JP2006056637A - 記録媒体搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

記録媒体搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006056637A
JP2006056637A JP2004238577A JP2004238577A JP2006056637A JP 2006056637 A JP2006056637 A JP 2006056637A JP 2004238577 A JP2004238577 A JP 2004238577A JP 2004238577 A JP2004238577 A JP 2004238577A JP 2006056637 A JP2006056637 A JP 2006056637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
roll
driven roll
driven
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004238577A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4379256B2 (ja
Inventor
Hiroyoshi Ogawa
浩賀 小川
Taku Taniguchi
卓 谷口
Yuichi Takamori
雄一 高森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2004238577A priority Critical patent/JP4379256B2/ja
Publication of JP2006056637A publication Critical patent/JP2006056637A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4379256B2 publication Critical patent/JP4379256B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

【課題】 搬送ロールと従動ロールとの間隔を広くあけることで、つまった記録媒体の取り出しが容易な記録媒体搬送装置と、この記録媒体搬送装置を備えた画像形成装置を得る。
【解決手段】 カセット収容室54の内側面に立設されたリブ82の一部によって、支持レール84が構成される。支持レール84は、従動ロール74を保持するホルダーの回動軸80を回動可能に支持する回動支持部86と、この回動支持部86から連続し、回動軸80をスライド可能に支持するスライド支持部88と、で構成される。従動ロール74は回動軸80回りに所定角度回動して搬送ロール70から離間した第1離間位置に至る。さらに、回動軸80が回動支持部86からスライド支持部88へとスライドすると、従動ロール74は、搬送ロール70と従動ロール74との隙間が、第1離間位置にあるときよりもさらに広がった第2離間位置に至るので、記録用紙Pの取り出しが容易になる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、記録媒体搬送装置及び画像形成装置に関する。
画像形成装置内での記録媒体(用紙など)の搬送は、搬送ロール(駆動ロール)と従動ロールとで記録媒体を挟持しつつ、駆動ロールを回転させることで行われることが多い。
この搬送ロールと従動ロールの間には、記録媒体が何らかの原因でつまってしまうことがあるため、つまった記録媒体を容易に取り出せることが好ましい。
たとえば、特許文献1には、ピンチロール(従動ロール)が取り付けられた用紙搬送アッセイ体を回動軸まわりに回動させることで、ピンチロールを搬送ロールから離間させてこれらに挟まれた部分を開放するように構成された用紙搬送装置及び画像形成装置が記載されている。
しかし、実際には、この構成よりもさらに搬送ロールと従動ロールとの間隔を広くあけて、つまった記録媒体の取り出しをより容易にすることが好ましい。
特開2002−347979号公報
本発明は上記事実を考慮し、搬送ロールと従動ロールとの間隔を広くあけることで、つまった記録媒体の取り出しが容易な記録媒体搬送装置と、この記録媒体搬送装置を備えた画像形成装置を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、駆動源からの駆動力を受けて回転する搬送ロールと、前記搬送ロールとの間で記録媒体を挟持して従動可能な従動ロールと、前記従動ロールを保持する保持部材と、前記保持部材に形成された回動軸と、画像形成装置本体に設けられ、前記回動軸周りに前記保持部材を回動させることにより、前記従動ロールを前記搬送ロールとの間で記録媒体を挟持する挟持位置と、搬送ロールから離間した第1離間位置との間で移動させる回動支持部と、前記回動支持部から連続して形成され、前記回動軸をスライドさせることにより前記従動ロールを前記第1離間位置よりもさらに前記搬送ロールから離間した第2離間位置へと移動させるスライド支持部と、を有することを特徴とする。
この記録媒体搬送装置では、従動ロールが挟持位置となるような保持部材の姿勢とすれば、搬送ロールと従動ロールとの間で記録媒体を挟持できるので、この状態で搬送ロールが駆動源からの駆動力を受けて回転すると、記録媒体が搬送される。
保持部材に形成された回動軸は画像形成装置本体に設けられた回動支持部に支持されており、この挟持位置と、搬送ロールから離間した第1離間位置との間で移動するように保持部材を回動させることができる。第1離間位置では従動ロールが搬送ロールから離間するので、搬送ロールと従動ロールとの間につまった記録媒体を取り出すことができる。
さらに、回動支持部からは連続してスライド支持部が形成されており、回動軸をステップ零度支持部に沿ってスライドさせることで、従動ロールを第2離間位置へと移動させることができる。第2離間位置では第1離間位置よりもさらに搬送ロールから離間しており、これらの間隔が広くあくので、つまった記録媒体をより容易に取り出すことが可能となる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記従動ロールと前記保持部材との間に介在され従動ロールを前記搬送ロールに向かって付勢する付勢部材、を有することを特徴とする。
したがって、従動ロールは挟持位置にあるときに搬送ロールに向かって付勢されるので、記録媒体をより確実に挟持することが可能になる。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記保持部材に形成された係合部と、画像形成装置本体に形成され、前記従動ロールが前記挟持位置にある状態で前記係合部と係合する被係合部と、を有することを特徴とする。
これにより、従動ロールを挟持位置に確実に維持できる。係合部と被係合部の係合を解除すると、保持部材は移動可能となるので、従動ロールを第1離間位置や第2離間位置へと移動させることができる。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の発明において、前記係合部が、前記付勢部材から保持部材が受ける力の向きに突出されていることを特徴とする。
付勢部材が従動ロールを搬送ロールに向かって付勢すると、その反対向きの反力を保持部材が付勢部材から受ける。係合部は、付勢部材から保持部材が受ける力、すなわち反力の向きに突出されているので、この反力を利用して、係合部が被係合部に係合した状態を維持できる。ここで係合部の突出方向は必ずしも反力の力のベクトルに対し一致している必要はなく、係合部が被係合部に係合した状態を維持できれば、分力方向であってもよい。
請求項5に記載の発明では、記録媒体が収容される収容トレイと、前記収容トレイに収容された記録媒体を取り出して搬送する記録媒体搬送機構と、前記記録媒体搬送機構で搬送される記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、を有し、前記記録媒体搬送機構の一部が、前記請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の記録媒体搬送装置を備えていることを特徴とする。
この画像形成装置では、収容トレイに収容された記録媒体が、記録媒体搬送機構によって搬送されつつ、画像形成手段により画像形成される。
記録媒体搬送機構の一部は、請求項1〜請求項4のいずれか1項の記載の記録媒体搬送装置を備えているので、搬送ロールと従動ロールとの間隔を広くあけて、つまった記録媒体をより容易に取り出すことが可能となる。
本発明は上記構成としたので、搬送ロールと従動ロールとの間隔を広くあけて、つまった記録媒体を容易に取り出しできる。
図1には、本発明の第1実施形態の用紙搬送装置52を備えた画像形成装置12が示されている。この画像形成装置12はタンデム型のフルカラープリンタとされており、複数の像担持体を含む画像形成ユニットを備えている。
画像形成装置12の装置本体14の内部には、フルカラーの画像形成を行うプリントヘッドデバイス(Print Head Device)16が収納されている。本実施形態では、プリントヘッドデバイス16は、像担持体として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応した4個の感光体ドラム18Y、18M、18C、18Kを有している。
露光装置20は、4個の感光体ドラム18Y、18M、18C、18Kに画像露光を付与する。プリントヘッドデバイス16に内蔵されている像担持体である4個の感光体ドラム18Y、18M、18C、18Kには、各色の現像装置22Y、22M、22C、22Kが設けられている。4個のトナーカートリッジ24Y、24M、24C、24Kはこれらの現像装置22Y、22M、22C、22Kにそれぞれ対応する色のトナーを供給する。
給紙カセット26には記録用紙Pが収納されており、プリントヘッドデバイス16に記録用紙Pを供給する。定着装置28はプリントヘッドデバイス16からトナー像が転写された用紙に定着処理を施す。
なお、必要に応じて、両面用搬送路30及び手差し給紙手段32が設けられる。両面用搬送路30は、定着装置28によって片面に画像が定着された用紙を、表裏を反転した状態で、再度プリントヘッドデバイス16の転写部へと搬送する。手差し給紙手段32は、装置本体14の外部から所望の用紙を給紙可能とする。
また、プリンタの動作を制御するコントローラ34及び画像信号に対して画像処理を施す画像処理回路や高圧電源回路等からなる電気回路36が設けられている。
装置本体14の上部には、画像が形成された記録用紙Pが排出される排出トレイ38が配置されている。
露光装置20は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応した画像データに基づいて点灯駆動される4個の半導体レーザや、これら4個の半導体レーザから出射される4本のレーザ光40Y、40M、40C、40Kを偏向走査するためのf−θレンズやポリゴンミラー、あるいは複数枚の反射ミラーなどから構成されている。
プリントヘッドデバイス16は、露光装置20から照射された各色のレーザ光40Y、40M、40C、40Kによって感光体ドラム18Y、18M、18C、18K上に形成された静電潜像を各色のトナーで現像する現像装置22Y、22M、22C、22Kを備えている。一次中間転写ドラム42はこれらの4個の感光体ドラム18Y、18M、18C、18Kのうちの2個の感光体ドラム18Y、18Mに接触しており、さらに、一次中間転写ドラム44は他の2個の感光体ドラム18C、18Kに接触している。二次中間転写ドラム46は、上記第1、第2の一次中間転写ドラム42、44に接触している。最終転写ロール48は二次中間転写ドラム46に接触している。
各色毎の画像情報に応じた信号は、ラスタライジングされてレーザ光学ユニットに入力される。レーザ光学ユニットでは、各色毎の画像情報に基づいて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のレーザ光40Y、40M、40C、40Kが変調され、対応する色の感光体ドラム18Y、18M、18C、18Kに照射される。各感光体ドラム18Y、18M、18C、18Kの周囲では、周知の電子写真方式による各色毎の画像形成プロセスが行われる。感光体ドラム18Y、18M、18C、18Kは、回転体の駆動装置によって、所定の回転速度で回転駆動される。感光体ドラム18Y、18M、18C、18Kの表面は、帯電ロールに電圧を印加することによって、所定の電圧に帯電される。
帯電後、感光体ドラム18Y、18M、18C、18Kの表面には、レーザ光学ユニットによって各色に対応したレーザ光が照射され、各色毎の入力画像情報に応じた静電潜像が形成される。感光体ドラム18Y、18M、18C、18Kは、レーザ光学ユニットで静電潜像が書き込まれた際に、その画像露光部の表面電位は例えば−60V以下程度にまで除電される。感光体ドラム18Y、18M、18C、18Kの表面に形成された各色に対応した静電潜像は、対応する色の現像装置22Y、22M、22C、22Kによって現像され、各感光体ドラム18Y、18M、18C、18K上に各色のトナー像として可視化される。
各感光体ドラム18Y、18M、18C、18K上に形成された各色のトナー像は、第1の一次中間転写ドラム42及び第2の一次中間転写ドラム44上に、静電的に二次転写される。感光体ドラム18Y、18M上に形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)色のトナー像は、第1の一次中間転写ドラム42上に、感光体ドラム18C、18K上に形成されたシアン(C)、ブラック(K)色のトナー像は、第2の一次中間転写ドラム44上に、それぞれ転写される。
このように第1、第2の一次中間転写ドラム42、44上に形成されたトナー像は、二次中間転写ドラム46上に静電的に二次転写される。従って、二次中間転写ドラム46上には、最終的なトナー像が形成されることになる。
二次中間転写ドラム46上に形成されたトナー像は、最終転写ロール48によって記録用紙Pに三次転写される。その後、記録用紙P上に形成された最終的なトナー像は、定着装置28によって定着され、一連の画像形成プロセスが完了する。
図2及び図3には、本実施形態の用紙搬送装置52及びその近傍部分が示されている。この用紙搬送装置52は、カセット収容室54と、用紙送出機構56と、用紙搬送機構58とから構成されている。
カセット収容室54は、積層された記録用紙Pが収容された給紙カセット26(図1参照)が着脱自在に装着することができる箱状に形成されている。図2に示すように、カセット収容室54よりも記録用紙Pの搬送方向上流側には用紙送出機構56が、下流側には用紙搬送機構58がそれぞれ設けられている。なお、以下において単に「上流」、「下流」というときは、それぞれ、記録用紙Pの搬送方向の「上流」、「下流」をそれぞれ意味するものとする。
用紙送出機構56は、押さえ爪から抜き出して最上紙を送り出すピックアップロール60(図1参照)と、ピックアップロール60によって複数の記録用紙Pが送り出されたときに最上紙のみを送り出すフィードロール62と、最上紙以外の記録用紙Pの前進を摩擦力で阻止するさばきロール64とを備えている。
用紙搬送機構58は、記録用紙Pを挟持した状態で回転することで搬送可能な複数のロール対66を含んで構成されている。
図3に示すように、用紙搬送機構58は、用紙送出機構56よりも搬送方向下流側において、幅方向に沿って掛け渡された駆動シャフト68を有しており、図示しないモータからの駆動力を受けて回転する。駆動シャフト68の所定位置には、弾性材料によって構成された搬送ロール70が装着されており、駆動シャフト68と一体で回転する。
搬送ロール70よりもさらに搬送方向下流側には、略箱状に形成されたホルダー72が幅方向に沿って掛け渡されている。図2にも詳細に示すように、ホルダー72内の下流側には、搬送ロール70と対向する従動ロール74が、従動シャフト76まわりに回転(従動)可能に取り付けられている。従動ロール74は、搬送ロール70との間で記録用紙Pを挟持可能であり、挟持した状態で搬送ロール70が回転することで、記録用紙Pを所定の搬送方向に搬送できる。なお、ホルダー72は、通常状態で記録用紙Pが搬送されるときのシュートとして作用する。
従動シャフト76は、ホルダー72に形成された図示しない軸支孔で軸支されているが、軸支孔は従動シャフト76よりも大径とされおり、ホルダー72と従動シャフト76及び従動ロール74が僅かに相対移動するようになっている。また、ホルダー72内にはバネ78が装着されており、バネ78の一端がホルダー72に、他端が従動シャフト76に係止されている。そして、バネ78は、従動シャフト76と従動ロール74とを、搬送ロール70へ接近する方向に付勢している。また、この反力で、ホルダー72は搬送ロール70から離間する方向に付勢されている。
ホルダー72の側面からは、幅方向外側に向かう回動軸80が突設されている。これに対し、カセット収容室54の内側面には、所定の形状のリブ82が立設されており、このリブ82の一部によって、回動軸80を収容して支持する支持レール84が構成されている。
図5に詳細に示すように、支持レール84は、回動軸80を回動可能に支持する回動支持部86と、この回動支持部86から連続し、回動軸80をスライド可能に支持するスライド支持部88と、で構成されている。
図3に示すように、回動軸80が回動支持部86に位置し、且つ後述する係合突起90が係合孔92に係合した状態で、従動ロール74は挟持位置となる(図2参照)。挟持位置では、従動ロール74は搬送ロール70との間で記録用紙Pを挟持する。
これに対し、係合突起90と係合孔92との係合を解除し、回動軸80を回動支持部86に位置させた状態を維持しつつホルダー72が下方(矢印R方向)に回動されると、従動ロール74は図6に示す第1離間位置に至る。第1離間位置では、従動ロール74は搬送ロール70から離間しており、これらの間で記録用紙Pは挟持されない。
スライド支持部88は、回動支持部86から連続して下流側へ略水平に伸びる水平スライド部88Aと、この水平スライド部88Aの上流方向端部から連続して下方へと略鉛直に伸びる鉛直スライド部88Bと、で構成されている。回動軸80が回動支持部86からスライド支持部88へとスライドすると、従動ロール74は第1離間位置よりも、さらに搬送ロール70から離間する(図7及び図8参照)。したがって、回動軸80がスライド支持部88のどの位置にあっても、従動ロール74は本発明における第2離間位置にあることになる。そして、回動軸80がスライド支持部88内を図6(B)に示す矢印A方向へ(水平スライド部88Aから鉛直スライド部88Bへと)移動するに従って、さらに従動ロール74は搬送ロール70から徐々に離れていく。
ホルダー72の下流側端面には、下流側に向かって、すなわちバネ78の付勢力(反力)でホルダー72が付勢される向きに突出する係合突起90が形成されている。また、カセット収容室54には、ホルダー72よりも下流側に板状のフレーム部材54Fが掛け渡されており、フレーム部材54Fの中央に、係合突起90が係合可能な係合孔92が形成されている。ホルダー72が略水平状態となり、従動ロール74が挟持位置にあるときに、係合突起90が係合孔92に係合して、ホルダー72の姿勢を維持する。このとき、ホルダー72はバネ78の付勢力(反力)によってフレーム部材54Fに押し付けられており、係合突起90も係合孔92への係合方向へと付勢されているので、係合状態が不用意に外れることはない。バネ78の付勢力に抗してホルダー72を上流側へ移動させると、この係合状態が外れる
次に、本実施形態の作用を説明する。
通常状態では、図2及び図3に示すように回動軸80を回動支持部86に位置させると共に、係合突起90を係合孔92に係合させておく。これにより、ホルダー72が略水平状態に維持され、従動ロール74も、挟持位置に維持される。特に、係合突起90は、バネ78が従動ロール74に作用させる付勢力と反対の向きに突設されているので、バネ78の反力を利用して、ホルダー72を略水平位置に確実に維持でき、従動ロール74も挟持位置に確実に維持できる。
画像形成時には、給紙カセット26に収容された記録用紙Pが用紙送出機構56によって送り出され、さらに用紙搬送機構58によって搬送される。従動ロール74は挟持位置にあり、バネ78によって搬送ロール70に向かって付勢されているので、記録用紙Pを確実に挟持できる。そして、搬送ロール70の回転によって、記録用紙Pを搬送することができる。搬送された記録用紙Pには、プリントヘッドデバイス16によって画像が形成される。
画像形成中に、搬送ロール70と従動ロール74の間、あるいはこの近傍で記録用紙Pがつまってしまうことがある。この場合には、まず、図3に矢印F1で示すように、ユーザーはホルダー72を上流側に向かって押す。そして、バネ78の付勢力に抗してホルダー72を上流側へと移動させ、図6に示すように、係合突起90の係合孔92への係合状態を解除する。なお、ホルダー72のこの移動は、従動ロール74及び従動シャフト76に対して相対移動可能とされ、さらにホルダー回動支持部86内で回動軸80が僅かに上流側に移動すること(図6(B)参照)で許容される。
ユーザーがホルダー72の支持を解除すると、ホルダー72は回動軸80のみによって支持されている状態になるので、搬送ロール70と従動ロール74との間に作用するバネ78のバネ力によって、ホルダー72が手前側に移動しつつ、この回動軸80周りに下方向に回動する。そして、図7に示すように、従動ロール74が所定角度回動した位置(姿勢)で止まり、第1離間位置に至る。従動ロール74は搬送ロール70から離間し、これらの間に隙間が構成されるので、つまった記録用紙Pを除去することができる。しかし、スペースの制約から従動ロール74と回転軸80との距離が近い場合など、場合によっては、従動ロール74が第1離間位置にある状態では、つまった記録用紙Pの除去が困難な場合がある。
その場合には、ホルダー72をさらに手前側に引くと、図8に示すように、回動軸80が回動支持部86からスライド支持部88へと移動(スライド)し、従動ロール74が第2離間位置に至る。搬送ロール70と従動ロール74との隙間が、第1離間位置にあるときよりもさらに広がるので、より容易に記録用紙Pを取り出すことが可能となる。特に、図9に示すように、回動軸80を鉛直スライド部88Bに沿って下方へ移動させると、搬送ロール70と従動ロール74との隙間がさらに大きく広がるので、記録用紙Pの取り出しが容易になる。また従動ロール74をメンテナンスしやすい位置に移動させることで、従動ロール表面に付着した紙粉を除去したり、従動ロール74やバネ78の交換したりする作業が容易になる。
なお、本実施形態では、スライド支持部88が、略水平の水平スライド部88Aと、略鉛直の鉛直スライド部88Bとで構成されており、回動軸80がいずれにあっても、従動ロール74は本発明における第2離間位置の条件を満たしている。換言すれば、従動ロール74が第2離間位置に対応する回動軸80の範囲がスライド支持部88に沿って広がっていることになる。
記録用紙Pを取り出した後は、回動軸80を回動支持部86に向かって移動させる。回動軸80が回動支持部86に至った状態で、ホルダー72を回動軸80周りに回動させると、従動ロール74が搬送ロール70に接触するので、バネ78の付勢力に抗してホルダー72を斜め上方に押し込みつつさらに回転させ、略水平とする。略水平状態を維持したまま、ホルダー72の押し込みを緩めると、係合孔92に係合突起90が係合してホルダー72の略水平状態が維持されると共に、従動ロール74が挟持維持に維持される。
以上説明したように、本実施形態では、ホルダー72を回動させて従動ロール74を搬送ロール70から離間した第1離間位置へと移動させるだけでなく、さらにホルダー72(回動軸80)をスライドさせて、従動ロール74を第2離間位置へと移動させて、より容易につまった記録用紙Pを取り出すことが可能となる。
なお、従動ロール74を第2離間位置へと移動させるためのスライド支持部88の形状は、上記したものに限定されない。要するに、回動軸80スライドさせることでホルダー72もスライドさせ、従動ロール74を第1離間位置よりもさらに搬送ロール70から移動させることが可能であればよい。たとえば、スライド支持部88として、水平スライド部88Aのみで構成されているものでもよい。また、回動支持部86から連続して鉛直下方あるいは斜め下方へとスライド支持部が形成されていてもよい。
また、本発明の記録媒体搬送装置及び画像形成装置としても、上記したものに限定されない。記録媒体を、搬送ロールと従動ロールとで挟持しつつ搬送する記録媒体搬送装置と、このような記録媒体搬送装置を備えた画像形成装置のすべてに、本発明を適用することができる。
本発明の第1実施形態の画像形成装置の構成を示す概略図である。 本発明の第1実施形態の画像形成装置の記録媒体搬送装置及びその近傍を示す正面図である。 本発明の第1実施形態の記録媒体搬送装置において従動ロールが挟持位置にある状態を示し(A)は斜視図、(B)は回動支持部及びスライド支持部を示す説明図である。 本発明の第1実施形態の記録媒体搬送装置を構成するホルダーを示す平面図である。 本発明の第1実施形態の記録媒体搬送装置を構成する回動支持部及びスライド支持部を示す説明図である。 本発明の第1実施形態の記録媒体搬送装置において従動ロールが挟持位置から押圧された状態を示し(A)は斜視図、(B)は回動支持部及びスライド支持部を示す説明図である。 本発明の第1実施形態の記録媒体搬送装置において従動ロールが第1離間位置にある状態を示し(A)は斜視図、(B)は回動支持部及びスライド支持部を示す説明図である。 本発明の第1実施形態の記録媒体搬送装置において従動ロールが第2離間位置にある状態を示し(A)は斜視図、(B)は回動支持部及びスライド支持部を示す説明図である。 本発明の第1実施形態の記録媒体搬送装置において従動ロールが第2離間位置にある状態を示し(A)は斜視図、(B)は回動支持部及びスライド支持部を示す説明図である。
符号の説明
12 画像形成装置
14 装置本体
16 プリントヘッドデバイス
18 感光体ドラム
20 露光装置
22 現像装置
24 トナーカートリッジ
26 給紙カセット
28 定着装置
54 カセット収容室
54F フレーム部材
30 両面用搬送路
32 給紙手段
34 コントローラ
36 電気回路
38 排出トレイ
40Y レーザ光
42 一次中間転写ドラム
44 一次中間転写ドラム
46 二次中間転写ドラム
48 最終転写ロール
52 用紙搬送装置
54 カセット収容室
56 用紙送出機構
58 用紙搬送機構
60 ピックアップロール
62 フィードロール
64 さばきロール
66 ロール対
68 駆動シャフト
70 搬送ロール
72 ホルダー(保持部材)
74 従動ロール
76 従動シャフト
78 バネ(付勢部材)
80 回動軸
82 リブ
84 支持レール
86 回動支持部
88 スライド支持部
88A 水平スライド部
88B 鉛直スライド部
90 係合突起(係合部)
92 係合孔(被係合部)
P 記録用紙

Claims (5)

  1. 駆動源からの駆動力を受けて回転する搬送ロールと、
    前記搬送ロールとの間で記録媒体を挟持して従動可能な従動ロールと、
    前記従動ロールを保持する保持部材と、
    前記保持部材に形成された回動軸と、
    画像形成装置本体に設けられ、前記回動軸周りに前記保持部材を回動させることにより、前記従動ロールを前記搬送ロールとの間で記録媒体を挟持する挟持位置と、搬送ロールから離間した第1離間位置との間で移動させる回動支持部と、
    前記回動支持部から連続して形成され、前記回動軸をスライドさせることにより前記従動ロールを前記第1離間位置よりもさらに前記搬送ロールから離間した第2離間位置へと移動させるスライド支持部と、
    を有することを特徴とする記録媒体搬送装置。
  2. 前記従動ロールと前記保持部材との間に介在され従動ロールを前記搬送ロールに向かって付勢する付勢部材、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の記録媒体搬送装置。
  3. 前記保持部材に形成された係合部と、
    画像形成装置本体に形成され、前記従動ロールが前記挟持位置にある状態で前記係合部と係合する被係合部と、
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録媒体搬送装置。
  4. 前記係合部が、前記付勢部材から保持部材が受ける力の向きに突出されていることを特徴とする請求項3に記載の記録媒体搬送装置。
  5. 記録媒体が収容される収容トレイと、
    前記収容トレイに収容された記録媒体を取り出して搬送する記録媒体搬送機構と、
    前記記録媒体搬送機構で搬送される記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    を有し、
    前記記録媒体搬送機構の一部が、前記請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の記録媒体搬送装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
JP2004238577A 2004-08-18 2004-08-18 記録媒体搬送装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP4379256B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004238577A JP4379256B2 (ja) 2004-08-18 2004-08-18 記録媒体搬送装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004238577A JP4379256B2 (ja) 2004-08-18 2004-08-18 記録媒体搬送装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006056637A true JP2006056637A (ja) 2006-03-02
JP4379256B2 JP4379256B2 (ja) 2009-12-09

Family

ID=36104436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004238577A Expired - Fee Related JP4379256B2 (ja) 2004-08-18 2004-08-18 記録媒体搬送装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4379256B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60122735U (ja) * 1984-01-30 1985-08-19 株式会社リコー 複写機のジヤム処理装置
JPS63154549A (ja) * 1986-12-17 1988-06-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 複写機の給紙装置
JPH0544941U (ja) * 1991-11-26 1993-06-15 武藤工業株式会社 用紙駆動型スキヤナ
JP2002347979A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Fuji Xerox Co Ltd 用紙搬送装置および画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60122735U (ja) * 1984-01-30 1985-08-19 株式会社リコー 複写機のジヤム処理装置
JPS63154549A (ja) * 1986-12-17 1988-06-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 複写機の給紙装置
JPH0544941U (ja) * 1991-11-26 1993-06-15 武藤工業株式会社 用紙駆動型スキヤナ
JP2002347979A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Fuji Xerox Co Ltd 用紙搬送装置および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4379256B2 (ja) 2009-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010132383A (ja) 手差し給紙装置および画像形成装置
JP2009251231A (ja) 画像形成装置
US10558154B1 (en) Image forming apparatus incorporating pressing device
JP2007248618A (ja) 電子写真画像形成装置
US9031461B2 (en) Transfer roll assembly for an electrophotographic image forming device
JPH10316273A (ja) シート給送装置
US8340550B2 (en) Transfer device and image forming device
US8909112B2 (en) Image forming apparatus having support members with predetermined electric potentials
JP2007121858A (ja) ロック装置及び画像形成装置
JP4379256B2 (ja) 記録媒体搬送装置及び画像形成装置
JP4980856B2 (ja) 記録媒体搬送経路構造及び画像形成装置
JP4950654B2 (ja) 画像形成装置
JP2004018146A (ja) 整合装置、および、それを備えた画像形成システム
JP5591572B2 (ja) 媒体搬送装置及び画像形成装置
JP2007331920A (ja) 給紙搬送装置およびこの給紙搬送装置を備えた画像形成装置
JP2006023655A (ja) 画像形成装置
JP2014119601A (ja) 画像形成装置
JP5487893B2 (ja) 回転体の取付構造及び画像形成装置
US20170052484A1 (en) Transfer device and image forming apparatus
JP7389965B2 (ja) ロック機構及び画像形成装置
JP7413830B2 (ja) シートガイド装置、シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP5012051B2 (ja) 転写材搬送装置、および、画像形成装置
JP7024609B2 (ja) 画像形成装置
JP2009091142A (ja) ローラ加圧機構、シート状部材の搬送機構及び画像形成装置
JP6790683B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070719

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090825

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090907

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4379256

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees