JP2006056138A - 厚肉周壁ネジ付キャップのスリップ防止金型構造 - Google Patents
厚肉周壁ネジ付キャップのスリップ防止金型構造 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】離型時のスリップ防止効果が良好であり、かつ、成形品の外観性が良好で、成形サイクルの短縮が可能な厚肉周壁ネジ付キャップのスリップ防止金型構造を提供する。
【解決手段】成形したネジ付キャップを、雄型のネジコアを回転させて離型する回し取り金型において、雄型のネジコア21の外周外側のキャップ10の周壁120 を形成する位置のほぼ中間位置に、肉盗みリング22をネジコアの外周に沿って周設し、かつ、この肉盗みリングの内周に、複数個のスリップ防止リブ23を周方向へ等間隔に設ける。
【選択図】図1
【解決手段】成形したネジ付キャップを、雄型のネジコアを回転させて離型する回し取り金型において、雄型のネジコア21の外周外側のキャップ10の周壁120 を形成する位置のほぼ中間位置に、肉盗みリング22をネジコアの外周に沿って周設し、かつ、この肉盗みリングの内周に、複数個のスリップ防止リブ23を周方向へ等間隔に設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、周壁の厚みが3mm以上のネジ付キャップを、回し取り射出成形用金型で成形するときの、厚肉周壁ネジ付キャップのスリップ防止金型構造に関するものである。
従来、ネジ付キャップの射出成形に使用される回し取り射出成形用金型は、金型内で成形されたネジ付キャップを雄型側に付けて型開きしたのち、雄型のネジコアを回転させてネジ付キャップを離型していた。このときに、ネジ付キャップが雄型のネジコアを回転に対してスリップしないように、スリップ防止策がとられていた。このスリップ防止策の代表的なものとしては、図3(a)に示すように、雄型(20)のネジコア(21)の外周外側のキャップ(10)の周壁(120)を形成する位置のほぼ中間位置に、複数個のスリップ防止爪状凸部(24)を周方向へ等間隔に突設するものや、図3(b)に示すように、雄型(20)のネジコア(21)の外周外側のキャップ(10)の周壁(120)を形成する位置の内周の雌ネジ(121)下方位置に、ネジコア(21)の外周に摺接して隣接する位置に複数個のスリップ防止リブ(23)を立設するものなどがあった。
しかしながら、上述した前者の雄型のネジコアの外周外側のキャップの周壁を形成する位置のほぼ中間位置に、複数個のスリップ防止爪状凸部を周方向へ等間隔に突設するスリップ防止策は、周壁の肉厚が例えば3mm以上の場合には、冷却が不十分となり、スリップ防止効果が充分でない場合があった。
また、後者の雄型のネジコアの外周外側のキャップの周壁を形成する位置の内周のネジ下位置に、ネジコアの外周に摺接して隣接する位置に複数個のリブを立設するスリップ防止策は、ネジコアの外周面にリブの内周面が摺接するために、金型の耐久性が問題となることなどがあった。
本発明は、上述の従来のスリップ防止策の問題点を解決したものであり、離型時のスリップ防止効果が良好であり、かつ、成形品の外観性が良好で、成形サイクルの短縮が可能な厚肉周壁ネジ付キャップのスリップ防止金型構造を提供するものである。
すなわち、本発明の第1の発明は、成形したネジ付キャップを、雄型のネジコアを回転させて離型する回し取り金型において、雄型のネジコアの外周外側のキャップの周壁を形成する位置のほぼ中間位置に、肉盗みリングをネジコアの外周に沿って周設し、かつ、この肉盗みリングの内周に、複数個のスリップ防止リブを周方向へ等間隔に設けたことを特徴とする厚肉周壁ネジ付キャップのスリップ防止金型構造である。
そして、本発明の第2の発明は、周壁の厚みが、3mm以上であることを特徴とする第1の発明に記載の厚肉周壁ネジ付キャップのスリップ防止金型構造である。
本発明のスリップ防止金型構造の雄型には、ネジコアの外周外側のキャップの周壁を形成する位置のほぼ中間位置に、肉盗みリングをネジコアの外周に沿って周設し、この肉盗みリングの内周に、複数個のスリップ防止リブを周方向へ等間隔に設けている。このため、周壁の実質のプラスチックからなる厚みが薄くなり、この結果、3mm以上の厚肉の周
壁でも、金型内での冷却が速くなり、周壁の成形性が良好となる。そして、離型時のスリップ防止効果が良好となり、また、成形品の外観性が良好で、成形サイクルの短縮も可能となる。
壁でも、金型内での冷却が速くなり、周壁の成形性が良好となる。そして、離型時のスリップ防止効果が良好となり、また、成形品の外観性が良好で、成形サイクルの短縮も可能となる。
次に、本発明の厚肉周壁ネジ付キャップのスリップ防止金型構造の一実施形態について、図を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施形態の厚肉周壁ネジ付キャップのスリップ防止金型構造の雄型に成形品を付けて型開きしたときの断面図である。図2は、図1のスリップ防止金型構造もつ金型を用いて成形された本実施形態のヒンジキャップの断面図である。
本実施形態におけるキャップ(10)の構造は、図2に示すように、キャップ本体(100)の周壁(120)の後方に、ヒンジ(300)を介して蓋部(200)が開閉可能に接続するヒンジキャップである。キャップ本体は、天板(110)の前方側に口部(130)を開口し、下面に容器の口部を封止するインナー封止リング(111)を垂設し、周壁の厚みが3mm以上の肉厚で、内周面に容器口頸部との雌ネジ(121)を設けるものである。蓋部(200)は、天板(210)の前方側にキャップ本体の口部を封止するインナー封止リング(211)を垂設するものである。なお、キャップの材質は、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂である。
そして、上述の厚肉周壁ネジ付キャップを成形する本実施形態の金型のスリップ防止金型構造は、図1に示すように、雄型(20)のネジコア(21)の外周外側のキャップ本体(100)の周壁(120)を形成する位置のほぼ中間位置に、肉盗みリング(22)をネジコアの外周に沿って周設し、この肉盗みリングの内周に、複数個のスリップ防止リブ(23)を周方向へ等間隔に設けるものである。
上述の本実施形態のスリップ防止金型構造をもつ射出成形金型で前述のヒンジキャップを成形したところ、キャップ本体の厚肉の周壁の金型内での冷却が速く、雄型からの離型性が良好であった。なお、図1及び図2に示すように、キャップ本体(100)の厚肉の周壁(120)には、肉盗みリング跡溝(122)とスリップ防止リブ跡溝(123)が形成された。この肉盗みリング跡溝とスリップ防止リブ跡溝が形成されることにより、成形品の外観性が良好となり、成形サイクルの短縮し、自ずとキャップの重量を減らすことができた。
10……キャップ
20……雄型
21……ネジコア
22……肉盗みリング
23……スリップ防止リブ
24……スリップ防止爪状凸部
100……キャップ本体
110,210……天板
111,211……インナー封止リング
120,220……周壁
121……雌ネジ
122……肉盗みリング跡溝
123……スリップ防止リブ跡溝
130……口部
200……蓋部
20……雄型
21……ネジコア
22……肉盗みリング
23……スリップ防止リブ
24……スリップ防止爪状凸部
100……キャップ本体
110,210……天板
111,211……インナー封止リング
120,220……周壁
121……雌ネジ
122……肉盗みリング跡溝
123……スリップ防止リブ跡溝
130……口部
200……蓋部
Claims (2)
- 成形したネジ付キャップを、雄型のネジコアを回転させて離型する回し取り金型において、雄型のネジコアの外周外側のキャップの周壁を形成する位置のほぼ中間位置に、肉盗みリングをネジコアの外周に沿って周設し、かつ、この肉盗みリングの内周に、複数個のスリップ防止リブを周方向へ等間隔に設けたことを特徴とする厚肉周壁ネジ付キャップのスリップ防止金型構造。
- 周壁の厚みが、3mm以上であることを特徴とする請求項1記載の厚肉周壁ネジ付キャップのスリップ防止金型構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004240541A JP2006056138A (ja) | 2004-08-20 | 2004-08-20 | 厚肉周壁ネジ付キャップのスリップ防止金型構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004240541A JP2006056138A (ja) | 2004-08-20 | 2004-08-20 | 厚肉周壁ネジ付キャップのスリップ防止金型構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006056138A true JP2006056138A (ja) | 2006-03-02 |
Family
ID=36104014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004240541A Pending JP2006056138A (ja) | 2004-08-20 | 2004-08-20 | 厚肉周壁ネジ付キャップのスリップ防止金型構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006056138A (ja) |
-
2004
- 2004-08-20 JP JP2004240541A patent/JP2006056138A/ja active Pending
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