JP2006049179A - コネクタ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】大小二種類の端子を混在して二段に配置するコネクタ構造において、端子係止用の二つのサイドスペーサのコストアップや誤組付等を解消する。
【解決手段】コネクタハウジング7に複数の端子収容室8,9を二列に設けたコネクタ構造において、一列目の大小の各端子収容室8,9と二列目の大小の各端子収容室8,9とを点対称に配置した。コネクタハウジング内に又はコネクタハウジング64から突出して複数の雄端子68,69を二列に設けたコネクタ構造において、一列目の大小の各雄端子68,69と二列目の大小の各雄端子68,69とを点対称に配置した。各列の端子収容室8,9内の雌端子73,74又は各列の雄端子68,69に対して各列ごとに同じ形状・大きさのサイドスペーサ22を挿着した。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタハウジング内やコネクタハウジングから突出した二列の各端子を点対称に配置したコネクタ構造に関するものである。
図14は従来のコネクタ構造の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
このコネクタ構造は、合成樹脂製のコネクタハウジング92内に合成樹脂製のサイドスペーサ93を挿着すると共に、サイドスペーサ93の仮係止状態(コネクタハウジング92から外部に少し突出させた状態)で大小二種類の端子94,95をコネクタハウジング92の各端子収容室96,97内に挿入し、サイドスペーサ93を押し込んで本係止させると同時に、各端子94,95をサイドスペーサ93で係止させるものである。コネクタハウジング92とサイドスペーサ93と各端子94,95とでコネクタ91が構成される。
コネクタハウジング92の一壁部98にサイドスペーサ挿入用の開口99が設けられ、サイドスペーサ93は端子係止用の複数の突板部100を有し、突出板100に直交して端子係止突部101を有している。コネクタハウジング92には突板部100に直交して複数段(本例で三段)に端子収容室96,97が設けられ、本例では大形の端子94をコネクタハウジング92の中央寄りに収容し、その両側に小形の端子95を収容する。各端子94,95はコネクタハウジング内の可撓性の係止ランス(図示せず)で一次係止され、サイドスペーサ93で二次係止される。
特開平1−54677号公報(第1図)
しかしながら、上記従来のコネクタ構造にあっては、例えばコネクタハウジング92の中間段部の位置に空部等が配置された場合に、コネクタハウジングの両側から二つのサイドスペーサを挿入して各段の端子94,95を係止させることが必要となる。この場合、二種類の異なる形状のサイドスペーサが必要となるために、サイドスペーサにかかるコストが増大すると共に、サイドスペーサの誤組付等が発生する心配が生じる。
また、大小の端子94,95をコネクタハウジングの各段の端子収容室96,97に挿入する際に、例えば二つの大形の端子収容室96の位置が図14とは異なる場所に設定されている場合には、上段と下段とで例えば左端からの端子94,95の挿入順が異なるために、端子94,95の挿入順の設定が面倒であり、また、図14のように大形の端子収容室96が上下に隣接していても、上側の大形の端子94を挿入し、次いで下側の大形の端子94を挿入する場合に、上側の挿入済みの端子94に接続された電線102が下側の端子収容室96の開口を塞いで、下側の端子94の挿入に際して上側の電線102を掻き分ける治具や操作を必要とし、端子挿入作業が面倒になるという問題を生じた。
本発明は、上記した点に鑑み、大小二種類の端子を混在して少なくとも二段に配置するコネクタ構造において、端子係止用の二つのサイドスペーサのコストアップや誤組付をなくし、しかもコネクタの各段の端子収容室に端子を容易に効率良く挿入することのできるコネクタ構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るコネクタ構造は、コネクタハウジングに複数の端子収容室を二列に設けたコネクタ構造において、一列目の大小の各端子収容室と二列目の大小の各端子収容室とが点対称に配置されたことを特徴とする。
上記構成により、コネクタハウジング内の一列目の端子収容室が例えば左端から小、大、小、大、大と配設された場合、二列目の端子収容室は一列目と点対称に右端から小、大、小、大、大(左端から大、大、小、大、小)と配設される。大小の端子収容室の配置形態は回路形態に応じて適宜設定可能である。コネクタハウジングの一列目の端子収容室に対応する端子係止用のサイドスペーサは左端から小、大、小、大、大の各雌端子を係止し、二列目の端子収容室に対応する端子係止用のサイドスペーサは一列目の端子収容室に対応するサイドスペーサと同じものを左右反転させて、右端から小、大、小、大、大の各雌端子を係止する。また、コネクタハウジングの一列目の端子収容室を上側にして横(水平)方向に並列に位置させ、二列目の端子収容室を下側にして横(水平)方向に並列に位置させた状態で、例えば一列目の各端子収容室に左端側から順に電線付きの雌端子を挿入し、次いでコネクタハウジングを上下反転させて二列目の端子収容室を上側に位置させて、二列目の端子収容室に左端側から一列目と同じ順で雌端子を挿入することができる。
請求項2に係るコネクタ構造は、コネクタハウジング内に又はコネクタハウジングから突出して複数の雄端子を二列に設けたコネクタ構造において、一列目の大小の各雄端子と二列目の大小の各雄端子とが点対称に配置されたことを特徴とする。
上記構成により、コネクタハウジング内又はコネクタハウジングから突出した一列目の雄端子が例えば左端から小、大、小、大、大と配設された場合、二列目の雄端子は一列目と点対称に右端から小、大、小、大、大(左端から大、大、小、大、小)と配設される。大小の雄端子の配置形態は回路形態に応じて適宜設定可能である。一列目の雄端子に対応した端子係止用のサイドスペーサはコネクタハウジング内で左端から小、大、小、大、大の各雄端子を係止し、二列目の雄端子に対応した端子係止用のサイドスペーサは一列目の雄端子に対応したサイドスペーサと同じものを左右反転させて、コネクタハウジング内で右端から小、大、小、大、大の各雄端子を係止する。また、コネクタハウジングの一列目の端子収容室を上側にして横(水平)方向に並列に位置させ、二列目の端子収容室を下側にして横(水平)方向に並列に位置させた状態で、例えば一列目の各端子収容室に左端側から順に電線付きの雄端子を挿入し、次いでコネクタハウジングを上下反転させて二列目の端子収容室を上側に位置させて、二列目の端子収容室に左端側から一列目と同じ順で雄端子を挿入することができる。
請求項3に係るコネクタ構造は、請求項1記載の前記各列の端子収容室8,9内の雌端子73,74又は請求項2記載の前記各列の雄端子68,69に対して各列ごとに同じ形状・大きさのサイドスペーサ22が挿着されたことを特徴とする。
上記構成により、請求項1において、コネクタハウジング内の一列目の端子収容室が例えば左端から小、大、小、大、大と配設された場合、二列目の端子収容室は一列目と点対称に右端から小、大、小、大、大(左端から大、大、小、大、小)と配設される。大小の端子収容室の配置形態は回路形態に応じて適宜設定可能である。コネクタハウジングの一列目の端子収容室に対応する端子係止用のサイドスペーサは左端から小、大、小、大、大の各雌端子を係止し、二列目の端子収容室に対応する端子係止用のサイドスペーサは一列目の端子収容室に対応するサイドスペーサと同じものを左右反転させて、右端から小、大、小、大、大の各雌端子を係止する。また、請求項2において、コネクタハウジング内又はコネクタハウジングから突出した一列目の雄端子が例えば左端から小、大、小、大、大と配設された場合、二列目の雄端子は一列目と点対称に右端から小、大、小、大、大(左端から大、大、小、大、小)と配設される。大小の雄端子の配置形態は回路形態に応じて適宜設定可能である。一列目の雄端子に対応した端子係止用のサイドスペーサはコネクタハウジング内で左端から小、大、小、大、大の各雄端子を係止し、二列目の雄端子に対応した端子係止用のサイドスペーサは一列目の雄端子に対応したサイドスペーサと同じものを左右反転させて、コネクタハウジング内で右端から小、大、小、大、大の各雄端子を係止する。
請求項1記載の発明によれば、二列の大小の端子収容室が点対称に配置されたことで、各列ごとに端子を同じ形状・大きさのサイドスペーサで係止させることができ、サイドスペーサの共用化によりコストが低減されると共に、端子挿入時に列ごとにコネクタハウジングを反転させて端子を同じ順序で挿入することができ、端子挿入作業が容易化・効率化される。
請求項2記載の発明によれば、二列の大小の雄端子が点対称に配置されたことで、各列ごとに雄端子を同じ形状・大きさのサイドスペーサで係止させることができ、サイドスペーサの共用化によりコストが低減されると共に、端子挿入時に列ごとにコネクタハウジングを反転させて雄端子を同じ順序で挿入することができ、端子挿入作業が容易化・効率化される。
請求項3記載の発明によれば、サイドスペーサの共用化により、雌端子を有するコネクタや雄端子を有するコネクタのコストが低減されると共に、サイドスペーサの誤組付が解消され、誤組付時における端子やスペーサの衝突による変形や破損等の心配が皆無となる。
図1は、本発明に係るコネクタ構造の一実施形態とそれを備える接続モジュールの一形態を示すものである。
接続モジュール1は、一方のコネクタ2と、一方のコネクタ2を内側に収容係止させるフレーム3と、一方のコネクタ2に接続する他方のコネクタ4と、他方のコネクタ4を収容して他方のコネクタ4のフード部6を構成した状態でフレーム3内に挿入されるケース5とで構成されている。コネクタ構造は一方のコネクタ2及び/又は他方のコネクタ4で構成されている。
一方のコネクタ2は図2〜図7に示す如く、合成樹脂製のコネクタハウジング7と、コネクタハウジング7内に収容される複数の電線86付きの雌端子73(図5)とで構成される。コネクタハウジング7は厚さ方向の前後二列に端子収容室8,9を並列に有し、前後二列の端子収容室8,9の間でコネクタハウジング7の厚さ方向中央に空きスペース75が設けられ、厚さ方向中央の左右両側に凹部10が形成されている。
端子収容室は大形(通常の大きさ)の端子収容室8と小形の端子収容室9とで構成され、前列(一列目)の端子収容室8,9は図1で右から順に(図2で左から順に)大、大、大、小、小、大、大、小、小の順で配置され、後列(二列目)の端子収容室8,9は図1で右から順に(図2で左から順に)小、小、大、大、小、小、大、大、大の順で配置され、前列と後列の各端子収容室8,9は点対称に配置されている。
小形の端子収容室9の前後及び左右の幅は大形の端子収容室8の前後及び左右の幅のほぼ半分程度であり、図4(下面図)の如く前列の小形の端子収容室9の前端9aは大形の端子収容室8の前端8aとほぼ同一面に位置し、後列の小形の端子収容室9の後端9aは大形の端子収容室8の後端8aとほぼ同一面に位置している。大形の端子収容室8は相互に等ピッチで配置され、小形の端子収容室9は相互に等ピッチで配置されている。
大形の端子収容室8と小形の端子収容室9とは何れもコネクタハウジング7の下端から上端にかけて貫通して設けられ、図4の如く下端側に端子収容室8,9と同じ幅の端子挿入開口(符号8,9で代用する)を有し、図2(上面図)の如く前端側に端子収容室8,9の内幅よりも狭い停止壁76と、停止壁76の間に他方のコネクタ4(図1)の雄端子68,69を挿入する開口(符号8,9で代用する)とを有している。これは通常のコネクタハウジングの端子収容室におけると同様である。
前列の大形の端子収容室8の内部には後側から前向きに可撓性の端子係止ランス78(図2,図4,図5)が設けられ、前列の小形の端子収容室9の内部には前側から後向きに可撓性の端子係止ランス79(図4,図6)が設けられ、後列の大形の端子収容室8の内部には前側から後向きに可撓性の端子係止ランス78が設けられ、後列の小形の端子収容室9の内部には後側から前向きに可撓性の端子係止ランス79が設けられている。本例では図1のコネクタ2のリブ20側を前と定義している。大形の端子収容室8の中心と小形の端子収容室9の中心とは同一平面上に位置している。端子収容室8,9の中心とは他方のコネクタ4(図1)の雄端子68,69に対する挿入中心のことである。
コネクタハウジング7の前後の各壁部19,21の高さ方向中間部(ほぼ中央)にサイドスペーサ挿入用の横長矩形状の開口(孔部)23が設けられ、各開口23からコネクタハウジング7内に端子二重係止用の合成樹脂製のサイドスペーサ22が挿入されている。
両サイドスペーサ22は同一形状で同一の大きさのものが共通使用されている。これは、コネクタハウジング7の前後各列の端子収容室8,9が点対称に配置されているからに外ならない。
サイドスペーサ22は図8にも如く、横長厚板状の操作部80と、操作部80に直交する端子係止用の突出部81,82と、左右両端の係止爪83(図7)とで構成されている。大形の雌端子73(図5)に対する係止用の突出部81は一段低く配置され、小形の雌端子(図示せず)に対する係止用の突出部82は操作部80の上端と同じ高さに位置している。これは小形と大形の各端子の矩形筒状の電気接触部の係止段部73a(図5)の位置の相違によるものである。操作部80にはコネクタハウジング7の前後の壁部19,21にかけて左右一対の抜き出し時の治具掛け用の凹部84(図3)が設けられている。係止爪83(図7)は、コネクタハウジング7の上下の突起85に対する先端側の仮係止用の溝83aと中間の本係止用の溝83bとを有している。
図5(図2のA−A断面図)の如く、コネクタハウジング7の前後において各サイドスペーサ22が外側にやや突出した状態で仮係止され、その状態で電線付きの大形の雌端子73が端子収容室8内に挿入されて、係止ランス78で一次係止される。
図6(図2のB−B断面図)の如く、小形の端子収容室9においても同様に、各サイドスペーサ22の仮係止状態で電線87付きの小形の雌端子74が各端子収容室9内に挿入されて、係止ランス79で一次係止される。
大小全ての雌端子73,74が挿入された後、各サイドスペーサ22が押し込まれて本係止され、それと同時に、サイドスペーサ22の操作部80に直交した突出部81,82が各雌端子73,74の段部73a,74aである矩形筒状の電気接触部の下端に当接して二次係止させる。雌端子73,74の電気接触部は内側に他方のコネクタ4(図1)の雄端子68,69に対する弾性接触片を有している。雌端子73,74は圧着片で電線86,87に圧着接続されている。
図7(図4のC−C断面図)の如く、各スペーサ22は左右端の上下各一対の係止爪83でコネクタハウジング7の前後の壁部19,21に仮係止される。図4の如くコネクタハウジング7の前側の壁部19の左端側に大形の端子収容室8が位置し、大形の端子収容室8の左端に隣接連通してスペーサ11の係止爪83の先端部を挿入する空間88が設けられ、空間88はコネクタハウジング7の下端にかけて連通し、スペーサ挿入用の開口(孔部)23と空間88(図7)は直交し、開口23と空間88の交差部(開口23の後端)に突起85(図7)が設けられ、突起85がスペーサ22の先端側の溝83aに係合してスペーサ22が仮係止されている。スペーサ22を押し込むことで突起85が基端側の溝83bに係合して本係止される。
これはコネクタハウジング7の後側の壁部21においても同様である。すなわち、図4の如くコネクタハウジング7の後壁21の左端側には小形の端子収容室9が位置し、小形の端子収容室9の左端と後端とに隣接して略L字状の空間89が設けられ、空間89はコネクタハウジング7の下端にかけて連通し、スペーサ挿入用の開口23と空間89とは直交し、その交差部に突起85が設けられ、突起85にスペーサ22の先端側の溝83aが係合して、スペーサ22が仮係止されている。スペーサ22を押し込むことで突起85が基端側の溝83bに係合して本係止される。
なお、本明細書ではコネクタハウジング7の幅広な壁面19,21側を前後、幅狭な壁面12(図3)側を左右としているが、前後左右上下の定義はあくまでも説明の便宜上のものであり、接続モジュール1の取付方向と必ずしも一致するものではない。
コネクタハウジング7の左右両側の各凹部10内には、フレーム3(図1)に対する可撓性の係止アーム11が下向きに設けられ、凹部10の両側で左右両側壁12の上部に、ケース5(図1)に対する前後各一対のロック突起13が設けられ、コネクタハウジング7の下端の四角部に、フレーム3に対する停止用の鍔部14が設けられている。
フレーム3(図9)は合成樹脂を材料として、矩形筒状のフレーム本体26と、フレーム本体26を車両ボディ等の固定側に固定するブラケット27とで一体に構成されている。フレーム本体26は前後左右の垂直な壁部を備え、左右の壁部30,31の下端内面側から内向きに、一方のコネクタ2(図1)の係止アーム11に対する一対の係合突部32が対向して設けられている。
一方のコネクタ2(図2)はフレーム3の下部開口37(図9)からフレーム3内に挿入され、係合突部32に一方のコネクタ2の係止アーム11(図2)が係止され、それと同時に一方のコネクタ2の鍔部14(図2)がフレーム3の下端側の内鍔部38に当接する。一方のコネクタ2はフレーム内で待ち受けコネクタとして作用する。
フレーム3(図9)の前側の壁部28において鍔部38の左右端の外側に、一方のコネクタ2の前壁側のリブ20(図1)に対する位置決め用の一対の切欠溝(図示せず)が設けられ、各切欠溝に連通して前側の壁部28の内面に垂直方向の一対のガイド凹部41が設けられ、ガイド凹部41の外側に隣接して前側の壁部28と後側の壁部との上半部側の左右端に沿って垂直方向の各一対のガイド溝42(図1,図9)が設けられている。
ケース5(図10)は合成樹脂を材料として、天壁44の有る矩形筒状に形成され、左右の壁部45,46の下部側に、他方のコネクタ4(図1)に対する可撓性のロック片47が設けられると共に、ロック片47の上側において左右の壁部45,46に、フレーム3(図1)に対する各一対のガイドレール48,49が設けられ、前側の壁部の下半部内面側に、一方のコネクタ2のリブ20とフレーム3のガイド凹部41とに対するスライド係合用の左右一対のガイド凹部52(図1)が設けられ、ガイド凹部52の上側において前後の壁部50,51に、他方のコネクタ4に対する各一対の係止孔53が設けられている。
ケース5は下部開口62(図11)から内側に他方のコネクタ4を嵌合させた状態で、フレーム3の上部開口63(図9)から下向きに挿入され、フレーム3の下部側に係止された一方のコネクタ2に他方のコネクタ4が接合して電気的に接続される。
本例の他方のコネクタ4(図11〜図13)は、合成樹脂製の中空矩形枠状のコネクタハウジング64と、コネクタハウジング内に収容配索された複数本の導電金属製のバスバー65と、コネクタハウジング内でバスバー65に接続されたリレー66と、バスバー65の途中に接続された抵抗67と、コネクタハウジング64から外部に突出されたバスバー端末の雄端子68,69とで構成されている。
雄端子68,69は図12,図13の如くコネクタハウジング64の前後二列に配置され、各列の雄端子は幅広(断面長方形状)で長いタブ端子68と幅狭(断面正方形状)で短いピン端子69とで構成され、前列(一列目)の雄端子は左端からタブ端子、タブ端子、タブ端子、ピン端子、ピン端子、タブ端子、タブ端子、ピン端子、ピン端子の順で配置され、後列(二列目)の雄端子は左端からピン端子、ピン端子、タブ端子、タブ端子、ピン端子、ピン端子、タブ端子、タブ端子、タブ端子の順で配置されている。このように二列の各雄端子68,69はそれぞれ点対称に配置されている。
各タブ端子68は一方のコネクタ2の大形の端子収容室8内の大きな各雌端子73(図5)に挿入接続され、各ピン端子69は同じく小形の端子収容室9内の小さな各雌端子74(図6)に挿入接続される。二列の雄端子68,69は二列の雌端子73,74に対応して点対称に配置されている。コネクタハウジング64内でタブ端子68は幅広のバスバー65に一体に続き、ピン端子69は幅狭のバスバー65に一体に続いている。各バスバー65は枠状のコネクタハウジング64にモールド成形等で固定されている。
雄・雌両端子68,69、73,74の点対称配置によって、一方のコネクタ2の前後一対のサイドスペーサ22の共用化が図られると共に、他方のコネクタ4がバスバー65ではなく電線付きの雄端子を備えた際における雄端子係止用の前後一対のサイドスペーサ(図示せず)の共用化が可能となる。
タブ端子68がピン端子69よりも長く突出し、大形の雌端子73にピン端子69よりも先に挿入され、次いでピン端子69が小形の雌端子74に挿入される。これにより、細いピン端子69のこじり等による曲がり変形等が防止され、雄・雌両端子68,69、73,74の接続がスムーズ且つ確実に行われる。
本例の他方のコネクタ4はコネクタハウジング64の厚さ方向中央から二分割され、コネクタハウジング64は前後の壁部を開放して枠壁として、枠壁の開口77からバスバー65とリレー66の端子66aや抵抗67の端子67aとを溶接接続可能としている。これにより、コネクタハウジング64の前後の開口77を覆うケース5が必要となっている。各分割コネクタにはそれぞれバスバー65とリレー66と抵抗67とが配設され、リレー66の位置は各分割コネクタで異なり、両分割コネクタを合体した際に、各リレー66が交互(互い違い)や千鳥状に位置するようになっている。図1ではコネクタハウジング64を五方(上側及び前後左右)の壁部で構成した例を示している。
両分割コネクタにおいて中央の分割面側からリレー66や抵抗67をバスバー65に接続(溶接)するようにすれば、コネクタハウジング64に前後の壁部を設け、且つ前後左右の壁部を雄端子突出方向に延長してフード部6を構成することも可能であり、コネクタハウジング64の左右の壁部にガイドレール48,49を設けたり、フード部6にロック片47やガイド凹部52を設ければ、ケース5は省略可能である。
本例のコネクタハウジング64においては、前後の枠壁の下端側(雄端子68,69側)に左右一対の係合突起54が設けられており、他方のコネクタ4をケース5の下部開口62からケース5内に挿入(嵌合)することで、係合突起54がケース5の係止孔53に係合し、他方のコネクタ4の上壁70がケース5の上壁44の内面に接して位置する。係合突起54をコネクタ4の中央に一つ設け、係止孔53をケース5の中央に一つ設けることも可能である。これら細部の構成は必要に応じて適宜変更可能である。
他方のコネクタ4として、例えばコネクタハウジング(図示せず)にショート端子(図示せず)を設けたり、あるいはワイヤハーネス用のコネクタ(図示せず)を用いて、コネクタハウジング内に電線付きの雄端子(図示せず)を収容し、電線をコネクタハウジングから上方に導出させることも可能である。これらの場合もコネクタハウジングにロック片47やガイドレール48,49等を一体に設けることでケース5は不要となる。
本例においては他方のコネクタ4ごとケース5をフレーム3内に挿入することで、他方のコネクタ4の前端面が一方のコネクタ2の前端面に接し、他方のコネクタ4の雄端子68,69が一方のコネクタ2の端子収容室8,9内の雌端子73,74に挿入接続される。
なお、一方のコネクタ2の端子収容室8,9の配置は上記実施形態に限らず、例えばコネクタハウジング7の一列目の左端から大、大、小、小、大、大、小、小、小の端子収容室の配置としたり、あるいは一列目の左端から小、大、小、大又は大、小、大、小としたり、あるいは一列目を左端から小、大、大、小、大、大又は大、小、小、大、小、小とする等、大小の端子収容室8,9の配置は回路形態に応じて適宜設定可能である。何れの場合も二列目の端子収容室8,9は一列目の点対称に配置されることは言うまでもない。
上記一方のコネクタ2の端子収容室8,9に対応して他方のコネクタ4の二列の雄端子68,69の配置も同様に変更されることは勿論である。他方のコネクタ4の雄端子68,69はコネクタハウジング64から突出して、ケース5のフード部6内に位置したり、あるいはコネクタハウジング64と一体の図示しないフード部内に突出して位置する。ケース5を用いずにコネクタハウジング64の一部でフード部6を構成する場合、コネクタハウジング64の大小の端子収容室(図示せず)に一方のコネクタ2と同様に電線付きの雄端子68,69を左端又は右端から順に挿入することができる。
本発明に係るコネクタ構造の一実施形態を備える接続モジュールの一例を示す分解斜視図である。 一方のコネクタの一形態を示す平面図である。 同じく一方のコネクタを示す正面図である。 同じく一方のコネクタの左半部を示す下方視平面図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 図4のC−C断面図である。 一方のコネクタのサイドスペーサを示す裏面図である。 一方のコネクタを係止するフレームの一形態を示す縦断面図である。 他方のコネクタを係止するケースを示す正面図である。 ケース内の他方のコネクタの一形態を示す縦断面図である。 同じくケース内の他方のコネクタを示す下方視平面図である。 同じくケース内の他方のコネクタの雄端子を示す縦断面図である。 従来のコネクタ構造の一形態を示す分解斜視図である。
符号の説明
2,4 コネクタ
7,64 コネクタハウジング
8,9 端子収容室
22 サイドスペーサ
68,69 雄端子
73,74 雌端子

Claims (3)

  1. コネクタハウジングに複数の端子収容室を二列に設けたコネクタ構造において、一列目の大小の各端子収容室と二列目の大小の各端子収容室とが点対称に配置されたことを特徴とするコネクタ構造。
  2. コネクタハウジング内に又はコネクタハウジングから突出して複数の雄端子を二列に設けたコネクタ構造において、一列目の大小の各雄端子と二列目の大小の各雄端子とが点対称に配置されたことを特徴とするコネクタ構造。
  3. 請求項1記載の前記各列の端子収容室内の雌端子又は請求項2記載の前記各列の雄端子に対して各列ごとに同じ形状・大きさのサイドスペーサが挿着されたことを特徴とするコネクタ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101758674B1 (ko) * 2010-12-29 2017-07-17 한국단자공업 주식회사 커넥터조립체용 오조립 방지장치
JP2018092720A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 コネクタ

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