JP2006057471A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】
2つのノズルニードルを備えた燃料噴射弁において、燃料噴射を終了する際、各噴射孔からの燃料を同時に停止することを目的とする。
【解決手段】
弁ボディ20内に往復移動可能に収容され、弁ボディ20に形成された第1噴射孔30を開閉する第1ノズルニードル50と、この第1ノズルニードル50内に往復移動可能に収容され、弁ボディ20に形成された第2噴射孔40を開閉する第2ノズルニードル60と、第1噴射孔30と第2噴射孔40を同時に閉塞するように第1ノズルニードル50と第2ノズルニードル60にかかる付勢力が調整されている付勢力調整手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料噴射弁に関する。
従来、2つのノズルニードルを備え、1回の燃料噴射期間中に小噴射から大噴射に切り替えるいわゆるブーツ型噴射の燃料噴射弁が知られている(特許文献1)。特許文献1に記載の燃料噴射弁には、中空円筒状の第1ノズルニードルと、その中空部に収容される第2ノズルニードルとを備え、それらの反噴射孔側には独立した第1、第2圧力制御室が設けられている。第1、第2圧力制御室は、第1圧力制御室の圧力を抜くと第1ノズルニードルは、反噴射孔側に移動し、第1噴射孔を閉弁させ、第2圧力制御室の圧力を抜くと第2ノズルニードルは、噴射孔側に移動し、第2噴射孔を開弁させるように形成されている。
この燃料噴射弁は以下のような作動をする。制御弁への通電が開始されると、リターン通路が開放され、第1、第2圧力制御室の圧力が徐々に下がり始める。第1圧力制御室内の圧力が第1ノズルニードルの開弁圧力となったとき、第1ノズルニードルが弁ボディの端面から離脱し、第1噴射孔から燃料が噴射される。このとき、第2ノズルニードルは、逆に弁ボディの端面に着座し、第2噴射孔を閉弁している。従って、この段階では、第1噴射孔のみから燃料が噴射される(小噴射)。
次に、制御弁への通電が停止されると、リターン通路が遮断され、第1、第2圧力制御室内の圧力が上昇し始める。第2圧力制御室の方が第1圧力制御室よりも容積が小さく形成されているので、第2圧力制御室の圧力の方が速く上昇する。すると、第2ノズルニードルは、第1ノズルニードルが第1噴射孔を閉弁するよりも速く、第2噴射孔を開弁する。このとき、第1噴射孔、第2噴射孔の両方の噴射孔が開弁されていることになり、両方の噴射孔から燃料が噴射される(大噴射)。
その後、さらに第1、第2圧力制御室の圧力が上昇すると、第1ノズルニードルは弁ボディに着座され、第1噴射孔からの燃料噴射が停止される。このとき、第2ノズルニードルは、弁ボディから離座されたままとなっており、第2噴射孔は開弁したままとなっている。
特開2003−254188号公報
近年、ディーゼルエンジンの排気ガスの規制がさらに厳しくなっている。排気ガス中のエミッションを低減するためには、燃料噴射の精度を向上させる必要がある。
上記従来技術の燃料噴射弁には、第2噴射孔が開弁しているとき、第2ノズルニードルの端部と弁ボディ端面との間に空間が形成される。制御弁への通電が停止され第1噴射孔が閉弁した後も、第2ノズルニードルは弁ボディから離座された状態にあるため、上記空間に残った燃料が第2噴射孔から噴射される可能性がある。結果、第2噴射孔から余分な燃料が噴射され、排気ガス中に一酸化炭素(CO)が多く発生するおそれがある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされており、2つのノズルニードルを備えた燃料噴射弁において、燃料噴射を終了する際、各ノズルニードルを同時に着座させ、各噴射孔からの燃料を停止することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の燃料噴射弁は、弁ボディ内に導入された燃料の圧力により、ノズルニードルを往復移動させてこの弁ボディに形成されている噴射孔からの燃料の噴射を遮断、および噴射を許容する燃料噴射弁であって、弁ボディ内に往復移動可能に収容され、弁ボディに形成された噴射孔としての第1噴射孔を開閉する第1ノズルニードルと、第1ノズルニードル内に往復移動可能に収容され、弁ボディに形成された第2噴射孔を開閉する第2ノズルニードルと、第1噴射孔と第2噴射孔を同時に閉塞するように第1ノズルニードルと第2ノズルニードルにかかる付勢力が調整されている付勢力調整手段とを備えることを特徴とする。
これによれば、弁ボディに形成された第1噴射孔と第2噴射孔を第1ノズルニードルと第2ノズルニードルとで開閉し、第1ノズルニードルと第2ノズルニードルとに付与される付勢力を調整することで、第1、第2噴射孔の開閉タイミングを調整することができる。第1、第2噴射孔の閉弁タイミングを同時となるように付勢力調整手段によって付勢力を調整するので、燃料噴射停止時に余分な燃料が噴射されることがなくなる。例えば、排気ガス中の一酸化炭素の発生量を上記従来技術の燃料噴射弁に比べて抑えることが可能となる。
請求項2に記載の燃料噴射弁は、第1ノズルニードルおよび第2ノズルニードルの反噴射孔側に、第1上端面および第2上端面が形成され、第1上端面および第2上端面とそれぞれの上端面に対向する弁ボディの内壁との間に、第1圧力制御室および第2圧力制御室が独立して形成されており、付勢力調整手段は、第1圧力制御室内の燃料圧力を調整する第1圧力制御室調整手段と、第2圧力制御室内の燃料圧力を調整する第2圧力制御室調整手段からなることを特徴とする。
これによれば、付勢力を調整する手段として、第1圧力制御室調整手段および第2圧力制御室調整手段によって第1圧力制御室、および第2圧力制御室内の燃料圧力調整することとしたので、容易に付勢力を調整することができる。
請求項3に記載の燃料噴射弁は、第1圧力制御室および第2圧力制御室の出入り口に、第1入口絞りと第1出口絞り、および第2入口絞りと第2出口絞りが設けられ、第1圧力調整手段は、第1入口絞りと第1出口絞りの流路断面積比を調整することにより第1圧力制御室内の圧力を調整し、第2圧力調整手段は、第2入口絞りと第2出口絞りの流路断面積比を調整することにより第2圧力制御室内の圧力を調整することを特徴とする。
これによれば、第1圧力制御室には、第1入口絞りと第1出口絞りが、第2圧力制御室には、第2入口絞りと第2出口絞りが設けられ、それぞれの入口絞りと出口絞りの流路断面の面積比を調整することによって、圧力制御室内の燃料圧力の上昇速度、下降速度も調整することができる。そのことにより、第1、第2圧力制御室内の燃料圧力の調整の自由度が増える。
請求項4に記載の燃料噴射弁は、第1上端面および第2上端面の噴射孔側に、それぞれ第1下端面および第2下端面が形成され、付勢力調整手段は、第1上端面と第1下端面との面積比と、第2上端面と第2下端面との面積比が調整されていることを特徴とする。
これによれば、第1、第2ノズルニードルに形成される第1上端面と第1下端面、第2上端面と第2下端面の面積比を調整することによって、第1、第2ノズルニードルに掛かる付勢力を調整することができる。そのことにより、第1、第2ノズルニードルの開閉タイミングを調整することができる。
請求項5に記載の燃料噴射弁は、弁ボディに導入される燃料を第1圧力制御室および第2圧力制御室に供給するため燃料流入通路と、第1圧力制御室および第2圧力制御室から余剰燃料を排出するためのリターン通路とが形成されていることを特徴とする。
これによれば、第1圧力制御室と第2圧力制御室は、燃料流入通路からリターン通路までの燃料の流れに対して並列に配置されているので、第1、第2圧力制御室内の燃料圧力を独立して調整することが容易となる。
請求項6に記載の燃料噴射弁は、第2ノズルニードルに第1圧力制御室と第2圧力制御室とを連通する連通路が形成され、燃料流入通路は、第1圧力制御室に接続され、リターン通路は、第2圧力制御室に接続されることを特徴とする。
これによれば、第2ノズルニードルに第1圧力制御室と第2圧力制御室とを連通する連通路が形成されている。燃料流入通路は、第1圧力制御室に接続され、リターン通路は第2圧力制御室に接続されている。言い換えると、第1圧力制御室と第2圧力制御室は、燃料流入通路からリターン通路までの燃料の流れに対して直列に配置されている。これにより第1、第2圧力制御室で噴射制御中に使用する燃料の制御流量が少なくなる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1、図2に基づいて説明する。図1は、燃料噴射弁10の要部断面図である。図1は、燃料噴射停止時を示す。
図1に示す燃料噴射弁10は、図示しないエンジンのシリンダヘッドに挿入搭載され、エンジンの各気筒に燃料を直接噴射するように構成されている。図示しない燃料噴射ポンプから燃料配管を通って図示しないコモンレールに供給された高圧燃料は、コモンレール内で一定の高圧に蓄圧され、燃料配管を通って各気筒に配置された燃料噴射弁10に導入される。導入された燃料のうち余剰燃料は図示しない燃料タンクへ戻される。なお、図示しない燃料噴射ポンプは、エンジンの回転数、負荷、吸入燃料圧力、吸入空気量、冷却水の温度等に従って燃料吐出圧を調整するように設けられている。
燃料噴射弁10は、弁ボディ20、その中に収容される第1ノズルニードル50と第2ノズルニードル60、および電磁弁90から構成されている。
弁ボディ20は、底部に弁ボディ端面21を有する。弁ボディ20内部には、図示しないコモンレール内の高圧燃料を導入するための燃料流入通路22、余剰燃料を図示しない燃料タンクへ戻すためのリターン通路23、高圧燃料を溜めておく油溜室24が形成されている。弁ボディ端面21には、第1噴射孔30、および第2噴射孔40が形成されている。第1噴射孔30は、コモンレールからの高圧燃料の流れに対して第2噴射孔40よりも上流側に形成されている。
第1ノズルニードル50は、中空円筒状に形成されており、弁ボディ20内に形成される空間に往復移動可能に収容されている。第1ノズルニードル50の反噴射孔側には、第1上端面53が形成され、噴射孔側には、第1下端面54が形成されている。第1下端面54は、第1下端面部54aと第1下端面部54bとから構成されている。第1下端面部54aは、第1下端面部54bよりも第1ノズルニードル50の外周側に形成されている。第1下端面部54aと第1下端面部54bとの間には、弁ボディ端面21に着座および離座可能な第1シート部52が形成されている。第1シート部52が弁ボディ端面21に着座することにより、第1噴射孔30から燃料噴射が停止される。
第1上端面53とその上端面53に対向する弁ボディ20の内壁との間には、第1圧力制御室70が形成されている。第1圧力制御室70内には、第1上端面53を第1下端面54方向に付勢する第1スプリング51が設けられている。第1圧力制御室70内の圧力を調整することにより、第1ノズルニードル50を往復移動させることができる。第1ノズルニードル50の側壁部とその側壁部に対向する弁ボディ20の内壁との間には、燃料通路25が形成されている。燃料通路25は、高圧の燃料を第1、第2噴射孔30、40へ導く通路である。
第1圧力制御室70には、燃料流入通路22とリターン通路23とが接続されている。その入口には第1入口絞り71が、出口には第1出口絞り72が設けられている。第1入口絞り71と第1出口絞り72の流路断面積の面積比を調整することにより、第1圧力制御室70への燃料の流入量と流出量のバランスを調整することができる。従って、第1圧力制御室70の燃料圧力の上昇、下降速度を調整することができる。
第2ノズルニードル60は、円柱状に形成されており、第1ノズルニードル50内の中空部分に往復移動可能に収容されている。第2ノズルニードル60の反噴射孔側には、第2上端面63が形成され、噴射孔側には、第2下端面64が形成されている。第2下端面64は、第2下端面部64aと第2下端面部64bから構成されている。第2下端面部64aは、第2下端面部64bよりも第2ノズルニードル60の外周側に形成されている。第2下端面部64aと第2下端面部64bとの間には、弁ボディ端面21に着座および離座可能な第2シート部62が形成されている。第2シート部62が弁ボディ端面21に着座することにより、第2噴射孔40から燃料噴射が停止される。
第2上端面63とその上端面63に対向する弁ボディ20の内壁との間には、第2圧力制御室80が形成されている。第2圧力制御室80内には、第2上端面63を第2下端面64方向に付勢する第2スプリング61が設けられている。第2圧力制御室80内の圧力を調整することにより、第2ノズルニードル60を往復移動させることができる。第2下端面部64aと第1下端面部54bと弁ボディ端面21で囲まれる空間が形成される。この空間がノズルニードル間室26となる。
第2圧力制御室80には、燃料流入通路22とリターン通路23とが接続されている。その入口には第2入口絞り81が、出口には第2出口絞り82が設けられている。第2入口絞り81と第2出口絞り82の流路断面積の面積比を調整することにより、第2圧力制御室80への燃料の流入量と流出量のバランスを調整することができる。従って、第2圧力制御室80の燃料圧力の上昇、下降速度を調整することができる。
燃料流入通路22は、第1圧力制御室70、第2圧力制御室80、燃料通路25へ燃料を供給するために途中で分岐している。リターン通路23は、第1圧力制御室70、第2圧力制御室80からのそれぞれの余剰燃料を燃料タンクへ戻す配管が途中で合流しており、その合流点より下流には、このリターン通路23と燃料タンク側の低圧通路との連通、遮断を切り替える電磁弁90が設けられている。
電磁弁90は、制御弁91を備え、その上部にソレノイド92と第3スプリング93とが設けられている。ソレノイド92に駆動電流が供給されていない場合、制御弁91は第3スプリング93の付勢力により図示しない弁座に着座し、リターン通路23を遮断する。駆動電流が供給される場合、制御弁91はソレノイド92に発生する励磁吸引力により弁座より離座し、リターン通路23を開放する。なお、制御弁91の駆動電流は、図示しないエンジン制御装置(ECU)によりエンジンの運転状態に応じて求められたタイミングでソレノイド92に供給される。
(ノズルニードルの開弁、閉弁の条件について)
次に、第1、第2ノズルニードル50、60の開弁、閉弁の条件について説明する。第1、第2ノズルニードル50、60は構成が基本的に同じなので、ここでは第1ノズルニードル50を例にとって説明する。第1ノズルニードル50には、弁ボディ20に導入される燃料の圧力および第1スプリング51によって第1下端面54方向の力と第1上端面53方向の力が付与される(以下、これを付勢力と呼ぶ)。
詳しくは、第1上端面53に第1上端面53面積と第1圧力制御室70内の燃料圧力との積で求まる付勢力と第1スプリング51の付勢力とが作用し、それらの付勢力が第1ノズルニードル50を弁ボディ端面21に押し付けようとする。第1圧力制御室70内の燃料圧力は、リターン通路23に設けられた制御弁91を開閉することにより調整可能である。リターン通路23を開放し、第1圧力制御室70内の燃料を排出させると、第1圧力制御室70内の燃料圧力は低下する。すると、第1ノズルニードル50を弁ボディ端面21に押し付ける付勢力が弱くなる。
第1ノズルニードル50が弁ボディ端面21に押し付けられている状態においては、第1下端面部54aに第1下端面部54aの軸方向の投影面積と燃料通路25内の燃料圧力との積で求まる付勢力が作用し、その付勢力が第1ノズルニードル50をリフトさせようとする。
第1ノズルニードル50を弁ボディ端面21に押し付けようとする付勢力が第1ノズルニードル50をリフトさせようとする付勢力よりも大きければ、第1ノズルニードル50は第1噴射孔30を閉弁する。反対に弁ボディ端面21に押し付けようとする付勢力がリフトさせようとする付勢力よりも小さければ第1ノズルニードル50は第1噴射孔30を開弁する。第1噴射孔30の開閉は、リターン通路23を開放することにより第1圧力制御室70内の燃料圧力を低下させることにより、第1上端面53に付与される付勢力を弱めることで行われる。
第1噴射孔30の開弁時の第1圧力制御室70内の燃料圧力を開弁圧力と呼ぶ。反対に第1噴射孔30の閉弁時の第1圧力制御室70内の燃料圧力を閉弁圧力と呼ぶ。閉弁圧力は開弁圧力よりも高い圧力となっている(図2(b)参照)。これは、開弁時においては、燃料圧力が第1下端面部54a、54bに掛かり、第1ノズルニードル50をリフトさせようとする付勢力が閉弁時に比べ大きくなるためである。
第1噴射孔30の開弁、閉弁のタイミングは、第1ノズルニードル50に付与される付勢力を調整することにより任意に変更することができる(第1付勢力調整手段)。付勢力調整を行うには、第1圧力制御室70内の燃料圧力や第1上端面53の面積、第1下端面54の面積を調整すればよいと考えられる。制御弁91の開閉タイミングや第1入口絞り71、第1出口絞り72の流路面積比の調整することで、第1圧力制御室70内の燃料圧力が開弁圧力、閉弁圧力となるまでの時間を調整することができる。
これにより第1、第2噴射孔30、40が同時に閉弁させることが可能となる。また、第1上端面53の面積と第1下端面54の軸方向投影面積の面積比を調整することでも、開弁圧力、閉弁圧力を調整することができ、第1、第2噴射孔30、40を同時に閉弁させることが可能となる。また、第1、第2噴射孔30、40の開弁タイミングも個別に調整可能である。
次に、本実施形態の燃料噴射弁10の作動を図1および図2に基づいて説明する。図2(a)は、ソレノイド92を通電制御したときの制御弁91のリフト量の変化を示したものである。図2(b)は、制御弁91を作動させたときの第1圧力制御室70の圧力状態を示したものである。図2(c)は、制御弁91を作動させたときの第2圧力制御室80の圧力状態を示したものである。図2(d)は、ノズルニードル間室26の圧力状態を示したものである。図2(e)は、第1ノズルニードル50のリフト量の変化を示したものである。図2(f)は、第2ノズルニードル60のリフト量の変化を示したものである。図2(g)は、燃料噴射弁10より噴射される燃料の噴射率の変化を示したものである。
(噴射停止時)
コモンレール内に蓄積された比較的高圧の燃料は、燃料流入通路22を通って、図1に示すように第1、第2圧力制御室70、80、および燃料通路25に供給される。このとき、第1、第2圧力制御室70、80、燃料通路25の燃料圧力は、ほぼ等しくなる。
図2中の時刻t1までの間、ソレノイド92へ駆動電流が供給されておらず、制御弁91は第3スプリング93の付勢力により弁座に着座され、リターン通路23を遮断している(図2(a)参照)。リターン通路23は遮断されているので、供給された燃料は、第1、第2圧力制御室70、80内にとどまる。図2(b)、(c)に示すように、第1、第2圧力制御室70、80内の圧力は、比較的高い圧力に維持される。
第1ノズルニードル50を弁ボディ端面21に押し付けようとする付勢力が、リフトさせようとする付勢力よりも大きいので、第1シート部52が弁ボディ端面21に着座され、燃料通路25内の燃料が第1噴射孔30より噴射されない。
このとき、第2ノズルニードルの第2下端面部64bには、第1シート部52が弁ボディ端面21に着座しているので、ノズルニードル間室26に燃料が流入せず、第2ノズルニードル60をリフトさせようとする付勢力が発生せず、第2シート部62も弁ボディ端面21に着座している。
(第1噴射孔開口時への作動)
図2(a)中の時刻t1に、制御弁91に駆動電流がソレノイド92に供給されると、制御弁91は、ソレノイド92の発生する励磁吸引力によってリフトされ、リターン通路23が開放される。
リターン通路23が開放されると、図2(b)、(c)に示すように、第1、第2圧力制御室70、80内の燃料は、第1、第2出口絞り72、82、および制御弁91を通って燃料タンクへ排出される。第1、第2圧力制御室70、80内の圧力は、所定の下降速度で低下する。
図2(b)に示すように、第1圧力制御室70内の圧力が第1ノズルニードル50の開弁圧力まで低下すると、第1ノズルニードル50はリフトされ、第1シート部52が弁ボディ端面21より離座する(図2中の時刻t2)。第1シート部52が弁ボディ端面21から離座すると、燃料通路25の燃料が第1噴射孔30に流入し、燃料が第1噴射孔30から噴射される。第1ノズルニードル50は、その後、図2(e)に示すように、所定のリフト量までリフトされ、図示しないストッパなどでリフトが停止される。
第1ノズルニードル50がリフトされると、図2(d)に示すように燃料通路25の燃料がノズルニードル間室26にも流入され、ノズルニードル間室26内の圧力が上昇し始める。
なお、このとき、第2シート部62は、弁ボディ端面21に着座されているので、第2噴射孔40からは燃料が噴射されない。図2(g)に示すように、第1噴射孔30のみからしか燃料が噴射されないので、噴射率は比較的低い状態にある。
(第1、第2噴射孔開口時への作動)
図2(c)に示すように、第2圧力制御室80内の圧力が第2ノズルニードル60の開弁圧力まで低下すると、第2ノズルニードル60はリフトされ、第2シート部62が弁ボディ端面21より離座する(図2中の時刻t3)。第2シート部62が弁ボディ端面21から離座すると、燃料通路25およびノズルニードル間室26の燃料が第2噴射孔40に流入し、燃料が第2噴射孔40から噴射される。その後、図2(f)に示すように、第2ノズルニードル60は、所定のリフト量までリフトされ、図示しないストッパなどでリフトが停止される。
このとき、図2(g)に示すように、第1、第2噴射孔30、40の両噴射孔から燃料が噴射されるので、噴射率は第1噴射孔30のみからの燃料噴射時に比べ高くなる。
(噴射停止時への作動)
運転状態に応じた所定時間が経過すると、時刻t4にソレノイド92への駆動電流の供給が停止され、制御弁91はリターン通路23を遮断する(図1参照)。すると、第1、第2出口絞り72、82から下流への燃料の流出が停止されるので、第1、第2圧力制御室70、80内の圧力は再び上昇し始める。
時刻t5になると、図2(c)に示すように、第2圧力制御室80内の圧力が第2ノズルニードル60の閉弁圧力まで上昇し、第2ノズルニードル60は弁ボディ端面21の方向に移動する。時刻t6になると、図2(b)に示すように、第1圧力制御室70内の圧力が第1ノズルニードル50の閉弁圧力まで上昇し、第1ノズルニードル50を弁ボディ端面21方向に移動する。
本実施形態の場合、第1、第2ノズルニードル50、60の第1、第2上端面53、63および第1、第2下端面54、64の面積比を調整し、第1、第2圧力制御室70、80の入口、出口絞り71、72、81、82の流路断面の面積比を調整することで、第1、第2ノズルニードル50、60の閉弁タイミングを任意に決定しているので、第1、第2シート部52、62を同時に弁ボディ端面21に着座させることができる。第1、第2シート部52、62を同時に弁ボディ端面21に着座させると、従来技術の燃料噴射弁のように燃料噴射停止後、余分な燃料が噴射されることがなくなるので、排気ガス中の一酸化炭素量の発生を抑えることが可能となる。
次に、本実施形態の燃料噴射弁10の作用効果を説明すると、
(1)第1、第2ノズルニードル50、60に作用する付勢力を調整することにより、第1、第2シート部52、62を弁ボディ端面21に同時に着座させることができる。燃料噴射停止時、余分な燃料が噴射されることがなくなり、排気ガス中の一酸化炭素量の発生を抑えることが可能となる。
(2)付勢力を調整する手段として、第1、第2圧力制御室70、80内の燃料圧力を調整することとしたので、容易に付勢力を調整することができる。
(3)第1、第2圧力制御室70、80内の燃料圧力を調整する手段として、第1、第2圧力制御室70、80の出入り口に第1、第2入口絞り71、81と第1、第2出口絞り72、82を設け、出入口絞りの流路断面の面積比を調整することとしたので、第1、第2圧力制御室70、80に燃料を供給する際の圧力上昇速度、および排出する際の圧力下降速度を任意に調整することができる。そのことにより、第1、第2圧力制御室70、80内の燃料圧力の調整の自由度が増える。ひいては、燃料圧力が開弁圧力、閉弁圧力に至るまでの時間を調整することができ、結果として、制御弁91が1つでも第1、第2圧力制御室70、80の燃料圧力を独立して調整することができる。さらに、制御弁91として開閉弁を使用することができる。
(4)第1上端面53、第1下端面54および第2上端面63、第2下端面64の面積比を調整することにより、開弁圧力、閉弁圧力を調整することができる。これによって、第1、第2噴射孔30、40の閉弁のタイミングを同時にすることができる。
(5)第1、第2圧力制御室70、80を燃料流入通路22からリターン通路23までの燃料の流れに対して、並列に設けているので、各圧力制御室70、80に出入口絞りなどの圧力制御室内の圧力を調整する要素が多く設けることができる。結果として、第1、第2噴射孔30、40の閉弁のタイミングを同時にすることが容易となる。
(他の実施形態)
本発明の他の実施形態を図3に基づいて説明する。図3は、他の実施形態の燃料噴射弁10の要部断面図である。なお、第1実施形態と同一機能物は同一符号を付す。
第2ノズルニードル60の第2上端面63に凹部が形成されている。その凹部に第1圧力制御室70と第2圧力制御室80とを連通する所定の流路断面積を有する連通路65が形成されている。
燃料流入通路22は、途中で分岐され、第1入口絞り71を介して第1圧力制御室70と燃料通路25に接続されている。リターン通路23は、第2出口絞り82を介して、第2圧力制御室80に接続されている。
第1、第2ノズルニードル70、80の付勢力は、第1入口絞り71、第2出口絞り82、および連通路65の流路断面積、第1、第2上端面53、63の面積比、および第1、第2下端面54、64の面積比を変更することによって調整される。
これにより、第1、第2ノズルニードルの付勢力を調整することにより、第1、第2噴射孔30、40を同時に閉弁することが可能となる。
次に、他の実施形態での作用効果を説明すると、
(1)第2ノズルニードル60に第1圧力制御室70と第2圧力制御室80とを連通する所定流路断面積を有した連通路65が形成されている。燃料流入通路22は、第1圧力制御室70に接続され、リターン通路23は、第2圧力制御室80に接続されている。言い換えると、第1、第2圧力制御室70、80は、燃料流入通路22からリターン通路23への燃料の流れに対して、直列に配置されている。これにより第1、第2圧力制御室70、80で噴射制御中に使用する燃料の制御流量が少なくなる。燃料の制御流量が少なくなれば、燃料噴射ポンプの駆動ロスを減らすことが可能となり、エンジンの効率が向上する。
第1実施形態の燃料噴射弁10の要部断面図である。 第1実施形態の圧力制御室の圧力の変化に伴う噴射率の増減を示す特性図である。 他の実施形態の燃料噴射弁10の要部断面図である。
符号の説明
10 燃料噴射弁
20 弁ボディ
21 弁ボディ端面
22 燃料流入通路
23 リターン通路
25 燃料通路
26 ノズルニードル間室
30 第1噴射孔
40 第2噴射孔
50 第1ノズルニードル
52 第1シート部
53 第1上端面
54 第1下端面
60 第2ノズルニードル
62 第2シート部
63 第2上端面
64 第2下端面
65 連通路
70 第1圧力制御室
71 第1入口絞り
72 第1出口絞り
80 第2圧力制御室
81 第2入口絞り
82 第2出口絞り
90 電磁弁
91 制御弁

Claims (6)

  1. 弁ボディ内に導入された燃料の圧力により、ノズルニードルを往復移動させてこの弁ボディに形成されている噴射孔からの燃料の噴射を遮断、および噴射を許容する燃料噴射弁であって、
    前記弁ボディ内に往復移動可能に収容され、前記弁ボディに形成された前記噴射孔としての第1噴射孔を開閉する第1ノズルニードルと、
    前記第1ノズルニードル内に往復移動可能に収容され、前記弁ボディに形成された第2噴射孔を開閉する第2ノズルニードルと、
    前記第1噴射孔と前記第2噴射孔を同時に閉塞するように前記第1ノズルニードルと前記第2ノズルニードルにかかる付勢力が調整されている付勢力調整手段とを備えることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記第1ノズルニードルおよび前記第2ノズルニードルの反噴射孔側には、第1上端面および第2上端面が形成され、
    前記第1上端面および前記第2上端面とそれぞれの前記上端面に対向する前記弁ボディの内壁との間には、第1圧力制御室および第2圧力制御室が独立して形成されており、
    前記付勢力調整手段は、前記第1圧力制御室内の燃料圧力を調整する第1圧力制御室調整手段と、前記第2圧力制御室内の燃料圧力を調整する第2圧力制御室調整手段からなることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記第1圧力制御室および前記第2圧力制御室の出入り口には、第1入口絞りと第1出口絞り、および第2入口絞りと第2出口絞りが設けられ、
    前記第1圧力調整手段は、前記第1入口絞りと前記第1出口絞りの流路断面積比を調整することにより前記第1圧力制御室内の圧力を調整し、
    前記第2圧力調整手段は、前記第2入口絞りと前記第2出口絞りの流路断面積比を調整することにより前記第2圧力制御室内の圧力を調整することを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射弁。
  4. 前記第1上端面および前記第2上端面の噴射孔側には、それぞれ第1下端面および第2下端面が形成され、
    前記付勢力調整手段は、前記第1上端面と前記第1下端面との面積比と、前記第2上端面と前記第2下端面との面積比が調整されていることを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射弁。
  5. 前記弁ボディには、導入される燃料を前記第1圧力制御室および前記第2圧力制御室に供給するため燃料流入通路と、
    前記第1圧力制御室および前記第2圧力制御室から余剰燃料を排出するためのリターン通路とが形成されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  6. 前記第2ノズルニードルには、前記第1圧力制御室と前記第2圧力制御室とを連通する連通路が形成され、
    前記燃料流入通路は、前記第1圧力制御室に接続され、
    前記リターン通路は、前記第2圧力制御室に接続されることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
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