JP2006052069A - 画像形成装置 - Google Patents

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修 中野
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Abstract

【課題】 部品点数を多くすることなく、記録紙の含水量の測定と記録紙の有無を検出することができる画像記録装置を提供する。
【解決手段】 この発明は、給紙カセットに載置された記録紙Pを取り出し、印刷部で記録紙に画像を形成する画像形成装置において、給紙カセット部分にに水分センサー100を配置し、記録紙の水分センサー100からの出力と、記録紙が無いときの水分センサー100との出力の差異に基づき、給紙カセット内の記録紙の有無を検出するとともに、水分センサー100で検出した記録紙Pの含水量により画像形成装置の印刷制御を行う。
【選択図】 図4

Description

この発明は、たとえばシート状の記録紙に画像の形成を行う電子写真複写機、レーザプリンタ、インクジェットプリンタなどの画像形成装置に関し、特に、記録紙の含水量検出並びに用紙切れ検出を行う画像形成装置に関する。
電子写真複写機、インクジェットプリンタなどの画像形成装置においては、使用される転写紙の紙質や含水量の変化により、画像品質が左右される。このため、転写紙の含水量を検出するセンサを設け、そのセンサ出力に応じて画像形成装置の機構部の制御や転写電流等の印字制御などを行い良好な記録を行うように構成されている。図1に、一般的な電子写真複写機の構成を示す。
図1は、電子写真複写機の内部構成を示すものである。電子写真複写機10の本体11のほぼ中央には、感光体ドラム12が配置されている。この感光体ドラム12の周囲には、帯電装置13、光学装置14による露光位置14a、現像装置16、転写剥離チャージャ17、クリーニング装置18、および除電ランプ20が設けられている。
また、本体11の右側には、シート状の記録紙Pを収容する給紙カセット21が設けられている。この給紙カセット21内の記録紙Pは、給紙部を経て、上記感光体ドラム12と転写剥離チャージャ17との間の転写部へ順に送られるようになっている。
本体11内には、給紙カセット21からピックアップローラ22により取り出され、この給紙部を介して給紙された記録紙Pを感光体ドラム12の転写部を経て、本体11の左側の排紙トレイ23に導くための用紙搬送路24が形成されている。
この用紙搬送路24の感光体ドラム12より上流側には、分離ローラ25およびレジストローラ対26が設けられ、下流側には搬送ベルト27、定着ローラ対28、および排紙ローラ対30が設けられている。
本体11の上面には、原稿Dを載置する原稿台(透明ガラス)34、白色のプラテンシート35aを有し、原稿台34を被覆する原稿カバー35が設けられるとともに、操作部(図示していない)が設けられている。また、原稿台34の周囲の原稿先端側(排紙側)には、原稿Dを載置する際のガイドとなる原稿スケール32が設けられている。
前記の光学装置14は、露光ランプ36、ミラー37a,37b,37c,37d,37e,37f、およびレンズブロック15によって構成されている。
上記露光ランプ36およびミラー37a,37b,37cは、原稿台34の下面に沿って図示矢印S方向に移動され、この移動にともなって原稿台34上の原稿Dを露光走査するようになっている。
原稿台34上に載置された原稿Dは、光学系の移動にともなって露光ランプ36からの光が照射される。この原稿Dからの反射光は、ミラー37a,37b,37c、レンズブロック15、およびミラー37d,37e,37fを順に介して感光体ドラム12の露光位置14aに導かれ、帯電装置13で表面が均一に帯電された感光体ドラム12の表面に結像される。
この露光位置14aで画像が露光されることにより、表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置16によってトナーが付着されることにより可視像化される。一方、これにタイミングをあわせて、上記給紙カセット21より取り出された記録紙Pが、レジストローラ対26によって感光体ドラム12方向へ送られる。
この記録紙Pは、転写部において、転写剥離チャージャ17の作用により感光体ドラム12上のトナー像が転写される。この転写された記録紙Pは、搬送ベルト27によって定着ローラ対28へ送られ、ここで転写像の定着が行われた後、排紙ローラ対30によって本体11外の排紙トレイ23上に排出される。
なお、転写後の感光体ドラム12は、クリーニング装置18で表面の残留トナーが除去され、さらに除電ランプ20によって残像が消去されることにより、初期状態に復帰される。
上述の如く、給紙カセット21内より取り出された記録紙Pは、図示矢印方向から送られ、給紙ガイド41,42間を順に通り、一旦、レジストローラ対26の位置で停止される。この後、このレジストローラ対26により紙搬送ガイド43上を案内されて、感光体ドラム12と転写剥離チャージャ17との間の転写部に導かれる。
上記したような電子写真複写機において、記録紙Pの含水量を測定し、記録紙Pの含水量に応じ、含水量が多いときには、転写電流が大きくなるように制御し、逆に含水量吸湿量が少ない場合には転写電流を少なくして、転写部の転写条件を最適にして高品質な画像を得る方法がある(例えば、特許文献1参照)。
また、記録紙の含水量を測定するために湿度センサーを用い、その湿度センサーを給紙カセットに設けた装置がある(例えば、特許文献2参照)。
一方、給紙カセットを用いた画像形成装置においては、給紙カセット内の記録紙の有無をフォトカプラなどのセンサーで検出し、記録紙が無くなった場合には、用紙切れを通知するように構成されている。
特開平6−266249号公報 特開平6−262794号公報
上記したように、紙の含水量は印刷品質や紙の搬送に大きく影響することが知られている。このため、湿度センサー等を設けて、紙の含水量を測定し、その湿度に応じた制御がなされている。また、給紙カセットを用いた装置においては、記録紙の有無も検出している。このため、従来の装置においては、湿度を検出する装置と記録紙の有無を検出するための装置を必要とし、部品点数が多くなり、コストがアップするなどの難点があった。
この発明は、上述した従来の問題点に鑑みなされたものにして、部品点数を多くすることなく、記録紙の含水量の測定と記録紙の有無を検出することができる画像記録装置を提供することを目的とする。
この発明は、給紙部に載置された記録紙を取り出し、印刷部で記録紙に画像を形成する画像形成装置において、給紙部に水分センサーを配置し、記録紙の水分センサーからの出力と、記録紙が無いときの水分センサーとの出力の差異に基づき、給紙部の記録紙の有無を検出するとともに、水分センサーで検出した記録紙の含水量により画像形成装置の印刷制御を行うことを特徴とする。
前記水分センサーとして光学式湿度センサーを用い、給紙部の底板に鏡面部を設けて構成することができる。
また、前記水分センサーとして光学式湿度センサーを用い、給紙部の底板に低反射部を設けて構成することができる。
また、前記水分センサーとして一対のプローブからなる電気式水分センサーを用い、給紙部の底板に導電体部を設けて構成することができる。
上記の構成によれば、水分センサー1つで、記録紙の含水量の測定と記録紙の有無を検出することができる。また、水分センサーとして、光学式湿度センサーを用いた場合、給紙部の底板に鏡面部または低反射部を設けることで、記録紙がある時のセンサー出力と無いときのセンサー出力の差異を多くとることができ、確実な記録紙の有無の検出が行える。
以下、この発明の実施形態につき図面を参照して説明する。図2は、この発明の実施形態による画像形成装置の給紙カセット部分を示す概略構成図、図3乃至図5は、同要部斜視図である。
図2ないし図5に示すように、この発明にかかる画像形成装置の給紙カセット21には、ピックアップローラ22の記録紙搬送方向の上流側に水分センサ100が設けられている。水分センサ100は、近赤外線を領域に発光強度を持つ発光ダイオードからなる発光部101と、発光部101から発光され、被測定物で反射された反射光を受光する受光部102とを有する。受光部102で受光した反射光に応じた反射率を求め、算出した反射率により記録紙Pの含水量を求めるように構成されている。
給紙カセット21の底板21a上に記録紙Pが載置され、給紙カセット21内に記録紙Pがセットされている場合には、最上部の記録紙Pの含水量を水分センサー100で測定する。給紙カセット21内に記録紙が無くなった場合には、水分センサー100は、給紙カセット21の底板21a部分の反射光を受光部102で測定することになる。
この水分センサ100は、近赤外線を領域、即ち、水の吸収波長帯域1.45μmまたは1.9μmに発光強度を持つ発光ダイオードと、近赤外線を領域、即ち、水の吸収波長帯域1.45μmまたは1.9μmに感度を持つ光学センサで構成される。水の吸収帯は1.45μm、1.9μmにあり、含水量に応じて、発光ダイオードから出射された光が吸収され、記録紙から反射する反射光が変化し、光学センサの出力が変化する。この出力の変化により含水量を検出する。含水量は水分率(%)で表され、試料の任意の状態の重さとその絶乾燥重量との差の元の重量に対する百分率で示したものである。
そこで、この発明は、記録紙Pからの反射光を測定した時の水分センサー100の出力と、給紙カセット21の底板21aからの反射光を測定した時の水分センサー100の出力の相違を判断し、記録紙Pの含水量の測定と記録紙の有無の検出を水分センサー100で行うように構成したものである。
このため、この発明の実施形態においては、給紙カセット21の底板21aからの反射光量が記録紙Pからの反射光量の想定範囲から著しく外れるように、底板21aに加工を施している。記録紙Pでの反射光量の想定範囲を5%<反射率<80%とした場合、図4に示す例では、反射光量が過多になるように、底板21aに鏡面シート21bを設けている。
記録紙Pがある場合には、水分センサー100は想定範囲内の反射率を検出し、この反射率に応じた含水量が測定される。一方、記録紙Pが無くなった場合には、鏡面シート21bからの反射光を検出することになり、過多な反射光(反射率≧80%)でセンサ出力が異常値を出力することになる。センサー100の出力が異常になると、紙切れを検出することになる。
図5に示した例は、図4とは逆に、記録紙Pが無いときの反射光量を過小になるように、黒色低反射シート21cを底板21aに設けている。この黒色低反射シート21cは、例えば、反射率3%のものを用いる。この図5に示したものでは、記録紙Pがある場合には、水分センサー100は想定範囲内の反射率を検出し、この反射率に応じた含水量が測定される。一方、記録紙Pが無くなった場合には、低反射シート21cからの反射光を検出することになり、過小な反射光(反射率≦5%)でセンサ出力が異常値を出力することになる。センサー100の出力が異常になると、紙切れを検出することになる。
図6は、この発明にかかる画像形成装置の構成を示すブロック図である。水分センサ100の発光部101は、近赤外線を領域、即ち、水の吸収波長帯域1.45μmまたは1.9μmに発光強度を持つ発光ダイオードで構成され、発光部駆動回路103により、点灯制御される。発光部駆動回路103は、マイクロコンピュータ等で構成された制御部110により制御される。
水分センサ100の受光部102は、近赤外線を領域、即ち、水の吸収波長帯域1.45μmまたは1.9μmに感度を持つ光学センサで構成され、受光部102で検出した受光量に応じた電圧をA/D変換回路104でデジタルデータに変換され、制御部110に与える。
制御部110には、基準となるべく予め定められた所定の基準含水量を持つ基準紙を測定したデータに基づく反射率と含水量との関係を示すテーブルを備える。このテーブルに基づき、受光部102からの出力により、含水量を算出する。
このテーブルは、例えば、基準となるべく予め定められた所定の基準含水量を持つ基準紙を水分センサー100で測定し、受光部102で検出した受光量から紙の反射率を算出する。そして、その反射率と所定の基準含水量(水分率)の変換テーブルを作成する。
表1に算出した反射率と水分率との関係を示す変換テーブルの例を示す。
Figure 2006052069
なお、記録紙として色紙を用いる場合には、反射率が白色紙とは異なるため、変換テーブルの値が白色紙と異なる。このような場合には、可視光域に帯域を有する発光部と受光部とを追加することで、可視光帯域のセンサ出力で変換テーブルを切り替えて対応するように構成すればより正確な制御が行える。
そして、記録紙Pからの反射光量を受光部102で受光し、受光部102からの出力で反射率を求め、反射率から変換テーブルに基づいて更に含水量を算出する。
制御部110は、算出した反射率に基づき、記録紙の有無、記録紙がある場合には記録紙の含水量(水分率)を算出し、印刷部106の印字制御を行う。
記録紙Pが無くなった場合には、センサ出力が異常値を出力することにより、制御部110は記録紙が無いと判断し、用紙切れを示す表示器(LED)105を点灯させる。また、水分センサー100が想定範囲内の反射率を検出すると、検出した反射率に基づき含水量を検出し、含水量に応じて印刷部106の制御が行われる。
例えば、上記したような電子写真複写機においては、記録紙Pの含水量に応じ、含水量が多いときには、転写電流が大きくなるように制御し、逆に含水量が少ない場合には転写電流を少なくして、転写部の転写条件を最適にして高品質な画像を得るように制御する。
また、電子写真方式以外の画像形成装置においても含水量に応じてそれぞれ適した制御が行われる。例えば、この発明をインクジェットプリンタに用いた場合には、記録紙の含水量が低い場合には、吐出インク量を多くし、含水量が多い場合には、吐出インク量を少なくなるように制御すればよい。
次に、この発明をインクジェットプリンタに用いた場合の制御部の動作につき図7のフロー図に従い説明する。動作を開始すると、インターバルタイマが動作し(ステップS1)、紙切れ計測の要求が出され(ステップS2)、そして、水分センサー100からデータを取りこむ(ステップS3)。
続いて、反射率を算出し(ステップS4)、算出した反射率が想定範囲内、反射率が5%を越え、80%未満か否か判断される(ステップS5)。反射率が想定範囲内に無い場合には、記録紙が無いと判断し、用紙切れLED105を点灯させ(ステップS6)、使用者に用紙切れを通知する。そして、印刷終了か否か判断され(ステップS14)、印刷終了の場合には動作を終了する。
算出した反射率が想定範囲内であれば、、用紙切れLED105を消灯し(ステップS7)、含水量を算出する(ステップS8)。
続いて、算出した含水量が低含水量か否か、含水量が5%未満か否か判断され(ステップS9)、5%未満の場合には、低含水量であると判断し、インク吐出量を多くして印刷し(ステップS11)、そして、印刷終了か否か判断され(ステップS14)、印刷終了の場合には動作を終了する。
算出した含水量が低含水量か否か、含水量が5%未満か否か判断され(ステップS9)、5%以上の場合には、続いて、算出した含水量が高含水量か否か、含水量が10%を越える否か判断され(ステップS10)、10%を越えた場合には高含水量であると判断し、インク吐出量を少なくして印刷し(ステップS12)、そして、印刷終了か否か判断され(ステップS14)、印刷終了の場合には動作を終了する。
また、算出した含水量が高含水量か否か、含水量が10%を越える否か判断され(ステップS10)、10%以下の場合には最適な含水量であると判断し、適量なインク吐出量で印刷し(ステップS13)、そして、印刷終了か否か判断され(ステップS14)、印刷終了の場合には動作を終了する。
上記した実施形態においては、水分センサーとして、光学式水分センサー100を用いたが、電気式水分センサー100aを用いても良い。図8、図9は、電気式水分センサー100aを用いた例を示している。電気式水分センサー100aは、例えば、一対のプローブ120、120間の電気容量を測定することにより行われる。図8に示すように、記録紙Pがある場合には、プローブ120,120は記録紙Pに接触しており、プローブ120,120間の電気容量(電気抵抗)は想定範囲内(抵抗値>1KΩ)であり、含水量検出を行う。含水量は、電気式水分センサー100aを用い、予め既知の測定対象物を測定したデータに基づく電気特性から含水量との関係を示すテーブルを作成し、テーブルを格納する。そして、このテーブルに基づき制御部110が含水量を算出する。
給紙カセット21の底板21aに導電体部21dを設けている。図9に示すように、記録紙Pが無くなると、電気式水分センサー100aのプローブ120,120間は導通状態となる。プローブ120,120間の電気容量(電気抵抗)は異常範囲(抵抗値が≦1KΩ)となるので、用紙切れが検出できる。
図10は、電気式水分センサーを用いたこの発明にかかる画像形成装置の構成を示すブロック図である。プローブ120,120間に抵抗を抵抗計111で測定し、制御部110に与える。
制御部110には、測定したデータに基づく抵抗値と含水量との関係を示すテーブルが備え、このテーブルに基づき、抵抗計111からの出力により、含水量を算出する。
制御部110は、算出した抵抗値に基づき、記録紙の有無、記録紙がある場合には記録紙の含素分量を算出し、印刷部106の印字制御を行う。
記録紙Pが無くなった場合には、抵抗値が異常値を出力し、、制御部110は記録紙が無いと判断し、用紙切れを示す表示器105を点灯させる。また、電気式水分センサー100aが想定範囲内の抵抗値を検出すると、検出した抵抗値に基づき含水量を検出し、含水量に応じたて印刷部106の制御が行われる。
次に、この発明をインクジェットプリンタに用いた場合の制御部の動作につき図12のフロー図に従い説明する。動作を開始すると、インターバルタイマが動作し(ステップS20)、紙切れ計測の要求が出され(ステップS21)、そして、電気式水分センサー100aから抵抗値を取りこむ(ステップS22)。
続いて、算出した抵抗値が想定範囲内、抵抗値が1KΩ未満か否か判断される(ステップS23)。抵抗値率が想定範囲内に無い場合には、記録紙が無いと判断し、用紙切れ表示器105を点灯させ(ステップS24)、使用者に用紙切れを通知する。そして、印刷終了か否か判断され(ステップS32)、印刷終了の場合には動作を終了する。
算出した抵抗値が想定範囲内であれば、、用紙切れ表示器105を消灯し(ステップS25)、含水量を算出する(ステップS26)。
続いて、算出した含水量が低含水量か否か、含水量が5%未満か否か判断され(ステップS27)、5%未満の場合には、低含水量であると判断し、インク吐出量を多くして印刷し(ステップS29)、そして、印刷終了か否か判断され(ステップS32)、印刷終了の場合には動作を終了する。
算出した含水量が低含水量か否か、含水量が5%未満か否か判断され(ステップS27)、5%以上の場合には、続いて、算出した含水量が高含水量か否か、含水量が10%を越える否か判断され(ステップS28)、10%を越えた場合には高含水量であると判断し、インク吐出量を少なくして印刷し(ステップS30)、そして、印刷終了か否か判断され(ステップS32)、印刷終了の場合には動作を終了する。
また、算出した含水量が高含水量か否か、含水量が10%を越える否か判断され(ステップS28)、10%以下の場合には最適な含水量であると判断し、適量なインク吐出量で印刷し(ステップS31)、そして、印刷終了か否か判断され(ステップS32)、印刷終了の場合には動作を終了する。
なお、電子写真式複写機、インクジェットプリンタの印字制御の例につき説明したが他の種類のプリンタも含水量に適した制御を行えばよい。例えば、熱昇華型プリンタの場合には、記録紙の含水量が低い場合には、転写温度を低くし、含水量が多い場合には、転写温度を高くなるように制御すればよい。
また、用紙の搬送速度を制御しても良い。用紙搬送速度の場合、記録紙の含水量が多い場合には遅く、記録紙の含水量が少ない場合には、早くするように制御することもできる。更に、記録紙を乾燥させる機能を有するものの場合には、用紙乾燥ファンに対しては、記録紙の含水量が低い場合には低速回転、記録紙の含水量が多い場合には、高速回転、乾燥ヒータの場合には記録紙の含水量が低い場合には、ヒータの強度を弱、含水量が多い場合には、強に制御するように構成してもよい。
また、上記した実施形態では、給紙カセットを用いた場合を説明したが、給紙カセットを用いずに、給紙トレイに記録紙を載置するタイプの画像形成装置にもこの発明は適用できる。
一般的な電子写真複写機の内部構成を示す概略構成図である。 この発明の実施形態による画像形成装置の給紙カセット部分を示す概略構成図である。 この発明の実施形態による画像形成装置の給紙カセット部分の要部斜視図である。 この発明の実施形態による画像形成装置の給紙カセット部分の要部斜視図である。 この発明の実施形態による画像形成装置の給紙カセット部分の要部斜視図である。 この発明の実施形態にかかる画像形成装置の構成を示すブロック図である。 この発明をインクジェットプリンタに用いた場合の制御部の動作を示すフロー図である。 この発明の他の実施形態による画像形成装置の給紙カセット部分の要部斜視図である。 この発明の他の実施形態による画像形成装置の給紙カセット部分の要部斜視図である。 この発明の他の実施形態にかかる画像形成装置の構成を示すブロック図である。 この発明をインクジェットプリンタに用いた場合の制御部の動作を示すフロー図である。
符号の説明
100 水分センサー
101 発光部
102 受光部
21 給紙カセット
21a 底板

Claims (4)

  1. 給紙部に載置された記録紙を取り出し、印刷部で記録紙に画像を形成する画像形成装置において、給紙部に水分センサーを配置し、記録紙の水分センサーからの出力と、記録紙が無いときの水分センサーとの出力の差異に基づき、給紙部の記録紙の有無を検出するとともに、水分センサーで検出した記録紙の含水量により画像形成装置の印刷制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記水分センサーとして光学式湿度センサーを用い、給紙部の底板に鏡面部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記水分センサーとして光学式湿度センサーを用い、給紙部の底板に低反射部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記水分センサーとして一対のプローブからなる電気式水分センサーを用い、給紙部の底板に導電体部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。



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