JP2006058978A - ブックマークの無効化制御方法、プログラム、およびその装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、CGI(Common Gateway Interface)やサーブレットを用いずに、静的コンテンツのみでWeb(World Wide Web)ブラウザにおけるブックマーク機能からの直接アクセスを無効化する技術を提供する。
【解決手段】
ウエブサイトにおける対象ページへの直接的なリンクを無効にするブックマークの無効化制御方法であって、サーバ内のフォルダに格納された前記対象ページのファイルを一時ファイルとしてコピーする一時ファイル作成ステップと、前記一時ファイルにおいて、リンク元ページ中のハイパーリンクとリンク先の対象ファイル名を一定時間ごとに変更するリンク変更ステップと、その変更された前記一時ファイルをフォルダに戻して対象ファイルの置き換えを行うファイル置換ステップと、を有することを特徴とするブックマークの無効化制御方法。
【選択図】図1
【解決手段】
ウエブサイトにおける対象ページへの直接的なリンクを無効にするブックマークの無効化制御方法であって、サーバ内のフォルダに格納された前記対象ページのファイルを一時ファイルとしてコピーする一時ファイル作成ステップと、前記一時ファイルにおいて、リンク元ページ中のハイパーリンクとリンク先の対象ファイル名を一定時間ごとに変更するリンク変更ステップと、その変更された前記一時ファイルをフォルダに戻して対象ファイルの置き換えを行うファイル置換ステップと、を有することを特徴とするブックマークの無効化制御方法。
【選択図】図1
Description
本発明は、CGI(Common Gateway Interface)やサーブレットを用いずに、静的コンテンツのみでWeb(World Wide Web)ブラウザにおけるブックマーク機能からの直接アクセスを無効化する技術に関する。
Webブラウザにおいて、一度参照したページのURL(Uniform Resource Locator) をブックマークに登録した場合、直接、登録したページを参照できる機能が備わっている。このため、サイト作成側が特定ページを経由してのみ参照させる意図でページを作成しても、本意図に従わずに閲覧することが可能となってしまう。
上記問題を解決する手段として、従来では、CGI、サーブレット等を用いて、Webブラウザ、Webサーバ間で情報を連携し、制御する方式が一般的に利用されている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、CGI、サーブレット等を用いるこれまでの方式では、以下の問題が存在する。1)CGIやサーブレットの作成が必要であり、かつ関連するソフトウェアも必要となり、構築費用、期間が多くなる、2)利用者からのリクエスト毎にWebサーバ側でチェックを行うため、応答時間が長く、かつサーバ側の負荷が高くなる等の問題を抱えている。
特開2002−312229号公報
Webサイトにおいて、ブックマーク(お気に入り)による対象ページへの直接的なリンクを抑止するため、CGIやサーブレットを用いず、静的コンテンツのみで、Web ブラウザにおけるブックマーク機能からの直接アクセスを無効にする技術を提供する。
第一の発明は、ウエブサイトにおける対象ページへの直接的なリンクを無効にするブックマークの無効化制御方法であって、サーバ内のフォルダに格納された前記対象ページのファイルをコピーして一時ファイルを作成する一時ファイル作成ステップと、前記一時ファイルにおいて、リンク元ページ中のハイパーリンクとリンク先の対象ファイル名を一定時間ごとに変更するリンク変更ステップと、その変更された前記一時ファイルをフォルダに戻して対象ファイルの置き換えを行うファイル置換ステップと、を有することを特徴とするブックマークの無効化制御方法に関する。
すなわち、第一の発明によれば、一時ファイル作成手段が、サーバ内のフォルダに格納された前記対象ページのファイルをコピーして一時ファイルを用意し、リンク変更手段が、その一時ファイルを使って、直接アクセスしようとする対象ページについて、リンク元ページ内のハイパーリンクとリンク先の対象ファイルのファイル名を一定時間ごとに変更をかけ、ファイル置換手段が、その変更された前記一時ファイルをフォルダに戻して対象ファイルの置き換えを行うことで、利用者によるブックマークを使っての対象ページへの直接アクセスを抑止することができる。
これによって、CGIやサーブレットのような大掛かりな仕組みによらなくても簡便な構成によってブックマークの無効化が実現でき、Webサーバの構築費用を少なくでき、短期間での構築を可能とさせる。
第二の発明は、前記リンク変更ステップは、前記対象ページの閲覧要求に対し、リンク元ページ中のハイパーリンクの対象として2次リンクを介在させ、この2次リンクページ中のハイパーリンクと前記対象ページのファイル名称とを一定時間ごとに変更することを特徴とする上記第一の発明に記載のブックマークの無効化制御方法に関する。
すなわち、第二の発明によれば、リンク変更手段が、リンク元ページのハイパーリンク先に中継ページを介在させ、その中継ページ内のハイパーリンクと対象ページのファイル名を変更させるため、リンク元ページを開いたままのWebサイト閲覧者が一定時間後に操作した場合、目的のページは、常に中継ページからリンクされるため、ブックマーク等により直接対象ページを参照しようとした閲覧者はエラーとなるが、最初のリンク元からの要求であるため、一定時間経過後も常に正しいリンクが成立することとなり、ユーザに利便性を与える効果を生ずる。
第三の発明は、前記リンク変更ステップにおける対象ファイル名の変更は、一定時間ごとにスクリプト起動時の日時情報を対象ファイル名に組み入れて変更することを特徴とする上記第一あるいは第二の発明に記載のブックマークの無効化制御方法に関する。
すなわち、第三の発明によれば、対象ファイル名の変更は、リンク変更手段が、スクリプト起動時の日時情報を取得し、それをファイル名に付加あるいは更新する処理を一定時間ごとに自動的に変更処理させる。
上記してきた本発明によれば、
1)CGI、サーブレットを作成せずに、事実上、ブックマークを無効とできる。
2)Webサーバ構築の費用負担を軽減させ、短期間での構築を可能とさせる。
3)リクエスト毎にチェックする必要がなくなる、応答時間を短かくすることができ、かつサーバ負荷を低く抑えることが可能となる。
1)CGI、サーブレットを作成せずに、事実上、ブックマークを無効とできる。
2)Webサーバ構築の費用負担を軽減させ、短期間での構築を可能とさせる。
3)リクエスト毎にチェックする必要がなくなる、応答時間を短かくすることができ、かつサーバ負荷を低く抑えることが可能となる。
などの効果が期待できる。
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の基本システム構成を示す。図は、本願のブックマークの無効化制御方法、プログラム、およびその装置を実現するWebサイトの検索利用システムを示す。
インターネット3を介して互いに接続するWebサイトを管理するサーバ1とサイト閲覧者が利用するクライアント2とで構成される。
サーバ1は、図示していないが、CPU(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び送受信手段を備え、それらがバスで接続されたコンピュータであり、クライアント2からの閲覧要求を受けてWebサイトを検索し、その検索結果を返すWebサーバとしての機能を有する。
また、サーバ1は、利用者がクライアント2側に登録したブックマークを使って、直接対象ページにアクセスして閲覧するのを抑制するためのブックマークの無効化制御プログラム10を備える。
さらに、ブックマークの無効化制御プログラム10は、サーバ内フォルダに格納された対象ページのファイルをコピーし一時ファイルを作成する一時ファイル作成部11、リンク元ページ内のハイパーリンクとリンク先の対象ページのファイル名を変更するリンク変更部12、およびその変更された一時ファイルをフォルダに戻して対象ファイルを置き換えるファイル置換部13の処理部で構成されている。
ブックマークによる直接アクセスを抑制する本無効化制御プログラム10は、コンピュータであるサーバ1にあらかじめ内蔵され、上記各処理が実行される。
なお、これら当該プログラムは、フレキシブルディスク、コンパクトディスク、ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録され、また、とくに、図には示していないが、内蔵あるいは外部接続された媒体読取装置にセットし、インストールすることによって実行可能な状態としてもよい。
つぎに、図2、図3を用いて、本発明の動作原理を説明する。
図2は、本発明の実施の形態になるブックマーク無効化制御方式(その1)の動作原理を示す。
S1:サーバ1は、インターネット3を介し、クライアント2のサイト閲覧者からの「AAA」ページに対する閲覧要求を受けてサーバ1内フォルダから該当ページを検索し、当該「AAA」ページを応答する。
S2:クライアント2のサイト閲覧者は、サーバ1から送信された「AAA」ページをダウンロードしてブラウザによって画面に表示させる。
S3:その「AAA」ページ中に張られた「BBB」ページへのリンクをマウスでクリックすることよって、サーバ1に「BBB」ページを閲覧要求する。
S4:それを受けて、サーバ1は、サーバ1内フォルダから該当ページを検索し、当該「BBB」ページを応答する。
S5:クライアント2のサイト閲覧者は、送信された「BBB」ページを画面に表示し、ブックマークとして自端末に登録する。
S1:サーバ1は、インターネット3を介し、クライアント2のサイト閲覧者からの「AAA」ページに対する閲覧要求を受けてサーバ1内フォルダから該当ページを検索し、当該「AAA」ページを応答する。
S2:クライアント2のサイト閲覧者は、サーバ1から送信された「AAA」ページをダウンロードしてブラウザによって画面に表示させる。
S3:その「AAA」ページ中に張られた「BBB」ページへのリンクをマウスでクリックすることよって、サーバ1に「BBB」ページを閲覧要求する。
S4:それを受けて、サーバ1は、サーバ1内フォルダから該当ページを検索し、当該「BBB」ページを応答する。
S5:クライアント2のサイト閲覧者は、送信された「BBB」ページを画面に表示し、ブックマークとして自端末に登録する。
以上が、クライアント/サーバ間でWebページを要求/応答し、サイト閲覧者によってブックマークに登録されるまでの処理プロセスである。
そして、一定時間経過後に、クライアント2側に登録されたブックマークによる対象ページへの直接アクセスを抑制するため、以下の処理が行われる。
S6:サーバ1において、一定時間経過後、サーバ1内のフォルダに格納された前記対象ページのファイルを抽出し、リンク元ページ中のハイパーリンクとリンク先の対象ファイル名とを変更するリンク変更を行う。
S6:サーバ1において、一定時間経過後、サーバ1内のフォルダに格納された前記対象ページのファイルを抽出し、リンク元ページ中のハイパーリンクとリンク先の対象ファイル名とを変更するリンク変更を行う。
具体的に、サーバ1内のフォルダにある対象ファイル「BBB」を「CCC」にファイル名を変更し、かつ「AAA]ページの中のリンクを「CCC」ページへのリンクに変更する。ここで、「BBB」と「CCC]はリンク先の名称が異なるだけでWebページ上の表示内容は同一である。
サーバ1において以上の変更がなされた後に、クライアント2/サーバ1間で閲覧ページの要求/応答について、S7以降の処理がなされる。
S7:クライアント2のサイト閲覧者は、登録したブックマークを使用し、マウスをクリックすることによって、「BBB」ページの閲覧要求をサーバ1に行う。
S8:それを受けてサーバ1では、フォルダに格納されている対象ファイルの名称が、S6の処理で、「BBB」から「CCC」に変更されているため、検索の結果、コンテンツ「BBB」ページは未検出となり、「該当ページ無し」をクライアント2に応答する。
S9:クライアント2では、「該当ページ無し」エラーを表示し、さらにマウスのクリックによる最初のトップページへの移動を促す画面を表示する。サイト閲覧者によるクリックによって、そのトップページ画面「AAA」ページが閲覧要求される。
S10:サーバ1では、「AAA」ページを応答する。
S11:クライアント2では、その「AAA」 ページが表示される。
S12:クライアント2において、表示された「AAA」 ページの中の「 CCC」 リンクをクリックして、閲覧要求を行う。
S13:サーバ1は、「CCC」 ページを応答。
S14:クライアント2では、結果的にコンテンツが「BBB」と同一である「CCC」ページが表示されることとなる。
S7:クライアント2のサイト閲覧者は、登録したブックマークを使用し、マウスをクリックすることによって、「BBB」ページの閲覧要求をサーバ1に行う。
S8:それを受けてサーバ1では、フォルダに格納されている対象ファイルの名称が、S6の処理で、「BBB」から「CCC」に変更されているため、検索の結果、コンテンツ「BBB」ページは未検出となり、「該当ページ無し」をクライアント2に応答する。
S9:クライアント2では、「該当ページ無し」エラーを表示し、さらにマウスのクリックによる最初のトップページへの移動を促す画面を表示する。サイト閲覧者によるクリックによって、そのトップページ画面「AAA」ページが閲覧要求される。
S10:サーバ1では、「AAA」ページを応答する。
S11:クライアント2では、その「AAA」 ページが表示される。
S12:クライアント2において、表示された「AAA」 ページの中の「 CCC」 リンクをクリックして、閲覧要求を行う。
S13:サーバ1は、「CCC」 ページを応答。
S14:クライアント2では、結果的にコンテンツが「BBB」と同一である「CCC」ページが表示されることとなる。
以降、一定の間隔でリンク先と対象ファイル名を変更する。
つぎに、リンク先に、中継ページを介在させたブックマーク無効化制御方式について説明する。
図3は、本発明の実施の形態になるブックマーク無効化制御方式(その2)の動作原理を示す。本実施例では、リンク元ページ内のハイパーリンクとして、2次リンクを備えたページを表示し、この2次リンクページから対象のコンテンツのファイルを呼び出す方式について示している。
S21:サーバ1は、インターネット3を介し、クライアント2のサイト閲覧者からの「AAA」ページに対する閲覧要求を受けてフォルダから該当ページを検索し、当該「AAA」ページを応答する。
S22:クライアント2では、サーバ1から送信された「AAA」ページが、ダウンロードされ、ブラウザによって画面に表示される。
S23:その「AAA」ページ中に張られた「BBB」ページへのリンクをマウスでクリックすることよって、サーバ1に「BBB」ページを閲覧要求する。
S24:それを受けて、サーバ1は、フォルダ40から該当ページを検索し、当該「BBB」ページの中継ページとして設定した「ZZZ」 ページを応答する。
S25:クライアント2では、受信した「ZZZ」ページが画面に表示されると同時に、自動的に「BBB」 ページが閲覧要求される。
S26:サーバ1は、「BBB」 ページを応答する。
S27:クライアント2では、「BBB」 ページが表示され、サイト閲覧者によってブックマークとして登録される。
S21:サーバ1は、インターネット3を介し、クライアント2のサイト閲覧者からの「AAA」ページに対する閲覧要求を受けてフォルダから該当ページを検索し、当該「AAA」ページを応答する。
S22:クライアント2では、サーバ1から送信された「AAA」ページが、ダウンロードされ、ブラウザによって画面に表示される。
S23:その「AAA」ページ中に張られた「BBB」ページへのリンクをマウスでクリックすることよって、サーバ1に「BBB」ページを閲覧要求する。
S24:それを受けて、サーバ1は、フォルダ40から該当ページを検索し、当該「BBB」ページの中継ページとして設定した「ZZZ」 ページを応答する。
S25:クライアント2では、受信した「ZZZ」ページが画面に表示されると同時に、自動的に「BBB」 ページが閲覧要求される。
S26:サーバ1は、「BBB」 ページを応答する。
S27:クライアント2では、「BBB」 ページが表示され、サイト閲覧者によってブックマークとして登録される。
一定時間が経過した後に、S28以降の処理が行われる。
S28:サーバ1において、一定時間経過後、サーバ1内のフォルダに格納された前記対象ページのファイルを抽出し、リンク元である中継ページ中のハイパーリンクとリンク先の対象ファイル名とを変更するリンク変更処理を行う。
S28:サーバ1において、一定時間経過後、サーバ1内のフォルダに格納された前記対象ページのファイルを抽出し、リンク元である中継ページ中のハイパーリンクとリンク先の対象ファイル名とを変更するリンク変更処理を行う。
具体的に、サーバ1内のフォルダにある対象ファイル「BBB」を「CCC」にファイル名を変更し、かつ「ZZZ]ページの中の「BBB」リンクを「CCC」に変更する。ここで、「BBB」と「CCC]はリンク先の名称が異なるだけでWebページ上の表示内容は同一である。
サーバ1において以上の変更処理がなされた後に、S29以降の処理が実行される。
S29:クライアント2のサイト閲覧者は、登録したブックマークを使用して、マウスをクリックすることによって、「BBB」ページの閲覧要求をサーバ1に対して行う。
S30:それを受けてサーバ1では、ウエブフォルダ40の対象ファイルの名称が、「BBB」から「CCC」に変更されているため、検索の結果、コンテンツ「BBB」ページは未検出となり、「該当ページ無し」をクライアント2に応答する。
S31:クライアント2では、「該当ページ無し」エラーを表示し、さらにマウスのクリックによる最初のトップページへの移動を促す画面を表示する。サイト閲覧者によるクリックによって、そのトップページ画面「AAA」ページが閲覧要求される。
S29:クライアント2のサイト閲覧者は、登録したブックマークを使用して、マウスをクリックすることによって、「BBB」ページの閲覧要求をサーバ1に対して行う。
S30:それを受けてサーバ1では、ウエブフォルダ40の対象ファイルの名称が、「BBB」から「CCC」に変更されているため、検索の結果、コンテンツ「BBB」ページは未検出となり、「該当ページ無し」をクライアント2に応答する。
S31:クライアント2では、「該当ページ無し」エラーを表示し、さらにマウスのクリックによる最初のトップページへの移動を促す画面を表示する。サイト閲覧者によるクリックによって、そのトップページ画面「AAA」ページが閲覧要求される。
以降の動作は、方式1と同様である。
方式1の場合、「AAA」ページを開いたままのWebサイト閲覧者が一定時間後に操作した場合、「該当ページ無し」エラーとなってしまう。これに対し、方式2の場合、目的のページは、常に中継ページからリンクされるため、ブックマーク等により直接「BBB」ページを参照しようとした閲覧者はエラーとなるが、「AAA」からの要求である限り、一定時間経過後も常に正しいリンクが成立することとなる。
図4は、本発明の実施の形態になる未検出によるエラー画面の表示例を示す。本実施例では、クライアント2において、サイト閲覧者がブックマークを使用して、サーバ1に指定のページを要求した際に、検索の結果、未検出エラーとしてのサーバ1からの応答画面を表示させる例を示している。
「ご指定のページは移動されました。ご指定のページは最初のページ以外から表示することはできません。」と表示し、「最初のページへ移動」のクリックボタンの押下を誘導する。
つぎに、図5〜8を用いて、本発明のブックマークの無効化制御プログラム10によるリンク先ファイル名およびコンテンツ内のリンク変更処理についてのフローチャートを説明する。
図5は、本発明の実施の形態になる遷移先ファイル名及びコンテンツ内のリンク変更処理フローを示す。本例は、リンク変更に関するメインの処理を示している。OS(Operating System)のタスクスケジューラ等のタイマー機能により、処理の起動がかけられ、以下のルーチン処理は、一定時間ごとに自動的に実行される。
まず、ステップS41において、遷移先(リンク先)のファイル名の変更処理スクリプトを実行し(図6で説明)、つぎのステップS42において,遷移元(リンク元)ファイル内の遷移先 (リンク先)リンク名の変更処理スクリプトを実行し (図7で説明)、そしてステップS43において、変更前遷移先(リンク先)ファイルの削除処理のスクリプトを実行する (図8で説明)。
図6は、本発明の実施の形態になる遷移先(リンク先)ファイル名の変更処理フローを示す。まず、ステップS51において、スクリプト起動時に、タイムスケジューラ等のOSのタイマー機能から日時情報を取得し、フォルダに一時的に日時情報ファイルとして出力し、保持しておく処理を行う。日時情報(YYYYMMDDSS:年月日時分秒)は、例えば、20040610192148(2004年6月10日19時21分48秒)が取得され、ファイルに出力される。
上記のように日時情報をファイルに保持させておくのは、リンク元ページ内のハイパーリンクとリンク先のファイル名の変更処理に適用する際に同期を取るためである。
つぎに、ステップS52において、ファイル更新があるかどうかの判定を行う。クライアント2の利用者がコンテンツの更新及び新規追加を行う場合、ファイル名に日時を意識する必要はない。利用者は原資ファイル名のみのファイルをアップロードすることによりファイル名の日時項目については、”ファイル名の変更処理スクリプト”が日時項目を付加し、自動的に公開用のコンテンツとする。
また、遷移元(リンク元)となるhtmlファイルの記述についても、利用者は、リンク先となる原資ファイル名のみを追加したファイルをアップロードすることで、”遷移元ファイル内の遷移先リンク名変更処理スクリプト”が遷移先htmlファイル名に対応するリンクファイル名称を自動的に設定する。
ステップS52において、ファイル更新がある場合は、ステップS53に進み、既存ファイルのコピーを作成する。本例では、変更処理は、別ファイルを作成し、そのコピーファイルをもとに処理することによって、同時に進行している検索処理に影響を与えないようにしている。実施例では、20040610182042BBB.htmlのコピーファイルは、20040610182042BBB_tmp.htmlと表される。
そして、ステップS54において、事前に取得している日時情報をファイルから取得して、コピーしたファイルのファイル名を変更する。例えば、20040610182042BBB_tmp.htmlのコピーファイルは、20040610192148BBB.htmlとファイル名が変更される。
一方、ステップS52において、ファイル更新がない場合、ステップS55に進み、ファイル名に日時情報を付加する。例えば、BBB.htmlファイルは、日時情報が付加されて20040610192148BBB.htmlとファイル名に日時が追加された表示となる。
以上、日時情報が付加されていない原資ファイル名のみのファイル(BBB.html)が存在した場合、新規ファイルの追加またはファイル内容の更新が発生したとし、ファイル名の置換えではなく、新規ファイルとしてファイル名に日時情報を付加する処理を行う。
図7は、本発明の実施の形態になる遷移元ファイル内の遷移先(リンク先)ファイル名の変更処理フローを示す。まず、ステップS61において、日時情報をファイルから取得し(例えば、20040610192148)、つぎのステップS62において、既存ファイルからのコピーを作成する(例えば、AAA.htmlファイルのコピーは、AAA_tmp.htmlと表示)。
そして、ステップS63において、AAA_tmp.htmlファイルから”<a href”タグを検索し、以降に続く遷移先(リンク先)対象のファイル名から日時部分のみを事前に取得した日時情報に置換する。なお、<aはアンカータグでリンクを形成するタグであり、hrefはリンク先を指定する属性を示している。
例えば、<a href=”20040610182042BBB.html”〜 の日時部分のみが
<a href=”20040610192148BBB.html”〜 へと変更される。
<a href=”20040610192148BBB.html”〜 へと変更される。
なお、原資ファイル名のみの参照先(日時項目無し)が発見された場合には、新規リンクと判断し、日時情報が付加される。
上記の処理ステップは、遷移元ファイルの終端まで繰り返される。
さらに、ステップS64において、コピーファイル(例 AAA_tmp.html)が、変更ファイル(例 AAA.html)に置換される。
図8は、本発明の実施の形態になる変更前遷移先ファイルの削除処理フローを示す。
ステップS71において、変更される前の遷移先( リンク先)の既存ファイルが削除される。
1 サーバ
2 クライアント
3 インターネット
10 無効化制御プログラム
11 一時ファイル作成部
12 リンク変更部
13 ファイル置換部
2 クライアント
3 インターネット
10 無効化制御プログラム
11 一時ファイル作成部
12 リンク変更部
13 ファイル置換部
Claims (5)
- ウエブサイトにおける対象ページへの直接的なリンクを無効にするブックマークの無効化制御方法であって、
サーバ内のフォルダに格納された前記対象ページのファイルをコピーして一時ファイルを作成する一時ファイル作成ステップと、
前記一時ファイルにおいて、リンク元ページ中のハイパーリンクとリンク先の対象ファイル名を一定時間ごとに変更するリンク変更ステップと、
その変更された前記一時ファイルをフォルダに戻して対象ファイルの置き換えを行うファイル置換ステップと、
を有することを特徴とするブックマークの無効化制御方法。 - 前記リンク変更ステップは、前記対象ページの閲覧要求に対し、リンク元ページ中のハイパーリンクの対象として2次リンクを介在させ、この2次リンクページ中のハイパーリンクと前記対象ページのファイル名称とを一定時間ごとに変更することを特徴とする請求項1に記載のブックマークの無効化制御方法。
- 前記リンク変更ステップにおける対象ファイル名の変更は、一定時間ごとにスクリプト起動時の日時情報を対象ファイル名に組み入れて変更することを特徴とする請求項1または2に記載のブックマークの無効化制御方法。
- ウエブサイトにおける対象ページへの直接的なリンクを無効にするブックマークの無効化制御プログラムであって、
コンピュータに、
サーバ内のフォルダに格納された前記対象ページのファイルをコピーして一時ファイルを作成する一時ファイル作成ステップと、
前記一時ファイルにおいて、リンク元ページ中のハイパーリンクとリンク先の対象ファイル名を一定時間ごとに変更するリンク変更ステップと、
その変更された前記一時ファイルをフォルダに戻して対象ファイルの置き換えを行うファイル置換ステップと、
を実行させるブックマークの無効化制御プログラム。 - ウエブサイトにおける対象ページへの直接的なリンクを無効にするブックマークの無効化制御装置であって、
サーバ内のフォルダに格納された前記対象ページのファイルをコピーして一時ファイルを作成する一時ファイル作成手段と、
前記一時ファイルにおいて、リンク元ページ中のハイパーリンクとリンク先の対象ファイル名を一定時間ごとに変更するリンク変更手段と、
その変更された前記一時ファイルをフォルダに戻して対象ファイルの置き換えを行うファイル置換手段と、
を有することを特徴とするブックマークの無効化制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004237740A JP2006058978A (ja) | 2004-08-17 | 2004-08-17 | ブックマークの無効化制御方法、プログラム、およびその装置 |
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