JP2005320904A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1、第2ニードル6、7により段階的に燃料噴射を実行することができる燃料噴射弁1において、第2ニードル7の上昇に伴う実噴射量のステップ状の増加を防止することにある。
【解決手段】第1、第2ニードル6、7を、別々の第1、第2スプリング8、9の弾性力により閉孔方向に付勢する。これにより、第2ニードル7が上昇を始めると、第2スプリング9による閉孔方向への付勢力が第2ニードル7に独自に作用する。このため、燃料噴射弁1の各種パラメータを調節することにより、第1ニードル6が下降を始めると同時に、第2ニードル7に下降を開始させたり、上昇を停止させたり、上昇速度を低下させたりすることができる。この結果、第2ニードル7の上昇に伴う実噴射量のステップ状の増加を防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンに燃料を噴射供給する燃料噴射弁に関する。
〔従来の技術〕
近年、エンジン(特にディーゼルエンジン)からの排気ガスに含まれる有害物質の低減や、エンジンの低燃費・高出力運転を目的として、燃料噴射を段階的に実行することができる燃料噴射弁が考えられている。
このような燃料噴射弁100は、例えば図12に示すように、供給側流路101から噴射圧力に加圧された高圧燃料が供給される燃料溜まり102、および燃料溜まり102と燃料噴射弁100の外部とを連通する複数の噴射孔103、104が形成されたボディ105と、ボディ105に軸方向へ移動自在に収容され、一部の噴射孔103を開閉する略円筒状の第1ニードル106と、第1ニードル106の内周側で同軸的に移動することができるとともに、噴射孔103以外の噴射孔104を開閉する棒状の第2ニードル107と、噴射孔103を閉止する方向(閉孔方向)に第1ニードル106を付勢するスプリング108とを備える。
また、第1、第2ニードル106、107は、ボディ105に形成された背圧制御室109に導入される高圧燃料により背圧がかけられて、閉孔方向に付勢されている。
ここで、第1、第2ニードル106、107のシート面110への着座位置からの変位量(以下、リフト量と呼ぶ)の経時変化は図13(a)に示すようになる。ここで、時間tuは、第1ニードル106が上昇を始める時であり、時間tvは、第2ニードル107が上昇を始める時である。また、時間twは、第1ニードル106が下降を始める時であり、時間txは、第2ニードル107が下降を始める時であり、時間tyは、第1、第2ニードル106、107がシート面110に着座する時である。
すなわち、背圧制御手段111により燃料流路が切り替えられて背圧制御室109と排出側流路112とが連通すると、背圧制御室109からの高圧燃料の排出が始まり、第1、第2ニードル106、107にかかる背圧が低下する。これにより、背圧とスプリング108の弾性力との和が燃料溜まり102の燃料圧力(以下、溜まり圧と呼ぶ)よりも小さくなると、先ず第1ニードル106が噴射孔103を開放する方向(開孔方向)に移動を始め、時間tuにおいて噴射孔103からの燃料噴射が始まる。
次に、第2ニードル107が開孔方向に移動を始め、噴射孔104からの燃料噴射が始まる(以後、「開孔方向への移動」を「上昇」と呼ぶ)。そして、時間twにおいて、背圧制御手段111により燃料流路が切り替えられて背圧制御室109と排出側流路112とが遮断されると、背圧制御室109からの高圧燃料の排出が止まり、供給側流路101からの高圧燃料の供給により、第1、第2ニードル106、107にかかる背圧が上昇する。これにより、背圧とスプリング108の弾性力との和が溜まり圧よりも大きくなると、先ず第1ニードル106が時間tvにおいて閉孔方向に移動を開始する。一方、第2ニードル107に作用する力は背圧と溜まり圧のみであり、背圧が溜まり圧と同等になるまで上昇していないので、第2ニードル107は上昇を続ける。
そして、時間txにおいて、第1ニードル106の係合部116が第2ニードル107の係合部117に係合すると、第2ニードル107は閉孔方向に移動を始める。その後、第1、第2ニードル106、107は一体となって閉孔方向に移動し、同時にシート面110に着座して噴射孔103、104を閉止する。これにより、噴射孔103、104からの燃料噴射が同時に終了する(以後、「閉孔方向への移動」を「下降」と呼ぶ)。
このように、燃料噴射弁100による燃料噴射は、第1ニードル106が噴射孔103を開放した後に、第2ニードル107が遅れて噴射孔104を開放することにより、2段階に分けて実行される(例えば、特許文献1参照)。なお、背圧制御手段111の切り替えはECU(図示せず)から出力される指令値に基づいて実行される。この指令値は、例えば背圧制御室109と排出側流路112との連通時間(噴射時間)を示す指令噴射時間τである。
〔従来の技術の不具合〕
ところで、要求される実噴射量Qが少ないときに(指令噴射時間τが短いときに)、燃料噴射弁100による燃料噴射が実行されると、図13(b)に示すように時間tvよりも時間twの方が先行する可能性がある。この場合、第2ニードル107は上昇しないので噴射孔104は全く開放されず、噴射孔103のみにより燃料噴射が実行される。
しかし、第2ニードル107は、一旦、上昇すると第1ニードル106と係合して一体になるまで、下降を開始しない。よって、第2ニードル107が、一旦、上昇すると、図14(a)に示す期間T0に噴射孔104から噴射される燃料量Qstだけ実噴射量Qが増加する。ここで、期間T0とは、時間tvと時間twとが重なったときに、第2ニードル107がシート面110から離れている時間帯である。
このため、図14(b)に示すように、指令噴射時間τには、実噴射量Qがステップ状に燃料量Qstだけ増加する値τctが存在する(値τctは、時間tvと時間twとが重なる指令噴射時間τである)。この結果、値Q0〜Q0+Qstの範囲では、実噴射量Qを制御することが極めて困難になってしまう。ここで、値Q0は、時間tvと時間twとが重なったときに、第1ニードル106がシート面110から離れているときに噴射孔103から噴射される燃料量である。
国際公開第03/069151号パンフレット
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、第1、第2ニードルにより段階的に燃料噴射を実行することができる燃料噴射弁において、第2ニードルの上昇に伴う実噴射量のステップ状の増加を防止することにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載の燃料噴射弁では、第1ニードルは、燃料の背圧および第1付勢手段の弾性力により閉孔方向に付勢され、第2ニードルは、燃料の背圧および第2付勢手段の弾性力により閉孔方向に付勢される。
これにより、第2ニードルが上昇を始めると、第2付勢手段による閉孔方向への付勢力が第2ニードルに独自に作用する。このため、第1、第2付勢手段の弾性係数、第1、第2ニードルの溜まり圧の受圧面積、第1、第2ニードルの背圧の受圧面積など(以下、燃料噴射弁の各種パラメータと呼ぶ)を調節することにより、第1ニードルが下降を始めると同時に、第2ニードルに下降を開始させたり、上昇を停止させたり、上昇速度を低下させたりすることができる。この結果、第2ニードルの上昇に伴う実噴射量のステップ状の増加を防止することができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載の燃料噴射弁では、第1、第2付勢手段が同じ背圧制御室に収容されている。
第1、第2付勢手段を、ボディ内の別々の場所に収容する場合、ボディは3分割される必要がある。これに対し、第1、第2付勢手段をボディ内の同一の場所に収容する場合、ボディは2分割されていればよい。このため、より少ない数の部材でボディを組み立てることができる。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載の燃料噴射弁では、第1ニードルが下降する際に第2ニードルと係合し、第1、第2ニードルが一体的に下降する。
これにより、第1、第2ニードルを同時にシート面に着座させることができるので、燃料噴射を1段階で終了させることができる。
〔請求項4の手段〕
請求項4に記載の燃料噴射弁は、第1付勢手段が第1背圧制御室に収容され、第2付勢手段が第1背圧制御室とは別の第2背圧制御室に収容されている。
最良の形態1の燃料噴射弁は、エンジンに燃料を噴射供給するものであって、燃料が供給される燃料溜まりが内部に形成されるとともに、燃料溜まりと燃料噴射弁の外部とを連通する複数の噴射孔が形成されたボディと、ボディに軸方向へ移動自在に収容され、複数の噴射孔の内の一部の噴射孔を開閉する略円筒状の第1ニードルと、第1ニードルの内周側で同軸的に移動することができるとともに、一部の噴射孔以外の噴射孔を開閉する第2ニードルと、燃料による背圧とともに、一部の噴射孔を閉止する方向に第1ニードルを付勢する第1付勢手段と、燃料による背圧とともに、一部の噴射孔以外の噴射孔を閉止する方向に第2ニードルを付勢する第2付勢手段とを備える。
最良の形態2の燃料噴射弁のボディは、第1ニードルおよび第2ニードルに背圧をかけるために燃料が供給される1つの背圧制御室を有し、第1付勢手段は、背圧制御室に収容されるとともに第1ニードルに取り付けられ、第2付勢手段は、背圧制御室に収容されるとともに第2ニードルに取り付けられている。
最良の形態3の燃料噴射弁の第1ニードルは、一部の噴射孔を閉止する方向に移動する際に第2ニードルと係合し、第2ニードルと一体的に移動する。
〔実施例1の構成〕
実施例1の燃料噴射弁1の構成を図1に基づいて説明する。
燃料噴射弁1は、例えばディーゼルエンジン(図示せず:以下、エンジンと呼ぶ)の気筒に燃料を噴射供給するための燃料噴射装置(図示せず)の一部を構成する。この燃料噴射装置は、燃料タンクの燃料を汲み上げるとともに高圧化して吐出する燃料噴射ポンプ(図示せず)、この燃料噴射ポンプから吐出された高圧燃料を噴射圧力で蓄圧するコモンレール(図示せず)、エンジンの気筒に高圧燃料を噴射供給する燃料噴射弁1、燃料噴射ポンプや燃料噴射弁1などの作動を制御するECU(図示せず)などを備える。
燃料噴射弁1は、図1に示すように、高圧燃料が供給される燃料溜まり2が内部に形成されるとともに、燃料溜まり2と燃料噴射弁1の外部とを連通する複数の噴射孔3、4が形成されたボディ5と、ボディ5に軸方向へ移動自在に収容され、一部の噴射孔3を開閉する略円筒状の第1ニードル6と、第1ニードル6の内周側で同軸的に移動することができるとともに、一部の噴射孔3以外の噴射孔4を開閉する第2ニードル7と、燃料による背圧とともに第1ニードル6を閉孔方向に付勢する第1付勢手段としての第1スプリング8と、燃料による背圧とともに第2ニードル7を閉孔方向付勢する第2付勢手段としての第2スプリング9と、背圧を増減させる背圧制御手段10とを備える。
ボディ5には、燃料溜まり2および噴射孔3、4に加えて、燃料噴射弁1の各部からリークしたリーク燃料が導入されるリーク燃料室14、第1、第2ニードル6、7に背圧をかけるために高圧燃料が供給される背圧制御室15が形成されている。
また、ボディ5には、供給側流路18から燃料溜まり2へ高圧燃料を供給するための高圧流路19、供給側流路18から背圧制御室15へ高圧燃料を供給するための加圧流路20、背圧制御室15から排出側流路21へ高圧燃料を排出するための減圧流路22、リーク燃料室14から排出側流路21へリーク燃料を排出するための低圧流路23などの燃料流路が形成されている。ここで、供給側流路18とは、コモンレール等と連結された燃料流路であり、噴射圧力の高圧燃料を燃料噴射弁1に供給するための燃料流路である。また、排出側流路21とは、燃料タンクへ燃料を還流するための燃料流路である。
高圧流路19および加圧流路20は、供給側流路18と常に連通しており、低圧流路23は、排出側流路21と常に連通している。減圧流路22は、背圧制御手段10により連通状態が切り替えられる。すなわち、減圧流路22は、背圧制御手段10により、供給側流路18および加圧流路20と連通する状態と、排出側流路21と連通する状態との間で連通状態が切り替えられる。
さらに、加圧流路20には絞り26が配置され、減圧流路22には絞り26よりも孔径が大きい絞り27が配置されている。これにより、排出側流路21と減圧流路22とが連通すると、減圧流路22を通過する燃料の流量が、加圧流路20を通過する燃料の流量よりも大きくなる。このため、背圧制御室15から排出される燃料の流量が、背圧制御室15へ供給される燃料の流量よりも大きくなるので、背圧が減少する。また、排出側流路21と減圧流路22とが連通する状態から、供給側流路18および加圧流路20と減圧流路22とが連通する状態に切り替えられると、排出側流路21と減圧流路22とが遮断されるので、背圧制御室15からの燃料の排出が停止され背圧が増加する。
燃料溜まり2の一端側には、噴射孔3、4が開口するとともに第1、第2ニードル6、7が着座するシート面30が形成されている。また、リーク燃料室14には第1スプリング8が収容され、背圧制御室15には第2スプリング9が収容されている。そして、第1スプリング8は、一端が第1ニードル6に取り付けられ、他端がボディ5に取り付けられている。また、第2スプリング9は、一端が第2ニードル7に取り付けられ、他端がボディ5に取り付けられている。
また、ボディ5は、燃料溜まり2と噴射孔3、4とが形成される第1部材32、リーク燃料室14と背圧制御室15とが形成される第2部材33、加圧流路20と減圧流路22とが形成されるとともに供給側流路18や排出側流路21に連結される第3部材34から構成される。
第1ニードル6は、主に第1部材32に収容される一端側部材36と、主に第2部材33に収容される他端側部材37とから構成される。一端側部材36には、シート面30に着座する第1シート部39が形成されている。そして、第1シート部39がシート面30に着座することにより、噴射孔3が閉止される。また、一端側部材36は、燃料溜まり2において溜まり圧により開孔方向に付勢されている。他端側部材37には、第1スプリング8が取り付けられ、第1スプリング8の弾性力により閉孔方向に付勢されている。また、他端側部材37は、背圧制御室15において背圧により閉孔方向に付勢されている。
一端側部材36および他端側部材37は、互いに内周径が等しい内筒部40、41が各々に形成され、同軸的に連結されて1つの内周面42を形成する。また、他端側部材37には、内筒部41の他端側に内筒部41よりも内周径が大きい径大部43が形成されている。径大部43の一端面は、第1ニードル6が所定値hc以上に上昇すると第2ニードル7に当接する第1係合面44をなしている。
第2ニードル7は、内筒部40、41に移動自在に収容される棒状部48と、棒状部48の他端に形成されて径大部43に移動自在に収容される鍔部49とを有する。棒状部48の一端側には、シート面30に着座する第2シート部51が形成されている。そして、第2シート部51がシート面30に着座することにより、噴射孔4が閉止される。また、棒状部48は、第1ニードル6が上昇を開始すると、燃料溜まり2において溜まり圧により開孔方向に付勢される。鍔部49には、他端面に第2スプリング9が取り付けられ、第2スプリング9の弾性力により閉孔方向に付勢されている。また、鍔部49は、背圧制御室15において背圧により閉孔方向に付勢されている。
さらに、鍔部49の一端面は、第1ニードル6が所定値hc以上に上昇すると第1係合面44に当接される第2係合面52をなしている。ここで、所定値hcは、第1、第2シート部39、51が両方ともシート面30に着座している状態における第1、第2係合面44、52間の距離である。また、棒状部48の外周面53が内周面42を摺動し、鍔部49の外周面が径大部43の内周面を摺動することにより、第1、第2ニードル6、7は、互いに独立して移動することができる。
背圧制御手段10は、減圧流路22と排出側流路21とが連通する状態と、減圧流路22と加圧流路20および供給側流路18とが連通する状態とを切り替える。この切り替えは、ECUから出力される指令値に基づいて実行される。この指令値は、例えば減圧流路22と排出側流路21との連通時間(噴射時間)を示す指令噴射時間τである。そして、減圧流路22と排出側流路21とが連通すると、背圧制御室15からの燃料の排出が促進されるので、背圧が減少する。また、減圧流路22と加圧流路20および供給側流路18とが連通すると、背圧制御室15への燃料の供給が促進されるので、背圧が増加する。以上より、背圧制御手段10は、減圧流路22の連通状態を切り替えることにより、背圧を制御する。
〔実施例1の作用〕
実施例1の燃料噴射弁1の作用を、図1ないし図4を用いて説明する。
まず、燃料噴射弁1による燃料の噴射率dQについて説明する。噴射率dQは、図4に示すように、噴射孔3から噴射される燃料の噴射率dQ1と、噴射孔4から噴射される燃料の噴射率dQ2との和である。
噴射率dQ1は、噴射孔3の有効断面積(第1有効孔面積と呼ぶ)、または第1シート部39とシート面30との間に形成される有効断面積(第1有効隙間面積と呼ぶ)の小さい方に応じた値になる。ここで、第1有効隙間面積は第1ニードル6のリフト量H1に応じて変化するのに対し、第1有効孔面積は常に一定である。これにより、リフト量H1には、第1有効隙間面積と第1有効孔面積とが等しくなる所定値h1が存在する。このため、リフト量H1が所定値h1以下であれば、噴射率dQ1はリフト量H1に応じて変化する。また。リフト量H1が所定値h1よりも大きければ、噴射率dQ1はリフト量H1に関わらず一定値q1になる。
噴射率dQ2は、噴射孔4の有効断面積(第2有効孔面積と呼ぶ)、または第2シート部51とシート面30との間に形成される有効断面積(第2有効隙間面積と呼ぶ)の小さい方に応じた値になる。ここで、第2有効隙間面積は第2ニードル7のリフト量H2に応じて変化するのに対し、第2有効孔面積は常に一定である。これにより、リフト量H2には、第2有効隙間面積と第2有効孔面積とが等しくなる所定値h2が存在する。このため、リフト量H2が所定値h2以下であれば、噴射率dQ2はリフト量H2に応じて変化する。また。リフト量H2が所定値h2よりも大きければ、噴射率dQ2はリフト量H2に関わらず一定値q2になる。
次に、噴射率dQの経時変化を、リフト量H1、H2の経時変化とともに、時間ta〜tiにより区分された期間Lab、Lbc、Lcd、Lde、Lef、Lfg、Lgh、Lhiごとに説明する。
ここで、時間taは、第1ニードル6が上昇を始める時である。時間tbは、第1ニードル6が上昇しているときに、リフト量H1が所定値h1になる時である。時間tcは、第1ニードル6が上昇しているときに、リフト量H1が所定値hcになるとともに、第2ニードル7が上昇を始める時である。時間tdは、第2ニードル7が上昇しているときに、リフト量H2が所定値h2になる時である。
時間teは、第1、第2ニードル6、7が下降を始める時である。なお、実施例1では、同じ背圧により時間teにおいて同時に第1、第2ニードル6、7が下降を始めることができるように、燃料噴射弁1の各種パラメータが設計されている。
時間tfは、第2ニードル7が下降しているときに、リフト量H2が所定値h2になる時である。時間tgは、第2ニードル7が下降を終える時であって、リフト量H1が所定値hcになる時である。時間thは、第1ニードル6が下降しているときに、リフト量H1が所定値h1になる時である。時間tiは、第1ニードル6が下降を終える時である。
以下、期間Lab、Lbc、Lcd、Lde、Lef、Lfg、Lgh、Lhiごとに、噴射率dQの経時変化を燃料噴射弁1の状態変化とともに説明する。
まず、時間ta以前には、図1に示すように、背圧制御手段10により供給側流路18および加圧流路20と減圧流路22とが連通し、排出側流路21と減圧流路22とが遮断されている。このため、第1、第2ニードル6、7は、溜まり圧と同等の背圧により閉孔方向に付勢されている。さらに、第1、第2ニードル6、7は、第1、第2スプリング8、9による弾性力により閉孔方向に付勢されている。この結果、閉孔方向に作用する付勢力の方が大きいので、第1、第2シート部39、51は、両方ともシート面30に着座し、噴射孔3、4は閉止されている。したがって、燃料の噴射は全く行われていない。
時間ta〜tbの期間Labでは、第1ニードル6のみが上昇し、噴射孔3から燃料の噴射が行われるとともに、噴射率dQが増加する。すなわち、時間taにおいて、図2に示すように、背圧制御手段10により減圧流路22の連通状態が切り替えられて排出側流路21と減圧流路22とが連通し、第1、第2ニードル6、7にかかる背圧が減少する。これにより、第1ニードル6が上昇を開始し噴射孔3が開放されるので、噴射孔3からの燃料の噴射が始まる。また、リフト量H1が所定値h1以下なので、噴射率dQ1はリフト量H1に応じて増加する。このため、全体の噴射量dQもリフト量H1に応じて増加する。
時間tb〜tcの期間Lbcでは、引き続き、第1ニードル6のみが上昇し噴射孔3のみから燃料の噴射が行われるが、噴射率dQが増加しなくなる。すなわち、時間tbにおいて、リフト量H1が所定値h1になるので、噴射率dQ1は一定値q1になる。このため、全体の噴射量dQも一定値q1になる。
時間tc〜tdの期間Lcdでは、第2ニードル7が第1ニードル6とともに上昇し、噴射孔3に加えて噴射孔4から燃料の噴射が行われるとともに、噴射率dQが増加する。すなわち、時間tcにおいて、図3に示すように、リフト量H1が所定値hcとなり、第1係合面44が第2係合面52に当接する。これにより、第2ニードル7が上昇を開始し噴射孔4が開放されるので、噴射孔4を通じて燃料の噴射が始まる(以降、時間tc〜tgの間、第1、第2ニードル6、7は互いに係合し一体となって移動する)。また、リフト量H2が所定値h2以下なので、噴射率dQ2はリフト量H2に応じて増加する。このため、噴射率dQもリフト量H2に応じて増加する。
時間td〜teの期間Ldeでは、引き続き、第1、第2ニードル6、7が両方とも上昇し噴射孔3、4から燃料の噴射が行われるが、噴射率dQが増加しなくなる。すなわち、時間tdにおいて、リフト量H2が所定値h2になるので、噴射率dQ2は一定値q2になる。このため、噴射率dQは一定値(q1+q2)になる。
時間te〜tfの期間Lefでは、噴射孔3、4から燃料の噴射が行われ、噴射率dQも一定値(q1+q2)であるが、第1、第2ニードル6、7が両方とも下降している。すなわち、時間teにおいて、背圧制御手段10により減圧流路22の連通状態が切り替えられて供給側流路18および加圧流路20と減圧流路22とが連通し、第1、第2ニードル6、7にかかる背圧が増加する。これにより、第1、第2ニードル6、7は両方とも下降を開始し、リフト量H1、H2は両方とも減少し始める。
時間tf〜tgの期間Lfgでは、引き続き第1、第2ニードル6、7が両方とも下降し、噴射率dQが減少する。すなわち、時間tfにおいて、リフト量H2が所定値h2になるので、噴射率dQ2はリフト量H2に応じて決まるようになる。このため、噴射率dQもリフト量H2に応じて減少する。
時間tg〜thの期間Lghでは、第1ニードル6のみが下降し、噴射孔3のみから燃料の噴射が行われるが、噴射率dQが減少しなくなる。すなわち、時間tgにおいて、第2シート部51がシート面30に着座して第2ニードル7が下降を終了する。これにより、噴射孔4が閉止されるので、噴射孔4からの燃料の噴射が終わる。また、リフト量H1が所定値hcとなり、第1係合面44が第2係合面52から分離する。さらに、期間Lghでは、リフト量H1が所定値h1よりも大きいので、噴射率dQ1は一定値q1である。このため、噴射率dQも一定値q1である。
時間th〜tiの期間Lhiでは、引き続き第1ニードル6が下降し、噴射孔3のみから燃料の噴射が行われるとともに、噴射率dQが減少する。すなわち、時間thにおいて、リフト量H1が所定値h1になるので、噴射率dQ1は、リフト量H1に応じて決まるようになる。このため、噴射率dQもリフト量H1に応じて減少する。そして、時間tiにおいて、第1シート部39がシート面30に着座して第1ニードル6が下降を終了する。これにより、噴射孔3が閉止されるので、噴射孔3からの燃料の噴射が終わる。
〔実施例1の効果〕
実施例1の燃料噴射弁1によれば、第1ニードル6は、燃料の背圧および第1スプリング8の弾性力により閉孔方向に付勢され、第2ニードル7は、燃料の背圧および第2スプリング9の弾性力により閉孔方向に付勢される。また、燃料噴射弁1の各種パラメータは、背圧の増減に応じて第1、第2ニードル6、7が同じ速度で上昇または下降できるように調節されている。
これにより、第2ニードル7が上昇を始めると、第2スプリング9による閉孔方向への付勢力が第2ニードル7に独自に作用するとともに、第1、第2ニードル6、7は同時に下降を開始することができる。すなわち、図5(a)に示すように、リフト量H1が減少すると、リフト量H2も減少する。このため、図5(b)に示すように、時間tcと時間teとが重なるような指令噴射時間τの値τctの前後で、実噴射量Qがステップ状に増加するのを防止することができる。
なお、図5(b)において、値τctよりも短い指令噴射時間τでは、実噴射量Qの増加率は第1有効孔面積または第1有効隙間面積に応じた値である。また、値τctよりも長い指令噴射時間τでは、実噴射量Qの増加率は第1有効孔面積と第2有効孔面積または第2有効隙間面積との和に応じた値である。よって、値τctよりも長い指令噴射時間τにおける増加率は、値τctよりも短い指令噴射時間τにおける増加率よりも大きい。
実施例2の燃料噴射弁1では、図6に示すように、第1、第2スプリング8、9が両方とも、背圧制御室15に収容されている。また、第1ニードル6は、一部材からなる。
これにより、ボディ5を、燃料溜まり2、背圧制御室15および噴射孔3、4が形成される第1部材32、加圧流路20と減圧流路22とが形成されるとともに供給側流路18や排出側流路21に連結される第2部材33から構成することができる。このため、より少ない数の部材でボディ5を組み立てることができる。
〔実施例3の構成〕
実施例3の燃料噴射弁1では、図7に示すように、第1ニードル6において内筒部57と径大部43との間に、内筒部57よりも径小の径小部58が形成され、これに伴い内筒部57に他端面が形成される。この他端面は、第1ニードル6が下降するときに、第2ニードル7に当接する第1係合面59をなしている。
第2ニードル7は、内筒部57に移動自在に収容される棒状部48、径大部43に移動自在に収容される鍔部49、棒状部48および鍔部49よりも径小であって棒状部48の他端と鍔部49の一端とを連結する連結部62を有する。このように棒状部48の他端側に、棒状部48よりも径小の連結部62が形成されることにより、棒状部48に他端面が形成される。この他端面は、第1ニードル6が下降するときに、第1係合面59に当接する第2係合面63をなしている。
なお、第1、第2ニードル6、7は、実施例1と同様に、第1ニードル6が所定値hc以上に上昇すると互いに当接する第1、第2係合面44、52が設けられている。
〔実施例3の作用〕
実施例3の燃料噴射弁1の作用を、図7ないし図11を用いて説明する。
実施例3では、先に第1ニードル6が下降を始め、第2ニードル7は第1係合面59が第2係合面63に当接してから下降を始める。ここで、図11における時間te1は、第1ニードル6が下降を始める時であり、時間te2は、第2ニードル7が下降を始める時である。すなわち、燃料噴射弁1の各種パラメータは、第1係合面59が第2係合面63に当接してから第2ニードル7が下降を始めるように設計されている。さらに第1、第2ニードル6、7は、第1係合面59が第2係合面63に当接した状態で、第1、第2シート部39、51がシート面30に着座できるように設計されている。
実施例3の燃料噴射弁1は、時間te1まで実施例1と同様の作用を行う。
すなわち、図8に示すように、まず第1ニードル6が上昇を始めて、噴射孔3のみから燃料の噴射が行われる。そして、図9に示すように、第1係合面44が第2係合面52に当接したら、第2ニードル7が上昇を始め、噴射孔4からも燃料の噴射が行われる。
そして、時間te1において、背圧制御手段10により減圧流路22の連通状態が切り替えられ背圧が増加すると、第1ニードル6のみが下降を開始する。そして、時間te1〜te2の間に、第1ニードル6は所定値hcだけ下降し、時間te2において、第1係合面59が第2係合面63に当接する。これにより、第2ニードル7も下降を始め、図10に示すように第1係合面59が第2係合面63に当接しながら、第1、第2ニードル6、7が下降する。このため、リフト量H1、H2は同じ値を示しながら減少する。
そして、時間tfにおいて、リフト量H1、H2が所定値h2になり、噴射率dQ2がリフト量H2に応じて決まるようになる。このため、時間tf〜thの間、噴射率dQはリフト量H2に応じて減少する。さらに、時間thにおいて、リフト量H1、H2が所定値h1になり、噴射率dQ1もリフト量H1に応じて決まるようになる。このため、時間th〜tiの間、噴射率dQはリフト量H1とリフト量H2とに応じて減少する。この結果、噴射率dQは、さらに迅速に減少する。
そして、時間tiにおいて、第1係合面59が第2係合面63に当接した状態で、第1、第2シート部39、51が同時にシート面30に着座する。これにより、第1、第2ニードル6、7が同時に下降を終了するとともに、噴射孔3、4からの燃料の噴射が同時に終わる。
〔実施例3の効果〕
実施例3の燃料噴射弁1では、第1ニードル6が下降する際に第2ニードル7と係合し、第1、第2ニードル6、7が一体的に下降する。そして、第1、第2シート部39、51が同時にシート面30に着座する。
これにより、噴射率dQが減少する時間tf〜tiにおいて、減少が一時的に停止する期間(図4の期間Lghを参照)がなくなる。この結果、燃料噴射を1段階で終了させることができるとともに、より迅速に燃料噴射を終了させることができる。
〔変形例〕
本実施例の燃料噴射弁1は、ディーゼルエンジンの気筒に燃料を噴射供給するための燃料噴射装置に用いられたが、ガソリンエンジンへ燃料を供給するための燃料供給装置に用いることもできる。また本実施例の燃料噴射装置はコモンレールを備えていたが、コモンレールを備えていない燃料噴射装置に本実施例の燃料噴射弁1を用いることもできる。
本実施例の第2ニードル7は、棒状部48と鍔部49とが一体であったが、別体であっても同様に作用し、同様の効果を奏することができる(実施例3では、棒状部48および連結部62と鍔部49とを別体にすることができる)。
本実施例の燃料噴射弁1では、第1、第2ニードル6、7に背圧をかけるために1つの背圧制御室15が形成されていたが、第1ニードル6に背圧をかけるために燃料が供給される第1背圧制御室、および第2ニードル7に背圧をかけるために燃料が供給される第2背圧制御室が、別々に形成されていてもよい。そして、第1、第2背圧制御室が別々に形成されているときは、第1スプリング8を第1背圧制御室に収容し、第2スプリング9を第2背圧制御室に収容してもよい。
燃料噴射弁の構成図である(実施例1)。 燃料噴射弁の構成図である(実施例1)。 燃料噴射弁の構成図である(実施例1)。 第1、第2ニードルのリフト量、および噴射率の経時変化を示すトレンド図である(実施例1)。 (a)は、第1、第2ニードルのリフト量の経時変化を示すトレンド図であり、(b)は、指令噴射時間と実噴射量との相関図である(実施例1)。 燃料噴射弁の構成図である(実施例2)。 燃料噴射弁の構成図である(実施例3)。 燃料噴射弁の構成図である(実施例3)。 燃料噴射弁の構成図である(実施例3)。 燃料噴射弁の構成図である(実施例3)。 第1、第2ニードルのリフト量、および噴射率の経時変化を示すトレンド図である(実施例3)。 燃料噴射弁の構成図である(従来例)。 (a)は、第1、第2ニードルのリフト量の経時変化(第2ニードルが上昇する場合)を示すトレンド図であり、(b)は、第1ニードルのリフト量の経時変化(第2ニードルが上昇しない場合)を示すトレンド図である。 (a)は、第1、第2ニードルのリフト量の経時変化を示すトレンド図であり、(b)は、指令噴射時間と実噴射量との相関を示す相関図である(従来例)。
符号の説明
1 燃料噴射弁
2 燃料溜まり
3 噴射孔(一部の噴射孔)
4 噴射孔(一部の噴射孔以外の噴射孔)
5 ボディ
6 第1ニードル
7 第2ニードル
8 第1スプリング(第1付勢手段)
9 第2スプリング(第2付勢手段)
15 背圧制御室

Claims (4)

  1. エンジンに燃料を噴射供給する燃料噴射弁であって、
    前記燃料が供給される燃料溜まりが内部に形成されるとともに、この燃料溜まりと前記燃料噴射弁の外部とを連通する複数の噴射孔が形成されたボディと、
    このボディに軸方向へ移動自在に収容され、前記複数の噴射孔の内の一部の噴射孔を開閉する略円筒状の第1ニードルと、
    この第1ニードルの内周側で同軸的に移動することができるとともに、前記一部の噴射孔以外の噴射孔を開閉する第2ニードルと、
    前記燃料による背圧とともに、前記一部の噴射孔を閉止する方向に前記第1ニードルを付勢する第1付勢手段と、
    前記燃料による背圧とともに、前記一部の噴射孔以外の噴射孔を閉止する方向に前記第2ニードルを付勢する第2付勢手段と
    を備えた燃料噴射弁。
  2. 請求項1に記載の燃料噴射弁において、
    前記ボディは、前記第1ニードルおよび前記第2ニードルに背圧をかけるために前記燃料が供給される1つの背圧制御室を有し、
    前記第1付勢手段は、前記背圧制御室に収容されるとともに前記第1ニードルに取り付けられ、
    前記第2付勢手段は、前記背圧制御室に収容されるとともに前記第2ニードルに取り付けられていることを特徴とする燃料噴射弁。
  3. 請求項1または請求項2に記載の燃料噴射弁において、
    前記第1ニードルは、前記一部の噴射孔を閉止する方向に移動する際に前記第2ニードルと係合し、前記第2ニードルと一体的に移動することを特徴とする燃料噴射弁。
  4. 請求項1に記載の燃料噴射弁において、
    前記ボディは、前記第1ニードルに背圧をかけるために前記燃料が供給される第1背圧制御室、および前記第2ニードルに背圧をかけるために前記燃料が供給される第2背圧制御室を有し、
    前記第1付勢手段は、前記第1背圧制御室に収容されるとともに前記第1ニードルに取り付けられ、
    前記第2付勢手段は、前記第2背圧制御室に収容されるとともに前記第2ニードルに取り付けられていることを特徴とする燃料噴射弁。
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