JP2006047701A - 回転体駆動装置、及びこれを用いる画像形成装置 - Google Patents

回転体駆動装置、及びこれを用いる画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】駆動軸と回転軸との軸芯を精度よく合わせることができ、コスト面、成型技術面に有利な回転体駆動装置及びこれを用いた画像形成装置を提供する。
【解決手段】
装置本体1に感光体回転軸30が回転自在に支持される感光体10と、装置本体1に感光体駆動軸34が回転自在に支持される駆動歯車33と、感光体回転軸30と感光体駆動軸34とを連結するカップリング部38とを備え、感光体10を回転駆動させる回転体駆動装置において、感光体回転軸30の両端部と、感光体駆動軸34の感光体回転軸30に連結されない端部が玉軸受31,32、36を介して支持され、感光体駆動軸34の感光体回転軸30に連結される端部の位置決めが、感光体回転軸30に形成される位置決め穴30aと、感光体駆動軸34に形成される突起部34aとの係合により行われる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、回転体を回転駆動させる回転体駆動装置、及びこれを用いる画像形成装置に関する。
近年、電子写真技術を利用した複写機、FAX、プリンタ等の画像形成装置においては、高画質化、カラー化に伴って、像担持体である感光体と、その周囲のユニットとの間の位置精度がますます厳しく要求されるようになっている。しかし、従来の感光体駆動装置においては、感光体の回転軸と感光体を駆動させる駆動源の感光体駆動軸とが、装置本体に設けられた軸受によってそれぞれ位置決めされ、二つの軸を連結する連結部により回転が伝達される。例えば、図9に示すように、感光体101の感光体回転軸102は、玉軸受103、104に回転自在に支持され、感光体駆動歯車105の感光体駆動軸106は、玉軸受107、108に回転可自在に支持される。そして、二つの軸を連結する連結部109で回転が伝達される構成となっている。ここで、感光体回転軸102の図中左側の端部の玉軸受103は、装置本体の側板100に設けられる。感光体回転軸102の図中左側の玉軸受104と、感光体駆動軸106の図中左側の玉軸受107は、装置本体に組み付けられた箱状のホルダの両側板110に設けられる。感光体駆動軸106の図中右側の玉軸受108は、装置本体に組み付けられた板金部111に設けられる。
これに対し、感光体駆動軸の位置決めを装置本体側のみで行わない感光体駆動装置も提案されている。例えば、特許文献1及び2に記載される感光体駆動装置の感光体駆動軸は、駆動歯車と感光体回転軸に連結する連結部とが一体に構成され、感光体駆動軸が装置本体に設けられた軸受に嵌挿して支持される。そして、連結部に設けられた位置決め穴に感光体回転軸が嵌挿された状態で支持される。つまり、感光体駆動軸は、装置本体に設けられた軸受と感光体回転軸の端部の位置とにより、位置決めされる。
特開平2001−147618号公報 特開平2003−186337号公報
しかし、図9に示す従来の感光体駆動装置では、装置本体又は装置本体に組み付けられたホルダや板金部に設けられた4つの玉軸受を理想位置に位置決めしないと感光体回転軸と感光体駆動軸との軸芯のずれが生じてしまう。二つの軸の軸芯がずれると、連結部でかみ合いが悪くなり、感光体駆動軸の角速度の変動が連結部で増大して感光体回転軸に伝わり、色ずれなどの異常画像が発生する要因となってしまう。それぞれの軸受を理想位置に位置決めする方法も考えられるが、そのためには、装置本体の成型にかかるコストが非常に高くなり、寸法公差の積み上げを考えると技術的にも難しい。感光体回転軸と感光体駆動軸とが一体に構成された貫通軸を用いることも考えられるが、この方法では、感光体又は感光体を備えるプロセスカートリッジの交換が難しくなる。
また、特許文献1及び2に記載される感光体駆動装置では、感光体駆動軸の位置決めを装置本体側と感光体側の2箇所で行っており、装置本体側のみで行う場合に比べ、感光体駆動軸と感光体回転軸の軸芯が一致しやすい。しかし、連結部に位置決め穴が形成される構成となっており、後述する本発明の構成とは異なる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、駆動軸と回転軸との軸芯を精度よく合わせることができ、コスト面、成型技術面でも有利な回転体駆動装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、装置本体又は装置本体に組み付けられた部材に回転軸が回転自在に支持される回転体と、装置本体又は装置本体に組み付けられた部材に駆動軸が回転自在に支持される駆動源と、該回転軸と該駆動軸とを連結する連結部とを備え、該回転体を回転駆動させる回転体駆動装置において、上記回転軸の両端部と上記駆動軸の該回転軸に連結されない端部が軸受を介して支持され、該駆動軸の該回転軸に連結される端部の位置決めが、該回転軸に形成される位置決め穴と該駆動軸に形成される突起部との係合により行われることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、装置本体又は装置本体に組み付けられた部材に回転軸が回転自在に支持される回転体と、装置本体又は装置本体に組み付けられた部材に駆動軸が回転自在に支持される駆動源と、該回転軸と該駆動軸とを連結する連結部とを備え、該回転体を回転駆動させる回転体駆動装置において、上記回転軸の両端部と上記駆動軸の該回転軸に連結されない端部が軸受を介して支持され、該駆動軸の該回転軸に連結される端部の位置決めが、該回転軸に形成される突起部と該駆動軸に形成される位置決め穴との係合により行われることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の回転体駆動装置において、上記回転体は脱着可能に構成され、上記駆動源は上記駆動軸の該回転軸に連結される端部を下支え可能な下支え部材を備えることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項3の回転体駆動装置において、上記下支え部材は、上記駆動軸との間に所定のガタをもつすべり軸受により構成されることを特徴とするものである。
請求項5の発明は、像担持体に形成されたトナー像を転写体に転写する画像形成装置において、上記像担持体の駆動装置として請求項1、2、3又は4の回転体駆動装置を用いることを特徴とするものである。
請求項6の発明は、像担持体に形成されたトナー像を中間転写ベルトを介して転写体に転写する画像形成装置において、上記中間転写ベルトを回転駆動させる駆動ローラの駆動装置として、請求項1、2、3又は4の回転体駆動装置を用いることを特徴とするものである。
この回転体駆動装置によれば、駆動軸の一方の端部の位置決めは軸受によって行われるが、駆動軸のもう一方の端部の位置決めは、回転軸に形成される位置決め穴と駆動軸に形成される突起との係合により行われる。又は駆動軸のもう一方の端部の位置位置決めは、回転軸に形成される突起と駆動軸に形成される位置決め穴の係合により行われる。つまり、回転軸と駆動軸の位置は、装置本体に取り付けられる3つの軸受の位置によって決まる。そのため、回転軸と駆動軸との位置決めを装置本体又は装置本体に組み付けられた4つの軸受で位置決めを行う従来に比べ、軸受位置の公差寸法の積み上げが少なくてすみ、回転軸と駆動軸との軸芯を精度よく合わせることができる。その結果、軸芯のずれにより駆動軸の角速度変動が連結部で増大して回転軸に伝わることを低減することができる。また、従来に比べ、軸受の位置決め寸法に余裕が生まれ、コスト面、成型技術面でも有利となる。
本発明によれば、駆動軸と回転軸との軸芯を精度よく合わせることができ、コスト面、成型技術面でも有利な回転体駆動装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することができるという優れた効果がある。
以下、本発明を画像形成装置であるフルカラープリンタ(以下、プリンタという)に適用した場合の実施形態について説明する。図1は、このプリンタの概略構成を示す構成図である。このプリンタは、図1に示すように、像形成手段としての各構成部材を収納する位置固定された装置本体1と、転写紙Pを収納する引き出し可能な給紙カセット2とを備えている。装置本体1の中央部には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、黒(K)の各色のトナー像を形成するための画像ステーション3Y、3C、3M、3Kを備えている。以下、各符号の添字Y、C、M、Kは、それぞれイエロー、シアン、マゼンダ、黒用の部材であることを示す。
画像ステーション3Y、3C、3M、3Kは、ドラム状の感光体10Y、10C、10M、10K、感光体10を帯電する帯電装置11Y、11C、11M、11K、感光体10に形成された潜像を現像する現像装置12Y、12C、12M、12K、感光体10上の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置13Y、13C、13M、13Kを備える。各画像ステーション3の下方には、感光体10Y、10C、10M、10Kにレーザ光を照射可能な露光手段としての光学ユニット4を備えている。各画像ステーション3の上方には、各画像ステーション3により形成されたトナー画像が転写される中間転写ベルト20を備えた中間転写ユニット5を備えている。また、中間転写ベルト20に転写されたトナー画像を転写紙Pに定着する定着ユニット6を備えている。また、装置本体1の上部には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)の各色のトナーを収容するトナーボトル7Y、7C、7M、7Kが装填されている。このトナーボトル7Y、7C、7M、7Kは、装置本体1の上部に形成される排紙トレイ8を開くことにより、装置本体1から脱着可能に構成されている。
上記中間転写ユニット5の中間転写ベルト20は、中間転写ベルト20に接触しながら駆動する駆動ローラ21、中間転写ベルト20に所定の張力を付与するテンションローラ22、及び従動ローラ23に掛け回され、所定タイミングで図中反時計回り方向に回転駆動される。また、中間転写ユニット5は、感光体10Y、10C、10M、10Kに形成されたトナー像を中間転写ベルト20に転写する一次転写ローラ24Y、24C、24M、24Kを備えている。中間転写ユニット5は、中間転写ベルト20上に転写されたトナー像を転写紙Pに転写する二次転写ローラ25、転写紙P上に転写されなかった中間転写ベルト6上の転写残トナーをクリーニングするベルトクリーニング装置26を備えている。

次に、上記構成のプリンタにおいて、カラー画像を得る行程について説明する。まず、画像ステーション3Y、3C、3M、3Kにおいて、感光体10Y、10C、10M、10Kが帯電装置11Y、11C、11M、11Kによって一様に帯電される。その後、光学ユニット4により、画像情報に基づきレーザ光が走査露光されて感光体10Y、10C、10M、10K表面に潜像が形成される。感光体10Y、10C、10M、10K上の潜像は、現像装置12の現像ローラに担持された各色のトナーによって現像されてトナー像として可視像化される。感光体10Y、10C、10M、10K上のトナー像は、各一次転写ローラ24Y、24C、24M、24Kの作用によって反時計回りに回転駆動される中間転写ベルト20上に順次重ねて転写される。このときの各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト20上の同じ位置に重ねて転写されるように、中間転写ベルト20の移動方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。一次転写終了後の感光体10Y、10C、10M、10Kは、クリーニング装置13Y、13C、13M、13Kによってその表面がクリーニングされ、次の画像形成に備えられる。
一方、上記給紙カセット2内の転写紙Pは、給紙カセット2の近傍に配設された給紙ローラ27によって、装置本体1内に搬送され、レジストローラ対28によって所定のタイミングで2次転写部に搬送される。そして、二次転写部において、中間転写ベルト20上に形成されたトナー画像が転写紙Pに転写される。トナー画像が転写された転写紙Pは、定着ユニット6を通過することで画像定着が行われ、排出ローラ29によって排紙トレイ8に排出される。感光体10と同様に、中間転写ベルト20上に残った転写残のトナーは、中間転写ベルト20に接触するベルトクリーニング装置26によってクリーニングされる。トナーボトル7Y、7C、7M、7Kに充填されているトナーは、必要性に応じて図示しない搬送経路によって各画像ステーション3Y、3C、3M、3Kの現像装置12に所定量補給される。
次に、上記感光体10を回転駆動する感光体駆動装置について説明する。図2は上記プリンタの感光体を回転駆動する感光体駆動装置の概略構成を説明する平面図である。図3は、上記感光体駆動装置の概略構成を説明する別の平面図である。図2及び図3に示すように、回転体駆動装置である感光体駆動装置において、感光体10は、感光体回転軸30が第1玉軸受31と第2玉軸受32によって回転自在に支持される。また、装置本体1に設けられた図示しない別の駆動源に連結される駆動源としての感光体駆動歯車33は、感光体駆動軸34が下支え部材としての第3すべり軸受35と第4玉軸受36によって回転自在に支持される。第1玉軸受は、装置本体1の側板1aに設けられている。第2玉軸受32と第3すべり軸受35は、装置本体1の側板1bに組み付けられたホルダ37の両側板に設けられている。第4玉軸受36は、装置本体1に組み付けられた板金部1cの側板に設けられている。下支え部材としての第3すべり軸受35は、潤滑油等の薄膜を介して感光体駆動軸34を支持し、感光体駆動軸34に対して所定のガタをもって形成されている。感光体10又は感光体10を含むプロセスカートリッジの交換の際、感光体10が装着されていない状態では感光体駆動軸34の位置が定まらないが、第3すべり軸受35によりある程度の位置精度が確保される。
そして、上記感光体回転軸30と上記感光体駆動軸34とは、連結部としてのカップリング部38により連結されて回転が伝達される。例えば、カップリング部38は、感光体駆動軸34の端部の周囲に取り付けられ十字状の凸部が形成される駆動カップリングと、感光体回転軸30の端部の周囲に取り付けられ十字状の凹部が形成される従動カップリングとから構成される。駆動カップリングの凸部が従動カップリングの凹部に嵌合することにより、感光体駆動軸34の回転が感光体回転軸30に伝達される。なお、第3すべり軸受35とカップリング部38との間には、バネ部材39が設けられている。感光体10を装着する際、カップリング部38の駆動カップリングと従動カップリングとの両者がかみ合わない場合でも、バネ部材39が逃げとなり、感光体駆動歯車33の駆動開始時にバネ部材39の軸方向への付勢力によって両者がかみ合う構成となっている。
上記構成において、感光体駆動軸34の一方の端部は、第4玉軸受36によって位置決めされるが、感光体10側のもう一方の端部は第3すべり軸受35によって位置決めされない。そこで、感光体駆動軸34の感光体回転軸30に連結される端部の位置決めは、次のように行う。図4は、感光体回転軸と感光体駆動軸との構成を示す斜視図である。図4に示すように、感光体回転軸30の感光体駆動歯車33側の端部には、回転中心に位置決め穴30aが形成され、周面に切り欠き部30bが形成される。感光体駆動軸34の感光体10側の端部には、回転中心に突起部34aが形成され、周面に取り付け穴34bが形成される。この感光体回転軸30の位置決め穴30aと感光体駆動軸34の突起部34aとが係合することによって、感光体駆動軸34の感光体10側の端部の位置決めが行われる。これにより、感光体回転軸30と感光体駆動軸34との軸芯は、第1玉軸受31、第2玉軸受32、第4玉軸受36により決まる。そのため、感光体回転軸30と感光体駆動軸34との位置決めを装置本体に設けられた4つの玉軸受で位置決めを行う従来に比べ、軸受位置の公差寸法の積み上げが少なくてすみ、感光体回転軸30と感光体駆動軸34との軸芯を精度よく合わせることができる。その結果、軸芯のずれによって感光体駆動軸34の角速度変動がカップリング部38で増大して感光体回転軸30に伝わることを低減することができる。つまり、感光体10での各色の作像位置がずれる色ずれの発生を抑制することが可能となる。また、従来に比べ、第1玉軸受31、第2玉軸受32、第4玉軸受36の位置決め寸法に余裕が生まれ、コスト面、成型技術面でも有利となる。なお、切り欠き部30bは、カップリング部38の従動カップリングを係合させるために形成される。取り付け穴34bは、カップリング部38の従動カップリング部をピンを用いて取り付けるために形成される。
次に、感光体駆動軸の角速度の変動が感光体回転軸に与える影響を実験結果に基づいて説明する。角速度の積分値は色ずれに大きく寄与する。図5は、感光体駆動軸と感光体回転軸との軸芯が略一致している場合の実験結果であり、(a)は感光体駆動軸の角速度の積分値、(b)は感光体回転軸の角速度の積分値である。図6は、感光体駆動軸と感光体回転軸との軸芯が略一致していない場合の実験結果であり、(a)は感光体駆動軸の角速度の積分値、(b)は感光体回転軸の角速度の積分値である。図5(a)(b)に示すように、感光体駆動軸30と感光体回転軸34との軸芯が略一致している場合には、感光体駆動軸34に角速度の変動があった場合でも、この角速度の変動が感光体回転軸30に伝わることがない。その結果、色ずれの発生を抑制することができる。一方、図6(a)(b)に示すように、感光体駆動軸34と感光体回転軸30との軸芯が一致していない場合には、感光体駆動軸34の角速度の変動がカップリング部38で増大して感光体回転軸30に伝わる。その結果、色ずれが発生しやすくなる。
なお、上記実施形態では、図4に示すように、感光体回転軸30に位置決め穴30aを形成し、感光体駆動軸34に突起部34aを形成したが、感光体回転軸30に突起部を形成し、感光体駆動軸34に位置決め穴を形成してもよい。この場合においても、上述したように感光体回転軸30の突起部と感光体駆動軸34の位置決め穴とが係合することによって、感光体駆動軸34の位置決めが行われ、感光体回転軸30と感光体駆動軸34との軸芯を精度よく合わせることができる。
次に、別の実施形態について説明する。上記実施形態においては、回転体駆動装置として、感光体駆動装置に適用した場合について説明したが、感光体10に作像されたトナー像が転写される中間転写ベルト20を回転駆動させる駆動ローラ21の駆動装置に適用してもよい。図7は、駆動ローラを回転駆動させる駆動ローラ駆動装置の概略構成を説明する構成図である。図7に示すように、回転体駆動装置である駆動ローラ駆動装置において、駆動ローラ21は、ローラ回転軸40が第1玉軸受41と第2玉軸受42によって回転自在に支持される。また、装置本体1に設けられた図示しない駆動源に連結される駆動源としての感光体駆動歯車43は、感光体駆動軸44が下支え部材としての第3すべり軸受45と第4玉軸受46によって回転自在に支持される。第1玉軸受は、装置本体1の側板1aに設けられている。第2玉軸受42と第3すべり軸受45は、装置本体1の側板1bに組み付けられたホルダ47の両側板に設けられている。第4玉軸受46は、装置本体1に組み付けられた板金部1dの側板に設けられている。第3すべり軸受45は、潤滑油等の薄膜を介して感光体駆動軸44を支持し、感光体駆動軸44に対して所定のガタをもって形成されている。駆動ローラ21を含むプロセスカートリッジの交換の際、駆動ローラ21が装着されていない状態ではローラ駆動軸44の位置が定まらないが、第3すべり軸受45によりある程度の位置精度が確保される。
上記ローラ回転軸40と上記ローラ駆動軸44とは、連結部としてのカップリング部48により連結されて回転が伝達される。例えば、カップリング部48は、ローラ駆動軸44の端部の周囲に取り付けられ十字状の凸部が形成される駆動カップリングと、ローラ回転軸40の端部の周囲に取り付けられ十字状の凹部が形成される従動カップリングとから構成される。駆動カップリングの凸部が従動カップリングの凹部に嵌合することにより、ローラ駆動軸44の回転がローラ回転軸40に伝達される。なお、第3すべり軸受45とカップリング部48との間には、バネ部材49が設けられている。駆動ローラ21を装着する際、カップリング部48の駆動カップリングと従動カップリングとの両者がかみ合わない場合でも、バネ部材49が逃げとなり、ローラ駆動歯車43の駆動開始時にバネ部材49の軸方向への付勢力によって両者がかみ合う構成となっている。
上記構成において、ローラ駆動軸44の一方の端部は、第4玉軸受46によって位置決めされるが、駆動ローラ21側のもう一方の端部は第3すべり軸受45によって位置決めされない。そこで、ローラ駆動軸44のローラ回転軸40に連結される端部の位置決めは、次のように行う。図4は、ローラ回転軸とローラ駆動軸との構成を示す斜視図である。図4に示すように、ローラ回転軸40のローラ駆動歯車43側の端部には、回転中心に位置決め穴40aが形成され、周面に切り欠き部40bが形成される。ローラ駆動軸44の駆動ローラ21側の端部には、回転中心に突起部44aが形成され、周面に取り付け穴44bが形成される。このローラ回転軸40の位置決め穴40aとローラ駆動軸44の突起部44aとが係合することによって、ローラ駆動軸44の駆動ローラ21側の端部の位置決めが行われる。これにより、ローラ回転軸40とローラ駆動軸44との軸芯は、第1玉軸受41、第2玉軸受42、第4玉軸受46により決まる。そのため、ローラ回転軸40とローラ駆動軸44との位置決めを装置本体に設けられた4つの玉軸受で位置決めを行う従来に比べ、軸受位置の公差寸法の積み上げが少なくてすみ、ローラ回転軸40とローラ駆動軸44との軸芯を精度よく合わせることができる。その結果、軸芯のずれによってローラ駆動軸44の角速度変動がカップリング部48で増大してローラ回転軸40に伝わることを低減することができる。つまり、中間転写ベルト20での各色の作像位置がずれる色ずれの発生を抑制することが可能となる。また、従来に比べ、第1玉軸受41、第2玉軸受42、第4玉軸受46の位置決め寸法に余裕が生まれ、コスト面、成型技術面でも有利となる。なお、切り欠き部40bは、カップリング部48の従動カップリングを係合させるために形成される。取り付け穴44bは、カップリング部38の従動カップリング部をピンを用いて取り付けるために形成される。
なお、上述したように、ローラ回転軸40に突起部を形成し、ローラ駆動軸44に位置決め穴を形成してもよい。この場合においても、上述したようにローラ回転軸40の突起部とローラ駆動軸44の位置決め穴とが係合することによって、ローラ駆動軸44の位置決めが行われ、ローラ回転軸40とローラ駆動軸44との軸芯を精度よく合わせることができる。
また、上記実施形態においては、下支え部材としてすべり軸受35、45を用いたが、特にこれに限定されるものではない。下支え部材は、感光体10や駆動ローラ21が装着されていない状態で、感光体駆動軸34やローラ駆動軸44の端部が重力により落下しないように下支え可能な形態であればよい。
以上、本実施形態に係る回転体駆動装置である感光体駆動装置によれば、回転体である感光体10の感光体回転軸30と、駆動源である感光体駆動歯車33の感光体駆動軸34との軸芯が一致している。そのため、感光体10での作像位置がずれる色ずれの発生を抑制することが可能である。
また、本実施形態に係る回転体駆動装置である中間転写ベルト20の駆動ローラ駆動装置によれば、回転体である駆動ローラ21のローラ回転軸40と、駆動源であるローラ駆動歯車43のローラ駆動軸44との軸芯が一致している。そのため、中間転写ベルト20での転写位置がずれる色ずれの発生を抑制することができる。
また、本実施形態に係る回転体駆動装置によれば、下支え部材としてすべり軸受35、45を用いている。すべり軸受は、玉軸受に比べコスト面で有利であり、特にローラ径が特殊な場合には玉軸受に比べ大きく低コスト化を図ることが可能となる。また、外形に関しても、すべり軸受けは金型で作ることができるので、レイアウト的に自由度の高い形状を作ることが可能である。
本実施形態に係るプリンタの概略構成を示す構成図。 同プリンタの感光体を回転駆動する感光体駆動装置の概略構成を説明する平面図。 同感光体駆動装置の概略構成を説明する別の構成図。 同感光体駆動装置の感光体回転軸と感光体駆動軸との構成を示す斜視図。 感光体駆動軸と感光体回転軸との軸芯が略一致している場合の実験結果であり、(a)は感光体駆動軸の角速度の積分値、(b)は感光体回転軸の角速度の積分値。 感光体駆動軸と感光体回転軸との軸芯が略一致していない場合の実験結果であり、(a)は感光体駆動軸の角速度の積分値、(b)は感光体回転軸の角速度の積分値。 同プリンタの中間転写ベルトを回転駆動させる駆動ローラの駆動ローラ駆動装置の概略構成を説明する構成図。 同駆動ローラ駆動装置のローラ回転軸とローラ駆動軸との構成を示す斜視図。 従来の感光体駆動装置の構成を示す構成図。
符号の説明
1 装置本体
10 感光体
20 中間転写ベルト
21 駆動ローラ
30 感光体回転軸
31 第1玉軸受
32 第2玉軸受
33 感光体駆動歯車
34 感光体駆動軸
35 第3すべり軸受
36 第4玉軸受
37 ホルダ
38 カップリング部
39 バネ部材
40 ローラ回転軸
41 第1玉軸受
42 第2玉軸受
43 感光体駆動歯車
44 ローラ駆動軸
45 第3すべり軸受
46 第4玉軸受
47 ホルダ
48 カップリング部
49 バネ部材

Claims (6)

  1. 装置本体又は装置本体に組み付けられた部材に回転軸が回転自在に支持される回転体と、装置本体又は装置本体に組み付けられた部材に駆動軸が回転自在に支持される駆動源と、該回転軸と該駆動軸とを連結する連結部とを備え、該回転体を回転駆動させる回転体駆動装置において、
    上記回転軸の両端部と上記駆動軸の該回転軸に連結されない端部が軸受を介して支持され、
    該駆動軸の該回転軸に連結される端部の位置決めが、該回転軸に形成される位置決め穴と該駆動軸に形成される突起部との係合により行われることを特徴とする回転体駆動装置。
  2. 装置本体又は装置本体に組み付けられた部材に回転軸が回転自在に支持される回転体と、装置本体又は装置本体に組み付けられた部材に駆動軸が回転自在に支持される駆動源と、該回転軸と該駆動軸とを連結する連結部とを備え、該回転体を回転駆動させる回転体駆動装置において、
    上記回転軸の両端部と上記駆動軸の該回転軸に連結されない端部が軸受を介して支持され、
    該駆動軸の該回転軸に連結される端部の位置決めが、該回転軸に形成される突起部と該駆動軸に形成される位置決め穴との係合により行われることを特徴とする回転体駆動装置。
  3. 請求項1又は2の回転体駆動装置において、
    上記回転体は脱着可能に構成され、上記駆動源は上記駆動軸の該回転軸に連結される端部を下支え可能な下支え部材を備えることを特徴とする回転体駆動装置。
  4. 請求項3の回転体駆動装置において、
    上記下支え部材は、上記駆動軸との間に所定のガタをもつすべり軸受により構成されることを特徴とする回転体駆動装置。
  5. 像担持体に形成されたトナー像を転写体に転写する画像形成装置において、
    上記像担持体の駆動装置として請求項1、2、3又は4の回転体駆動装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
  6. 像担持体に形成されたトナー像を中間転写ベルトを介して転写体に転写する画像形成装置において、
    上記中間転写ベルトを回転駆動させる駆動ローラの駆動装置として、請求項1、2、3又は4の回転体駆動装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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