JP4506744B2 - 3方切替弁、およびこれを備えるインジェクタ - Google Patents

3方切替弁、およびこれを備えるインジェクタ Download PDF

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Description

本発明は、3方切替弁、およびこの3方切替弁を備えるインジェクタに関する。
従来から、コモンレール等の燃料供給源から高圧の燃料を受け入れ、受け入れた高圧の燃料をさらに増圧して気筒内に噴射する増圧型インジェクタが公知である(例えば、特許文献1参照)。この従来の増圧型インジェクタ100は、図3に示すように、燃料を噴射するノズル101と、ノズル101に燃料を増圧して供給する増圧機構102と、所定の電子制御装置(ECU:図示せず)からの指令に応じて開閉する電磁弁103と、電磁弁103の開閉に応じて、増圧機構102を作動するための流路と増圧機構102の作動を停止するための流路とを切り替える3方切替弁104とを備える。
この増圧型インジェクタ100によれば、増圧機構102は、パスカルの原理に基づき燃料を増圧するものであり、軸方向一端側に向かい大小2段に径が変化する増圧ピストン106を有し、大径の増圧面107で燃料の圧力を受けるとともに、この圧力に基づく付勢力を、小径の被増圧面108を介して燃料に加えることで燃料を増圧する。
つまり、増圧ピストン106は、一端側の小径ピストン部109と、他端側の大径ピストン部110とからなり、小径ピストン部109の一端面が被増圧面108をなすとともに大径ピストン部110の他端面が増圧面107をなす。
そして、増圧ピストン106は、軸方向一端側に向かい大小2段に径が変化するシリンダ112に収容され(以下、シリンダ112の一端側の小径部分を小径シリンダ部113とし、他端側の大径部分を大径シリンダ部114とする)、小径シリンダ部113の内周面に小径ピストン部109の外周面が摺接し、大径シリンダ部114の内周面に大径ピストン部110の外周面が摺接する。
また、小径ピストン部109が、小径シリンダ部113を他端側から封鎖して、増圧される燃料が流出入する被増圧室116を形成し、大径ピストン部110が、大径シリンダ部114を一端側から封鎖して、増圧媒体となる燃料が流出入する増圧室117を形成する。
さらに、大径ピストン部110は、大径シリンダ部114を他端側から封鎖して、増圧を操作するための燃料が流出入する増圧操作室118を形成する。そして、大径ピストン部110の一端面は、増圧操作室118の燃料の圧力を受ける増圧操作面119をなし、増圧操作面119の面積は、増圧面107の面積と被増圧面108の面積との差分に略一致する。また、増圧操作室118には、増圧ピストン106を他方に付勢するスプリング120が収容されている。
以上の構成により、増圧機構102は、増圧操作室118への燃料の流出入を通じて、燃料の増圧および増圧停止を行う。すなわち、増圧操作室118から燃料が流出すると、増圧室117に燃料が流入して増圧ピストン106が一方に変位し、被増圧室116の燃料が増圧されてノズル101に供給される。また、増圧操作室118に燃料が流入すると、増圧ピストン106が他方に変位して被増圧室116に燃料が流入するとともに被増圧室116の燃料の増圧が停止され、燃料がノズル101に供給されなくなる。
そして、3方切替弁104は、増圧操作室118から燃料が流出するための流路と、増圧操作室118に燃料が流入するための流路とを切り替えることで、増圧機構102を作動させて燃料を増圧したり、増圧機構102の作動を停止させて燃料の増圧を停止したりする。
ここで、3方切替弁104の弁体121は、3つの燃料流路122〜124の連通状態を切り替える弁部125、126と、弁ボディ127に摺動自在に支持されるピストン部128とを有する。そして、ピストン部128の一端側に、3つの燃料流路122〜124を介して燃料が流出入する溜まり部130が形成され、他端側に、弁体121を一方に付勢する燃料が流出入する背圧室131が形成される。また、燃料流路122は、増圧室117を介してコモンレール133に通じ、燃料流路123は、増圧操作室118に通じ、燃料流路124は、燃料タンクに戻るリターン流路(図示せず)に通じる。
そして、弁体121が他方に変位して弁座部135に弁部125が着座し、弁座部136から弁部126が離座すると、燃料流路123と燃料流路124とが連通し、増圧操作室118からリターン流路に燃料が流出する。この結果、増圧ピストン106の一方への変位が促され、被増圧室116の燃料が増圧されてノズル101に供給される。
また、弁体121が一方に変位して弁座部136に弁部126が着座し、弁座部135から弁部125が離座すると、燃料流路122と燃料流路123とが連通し、コモンレール133から増圧操作室118に燃料が流入する。この結果、増圧ピストン106の他方への変位が促され、被増圧室116の燃料の増圧が停止されてノズル101に燃料が供給されなくなる。
ところで、この3方切替弁104によれば、燃料流路122と燃料流路123とが連通する状態から、燃料流路123と燃料流路124とが連通する状態に至る過渡期に、弁部125が弁座部135に着座しておらず弁部126も弁座部136に着座していない状態を経由する。つまり、コモンレール133と増圧操作室118とが連通する状態から、リターン流路と増圧操作室118とが連通する状態に至る過渡期に、燃料流路122と燃料流路124とが連通する状態を経由する。
なお、同様の連通は、リターン流路と増圧操作室118とが連通する状態からコモンレール133と増圧操作室118とが連通する状態に至る逆の過渡期でも発生する。
このため、過渡期において、コモンレール133からリターン流路に直接的に燃料が流出してしまうので、従来の3方切替弁104を採用する増圧型インジェクタ100は、エネルギー損失が大きい。
特開2006−161568号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、増圧型インジェクタに用いる3方切替弁において、流路切替の過渡期にコモンレールとリターン流路とが連通することによりエネルギー損失が発生するのを抑制することにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載の3方切替弁は、棒状の第1弁体と、第1弁体を内周側で軸方向に摺動自在に支持する筒状の第2弁体と、第2弁体を軸方向に摺動自在に支持する弁ボディとを備える。また、この3方切替弁は、第1弁体および第2弁体を一方に付勢する流体が流出入する背圧室を、第1弁体および第2弁体の他端に形成し、第1流路、第2流路および第3流路の3つの流路が開口し、3つの流路を介して第1弁体および第2弁体を他方に付勢する流体が流出入する溜まり部を、第1弁体および第2弁体の他端よりも一端側に形成する。
そして、第1弁体は、第1流路と第2流路との間を、一方への変位を閉方向とし他方への変位を開方向として開閉する。また、第2弁体は、第2流路と第3流路との間を、一方への変位を開方向とし他方への変位を閉方向として開閉し、背圧室からの流体の流出により背圧室の流体の圧力が所定値から低下すると、第1弁体よりも先に他方に変位を開始する(以下、「背圧室の流体の圧力」を背圧とする)。
これにより、背圧が所定値から低下を開始すると、第2弁体は、第2流路と第3流路との間を閉鎖する方向に変位を開始し、第1弁体は、第2弁体の変位開始に遅れて、第1流路と第2流路との間を開放する方向に変位を開始する。このため、第2弁体により第2流路と第3流路との間が閉鎖されてから第1弁体により第1流路と第2流路との間が開放されるように、第1、第2弁体の形状、寸法および背圧の操作条件等を設定することができる。
この結果、第2流路と第3流路とが連通する状態から、第1流路と第2流路とが連通する状態に至る過渡期に、第1流路と第3流路とが連通するのを第2弁体により阻止することができる。したがって、第1流路をリターン流路に通じる燃料流路、第2流路を増圧操作室に通じる燃料流路、第3流路をコモンレールに通じる燃料流路とすれば、流路切替の過渡期にコモンレールとリターン流路とが連通することによりエネルギー損失が発生するのを、阻止することができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載の3方切替弁によれば、第1弁体は、第1流路と第2流路との間を閉鎖している時に、第1流路の流体の圧力を受ける第1受圧面と第2流路の流体の圧力を受ける第2受圧面とを有する。
このように、第1弁体において、第1受圧面と第2受圧面とが分けて設けられることで、第1弁体を第2弁体に遅れて他方に変位させるための設定が容易になる。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載の3方切替弁によれば、第1弁体は、一方に環状に突出する環状突出部を有し、環状突出部は、溜まり部をなす内面に、第1流路の開口部を包囲するように環状に着座することで、第1流路と第2流路との間を閉鎖する。
これにより、第1弁体と第1流路との軸合わせを、厳しく行う必要がなくなる。
〔請求項4の手段〕
請求項4に記載の3方切替弁によれば、第1流路は、第2流路より一端側で溜まり部に開口し、第2流路は、第3流路より一端側で溜まり部に開口する。
〔請求項5の手段〕
請求項5に記載のインジェクタは、請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の3方切替弁を、流体としての燃料の流路を切り替えるために備え、背圧室からの燃料の流出入を操作する電磁弁と、燃料を噴射するノズルと、ノズルに燃料を増圧して供給する増圧機構とを備える。また、増圧機構は、燃料の増圧を操作するための燃料が流出入する増圧操作室を有し、増圧操作室から燃料が流出することで燃料が増圧されてノズルに供給され、増圧操作室に燃料が流入することで燃料の増圧が停止されてノズルへの供給が停止され、溜まり部は、第1流路により燃料のリターン流路に通じ、第2流路により増圧操作室に通じ、第3流路により燃料の供給源に通じる。
最良の形態1の3方切替弁は、棒状の第1弁体と、第1弁体を内周側で軸方向に摺動自在に支持する筒状の第2弁体と、第2弁体を軸方向に摺動自在に支持する弁ボディとを備える。また、この3方切替弁は、第1弁体および第2弁体を一方に付勢する流体が流出入する背圧室を、第1弁体および第2弁体の他端に形成し、第1流路、第2流路および第3流路の3つの流路が開口し、3つの流路を介して第1弁体および第2弁体を他方に付勢する流体が流出入する溜まり部を、第1弁体および第2弁体の他端よりも一端側に形成する。
そして、第1弁体は、第1流路と第2流路との間を、一方への変位を閉方向とし他方への変位を開方向として開閉する。また、第2弁体は、第2流路と第3流路との間を、一方への変位を開方向とし他方への変位を閉方向として開閉し、背圧室からの流体の流出により背圧が所定値から低下すると、第1弁体よりも先に他方に変位を開始する。
また、この3方切替弁によれば、第1弁体は、第1流路と第2流路との間を閉鎖している時に、第1流路の流体の圧力を受ける第1受圧面と第2流路の流体の圧力を受ける第2受圧面とを有する。さらに、第1弁体は、一方に環状に突出する環状突出部を有し、環状突出部は、溜まり部をなす内面に、第1流路の開口部を包囲するように環状に着座することで、第1流路と第2流路との間を閉鎖する。
また、この3方切替弁によれば、第1流路は、第2流路より一端側で溜まり部に開口し、第2流路は、第3流路より一端側で溜まり部に開口する。
最良の形態1のインジェクタは、最良の形態1の3方切替弁を、流体としての燃料の流路を切り替えるために備え、背圧室からの燃料の流出入を操作する電磁弁と、燃料を噴射するノズルと、ノズルに燃料を増圧して供給する増圧機構とを備える。また、増圧機構は、燃料の増圧を操作するための燃料が流出入する増圧操作室を有し、増圧操作室から燃料が流出することで燃料が増圧されてノズルに供給され、増圧操作室に燃料が流入することで燃料の増圧が停止されてノズルへの供給が停止され、溜まり部は、第1流路により燃料のリターン流路に通じ、第2流路により増圧操作室に通じ、第3流路により燃料の供給源に通じる。
〔実施例1の構成〕
実施例1のインジェクタ1の構成を、図1および図2を用いて説明する。
インジェクタ1は、例えば、燃料を高圧化する燃料供給ポンプ(図示せず)、燃料供給ポンプで高圧化された燃料を高圧状態で蓄圧するコモンレール2等とともに、エンジン(図示せず)に燃料を噴射供給する蓄圧式の燃料噴射装置を構成する。そして、インジェクタ1は、エンジンに搭載されエンジンの気筒内に燃料を噴射する。
また、インジェクタ1は、コモンレール2から高圧の燃料を受け入れ、受け入れた高圧の燃料をさらに増圧して気筒内に噴射する増圧型である。この増圧型のインジェクタ1は、燃料を噴射するノズル3と、ノズル3に燃料を増圧して供給する増圧機構4と、所定の電子制御装置(ECU:図示せず)からの指令に応じて開閉する電磁弁5と、電磁弁5の開閉に応じて、増圧機構4を作動するための流路と増圧機構4の作動を停止するための流路とを切り替える3方切替弁6とを備える。
ノズル3は、噴孔9を開閉するニードル10を有し、ニードル10に対し噴孔9を閉鎖する方向(閉弁方向)に圧力を及ぼす燃料が流出入する背圧室11、噴孔9を開放する方向(開弁方向)に圧力を及ぼす燃料が流出入するノズル室12を形成する。また、ノズル3は、ニードル10を閉弁方向に付勢するスプリング13を、背圧室11に収容する。つまり、ニードル10は、背圧室11の燃料の圧力(ノズル背圧とする)およびスプリング13により閉弁方向に付勢されるとともに、ノズル室12の燃料の圧力(ノズル室圧と呼ぶ)により開弁方向に付勢されている。
ここで、ノズル室12は、燃料流路15により後記する被増圧室16と連通する。被増圧室16は、増圧機構4において燃料が増圧される燃料室であり、増圧機構4は、燃料をノズル背圧よりも高圧に増圧してノズル室12に供給する。
また、背圧室11には、後記する増圧室17とコモンレール2とを連通する燃料流路18から分岐する燃料流路19が接続し、さらに燃料流路19から分岐する燃料流路20が燃料流路19とは別に接続する。そして、燃料流路19には、背圧室11への燃料の流出入流量を規制する絞り21が設けられ、燃料流路20には、背圧室11への燃料の流入のみを許容する逆止弁22が絞り21と並列に設けられている。そして、燃料流路18、19、20および逆止弁22を介してコモンレール2から背圧室11に燃料が流入するとともに、燃料流路19および絞り21を介して背圧室11から燃料が流出する。
以上の構成により、ノズル3は、増圧機構4の作動に応じて、気筒内に燃料を噴射する。すなわち、増圧機構4により燃料が増圧されると、増圧された燃料が燃料流路15を通じてノズル室12に流入する。これにより、ノズル室圧による付勢力が、ノズル背圧による付勢力とスプリング13による付勢力との合力よりも強くなるので、ニードル10が開弁方向に変位し噴孔9が開放される。このため、燃料が噴孔9から噴射され、同時に、燃料流路19および絞り21を通じて背圧室11から燃料が流出する。
また、増圧機構4による燃料の増圧が停止されると、増圧された燃料がノズル室12に流入しなくなる。これにより、ノズル室圧による付勢力が、ノズル背圧による付勢力とスプリング13による付勢力との合力よりも弱くなるので、ニードル10が閉弁方向に変位し、同時に、逆止弁22が開弁して燃料流路18、19、20を通じて背圧室11に燃料が流入する。このため、噴孔9が閉鎖され燃料の噴射が停止される。
増圧機構4は、パスカルの原理に基づき燃料を増圧するものであり、軸方向一端側に向かい大小2段に径が変化する増圧ピストン25を有する。そして、増圧機構4は、大径の増圧面26で燃料の圧力を受けるとともに、この圧力に基づく付勢力を、小径の被増圧面27を介して燃料に加えることで燃料を増圧する。
つまり、増圧ピストン25は、一端側の小径ピストン部28と、他端側の大径ピストン部29とからなり、小径ピストン部28の一端面が被増圧面27をなすとともに大径ピストン部29の他端面が増圧面26をなす。そして、増圧ピストン25は、軸方向一端側に向かい大小2段に径が変化するシリンダ31に収容され(以下、シリンダ31の一端側の小径部分を小径シリンダ部32とし、他端側の大径部分を大径シリンダ部33とする)、大径シリンダ部33の内周面に大径ピストン部29の外周面が摺接し、小径シリンダ部32の内周面に小径ピストン部28の外周面が摺接する。
また、小径ピストン部28が、小径シリンダ部32を他端側から封鎖して、増圧される燃料が流出入する被増圧室16を形成し、大径ピストン部29が、大径シリンダ部33を一端側から封鎖して、増圧媒体となる燃料が流出入する増圧室17を形成する。
さらに、大径ピストン部29は、大径シリンダ部33を他端側から封鎖して、増圧を操作するための燃料が流出入する増圧操作室34を形成する。そして、大径ピストン部29の一端面は、増圧操作室34の燃料の圧力を受ける増圧操作面35をなし、増圧操作面35の面積は、増圧面26の面積と被増圧面27の面積との差分に略一致する。また、増圧操作室34には、増圧ピストン25を他方に付勢するスプリング36が収容されている。
ここで、増圧室17は、燃料流路18によりコモンレール2と連通し、コモンレール2に蓄圧された燃料を増圧媒体として受け入れる。また、増圧操作室34は、燃料流路40により3方切替弁6の第2流路41に通じ、被増圧室16には、燃料流路40から分岐する燃料流路42が接続する。なお、燃料流路42には、被増圧室16への燃料の流入のみを許容する逆止弁43が設けられている。
以上の構成により、増圧機構4は、増圧操作室34への燃料の流出入を通じて、燃料の増圧および増圧停止を行う。すなわち、増圧操作室34から燃料が流出すると、増圧室17に燃料が流入して増圧ピストン25が一方に変位し、被増圧室16の燃料が増圧されてノズル室12に供給される。また、増圧操作室34に燃料が流入すると、増圧ピストン25が他方に変位して逆止弁43が開弁し、被増圧室16に燃料が流入するとともに被増圧室16の燃料の増圧が停止され、燃料がノズル室12に供給されなくなる。
電磁弁5は、燃料のリターン流路(図示せず)と後記する3方切替弁6の背圧室45とを連通する燃料流路46に設けられ、背圧室45からの燃料の流出入を操作するものであり、ECUからの指令に応じて開閉する。
3方切替弁6は、図2に示すように、棒状の第1弁体49と、第1弁体49を内周側で軸方向に摺動自在に支持する筒状の第2弁体50と、第2弁体50を軸方向に摺動自在に支持する弁ボディ51とを備える。また、3方切替弁6は、第1、第2弁体49、50を一方に付勢する燃料が流出入する背圧室45を、第1、第2弁体49、50の他端に形成し、第1流路52、第2流路41および第3流路53の3つの流路が開口し、第1〜第3流路52、41、53を介して第1、第2弁体49、50を他方に付勢する燃料が流出入する溜まり部54を、第1、第2弁体49、50の他端よりも一端側に形成する(以下、「背圧室45の燃料の圧力」を背圧と呼ぶ)。
ここで、第1流路52は、第2流路41より一端側で溜まり部54に開口し、第2流路41は、第3流路53より一端側で溜まり部54に開口する。そして、第1流路52は、燃料流路55によりリターン流路に通じ、第2流路41は、燃料流路40により増圧操作室34に通じ、第3流路53は、燃料流路18から分岐する燃料流路56に接続し、燃料流路18、56によりコモンレール2に通じる。
また、背圧室45には、第3流路53から分岐した燃料流路57が接続し、燃料流路18、56、第3流路53、燃料流路57を通じてコモンレール2から背圧室45に燃料が流入する。なお、燃料流路57には、背圧室45への燃料の流入流量を規制する絞り58が設けられている。
第1弁体49は、第1流路52と第2流路41との間を、一方への変位を閉方向とし他方への変位を開方向として開閉する。第1弁体49の一端には、一方に環状に突出する環状突出部59が設けられている。そして、環状突出部59の頂部が第1流路52の開口部を包囲するように座面60に環状に着座することで、第1流路52と第2流路41との間が閉鎖される。なお、座面60は、溜まり部54をなす弁ボディ51の内面に設けられる。
また、第1弁体49は、第1流路52と第2流路41との間を環状突出部59により閉鎖している時に、第1流路52の燃料の圧力を受ける第1受圧面63と第2流路41の燃料の圧力を受ける第2受圧面64とを有する。つまり、環状突出部59の頂部よりも内側の一端面が第1受圧面63をなし、環状突出部59の頂部よりも外側の一端面が第2受圧面64をなす。
第2弁体50は、背圧室45に収容されたスプリング66により一方に付勢され、第2流路41と第3流路53との間を、一方への変位を開方向とし他方への変位を閉方向として開閉する。また、第2弁体50は、背圧室45からの燃料の流出により背圧が低下を開始すると、第1弁体49よりも先に他方に変位を開始する。なお、第2流路41と第3流路53との間は、第2弁体50の着座面73が、弁ボディ51に設けられた着座部74に着座することで閉鎖される。
〔実施例1の作動〕
実施例1のインジェクタ1の作動を、3方切替弁6の作動を中心に説明する。
まず、3方切替弁6において、第1流路52と第2流路41との間が閉鎖され、第2流路41と第3流路53との間が開放されている状態を図2(a)に示す。この状態では、コモンレール2と増圧操作室34とが連通し、増圧機構4は作動しておらず燃料の増圧は行われていない。
電磁弁5が作動して背圧室45を開放すると、背圧室45の燃料がリターン流路に流出し背圧が低下する。このため、第2弁体50が他方に変位を開始し、図2(b)に示すように着座面73が着座部74に着座して第2流路41と第3流路53との間が閉鎖される。
さらに、背圧が低下すると、図2(c)に示すように、第1弁体49も変位を開始し、環状突出部59が座面60から離座して第1流路52と第2流路41との間が開放される。この結果、増圧操作室34からリターン流路への燃料の流出が始まり、増圧機構4による燃料の増圧が開始するとともに増圧された燃料がノズル3に供給されて燃料の噴射が開始する。この間、着座面73は着座部74に着座し続けるので、第2流路41と第3流路53との間は閉鎖状態を維持する。
やがて、電磁弁5が作動を停止して背圧室45を閉鎖すると、コモンレール2から背圧室45に燃料が流入し背圧が上昇する。このため、第1弁体49が一方への変位を開始し、環状突出部59が座面60に着座して第1流路52と第2流路41との間が閉鎖される。さらに、背圧が上昇すると、第2弁体50が一方への変位を開始し、着座面73が着座部74から離座して第2流路41と第3流路53との間が開放される。この結果、コモンレール2から増圧操作室34に燃料が流入し、増圧機構4による燃料の増圧が停止するとともに燃料の噴射が停止する。
〔実施例1の効果〕
実施例1のインジェクタ1によれば、3方切替弁6は、棒状の第1弁体49と、第1弁体49を内周側で軸方向に摺動自在に支持する筒状の第2弁体50と、第2弁体50を軸方向に摺動自在に支持する弁ボディ51とを備える。また、3方切替弁6は、第1、第2弁体49、50を一方に付勢する燃料が流出入する背圧室45を、第1、第2弁体49、50の他端に形成し、第1流路52、第2流路41および第3流路53の3つの流路が開口し、第1〜第3流路52、41、53を介して第1、第2弁体49、50を他方に付勢する燃料が流出入する溜まり部54を、第1、第2弁体49、50の他端よりも一端側に形成する。
そして、第1弁体49は、第1流路52と第2流路41との間を、一方への変位を閉方向とし他方への変位を開方向として開閉する。また、第2弁体50は、第2流路41と第3流路53との間を、一方への変位を開方向とし他方への変位を閉方向として開閉し、背圧室45からの燃料の流出により背圧が低下を開始すると、第1弁体49よりも先に他方に変位を開始する。
これにより、背圧が低下を開始すると、第2弁体50は、第2流路41と第3流路53との間を閉鎖する方向に変位を開始し、第1弁体49は、第2弁体50の変位開始に遅れて、第1流路52と第2流路41との間を開放する方向に変位を開始する。このため、第2弁体50により第2流路41と第3流路53との間が閉鎖されてから第1弁体49により第1流路52と第2流路41との間が開放されるように、第1、第2弁体49、50の形状、寸法および背圧の操作条件等を設定することができる。
この結果、第2流路41と第3流路53とが連通する状態(図2(a)参照)から、第1流路52と第2流路41とが連通する状態(図2(c)参照)に至る過渡期に、第1流路52と第3流路53とが連通するのを第2弁体50により阻止することができる(図2(b)参照)。したがって、流路切替の過渡期にコモンレール2とリターン流路とが連通することによりエネルギー損失が発生するのを、阻止することができる。
また、第1弁体49は、第1流路52と第2流路41との間を閉鎖している時に、第1流路52の燃料の圧力を受ける第1受圧面63と第2流路41の燃料の圧力を受ける第2受圧面64とを有する。
このように、第1弁体49において、第1受圧面63と第2受圧面64とが分けて設けられることで、第1弁体49を第2弁体50に遅れて他方に変位させるための設定が容易になる。
また、第1弁体49は、一方に環状に突出する環状突出部59を有し、環状突出部59は、第1流路52の開口部を包囲するように、座面60に環状に着座することで、第1流路52と第2流路41との間を閉鎖する。
これにより、第1弁体49と第1流路52との軸合わせを、厳しく行う必要がなくなる。
〔変形例〕
実施例1の3方切替弁6によれば、第1流路52と第2流路41との間は、第1弁体49の弁ボディ51に対する着座および離座により開閉され、第2流路41と第3流路53との間は、第2弁体50の弁ボディ51に対する着座および離座により開閉されるものであったが、この態様に限定されない。例えば、第1流路52と第2流路41との間を、第1弁体49と弁ボディ51との摺接およびその解除により開閉するようにしてもよく、第2流路41と第3流路53との間を、第2弁体50と弁ボディ51との摺接およびその解除により開閉するようにしてもよい。
インジェクタの構成を示す説明図である(実施例1)。 (a)は、背圧室が閉鎖され、第1流路と第2流路との間が閉鎖され第2流路と第3流路との間が開放された状態の3方切替弁の説明図であり、(b)は、背圧室が開放され、第1流路と第2流路との間が閉鎖され第2流路と第3流路との間が閉鎖された状態の3方切替弁の説明図であり、(c)は、背圧室が開放され、第1流路と第2流路との間が開放され第2流路と第3流路との間が閉鎖された状態の3方切替弁の説明図である(実施例1)。 (a)はインジェクタの構成を示す説明図であり、(b)は3方切替弁の構成を示す説明図である(従来例)。
符号の説明
1 インジェクタ
2 コモンレール(燃料の供給源)
3 ノズル
4 増圧機構
5 電磁弁
6 3方切替弁
34 増圧操作室
41 第2流路
45 背圧室
49 第1弁体
50 第2弁体
51 弁ボディ
52 第1流路
53 第3流路
54 溜まり部
59 環状突出部
60 座面(溜まり部をなす内面)
63 第1受圧面
64 第2受圧面

Claims (5)

  1. 棒状の第1弁体と、この第1弁体を内周側で軸方向に摺動自在に支持する筒状の第2弁体と、この第2弁体を軸方向に摺動自在に支持する弁ボディとを備え、
    前記第1弁体および前記第2弁体を一方に付勢する流体が流出入する背圧室を、前記第1弁体および前記第2弁体の他端に形成し、
    第1流路、第2流路および第3流路の3つの流路が開口し、この3つの流路を介して前記第1弁体および前記第2弁体を他方に付勢する流体が流出入する溜まり部を、前記第1弁体および前記第2弁体の他端よりも一端側に形成し、
    前記第1弁体は、前記第1流路と前記第2流路との間を、一方への変位を閉方向とし他方への変位を開方向として開閉し、
    前記第2弁体は、前記第2流路と前記第3流路との間を、一方への変位を開方向とし他方への変位を閉方向として開閉し、前記背圧室からの流体の流出により前記背圧室の流体の圧力が所定値から低下すると、前記第1弁体よりも先に他方に変位を開始することを特徴とする3方切替弁。
  2. 請求項1に記載の3方切替弁において、
    前記第1弁体は、前記第1流路と前記第2流路との間を閉鎖している時に、前記第1流路の流体の圧力を受ける第1受圧面と前記第2流路の流体の圧力を受ける第2受圧面とを有することを特徴とする3方切替弁。
  3. 請求項1に記載の3方切替弁において、
    前記第1弁体は、一方に環状に突出する環状突出部を有し、
    この環状突出部は、前記溜まり部をなす内面に、前記第1流路の開口部を包囲するように環状に着座することで、前記第1流路と前記第2流路との間を閉鎖することを特徴とする3方切替弁。
  4. 請求項1に記載の3方切替弁において、
    前記第1流路は、前記第2流路より一端側で前記溜まり部に開口し、
    前記第2流路は、前記第3流路より一端側で前記溜まり部に開口することを特徴とする3方切替弁。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の3方切替弁を、流体としての燃料の流路を切り替えるために備え、
    前記背圧室からの燃料の流出入を操作する電磁弁と、燃料を噴射するノズルと、このノズルに燃料を増圧して供給する増圧機構とを備え、
    前記増圧機構は、燃料の増圧を操作するための燃料が流出入する増圧操作室を有し、この増圧操作室から燃料が流出することで燃料が増圧されて前記ノズルに供給され、この増圧操作室に燃料が流入することで燃料の増圧が停止されて前記ノズルへの供給が停止され、
    前記溜まり部は、前記第1流路により燃料のリターン流路に通じ、前記第2流路により前記増圧操作室に通じ、前記第3流路により燃料の供給源に通じることを特徴とするインジェクタ。
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