JP2006058466A - 液晶表示素子用光硬化性樹脂組成物、液晶表示素子用シール剤、上下導通材料及び液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子用光硬化性樹脂組成物、液晶表示素子用シール剤、上下導通材料及び液晶表示素子 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】液晶表示素子の製造において、光が直接照射されない部位であっても、充分に硬
化させることができ、特に滴下工法による液晶表示素子の製造に最適である液晶表示素子
用光硬化性樹脂組成物、液晶表示素子用シール剤、上下導通材料、及び、液晶表示素子を
提供する。
【解決手段】光硬化性樹脂、光重合開始剤及びフィラーを含有する液晶表示素子用光硬化
性樹脂組成物であって、前記光硬化性樹脂100重量部に対して、前記光重合開始剤を0
.1〜20重量部、前記フィラーを5〜30重量部を含有し、前記フィラーのBET法に
より測定した比表面積が150〜1000m2/gである液晶表示素子用光硬化性樹脂組
成物。
【選択図】 なし
化させることができ、特に滴下工法による液晶表示素子の製造に最適である液晶表示素子
用光硬化性樹脂組成物、液晶表示素子用シール剤、上下導通材料、及び、液晶表示素子を
提供する。
【解決手段】光硬化性樹脂、光重合開始剤及びフィラーを含有する液晶表示素子用光硬化
性樹脂組成物であって、前記光硬化性樹脂100重量部に対して、前記光重合開始剤を0
.1〜20重量部、前記フィラーを5〜30重量部を含有し、前記フィラーのBET法に
より測定した比表面積が150〜1000m2/gである液晶表示素子用光硬化性樹脂組
成物。
【選択図】 なし
Description
本発明は、液晶表示素子の製造において、光が直接照射されない部位であっても、充分に
硬化させることができ、特に滴下工法による液晶表示素子の製造に最適である液晶表示素
子用光硬化性樹脂組成物、液晶表示素子用シール剤、上下導通材料、及び、液晶表示素子
に関する。
硬化させることができ、特に滴下工法による液晶表示素子の製造に最適である液晶表示素
子用光硬化性樹脂組成物、液晶表示素子用シール剤、上下導通材料、及び、液晶表示素子
に関する。
従来、液晶表示セル等の液晶表示素子は、2枚の電極付き透明基板を、所定の間隔をおい
て対向させ、その周囲を硬化性樹脂組成物からなるシール剤で封着してセルを形成し、そ
の一部に設けられた液晶注入口からセル内に液晶を注入し、その液晶注入口をシール剤又
は封口剤を用いて封止することにより作製されていた。
て対向させ、その周囲を硬化性樹脂組成物からなるシール剤で封着してセルを形成し、そ
の一部に設けられた液晶注入口からセル内に液晶を注入し、その液晶注入口をシール剤又
は封口剤を用いて封止することにより作製されていた。
この方法では、まず、2枚の電極付き透明基板のいずれか一方に、スクリーン印刷により
熱硬化性シール剤を用いた液晶注入口を設けたシールパターンを形成し、60〜100℃
でプリベイクを行いシール剤中の溶剤を乾燥させる。次いで、スペーサーを挟んで2枚の
基板を対向させてアライメントを行い貼り合わせ、110〜220℃で10〜90分間熱
プレスを行いシール近傍のギャップを調整した後、オーブン中で110〜220℃で10
〜120分間加熱しシール剤を本硬化させる。次いで、液晶注入口から液晶を注入し、最
後に封口剤を用いて液晶注入口を封止して、液晶表示素子を作製していた。
熱硬化性シール剤を用いた液晶注入口を設けたシールパターンを形成し、60〜100℃
でプリベイクを行いシール剤中の溶剤を乾燥させる。次いで、スペーサーを挟んで2枚の
基板を対向させてアライメントを行い貼り合わせ、110〜220℃で10〜90分間熱
プレスを行いシール近傍のギャップを調整した後、オーブン中で110〜220℃で10
〜120分間加熱しシール剤を本硬化させる。次いで、液晶注入口から液晶を注入し、最
後に封口剤を用いて液晶注入口を封止して、液晶表示素子を作製していた。
しかし、この作製方法によると、熱歪により位置ズレ、ギャップのバラツキ、シール剤と
基板との密着性の低下等が発生する;残留溶剤が熱膨張して気泡が発生しキャップのバラ
ツキやシールパスが発生する;シール硬化時間が長い;プリベイクプロセスが煩雑;溶剤
の揮発によりシール剤の使用可能時間が短い;液晶の注入に時間がかかる等の問題があっ
た。とりわけ、近年の大型の液晶表示装置にあっては、液晶の注入に非常に時間がかかる
ことが大きな問題となっていた。
基板との密着性の低下等が発生する;残留溶剤が熱膨張して気泡が発生しキャップのバラ
ツキやシールパスが発生する;シール硬化時間が長い;プリベイクプロセスが煩雑;溶剤
の揮発によりシール剤の使用可能時間が短い;液晶の注入に時間がかかる等の問題があっ
た。とりわけ、近年の大型の液晶表示装置にあっては、液晶の注入に非常に時間がかかる
ことが大きな問題となっていた。
これに対して、硬化型の樹脂組成物からなるシール剤を用いた滴下工法と呼ばれる液晶表
示素子の製造方法が検討されている。滴下工法では、まず、2枚の電極付き透明基板の一
方に、スクリーン印刷等により長方形状のシールパターンを形成する。次いで、シール剤
未硬化の状態で液晶の微小滴を透明基板の枠内全面に滴下塗布し、すぐに他方の透明基板
を重ねあわせ、シール部に紫外線を照射して仮硬化を行う。その後、必要に応じて液晶ア
ニール時に加熱して更に硬化を行い、液晶表示素子を作製する。基板の貼り合わせを減圧
下で行うようにすれば、極めて高い効率で液晶表示素子を製造することができる。今後は
この滴下工法が液晶表示装置の製造方法の主流となると期待されている。
示素子の製造方法が検討されている。滴下工法では、まず、2枚の電極付き透明基板の一
方に、スクリーン印刷等により長方形状のシールパターンを形成する。次いで、シール剤
未硬化の状態で液晶の微小滴を透明基板の枠内全面に滴下塗布し、すぐに他方の透明基板
を重ねあわせ、シール部に紫外線を照射して仮硬化を行う。その後、必要に応じて液晶ア
ニール時に加熱して更に硬化を行い、液晶表示素子を作製する。基板の貼り合わせを減圧
下で行うようにすれば、極めて高い効率で液晶表示素子を製造することができる。今後は
この滴下工法が液晶表示装置の製造方法の主流となると期待されている。
このような滴下工法に用いる液晶表示素子用シール剤としては、例えば、特許文献1に、
紫外線を照射することで発生したラジカルで光硬化させ、更に、含有する熱硬化剤で熱硬
化させる光熱硬化併用シール剤が開示されている。
しかし、近年、液晶パネルの狭額縁化の進行に伴って、透明基板上に形成する液晶表示素
子用シール剤パターンが、ブラックマトリックス(BM)や配線と重なる位置になる場合
が多くなっている。このようにBMや配線と重なった部分のシール剤は、仮硬化を行う際
の紫外線が直接に照射されないため、シール剤中に未硬化の部分ができるという問題があ
った。このような未硬化のシール剤が液晶と直接接触すると、シール剤中の硬化性樹脂成
分が液晶中へ溶出し、液晶が汚染されるという問題があった。
紫外線を照射することで発生したラジカルで光硬化させ、更に、含有する熱硬化剤で熱硬
化させる光熱硬化併用シール剤が開示されている。
しかし、近年、液晶パネルの狭額縁化の進行に伴って、透明基板上に形成する液晶表示素
子用シール剤パターンが、ブラックマトリックス(BM)や配線と重なる位置になる場合
が多くなっている。このようにBMや配線と重なった部分のシール剤は、仮硬化を行う際
の紫外線が直接に照射されないため、シール剤中に未硬化の部分ができるという問題があ
った。このような未硬化のシール剤が液晶と直接接触すると、シール剤中の硬化性樹脂成
分が液晶中へ溶出し、液晶が汚染されるという問題があった。
本発明は、上記現状に鑑み、液晶表示素子の製造において、光が直接照射されない部位で
あっても、充分に硬化させることができ、特に滴下工法による液晶表示素子の製造に最適
である液晶表示素子用光硬化性樹脂組成物、液晶表示素子用シール剤、上下導通材料、及
び、液晶表示素子を提供することを目的とする。
あっても、充分に硬化させることができ、特に滴下工法による液晶表示素子の製造に最適
である液晶表示素子用光硬化性樹脂組成物、液晶表示素子用シール剤、上下導通材料、及
び、液晶表示素子を提供することを目的とする。
本発明は、光硬化性樹脂、光重合開始剤及びフィラーを含有する液晶表示素子用光硬化性
樹脂組成物であって、前記光硬化性樹脂100重量部に対して、前記光重合開始剤を0.
1〜20重量部、前記フィラーを5〜30重量部を含有し、前記フィラーのBET法によ
り測定した比表面積が150〜1000m2/gである液晶表示素子用光硬化性樹脂組成
物である。
以下に本発明を詳述する。
樹脂組成物であって、前記光硬化性樹脂100重量部に対して、前記光重合開始剤を0.
1〜20重量部、前記フィラーを5〜30重量部を含有し、前記フィラーのBET法によ
り測定した比表面積が150〜1000m2/gである液晶表示素子用光硬化性樹脂組成
物である。
以下に本発明を詳述する。
本発明者らは、鋭意検討した結果、光硬化性樹脂と光重合開始剤とを含有する液晶表示素
子用硬化性樹脂組成物に、一定以上の比表面積を有するフィラーを分散させることにより
紫外線等の光が直接に照射されない部分であっても好適に硬化させることができることを
見出し、本発明を完成させた。
これは、比表面積が充分に大きいフィラーを含有する硬化性樹脂組成物に紫外線等の光が
照射されると、硬化性樹脂組成物中を透過する光が上記フィラーによって大きく散乱し、
これにより、非遮蔽部分に照射された光が遮蔽部分にも到達するためと考えられる。
従って、本発明の硬化性樹脂組成物を液晶表示素子用シール剤として用い、滴下工法によ
り液晶表示素子を製造する場合において、透明基板上に形成するシール剤パターンがブラ
ックマトリックス(BM)や配線等と重なることで、紫外線等の光が直接照射されない遮
蔽部分があっても、上記フィラーの光散乱効果により上記遮蔽部分を好適に硬化させるこ
とができると考えられる。
なお、液晶表示素子用硬化性樹脂組成物にフィラーを添加すること自体は、従来から強度
強化のためや粘度調整のために行われていたが、このような従来の液晶表示素子用硬化性
樹脂組成物に添加されていたフィラーは、通常、BET法による比表面積が10m2/g
程度、特に比表面積が高いと考えられる微粒子の場合でもせいぜい20m2/g程度であ
った。そのため、従来の液晶表示素子用硬化性樹脂組成物では、たとえフィラーが添加さ
れていても本発明のような優れた効果が得られなかったものと考えられる。
子用硬化性樹脂組成物に、一定以上の比表面積を有するフィラーを分散させることにより
紫外線等の光が直接に照射されない部分であっても好適に硬化させることができることを
見出し、本発明を完成させた。
これは、比表面積が充分に大きいフィラーを含有する硬化性樹脂組成物に紫外線等の光が
照射されると、硬化性樹脂組成物中を透過する光が上記フィラーによって大きく散乱し、
これにより、非遮蔽部分に照射された光が遮蔽部分にも到達するためと考えられる。
従って、本発明の硬化性樹脂組成物を液晶表示素子用シール剤として用い、滴下工法によ
り液晶表示素子を製造する場合において、透明基板上に形成するシール剤パターンがブラ
ックマトリックス(BM)や配線等と重なることで、紫外線等の光が直接照射されない遮
蔽部分があっても、上記フィラーの光散乱効果により上記遮蔽部分を好適に硬化させるこ
とができると考えられる。
なお、液晶表示素子用硬化性樹脂組成物にフィラーを添加すること自体は、従来から強度
強化のためや粘度調整のために行われていたが、このような従来の液晶表示素子用硬化性
樹脂組成物に添加されていたフィラーは、通常、BET法による比表面積が10m2/g
程度、特に比表面積が高いと考えられる微粒子の場合でもせいぜい20m2/g程度であ
った。そのため、従来の液晶表示素子用硬化性樹脂組成物では、たとえフィラーが添加さ
れていても本発明のような優れた効果が得られなかったものと考えられる。
本発明の液晶表示素子用光硬化性樹脂組成物(以下、本発明の硬化性樹脂組成物ともいう
)は、光硬化性樹脂、光重合開始剤及びフィラーを含有する。
本発明の硬化性樹脂組成物において、上記フィラーは、BET法により測定した比表面積
の下限が150m2/gであり、上限が1000m2/gである。比表面積が150m2
/g未満であると、本発明の硬化性樹脂組成物を液晶表示素子用シール剤として用いた場
合、ブラックマトリックス等で紫外線の光が直接に照射されない遮蔽部分を充分に硬化さ
せることができず、1000m2/gを超えると、シール剤のチクソトロピー性が大きく
なるおそれがあり、これによりディスペンス性等の作業性が著しく悪化する。好ましい下
限は300m2/gであり、好ましい上限は800m2/gである。
)は、光硬化性樹脂、光重合開始剤及びフィラーを含有する。
本発明の硬化性樹脂組成物において、上記フィラーは、BET法により測定した比表面積
の下限が150m2/gであり、上限が1000m2/gである。比表面積が150m2
/g未満であると、本発明の硬化性樹脂組成物を液晶表示素子用シール剤として用いた場
合、ブラックマトリックス等で紫外線の光が直接に照射されない遮蔽部分を充分に硬化さ
せることができず、1000m2/gを超えると、シール剤のチクソトロピー性が大きく
なるおそれがあり、これによりディスペンス性等の作業性が著しく悪化する。好ましい下
限は300m2/gであり、好ましい上限は800m2/gである。
本発明の硬化性樹脂組成物において、上記フィラーの形状としては、その比表面積が上述
した範囲内となるものであれば特に限定されず、例えば、球形、棒状、不定形等任意の形
状が挙げられる。上記フィラーは、緻密質であってもよく多孔質であってもよい。
した範囲内となるものであれば特に限定されず、例えば、球形、棒状、不定形等任意の形
状が挙げられる。上記フィラーは、緻密質であってもよく多孔質であってもよい。
上記フィラーの大きさとして特に限定されないが、平均粒子径の好ましい下限は150n
m、好ましい上限は1000nmである。150nm未満であると、本発明の硬化性樹脂
組成物中を透過する光を散乱させる効果がほとんど得られないことがあり、また、硬化性
樹脂組成物中に均一に分散させることが困難となる。1000nmを超えると、BET法
により測定した比表面積を上述した範囲内とすることができず、また、本発明の硬化性樹
脂組成物を液晶表示素子用シール剤として用い、液晶セルを作製した際にセルギャップに
影響を及ぼすことがある。なお、本明細書において、上記フィラーの平均粒子径とは、上
記フィラーの形状が真球であるとした場合の平均粒子径をいう。
m、好ましい上限は1000nmである。150nm未満であると、本発明の硬化性樹脂
組成物中を透過する光を散乱させる効果がほとんど得られないことがあり、また、硬化性
樹脂組成物中に均一に分散させることが困難となる。1000nmを超えると、BET法
により測定した比表面積を上述した範囲内とすることができず、また、本発明の硬化性樹
脂組成物を液晶表示素子用シール剤として用い、液晶セルを作製した際にセルギャップに
影響を及ぼすことがある。なお、本明細書において、上記フィラーの平均粒子径とは、上
記フィラーの形状が真球であるとした場合の平均粒子径をいう。
上記フィラーを構成する材料としては特に限定されず、例えば、シリカ、アルミナ、タル
ク等が挙げられる。このようなフィラーのうち、市販されているものとしては、例えば、
「NIPGEL AY−200」、「NIPGEL AY−420」、「NIPGEL
AZ−200」、「NIPGEL AZ−600」、「NIPGEL BY−200」、
「NIPGEL BZ−200」、「NIPGEL CX−200」、「NIPGEL
CY−200」(以上、いずれも東ソー・シリカ社製)、「AEROSIL200」、「
AEROSIL300」、「AEROSIL380」、「AEROSILR974」、「
AEROSILR805」、「AEROSILTT600」(以上、いずれも日本アエロ
ジル社製)等が挙げられる。
ク等が挙げられる。このようなフィラーのうち、市販されているものとしては、例えば、
「NIPGEL AY−200」、「NIPGEL AY−420」、「NIPGEL
AZ−200」、「NIPGEL AZ−600」、「NIPGEL BY−200」、
「NIPGEL BZ−200」、「NIPGEL CX−200」、「NIPGEL
CY−200」(以上、いずれも東ソー・シリカ社製)、「AEROSIL200」、「
AEROSIL300」、「AEROSIL380」、「AEROSILR974」、「
AEROSILR805」、「AEROSILTT600」(以上、いずれも日本アエロ
ジル社製)等が挙げられる。
本発明の硬化性樹脂組成物における上記フィラーの含有量は、後述する光硬化性樹脂10
0重量部に対して、下限が5重量部、上限が30重量部である。5重量部未満であると、
本発明の硬化性樹脂組成物中を透過する紫外線等の光を散乱させる効果が得られず、30
重量部を超えると、本発明の硬化性樹脂組成物の接着性が著しく低下し、液晶表示素子用
シール剤として使用することができなくなる。
0重量部に対して、下限が5重量部、上限が30重量部である。5重量部未満であると、
本発明の硬化性樹脂組成物中を透過する紫外線等の光を散乱させる効果が得られず、30
重量部を超えると、本発明の硬化性樹脂組成物の接着性が著しく低下し、液晶表示素子用
シール剤として使用することができなくなる。
本発明の硬化性樹脂組成物は、光硬化性樹脂を含有する。
本発明の硬化性樹脂組成物において、上記光硬化性樹脂とは、光によるラジカル重合可能
な不飽和二重結合を有する樹脂をいう。上記光硬化性樹脂は、樹脂成分の液晶中への溶出
の低減という観点から、その分子内に水素結合性官能基を持つものが好ましく、更に好ま
しくは水酸基やウレタン結合を有するものである。
また、硬化後に未反応の樹脂をできるだけ残存させないために付加反応性官能基を1分子
中に2つ以上有することが好ましい。この範囲にあることで、重合又は架橋反応後に、残
存する未反応化合物が極めて少なくなり、本発明の硬化性樹脂組成物を液晶表示素子用シ
ール剤として用いた場合に液晶を汚染し難くなる。
本発明の硬化性樹脂組成物において、上記光硬化性樹脂とは、光によるラジカル重合可能
な不飽和二重結合を有する樹脂をいう。上記光硬化性樹脂は、樹脂成分の液晶中への溶出
の低減という観点から、その分子内に水素結合性官能基を持つものが好ましく、更に好ま
しくは水酸基やウレタン結合を有するものである。
また、硬化後に未反応の樹脂をできるだけ残存させないために付加反応性官能基を1分子
中に2つ以上有することが好ましい。この範囲にあることで、重合又は架橋反応後に、残
存する未反応化合物が極めて少なくなり、本発明の硬化性樹脂組成物を液晶表示素子用シ
ール剤として用いた場合に液晶を汚染し難くなる。
このような光硬化性樹脂としては、例えば、スチレン誘導体、エチレン誘導体、マレイミ
ド誘導体、(メタ)アクリル酸誘導体等が挙げられ、なかでも、紫外線の照射により発生
した活性ラジカルで速やかに重合又は架橋が進行する点から(メタ)アクリル酸誘導体が
好適である。なお、本明細書において、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸又はメタク
リル酸のことをいう。
ド誘導体、(メタ)アクリル酸誘導体等が挙げられ、なかでも、紫外線の照射により発生
した活性ラジカルで速やかに重合又は架橋が進行する点から(メタ)アクリル酸誘導体が
好適である。なお、本明細書において、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸又はメタク
リル酸のことをいう。
上記(メタ)アクリル酸誘導体としては、ウレタン結合を有するウレタン(メタ)アクリ
レート、グリシジル基を有する化合物を(メタ)アクリル酸で変性したエポキシ(メタ)
アクリレート等が挙げられる。
レート、グリシジル基を有する化合物を(メタ)アクリル酸で変性したエポキシ(メタ)
アクリレート等が挙げられる。
上記ウレタン(メタ)アクリレートとしては、例えば、イソホロンジイソシアネート等の
ジイソシアネートとアクリル酸、ヒドロキシエチルアクリレート等のイソシアネートと付
加反応する反応性化合物との誘導体が挙げられる。これらの誘導体はカプロラクトンやポ
リオール等で鎖延長させてもよい。また、市販品としては、例えば、「U−122P」、
「U−340P」、「U−4HA」、「U−1084A」(いずれも新中村化学社製)や
、「KRM7595」、「KRM7610」、「KRM7619」(いずれもダイセル・
ユーシービー社製)等が挙げられる。
ジイソシアネートとアクリル酸、ヒドロキシエチルアクリレート等のイソシアネートと付
加反応する反応性化合物との誘導体が挙げられる。これらの誘導体はカプロラクトンやポ
リオール等で鎖延長させてもよい。また、市販品としては、例えば、「U−122P」、
「U−340P」、「U−4HA」、「U−1084A」(いずれも新中村化学社製)や
、「KRM7595」、「KRM7610」、「KRM7619」(いずれもダイセル・
ユーシービー社製)等が挙げられる。
上記エポキシ(メタ)アクリレートとしては、例えば、レゾルシノール型エポキシ樹脂、
ビスフェノールA型エポキシ樹脂及びプロピレングリコールジグリシジルエーテル等のエ
ポキシ樹脂と、(メタ)アクリル酸とから誘導されたエポキシ(メタ)アクリレート等が
挙げられる。また、市販品としては、例えば、「EA−1020」、「EA−6320」
、「EA−5520」(いずれも新中村化学社製)や、「エポキシエステル70PA」、
「エポキシエステル3002A」(いずれも共栄社化学社製)等が挙げられる。
ビスフェノールA型エポキシ樹脂及びプロピレングリコールジグリシジルエーテル等のエ
ポキシ樹脂と、(メタ)アクリル酸とから誘導されたエポキシ(メタ)アクリレート等が
挙げられる。また、市販品としては、例えば、「EA−1020」、「EA−6320」
、「EA−5520」(いずれも新中村化学社製)や、「エポキシエステル70PA」、
「エポキシエステル3002A」(いずれも共栄社化学社製)等が挙げられる。
上記光硬化性樹脂としては、光によるラジカル重合可能な基と、熱硬化可能な基とを有す
る樹脂を用いてもよい。このような樹脂は、光照射、加熱のいずれによっても硬化させる
ことができ、滴下工法に好適に用いることができる。このような樹脂としては、例えば、
エポキシ基及び(メタ)アクリル基を1分子中にそれぞれ1つ以上有する樹脂が挙げられ
る。
上記エポキシ基及び(メタ)アクリル基を1分子中にそれぞれ1つ以上有する樹脂として
は特に限定されず、例えば、エポキシ樹脂の部分(メタ)アクリル化物、ウレタン変性(
メタ)アクリルエポキシ樹脂等が挙げられる。
る樹脂を用いてもよい。このような樹脂は、光照射、加熱のいずれによっても硬化させる
ことができ、滴下工法に好適に用いることができる。このような樹脂としては、例えば、
エポキシ基及び(メタ)アクリル基を1分子中にそれぞれ1つ以上有する樹脂が挙げられ
る。
上記エポキシ基及び(メタ)アクリル基を1分子中にそれぞれ1つ以上有する樹脂として
は特に限定されず、例えば、エポキシ樹脂の部分(メタ)アクリル化物、ウレタン変性(
メタ)アクリルエポキシ樹脂等が挙げられる。
上記エポキシ樹脂の部分(メタ)アクリル化物としては、例えば、エポキシ樹脂と(メタ
)アクリル酸とを、常法に従って塩基性触媒の存在下で反応することにより得られる。
上記エポキシ樹脂の部分(メタ)アクリル化物に用いることができるエポキシ樹脂として
は、例えば、フェノールノボラック型、クレゾールノボラック型、ビフェニルノボラック
型、トリスフェノールノボラック型、ジシクロペンタジエンノボラック型等のノボラック
型;ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、2,2’−ジアリルビスフェノールA型
、水添ビスフェノール型、ポリオキシプロピレンビスフェノールA型等のビスフェノール
型等が挙げられる。
)アクリル酸とを、常法に従って塩基性触媒の存在下で反応することにより得られる。
上記エポキシ樹脂の部分(メタ)アクリル化物に用いることができるエポキシ樹脂として
は、例えば、フェノールノボラック型、クレゾールノボラック型、ビフェニルノボラック
型、トリスフェノールノボラック型、ジシクロペンタジエンノボラック型等のノボラック
型;ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、2,2’−ジアリルビスフェノールA型
、水添ビスフェノール型、ポリオキシプロピレンビスフェノールA型等のビスフェノール
型等が挙げられる。
上記エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸の配合量を適宜変更することにより、所望のアク
リル化率のエポキシ樹脂を得ることができる。好ましくは、エポキシ基1当量に対してカ
ルボン酸の下限が0.1当量、上限が0.5当量となるように配合することであり、より
好ましくは下限が0.2当量、上限が0.4当量である。
リル化率のエポキシ樹脂を得ることができる。好ましくは、エポキシ基1当量に対してカ
ルボン酸の下限が0.1当量、上限が0.5当量となるように配合することであり、より
好ましくは下限が0.2当量、上限が0.4当量である。
上記ウレタン変性(メタ)アクリルエポキシ樹脂は、例えば、以下の方法によって得られ
るものである。即ち、ポリオールと2官能以上のイソシアネートとを反応させ、更に残り
のイソシアネート基を、水酸基を有する(メタ)アクリルモノマー及びグリシドールと反
応させる。又は、ポリオールを用いず、2官能以上のイソシアネートに水酸基を有する(
メタ)アクリルモノマーとグリシドールとを反応させてもよい。更に、イソシアネート基
を有する(メタ)アクリレートモノマーに、グリシドールを反応させても得ることができ
る。具体的には、例えば、まず、トリメチロールプロパン1モルとイソホロンジイソシア
ネート3モルとを錫系触媒下反応させる。得られた化合物中に残るイソシアネート基と、
水酸基を有するアクリルモノマーであるヒドロキシエチルアクリレート、及び、水酸基を
有するエポキシであるグリシドールを反応させることにより得ることができる。
るものである。即ち、ポリオールと2官能以上のイソシアネートとを反応させ、更に残り
のイソシアネート基を、水酸基を有する(メタ)アクリルモノマー及びグリシドールと反
応させる。又は、ポリオールを用いず、2官能以上のイソシアネートに水酸基を有する(
メタ)アクリルモノマーとグリシドールとを反応させてもよい。更に、イソシアネート基
を有する(メタ)アクリレートモノマーに、グリシドールを反応させても得ることができ
る。具体的には、例えば、まず、トリメチロールプロパン1モルとイソホロンジイソシア
ネート3モルとを錫系触媒下反応させる。得られた化合物中に残るイソシアネート基と、
水酸基を有するアクリルモノマーであるヒドロキシエチルアクリレート、及び、水酸基を
有するエポキシであるグリシドールを反応させることにより得ることができる。
上記ポリオールとしては特に限定されず、例えば、エチレングリコール、グリセリン、ソ
ルビトール、トリメチロールプロパン、(ポリ)プロピレングリコール等が挙げられる。
ルビトール、トリメチロールプロパン、(ポリ)プロピレングリコール等が挙げられる。
上記イソシアネートは2官能以上であれば特に限定されず、例えば、イソホロンジイソシ
アネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ジフェニ
ルメタン−4,4’−ジイソシアネート(MDI)、水添MDI、ポリメリックMDI、
1,5−ナフタレンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシネート、トリジンジイソシ
アネート、キシリレンジイオシアネート(XDI)、水添XDI、リジンジイソシアネー
ト、トリフェニルメタントリイソシアネート、トリス(イソシアネートフェニル)チオフ
ォスフェート、テトラメチルキシレンジイソシアネート、1,6,10−ウンデカントリ
イソシアネート等が挙げられる。
アネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ジフェニ
ルメタン−4,4’−ジイソシアネート(MDI)、水添MDI、ポリメリックMDI、
1,5−ナフタレンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシネート、トリジンジイソシ
アネート、キシリレンジイオシアネート(XDI)、水添XDI、リジンジイソシアネー
ト、トリフェニルメタントリイソシアネート、トリス(イソシアネートフェニル)チオフ
ォスフェート、テトラメチルキシレンジイソシアネート、1,6,10−ウンデカントリ
イソシアネート等が挙げられる。
上記水酸基を有する(メタ)アクリルモノマーとしては特に限定されず、例えば、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、ポリエチレングリコール等の二価のアルコールのモノ(
メタ)アクリレート;トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、グリセリン等の
三価のアルコールのモノ(メタ)アクリレート又はジ(メタ)アクリレート;ビスフェノ
ールA型変性エポキシアクリレート等のエポキシアクリレート等が挙げられる。これらは
、単独で用いても、2種類以上が併用されてもよい。
ングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、ポリエチレングリコール等の二価のアルコールのモノ(
メタ)アクリレート;トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、グリセリン等の
三価のアルコールのモノ(メタ)アクリレート又はジ(メタ)アクリレート;ビスフェノ
ールA型変性エポキシアクリレート等のエポキシアクリレート等が挙げられる。これらは
、単独で用いても、2種類以上が併用されてもよい。
本発明の硬化性樹脂組成物は、接着強度を向上させる目的で、上記光硬化性樹脂以外に熱
硬化可能な硬化性樹脂を含有していてもよい。上記熱硬化可能な硬化性樹脂としては、例
えば、エポキシ基を有する樹脂、イソシアネート基を有する樹脂等が挙げられる。
硬化可能な硬化性樹脂を含有していてもよい。上記熱硬化可能な硬化性樹脂としては、例
えば、エポキシ基を有する樹脂、イソシアネート基を有する樹脂等が挙げられる。
上記光硬化性樹脂が光によるラジカル重合可能な基と、熱硬化可能な基とを有する樹脂で
あるか、又は、熱硬化可能な硬化性樹脂を含有する場合、本発明の硬化性樹脂組成物は、
硬化剤を含有してもよい。上記硬化剤は、硬化物の接着性、耐湿性を向上させることがで
きる。
上記硬化剤としては、融点が100℃以上の潜在性硬化剤が好適に用いられる。融点が1
00℃以下の硬化剤を使用すると保存安定性が著しく悪くなることがある。このような硬
化剤としては、例えば、1,3−ビス[ヒドラジノカルボノエチル−5−イソプロピルヒ
ダントイン]等のヒドラジド化合物、ジシアンジアミド、グアニジン誘導体、1−シアノ
エチル−2−フェニルイミダゾール、N−[2−(2−メチル−1−イミダゾリル)エチ
ル]尿素、2,4−ジアミノ−6−[2’−メチルイミダゾリル−(1’)]−エチル−
s−トリアジン、N,N’−ビス(2−メチル−1−イミダゾリルエチル)尿素、N,N
’−(2−メチル−1−イミダゾリルエチル)−アジポアミド、2−フェニル−4−メチ
ル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイ
ミダゾール等のイミダゾール誘導体、変性脂肪族ポリアミン、テトラヒドロ無水フタル酸
、エチレングリコールービス(アンヒドロトリメリテート)等の酸無水物、各種アミンと
エポキシ樹脂との付加生成物等が挙げられる。また、上記硬化剤としては、固体硬化剤粒
子の表面が微粒子により被覆されている被覆硬化剤を用いてもよい。
あるか、又は、熱硬化可能な硬化性樹脂を含有する場合、本発明の硬化性樹脂組成物は、
硬化剤を含有してもよい。上記硬化剤は、硬化物の接着性、耐湿性を向上させることがで
きる。
上記硬化剤としては、融点が100℃以上の潜在性硬化剤が好適に用いられる。融点が1
00℃以下の硬化剤を使用すると保存安定性が著しく悪くなることがある。このような硬
化剤としては、例えば、1,3−ビス[ヒドラジノカルボノエチル−5−イソプロピルヒ
ダントイン]等のヒドラジド化合物、ジシアンジアミド、グアニジン誘導体、1−シアノ
エチル−2−フェニルイミダゾール、N−[2−(2−メチル−1−イミダゾリル)エチ
ル]尿素、2,4−ジアミノ−6−[2’−メチルイミダゾリル−(1’)]−エチル−
s−トリアジン、N,N’−ビス(2−メチル−1−イミダゾリルエチル)尿素、N,N
’−(2−メチル−1−イミダゾリルエチル)−アジポアミド、2−フェニル−4−メチ
ル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイ
ミダゾール等のイミダゾール誘導体、変性脂肪族ポリアミン、テトラヒドロ無水フタル酸
、エチレングリコールービス(アンヒドロトリメリテート)等の酸無水物、各種アミンと
エポキシ樹脂との付加生成物等が挙げられる。また、上記硬化剤としては、固体硬化剤粒
子の表面が微粒子により被覆されている被覆硬化剤を用いてもよい。
上記硬化剤の配合量の好ましい下限は、上記硬化性樹脂100重量部に対して1重量部、
好ましい上限は60重量部である。この範囲外であると、硬化物の接着性が低下し、高温
高湿動作試験での液晶の特性劣化が早まることがある。より好ましい下限は5重量部、よ
り好ましい上限は50重量部である。
好ましい上限は60重量部である。この範囲外であると、硬化物の接着性が低下し、高温
高湿動作試験での液晶の特性劣化が早まることがある。より好ましい下限は5重量部、よ
り好ましい上限は50重量部である。
本発明の硬化性樹脂組成物は、光重合開始剤を含有する。
上記光重合開始剤は、光のエネルギーによってラジカルを発生し、上記光硬化性樹脂の重
合反応を進行させるものであれば特に限定されず、例えば、アセトフェノン化合物、ベン
ゾフェノン化合物、ベンゾイン化合物、ベンゾインエーテル化合物、アシルホスフィンオ
キシド化合物、チオキサントン化合物等の紫外線を照射するとラジカルを発生する化合物
等が挙げられる。これらの化合物のうち市販されているものとしては、例えば、「IRG
ACURE 184」、「IRGACURE 369」、「IRGACURE 651」
、「IRGACURE 907」、「IRGACURE 819」、「IRGACURE
2959」、「DAROCURE 1173」(いずれもチバ・スペシャリティー・ケ
ミカルズ社製)、「KAYACURE BP」、「KAYACURE DETX−S」(
いずれも日本化薬社製)、「ESACURE KIP 150」(Lamberti社製
)、「S−121」(シンコー技研社製)、「セイクオールBEE」(精工化学社製)、
「ソルバスロンBIPE」、「ソルバスロンBIBE」(いずれも黒金化成社製)等が挙
げられる。これらの光重合開始剤は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されても
よい。
上記光重合開始剤は、光のエネルギーによってラジカルを発生し、上記光硬化性樹脂の重
合反応を進行させるものであれば特に限定されず、例えば、アセトフェノン化合物、ベン
ゾフェノン化合物、ベンゾイン化合物、ベンゾインエーテル化合物、アシルホスフィンオ
キシド化合物、チオキサントン化合物等の紫外線を照射するとラジカルを発生する化合物
等が挙げられる。これらの化合物のうち市販されているものとしては、例えば、「IRG
ACURE 184」、「IRGACURE 369」、「IRGACURE 651」
、「IRGACURE 907」、「IRGACURE 819」、「IRGACURE
2959」、「DAROCURE 1173」(いずれもチバ・スペシャリティー・ケ
ミカルズ社製)、「KAYACURE BP」、「KAYACURE DETX−S」(
いずれも日本化薬社製)、「ESACURE KIP 150」(Lamberti社製
)、「S−121」(シンコー技研社製)、「セイクオールBEE」(精工化学社製)、
「ソルバスロンBIPE」、「ソルバスロンBIBE」(いずれも黒金化成社製)等が挙
げられる。これらの光重合開始剤は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されても
よい。
本発明の硬化性樹脂組成物における上記光重合開始剤の含有量は、後述する光硬化性樹脂
100重量部に対して、下限が0.1重量部、上限が20重量部である。0.1重量部未
満であると、光照射による本発明の硬化性樹脂組成物の硬化が不充分となり、20重量部
を超えると、硬化後の本発明の硬化性樹脂組成物の吸湿性を低く抑えることができない。
100重量部に対して、下限が0.1重量部、上限が20重量部である。0.1重量部未
満であると、光照射による本発明の硬化性樹脂組成物の硬化が不充分となり、20重量部
を超えると、硬化後の本発明の硬化性樹脂組成物の吸湿性を低く抑えることができない。
本発明の硬化性樹脂組成物は、シランカップリング剤を含有してもよい。シランカップリ
ング剤は、ガラス基板等との接着性を向上させる接着助剤としての役割を有する。
上記シランカップリング剤としては特に限定されないが、ガラス基板等との接着性向上効
果に優れ、光硬化性樹脂と化学結合することにより液晶中への流出を防止するとができる
ことから、例えば、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルト
リメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−イソシアネート
プロピルトリメトキシシラン等や、スペーサー基を介してイミダゾール骨格とアルコキシ
シリル基とが結合した構造を有するイミダゾールシラン化合物からなるもの等が好適に用
いられる。これらのシランカップリング剤は単独で用いてもよく、2種以上を併用しても
よい。
ング剤は、ガラス基板等との接着性を向上させる接着助剤としての役割を有する。
上記シランカップリング剤としては特に限定されないが、ガラス基板等との接着性向上効
果に優れ、光硬化性樹脂と化学結合することにより液晶中への流出を防止するとができる
ことから、例えば、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルト
リメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−イソシアネート
プロピルトリメトキシシラン等や、スペーサー基を介してイミダゾール骨格とアルコキシ
シリル基とが結合した構造を有するイミダゾールシラン化合物からなるもの等が好適に用
いられる。これらのシランカップリング剤は単独で用いてもよく、2種以上を併用しても
よい。
本発明の硬化性樹脂組成物は、更に、必要に応じて、粘度調整の為の反応性希釈剤、チク
ソ性を調整する揺変剤、パネルギャップ調整の為のポリマービーズ等のスペーサー、3−
P−クロロフェニル−1,1−ジメチル尿素等の硬化促進剤、消泡剤、レベリング剤、重
合禁止剤、その他添加剤等を含有してもよい。
ソ性を調整する揺変剤、パネルギャップ調整の為のポリマービーズ等のスペーサー、3−
P−クロロフェニル−1,1−ジメチル尿素等の硬化促進剤、消泡剤、レベリング剤、重
合禁止剤、その他添加剤等を含有してもよい。
本発明の硬化性樹脂組成物は、ガラス基板を接着し、硬化させたときの接着強度が150
N/cm2以上であることが好ましい。150N/cm2未満であると、得られる液晶表
示素子の強度が不足することがある。
なお、上記接着強度は、例えば、本発明の硬化性樹脂組成物を用いて2枚のガラス基板を
接着し硬化させた後、2枚のガラス基板を剥離するのに要する引張強度から求めることが
できる。
N/cm2以上であることが好ましい。150N/cm2未満であると、得られる液晶表
示素子の強度が不足することがある。
なお、上記接着強度は、例えば、本発明の硬化性樹脂組成物を用いて2枚のガラス基板を
接着し硬化させた後、2枚のガラス基板を剥離するのに要する引張強度から求めることが
できる。
本発明の硬化性樹脂組成物は、硬化物の体積抵抗値が1×1013Ω・cm、100kH
zにおける誘電率が3以上であることが好ましい。体積抵抗値が1×1013Ω・cm未
満であると、本発明の硬化性樹脂組成物がイオン性の不純物を含有していることを意味し
、液晶表示素子用シール剤として用いた場合に通電時にイオン性不純物が液晶中に溶出し
、液晶駆動電圧に影響を与え、表示ムラの原因となることがある。また、液晶の誘電率は
、通常ε//(パラレル)が10、ε⊥(垂直)が3.5程度であることから、誘電率が3
未満であると、硬化性樹脂組成物が液晶中に溶出し、液晶駆動電圧に影響を与え、表示ム
ラの原因となることがある。
zにおける誘電率が3以上であることが好ましい。体積抵抗値が1×1013Ω・cm未
満であると、本発明の硬化性樹脂組成物がイオン性の不純物を含有していることを意味し
、液晶表示素子用シール剤として用いた場合に通電時にイオン性不純物が液晶中に溶出し
、液晶駆動電圧に影響を与え、表示ムラの原因となることがある。また、液晶の誘電率は
、通常ε//(パラレル)が10、ε⊥(垂直)が3.5程度であることから、誘電率が3
未満であると、硬化性樹脂組成物が液晶中に溶出し、液晶駆動電圧に影響を与え、表示ム
ラの原因となることがある。
本発明の硬化性樹脂組成物を製造する方法としては特に限定されず、例えば、上記光硬化
性樹脂、光重合開始剤、フィラー及び必要に応じて配合される添加剤等を、従来公知の方
法により混合する方法等が挙げられる。このとき、イオン性の不純物を除去するために層
状珪酸塩鉱物等のイオン吸着性固体と接触させてもよい。
性樹脂、光重合開始剤、フィラー及び必要に応じて配合される添加剤等を、従来公知の方
法により混合する方法等が挙げられる。このとき、イオン性の不純物を除去するために層
状珪酸塩鉱物等のイオン吸着性固体と接触させてもよい。
本発明の硬化性樹脂組成物は、光硬化性樹脂、光重合開始剤及びフィラーを所定の範囲内
で含有し、上記フィラーの比表面積が大きなものであるため、硬化性樹脂組成物の内部を
透過する紫外線等の光は、上記フィラーによって散乱される。即ち、本発明の硬化性樹脂
組成物は、上記紫外線等の光が遮蔽物によって遮蔽されて直接照射されない部分であって
も、上記フィラーの散乱効果により充分に硬化させることができる。
従って、本発明の硬化性樹脂組成物を液晶表示素子用シール剤として使用した場合、透明
基板上に形成するシール剤パターンの一部がブラックマトリックスや配線と重なって光が
直接照射されない部分があっても、充分に硬化させることができるようになる。
即ち、本発明の硬化性樹脂組成物は、その一部に光が照射されないような狭額縁設計でも
接着強度信頼性、環境変化信頼性、表示非汚染性に優れた液晶パネルを製造する場合に、
特に好適に用いることができる。
で含有し、上記フィラーの比表面積が大きなものであるため、硬化性樹脂組成物の内部を
透過する紫外線等の光は、上記フィラーによって散乱される。即ち、本発明の硬化性樹脂
組成物は、上記紫外線等の光が遮蔽物によって遮蔽されて直接照射されない部分であって
も、上記フィラーの散乱効果により充分に硬化させることができる。
従って、本発明の硬化性樹脂組成物を液晶表示素子用シール剤として使用した場合、透明
基板上に形成するシール剤パターンの一部がブラックマトリックスや配線と重なって光が
直接照射されない部分があっても、充分に硬化させることができるようになる。
即ち、本発明の硬化性樹脂組成物は、その一部に光が照射されないような狭額縁設計でも
接着強度信頼性、環境変化信頼性、表示非汚染性に優れた液晶パネルを製造する場合に、
特に好適に用いることができる。
このような本発明の硬化性樹脂組成物を用いてなる液晶表示素子用シール剤もまた、本発
明の1つである。
また、本発明の液晶表示素子用シール剤に、導電性微粒子を配合することにより、上下導
通材料を製造することができる。このような上下導通材料を用いれば、紫外線等の光が直
接照射されない部分が存在しても、電極間を充分に導電接続ことができる。
本発明の液晶表示素子用シール剤と、導電性微粒子とを含有する上下導通材料もまた、本
発明の1つである。
明の1つである。
また、本発明の液晶表示素子用シール剤に、導電性微粒子を配合することにより、上下導
通材料を製造することができる。このような上下導通材料を用いれば、紫外線等の光が直
接照射されない部分が存在しても、電極間を充分に導電接続ことができる。
本発明の液晶表示素子用シール剤と、導電性微粒子とを含有する上下導通材料もまた、本
発明の1つである。
上記導電性微粒子としては特に限定されず、金属ボール、樹脂微粒子の表面に導電金属層
を形成したもの等を用いることができる。なかでも、樹脂微粒子の表面に導電金属層を形
成したものは、樹脂微粒子の優れた弾性により、透明基板等を損傷することなく導電接続
が可能であることから好適である。
を形成したもの等を用いることができる。なかでも、樹脂微粒子の表面に導電金属層を形
成したものは、樹脂微粒子の優れた弾性により、透明基板等を損傷することなく導電接続
が可能であることから好適である。
本発明の液晶表示素子用シール剤及び/又は本発明の上下導通材料を用いてなる液晶表示
素子もまた、本発明の1つである。
素子もまた、本発明の1つである。
本発明によれば、液晶表示素子の製造において、光が直接照射されない部位であっても、
充分に硬化させることができ、その成分が液晶中に溶け出して液晶汚染を引き起こすこと
がないため液晶表示において色むらが少ないことから、特に滴下工法による液晶表示素子
の製造に最適である液晶表示素子用光硬化性樹脂組成物、液晶表示素子用シール剤、上下
導通材料、及び、液晶表示素子を提供することができる。
充分に硬化させることができ、その成分が液晶中に溶け出して液晶汚染を引き起こすこと
がないため液晶表示において色むらが少ないことから、特に滴下工法による液晶表示素子
の製造に最適である液晶表示素子用光硬化性樹脂組成物、液晶表示素子用シール剤、上下
導通材料、及び、液晶表示素子を提供することができる。
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるものではない。
されるものではない。
(実施例1)
光重合開始剤(チバ・スペシャリティケミカルズ社製、IR−651)2重量部、熱硬化
性樹脂としてビスフェノールA型エポキシアクリレート(ダイセル・ユーシービー社製、
EB3700)60重量部、及び、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(ジャパンエポキシ
レジン社製、エピコート828EL)40重量部を配合し、これを70℃に加熱して光重
合開始剤を溶解させた後、遊星式攪拌装置を用いて攪拌し混合物を得た。
この混合物にフィラーとしてBET法により測定した比表面積が305m2/gのシリカ
(東ソーシリカ社製、NIPGEL AY−200)20重量部、熱硬化剤(大塚化学社
製、ADH)10重量部、シランカップリング剤(信越化学社製、KBM403)2重量
部を配合し遊星式攪拌装置にて攪拌した後、セラミック3本ロールにて分散させて硬化性
樹脂組成物を得た。
光重合開始剤(チバ・スペシャリティケミカルズ社製、IR−651)2重量部、熱硬化
性樹脂としてビスフェノールA型エポキシアクリレート(ダイセル・ユーシービー社製、
EB3700)60重量部、及び、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(ジャパンエポキシ
レジン社製、エピコート828EL)40重量部を配合し、これを70℃に加熱して光重
合開始剤を溶解させた後、遊星式攪拌装置を用いて攪拌し混合物を得た。
この混合物にフィラーとしてBET法により測定した比表面積が305m2/gのシリカ
(東ソーシリカ社製、NIPGEL AY−200)20重量部、熱硬化剤(大塚化学社
製、ADH)10重量部、シランカップリング剤(信越化学社製、KBM403)2重量
部を配合し遊星式攪拌装置にて攪拌した後、セラミック3本ロールにて分散させて硬化性
樹脂組成物を得た。
得られた硬化性樹脂組成物100重量部にスペーサ微粒子(積水化学工業社製、ミクロパ
ールSP−2055)1重量部を分散させ、液晶表示素子用シール剤として、2枚のラベ
リング済み配向膜、ブラックマトリックス(BM)及び透明電極付き基板の一方に、長方
形の枠を描くようにディスペンサーで塗布した。
続いて液晶(チッソ社製;JC−5004LA)の微小滴を透明電極付きガラス基板のシ
ール剤パターンの枠内全面に滴下塗布し、すぐにもう一方の透明電極付き基板(BM無し
)を重ね合わせ、BM付き基板側からシール剤パターン部分に高圧水銀ランプを用いて5
0mW/cm2で20秒照射した。この時、押しつぶされたシール剤の線幅は約1.2m
mであり、そのうちの0.3mmはBMと重なるように描画した。
その結果、BMと重なった部分を含むシール剤は充分に硬化していた。
その後、液晶アニールを120℃1時間行い、同時にシール剤を熱硬化して液晶表示パネ
ルを作製したところ、得られた液晶表示パネルには液晶の汚染は生じていなかった。
ールSP−2055)1重量部を分散させ、液晶表示素子用シール剤として、2枚のラベ
リング済み配向膜、ブラックマトリックス(BM)及び透明電極付き基板の一方に、長方
形の枠を描くようにディスペンサーで塗布した。
続いて液晶(チッソ社製;JC−5004LA)の微小滴を透明電極付きガラス基板のシ
ール剤パターンの枠内全面に滴下塗布し、すぐにもう一方の透明電極付き基板(BM無し
)を重ね合わせ、BM付き基板側からシール剤パターン部分に高圧水銀ランプを用いて5
0mW/cm2で20秒照射した。この時、押しつぶされたシール剤の線幅は約1.2m
mであり、そのうちの0.3mmはBMと重なるように描画した。
その結果、BMと重なった部分を含むシール剤は充分に硬化していた。
その後、液晶アニールを120℃1時間行い、同時にシール剤を熱硬化して液晶表示パネ
ルを作製したところ、得られた液晶表示パネルには液晶の汚染は生じていなかった。
(実施例2)
実施例1のBET法により測定した比表面積が305m2/gのシリカ(東ソーシリカ社
製、NIPGEL AY−200)20重量部の代わりに、BET法により測定した比表
面積が380m2/gのシリカ(日本アエロジル社製、AEROSIL380)20重量
部を用いた以外は、実施例1と同様にして硬化性樹脂組成物を得た。
その後、得られた硬化性樹脂組成物を用いて実施例1と同様にして液晶表示パネルを得た
。
その結果、BMと重なった部分を含むシール剤は充分に硬化しており、また、得られた液
晶表示パネルに液晶の汚染は生じていなかった。
実施例1のBET法により測定した比表面積が305m2/gのシリカ(東ソーシリカ社
製、NIPGEL AY−200)20重量部の代わりに、BET法により測定した比表
面積が380m2/gのシリカ(日本アエロジル社製、AEROSIL380)20重量
部を用いた以外は、実施例1と同様にして硬化性樹脂組成物を得た。
その後、得られた硬化性樹脂組成物を用いて実施例1と同様にして液晶表示パネルを得た
。
その結果、BMと重なった部分を含むシール剤は充分に硬化しており、また、得られた液
晶表示パネルに液晶の汚染は生じていなかった。
(比較例1)
実施例1のBET法により測定した比表面積が305m2/gのシリカ(東ソーシリカ社
製、NIPGEL AY−200)20重量部の代わりに、BET法により測定した比表
面積が6.9m2/gのシリカ(アドマテックス社製、SO−C1)20重量部を用いた
以外は、実施例1と同様にして硬化性樹脂組成物を得た。
その後、得られた硬化性樹脂組成物を用いて実施例1と同様にして液晶表示素子を得た。
その結果、BMと重なった部分のシール剤が硬化しておらず、得られた液晶表示パネルに
液晶の汚染が生じていた。
実施例1のBET法により測定した比表面積が305m2/gのシリカ(東ソーシリカ社
製、NIPGEL AY−200)20重量部の代わりに、BET法により測定した比表
面積が6.9m2/gのシリカ(アドマテックス社製、SO−C1)20重量部を用いた
以外は、実施例1と同様にして硬化性樹脂組成物を得た。
その後、得られた硬化性樹脂組成物を用いて実施例1と同様にして液晶表示素子を得た。
その結果、BMと重なった部分のシール剤が硬化しておらず、得られた液晶表示パネルに
液晶の汚染が生じていた。
本発明によれば、液晶表示素子の製造において、光が直接照射されない部位であっても、
充分に硬化させることができ、特に滴下工法による液晶表示素子の製造に最適である液晶
表示素子用光硬化性樹脂組成物、液晶表示素子用シール剤、上下導通材料、及び、液晶表
示素子を提供することができる。
充分に硬化させることができ、特に滴下工法による液晶表示素子の製造に最適である液晶
表示素子用光硬化性樹脂組成物、液晶表示素子用シール剤、上下導通材料、及び、液晶表
示素子を提供することができる。
Claims (5)
- 光硬化性樹脂、光重合開始剤及びフィラーを含有する液晶表示素子用光硬化性樹脂組成物
であって、
前記光硬化性樹脂100重量部に対して、前記光重合開始剤を0.1〜20重量部、前記
フィラーを5〜30重量部を含有し、
前記フィラーのBET法により測定した比表面積が150〜1000m2/gである
ことを特徴とする液晶表示素子用光硬化性樹脂組成物。 - フィラーは、平均粒子径が150〜1000nmであることを特徴とする請求項1記載の
液晶表示素子用光硬化性樹脂組成物。 - 請求項1又は2記載の液晶表示素子用光硬化性樹脂組成物からなることを特徴とする液晶
表示素子用シール剤。 - 請求項3記載の液晶表示素子用シール剤と、導電性微粒子とを含有することを特長とする
上下導通材料。 - 請求項3記載の液晶表示素子用シール剤と及び/又は請求項4記載の上下導通材料を用い
てなることを特徴とする液晶表示素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004238557A JP2006058466A (ja) | 2004-08-18 | 2004-08-18 | 液晶表示素子用光硬化性樹脂組成物、液晶表示素子用シール剤、上下導通材料及び液晶表示素子 |
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JP2004238557A JP2006058466A (ja) | 2004-08-18 | 2004-08-18 | 液晶表示素子用光硬化性樹脂組成物、液晶表示素子用シール剤、上下導通材料及び液晶表示素子 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006058466A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120032522A (ko) | 2009-06-10 | 2012-04-05 | 교리쯔 가가꾸 산교 가부시키가이샤 | 히드라지드 화합물 및 그 제조 방법, 및 그것을 이용한 경화제, 수지 조성물 및 경화체 |
JP2020076977A (ja) * | 2018-10-23 | 2020-05-21 | 株式会社トクヤマ | 球状ポリメチルシルセスオキサンからなる液晶用スペーサー |
-
2004
- 2004-08-18 JP JP2004238557A patent/JP2006058466A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120032522A (ko) | 2009-06-10 | 2012-04-05 | 교리쯔 가가꾸 산교 가부시키가이샤 | 히드라지드 화합물 및 그 제조 방법, 및 그것을 이용한 경화제, 수지 조성물 및 경화체 |
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JP7209609B2 (ja) | 2018-10-23 | 2023-01-20 | 株式会社トクヤマ | 球状ポリメチルシルセスオキサンからなる液晶用スペーサー |
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