JP2006056874A - 毛髪処理剤 - Google Patents

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幸男 山脇
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Abstract

【課題】 ダメージした毛髪の状態を改善し、毛髪に十分なこしを与えまとまりを良くし、つややかな仕上がり状態を与える毛髪処理剤の提供。
【解決手段】 分子内に長鎖疎水基と親水基とを2個以上づつ有する化合物多鎖多親水基型化合物を含有する毛髪処理剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は、多鎖多親水基型化合物を含有してなる、整髪料、ヘアトリートメント、コンディショニング剤等の毛髪処理剤に関する。
ヘアスタイリングを行う場合には、ヘアスプレー、ヘアフォーム、ヘアジェル等の毛髪処理剤が使用され、毛髪をセットしたり、毛髪に光沢やなめらかさ等を付与したりしている。従来、このような毛髪処理剤は、合成樹脂を主原料とするものであったり、油類を可溶化、乳化したりしたものから成るものが多く、ダメージした毛髪をケアする機能には乏しく、場合によっては継続使用により毛髪にダメージを与える場合もある。例えば、特公平6−23084号公報(特許文献1)または特開平8−20516号公報(特許文献2)に開示される毛髪化粧料のようにシリコーン等のポリマーを配合したものでは一時的な感触の改善はできても、セット効果に劣り毛髪のこしがなくなってしまうこともあり、またカチオン性化合物や界面活性剤の場合、多量に配合すると安全上好ましくない。そこで、安全性が高く、毛髪にダメージを与えることなく、かつダメージを改善するとともに、毛髪に十分なこしを与えまとまりを良くし、つややかな仕上がり状態を与える毛髪処理剤が望まれていた。
特公平6−23084号公報 特開平8−20516号公報
本発明は、ダメージした毛髪の状態を改善し、毛髪に十分なこしを与えまとまりを良くし、つややかな仕上がり状態を与える毛髪処理剤の提供を目的とするものである。
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定の化合物、即ち、分子内に長鎖疎水基と親水基とを2個以上づつ有する化合物(多鎖多親水基型化合物)に着目し、これを配合して毛髪処理剤とすることで、ダメージした毛髪の状態を改善し、毛髪に十分なこしを与え、つややかな仕上がり状態を与えまとまり感を向上させ毛髪処理剤となることを見出した。
さらに本発明者等は、本発明の多鎖多親水基型化合物を含有する毛髪処理剤が、毛髪内部へよく浸透するという現象確認するとともに、ダメージを受けて強度の低下した毛髪の引張り強度を回復させる効果を有すること、およびダメージした毛髪は一般に毛髪が細くなってしまうのであるが、本発明の毛髪処理剤で処理した場合、ダメージして細くなった毛髪の太さを改善する効果を有することを見出し、本発明を完成するに至った。ダメージした毛髪の強度や太さを回復する効果の発現は、本発明の毛髪処理剤が毛髪内部へ浸透するという現象に由来するものと考えられ、極めて驚くべき効果である。
即ち本発明は、下記の通りである。
1.次の成分(A)の1種以上を含有する事を特徴とする毛髪処理剤。
成分(A):長鎖疎水基と親水基とを分子内に2個以上づつ有する多鎖多親水基型化合物。
2.多鎖多親水基型化合物の少なくとも1種が、その長鎖疎水基が長鎖アシル基であり、親水基がカルボキシル基、スルホン酸基、硫酸エステル基、リン酸エステル基およびそ
れらの塩から選ばれる1種以上であるアニオン性界面活性剤であることを特徴とする1.に記載の毛髪処理剤。
3.多鎖多親水基型化合物の少なくとも1種が、分子内に、さらに、アミノ酸残基を有することを特徴とする1.または2.に記載の毛髪処理剤。
4.多鎖多親水基型化合物の少なくとも1種が下記一般式(1)に示す化合物であることを特徴とする1.〜3.のいずれかに記載の毛髪処理剤。
Figure 2006056874
(上記一般式(1)において、Xはm個の官能基、およびそれ以外の置換基を有していてもよい分子量100万以下の直鎖または分枝鎖または環状鎖または芳香族炭化水素鎖であるスペーサーを示す。Xに結合しているn(m≧n)個のQは、下記一般式(2)で表される置換基であり、それぞれ互いに同一でも異なっていてもよい。下記一般式(2)において、ZはXの有する官能基に由来する結合部であり、RCOは炭素原子数8〜20の飽和または不飽和の脂肪酸から誘導される長鎖アシル基を示し、Rは水素であるか、またはヒドロキシル基またはカルボキシル基が置換していてもよい炭素原子数1〜3の低級アルキル基を示し、Yはカルボキシル基、スルホン酸基、硫酸エステル基、リン酸エステル基またはそれらの塩の内のいずれかを示す。j、kはそれぞれ独立に0,1,2のいずれかであり、かつj、kは同時に0ではない。nは2〜20の整数を示す。また、mはm≧nである整数を示す。)
Figure 2006056874
5.多鎖多親水基型化合物の少なくとも1種が上記一般式(1)に示す化合物であって、上記一般式(1)において、Xは前記官能基以外の置換基を有していてもよい炭素数1〜40の直鎖、分枝鎖、環状鎖または芳香族炭化水素鎖であるスペーサーであることを特徴とする1.〜4.のいずれかに記載の毛髪処理剤。
6.成分(A)の含有量が0.001重量%以上、50重量%以下である事を特徴とする1.〜5.のいずれかに記載の毛髪処理剤。
7.さらに、成分(B)ポリヒドロキシル化合物を含有する事を特徴とする1.〜6.のいずれかに記載の毛髪処理剤。
8.さらに、成分(A)以外の成分(C)アニオン性界面活性剤を含有する事を特徴とする1.〜7.のいずれかに記載の毛髪処理剤。
9.さらに、成分(D)ノニオン性界面活性剤を含有する事を特徴とする1.〜8.のいずれかに記載の毛髪処理剤。
10.さらに、成分(E)両性界面活性剤を含有する事を特徴とする1.〜9.のいず
れかに記載の毛髪処理剤。
11.さらに、成分(F)カチオン性化合物を含有する事を特徴とする1.〜10.のいずれかに記載の毛髪処理剤。
12.さらに、シリコーンおよび/またはシリコーン誘導体から選ばれる1種以上を含有する事を特徴とする1.〜11.のいずれかに記載の毛髪処理剤。
13.髪に腰・まとまり感・つや・なめらかさ・弾力性・引っ張り強度・ツヤ・毛髪損傷防止・毛髪太さ向上効果から選ばれる1種以上を与える事を特徴とする1.〜12.のいずれかに記載の毛髪処理剤。
本発明はダメージした毛髪の状態を改善し、毛髪に十分なこしを与えまとまりを良くし、つややかな仕上がり状態を与える毛髪処理剤を提供することができる。
以下、本発明について、特にその好ましい形態を中心に、具体的に説明する。
本発明の毛髪処理剤は、構造的には分子内に長鎖疎水基と親水基とを2個以上づつ有する多鎖多親水基型化合物の1種以上を含んでなる組成物である。
本発明の毛髪処理剤において、多鎖多親水基型化合物としては、長鎖疎水基としてはそれぞれ独立に、炭素数8〜20個の飽和または不飽和の直鎖、分枝鎖、環状鎖からなる疎水基を有し、親水基としてはそれぞれ独立に、カルボキシル基、スルホン酸基、硫酸残基、リン酸残基またはそれらの塩等、あるいはオキシアルキレン基、ポリエチレングリコール基等、またはアミノ基、4級アンモニウム基、ピリジニウム基、スルホニウム基またはそれらの塩等を有するものである。
例えば、多鎖多親水基化合物の長鎖疎水基としては、例えば、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシル、n−トリデシル、n−テトラデシル、n−ペンタデシル、n−ヘキサデシル、n−ヘプタデシル、n−オクタデシル、n−ノナデシル、n−エイコシル等の各残基とこれらの分枝鎖異性体、ならびにこれらに対応した、1カ所、2カ所または3カ所に不飽和部分を有する不飽和残基等が挙げられる。
また、多鎖多親水基型化合物の長鎖疎水基としては、炭素原子数8〜20の飽和または不飽和の脂肪酸から誘導される長鎖アシル基であり、アシル基としては、それぞれ、独立して、すなわち、それぞれ異なっても同一でもよく、炭素原子数8〜20の飽和または不飽和の脂肪酸から誘導されるものが好ましく、直鎖、分岐、環状を問わない。
例えば、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、アラキン酸のような直鎖脂肪酸;
2−ブチル−5−メチルペンタン酸、2−イソブチル−5−メチルペンタン酸、ジメチルオクタン酸、ジメチルノナン酸、2−ブチル−5−メチルヘキサン酸、メチルウンデカン酸、ジメチルデカン酸、2−エチル−3−メチルノナン酸、2,2−ジメチル−4−エチルオクタン酸、メチルドコサン酸、2−プロピル−3−メチルノナン酸、メチルトリデカン酸、ジメチルドデカン酸、2−ブチル−3−メチルノナン酸、メチルテトラデカン酸、エチルトリデカン酸、プロピルドデカン酸、ブチルウンデカン酸、ペンチルデカン酸、ヘキシルノナン酸、2−(3−メチルブチル)−3−メチルノナン酸、2−(2−メチルブチル)−3−メチルノナン酸、ブチルエチルノナン酸、メチルペンタデカン酸、エチルテトラデカン酸、プロピルトリデカン酸、ブチルドデカン酸、ペンチルウンデカン酸、ヘキシルデカン酸、ヘプチルノナン酸、ジメチルテトラデカン酸、ブチルペンチルヘプタン酸、トリメチルトリデカン酸、メチルヘキサデカン酸、エチルペンタデカン酸、プロピルテトラデカン酸、ブチルトリデカン酸、ペンチルドデカン酸、ヘキシルウンデカン酸、ヘ
プチルデカン酸、メチルヘプチルノナン酸、ジペンチルヘプタン酸、メチルヘプタデカン酸、エチルヘキサデカン酸、エチルヘキサデカン酸、プロピルペンタデカン酸、ブチルテトラデカン酸、ペンチルトリデカン酸、ヘキシルドデカン酸、ヘプチルウンデカン酸、オクチルデカン酸、ジメチルヘキサデカン酸、メチルオクチルノナン酸、メチルオクタデカン酸、エチルヘプタデカン酸、ジメチルヘプタデカン酸、メチルオクチルデカン酸、メチルノナデカン酸、メチルノナデカン酸、ジメチルオクタデカン酸、ブチルヘプチルノナン酸のような分岐脂肪酸;
オクテン酸、ノネン酸、デセン酸、カプロレイン酸、ウンデシレン酸、リンデル酸、トウハク酸、ラウロレイン酸、トリデセン酸、ツズ酸、ミリストレイン酸、ペンタデセン酸、ヘキセデセン酸、パルミトレイン酸、ヘプタデセン酸、オクタデセン酸、オレイン酸、ノナデセン酸、ゴンドイン酸のような直鎖モノエン酸; メチルヘプテン酸、メチルノネン酸、メチルウンデセン酸、ジメチルデセン酸、メチルドデセン酸、メチルトリデセン酸、ジメチルドデセン酸、ジメチルトリデセン酸、メチルオクタデセン酸、ジメチルヘプタデセン酸、エチルオクタデセン酸のような分岐モノエン酸;
リノール酸、リノエライジン酸、エレオステアリン酸、リノレン酸、リノレンエライジン酸、プソイドエレオステアリン酸、パリナリン酸、アラキドン酸のようなジまたはトリエン酸;
オクチン酸、ノニン酸、デシン酸、ウンデシン酸、ドデシン酸、トリデシン酸、テトラデシン酸、ペンタデシン酸、ヘプタデシン酸、オクタデシン酸、ノナデシン酸、ジメチルオクタデシン酸のようなアセチレン酸;
メチレンオクタデセン酸、メチレンオクタデカン酸、アレプロール酸、アレプレスチン酸、アレプリル酸、アレプリン酸、ヒドノカルプン酸、ショールムーグリン酸、ゴルリン酸、α−シクロペンチル酸、α−シクロヘキシル酸、α−シクロペンチルエチル酸のような環状酸から誘導されるアシル基があげられる。
また、天然油脂から得られる脂肪酸由来のアシル基でも良く、上記の炭素原子数8〜20の飽和または不飽和脂肪酸を80%以上含む混合脂肪酸由来のアシル基が好ましい。例えば、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、アマニ油脂肪酸、ヒマワリ油脂肪酸、大豆油脂肪酸、ゴマ油脂肪酸、ヒマシ油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸、ツバキ油脂肪酸、菜種油脂肪酸、パーム核油脂肪酸等から誘導されるアシル基等が挙げられる。これらアシル化合物は2種以上組み合わせて用いても良い。
多鎖多親水基型化合物を塩として用いる場合には、例えばアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩、塩基性アミノ酸塩等が挙げられ、具体的には、ナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属、アルミニウム、亜鉛等の金属、アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン等の有機アミン、アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸等から任意に選ばれる1種または2種以上との塩である。これらの中でも、ナトリウム塩、カリウム塩、有機アミン塩、塩基性アミノ酸塩が特に好ましい。
本発明において、毛髪処理剤に含有される多鎖多親水基型化合物の少なくとも1種が上記一般式(1)および(2)で示されるアシル化合物であることが好ましい。
ここでいうアシル化合物とは構造的には上記一般式(1)および(2)に示すように分子内に少なくとも1個以上のアシル基と親水基とを有する化合物を適当なスペーサーで連結した構造のものである。
上記一般式(2)中、RCOで示されるアシル基は独立して、すなわち、それぞれ異なっても同一でもよく、上記したように炭素原子数8〜20の飽和または不飽和の脂肪酸
から誘導されるものであれば何でも良く、直鎖、分岐、環状を問わない。
上記一般式(2)中、Rは水素であるか、またはヒドロキシル基またはカルボキシル基、スルホン酸基、硫酸エステル基、リン酸エステル基またはそれらの塩等が置換していてもよい炭素原子数1〜3の低級アルキル基を示し、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシ(イソ)プロピル基、ジヒドロキシ(イソ)プロピル基、カルボキシメチル基、カルボキシエチル基、カルボキシプロピル基、スルホエチル基等が挙げられる。
上記一般式(1)中、Xに結合したn個の置換基Q(上記一般式(2))は、それぞれ互いに、異なっても同一でもよい。また、上記一般式(2)は、いわゆる酸性アミノ酸がN−アシル化されたものを示すものであり、それらは光学異性体例えばD−体、L−体、ラセミ体であるかは問わない。
酸性アミノ酸は、分子中に存在するカルボキシル基とアミノ基の数がそれぞれ2個と1個のモノアミノジカルボン酸であり、アミノ基はN−メチル基またはN−エチル基でもかまわない。また光学異性体例えばD−体、L−体、ラセミ体であるかは問わない。酸性アミノ酸としては、例えばグルタミン酸、アスパラギン酸、ランチオニン、β−メチルランチオニン、シスタチオニン、ジエンコール酸、フェリニン、アミノマロン酸、β−オキシアスパラギン酸、α−アミノ−α−メチルコハク酸、β−オキシグルタミン酸、γ−オキシグルタミン酸、γ−メチルグルタミン酸、γ−メチレングルタミン酸、γ−メチル−γ−オキシグルタミン酸、α−アミノアジピン酸、α−アミノ−γ−オキシアジピン酸、α−アミノピメリン酸、α−アミノ−γ−オキシピメリン酸、β−アミノピメリン酸、α−アミノスベリン酸、α−アミノセバシン酸、パントテン酸等が挙げられる。
Xに付くn個の置換基(上記一般式(2))は、酸性アミノ酸がL−酸性アミノ酸分子である場合が、生分解性に優れることから好ましい。
上記一般式(2)中、Zは、Xに置換したm個(m≧n、かつ、2〜20の整数)の官能基(ヒドロキシル基、アミノ基、チオール基)に由来する結合部(−O−、−NR−、−S−)である。ここで、Rは水素、または炭素原子数1〜10のアルキル基またはアルケニル基またはアリール基またはアルキルアリール基である。
上記一般式(1)中、Xはヒドロキシル基、アミノ基、チオール基から選ばれる1種または2種以上からなるm個の官能基を有する分子量100万以下の直鎖または分枝鎖または環状鎖または芳香族炭化水素鎖であるスペーサーであり、Xは、前記ヒドロキシル基、アミノ基、チオール基以外の置換基を有していてもよい。
上記一般式(1)中、Xは好ましくはヒドロキシル基、アミノ基、チオール基から選ばれる1種または2種以上の官能基をm個有する分子量100万以下のm価の化合物の残基であって、ヒドロキシル基、アミノ基、チオール基以外の置換基を有していてもよい化合物残基である。ここで、m価の上記化合物は、m個の官能基に由来する結合を作りうることを意味する。それらは光学異性体例えばD−体、L−体、ラセミ体であるかは問わない。
このようなm価の化合物としては、例えば、セリン、トレオニン、システイン、シスチン、シスチンジスルホキシド、シスタチオニン、メチオニン、アルギニン、リジン、チロシン、ヒスチジン、トリプトファン、オキシプロリン等のアミノ酸類;
アミノエタノール、アミノプロパノール、アミノブタノール、アミノペンタノール、アミノヘキサノール、アミノプロパンジオール、アミノエチルエタノールアミン、アミノエチルアミノエタノール、アミノクレゾール、アミノナフトール、アミノナフトールスルホン酸、アミノヒドロキシ安息香酸、アミノヒドロキシブタン酸、アミノフェノール、アミノフェネチルアルコール、グルコサミン等の分子内にアミノ基とヒドロキシル基を有する
化合物類;
メルカプトエタノール、メルカプトフェノール、メルカプトプロパンジオール、グルコチオース等の分子内にチオール基とヒドロキシル基を有する化合物類;
アミノチオフェノール、アミノトリアゾールチオール等の分子内にチオール基とアミノ基を有する化合物類;
が挙げられる。また、タンパク質やペプチド等、またはそれらを加水分解したもの等でも良い。
また、上記一般式(1)中、Xは好ましくはヒドロキシル基以外の置換基を有していてもよい分子量100万以下のm価(m≧n)のポリヒドロキシル化合物残基である。ここで、m価のポリヒドロキシル化合物は、m個のエステル結合を作りうることを意味する。それらは光学異性体例えばD−体、L−体、ラセミ体であるかは問わない。
このようなm価のポリヒドロキシル化合物としては、例えばエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジオール、ジメチロールシクロヘキサン、ネオペンチルグリコール、1,8−オクタンジオール、
2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、イソプレングリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ソルバイト、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン、ビスフェノールA、ビスフェノールF、水添ビスフェノールA、水添ビスフェノールF、
ダイマージオール、ジメチロールプロピオン酸、ジメチロールブタン酸、酒石酸、ジヒドロキシ酒石酸、メバロン酸、3,4−ジヒドロキシけい皮酸、3,4−ジヒドロキシヒドロけい皮酸、ヒドロキシ安息香酸、ジヒドロキシステアリン酸、ジヒドロキシフェニルアラニン等およびこれらの各異性体等の2価ヒドロキシル化合物;
グリセリン、トリオキシイソブタン、1,2,3−ブタントリオール、1,2,3−ペンタントリオール、2−メチル−1,2,3−プロパントリオール、2−メチル−2,3,4−ブタントリオール、2−エチル−1,2,3−ブタントリオール、2,3,4−ペンタントリオール、
2,3,4−ヘキサントリオール、4−プロピル−3,4,5−ヘプタントリオール、2,4−ジメチル−2,3,4−ペンタントリオール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,4−ペンタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリヒドロキシステアリン酸等の3価ポリヒドロキシル化合物;
ペンタエリスリトール、エリスリトール、1,2,3,4−ペンタンテトロール、2,3,4,5−ヘキサンテトロール、1,2,4,5−ペンタンテトロール、1,3,4,5−ヘキサンテトロール、ジグリセリン、ソルビタン等の4価ポリヒドロキシル化合物;
アドニトール、アラビトール、キシリトール、トリグリセリン等の5価ポリヒドロキシル化合物;
ジペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、イジトール、イノシトール、ダルシトール、タロース、アロース等の6価ポリヒドロキシル化合物;
またはこれらの脱水縮合物、ポリグリセリン等が挙げられる。
また、糖類、例えばエリスロース、スレオース、エリスルロース等のテトロース;
リボース、アラビノース、キシロース、リクソース、キシルロース、リブロース等のペントース;アロース、アルトロース、グルコース、マンノース、ギューロース、イドース
、ガラクトース、タロース、フラクトース、ソルボース、プシコース、タガトース等のヘキソース等の単糖類;
マルトース、イソマルトース、セロビオース、ゲンチオビオース、メリビオース、ラクトース、ツラノース、トレハロース、サッカロース、マンニトリオース、セロトリオース、ゲンチアノース、ラフィノース、メレチトース、セロテトロース、スタキオース等のオリゴ糖類が挙げられる。
また、その他の糖類、例えばヘプトース、デオキシ糖、アミノ糖、チオ糖、セレノ糖、アルドン糖、ウロン酸、糖酸、ケトアルドン酸、アンヒドロ糖、不飽和糖、糖エステル、糖エーテル、グリコシド等の残基でもよく、デンプン、グリコーゲン、セルロース、キチン、キトサン等の多糖類またはそれらを加水分解したものでもよい。
また、上記一般式(1)中、Xは好ましくはアミノ基以外の置換基を有していてもよい分子量100万以下のm価のポリアミノ化合物残基である。ここで、m価のポリアミノ化合物は、m個の酸アミド結合を作りうることを意味する。それらは光学異性体例えばD−体、L−体、ラセミ体であるかは問わない。
このようなm価のポリアミノ化合物としては、例えばN,N’−ジメチルヒドラジン、エチレンジアミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、ジアミノプロパン、ジアミノブタン、ジアミノペンタン、ジアミノヘキサン、ジアミノヘプタン、ジアミノオクタン、ジアミノノナン、ジアミノデカン、ジアミノドデカン、ジアミノアジピン酸、ジアミノプロパン酸、ジアミノブタン酸およびこれらの各異性体等の脂肪族ジアミン類;
ジエチレントリアミン、トリアミノヘキサン、トリアミノドデカン、1,8−ジアミノ−4−アミノメチル−オクタン、2,6−ジアミノカプリン酸−2−アミノエチルエステル、1,3,6−トリアミノヘキサン、1,6,11−トリアミノウンデカン、ジ(アミノエチル)アミンおよびこれらの各異性体等の脂肪族トリアミン類;
ジアミノシクロブタン、ジアミノシクロヘキサン、3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルアミン、トリアミノシクロヘキサン等の脂環族ポリアミン類;
ジアミノベンゼン、ジアミノトルエン、ジアミノ安息香酸、ジアミノアントラキノン、ジアミノベンゼンスルホン酸、ジアミノ安息香酸、およびこれらの各異性体等の芳香族ポリアミン類;
ジアミノキシレン、ジ(アミノメチル)ベンゼン、ジ(アミノメチル)ピリジン、ジ(アミノメチル)ナフタレン、およびこれらの各異性体等の芳香脂肪族ポリアミン類;
ジアミノヒドロキシプロパンおよびこれらの各異性体等のヒドロキシル基が置換したポリアミン類等が挙げられる。
また、上記一般式(1)中、Xは好ましくはチオール基以外の置換基を有していてもよい分子量100万以下のm価のポリチオール化合物残基である。ここで、m価のポリチオール化合物は、m個のチオエステル結合を作りうることを意味する。それらは光学異性体例えばD−体、L−体、ラセミ体であるかは問わない。
このようなm価のポリチオール化合物としては、例えば、ジチオエチレングリコール、ジチオエリトリトール、ジチオトレイトール等のジチオール化合物類等が挙げられる。
Xは上に挙げた化合物の残基の中でも、炭素数1〜40の場合が好ましい、さらに好ましくはXは炭素数1〜20である。また、Xは天然に存在する型である場合の方が、生分解性に優れるという点で好ましい。
上記一般式(2)中、Yで示されるカルボキシル基、スルホン酸基、硫酸エステル基、リン酸エステル基およびX中に含まれうるカルボキシル基、スルホン酸基、硫酸エステル基、リン酸エステル基等は、種々の塩基性物質との間に塩を形成し得る。
かかる塩としては、例えばアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩、塩基性アミノ酸塩、多価金属塩等が挙げられ、具体的には、ナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属、アルミニウム、亜鉛、鉄、コバルト、チタン、ジルコニウム等の金属、アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン等の有機アミン、アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸等から任意に選ばれる1種または2種以上との塩である。
このような上記一般式(1)で示されるアシル化合物の製造方法としては、下記一般式(3)で示されるN−アシル酸性アミノ酸無水物と分子内にヒドロキシル基、アミノ基、チオール基から選ばれる1種または2種以上のm個の官能基を有する化合物とを、水および/または水と有機溶媒との混合溶媒中で反応させることによって、またはテトラヒドロフラン、ベンゼン、トルエン、キシレン、四塩化炭素、クロロホルム、アセトン等の不活性溶媒を使用して、あるいは無溶媒で−5℃〜200℃でいずれかの融点以上の温度で混合して反応することで得ることができる。
Figure 2006056874
または上記一般式(1)で示されるアシル化合物は、N−アシル酸性アミノ酸モノ低級エステル(例えば、メチルエステル、エチルエステル)とポリヒドロキシル化合物またはポリアミノ化合物またはポリチオール化合物、または分子内にヒドロキシル基、アミノ基、チオール基のうちいずれか2種または3種を有する化合物とをジメチルホルムアミド等の適当な溶媒中に溶解し、炭酸カリウム等の触媒を加え、減圧下に−5℃〜250℃で加熱反応させた後反応溶媒を除去することで得ることができる。あるいは、無溶媒で加熱溶融し、水酸化ナトリウム等の触媒を加えて室温〜250℃でエステル交換反応させてアシル化合物を得ることができる。
本発明の毛髪処理剤の配合量は特に制限はないが、多鎖多親水基型化合物含量が0.0001〜30重量%とするのが好ましく、目的に応じて調節することができる。より好ましくは、組成物中において洗い流すタイプで0.01〜20重量%であり、洗い流さないタイプで0.01〜5重量%である。多鎖多親水基型化合物含量が上記範囲より少ないと、毛髪のダメージを修復する効果が十分でなかったり、こし・まとまり・なめらかさ・引張り強度・毛髪太さ向上といった効果の毛髪への付与が低下する場合がある。また、上記範囲より多い場合には、べたつき等の感触が起こる場合がある。
本発明の毛髪処理剤において配合される成分(B)のポリヒドロキシル化合物としては、前述したような2価以上のポリヒドロキシル化合物が挙げられる。これらのポリヒドロキシル化合物は、洗浄剤組成物において、0.1〜60重量%配合することが好ましく、2種以上混合して用いても良い。
本発明の毛髪処理剤において配合される成分(A)以外の成分(C)のアニオン性界面活性剤としては、次のようなカルボキシル基含有のものが挙げられる。
例えば、高級脂肪酸塩(石鹸);疎水基部の炭素数8〜20の高級脂肪酸またはそれらの塩が挙げられ、混合脂肪酸としても用いられる。
また、N−アシルアミノ酸型アニオン界面活性剤;アシル基としては、炭素数8〜20のもので前記したようなものが挙げられ、構成アミノ酸としては、グルタミン酸やアスパラギン酸等の前記した酸性アミノ酸類、またはグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、メチオニン、システイン、トリプトファン、チロシン、フェニルアラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、トレオニン、オキシプロリン、β−アミノプロピオン酸、γ−アミノ酪酸、アントラニル酸、m−アミノ安息香酸、p−アミノ安息香酸、等のアミノ酸等、が挙げられる。
または、アルキルエーテルカルボン酸塩、アミドエーテルカルボン酸塩等が挙げられる。
また、本発明の洗浄剤組成物において配合される成分(A)以外の成分(C)のアニオン性界面活性剤としては、次のようなカルボキシル基含有以外のものが挙げられる。
例えば、アルカンスルホン酸塩、アルファ−オレフィンスルホン酸塩(AOS)、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩(SAS)、高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩、アルファースルホン化脂肪酸塩、高級脂肪酸アミドのスルホン酸塩、N−アシル−N−アルキルタウリン塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、硫酸化油脂、アルキル硫酸エステル塩(AS)、アルキルエーテル硫酸塩、高級脂肪酸エステルの硫酸塩、高級脂肪酸アルキロールアミドの硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)、ポリオキシアルキレンスチレン化フェニルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸塩、ナフタリンスルフォン酸塩ホルマリン縮合物等が挙げられる。ここで、これらのアニオン界面活性剤の塩の対イオンは、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウムイオン、有機アンモニウムイオンから任意に選択される。これらのアニオン性界面活性剤は、2種以上混合して用いても良い。中でも、石鹸類、N−アシルアミノ酸塩、N−アシルアルキルタウリン塩、スルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩を配合することが好ましい
本発明の毛髪処理剤において配合される成分(D)のノニオン性界面活性剤としては、アルキルポリグルコシド、(ポリ)グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ等脂肪酸エステル等の多価アルコールエステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(AE)、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシアルキレンアルキルグルコシド、ポリオキシアルキレン硬化ひまし油、ポリオキシアルキレンアルキルアミン、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、等の酸化エチレン縮合型、脂肪酸アルカノールアミド、糖アミンアシル化物、トリエタノールアミン脂肪酸部分エステル、アルキルアミンオキサイド、等が挙げられる。これらのノニオン性界面活性剤は、2種以上混合して用いても良い。
本発明の毛髪処理剤において、成分(E)として配合される両性界面活性剤としては、アルキルベタイン類、アルキルアミドベタイン類、アルキルスルホベタイン類、イミダゾリニウムベタイン類、レシチン類などが挙げられる、具体的にはラウリン酸アミドプロピルベタインが例示される。成分(E)は、洗浄剤組成物において、0.5〜6重量%配合することが好ましく、2種以上混合して用いても良い。
本発明の毛髪処理剤において配合される成分(F)のカチオン性化合物としては、 第1〜第3級脂肪アミン塩、塩化アルキルアンモニウム塩、テトラアルキルアンモニウム塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルヒドロキシエチルイミダゾリニウム塩、ジアルキルモルフォリニウム塩、アルキルイソキノリウム塩、ベンゼトニウム塩、ベンザルコニウム塩などのカチオン性界面活性剤が挙げられ、これらの対イオンとしては塩素、ヨウ素、臭素等のハロゲンイオン、メトサルフェート、エトサルフェート、メトフォスフェート、エトフォスフェート等の有機アニオンが挙げられる。また、本発明の毛髪処理剤において配合される成分(F)のカチオン性化合物としては、カチオン化セルロース誘導体、カチオン性澱粉、カチオン化グアーガム誘導体、ジアリル第4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合体、4級化ポリビニルピロリドン誘導体、4級化ビニルピロリドン/ビニルイミダゾールポリマー、ポリグリコール/アミン縮合物、4級化コラーゲンポリペプチド、ポリエチレンイミン、カチオン性シリコーンポリマー、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンコポリマー、ポリアミノポリアミド、カチオン性キチン誘導体、4級化ポリマー等のカチオン性ポリマーが挙げられる。これらのカチオン性化合物は、毛髪処理剤において2種以上混合して用いても良い。
また、本発明の毛髪処理剤は塩基性物質による中和率を調整することにより好ましくはpH3〜12の広範囲のpH域で使用することができ、より好ましくは該組成物のpH4.5〜11で使用できる。さらに好ましくは、pH5〜8で使用できる。
本発明の毛髪処理剤は通常の攪拌機、混合機、分散機等を備えた装置を用いる方法によって製造することができる。
また本発明の毛髪処理剤においては、本発明の目的が損なわれない限り、用途、目的に応じ各種の基材と併用することができる。
具体的には、アラビアゴム、トラガントゴム等の天然ゴム類、サポニン等のグルコシド類、メチルセルロース、カルボキシセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等のセルロース誘導体、リグニンスルホン酸塩、セラック等の天然高分子、ポリアクリル酸塩、スチレン−アクリル酸共重合物の塩、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合物の塩、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩、リン酸塩などの陰イオン性高分子やポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール等のノニオン性高分子等の分散剤;
等が挙げられる。
アルギン酸ナトリウム、デンプン誘導体、トラガントゴムなどの高分子界面活性剤;
レシチン、ラノリン、コレステロール、サポニンなどの天然界面活性剤;
アボガド油、アーモンド油、オリーブ油、カカオ油、ゴマ油、サフラワー油、大豆油、椿油、パーシック油、ひまし油、ミンク油、綿実油、モクロウ、ヤシ油、卵黄油、パーム油、パーム核油、合成トリグリセライド、ホホバ油等の油脂;
流動パラフィン、ワセリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、イソパラフィン等の炭化水素;
ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナバロウ、キャンデリラロウおよびその誘導体等のロウ;
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、ウンデシレン酸、ラノリン脂肪酸、硬質ラノリン脂肪酸、軟質ラノリン脂肪酸等の高級脂肪酸;
ラウリルアルコール、セタノール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、ラノリンアルコール、水添ラノリンアルコール、へキシルデカノール、オクチルドデカノール等の高級アルコール;
ミリスチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル等のその他のエステル油;
金属石鹸、ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、メチルフェニルポリシロキサン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、揮発性シリコーン等のシリコーン類等の揮発性および不揮発性の油分;
トリメチルグリシン、ソルビトール、ラフィノース、ピロリドンカルボン酸塩類、乳酸塩類、ヒアルロン酸塩類、セラミド類などの保湿剤;
ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドエーテル、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン、
アルギン酸プロピレングリコールエステル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸塩、グアーガム、ローカストビンガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、
アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、コラーゲン、メトキシエチレン無水マレイン酸共重合体、両性メタクリル酸エステル共重合体、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム、ポリアクリル酸エステル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ニトロセルロース、シリコーンレジン等の水溶性および油溶性高分子;
ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルメチルグリコシド、テトラデセンスルホン酸塩等の増粘、増泡成分;
エチレンジアミン四酢酸およびその塩類、ヒドロキシエチレンジアミン3酢酸およびその塩類、リン酸、アスコルビン酸、コハク酸、グルコン酸、ポリリン酸塩類、メタリン酸塩、ヒノキチール類などの金属イオン封鎖剤;
パラオキシ安息香酸エステル類、安息香酸およびその塩類、フェノキシエタノール、ヒノキチール等の防腐剤;
クエン酸、リンゴ酸、アジピン酸、グルタミン酸、アスパラギン酸等のpH調整剤;
その他トリクロロルカルバニリド、サリチル酸、ジンクピリチオン、イソプロピルメチルフェノールなどのふけ・かゆみ防止剤;
ベンゾフェノン誘導体、パラアミノ安息香酸誘導体、パラメトキシ桂皮酸誘導体、サリチル酸誘導体その他の紫外線吸収剤;
アルブチン、コウジ酸、アスコルビン酸、ヒノキチールおよびその誘導体などの美白剤;
センブリエキス、セファランチン、ビタミンEおよびその誘導体、ガンマーオリザノールなどの血行促進剤;
トウガラシチンキ、ショオウキョウチンキ、カンタリスチンキ、ニコチン酸ベンジルエステルなどの局所刺激剤;
各種ビタミンやアミノ酸などの栄養剤;
女性ホルモン剤;
毛根賦活剤;
グリチルレチン酸、グリチルリチン酸誘導体、アラントイン、アズレン、アミノカプロン酸、ヒドロコルチゾンなどの抗炎症剤;
酸化亜鉛、硫酸亜鉛、アラントインヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、スルホ石炭酸亜鉛、タンニン酸などの収斂剤;
メントール、カンフルなどの清涼剤;
抗ヒスタミン剤;
高分子シリコーン、環状シリコーン等のシリコーン系物質、トコフェロール類、BHA、BHT、没食子酸、NDGAなどの酸化防止剤;
エストラジオール、エストロン、エチニルエストラジオールなどの皮脂抑制剤;
イオウ、サリチル酸、レゾルシンなどの角質剥離・溶解剤;
有機合成色素(染料、レーキ、有機顔料)、天然色素、無機顔料(体質顔料、着色顔料、白色顔料)、さらに真珠光沢顔料、高分子紛体、機能性顔料に大別でき、球状、板状、針状等の形状に、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径に、多孔質、無孔質等の粒子構造等に限定されず用いることができる。例えばタルク、カオリン、セリサイト、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化クロム、水酸化クロム、タール系色素等、マイカ、(合成)セリサイト、炭化ケイ素、窒化硼素、二酸化チタン、黒酸化チタン、コンジョウ、赤酸化鉄、黒酸化鉄、黄酸化鉄、群青、チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、ベンガラ、粘結顔料、グンジョウピンク、グンジョウバイオレット、水酸化クロム、雲母チタン、酸化クロム、酸化アルミニウムコバルト、カーボンブラック、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、ベントナイト、(合成)マイカ、酸化ジルコニウム、(メタ)ケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸カルシウム、ポリエチレン粉末、ナイロン粉末、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート−ポリメチルメタクリレート積層末、アクリロニトリル−メタクリル酸共重合粉末、塩化ビニリデン−メタクリル酸共重合粉末、ウールパウダー、シルクパウダー、結晶セルロース、N−アシルリジン、ポリメチルシルセスキオキサン紛末、植物の実や皮を粉末状にしたもの、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、酸化鉄コーティング雲母、酸化鉄雲母チタン、有機顔料処理雲母チタン、アルミニウムパウダー、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、カルミン、β−カロチン、クロロフィル、サンセットエローFCF、ポンソーSX、エオシンYS、テトラブロモフルオレセイン、ローダミンB、キノリンエローSS、キノリンエローWS、アリザニンシアニングリーン、キニザリングリーン、リソールビンB、リソールビンBCA、パーマトンレッド、ヘリンドンピンクCN、フタロシアニンブルー、β−アポ−8−カロチナール、カプサンチン、リロピン、ビキシン、クロシン、カンタキサンチン、シソニン、ラファニン、ニノシアニン、カルサミン、サフロールイエロー、ルチン、クエルセチン、カカオ色素、リポフラビン、ラッカイン酸、カルミン酸、ケルメス酸、アリザニン、シコニン、アルカニン、ニキノクローム、血色素、クルクミン、ベタニン、等の化粧品用色材:
精製水、その他、カキョクエキス、N−メチル−L−セリン、ホエイ、ニコチン酸アミド、ジイソプロピルアミンジクロロ酢酸、メバロン酸、γ−アミノ酪酸(γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸を含む)、アルテアエキス、アロエエキス、アンズ核エキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、海水乾燥物、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カロットエキス、キューカンバエキス、ゲンチアナエキス、酵母エキス、米胚芽油、コンフリーエキス、サボンソウエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シラカバエキス、セイヨウハッカエキス、センブリエキス、ビサボロ−ル、プロポリス、ヘチマエキス、ボダイジュエキス、ホップエキス、マロニエエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス、海草、米ヌカ、カンゾウ、チンピ、トウキ、モモノハの粉砕物、スフィンゴ脂質、グアイアズレン、ビタミンC等を含むことができる。
特に、脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンジオレイン酸メチルグルコシド
、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、テトラデセンスルホン酸塩、ミリスチン酸塩類、ミリスチルジメチルアミンとの併用は粘度、起泡力を増加させる点で有用であり、また、各両イオン性界面活性剤との併用は刺激性を一層低減させるという点に於いてきわめて有用である。
本発明の毛髪処理剤は、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアクリーム、ヘアトリートメント、ヘアローション、ヘアフォーム、ヘアジェル、ヘアスプレー等の毛髪処理剤として用いることができ、効果としてはダメージを受けた毛髪を修復し、毛髪に腰・まとまり・なめらかさ・引張り強度・毛髪太さ向上効果を付与し、つややかな状態に仕上げる効果に優れている。
以下で、本発明を実施例等を用いてさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例等により何ら限定させるものではない。
本発明の実施例等で用いる評価手段などは以下の通りである。
(毛髪評価試験)
(毛髪の腰・なめらかさ・まとまり評価試験)
下記の方法で調製したダメージ毛髪束にサンプル溶液を満遍なくスプレー塗布した後、くしけずりながらドライヤー乾燥した。これをパネラー10名により、「毛髪の腰」、「毛髪のなめらかさ」、「毛髪のまとまり感」について官能的に評価した。
(ダメージ毛髪の調製方法)
健康毛髪束(15cm、1g)に対し、パーマ処理→100回ブラッシング→ブリーチ処理→100回ブラッシング処理を4回繰り返し行いダメージ毛髪束を調製した。
(毛髪のつや評価試験)
毛髪をつけた人頭モデル(ウィッグ)にサンプル溶液を満遍なくスプレー塗布した後、くしけずりながらドライヤー乾燥したものと、サンプル溶液を塗布しないもの(対照)とを調製し、パネラー10名により官能評価を行った。
(毛髪引張り試験)
引張り試験機(東洋ボールドウィン社製テンシロンUTM−2)を用いて、毛髪を1本づつセットして引張り試験を実施した。強度は単位断面積当たりの強度に換算した。尚、結果はダメージ処理していない健常毛の強度を100として、相対的な強度として示す。条件は下記の通り。
試験毛髪長 40mm、引張り速度 20mm/min、
測定雰囲気 23℃、55%RH
(毛髪断面積の測定)
毛髪断面を顕微鏡にて観察し、写真撮影して、得られた画像を解析して断面積を求めた。
(アシル化合物の製造例1)
L−リジン塩酸塩9.1g(0.05mol)を水57gと混合した。この液を25%水酸化ナトリウム水溶液でpH範囲を10〜11に調整しながら、また反応温度を5℃に維持しながら、攪拌下にN−ラウロイル−L−グルタミン酸無水物31.1g(0.1mol)を2時間を要して添加し、反応を実施した。さらに30分攪拌を続けた後、ターシャリーブタノールを液中濃度20重量%となるように添加した後、75%硫酸を滴下して液のpH値を2に、また液の温度を65℃に調整した。滴下終了後、攪拌を停止し、20分間65℃で静置すると有機層と水層とに分層し、これから有機層を分離した。分離した有機層にターシャリーブタノールおよび水を添加して、温度を65℃にして20分攪拌した。攪拌停止後、静置すると有機層と水層とに分層した。得られた有機層に対して、同じ
水洗操作をくり返した後、得られた有機層から溶媒を除去し、水酸化ナトリウムで固形分30重量%、pH6.5(25℃)の水溶液に中和調製した後、これを乾燥して下記式(4)に示すアシル化合物を含有する組成物を得た。
Figure 2006056874
(上記式(4)において、Xは、各々独立にHまたはNa)
(アシル化合物の製造例2)
製造例1において、N−ラウロイル−L−グルタミン酸無水物31.1gをN−ココイル−L−グルタミン酸無水物とし、以外は、製造例1の方法と同じ条件で実施し、アシル化合物を含有する組成物を得た。
(アシル化合物の製造例3)
製造例1において、中和処理を水酸化カリウムで実施した以外は、製造例1の方法と同じ条件で実施し、アシル化合物を含有する組成物を得た。
[実施例1〜6、比較例1〜3、参考例1]
表1に示す各成分を、表1に示す配合量で使用し、毛髪処理剤を作成した。各毛髪処理剤について評価した結果を表1に示す。尚、参考例はダメージ毛を処理剤で処理しないダメージ毛髪についての評価である。
「毛髪の腰」、「毛髪のなめらかさ」、「毛髪のまとまり感」に対する評価基準は次のとおり。
良いと答えた人数が7人以上の場合 : ○
良いと答えた人数が4〜6人の場合 : △
良いと答えた人数が3人以下の場合 : ×
「毛髪のつや」に対する評価基準は下記のとおり。
対照に比べつやがあると答えた人数が7人以上の場合 : ○
〃 4〜6人の場合 : △
〃 3人以下の場合 : ×
Figure 2006056874
[実施例7、比較例4]
表2に示す各成分を、表2に示す配合量で使用し、毛髪処理剤(ヘアローション)を作成した。各毛髪処理剤について優劣を比較評価した結果を表2に示す。
実施例7は比較例4に比べ優れていると答えた人数が7人以上の場合 : ○
〃 4〜6人の場合 : △
〃 3人以下の場合 : ×
Figure 2006056874
[実施例8、比較例5]
表3に示す各成分を、表3に示す組成で配合した原液として、これを液化石油ガスと原液/液化石油ガス=90/10(重量比)で混合して毛髪処理剤(ヘアフォーム)を作成した。各毛髪処理剤について優劣を比較評価した結果を表3に示す。
実施例8は比較例5に比べ優れていると答えた人数が7人以上の場合 : ○
〃 4〜6人の場合 : △
〃 3人以下の場合 : ×
Figure 2006056874
[実施例9、比較例6]
表4に示す各成分を、表4に示す配合量で使用し、毛髪処理剤(ヘアクリーム)を作成した。各毛髪処理剤について優劣を比較評価した結果を表4に示す。
実施例9は比較例6に比べ優れていると答えた人数が7人以上の場合 : ○
〃 4〜6人の場合 : △
〃 3人以下の場合 : ×
Figure 2006056874
[実施例10、比較例7]
表5に示す各成分を、表5に示す配合量で使用し、毛髪処理剤(ヘアスタイリングジェル)を作成した。各毛髪処理剤について優劣を比較評価した結果を表5に示す。
実施例10は比較例7に比べ優れていると答えた人数が7人以上の場合 : ○
〃 4〜6人の場合 : △
〃 3人以下の場合 : ×
Figure 2006056874
[実施例11、比較例7]
(毛髪の浸透の確認)
ダメージ毛髪を表6に示す毛髪処理剤で処理した後、乾燥し得られた処理毛髪の横断面を、TOF−SIMS(PHI社製TRIFT−3)にて解析した。また比較として、処
理しないダメージ毛髪の横断面の解析も実施した。
その結果、本発明の毛髪処理剤で処理した毛髪横断面には、内部にほぼ均一に多鎖多親水基型化合物(製造例1の組成物)が浸透していることを確認した。比較で実施したダメージ毛髪では、勿論内部に上記物は確認されなかった。
Figure 2006056874
[実施例12〜13、比較例8〜10]
ダメージ毛髪を表7に示す毛髪処理剤で処理した後、乾燥し得られた処理毛髪を用いて引張り試験を実施した。また、比較として、処理しないダメージ毛髪の引張り試験(比較例10)も実施した。
結果を表7に示すが、本発明の毛髪処理剤で処理した毛髪は引張り強度の回復が著しく大きいことが確認された。
Figure 2006056874
[実施例14、比較例11]
ダメージ毛髪を表8に示す毛髪処理剤で処理した後、乾燥し得られた処理毛髪の横断面積を測定し、健常毛の断面積に対する相対値として求めた。
尚、本試験では1試験当たり60本の健常毛髪を用い、
1)これの断面積を測定し、
2)その後、ダメージ処理を実施しその断面積を測定し、
3)さらにこれを各処理剤で処理した後、その断面積を測定する、というように同一毛髪の処理による変化として測定している。結果を60本の平均値で表8に示すが、本発明の毛髪処理剤で処理した場合には、毛髪太さの回復が著しく大きいことが確認された。
Figure 2006056874
本発明は、ダメージした毛髪の状態を改善し、毛髪に十分なこしを与えまとまりを良くし、つややかな仕上がり状態を与える毛髪処理剤として好適に利用できる。

Claims (13)

  1. 次の成分(A)の1種以上を含有する事を特徴とする毛髪処理剤。
    成分(A):長鎖疎水基と親水基とを分子内に2個以上づつ有する多鎖多親水基型化合物。
  2. 多鎖多親水基型化合物の少なくとも1種の長鎖疎水基が長鎖アシル基であり、親水基がカルボキシル基、スルホン酸基、硫酸エステル基、リン酸エステル基およびそれらの塩から選ばれる1種以上であるアニオン性界面活性剤であることを特徴とする請求項1に記載の毛髪処理剤。
  3. 多鎖多親水基型化合物の少なくとも1種が、分子内に、さらに、アミノ酸残基を有することを特徴とする請求項1または2に記載の毛髪処理剤。
  4. 多鎖多親水基型化合物の少なくとも1種が下記一般式(1)に示す化合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の毛髪処理剤。
    Figure 2006056874
    (上記一般式(1)において、Xはm個の官能基、およびそれ以外の置換基を有していてもよい分子量100万以下の直鎖または分枝鎖または環状鎖または芳香族炭化水素鎖であるスペーサーを示す。Xに結合しているn(m≧n)個のQは、下記一般式(2)で表される置換基であり、それぞれ互いに同一でも異なっていてもよい。下記一般式(2)において、ZはXの有する官能基に由来する結合部であり、RCOは炭素原子数8〜20の飽和または不飽和の脂肪酸から誘導される長鎖アシル基を示し、Rは水素であるか、またはヒドロキシル基またはカルボキシル基が置換していてもよい炭素原子数1〜3の低級アルキル基を示し、Yはカルボキシル基、スルホン酸基、硫酸エステル基、リン酸エステル基またはそれらの塩の内のいずれかを示す。j、kはそれぞれ独立に0,1,2のいずれかであり、かつj、kは同時に0ではない。nは2〜20の整数を示す。また、mはm≧nである整数を示す。)
    Figure 2006056874
  5. 多鎖多親水基型化合物の少なくとも1種が上記一般式(1)に示す化合物であって、上記一般式(1)において、Xは前記官能基以外の置換基を有していてもよい炭素数1〜40の直鎖、分枝鎖、環状鎖または芳香族炭化水素鎖であるスペーサーであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の毛髪処理剤。
  6. 成分(A)の含有量が0.001重量%以上、50重量%以下である事を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の毛髪処理剤。
  7. さらに、成分(B)ポリヒドロキシル化合物を含有する事を特徴とする請求項1〜6の
    いずれかに記載の毛髪処理剤。
  8. さらに、成分(A)以外の成分(C)アニオン性界面活性剤を含有する事を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の毛髪処理剤。
  9. さらに、成分(D)ノニオン性界面活性剤を含有する事を特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の毛髪処理剤。
  10. さらに、成分(E)両性界面活性剤を含有する事を特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の毛髪処理剤。
  11. さらに、成分(F)カチオン性化合物を含有する事を特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の毛髪処理剤。
  12. さらに、シリコーンおよび/またはシリコーン誘導体から選ばれる1種以上を含有する事を特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の毛髪処理剤。
  13. 髪に腰・まとまり感・つや・なめらかさ・弾力性・引っ張り強度・ツヤ・毛髪損傷防止・毛髪太さ向上効果から選ばれる1種以上を与える事を特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の毛髪処理剤。
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