JP4506744B2 - 3方切替弁、およびこれを備えるインジェクタ - Google Patents
3方切替弁、およびこれを備えるインジェクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4506744B2 JP4506744B2 JP2006313516A JP2006313516A JP4506744B2 JP 4506744 B2 JP4506744 B2 JP 4506744B2 JP 2006313516 A JP2006313516 A JP 2006313516A JP 2006313516 A JP2006313516 A JP 2006313516A JP 4506744 B2 JP4506744 B2 JP 4506744B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow path
- pressure
- fuel
- valve body
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
このため、過渡期において、コモンレール133からリターン流路に直接的に燃料が流出してしまうので、従来の3方切替弁104を採用する増圧型インジェクタ100は、エネルギー損失が大きい。
請求項1に記載の3方切替弁は、棒状の第1弁体と、第1弁体を内周側で軸方向に摺動自在に支持する筒状の第2弁体と、第2弁体を軸方向に摺動自在に支持する弁ボディとを備える。また、この3方切替弁は、第1弁体および第2弁体を一方に付勢する流体が流出入する背圧室を、第1弁体および第2弁体の他端に形成し、第1流路、第2流路および第3流路の3つの流路が開口し、3つの流路を介して第1弁体および第2弁体を他方に付勢する流体が流出入する溜まり部を、第1弁体および第2弁体の他端よりも一端側に形成する。
請求項2に記載の3方切替弁によれば、第1弁体は、第1流路と第2流路との間を閉鎖している時に、第1流路の流体の圧力を受ける第1受圧面と第2流路の流体の圧力を受ける第2受圧面とを有する。
このように、第1弁体において、第1受圧面と第2受圧面とが分けて設けられることで、第1弁体を第2弁体に遅れて他方に変位させるための設定が容易になる。
請求項3に記載の3方切替弁によれば、第1弁体は、一方に環状に突出する環状突出部を有し、環状突出部は、溜まり部をなす内面に、第1流路の開口部を包囲するように環状に着座することで、第1流路と第2流路との間を閉鎖する。
これにより、第1弁体と第1流路との軸合わせを、厳しく行う必要がなくなる。
請求項4に記載の3方切替弁によれば、第1流路は、第2流路より一端側で溜まり部に開口し、第2流路は、第3流路より一端側で溜まり部に開口する。
請求項5に記載のインジェクタは、請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の3方切替弁を、流体としての燃料の流路を切り替えるために備え、背圧室からの燃料の流出入を操作する電磁弁と、燃料を噴射するノズルと、ノズルに燃料を増圧して供給する増圧機構とを備える。また、増圧機構は、燃料の増圧を操作するための燃料が流出入する増圧操作室を有し、増圧操作室から燃料が流出することで燃料が増圧されてノズルに供給され、増圧操作室に燃料が流入することで燃料の増圧が停止されてノズルへの供給が停止され、溜まり部は、第1流路により燃料のリターン流路に通じ、第2流路により増圧操作室に通じ、第3流路により燃料の供給源に通じる。
また、この3方切替弁によれば、第1流路は、第2流路より一端側で溜まり部に開口し、第2流路は、第3流路より一端側で溜まり部に開口する。
実施例1のインジェクタ1の構成を、図1および図2を用いて説明する。
インジェクタ1は、例えば、燃料を高圧化する燃料供給ポンプ(図示せず)、燃料供給ポンプで高圧化された燃料を高圧状態で蓄圧するコモンレール2等とともに、エンジン(図示せず)に燃料を噴射供給する蓄圧式の燃料噴射装置を構成する。そして、インジェクタ1は、エンジンに搭載されエンジンの気筒内に燃料を噴射する。
実施例1のインジェクタ1の作動を、3方切替弁6の作動を中心に説明する。
まず、3方切替弁6において、第1流路52と第2流路41との間が閉鎖され、第2流路41と第3流路53との間が開放されている状態を図2(a)に示す。この状態では、コモンレール2と増圧操作室34とが連通し、増圧機構4は作動しておらず燃料の増圧は行われていない。
実施例1のインジェクタ1によれば、3方切替弁6は、棒状の第1弁体49と、第1弁体49を内周側で軸方向に摺動自在に支持する筒状の第2弁体50と、第2弁体50を軸方向に摺動自在に支持する弁ボディ51とを備える。また、3方切替弁6は、第1、第2弁体49、50を一方に付勢する燃料が流出入する背圧室45を、第1、第2弁体49、50の他端に形成し、第1流路52、第2流路41および第3流路53の3つの流路が開口し、第1〜第3流路52、41、53を介して第1、第2弁体49、50を他方に付勢する燃料が流出入する溜まり部54を、第1、第2弁体49、50の他端よりも一端側に形成する。
このように、第1弁体49において、第1受圧面63と第2受圧面64とが分けて設けられることで、第1弁体49を第2弁体50に遅れて他方に変位させるための設定が容易になる。
これにより、第1弁体49と第1流路52との軸合わせを、厳しく行う必要がなくなる。
実施例1の3方切替弁6によれば、第1流路52と第2流路41との間は、第1弁体49の弁ボディ51に対する着座および離座により開閉され、第2流路41と第3流路53との間は、第2弁体50の弁ボディ51に対する着座および離座により開閉されるものであったが、この態様に限定されない。例えば、第1流路52と第2流路41との間を、第1弁体49と弁ボディ51との摺接およびその解除により開閉するようにしてもよく、第2流路41と第3流路53との間を、第2弁体50と弁ボディ51との摺接およびその解除により開閉するようにしてもよい。
2 コモンレール(燃料の供給源)
3 ノズル
4 増圧機構
5 電磁弁
6 3方切替弁
34 増圧操作室
41 第2流路
45 背圧室
49 第1弁体
50 第2弁体
51 弁ボディ
52 第1流路
53 第3流路
54 溜まり部
59 環状突出部
60 座面(溜まり部をなす内面)
63 第1受圧面
64 第2受圧面
Claims (5)
- 棒状の第1弁体と、この第1弁体を内周側で軸方向に摺動自在に支持する筒状の第2弁体と、この第2弁体を軸方向に摺動自在に支持する弁ボディとを備え、
前記第1弁体および前記第2弁体を一方に付勢する流体が流出入する背圧室を、前記第1弁体および前記第2弁体の他端に形成し、
第1流路、第2流路および第3流路の3つの流路が開口し、この3つの流路を介して前記第1弁体および前記第2弁体を他方に付勢する流体が流出入する溜まり部を、前記第1弁体および前記第2弁体の他端よりも一端側に形成し、
前記第1弁体は、前記第1流路と前記第2流路との間を、一方への変位を閉方向とし他方への変位を開方向として開閉し、
前記第2弁体は、前記第2流路と前記第3流路との間を、一方への変位を開方向とし他方への変位を閉方向として開閉し、前記背圧室からの流体の流出により前記背圧室の流体の圧力が所定値から低下すると、前記第1弁体よりも先に他方に変位を開始することを特徴とする3方切替弁。 - 請求項1に記載の3方切替弁において、
前記第1弁体は、前記第1流路と前記第2流路との間を閉鎖している時に、前記第1流路の流体の圧力を受ける第1受圧面と前記第2流路の流体の圧力を受ける第2受圧面とを有することを特徴とする3方切替弁。 - 請求項1に記載の3方切替弁において、
前記第1弁体は、一方に環状に突出する環状突出部を有し、
この環状突出部は、前記溜まり部をなす内面に、前記第1流路の開口部を包囲するように環状に着座することで、前記第1流路と前記第2流路との間を閉鎖することを特徴とする3方切替弁。 - 請求項1に記載の3方切替弁において、
前記第1流路は、前記第2流路より一端側で前記溜まり部に開口し、
前記第2流路は、前記第3流路より一端側で前記溜まり部に開口することを特徴とする3方切替弁。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の3方切替弁を、流体としての燃料の流路を切り替えるために備え、
前記背圧室からの燃料の流出入を操作する電磁弁と、燃料を噴射するノズルと、このノズルに燃料を増圧して供給する増圧機構とを備え、
前記増圧機構は、燃料の増圧を操作するための燃料が流出入する増圧操作室を有し、この増圧操作室から燃料が流出することで燃料が増圧されて前記ノズルに供給され、この増圧操作室に燃料が流入することで燃料の増圧が停止されて前記ノズルへの供給が停止され、
前記溜まり部は、前記第1流路により燃料のリターン流路に通じ、前記第2流路により前記増圧操作室に通じ、前記第3流路により燃料の供給源に通じることを特徴とするインジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006313516A JP4506744B2 (ja) | 2006-11-20 | 2006-11-20 | 3方切替弁、およびこれを備えるインジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006313516A JP4506744B2 (ja) | 2006-11-20 | 2006-11-20 | 3方切替弁、およびこれを備えるインジェクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008128081A JP2008128081A (ja) | 2008-06-05 |
JP4506744B2 true JP4506744B2 (ja) | 2010-07-21 |
Family
ID=39554188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006313516A Expired - Fee Related JP4506744B2 (ja) | 2006-11-20 | 2006-11-20 | 3方切替弁、およびこれを備えるインジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4506744B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110906556B (zh) * | 2018-09-18 | 2024-03-29 | 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 | 用于热水器的混水装置、热水器和热水器的混水方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000018120A (ja) * | 1998-06-30 | 2000-01-18 | Isuzu Motors Ltd | コモンレール式燃料噴射装置のインジェクタ |
JP2005240684A (ja) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Nippon Soken Inc | 燃料噴射弁用増圧装置 |
JP2006161568A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-06-22 | Nippon Soken Inc | 制御弁およびそれを備えた燃料噴射弁 |
JP2007040323A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-15 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 方向制御弁 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6469876A (en) * | 1987-09-08 | 1989-03-15 | Nippon Denso Co | Three-way magnetic valve |
-
2006
- 2006-11-20 JP JP2006313516A patent/JP4506744B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000018120A (ja) * | 1998-06-30 | 2000-01-18 | Isuzu Motors Ltd | コモンレール式燃料噴射装置のインジェクタ |
JP2005240684A (ja) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Nippon Soken Inc | 燃料噴射弁用増圧装置 |
JP2006161568A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-06-22 | Nippon Soken Inc | 制御弁およびそれを備えた燃料噴射弁 |
JP2007040323A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-15 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 方向制御弁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008128081A (ja) | 2008-06-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006161568A (ja) | 制御弁およびそれを備えた燃料噴射弁 | |
US20120205470A1 (en) | Method for producing a fuel injection valve, and fuel injection valve | |
JP2011512486A (ja) | 改良バルブ制御装置を持つ燃料インジェクタ | |
US7128058B2 (en) | Fuel injection system for internal combustion engine | |
JP2005531726A (ja) | 燃料噴射システム | |
JP4134979B2 (ja) | 内燃機関用燃料噴射装置 | |
JP4241601B2 (ja) | 燃料噴射装置および燃料噴射方法 | |
JP4506744B2 (ja) | 3方切替弁、およびこれを備えるインジェクタ | |
JP2007107513A (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP4519143B2 (ja) | インジェクタ | |
JP4548406B2 (ja) | 3方切替弁、およびこれを備えるインジェクタ | |
JP2008232026A (ja) | インジェクタ | |
JP6231680B2 (ja) | 噴射装置 | |
JP2006220129A (ja) | 燃料噴射ノズル、燃料噴射弁および燃料噴射装置 | |
JP2008304017A (ja) | 3方切替弁およびそれを用いた燃料噴射装置 | |
JP2005320904A (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP4682979B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP4407590B2 (ja) | 内燃機関用燃料噴射装置 | |
JP4134957B2 (ja) | 内燃機関用燃料噴射装置 | |
JP2002147309A (ja) | 増圧手段を備えた圧力制御式のインジェクタ | |
JP4218630B2 (ja) | 内燃機関用燃料噴射装置 | |
JP4415962B2 (ja) | インジェクタ | |
JP2006505734A (ja) | 組み込まれた増圧器を備えた燃料噴射装置 | |
JP4407655B2 (ja) | インジェクタ | |
JP2006233805A (ja) | 燃料噴射装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100318 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100406 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100419 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4506744 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |