。
更に、上記実施例では、電子スチルカメラで撮影した画像情報の消去について説明したが、動画やアニメなどの画像情報、音楽や音声等の音情報、電子メールや文書などのテキスト情報、表データ情報等であっても適用し得るものである。
また、記録装置としては、撮像装置だけでなく、ビデオカメラ、携帯電話、PDA、パーソナルコンピュータ、音楽再生機、ECR、POSなどにも適用し得るものである。
3 記録部
6 表示部
7 撮像部
8 入力部
9 記録媒体
11 撮影レンズ
12 絞り機構
13 撮像素子
17 アナログ処理回路
18 A/D変換回路
19 バッファレジスタ
20 信号処理回路
21 圧縮伸張回路
6 表示部
7 撮像部
8 入力部
9 記録媒体
11 撮影レンズ
12 絞り機構
13 撮像素子
17 アナログ処理回路
18 A/D変換回路
19 バッファレジスタ
20 信号処理回路
21 圧縮伸張回路
Claims (8)
- 画像情報を出力する撮像手段と、この撮像手段から出力された前記画像情報を着脱可能な記録媒体に記録する記録制御手段とを備えた撮像装置において、
前記記録媒体に記録された画像情報の消去を指示する消去画像指示手段と、
前記撮像装置内部に固定的に配置され前記消去画像指示手段によって消去を指示された前記記録媒体の前記画像情報を圧縮して記録する画像記録手段と、
前記消去画像指示手段によって消去を指示された前記画像情報を前記記録媒体より消去する消去手段と、
前記画像記録手段に記録された前記画像情報を出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記画像記録手段は複数の画像情報が記憶可能な記録領域を有し、この記録領域全てに画像情報が記憶されている際には最も早く記録された画像情報を消去して前記消去画像指示手段によって消去を指示された前記記録媒体の前記画像情報を新たに記録することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 更に、前記出力手段によって前記画像記録手段から出力された画像情報を前記着脱可能な記録媒体に書き込む書き込み手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 内部に固定的に内部メモリが配置されると共に、記憶媒体が着脱可能な記録装置において、前記記憶媒体に情報を記録させる第1の情報記録制御手段と、前記記録媒体に記録された情報の消去を指示する消去指示手段と、この消去指示手段によって消去を指示された前記記録媒体の前記情報を圧縮して圧縮情報を得る圧縮手段と、この圧縮手段によって得られた圧縮情報を前記内部メモリに記録させる第2の情報記録制御手段と、前記消去指示手段によって消去を指示された前記情報を前記記録媒体より消去する消去手段と、前記内部メモリ手段に記録された情報を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする記録装置。
- 更に、内部に固定的に配置され情報が記録される記録部と、この記録部に記録された情報の消去を指示する記録部情報消去指示手段と、この記録部情報消去指示手段によって消去を指示された前記記録部の前記情報を圧縮して前記内部メモリに記録させる第3の情報記録制御手段と、前記記録部情報消去指示手段によって消去を指示された前記情報を前記記録部より消去する記録部消去手段とを備えたことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
- 前記内部メモリは複数の情報が記憶可能な記録領域を有し、この記録領域全てに情報が記憶されている際には最も早く記録された情報を消去して前記消去指示手段によって消去を指示された前記記録媒体の前記情報を新たに記録することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
- 更に、前記出力手段によって前記内部メモリから出力された情報を前記着脱可能な記録媒体に書き込む書き込み手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
- コンピュータを、
画像情報を出力する撮像手段と、
この撮像手段から出力された前記画像情報を着脱可能な記録媒体に記録する記録制御手段と、
前記記録媒体に記録された画像情報の消去を指示する消去画像指示手段と、
前記撮像装置内部に固定的に配置され前記消去画像指示手段によって消去を指示された前記記録媒体の前記画像情報を圧縮して記録する画像記録手段と、
前記消去画像指示手段によって消去を指示された前記画像情報を前記記録媒体より消去する消去手段と、
前記画像記録手段に記録された前記画像情報を出力する出力手段として機能させるための撮像プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004239444A JP2006060469A (ja) | 2004-08-19 | 2004-08-19 | 撮像装置、記録装置及び撮像プログラム |
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2004
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