JP2006049512A - 光デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】フォトダイオード(PD)又はPDアレイが組み込まれた光デバイスの耐湿性やクロストーク特性等を向上させる。
【解決手段】光デバイス10は、第1電極対56が設けられたPDアレイ26と、第2電極対58が設けられたサブマウント28と、光ファイバ16を固定するV溝12が設けられたガラス基板14とを有する。このうち、PDアレイ26とサブマウント28とは、導電性粒子66が分散されるとともに黒色に設定された水分浸入防止用樹脂64を介して接合されている。所定間隔で互いに離間した前記第1電極対56及び前記第2電極対58は、この水分浸入防止用樹脂64に囲繞されて保護されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも1個のフォトダイオードと、前記フォトダイオードから離間して配設された基体とを有する光デバイスに関する。
光通信技術、特に、波長多重通信技術の分野においては、通信品質を確保するべく、光出力を監視することが重要視される。近年、このような光監視技術に対しては小型化、高性能化、低コスト化が希求されており、その観点から、光ファイバや光導波路にスリット構造を直接設けて信号光の一部を取り出して検出し、これにより信号光の品質の監視を行う、いわゆるTAP(入力信号モニタ用分岐カプラ)方式が着目されている。
TAP方式では、フォトダイオードが組み込まれた光デバイスが使用される。そして、光ファイバや光導波路から一定の光量を取り出し、この取り出した光をフォトダイオードに入射して出力を監視する。
この種の光デバイスは、例えば、特許文献1に記載されるように構成される。すなわち、ガラス基板のV溝内に光ファイバを配置し、その後、光ファイバの光軸に対して斜めに横切るような平行溝をガラス基板に形成する。そして、この平行溝内に光分岐部材を挿入し、その隙間に紫外線硬化樹脂(接着剤)を充填するようにしている。
これにより、光ファイバを伝搬する信号光のうち、光分岐部材で分岐した光成分(分岐光)がクラッド外に取り出されることになる。従って、この分岐光を例えば受光素子にて検知することで、信号光のモニタが可能となる。
特開2001−264594号公報
本発明は上記した技術に関連してなされたもので、フォトダイオードに設けられたアノード及びカソードや、この電極対に電気的に接続される別の電極対が腐食することを回避することができるとともに、迷光を発生することを回避することもでき、しかも、クロストーク特性を向上させることができる光デバイスを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、第1電極対を有する少なくとも1個のフォトダイオードと、前記フォトダイオードから離間して配設され、且つ該フォトダイオードの前記第1電極対に臨む側の端面に、該第1電極対と電気的に接続される第2電極対が設けられた基体とを有する光デバイスであって、前記フォトダイオードと前記基体との間に、水分が浸入することを防止する水分浸入防止用樹脂が介在されていることを特徴とする。
水分浸入防止用樹脂で水分が浸入することが阻止されるので、第1電極対と第2電極対の近傍に水分が到達することはない。必然的に、第1電極対と第2電極対の近傍に水分を源とするイオンが発生することはなく、このため、アノード電極とカソード電極間の抵抗の減少を回避することができ、暗電流の増加やS/N比の低下を防ぐことができる。
また、水素イオンが発生しないので、PH4等の腐食性のガスが発生することもない。従って、アノード電極又はカソード電極が腐食して短絡が起こることもない。
ここで、水分浸入防止用樹脂は、前記フォトダイオードの側面から光が入射して迷光が発生することを回避可能な屈折率を有するものであることが好ましい。これにより、必要な信号光のみを確実に受光することが可能となる。同時に、フォトダイオードの側面で反射が起こることを回避することができるので、クロストーク特性が向上する。
この効果は、水分浸入防止用樹脂のメニスカス形状の端部が、少なくとも、フォトダイオードの前記第1電極対が設けられた側の端面まで到達している際にさらに顕著となる。特に、水分浸入防止用樹脂のメニスカス形状の端部が、フォトダイオードの側面を被覆していることが好ましい。
前記構成において、前記フォトダイオードを臨む側の端面に光ファイバを固定する溝部が設けられたガラス基板を有する場合においては、ガラス基板の前記端面と反対側の他端面に、迷光が発生することを回避可能な屈折率を有する樹脂を被覆することが好ましい。これにより、クロストーク特性を一層向上させることができる。
本発明によれば、フォトダイオードの第1電極対と、基体の第2電極とを水分浸入防止用樹脂で囲繞して水分から保護するようにしている。このため、水分浸入による電極間の抵抗減少を回避することができ、暗電流の増加やS/N比の低下、並びに電極対の腐食による短絡の発生を防止することができる。
この水分浸入防止用樹脂の屈折率を調整することにより、迷光が生じることを回避することができるとともに、クロストーク特性を向上させることもできる。
以下、本発明に係る光デバイスにつき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態に係る光デバイスの正面断面図を図1に示すとともに、側面断面図を図2に示す。この光デバイス10は、複数のV溝12が設けられたガラス基板14と、該V溝12の各々に固定された複数の光ファイバ16からなる光ファイバアレイ18と、各光ファイバ16の各上面からガラス基板14にかけて設けられたスリット20(図2参照)と、該スリット20内に挿入されたフィルタ部材22(図2参照)と、受光領域24が複数配列されたフォトダイオードアレイ(PDアレイ)26と、該PDアレイ26を光ファイバアレイ18側に向けて固定するための基体であるサブマウント28と、ガラス基板14とサブマウント28との間に介装されたスペーサ30とを有する。
このうち、スリット20は、各光ファイバ16を透過する信号光32のうち、少なくともフィルタ部材22等にて反射された光(分岐光)34を検出する。また、スリット20及びフィルタ部材22の表面及び裏面は、光ファイバ16を透過する信号光32の一部を分岐する分岐部36(図2参照)として機能する。
なお、光ファイバ16は、図3に示すように、コア38とクラッド40とを有する。
ガラス基板14に形成されるV溝12の角度は、後にスリット20を加工する際に光ファイバアレイ18の各光ファイバ16に加わる負荷を考慮すると45°以上が好ましく、十分な接着剤量、換言すれば、十分な接着強度を確保するべく95°以下が好ましい。具体的には、例えば、70°に設定すればよい。
光ファイバアレイ18のガラス基板14への固定は、先ず、光ファイバアレイ18をV溝12に載置収容し、この状態で固定用接着剤(紫外線硬化型接着剤)42(図1参照)を塗布し、光ファイバアレイ18の裏面並びに上方から紫外線を照射して、前記固定用接着剤42を硬化させることにより行う。
スリット20の傾斜角度α(図2参照)、すなわち、鉛直面とのなす角は、15°〜25°であることが好ましい。傾斜角度αが小さすぎると、フィルタ部材22からの分岐光34の広がりが大きくなりすぎてしまい、多チャネルに適用した場合に、クロストーク特性の悪化を招くことが懸念される。一方、傾斜角度αが大きすぎると、フィルタ部材22からの分岐光34の偏光依存性が大きくなり、特性の劣化を招くことが懸念される。
フィルタ部材22は、図3に示すように、石英基板44と、該石英基板44の主面に形成された分岐用の多層膜46とを有する。フィルタ部材22の材質は、該フィルタ部材22のハンドリング等を考慮すれば、ポリイミド等のプラスチック材や高分子材であってもよいが、スリット20の傾斜角度αが15°〜25°と大きいことから、屈折により透過側の光軸がずれることを抑えるべく、光ファイバ16(石英)と同じ屈折率の材料が好ましい。
また、スリット20内における該スリット20とフィルタ部材22との隙間には、紫外線硬化樹脂(接着剤)48が充填されている。該紫外線硬化樹脂48としては、その屈折率が、光ファイバ16のコア38の屈折率やフィルタ部材22の石英基板44の屈折率と略同等であるシリコーン系樹脂が好適である。
図2から諒解されるように、この場合、PDアレイ26は、いわゆる裏面入射型である。すなわち、このPDアレイ26は、光透過性基体50と、該光透過性基体50の表面に形成され、チャネルの個数に応じた複数個の前記受光領域24とを有する。
PDアレイ26は、光ファイバ16との接触によって該光ファイバ16に物理的な欠陥が生じることを回避するべく、光ファイバ16との間に10μm程度のクリアランスが形成されるようにして配置されている。なお、このクリアランスには、屈折率整合樹脂52が充填されている。
光透過性基体50の図1及び図2における上端面には、Auバンプ54が受光領域24上に積層されない位置に設けられている。2個のAuバンプ54が、各チャネルのアノード電極及びカソード電極に相当する第1電極対56となる。また、第1電極対56は、サブマウント28に設けられ、且つ第1電極対56から所定の間隔で互いに離間した第2電極対58と電気的に接続されている。
すなわち、サブマウント28におけるPDアレイ26を臨む側の端面には、全チャネルに共通のカソード電極60(図2参照)と、各チャネルのアノード電極に相当するAu電極パターン62が設けられている。前記第2電極対58は、これらカソード電極及びアノード電極から構成される。
ここで、第1電極対56や第2電極対58まで水分が浸入すると、以下のような不具合を招く。すなわち、先ず、PDアレイ26には逆バイアスの電圧が印加されるのが通例であるが、第1電極対56を構成するAuバンプ54、54同士の間に水分が浸入した場合、逆バイアス印加に基づいてこの水分からイオンが発生する。このことに起因して、Auバンプ54、54同士の間の抵抗が小さくなり、その結果、電極間におけるリーク電流が増加して、暗電流が増加するとともにS/N比が低下する。
さらに、前記のようにして発生した水素イオンが、PDアレイ26を構成する個々のフォトダイオードの基板であるInPと反応した場合、PH4等の腐食性のガスが発生する。このような事態が生じると、アノード電極又はカソード電極が腐食し、アノード電極とカソード電極とが短絡を起こす原因となる。
そこで、本実施の形態においては、図1に示すように、PDアレイ26の側面からサブマウント28の下端面にかけて、水分が浸入することを防止する水分浸入防止用樹脂64を被覆するようにしている。この場合、水分浸入防止用樹脂64は、PDアレイ26の側面を覆い、且つサブマウント28側に接近するにつれて幅広になるように設けられている。換言すれば、水分浸入防止用樹脂64は、サブマウント28側になるにつれて盛り上がるメニスカス形状をなす。
なお、水分浸入防止用樹脂64の下端部は、PDアレイ26の光入射面である図1及び図2における下端面よりも高い位置に配設される。換言すれば、水分浸入防止用樹脂64は、光入射面まで到達していない。
この水分浸入防止用樹脂64は異方性導電ペースト(ACP)と呼称され、導電性粒子66が分散されている。この導電性粒子66が第1電極対56及び第2電極対58のアノード電極同士の間と、カソード電極同士の間に介在することによって、これらアノード電極同士、カソード電極同士が電気的に接続される。
導電性粒子66の好適な例としては、厚み数十μmの導電性膜でコーティングされたポリマー、カーボン、銀等の金属粒子が挙げられる。
水分浸入防止用樹脂64は、第1電極対56や第2電極対58まで水分が到達することを阻止できる耐湿性を有する樹脂からなる。このような樹脂は、特に限定されるものではないが、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等を好適な例として挙げることができる。
そして、この場合、水分浸入防止用樹脂64は、色素が混合されることによって黒色に設定されている。すなわち、本実施の形態において、水分浸入防止用樹脂64の屈折率は、PDアレイ26の側面から光が入射することを阻止可能な程度に高く設定される。
なお、PDアレイ26と第2電極対58との間の導通をACPによって確保した後、該ACP上に、ACP以外の樹脂であって耐湿性に優れる樹脂を塗布し、これにより水分浸入防止用樹脂64を形成するようにしてもよい。勿論、この場合においても、水分浸入防止用樹脂64に上記したようなメニスカス形状を設けることが好ましい。
受光領域24の直径は、40〜80μmであることが好ましく、例えば、60μmに設定することができる。直径が40μm未満の場合、受光効率の低下が懸念される。また、80μmよりも大きいと、迷光が生じた場合にはこの迷光を受光し易くなるので、クロストーク特性が悪化することが懸念される。
なお、サブマウント28は、例えば、Al23から構成することができる。
そして、ガラス基板14とサブマウント28との間に介在され、光ファイバアレイ18とPDアレイ26とのギャップを決定するためのスペーサ30は、例えば、紫外線硬化型接着剤によってサブマウント28の図1及び図2における下端面、すなわち、第2電極対58が設けられた側の端面に固着されている。
このように構成された光デバイス10が動作される際には、光ファイバアレイ18に信号光32が入射される。この信号光32の一部がフィルタ部材22等によって反射されて生じた分岐光34は、スリット20によって検出される。
その一方で、第1電極対56と第2電極対58に通電がなされる。そして、第1電極対56と第2電極対58の間では、前記導電性粒子66を介して電流が流れる。
このようにして光デバイス10が動作する間、第1電極対56と第2電極対58が水分浸入防止用樹脂64で囲繞されているので、これら第1電極対56と第2電極対58の近傍に水分が到達することはない。従って、アノード電極とカソード電極間の抵抗の減少を回避することができる。その結果、第1電極対56と第2電極対58との間のリーク電流が大きくなることがなく、暗電流が増加してS/N比が低下することもない。
また、水分を源として水素イオンが発生することがないので、InPと水素イオンとが反応してPH4等の腐食性のガスが発生することもない。このため、アノード電極とカソード電極とが短絡を起こすこともない。
しかも、本実施の形態においては、水分浸入防止用樹脂64がPDアレイ26の側面を被覆する。その上、水分浸入防止用樹脂64が黒色に設定されていることによって、その屈折率が高く設定されている。このため、PDアレイ26の側面から光が入射することを確実に回避することができるので、迷光が生じることを回避することもできる。同時に、PDアレイ26の側面で反射が起こることを回避することができるので、クロストーク特性を向上させることもできる。
そして、この場合、第1電極対56と第2電極対58を設けることで確実な導通を図ることができる他、第1電極対56と第2電極対58を所定間隔で離間することができるため、この部分の反射・散乱による迷光を小さくすることができるという利点がある。
ところで、ガラス基板14には、フィルタ部材22から反射が起こること等に起因して迷光が進入することがある。このような事態が生じると、迷光は、ガラス基板14におけるV溝12が設けられていない側の他端面(裏面)で反射した後、PDアレイ26の受光領域24に入射することがあり、この場合、クロストーク特性が低下することが懸念される。
この現象を回避するべく、図4に示すように、前記裏面に屈折率を高くした樹脂68をコーティングすることが好ましい。これによりガラス基板14の裏面での反射を防ぐ事ができ、クロストーク特性が一層向上する。
なお、上記したように、水分浸入防止用樹脂64の下端部は、受光領域24よりも高い。このため、受光領域24における受光が水分浸入防止用樹脂64によって遮られることはない。
水分浸入防止用樹脂64を介してのPDアレイ26のサブマウント28への結合は、例えば、先ず、第2電極対58が上側に露呈されたサブマウント28の上方に、第1電極対56を第2電極対58に臨むようにした状態でPDアレイ26を所定間隔で離間させ、次に、水分浸入防止用樹脂64を塗布する。ここで、水分浸入防止用樹脂64は、図5及び図6に示すように、盛り上がったメニスカスがPDアレイ26の側面に到達するまで塗布される。換言すれば、水分浸入防止用樹脂64が、図5及び図6におけるPDアレイ26の上端面(図1及び図2においては下端面)にまで塗布されることはない。これにより、該PDアレイ26の光入射面が水分浸入防止用樹脂64で被覆されることが回避され、受光領域24における受光が遮られることが回避される。
なお、水分浸入防止用樹脂64に分散した導電性粒子66のうち、突出した第1電極対56と第2電極対58に挟まれたものが電気的接続に寄与する。一方、第1電極対56及び第2電極対58が存在しない部位に挟まれた導電性粒子66は、第1電極対56及び第2電極対58に接触しないため、電気的接続には寄与しない。
塗布の終了後、水分浸入防止用樹脂64を加熱して硬化させる。次に、紫外線硬化型接着剤を介してサブマウント28をスペーサ30に接合するとともに、屈折率整合樹脂52を介してPDアレイ26をガラス基板14に接合し、これら紫外線硬化型接着剤及び屈折率整合樹脂52を加熱して硬化させれば、光デバイス10(図1及び図2参照)が得られるに至る。
このようにして作製された光デバイス10のクロストーク特性を、一般的な光デバイスのクロストーク特性と併せて図7に示す。この図7から、本実施の形態によって、クロストーク特性が向上することが明らかである。
なお、上記した実施の形態においては、導電性粒子66が分散された水分浸入防止用樹脂64で第1電極対56及び第2電極対58を被覆するようにしているが、図8及び図9に示すように、先ず、はんだ70を介して第1電極対56と第2電極対58とを接合し、次に、図10及び図11に示すように、導電性粒子66が分散されていない水分浸入防止用樹脂64で第1電極対56と第2電極対58を被覆するようにしてもよい。この場合、はんだ70によって第1電極対56と第2電極対58とが互いに電気的に接続される。
また、PDアレイ26として、表面入射型のPDアレイを使用してもよいことはいうまでもない。
さらに、本発明に係る光デバイスは、複数個のフォトダイオードからなるPDアレイが組み込まれたものに限定されるものではなく、1個のフォトダイオードが組み込まれたものであってもよい。
本実施の形態に係る光デバイスの正面断面図である。 図1の光デバイスの側面断面図である。 図1の光デバイスの分岐部を示す側面断面の要部拡大図である。 図1の光デバイスにおけるガラス基板の裏面が樹脂で被覆された状態を示す正面断面図である。 図1の光デバイスを作製する際に、水分浸入防止用樹脂を介してPDアレイとサブマウント(基体)とを接合した状態を示す要部拡大正面断面図である。 図5の側面断面図である。 本実施の形態に係る光デバイスと従来技術に係る光デバイスのクロストーク特性を示すグラフである。 別の実施の形態に係る光デバイスを作製する際に、はんだを介してPDアレイの第1電極対とサブマウントの第2電極対とを接合した状態を示す要部拡大正面断面図である。 図8の側面断面図である。 図6に続いてPDアレイとサブマウントの一部を水分浸入防止用樹脂で囲繞した状態を示す要部拡大正面断面図である。 図10の側面断面図である。
符号の説明
10…光デバイス 12…V溝
14…ガラス基板 16…光ファイバ
18…光ファイバアレイ 26…フォトダイオードアレイ
28…サブマウント 50…光透過性基体
52…屈折率整合樹脂 54…Auバンプ
56…第1電極対 58…第2電極対
60…カソード電極 64…水分浸入防止用樹脂
66…導電性粒子 68…樹脂
70…はんだ

Claims (5)

  1. 第1電極対を有する少なくとも1個のフォトダイオードと、前記フォトダイオードから離間して配設され、且つ該フォトダイオードの前記第1電極対に臨む側の端面に、該第1電極対と電気的に接続される第2電極対が設けられた基体とを有する光デバイスであって、
    前記フォトダイオードと前記基体との間に、水分が浸入することを防止する水分浸入防止用樹脂が介在されていることを特徴とする光デバイス。
  2. 請求項1記載の光デバイスにおいて、
    前記水分浸入防止用樹脂が、前記フォトダイオードの側面から光が入射して迷光が発生することを回避可能な屈折率を有するものであることを特徴とする光デバイス。
  3. 請求項1又は2記載の光デバイスにおいて、
    前記水分浸入防止用樹脂のメニスカス形状の端部が、少なくとも、前記フォトダイオードの前記第1電極対が設けられた側の端面まで到達していることを特徴とする光デバイス。
  4. 請求項3記載の光デバイスにおいて、
    前記水分浸入防止用樹脂のメニスカス形状の端部が、前記フォトダイオードの側面を被覆していることを特徴とする光デバイス。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の光デバイスにおいて、
    さらに、前記フォトダイオードを臨む側の端面に光ファイバを固定する溝部が設けられたガラス基板を有し、
    前記ガラス基板の前記端面と反対側の他端面に、迷光が発生することを回避可能な屈折率を有する樹脂が被覆されていることを特徴とする光デバイス。
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