JP2006048571A - レース情報提供装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】このレース情報提供システムは、パドックと返し馬の映像を順次取得する映像取得部42と、パドック、返し馬の出走馬の状態を解説する音声を取得する音声取得部43と、レース毎の投票券の販売開始・終了時間、賭け式の文字情報を取得する文字情報取得部41と、パドック、返し馬発売時期を示すフラグが受信された場合、受信されたフラグに基づいてレース状況管理テーブル51のパドック、返し馬、当回のレース、投票券発売の欄にレースの進み具合のフラグ(ON/OFF、1R,2R…)を設定し、操作手段としての専用テレビシステム5にて所望の番組の取得操作が行われた場合、レース状況管理テーブル51を参照して文字情報、映像、音声等の一つ以上の情報を組み合わせた番組を提供する番組提供手段としての制御部45とを備える。
【選択図】図1
Description
さらに、テレビ放送等を利用して例えば競馬のオッズ情報とパドックの映像や解説等の音声情報を複合的に配信する場合、それぞれの情報の内容を人が判定してタイミングを合せて重ねる必要があり、レースの賭け式のように多種にわたるコンテンツの場合、人手による編集作業ではオン・デマンドで情報を提供することはほぼ困難になるという問題がある。
を具備したことを特徴とする。
上記レース情報提供装置において、番組提供手段は、パドックまたは返し馬の状況を撮影した映像より個々の出走馬の映像を切り出して馬別映像を生成する馬別映像生成手段と、馬別映像生成手段により生成された馬別映像を、馬単位の賭け式の文字情報に重畳させて提供する手段とを備えることで、馬別の映像、音声、文字情報を組み合わせた番組を提供でき、利用者が期待する出走馬だけに的を絞った情報を提供できる。
パドックとは、本馬場入場の前にレースに出走する出走馬を披露する場であり、出走馬を披露すること自体をパドックともいう。
返し馬とは、パドックでの披露を終えて本馬場(コース)に入場した出走馬を出走本番前にウォーミングアップさせることをいう。
専用テレビシステム5は、競馬場内、場外馬券売り場等に設置された競馬ファンが視聴するためのテレビジョンであり、文字放送システム4により作成された番組を表示画面に表示および音声を出力し、利用者である視聴者および馬券購入者へ提供する。専用テレビシステム5の表示画面には、透明タブレットが設けられており、視聴者および馬券購入者などによる視聴のための各種操作を受け付ける。視聴のための各種操作とは、例えばグラフィックユーザインターフェース(GUI)で表示された番組視聴のためのメニューに対する選択操作や、番組IDの指定操作および入力操作などである。
制御部45は、専用テレビシステム5における視聴者の操作に応じて、記憶部44に記憶された文字情報、映像情報、音声情報の中の少なくとも一つからなる番組をTV通信部46を通じて専用テレビシステム5へ出力する。また、制御部45は、携帯端末7におけるWeb画面の操作に応じてアンテナ制御部47および専用アンテナ6を通じて携帯端末7へ出力する。
映像情報記憶部48には、映像システム2より取得した映像情報が記憶される。音声情報記憶部49には、音声システム3より取得した音声情報が記憶される。文字情報記憶部50には、上位システム1より取得した文字情報が記憶される。
文字放送システム4は、通信部24より送信された馬別映像を受信する映像情報取得部42と、この映像情報取得部42により受信された馬別映像と、馬単位の賭け式の文字情報、音声情報などを組み合わせて(重畳させて)提供する手段としての制御部45とを備える。文字放送システム4や映像システム2は、番組提供手段である。
このレース情報提供システムでは、上位システム1より文字情報が所定時間間隔で文字放送システム4へ常に配信されている。
上位システム1より配信された文字情報が文字放送システム4の文字情報取得部41により受信されると、文字情報取得部41は、それを制御部45に渡す。制御部45は、文字情報取得部41より受け取った文字情報を文字情報記憶部50に記憶すると共に、文字情報に含まれるレース情報よりレースの状況を判定する。レース情報には、レースそのものが開始された状況だけではなく、レース前後の馬券の発売状況(現在、何レースの馬券を発売中か、レース結果、つまり競走成績(払い戻し金はいくらか等)が含まれている。
この結果、レース状況管理テーブル51の各フラグは、パドック当回が2R/OFF、返し馬当回が1R/ON、レース当回が1R、発売当回が1Rにセットされる(S106)。
そして、1Rの返し馬が終了すると、映像システム2において、カメラ22による撮影が終了し、映像システム2の通信部24から返し馬映像OFFのフラグが送信される。
この結果、レース状況管理テーブル51の各フラグは、パドック当回が2R/OFF、返し馬当回が2R/OFF、レース当回が1R、発売当回が1Rにセットされる(S108)。
この結果、レース状況管理テーブル51の各フラグは、パドック当回が2R/OFF、返し馬当回が2R/OFF、レース当回が1R、発売当回が2Rにセットされる(S110)。
この結果、レース状況管理テーブル51の各フラグは、パドック当回が2R/ON、返し馬当回が2R/OFF、レース当回が2R、発売当回が2Rにセットされる(S113)。なお、2Rのパドック開始と、1Rレース確定の情報については、どちらが先に送信されるという決まりは無く、1Rレース確定情報が先に受信されることもある。以下、全レース終了時まで同様の処理を繰り返す。
例えば馬券購入希望者が、当回レースの情報を得ようとして、レース場の馬券売り場に設置された専用テレビシステム5の場所へ行き、その表示画面にて、所望の操作を行うものとする。
文字放送システム4の制御部45は、受信されたボタンの情報からレース番号が当回か否かを判定する(S202)。
この画面にて、利用者により映像情報・音声情報の要否が指示入力されると、制御部45は、入力された映像情報・音声情報の要否の指示に基づき画像・音声の要否を判定する。
利用者が、“パドック”、“返し馬”のうちいずれかを選択指示した場合、制御部45は、指示に従って必要な映像情報を判定する(S206)。なお、図中、省略されているが、音声が選択された場合も映像の場合と同様に“パドック”、“返し馬”のうちのどの音声が必要かの判定を行う。
表示された賭け式選択画面により、ユーザが所望の賭け式のボタンを選択入力すると、制御部45は、選択入力されたボタンに対応する賭け式を判定する(S207)。
パドック映像の欄にOFFフラグが設定されていた場合(S403のNo)、制御部45は、適切な映像情報が無いため、映像を送信せず、該当オッズ番組のみを文字情報記憶部50より読み出して送信し、専用テレビシステム5に表示する(S404)。
発売当回とパドック当回とのフラグが等しい場合(S404のYes)、制御部45は、利用者によって指定された賭式の当回オッズ番組をパドック映像に重畳させた番組(C101〜C106)を生成して(S406)、専用テレビシステム5に送信し表示する。なお、利用者によって馬番号が指定されていた場合は、重ね合わせるオッズ番組を馬指定番組(B501〜B518)に変更する。
図14に、専用テレビシステム5に、オッズ(単複枠連)+パドック映像という番組番号「C101」の番組61が表示された表示例を示す。
映像システム2では、図15に示すように、パドック開始と共にカメラ21でパドック全体の映像が撮影されて、映像情報が馬別キャプチャー処理部23に入力される。
そこで、携帯端末7の場合は、スクロール方式の画面を携帯端末7へ送り、表示させるようにする。
(1)オッズ情報や競走成績情報といった従来の文字放送コンテンツと、パドックや返し馬などの画像、動画などの映像、解説などの音声情報を複合した番組として利用者に提供することにより、従来は文字放送番組、テレビ、ラジオ等、ばらばらに提供していた情報をまとめてファンが視聴できるようになり、ファンは、従来のシステムと比較して短時間かつ少ない画面で馬券購入に必要な情報を集めることが可能となる。また、発売当回、パドック当回、返し馬当回などのフラグ情報を活用することにより、オッズ番組と画像や音声番組を人手を介さず自動的に組み合わせた番組を提供すすることができる。
(2) “レース番号 → 希望賭式 → 希望画像(または音声)”といったファンになじみのある情報での番組検索手段を用意することで、ファンは、物理的に割り当てられたチャンネルを知らなくても希望する番組を視聴することができる。
(3) このシステムを良く知る利用者の場合、操作を何回も行うのではなく、できるだけ操作回数が少なく、目的の番組を視聴したいという要望もある。そこで、このシステムでは、物理番組に対するダイレクト番組指定メニューを設けたことで、論理番組を直接指定できるようにしたことで、馬券の発売終了時間が間近かに迫った場合でも、所望の情報を視聴できるようになり、ファンがレースの進行状況に応じてチャンネルを切り替える手間をなくすことができる。論理番組の設定がないと、例えば、パドックが終了し、返し馬が始まる際にチャンネルを切り替える必要が出てくるが、論理番組の設定により、パドックが終了し、返し馬が開始されたときに、パドック画像の番組を選択していても、同じチャンネル設定のまま返し馬画像を視聴することができる。さらに、次レースのパドックが開始されたときに、カメラ21からの映像情報と共に送られてくるONフラグを制御部45がチェックして番組の映像をパドック映像に切り替えるので、常に新しい情報を利用者に提供できる。
(4) 馬番指定で、当該馬に関係するオッズを表示することで、ある馬を軸にして馬券を購入するファンに対し1画面乃至は少ない画面で必要な情報を提供することができる。
上記実施形態では、映像、音声、文字情報等を一旦記憶部44に記憶してから、異なる情報を重畳し、重畳のさせ方に応じて番組番号を設定し、利用者の要求操作に応じて該当番組を配信(提供)したが、映像、音声などがアナログ信号の場合、パドック、返し馬、馬券発売終了等の開始、終了の切り替えタイミングをトリガにして、各システムより受信される映像、音声を切り替えて重畳して流しても良い。
Claims (2)
- 本馬場入場の前にレースに出走する出走馬を披露するパドックにて出走馬を撮影した映像と、前記パドックでの披露を終えて本馬場に入場し出走前にウォーミングアップしている返し馬の状況を撮影した映像とを順次取得する映像取得手段と、
前記パドック、返し馬の出走馬の状態を解説する音声を取得する音声取得手段と、
レース毎の投票券の販売開始・終了時間、賭け式の文字情報を取得する文字情報取得手段と、
前記パドック、返し馬における出走馬の披露開始・終了および投票券の販売開始・終了、レースの終了を識別する識別情報を受信する手段と、
受信された識別情報に基づいてパドック、返し馬、当回のレース、投票券発売の欄にレースの進み具合の状況が設定および更新されるレース状況管理テーブルと、
利用者が視聴を希望する番組の取得要求操作を行う操作手段と、
前記操作手段により所望の番組の取得要求操作が行われた場合、前記レース状況管理テーブルを参照してレースの現在の進み具合の状況を判定し、前記文字情報、映像、音声の各取得手段により取得された少なくとも一つの情報を組み合わせた前記パドック、返し馬、投票券発売に関する番組を提供する番組提供手段と
を具備したことを特徴とするレース情報提供装置。 - 請求項1記載のレース情報提供装置において、
前記番組提供手段は、
前記パドックまたは返し馬の状況を撮影した映像より個々の出走馬の映像を切り出して馬別映像を生成する馬別映像生成手段と、
前記馬別映像生成手段により生成された馬別映像を、馬単位の賭け式の文字情報に重畳させて提供する手段と
を具備したことを特徴とするレース情報提供装置。
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