JP2006054078A - 照光付きスライド型電気部品 - Google Patents

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Toshitaka Miwa
敏孝 三和
Shinji Komatsu
慎二 小松
Dohyung Kim
道亨 金
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Abstract

【課題】 スライド操作部に照光部材を簡単に取り付けられ、かつスライド操作部が移動しても照明むらが生じない照光付きスライド型電気部品を提供する。
【解決手段】 スライド移動可能に保持される2方向用のスライダ5と、2方向用のスライダ5と一体的に移動するように保持される光源7と、給電パターンが設けられる回路基板3と、2方向用のスライダ5と一体的に移動し、光源7に接続される接続部103と、前記給電パターン上を摺動する接点部101を有するLED点滅用可動接点100と、光源7を保持し、2方向用のスライダ5に保持される基台9とを備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、
照光付きスライド型電気部品に関する。
従来、車両等に用いられるスライドスイッチの照光構造として、特許文献1(以下、従来例と称する)、特許文献2(以下、別の従来例と称する)の構成が公知であり、従来例を図8乃至図11に、別の従来例を図12に示す。
まず、従来例を説明すると、図8乃至図11において、200はケースのうちの上部ケース、210はケースのうちの下部ケース(若しくはホルダ)である。この下部ケース210の中仕切板211にはターミナル212が固定されていると共に、この中仕切板211には光源220が着脱可能に取り付けられている。
230は前記上部ケース200及び下部ケース210と別体のインナーケース、240は絶縁製の回路基板である。この回路基板240は、例えばプリントサーキットボード(P.C.B)からなる。この回路基板240の上面には導電製の導体がプリント印刷で設けられている。
250は4方向用のスイッチのスライダである。この4方向用のスライダ250は前記上部ケース200内であって前記インナーケース230と前記回路基板240との間において4方向にスライド可能に配置されている。
260は4方向用のスイッチのアクチュエータである。このアクチュエータ260はケース(上部ケース200及び下部ケース210及びインナーケース230)に4方向に傾倒可能に支持され、かつ前記4方向用のスライダ250を4方向にスライド操作することとなる。
また、このアクチュエータ260の係合部261の下面が前記回路基板240の小正方形の透孔241を介して1個の光源220と対向する。アクチュエータ260は、前記1個の光源220からの光を後述する4方向用の切替ノブ280のマーク281まで透過させる透過体をも構成する。
280は4方向用のスイッチの切替ノブである。この4方向用の切替ノブ280は、前記アクチュエータ260の軸部262の上端に嵌合固定されている。290は4方向用のスイッチの自動復帰用スプリングである。
300は2方向用のスイッチのスライダである。この2方向用のスライダ300は、上面のほぼ中央には操作棒部301が上方に垂直に一体に突設されている。この2方向用のスライダ300の下面には底側が開口した中空状の円筒形をなす4本の収納部302が一体に設けられている。この2方向用のスライダ300は上部ケース200内であって、その上部ケース200と回路基板240の上面との間に直線方向にスライド可能に配置されている。
また、この2方向用のスライダ300の下面が前記回路基板240の小長方形の透孔241を介して後述する導光体310に対向する。この2方向用のスライダ300は、2方向スイッチの一部品を構成すると共に、前記1個の光源220からの光を導光体310を介して2方向用の切替ノブ320のマーク321まで透過させる透過体をも構成する。
この2方向用の切替ノブ320は前記2方向用のスライダ300の操作棒部301の上端に嵌合固定されている。この2方向用の切替ノブ320は、例えば光透過性の合成樹脂製(アクリル樹脂(PMMA:ポリメチルメタクリレート))からなり、ほぼL字形状をなす。この2方向用の切替ノブ320の頂部のほぼ中央には光透過性のマーク321が設けられている。前記1個の光源220からの光で後述する導光体310により導かれかつ透過体としての2方向用のスライダ300中を透過した光によって上述のマーク7321光るように構成する。
350及び360は切替機構としてのボール及びスプリングである。このスプリング360は2方向用のスライダ300の一側面に圧縮された状態で収納され、一方ボール350は圧縮状態のスプリング360と上部ケース200の内面に設けた切替溝(図示せず)との間に設けられている。この切替機構は、2方向用の切替ノブ320及び2方向用のスライダ300が中立位置及び第1位置及び第2位置に位置している状態を保持し、かつ2方向用の切替ノブ320及び2方向用のスライダ300の切替の節度感を付与するものである。
370は2方向用のスイッチのコンタクトである。この2方向用のコンタクト370は、4個の接点用のコイルスプリング371と、2枚のプレートコンタクト372と、4個の接点ボール373とからなる。この2方向用のコンタクト370の4個の接点ボール373は、コイルスプリング371によりプレートコンタクト372を介して前記回路基板240上を常時圧接されており、前記2方向用の切替ノブ320の2方向の操作によって前記2方向用のスライダ300を介して前記回路基板220上を直線方向の2方向に移動し、その回路基板240の固定接点と接触して、第1回路、第2回路をそれぞれ構成する。
310は導光体である。この導光体310は、無色透明の光透過性の合成樹脂製(アクリル樹脂)からなり、前記1個の光源220からの光を前記2方向用のスライダ300を介して前記2方向用の切替ノブ320のマーク321を光らせるものである。この導光体310は、前記下部ケース210の中仕切板部211の上面と前記電気回路基板240の下面との間の空間に収納されており、水平な導光部311と、この導光部311の一端に設けられ、前記1個の光源220に対向したL字形状をなす受光面312と、この導光部311の他端に設けられ、前記回路基板240の小長方形の透孔241に嵌入されて前記2方向用のスライダ300の下面と対向する長方形の投光部313と、を備える。
この従来例の照光付きスライド型電気部品は、以上の如き構成からなり、以下その操作作動について説明する。まず、2方向用のスイッチの操作において、中立位置に位置する2方向用の切替ノブ320を左側(図10中の一点鎖線)又は右側(図10中の実線)に移動させると、その2方向用の切替ノブ320の移動操作力が2方向用のスライダ300に伝達され、その2方向用のスライダ300も上部ケーシング200と回路基板240との間において同方向にスライドし、その2方向用のスライダ300が第1位置又は第2位置に位置する。
そして、従来例の照光付きスライド型電気部品は、1個の光源220を点灯すると、その1個の光源220からの一部の光は、電気回路基板240の小正方形の透孔241を通過して透明なアクチュエータ260の下面から上面まで進み、かつ4方向用の切替ノブ280中を経て4方向用のマーク281に達してこの4方向用のマーク281を光らせる。一方、他の光は、導光体310の受光面から導光部311を経て投光部313に達し、この投光部313から透明な2方向用のスライダ300の下面から上面まで進み、かつ2方向用の切替ノブ320中を経て2方向用のマーク321に達してこの2方向用のマーク321を光らせる。
次に、別の従来例を説明すると、図12に示すように、500は発光ダイオード等の照光部、501は照光部500を上端にインサートして保持した操作部(つまみ)、502は操作部501の下面に設けられた給電用摺動子である。
そして、この操作部501は図示していないが筐体内に操作部501の上部を突出させかつ摺動自在に収納されている。操作部501の給電用摺動子502は前記筐体内底面上に形成された固定接点パターン上を摺動し、給電される。
特開平9−102234号公報 実開平1−160806号公報
このような従来の照光付きスライド型電気部品では、2方向用のスライダ300の下面と対向する導光体310の長方形の投光部313の長手方向と、2方向用のスライダ300のスライド方向とが合致するので、図10に示すように、2方向用の切替ノブ320を直線方向に左右に切り替えても、導光体310の長方形の投光部313は常時2方向用のスライダ300の下面と対向して1個の光源220からの光を2方向用のスライダ300を介して2方向用の切替ノブ320に供給する。この結果、2方向用のスイッチとしてスライド式のスイッチ機構を使用しても、この2方向用の切替ノブ320のマーク321を常時光らせている。
この従来例においては、2方向用のスライダ300のスライドの区間全域にわたって照光を行うので、余分なところまで照光する必要があり、効率が悪く、また、2方向用のスライダ300が中央・左右位置に移動するので、光源220からの距離が変化し照明むらが生じるという問題がある。
また、別の従来例のスライド型電気部品においては、操作部501に照光部500を保持し、筐体(固定部)に設けた給電パターンに接続するため上記問題はないが、この別の従来例においては、照光部500を操作部501の上部にインサートするため、コストが高く、また、照光部500としてLEDを組み込む際にLEDを操作部501に挿通させるので、作業性が悪いという問題がある。
本発明の目的は、スライド操作部に照光部材を簡単に取り付けられ、かつスライド操作部が移動しても照明むらが生じない照光付きスライド型電気部品を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明の照光付きスライド型電気部品は、スライド移動可能に保持されるスライド操作部と、前記スライド操作部と一体的に移動するように保持される照光部材と、給電パターンが設けられる固定部と、前記スライド操作部に一体的に移動し、前記照光部材に接続される接続部と、前記給電パターン上を摺動する接点部を有する摺動子片と、前記照光部材を保持し、前記スライド操作部に保持される基台とを備えた構成にしてある。
かかる構成により、照光部材を基台に保持し、これをスライド操作部に保持したので、スライド操作部に照光部材を簡単に取り付けられ、かつスライド操作部が移動しても照明むらが生じない。
また、上述の発明の照光付きスライド型電気部品において、前記基台に前記照光部材を保持した部分と前記摺動子片との接続部との間を接続する導電パターンを設け、前記照光部材と前記摺動子片とを電気的に接続した構成にしてある。
また、上述の発明の照光付きスライド型電気部品において、前記摺動子片を前記スライド操作部に設けた収納部に差し込んで保持するとともに、前記スライド操作部の、前記摺動子片の差し込み方向と直交する方向の側面に前記基台の挿入を許容する挿入部を設けた構成にしてある。
かかる構成により、照光部材を保持した基台と摺動子片をスライド操作部材に簡単に保持できかつ摺動子片と基台との電気的接続を半田づけなしで行える。
本発明は、照光部材を基台に保持し、これをスライド操作部に保持したので、スライド操作部に照光部材を簡単に取り付けられ、かつスライド操作部が移動しても照明むらが生じない。
本発明は、照光部材を保持した基台と摺動子片をスライド操作部材に簡単に保持できかつ摺動子片と基台との電気的接続を半田づけなしで行える。
以下、本発明の照光付きスライド型電気部品の一実施例を図面に基づいて説明する。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施例に係る照光付きスライド型電気部品を示す平面図、図2は図1の2−2線に沿った断面図、図3は図1の3−3線に沿った断面図、図4は図1に示す照光付きスライド型電気部品の分解斜視図、図5は図2の要部拡大図、図6は図4に示す基台の平面図、図7は図4に示す基台の底面図である。
図1〜図7において、1はケースのうちの上部ケースである。この上部ケース1は、例えば合成樹脂製等からなり、底が開口した中空状をなす。この上部ケース1の上部の上面のほぼ中央には正方形の透孔(図示せず)が設けられており、この透孔の内周面にはアクチュエータ(図示せず)を4方向にガイドするガイド部(図示せず)が設けられている。また、この上部ケース1の上部の一端側には長方形の透孔11が設けられ、また、上部ケース1の上部の一端側には円形の透孔(図示せず)が設けられて左右のミラー開閉用ボタン140が装着されている。
また、この上部ケース1の相対向する2側壁の下部には長方形の係合孔12が設けられている。
2はケースのうちの下部ケース(若しくはホルダ)である。この下部ケース2は、例えば合成樹脂製からなり、前記上部ケース1の底部開口部より一回り小さく、また上面が凹んだ形状をなす。この下部ケース2の相対向する2側部には長方形の係合突起21が前記上部ケース1の係合孔12に対応して一体に突設されている。この下部ケース2は前記上部ケース1の底開口部に圧入されていると共に、この下部ケース2の係合突起21が上部ケース1の係合孔12に係合して、上部ケース1と下部ケース2とが一体に組み付けられている。
この下部ケース2の上部には回路基板(固定部)3が配設されている。この回路基板3は、例えばプリントサーキットボード(P.C.B)からなる。この回路基板3の上面には導電製の導体からなる後述するLとRのマーク81の位置に対応した信号を出力し、スライド方向に所定の間隔を隔てて配置される左右切り換えパターンと、後述する切替ノブ8の移動する全域において後述するLED点滅用可動接点100が摺動する給電パターンがプリント印刷で設けられている。この回路基板3は、前記上部ケース1内であって、前記上部ケース1の下端と前記下部ケース2の上面開口部の周縁の上面との間において固定されている。
4は4方向用のスイッチの切替ノブである。この4方向用の切替ノブ4は、前記アクチュエータの軸部の上端に嵌合固定されている。この4方向用の切替ノブ4は、例えば光透過性の合成樹脂製(アクリル樹脂(PMMA:ポリメチルメタクリレート))からなり、正四角錐形をなす。この4方向用の切替ノブ4の切替操作する4方向の4箇所には光透過性のマーク41がそれぞれ設けられている。この光透過性のマーク41は、4方向用の切替ノブ4の外面のうちマーク41以外の部分に不透明な塗料を塗装して形成する。そして、図示しないケースに固定した光源からの光によって上述のマーク41が光るように構成する。
5は2方向用のスイッチのスライダ(スライド操作部)である。この2方向用のスライダ5は、例えば透明な合成樹脂製(無色透明なアクリル樹脂)からなり、ほぼブロック形状をなす。この2方向用のスライダ5の上面のほぼ中央には四角筒状の保持部51が上方に垂直に一体に突設されている。この保持部51には導光体6を嵌め込んでおり、この導光体6は保持部51内の貫通孔に合わせた直方体状で、下面が断面半円形状に形成されて光源(照光部材)7に対向している。また、導光体6の上端は三角形状に凹んでほぼV字状の反射面とされ、その上端部に嵌合固定されたノブ8内に光源7の光を反射して導くようになっている。
また、2方向用のスライダ5の一側面には基台9を挿入して保持する収納部(挿入部)52と、前記収納部52に連続し、該基台9上に実装した光源7を収納する収納部(挿入部)53とが設けられている。この収納部53は、保持部51の貫通孔に連通しており、光源7の光が保持部51内の導光体7を通ってノブ8のマーク81を照光するようになっている。
2方向用のスライダ5はその下面両側部に凹部54が形成され、凹部54にLR(左右)切換用可動接点110が収納されている。LR(左右)切換用可動接点110は板状の導電板を折り曲げ形成され、その下端が下方の回路基板3のスイッチパターン上を摺動する。
また、2方向用のスライダ5にはその下面両側部に凹部55が形成され、凹部55にLED点滅用可動接点100が収納されている。この凹部55は、その一側面上部寄りに突設されてLED点滅用可動接点100の上先端の係止部102が係止される係止部551と、基台9を収納する収納部53に連通する開口部552と、一側面上部近傍に突設され上面と側面との間に隙間を介在させた突部553とが設けられている。また、この凹部55は上述したように開口部552で前記収納部52と連通しており、開口部552から凹部55内に基台9の下面が露出している。
LED点滅用可動接点(摺動子片)100は板状の導電板を折り曲げ形成され、その下板部下端の接点部101が下方の回路基板3の給電パターン上を摺動する。また、屈曲した上板部はその先端が係止部551に係止される係止部102とされ、また、上板部の中央部分が段状に上方に屈曲されて接続部103とされている。そして、図5に示すように、LED点滅用可動接点100の係止部102を係止部551に係止し、LED点滅用可動接点100の屈曲部分のクランク状部分を突部553のテーパー面と当接させて、回りの隙間部分に押圧して挿入しスライダ5に嵌め込むと、接続部103は収納部55内に進出して取り付けられる。その後、収納部55に挿入される基台9の下面にLED点滅用可動接点100の接続部103が圧接される。したがって、凹部55に収納されたLED点滅用可動接点100の接続部103が、収納部55に挿入された基台9の回路パターンの接続部92に接続されている。なお、この際、基台3はLED点滅用可動接点100の弾性アーム104の根本方向から挿入されこれを撓めるので、不所望の変形が生じることがない。
また、2方向用のスライダ5のスライド方向に沿った一側面には、後述する切替機構としてのボール120及びスプリング130が収納される円形状の収納部56が形成されている。
この2方向用のスライダ5は上部ケース1内であって、その上部ケース1と回路基板3の上面との間に直線方向にスライド可能に配置されている。この2方向用のスライダ5の保持部51が上部ケース1の長方形の透孔11中を挿通して上部ケース1の外側に突出している。
6は導光体である。この導光体6は、例えば耐熱性を有し、かつ無色透明の光透過性の合成樹脂製(アクリル樹脂)からなり、前記光源7からの光を前記2方向用のスライダ5の保持部51内を経て前記2方向用の切替ノブ8のマーク81を光らせるものである。
8は2方向用のスイッチの切替ノブである。この2方向用の切替ノブ8は、例えば光透過性の合成樹脂製(アクリル樹脂(PMMA:ポリメチルメタクリレート))からなる。この2方向用の切替ノブ8は前記2方向用のスライダ5の保持部51の上端に嵌合固定されている。この2方向用の切替ノブ8の表面両端寄りには光透過性のマーク81がそれぞれ設けられている。この光透過性のLとRのマーク81は、2方向用の切替ノブ8の外面のうちマーク81以外の部分に不透明な塗料を塗装して形成する。又は、2方向用の切替ノブ8を、マーク81に対応する部分を光透過性の合成樹脂で、その他の部分を不透明な合成樹脂で、二色成形により形成する。すなわち、2方向用のスライダ5に内蔵した光源7からの光が導光体6を経てノブ8に導かれてマーク81が光るように構成されている。
9は基台で、図6に示すようにその表面に光源7を載置し半田付けする2つのランド部91が形成され、これらランド部91以外の面はレジストによるコートが施さられている。また、92は裏面のパターンに接続するためのスルーホールである。また、基台9の裏面は、図7に示すように、前記LED点滅用可動接点100の接続部103が圧接され電気的にそれぞれ接続される接続部93が形成されている。この裏面も接続部93以外の面はレジストによるコートが施さられている。
120及び130は切替機構としてのボール及びスプリングである。このスプリング130は2方向用のスライダ5の一側面の収納部56に圧縮された状態で収納され、一方ボール120は圧縮状態のスプリング130と上部ケース1の内面に設けた切替溝(図示せず)との間に設けられている。この切替溝は、中央のV字谷部(図示せず)と、そのV字谷部の両側の第1山部(図示せず)及び第2山部(図示せず)と、その第1山部及び第2山部から延設した第1傾斜面(図示せず)及び第2傾斜面(図示せず)とからなる。一方、前記ボール120は前記スプリング130により前記切替溝に押し付けられている。そして、この切替機構において、ボール120がV字谷部に位置するときには2方向用のスライダ5が中立位置に位置し、ボール120が第1傾斜面に位置するときには2方向用のスライダ5が第1位置(たとえば、L位置)に位置し、ボール120が第2傾斜面に位置するときには2方向用のスライダ5が第2位置(たとえば、R位置)に位置するものである。この切替機構は、2方向用の切替ノブ8及び2方向用のスライダ5が中立位置及び第1位置及び第2位置に位置している状態を保持し、かつ2方向用の切替ノブ8及び2方向用のスライダ5の切替の節度感を付与するものである。
この実施例における本発明の照光付きスライド型電気部品は、以上の如き構成からなり、以下その要部の組立てについて説明する。
図5に示すように、LED点滅用可動接点100の係止部102を係止部551に係止し、LED点滅用可動接点100の屈曲部分のクランク状部分を突部553のテーパー面と当接させて、回りの隙間部分に押圧して挿入しスライダ5に嵌め込むと、接続部103は収納部55内に進出して取り付けられる。一方、基台9の表面には、リード線を持たないチップLEDからなる光源7がリフロー半田工程によって面実装して取り付けられたものを用意し、これの基台9の裏面がLED点滅用可動接点100の接続部103に向くようにし、スライダ5の側面に設けた収納部52の間口端から奥方向にガイド部に沿って移動させる。すると、収納部55に挿入される基台9の下面にLED点滅用可動接点100の接続部103が圧接される。したがって、凹部55に収納されたLED点滅用可動接点100の接続部103が、収納部55に挿入された基台9の回路パターンの接続部92に接続されている。同時に、接続部103による弾性によって使用状態における基台9の移動が阻止される。
次に、その操作作動について説明する。
まず、2方向用のスイッチの操作において、図2に示す中立位置に位置する2方向用の切替ノブ8を左側又は右側に移動させると、その2方向用の切替ノブ8の移動操作力が2方向用のスライダ5に伝達され、その2方向用のスライダ5も上部ケース1と回路基板3との間において同方向にスライドし、その2方向用のスライダ5が第1位置又は第2位置に位置し、それに伴ってV字谷部に位置するボール120がスプリング130のばね力に抗して一旦下がりながら第1山部又は第2山部を乗り越して第1傾斜面又は第2傾斜面に位置する。このボール120の山部を乗り越え谷部に落ち込む際に節度感が得られる。上述の2方向用のスライダ5のスライドに伴って、LED点滅用可動接点100及びLR切換用可動接点110も回路基板3上を同方向にスライドして、LR切換用可動接点110が接する左右切換えパターン切換わり第1回路又は第2回路に切り替わる。
次に、第1位置又は第2位置に位置する2方向用の切替ノブ8を中立位置に移動させると、2方向用のスライダ5が第1位置又は第2位置から中立位置にスライドし、それに伴ってボール120が第1傾斜面又は第2傾斜面から第1山部又は第2山部を乗り越えてV字谷部に位置し、一方、2方向用のLED点滅用可動接点100及びLR切換用可動接点110も同方向にスライドし、第1回路又は第2回路に切り替えられているLR切換用可動接点110がどちらの切換えパターンにも接していない中立状態に切り替わる。なお、LED点滅用可動接点100は上記スライド動作によって回路基板3の給電パターンに常時接するようにしてその上を摺動しており、常に給電パターンからLED点滅用可動接点100の接点部101を経て、接続部103と接続されている基台9の接続部92を通ってスルーホール92からランド部91に接続された光源7に給電しているので常にLとRのマーク81は照光されている。
上述のように、例えば、2方向用の切替ノブ8が左(L)側に切り替えられていて2方向用のスイッチが第1回路を構成している状態で、4方向用の切替ノブ4を上側に傾倒させて第1回路を構成すると、左側のミラー面が上側に傾倒し、また4方向用の切替ノブ4を下側に傾倒させて第2回路を構成すると、左側のミラー面が下側に傾倒し、さらに4方向用の切替ノブ4を左側に傾倒させて第3回路を構成すると、左側のミラー面が左側に傾倒し、さらにまた4方向用の切替ノブ4を右側に傾倒させて第4回路を構成すると、左側のミラー面が右側に傾倒する。次に、2方向用の切替ノブ8が右(R)側に切り替えられていて2方向用のスイッチが第2回路を構成している状態で、4方向用の切替ノブ4を上側に傾倒させて第1回路を構成すると、右側のミラー面が上側に傾倒し、また4方向用の切替ノブ4を下側に傾倒させて第2回路を構成すると、右側のミラー面が下側に傾倒し、さらに4方向用の切替ノブ4を左側に傾倒させて第3回路を構成すると、右側のミラー面が左側に傾倒し、さらにまた4方向用の切替ノブ4を右側に傾倒させて第4回路を構成すると、右側のミラー面が右側に傾倒する。
また、2方向用の切替ノブ8が中立位置に切替えられている状態においては、4方向用の切替ノブ4をいずれの方向に傾倒してもミラーは動かず誤って操作されてしまうのを防ぐことができる。
そして、本発明の照光付きスライド型電気部品は、2方向用のスライダ5に内蔵された光源7に、2方向用のスライダ5をスライドさせると、回路基板3上を摺動するLED点滅用可動接点100により給電して点灯すると、2方向用のスライダ5をどの位置にスライドさせていても光源7を発光させることができる。そして、光源7の光は、光源7に対向した導光体6を経て2方向用の切替ノブ8のマーク81を光らせる。この結果、2方向用の切替ノブ8のマーク81が常時光るので、切替操作する箇所が誤るような虞が無い。
なお、本発明は前記実施例に限らず、基台を2方向用のスライダに挿入したのち、光源(LED)を基台に取り付けてもよく、あるいは、光源を実装した基台を2方向用のスライダに挿入したのち、凹部に組み込んだLED点滅用可動接点を基台裏面のパターンに半田付けするようにしてもよく、あるいは、基台に光源を実装するとともにLED点滅用可動接点を基台に保持させて半田付けしてもよい。
このように構成された前記実施例にあっては、スライド移動可能に保持される2方向用のスライダ5と、2方向用のスライダ5と一体的に移動するように保持される光源7と、給電パターンが設けられる回路基板3と、2方向用のスライダ5と一体的に移動し、光源7に接続される接続部103と、前記給電パターン上を摺動する接点部101を有するLED点滅用可動接点100と、光源7を保持し、2方向用のスライダ5に保持される基台9とを備え、また、基台9に光源7を保持した部分とLED点滅用可動接点100との接続部103との間を接続する導電パターンを設け、光源7とLED点滅用可動接点100とを電気的に接続したため、2方向用のスライダ5に光源7を簡単に取り付けられ、かつ2方向用のスライダ5が移動しても照明むらが生じない。
また、前記実施例にあっては、LED点滅用可動接点100を2方向用のスライダ5に設けた凹部55に差し込んで保持するとともに、2方向用のスライダ5の、LED点滅用可動接点100の差し込み方向と直交する方向の側面に基台9の挿入を許容する挿入部(収納部62,63)を設けたため、光源7を保持した基台9とLED点滅用可動接点100を2方向用のスライダ5に簡単に保持できかつLED点滅用可動接点100と基台9との電気的接続を半田づけなしで行える。
本発明の実施例に係る照光付きスライド型電気部品を示す平面図である。 図1の2−2線に沿った断面図である。 図1の3−3線に沿った断面図である。 図1に示す照光付きスライド型電気部品の分解斜視図である。 図2の要部拡大図である。 図4に示す基台の平面図である。 図4に示す基台の底面図である。 従来の照光付きスライド型電気部品の縦断面図である。 図8の照光付きスライド型電気部品の分解斜視図である。 図8の照光付きスライド型電気部品のスライド式の2方向スイッチの切替ノブのスライド状態と導光体の投光部との相対位置関係を示した一部平面図である。 図8の照光付きスライド型電気部品の導光体中の光路を示した説明平面図である。 別の従来の照光付きスライド型電気部品を示す断面図である。
符号の説明
3 回路基板
5 2方向用のスライダ
7 光源
9 基台
55 凹部
62,63 収納部
100 LED点滅用可動接点
101 接点部
103 接続部

Claims (3)

  1. スライド移動可能に保持されるスライド操作部と、
    前記スライド操作部と一体的に移動するように保持される照光部材と、
    給電パターンが設けられる固定部と、
    前記スライド操作部と一体的に移動し、前記照光部材に接続される接続部と、前記給電パターン上を摺動する接点部を有する摺動子片と、
    前記照光部材を保持し、前記スライド操作部に保持される基台とを備えたことを特徴とする照光付きスライド型電気部品。
  2. 請求項1において、前記基台に前記照光部材を保持した部分と前記摺動子片との接続部との間を接続する導電パターンを設け、前記照光部材と前記摺動子片とを電気的に接続したことを特徴とする照光付きスライド型電気部品。
  3. 請求項1において、前記摺動子片を前記スライド操作部に設けた収納部に差し込んで保持するとともに、前記スライド操作部の、前記摺動子片の差し込み方向と直交する方向の側面に前記基台の挿入を許容する挿入部を設けたことを特徴とする照光付きスライド型電気部品。
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