JP2006048571A - レース情報提供装置 - Google Patents

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道彦 加藤
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Abstract

【課題】利用者が間近の競技の投票券を購入する上で、発売締め切り時期までに必要な競技前の情報を映像、音声、文字のうちの一つ以上の情報を組み合わせて利用者にタイミングよく提供する。
【解決手段】このレース情報提供システムは、パドックと返し馬の映像を順次取得する映像取得部42と、パドック、返し馬の出走馬の状態を解説する音声を取得する音声取得部43と、レース毎の投票券の販売開始・終了時間、賭け式の文字情報を取得する文字情報取得部41と、パドック、返し馬発売時期を示すフラグが受信された場合、受信されたフラグに基づいてレース状況管理テーブル51のパドック、返し馬、当回のレース、投票券発売の欄にレースの進み具合のフラグ(ON/OFF、1R,2R…)を設定し、操作手段としての専用テレビシステム5にて所望の番組の取得操作が行われた場合、レース状況管理テーブル51を参照して文字情報、映像、音声等の一つ以上の情報を組み合わせた番組を提供する番組提供手段としての制御部45とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば競馬場、場外馬券売り場等にて、投票券購入希望者等の利用者へレースの情報を提供するレース情報提供装置に関する。
例えば競馬場等の競技場に設置される従来の文字放送システムは、放送信号がアナログなため、オッズや競走成績情報を扱った文字放送番組を利用者へ提供するためには文字放送受信用の専用のテレビジョンを競技場や馬券売り場等に設置する必要があった。またパドックや競技状況を撮影した画像や映像を利用者に提供するためにはテレビ放送を受信するテレビジョンを上記の場所に設置し、さらにパドック解説やレース実況を聴くためにはラジオ放送またはテレビ放送を受信する受信装置を上記の場所に設置する、というように、それぞれ目的に応じた視聴用の装置を設置する必要があった。
さらに、テレビ放送等を利用して例えば競馬のオッズ情報とパドックの映像や解説等の音声情報を複合的に配信する場合、それぞれの情報の内容を人が判定してタイミングを合せて重ねる必要があり、レースの賭け式のように多種にわたるコンテンツの場合、人手による編集作業ではオン・デマンドで情報を提供することはほぼ困難になるという問題がある。
競馬場等の競技場に入場した入場者に対して競技情報を文字や映像で提供する先行技術としては、競技の映像手段による実況情報や文字放送手段などによる競技投票情報などを多数の表示端末装置に送出し、表示端末装置の表示画面の制御信号を送出する制御出力手段を有するセンター装置と、放送通信接続する放送通信回線と、実況情報や競技投票情報を受信し、該制御信号に基づき情報表示画面を表示制御する表示端末装置と、実況情報や競技情報などを表示出力するPDPなどの大型の表示装置とで構成する表示画面制御システムが開示されている(例えば特許文献1参照)。
特許2000−50250号公報
しかしながら、上記先行技術の場合、映像手段による実況情報や競技投票情報などを情報表示画面に表示はするものの、単に競技が行われている模様を配信するにとどまり、入場者の中でも実際に競技に投票する利用者が知りたい情報は、例えば馬券の発売締め切り時期等のように、競技が始まる前の情報であり、上記先行技術では、競技前に競技投票情報が提供されるにとどまり、利用者が実際に得たい情報を提供しているとは言いがたい。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、利用者が間近の競技の投票券を購入する上で、発売締め切り時期までに必要な競技前の情報を映像、音声、文字のうちの一つ以上の情報を組み合わせて利用者にタイミングよく提供することのできるレース情報提供装置を提供することを目的としている。
上記した課題を解決するために、本発明のレース情報提供装置は、本馬場入場の前にレースに出走する出走馬を披露するパドックにて出走馬を撮影した映像と、前記パドックでの披露を終えて本馬場に入場し出走前にウォーミングアップしている返し馬の状況を撮影した映像とを順次取得する映像取得手段と、前記パドック、返し馬の出走馬の状態を解説する音声を取得する音声取得手段と、レース毎の投票券の販売開始・終了時間、賭け式の文字情報を取得する文字情報取得手段と、前記パドック、返し馬における出走馬の披露開始・終了および投票券の販売開始・終了、レースの終了を識別する識別情報を受信する手段と、受信された識別情報に基づいてパドック、返し馬、当回のレース、投票券発売の欄にレースの進み具合の状況を設定するレース状況管理テーブルと、利用者が視聴を希望する番組の取得操作を行う操作手段と、前記操作手段により所望の番組の取得操作が行われた場合、前記レース状況管理テーブルを参照してレースの現在の進み具合の状況を判定し、前記文字情報、映像、音声の各取得手段により取得された少なくとも一つの情報を組み合わせた前記パドック、返し馬、投票券発売に関する番組を提供する番組提供手段と
を具備したことを特徴とする。
上記レース情報提供装置において、番組提供手段は、パドックまたは返し馬の状況を撮影した映像より個々の出走馬の映像を切り出して馬別映像を生成する馬別映像生成手段と、馬別映像生成手段により生成された馬別映像を、馬単位の賭け式の文字情報に重畳させて提供する手段とを備えることで、馬別の映像、音声、文字情報を組み合わせた番組を提供でき、利用者が期待する出走馬だけに的を絞った情報を提供できる。
以上説明したように本発明によれば、利用者が間近の競技の投票券を購入する上で、発売締め切り時期までに必要な競技前の情報を映像、音声、文字のうちの一つ以上の情報を組み合わせて利用者にタイミングよく提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る一つの実施の形態のレース情報提供システムの構成を示す図である。
図1に示すように、このレース情報提供システムは、オッズ情報や競走成績情報等を送出する上位システム1、映像システム2、パドック解説、返し馬解説、レース解説等の音声情報を文字放送システム4へ送出する音声システム3、これらを重畳させて一つの複合情報として出力する文字放送システム4、この文字放送システム4より出力された複合情報を表示する専用テレビシステム5、文字放送システム4とデジタル放送信号用ケーブルおよび専用アンテナ6を介して無線接続された携帯端末7とを有している。
上位システム1は、オッズ情報、お知らせ情報(馬体重、騎手変更など)、競走成績情報、発売状況情報等を保持しており、この保持している情報を文字放送システム4へ電文等の形態で送出する。発売締め切りに関する情報の伝達は、場ごと、レースごとの発売締め切り時刻を予め文字放送システム4に通達し、文字放送システム4では、レースごとに指定された時刻となったら、発売を締め切り、当回情報(次に施行されるレース番号)を更新する。
映像システム2は、パドック画像、返し馬画像、レース画像等を文字放送システム4へ送出する。映像システム2は、文字放送システム4において画像番組とオッズ等の情報番組の整合性を取るための情報として画像送出のON・OFFフラグとパドック当回情報フラグ(1R、2R…)などを文字放送システム4へ送出する。
パドックとは、本馬場入場の前にレースに出走する出走馬を披露する場であり、出走馬を披露すること自体をパドックともいう。
返し馬とは、パドックでの披露を終えて本馬場(コース)に入場した出走馬を出走本番前にウォーミングアップさせることをいう。
音声システム3は、パドック解説、返し馬解説、レース解説等を文字放送システム4へ送出する。音声システム3は、音声番組とオッズ等の情報番組の整合性を取るための情報として、画像送出のON・OFF情報とパドック当回情報フラグを文字放送システム4へ送出する。
専用アンテナ6は、競馬場内に設置され、文字放送システム4より送出された番組情報を携帯端末7へ無線送信するアンテナあるいは中継アンテナである。専用アンテナ6は、自身からある一定の範囲にある携帯型のテレビジョン、携帯電話機などの携帯端末7に情報を送信(配信)するので、携帯端末7を携行する利用者は、番組をその場で視聴することができる。携帯端末7は、専用アンテナ6から送信された番組を視聴する端末である。
文字放送システム4は、上記各システムで作成されて受信されたコンテンツ(映像・音声、文字情報など)を編集し放送番組を生成し、専用テレビシステム5、専用アンテナ6へ送出する。文字放送システム4ではそれぞれのシステムから受信された当回情報を基に、映像、音声、オッズ情報等の整合性(情報の同期、重畳など)をとり、出力する。
文字放送システム4では、オッズ情報等の文字データ、パドック映像、返し馬映像等の映像情報、出走馬や賭け式に対する解説情報等の音声情報に対して、すべてチャンネル番号を割り当てて保持している。
また、映像+文字といった複合系のコンテンツは、映像中の指定エリアに2つの番組を重ね合わせて番組として送出する。
専用テレビシステム5は、競馬場内、場外馬券売り場等に設置された競馬ファンが視聴するためのテレビジョンであり、文字放送システム4により作成された番組を表示画面に表示および音声を出力し、利用者である視聴者および馬券購入者へ提供する。専用テレビシステム5の表示画面には、透明タブレットが設けられており、視聴者および馬券購入者などによる視聴のための各種操作を受け付ける。視聴のための各種操作とは、例えばグラフィックユーザインターフェース(GUI)で表示された番組視聴のためのメニューに対する選択操作や、番組IDの指定操作および入力操作などである。
図2に示すように、映像システム2は、パドックを撮影するカメラ21と、返し馬の様子、つまり発走前のコースを撮影するカメラ22と、各馬の鞍に取り付けられたICタグ25と無線通信するアンテナ26と、ICタグ25よりアンテナ26を通じて馬の識別情報を取得する馬識別情報取得部27と、カメラ21,22から送られてきた映像と、馬識別情報取得部27により取得された馬識別情報とから、映像に映し出されている馬を識別し、馬別のキャプチャー画像を生成する馬別キャプチャー処理部23と、この馬別キャプチャー処理部23により生成された馬別のキャプチャー画像を文字放送システム4へ送信する通信部24とを有している。
図3に示すように、文字放送システム4は、文字情報取得部41、映像情報取得部42、音声情報取得部43、制御部45、記憶部44、TV通信部46、アンテナ制御部47などを有している。
文字情報取得部41は、上位システム1から送信された文字情報を受信し取得する。映像情報取得部42は、映像システム2から送信された映像情報を受信し取得する。音声情報取得部43は、音声システム3から送信された音声情報を受信し取得する。
制御部45は、これら文字情報取得部41、映像情報取得部42、音声情報取得部43により取得された情報を記憶部44に記憶する。
制御部45は、専用テレビシステム5における視聴者の操作に応じて、記憶部44に記憶された文字情報、映像情報、音声情報の中の少なくとも一つからなる番組をTV通信部46を通じて専用テレビシステム5へ出力する。また、制御部45は、携帯端末7におけるWeb画面の操作に応じてアンテナ制御部47および専用アンテナ6を通じて携帯端末7へ出力する。
TV通信部46は、専用テレビシステム5と通信を行うものであり、ユーザ操作に応じた番組の提供要求を受信して、対応する番組(文字情報、映像情報、音声情報の中の少なくとも一つ)を送信する。アンテナ制御部47は、専用アンテナ6を制御して携帯端末7と通信する。
記憶部44には、映像情報記憶部48、音声情報記憶部49、文字情報記憶部50、レース状況管理テーブル51、番組情報記憶部52などが設けられている。
映像情報記憶部48には、映像システム2より取得した映像情報が記憶される。音声情報記憶部49には、音声システム3より取得した音声情報が記憶される。文字情報記憶部50には、上位システム1より取得した文字情報が記憶される。
レース状況管理テーブル51には、パドック当日、返し馬当日、レース当日、発売当日等の欄が設けられており、それぞれに、現在の競技場内状況を特定する情報(ONフラグ,OFFフラグ、現在、取り扱い中のレース番号(現在、1レース目であれば1R))が設定される。フラグは、現在、番組情報が取得された場合、ONフラグがセットされ、番組情報が取得されていない場合、OFFフラグがセットされる。
番組情報記憶部52には、細分化された複数の番組表(図4に示す文字放送番組表(オッズ番組)、図5に示す文字放送番組表(マルチオッズ番組)、図6に示す文字放送番組表(馬指定番組)、図7に示す文字放送番組表(オッズ番組)+パドック映像、図8に示す文字放送番組表(オッズ番組)+返し馬映像、図9に示す文字放送番組表(マルチオッズ番組)+レース映像など)が記憶されている。
例えば図4に示す文字放送番組表(オッズ番組)には、レース場毎に現在投票券(馬券)を販売中のレース(当回)の賭け式毎および人気順毎のオッズを提供するための番組番号が設定されている。賭け式には、単勝・複勝・枠番連勝(単複枠連)、馬番連勝・馬番単勝(馬連馬単)、馬番連勝ワイド(馬連ワイド)、3連複、3連単などがあり、それぞれレース毎に番組番号が設定されている。この例では、例えばレース場Aの当回の単複枠連の番組番号として「A101」等が設定されており、単勝・複勝・枠番連勝の賭け式が画面単位の番組として表示される。
図5に示す文字放送番組表(マルチオッズ番組)には、各レース場で開催されるすべてのレースに対してそれぞれのレースのオッズあるいは競走成績(払い戻し)を提供するための番組番号が設定されている。なお、この文字放送番組表(マルチオッズ番組)では、レース締め切り前は、オッズ番組を表示し、レース確定後は、競走成績(払い戻し)番組を表示するようになる。この例では、例えばレース場Aの1レースのオッズ番組の番組番号として「B101」等が設定されている。
図6に示す文字放送番組表(馬指定番組)には、レース場毎に現在投票券(馬券)を販売中のレース(当回)に出走する馬毎に情報を提供するための番組番号が設定されている。この例では、例えばレース場Aの当回の1番の馬の番組番号として「B501」等が設定されている。
図7に示す文字放送番組表(オッズ番組)+パドック映像には、レース場毎に現在投票券(馬券)を販売中のレース(当回)の賭け式毎および人気順毎のオッズとパドック映像とを同時に提供するための番組番号が設定されている。この例では、例えばレース場Aの当回の単複枠連の番組番号として「C101」等が設定されており、図4に示した文字放送番組表(オッズ番組)とは異なる番組として設定されている。
図8に示す文字放送番組表(オッズ番組)+返し馬映像には、レース場毎に現在投票券(馬券)を販売中のレース(当回)の賭け式毎および人気順毎のオッズと返し馬映像とを同時に提供するための番組番号が設定されている。この例では、例えばレース場Aの当回の単複枠連の番組番号として「D101」等が設定されており、図4、図7に示した番組表とは異なる番組として設定されている。
図9に示す文字放送番組表(マルチオッズ番組)+レース映像には、各レース場で開催されるすべてのレースのオッズとそれぞれのレースの映像と同時に提供するための番組番号が設定されている。この例では、例えばレース場Aの1レースのオッズ番組の番組番号として「E101」等が設定されている。
すなわち、このレース情報提供システムは、本馬場入場の前にレースに出走する出走馬を披露する馬であるパドックにてカメラ21が出走馬を撮影した映像と、パドックでの披露を終えて本馬場(コース)に入場し出走前にウォーミングアップしている返し馬の状況をカメラ22が撮影した映像とを順次取得する映像取得手段としての映像取得部42と、パドック、返し馬の出走馬の状態を解説する音声を取得する音声取得手段としての音声取得部43と、レース毎の投票券の販売開始・終了時間、賭け式の文字情報を取得する文字情報取得手段としての文字情報取得部41と、パドック、返し馬における出走馬の披露開始・終了および投票券の販売開始・終了、レースの終了を識別する識別情報(ON/OFFフラグ、パドック当回情報フラグ1R,2R…、レース当回フラグ1R,2R…、発売当回フラグ1R,2R…など)を受信する手段(文字情報取得部41、映像取得部42、音声取得部43)と、これら取得部により受信された識別情報に基づいてパドック、返し馬、当回のレース、投票券発売の欄にレースの進み具合の状況が設定および更新されるレース状況管理テーブル51と、利用者が視聴を希望する番組の取得要求操作を行う操作手段としての専用テレビシステム5と、この専用テレビシステム5により表示されたGUI画面にて利用者によって所望の番組の取得要求操作が行われた場合、レース状況管理テーブル51を参照してレースの現在の進み具合の状況を判定し、文字情報、映像、音声の各取得手段により取得された少なくとも一つの情報を組み合わせた(重畳させた)パドック、返し馬、投票券発売に関する番組を提供する番組提供手段としての制御部45とを備える。
また、上記レース情報提供システムの映像システム2は、パドックまたは返し馬の状況を撮影した映像より個々の出走馬の映像をキャプチャー、つまり切り出して馬別映像を生成する馬別映像生成手段としての馬別キャプチャー処理部23と、この馬別キャプチャー処理部23により生成された馬別映像を送信する通信部24とを備える。
文字放送システム4は、通信部24より送信された馬別映像を受信する映像情報取得部42と、この映像情報取得部42により受信された馬別映像と、馬単位の賭け式の文字情報、音声情報などを組み合わせて(重畳させて)提供する手段としての制御部45とを備える。文字放送システム4や映像システム2は、番組提供手段である。
続いて、図10乃至図18を参照してこの実施形態のレース情報提供システムの動作を説明する。
このレース情報提供システムでは、上位システム1より文字情報が所定時間間隔で文字放送システム4へ常に配信されている。
上位システム1より配信された文字情報が文字放送システム4の文字情報取得部41により受信されると、文字情報取得部41は、それを制御部45に渡す。制御部45は、文字情報取得部41より受け取った文字情報を文字情報記憶部50に記憶すると共に、文字情報に含まれるレース情報よりレースの状況を判定する。レース情報には、レースそのものが開始された状況だけではなく、レース前後の馬券の発売状況(現在、何レースの馬券を発売中か、レース結果、つまり競走成績(払い戻し金はいくらか等)が含まれている。
受信された文字情報に含まれるレース状況を判定した結果、第1レース(1R)の馬券の発売が開始されると(S101)、制御部45は、レース状況管理テーブル51のパドック当回を1R/OFF、返し馬当回を1R/OFF、レース当回を1R、発売当回を1Rにセットする。なおパドック当回、返し馬当回のOFFは画像が入力されていないという意味である。
その後、1Rのパドックが開始されると、パドックに配置されているカメラ21によりパドックの映像が撮影されて、映像システム2の通信部24より、パドック映像(この中には馬別のパドック画像が含まれている)とパドック映像ONのフラグが文字放送システム4に送信される。
文字放送システム4では、映像システム2からのパドック映像とパドック映像ONのフラグが映像取得部42により受信および取得されると、映像取得部42はそれを制御部45に渡す。制御部45は、受け取ったパドック映像を映像情報記憶部48に記憶すると共に、パドック映像ONのフラグの受信によりパドックが開始されたものと判定し(S102)、レース状況管理テーブル51のパドック当回の欄を1R/ONに変更する(S103)。
この結果、レース状況管理テーブル51の各フラグは、パドック当回が1R/ON、返し馬当回が1R/OFF、レース当回が1R、発売当回が1Rにセットされる。
その後、1Rのパドックが終了すると、パドックに配置されているカメラ21によりパドックの映像の撮影が停止されて、映像システム2の通信部24より、パドック映像OFFのフラグが文字放送システム4に送信される。
文字放送システムでは、映像システム2からのパドック映像OFFのフラグが映像取得部42により受信および取得されると、映像取得部42はそれを制御部45に渡す。制御部45は、受け取ったパドック映像OFFのフラグの受信によりパドックが終了したものと判定し(S104)、レース状況管理テーブル51のパドック当回の欄を2R/OFFに変更する。
続いて、1Rの返し馬が開始されると、コースに配置されているカメラ22により返し馬の映像が撮影されて、映像システム2の通信部24より、返し馬映像(この中には馬別のパドック画像が含まれている)と返し馬映像ONのフラグが文字放送システム4に送信される。
文字放送システム4では、映像システム2からの返し馬映像と返し馬映像ONのフラグが映像取得部42により受信および取得されると、映像取得部42は、それを制御部45に渡す。制御部45は、受け取った返し馬映像を映像情報記憶部48に記憶すると共に、返し馬映像ONのフラグの受信により返し馬が開始されたものと判定し(S105)、レース状況管理テーブル51の返し馬当回の欄を1R/ONに変更する。
この結果、レース状況管理テーブル51の各フラグは、パドック当回が2R/OFF、返し馬当回が1R/ON、レース当回が1R、発売当回が1Rにセットされる(S106)。
そして、1Rの返し馬が終了すると、映像システム2において、カメラ22による撮影が終了し、映像システム2の通信部24から返し馬映像OFFのフラグが送信される。
文字放送システム4では、映像システム2からの返し馬映像OFFのフラグが映像取得部42により受信および取得されると、映像取得部42は、それを制御部45に渡す。制御部45は、受け取った返し馬映像OFFのフラグの受信により返し馬が終了したものと判定し(S107)、レース状況管理テーブル51の返し馬当回の欄を2R/OFFに変更(更新)する。
この結果、レース状況管理テーブル51の各フラグは、パドック当回が2R/OFF、返し馬当回が2R/OFF、レース当回が1R、発売当回が1Rにセットされる(S108)。
文字放送システム4では、制御部45は、時刻を計時しており、予めメモリに記憶されている各レースの終了時刻をチェックしている。そして、1Rの馬券の発売が終了する時刻になると、制御部45は、レース状況管理テーブル51の発売当回の欄のフラグを2Rに更新する。なお、上位システム1から受信される文字情報にも各レースの馬券発売終了などの情報は含まれているので、文字情報の受信をトリガにしてもよい。
この結果、レース状況管理テーブル51の各フラグは、パドック当回が2R/OFF、返し馬当回が2R/OFF、レース当回が1R、発売当回が2Rにセットされる(S110)。
2Rのパドックが開始されると、パドックに配置されているカメラ21によりパドックの映像が撮影されて、映像システム2の通信部24より、パドック映像(この中には馬別のパドック画像が含まれている)とパドック映像ONのフラグが文字放送システム4に送信される。
文字放送システム4では、映像システム2からのパドック映像とパドック映像ONのフラグが映像取得部42により受信および取得されると、映像取得部42はそれを制御部45に渡す。制御部45は、受け取ったパドック映像を映像情報記憶部48に記憶すると共に、パドック映像ONのフラグの受信によりパドックが開始されたものと判定し、レース状況管理テーブル51のパドック当回の欄を2R/ONに変更する。
その後、上位システム1から文字放送システム4に受信された文字情報に1Rのレース確定情報が含まれていた場合、制御部45は、1Rのレース結果が確定したものと判定して、レース状況管理テーブル51のレース当回の欄を2Rに変更する。
この結果、レース状況管理テーブル51の各フラグは、パドック当回が2R/ON、返し馬当回が2R/OFF、レース当回が2R、発売当回が2Rにセットされる(S113)。なお、2Rのパドック開始と、1Rレース確定の情報については、どちらが先に送信されるという決まりは無く、1Rレース確定情報が先に受信されることもある。以下、全レース終了時まで同様の処理を繰り返す。
次に、このレース情報提供システムにおいて、利用者が希望する情報を提供する際の動作について説明する。図11は番組選択時の処理を示すフローチャートである。
例えば馬券購入希望者が、当回レースの情報を得ようとして、レース場の馬券売り場に設置された専用テレビシステム5の場所へ行き、その表示画面にて、所望の操作を行うものとする。
専用テレビシステム5の表示画面には、初期メニューとして、利用者が自身の好みを選択しながら所望の番組を表示させて情報を得るカスタムメニューと、システム側で予め設定している番組を直接指示するダイレクト番組指示メニューとを選択するためのボタンが表示されている。ダイレクト番組指示メニューは、所望の番組番号を利用者が直接入力あるいは選択入力することで、最低限の操作回数で目的の番組を表示させるメニューであり、このダイレクト番組指示メニューのボタンが選択操作された場合(図11のS201のNo)、制御部45は、ダイレクト番組指示メニュー画面として、図3乃至図9の番組表とほぼ同様の内容のGUI画面(番組一覧画面)を表示する。
利用者は、番組一覧画面の中の複数の番組表より所望の番組番号の欄を指で直接触れて選択操作すると、制御部45は、選択された該当番組を記憶部44より読み出してTV通信部46を通じて専用テレビシステム5へ出力するので、該当番組の提供を短時間で受けることができる。このダイレクト操作機能では、馬券の発売終了時刻が押し迫っているときに便利である。
一方、初期メニューでカスタムメニューのボタンが選択操作された場合(S201のYes)、制御部45は、カスタム情報を提供するものと判定し、カスタムメニュー画面をTV通信部46を通じて専用テレビシステム5へ送信し、表示する。
専用テレビシステム5に表示されたカスタムメニュー画面には、「1」〜「12」などのレース番号指定、枠番号指定、馬番号指定などのボタンが設けられており、利用者は、所望のレース番号、枠番号、馬番号などを指で選択指示する。すると、その選択されたボタンの情報が文字放送システム4へ送られて受信される。
文字放送システム4の制御部45は、受信されたボタンの情報からレース番号が当回か否かを判定する(S202)。
このレース番号判定の結果、レース番号が当回であった場合(S202のNo)、制御部45は、レース番号は次回か否かを判定し(S203)、次回であれば(S203のYes)、馬番号の指定の有無を確認する(S204)。
また、レース番号判定の結果、レース番号が当回であった場合(S202のYes)、制御部45は、受信されたボタンの情報として馬番号が指定されているか否かを判定し、馬番号が指定されていた場合(S204のYes)、通常の文字情報だけのオッズ番組を、当該馬番号に関連する情報のみで編集された番組(B501など)に置き換える。
そして、制御部45は、指定された馬番号の馬に関する情報として、映像情報または音声情報が必要か否かを指定する画面を専用テレビシステム5に表示する。表示された画面では、“なし”、“画像”、“音声”のいずれかが選択可能である。複数の選択も可能である。
この画面にて、利用者により映像情報・音声情報の要否が指示入力されると、制御部45は、入力された映像情報・音声情報の要否の指示に基づき画像・音声の要否を判定する。
この判定の結果、映像が選択された場合(S205の映像)、制御部45は、“パドック”、“返し馬”の選択画面を表示し、利用者へ選択を促す。
利用者が、“パドック”、“返し馬”のうちいずれかを選択指示した場合、制御部45は、指示に従って必要な映像情報を判定する(S206)。なお、図中、省略されているが、音声が選択された場合も映像の場合と同様に“パドック”、“返し馬”のうちのどの音声が必要かの判定を行う。
馬に関する必要情報を判定した後、制御部45は、賭け式を選択するための画面(賭け式選択画面)を送信し、専用テレビシステム5に表示する。
表示された賭け式選択画面により、ユーザが所望の賭け式のボタンを選択入力すると、制御部45は、選択入力されたボタンに対応する賭け式を判定する(S207)。
賭け式判定の結果、単勝/複勝/枠連の場合は、単複枠を選択したと判定する。また、馬連/馬単の場合は馬連馬単を選択したと判定する。ワイドの場合は馬連ワイドを選択したと判定する。3連複の場合は3連複を選択したと判定する。3連単の場合は3連単を選択したと判定する。人気順の場合は人気順番組を選択したと判定する。
具体的には、単勝のボタンが選択された場合、オッズ番組を図4に示した「A101」の番組に置き換える(S208)。また、その他の場合、提供対象の文字情報であるオッズ情報を「A102」〜「A106」に変更する(S209)。
次に、図12を参照してこのレース情報提供システムにおける番組編集時の処理について説明する。図12はパドック映像と文字放送番組の複合の場合の番組編集処理を示すフローチャートである。
この場合、文字放送システム4の制御部45は、レース状況管理テーブル51を参照してパドック映像のON/OFFのフラグの状態により、パドック映像が入ってきているか否か、つまりパドック映像の有無を判定する(S301)。
レース状況管理テーブル51にパドック映像のONフラグが設定されていた場合(S301のYes)、制御部45は、パドック映像が入力されているものと判定し、パドック当回と発売当回とが等しいか否かを判定する(S302)。
この判定の結果、パドック当回と発売当回とが等しい場合(S302のYes)、制御部45は、記憶部44のパドック映像に、利用者によって指定された賭け式の当回オッズ番組を重畳した番組(C101〜C106)を生成して(S303)、専用テレビシステム5へ送信し表示する。また、利用者によって馬番号が指定されたいた場合、制御部45は、重ね合わせるオッズ番組を馬指定番組(B501〜B518)に変更する。
また、発売当回とパドック当回が等しくない場合(S302のNo)、制御部45は、前のレースが発売停止になっていないのに次のレースのパドックが開始されている状態なので、パドック映像に次回オッズ番組を重畳させた番組(C201〜C206)を生成して(S304)、専用テレビシステム5へ送信し表示する。
一方、レース状況管理テーブル51にパドック映像のOFFフラグが設定され(S301のNo)、かつ返し馬映像のONフラグが設定されていた場合(S305のYes)、制御部45は、利用者によって指定された賭式の当回オッズ番組を返し馬映像に重畳した番組(C101〜C106)を生成して(S306)、専用テレビシステム5へ送信し表示する。利用者によって馬番号が指定されたいた場合は、重ね合わせるオッズ番組を馬指定番組(B501〜B518)に変更する。
一方、レース状況管理テーブル51に返し馬映像のOFFフラグが設定されていた場合(S305のNo)、適切な映像が無いため、制御部45は、画像を送信させず、当回オッズ番組のみを送信し専用テレビシステム5に表示させる(S307)。
次に、図13を参照してこのレース情報提供システムにおける返し馬映像と文字放送番組との複合番組を生成する処理について説明する。
この場合、文字放送システム4の制御部45は、レース状況管理テーブル51を参照して返し馬映像のON/OFFのフラグの状態により、返し馬映像が入ってきているか否か、つまり返し馬映像の有無を判定する(S401)。
レース状況管理テーブル51の返し馬映像の欄にONフラグが設定されていた場合、制御部45は、利用者によって指定された賭式の当回オッズ番組を返し馬映像に重畳させた番組(C101〜C106)を生成して(S402)、専用テレビシステム5へ送信し表示する。また、利用者によって馬番号が指定されたいた場合は、重ね合わせるオッズ番組を馬指定番組(B501〜B518)に変更する。
また、制御部45は、レース状況管理テーブル51のパドック映像の欄のON/OFFフラグの状態でパドック映像が入力されているか否かを判定する(S403)。
パドック映像の欄にOFFフラグが設定されていた場合(S403のNo)、制御部45は、適切な映像情報が無いため、映像を送信せず、該当オッズ番組のみを文字情報記憶部50より読み出して送信し、専用テレビシステム5に表示する(S404)。
パドック映像の欄にONフラグが設定されていた場合(S403のYes)、制御部45は、レース状況管理テーブル51の発売当回とパドック当回とのフラグが等しいか否かを判定する(S405)。
発売当回とパドック当回とのフラグが等しい場合(S404のYes)、制御部45は、利用者によって指定された賭式の当回オッズ番組をパドック映像に重畳させた番組(C101〜C106)を生成して(S406)、専用テレビシステム5に送信し表示する。なお、利用者によって馬番号が指定されていた場合は、重ね合わせるオッズ番組を馬指定番組(B501〜B518)に変更する。
一方、発売当回とパドック当回とのフラグが等しくない場合(S404のNo)、制御部45は、前のレースが発売停止になっていないのに次のレースのパドックが開始されている状態なので、パドック映像に次回オッズ番組を重ねた番組(C201〜C206)を生成して(S407)、専用テレビシステム5に送信し表示する。
図14に、専用テレビシステム5に、オッズ(単複枠連)+パドック映像という番組番号「C101」の番組61が表示された表示例を示す。
ここで、図15を参照して映像システム2における馬別キャプチャー処理について説明する。
映像システム2では、図15に示すように、パドック開始と共にカメラ21でパドック全体の映像が撮影されて、映像情報が馬別キャプチャー処理部23に入力される。
また、鞍に装着した馬識別情報を記憶したICタグ25よりアンテナ26を通じて馬識別情報が馬識別情報取得部27によって取得されて馬別キャプチャー処理部23に入力される。
馬別キャプチャー処理部23は、馬テーブル52を有している。馬テーブル52には、レース場、レース(当回/次回)、馬番、パドック動画、返し馬動画などの項目が設けられている。馬テーブル52は、パドック動画および返し馬動画をさらに細分化し馬番毎にキャプチャー画像を管理するためのテーブルである。
この馬テーブル52では、例えば全体のパドック動画をZ100という番号で管理し、パドック動画からキャプチャーした個々の馬の馬番毎に、Z201,Z202…という番号で各馬の動画を管理する。
馬別キャプチャー処理部23は、ICタグ25より受信された馬識別情報(識別ID)に基づいて、カメラ21で撮影したパドック全体の映像から、馬単体の画像を切り出し、馬識別情報(識別ID)毎にデータ化、つまり馬別のキャプチャー画像を生成する。
なお、生成するデータとしては、キャプチャー画像の他、動画ファイルでもよい。馬別キャプチャー処理部23は、データ化した馬別のキャプチャー画像あるいは動画ファイル等の映像情報にIDを付与して通信部24を通じて文字放送システム4へ送信する。
文字放送システム4では、映像情報取得部42により、IDが付与された映像情報が取得されると、制御部45へ渡す。
制御部45は、受け取った映像情報に付与されていた識別IDと、文字情報から得たレース情報とのリンク付けを行い、それぞれのコンテンツ(映像情報、文字情報)にチャンネル番号を付与した上でそれぞれを記憶部44に記憶する。なお、上記説明はパドックの場合の例についてのみを説明したが、返し馬の場合も同様である。
上記説明は、専用テレビシステム5での例について説明したが、携帯端末7の場合は、画面に制約があるため、表示可能な情報も制限される。
そこで、携帯端末7の場合は、スクロール方式の画面を携帯端末7へ送り、表示させるようにする。
例えば図16に示すように、レース番号の指定画面81では、「レース番号?」というメッセージの下に、11,12…等のレース番号を配置し、携帯端末7に予め設けられている方向キーで指定枠82を上下に移動させて選択させるようにする。
また、図17に示すように、馬番号指定画面83では、「馬番号?」というメッセージの下に、入力欄84を設け、その入力欄84に、携帯端末7に予め設けられている数字キーで直接入力するようにしても良い。
さらに、図18に示すように、映像・音声の選択画面85では、「映像・音声?」というメッセージの下に、「映像」、「音声」の文字を配置し、携帯端末7に予め設けられている方向キーで指定枠86を上下に移動させて選択させるようにする。
このようにこの実施形態のレース情報提供システムによれば、以下のような効果が得られる。
(1)オッズ情報や競走成績情報といった従来の文字放送コンテンツと、パドックや返し馬などの画像、動画などの映像、解説などの音声情報を複合した番組として利用者に提供することにより、従来は文字放送番組、テレビ、ラジオ等、ばらばらに提供していた情報をまとめてファンが視聴できるようになり、ファンは、従来のシステムと比較して短時間かつ少ない画面で馬券購入に必要な情報を集めることが可能となる。また、発売当回、パドック当回、返し馬当回などのフラグ情報を活用することにより、オッズ番組と画像や音声番組を人手を介さず自動的に組み合わせた番組を提供すすることができる。
(2) “レース番号 → 希望賭式 → 希望画像(または音声)”といったファンになじみのある情報での番組検索手段を用意することで、ファンは、物理的に割り当てられたチャンネルを知らなくても希望する番組を視聴することができる。
(3) このシステムを良く知る利用者の場合、操作を何回も行うのではなく、できるだけ操作回数が少なく、目的の番組を視聴したいという要望もある。そこで、このシステムでは、物理番組に対するダイレクト番組指定メニューを設けたことで、論理番組を直接指定できるようにしたことで、馬券の発売終了時間が間近かに迫った場合でも、所望の情報を視聴できるようになり、ファンがレースの進行状況に応じてチャンネルを切り替える手間をなくすことができる。論理番組の設定がないと、例えば、パドックが終了し、返し馬が始まる際にチャンネルを切り替える必要が出てくるが、論理番組の設定により、パドックが終了し、返し馬が開始されたときに、パドック画像の番組を選択していても、同じチャンネル設定のまま返し馬画像を視聴することができる。さらに、次レースのパドックが開始されたときに、カメラ21からの映像情報と共に送られてくるONフラグを制御部45がチェックして番組の映像をパドック映像に切り替えるので、常に新しい情報を利用者に提供できる。
(4) 馬番指定で、当該馬に関係するオッズを表示することで、ある馬を軸にして馬券を購入するファンに対し1画面乃至は少ない画面で必要な情報を提供することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、映像、音声、文字情報等を一旦記憶部44に記憶してから、異なる情報を重畳し、重畳のさせ方に応じて番組番号を設定し、利用者の要求操作に応じて該当番組を配信(提供)したが、映像、音声などがアナログ信号の場合、パドック、返し馬、馬券発売終了等の開始、終了の切り替えタイミングをトリガにして、各システムより受信される映像、音声を切り替えて重畳して流しても良い。
本発明に係る一つの実施の形態のレース情報提供システムの構成を示す図。 図1のレース情報提供システムの映像システムの構成を示す図。 図1のレース情報提供システムの文字放送システムの構成を示す図。 文字放送番組表(オッズ番組)を示す図。 文字放送番組表(マルチオッズ番組)を示す図。 文字放送番組表(馬指定番組)を示す図。 文字放送番組表(オッズ番組)+パドック映像を示す図。 文字放送番組表(オッズ番組)+返し馬映像を示す図。 文字放送番組表(マルチオッズ番組)+レース映像を示す図。 このレース情報提供システムにおいて、文字放送と映像との同期をとり、一つの番組として提供する動作を示すフローチャート。 このレース情報提供システムにおいて、番組選択時の処理動作を示すフローチャート。 このレース情報提供システムにおいて、番組編集時の処理動作を示すフローチャート。 このレース情報提供システムにおいて、返し馬映像と文字放送との複合番組の場合の番組編集動作を示すフローチャート。 映像システムにおいて馬別キャプチャー処理動作を示す図。 オッズ(単勝枠連)+パドック映像の表示例を示す図。 携帯端末に表示されるレース番号指定画面の一例を示す図。 携帯端末に表示される馬番号指定画面の一例を示す図。 携帯端末に表示される映像・音声選択画面の一例を示す図。
符号の説明
1…上位システム、2…映像システム、3…音声システム、4…文字放送システム、5…専用テレビシステム、6…専用アンテナ、7…携帯端末、21,22…カメラ、23…馬別キャプチャー処理部、24…通信部、25…ICタグ、26…アンテナ、27…馬識別情報取得部、41…文字情報取得部、42…映像取得部、42…映像情報取得部、43…音声情報取得部、44…記憶部、45…制御部、46…通信部、47…アンテナ制御部、48…映像情報記憶部、49…音声情報記憶部、50…文字情報記憶部、51…レース状況管理テーブル、52…馬テーブル、52…番組情報記憶部。

Claims (2)

  1. 本馬場入場の前にレースに出走する出走馬を披露するパドックにて出走馬を撮影した映像と、前記パドックでの披露を終えて本馬場に入場し出走前にウォーミングアップしている返し馬の状況を撮影した映像とを順次取得する映像取得手段と、
    前記パドック、返し馬の出走馬の状態を解説する音声を取得する音声取得手段と、
    レース毎の投票券の販売開始・終了時間、賭け式の文字情報を取得する文字情報取得手段と、
    前記パドック、返し馬における出走馬の披露開始・終了および投票券の販売開始・終了、レースの終了を識別する識別情報を受信する手段と、
    受信された識別情報に基づいてパドック、返し馬、当回のレース、投票券発売の欄にレースの進み具合の状況が設定および更新されるレース状況管理テーブルと、
    利用者が視聴を希望する番組の取得要求操作を行う操作手段と、
    前記操作手段により所望の番組の取得要求操作が行われた場合、前記レース状況管理テーブルを参照してレースの現在の進み具合の状況を判定し、前記文字情報、映像、音声の各取得手段により取得された少なくとも一つの情報を組み合わせた前記パドック、返し馬、投票券発売に関する番組を提供する番組提供手段と
    を具備したことを特徴とするレース情報提供装置。
  2. 請求項1記載のレース情報提供装置において、
    前記番組提供手段は、
    前記パドックまたは返し馬の状況を撮影した映像より個々の出走馬の映像を切り出して馬別映像を生成する馬別映像生成手段と、
    前記馬別映像生成手段により生成された馬別映像を、馬単位の賭け式の文字情報に重畳させて提供する手段と
    を具備したことを特徴とするレース情報提供装置。
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