JP2006059436A - 光磁気記録装置、光ピックアップ及びその製造方法 - Google Patents

光磁気記録装置、光ピックアップ及びその製造方法 Download PDF

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秀仁 竹内
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好夫 片山
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Abstract

【課題】 工数の削減及び故障の防止を図ることのできる光ピックアップ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 対物レンズ5を有する基台60と、対物レンズ5に対向配置される磁気ヘッド32を有して基台60に固定される磁気ヘッドアングル14とを備えた光ピックアップ3において、対物レンズ5の光軸方向(A−B)の付勢力により基台60と磁気ヘッドアングル14とを一体化する挟持バネ15を設け、挟持バネ15により基台60と磁気ヘッドアングル14とを弾性挟持した状態で調整ピン50により磁気ヘッドアングル14を基台60に対して相対移動して位置決めした後に、固定ネジ17により磁気ヘッドアングル14を基台60に螺着した。
【選択図】 図9

Description

本発明は、光磁気ディスクに情報を記録する光磁気記録装置に関する。また本発明は、、光磁気記録装置に用いられる光ピックアップ及びその製造方法に関する。
MDやMO等の光磁気ディスクに記録を行う光磁気記録装置は光磁気ディスクを挟んで対向する対物レンズと磁気ヘッドとを有した光ピックアップを備えている。対物レンズは光源から射出されたレーザー光を集光する。これにより、光磁気ディスク上の記録層がキュリー点まで加熱される。磁気ヘッドは記録する情報に応じて磁界を発生し、キュリー点を超えた記録層に記録を行う。従って、レーザー光の集光位置と記録磁界の中心とは一致させる必要があるため、対物レンズと磁気ヘッドとは所定位置に位置合せされている。
特許文献1には対物レンズと磁気ヘッドの相対位置を調整する従来の磁気ヘッド位置調整方法が開示されている。この磁気ヘッド位置調整方法によると、光ピックアップは対物レンズを有する基台と、磁気ヘッドを有する磁気ヘッドアングルとを備えている。磁気ヘッドアングルは基台に固定される固定部と、光磁気ディスクの周上の接線方向(以下、単に「接線方向」という場合がある。)に延びて固定部に対向した対向部とを有している。
一端に磁気ヘッドが取り付けられる対向部の他端は固定部を折曲した連結部に枢支され、軸方向に付勢されている。連結部に螺合される第1調整ネジにより付勢力に抗して対向部を押圧すると光磁気ディスクの径方向(以下、単に「径方向」という場合がある。)に対向部がスライド移動する。これにより、磁気ヘッドの径方向の位置を調整し、第1調整ネジがロック剤の塗布によりロックされる。
また、固定部は板バネによって基台に押しつけられた状態で取り付けられている。連結部には接線方向に延びる第2調節ネジが螺合して対向部と固定部との間に配された光磁気記録装置のシャーシに当接する。第2調節ネジによりシャーシを押圧することによって磁気ヘッドアングルが接線方向に移動する。これにより、磁気ヘッドの接線方向の位置を調整し、第2調整ネジを抜き取って固定部がロック剤の塗布により基台に固定される。
また、特許文献2には、基台に磁気ヘッドアングルを固定ネジにより緩く仮固定し、調整ネジにより位置調整した後に固定ネジを締結する磁気ヘッド位置調整方法が開示されている。
特開2002−8281号公報(第4頁−第6頁、第2図) 特開平9−231632号公報(第3頁−第5頁、第1図)
しかしながら、上記特許文献1に開示された磁気ヘッド位置調整方法によると、ロック剤の硬化前に作業者の手指等が接触すると磁気ヘッドアングルの位置がずれる場合がある。特に、磁気ヘッドアングルを径方向に位置調整した後に接線方向の位置調整を行う際に手指等が接触して位置ずれが生じ易い。また、第2調整ネジを抜き取る際に磁気ヘッドアングルと第2調整ネジとが接触して位置ずれが生じ易い。
このため、ロック剤の硬化を待機する必要があり、光ピックアップ及び光磁気記録装置の製造工数が大きくなる問題があった。更に、ロック剤は衝撃に弱いため、硬化後の衝撃によって磁気ヘッドの位置がずれ、光ピックアップ及び光磁気記録装置の故障の原因となる問題もあった。
また、上記特許文献2に開示された磁気ヘッド位置調整方法によると、磁気ヘッドアングルの仮固定時の固定ネジの締付け力が強いと磁気ヘッドアングルが簡単に移動しないため位置調整が困難になる。固定ネジの締付け力が弱いと調整ネジ等による調整量に対して磁気ヘッドアングルが大きく移動するため位置調整が困難になる。従って、光ピックアップ及び光磁気記録装置の製造工数が大きくなる問題がある。
本発明は、工数の削減及び故障の防止を図ることのできる光ピックアップ及びその製造方法を提供することを目的とする。また本発明は、工数の削減及び故障の防止を図ることのできる光磁気記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の光ピックアップは、対物レンズを有する基台と、前記対物レンズに対向配置される磁気ヘッドを有して固定ネジにより前記基台に固定される磁気ヘッドアングルと、前記対物レンズの光軸方向の付勢力により前記基台と前記磁気ヘッドアングルとを一体化する弾性挟持部材とを備えたことを特徴としている。この構成によると、基台と磁気ヘッドアングルとが弾性挟持部材によって挟持して一体化された状態で磁気ヘッドアングルが摺動移動して位置調整され、固定ネジにより固定される。
また本発明は、上記構成の光ピックアップにおいて、前記磁気ヘッドアングルは前記基台に固定される固定部と、前記基台に対向する対向部と、前記固定部の端部と前記対向部の端部とを連結する連結部とを有した断面コ字状に形成され、前記光軸方向に延びて前記基台に設けられた第1突起部に嵌合する第1溝部を前記固定部の開放端に設けたことを特徴としている。この構成によると、基台に設けた第1突起部に磁気ヘッドアングルに設けた第1溝部が嵌合し、磁気ヘッドアングルは第1突起部を中心に回動するとともに第1溝部の奥行方向にスライド移動して位置調整される。
また本発明は、上記構成の光ピックアップにおいて、前記固定部は前記連結部近傍に調整用孔部を有することを特徴としている。この構成によると、調整用孔部に挿通される調整ピン等を光磁気ディスクの接線方向及び径方向に移動すると、磁気ヘッドアングルが第1突起部を中心に回動するとともに第1溝部の奥行方向にスライド移動して位置調整される。
また本発明は、上記構成の光ピックアップにおいて、前記固定部は前記光軸方向に延びる第2突起部を第1溝部と前記調整用孔部との間に有し、前記基台は第2突起部に嵌合する第2溝部を有することを特徴としている。この構成によると、第1、第2溝部がそれぞれ第1、第2突起部に隙間を有して嵌合し、磁気ヘッドアングルは第1、第2溝部を結ぶ直線に対して該隙間分だけ傾斜して位置調整される。
また本発明は、上記構成の光ピックアップにおいて、前記弾性挟持部材は前記磁気ヘッドアングル及び前記基台の周囲を覆う板バネから成り、前記弾性挟持部材を前記固定ネジにより前記基台に固定したことを特徴としている。この構成によると、弾性挟持部材はコ字型やC字型に形成され、開放端が磁気ヘッドアングルまたは基台を押圧して両者を挟持する。磁気ヘッドアングルが位置調整されると磁気ヘッドアングル及び弾性挟持部材は固定ネジにより基台に固定される。
また本発明は、上記構成の光ピックアップにおいて、前記弾性挟持部材は前記磁気ヘッドアングル及び前記基台の周囲を覆い、側面により前記光軸方向に直交する方向に前記基台を押圧する板バネから成り、前記弾性挟持部材を前記固定ネジにより前記基台に固定するとともに、第1突起部から離れた側の前記固定ネジの締付け方向が該側面により前記弾性挟持部材が付勢される方向に一致することを特徴としている。この構成によると、弾性挟持部材は側面により基台を押圧して全体が付勢され、固定ネジの締め付けにより第1突起部から離れた側で付勢力と同じ方向に力を受ける。
また本発明は、上記構成の光ピックアップにおいて、前記基台の側面に係合爪を突設し、前記係合爪と係合する係合孔を前記弾性挟持部材に設けたことを特徴としている。この構成によると、係合爪と係合孔との係合により基台に弾性挟持部材が位置決めして取り付けられた後、磁気ヘッドアングルを基台に取り付けることができる。
また本発明は、上記構成の光ピックアップにおいて、前記弾性挟持部材は一端から延びて外側に折曲される傾斜した案内部を有することを特徴としている。この構成によると、磁気ヘッドアングルは案内部の案内によって基台に取り付けられた弾性挟持部材と基台との間の隙間に挿入される。
また本発明は、上記構成の光ピックアップにおいて、前記弾性挟持部材は前記磁気ヘッドアングルを切り起こして形成されるL字型の切起し部から成ることを特徴としている。この構成によると、弾性挟持部材はL字型に形成され、切起し部のベース面とL字型の開放端との間で磁気ヘッドアングル及び基台が挟持される。
また本発明の光磁気記録装置は、上記各構成の光ピックアップを備え、前記対物レンズと前記磁気ヘッドとの間に記録媒体を配置して情報を記録することを特徴としている。
また本発明は、対物レンズを有する基台と、前記対物レンズに対向配置される磁気ヘッドを有して前記基台に固定される磁気ヘッドアングルとを備えた光ピックアップの製造方法において、
前記対物レンズの光軸方向の付勢力により前記基台と前記磁気ヘッドアングルとを一体化する弾性挟持部材を設け、前記弾性挟持部材により前記基台と前記磁気ヘッドアングルとを弾性挟持した状態で前記磁気ヘッドアングルを前記基台に対して相対移動して位置決めした後に、固定ネジにより前記磁気ヘッドアングルを前記基台に螺着したことを特徴としている。この構成によると、基台と磁気ヘッドアングルとを弾性挟持部材により一体化した状態で磁気ヘッドアングルが位置調整され、固定ネジにより固定される。
また本発明は、上記構成の光ピックアップの製造方法において、前記弾性挟持部材により前記基台と前記磁気ヘッドアングルとを一体化した状態で、前記磁気ヘッドアングルを前記基台に対してスライド移動及び回動可能に支持する支持手段を設けたことを特徴としている。この構成によると、磁気ヘッドアングルは基台に対してスライド移動及び回動して位置調整される。支持手段は基台及び磁気ヘッドアングルの一方に設けた突起部と、他方に設けられるとともに該突起部に嵌合する溝若しくは長孔等により実現することができる。
また本発明は、上記構成の光ピックアップの製造方法において、前記磁気ヘッドアングルは前記基台に固定される固定部と、前記基台に対向する対向部と、前記固定部の端部と前記対向部の端部とを連結する連結部とを有した断面コ字状に形成され、前記光軸方向に延びて前記基台に設けられた第1突起部に嵌合する第1溝部を前記固定部の開放端に設け、第1溝部と第1突起部との嵌合により前記磁気ヘッドアングルが回動可能に支持されることを特徴としている。この構成によると、基台に設けた第1突起部に磁気ヘッドアングルに設けた第1溝部が嵌合し、磁気ヘッドアングルは第1突起部を中心に回動するとともに第1溝部の奥行方向にスライド移動して位置調整される。
また本発明は、上記構成の光ピックアップの製造方法において、前記固定部は前記連結部近傍に調整用孔部を有し、前記調整用孔部に挿通される調整ピンの移動により前記磁気ヘッドアングルを位置調整したことを特徴としている。この構成によると、調整用孔部に挿通される調整ピンを光磁気ディスクの接線方向及び径方向に移動すると、磁気ヘッドアングルが第1突起部を中心に回動するとともに第1溝部の奥行方向にスライド移動して位置調整される。
また本発明は、上記構成の光ピックアップの製造方法において、前記固定部は前記光軸方向に延びる第2突起部を第1溝部と前記調整用孔部との間に有するとともに、前記基台は第2突起部に嵌合する第2溝部を有することを特徴としている。この構成によると、第1、第2溝部がそれぞれ第1、第2突起部に隙間を有して嵌合し、磁気ヘッドアングルは第1、第2溝部を結ぶ直線に対して該隙間分だけ傾斜して位置調整される。
また本発明は、上記構成の光ピックアップの製造方法において、前記調整ピンの先端をテーパ形状にするとともに、第1、第2溝部と第1、第2突起部とがそれぞれ嵌合することにより規制される前記磁気ヘッドアングルの回動範囲の両端で前記調整用孔部が重なって配置されることを特徴としている。この構成によると、第1溝部と第1突起部の隙間及び第2溝部と第2突起部の隙間により第1、第2溝部を結ぶ直線に対して磁気ヘッドアングルは回動により傾斜可能となる。磁気ヘッドアングルが回動範囲の一端に配された時の調整用孔部の位置と、他端に配された時の調整用孔部との位置とが重なる。この重なった部分に調整ピンの先端が配されることにより調整ピンが容易に調整用孔部に挿入される。
また本発明は、上記構成の光ピックアップの製造方法において、第1、第2溝部と第1、第2突起部とがそれぞれ嵌合することにより規制される第1、第2溝部を結ぶ方向の前記磁気ヘッドアングルの移動範囲の両端で前記調整用孔部が重なって配置されることを特徴としている。この構成によると、第1、第2溝部と第1、第2突起部とが嵌合する範囲内で磁気ヘッドアングルはスライド移動可能となる。磁気ヘッドアングルがスライド移動範囲の一端に配された時の調整用孔部の位置と、他端に配された時の調整用孔部との位置とは重なる。この重なった部分に調整ピンの先端が配されることにより調整ピンが容易に調整用孔部に挿入される。
また本発明は、上記構成の光ピックアップの製造方法において、前記弾性挟持部材は前記磁気ヘッドアングル及び前記基台の周囲を覆う板バネから成り、前記弾性挟持部材を前記固定ネジにより前記基台に固定したことを特徴としている。この構成によると、弾性挟持部材はコ字型やC字型に形成され、開放端が磁気ヘッドアングルまたは基台を押圧して両者を挟持する。磁気ヘッドアングルが位置調整されると磁気ヘッドアングル及び弾性挟持部材は固定ネジにより基台に固定される。
また本発明は、上記構成の光ピックアップの製造方法において、前記弾性挟持部材は前記磁気ヘッドアングル及び前記基台の周囲を覆い、側面により前記光軸方向に直交する方向に前記基台を押圧する板バネから成り、前記弾性挟持部材を前記固定ネジにより前記基台に固定するとともに、第1突起部から離れた側の前記固定ネジの締付け方向が該側面により前記弾性挟持部材が付勢される方向に一致することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の光ピックアップの製造方法において、前記基台の側面に係合爪を突設するとともに前記係合爪と係合する係合孔を前記弾性挟持部材に設け、前記弾性挟持部材を前記基台に挿入した際に前記係合爪と前記係合孔との係合により前記基台の一面を前記弾性挟持部材が押圧して前記光軸方向に付勢するとともに、前記基台の他面と前記弾性挟持部材との間に前記磁気ヘッドアングルの厚みよりも狭い隙間を形成し、該隙間に前記磁気ヘッドアングルを挿入したことを特徴としている。
この構成によると、係合爪と係合孔との係合により基台に弾性挟持部材が位置決めして取り付けられる。この時、基台は対物レンズの光軸方向に付勢され、係合孔の内面に係合爪が押圧されて付勢方向の移動が規制される。これにより、弾性挟持部材により基台が押圧される面に対向する面と弾性挟持部材との間に隙間が形成される。該隙間には磁気ヘッドアングルが隙間に挿入され、弾性挟持部材により基台と磁気ヘッドアングルとが弾性挟持される。この時、対物レンズの光軸方向に押圧された係合爪が係合孔の内面から離れる。
また本発明は、上記構成の光ピックアップの製造方法において、前記弾性挟持部材は前記磁気ヘッドアングルの挿入方向の端面から延びて外側に折曲される傾斜した案内部を有することを特徴としている。この構成によると、磁気ヘッドアングルは、案内部の案内によって基台と弾性挟持部材との間の隙間に挿入される。
また本発明は、上記構成の光ピックアップの製造方法において、前記弾性挟持部材は前記磁気ヘッドアングルを切り起こして形成されるL字型の切起し部から成ることを特徴としている。
本発明によると、基台と磁気ヘッドアングルとを固定ネジにより固定するとともに対物レンズの光軸方向の付勢力により弾性挟持する弾性挟持部材を設けたので、磁気ヘッドアングルを弾性挟持部材の弾性力により仮固定しながら位置調整した後、固定することができる。従って、磁気ヘッドアングルの位置調整が容易になるとともに従来のようなロック剤の硬化を待機する必要がなく光ピックアップ及び光磁気記録装置の製造工数を削減することができる。また、衝撃が加わっても磁気ヘッドアングルが容易に位置ずれしないため、光ピックアップ及び光磁気記録装置の故障を防止することができる。
また本発明によると、弾性挟持部材により基台と磁気ヘッドアングルとを一体化した状態で、磁気ヘッドアングルを基台に対してスライド移動及び回動可能に支持する支持手段を設けたので、光磁気ディスクの径方向及び接線方向の磁気ヘッドアングルの位置調整を容易に行うことができる。
また本発明によると、基台に設けられた第1突起部に嵌合する第1溝部を固定部の開放端に設けたので、第1溝部と第1突起部の嵌合により磁気ヘッドアングルが回動及びスライド移動可能に支持され、光磁気ディスクの径方向及び接線方向の磁気ヘッドアングルの位置調整を容易に行うことができる。
また本発明によると、固定部は連結部近傍に調整用孔部を有するので、調整用孔部に挿通される調整ピンを移動させることにより磁気ヘッドアングルが回動及びスライド移動して容易に位置調整を行うことができる。
また本発明によると、固定部が第1溝部と調整用孔部との間に第2突起部を有し、基台が第2突起部に嵌合する第2溝部を有するので、磁気ヘッドアングルを弾性挟持部材により挟持した際に概略位置合せすることができ、位置調整が更に容易になる。
また本発明によると、調整ピンの先端をテーパ形状にするとともに磁気ヘッドアングルの回動範囲の両端で調整用孔部が重なって配置されるので、調整ピンを容易に調整用孔部に挿入することができ、位置調整が簡単になる。
また本発明によると、第1、第2溝部を結ぶ方向の磁気ヘッドアングルの移動範囲の両端で調整用孔部が重なって配置されるので、調整ピンを容易に調整用孔部に挿入することができ、位置調整が簡単になる。
また本発明によると、弾性挟持部材は磁気ヘッドアングル及び基台の周囲を覆う板バネから成り、弾性挟持部材を固定ネジにより基台に固定したので、磁気ヘッドアングル及び基台を弾性挟持する弾性挟持部材を簡単に実現できるとともに弾性挟持部材の脱落を防止することができる。
また本発明によると、基台の側面に係合爪を突設するとともに係合爪と係合する係合孔を弾性挟持部材に設けたので、基台に弾性挟持部材を取り付けた後、容易に磁気ヘッドアングルを取り付けることができる。
また本発明によると、弾性挟持部材は磁気ヘッドアングルの挿入方向の端面から延びて折曲により外側に傾斜した案内部を有するので、磁気ヘッドアングルを更に容易に取り付けることができる。
また本発明によると、弾性挟持部材の側面が基台を押圧し、弾性挟持部材が第1突起部から離れた側の固定ネジの締付け方向に一致して付勢されるので、固定ネジの締付ける際の弾性挟持部材の位置ずれを防止することができる。従って、弾性挟持部材に挟持される磁気ヘッドアングルの位置ずれを防止し、再調整を低減して光ピックアップ及び光磁気記録装置の製造工数を削減することができる。
また本発明によると、弾性挟持部材は磁気ヘッドアングルを切り起こして形成されるL字型の切起し部から成るので、弾性挟持部材を容易に形成することができるとともに部品点数を削減することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の光磁気記録装置の要部を示す斜視図である。光磁気記録装置1はMDやMO等の光磁気ディスクを駆動する駆動部61を有している。駆動部61は金属製のメインシャーシ62にスピンドルモータ2及び光ピックアップ3が取り付けられている。
スピンドルモータ2は光磁気ディスクD(図3参照)を保持してこれを回転駆動する。光ピックアップ3はメインシャーシ62に形成された開口部4に配される基台60と、基台60に取り付けられる磁気ヘッドアングル14とを有している。基台60には対物レンズ5が設けられ、磁気ヘッドアングル14には対物レンズ5に対向する磁気ヘッド32が設けられる。
対物レンズ5は光源から射出されたレーザー光を集光して光磁気ディスクDの信号記録層に照射する。磁気ヘッド32は磁界を発生し、レーザー光によってキュリー点まで加熱された信号記録層に情報を記録する。
図2は駆動部61の背面斜視図を示している。光ピックアップ3の基台60の一端にはガイド孔9が設けられる。ガイド孔9にはメインシャーシ62に回転自在に取り付けられる駆動ネジ8が挿通される。駆動ネジ8は駆動ギヤ6を介して連結されるフィードモータ7の駆動により回転する。基台60には駆動ネジ8を押圧するクリップバネ13が取り付けられる。クリップバネ13の先端には駆動ネジ8に噛合する突起部37が設けられる。
基台60の他端には上下に並設される突起部10(図3参照)が設けられる。突起部10はメインシャーシ62に設けられたガイド部11を挟むように嵌合されている。フィードモータ7を駆動すると駆動ネジ8が回転して突起部37に送りが与えられる。これにより、光ピックアップ3はガイド部11の案内により開口部4内を光磁気ディスクDの径方向に移動するようになっている。
図3は光ピックアップ3を示す側面断面図である。磁気ヘッドアングル14は断面コ字型に形成され、金属板から成る固定部31と、固定部31を折曲して成る連結部29と、連結部29により固定部31に対向して連結される対向部33とを有している。固定部31は詳細を後述する挟持バネ15により基台60の一端に挟持され、固定ネジ17により固定されている。対向部33は一端が連結部29にスポット溶接される板バネから成り、他端に磁気ヘッド32が固定されている。
図4は磁気ヘッド32部分の詳細を示す上面図である。また、図5は図4のJ−J断面図を示している。磁気ヘッド32はセラミック等の非磁性体から成るスライダ54に磁性体から成るコア53が接着剤58により固着されている。コア53は断面略E字型に形成され、中央の突出部分に巻線55を巻設したボビン56が嵌挿されている。磁気ヘッド32のディスク対向面32aは曲面に形成され、巻線55に情報信号を供給することにより磁界を発生して光磁気ディスクDに情報が書き込まれる。
磁気ヘッド32の発生磁界の中心は対物レンズ5の光軸方向の中心線上に配置されている。磁気ヘッド32を位置調整するために、コア32には位置調整用のマーク59がディスク対向面32aと反対側の面に設けられている。
図6、図7はコア32の製造方法を示す斜視図である。図6に示すように、磁性材料70にダイシングソー等によって平行な複数の溝71が加工され、陸部72が形成される。次に、図7に示すように、磁性材料70の陸部72の背面側にダイシングソーやエッチング等によってマーク59が形成される。そして、一点鎖線で示すように所定位置でスライスして複数のコア53が得られる。
図8は光ピックアップ3を上方から見た分解斜視図を示しており、図9は下方から見た分解斜視図を示している。基台60の先端には台座部44が突設される。台座部44にはネジ孔16、19が形成される。台座部44の両側面には挟持バネ15を位置決めする係合爪20、21が突設される。係合爪20とガイド孔9との間には位置決め溝30が形成されている。台座部44の背面側にはクリップバネ13を位置決めする位置決め突起28が形成される。また、クリップバネ13及び磁気ヘッドアングル14を位置決めする位置決めピン27(第1突起部)が突設されている。台座部44の先端には溝部23(第2溝部)が設けられている。
クリップバネ13は取付孔18及び位置決め孔26が設けられ、端部を折曲した位置決め爪45が形成される。位置決め孔26を位置決めピン27に挿通して位置決め爪45を位置決め溝30に嵌合すると、クリップバネ13は光磁気ディスクDの接線方向(図中、C−D方向)及び径方向(図中、E−F方向)に位置決めされる。また、クリップバネ13は位置決め突起28に当接して対物レンズ5の光軸方向(図中、A−B方向)に位置決めされる。そして、取付孔18に挿通される固定ネジ12をネジ孔19に螺合することにより、クリップバネ13が基台60に取り付けられる。
図10は挟持バネ15(弾性挟持部材)の正面図を示している。挟持バネ15はバネ鋼を折曲して成り、光磁気ディスクDの接線方向(図8、図9においてC−D方向)に開口部15aを有した断面C字型に形成されている。開口部15aには上面側に基台60の台座部44が挿入され、背面側に台座部44と反対方向から磁気ヘッドアングル14の固定部31が挿入される。これにより、上面側に形成された板バネ部38が台座部44を押圧して台座部44と固定部31とが挟持されるようになっている。固定部31が挿入される側の開口部15aには外側に折曲された固定部31を案内するガイド部42が形成されている。
また、挟持バネ15の一方の側面部35は開口部15aの内側に向けて折曲され、台座部44及び固定部31が開口部15aに挿入されると図中、一点鎖線で示すように変形する。これにより、挟持バネ15が台座部44を光磁気ディスクDの径方向(図8、図9においてE−F方向)の一方(本実施形態ではF方向)に押圧し、挟持バネ15全体が他方(本実施形態ではE方向)に付勢されるようになっている。尚、固定部31の径方向の幅は台座部44の径方向の幅よりも小さく形成され、側面部35によって固定部31が押圧されないようになっている。
図8、図9において、挟持バネ15の側面部35には係合爪20、21に係合する係合孔40、41が設けられている。挟持バネ15の背面側には固定ネジ17が挿通される取付孔39が設けられる。挟持バネ15の上面側には固定ネジ17を逃がす逃がし孔48が設けられる。挟持バネ15の光磁気ディスクDの接線方向の一端には位置決めピン27に嵌合する溝部24が設けられる。
磁気ヘッドアングル14の固定部31には固定ネジ17が挿通される長孔形状の取付孔34が設けられる。固定部31の開放端には位置決めピン27(第1突起部)に嵌合する溝部22(第1溝部)が設けられる。固定部31の連結部29近傍には磁気ヘッドアングル14を位置調整するための調整ピン50が挿入される調整用孔部36が設けられる。
溝部22と調整用孔部36との間には切り起こしにより上方に突出する切起し部49(第2突起部)が設けられる。切起し部49は台座部44の溝部23(第2溝部)に嵌合して磁気ヘッドアングル14の回動範囲を規制する。
次に、上記構成の光ピックアップ3を組み立てる製造工程について説明する。基台60には固定ネジ12によってクリップバネ13が取り付けられる。また、台座部44に挟持バネ15が挿入される。図11〜図14はこの状態の台座部44を示す斜視図、上面図、底面図、側面図である。
台座部44に挿入される挟持バネ15は係合爪20、21が係合孔40、41と係合して接線方向が概略位置決めされる。また、挟持バネ15は位置決めピン27が溝部24と嵌合して挟持バネ15が位置決めピン27を中心にG−H方向に回動可能になっている。尚、挟持バネ15は側面部35によって台座部44をH方向に押圧し、挟持バネ15がG方向に付勢されている。
挟持バネ15は板バネ部38により台座部44を下方に付勢し、係合爪20、21の下端が係合孔40、41に当接して係止される。これにより、図14に示すように、開口部15aの下方には隙間d1が形成されている。隙間d1は磁気ヘッドアングル14の固定部31の厚みよりも狭くなっている。尚、図12に示すように、係合爪20、21には挟持バネ15を容易に挿入できるように傾斜面20a、21aが形成されている。
クリップバネ13及び挟持バネ15を装着した基台60は調整装置(不図示)上に固定され、対物レンズ5より発せられたレーザスポット位置(レーザ中心)をCCDカメラで撮像して記憶する。次に、挟持バネ15の開口部15aの隙間d1に磁気ヘッドアングル14の固定部31が挿入される。固定部31はガイド部42の案内により容易に挿入できるようになっている。
図15、図16はこの状態の台座部44部分を示す側面図及び挟持バネ15を省略した底面図である。図15に示すように、固定部31の厚みが隙間d1よりも大きいため、係合爪20、21の下端は係合孔40、41と離れて隙間d2を形成する。これにより、挟持バネ15の板バネ部38の付勢力により台座部44と固定部31とが挟持される。
図16に示すように、台座部44の位置決めピン27は固定部31の溝部22と嵌合し、固定部31の切起し部49が台座部44の溝部23と嵌合する。これにより、磁気ヘッドアングル14は切起し部49と溝部23との隙間(図中、e1+e2)分だけ位置決めピン27を中心に回動する。
従って、切起し部49と溝部23によって磁気ヘッドアングル14の回動範囲が規制されている。尚、位置決めピン27と溝部22との隙間は切起し部49と溝部23との隙間に比して充分小さく形成されている。位置決めピン27と溝部22との隙間を大きくしてこの隙間と、切起し部49と溝部23の隙間と、の両者により磁気ヘッドアングル14を傾斜させるようにしてもよい。
また、切起し部49と溝部23が嵌合しており、かつ位置決めピン27と溝部22が嵌合している間だけ磁気ヘッドアングル14は接線方向にスライド移動可能になっている。磁気ヘッドアングル14が接線方向にスライド移動可能な長さは溝部22、23の接線方向の長さに応じて決められる。
挟持バネ15により基台60に装着された磁気ヘッドアングル14には調整用孔部36に調整ピン50が挿入される。調整ピン50は先端が円錐状のテーパ面50aになっている。調整用孔部36の孔径は図17に示すように、磁気ヘッドアングル14がG−H方向に回動する範囲の両端36g、36hに配された際に重なるように形成されている。
また、磁気ヘッドアングル14がC−D方向にスライド移動する範囲の両端36c、36dに配された際に重なるように形成されている。調整ピン50はこれらの重なった斜線部Sに先端が侵入するように配置されている。従って、磁気ヘッドアングル14の位置に拘わらず容易に調整ピン50を調整用孔部3に挿入することができる。
マーカー59(図4参照)をCCDカメラで観察しながら調整ピン50を移動すると、磁気ヘッドアングル14がG−H方向に回動し、マーカー59が略径方向(E−F方向)にスライド移動するとともに接線方向(C−D方向)にスライド移動する。そして、前述の記憶したレーザスポット位置(レーザ中心)にマーカー59が一致した際に取付孔39及び長孔34に挿通された固定ネジ17をネジ孔16に締付ける。これにより、磁気ヘッドアングル14を位置決めして挟持バネ15とともに基台60に固定する。挟持バネ15を磁気ヘッドアングル14と一体に基台60に固定することにより、挟持バネ15の脱落を防止することができる。
この時、固定ネジ17は右ネジになっているため締付け方向は図16において時計回りになる。挟持バネ15は側面部35によって図中、右方向に付勢されているため、位置決めピン27から離れた側で固定ネジ17の締付け方向と挟持バネ15が付勢される方向とが一致する。
このため、固定ネジ17の締付け時に挟持バネ15の位置ずれが発生しない。従って、挟持バネ15に挟持された磁気ヘッドアングル14の位置ずれを防止することができ、磁気ヘッドアングル14の再調整を低減して製造工数を削減することができる。尚、位置決めピン27に近い側では位置決めピン27と溝部22との嵌合隙間が小さいため磁気ヘッドアングル14の位置ずれは殆ど発生しない。
また、調整ピン50の移動に対する磁気ヘッド32の追随性をよくするため、調整用孔部36と調整ピン50は隙間なく形成されている方がより望ましい。
本実施形態によると、基台60と磁気ヘッドアングル14を弾性挟持する挟持バネ15を設けたので、磁気ヘッドアングル14を挟持バネ15により仮固定して位置調整した後、固定ネジ17で固定することができる。従って、磁気ヘッドアングル14の位置調整が容易になるとともに従来のようなロック剤の硬化を待機する必要がなく光ピックアップ3及び光磁気記録装置1の製造工数を削減することができる。また、磁気ヘッドアングル14の取付け後に衝撃が加わっても磁気ヘッドアングル14が容易に位置ずれしないため、光ピックアップ3及び光磁気記録装置1の故障を防止することができる。
尚、挟持バネ15を断面コ字型に形成してもよいが、側面部35による径方向の付勢を容易にできる断面C字型がより望ましい。また、挟持バネ15の溝部24を省いてもよいが、溝部24を設けると挟持バネ15が位置決めピン27を中心にG方向(図13参照)に付勢される。これにより、固定ネジ17の締付け時の位置決めピン27に近い側の位置ずれを低減することができるためより望ましい。
また、位置決めピン27(第1突起部)を基台60に設け、溝部22(第1溝部)を磁気ヘッドアングル14に設けているが、第1突起部を磁気ヘッドアングル14に設け、第1溝部を基台60に設けてもよい。同様に、切起し部49(第2突起部)を磁気ヘッドアングル14に設け、溝部23(第2溝部)を基台60に設けているが、第2突起部を基台60に設け、第2溝部を磁気ヘッドアングル14に設けてもよい。また、溝部22、23に替えて長孔を設けてもよい。
次に、図18は第2実施形態の光ピックアップを示す分解斜視図である。説明の便宜上、前述の図1〜図17に示す第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態は挟持バネ15(図8参照)を省き、固定部31を切り起こした切起し部49をL字型に折曲して挟持部52を設けている。その他の部分は第1実施形態と同一である。
挟持部52(弾性挟持部材)は弾性変形可能に形成され、台座部44を弾性挟持する。これにより、磁気ヘッドアングル14を挟持部52により基台60に仮固定して位置調整した後、固定ネジ17で固定することができる。従って、第1実施形態と同様に、磁気ヘッドアングル14の位置調整が容易になるとともに従来のようなロック剤の硬化を待機する必要がなく光ピックアップ3及び光磁気記録装置1の製造工数を削減することができる。また、衝撃が加わっても磁気ヘッドアングル14が容易に位置ずれしないため、光ピックアップ3及び光磁気記録装置1の故障を防止することができる。
本発明は、MDやMO等の光磁気ディスクに情報を記録する光磁気記録装置及びそれに用いられる光ピックアップに利用することができる。
本発明の第1実施形態の光磁気記録装置の駆動部を示す斜視図 本発明の第1実施形態の光磁気記録装置の駆動部を示す背面斜視図 本発明の第1実施形態の光磁気記録装置の光ピックアップを示す側面図 本発明の第1実施形態の光磁気記録装置の光ピックアップの磁気ヘッド部分を示す上面図 本発明の第1実施形態の光磁気記録装置の光ピックアップの磁気ヘッド部分を示す側面図 本発明の第1実施形態の光磁気記録装置の光ピックアップの磁気ヘッドの製造工程を示す斜視図 本発明の第1実施形態の光磁気記録装置の光ピックアップの磁気ヘッドの製造工程を示す斜視図 本発明の第1実施形態の光磁気記録装置の光ピックアップを上方から見た分解斜視図 本発明の第1実施形態の光磁気記録装置の光ピックアップを下方から見た分解斜視図 本発明の第1実施形態の光磁気記録装置の光ピックアップの挟持バネを示す正面図 本発明の第1実施形態の光磁気記録装置の光ピックアップの基台に挟持バネを取り付けた状態を示す斜視図 本発明の第1実施形態の光磁気記録装置の光ピックアップの基台に挟持バネを取り付けた状態を示す上面図 本発明の第1実施形態の光磁気記録装置の光ピックアップの基台に挟持バネを取り付けた状態を示す底面図 本発明の第1実施形態の光磁気記録装置の光ピックアップの基台に挟持バネを取り付けた状態を示す側面図 本発明の第1実施形態の光磁気記録装置の光ピックアップの基台に磁気ヘッドアングルを取り付けた状態を示す側面図 本発明の第1実施形態の光磁気記録装置の光ピックアップの基台に磁気ヘッドアングルを取り付けた状態を示す底面図 本発明の第1実施形態の光磁気記録装置の光ピックアップの調整用孔の移動範囲を説明する図 本発明の第2実施形態の光磁気記録装置の光ピックアップを上方から見た分解斜視図
符号の説明
1 光磁気記録装置
2 スピンドルモータ
3 光ピックアップ
5 対物レンズ
8 駆動ネジ
12、17 固定ネジ
13 クリップバネ
14 磁気ヘッドアングル
15 挟持バネ(弾性挟持部材)
20、21 係合爪
22 溝部(第1溝部)
23 溝部(第2溝部)
27 位置決めピン(第1突起部)
29 連結部
31 固定部
32 磁気ヘッド
33 対向部
36 調整用孔部
40、41 係合孔
49 切起し部(第2突起部)
50 調整ピン
52 挟持部(弾性挟持部材)
59 マーカー
60 基台

Claims (22)

  1. 対物レンズを有する基台と、前記対物レンズに対向配置される磁気ヘッドを有して固定ネジにより前記基台に固定される磁気ヘッドアングルと、前記対物レンズの光軸方向の付勢力により前記基台と前記磁気ヘッドアングルとを一体化する弾性挟持部材とを備えたことを特徴とする光ピックアップ。
  2. 前記磁気ヘッドアングルは、前記基台に固定される固定部と、前記基台に対向する対向部と、前記固定部の端部と前記対向部の端部とを連結する連結部とを有した断面コ字状に形成され、前記光軸方向に延びて前記基台に設けられた第1突起部に嵌合する第1溝部を前記固定部の開放端に設けたことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ。
  3. 前記固定部は前記連結部近傍に調整用孔部を有することを特徴とする請求項2に記載の光ピックアップ。
  4. 前記固定部は前記光軸方向に延びる第2突起部を第1溝部と前記調整用孔部との間に有し、前記基台は第2突起部に嵌合する第2溝部を有することを特徴とする請求項3に記載の光ピックアップ。
  5. 前記弾性挟持部材は前記磁気ヘッドアングル及び前記基台の周囲を覆う板バネから成り、前記弾性挟持部材を前記固定ネジにより前記基台に固定したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の光ピックアップ。
  6. 前記弾性挟持部材は前記磁気ヘッドアングル及び前記基台の周囲を覆って側面により前記光軸方向に直交する方向に前記基台を押圧する板バネから成り、前記弾性挟持部材を前記固定ネジにより前記基台に固定するとともに、第1突起部から離れた側の前記固定ネジの締付け方向が該側面により前記弾性挟持部材が付勢される方向に一致することを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の光ピックアップ。
  7. 前記基台の側面に係合爪を突設し、前記係合爪と係合する係合孔を前記弾性挟持部材に設けたことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の光ピックアップ。
  8. 前記弾性挟持部材は一端から延びて外側に折曲される傾斜した案内部を有することを特徴とする請求項7に記載の光ピックアップ。
  9. 前記弾性挟持部材は前記磁気ヘッドアングルを切り起こして形成されるL字型の切起し部から成ることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の光ピックアップ。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれかに記載の光ピックアップを備え、前記対物レンズと前記磁気ヘッドとの間に記録媒体を配置して情報を記録することを特徴とする光磁気記録装置。
  11. 対物レンズを有する基台と、前記対物レンズに対向配置される磁気ヘッドを有して前記基台に固定される磁気ヘッドアングルとを備えた光ピックアップの製造方法において、
    前記対物レンズの光軸方向の付勢力により前記基台と前記磁気ヘッドアングルとを一体化する弾性挟持部材を設け、前記弾性挟持部材により前記基台と前記磁気ヘッドアングルとを一体化した状態で前記磁気ヘッドアングルを前記基台に対して相対移動して位置決めした後に、固定ネジにより前記磁気ヘッドアングルを前記基台に螺着したことを特徴とする光ピックアップの製造方法。
  12. 前記弾性挟持部材により前記基台と前記磁気ヘッドアングルとを一体化した状態で、前記磁気ヘッドアングルを前記基台に対してスライド移動及び回動可能に支持する支持手段を設けたことを特徴とする請求項11に記載の光ピックアップの製造方法。
  13. 前記磁気ヘッドアングルは前記基台に固定される固定部と、前記基台に対向する対向部と、前記固定部の端部と前記対向部の端部とを連結する連結部とを有した断面コ字状に形成され、前記光軸方向に延びて前記基台に設けられた第1突起部に嵌合する第1溝部を前記固定部の開放端に設け、第1溝部と第1突起部との嵌合により前記磁気ヘッドアングルが回動可能に支持されることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の光ピックアップの製造方法。
  14. 前記固定部は前記連結部近傍に調整用孔部を有し、前記調整用孔部に挿通される調整ピンの移動により前記磁気ヘッドアングルを位置調整したことを特徴とする請求項13に記載の光ピックアップの製造方法。
  15. 前記固定部は前記光軸方向に延びる第2突起部を第1溝部と前記調整用孔部との間に有するとともに、前記基台は第2突起部に嵌合する第2溝部を有することを特徴とする請求項14に記載の光ピックアップの製造方法。
  16. 前記調整ピンの先端をテーパ形状にするとともに、第1、第2溝部と第1、第2突起部とがそれぞれ嵌合することにより規制される前記磁気ヘッドアングルの回動範囲の両端で前記調整用孔部が重なって配置されることを特徴とする請求項15に記載の光ピックアップの製造方法。
  17. 第1、第2溝部と第1、第2突起部とがそれぞれ嵌合することにより規制される第1、第2溝部を結ぶ方向の前記磁気ヘッドアングルの移動範囲の両端で前記調整用孔部が重なって配置されることを特徴とする請求項16に記載の光ピックアップの製造方法。
  18. 前記弾性挟持部材は前記磁気ヘッドアングル及び前記基台の周囲を覆う板バネから成り、前記弾性挟持部材を前記固定ネジにより前記基台に固定したことを特徴とする請求項11〜請求項17のいずれかに記載の光ピックアップの製造方法。
  19. 前記弾性挟持部材は前記磁気ヘッドアングル及び前記基台の周囲を覆い、側面により前記光軸方向に直交する方向に前記基台を押圧する板バネから成り、前記弾性挟持部材を前記固定ネジにより前記基台に固定するとともに、第1突起部から離れた側の前記固定ネジの締付け方向が該側面により前記弾性挟持部材が付勢される方向に一致することを特徴とする請求項13〜請求項17のいずれかに記載の光ピックアップの製造方法。
  20. 前記基台の側面に係合爪を突設するとともに前記係合爪と係合する係合孔を前記弾性挟持部材に設け、前記弾性挟持部材を前記基台に挿入した際に前記係合爪と前記係合孔との係合により前記基台の一面を前記弾性挟持部材が押圧して前記光軸方向に付勢するとともに、前記基台の他面と前記弾性挟持部材との間に前記磁気ヘッドアングルの厚みよりも狭い隙間を形成し、該隙間に前記磁気ヘッドアングルを挿入したことを特徴とする請求項18または請求項19に記載の光ピックアップの製造方法。
  21. 前記弾性挟持部材は前記磁気ヘッドアングルの挿入方向の端面から延びて外側に折曲される傾斜した案内部を有することを特徴とする請求項20に記載の光ピックアップの製造方法。
  22. 前記弾性挟持部材は前記磁気ヘッドアングルを切り起こして形成されるL字型の切起し部から成ることを特徴とする請求項11〜請求項17のいずれかに記載の光ピックアップの製造方法。
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