JP2006056580A - 食品トレー用吸水材 - Google Patents
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Abstract
【課題】 食品トレー内に載置するだけで十分な吸水性能を発揮し、食品からのドリップを短時間で吸収して食品の劣化や変色を防止することができる吸水材を提供すること。
【解決手段】 本発明の食品トレー用吸水材は、セル数15〜35個/25mmの軟質ウレタンフォームに、径が1〜3mmの孔が形成されてなることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の食品トレー用吸水材は、セル数15〜35個/25mmの軟質ウレタンフォームに、径が1〜3mmの孔が形成されてなることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、主として、刺身や肉等の食品を収容する食品トレー内において、これらの食品等から出るドリップを吸収するために用いられる食品トレー用吸水材に関する。
スーパーマーケットやデパートでは、刺身や肉等の生鮮食品が発泡スチロールやプラスチックのトレーに入れられて販売されるが、その際、これらの生鮮食品から、血やその他の水分がドリップとしてしみ出し、該ドリップがトレー内に溜まった状態となる。
このドリップがトレー内に溜まり、食品と長時間にわたって接触していると、細菌類の繁殖によって食品の鮮度を低下させたり、或いは食品の表面を変色させたりするため、該食品の商品価値を低下させるという問題が生じている。
このドリップがトレー内に溜まり、食品と長時間にわたって接触していると、細菌類の繁殖によって食品の鮮度を低下させたり、或いは食品の表面を変色させたりするため、該食品の商品価値を低下させるという問題が生じている。
従来、このようなドリップを吸収するべく、吸水紙、不織布、軟質ウレタンフォーム等の吸水シートをトレー内に敷き、該ドリップを吸収するという方策が採られている(軟質ウレタンフォームを用いた従来技術としては、下記特許文献1ご参照)。
特開平8−175572号公報
しかしながら、前記吸水紙や不織布は、そもそも単位体積当たりの吸水量が少ないものであるため、所望の吸水量を確保するためにはシートの厚みを増したり高吸水性樹脂を複合するといった工夫が必要となり、高価になるという問題がある。
一方、軟質ポリウレタンフォームは、単位体積当たりの吸水量が多いという利点を有する反面、樹脂そのものが親水性ではないという問題がある。すなわち、十分にその吸水性能を発揮させるためには軟質ポリウレタンフォームからなる吸水シートを一度圧縮させた後、該吸水シートが復元する際のポンプ作用を利用する必要がある。
よって、単に軟質ポリウレタンフォームからなる吸水シートを食品トレーの中に敷いただけでは、その優れた吸水性能を発揮させることができず、上記課題を解決することができない。
そこで本発明は、食品トレー内に載置するだけで十分な吸水性能を発揮し、食品からのドリップを短時間で吸収して食品の劣化や変色を防止することができる吸水材を提供することを一の課題とする。
上記課題を解決するべく発明者らが鋭意検討した結果、所定のセル数の軟質ポリウレタンフォームを用い、しかも該軟質ポリウレタンフォームに所定の孔を形成することにより、食品からのドリップを短時間で速やかに吸収し且つ保持する吸水材となりうることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明の食品トレー用吸水材は、セル数15〜35個/25mmの軟質ウレタンフォームに、径が1〜3mmの孔が形成されてなることを特徴とする。
尚、本発明において、軟質ウレタンフォームのセル数とは、JIS K 6400「軟質ウレタンフォーム試験方法」に規定された方法に基づいて測定されるものをいい、また、径とは、孔の輪郭上にある2点がとりうる最大の距離をいうものとする。
即ち、本発明の食品トレー用吸水材は、セル数15〜35個/25mmの軟質ウレタンフォームに、径が1〜3mmの孔が形成されてなることを特徴とする。
尚、本発明において、軟質ウレタンフォームのセル数とは、JIS K 6400「軟質ウレタンフォーム試験方法」に規定された方法に基づいて測定されるものをいい、また、径とは、孔の輪郭上にある2点がとりうる最大の距離をいうものとする。
斯かる構成の食品トレー用吸水材によれば、径が1〜3mmの孔が形成されたことによって、主として該孔を介して食品のドリップが軟質ウレタンフォームの内部へと吸収されることとなる。軟質ウレタンフォームは、発泡過程でセル膜が破れて連通気泡が形成されたものであり、しかもそのセル数が15〜35個/25mmであるため、一旦吸収されたドリップが効果的に該食品トレー用吸水材の内部に保持されることとなる。
このように、本発明に係る食品トレー用吸水材によれば、該吸水材に外力を加えなくとも食品から出たドリップを速やかに吸収することができ、食品トレーに収容された食品の劣化や変色を効果的に防止し、ひいては商品価値の低下を防止することが可能となる。
以下、本発明に係る食品トレー用吸水材について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、第一実施形態の食品トレー用吸水材を示した斜視図である。図1に示したように、本実施形態の食品トレー用吸水材1は、軟質ウレタンフォームがシート状に形成されてなり、該シートを面方向に貫通する貫通孔が設けられたものである。
該食品トレー用吸水材を構成する軟質ウレタンフォームは、セル数が15〜35個/25mmの範囲内のものであり、好ましくは20〜30個/25mmのものである。
セル数が35個/25mmを超える軟質ウレタンフォームでは気泡が小さくなりすぎ、孔を形成しても吸水速度の遅いものとなる。また、セル数が15個/25mm未満の軟質ウレタンフォームでは気泡が大きくなりすぎ、一旦吸収されたドリップが表面に滲み出やすく、また、厚みの薄いシート状に加工しにくいという問題がある。
斯かる構成の軟質ウレタンフォームとしては、従来公知のものを使用することができ、例えば、セキスイソフラン社から商品名「水耕栽培用#230」として販売されているものを使用することができる。
セル数が35個/25mmを超える軟質ウレタンフォームでは気泡が小さくなりすぎ、孔を形成しても吸水速度の遅いものとなる。また、セル数が15個/25mm未満の軟質ウレタンフォームでは気泡が大きくなりすぎ、一旦吸収されたドリップが表面に滲み出やすく、また、厚みの薄いシート状に加工しにくいという問題がある。
斯かる構成の軟質ウレタンフォームとしては、従来公知のものを使用することができ、例えば、セキスイソフラン社から商品名「水耕栽培用#230」として販売されているものを使用することができる。
また、本発明の食品トレー用吸水材には、径が1〜3mmの孔が形成されている。径が1〜3mmである孔を形成することにより、該食品トレー用吸水材への吸水速度、および該シートの保水性が良好となる。これは、このような径の孔に接したドリップが毛細管現象によって吸収され、しかも、一旦吸収された水分が該孔の内部に保持されやすいからであると考えられる。
従って、孔の径が3mmを超えた場合や1mm未満である場合には、該食品トレー用吸水材による吸水速度および保水性が低下することとなってしまう。
従って、孔の径が3mmを超えた場合や1mm未満である場合には、該食品トレー用吸水材による吸水速度および保水性が低下することとなってしまう。
尚、本発明の食品トレー用吸水材に形成する孔の形状については特に限定されない。該孔の具体的な形状としては、例えば、円形や楕円形のほか、三角形や四角形、その他多角形など、任意の形状とすることができる。また、該孔は、本実施形態に示したような貫通孔であってもよいが、ドリップの吸収を促進し得るような深さを有するものであれば、本実施形態のような貫通孔でなくともよい。貫通孔でない場合には、ドリップを速やかに吸収させるという観点から、孔の深さを3mm以上とすることが好ましい。
また、孔の形成方法についても特に限定されない。該孔の具体的な形成方法としては、例えば、熱針、レーザー、打抜きプレス、ロールプレス、ドリル等の通常の穿孔手段を用いた穿孔方法を採用することができ、穿孔工程は、食品トレーにあわせて軟質ウレタンフォームを裁断する前でも後でもよい。上記穿孔方法のうち、多数の貫通孔を効率良く形成するという観点からは、熱針を用いた穿孔方法が好適である。
食品トレー用吸水材に形成される孔の数は、収容される食品の種類、すなわち滲み出すドリップの量によって適宜変更することが可能である。具体的には、1〜9個/cm2の割合で該シート全体に孔を形成することが好ましく、2〜3個/cm2の割合で形成することがより好ましい。
また、該シートの全面積に対する孔の合計面積の比率(本明細書においては、これを開口率ともいう。)に換算すると、1.8〜25%の範囲が好ましく、7〜16%の範囲がより好ましい。
また、該シートの全面積に対する孔の合計面積の比率(本明細書においては、これを開口率ともいう。)に換算すると、1.8〜25%の範囲が好ましく、7〜16%の範囲がより好ましい。
また、軟質ウレタンフォームは、例えば、1m×2m×0.5mといったサイズのブロック状に発泡させて製造されるものであるため、これをサーキュラーカッター、バーチカルカッター、スライサー、その他任意の切断器具を用いてシート状にカットし、その後、バーチカルカッターや、ロータリーカッター等の切断器具を用いて食品トレーの寸法に合わせた適当な形状および寸法にカットすればよい。
該食品トレー用吸水材の厚みについては特に限定されないが、食品を収容するという食品トレーの用途を阻害しない厚みとすることを考慮すれば、例えば、2〜10mmの厚みとすることが好ましく、3〜5mmの厚みとすることがより好ましい。但し、食品の種類、すなわちドリップの量や、食品トレーの大きさによっては、該食品トレー用吸水材の厚みを敢えて大きくし、例えば、数cmとすることも可能である。
また、該食品トレー用吸水材の形状としては、通常、食品トレーに収容される食品の底に敷くようなシート状とすることが好ましいが、食品および食品トレーの形状に合わせてシート状以外の形状とすることも可能である。
該食品トレー用吸水材の厚みについては特に限定されないが、食品を収容するという食品トレーの用途を阻害しない厚みとすることを考慮すれば、例えば、2〜10mmの厚みとすることが好ましく、3〜5mmの厚みとすることがより好ましい。但し、食品の種類、すなわちドリップの量や、食品トレーの大きさによっては、該食品トレー用吸水材の厚みを敢えて大きくし、例えば、数cmとすることも可能である。
また、該食品トレー用吸水材の形状としては、通常、食品トレーに収容される食品の底に敷くようなシート状とすることが好ましいが、食品および食品トレーの形状に合わせてシート状以外の形状とすることも可能である。
さらに、本発明の食品トレー用吸水材は、軟質ウレタンフォームに抗菌剤を複合したものであってもよい。軟質ウレタンフォームに抗菌剤を配合することにより、食品トレー内における細菌類の繁殖を防止し、食品の鮮度をより一層長期にわたって維持することが可能となる。
抗菌剤としては、通常、食品に用いられているものであれば、特に限定されない。具体的には、カプサイシン、カテキン、フラボノイド、マスタード、わさび抽出物等の有機系の抗菌剤、銀コロイド、チタン白、酸化銅、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、抗菌セラミック等の無機系の抗菌剤、およびこれらを複合したものを使用することができる。
抗菌剤としては、通常、食品に用いられているものであれば、特に限定されない。具体的には、カプサイシン、カテキン、フラボノイド、マスタード、わさび抽出物等の有機系の抗菌剤、銀コロイド、チタン白、酸化銅、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、抗菌セラミック等の無機系の抗菌剤、およびこれらを複合したものを使用することができる。
(実施例1)
スラブ発泡された軟質ウレタンフォーム(セキスイソフラン社製、「#230」、セル数27個/25mm、密度13.2kg/m3)のブロック(1m×2m×0.6m)を、サーキュラーカッターで厚さ3mmのシート状にスライスし、次いで、バーチカルカッターで80mm×150mmに裁断し、矩形のシートを作製した。このシート全面に、ドリルを用いて直径1mmの略円形の貫通孔を273個設け(開口率1.8%)、実施例1の食品トレー用吸水材とした。
スラブ発泡された軟質ウレタンフォーム(セキスイソフラン社製、「#230」、セル数27個/25mm、密度13.2kg/m3)のブロック(1m×2m×0.6m)を、サーキュラーカッターで厚さ3mmのシート状にスライスし、次いで、バーチカルカッターで80mm×150mmに裁断し、矩形のシートを作製した。このシート全面に、ドリルを用いて直径1mmの略円形の貫通孔を273個設け(開口率1.8%)、実施例1の食品トレー用吸水材とした。
(実施例2、3)
貫通孔の直径を2mmおよび3mmとすることを除き、他は実施例1と同様にして、それぞれ実施例2および実施例3の食品トレー用吸水材を作製した。
尚、ここで作製した実施例1〜3の食品トレー用吸水材を図2の図面代用写真に示す。
貫通孔の直径を2mmおよび3mmとすることを除き、他は実施例1と同様にして、それぞれ実施例2および実施例3の食品トレー用吸水材を作製した。
尚、ここで作製した実施例1〜3の食品トレー用吸水材を図2の図面代用写真に示す。
(実施例4〜6)
シートの厚みを5mmとすることを除き、他は実施例1〜3と同様にして、それぞれ実施例4〜6の食品トレー用吸水材を作製した。
尚、ここで作製した実施例4〜6の食品トレー用吸水材を図3の図面代用写真に示す。
シートの厚みを5mmとすることを除き、他は実施例1〜3と同様にして、それぞれ実施例4〜6の食品トレー用吸水材を作製した。
尚、ここで作製した実施例4〜6の食品トレー用吸水材を図3の図面代用写真に示す。
(実施例7〜9)
セル数16個/25mmの軟質ウレタンフォーム(セキスイソフラン社製、「#230A」密度11.4kg/m3)を用いることを除き、他は実施例1〜3と同様にして、それぞれ実施例7〜9の食品トレー用吸水材を作製した。
セル数16個/25mmの軟質ウレタンフォーム(セキスイソフラン社製、「#230A」密度11.4kg/m3)を用いることを除き、他は実施例1〜3と同様にして、それぞれ実施例7〜9の食品トレー用吸水材を作製した。
(実施例10〜12)
セル数32個/25mmの軟質ウレタンフォーム(セキスイソフラン社製、「#250」密度15.6kg/m3)を用いることを除き、他は実施例1〜3と同様にして、それぞれ実施例10〜12の食品トレー用吸水材を作製した。
セル数32個/25mmの軟質ウレタンフォーム(セキスイソフラン社製、「#250」密度15.6kg/m3)を用いることを除き、他は実施例1〜3と同様にして、それぞれ実施例10〜12の食品トレー用吸水材を作製した。
(比較例1)
シートに貫通孔を形成しないことを除き、他は実施例1と同様にして比較例1の食品トレー用吸水材を作製した。
シートに貫通孔を形成しないことを除き、他は実施例1と同様にして比較例1の食品トレー用吸水材を作製した。
(比較例2)
貫通孔の直径を4mmとすることを除き、他は実施例1と同様にして比較例2の食品トレー用吸水材を作製した。
貫通孔の直径を4mmとすることを除き、他は実施例1と同様にして比較例2の食品トレー用吸水材を作製した。
(比較例3、4)
シートに貫通孔を形成しないこと、および貫通孔の直径を4mmとすることを除き、他は実施例4と同様にして、それぞれ比較例3、4の食品トレー用吸水材を作製した。
シートに貫通孔を形成しないこと、および貫通孔の直径を4mmとすることを除き、他は実施例4と同様にして、それぞれ比較例3、4の食品トレー用吸水材を作製した。
(比較例5、6)
シートに貫通孔を形成しないこと、および貫通孔の直径を4mmとすることを除き、他は実施例7と同様にして、それぞれ比較例5、6の食品トレー用吸水材を作製した。
シートに貫通孔を形成しないこと、および貫通孔の直径を4mmとすることを除き、他は実施例7と同様にして、それぞれ比較例5、6の食品トレー用吸水材を作製した。
(比較例7、8)
シートに貫通孔を形成しないこと、および貫通孔の直径を4mmとすることを除き、他は実施例10と同様にして、それぞれ比較例7、8の食品トレー用吸水材を作製した。
シートに貫通孔を形成しないこと、および貫通孔の直径を4mmとすることを除き、他は実施例10と同様にして、それぞれ比較例7、8の食品トレー用吸水材を作製した。
(比較例9)
軟質ウレタンフォームとして、セル数46個/25mmのもの(セキスイソフラン社製、商品名「#340」、13.7kg/m3)を用いることを除き、他は実施例3と同様にして比較例9の食品トレー用吸水材を作製した。
軟質ウレタンフォームとして、セル数46個/25mmのもの(セキスイソフラン社製、商品名「#340」、13.7kg/m3)を用いることを除き、他は実施例3と同様にして比較例9の食品トレー用吸水材を作製した。
実施例1〜12および比較例1〜9の食品トレー用吸水材の構成を、下記表1に示す。
試験方法
150mm×60mm×30mmの軟質ウレタンフォームを擬似食品とし、着色した食塩水(濃度1%)を擬似ドリップとし、該食塩水200ccを前記軟質ウレタンフォームに含浸させたものを上記実施例および比較例の食品トレー用吸水材の上に載せ、10分間放置した。そして、10分経過した際の、前記擬似食品を載せた状態におけるシートの表面状態を目視にて観察した。また、擬似食品を取り除いた後の各食品トレー用吸水材の重量を測定し、該吸水材に含まれている擬似ドリップの量を測定した。結果を併せて表1に示す。
150mm×60mm×30mmの軟質ウレタンフォームを擬似食品とし、着色した食塩水(濃度1%)を擬似ドリップとし、該食塩水200ccを前記軟質ウレタンフォームに含浸させたものを上記実施例および比較例の食品トレー用吸水材の上に載せ、10分間放置した。そして、10分経過した際の、前記擬似食品を載せた状態におけるシートの表面状態を目視にて観察した。また、擬似食品を取り除いた後の各食品トレー用吸水材の重量を測定し、該吸水材に含まれている擬似ドリップの量を測定した。結果を併せて表1に示す。
表1に示したように、比較例1、3、5および7の食品トレー用吸水材では、シートの表面に塩水が残った状態となっており、孔が形成されていない場合には擬似食品から出た塩水を速やかに吸収することができないことがわかる。
また、比較例2、4、6および8の食品トレー用吸水材では、シートの上下から塩水が滲み出しており、孔の径が3mmを超える場合には、該孔を介して塩水が速やかに吸収されにくいことがわかる。
これに対し、実施例の食品トレー用吸水材によれば、10分という短時間で多くの塩水を吸収し、しかも該塩水が滲み出すことなく、良好に保持していることが認められる。
また、比較例2、4、6および8の食品トレー用吸水材では、シートの上下から塩水が滲み出しており、孔の径が3mmを超える場合には、該孔を介して塩水が速やかに吸収されにくいことがわかる。
これに対し、実施例の食品トレー用吸水材によれば、10分という短時間で多くの塩水を吸収し、しかも該塩水が滲み出すことなく、良好に保持していることが認められる。
本発明に係る食品トレー用吸水材は、食品を店頭に陳列する際に用いられる食品トレーだけでなく、食品を輸送する際の容器内に入れて使用することもでき、食品等から出るドリップを吸収して該食品の鮮度を維持する用途において広く使用することができる。
1 食品トレー用吸水材
2 孔
2 孔
Claims (1)
- セル数15〜35個/25mmの軟質ウレタンフォームに、径が1〜3mmの孔が形成されてなることを特徴とする食品トレー用吸水材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004242269A JP2006056580A (ja) | 2004-08-23 | 2004-08-23 | 食品トレー用吸水材 |
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JP2004242269A JP2006056580A (ja) | 2004-08-23 | 2004-08-23 | 食品トレー用吸水材 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2008139593A1 (ja) * | 2007-05-11 | 2010-07-29 | ジェイケミカル株式会社 | 包装容器用プラスチックシート |
-
2004
- 2004-08-23 JP JP2004242269A patent/JP2006056580A/ja not_active Withdrawn
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JPWO2008139593A1 (ja) * | 2007-05-11 | 2010-07-29 | ジェイケミカル株式会社 | 包装容器用プラスチックシート |
JP4713669B2 (ja) * | 2007-05-11 | 2011-06-29 | ジェイケミカル株式会社 | 包装容器用プラスチックシート |
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