JP2006051338A - 洗濯方法及び洗濯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】生地を傷めることなく綺麗に洗浄することができる洗濯方法及び洗濯装置の提供。
【解決手段】衣類20〜22がその種類ごとに分類され、種類ごとに洗濯される。当該衣類20〜22に最適な洗浄方法が決定される。最適洗浄方法は、当該衣類20〜22の詳細情報に基づいて決定される。詳細情報は、予め当該衣類20〜22に対応させて準備されている。最適洗浄方法は、搬送ロボット12によって決定される。決定された最適洗浄方法は、最適洗浄情報として洗浄機11に送信される。洗浄機11は、受信した最適洗浄情報に基づいて最適洗浄方法を実施する。
【選択図】図1
【解決手段】衣類20〜22がその種類ごとに分類され、種類ごとに洗濯される。当該衣類20〜22に最適な洗浄方法が決定される。最適洗浄方法は、当該衣類20〜22の詳細情報に基づいて決定される。詳細情報は、予め当該衣類20〜22に対応させて準備されている。最適洗浄方法は、搬送ロボット12によって決定される。決定された最適洗浄方法は、最適洗浄情報として洗浄機11に送信される。洗浄機11は、受信した最適洗浄情報に基づいて最適洗浄方法を実施する。
【選択図】図1
Description
本発明は、衣類等を洗濯する方法及び装置に関するものである。
衣類は、さまざまな種類の生地からなり、またさまざまな染色が施されている。衣類は、人が着用するものであるから常に清潔に保たれる必要があり、そのために洗濯が必要となる。ところが、前述のように衣類を構成する生地や染料はさまざまであることから、すべての衣類について当該衣類を傷めることなく洗浄する方法は存在しない。このため、通常、衣類には洗浄方法を指示するタグ等が付けられており、洗濯を行う者は、このタグの表示にしたがって洗浄方法を選択する。なお、洗濯方法ないし洗濯装置に関する先行技術文献としては、以下のものがある。
しかし、従来から衣類に付けられているタグには、単に「ドライクリーニング」の指示や、「手押洗い」の指示のみが表示されているのみであって、当該衣類に適する洗浄方法が正確に表示されているものではない。これは、タグに洗浄方法に関する詳細情報を表示することはきわめて困難であることも原因の一つではあるが、そのために、洗濯を行う者が当該衣類に適した洗浄方法を正確に把握することができず、その結果、当該衣類が洗濯後に縮んでしまったり、色落ちしてしまったりする事故が現に発生している。
そこで、本発明の目的は、生地の種類や染色の方法に対応した当該衣類の最適な洗浄方法を決定し、生地を傷めることなく綺麗に洗浄することができる洗濯方法及び洗濯装置を提供することである。
上記目的が達成されるため、本発明に係る洗濯方法は、次のステップを含む。
(1) 被洗濯物特定手段が、被洗濯物に付設されたICタグから当該被洗濯物を特定する被洗濯物特定情報を得る第1のステップ。(2) 洗浄方法決定手段が、上記被洗濯物特定情報に基づいて少なくとも被洗濯物を構成する生地の種類を含む被洗濯物詳細情報を取得すると共に、予め用意された複数の被洗濯物洗浄方法のうち当該被洗濯物詳細情報に対応する最適の被洗濯物洗浄方法を決定し且つ当該最適の被洗濯物洗浄方法に関する情報を上記被洗濯物洗浄方法を実行する洗浄手段へ送信する第2のステップ。(3) 上記洗浄手段が、上記最適の被洗濯物洗浄方法に関する情報に基づいて当該最適の被洗濯物洗浄方法を実行する第3のステップ。
なお、第1のステップと第2のステップとの間に他のステップ、すなわち、搬送手段が、上記被洗濯物を予め用意された複数の被洗濯物洗浄方法を実行する洗浄手段へ搬送するステップが設けられていてもよい。また、第2のステップと第3のステップとの間に他のステップ、すなわち、搬送手段が、上記被洗濯物を上記洗浄手段へ搬送するステップが設けられていてもよい。
また、上記目的が達成されるため、本発明に係る洗濯装置は、被洗濯物に付設されたICタグから当該被洗濯物を特定する被洗濯物特定情報を得る被洗濯物特定手段と、上記被洗濯物特定情報に基づいて少なくとも被洗濯物を構成する生地の種類を含む被洗濯物詳細情報を取得すると共に、当該被洗濯物詳細情報に対応する最適の被洗濯物洗浄方法を決定する洗浄方法決定手段と、被洗濯物を洗浄するための複数の被洗濯物洗浄方法を予め記憶し、その中から上記最適の被洗濯物洗浄方法を選択して実行する洗浄手段とを備える。
さらに、上記目的が達成されるため、本発明に係る洗濯装置は、被洗濯物を洗浄するための複数の被洗濯物洗浄方法を予め記憶し、被洗濯物の仕様に応じた最適の被洗濯物洗浄方法に関する情報を受信することによって当該最適の被洗濯物洗浄方法を実行する洗浄手段と、被洗濯物に付設されたICタグから当該被洗濯物を特定する被洗濯物特定情報を得る被洗濯物特定手段と、上記被洗濯物特定情報に基づいて少なくとも被洗濯物を構成する生地の種類を含む被洗濯物詳細情報を取得すると共に、当該被洗濯物詳細情報に対応する最適の被洗濯物洗浄方法を決定し且つ当該最適の被洗濯物洗浄方法に関する情報を上記洗浄手段へ送信する洗浄方法決定手段とを備える。なお、この洗濯装置は、被洗濯物を上記洗浄手段へ搬送する搬送手段を備えていてもよい。
特に、この洗濯装置に適用される洗浄手段は、予め複数の被洗濯物洗浄方法を記憶している記憶部と、洗浄方法決定手段が送信する被洗濯物の仕様に応じた最適の被洗濯物洗浄方法に関する情報を受信する受信部と、上記最適の被洗濯物洗浄方法に関する情報に基づいて上記予め記憶された複数の被洗濯物洗浄方法の中から上記最適の被洗濯物洗浄方法を決定し実行する制御部とを備えて構成される。
被洗濯物は、その種類、仕様にかかわらず、当該被洗濯物に最適の被洗濯物洗浄方法により洗浄される。最適の被洗濯物洗浄方法は、洗濯物詳細情報に基づいて決定され、「最適」とは、当該被洗濯物を構成する生地を傷めることのない洗浄方法である。上記洗濯物詳細情報とは、当該被洗濯物を構成する生地の種類、当該被洗濯物の形状、色、染料の種類等である。この情報は、例えば当該被洗濯物のメーカーの協力等により作成され得る。
したがって、本発明によれば、被洗濯物が特別の洗浄方法により洗濯される必要がある場合であっても、被洗濯物は、その特別の洗浄方法により生地が傷むことなく綺麗に洗濯される。しかも、この洗濯作業は、洗濯を行う者が直接行う必要がなく、自動で行われるという利点がある。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る洗濯方法を実施するための洗濯装置が模式的に示された図である。
この洗濯装置10は、衣類(被洗濯物)を自動で洗濯する装置である。洗濯装置10は、洗浄機11(洗浄手段)と、搬送ロボット12(被洗濯物特定手段、洗浄方法決定手段及び搬送手段)と、搬送ロボット12の移動を案内する案内レール部14と、案内レール部14に沿って配置されたトレイ15〜19とを備えている。本実施形態に係る洗濯装置10の特徴とするところは、洗濯装置10が衣類の種類に応じた最適の洗浄方法を選択し、衣類に損傷を与えずに綺麗に洗濯する点である。
洗濯が必要な衣類20〜22は、まず収集トレイ15に投入される。各衣類20〜22には、ICタグ23〜25が取り付けられている。各ICタグ23〜25は、それぞれ衣類20〜22に設けられている。ICタグ23は、衣類20を特定する情報(被洗濯物特定情報)を記憶している。この衣類20の特定情報は、当該衣類20のメーカーの名前、衣類20の商品名及び商品番号等を含む。同様に、ICタグ24、25は、それぞれ衣類21、22を特定する情報(被洗濯物特定情報)を記憶している。これら衣類21、22の特定情報は、これら衣類21、22のそれぞれのメーカーの名前、商品名及び商品番号を含む。なお、本実施形態では、説明の簡略化のために衣類については3種類のみ開示されているが、衣類の数には何ら制限がなく、各衣類にICタグが設けられている。
搬送ロボット12は、各衣類20〜22を把持し、後述される要領で上記ICタグ23〜25と通信する。これにより、搬送ロボット12は、後述の要領で衣類20〜22に関する詳細情報(被洗濯物詳細情報)を取得する。衣類20の詳細情報とは、当該衣類20を構成する生地ないし繊維の種類、当該衣類20の形状、当該衣類20の色及び染料の種類等を含む。この衣類20の詳細情報は、衣類20が洗濯される際に衣類20が傷まないような最適の洗浄方法が決定されるための基礎となるものである。同様に、衣類21、22の詳細情報とは、それぞれ当該衣類21、22を構成する生地ないし繊維の種類、当該衣類21、22の形状、当該衣類21、22の色及び染料の種類等を含む。この衣類21、22の詳細情報は、それぞれ衣類21、22が洗濯される際に衣類21、22が傷まないような最適の洗浄方法が決定されるための基礎となるものである。
前述のように、衣類を構成する生地はさまざまであり、衣類に用いられている染料もメーカーごとにさまざまである。このため、衣類の洗浄方法は、厳密には衣類の種類と同数だけ存在すると言える。しかし、衣類は、当該衣類の詳細情報を基準にしていくつかのグループに分類することが可能である。すなわち、類似の性質を有する生地からなる衣類や類似の染料が使用されている衣類は、同一の洗浄方法により洗浄され得る。したがって、その衣類の分類に対応して衣類の洗浄方法もいくつかの種類に分類され、よって、すべての衣類は、予め分類された洗浄方法のうちのいずれかによって洗浄され得る。上記搬送ロボット12は、衣類の洗浄方法を予めいくつかの種類に分類し、これを記憶している。本明細書では、搬送ロボット12が記憶している複数の洗浄方法(被洗濯物洗浄方法)は、「洗浄方法群」と称される。
搬送ロボット12は、衣類20の詳細情報を取得することによって、後述の要領によって上記洗浄方法群の中から当該衣類20に最適な洗浄方法を決定する。本明細書では、各衣類に最適な洗浄方法は、「最適洗浄方法」と称される。搬送ロボット12は、衣類20を上記トレイ18に収容する。この場合、トレイ18に収容される衣類は、衣類20の最適洗浄方法が施されるグループを構成する。同様に、搬送ロボット12は、衣類21、22の詳細情報を取得することによって、後述の要領によって上記洗浄方法群の中から当該衣類21、22の最適洗浄方法を決定する。そして、搬送ロボット12は、衣類21を上記トレイ17に収容し、衣類22を上記トレイ16に収容する。したがってこの場合、トレイ17に収容される衣類は、衣類21の最適洗浄方法が施されるグループを構成し、トレイ16に収容される衣類は、衣類22の最適洗浄方法が施されるグループを構成する。
搬送ロボット12は、各トレイ18〜16ごとに、各トレイ18〜16内の衣類20〜22を洗浄機11に投入する。すなわち、搬送ロボット12は、まずトレイ18に収容されている衣類20を洗浄機11に入れると共に、洗浄機11に対して衣類20に最適な洗浄方法に関する情報を送信する。本明細書では、この最適な洗浄方法に関する情報は、「最適洗浄情報」と称される。洗浄機11は、この最適洗浄情報を受信し、これに基づいて衣類20の最適洗浄方法を実施する。この場合、洗浄機11も予め上記洗浄方法群を記憶していてもよい。そして、この洗浄方法群の中から上記最適洗浄情報に基づいて衣類20の最適洗浄方法が決定される。衣類20について洗浄作業が終了すると、搬送ロボット12は、洗浄機11の中から衣類20を取り出し、排出トレイ19に搬送する。
同様に、搬送ロボット12は、トレイ17に収容されている衣類21を洗浄機11に投入すると共に、洗浄機11に衣類21の最適洗浄情報を送信する。洗浄機11は、この情報にしたがって当該衣類21の最適洗浄方法を実施する。衣類21について洗浄作業が終了すると、搬送ロボット12は、洗浄機11の中から衣類21を取り出し、排出トレイ19に搬送する。搬送ロボット12は、衣類22についても同様の作業を行い、すべてのトレイ18〜16について同様の作業を行う。これにより、すべての衣類についての洗濯作業が終了する。
図2は、洗浄機11及び搬送ロボット12の構造を模式的に示す図である。同図が示すように洗浄機11は、洗浄機本体26と、制御装置13とを備えている。洗浄機本体26は、図示されていないが、洗浄漕と、洗浄漕に水あるいは溶剤等の洗浄液を供給する洗浄液供給部と、洗浄漕から洗浄液を排出させる排水部と、必要な洗剤を供給する洗剤供給部とを備えている。洗濯される衣類20〜22は、洗浄漕に投入され、必要な洗浄液、洗剤等が洗浄漕に供給される。
制御装置13は、通信装置27(受信部)と、CPU28(制御部)と、メモリ29(記憶部)とを備えている。通信装置27は、上記搬送ロボット12から衣類20〜22の最適洗浄情報を受信する。通信装置27と搬送ロボット12とは、既知の種々の通信方法により通信され得るが、典型的には、Bluetooth、赤外線通信のほか、他の近距離無線通信等が採用され得る。メモリ29は、種々のコンピュータプログラム及び上記洗浄方法群を記憶している。具体的には、メモリ29は、上記洗浄方法群を記憶している。また、搬送ロボット12から送信された衣類20〜22の最適洗浄情報を処理し、上記洗浄方法群の中から上記最適洗浄方法を決定するためのコンピュータプログラムがメモリ29に記憶されている。このコンピュータプログラムは、制御装置13を、搬送ロボット12から送信された衣類20〜22の最適洗浄情報を処理し、上記洗浄方法群の中から上記最適洗浄方法を決定する手段として機能させる。さらに、上記洗浄方法群の中から決定された最適洗浄方法を洗浄機本体26に行わしめるためのコンピュータプログラムがメモリ29に記憶されている。このプログラムは、制御装置13を、上記洗浄方法群の中から決定された最適洗浄方法を洗浄機本体26に行わしめる手段として機能させる。具体的には、CPU28が、メモリ29が記憶しているコンピュータプログラムにしたがって上記衣類20〜22の最適洗浄情報の処理等を行う。
搬送ロボット12は、駆動装置30と、センサ31と、操作装置32と、制御装置33とを備えている。駆動装置30は、モータ34を備えており、このモータ34に図示されていない車輪が取り付けられている。この車輪は上記案内レール部14(図1参照)と結合しており、モータ34が駆動されることによって、搬送ロボット12が案内レール部14に沿って移動する。センサ31は、カメラ35を備えている。このカメラ35は、収集トレイ15内に衣類が存在することを検知する。収集トレイ15内に衣類が存在すれば、これが信号S1として上記制御装置33に入力される。操作装置32は、衣類を把持し得るアーム及びアームを駆動するモータ36を備えている。モータ36が駆動されることによってアームが操作される。これにより、搬送ロボット12は、衣類を収集トレイ15から他のトレイ18等に移動させることができる。
制御装置33は、第1通信装置37と、第2通信装置38と、CPU39と、メモリ40とを備えている。第1通信装置37は、上記ICタグ23〜25から衣類20〜22の特定情報を受信する。第1通信装置37とICタグ23〜25とは、既知の通信方法により通信され得るが、典型的には第1通信装置37がマイクロ波をICタグ23〜25に発信することによって、ICタグ23〜25が上記特定情報を第1通信装置37に発信し、第1通信装置37がこれを受信する。第2通信装置38は、上記洗浄機11の通信装置27と通信する。つまり、第2通信装置38は、衣類20〜22の最適洗浄情報を上記通信装置27に発信する。第2通信装置38と通信装置27とは、前述のように、Bluetooth、赤外線通信のほか、他の近距離無線通信等により通信され得る。
メモリ40は、衣類20〜22の上記詳細情報及び上記洗浄方法群のほか、種々のコンピュータプログラムを記憶している。具体的には、上記カメラ35が収集トレイ15内に衣類20〜22が存在することを検知するためのコンピュータプログラムがメモリ40に記憶されている。このプログラムは、制御装置33を、上記カメラ35が収集トレイ15内に衣類20〜22が存在することを検知するための手段として機能させる。
また、上記カメラ35が衣類20〜22を検知した場合に、上記モータ34、36を駆動させるためのコンピュータプログラムがメモリ40に記憶されている。このプログラムは、制御装置33を、上記モータ34、36を駆動させる手段として機能させる。さらに、第1通信装置37によってICタグ23〜25から上記特定情報を取得するためのコンピュータプログラムがメモリ40に記憶されている。このプログラムは、制御装置33を、第1通信装置37によってICタグ23〜25から上記特定情報を取得するための手段(被洗濯物特定手段)として機能させる。
また、取得された上記特定情報を処理し、上記詳細情報を取得するためのコンピュータプログラムがメモリ40に記憶されている。このプログラムは、制御装置33を、取得された上記特定情報を処理し、上記詳細情報を取得するための手段(洗浄方法決定手段)として機能させる。さらに、上記詳細情報に基づいて上記最適洗浄方法を決定するためのコンピュータプログラムがメモリ40に記憶されている。このプログラムは、制御装置33を、上記詳細情報に基づいて上記最適洗浄方法を決定するための手段(洗浄方法決定手段)として機能させる。また、第2通信装置38に最適洗浄情報を発信させるためのコンピュータプログラムがメモリ40に記憶されている。このプログラムは、制御装置33を、第2通信装置38に最適洗浄情報を発信させるための手段として機能させる。具体的には、CPU39が、メモリ40が記憶しているコンピュータプログラムにしたがって、上記衣類20〜22の特定情報等を処理する。
図3は、本実施形態に係る洗濯装置10により実施される洗濯方法の手順を示すフローチャートである。この洗濯方法は、以下の手順で行われる。
搬送ロボット12の制御装置33のCPU39は、メモリ40から上記コンピュータプログラムを読み込む。搬送ロボット12は、このコンピュータプログラムにしたがって作動する。搬送ロボット12のカメラ35は、収集トレイ15内に衣類20〜22が存在するかどうかを調べる(ステップ1)。収集トレイ15内に衣類20〜22が存在しなければ、この洗濯方法が実行されることはない。
収集トレイ15内に衣類20〜22が存在すれば、上記信号S1(図2参照)に基づいて搬送ロボット12のモータ34、36が駆動され(ステップ2)、搬送ロボット12は、収集トレイ15内の衣類20を把持する。搬送ロボット12は、第1通信装置37からマイクロ波を衣類20に向けて出力する(ステップ3)。衣類20のICタグ23は、このマイクロ波を受信し、衣類20の特定情報を出力する。搬送ロボット12の第1通信装置37は、この特定情報を受信する(ステップ4:第1のステップ)。
搬送ロボット12は、この特定情報に基づいてメモリ40が記憶している衣類20の詳細情報を取得する。そして、搬送ロボット12は、この詳細情報に基づいて、メモリ40が記憶している洗浄方法群の中から衣類20の最適洗浄方法を決定する(ステップ5)。搬送ロボット12のモータ34、36が駆動され(ステップ6)、衣類20は、トレイ18に搬送分類される(ステップ7)。
同様に上記信号S1の有無が判断される(ステップ8)。すなわち、収集トレイ15内に衣類20〜22が存在するか否かが判断される。もし、収集トレイ15内に衣類が存在しなければ、搬送ロボット12は、第2通信装置38から洗浄機11の通信装置27に向けて上記衣類20の最適洗浄情報を送信する(ステップ9:第2のステップ)。この最適洗浄情報は、信号S2(図2参照)として上記通信装置27に送信される。
もし、収集トレイ15内に衣類20〜22が残存しているならば、上記ステップ2〜ステップ7の工程が繰り返される。すなわち、収集トレイ15内の衣類20〜22は、搬送ロボット12によって分類され、衣類20がトレイ18に、衣類21がトレイ17に、衣類22がトレイ16に収容される。
衣類20〜22が分類されると、搬送ロボット12は、第2通信装置38から洗浄機11の通信装置27に向けて上記衣類20の最適洗浄情報を送信する(ステップ9:第2のステップ)。前述のように、この最適洗浄情報は、信号S2として上記通信装置27に送信される。そして、搬送ロボット12のモータ34、36が駆動され、衣類20が洗浄機11の洗浄漕に投入される(ステップ10)。
洗浄機11のCPU28は、メモリ29から上記コンピュータプログラムを読み込んでこれを実行し、当該洗浄機11の作動を制御する。洗浄機11の通信装置27が上記信号S2(最適洗浄情報)を受信すると、CPU28は、この最適洗浄情報に基づいてメモリ29が記憶している洗浄方法群の中から最適洗浄方法を決定する。そして、制御装置13は、洗浄機11にこの最適洗浄方法を実行させる(ステップ11:第3のステップ)。
なお、メモリ29が上記洗浄方法群を予め記憶していない場合は、搬送ロボット12の第2通信装置38が上記最適洗浄方法の具体的内容をも送信するように構成されていてもよい。すなわち、上記信号S2に上記最適洗浄方法の内容が情報として盛り込まれていてもよい。このような情報通信は、搬送ロボット12のメモリ40に記憶されているコンピュータプログラムが変更されることによって容易に実現される。
最適洗浄方法にしたがって衣類20が洗浄されると、搬送ロボット12は、洗浄後の衣類20を洗浄機11から取り出す。具体的には、上記モータ34、36が駆動され、洗浄後の衣類20が排出トレイ19に搬送される(ステップ12)。そして、トレイ17、トレイ16に衣類21、22が存在するか否かが判断され(ステップ13)、衣類21、22が存在する場合は、上記ステップ9〜ステップ12までの工程が繰り返される。
すなわち、トレイ17に衣類21が存在する場合は、搬送ロボット12は、第2通信装置38から洗浄機11の通信装置27に向けて上記衣類21の最適洗浄情報を送信する(ステップ9:第2のステップ)。この最適洗浄情報は、信号S2として上記通信装置27に送信される。そして、搬送ロボット12のモータ34、36が駆動され、衣類21が洗浄機11の洗浄漕に投入される(ステップ10)。洗浄機11の通信装置27が上記信号S2(最適洗浄情報)を受信すると、CPU28は、この最適洗浄情報に基づいてメモリ29が記憶している洗浄方法群の中から最適洗浄方法を決定する。そして、制御装置13は、洗浄機11にこの最適洗浄方法を実行させる(ステップ11:第3のステップ)。最適洗浄方法にしたがって衣類21が洗浄されると、搬送ロボット12は、洗浄後の衣類21を洗浄機11から取り出す。具体的には、上記モータ34、36が駆動され、洗浄後の衣類21が排出トレイ19に搬送される(ステップ12)。トレイ16に衣類22が存在する場合も同様であって、上記ステップ9〜ステップ12までの工程が繰り返される。すべての衣類20〜22について洗浄作業が終了すると、この洗濯装置10は停止する。
なお、本実施形態では、各衣類20〜22について上記最適洗浄情報が洗浄機11に送信された後に(ステップ9)、搬送ロボット12によって衣類20〜22が洗浄機11に搬送されるが(ステップ10)、衣類20〜22が洗浄機11に搬送されてから(ステップ10)、上記最適洗浄情報が洗浄機11に送信(ステップ9)されてもよい。また、搬送ロボット12によって各衣類20〜22が洗浄機11に搬送されると同時に各衣類20〜22について上記最適洗浄情報が洗浄機11に送信されるように構成されていてもよいことは勿論である。
このように、本実施形態に係る洗濯装置10では、収集トレイ15に集められた衣類20〜22は、自動で洗浄され、綺麗に洗濯される。しかも、衣類20〜22は、その種類、仕様にかかわらず、当該衣類20〜22に最適の洗浄方法により洗浄される。したがって、衣類20がウール、カシミヤ、シルク等のデリケートな生地からなる場合であっても、生地が損傷を受けることがない。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明される。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る洗濯方法を実施するための洗濯装置が模式的に示された図である。
本実施形態に係る洗濯方法が上記第1の実施形態に係る洗濯方法と異なるところは、上記第1の実施形態では、衣類20〜22の詳細情報は、搬送ロボット12のメモリ40に予め記憶されており、衣類20〜22の特定情報に基づいてこの詳細情報がメモリ40から取得されるように構成されていたのに対し、本実施形態では、衣類20〜22の詳細情報は、第三者45(例えば衣類情報を提供する協会等)が保有するサーバ46内に記憶されており、搬送ロボット12は、ネットワーク47(典型的には、インターネット)を介してサーバ46と通信することによって、衣類20〜22の詳細情報を取得するようになっている点である。なお、その他の構成については、上記第1の実施形態と同様である。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る洗浄機、搬送ロボット及びサーバの構造を模式的に示す図である。
本実施形態では、搬送ロボット12の制御装置33は、第3通信装置48を備えている。この第3通信装置48は、ネットワーク47と接続するためのインターフェイス等を備えており、上記サーバ46と通信する。また、メモリ40は、第3通信装置48がネットワーク47を介して通信するためのコンピュータプログラムを記憶している。このプログラムは、制御装置33を、第3通信装置48がネットワーク47を介して通信するための手段として機能させる。具体的には、CPU39は、このコンピュータプログラムにしたがって第3通信装置48の制御等を行う。
一方、第三者45のサーバ46は、通信装置49とCPU50とメモリ51とを備えている。通信装置49は、搬送ロボット12の第3通信装置48と同様に、ネットワーク47と接続するためインターフェイス等を備えており、上記第3通信装置48と通信する。また、メモリ51は、衣類に関する詳細情報のほか、種々のコンピュータプログラムを記憶している。すなわち、メモリ51は、通信装置49がネットワーク47を介して通信するためのコンピュータプログラムを記憶している。このプログラムは、サーバ46を、通信装置49がネットワーク47を介して通信するための手段として機能させる。また、メモリ51は、衣類の特定情報に基づいて当該衣類の詳細情報を選択し提供するためのコンピュータプログラムを記憶している。このプログラムは、サーバ46を、衣類の特定情報に基づいて当該衣類の詳細情報を選択し提供する手段として機能させる。具体的には、CPU50は、このコンピュータプログラムにしたがって通信装置49の制御等を行う。
したがって、本実施形態に係る洗濯方法では(図3参照)、搬送ロボット12の第1通信装置37が衣類20(21〜22)の特定情報を受信した後(ステップ4:第1のステップ)、第3通信装置48がネットワーク47を介して上記サーバ46にアクセスする。具体的には、衣類20(21〜22)の特定情報がサーバ46に送信され、サーバ46は、当該衣類20(21〜22)の特定情報に対応する詳細情報を選択する。サーバ46の通信装置49は、ネットワーク47を介して上記詳細情報を搬送ロボット12の第3通信装置48に送信する。搬送ロボット12は、この詳細情報に基づいてメモリ40が記憶している洗浄方法群の中から衣類20の最適洗浄方法を決定する(ステップ5)。その後の洗濯方法の要領は、上記第1の実施形態と同様である。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明される。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る洗濯方法を実施するための洗濯装置が模式的に示された図である。
本実施形態に係る洗濯方法が上記第1の実施形態に係る洗濯方法と異なるところは、上記第1の実施形態では、衣類20〜22の詳細情報は、搬送ロボット12のメモリ40に予め記憶されており、衣類20〜22の特定情報に基づいてこの詳細情報がメモリ40から取得されるように構成されていたのに対し、本実施形態では、衣類20〜22の詳細情報は、第三者45(例えば衣類情報を提供する協会等)が保有するサーバ46内に記憶されており、ホームサーバ60(洗浄方法決定手段)がネットワーク47(典型的には、インターネット)を介してサーバ46と通信することによって衣類20〜22の詳細情報を取得し、これを洗浄機11に送信するようになっている点である。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る洗浄機、ホームサーバ及び搬送ロボットの構造を模式的に示す図である。
本実施形態では、ホームサーバ60は、第3通信装置61と、第4通信装置62と、第5通信装置63と、CPU64と、メモリ65とを備えている。この第3通信装置61は、上記第2の実施形態に係る搬送ロボット12に備えられた第3通信装置48と同様の構成である。この第3通信装置61は、ネットワーク47と接続するためのインターフェイス等を備えており、上記サーバ46と通信する。第4通信装置62は、上記搬送ロボット12と通信し、上記搬送ロボット12から衣類の特定情報を受信する。第4通信装置62と搬送ロボット12とは、既知の種々の通信方法により通信され得るが、典型的には、Bluetooth、赤外線通信のほか、他の近距離無線通信等が採用され得る。第5通信装置63は、洗浄機11の通信装置27と通信し、洗浄機11の通信装置27に向けて衣類の最適洗浄情報を送信する。上記各実施形態と同様に、この最適洗浄情報は、信号S2として上記通信装置27に送信される。
メモリ65は、衣類に関する洗浄方法群のほか、種々のコンピュータプログラムを記憶している。すなわち、メモリ65は、搬送ロボット12から送信された衣類の特定情報を処理するためのコンピュータプログラムを記憶している。このプログラムは、ホームサーバ60を、搬送ロボット12から送信された衣類の特定情報を処理するための手段として機能させる。また、メモリ65は、第3通信装置61がネットワーク47を介して通信するためのコンピュータプログラムを記憶している。このプログラムは、ホームサーバ60を、第3通信装置61及びネットワーク47を介して通信する手段として機能させる。
メモリ65は、衣類の詳細情報を取得するためのコンピュータプログラムを記憶している。このプログラムは、ホームサーバ60を、衣類の詳細情報を取得するための手段として機能させる。また、メモリ65は、当該詳細情報に基づいて上記洗浄方法群の中から衣類の最適洗浄方法を決定するためのコンピュータプログラムを記憶している。このプログラムは、ホームサーバ60を、上記詳細情報に基づいて上記洗浄方法群の中から衣類の最適洗浄方法を決定するための手段として機能させる。さらに、メモリ65は、衣類の最適洗浄情報を上記洗浄機11の通信装置27に送信するためのコンピュータプログラムを記憶している。このプログラムは、ホームサーバ60を、衣類の最適洗浄情報を上記洗浄機11の通信装置27に送信するための手段として機能させる。具体的には、CPU64は、メモリ65が記憶しているコンピュータプログラムにしたがって、上記衣類の特定情報の処理等を行う。
一方、第三者45のサーバ46は、通信装置49とCPU50とメモリ51とを備えている。通信装置49は、ホームサーバ60の第3通信装置61と同様に、ネットワーク47と接続するためのインターフェイス等を備えており、上記第3通信装置61と通信することができる。また、メモリ51は、衣類に関する詳細情報のほか、種々のコンピュータプログラムを記憶している。すなわち、メモリ51は、通信装置49がネットワーク47を介して通信するためのコンピュータプログラムを記憶している。このプログラムは、サーバー46を、通信装置49がネットワーク47を介して通信するための手段として機能させる。また、メモリ51は、ホームサーバ60の求めに応じて(すなわち衣類の特定情報に基づいて)衣類の詳細情報を選択する(すなわちホームサーバ60に詳細情報を提供する)ためのコンピュータプログラムを記憶している。このプログラムは、サーバー46を、ホームサーバ60の求めに応じて衣類の詳細情報を選択するための手段として機能させる。具体的には、CPU50は、このコンピュータプログラムにしたがって通信装置49の制御等を行う。
したがって、本実施形態に係る洗濯方法では(図3参照)、搬送ロボット12の第1通信装置37が衣類20(21〜22)の特定情報を受信した後(ステップ4:第1のステップ)、この特定情報は、第2通信装置38によってホームサーバ60に送信される。ホームサーバ60の第3通信装置61は、ネットワーク47を介して上記サーバ46にアクセスする。具体的には、衣類20(21〜22)の特定情報がサーバ46に送信され、サーバ46は、当該衣類20(21〜22)の特定情報に対応する詳細情報を選択する。サーバ46の通信装置49は、ネットワーク47を介して上記詳細情報をホームサーバ60の第3通信装置61に送信する。ホームサーバ60は、この詳細情報に基づいてメモリ65が記憶している洗浄方法群の中から衣類20(21〜22)の最適洗浄方法を決定する(ステップ5)。この最適洗浄方法は、第4通信装置62から搬送ロボット12の第2通信装置38にフィードバックされるように構成されているのが好ましい。その後の洗濯方法の要領は、上記第1の実施形態と同様である。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について説明される。
図8は、本発明の第4の実施形態に係る洗濯方法を実施するための洗濯装置が模式的に示された図である。
本実施形態に係る洗濯方法が上記第1の実施形態に係る洗濯方法と異なるところは、上記第1の実施形態では、衣類20〜22の詳細情報は、搬送ロボット12のメモリ40に予め記憶されており、衣類20〜22の特定情報に基づいてこの詳細情報がメモリ40から取得されるように構成されていたのに対し、本実施形態では、衣類20〜22の詳細情報は、第三者45(例えば衣類情報を提供する協会等)が保有するサーバ46内に記憶されており、洗浄機11(洗浄方法決定手段)がネットワーク47(典型的には、インターネット)を介してサーバ46と通信することによって衣類20〜22の詳細情報を取得するようになっている点である。
図9は、本発明の第4の実施形態に係る洗浄機及び搬送ロボットの構造を模式的に示す図である。
本実施形態では、洗浄機11は、前述の洗浄機本体26及び制御装置13を備えている。この制御装置13は、第3通信装置70と、第4通信装置71と、CPU72と、メモリ73とを備えている。この第3通信装置70は、ネットワーク47と接続するためのインターフェイス等を備えており、上記サーバ46と通信する。すなわち、この第3通信装置70は、上記第3の実施形態に係る搬送ロボット12に備えられた第3通信装置61と同様の構成である。また、第4通信装置71は、上記搬送ロボット12と通信し、上記搬送ロボット12から衣類の特定情報を受信する。すなわち、この第4通信装置71は、上記第3の実施形態に係る搬送ロボット12に備えられた第4通信装置62と同様の構成である。この第4通信装置71と搬送ロボット12とは、既知の種々の通信方法により通信され得るが、典型的には、Bluetooth、赤外線通信のほか、他の近距離無線通信等が採用され得る。
メモリ73は、衣類に関する洗浄方法群のほか、種々のコンピュータプログラムを記憶している。なお、この洗浄方法群については、メモリ73に記憶されていなくてもよい。すなわち、メモリ73は、搬送ロボット12から送信された衣類の特定情報を処理するためのコンピュータプログラムを記憶している。このプログラムは、制御装置13を、搬送ロボット12から送信された衣類の特定情報を処理するための手段として機能させる。また、メモリ73は、第3通信装置70がネットワーク47を介して通信するためのコンピュータプログラムを記憶している。このプログラムは、制御装置13を、第3通信装置70及びネットワーク47を介して通信する手段として機能させる。
メモリ73は、衣類の詳細情報を取得するためのコンピュータプログラムを記憶している。このプログラムは、制御装置13を、衣類の詳細情報を取得するための手段として機能させる。また、メモリ73は、当該詳細情報に基づいて上記洗浄方法群の中から衣類の最適洗浄方法を決定するためのコンピュータプログラムを記憶している。このプログラムは、制御装置13を、上記詳細情報に基づいて上記洗浄方法群の中から衣類の最適洗浄方法を決定するための手段として機能させる。さらに、メモリ73は、上記最適洗浄方法を当該洗浄機11に実行させるためのプログラムを記憶している。このプログラムは、制御装置13を、当該洗浄機11に上記最適洗浄方法を実行させるための手段として機能させる。
一方、第三者45のサーバ46は、通信装置49とCPU50とメモリ51とを備えている。通信装置49は、洗浄機11の第3通信装置70と同様に、ネットワーク47と接続するためのインターフェイス等を備えており、上記第3通信装置70と通信することができる。また、メモリ51は、衣類に関する詳細情報のほか、種々のコンピュータプログラムを記憶している。すなわち、メモリ51は、通信装置49がネットワーク47を介して通信するためのコンピュータプログラムを記憶している。このプログラムは、サーバー46を、通信装置49及びネットワーク47を介して通信するための手段として機能させる。
したがって、本実施形態に係る洗濯方法では(図3参照)、搬送ロボット12の第1通信装置37が衣類20(21〜22)の特定情報を受信した後(ステップ4:第1のステップ)、この特定情報は、第2通信装置38によって洗浄機11の第4通信装置71に送信される。洗浄機11の第3通信装置70は、ネットワーク47を介して上記サーバ46にアクセスする。具体的には、衣類20(21〜22)の特定情報がサーバ46に送信され、サーバ46は、当該衣類20(21〜22)の特定情報に対応する詳細情報を選択する。サーバ46の通信装置49は、ネットワーク47を介して上記詳細情報を洗浄機11の第3通信装置70に送信する。洗浄機11は、この詳細情報に基づいてメモリ73が記憶している洗浄方法群の中から衣類20(21〜22)の最適洗浄方法を決定する(ステップ5)。この最適洗浄方法は、第4通信装置71から搬送ロボット12の第2通信装置38にフィードバックされるように構成されているのが好ましい。その後の洗濯方法の要領は、上記第1の実施形態と同様である。
<第5の実施形態>
上記第1及び第2の実施形態では、搬送ロボット12が衣類20〜22の特定情報を取得すると共に詳細情報に基づいて最適洗浄方法を決定し、最適洗浄情報を洗浄機11に送信する機能を備えている。また、上記第3の実施形態では、ホームサーバ60が上記詳細情報に基づく最適洗浄方法の決定を行う。さらに、上記第4の実施形態では、洗浄機11が上記詳細情報に基づく最適洗浄方法の決定を行う。
本実施形態では、洗浄機11が衣類20〜22の特定情報を直接に取得し、この特定情報に基づいて上記詳細情報の取得並びに上記最適洗浄方法の決定が行われる。すなわち、本実施形態では、洗浄機11は、衣類20〜22に付設されたICタグ23〜25を読み取るためのリーダーが設けられている。そして、このリーダーがICタグ23〜25との間で通信を行い、洗浄機11が衣類20〜22の特定情報を取得する。
洗浄機11の制御装置13のメモリは、衣類20〜22の上記詳細情報及び上記洗浄方法群のほか、種々のコンピュータプログラムを記憶している。具体的には、この制御装置13のメモリは、リーダーに電子タグ23〜25との通信を行わしめ、リーダーが上記特定情報を得るためのコンピュータプログラムを記憶している。このプログラムは、上記制御装置13を、リーダーに電子タグ23〜25との通信を行わしめ、リーダーが上記特定情報を得るための手段(被洗濯物特定手段)として機能させる。また、上記制御装置13のメモリは、、取得された特定情報を処理し、詳細情報を取得するためのコンピュータプログラムを記憶している。このプログラムは、上記制御装置13を、取得された特定情報を処理し、詳細情報を取得するための手段(洗浄方法決定手段)として機能させる。さらに、上記制御装置13のメモリは、上記詳細情報に基づいて上記最適洗浄方法を決定するためのコンピュータプログラムを記憶している。このプログラムは、制御装置13を、上記詳細情報に基づいて上記最適洗浄方法を決定するための手段(洗浄方法決定手段)として機能させる。また、上記制御装置13のメモリは、上記最適洗浄方法を当該洗浄機11に実行させるためのプログラムを記憶している。このプログラムは、制御装置13を、当該洗浄機11に上記最適洗浄方法を実行させるための手段として機能させる。
本発明は、洗濯装置及び洗濯方法に適用され得る。
10・・・洗濯装置
11・・・洗浄機
12・・・搬送ロボット
13・・・制御装置
14・・・案内レール部
15・・・収集トレイ
16〜18・・・トレイ
19・・・排出トレイ
20〜22・・・衣類
23〜25・・・ICタグ
26・・・洗浄機本体
27・・・通信装置
28・・・CPU
29・・・メモリ
30・・・駆動装置
31・・・センサ
32・・・操作装置
33・・・制御装置
34・・・モータ
35・・・カメラ
36・・・モータ
37・・・第1通信装置
38・・・第2通信装置
39・・・CPU
40・・・メモリ
46・・・サーバ
47・・・ネットワーク
48・・・第3通信装置
49・・・通信装置
50・・・CPU
51・・・メモリ
60・・・ホームサーバ
61・・・第3通信装置
62・・・第4通信装置
63・・・第5通信装置
64・・・CPU
65・・・メモリ
70・・・第3通信装置
71・・・第4通信装置
72・・・CPU
73・・・メモリ
11・・・洗浄機
12・・・搬送ロボット
13・・・制御装置
14・・・案内レール部
15・・・収集トレイ
16〜18・・・トレイ
19・・・排出トレイ
20〜22・・・衣類
23〜25・・・ICタグ
26・・・洗浄機本体
27・・・通信装置
28・・・CPU
29・・・メモリ
30・・・駆動装置
31・・・センサ
32・・・操作装置
33・・・制御装置
34・・・モータ
35・・・カメラ
36・・・モータ
37・・・第1通信装置
38・・・第2通信装置
39・・・CPU
40・・・メモリ
46・・・サーバ
47・・・ネットワーク
48・・・第3通信装置
49・・・通信装置
50・・・CPU
51・・・メモリ
60・・・ホームサーバ
61・・・第3通信装置
62・・・第4通信装置
63・・・第5通信装置
64・・・CPU
65・・・メモリ
70・・・第3通信装置
71・・・第4通信装置
72・・・CPU
73・・・メモリ
Claims (4)
- 被洗濯物特定手段が、被洗濯物に付設されたICタグから当該被洗濯物を特定する被洗濯物特定情報を得る第1のステップと、
洗浄方法決定手段が、上記被洗濯物特定情報に基づいて少なくとも被洗濯物を構成する生地の種類を含む被洗濯物詳細情報を取得すると共に、予め用意された複数の被洗濯物洗浄方法のうち当該被洗濯物詳細情報に対応する最適の被洗濯物洗浄方法を決定し且つ当該最適の被洗濯物洗浄方法に関する情報を上記被洗濯物洗浄方法を実行する洗浄手段へ送信する第2のステップと、
上記洗浄手段が、上記最適の被洗濯物洗浄方法に関する情報に基づいて当該最適の被洗濯物洗浄方法を実行する第3のステップとを備える洗濯方法。 - 被洗濯物を洗浄するための複数の被洗濯物洗浄方法を予め記憶し、被洗濯物の仕様に応じた最適の被洗濯物洗浄方法に関する情報を受信することによって当該最適の被洗濯物洗浄方法を実行する洗浄手段と、
被洗濯物に付設されたICタグから当該被洗濯物を特定する被洗濯物特定情報を得る被洗濯物特定手段と、
上記被洗濯物特定情報に基づいて少なくとも被洗濯物を構成する生地の種類を含む被洗濯物詳細情報を取得すると共に、当該被洗濯物詳細情報に対応する最適の被洗濯物洗浄方法を決定し且つ当該最適の被洗濯物洗浄方法に関する情報を上記洗浄手段へ送信する洗浄方法決定手段とを備える洗濯装置。 - 被洗濯物に付設されたICタグから当該被洗濯物を特定する被洗濯物特定情報を得る被洗濯物特定手段と、
上記被洗濯物特定情報に基づいて少なくとも被洗濯物を構成する生地の種類を含む被洗濯物詳細情報を取得すると共に、当該被洗濯物詳細情報に対応する最適の被洗濯物洗浄方法を決定する洗浄方法決定手段と、
被洗濯物を洗浄するための複数の被洗濯物洗浄方法を予め記憶し、その中から上記最適の被洗濯物洗浄方法を選択して実行する洗浄手段とを備える洗濯装置。 - 請求項2に記載の洗濯装置に適用される洗浄手段であって、
予め複数の被洗濯物洗浄方法を記憶している記憶部と、
洗浄方法決定手段が送信する被洗濯物の仕様に応じた最適の被洗濯物洗浄方法に関する情報を受信する受信部と、
上記最適の被洗濯物洗浄方法に関する情報に基づいて上記予め記憶された複数の被洗濯物洗浄方法の中から上記最適の被洗濯物洗浄方法を決定し実行する制御部とを備えた洗浄手段。
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-
2005
- 2005-07-06 JP JP2005197211A patent/JP2006051338A/ja active Pending
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