JP2006059504A - 記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【目的】 記録媒体が正当に作成されたオリジナル媒体か不正に作成された複製媒体かを容易に判別することができる。
【構成】 ドライブコントローラ7は、複数の固定長パケットが記録された光ディスク1の記録部分終端の物理アドレスを取得し、その取得した物理アドレスに基づいて論理アドレスを算出し、光ディスク1から記録部分終端の論理アドレスを取得し、上記算出した論理アドレスと上記取得した論理アドレスとが一致するか否かを判断し、両論理アドレスが一致しないと判断したときに光ディスク1はオリジナル媒体であると判定し、一致すると判断したときに光ディスク1は複製媒体であると判定する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、各種のデータが記録されたCD−Rディスク,CD−RWディスク,DVD−Rディスク,DVD−RWディスク,DVD+Rディスク,DVD+RWディスク,DVD−RAMディスク等の記録媒体が正当に作成されたオリジナル媒体か不正に作成された複製媒体かを判別するための記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法と、その方法の処理をコンピュータに実行させるための手順であるプログラムと、そのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体とに関する。
昨今におけるデータ量の増大により、パーソナルコンピュータのインフラにおいて、CD−Rディスク、CD−RWディスク、DVD−Rディスク、DVD−RWディスク、DVD+Rディスク、DVD+RWディスク、DVD−RAMディスク等の記録媒体である光ディスクに高密度且つ高速で大量のデータ(情報)を記録及び再生が可能である光ドライブが標準装備となり、普及してきている。
それに伴ってアプリケーションソフトウェア、音楽データ、画像データ(静止画データ、動画データ)等の大容量のデータは、上記のような光ディスクで配布又は販売されるのが一般的になってきた。
上記のような光ディスクは、まずガラス原盤へのフォトレジスト材料塗布、レーザ露光、現像、電鋳の各工程を経てスタンパを作製し、そのスタンパを用いて一般的な方法でポリカーボネート等の成形基板に転写する。
さらに、その成形基板に反射層と保護層を積層させることにより、ピットとして時間情報(物理アドレス:ヘッダアドレス(Header Address))と共に、デジタルデータを記録したデータ構造を備えており、上記ピットに記録された時間情報に基づいてデータを再生する所望の光ディスクが得られる。
例えば、再生専用の光情報記録媒体であるCD−ROMディスクでは、物理アドレスの他に論理ブロック番号(Logical Block Number:LBN)と呼ばれる論理アドレスも記録し、主にLBNに基づいてデータを再生する。
これに対して、書き込み可能な光情報記録媒体であるCD−R(CD−Recordable)ディスクやCD−RW(CD−ReWritable)ディスクの記録用光記録媒体も広く普及している。
上記記録用光記録媒体は、全面に時間情報が記録されたグルーブ(案内溝)が形成されており、上記グルーブが形成された成形基板上に記録層(CD−Rディスクでは有機色素等を使用し、CD−RWディスクでは無機相変化膜である)、反射層、保護層を積層することにより、記録された時間情報に一致するようにCD−R/RW記録装置でピットを書き込むことで時間情報とデータを記録する構造の光記録媒体が得られる。
データ記録後のCD−Rディスク、CD−RWディスクでは、CDプレーヤやCD−ROMドライブ等の再生装置において、ピットに記録された時間情報に基づいてデータを再生する。
上記のような記録用光記録媒体では、用途に応じて異なるフォーマットでデータを記録する。例えば、音楽CDの場合では、CDフォーマット、データの保存にはISO9660フォーマットでそれぞれデータを記録する。
通常、ISO9660フォーマットでデータを追記する場合、セッション単位での追記となり、複数のセッションを持つ光ディスクはマルチセッションディスクと称される。
図7は、光ディスクのマルチセッションディスクフォーマットを示す説明図である。
図7に示すように、セッションは、リードインエリア(LIA)とリードアウトエリア(LOA)に挟まれたプログラムエリア(PA)から構成されるので、データ容量の小さなファイルを追記する場合でも、リードインエリアとリードアウトエリアを記録しなければならない。したがって、オーバーヘッドが生じていた。
そのオーバーヘッドを解消するためのフォーマットとしてユニバーサルディスクフォーマット(Universal Disc Format:UDF)と呼ばれるランダムアクセスが可能なフォーマット形式がある。
図8は、光ディスクのユニバーサルディスクフォーマットを示す説明図である。
図8に示すように、UDFでは、データは64Kバイト(32ブロック)程度のパケット単位でデータを追記し、このフォーマットで記録されたCD−RWディスク等の光ディスクもISO9660フォーマット媒体と同様に、CD−ROMドライブ等の再生装置で再生可能である。
上記パケット単位でのデータ記録においては、追記する際に書き始めの位置でトラック方向の位置ずれ、すなわちグルーブに刻まれた時間情報(物理アドレス)とピットに記録された時間情報(論理アドレス)のずれによって生じる重なり、あるいは分離に起因するデータ破壊を防ぐために、図8に示すようなリンク部を書き始めの位置に付けて記録する。例えば、CD−Rディスク、CD−RWディスクでは、7ブロックのリンク部を挟んでデータを追記し、再生時にはリンク部を省いて読み込む。
パケット単位でのデータ記録方式は、一定長のパケット毎に記録される固定長パケットと、データのサイズによって異なるパケット長で記録される可変パケットの2種類があり、特に固定長パケットでのデータ記録では、パケット毎にリンク部を付加する。
そのリンク部には論理アドレスが割り振られないので、論理アドレスと物理アドレスが一定の割合でずれる。
例えば、CD−RWディスクの場合、1パケット32ブロック(64Kバイト)毎に7ブロックのリンク部が形成されるので、記録されるデータは全て32ブロック毎に分割して記録される。
また、上記のような光ディスクでは、一部にプリピットが再生専用に形成されたデータ構造を持つものがあり、そのようなデータ構造を持つCD−Rディスク、CD−RWディスク等はハイブリッドディスク(例えば、特許文献1参照)と呼ばれている。
特開2000−99338号公報
上述した記録媒体では、アプリケーションやデータ等のコンテンツを保存したり、あるいは個人として利用するために、バックアップを行う方法が広く使用されているが、そのことによってソースである記録媒体そのものや必要情報の記録部分が破損した場合でも、コンテンツをバックアップした記録媒体を再生することでソースに含まれていたコンテンツと同様のものを容易に再現したり、またソースの記録媒体中の全コンテンツを取捨選択し、個人が必要とするコンテンツだけを抽出して編集・保存し、情報の利用や管理を効率よく行うことができる。
しかしながら、従来の記録媒体は、上記のような長所がある反面、不正なコピーによって著作権が設定されたデータが不正に使用されるという問題があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、記録媒体が正当に作成されたオリジナル媒体か不正に作成された複製媒体かを容易に判別できるようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、次の(1)〜(7)の記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法を提供する。
(1)複数の固定長パケットが記録された記録媒体の末尾固定長パケットの終端の物理アドレスを取得する物理アドレス取得工程と、その物理アドレス取得工程によって取得した物理アドレスに基づいて上記末尾固定長パケットの論理アドレスを算出する論理アドレス算出工程と、上記記録媒体から上記末尾固定長パケットの論理アドレスを取得する論理アドレス取得工程と、上記論理アドレス算出工程によって算出した論理アドレスと上記論理アドレス取得工程によって取得した論理アドレスとが一致するか否かを判断する判断工程と、その判断工程によって論理アドレスが一致しないと判断したときに上記記録媒体はオリジナル媒体であると判定し、一致すると判断したときに上記記録媒体は複製媒体であると判定するオリジナル媒体・複製媒体判定工程とからなる記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法。
(2)複数のセッションが記録された記録媒体の末尾セッションの終端の物理アドレスを取得する物理アドレス取得工程と、その物理アドレス取得工程によって取得した物理アドレスに基づいて上記記録媒体上の全セッションが固定長パケットで構成されているものと仮定した場合の上記末尾セッションの終端の論理アドレスを算出する論理アドレス算出工程と、上記記録媒体から上記末尾セッションの終端の論理アドレスを取得する論理アドレス取得工程と、上記論理アドレス算出工程によって算出した論理アドレスと上記論理アドレス取得工程によって取得した論理アドレスとが一致するか否かを判断する判断工程と、その判断工程によって論理アドレスが一致しないと判断したときに上記記録媒体はオリジナル媒体であると判定し、一致すると判断したときに上記記録媒体は複製媒体であると判定するオリジナル媒体・複製媒体判定工程とからなる記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法。
(3)複数のセッションが記録された記録媒体の末尾セッションの終端の物理アドレスを取得する物理アドレス取得工程と、その物理アドレス取得工程によって取得した物理アドレスに基づいて上記記録媒体上の全セッションが固定長パケットで構成されているものと仮定した場合の上記末尾セッションの終端の論理アドレスを算出する論理アドレス算出工程と、上記記録媒体から上記末尾セッションの終端の論理アドレスを取得する論理アドレス取得工程と、上記論理アドレス算出工程によって算出した論理アドレスと上記論理アドレス取得工程によって取得した論理アドレスとのアドレス差を算出するアドレス差算出工程と、そのアドレス差算出工程によって算出したアドレス差が予め設定した所定値未満のときに上記記録媒体はオリジナル媒体であると判定し、上記所定値に達したときに上記記録媒体は複製媒体であると判定するオリジナル媒体・複製媒体判定工程とからなる記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかの記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法において、上記オリジナル媒体・複製媒体判定工程によって上記記録媒体が複製媒体であると判定した場合は上記記録媒体に記録されたデータの再生を禁止する再生禁止工程を設けた記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法。
(5)上記(3)又は(4)の記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法において、上記記録媒体の複数のセッションのうち先頭セッションを除く他のセッションが固定長パケットで構成されている記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法。
(6)上記(3)又は(4)の記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法において、上記記録媒体の複数のセッションのうち先頭セッションを除く他のセッションに固定長パケットで構成されているセッションが存在する記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法。
(7)上記(3)又は(4)の記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法において、上記記録媒体の複数のセッションのうち先頭セッションが固定長パケットで構成されている記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法。
また、次の(8)〜(14)の記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法も提供する。
(8)コンピュータに、複数の固定長パケットが記録された記録媒体の末尾固定長パケットの終端の物理アドレスを取得する物理アドレス取得手順と、その物理アドレス取得手順によって取得した物理アドレスに基づいて上記末尾固定長パケットの論理アドレスを算出する論理アドレス算出手順と、上記記録媒体から上記末尾固定長パケットの論理アドレスを取得する論理アドレス取得手順と、上記論理アドレス算出手順によって算出した論理アドレスと上記論理アドレス取得手順によって取得した論理アドレスとが一致するか否かを判断する判断手順と、その判断手順によって論理アドレスが一致しないと判断したときに上記記録媒体はオリジナル媒体であると判定し、一致すると判断したときに上記記録媒体は複製媒体であると判定するオリジナル媒体・複製媒体判定手順とを実行させるためのプログラム。
(9)コンピュータに、複数のセッションが記録された記録媒体の末尾セッションの終端の物理アドレスを取得する物理アドレス取得手順と、その物理アドレス取得手順によって取得した物理アドレスに基づいて上記記録媒体上の全セッションが固定長パケットで構成されているものと仮定した場合の上記末尾セッションの終端の論理アドレスを算出する論理アドレス算出手順と、上記記録媒体から上記末尾セッションの終端の論理アドレスを取得する論理アドレス取得手順と、上記論理アドレス算出手順によって算出した論理アドレスと上記論理アドレス取得手順によって取得した論理アドレスとが一致するか否かを判断する判断手順と、その判断手順によって論理アドレスが一致しないと判断したときに上記記録媒体はオリジナル媒体であると判定し、一致すると判断したときに上記記録媒体は複製媒体であると判定するオリジナル媒体・複製媒体判定手順とを実行させるためのプログラム。
(10)コンピュータに、複数のセッションが記録された記録媒体の末尾セッションの終端の物理アドレスを取得する物理アドレス取得手順と、その物理アドレス取得手順によって取得した物理アドレスに基づいて上記記録媒体上の全セッションが固定長パケットで構成されているものと仮定した場合の上記末尾セッションの終端の論理アドレスを算出する論理アドレス算出手順と、上記記録媒体から上記末尾セッションの終端の論理アドレスを取得する論理アドレス取得手順と、上記論理アドレス算出手順によって算出した論理アドレスと上記論理アドレス取得手順によって取得した論理アドレスとのアドレス差を算出するアドレス差算出手順と、そのアドレス差算出手順によって算出したアドレス差が予め設定した所定値未満のときに上記記録媒体はオリジナル媒体であると判定し、上記所定値に達したときに上記記録媒体は複製媒体であると判定するオリジナル媒体・複製媒体判定手順とを実行させるためのプログラム。
(11)上記(9)〜(10)のいずれかのプログラムにおいて、上記オリジナル媒体・複製媒体判定手順によって上記記録媒体が複製媒体であると判定した場合は上記記録媒体に記録されたデータの再生を禁止する再生禁止手順を設けたプログラム。
(12)上記(9)又は(10)のプログラムにおいて、上記記録媒体の複数のセッションのうち先頭セッションを除く他のセッションが固定長パケットで構成されているプログラム。
(13)上記(9)又は(10)のプログラムにおいて、上記記録媒体の複数のセッションのうち先頭セッションを除く他のセッションに固定長パケットで構成されているセッションが存在するプログラム。
(14)上記(9)又は(10)のプログラムにおいて、上記記録媒体の複数のセッションのうち先頭セッションが固定長パケットで構成されているプログラム。
さらに、次の(15)〜(22)のコンピュータ読み取り可能な記録媒体も提供する。
(15)上記(9)〜(14)のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(16)再生専用領域のみからなり、その再生専用領域に上記(9)〜(14)のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(17)記録可能領域と再生専用領域とからなり、その再生専用領域に上記(9)〜(14)のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(18)記録可能領域のみからなり、その記録可能領域に上記(9)〜(14)のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(19)記録可能領域と再生専用領域とからなり、その再生専用領域に、コンピュータに上記記録可能領域へ情報を記録させる手順を実行させるためのプログラムと、上記(9)〜(14)のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(20)記録可能領域と再生専用領域とからなり、その再生専用領域に、コンピュータに前記記録可能領域へ固定長パケットで構成されるセッションを記録する手順を実行させるためのプログラムと、上記(9)〜(14)のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(21)記録可能領域と再生専用領域とからなり、その再生専用領域に、コンピュータに上記再生専用領域が固定長パケットで構成されていない場合は上記記録可能領域へ固定長パケットで構成されるセッションを記録する手順を実行させるためのプログラムと、上記(9)〜(14)のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(22)記録可能領域と再生専用領域とからなり、その再生専用領域に、コンピュータに上記再生専用領域が固定長パケットで構成されている場合は上記記録可能領域へ固定長パケットで構成されないセッションを記録する手順を実行させるためのプログラムと、上記(9)〜(14)のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
この発明による記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法は、記録媒体が正当に作成されたオリジナル媒体か不正に作成された複製媒体かを容易に判別することができる。また、この発明によるプログラムは、上述の判別をするための手順をコンピュータに実行させることができる。さらに、この発明によるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上述の判別をするための手順のプログラムをコンピュータにインストールして、コンピュータに上述の判別をするための機能を導入することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態である記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法を実行する情報記録再生装置の構成を示すブロック図である。
この情報記録再生装置は、CD−Rディスク、CD−RWディスク、DVD+RWディスク、DVD−RWディスク、DVD−RAMディスク等の書き込み可能型の記録媒体である光ディスク1に対する情報の読み書きを行うCD−Rドライブ、CD−RWドライブ、DVD+RWドライブ、DVD−RWドライブ、DVD−RAMドライブ等の光ディスク装置である。
光ディスク1は、CD−Rディスク、CD−RWディスク、DVD+RWディスク、DVD−RWディスク、DVD−RAMディスク等の書き込み可能型の記録媒体である。
スピンドルモータ(モータ)2は、光ディスク1をデータ記録時及びデータ再生時にそれぞれの所定の回転速度で回転させるモータである。
回転制御部3は、モータ2の回転制御を行う。
光ピックアップ4は、光ディスク1にデータを記録及び光ディスク1に記録されたデータを再生するときにそれぞれ所定の記録パワーでレーザ光Lを発光させて照射する装置である。
アクチュエータ制御部5は、光ピックアップ4を光ディスク1に対してフォーカシング及びトラッキングするときに移動させる制御を行う。
信号制御部6は、光ピックアップ4から出力される再生信号及び光ピックアップ4に出力する記録信号を制御する。
ドライブコントローラ7は、CPU,ROM及びRAM等からなるマイクロコンピュータによって実現され、この情報記録再生装置全体の制御を行うと共に、この発明に係る記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法の制御処理も実行する。
バッファ8は、ドライブコントローラ7がデータ格納等の一時記憶領域として使用するメモリである。
レーザ駆動回路9は、光ピックアップ4のレーザ光Lの発光を駆動する。
外部インタフェイス10は、上位装置11との間でコマンド,データ等の送受信を行うために使用される。
上位装置11は、この情報記録再生装置を制御するパーソナルコンピュータ等のホストコンピュータである。
〔実施例1〕
図1に示す情報記録再生装置における光ディスク1がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する処理の実施例1について説明する。
この実施例1では、上記ドライブコントローラ7のROMに、この発明の請求項8,11に係るプログラムを格納し、CPUがそのプログラムを実行することによってこの発明の請求項1,4に係る記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法の処理を実行する。
次に、上記ドライブコントローラ7による実施例1の光ディスク1がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する処理について説明する。
上記ドライブコントローラ7は、複数の固定長パケットが記録された光ディスク1から最後尾に記録されている固定長パケット(末尾固定長パケット)の終端の物理アドレスを取得し、その取得した物理アドレスに基づいて末尾固定長パケットの論理アドレスを算出する。また、光ディスク1から末尾固定長パケットの論理アドレスを取得する。
さらに、上記算出した論理アドレスと上記取得した論理アドレスとが一致するか否かを判断し、その判断によって2つの論理アドレスが一致しないと判断したときに光ディスク1はオリジナル媒体であると判定し、一致すると判断したときに光ディスク1は複製媒体であると判定する。
そして、上記判定で光ディスク1が複製媒体であると判定した場合は、光ディスク1に記録されたアプリケーションソフトウェア、音楽データ、画像データ(静止画データ、動画データ)の再生を禁止する。また、光ディスクに記録されるソフトウェア、データ等の情報は、その光ディスクがオリジナル媒体と判別された時に継続して動作させるようにするプログラムを含めることが重要である。
次に、さらに上記光ディスク1がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する処理について説明する。
図2は、複数の固定長パケットが記録された光ディスクの各パケットの論理アドレスと物理アドレスとの関係を示す説明図である。
オリジナル媒体は、UDFフォーマット形式のトラックが固定長パケットで記録されている。各固定長パケットの間にはつなぎ目としてリンク部が付加されている。
例えば、64Kバイト(32ブロック)の固定長パケット単位であれば、物理アドレス39フレーム(=32パケット+7リンク)毎に7フレームのリンク部が連続して発生する。リンク部の論理アドレスは読めないので、オリジナル媒体の場合、固定長パケットの物理アドレスと論理アドレスとの関係は、図2の線L1のように変化する。すなわち、全セッションがFP形式で記録されていると仮定した場合、線L1に基づいて論理アドレスを得ることができる。
したがって、固定長パケットでデータが記録されているセッションでは、物理アドレスと論理アドレスに一定量のずれが生じ(図2のd1,d2,d3)、光ディスクから取得した論理アドレスと、光ディスクから取得した物理アドレスに基づいて算出した論理アドレスとは異なって一致しない。
一方、例えば、オリジナル媒体をソースとして、CD−R/RWドライブ等の記録装置を用いて光ディスクにオリジナル媒体のデータを複製した場合、例えば全面1回記録(ディスクアットワンス:DAO)で記録すれば、複製媒体の光ディスクにはリンク部が挿入されないので、固定長パケットの物理アドレスと論理アドレスとの関係は、図2の線L2のようにリニアに変化する。
したがって、光ディスクから取得した論理アドレスと、光ディスクから取得した物理アドレスに基づいて算出した論理アドレスとは一致する。
こうして、算出した論理アドレスと取得した論理アドレスとが一致しないときは、光ディスク1はオリジナル媒体であると判定し、一致するときは光ディスク1は複製媒体であると判定することができる。
このようにして、光ディスクが正当に作成されたオリジナル媒体か不正に作成された複製媒体かを容易に判別することができるので、不正にコピーされた光ディスクの流用を防ぐことができる。
また、光ディスクがコピー媒体であると判別された時、その光ディスクに記録されているソフトウェアプログラムの実行やデータの再生を禁止するので、著作権が設定されたプログラムやデータの不正使用を未然に防ぐことが可能である。
〔実施例2〕
図1に示す情報記録再生装置における記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する処理の実施例2について説明する。
この実施例2では、上記ドライブコントローラ7のROMに、この発明の請求項9,11に係るプログラムを格納し、CPUがそのプログラムを実行することによってこの発明の請求項2,4に係る記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法の処理を実行する。
次に、上記ドライブコントローラ7による実施例2の光ディスク1がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する処理について説明する。
図3は、上記ドライブコントローラ7によって光ディスク1がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する処理のフローチャート図である。
ドライブコントローラ7は、光ディスク1が情報記録再生装置に投入されると、ステップ(図中「S」で示す)1で第1セッション終了箇所の物理アドレスを取得し、ステップ2でその取得した物理アドレスより、第1セッションが固定長パケット(FP)形式で記録されていると仮定したときの論理アドレスを算出し、その算出された論理アドレスと、光ディスクから取得した実際の第1セッション終了箇所の論理アドレスとを比較する。
ステップ3で上記算出した論理アドレスと上記取得した論理アドレスが一致するか否かを判断し、一致するならステップ4で第1セッションはFP形式で記録されているものと判断して、ステップ5へ進み、一致しないならステップ12で第1セッションはFP形式で記録されていないものと判断して、ステップ13へ進む。
ステップ5では、光ディスクから最終セッション終了箇所(末尾セッションの末尾固定長パケットの終端)の物理アドレスを取得し、ステップ6でその取得した物理アドレスより、光ディスクの全てのセッションがFP形式で記録されているものと仮定した場合の最終セッション終了箇所の論理アドレスを算出し、光ディスクから最終セッション終了箇所の論理アドレスを取得し、その算出された論理アドレスと、光ディスクから取得した実際の最終セッション終了箇所の論理アドレスとを比較する。
ステップ7で上記算出した論理アドレスと上記取得した論理アドレスが一致するか否かを判断し、一致するなら論理アドレスのずれ量は最大になっていることになり、ステップ8で光ディスクの全セッションはFP形式で記録されているものと判断して、ステップ9で光ディスクが複製媒体であると判定し、この処理を終了する。
また、ステップ7で上記算出した論理アドレスと上記取得した論理アドレスが一致しないと判断すると、ステップ10で全セッションの内の一部がFP形式で記録されているもの(例えば、FP形式で記録されたセッションとTAO形式で記録されたセッションとが混在している場合が該当する)と判断して、ステップ11で光ディスクがオリジナル媒体であると判定し、この処理を終了する。
一方、ステップ13では、光ディスクから最終セッション終了箇所の物理アドレスを取得し、ステップ14でその取得した物理アドレスより、光ディスクの全てのセッションがFP形式で記録されていないものと仮定した場合の最終セッション終了箇所の論理アドレスを算出し、光ディスクから最終セッション終了箇所の論理アドレスを取得し、その算出された論理アドレスと、光ディスクから取得した実際の最終セッション終了箇所の論理アドレスとを比較する。
ステップ15で上記算出した論理アドレスと上記取得した論理アドレスが一致するか否かを判断し、一致するなら論理アドレスのずれは無いことになり、ステップ16で光ディスクの全セッションはFP形式で記録されていないもの(例えば、DAO形式で記録される場合が該当する)と判断して、ステップ17で光ディスクが複製媒体であると判定し、この処理を終了する。
また、ステップ15で上記算出した論理アドレスと上記取得した論理アドレスが一致しないと判断すると、ステップ10で全セッションの内の一部がFP形式で記録されているもの(例えば、FP形式で記録されたセッションとTAO形式で記録されたセッションとが混在している場合が該当する)と判断して、ステップ11で光ディスクがオリジナル媒体であると判定し、この処理を終了する。
〔実施例3〕
図1に示す情報記録再生装置における記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する処理の実施例3について説明する。
この実施例3では、上記ドライブコントローラ7のROMに、この発明の請求項10,11に係るプログラムを格納し、CPUがそのプログラムを実行することによってこの発明の請求項3,4に係る記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法の処理を実行する。
次に、上記ドライブコントローラ7による実施例3の光ディスク1がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する処理について説明する。
上記ドライブコントローラ7は、複数のセッションが記録された光ディスク1の最終セッション終了箇所(末尾セッションの末尾固定長パケットの終端)の物理アドレスを取得し、その取得した物理アドレスに基づいて光ディスク1上の全セッションが固定長パケットで構成されているものと仮定した場合の上記最終セッション終了箇所の論理アドレスを算出する。また、光ディスク1から上記最終セッション終了箇所の論理アドレスを取得する。さらに、上記算出した論理アドレスと上記取得した論理アドレスとのアドレス差を算出し、その算出したアドレス差が予め設定した所定値未満のときに光ディスク1はオリジナル媒体であると判定し、上記所定値に達したときに光ディスク1は複製媒体であると判定する。
例えば、第2セッション以降に構成される固定長パケット間に挿入されるリンク部により生じる物理アドレスと論理アドレスとのずれ量が、通常のUDFフォーマットの光ディスクでのずれ量(上記所定値)未満のときに、光ディスクがオリジナル媒体であると判定することができる。
また、上記ずれ量が“0”のとき(全てのセッションにFP形式のデータ記録が含まれていない場合)と、上記ずれ量が最大値のとき(全てのセッションがFP形式のデータ記録の場合)とは、光ディスクが複製媒体であると判定することができる。
そして、上記判定で光ディスク1が複製媒体であると判定した場合は、光ディスク1に記録されたアプリケーションソフトウェア、音楽データ、画像データ(静止画データ、動画データ)の再生を禁止する。また、光ディスクに記録されるソフトウェア、データ等の情報は、その光ディスクがオリジナル媒体と判別された時に継続して動作させるようにするプログラムを含めることが重要である。
次に、さらに上記光ディスク1がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する処理について説明する。
図4は、複数の固定長パケットが記録された光ディスクの各パケットの論理アドレスと物理アドレスとの関係を示す他の説明図である。
例えば、オリジナル媒体をソースとして、CD−R/RWドライブ等の記録装置を用いて光ディスクにオリジナル媒体のデータを複製した場合、例えば全面1回記録(ディスクアットワンス:DAO)で記録すれば、複製媒体の光ディスクにはリンク部が挿入されないので、固定長パケットの物理アドレスと論理アドレスとの関係は、図4の線L3のようにリニアに変化する。
したがって、光ディスクから取得した論理アドレスと、光ディスクから取得した物理アドレスに基づいて算出した論理アドレスとは一致する。
こうして、算出した論理アドレスと取得した論理アドレスとが一致しないときは、光ディスク1はオリジナル媒体であると判定し、一致するときは光ディスク1は複製媒体であると判定することができる。
一方、図4の線L4のように、通常のUDFフォーマット形式で複製した場合にはデータが固定長パケット単位で記録され、固定長パケットで記録されたトラックが存在したり物理アドレスと論理アドレスとにずれが生じ、アドレスが異なってしまうので、上述の判別処理のみではオリジナル媒体と判別される可能性があり不十分である。ここで、全セッションがFP形式で記録されていると仮定した場合、線L4に基づいて論理アドレスを得ることができる。
しかしながら、ソースとして使用している複製元の光ディスク中には、リンク部を含まないISO9660フォーマット形式、あるいはリンク部にも論理アドレスが割り振られる可変パケットにより記録されたセッションが含まれるので、そのようなセッションでは物理アドレスと論理アドレスにずれは生じない。すなわち、個々のセッションについては、FP形式で構成されていないセッション(例えば、TAO形式等)は、そのセッション内では論理アドレスが物理アドレスに対してリニアに変化するので、アドレスにずれは発生しない。一方、光ディスクの記録領域全体については、FP形式で記録しているセッションが含まれていると、そのセッション以降は必ずアドレスにズレを生じる。したがって、FP形式のセッションが最終セッションである必要はない。
これに対し、固定長パケットで複製されたUDFフォーマット形式の光ディスクには、オリジナル媒体ではリンク部を含まなかったセッション部分の情報も固定長パケットで記録され、リンク部を生じる。
すなわち、通常のUDFフォーマット形式で複製した光ディスクは、図4の線L5に示すオリジナル媒体よりもセッションの分だけ物理アドレスと論理アドレスとのずれ量が大きくなる。
また、CD−R/RWドライブ等の記録装置およびパソコン上に存在する記録手段では、オリジナル媒体のように1枚の光ディスク中にリンク部を含まないISO9660フォーマット形式、あるいはリンク部にも論理アドレスが割り振られる可変パケットによる記録と、固定長パケットによる記録とを混在させるのは複雑すぎて不可能である。
よって、第2セッション以降に構成される固定長パケット間に挿入されるリンク部によって生じる光ディスクの物理アドレスと論理アドレスとのずれ量が、通常のUDFフォーマット形式の光ディスクでのずれ量(上記所定量)未満である場合、その光ディスクがオリジナル媒体であると判定することができ、光ディスクの不正コピー防止をより良く行うことができる。
次に、光ディスク1に形成したセッションの構成について説明する。
図5は、上記光ディスク1に形成したセッションの構成の一例を示す説明図である。
一例として、マルチセッション方式で第2セッションまでデータが記録されている光記録媒体において、以下の4種類を示す。
第1セッション終了物理アドレス=04:21:39
第2セッション終了物理アドレス=06:52:34
同図の(a)は、第1セッションと第2セッションのいずれもTAO(トラックアットワンス)形式で記録されたフォーマットを示しており、第1セッション終了論理アドレス=19464(04:19:39相当)、第2セッション終了論理アドレス=30784(06:50:34相当)である。
同図の(b)は、第1セッションがTAO形式で、第2セッションがFP形式でそれぞれ記録されたフォーマットを示しており、第1セッション終了論理アドレス=19464(04:19:39相当)、第2セッション終了論理アドレス=28754(06:23:29相当)である。
同図の(c)は、第1セッションがFP形式で、第2セッションがTAO形式でそれぞれ記録されたフォーマットを示しており、第1セッション終了論理アドレス=15971(03:32:71相当)、第2セッション終了論理アドレス=27291(06:03:66相当)である。
同図の(d)は、第1セッションと第2セッションのいずれもFP形式で記録されたフォーマットを示しており、第1セッション終了論理アドレス=15971(03:32:71相当)、第2セッション終了論理アドレス=25261(05:36:61相当)である。
図中の論理アドレスは、物理アドレスが00:02:00の時に“0”である。
同図の(a)に示すフォーマットの場合、第1セッション、第2セッションのいずれもTAO形式での記録なので、両セッション中にリンク部を生じない。
したがって、論理アドレスは物理アドレスと共にリニアに増加し、論理アドレス開始後第2セッション終了までずれを生じない。
また、同図の(b)に示すフォーマットの場合、第1セッションがTAO形式記録でリンク部が存在しないので、論理アドレス開始後第1セッション終了まではずれを生じない。しかし、第2セッションはFP形式記録であるので、固定長パケットの後にリンク部を生じる。そのリンク部には論理アドレスが与えられず、1リンク部につき論理アドレスが7ブロック分ずれる。したがって、第2セッション終了時の論理アドレスは、同図の(a)に示すフォーマットの場合のときと比較して、第2セッションのリンク部の個数分((30784−28754)/7=290個分)だけ小さい方へずれる。
同図の(c)に示すフォーマットの場合、第1セッションがFP形式記録なので、固定長パケットの後にリンク部が存在する。そのリンク部には論理アドレスが与えられず、1リンク部につき論理アドレスが7ブロック分ずれる。したがって、第1セッション終了時の論理アドレスは、同図の(a)に示すフォーマットの場合と比較して、第1セッションのリンク部の個数分((19464−15971)/7=499個分)だけ小さい方へずれる。また、第2セッションはTAO形式記録であるため、第2セッション開始以降の論理アドレスは、物理アドレスと共にリニアに増加する。したがって、構成全体としても、論理アドレスは第1セッションのリンク部の個数分だけ小さい方へずれる。
同図の(d)に示すフォーマットの場合、第1セッション、第2セッションのどちらもFP形式での記録なので、両セッション中にリンク部が存在する。第1セッションの論理アドレスのずれ量は、同図の(c)に示すフォーマットの場合と、第2セッションの論理アドレスのずれ量は、同図の(b)に示すフォーマットの場合とそれぞれ等しくなるので、構成全体として両セッションのリンク部の個数分((30784−25261)/7=789個分)論理アドレスがずれる。したがって、両セッションともFP形式記録のため、論理アドレスのずれ量は最大となる。
通常の記録用ドライブおよび記録用ソフトを使用し、光ディスクにオリジナル媒体のデータを複製した場合、全面1回記録のDAO方式で記録を行うと、複製先の光ディスクにはリンク部は挿入されない。すなわち、物理アドレスと共に論理アドレスもリニアに増加し続けるため、論理アドレスにずれは生じず、両論理アドレスの構成は、図5の(a)に示すフォーマットの場合と同じになる。
また、複製でFP方式を使用すると、全面が固定長パケット単位で記録されるので、論理アドレス開始から終了までリンク部による論理アドレスのずれは生じ続ける。
すなわち、アドレスのずれ量は最大となり、物理アドレスと論理アドレスの構成は、図5の(d)に示すフォーマットの場合と同じになる。
したがって、マルチセッション形式で記録されている光ディスクにおいて、第1セッションがFP形式で構成されていない、すなわちTAO形式で構成されている場合、第2セッション以降のデータ記録としてFP形式で構成されているセッションが少なくとも一つ以上存在すれば、その光ディスクの論理アドレスのずれ量は、図5の(a)に示すフォーマットの場合の値以上、図5の(d)に示すフォーマットの場合の値以下になるので、オリジナル媒体と判別することができる。
同様に、第1セッションがFP形式で構成されている場合、第2セッション以降の情報記録としてTAO形式で構成されているセッションが少なくとも一つ以上存在すれば、その光ディスクの論理アドレスのずれ量は、図5の(a)に示すフォーマットの場合の値以上、図5の(d)に示すフォーマットの場合の値以下になるので、オリジナル媒体と判別することができる。
また、マルチセッション形式で記録されている光ディスクにおいて、TAO形式で構成させるセッションは可変長パケット(Valuable Packet:VP)形式によって構成させてもよい。これはVP形式で生じるリンク部には、FP形式と異なり、論理アドレスが与えられるためである。
次に、上記光ディスクを複数のセッションのうち先頭セッション(第1セッション)を除く他のセッション(第2セッション以降の全セッション)が全て固定長パケットで構成されているマルチセッションディスクにするとよい。
例えば、第1セッションはリンク部を含まないISO9660フォーマット形式で記録、あるいはリンク部にも論理アドレスが割り振られる可変パケットによって記録したセッションとし、その第1セッション中にこの発明に係るプログラムを記録し、第2セッション以降に固定長パケットでソフトウェアプログラム、データを記録する。
このようにすれば、オリジナル媒体の構成上、重要なデータをより多く光ディスク上に記録させることが可能となり、データの管理をより効率よく行うことができる。また、光ディスクがハイブリッドディスクなので、重要なデータは後から追記することができるため、使い勝手が向上する。
次に、上記光ディスクを複数のセッションのうち先頭セッション(第1セッション)を除く他のセッション(第2セッション以降の全セッション)に固定長パケットで構成されているセッションが少なくとも1つ存在するマルチセッションディスクにしてもよい。
このように、光ディスクが第2セッションまでで構成されている場合はもちろん、第2セッション以降として複数のセッションが存在する場合でも、少なくとも一つのセッションが固定長パケットによって構成されていれば、光ディスク内に物理アドレスから算出した論理アドレスと光ディスクの実際の論理アドレスに違いが生じる箇所が発生する。
すなわち、セッション内の物理アドレスから算出した論理アドレスと実際の論理アドレスに違いが生じていることを検出し、その両論理アドレスの違いが検出された場合にオリジナル媒体であると判定することが可能となる。
次に、上記光ディスクを複数のセッションのうち先頭セッション(第1セッション)が固定長パケットで構成されているマルチセッションディスクにしてもよい。
この場合、第2セッション以降の情報記録がリンク部を含まないISO9660フォーマット形式、あるいはリンク部にも論理アドレスが割り振られる可変パケットによって構成されていても、光ディスク全体では第1セッションが固定長パケットで構成されているので、物理アドレスから算出した論理アドレスと実際の論理アドレスに違いが生じている。したがって、セッション内の物理アドレスから算出した論理アドレスと実際の論理アドレスに違いが生じていることを検出し、両論理アドレスの違いが検出された場合にオリジナル媒体であると判定することが可能となる。
次に、上記光ディスク1にこの発明の請求項8と11、9と11、10と11に係るプログラムを、ディスク挿入時にドライブコントローラ7によって実行するように記録するようにすれば、その光ディスク1に原本性を持たせることが可能になり、当該光記録媒体中に記録されているプログラムの動作の安全性も保証することができる。
また、上記光ディスク1を再生専用領域(ROM領域)のみにし、そのROM領域にこの発明の請求項8と11、9と11、10と11に係るプログラムを記録するようにしてもよい。その場合、プログラムは、スタンパ製造工程においてピット列として形成され、スタンパに転写され(マスタリング)、上記スタンパを型として成形基板に転写される。
このようにして、光ディスク1の成形基板上に反射層、保護層を積層することによって容易にディスク化することができるので、この発明に係るプログラムを備えるオリジナル媒体を大量且つ安価に生産することが可能になり、生産コストの削減にも寄与することができる。
さらに、上記光ディスク1を再生専用領域(ROM領域)と記録可能領域とからなるようにし、そのROM領域にこの発明の請求項8と11、9と11、10と11に係るプログラムを記録するようにしてもよい。
このようにして、光ディスクの記録可能領域に記録するソフトウェアプログラムやデータがユーザ毎に異なっても、この発明に係るプログラムが元々ROM領域に記録されているので、オリジナル媒体としての用途が各媒体別に多岐に渡り、汎用性が向上するという利点がある。
また、上記光ディスク1を記録可能領域のみにし、その記録可能領域にこの発明の請求項8と11、9と11、10と11に係るプログラムを記録するようにしてもよい。
このようにして、例えば、通常のCD−Rディスク、CD−RWディスク等の記録可能領域からなる光ディスクに必要なソフトウェアプログラム、データを記録する際に、通常の記録可能領域を持つ光ディスクを不正コピー防止に効果のあるオリジナル媒体へと変換することができ、記録されたデータに原本性及び安全性を保持させることが可能となる。
さらに、上記光ディスク1を再生専用領域(ROM領域)と記録可能領域とからなるようにし、そのROM領域にこの発明の請求項8と11、9と11、10と11に係るプログラムと、ドライブコントローラ7に光ディスク1の記録可能領域へデータを記録させる手順を実行させるためのプログラムとを記録するようにしてもよい。
このようにして、ROM領域に記録した光ディスク1の記録可能領域へデータを記録させる手順を実行させるためのプログラムをドライブコントローラ7が実行することにより、光ディスク1の記録可能領域にデータを記録し、その記録されたデータにも原本性を持たせることができる。
また、上記光ディスク1を再生専用領域(ROM領域)と記録可能領域とからなるようにし、そのROM領域にこの発明の請求項8と11、9と11、10と11に係るプログラムと、ドライブコントローラ7に光ディスク1の記録可能領域へ固定長パケットで構成されるセッションを記録させる手順を実行させるためのプログラムとを記録するようにしてもよい。
このようにして、記録可能領域中に物理アドレスから算出した論理アドレスと実際の論理アドレスに違いが生じるセッションを含めることができる。
すなわち、一枚のハイブリッドディスク中に物理アドレスから算出した論理アドレスと実際の論理アドレスにずれが生じる箇所を作ることができるため、ROM領域に記録したこの発明に係るプログラムの実行によってオリジナル媒体と判別することが可能になる。
さらに、上記光ディスク1を記録可能領域と再生専用領域(ROM領域)とからなるようにし、そのROM領域に、この発明の請求項8と11、9と11、10と11に係るプログラムと、ドライブコントローラ7にROM領域が固定長パケットで構成されていない場合は記録可能領域へ固定長パケットで構成されるセッションを記録する手順を実行させるためのプログラムとを記録するようにしてもよい。
例えば、ROM領域である第1セッションのデータ記録が固定長パケットで構成されていない場合、第2セッション以降のデータ記録として固定長パケットで構成されるセッションが少なくとも一つ以上存在するように記録する。
このようにして、記録可能領域に物理アドレスから算出した論理アドレスと実際の論理アドレスに違いが生じているセッションが含まれることになるので、光ディスク全体として物理アドレスから算出した論理アドレスと実際の論理アドレスにずれが見られないセッションと混在させることができる。
すなわち、光ディスクをソースとして複製しても、物理アドレスから算出した論理アドレスと実際の論理アドレスのずれ量が全面1回記録(DAO)媒体以上、全面固定長パケット記録以下となるので、不正コピーを防止することが可能となる。
さらにまた、上記光ディスク1を記録可能領域と再生専用領域(ROM領域)とからなるようにし、そのROM領域に、この発明の請求項8と11、9と11、10と11に係るプログラムと、ドライブコントローラ7にROM領域が固定長パケットで構成されている場合は記録可能領域へ固定長パケットで構成されないセッションを記録する手順を実行させるためのプログラムとを記録するようにしてもよい。
このようにして、トラックアットワンス(TAO)方式あるいは可変パケット方式によって記録可能領域に物理アドレスから算出した論理アドレスと実際の論理アドレスに違いが生じていないセッションが含まれることになる。
したがって、光ディスク全体として物理アドレスから算出した論理アドレスと実際の論理アドレスにずれが見られるセッションと混在させることができる。
すなわち、上述と同様に、光ディスクをソースとして複製しても、物理アドレスから算出した論理アドレスと実際の論理アドレスのずれ量が全面1回記録(DAO)媒体以上、全面固定長パケット記録以下となり、不正コピーを防止することが可能となる。
図6は、上記ドライブコントローラ7によるマルチセッション記録時の処理を示すフローチャート図である。
この処理では、光ディスク1が複数のセッションが記録されており、ROM領域と記録可能領域の両方を併せ持つハイブリッドディスクであり、ROM領域中には少なくとも、この発明に係るプログラムが記録されている。また、必要に応じてアプリケーションやコンテンツ、データ等の記録情報を予めROM領域に設定してもよい。
ドライブコントローラ7は、光ディスク1が情報記録再生装置に投入され、その光ディスク1の記録可能領域へデータを記録するとき、ステップ(図中「S」で示す)21で光ディスクからROM領域中にすでに記録されている既存セッション数に関する情報を取得し、ステップ22でその情報に基づいてROM領域内の既存セッション数が1か否かを判断する。
ステップ22で既存セッション数が1つと判断したら、ステップ23で第1セッション終了箇所の物理アドレスを取得し、ステップ24でその取得した物理アドレスより、第1セッションが固定長パケット(FP)形式で記録されていると仮定したときの論理アドレスを算出し、その算出された論理アドレスと、光ディスクから取得した実際の第1セッション終了箇所の論理アドレスとを比較する。
ステップ25で上記算出した論理アドレスと上記取得した論理アドレスが一致するか否かを判断し、一致するならステップ26で第1セッション内で論理アドレスのずれが生じており、第1セッションはFP形式で記録されているものと判断して、第2セッション以降の記録可能領域にデータを記録するときの記録形式としてトラックアットワンス(TAO)形式を選択し、ステップ27で第2セッション以降にTAO形式でデータを記録し、この処理を終了する。
一方、ステップ25で上記算出した論理アドレスと上記取得した論理アドレスが一致しないと判断したら、ステップ28で第1セッション内で論理アドレスのずれが生じておらず、第1セッション内はTAO形式でデータが記録されているものと判断し、第2セッション以降の記録可能領域にデータを記録するときの記録形式として固定長パケット(FP)形式を選択し、ステップ27で第2セッション以降にFP形式でデータを記録し、この処理を終了する。
また、ステップ22で既存セッション数が1つではないと判断したら、ステップ29で既存セッション数は2つ以上(複数)であり、光ディスクから最終セッション終了箇所の物理アドレスを取得し、ステップ30でその取得した物理アドレスより、光ディスクの全てのセッションがTAO形式で記録されているものと仮定した場合の最終セッション終了箇所の論理アドレスを算出し、光ディスクから最終セッション終了箇所の論理アドレスを取得し、その算出された論理アドレスと、光ディスクから取得した実際の最終セッション終了箇所の論理アドレスとを比較する。
ステップ31で上記算出した論理アドレスと上記取得した論理アドレスが一致しないか否かを判断し、一致するなら論理アドレスのずれが無いことになり、ステップ28で光ディスクのROM領域に存在する全セッションはFP形式で記録されていないものと判断し、記録可能領域にデータを記録するときの記録形式として固定長パケット(FP)形式を選択し、ステップ27で記録可能領域にFP形式でデータを記録し、この処理を終了する。
一方、ステップ31で上記算出した論理アドレスと上記取得した論理アドレスが一致しないと判断したら、論理アドレスにずれがあり、ステップ32で光ディスクから取得した最終セッション終了箇所の物理アドレスより、光ディスクの全てのセッションがFP形式で記録されているものと仮定した場合の最終セッション終了箇所の論理アドレスを算出し、光ディスクから最終セッション終了箇所の論理アドレスを取得し、その算出された論理アドレスと、光ディスクから取得した実際の最終セッション終了箇所の論理アドレスとを比較する。
ステップ33で上記算出した論理アドレスと上記取得した論理アドレスが一致しないか否かを判断し、一致するなら論理アドレスのずれが最大値であり、ステップ26で光ディスクのROM領域に存在する全セッションはFP形式で記録されているものと判断し、記録可能領域にデータを記録するときの記録形式としてTAO形式を選択し、ステップ27で記録可能領域にTAO形式でデータを記録し、この処理を終了する。
また、ステップ33の判断で上記算出した論理アドレスと上記取得した論理アドレスが一致しないなら、論理アドレスのずれ量が上記最大値未満であり、ステップ34で光ディスクのROM領域にはTAO形式で記録されたセッションとFP形式で記録されたセッションとが混在していると判断し、記録可能領域にデータを記録するときの記録形式にはTAO形式とFP形式のいずれかを任意に選択(ユーザからの選択操作によって指定された記録形式又は予め設定した記録形式を選択)し、ステップ27で記録可能領域に上記選択された記録形式でデータを記録し、この処理を終了する。
なお、上述の処理では、記録形式の一例としてFP形式とTAO形式を使用する場合について説明したが、TAO形式で構成させるセッションを可変長パケット(VP)形式で記録する記録形式を用いるようにしてもよい。
そのVP形式の記録で生じるリンク部には、FP形式と異なり、論理アドレスが与えられるため、論理アドレスにずれを生じないためである。
この発明による記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、デスクトップパソコン,ノートブックパソコン等のパーソナルコンピュータにおいても適用することができる。
この発明の一実施形態である記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法を実行する情報記録再生装置の構成を示すブロック図である。 複数の固定長パケットが記録された光ディスクの各パケットの論理アドレスと物理アドレスとの関係を示す説明図である。 図1に示すドライブコントローラ7によって光ディスク1がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する処理のフローチャート図である。 複数の固定長パケットが記録された光ディスクの各パケットの論理アドレスと物理アドレスとの関係を示す他の説明図である。
図1に示す光ディスク1に形成したセッションの構成の一例を示す説明図である。 図1に示すドライブコントローラ7によるマルチセッション記録時の処理を示すフローチャート図である。 光ディスクのマルチセッションディスクフォーマットを示す説明図である。 光ディスクのユニバーサルディスクフォーマットを示す説明図である。
符号の説明
1:光ディスク 2:スピンドルモータ 3:回転制御部 4:光ピックアップ 5:アクチュエータ制御部 6:信号制御部 7:ドライブコントローラ 8:バッファ 9:レーザ駆動回路 10:外部インタフェイス 11:上位装置

Claims (22)

  1. 複数の固定長パケットが記録された記録媒体の末尾固定長パケットの終端の物理アドレスを取得する物理アドレス取得工程と、該物理アドレス取得工程によって取得した物理アドレスに基づいて前記末尾固定長パケットの論理アドレスを算出する論理アドレス算出工程と、前記記録媒体から前記末尾固定長パケットの論理アドレスを取得する論理アドレス取得工程と、前記論理アドレス算出工程によって算出した論理アドレスと前記論理アドレス取得工程によって取得した論理アドレスとが一致するか否かを判断する判断工程と、該判断工程によって論理アドレスが一致しないと判断したときに前記記録媒体はオリジナル媒体であると判定し、一致すると判断したときに前記記録媒体は複製媒体であると判定するオリジナル媒体・複製媒体判定工程とからなることを特徴とする記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法。
  2. 複数のセッションが記録された記録媒体の末尾セッションの終端の物理アドレスを取得する物理アドレス取得工程と、該物理アドレス取得工程によって取得した物理アドレスに基づいて前記記録媒体上の全セッションが固定長パケットで構成されているものと仮定した場合の前記末尾セッションの終端の論理アドレスを算出する論理アドレス算出工程と、前記記録媒体から前記末尾セッションの終端の論理アドレスを取得する論理アドレス取得工程と、前記論理アドレス算出工程によって算出した論理アドレスと前記論理アドレス取得工程によって取得した論理アドレスとが一致するか否かを判断する判断工程と、該判断工程によって論理アドレスが一致しないと判断したときに前記記録媒体はオリジナル媒体であると判定し、一致すると判断したときに前記記録媒体は複製媒体であると判定するオリジナル媒体・複製媒体判定工程とからなることを特徴とする記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法。
  3. 複数のセッションが記録された記録媒体の末尾セッションの終端の物理アドレスを取得する物理アドレス取得工程と、該物理アドレス取得工程によって取得した物理アドレスに基づいて前記記録媒体上の全セッションが固定長パケットで構成されているものと仮定した場合の前記末尾セッションの終端の論理アドレスを算出する論理アドレス算出工程と、前記記録媒体から前記末尾セッションの終端の論理アドレスを取得する論理アドレス取得工程と、前記論理アドレス算出工程によって算出した論理アドレスと前記論理アドレス取得工程によって取得した論理アドレスとのアドレス差を算出するアドレス差算出工程と、該アドレス差算出工程によって算出したアドレス差が予め設定した所定値未満のときに前記記録媒体はオリジナル媒体であると判定し、前記所定値に達したときに前記記録媒体は複製媒体であると判定するオリジナル媒体・複製媒体判定工程とからなることを特徴とする記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法において、前記オリジナル媒体・複製媒体判定工程によって前記記録媒体が複製媒体であると判定した場合は前記記録媒体に記録されたデータの再生を禁止する再生禁止工程を設けたことを特徴とする記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法。
  5. 請求項3又は4記載の記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法において、前記記録媒体の複数のセッションのうち先頭セッションを除く他のセッションが固定長パケットで構成されていることを特徴とする記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法。
  6. 請求項3又は4記載の記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法において、前記記録媒体の複数のセッションのうち先頭セッションを除く他のセッションに固定長パケットで構成されているセッションが存在することを特徴とする記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法。
  7. 請求項3又は4記載の記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法において、前記記録媒体の複数のセッションのうち先頭セッションが固定長パケットで構成されていることを特徴とする記録媒体がオリジナル媒体か複製媒体かを判定する方法。
  8. コンピュータに、複数の固定長パケットが記録された記録媒体の末尾固定長パケットの終端の物理アドレスを取得する物理アドレス取得手順と、該物理アドレス取得手順によって取得した物理アドレスに基づいて前記末尾固定長パケットの論理アドレスを算出する論理アドレス算出手順と、前記記録媒体から前記末尾固定長パケットの論理アドレスを取得する論理アドレス取得手順と、前記論理アドレス算出手順によって算出した論理アドレスと前記論理アドレス取得手順によって取得した論理アドレスとが一致するか否かを判断する判断手順と、該判断手順によって論理アドレスが一致しないと判断したときに前記記録媒体はオリジナル媒体であると判定し、一致すると判断したときに前記記録媒体は複製媒体であると判定するオリジナル媒体・複製媒体判定手順とを実行させるためのプログラム。
  9. コンピュータに、複数のセッションが記録された記録媒体の末尾セッションの終端の物理アドレスを取得する物理アドレス取得手順と、該物理アドレス取得手順によって取得した物理アドレスに基づいて前記記録媒体上の全セッションが固定長パケットで構成されているものと仮定した場合の前記末尾セッションの終端の論理アドレスを算出する論理アドレス算出手順と、前記記録媒体から前記末尾セッションの終端の論理アドレスを取得する論理アドレス取得手順と、前記論理アドレス算出手順によって算出した論理アドレスと前記論理アドレス取得手順によって取得した論理アドレスとが一致するか否かを判断する判断手順と、該判断手順によって論理アドレスが一致しないと判断したときに前記記録媒体はオリジナル媒体であると判定し、一致すると判断したときに前記記録媒体は複製媒体であると判定するオリジナル媒体・複製媒体判定手順とを実行させるためのプログラム。
  10. コンピュータに、複数のセッションが記録された記録媒体の末尾セッションの終端の物理アドレスを取得する物理アドレス取得手順と、該物理アドレス取得手順によって取得した物理アドレスに基づいて前記記録媒体上の全セッションが固定長パケットで構成されているものと仮定した場合の前記末尾セッションの終端の論理アドレスを算出する論理アドレス算出手順と、前記記録媒体から前記末尾セッションの終端の論理アドレスを取得する論理アドレス取得手順と、前記論理アドレス算出手順によって算出した論理アドレスと前記論理アドレス取得手順によって取得した論理アドレスとのアドレス差を算出するアドレス差算出手順と、該アドレス差算出手順によって算出したアドレス差が予め設定した所定値未満のときに前記記録媒体はオリジナル媒体であると判定し、前記所定値に達したときに前記記録媒体は複製媒体であると判定するオリジナル媒体・複製媒体判定手順とを実行させるためのプログラム。
  11. 請求項9乃至10のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、前記オリジナル媒体・複製媒体判定手順によって前記記録媒体が複製媒体であると判定した場合は前記記録媒体に記録されたデータの再生を禁止する再生禁止手順を設けたプログラム。
  12. 請求項9又は10記載のプログラムにおいて、前記記録媒体の複数のセッションのうち先頭セッションを除く他のセッションが固定長パケットで構成されているプログラム。
  13. 請求項9又は10記載のプログラムにおいて、前記記録媒体の複数のセッションのうち先頭セッションを除く他のセッションに固定長パケットで構成されているセッションが存在するプログラム。
  14. 請求項9又は10記載のプログラムにおいて、前記記録媒体の複数のセッションのうち先頭セッションが固定長パケットで構成されているプログラム。
  15. 請求項9乃至14のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 再生専用領域のみからなり、該再生専用領域に請求項9乃至14のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  17. 記録可能領域と再生専用領域とからなり、該再生専用領域に請求項9乃至14のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  18. 記録可能領域のみからなり、該記録可能領域に請求項9乃至14のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  19. 記録可能領域と再生専用領域とからなり、該再生専用領域に、コンピュータに前記記録可能領域へ情報を記録させる手順を実行させるためのプログラムと、請求項9乃至14のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  20. 記録可能領域と再生専用領域とからなり、該再生専用領域に、コンピュータに前記記録可能領域へ固定長パケットで構成されるセッションを記録する手順を実行させるためのプログラムと、請求項9乃至14のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  21. 記録可能領域と再生専用領域とからなり、該再生専用領域に、コンピュータに前記再生専用領域が固定長パケットで構成されていない場合は前記記録可能領域へ固定長パケットで構成されるセッションを記録する手順を実行させるためのプログラムと、請求項9乃至14のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  22. 記録可能領域と再生専用領域とからなり、該再生専用領域に、コンピュータに前記再生専用領域が固定長パケットで構成されている場合は前記記録可能領域へ固定長パケットで構成されないセッションを記録する手順を実行させるためのプログラムと、請求項9乃至14のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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