JP2006050301A - 電圧制御発振器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 制御電圧に対する発振周波数特性の線形性のよい、簡易な構成の電圧制御発振器を提供する。
【解決手段】 電圧変換回路1において、制御電圧V_CNTが0Vから一定レベルVfに到達するまでは、出力ノードN2の電位V_N2が電源電位VCCを維持する。制御電圧V_CNTが一定レベルVfよりも高くなると、出力ノードN2の電位V_N2が緩やかに低下する。これに応じて、可変容量素子23の容量C_VDは緩やかに減少する。したがって、制御電圧に対する発振周波数特性の線形性のよい、簡易な構成の電圧制御発振器が実現できる。また、電圧変換回路の構成部品が少なくてすむため、電圧制御発振器の小型化、低価格化が図れる。
【選択図】 図1
【解決手段】 電圧変換回路1において、制御電圧V_CNTが0Vから一定レベルVfに到達するまでは、出力ノードN2の電位V_N2が電源電位VCCを維持する。制御電圧V_CNTが一定レベルVfよりも高くなると、出力ノードN2の電位V_N2が緩やかに低下する。これに応じて、可変容量素子23の容量C_VDは緩やかに減少する。したがって、制御電圧に対する発振周波数特性の線形性のよい、簡易な構成の電圧制御発振器が実現できる。また、電圧変換回路の構成部品が少なくてすむため、電圧制御発振器の小型化、低価格化が図れる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、電圧制御発振器に関し、特に、制御電圧に応じて発振周波数が変化する電圧制御発振器に関する。
可変容量素子を備えた電圧制御発振器は、制御電圧に応じて可変容量素子の容量が変化することを利用して、発振周波数を制御する。一般的に、従来の電圧制御発振器では、多層基板上または多層基板内部にストリップライン共振器を形成し、多層基板上に発振用の能動素子(トランジスタなど)や可変容量素子(バラクタダイオードなど)をそれぞれ個別の素子として搭載して、回路モジュールを構成していた。
しかし、近年、電圧制御発振器の更なる小型化・低価格化に伴って、電圧制御発振器の大部分(たとえば、ストリップライン共振器を除く部分)の集積回路化が進められている。そこで、トランジスタの製造プロセスとバラクタダイオードの製造プロセスとが異なるため、トランジスタの製造プロセスで実現可能なPN接合(トランジスタのベース・エミッタ間のPN接合など)をバラクタダイオードの代わりに利用することになる。
この場合、トランジスタのベース・エミッタ間のPN接合に印加する逆バイアス電圧(逆方向の直流電圧)に応じて、接合容量(空乏層容量)が変化することを利用する。しかし、トランジスタのベース・エミッタ間のPN接合は、逆バイアス時の接合容量を利用することを前提として設計されていない。このため、バラクタダイオードを使用する場合に比べて、制御電圧に対する発振周波数特性の線形性がよくない。電圧制御発振器の制御電圧に対する発振周波数特性の線形性が悪いと、周波数を高速で切替える高速ロックアップ機能が求められる携帯電話などには採用できない。そこで、電圧制御発振器の制御電圧に対する発振周波数特性の線形性を改善するための方法がいくつか考えられている。
下記の特許文献1には、耐雑音性を保ちつつ、広い範囲にわたって、制御電圧−発振周波数特性をリニアにした電圧制御型発振回路が開示されている。この場合、電圧制御型発振回路本体の制御電圧−発振周波数特性と逆特性となる電圧変換特性を持つ線形補償回路が設けられる。線形補償回路によって、入力される制御電圧を修正し、この電圧変換動作で得られた制御電圧で電圧制御型発振回路本体の発振周波数を制御する。
また、下記の特許文献2には、発振回路の制御入力電圧−バリキャップ容量特性の非線形性を改善する発振回路が開示されている。この場合、印加電圧に対する容量特性が非線形を呈するバリキャップを周波数制御素子として含む発振回路において、制御入力電圧を変換して印加電圧としてバリキャップに供給する電圧変換回路を備える。これにより、制御入力電圧に対する容量特性が実質的に線形にされる。
特開平9−312521号公報
特開2001−127550号公報
しかし、特許文献1の線形補償回路は演算増幅回路を8個用いており、特許文献2の電圧変換回路は演算増幅回路を3個用いている。このように、従来の電圧制御発振器は、多くの構成部品を必要とするため構成が複雑であった。このため、電圧制御発振器をモジュール部品として構成した場合、モジュール部品の小型化、軽量化、低価格化が十分に実現できなかった。また、1枚の半導体基板上に各種回路素子を集積して作るモノリシック集積回路化を図った場合も、集積回路の小面積化が十分に実現できなかった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、制御電圧に対する発振周波数特性の線形性のよい、簡易な構成の電圧制御発振器を提供することである。
この発明に係わる電圧制御発振器は、制御電圧に応じて発振周波数が変化する電圧制御発振器であって、印加電圧に応じて容量が変化する可変容量素子を用いて発振周波数を制御し、その入力ノードに与えられた電圧の変化に応じて非線形に発振周波数が変化する電圧−周波数特性を有する発振回路と、制御電圧を受ける入力端子と発振回路の入力ノードとの間に設けられ、電圧制御発振器の電圧−周波数特性が実質的に線形になるように、制御電圧に応じた電圧を発振回路の入力ノードに与える電圧補償回路とを備えたものである。ここで、電圧補償回路は、入力端子からの制御電圧を受け、制御電圧の変化に応じてその出力電圧が変化し、かつ制御電圧の変化に応じてその出力電圧の変化率が変化するように電圧変換を行なう第1の電圧変換回路と、第1の電圧変換回路の出力電圧を直流増幅して発振回路の入力ノードに与える第2の電圧変換回路とを含む。
好ましくは、発振回路は、その入力ノードに与えられた電圧が高くなるほど発振周波数が低下し、かつ発振周波数の変化率が小さくなる電圧−周波数特性を有する。第1の電圧変換回路は、制御電圧が高くなるほどその出力電圧が上昇し、かつその出力電圧の変化率が小さくなるように電圧変換を行なう。第2の電圧変換回路は、第1の電圧変換回路からの電圧が高くなるほどその出力電圧が低下し、かつその出力電圧の変化率が大きくなるように電圧変換を行なう。
また好ましくは、第1の電圧変換回路は、入力端子と基準電位のラインとの間に接続されたダイオードを含む。第2の電圧変換回路は、電源電位のラインと発振回路の入力ノードとの間に接続された抵抗素子と、そのベースが入力端子に接続され、そのコレクタが発振回路の入力ノードに接続され、そのエミッタが基準電位のラインに接続されたトランジスタとを含む。
また好ましくは、第1の電圧変換回路に含まれるダイオードは、そのベースおよびそのコレクタが入力端子に接続され、そのエミッタが基準電位のラインに接続されたトランジスタで構成される。
また好ましくは、第1および第2の電圧変換回路に含まれるトランジスタの各々は、同じ電気的特性を有する。
好ましくは、発振回路は、その入力ノードに与えられた電圧が高くなるほど発振周波数が高くなり、かつ発振周波数の変化率が小さくなる電圧−周波数特性を有する。第1の電圧変換回路は、制御電圧が高くなるほどその出力電圧が上昇し、かつその出力電圧の変化率が大きくなるように電圧変換を行なう。第2の電圧変換回路は、第1の電圧変換回路からの電圧が高くなるほどその出力電圧が上昇し、かつその出力電圧の変化率が大きくなるように電圧変換を行なう。
また好ましくは、第1の電圧変換回路は、電源電位のラインと入力端子との間に接続されたダイオードを含む。第2の電圧変換回路は、そのベースが入力端子に接続され、そのコレクタが電源電位のラインに接続され、そのエミッタが発振回路の入力ノードに接続されたトランジスタと、発振回路の入力ノードと基準電位のラインとの間に接続された抵抗素子とを含む。
また好ましくは、可変容量素子は、トランジスタの製造工程で形成されたPN接合である。
また好ましくは、電圧補償回路と、発振回路のうちの共振回路を除く部分とは、同一の集積回路で構成される。
この発明に係わる電圧制御発振器では、印加電圧に応じて容量が変化する可変容量素子を用いて発振周波数を制御し、その入力ノードに与えられた電圧の変化に応じて非線形に発振周波数が変化する電圧−周波数特性を有する発振回路と、制御電圧を受ける入力端子と発振回路の入力ノードとの間に設けられ、電圧制御発振器の電圧−周波数特性が実質的に線形になるように、制御電圧に応じた電圧を発振回路の入力ノードに与える電圧補償回路とが設けられる。電圧補償回路は、入力端子からの制御電圧を受け、制御電圧の変化に応じてその出力電圧が変化し、かつ制御電圧の変化に応じてその出力電圧の変化率が変化するように電圧変換を行なう第1の電圧変換回路と、第1の電圧変換回路の出力電圧を直流増幅して発振回路の入力ノードに与える第2の電圧変換回路とを含む。したがって、制御電圧に対する発振周波数特性の線形性のよい、簡易な構成の電圧制御発振器が実現できる。また、電圧変換回路の構成部品が少なくてすむため、電圧制御発振器の小型化、低価格化が図れる。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による電圧制御発振器の構成を示す回路図である。図1において、この電圧制御発振器は、電圧補償回路1、発振回路2、入力端子3および出力端子4を備える。
図1は、この発明の実施の形態1による電圧制御発振器の構成を示す回路図である。図1において、この電圧制御発振器は、電圧補償回路1、発振回路2、入力端子3および出力端子4を備える。
電圧補償回路1は、抵抗素子11〜14、トランジスタ15,16およびコンデンサ17を含む。発振回路2は、コイル21,22、可変容量素子23、コンデンサ24〜29、抵抗素子30〜32およびトランジスタ33を含む。
電圧補償回路1において、抵抗素子11は、入力端子3とノードN1との間に接続される。トランジスタ15は、そのベースが抵抗素子12を介してノードN1に接続され、そのコレクタがノードN1に接続され、そのエミッタが接地電位GNDのラインに接続される。トランジスタ16は、そのベースが抵抗素子13を介してノードN1に接続され、そのコレクタが出力ノードN2に接続され、そのエミッタが接地電位GNDのラインに接続される。抵抗素子14は、電源電位VCCのラインと出力ノードN2との間に接続される。コンデンサ17は、電源電位VCCのラインと接地電位GNDのラインとの間に接続される。
発振回路2において、コイル21は、電圧補償回路1の出力ノードN2とノードN11との間に接続される。可変容量素子23は、ノードN11と電源電位VCCのラインとの間に接続される。コンデンサ24,25は、ノードN11とノードN13との間に直列接続される。コイル22は、コンデンサ24,25間のノードN12と接地電位GNDのラインとの間に接続される。抵抗素子30は、ノードN13と接地電位GNDのラインとの間に接続される。コンデンサ26は、電源電位VCCのラインと接地電位GNDのラインとの間に接続される。抵抗素子31は、電源電位VCCのラインとノードN13との間に接続される。コンデンサ27,28は、ノードN13と接地電位GNDのラインとの間に直列接続される。トランジスタ33は、そのベースがノードN13に接続され、そのコレクタが電源電位VCCのラインに接続され、そのエミッタが抵抗素子32を介して接地電位GNDのラインに接続される。コンデンサ27,28間のノードN14は、トランジスタ33のエミッタに接続されるとともに、コンデンサ29を介して出力端子4に接続される。ここで、可変容量素子23はトランジスタのベース・エミッタ間のPN接合である。また、コンデンサ27,28およびコイル22は、共振回路を構成する。
次に、この電圧補償回路1の動作について説明する。入力端子3は、外部から直流の制御電圧V_CNTを受ける。この制御電圧V_CNTを0Vから上昇させた場合の動作について考える。
トランジスタ15のベース・エミッタ間のPN接合は、ダイオードとして機能する。トランジスタ15のしきい値電圧をVfとすると、トランジスタ15のベース電位がVfに到達するまでコレクタ電流が流れない。このため、ノードN1の電位は0VからVfまで直線的に上昇する。ノードN1の電位がVfよりも高くなると、入力端子3から抵抗素子11,12およびトランジスタ15を介して接地電位GNDのラインへ電流が流れる。このため、ノードN1の電位は、Vfより高くなった後は緩やかに上昇する。したがって、制御電圧V_CNTが高くなるほどノードN1の電位が上昇し、かつその上昇率が小さくなる。すなわち、制御電圧V_CNTに対するノードN1の電位特性は非線形性を有する。
トランジスタ16は、直流増幅器として機能する。トランジスタ16のしきい値電圧をVfとすると、トランジスタ16のベース電位がVfに到達するまでコレクタ電流が流れない。このため、ノードN2の電位V_N2は電源電位VCCを維持する。トランジスタ16のベース電位がVfよりも高くなると、電源電位VCCのラインから抵抗素子14およびトランジスタ16を介して接地電位GNDのラインへ電流が流れる。このため、出力ノードN2の電位V_N2は緩やかに低下する。したがって、トランジスタ16のベース電位が高くなるほどノードN2の電位V_N2が低下し、かつその低下率が大きくなる。すなわち、トランジスタ16のベース電位に対する出力ノードN2の電位V_N2の電位特性は非線形性を有する。なお、コンデンサ17は、電源系のデカップリングコンデンサとして機能する。このコンデンサ17は外付けのコンデンサとしてもよい。
図2は、図1に示した電圧補償回路1の動作を説明するための図である。図1および図2において、トランジスタ15,16のしきい値電圧Vfを約0.5Vとする。この場合、制御電圧V_CNTが0Vから上昇してVf(約0.5V)に到達するまでは、トランジスタ15,16にコレクタ電流が流れないため、ノードN2の電位V_N2は電源電位VCC(2.8V)を維持する。制御電圧V_CNTがVf(約0.5V)よりも高くなると、ノードN1の電位が緩やかに上昇する。すなわち、トランジスタ16のベース電位が緩やかに上昇するため、ノードN2の電位V_N2は緩やかに低下する。
ここで、トランジスタ15,16は、同じ電気的特性(同じしきい値電圧Vf)を有するものとする。これは、トランジスタ15,16のしきい値電圧Vfが異なると、トランジスタ15,16のうち一方が動作しない制御電圧範囲(不感電圧範囲)が発生するためである。トランジスタ15,16の電気的特性が同じであれば、不感電圧範囲が非常に狭くなる。
従来は、抵抗素子12およびトランジスタ15を設けずに、ノードN1と接地電位GNDのラインとの間に1つの抵抗素子を設けていた。この場合、制御電圧V_CNTに対するトランジスタ16のベース電位の変化が直線的であった。しかし、この実施の形態1では、抵抗素子12およびトランジスタ15を設けるため、制御電圧V_CNTに対するトランジスタ16のベース電位の変化が非線形性を有する。
次に、図1に示した発振回路2の動作について説明する。発振回路2は、コルピッツ発振回路である。ここで、まず一般的なコルピッツ発振回路の動作について説明する。
図3は、一般的なコルピッツ発振回路の要部の構成を示す回路図である。図3において、このコルピッツ発振回路は、コイル41、コンデンサ42,43およびトランジスタ44を備える。
コイル41は、トランジスタ44のコレクタとベースとの間に接続される。コンデンサ42は、トランジスタ44のベースとエミッタとの間に接続される。コンデンサ43は、トランジスタ44のコレクタとエミッタとの間に接続される。
このコルピッツ発振回路は、トランジスタ44のコレクタ・ベース間に発生する電圧をコンデンサ43,42で分圧し、エミッタに帰還させることによって発振動作を行なう。コイル41のインダクタンスをL11、コンデンサ42,43の容量をC11,C12とすると、発振周波数fは近似的に以下の数式(1)で表わされる。
図1に戻って、トランジスタ33のコレクタは、コンデンサ26を介して高周波的に接地される(コレクタ接地)。すなわち、発振回路2の発振周波数において、コンデンサ26のインピーダンスは十分に小さい。
トランジスタ33のベースとエミッタとの間に接続されるコンデンサ27は、図3に示したコルピッツ発振回路のコンデンサ42に対応し、このコンデンサ27の容量をC1(=C11)とする。
コンデンサ28はトランジスタ33のエミッタと接地電位GNDのラインとの間に接続される。ここで、トランジスタ33はコレクタ接地であるため、コンデンサ28は実質的にトランジスタ33のエミッタとコレクタとの間に接続されていることになる。すなわち、コンデンサ28は図3に示したコルピッツ発振回路のコンデンサ43に対応し、このコンデンサ28の容量をC2とする。
ただし、トランジスタ33のエミッタと接地電位GNDのラインとの間には、コンデンサ28の他に抵抗素子32や負荷(図示しない)が接続され、これらも多少の容量成分を有する。そのため、実際にはこれらの容量成分とコンデンサ28の容量C2とを合計したものが、図3に示したコルピッツ発振回路のコンデンサ43の容量C12に相当する。
コンデンサ25とコイル22は、トランジスタ33のベースと接地電位GNDのラインとの間に直列接続される。コンデンサ25は、直流成分を遮断するためのカップリングコンデンサである。トランジスタ33のベースと接地電位GNDのラインとの間では、発振回路2の発振周波数において、容量成分よりもインダクタンス成分の方が大きくなるようにする。トランジスタ33はコレクタ接地であるため、コイル22は実質的にトランジスタ33のベースとコレクタとの間に接続されていることになる。すなわち、コイル22は図3に示したコルピッツ発振回路のコイル41に対応する。
コイル22の一方端(ノードN12)は、コンデンサ24および可変容量素子23を介してトランジスタ33のコレクタに接続される。コンデンサ24は、直流成分を遮断するためのカップリングコンデンサである。なお、コンデンサ24,26は、外付けのコンデンサとしてもよい。
トランジスタ33はコレクタ接地であるため、コンデンサ24および可変容量素子23は実質的にコイル22に並列に接続されていることになる。ここで、トランジスタ33のベースと接地電位GNDのラインとの間では、発振回路2の発振周波数において、可変容量素子23およびコンデンサ24に依存する容量成分の合計よりもコイル22に依存するインダクタンス成分の合計の方が大きくなるようにする。ただし、可変容量素子23の容量変化に伴って、このインダクタンス成分の合計も変化する。このインダクタンス成分の合計が、実際には図3に示したコルピッツ発振回路のコイル41のインダクタンスL11に相当する。
発振回路2の発振周波数は、主にコンデンサ27,28の容量C1,C2、コイル22のインダクタンスL1、および可変容量素子23の容量C_VDによって決定される。数式(1)を参照して、コルピッツ発振回路では、インダクタンス成分や容量成分が大きくなると発振周波数が低くなる。一方、インダクタンス成分や容量成分が小さくなると発振周波数が高くなる。発振回路2において、可変容量素子23の容量C_VDが大きくなると、インダクタンス成分が大きくなるため発振周波数は低くなり、可変容量素子23の容量C_VDが小さくなると、インダクタンス成分が小さくなるため発振周波数は高くなる。
コイル21は、高周波成分を遮断する。なお、コイル21の代わりに抵抗値の高い抵抗素子を用いてもよい。可変容量素子23には逆バイアス電圧が印加される。可変容量素子23の容量は印加される逆バイアス電圧に応じて変化し、逆バイアス電圧が大きくなるほど、容量は小さくなる。このため、出力ノードN2の電位が高くなるほど、逆バイアス電圧が減少して容量が大きくなる。したがって、入力端子3に与えられる制御電圧V_CNTが上昇すると、出力ノードN2の電位が低下するため、可変容量素子23に印加される逆バイアス電圧が増大し、容量C_VDは減少する。その結果、発振回路2の発振周波数は高くなる。
図4は、制御電圧V_CNTに対する容量C_VDの特性を示す図である。図4において、実線は電圧補償回路1を設けた場合の容量変化を示し、点線は従来例、すなわち電圧補償回路1の代わりに単純な電圧反転回路を設けた場合の容量変化を示す。従来例を示す点線は、以下の数式(2)によって表わされる。
C_VD = 3+(3/100)×(V_CNT−3)4 …(2)
ここで、この数式(2)は実験データに基づいて導出されたものであり、制御電圧V_CNTの使用範囲を0V〜3Vと定義し、寄生容量を3(pF)としている。このように、従来例においては、可変容量素子23の容量C_VDが制御電圧V_CNTに対して強い非線形性を有していた。
ここで、この数式(2)は実験データに基づいて導出されたものであり、制御電圧V_CNTの使用範囲を0V〜3Vと定義し、寄生容量を3(pF)としている。このように、従来例においては、可変容量素子23の容量C_VDが制御電圧V_CNTに対して強い非線形性を有していた。
電圧補償回路1を設けた場合、制御電圧V_CNTが0VからVf(約0.5V)に到達するまでは、出力ノードN2の電位V_N2が電源電位VCC(2.8V)を維持するため(図2参照)、容量C_VDは変化しない。制御電圧V_CNTがVf(約0.5V)よりも高くなると、出力ノードN2の電位V_N2が緩やかに低下するため(図2参照)、容量C_VDは緩やかに減少する。したがって、制御電圧V_CNTの使用範囲(0V〜3V)において、可変容量素子23の容量C_VDの制御電圧V_CNTに対する線形性が改善される。
図5は、制御電圧V_CNTに対する電圧制御発振器の制御感度(MHz/V)の特性を示す図である。図5において、実線は電圧補償回路1を設けた場合の制御感度の特性を示し、点線は従来例、すなわち電圧補償回路1の代わりに単純な電圧反転回路を設けた場合の制御感度の特性を示す。
ここで制御感度とは、制御電圧V_CNTを微小変化させたときの発振周波数の変化量を示す。したがって、この制御感度(MHz/V)は、制御電圧V_CNTの使用範囲(0V〜3V)において、一定値を有することが望ましい。制御電圧V_CNTの実際の使用範囲は0.5V〜1.6V程度である。従来例においては、制御電圧V_CNTが高くなるほど、制御感度が悪くなっていた。しかし、この実施の形態1では、制御電圧V_CNTの実際の使用範囲(0.5V〜1.6V)における制御感度の変化幅は小さくなっている。これは、制御電圧V_CNTの実際の使用範囲(0.5V〜1.6V)において、可変容量素子23の容量C_VDの制御電圧V_CNTに対する線形性がよい(直線的である)ことに起因している(図4参照)。
発振回路2は、入力電位(電圧補償回路1の出力ノードN2の電位)が高くなるほど発振周波数が低下し、かつ発振周波数の変化率が小さくなる電圧−周波数特性を有する。しかし、電圧補償回路1によって、電圧制御発振器の電圧−周波数特性が実質的に線形になるように、制御電圧V_CNTの電圧補償が行なわれる。
以上のように、この実施の形態1では、制御電圧に対する発振周波数特性の線形性のよい、簡易な構成の電圧制御発振器が実現できる。また、電圧補償回路の構成部品が少なくてすむため、電圧制御発振器の小型化、低価格化が図れる。また、トランジスタの製造プロセスで実現可能なPN接合を可変容量素子として利用しているため、電圧制御発振器の大部分(共振回路を除く部分)のモノシリック集積回路化が容易に実現できる。
[実施の形態1の変更例]
図6は、この発明の実施の形態1の変更例による電圧制御発振器の構成を示す回路図であって、図1と対比される図である。図6の電圧補償回路51において、図1の電圧補償回路1と異なる点は、抵抗素子12およびトランジスタ15が、ダイオード61で置換されている点である。ダイオード61は、ノードN1と接地電位GNDのラインとの間に接続される。なお、図6において、図1と対応する部分においては同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
図6は、この発明の実施の形態1の変更例による電圧制御発振器の構成を示す回路図であって、図1と対比される図である。図6の電圧補償回路51において、図1の電圧補償回路1と異なる点は、抵抗素子12およびトランジスタ15が、ダイオード61で置換されている点である。ダイオード61は、ノードN1と接地電位GNDのラインとの間に接続される。なお、図6において、図1と対応する部分においては同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
入力端子3に印加される制御電圧V_CNTを0Vから上昇させた場合の動作について考える。ダイオード61のしきい値電圧をVdthとすると、ノードN1の電位がVdthに到達するまでダイオード61には電流がほとんど流れない。このため、ノードN1の電位は0VからVdthまで直線的に上昇する。ノードN1の電位がVdthよりも高くなると、ダイオード61に順バイアス電圧(順方向の直流電圧)が印加され、入力端子3から抵抗素子11およびダイオード61を介して接地電位GNDのラインへ電流が流れる。このため、ノードN1の電位は、Vdthより高くなった後は緩やかに上昇する。したがって、制御電圧V_CNTが高くなるほどノードN1の電位が上昇し、かつその上昇率が小さくなる。すなわち、制御電圧V_CNTに対するノードN1の電位特性は非線形性を有する。
この実施の形態1の変更例では、電圧補償回路51において、ダイオード61の電流−電圧特性の非線形性を利用する。この場合も、実施の形態1と同様に、制御電圧に対する発振周波数特性の線形性のよい、簡易な構成の電圧制御発振器が実現できる。また、実施の形態1と比べると周波数制御の精度は若干劣るが、より簡易な構成の電圧制御発振器が実現できるため、さらなる小型化、低価格化が図れる。
[実施の形態2]
図7は、この発明の実施の形態1の変更例による電圧制御発振器の構成を示す回路図であって、図1と対比される図である。図7の電圧制御発振器において、図1の電圧制御発振器と異なる点は、電圧補償回路1および発振回路2が電圧補償回路71および発振回路72で置換されている点である。なお、図7において、図1と対応する部分においては同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
図7は、この発明の実施の形態1の変更例による電圧制御発振器の構成を示す回路図であって、図1と対比される図である。図7の電圧制御発振器において、図1の電圧制御発振器と異なる点は、電圧補償回路1および発振回路2が電圧補償回路71および発振回路72で置換されている点である。なお、図7において、図1と対応する部分においては同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
電圧補償回路71は、抵抗素子81〜84、ダイオード85、コンデンサ86およびトランジスタ87を含む。抵抗素子81は、入力端子3とノードN21との間に接続される。ダイオード85および抵抗素子83は、電源電位VCCのラインとノードN21との間に並列接続される。コンデンサ86は、電源電位VCCのラインと接地電位GNDのラインとの間に接続される。トランジスタ87は、そのベースが抵抗素子82を介してノードN21に接続され、そのコレクタが電源電位VCCのラインに接続され、そのエミッタが出力ノードN22に接続される。抵抗素子84は、出力ノードN22と接地電位GNDのラインとの間に接続される。なお、コンデンサ86は、電源系のデカップリングコンデンサとして機能する。このコンデンサ86は外付けのコンデンサとしてもよい。
次に、この電圧補償回路71の動作について説明する。入力端子3に印加される制御電圧V_CNTを0Vから上昇させた場合の動作について考える。制御電圧V_CNTが0Vであるとき、ダイオード85には順バイアス電圧が印加されるため、電源電位VCCのラインからダイオード85および抵抗素子81を介して、入力端子3へ電流が流れる。このため、ノードN21の電位は、一定の初期レベルとなる。抵抗素子83は、ダイオード85の電流−電圧特性の調整用に設けられる。なお、この抵抗素子83は、設けなくてもよい。
入力端子3に印加される制御電圧V_CNTが、0Vから上昇して一定レベルVcthに到達するまでは、ノードN21の電位は初期レベルからほとんど変化しない。入力端子3に印加される制御電圧V_CNTが、一定レベルVcthよりも高くなると、ノードN21の電位は、初期レベルから緩やかに上昇し始める。したがって、制御電圧V_CNTが高くなるほどノードN21の電位が上昇し、かつその上昇率が大きくなる。すなわち、制御電圧V_CNTに対するノードN21の電位特性は非線形性を有する。
トランジスタ87は、直流増幅器として機能する。制御電圧V_CNTが0Vであるとき、トランジスタ87のベース電位が一定レベルになるため、ベース電流が流れる。このため、出力ノードN22の電位は、電源電位VCCよりも低い一定レベルVinitとなる。制御電圧V_CNTが、0Vから上昇して一定レベルVcthに到達するまでは、ノードN21の電位は初期レベルからほとんど変化しないため、出力ノードN22の電位は一定レベルVinitからほとんど変化しない。制御電圧V_CNTが、一定レベルVcthよりも高くなると、ノードN21の電位が緩やかに上昇し始めて、トランジスタ87のベース電流が増加し、出力ノードN22の電位は上昇する。したがって、トランジスタ87のベース電位が高くなるほど出力ノードN22の電位V_N22が上昇し、かつその上昇率が大きくなる。すなわち、トランジスタ87のベース電位に対する出力ノードN22の電位V_N22の電位特性は非線形性を有する。
図8は、図7に示した電圧補償回路71の動作を説明するための図である。図7および図8を参照して、制御電圧V_CNTが0Vであるとき、ノードN21の電位が一定の初期レベルとなり、出力ノードN22の電位は一定レベルVinit(1.25V)となる。
制御電圧V_CNTが0Vから上昇して一定レベルVcht(約1.5V)に到達するまでは、ノードN21の電位が初期レベルからほとんど変化しないため、出力ノードN22の電位V_N22は一定レベルVinit(1.25V)からほとんど変化しない。制御電圧V_CNTが一定レベルVcht(約1.5V)よりも高くなると、ノードN21の電位が緩やかに上昇し始めて、トランジスタ87のベース電流が増加し、出力ノードN22の電位は上昇する。すなわち、制御電圧V_CNTに対する出力ノードN22の電位特性は非線形性を有する。
図7に戻って、発振回路72は、図1の発振回路2と対比して、可変容量素子23が可変容量素子91で置換されている点が異なる。可変容量素子91は、接地電位GNDのラインとノードN11との間に接続される。この可変容量素子91は、トランジスタのベース・エミッタ間のPN接合である。
可変容量素子91には逆バイアス電圧が印加される。可変容量素子の容量は印加される逆バイアス電圧に応じて変化し、逆バイアス電圧が大きくなるほど、可変容量素子の容量は小さくなる。したがって、入力端子3に与えられる制御電圧V_CNTが上昇すると、出力ノードN22の電位が上昇するため、可変容量素子91に印加される逆バイアス電圧が増大し、容量C_VDは減少する。その結果、発振回路72の発振周波数は高くなる。
電圧補償回路71を設けた場合、制御電圧V_CNTが0Vから上昇して一定レベルVcht(約1.5V)に到達するまでは、出力ノードN22の電位V_N22が一定レベルVinit(1.25V)からほとんど変化しないため(図8参照)、容量C_VDはほとんど変化しない。制御電圧V_CNTが一定レベルVcht(約1.5V)よりも高くなると、出力ノードN22の電位V_N22は緩やかに上昇するため(図8参照)、容量C_VDは緩やかに減少する。したがって、制御電圧V_CNTの使用範囲(0V〜3V)のうち、約1.5V〜3Vの範囲において、可変容量素子91の容量C_VDの制御電圧V_CNTに対する線形性が改善される。
発振回路72は、入力電位(電圧補償回路71の出力ノードN22の電位)が高くなるほど発振周波数が高くなり、かつ発振周波数の変化率が小さくなる電圧−周波数特性を有する。しかし、電圧補償回路1によって、電圧制御発振器の電圧−周波数特性が実質的に線形になるように、制御電圧V_CNTの電圧補償が行なわれる。
以上のように、この実施の形態2では、実施の形態1と同様に、制御電圧に対する発振周波数特性の線形性のよい、簡易な構成の電圧制御発振器が実現できる。また、電圧補償回路の構成部品が少なくてすむため、電圧制御発振器の小型化、低価格化が図れる。また、トランジスタの製造プロセスで実現可能なPN接合を可変容量素子として利用しているため、電圧制御発振器の大部分(共振回路を除く部分)のモノシリック集積回路化が容易に実現できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,51,71 電圧補償回路、2,72 発振回路、3 入力端子、4 出力端子、11〜14,30〜32,81〜84 抵抗素子、15,16,33,44,87 トランジスタ、17,24〜29,42,43,86 コンデンサ、21,22,41 コイル、23,91 可変容量素子、61,85 ダイオード。
Claims (9)
- 制御電圧に応じて発振周波数が変化する電圧制御発振器であって、
印加電圧に応じて容量が変化する可変容量素子を用いて発振周波数を制御し、その入力ノードに与えられた電圧の変化に応じて非線形に発振周波数が変化する電圧−周波数特性を有する発振回路、および
前記制御電圧を受ける入力端子と前記発振回路の入力ノードとの間に設けられ、前記電圧制御発振器の電圧−周波数特性が実質的に線形になるように、前記制御電圧に応じた電圧を前記発振回路の入力ノードに与える電圧補償回路を備え、
前記電圧補償回路は、
前記入力端子からの前記制御電圧を受け、前記制御電圧の変化に応じてその出力電圧が変化し、かつ前記制御電圧の変化に応じてその出力電圧の変化率が変化するように電圧変換を行なう第1の電圧変換回路、および
前記第1の電圧変換回路の出力電圧を直流増幅して前記発振回路の入力ノードに与える第2の電圧変換回路を含む電圧制御発振器。 - 前記発振回路は、その入力ノードに与えられた電圧が高くなるほど発振周波数が低下し、かつ発振周波数の変化率が小さくなる電圧−周波数特性を有し、
前記第1の電圧変換回路は、前記制御電圧が高くなるほどその出力電圧が上昇し、かつその出力電圧の変化率が小さくなるように電圧変換を行ない、
前記第2の電圧変換回路は、前記第1の電圧変換回路からの電圧が高くなるほどその出力電圧が低下し、かつその出力電圧の変化率が大きくなるように電圧変換を行なう、請求項1に記載の電圧制御発振器。 - 前記第1の電圧変換回路は、前記入力端子と基準電位のラインとの間に接続されたダイオードを含み、
前記第2の電圧変換回路は、
電源電位のラインと前記発振回路の入力ノードとの間に接続された抵抗素子、および
そのベースが前記入力端子に接続され、そのコレクタが前記発振回路の入力ノードに接続され、そのエミッタが基準電位のラインに接続されたトランジスタを含む、請求項2に記載の電圧制御発振器。 - 前記第1の電圧変換回路に含まれる前記ダイオードは、そのベースおよびそのコレクタが前記入力端子に接続され、そのエミッタが基準電位のラインに接続されたトランジスタで構成される、請求項3に記載の電圧制御発振器。
- 前記第1および第2の電圧変換回路に含まれるトランジスタの各々は、同じ電気的特性を有する、請求項4に記載の電圧制御発振器。
- 前記発振回路は、その入力ノードに与えられた電圧が高くなるほど発振周波数が高くなり、かつ発振周波数の変化率が小さくなる電圧−周波数特性を有し、
前記第1の電圧変換回路は、前記制御電圧が高くなるほどその出力電圧が上昇し、かつその出力電圧の変化率が大きくなるように電圧変換を行ない、
前記第2の電圧変換回路は、前記第1の電圧変換回路からの電圧が高くなるほどその出力電圧が上昇し、かつその出力電圧の変化率が大きくなるように電圧変換を行なう、請求項1に記載の電圧制御発振器。 - 前記第1の電圧変換回路は、電源電位のラインと前記入力端子との間に接続されたダイオードを含み、
前記第2の電圧変換回路は、
そのベースが前記入力端子に接続され、そのコレクタが電源電位のラインに接続され、そのエミッタが前記発振回路の入力ノードに接続されたトランジスタ、および
前記発振回路の入力ノードと基準電位のラインとの間に接続された抵抗素子を含む、請求項6に記載の電圧制御発振器。 - 前記可変容量素子は、トランジスタの製造工程で形成されたPN接合である、請求項1から請求項7までのいずれかに記載の電圧制御発振器。
- 前記電圧補償回路と、前記発振回路のうちの共振回路を除く部分とは、同一の集積回路で構成される、請求項1から請求項8までのいずれかに記載の電圧制御発振器。
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JP2011058836A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Alps Electric Co Ltd | 無線センサ装置 |
JP2014161115A (ja) * | 2009-02-27 | 2014-09-04 | Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | 改善特性を有する共振装置 |
-
2004
- 2004-08-05 JP JP2004229193A patent/JP2006050301A/ja not_active Withdrawn
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